ディオ「吸血鬼やめたい」(84)

ワンチェン「き、急に何を言い出すんですかディオ様ッ!?」

ディオ「だってさー昼間外出れないとか最悪じゃん」

ディオ「夜しか行動出来なくて何が『真の帝王』だよッ!」

ワンチェン「そ、それは……ッ」

ディオ「俺だってさ、ジャンフェスとか行きたいよッ!」

ディオ「いいじゃん!行きたいんだもん」

ディオ「でも行けないよ!俺の時間にはもう終わってるよッ!」

ディオ「あ~あ!こんなことなら石仮面なんて被るんじゃなかったッ!」

ワンチェン「デ、ディオ様……」

ディオ「あ!そうだ!」

ワンチェン「ど、どうなされたんですか?」

ディオ「荒木先生に頼みに行くんだよ!吸血鬼やめさせてくださいって!」

ワンチェン「さすがにそれは無理じゃあ……」

ディオ「無理じゃあないッ!無理だと思うから出来ないのだッ!出来ると思えば必ず出来るッ!」

ワンチェン「かっこいいこと言っても無理ですよ!」

ディオ「では、早速行ってきまーす」

ワンチェン「ちょ、ちょっと待ってくださいよッ!」

ディオ「何だよもぉ~」

ワンチェン「デ、ディオ様ならきっと太陽を克服することなんて容易いことです」

ワンチェン「だから作者に会いにいく必要なんてありませんよッ!」

ディオ「ほ……ほんとに…おれに『太陽』…を…克服することが出来るのか?」

ワンチェン「は、はい。ディオ様なら必ず成し遂げるはずです!ですから…」

ディオ「だが断る」

ワンチェン「おい」

ディオ「なんだよ!?たかがゾンビの東洋人がこの『ディオ・ブランドー』に意見するのかねッ!」

ワンチェン「えぇ~……」

ワムウ「お前ほんとにうっさいわァ~」

ディオ「ほんとだよ全く」

ワンチェン「!?」

ディオ「さぁ行こう!」

ワンチェン「ちょ、まっ…」

ディオ「なんだよォ~お前はァ~」

ワンチェン「す、すいません…今のは……誰…ですか?」

ディオ「は?何言ってんの?馬鹿なの?死ぬの?」

ワンチェン「いえ死にませんが……何でもないです、ハイ」

ー荒木宅ー

ディオ「……と言うワケで」

ディオ「吸血鬼やめさせて下さい!」

荒木「ちょっと待って」

ディオ「なんですか?」

荒木「いや、急にそんなこと言われても……」

ディオ「お願いします!ジャンフェスとか行きたいんです!」

荒木「いや、でも……」

ディオ「お願いします!」

荒木「もう描いちゃってるし…今8部だし…」

荒木「今更昔の絵柄では描けないよ…」

ディオ「そこをなんとかお願いしますッ!」

~時は数分前に巻き戻る~

ジョナサン「……なあ、スピードワゴン」

スピードワゴン「なんですかい、ジョースターさん」

ジョナサン「漫画で主人公が死ぬのはどう思う?」

スピードワゴン「それは漫画にもよるが…いいんじゃないですかね」

ジョナサン「僕は許さない」

ジョナサン「作中で主人公が死ぬのは外道だ」

ジョナサン「エリナと結婚し、子供も出来て幸せに暮らそうとしたその矢先に僕は船で死んだ」

スピードワゴン「確かにそうですが…あのシーンで感動して泣いた人多いはずです」

ジョナサン「一番泣きたいのは僕だよッ!」

ジョナサン「おかしいだろ!ジョセフはあんなに年とるまで長生きして、ずるいでしょ!」

ジョナサン「よぉし…こうなったら……」

SPW「ジ、ジョースターさん、一体何を…?」

ジョナサン「作者に会いに行く」

SPW「作者って、荒木先生に!?」

ジョナサン「そうだッ!ついてこい、SPW!」

ジョナサン「作者に描き直してもらうんだ」

SPW「ちょっと待ってくださいよジョースターさん!」

ジョナサン「何だよハゲ」

SPW「ヒドッ!…じゃなくて」

SPW「わざわざそんなことしなくても…」

ジョナサン「じゃあいいや、独りで行きますよ」

ジョナサン「どーせアレなんでしょ?あーあ!あぁーあ!うわぁぁぁ!」

SPW「いや、ちょ…」

ジョナサン「行きますよはいはいさっさと行きますよどーせ僕は孤独なんだ!子供のときから孤独だよ!」

