ディオ「見滝原市?」 (13)
ディオ「このディオが生まれた時代にこんな町はなかった…」
ディオ「いや、そんなことを言っている場合ではない!」
ディオ「私はあの晩ヤケ酒をしてダメ男に血を吸われて…そこからの記憶がない!」
ディオ「そしてッ!気が付いたらこの町にいたッ!右手に握っているのは石仮面!」
ディオ「むむ…ますますワケがわからん…」
ほむら「道の真ん中で座り込んで悩んでる人がいるわ」
カツカツ
ディオ「ム!?足音?」クルッ
ほむら「そんなに険しい顔しないでよ…私は暁美ほむら。あなたは?」
ほむら「(完全にイレギュラーな存在…友好関係をとっといて損はなさそうね)」
ディオ「私の名前はディオ・ブラン…いや、ディオ・ジョースターだ」
ディオ「(この女の言語は何だ?イギリス語ではないが聞き取れるし理解もできる…何なんだこの場所は?)」
ほむら「? とりあえず今日は早く帰りなさい」
ほむら「あなたみたいな屈強な人でも魔女には敵わないわ」
ディオ「待てッ!魔女とはなんだ!そしてここは何処なんだ!」
スッ
ディオ「ム…消えた…?」
ディオ「朝日が昇りはじめてきたな…」
ディオ「眠気が…酔いも回ってきて………」
ディオ「」ZZZ…
朝
さやか「まどかは私のヨメになるのだー!」
まどか「もうっ!さやかちゃんたらぁ\\\」
仁美「あらあらうふふ」
仁美「あら、あそこに殿方が倒れてらしてよ」
まどか「声かけてみよっか」
さやか「やめとけってー!朝から道のど真ん中で寝てる奴なんてろくな人いないよー?」
まどか「ちょっとお兄さん?」ユサユサ
ディオ「ジョジョぉ…苦痛は与えん…」ムニャムニャ
さやか「ほら変なこと言ってるよー仰向けだしー」
仁美「起きましたわ!」
ディオ「? 誰だキサマら!夕べの女の仲間か?」
さやか「(酒くさっ!)夕べの女?」
まどか「ああ、ほむらちゃんのことね」
まどか「ほむらちゃんってさ、『魔法少女』らしいんだよー」
ディオ「魔法少女?ほむらとやらがそれなのか?」
まどか「うん! ほむらちゃんはねー夜な夜なコスプレして見滝原の平和を守ってるんだよー!」
さやか「えー転校生て大人しめかと思ったらまあまあやばい人なのかなー」
まどか「そーなんだよねー保健室に連れってた時も『自分のことを大切に』みたいなこと言ってたもん」
さやか「不思議ちゃんなのかなー」
まどか「とりあえずお兄さんは早く家に帰った方がいいよ」
ディオ「待てッ!私はここがどこか分からないんだぞ!これからどうすればいいと言うのだ!?」
まどか「じゃあ学校のどっかで待っといてよー」
ディオ「…」
昼
ディオ「にしてもこのディオに校庭で待てとは…あと何時間待たねばならんのだ…イギリスに帰りたい…」
モワワワーン
ディオ「ん?なんだこのふわふわした空間は?ヒマなのでこの穴を覗くのは悪いことであろうかッ!?」
ディオ「む!?引きずりこまれるぅぅ!?」
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