柴犬「やはり、こうなってしまったか」男「柴…お前…」(101)

三年前
…ザァザァザァー…ザァザァザァ…
男「ッ…何でッ…何で、皆ッ……。兄さん…母さん…父さんッ…」

(どうもこの辺りで殺人事件が起きたらしいぞ)

(殺害されたのは有名な科学者一家らしいぞ)

(一番下の子が学校に行ってる間にその子を残して全員銃で殺されたらしいぞ)

(酷い話よねぇ。残された子ってまだ中学生でしょ?)

幼馴染「お父さん!男が見つからない!」

幼父「こんな雨の中だ。まだ遠くへは行ってないはずだ!幼、お前は河川敷を探すんだ!
   今の男君は何をするか分からんぞ!」

幼「分かった!」

…ザァザァザァー…ザァザァザァ……
男「…俺は、もう……どうすればいいんだよッ…。なにがなんだか分かんねぇよッ……」

男「この増水した川に落ちれば楽になれっかな…?なにも考えなくていいよな…?

  
  モウ、ドウデモイイヤ……。イマイクイヨ……、ミンナ……。」

?「…クゥ~~ン…」 

男「ッ誰だ!?」

仔柴犬「わふっ!」

男「ハァ、なんだ、仔犬か…。幼達が追っかけてきたかと思ったぞ……。」

仔柴「クゥ?」

男「おい、わんこ、ここに居たら危ねぇぞ?
  ってお前首輪無ぇな。もしかして捨て犬か?」

仔柴「うん」

男「…そうか…。お前一人なんだな……。俺には、一応お節介な幼馴染が居るけど……。
  頭が混乱して、もう全てどーでもよくなってきた……」グスッ

仔柴「クゥ~ン」ペロペロ

男「なんでぃ、お前ちっこい癖して俺を慰めてくれてんのか?
  悪いけど今はそんな慰め……」

仔柴「クゥ~ン?」ウルウル

男「」

男(いや待て!なに癒されてるんだ俺は!俺は今からこの川に飛び込んで死ぬんだからなっ)チラ

仔柴「クゥ~ン」ウルウル

男「」

仔柴「ウルウル」クビコテッ

男「」

仔柴「クゥ~~ン」ウルウルウルウル

男「」

仔柴「クゥ~~~ン」オメメウルウルッ


男「………ハァ~~。何だろ、何かお前見てると自殺する気が失せたよ」ナデナデ

仔柴「わふ?」

太陽「おっす」

男「雨、止んだな……」

仔柴「わんっ!」

幼「男~!やっと見つけた!」タッタッタッ

男「幼にも見つかった事だし、今日はもう自殺は諦めるよ」

仔柴「わふっ」

幼「もう男、あんな雨の中どこ行ってたのよ!家のお父さんもお母さんも心配してたんだからねっ」

男「あー、悪かったよ。」

幼「男に万が一何かあったら私ッ……って男、このわんこちゃんは?」

男「あ、こいつか?こいつはー……」

仔柴「じー」

男「じー」

幼「じー」

男「……一緒に…来るか?」

仔柴「わんっ!」

三年後
幼「お父さん、お母さん!男と柴ちゃんの朝の散歩行ってくるね!」

男「よしっ柴!いっちょ30キロ走るか!」

柴「わんっ!」

幼母「気を付けて行くのよ~」

幼父「いってらっしゃ~い」

男・幼「いってきま~す!」ダダダダッ

幼母「あら、速い」

幼父「もう200メートルは行ったかな?」

幼母「それにしても、男ちゃん元気になってよかったわ。心無しか幼も以前より嬉しそう」

幼父「男君が家に来てもう三年か…。男父達が生きていたのが昨日の様に感じるな…。
   …だが、いつ『奴ら』が男君と『アレ』を狙ってくるか分からない。用心しなければ…」

幼母「あら、だからそれに備えて鍛えてるんじゃない。『彼』も了承したことよ」

幼父「ああ…だが心配だな…」

幼「ねえ、男?」ダダダダッ

男「ん、何だ幼?」ダダダダッ

幼「男は高校卒業したらどうするの?進学?就職?」ダダダダッ

男「うむ、進学して父さん達みたいな科学者になるのも悪くないし、だけど俺は自分の特技を活かして自衛官や警察官も
  考えてるんだよな」ダダダダッ

幼「わお、どっちも平和と人を守る職業だねっ。男かっくいい~」ダダダダッ

柴「わふっわふっ」ダダダダッ

男「柴が疲れたみたいだ。そろそろ休憩するか」ゼェゼェ

幼「そだねっ。私飲み物買ってくるよ!」ゼェゼェ

男「サンキュー」ゼェゼェ

柴「わふっ」ピンピンッ

幼「何にしよっかな~♪」


?「…」ソー

幼「ッ何、アンタッ!?」

?「…」バチバチ




男「ほれっ柴、ビーフジャーキー」ポイッ

柴「カフっ」モグモグ

男「しっかし、幼の奴、どこまで買いに行ったんだ?」

柴「…」


幼「キャアァァァァァッッ!!」

男・柴「「!?」」ガタッ

男「今の声…幼かっ!」

柴「わんっ!」

男「行くぞッ柴!」

男「幼!一体何事だッ!
  ……居ないだと…?」

男「幼ぁーー!幼ぁーー!!どこやーーい!!!出てらっしゃーーい!!!」

男「どこ行ったんだ……?」

柴「ワンワン!!」ユビサシ

男「これはっ!」クンクン

男「この甘酸っぱい汗の匂いは幼の使っていたタオル!
  やっぱり幼に何かあったn」バチッ

男「グハッ…」バタンッ

柴「ギャンッ…」バタンッ

?「……」バチバチ


一時間後


男「………っく、一体、何が……?」ムクリッ

男「そうだ!幼はっ、幼はどこ行った!!」



柴「……やはり、こうなってしまったか……」スタンダップ

男「!?柴…お前……何で二足歩行してるんだ!?」

柴「すまん、男よ。実は二足歩行出来るのだ。そして喋れたのだ」

男「それよりっ幼はどこ行ったんだ!?一体何があったんてんだ!!」

柴「油断したよ…。まさか男ではなく幼を狙ってきたとは……。  
  しかも、こんな可愛い柴犬にスタンガンとは…。不覚っ」

男「くそっ!なんなんだよっ……父さん達の次は幼までっ……何で俺ばっかりこんな目にィィ!!」

柴「男よ、恐らくテロ組織『顕正価学会』の仕業だ。
  彼奴等は国家転覆を狙う悪ーい奴らだ」

もう寝まーす。 
お休みなさい

男「け、懸賞が貝?」

柴「違う、顕正か…いや、もう止めよう。これ以上言ったら『裏の連中』に消されちまう。
 1 が。」

柴「取り敢えず、テロ集団の目的はお前だ。男よ。」ビシッ

男「何だと!?それじゃあ、幼は俺が巻き込んじまったのか!?」

柴「ああ、端的に言えばな。だが幼はお前を誘き出す為の人質だ。殺される事はあるまい。
 だが、放って置く訳にもいかん。先に幼の両親に知らすべきだろう。家に戻るぞ。」シュバッ

男「あ、ああ。そうだな」シュバッ




幼宅前

?1「ゾロゾロ」
?2「ゾロゾロゾロ」
?3「チョコチョコチョコ」
?4「チョコチョコチョコレートパフェ食べたい……」

男「…なんだ、あいつらは?」

柴「ちっ、やはり奴ら先回りしていたか……。男、幼父は携帯に出たか?」

男「ダメだ……。出ねぇ。電源はオフにしてるみてぇだ。クソっ、映画館じゃあるめーし!」

幼宅

幼母「ちょっと、アナタ何やってんの!携帯電話を便器に落として流しちゃうなんて!」

幼父「ドウモ、スミマセン……」

男「こうなったら、警察に……」

柴「ダメだ。警察の上層部の一部は彼奴等の洗脳にかかっている。
  恐らく警察だけじゃなく、自衛隊、内閣にも彼奴等の魔の手がある」

柴「さっきも言ったが、敵の狙いは男だ。ならば彼奴等からコンタクトしてくるはずだ。
  それまではこちらは行動は起こせん。下手に動いても周りの人間に危害が及ぶ可能性がある」

