元太「小嶋元太は静かに暮らしたい」 (48)

元太「ウッナ重!ウッナ重!」

彼の名前は小嶋元太。
うな重が大好きな小学一年生

この年の子供は、トンカツやカレーやラーメンを好むが、彼は何よりもうな重を好んだ

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元太「今夜もたっぷり味わって食うからな!!」
彼が今食べようとしているものを彼は『うな重』と呼んでいた。

しかし、一つだけ普通のうな重と違うのがある。
それは、ウナギの代わりに男性器を使っているからだ

元太「ウヘヘヘ。タレもたっぷりかかって旨そうだぜ。」

男性器には、おびただしい量の精液がついていた

元太「うんめーぜ!!このウナギの持ち主、いいからだしていたから、やっぱりウナギもうめえな!!」

彼は猟奇的殺人犯だった。

この殺人率の高い米花町で、彼は、殺人を犯していた。

彼は、好みの『ウナギ』をもってそうな男を見ると、食欲と性欲が混ざり合ったようなどす黒い感情に支配される。
そして、その男の男性器を勃起させ、射精する瞬間にその男を殺してた

元太「はー!食った!食った!」

彼は、このおぞましい習慣をやめるつもりはない。
それどころか、普通の小学生として暮らしたいと思っている

翌日

光彦「絶対調査すべきですよ!!」

コナン「やめろ。光彦」

光彦「どうしてですか!?」

灰原「そうね。今回の事件は、子供の出る幕ではないわ。」

元太「でもよー。解決したら、お礼でうな重たくさんもらえるかもな!」

歩美「もー!元太君ったらまたうな重なんだから。」

彼らは、少年探偵団。今米花町で起こっている、猟奇殺人について、少年探偵団が活動するか否かで議論している。

今更ですが、
ジョジョとのクロスではないです

コナン「いいか光彦?こういうやつはな。俺たちには危険すぎる。」

光彦「でも!被害者がまた一人、また一人と増えているんですよ!こんな時に活躍するのが少年探偵団じゃないですか!!」

元太「でもよー!光彦。とーちゃん言ってたぜ。こういう頭おかしいやつらにはかかわるなって。」


光彦「元太君まで!?もういいです!!僕一人で調査します!」ダッ

歩美「光彦君!!」

灰原「いいの?ほうっておいて」

コナン「ああ。一応、高木刑事に連絡しておく」

灰原「そう」



男「うぎゃああああ!!!」

元太「へへへ。おじさん立派なうなぎもってるじゃんか。」

男「ひぃぃぃぃ!!!」

元太「でもな、うなぎ以外は、いらないんだよな」グサッ!

男「ウッ!!」バタ

元太「さて、今日は大物を捕まえたぞ」


光彦「ヒッイイイイ!!!」

元太「見てたのか?光彦」

光彦「」コクン!コクン!

光彦は、激しく首を動かした

元太「オレ。捕まってうな重食べれない日を過ごすの嫌なんだ。悪いが光彦のうなぎ貰うよ」

光彦「」ガクガク

光彦は、腰が抜けてその場から動けなかった

元太「みんなに呼ばれると面倒だから、まずは探偵団バッヂを壊してっと」バギッ

猟奇殺人をしているが、この時だけ普段以上に冷静に行動できた。

元太「これを飲め!」

光彦「!?」

元太が飲ませたのは特性バイアグラだった。

元太「よし!たってきたな。」

元太「うなぎをとるか」グサッ

光彦「うぎゃああ!!」

元太「うるさい」グサッ

光彦「ウッ!!」バタ

元太「へへへ。今日は大漁だぜ!!」

翌日

歩美「う………そ………?光彦君が……?」

コナン「ああ。どうやら昨日、猟奇殺人犯に」


元太「マ、マジかよ!?」
コナン「今朝、おじさんのとこにきた目暮警部から聞いたから本当だよ」

灰原「彼には高木刑事がついているんじゃなかったの?」

コナン「言ったが、さすがに仕事があるから、ずっとは無理だ。どうやら、高木刑事が見ていない時に…」

灰原「なるほど。そのときに偶然犯人を目撃したか、あるいは、犯人に偶然目撃されて被害者になってしまったのね。」

コナン「ああ。どうやら、昨日、光彦と高木刑事は連絡を取り合ってたらしいからな。」

コナン「なあ、灰原。ちょっと…」

灰原「なに?」

コナン「オレは、俺たちの身近に犯人がいると思っている」ヒソヒソ

灰原「ちょっと!?」

コナン「声がでけーよ。光彦の探偵団バッヂが壊されていたんだ」ヒソヒソ

灰原「探偵団バッヂが?」ヒソヒソ

コナン「ああ。あれは、知らないやつから見ればただのバッヂに見える。連絡手段をたつなら普通携帯からだ。つまり犯人は、探偵団バッヂの機能を知っている人物」ヒソヒソ

灰原「!?つ、つまり…」ヒソヒソ

コナン「ああ、そういうことだ」ヒソヒソ

元太「…………」

歩美「もー!また二人でヒソヒソ話!?」

元太「俺たちにも教えろよ!」

コナン「大したことじゃねえよ。博士も気をつけろっていっただけさ」

灰原「そうよ。きにすることないわ」

灰原(あのこたちに余計な心配を与えないために黙っておくのがいいわね)

