男「とりあえず君は何者なんだい？」

死神「私は死神と言います」

死神「男さんの命を頂きに来ました！」

男「差し上げましょう！」ﾊﾞｯ

死神「ふぇぇ？！いいんですか？」

男「死神様の為ならこの命、捧げます！」ｷﾘｯ

死神「ふぁ…ありがとうございます//」

死神「では、早速…んんー」ｸﾞｸﾞ

男「おっ、鎌とは死神っぽいですね」

死神「死神ですか持っていて当然なのです！」ｸﾞｨ

死神「んしょ…んっ…んんー！！」ｸﾞｸﾞ

男「…あの、手伝いましょうか？」

死神「だ、大丈夫なのです！」ｸﾞｸﾞ

男「………」

数分後

死神「あぅ…重くて持てないのです…」ｸﾞｽ

男「じゃあ、俺の命はあげられないなー」

死神「うー」

男「よしよし」ﾅﾃﾞ

死神「な、撫でないでくださいー！//」

男「しかし、こんな小さい子が死神だなんて」ﾑﾆﾑﾆ

死神「頬をムニムニしないで～」

男「柔らかい、癖になる！」ﾑﾆ

死神「いい加減して下さい！」ﾊﾞﾝ

男「うおっ？！」ﾄﾞｻ

男「な、何いまの…？」

死神「衝撃波です」ﾌﾝｽ

男「スゲー…！」

男(あれ……待てよ？)

男「最初からその衝撃波を打てばよかったんじゃ…？」

死神「この衝撃波で人を殺してはいけないのです」

男「なんで？」

死神「魂がしさん？してりんね？がなんとかって偉い神様が言ってたのです」

死神「よくわからないけどそういうことなのです」

男(神ってなんだろう)

男「ん…？でもさっき普通に俺に向かって撃ってたよね？」

死神「………」ﾊｯ

死神「わ、私なんてことを…」ｼﾞﾜｧ

死神「ごめんなさい…間違えちゃったのです…」ｸﾞｽﾝ

男(あわわわ)

死神「ほんとにごめんなさい…許してください…」ｸﾞｽﾝｸﾞｽﾝ

男(泣いてしまった…ここは)

男「まあ誰にだって誤ちはあるさ」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

男「もう撃たないでね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

死神「はぅぅ…///」

男「落ち着いた？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

死神「はい…取り乱してすみません」

男「それで…もうお話は終わりかな？」ﾊﾟｯ

死神(あっ…)

死神「あの…その…まだあなたを殺す仕事が…」

男「そっか…でもどうやって？」

男(まあ本当に殺されちゃ困るんだけどね)

死神「えっと…えっと…」

男「また今度にしたら？俺はいなくなったりしないからさ」

男(まあこの分なら次も大丈夫だろう)

死神「…………本当ですか？」

男「ああ」

死神「…じゃあとりあえず今日のところは諦めましゅ…」ｽｰｯ

男(消えた…)

男(何だったんだ今のは…)

男(…しかし今の少女はなかなかのなかなか)

男(い、いや違うぞ？俺はロリコンではないぞ？)

男(って誰に言い訳してるんだ俺は)

男(……)

男(死神『貴方の命を頂く代わりに、わ、私を差し上げましゅ…///』)

男(………)

男(死神『ま、間違いを犯した、いけない私に…ば、罰を与えてくだしゃい…』ﾌﾙﾌﾙ)

男(……………)

男(…………………)

男(……………………ふぅ)

男(どうして戦争はなくならないんだろうな…)

男「っと、もうこんな時間か…」

男「今日の飯は何にするかなー…」ﾊﾟｶｯ

冷蔵庫「」ﾅｶﾆﾀﾞﾚﾓｲﾏｾﾝﾖｰ

男「……」ﾊﾟﾀﾝ

男「…………」ﾋﾟﾋﾟﾋﾟ ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ

男「あー友？今から天一行かね？…うん、うんいつものとこで…じゃ」ﾋﾟｯ

こんな感じでいいですかね

死神家

死神「ただいまです…」

死神姉「あら、おかえりなさい」ｷﾞｭｯ

死神「あぅ…いきなり抱きつかないで下さい」

死神姉「だって死神ちゃんの事、心配だったんだもん」ｽﾘｽﾘ

死神「く、苦しいですー」

死神姉「それで、ちゃんと魂は回収出来たの？」

死神「………」ｼｭﾝ

死神姉「……なるほどね」

死神「うぅ、私……やっぱりダメな死神なんでしょうか……？」ｳﾙｳﾙ

死神姉(ああもう死神ちゃんったらかわいいなぁ)

死神姉「誰だって上手く行かない時はあるわよ、だから元気だして？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

死神「はい……」ｸﾞｽﾝ

死神姉「そうだ！今日は死神ちゃんの好きな物を食べていいよ？」

死神「ほ、ほんとうですかっ？」ﾊﾟｧｧ

死神姉「ええ、何でも好きな物をどうぞ？」

死神「じゃあ私……天下一品のラーメンが食べたいですっ！」

死神姉「えっ……？」

死神「えへへ……最後に食べたのは、いつだってでしょうか……」

死神「ああ、想像しただけでよだれが止まりません……！」

死神姉(そういえば……この娘、顔に似合わず天一好きだったっけ……)