男「ざけんなっ!だからってじっとしてられるか!」

柴「落ち着け。だから我らは敵がコンタクトしてきた時の為に備えるのだ。行くぞ」シュバッ

男「行くってどこへ?」

柴「お前の『もう一人の幼馴染』の元へだ」

御土産屋

男「ここって、友の家じゃねぇか」

柴「そうだ。ここでまず武器を調達する」ガラガラ

男「友とは俺と幼のもう一人の幼馴染で親が同じ大学の友人同士である。友の父親は海外出張中、友は母親の実家の世界遺産の○○洞のお土産屋で手伝いをしている」

友「キャラ設定の説明ごくろーさん。珍しいな、男一人か。幼はどうしたよ?」

男「…幼は……」

柴「……」

友「お、柴も居たか。久しぶりだなー」ナデナデ

柴「触るな、小僧」バシッ

友「」

男「?友確かお前……」

柴「取り敢えず男、アレを買うぞ」

木刀『樫一文字(鞘付き)\1,200』

男「木刀かよ!?武器って言えば銃とか真剣かと思ってたぞ!」

柴「たわけが!そんなもん持ってたら銃刀法違反で捕まるだろうが!」

男「相手は国家転覆を狙うテロリストだよな!?そんな連中相手に木刀で挑むってのはヒッキーの童貞が学園一の美女にいきなり『好きです、毎朝味噌汁作って下さい』って言う位無謀だろ!」

柴「違うな。そこは童貞ヒッキーが学園一の美女に『セフレになって下さい』って位のレベルだろう」

男「大して変わってねーよ」

友「おいおい、なんか物騒で変態な話してんな」

柴「喋るな、小僧」

友「」シュン・・・

柴「おっ。男、アレも買ってくれ」ユビサシ

男「なんでい」

短木刀『むらまちゃ(鞘付き)¥500』

男「お前が使うのか?」

柴「うむ」

友「それじゃ、合計で1700円な」

男「俺の全財産500円だ。だから500円の商品券4枚使ってやる」

柴「ふ~」キセルプクプク

男「おい」ゴチッ

柴「きゃんっ。痛いではないか」

男「なにキセル吹いてんだよ、三歳児が」

柴「男よ、犬の三歳は人間ではとうに二十歳を超えている。のーぷろぶれむだ」

男「それ以前に犬がタバコ吸うなよ、ど阿呆」

柴「そう固いk……殺気!?」キュピーンッ

柴「そいやあぁ!!!」シュババババッッ

友「あぁっ!ウチの『ラバー手裏剣¥200』×4があぁ!」

?「…」カキキキキンッ

男「全部弾いた!?」

?「シュタタタタタッ!」チリンチリンッ

柴「ちっ逃がしたか…」

男「ママチャリで屋根伝いで逃げてるぞ…」

友「お~い、こんなん落ちてたぞ~」

男「紙切れか?」

友「読むぞー、
『ヤッホ~、テロリストだよ~
幼馴染チャンは大切に預からせて貰っているよ
男クンと『例のアレ』を持ってK高校旧校舎に来てネ
早くしないと幼馴染チャンの命の補償は無いヨ
木を付けてね。待ってま~す』
だとさ」

男「クソっふざけやがって!何が『幼の命の補償が無い』だと!?『木を付けて』だとォ!
 何処に木をつけりゃあ良いんだよおぉ!!」カベドンッ

柴「お前馬鹿。そしてこの手紙を書いた奴も馬鹿」

友「ぷっ」 

柴「取り敢えず、敵からのコンタクトもあったし、幼の場所と根城も分かった。行くぞ男、特攻だ」シュタタタタッ

男「おしっ!待ってろよ、幼!今すぐたすk」

友「あ、さっきの手裏剣の分合わせて2500円な」ガシッ

男「」

友「…」ニヤリッ

柴「ふ~、男、遅いぞ」キセルプクプク

男「騙らっしゃい、そしてお前キセル没収な」

柴「クゥ~ン」シュンッ


柴「そうだ、男。敵の根城に乗り込む前にこいつを渡しておく」

男「何だコレ?」

柴「ポ,ケモン図鑑だ。読み方は『ぽこんまけもんずかん』だからな。忘れるなよ」

柴「こいつは自分のステータスや技、今まで出会った敵のステータスや落とすものが分かるハイテクマシンだ」

男「科学の力ってスゲェ」

ステータス
男 性別♂ 童貞
体力5 攻撃力 5 防御力 4 知性 2 速度 3  精神 2
SPEC
体力や筋力は生徒の中ではK高校一だが頭は悪い。顔はコワモテ型。頭の回転や飲み込みは割りと早い
幼が大好き愛してる。でもヘタレで奥手で思いを伝えれてない。天然な変態。愛を欲している。過去のトラウマ上、身近の誰かが居なくなることを恐れている。
特に幼の事となると能力が上がる。

特に無し

男「」

柴「どうだ、凄いだろう」

男「凄すぎて、科学に恐怖を抱いた」

柴「ちなみに俺のはコレだな」ワオンッ

ステータス
柴犬 性別 漢 非童貞
体力 6 攻撃力 4 防御力 2 知性 4 速度 7 精神 5
SPEC
超高速アタッカーなスーパーハードボイルドドッグ。101の港に百一人の愛人がいる。
知能指数も高い。録画で見たGガンダムの影響で流派東方不敗の技を数個会得していて、自分なりのアレンジを加えている。
刀を使わせても天下一品級。とってもキュートですっごく強いウルトラドッグ。キセルとビーフジャーキーが真の恋人。
その正体はヒ・ミ・ツ。

流派東方不敗(アレンジ)
スーパー居合道

男「やっぱ、ボンクラだった」

柴「何がだ?完璧な図鑑説明だろう」

男「自分の事ベタ褒めじゃねーか!何だよ、スーパーハードボイルドドッグって!何だよ、スーパー居合って!何、人のGガンの録画勝手に観てるわけ!?何で流派東方不敗を会得してるわけ!?凄いね!」

柴「勝手に家に上がって録画を観たことは悪いと思っている。だが、夜中に幼と一緒にテレビに向かって『師匠おぉおぉぉぉぉぉ!!!』と叫ぶのは感心せんな。気持ちは分かるが、外まで聞こえて近所迷惑だ。後、間違えて録画を消したのは俺だ、ごめんなさい」

男「録画消したのお前かよ!?俺、間違えて幼を疑えて一時喧嘩しちまってたよ!」

幼女「ね~、ママ~、あのお兄ちゃん、柴犬ちゃんに憤慨して怒鳴ってるよ~?」ユビサシ

幼女母「しっ、見ちゃダメよ。早く帰って漢検準二級の勉強するわよ」ササッ

幼女「は~い」

男・柴「」


柴「…行くか……」

男「…ああ……」

K高校旧校舎門
男「やっと着いたな…。ここに幼が居るんだな」

柴「男よ、お前はこの旧校舎に来たことはあるか?K高校の生徒だろう」

男「来たことは無いな。いつも授業サボっている馬鹿共が屯しているからな、あんま近づかったな」

不良「その馬鹿共って俺たちのことかぁ、男ぉ」ギロッ

DQN「舐めた口聞いてんじゃねぇぞ、ガキィ」ギロギロッ

ヤンキー「シメッぞ、クソがっ!」ギロギロリンッ

【不良とDQNとヤンキーが現れた】

柴「十中八九こいつらか、その馬鹿共は」

男「ざっつらいつ」オヤユビタテ

不・Ⅾ・ヤ「「「あんだとぉ!!?」」」

柴「うむ、威張ってるだけの雑魚に過ぎんが、良い機会だ。男よ、今からお前が気になっていたスーパー居合を見せてやる。括目して覚えろよ」

【柴犬は『むらまちゃ』を装備した】チャキンッ

男「興味があるな。なら括目してみるか」ギンッ

不良「なんだぁ、わん公じゃねぇか」

DQN「舐めやがって、蹴散らして食べちまおうZE!」

ヤンキー「イェーイ!」

柴犬「喋るな小僧共。少年院送りにしてやる」チャキーン

柴犬「……スーパー立居合・七本目……『三方切り』』ムキムキムキ

男・不・Ⅾ・ヤ「「「「!?」」」」

男「し、柴が人間サイズに大きくなった…!?」

不「や、やっちまえー!」

Ⅾ・ヤ「「お、おおー!!」」

柴『……』チャキッ

柴(正面に不良、右からDQN、左からヤンキー)

柴(まず、正面の不良を威圧…)ギンッ

不良『!?』ビクッ

柴(威圧しながらむらまちゃを抜き出し、右に向き直り、右のDQNの頭上から顎まで抜き打ちする!)