元太「…………」

夕方

コナン「ん?探偵団バッヂが鳴ってる。誰からだ?」

コナン『どうした?』

元太『た、大変だぁ~!お、俺今変なやつにつけられているんだ!!』

コナン『落ち着け!!元太!!今どこにいるかわかるか!?』

元太『よくわかんねーよ!!なんか近くに本屋があるしかわかんねーよ!!』

コナン『警察に電話したか!?逆探知で場所を調べてもらえるぞ!』

元太『け、携帯家に忘れちまったんだよ~』

コナン『な、何!?』

コナン(くっ!!こんなんじゃ警察にきてもらうのも無理か。第一、子供のこんな曖昧な通報じゃ無視されちまう。しゃーねー。俺が追跡眼鏡であいつんとこまでいくしかねーか。)

コナン『待ってろ!今すぐ行ってやる!』

元太『た、頼むぜ!コナン!!』

元太(本当に早くきてくれよ)

とある廃工場

元太「コ、コナ~ン!!」
コナン「元太!こんなとこまで来てたのか!?」

元太「なんか逃げ回ってたら、着いちまってよ」
コナン「で?その男はどこだ!?」

元太「俺さっきまで、この工場の中逃げ回ってたからよ。中にいるかもしんねえ」

コナン「わかった。ここで待ってろ」

元太「俺もついてくぜ!!」

コナン「バーロー!危険だろうが」

元太「でもよー。もし、工場にいなかったら、こっちの方があぶねーぜ!」

コナン「ったく。しゃーねーな。一緒に行くぜ」

元太「へへ。」

二人は工場内を進んだ

しばらく、進んでいると、奥に怪しい人影が見えた

元太「コ、コナ~ン!ぜってーあいつだぜ」ヒソヒソ

コナン「よし!目暮警部に連絡するぞ」

コナンは携帯を取り出した

元太「…………」ニャッ

また夜に来ます

>>19
すみません
誤:ニャッ→正:ニヤッ

ドスッ!

コナン「!?」

元太は、鉄の棒でコナンを殴った

元太「さて、確かその時計麻酔針がついてるんだったな」

コナン「な、……なにを………!?」

元太「コナンのうなぎをもらうだけさ。ただまだ夕方だ。今奪うと誰かに見られるかもしれない。夜までおとなしくしてくれ。」

コナン「て………テメエ………」

元太「」プスッ

元太は麻酔針をコナンにうった

コナンを眠らせた後準備してあった。ロープでコナンの手足を縛り、さらに口を封じた。

元太「ここでおとなしくしていろよ。」

コナンは何もない部屋に閉じこめられた


元太「これで今夜もうな重が食えるな」

元太は、工場を去ろうと出口に向かった

元太は、コナンの探偵団バッヂを壊し、コナンの持っていた携帯を全て奪った。

元太「!?」

安室「おや?君は元太君じゃないか。コナン君を知らないかい?」

元太「安室のにーちゃんどーしてここに!?」

安室「探偵事務所から慌てて出かけたコナン君を見てね。つけてきたってわけさ。」

元太「そーだったのか。コ、コナンがやべーんだよ!!」

安室「コ、コナン君が!?どういうことだ!?」

元太「オ、俺!実は、変な奴につけられててよ!携帯持ってなかったから、コナンに助けてもらったんだ!!」

安室「そ、それでコナン君は!?」

元太「工場の中にいったんだよ!!俺には危険だから来るなっていってよ!!」

安室「な、なんだって!?」

元太「は、早く助けにいかねーとやべーぜ!!」

安室「………」



ドスッ!

元太「!?」

安室の拳が元太に炸裂した。

安室「僕の知っている少年探偵団は、危ないとこに友人を一人でいかせることなんてしない!!」

元太「ゲホッ!!」ポロッ

元太の服からコナンの携帯が落ちた

安室「君は携帯を持っていないといった。それにそのストラップ。コナン君はどこだ!?」

元太「くっ!」

元太は工場に逃げ出した。

安室「待て!!」

とある部屋

安室「追い詰めたぞ!」

元太「………」


安室「コナン君はどこだ!?」

元太「…………」ポチッ

安室「!?」

突如、安室がいた床が崩れてしまった。

安室「く、くそ……」

元太「………」ドスッ

安室「ウッ」

元太が鉄の棒で安室を殴りつけ気絶させた。

この工場は、元太がコナンをおびきよせ、コナンの『うなぎ』を奪うために、いろいろ仕掛けを施していた。

元太は、コナンの頭脳に対しかなり警戒し、かなりの数のトラップを作っていた。

元太「まさか、この人のうなぎも手には入るとはな。」

元太は、安室の手足を縛り付け、口を封じ、コナンとは別の部屋に監禁した

しかし、元太は二人の『うなぎ』を奪わなかった
なぜなら、夕方は人が多い。
血なまぐさい臭いを発する子供は、不審に思われる

元太「せっかくの上物だが夜まで我慢だ」

元太は、その場を後にした


元太は再び工場へ訪れた

元太「待ったか?コナン。安心しろ。お前のうなぎ俺が食ってやるからな」

コナン「や、やめろ!!」

元太は、いつもの薬をコナンに飲ませた

コナン「!?」

元太「………」スッ

元太は、包丁を構え、一気にコナンの『うなぎ』を切り落とそうとした。
ガキン!!

