男「周りにドSしかいない」(248)
男「あ、あのこれくらいでいいでしょうか」モミモミ
幼「喋らないでください。貴方のつばが私の服にかかったら捨てなければならないので」
男「・・・・・」モミモミ
幼「痛っ」
男「あ、ごめ」
幼「肩もみすらろくにできないんですか?何一つ取り柄がないのでマッサージくらいとは・・・
と思った私が馬鹿でした」
男「だからごm」
幼「喋らないでください。部屋が汚れ・・あっ、貴方の部屋でしたね」
幼「こんな汚くて臭くて豚小屋以下の部屋に20分も居てしまったなんて・・・・・」ブルブル
幼「家に帰ってシャワーを浴びなければっ」タッタッタッ
男「・・・・・」
男「というようなことが昨日ありましてね?」
友「良いな。お前みたいなゴミごときが年上の幼馴染がいて」ススス
男「うん。なんで遠ざかるかな?」
友「息が臭いんだよ。体臭も臭い。何もかもが臭い」シュッシュッ
男「ちょっ!目に入った!リセッシュ目にはいった!」
友「しっかしまぁ」
友「よくこんなドブ男の部屋に入れるな。お前の年上の幼馴染でお嬢様な美女は」シュッシュッ
男「彼女曰く、あまりにも自分の人生が可憐かつ綺麗な人生だったもので」
男「隣の小汚い俺と接することで汚れてみたいそうだ」
友「お嬢様ってもんはわからねぇなー」シュッシュッ
友「・・・ん?男、濡れてるぞ。雨でも降ってんのか?」
男「誰かさんがリセッシュを倍プッシュしたせいでね」ビショビショ
友「そうか。お、バスが来たぞ」
ブブブ... チーン
男(こんな毎日が続いている。俺はドMじゃないのでストレスが溜まる一方だ)
男(しかし、こんな俺にもストレス解消の時間があるのだ)
男(それは・・・)ゴキッ
友「早く行けアロマチャージのエッセンシャルローズの香り。後ろがつっかえてんだよ」
男「後ろに誰もいないよね!?」
「クスッ・・・」ニコッ
男「あっ・・・」
友「ん、すまんな。この濡れ濡れドブネズミのせいでな」
「いえ、気にしてませんので」ニコッ
男「・・・・ぁっ、あの!」ドキドキ(うおおおお!話しかけたぞー!!)
後輩「?」
男「お、同じ制服だったんだね」ドキドキ(知ってたけどね!!!リサーチ済みだけどね!))
後輩「あ、はい。一年生です」ペコッ
コッチコッチー ココアイテルヨー
後輩「あ!おはよー!」タッタッタ
男「ウヒッ・・・ウヒヒ・・・」ドキドキ(喋った。喋ったぞ!ついに話ができたんだ!)
友「ネット掲示板にこの顔を貼り付けよう」パシャッ
男(こんなやり取りを笑ってくれる天使がいるのだ)
後輩「でねー。うんそうなんだー、昨日ねー」
男(あー可愛いなぁ)ウットリ
友「おい」
男(そう。この時間こそが俺の唯一の癒しタイムなのである)
友「おいってば」
男(毎朝俺達のやり取りをみて、微笑んでくれる。彼女の微笑みこそ癒し!)
友「・・・・・」スタスタ
男(1-2組 12番 名前とクラスはリサーチ済み。学年が違うということもあって話しかけづらい)
男(あ、後輩さんここで降りるんだ。あ、ドア閉まった。・・・ん?この停車って高校・・・) ブブブ
男「・・・あ、あ!あああああ!!!」
男「バスストーーーーーーーーップ!!!!」
_学校_
友「俺は二回呼び止めてやったぞ」
男「はぁ・・・はぁっ・・・な、なんで二回だけ・・」ゼェゼェ
友「ゴミが、二度ある事は三度ある。だろ?」
男「あ、確かに」
教師「男君。とにかく遅刻なんで廊下に」
教師「これ持って」ドシッ
教師「1時間目始まるまで立っててくれる?」ニコッ
男「どう考えたって俺だけだろ・・・全国の高校生で・・・」
男「おもり持たされて立たされるとか・・・」ブルッ
男「くしゅっ、はぁ~寒くなってきたし・・」ブルブル
女「あー!遅刻だーっ!」ダダッ
女「ん。うわっ、男じゃんなんで立ってんの?死ねばいいのに」
男「遅刻したからね。女さんも立たされるよ」ニヤ
女「あ?」
女「遅刻なされましたからね。女様も立たされますよ?だろ?」グイッ
男「チコクナサレマシタカラネ。オンナサマモタタサレマスヨ」
女「チッ。下僕がご主人様にタメ語使ってんじゃねぇっつの」
男「(;^ω^)」ダラダラ
教師「あら、女さん。遅刻したの?もうっ」
女「ごめんなさーい」
教師「反省しなさいね。座っていいわよ」
男(これが男女差別というものだろうか)
男(と、いうことで。ご覧いただけただろうか?)