ズバアァ!

DQN『がはぁ…!』チガブシャー

柴(次に、また不良を威圧しながら左に向き直り、間を置くことなくヤンキーの頭を真っ向から切り下す!)

バコォォン!

ヤンキー『た、助k』チガブシャー

柴(そしてぇ!)ギラッ

不『ひぃっ』ビクッ

柴(右足を軸に正面に向き直り、刀を受け流しに振りかぶり、右足を踏み込むと同時に真っ向から不良に切り下す!)

ザンッ!!

不良『もうやm』チガブシャー

柴(最後に諸手冗談の構えをとり残心を示し、袈裟に切り下す血振りをする…)

不良『』ピクピクッ

DQN『』ピクピクッ

ヤンキー『』ピクピクッ

柴『……』

男『柴…、お前ェ…こいつらは悪だけど、授業サボる位の連中だぞ!それをここまでやる必要はッ!』

柴「落ち着け、男。よく見てみろ」

男「何っ?」

不良「ア…ア…」オメメクルクル

DQN「…イィ……」オメメクルクル

ヤンキー「ウゥゥ……」オメメクルクル

男「血が出てない…?それどころか傷もついてないのか!?」

柴「俺はあくまで殺気で威圧しながら居合型をしていただけだ。こいつら自身が本当に切られて自分は死んだと『錯覚』するくらいのな」

男「アレは錯覚だったのか…」

柴「そもそも犬がいきなりムキムキムキって大きくなるわけなかろうて。普通の大きさじゃ背丈的に無理があるから、あたかも俺が大きくなったように錯覚するように威圧したのだ」

柴「そもそも居合とは自分の創り出した仮想敵と戦う武道だ。しかし、その殺気、残心、威圧感は戦場と同じだ。それを極めれば、その殺気にあてられた者、特に精神が弱い者はあたかも自分が殺られたかのように錯覚してしまう。それが『スーパー居合道』だ」
※実際にスーパー居合なんて物はありません!

男「柴、お前そんな技何時覚えたんだよ?」

柴「今でしょ」

男「噓だろ!?」

柴「ああ、噓だ」

柴「ともかく、男よ。もう敵の根城だ。早く樫一文字を装備しておけよ」

男「よしっ!待ってろよ、幼!必ず助けてやるからなぁ!!」



幼「……んんっ……」ゴソゴソ

幼「んんっ」(ここ、何処?)

幼ん……」(そうだ、あの時覆面の人にいきなりスタンガンで気絶させられて……。男と柴ちゃん、だいじょぶかな…?早くここから逃げ出さなきゃっ)

幼「んん~」ジタバタ

幼(ダメだ、まったく解けないよ……)

?「奴らがこの場所に来たようだ」

幼「!?」

幹部1「どうやら、本当に誰にも頼らず二人だけで来たようだな」

幹部2「ゲヘヘッ、二人だけでどうにかなると思ってんのかね、FOOLな奴らだ」

幹部3「八ッ、と言っても幼の家には見張りを付けているし、警察に行っても俺らの仲間が居るから意味ねぇけどな!」

幹部4「フフフッ、男クンってコワモテ型なのに、幼チャンの事となるといつも必死で相変わらずカワイイところあるわね」

幹部5「さて、奴らが素直に『アレ』を渡してくれれば良いが、もし、我々と戦う意思を見せたら少なくとも半殺しにしても構わない。ですよね、教祖様?」

教祖「そーですね。ほっほっほ」

幼(う、噓でしょ…!?なんで、このヒト達がっ!?一体、何が起きてるの?!?)

教祖「おや、目が覚めましたか、幼さん?」

幼「んんっ~!んっ~~!!」(何で、何であなた達がっ!?)

教書「今、君の大切な男くん達が貴女を助けにこの旧校舎に向かっています。彼らが大人しくしてくれれば彼らや貴女にも危害は加えないつもりです」

幼(男……良かった。無事だったんだ……)

教祖「ただし」

幼「?」

教祖「彼らが『アレ』を渡さず、力づくで貴女を奪い返そうとするのなら、私達もそれなりの対処をさせてもらいます」

幼「ッ…」



男「お、監視カメラ」

柴「よし、言ってやれ」

男『よく聞けえぇぇ!!テロリスト共おぉぉ!!!俺ァ悪党が嫌いなんだ!!そして、幼を誘拐したテメェらはもっと嫌いだぁ!!!』

男『つー訳で、テメェらぶっ潰してしょっぴいて、幼を奪い返すからなぁぁ!!』バンッ

柴『顔を洗って歯磨きしながら待ってろー!!』

幼(男ッ…)

教祖「ほっほっほ」

幹部1「フッ」

幹部2「GREAT!」

幹部3「舐めやがって!」

幹部4「あら、カワイイ」

幹部5「……」

教祖「皆さん、男くんは漢らしくも真っ向から私たちに刃向い幼さんを奪い返すそうです。その勇士を称え、私たちも真っ向から『アレ』を彼らから奪いましょう」

教祖「この際、間違って殺しても仕方ありません。万が一は私が裏を打ちます。全力で『アレ』を奪いに行って下さい」

幹部1・2・3・4・5「「「「「はいっ、教祖様!」」」」」

教祖「では皆さん、顔を洗って、歯を磨いて、持ち場に待機してください」

幹部4「教祖様?『アレ』の情報を抜き取るか、奪えば男クンにどんなコトしてもいいのですわね?」

教祖「いいですよ」

幹部4「有難う御座います……。それじゃ、ゴメンナサイね、幼チャン?」ペロッ

幼「んんっ~~~!!」(ダメっ、私はどうなってもいいから男だけはっ!!)

幹部4「じゃあね」ヒラヒラ

幼(男ぉ……)

間違えた、「手を打ちます」だった。

旧校舎内
男「旧校舎に侵入したぞ。昔ながらの木造校舎だな、嫌いじゃないな」

柴「戦いの前はまずは薬などの回復アイテムの補充しなければな。保健室で拾うぞ」

男「それって泥棒だろ」

柴「拾うだけだ」


保健室
男「そーっと、……誰も、居ないよ…な?」コソコソ

?「保健室に入る時はノックして「失礼します」って言わなきゃダメよ、男クン?」

柴「気を付けろ、男!誰か居るぞ!」バッ

男「待て!この声は……ッ!」

幹部4「フフフッ、どこか怪我でもしたのかしら?男クン」

柴「男、まさか知り合いか?」

男「き、巨乳先生!?何で此処に巨乳先生が居るんだよ!?」

巨乳「養護教諭が保健室に居たらおかしいかしら?」

男「だって、此処は旧校舎…」

柴「テロリストか…」

【テロリスト幹部の巨乳が現れた】
巨乳「そうね、アナタ達からしたら私達はテロリストって事になるのかしらね」バイーンッ

柴「男、彼女は一体何者だ?」(しかし、凄い身体だな…。見た感じ、95・59・65だな…)

男「あの人は今年ウチの高校に養護教諭として赴任してきた巨乳先生だ…」(クソッ相変わらずあのプロポーションで黒いサラサラロングヘアーで赤縁メガネに白衣って、エロすぎだろ!)