元太「!?」

コナン「甘かったな。元太!!」

カッ!

元太「!?」

突如として、明るくなった

元太「こ、これは!?」

元太は、周りをみまわすと自分が警察に囲まれているのに気づいた

元太「ど、どういうことだ!?」

沖矢「簡単ですよ。犯人は、探偵団バッヂの機能を知っている人物。それは、つまり我々の身近な人物ということです」

元太「………」

コナン「俺は、お前から連絡があった時、念のため昴さんにも予備の追跡眼鏡でお前の保護をお願いしたんだ。」

沖矢「ただし、コナン君より、かなり後方でね。君があの工場から戻ってきたとき、不審におもい、工場を調べて彼らを救出したわけですよ」

コナン「そして、お前を捕まえるために、博士に頼んで、ズボンに防具をしこんだわけだよ」

目暮「観念するんだ!元太君!!」

元太「…………」

コナン「なぜこんなことを?」

元太「…………」

元太「最初…………は、ただうなぎを食べたかっただけなんだ。」

コナン「ど、どういうことだ!?」

元太「でも、光彦のうなぎを食って変わったんだ。これは、友情なんだってな」

コナン「?」

元太「人間の友情は、儚い。すぐに壊れ、大人になるにつれ、会いたいときに会えなくなる。それで、光彦のうなぎを食べてわかったんだ。俺が光彦のうなぎを食べて、光彦が俺の中に生き続けているのを。」

元太「だから、俺がみんなのうなぎを食べれば、少年探偵団は、永遠の友情を約束される。でも、歩美と灰原には、うなぎがないんだ。だから…」

沖矢「だから…?」

元太「二人の肉をコナンに食わせた後、俺がコナンのうなぎを食うつもりだったんだ。最初はな。」

コナン「しかし、俺が真相に近づいたから先に俺をやろうとしたわけか」

元太「ああ。二人は、別な人に食べてもらうとするよ」

目暮「しかし、君はもう逃げられないぞ!」


元太「逃げるつもりはないさ。目の前に大量のうなぎがあるんだ。」スッ

元太は、スイッチを取り出した

元太「」ポチッ

元太以外全員「!?」

しかし何も起こらなかった。

元太「な、なに!?」

阿笠「わしじゃよ!元太君!」

元太「は、博士……」

阿笠「君が用心深い人でよかったわい。君がいなくなった後、君の仕掛けた爆弾を解除する時間がたっぷりあったのじゃからな。」

沖矢「そういえば、いってませんでしたね。私は一人ではなく、博士と共にコナン君の後をつけたのですよ」

コナン「さあ!観念するんだ!元太!」

元太「オ、………オ、………」

コナン「?」

元太「俺がうなぎを食えないのか!!!」

元太は、怒り狂っていた。
もう、『うなぎ』を食えない恐怖が、死刑になる恐怖より勝り、とんでもない怒りが元太の心を支配していた

目暮「くっ!う、うて!!」

警察による射殺で元太は、死んでしまった。

この猟奇的連続殺人の犯人が小学生という事実は一部の人間のみだけが、知るのみになり、事件は闇に葬られた

元太の家付近

ウォッカ「アニキ。回収しましたぜ」

ジン「ごくろう」

ウォッカ「にしてもボスは、ひどいことしやしますねぇ」

ジン「組織の新開発した。猟奇殺人を犯すサブリミナルの仕込んだDVDか。」


ウォッカ「ええ。まあ、計画は、成功みたいですがね。」

ジン「………いや、失敗だ。」

ウォッカ「ど、どういうことです!?」

ジン「今回の真の目的は、バーボンの始末だ。」

ウォッカ「えっ!?」

ジン「あのお方は、目的が終わったのに単独行動を続けているバーボンにご立腹だ。」

ウォッカ「つ、つまり!?」

ジン「ああ。バーボンが近づいている毛利小五郎。さすがにあの名探偵にDVDを送るのは危険すぎると判断したあのお方は、たびたび新聞に載る少年探偵団の一人にそいつを送ったんだ。」

ウォッカ「な、なるほど。いずれ、殺人衝動が近くの人間にいき、子供という油断を誘いバーボンを始末するっていうことですかい?」

ジン「ああ。奴は、今組織が管轄している病院で治療を受けているがな。」

ジン「まあ、あいつの処分は、あのお方が決めるだろう。」

ウォッカ「そうですね」

数日後

蘭「コナンくーん!ワールドカップのDVD届いているわよー!」

コナン(あれ?んなもん注文したっけな?ま、いいか)

コナン「ありがとう。蘭姉ちゃん」

これで終わりです

初めは
元太+吉良
にするつもりでしたが、結果的に

元太+吉良+サイコパス

な感じになりました。

今回のテーマは『事件は警察に任せろ』です。

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