アニ「暇な休日「」(22)
アニ「……暇だ」
アニ「……」
アニ「…買い物にでも行くか」
街中
ワイワイガヤガヤ
アニ(来たはいいが…何買うか特に決めてない)
アニ(まあどうせ暇つぶしだ。適当にブラブラしてるか)
服屋
アニ(買うもの…)
アニ(あ、これ寝巻きにでもしようか)
アニ(最近胸がきつくなってきて嫌だな…)
アニ(お腹減ってきた…どこかいい店ないかな)
店員「らっしゃいらっしゃい!安いよー!」
アニ(…あそこでいいか)
アニ「すいません蒸かし芋ください」
店員「まいどー!」
アニ(芋おいしい)モグモグ
アニ(なるほど、いつかサシャが言っていたが冷めては元も子もないな)モグモグ
アニ(おいしかった)フゥー
本屋
アニ(適当に立ち読みしていくか)
アニ(これは恋愛小説…くだらない)
アニ(いや読まないでくだらないと決め付けるのはよくないな)ウンウン
アニ(ちょっとだけ読もう…)
アニ(…)フムフム
アニ(…)ドキドキ
アニ(よし買おう)
アニ(もうこんな時間。立ち読みしすぎた)
アニ(それにしても今日はいい買い物をした)
夜 女子寮
アニ(早速続きを読むか)
クリスタ「アニ何読んでいるの?」
アニ「!!」ビクッ
アニ(どうしよう、本当のこと言うか?だけど…)
クリスタ『恋愛小説?アニもそういうの読むんだ。意外だね』
ユミル『普段はクールぶってても中身は乙女ってか』ププッ
ミカサ『エレンは渡さない』ギロッ
サシャ『そんなことより今日芋食べました?そんな匂いがします!』クンクン
アニ(みたいな感じで面倒なことになりそうだな)
アニ(ここは誤魔化すか)
アニ「これはちょっとした雑学の――」
クリスタ「あ、これ私も読んだよ」
アニ「な!?」
クリスタ「まさかアニが恋愛小説読むなんて…ちょっと意外かな」
アニ「わ、悪いか///」プイッ
クリスタ「ううん、悪くないよ。私も仲間ができて嬉しいし」
アニ「仲間?」
クリスタ「うん仲間。残念だけどここにそういった本読む人いなくて…」
アニ「なるほど」
クリスタ「もし色々な本が読みたいのなら私の貸そうか?」
アニ「い、いいの?」
クリスタ「いいよ。あとで感想聞かせて」
アニ「…ありがとう///」
クリスタ「あとその小説ラストに主人公が…」
アニ「ネタバレは駄目!」キッ
クリスタ「はいはい」
数週間後
アニ「この本は泣いたよ。まさかあいつが身を挺して――」
クリスタ「やっぱり?私もそこで泣いちゃった」
ユミル「私のクリスタがいつの間にか女狐に奪われた…」ズーン
ベルトルト「それにしてもアニがあの手の本を読むなんて意外だな」
ライナー(恋愛小説を読むとクリスタと仲良くなれるのか…よし!)
ライナー(クリスタが読んでいたやつを買ってきた)
ライナー(これでクリスタと…)
クリスタ『ライナーも好きだったんだ!嬉しい!』
ライナー『ロマンがあっていいよな』
クリスタ『私もこんな恋してみたいな…///』チラッ
ライナー『おいおい、そんな目で見るなよ』
ライナー(とかな!とかな!)フヒヒ
「ライナーのヤツ何で本読んでにやけてんだ?」
「どうせエロ本だろ」
数日後
ライナー「なあクリスタ。実は俺もあの本読んだんだ」
アニ「キモい」
ライナー「お前には言ってない。いやーあそこで主人公が他の女とヤッちゃうところは興奮したよな」
クリスタ「あの…そういう風に読むのはやめて」
ライナー「あれ?」
アニ「死ね俗物」ゲシッ
ライナー「なんでっ!?」グハッ
おしまい
ほのぼのしたのが書きたかった
悔いはない
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