ー事務所ー
ちひろ「…ふぅ」コトッ
モバP「お疲れさまです、ちひろさん」
ちひろ「プロデューサーさんもお疲れさまです!」
モバP「うちの事務所も忙しくなったもんですよねぇ」
ちひろ「そうですね、私が来た時なんて社長とプロデューサーさんしかいませんでしたし」
モバP「いつ潰れるかって考えて毎日他の就職先を探してたくらいですからね」
ちひろ「それがいまでは765プロや876プロに次いでの超売れっ子アイドル達が集まる大きな事務所になったんですから、人生ってわかんないものですね」
モバP「全くですよ、その日の飯の心配もしなくてよくなりましたし!」
ちひろ「ふふふ、そうですね」
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モバP「と、飯の心配も無くなったことだしどうですか?今日の夜に食事でも」
ちひろ「いいですよ!」
モバP「ほんとですか!?」
ちひろ「はい♪スタドリをダースで買ってくれたら♪」
モバP「……諦めます」
凛「また誘ってるよプロデューサー」
未央「今日もダメだったみたいだけどねー」
卯月「ちひろさんがOKをくれる日って来るのかなぁ…?」
モバP「うるせぇ!聞こえてんだぞお前ら!!」
凛「あ、断られた人がこっち来た」
未央「にげろにげろー!!」
卯月「きゃー!」
ウオォォォ!!オトナヲカラカイヤガッテー!!
┣¨┣¨┣¨┣¨ドド
ちひろ「……ふふふっ♪」
ー数十分後ー
モバP「それじゃあお先に失礼しますね」
ちひろ「はい、お疲れさまでした!」
凛「ねぇプロデューサー、ご飯連れてってよ」
未央「どうせ断られたし暇でしょー?」
卯月「私、ハンバーグが食べたいです!!」
モバP「お前等なぁ…」
モバP「あーもう!わかったよ!いつものファミレスでいいな?」
ニュージェネ『わーい!!』
ちひろ「さぁて…私ももう少ししたら帰ろうかな」
ちひろ(…今日くらい誘いにのってみればよかったなぁ)
ちひろ「戸締まり戸締まり……」ガサガサ
ー道ー
ちひろ「戸締まり…よし!帰ろうっと」
???「あのー、少しよろしいでしょうか?」
ちひろ「はい?」
???「こちらはシンデレラガールプロダクションで間違いはないでしょうか?」
ちひろ「…はい、そうですが?」
ちひろ(誰かしらこの人…?テレビ局の関係者には見えないけど…)
ちひろ「あのー、もしかして記者の方ですか?それでしたらうちはアポなしの取材はちょっと……」
???「あー、いえいえ!わたくしは…こういう者です」名刺スッ
ちひろ「あ、これはどうもすいませんご丁寧に…こちらもお渡ししますね」名刺スッ
名刺『霊界行政機関
霊魂取扱官庁
死神No.413 霊界三ー六B (13)4444』
ちひろ「……は?…死神?」
死神No.413「あー、やはり貴女が千川さんでしたか!すいませんね人間界の住所には疎くて少し迷ってしまいまして…」
死神No.413「おめでとうございます!お迎えにあがりました、千川ちひろさん」
ちひろ「……ええぇ……………」
ちひろ「…あの、ドッキリですかこれ?」
死神No.413(以後死神くん)「ドッキリ…?あぁ確かにドッキリしてしまいますよね、いきなり死神が現れるなんて」
ちひろ「いえそういう事じゃなくて…」
死神くん「えーと…千川さん、貴女の寿命はあと3日ですね」
死神くん「あと残り3日の人生…やり残した事などがあればわたくしがサポートしますので、願わくば笑顔で幸せな最後を迎えましょう!」
ちひろ「…いい加減にしてください!」
死神くん「うぇっ!?」
ちひろ「さっきから聞いてれば…死神だの寿命3日だの、ドッキリだとしても悪質過ぎますよ!人の命をなんだと思ってるんですか!?」
死神くん「し、しかしですね千川さん?千川さんは3日後に普段の過労がたたって心臓麻痺でお亡くなりになられるご予定でして……」
ちひろ「もういいですから!!私は帰るのでどいてください!!」バッ