柴「男達の学校の先生の一人がテロリストの仲間だったとはな…」(まさしく、世の中の雄の欲望を絵にしたような女だな…)

巨乳「実はね、私たちの教祖様からアナタを殺すこともやむを得ないって言われてるの…」ユサッ

男「!?例え、巨乳先生でも幼を誘拐したテロリストの一員ってなら、俺も容赦しない!」(揺れてるよ!少し動いただけで、おっぱい揺れてるよ!)ハナヂツー

柴「男、鼻血出てるぞ」

巨乳「だけどね、私は本当は男クンを殺したくなんてないの。その為には、男クンが持ってる『アレ』が必要なの。それを渡してくれたらキミにも、幼チャンにも危害は加えないわ。だから、『アレ』渡してくれないかしら?」タプンッ

男「『アレ』?『アレ』って何の事だ?」(ヤベーよ!前屈みはヤベーよ!!胸の谷間が凄いことになってるよ!!)アセアセッ

柴「…」

巨乳「あら、しらばっくれても無駄よ?態度で丸分かりだから」ムネチラッ

男「だ、だから、何の事だよ!」(なっ!?まさかのノーブラッ!?服の隙間から桜色の乳首が見えてんですけどォォオォ!!)アセアセアセッ

柴(絶対男が焦ってる理由は違うだろうなー)

巨乳「もう、じれったいわね…」シュンッ

男「消えた!?」(おっぱいが消えた!?)ガーンッ

柴「男!後ろだ!!」クンクン

巨乳「…嘘吐きな子は……こうしてアゲル…」ギュムッ

男「なっ…なっ…….///](ナニコレ…この顔全体に押し付けられる大きくて柔らかくて白くて甘い香りがする物体はっ!!)ムニュムニュ

巨乳「フフッ」ギュムー

柴「わおっ」

男「こ、これはっお、おおおぱ…///」(コレハヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイヤバイ)

巨乳「幼チャンにしてもらったこと無いのかしら?男クンったら、こんなに顔赤くしちゃって…やっぱりカワイイわね……」パフパフ

男「アッ……アッッ………///」(あの巨乳先生の巨乳がァッ……俺の顔にィィ!!)

巨乳「さぁ、早く、『アレ』の場所を言わなきゃ男クン窒息死しちゃうゾ?」ギュムーー

男「う、うわわわわわわ………///」ビクビクッ

柴「こいつはいきなり強敵だな……。こういう時の為のポ,ケモン図鑑だ!」ワオンッ

ステータス(エネミー)
巨乳 性別 痴女 処女 B97 W59 H65
体力5 攻撃力3 防御力3 知性5 速度6 精神5 
SPEC
テロリスト顕○○価○会の幹部の紅一点。23歳。K大学卒業後、男達が通うK高校の養護教諭に赴任。その美貌と色気、母性、スタイルの為、赴任して一週間でファンクラブが創られ、男子生徒の視線と、女子生徒の嫉妬を一気に集めた。
男性教員にも人気だが、本人は年下でカワイイのが大好物な根っからのショタコン。彼女の性攻撃は一級品で前座だけで全ての精を搾り取ってしまう。そのため、誰一人とて巨乳の処女を奪った者は居ない。
何時か、自分の性攻撃耐え抜いた絶倫に自分の処女を捧げたいと思っている。
巨乳に誘惑された♂は全ての能力が大幅にダウンする。

パイズリ フェラチオ おっぱい押し付け お色気攻撃 ハニートラップ 瞬間移動
落とす物
コンドーム ピル

柴「きゅ、97だとぉっ!?クソッ俺とした事が2センチも読み違えるとはっ!俺の目も甘くなったものだ…。しかし、これでは男が危ない!」

巨乳「さあ、男クン、観念なさい!」ギュッーー

男「だ、誰がァ……テロ…ッリスト、何かにィ…ッ屈してたま、るかァ……///」モミモミ

巨乳「ふーん…。そんな事言いながらこの手は何なのかなァ?そんなにおっぱいが好きなら、生を味わってみる?」ヌギッ

男「あわわわわわわわわわ///」(ななななななななな…なま…ぱいぃぃ!?)

柴「頑張れ、童貞!負けるな、童貞!!」フレーフレー

巨乳「んんっ……ほら、乳首吸っても、イイもよ?」モニュモニュ

男「ハァ……、ハァ……ハァァ……///」(ダメだ……身体の……力がァ……)ガクッ

柴「立てっ!!立つのだっ男ォ!!!」フレーフレー

男(勃ってる!めっさ勃ってるよッ!!)ギンギンッ

間違えた、「イイのよ?」が「イイもよ?」になってたよ!

巨乳「フフッ、男クンの息子がすっごく大きくなってるわね……」サワサワ

男「く、くぅ……ッ///」ビクビクッ

巨乳「それじゃぁ……あむっ……」パクリッ

男「ッ!!うわぁぁぁぁぁぁ!!」ゾクッ

柴「」

巨乳「おほこくんほ、すっほくほほひい……」(男クンの、すっごく大きい……)ヂュルルルッ

男「くっ…うわぁ……ッ///」(本気でヤバイッ!気持ちイイ……。)

巨乳「すほく、びふびふしへる…きほちいいへしょ?」(,凄く、ビクビクしてる…気持ちイイでしょ?」

男「///」(あっ……頭の中が……真っ白に………なっt………)

巨乳「ぷはっ……。それじゃぁ……次はおっぱいで挟んであげる……」ギュムッ

男「アッ……アッ………アア……ッ……///」

巨乳「ホラッホラッ、見て、男クンのおちん○が先生のおっぱいに隠れてるよ……」タプッタプッ

男「」ギンギンッ

巨乳「ハァ…ッハァ…ッ、凄いっ男クンのがっ……また…大きくなって……」ムニュムニュムニュッ

柴「…」ジー

巨乳「ああっん…男クンのおちん○脈打ってきたっ……。もう、出そうなのね?イイわよ。全部受け止めてッ…アゲルからっ……」アムッ

ビュルルルルルルルルッビュルルルルッルルルルッルルッッッ

巨乳「んんっんんんんっっっ」ゴクゴクゴクッ

巨乳「ハァ……ハァ、あっつーい……こんなに一杯の精子………初めてっ……全部、飲み込めなかった……ッ///」トローンッ

男「」ギンギーンッ

巨乳「ウソっまだ勃ってるのっ!?ホントに凄い……、私のこの技でまだ勃ってる人、初めて……。フフフッ、気に入った……この子なら、私の初めてを捧げられる……。ホントにゴメンナサイね、幼チャン///」スーッ

男「」

柴「……ふぅ………もう限界だな……」

柴「くぅ~ん」トコトコッ

巨乳「あら、アナタは男クンのわんちゃんじゃない。男クンに夢中になっててつい忘れてたわ」

柴「くぅ~~ん」シッポフリフリ

巨乳「なに?アナタも私に欲情してヤりたくなったの?悪いけど、先に男クンの童貞をもr…」

柴「くぅ~~ん」オメメウルウル

巨乳「」キュンッ

巨乳「もうっ何なのこの子っ!すっごくカワイイわねぇ!ホラ、私のムネにいらっしゃい!」メロメロ

男「」ドンッ

柴「わふぅ」(フッ、ちょろいな…)スリスリ

巨乳「ホントにカワイイわね~。もう食べちゃいたいッ」ギュムッ

柴「キャンっ」(なるほどな…これじゃあ、男も果てて当然だな…)

巨乳「フフッもふもふしててくすぐったいわね。きゃんッいきなり乳首舐めないでぇぇ///」ビクッ

柴「ふーふー」(この香り、包容力、柔らかさ、安心感…この女、俺が体験してきた女の中でもかなりのトップクラスだな……。だが、しかしっ!)ペロペロ

男「……んっ、はっ…俺は、いったい……、って柴の奴なにヤって……ッ!?」

巨乳「アンッ、もう、ホント…男クンに似て…ッケダモノなんだから……ッ」ビクビクッ

柴「ペロペロペロ」(俺も伊達に101人の女を抱いてきたのではない!この程度のハニートラップにかかる俺ではないわっ!)

柴「今だっ!」シャキーンッ

巨乳「えっ?」

柴「俺のこの肉球(て)でプニッと萌えるぅぅぅぅぅぅ!!!」ゴゴゴゴゴッ

柴「ボインを倒せとおぉぉ、轟き叫ぶうぅぅぅ!!!」ゴゴゴゴゴゴゴッ

男「そ、その技は!」

柴「にいぃぃぃくきゅうぅぅぅぅっ!!!」

柴「ドオォォォォォォグッッフィンガアァァァァァァァァ!!!!」プニィィィィィィィィンッッ

プニプニプニプニプニプニプニプニッッッッ!!!!!