死神姉(私は、もっと軽い物がいいけど……)ﾁﾗｯ

死神「えっへへ～てーんかいっぴんのら～あめーん♪」ｷｬｯｷｬｯ

死神姉(こんないい笑顔を見せられちゃうとねぇ)

死神姉(今夜は胸やけ確定ね……)

書き溜めしてたらなんか進んでた

リレー形式の流れなのかと思った
じゃあ後は頼んだ

すんませんどうしても展開が思い付かなかったので>>24-26はなしでお願いします

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男(すっかり遅くなってしまった)

男(彼女の話になると止まらないのが友の悪い癖だ…基本的にはいい奴なんだが)

男「はあ…」

男(俺も出会いが欲しい！)

男(そう、例えばこんな風に少女が家の前に…うん？)

死神「」ﾁｰﾝ

男「し、死んでる………ん？」

男(この子さっきの死神ちゃんじゃないか)

男「死神さまー生きてるー？」

死神「うぅーん…」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

男(寝てたのかな？)

男「死神さまー起きてー」

死神「はんばーぐが…うぅ…」ﾊﾟﾁ

死神「…………？」ﾎﾟｹｰ

男(どんな夢見てたんだろ)

男「お、起きたか」

死神「………あ、男しゃん…」

男「もう戻って来たの？」

死神「い、いえそういうわけではなくて…」

男「？どうしたの？どっか悪いの？」

死神「あ、あのその…」ｸﾞｰ

死神「…///」

男「…お腹減ってたんだね」

死神「………///」ｺｸﾝ

男(死神も普通にお腹減るのか)

死神「そ、それでお願いがあるのですが…」

男(お願い？)

男「うん」

死神「ごはんを…ごはんをくださいませんか？」

男(え？)

死神「もちろんただでとは言いません…もう男さんのことは殺しません…」

男(よくわからん内に死亡フラグが建ってよくわからん内に消滅していた…)

男(何がなんだか分からない…)

男(でも…)

死神「だめですか…？」ｳﾙｳﾙ

死神「そ、そうだ！証拠にこの殺す人リストから名前を消します！」

死神「あう…消えない…なら破ります！えい！こんなもの！」ﾋﾞﾘﾋﾞﾘ

男(悪いやつには見えないんだよな…)

男(まあ夜飯くらいなら)

男「うん、いいよ」

死神「…！！！！！」ﾊﾟｧｧｧｧｧｧｧｧ

死神「ありがとうごじゃいましゅ！」

男(あ、盛大に噛んだ)

男「じゃあとりあえず中に…」ﾊｯ

男(そういえば今冷蔵庫…)

男(………)

男「中に入る前にちょっとここで待っててくれる？」

死神「…どっか行っちゃうんですか？」ｼﾞｰｯ

男「い、いやちょっとそこのコンビニに行くだけだけど…」

死神「わたしも行きます！」

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男(とりあえず死神ちゃんの選んだおにぎりとパンとカップ麺を買って帰って来た)

男(その死神ちゃんはと言うと)

死神「」ﾊﾟｸﾊﾟｸﾓｸﾞﾓｸﾞ

男(一心不乱に食べておられる)

男「神様もお腹へるんだね」

死神「はひ、ひほんへひひはひんへんほほはひへふ…」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

男「はは、食べてからでいいよ」

死神「…………」ﾓｸﾞﾓｸﾞｺﾞｸﾝ

死神「はい、基本的には人間と同じです」

男「見た所お金とか何も持ってなかったみたいだけど、今まではどうしてたの？」

死神「昨日までは普通に生活していたのですが」

死神「実は昨日電車で寝てたら財布が入ったカバンがいつの間にかなくなってまして…」

男「それは災難だったね…」

男(ん？ちょっと待てよ…？)

男「え、明日からはどうするの？」

死神「………」ﾊｯ

死神「な、何も考えてませんでした…」ｶﾞｰﾝ

男(えー…)

男「とりあえず知り合いとかに連絡を…」

死神「わたしこっちに来てまだ日が浅くて…知り合いいないんです…」

男「じゃあとりあえず君の家に…」

死神「あ、わたしの家ですか？◯×公園ですね」

男「ああ◯×公園………公園？」

男「…もしかして君の家、段ボー
ルで出来てたりしない？」

死神「え、どうして分かったんですか！？」

男(ソレ、イエジャナーイ！)

男「……それじゃあ明日からは…」

死神「…もう生活出来ませんね…」

男(こりゃほっとく訳にはいかないよなー…)

男「じゃあ死神様さえよければさ、しばらくうちにいない？」

死神「………えっ！？」

死神「えっいいんですか！？本当に！？」

死神「やったー！！！」ﾜｰｲ