エレン「いや、それは知ってるんだ」
アニ「そうは見えないけどね……」
エレン「クリスタとかには女の子の扱いがうまいって言われるぞ?」
アニ「……は?」
エレン「いたたたたアニ苦しい」
アニ「知ってるんなら活用しなよ……!」
エレン「いや、俺が知ってるのは女の子との話し方だからさ」
アニ「私は女の子じゃないっての?」
エレン「いたいいたいアニ離せって」
アニ「納得できるように説明したら離してあげるよ」
エレン「こんな風に男を締め上げる奴を女の子だとは思えねえだろ」
アニ「は?」
エレン「蹴りの鋭さは女どころか人間からもかけ離れてるし」
アニ「は?」
エレン「あといつも無愛想で可愛げってもんがねぇ」
アニ「は?」
エレン「どうしたんだアニ涙声だぞ……いでででででで首が変な方向に」
アニ「アンタがどういう風に私を見てるかよくわかったよ」
エレン「アニ、いたいマジでいたい離せって」
アニ「アンタが悪いんだろ」
エレン「いてて畜生普通にしてりゃかわいいのによ……」
アニ「えっ」
エレン「おいアニいつになったら離してくれるんだ」
アニ「ちょっと……よく聞こえなかったからもう1回言ってよ」
エレン「いつになったら離してくれるんだ」
アニ「その前」
エレン「おいアニ」
アニ「違うもっと前!」
エレン「駆逐してやる! この世から……1匹残らず!!」
アニ「どうした急に」
アニ「なんなの」
エレン「もっと前って言うから」
アニ「どこまで遡ったんだい……バレたのかと思った。あの、その、さっきアンタかわいいとか言わなかった?」
エレン「言ったな。アニはかわいいよ」
アニ「ぴゃっ!?」
エレン「どこから声出してるんだよ」
アニ「アンタが変なこと言うからだろ」
エレン「おかしいか? アニって普通にかわいいと思うんだけど」
アニ「は?」
エレン「スタイルだっていいしな。実は男子の間でも人気が高いんだ」
アニ「は?」
エレン「……何ニヤけてんだって痛いアニすごい真後ろが見える」
アニ「へ、へえ……そうなんだ。ふーん」
エレン「おう。ベルトルトなんていっつもお前のことオカズにしてるし……ってこれ言っちゃダメなんだっけ」
アニ「オカズ?」
エレン「なんでもない忘れてくれ」
アニ「オカズって……あっ!」
アニ「最低……!」
エレン「ベルトルト本当ごめんいだだだだだ」
アニ「……アンタもそういうことするの?」
エレン「そういうことってなんだ?」
アニ「わかるだろ話の流れで」
エレン「わかんねえよ。ちゃんとアニの口から聞かないとわかんねイッてえ! ごめんごめん!」
アニ「で、どうなの?」
エレン「そりゃするよ俺も男だし……なんでこんなこと言わなくちゃいけないんだ」
アニ「ア、ア、ア、アンタも……わた、私でしてたりすすすするのかい?」
エレン「なんだ急に壊れたレコードみたいに……俺はお前使ったことねえな」
アニ「……」
エレン「いぎぃっ!? 力つよっ……! これ後遺症とか残らないよな?」
アニ「……このまま絞め落とす」
エレン「なんでだよ。あ、でも今日使うかも」
アニ「はっ!?」
エレン「さっきから長いこと密着してて感触が……」
アニ「ひっ」
エレン「お!? やっと離してくれたか」
アニ「さっ、最低! さいってい! 不潔!!」
エレン「なんだよ仕方ねえだろ。ああもうギンギンになっちまったよ」
アニ「ギンっ……!? なに言って……!!」
エレン「なんか変なこと言ったか? 昨日から寝不足で眠かったのに痛みで目が冴えてギンギンになったんだよ」
アニ「……」
エレン「どうした風邪か? 顔赤いぞ」
アニ「……!」
エレン「は~あ、そろそろ訓練も終わりか。戻ろうぜ」
アニ「……今日はなんだか疲れたよ」
エレン「あ、そうそうアニありがとな」
アニ「? なにが?」
エレン「アニの体の感触とリアクションで今夜は捗りそうだよ」
アニ「……ッ死ね!!」
おしまい
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