巨乳「ア……ッ、アッアッアッア………ッ///」(ナンナノコレ……ナンナノ…コノ、ヤワナカサ……)

柴「ミイィィィィトォッエンドォォ!!!」

ドゴオォォォォォォォオォォォォン!!!!!

巨乳「はあぁあぁぁぁぁぁぁんんんっっ」ビクビクビクッ

男「」ポカーン

柴「『肉球・ドッグフィンガー』。Gガンのゴッドフィンガーを観て編み出した必殺技の威力、思い知ったか?」

男「あー、やっぱりな…。そういや、一体何があったんだっけか……?記憶があやふやなんだが…」

柴「男、目が覚めたのか。どこまで覚えている?」

男「確か、巨乳先生がテロリストで、、何かいきなり消えたと思ったら、後ろに現れて……、それ以降が思い出せん。気が付いたらお前がおっぱい丸出しの巨乳先生に抱き付かれてて、お前が先生をミイィィィィトォッエンドォォ!!!して、巨乳先生が涎垂らしながらイキ顔でぶっ飛んでた。よく見たら先生の口元や、胸元に白いのが付いててめっさエロい」

柴「そうか、それは良かった。」(あの射精で精子と一緒に記憶が一部飛んだな…)

男「?」

巨乳「」ビクビクッ

柴「取り敢えず収穫はさっきあの女から拾ったコンドームとピルだけだな。俺は使わんから男が持っておけ。いずれ使うだろうしな。ついでにこの女縛っとくか」ギューッ

男「なにその縛り方。おっぱい強調されて、めっさエロい」

巨乳「」タプンッ

柴「男、保健室に監視カメラが無くて良かったな…」ポンッ

【決まり手 『肉球・ドッグフィンガー』】

柴「あ、そうだ…」ワオンッ
ステータス
男 性別 ♂ 

弱点・おっぱい ピッ


柴「これで良し」

旧校舎一階廊下
男「しかし、幼は何処に居るんだ?」テクテク

柴「場所が分からん限り、手あたり次第教室を当たるべきだろう。しかし、こうも敵の数が手薄なのが気になるな…。慎重に行くぞ、男」トコトコ

ゴゴゴゴゴゴゴッ

男「!?な、なんだこの音は!?」

柴「地震か!?いや…この音は何かが近づいてくる……ッ!」

男「何かってなんだよ!?」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ五ゴゴッ

大岩「ごろごろごろごろごろ」ゴロゴロゴロッ

男・柴「何いぃぃぃいぃぃぃ!!?」

男「おいっ!狭い廊下で大岩トラップってベタだな!!」

柴「言ってる場合か!ここは逃げるぞ!逃げるも作戦の内だ!」

大岩「ごろごろごろごろ」

男・柴「うおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉおぉぉ!!!」ダダダダッ

大岩「ごろごろごろごろごろごろおぉぉぉ!!!」

男「おいっ!何か岩のスピードが上がってないか!?」ダダダダッ

柴「このままだと追いつかれてペチャンコだぞ!!ハエ叩きに潰されたハエの如くに!横の教室に飛び込むぞ、男!!」シュバッ

男「てーい!」シュバッ

大岩「そーい!」ドゴーンッ

男・柴「「はあぁ!?」」ガビーンッ

教室
男「何で、大岩まで教室に入ってくんだよ!?」

柴「いや、よく見ろ。あの大岩、戸に引っかかっているぞ」

大岩「そーい!そーい!」ガンッガンッ

男「てか、こいつ何か喋ってんぞ!?」

大岩「Hello Goodmorning Goodafternoon Goodevening Mr.男」ニョキッ

柴「顔と手と足が生えたぞ!こいつは人間……いや、テロリストか!!」

幹部2「ゲヘヘ、That'sright!」

男「ゲッ、アンタまさか英語のハゲデブかッ!?」

ハゲデブ「誰が、ハゲデブじゃい!あんぽんたんがぁ!!」

【テロリスト幹部のハゲデブが現れた】
柴「何だ、またお前の高校の教師がテロリストの一員なのか。して、こいつはどんな奴だ?」

男「俺は頭は悪ィが、基本授業はサボらねぇ主義なんだがな、コイツの授業だけは気に食わねぇからよくサボってた。」

柴「成程な、ならば今度は容赦なく倒せるのだな男?」チャキッ

男「モチのロンだ!」チャキッ

【男は『樫一文字』を装備した】

ハゲデブ「ギャハハハ!大人しく『アレ』を渡せば命は助けてやろうと思ったが、そっちがその気なら本気でKill you!実はMeもMr.男の事が生意気で大っ嫌いなんで、I'm very glad!Come on!」

男「アンタにゃ、幼の居場所を教えて貰いたいからな!軽くシメらせてもらうぞ!でえぇぇいやあぁぁ!!」ザンッ

柴「テロリストッ!覚悟ッ!」ズバァーン

ぼよよ~んっ

ハゲデブ「きかーん!!」ボヨ~ンッ

男「こ、攻撃が効かない!?」

柴「なんて、贅肉だ!」

柴「ならば、連撃でいくぞ!」バンッズバンッバコンッペチッ

男「ふっはっせいっ!うおぉおぉりゃあぁぁ!!」」ズドンッバコンッドカンッザンッ

ボヨボヨボヨボヨボヨボヨボヨボヨ~ンッ

ハゲデブ「GYAHAHAHAHAHA!!Meの贅肉は打撃技を全て吸収できるじゃい!タダのデブとは違うのだよっ!タダのデブとはっ!!」

男「クソッ!こんな時こそ真剣が欲しい!」

柴「ああ、そしたら、彼奴の贅肉を削ぎ落として○○ミートに売り出せるのにな……。だが、真剣じゃダメだ。銃刀法違反になる」

男「じゃあ、どうやってシメるんだよ!?縄で絞めてもタダの不味そうな油ばっかのハムにしかならんぞ!」

柴「フッ、こういう時の為のポ,ケモン図鑑だ!」ワオンッ

ステータス(エネミー)
ハゲデブ 性別 汚吐孤 B100 W129 H125
体力2 攻撃力2 防御力8(頭皮防御力1) 知性4 速度1 精神2 (回転力6) 
SPEC
テロ集団・顕○価○会の幹部の一人。42歳。またの名をデブハゲ。男達が通うK高校の英語教師の一人。廊下を歩くと廊下の三分の二を陣取る。黒板もろくに見えない。声デカい。英語の発音はカッコつけてるけど旨い。
普段の口調はルー大柴みたいにわざと英語交じりの日本語で話す。笑い方が下品。怒ると口調が荒くなる。以上の理由で生徒からの人望はザガミオリジナル並に薄い。(特に女子生徒)男も嫌ってる。
脂肪率48%の贅肉のカーテンにはどんな打撃も吸収する幹部一の防御力を持つ。ただ、頭の防御力は低い。ハゲだから。脂身が一杯。何時もポケットに脂取り紙を入れている。
回転すると、攻撃力、防御力、速度が上がる。

MeatBallSpin MeatBallBomber MeatBallOverSpin MiracleMeatBallBomber
落とすもの
ジーニアス英和辞典 脂身

柴「男!彼奴の弱点は頭だ!身体に比べて頭皮は絹ごし豆腐並に脆い!ハゲだから!!」

男「おっしゃあぁ!ならば、壁ジャンプからの……必殺・『兜割り・白鬼塵』!!」ダンッダンッピョーン

柴「よし!頭上を取ったッ!」

男「もらったあぁぁぁ!!」

ハゲデブ「……That’s good point. But……俺が頭皮対策してねぇ訳ねえzだろうが!このあんぽんたんがぁ!!」クワッ

ぎゅるるるるるるるるるっ!!!

