上条「…………」

美琴「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「…………」

美琴「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「…………」ﾌﾟﾆｯ

美琴「ｵｳﾌ」ﾌﾟﾙｯ

上条「うおっ」ﾋﾞｸｯ

美琴「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

上条「…………」



なんだこれ

美琴「……いきなり胸に触らないでくれない？」

上条「え、あそこ胸だったのか？」

美琴「他に何だっていうのよ」

上条「えっと……すまん……」

美琴「謝らないでよ。空しいだけだから」

上条「……すまん……」

美琴「…………」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙｯ

上条「……スライムにも、性別ってあるんだな」

美琴「…………セクハラっ！？」ﾋﾞｸｯ

上条「ねーよ」

　
美琴「と言っても、私以外のスライムに会ったことないから、よくわからないわね」

上条「親はスライムじゃないのか？」

美琴「ちゃんとした人間よ。まあ、突然変異みたいなものよ」

上条「それはいくら何でも無理があるんじゃねぇか！？」

美琴「ていうか、アンタ前に会った時にも同じこと言ってたわね」

上条「(ヤバッ……知り合いだったのか！？)
　　　　い、いや～後でよく考えてみて、あれは夢なのだと思っていたんだが……」

美琴「あぁなるほど。まあ確かに、いきなりスライムと遭遇したら驚きの余り、
　　　　現実逃避しちゃうこともある……わよね？」

上条「おう(よかった。ちょっと頭の緩い子だ)」

おォーい


上条「ん？」ﾅﾝﾀﾞ?


一方通行「こンなとこにいやがったか。もォ飯の時間だ、帰るぞ」

美琴「あ、うん。もうちょっと待ってて」

一方通行「早くしろよォ」



美琴「ごめん！迎えが来たから帰るわね」

上条「おぉ、またな……っと。その前に、名前を教えてくれないか？」

美琴「あれ？言ってなかったっけ。まあいいわ」

美琴「私は御坂美琴、よろしくね。アンタは？」


上条「俺は上条当麻だ。よろしくな、御坂」