男「…(帰れば楽だ帰れば楽だ帰れば楽だ)」
12時
男「休憩行って来ます。先輩、ちょっと外出ていいですか?」
先輩「おう、時間までに戻れよー」
男「はい」
―――――
男「帰ってきてしまった…」
男「ははは…」
男「よし、ゲームでもするか!」
ヴーッヴーッヴーッヴーッ
男「…電話、先輩からだ」
男「いいや、出なくて」
ヴーッヴーッヴーッヴーッヴーッヴーッ
男「ああああああ!!!」
男「嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ」
―――――
ピンポーンピンポーン
先輩「男ー!!開けてくれー!!俺だよー!」
男「家まで来るなんて聞いてねえよ…うわわわわ」
男「帰ってくれ…」
ピンポーンピンポーン
先輩「…帰ろう」
午前1時
男「あ、寝ちまってたのか…」
男「メール着てる…」
先輩:どうしたんだ?急にいなくなるから心配したぞ。みんなも心配してる。なんか連絡くれ。
女:お昼から戻ってきたらいなくなってるんだからびっくりしたよー、なんかあるなら相談乗るよ?
男「…ははは、もう戻れるかよ」
―翌日
女:起きてますかー?今日もお休み?メールください。
男「休みじゃねえよもう行かねえんだよ…」
―昼
男「はぁ…インスタントラーメンでも食おう」
―夜
ピンポーン
男「…また来たよ」
女「男ー?私!」
男「女さん…?」
女「ね!開けて!いるんでしょ?」
男「…」
女「私一人だからさ、開けて欲しい」
男「…」
ガチャッ
女「こんばんわ」
男「えっ、ず、ずぶ濡れじゃん…」
女「外、雨降ってるんだよ?知らないの?さては引きこもってたな?」
男「…あがってよ」
女「おじゃましまーす」
男「はい、タオル」
女「ありがと、あとTシャツとジャージでも貸してくれると助かるなぁ」
男「はいはい…」
…
女「それでさ、その」
男「仕事は行かない」
女「どうして?頑張ってきたじゃん…」
男「もう無理なんだよ…これ以上続けたら頭おかしくなりそうだ…」
女「…確かに今はきついかもしれないけど」
男「わかったような口聞くなよ!!」
女「っ…」
男「お前…結構いい体してんのな」
女「はっ!?急に何言ってんの!?キモいんだけど…」
男「…」グイッ
女「ちょっ!?」
男「…へへへ」
女「ちょっ、やだ、冗談やめてよ…?」
男「もうどうなってもいいや」ガバッ
女「やっ…あっ…ちょっと!!」
男「いいだろ別に、服貸してやった礼くらい」
女「い、意味わかんないって…」
男「はぁ…はぁ…」
女「やめてってば!!!!」
男「あっ…」
女「ひっぐ…」
男「ご、ごめん俺…ごめん!!」
女「…うっぐ」
男「ごめん、あ、あ、えと、ごめん…」
女「…ねぇ」
男「ん?」
女「いいよ」
男「え?」
女「それで男の気が楽になるなら、いいよ」
男「い、いや、その…」
女「さっきまであんなに殺気立ってたのに」
男「…ば、馬鹿野郎」
そして結局、女と一発ヤッた男は、
その後に会社に来ないとこのことをバラすと言われ、
会社へ戻ったのであった。
先輩にぶっ飛ばされたのは言うまでもない
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