男「何だとっ!?」

柴「しまったっ!男ッ止まれ!」

ハゲデブ「MeeatBaaallSpiiinnn!!!」ギュルルルルッ

男「ぐわあぁっ!!」バコーンッ

柴「男ッ!」

ハゲデブ「か~ら~の~…MeeatBaallBombeeerr!!!」

バンッガンッドンッバンッ

柴「何っ!?パチンコの要領で教室の壁を跳ね回るだと!?」

ハゲデブ「そーいっ!!」

ばこおぉぉぉん!!!

柴「がはっ!!」ピューン

男「柴ぁ!!大丈夫か!?」

柴「…ああ、何とかな……。だが、あの肉団子の動きをどうにか止めなければ……」

男「せめて、あの回転だけでも止めなきゃ頭に攻撃できんぞ」

柴「回転……そうか!止める必要は無い!あの回転を『和らげれば』いいのだ!男、いい案がある、耳を貸せ…………だ。分かったな?よし男、俺の後ろに回れ」コソコソ

ハゲデブ「Separation Greetingは済んだか?止めを刺してやる」

柴「貴様をシメる話をしていた。来い!肉団子野郎!!」

肉団子「ああん?」カチーン

男「アンタ、自分で肉団子言ってたろ……」

肉団子「だあぁぁまれぇぇぇぇ!!!そんなに死にたいなら望み通り殺してやるよ!!!MeeeatBaaallOveerrrSpiiinnn!!!」

ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルッッッ!!!

男「す、凄い回転だっ、竜巻が起こってやがる……」

柴「どうという事は無い……。目には目を、MeatBallには肉球(MeatBall)だ!!」

肉団子「か~ら~の~、MiracleMeeeeeatBaaaaallBombeeeeerrrrrrrr!!!!!」

ダンッバンッガンッドンッゴンッボンッボヨンッ!!!

柴「いくぞおぉ!!!俺のこの肉球(掌)でプニッと萌えるうぅぅぅぅうぅぅ!!!勝利を掴めとおぉぉ轟き叫ぶうぅぅぅぅうぅぅ!!!」

肉団子「死ねえぇぇぇぇぇぇえぇぇ!!!」ゴー

柴「にいぃぃぃぃぃくきゅうぅぅぅぅぅっ!ドオォォォォォォグフィンガアァァァァァァァァ!!!!」ゴゴゴゴゴッ

ドガアァァァァァァァンン!!!

柴「おおおぉぉぉっぉぉぉぉ!!!」ギュルルルルルル

肉団子「止めただと!?だが、貴様の小さな肉球で俺のMeatBallの回転を止めきれる筈がない!!このまま押し切って潰してやらあっぁぁ!!」ギュルルルルッ

柴「誰が、止めると言った!?勝利を掴むって言ったんだ!!この健康的なプニプニの肉球でなっ!ミイィィトォッエンドッッ!!!」ギュルルルルッ

ぎゅるるるるるるるる……きゅるるるるるるるる………

肉「回転を弱まった!?」

柴「うおぉおぉりゃあぁぁっ!!」ポイーッ

肉「そして投げ飛ばしただとおぉぉぉ!!?」ピューーン

柴「今だっ男!!彼奴も今の速度なら空中ではもう回転も出来ん!!今なら頭皮にダメージを与えれる!打ち込めえぇ!!!」

男「おうっ!!」ダンッダンッ

肉「Mr.男!?何時の間に空中に!?」

男「さっきだよ!こんどこそシメてやるよ、肉団子先生?必殺・『兜割り』………ッ」

肉「Stop!Stop!Stoooooppp!!!」

男「チェエエエエエエエエストオォォォォォォォ!!!!」ズバアァン

肉「へぶしいぃぃっ!!」ガンッ

ドガアァァァァァァァァァァァンン!!!!

肉「Oh~No~」オメメクルクル

柴「やったな、男」ポンッ

男「おうっ!」ハイタッチ

柴「ふんっ」ギューッ

ハゲデブ「」ピクピクッ

柴「取り敢えず、縄で縛ったぞ」

男「不味そうな油一杯なハムが本当に出来たよ」

ハム「」

男「コイツ完全に伸びてんてんな。幼の居場所を聞き出すにもこれじゃあ何も聞き出せねぇな」

柴「また地道に各教室を当たるしかないな。後、辞書と脂身が落ちていた。いるか?」

男「その辞書は持ってるからいらないな。脂身は…、料理にでも使うか。家に帰ってでっかい肉焼くときとかにさ。それを皆で食おうぜ」

柴「フッ、そうだな。ならば早く幼を助け出して早く帰るぞ」

男「ああっ!」(待ってろよ、幼……!)

【決まり手 『必殺・兜割り チェエエエエエエエエストオォォォォォォォ】

取り敢えず一部?前篇?的なのは終わりましたけど、二部、三部?前篇、後篇?みたいのに分けるのに新しいスレ立てるべきでしょうか?

他の人のまとめられていたssは、後篇とかそのまま書かれていたんで、スレを新しく立てずに書きたいと思います。
後、誤字、脱字、たくさんあって申し訳ありませんでした。

音楽室
男「幼ぁーーー!!!」バンッ

美術室
男「どこだあぁーーー!!!」バンッ

調理室
男「頼むからぁ、出てきてくれぇーー!!!」バンッ

柴「落ち着け」ペチッ

男「ハイ……」シュン

柴「慌てても、どうにもならんぞ。こういう時こそ慎重に行動するのだ」

男「と言っても、俺ら幹部二人も派手に倒してる時点で慎重も珍重もないと思うぞ」

柴「よし、次の教室に行くぞ」

男「スルーかよ」

理科室
柴「よし、次は理科室だな」ガラッ

男「幼ァ!居るかァ!?」

幹部3「あっ?」シャカシャカ

男「あ」

柴「あ」

幹部4「まっへたほ、おほこ」(待ってたぞ、男)シャカシャカ

男「いや、アンタも何で歯磨きしてんの?」

幹部4「いは、そほのわんほうははみはきしへまっへほーっていっはからはろ。ガラガラーぺっ」(いや、そこのわん公が歯磨きしてて待ってろーっ言ったからだろ。ガラガラ―ぺっ)

柴「なるほど、って事は、お前もテロリストだな。テロリストにしては律儀な奴だ。男、こいつも知り合いか?」

男「この人も俺の学校の先生で科学のワイルドなザビエル、略してワイエル先生だ。さすがに、もうウチの先生がテロリストでしたって言っても驚かないな」

【テロリスト幹部のワイエルが現れた】
ワイエル「よし、雑談はこれまでにして、本題に入るぞ。男、『アレ』を渡せ。さもなくば、幼の命がないかもだぞ」

男「だから『アレ』ってなんだよ!?」

ワイ「知らんわけねぇだろ。おめぇの親父さんが息子に『アレ』を渡したって情報があるんだからよ。おめぇの兄貴はもう死んでるはずだからな、おめぇしか持ってないはずだ」

男「だから、一体何の話をしてるんだよ!!早く、幼の場所を教えろ!!」

ワイ「まだ、しらばっくれんのか、あぁ?」

柴「……男、もういい。実力行使で奴から幼の居所を聞き出すぞ」チャキッ

男「…分かった」チャキッ

ワイ「やっぱ、実力で奪うしかねぇか…。しゃあねぇな、ちょっくら弱らせてやんよ」カチャッ

男「ガスマスクと試験管!?」

ワイ「ほらよっ」ポイッ

ぷしゃあああああああああ
男「ッこの匂いは!?」

柴「!?ぐわあああぁぁあぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁ!!!!!」バタバタッ

男「柴っ!?」

ワイ「そりゃ動物にゃきついだろうよ、特に鼻の利く犬はな。こりゃあアンモニアだからな」シュコーシュコー

柴「うぐわあぁぁぁ!!っうがあああぁぁぁぁ!!!」バタバタッ

男「くっそおおおお!!!」ブンッ

ワイ「おっと、理系男には肉弾戦はゴメンだね。電気ショックでも喰らいな」バチバチ

男「!ぐわああぁぁぁ!!」バチバチバチッ

ワイ「ほらよっもう一丁!理科室の水道ハイドロポンプ!!」ブシャアァァァ

男・柴「「!?」」

理科室の壁「ドゴオォォォォォン!!!!」

調理室
調理室の壁「ドゴオォォォォォン!!!!」

男「ぷはあぁあっ!理科室の水道の勢いめっちゃ凄い……。柴、無事か?」

柴「けほっ、けほっ、さっき…の調…理室まで…吹き飛ばされた…か……」ブルブルッ

男「おいっ本当に大丈夫かよ!?苦しそうだぞ!」

柴「未だに鼻が利かん……。さっきのアンモニアのせいだ。大声も出せん……男、こっちに来い……」

男「分かっ……うっ、」(何だっ?身体が…痺れる……)ガクッ

柴(これは…毒ガスか?)