死神くん「ああちょっと千川さん!!?千川さぁぁん!!」
ちひろ「ついてこないでください!!」
死神くん「行ってしまわれた…僕はそんなに失礼な事を言ってしまったのだろうか……」
メール欄sagaいれないといいところで[ピーーー]ってなりそうだから先に言っとく
監死官「バカかテメェは!!!」ヒュバッ
死神くん「うわびっくりした!」
監死官「いきなりアホ面さげた男に『死神でぇすwww』なんざ言われて信じるバカなんているわけ無いだろうが!」
死神くん「そうは言われましてもそれが僕の仕事ですからそこは信じていただくしかないのですが…」
監死官「他になんかやり方があるだろうが!そんなんだからお前は仕事が出来ないってバカにされるんだよ!!」
監死官「さっさと千川ちひろの所に言って事情を説明してこい!!!このカス!!!」
死神くん「ひ、ひどいなぁもう…わかりましたよ」
>>9
確かにそうですな、ありがとうございます
ーちひろの家ー
ちひろ「全く……どこのテレビ局か知らないけど抗議の電話明日いれなきゃ、アイドル達がああいうドッキリを仕掛けられたら可哀想だし」
死神くん「我々も極力ショックの少ないようにと考えてはいるんですが…申し訳ありません」
ちひろ「ほんとに気をつけてくださいね……ってきゃぁぁぁ!!!!!」
死神くん「ど、どうなされましたか千川さん!?」
ちひろ「な、なんで部屋の中に…!不法侵入ですよ!はやく出ていってください!!」
死神くん「申し訳ございません、ですが千川さんはなにか誤解をしていらっしゃるようなので詳しい説明をと思いまして!」
ちひろ「大家さぁぁん!!私の部屋に変質者がいるです!!助けてください!!」
死神くん「へ、変質者!!?わたくしは仕事で仕方なく来ているだけでして決して千川さんをどうこうしたいわけでは…!」
大家「だ、大丈夫ですか!?不審者はどこに…」
ちひろ「大家さん!ほらあそこに……」
大家「って……誰もいないじゃないですか」
ちひろ「え…?」
大家「まったく…お酒でも飲んでるんですか?まだ夜もふけてないからってあまり騒がないでくださいね」
ちひろ「え、だってあそこに…」
死神くん「わたくしの姿は他の方には見えませんよ」
ちひろ「……うそ」
ちひろ「…まさか本物の死神だなんて」
死神くん「やっと信じてもらえましたか…」
ちひろ「えっと…すいません、変質者呼ばわりしてしまって」
死神くん「いえいえ気にしてませんのでお気になさらないでください」
ちひろ「それであの…」
死神くん「はい?」
ちひろ「本当なんですか…?私があと3日で…死んじゃうって」
死神くん「お気の毒ですが…真実です」
ちひろ「………」
死神くん「…千川さん?」
ちひろ「そんな……なんで私が…」グスッ
ちひろ「まだやりたいこと…たくさんあるのに…」グスッ
死神くん「あー!泣かないでください千川さん!そ、そうだ!わたくしのとっておきの物真似、嵐の大野智の真似を…」
監死官「なにやってんだよお前は!!」
監死官「お前の下手くそな物真似なんて見たくねぇよ!!」
ちひろ「あ、貴女は…?」グスッ
監死官「あー?私はこいつのお付きだよ」
死神くん「監死官さんです、僕の一応パートナーみたいなものですかね」
監死官「誰がパートナーだよ!お前と同等みたいにいってんじゃねぇよ!」
ちひろ「……うぅ」グスッ
監死官「あーもうなに泣いてんだよ、人より死ぬのがちょっと早いだけじゃねーか」
死神くん「千川さん、安心してください」
死神くん「わたくしには千川さんの死を無くしたりするという権限はありませんが、最高に幸せな死をサポートすることはできます」
死神くん「どうかお困りになりましたらわたくしを頼ってください、それに召されたあとにいく天界はいろんな人がいますしきっとお友達も出来ますよ!」
監死官「ガキでもあやしてんのかお前は!!」
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