SPW「わ、わかりましたよ、一緒に行きますよ…」

ジョナサン「よくぞ言った!だけど来なくていいよ」

SPW「はい?」

SPW「ど、どうして?あんなについてこいって言ってたのに」

ジョナサン「ただからかってただけだよ」

SPW「は、はぁ…」

ジョナサン「じゃあ行ってくるよ」ガチャ

バダム

SPW「……」

~荒木宅~

ジョナサン「こんにちは、先生」

ディオ「本当にお願いしますよ!なんでもしますから!」

荒木「い、いやそんなこと言われても…土下座やめてよ!」

ジョナサン「こんにちは~」

荒木「あ、ジョジョ…」

ディオ「!?」

ディオ「来ていたのか…ジョジョ」

ジョナサン「おう」

ディオ「……」

ジョナサン「荒木先生、先生に頼みがあるんです」

荒木「な、何?(今度はなんだ…?)」

ジョナサン「僕が死なないように漫画を描き直してください」

荒木(また無理なお願いきたァーッ!)ガーン

ジョナサン「では早速お願いします」

ディオ「お願いします」

荒木「まてまてまてまて」

ジョナサン「もぉ~なんですか?はやくしてくださいよ」

ディオ「はやくーはやくー」

荒木「いやいやいやいや」

荒木「無理だっていってるでしょうがッ!特にディオ」

ディオ「そこをなんとか」

ジョナサン「お願いしたいんですが」

荒木「ほんとに勘弁して」

ジョナサン「いいじゃないか!主人公なんだからさ!」

荒木「そうもいかないよ!もう8部だよ!今更無理だって」

ディオ「吸血鬼やめさせてくださいよ」

荒木「だーかーらーッ!」

ガチャ

三人「!?」

カーズ「失礼する」

荒木(おいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおいおい)

ジョナサン「やあ、カーズ」

ディオ「よくきたな」

カーズ「久しぶりだな、二人とも」

荒木(あれ?こんな仲がいい設定にしてないんだけど…)

ジョセフ「オレもいるぜ!」

荒木(おい待て)

ジョナサン「君は確か、僕の孫のジョセフ・ジョースターだったね」

荒木(ていうか時代が違うから仲いいもクソもねーな)

カーズ「今日は頼みがあってきたのだが…」

ジョセフ「俺もだぜ」

荒木(どーせ予想はついてるよ…)

荒木(カーズは地球に戻りたいで、ジョセフは多分波紋使ってるのに老けたことだろうな…)

カーズ「私は一体いつまで考えるのをやめて宇宙にいればいいのだ」

荒木(やっぱり…)

カーズ「描き直してくれとは言わない…が、カーズ外伝というものを作り、舞台は一巡後の世界…つまり7部以降。そこで復活させてほしいのだが…」

荒木「(描き直すよりも面倒くせぇよ)みんなにも言ってるけどそんな頼み事は無理だってば」

ジョセフ「そんな事より俺の頼みを聞いてくれよォ!」

荒木(老けたのはしょうがないじゃん!その設定忘れてたんだから!)

ジョセフ「おかしいだろ~がよォッ!承太郎とイ丈助とジョルノはあんなにモテてたのにどうして俺はモテてねェんだよォ~!」

荒木(こっちもあったか…)

ジョナサン「僕はいじめられてたよ」ジトメ

ディオ「へーそーだったのかー(棒)」バックレ

荒木(あ~面倒くせぇ~)

ジョセフ「おいッ!どうゆーこたァーこれはァッ!」

荒木「だからさー…」

ティロン

ジョナサン「あれ?なんの音だろう?」

ディオ「LINEでメッセージがきたようだ」

ディオ「ちょっと失礼」

ジョセフ「頼むよ!センセー!」

荒木「いや、無理だって …」

ディオ「な、なんだとッ!おいジョジョ、こいつを見てみろ」

ジョナサン「なんだい?」

ディオ「こいつの学校にいる先生の教え子がマギの作者らしいぞ」

ジョナサン「へ~それは凄いな~」

ディオ「驚きだぜ」

ディオ「あとコイツ、コイツの親の友達がさま~ずの三村と同級生だったらしい」

ジョナサン「へぇ~すごいな~」

カーズ「どれ…私にも見せてもらおう」

ディオ「おお、こいよ」

荒木(何の話をしてんだ!)