ワイ「今さっき、麻痺性の毒ガスを散布した。死にゃあせんが、時期に身体が完全に動かなくなる。降参するなら今の内だぜ?」シュコーシュコー

男(クソッ…そうだ…ポ,ケモン図鑑を開いて対策を……)ワオンッ

ステータス(エネミー)
ワイエル 性別♂ B81 W69 H65
体力2 攻撃力2 防御力3 知性7 速度3 精神5 
SPEC
顕○価○会の幹部の一人。本名不明。40歳。男達が通うK高校の科学の教師。見た目がワイルドなザビエルみたいな顔だからあだ名がワイエル。
普段はのらりくらりとした性格だが、いざという時には真面目になる。誰とでも同じように接しているから、割と生徒達から好かれている。時々生徒に飴ちゃんを配ってる。
基本的な運動は苦手だが知能が高く、化学薬品を使った遠距離攻撃を繰り出す。幹部の中で一番頭が良い。

ビリビリ電気ショック 理科室の水道ハイドロポンプ 色んな毒ガス攻撃 ガスバーナー火炎放射
落とすもの
プレパラート ポケモンÝ

男(クソッ、ワイエルがポケモンをしてる事しかよく分からん!)

柴(なるほどな、彼奴は理科系の道具を使った遠距離攻撃を主軸にしてるようだな…。それに対して我らは二人とも近距離特化だ。しかも、麻痺性の毒ガスが巻かれている今、俺達の動きは鈍っている。こっちも遠距離攻撃するしか勝ち目は無いか……。待てよ、ここは調理室。それなら『アレ』があるはず…。『アレ』等を上手く使えば彼奴に大ダメージを与えれる……。しかし、それをどうやって男に伝えるかだな……)

ワイ「後、一分ほどで完全に身体が動かなくなるだろうよ。どーする気よ?いーち、にー、さーん」シュコーシュコー

柴(やるしかないか……気付いてくれよ、男…)ニギッ

カーン カーン カン カン

男(柴?一体木刀で何をしてるんだ?)

ワイ「じゅーいち、じゅーに、じゅーさん…」シュコーシュコー

カン カーン カン カーン カン

男(これって、もしかして…)ピカーンッ

柴(よしっ、『アレ』に『必要な物を一つ見つけた。早く男に伝えなければ…)

カーン カーン カン カーン カン カン カン

男(これは、『し』に……『濁点』か?もしかして…『アレ』か?『アレ』なら調理室に沢山あるはず…)コソコソ

ワイ「よんゅーはち、よんじゅーきゅー…」シュコーシュコー

柴(最後の一文字っ!)

カン カーン カン カーン カン

男(!やっぱりか!ご都合主義で近くに『アレ』もあったぜ!)

ワイ「ごじゅーごー、おーい、そろそろ、降参して出て来いよー」シュコーシュコー

男(喰らえっ)ブンッ

ワイ「ごじゅー……ぶはっ!何だコレ、小麦粉……ってコレマズい!!」

柴(よく気付いたっ男!そこにあったカセットコンロに火を点けて…)シュボッ

ワイ「クソッ小麦粉がガスマスクのゴーグル部分に付着して何も見えないって!」シュコーシュコー

柴(喰らえっ!カセットコンロ・フリフリアタッーーク!!!)ビュンッ

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンッ

ワイ「えっ、ちょっなにこの音?マジでやるのっ?ちょっとm…」アセアセ

柴(爆発っ!!)

チョドオオォォォォォォォォォンンン!!!




男「あらら、真っ黒焦げだわ、こりゃ…」

柴「しかし、男。よくモールス信号と粉塵爆発の事知っていたな。科学1の癖に」

男「何時の間に成績表見たんだよ。まあ、一応自衛隊とか警察志望だから、モールス信号とか覚えなきゃいかないと思って勉強してたんだよ。これが結構面白っかったんだ。粉塵爆発はハッカーが主人公の漫画に出てたんだよ」

柴「やはり、お前は昔から興味があることの覚えはいいな」

男「昔から?お前と初めて会ったのは三年前だろ?」

柴「!あ、今のは忘れてくれ。口が走ってだけだ」アセアセ

男「ふーん…まあ良いけどさ。さっさとコイツから幼の居場所を聞き出したいけど、こうも黒焦げだからな…」

柴「うむ、見事なヴェリー・ウェルダンだ」

ワイ「誰が、フェリー・ウェルカムだ、アホ」プスプス

男「ワイエル!お前まだ動けるのか!?」サッ

ワイ「おっと、こちとら真剣勝負に負けた上に真っ黒焦げだ。もう、手は出さねぇよ、ダサいから」プスプス

柴「ふむ、やはり宗教テロリストにしては律儀だな。お前まさか顕○価○会の信徒では無いのか?あとフェリー・ウェルカムじゃなくヴェリー・ウェルダンだ」

ワイ「いんや、俺ぁれっきとした教祖様と俺らの神を信じる信徒……の筈なんだけどなぁ…。どうも俺の記憶の学会に入った経緯があやふやなんだよなぁ…」プスプス

柴「記憶があやふやだと?どういう事だ?」

ワイ「教祖様の事は絶対的な存在だし信じてるのは確かなんだがなぁ…入った経緯がおもいだせねぇ。ま、俺の事は良いとして、幼の居場所だろ?お前らの知りたいのは」プスプス

男「そうだ!幼は何処にいる!?」

ワイ「明確な場所は教えられねぇ。だが、この旧校舎に居る幹部を全て倒せば確実にわかるぜ。お前らは少なくとも俺を含めて二人は倒したんだろ?」プスプス

柴「いや、お前を含めて三人だ」ギュー

ワイ「おいおい、巨乳ヤられてんのかよ…。あいつ、保健室に監視カメラ付けたがらなかったから、近況がさっぱりだ。て事はお前らが倒さなきゃいかない幹部は後二人だ。しかし、大変な奴らを残したなぁ」プスプス

男「…アンタ、何でそこまで教えてくれるんだ?敵だろ?」

ワイ「ぶっちゃけ残りの二人が強すぎるからな。俺に苦戦してるようじゃ、まず倒すのは無理だから、教えても大して脅威にならないからだよ」プスプス

男「そいつ等は何処だ!」

ワイ「体育館だよ」プスプス

柴「そうか、貴重な情報には礼を言う」ギュー

ワイ「それじゃ、このさっきから縛ってるこの縄を解いてくれ」プスプス

柴「そいつは無理な相談だな」ギュッギュッ

ワイ「ま、精々頑張るこった。」ニヤリ

男「ワイエル先生…」(ニヤついたつもりだろうが黒焦げでまったく表情が分からん)

柴「行くぞ、男」(あ、良いもの落ちてた)ヒョイッ

ワイ「あ、最後に良いか?」プスプス

柴「なんだ?」

ワイ「ヴェリー・ウェルダンって何の事だ?」プスプス

柴「肉の焼き加減だ」






ワイ「あっ!!ポケモンYが無い!!せっかく朝並んで最後に一個をガキ相手に勝ち取ったのにぃ!!」

【決まり手 『カセットコンロ・フリフリアタック』】

旧校舎内某所
教祖「ほっほっほ、男君達もやりますね……」オヒゲナデナデ

幼(男達……あんなにボロボロになって……。私なんかのせいで男達を危険な目に……ッはうぅっ!この感じ、まさか)ブルッ

幼「んー!んんーー!!」モガモガ

教祖「ん?どうしかましたか、幼さん?」

幼(トイレ!トイレ行かせてぇ!!)

教祖「モガモガ言って分かりませんね。特別に喋らせてあげますよ」ズリッ

幼「ぷはっ、あの、えーと……と、トイレ行かせて……ください…」カー

教祖「いーですよ。縄も解いてあげますから、早く行きなさい。女子トイレそこをでて右の廊下の突当りですよ。その代わりちゃんと戻って捕まっててくださいね」

幼「あ、ありがとうございます!校長先生!」ダッ

校長「あ…それネタバレ…」

旧校舎女子トイレ前
幼「あったあった女子トイレ!それじゃ……」ヌギヌギッ

幼(私って何故かトイレは服を全部脱がなきゃ出来ないんだよね~)ガチャッ

幹部1「ふー」ガチャッ

幹部1「あー、すっきりした。早速体育館に戻るか……ん、なんだコレ、女物のパンツか?」ピラッ

幹部1「ふむ、温かい。持ち帰るか…」カッカッカッ

幼(誰かいたのかな?)



旧校舎某所
教祖「おや、幹部1、なぜ此処にいるのですか?」

幹部1「これは、教祖様。ただいまトイレをしておりました」ペコッ

教祖「そうですか……。おや、なぜ貴方が女物のパンツを持っているのですか?」

幹部1「コレですか?コレは隣のトイレにかけられていました」

教祖「それは、恐らく幼さんのパンツです。幹部1、また貴方女子トイレに入りましたね?」

幹部1「何時も女子トイレの方が近いものですから。なるほど、これは幼のでしたか」

教祖「幼さんに私たちが直接返すのは少し問題があります。男君にでも返しておきなさい」

幹部1「分かりました、教祖様。」(クックック、この幼のパンツを男に見せたら面白いモノが見えそうだな…)ペコリッ

旧校舎女子トイレ
幼「アレ?おかしいな。私のパンツが無い……。ま、いいか」

旧校舎某所
幼「今、戻りました~」

教祖「お帰りなさい、幼さん。ではまた捕まっていて下さい」

幼「はーい」グルグル

教祖「また少し痛いでしょうけど、頑張って下さいね」グルグル

幼「……」グルグル


幼(さっき逃げればよかったあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!)ガビーン

体育館
男「ここに最後の二人の幹部がいるのか……」ゴクリッ

柴「さっきのワイエルの話が本当ならば、今まで倒してきた連中より強いのは確かだろうな」(後、気になるのは、彼奴が言っていた、学会に入った時の記憶があやふやと言う言葉……。俺の憶測が正しければ……)

柴「旧校舎に居る幹部を全員倒すと幼の場所が分かる。信憑性は薄いが、闇雲に校舎内を探すより最短でより確実だろう」

男「それじゃ…、開けるぞ」

ギギー、ガチャッ

男「暗くて何も見えないな……」キョロキョロ

柴「気を付けろ!誰か居るぞ!」クンクン

男「…ッ!」チャキッ

トコトコトコ

ドーベルマン「わふっ」

男「ドーベルマンかよ!?」コテっ

柴「何故、ここに犬がいる?」

ド「ハッハッハッ、久しぶりだな……おt、いや、今は『柴』と呼ばれているんだったなぁ」スタンダップ

男「!?こいつも喋る上に二足歩行か!?」

柴「!!!その雰囲気、その笑い方……あ、アンタは、まさか……し、師匠!?」

男「師匠!?このドーベルマンが柴の!?」

柴「師匠!なんで、アンタがこの場所に…しかも俺と同じ犬の姿になんて!?」

ド「まあ、色々あってな…今は教祖様を守る幹部5…つまり、お前達の敵だ!!」ユビサシ

柴「そんなっ!師匠が…テロリストの幹部5だ…と……」ガクシッ

男「もう、どこからどこまでツッコめばいいか分からない…」

柴「ならば、もう一人の幹部はどこだっ!師匠!!」

ド「もう一人の幹部、幹部1はそろそろトイレから帰ってくるだろう…」

幹部1「フハハハハッ!待たせたな!!」チリンチリンッ

ドーンッ キキィー

男「あ、アンタはっ!!体育教師のゴリラ!!」

ゴリラ「そうだ!最後の幹部、幹部1とは、この俺、ゴリラのことだ!!」シャキーンッ

柴「そのママチャリ……あの時のママチャリの奴は貴様か!」

ゴリ「そうだ!」シャキーンッ

男「それじゃ…、あの脅迫状を書いたのは……」

ゴリ「俺だ!」キラリーンッ

ゴリ「後、幼を攫い、お前たちをスタンガンで気絶させたのも俺だ!」

男「アンタが幼を攫ったのか!」ギリッ

男「テメエェ!!!」ダッ

ゴリ「ふんっ」ブンッ

バコンッ!

男「がっ…はっ……」

ド「やれやれ…」シュンッ

バキイーンッ!

男「ぐああっ!」バコーンッ

柴「男おぉお!!」

ド「柴。かつての師弟のよしみだ。お前が男から『アレ』を奪い、我らに渡せ。そしたら、お前達全員殺さず返してやる」

柴「!」

ド「お前は初めから『アレ』とは何の事か分かっているのだろう?事は穏便に済ませようではないか」

柴「断る。今、死者が出なくても『アレ』をアンタ達テロリストに渡せば、いずれこの国は終わりだ」

ド「仕方ないな……」シュンッ

ギュウウウウウンッ!!

男「!」

ド「柴、お前は大切なものをまた失うぞ」シュンッ

ズァンッ!

ド「刀を抜いたか…」ツーッ

柴「…アンタの相手は俺だ…」ドンッ

男「柴!」

柴「男!あのドーベルマンは俺が引き受けた!お前はあのゴリラを倒せ!冷静にな!」

男「あ、ああ!分かった!」バッ

ゴリ「む、来るか?よし、体育の時間のようにひねり潰してやろう!」バッ


ド「柴、どうしても師に逆らうのか?」

柴「確かにアンタが居なければ、今の俺は居ない…。アンタと出会わなければ、頭が良いだけの非モテ男だった………」

柴「アンタがあの時教えてくれた女を落とすナンパテクのおかげで、今の俺には101の港に101人の愛人が居る」

柴「だが、それとこれとは話が別だ!今のアンタは俺のナンパの師ではなく、タダのテロリストだ!だから、俺は過去の清算と未来の男や幼達の平和な日常の為にアンタを討つ!!」ドンッッ

ド「フッ甘いな、柴……俺の愛人は108人居るぞ」ドドンッッ

柴「なんっ……だと…?」

【テロリスト幹部のドーベルマンとの勝負が始まった】
柴「…取り敢えず行くぞぉ!師匠、いや、ドーベルマン!!」ゴー

ド「来い!馬鹿弟子がァ!!」ゴー

柴『スーパー居合 立居合 五本目 袈裟切り』

ド『!』

柴『鞘を返しながら刀を抜き出し、逆袈裟に切り上げる!』

ザンッ!

ド『があぁ!』グチャッ

柴『そして、切り上げた刀を間を置くことなく、袈裟に切りおろす!!』ズバァ

ガシッ

ド『なんて、効く訳ないだろう、俺にお前の『威圧』が」ギリギリッ

ド「せいやぁ!」ケリッ

柴「ぐっ!」(やはり、スーパー居合が効くのは精神の弱い相手だけか…ッ)ガクッ

柴「ならば、これならどうだ!」シュンッ

ド「むう、速いな…だが」

柴「せぇええい!!」ザンッ

ド「また、逆袈裟の切り上げか…芸の無い……」

柴「……と、見せかけて、俺のこの肉球(掌)でプニッと萌えろぉ!!」

柴「にいぃくきゅうぅぅ!!レフトドオォグフィンガァァァァ!!!」プニーン

ド「左のドッグフィンガーだとっ!?くっ、ならばぁこちらもぉ!!」

ド「ブラアァァァクッドオォォグフィンガアァァァァ!!!」プニーン

プニプニプニプニプニプニプニプニッッッッ!!!!!

柴「何っ!?俺と同じドッグフィンガーだとっ!?」

ド「フッ。驚いたか柴よ。何故、俺がドッグフィンガーが使えるか、教えてやろう。それはな……」

ド「二男前から俺もTSUTAYAでGガンのDVDを借りて観たからだ」ドヤッ

柴「なんっ……だと……?」

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