※マギも三村も全部思い付きです。

すいません
時間がなかなか取れなくて間があいてしまいました
では、再開します

~その頃、ジョルノ~

ジョルノ「ん?電話だ。誰からだろう」

ジョルノ「もしもし?」

ディアボロ『おれだ、ジョルノ』

ジョルノ「……なんですか、急に」

ディアボロ『おれは一体いつまで死に続ければいいのだ』

ジョルノ「しりませんよ、そんなこと」

ディアボロ『何言っているんだ。お前の能力じゃあないか』

ディアボロ『こうしてる間にもおれは死に続けているんだ。早く能力を解いてくれ』

ジョルノ「…僕に頼まないでくださいよ」

ディアボロ『では、一体誰に頼めというのだ?能力はお前のものだろう…。お前にしか頼める筈がない』

ジョルノ「…他にもいるでしょうが」

ディアボロ『誰だッ!お前以外に一体誰に頼めばいいというのだッ!』

ジョルノ「この漫画の作者ですよ」

ディアボロ『む、まさか、荒木先生のことか?』

ジョルノ「そうですよ」

ディアボロ『なるほど…その手があったか』

ジョルノ「もういいでしょ?通話、切りますよ?」

ディアボロ『ああ、情報感謝する』

ジョルノ「じゃあ切りますよ」ピッ

プープープー

ジョルノ「……」

ジョルノ「…うぜぇ」

~荒木宅~

ジョセフ「あがりッ!」

ディオ「くそッ!」

カーズ「また貴様か…JOJO」

ジョナサン「強いね…僕は全然揃わなかったよ」

荒木「……」

ジョセフ「へへぇ~ん!俺に賭け事をやらせたら右にでるモンはいねェぜッ!」

荒木(人ん家で麻雀すんなよッ!!)

???「失礼する」ガチャ

全員「!?」

ディアボロ「今日は先生に会いにきたのだが…」

荒木(うわあぁぁぁぁぁぁぁぁあッ!!!)

荒木(また増えやがったァーーッ!)

ディアボロ「先生ッ」バタ

ディアボロ「今日はッ」バタ

ディアボロ「頼みがッ」バタ

ディアボロ「あってッ」バタ

ディアボロ「来たのだがッ」バタ

荒木「やかましいッうっおとしいぞォ!」

というか何が理由で死ぬの?
原作では肝臓取り出されたり…とかあるけど。
>>1、教えて。

>>58
適当です
死んだ理由を書くのちょっと面倒なんで
死亡理由はご想像におまかせします

ディアボロ「まあ、そう怒るな…作者よ」

ディアボロ「お土産も持ってきたんだ」

荒木「もう嫌!みんな自分勝手!」

ジョセフ「一体何を持ってきたんだァ~?」

ディオ「見せてみろ」

ディアボロ「チェリーだ」

花京院「ぼくも1つ貰おう」

プッチ「私も貰おうか」

荒木「どっから出てきた!?」

花京院「レロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

プッチ「ほら、種をつけたまま食べた」

ジョセフ「なんだァ~!?全然できねェ!どうやんだよォ!?」

プッチ「コツはだね……~で~で…」

花京院「レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ」

ジョセフ「クッソォォ~出来ねェッ!」

荒木「あーうるさい」

ジョセフ「バーベキューを始めるぜェーーーッ!」

全員「イェーーーーッ!」

荒木「まてコラァ!」

荒木「なに勝手に人ん家でBBQ始めようとしてんだアホッ!」

荒木「BBQやんならどっか外でやってくれ!!!」

ジョセフ「肉焼くぞ肉!」

カーズ「早くするんだJOJO!待ちきれん!」

DIO「WRYYYYYYY!」

荒木「話を聞けェェェッ!」

荒木(ああ、もうやだ……)

荒木(ジョジョ描くのもうやめようかな)

荒木(今連載してるジョジョリオンも早めに切り上げるかな……)

荒木(って、それはだめだろ!なんとか奴等を追い返す方法を考えないと)

ジョセフ「おーーい!センセェもこいよォーー!」

荒木「部屋の中でも大声だすな!なんでそんなに広くなってんだよ!」

カーズ「JOJO貴様ッ!肉ばかり喰うんじゃあないぞッ!」

ジョセフ「うっせー!悔しかったらオメェも早く食えばいーだろォ!」

カーズ「ぬぬう…ッ!貴様ァ~~~~!」

花京院「BBQなのに肉ばっかり焼くなんて…」

承太郎「野菜が大量に余っているな」

DIO「気にするんじゃあない」

シーザー「いや、肉と野菜をバランスよく並べて焼いてこそBBQッ!肉ばかりは許さんッ!」

荒木(なんか増えてるッ!?)

ジョセフ「へいにーちゃん。そろそろ腹くくったらどうだい?」

ディアボロ「それとも指詰めるかい?」

荒木(……ギャング)

ジョセフ「はやく決めなよォ!」バンッ

荒木「あーうるさいうるさい」

ジョナサン「たこ焼き器買ってきたよ」

花京院「タコパーしよう」

ジョセフ「なにィ!早く準備するぞ!たこ焼きだーーー!」

荒木「……。」

ワイワイガヤガヤ

荒木(…早く帰ってくれよ)

荒木(もう疲れた)

DIO「キムチいれよ、キムチ」

シーザー「チーズも旨いぞ」

荒木(…部屋に臭いがどんどん染み付く)

承太郎「マヨはどこだ?」

花京院「ここにあるよ」

承太郎「すまないな」

花京院「礼には及ばないよ」

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