男(これが毎日続くのである。イジメと紙一重なのである)
男(こうやって脳内で誰かに説明することで暇を潰すのである)
男(1時間目までまだあるな・・・もっと脳内で遊ぶか・・・)
男(なぜ俺が反発しないか?きっと皆さんも思っていただろう)
男(やられたら、やり返す。倍返しなんて言葉が流行っているが、俺の家訓は違う)
男(古代より俺の家系は超一流・下僕一家だった)
男(名の通り、下僕の道をたどってきたのだ)
男(ちなみに現代の下僕は社会で上司にコキ使われることである。父がそれだ)
男(どんなに酷い仕打ちをされようと、どんな事を言われようと決して反発しない)
男(やられたら、やられたまま、返してはいけない これ家訓ね)
男(と、言うことを昔から言われてるので、俺は倍返しも何もする気は起きないのだ)
男(今のところは)
キーンコーンカーンコーン
ジュギョウハジメルゾー
男(紹介でもするか)
男(幼姉ちゃん、彼女は簡単に言うと年上の幼馴染である)
男(俺が4歳の頃、隣の何もないだだっ広い敷地に豪邸が建った)
男(その豪邸の主人の一人娘が幼姉ちゃんだった。本人の前では幼様とお呼びせねばならない)
ン?オトコハイナイノカー? ロウカニイマース クスクス
男(昔から罵詈雑言を浴びせられている。最近じゃ肉体的なサドも勉強してるらしい)
「おい男!着席しろ!」
男「あ、すいまs」
「罰として20分立ってろ!!」
男「あー教室暖かい・・・」ヌクヌク
友「今日は少し肌寒いだけだろ」
男「誰かが俺を濡らしたからね!」
友「おい・・・下ネタを言うには早いぞ」ドンビキ ススス
女「男ォ!」
男「はい!」シャキッ(何故か過剰反応してしまう。これは遺伝なのであろうか)
女「ジュース買ってきて。スプライトね」チャリン
男「あの、20円足んないんですが・・」チラッ
女「は?」
男「2分で行きマス!」ダダッ
男「えっとぉ、スプライトっと」ポチポチッ
男「は?」ポチポチポチ
男「売り切れ・・・っ!やばいやばい。この学校、スプライトある自販機ここだけなのにぃ!」
「あ、あの」
男「ん?なにっ・・?」チラッ(えっ)
後輩「すいませんっ!最後の一個・・・私が買ってしまってて・・」
後輩「朝。よく合う先輩ですよね?」
男「う、うん。しょだね」ドキドキン(アカン、かんでもうた)
後輩「よかったらこれ・・・」スッ
後輩「あ、あげますっ!それじゃっ!」タッタッタ
男「あ、ありがとーー!!」
男「・・・」プシュッ
男「んぐっ」ゴクゴク
男「ぷはぁーっ!」
女「・・・3分遅刻」
男「・・・」ゴクゴク
女「おい」
男「あーうめぇうめえ」ゴクゴク(後輩さんが買ったスプライト後輩さんが買ったスプライト後輩さんが買ったスプライト)
男「んぐっ」グビグビ
男「ぷはぁーーーっ!」
女「・・・・・」
男「あ、女さん。スプライト売り切れでした!」ビシッ
_体育倉庫_
女「アンタさぁ。私言わなかった?」
男「はい」ダラダラ(女さん。高校1年の時はこんな子じゃなかった)
女「スプライト買ってきてって言わなかった!?」バシンッ
男「あうっ!」(周りの同級生が俺をイジメているのを見て、ドSに開花してしまった)
女「なんでっ!アンタがっ!」バシンッ バシンッ
女「飲んでるのよっ!」バシィンッ
男「ふぎゃぁっ!?」(彼女曰く、俺をいじめるのが日課らしい。にしても今日は痛い・・・)
女「はぁっ・・・はぁっ・・・」
女「アンタ、スプライトがある自販機が私達のクラスの窓から見えるって知ってるよね・・・」
男「いつつ・・・えっと、あの自販機って外にありますもんね」
_少し前_
女友「女ちゃーん。なんか売り切れっぽいよ、ほら見てみなよ」
スプライトアルジハンキココダケナノニィ!
女「ふふっ、本当。帰ったらお仕置きね・・・」ニヤニヤ
友「双眼鏡で下僕が仕事を全うしてるか確認とはな。お仕置きには是非俺も混ぜてもらいたい」
女「・・・嫌よ、私の下僕だもん」
友「おっとそれはざんね・・・・・ん?」
ア、アゲマスッ!ソレジャッ! ア、アリガトー!!!
友「へぇ~、進展アリか」ニヤニヤ(あの子は毎朝会うバスの子だな)
女「・・・・・」
友「こりゃ勝手に恋人作ってご主人様の元を離れちゃうかもなぁ?男のご主人様」
女「・・・誰よ、アイツ・・・・」
_現在_
女「・・・つ、付き合ってるの?」
男「え?」
女「あの後輩と!付き合ってんのか聞いてんのよ!!」バシンッ
男「ふぎゃあっ!ま、まさかそんな」(付き合いたい)
女「ふん・・・・そ、そう」
女「いい?」ガシッ
男「うぐっ、は、禿げる。髪の毛抜けちゃう」
女「アンタのご主人様は誰?」
男「お、オンナサマ」
女「よろしい」
男「ということがありましてな?」
友「喋りかけんな。視線を合わせるな、腐敗してしまう」
男「いやーあ、あれは脈アリですよ!」ドキドキ
友「女が?」
男「は?なんで女さん?」
男「後輩さんだよ!後輩さん!」
友「なんで後輩にさん付けなんだよ。まぁお前らしくていいか」
友「じゃあトークはこれくらいにしようぜ。次の停車はあの大学だ」
男「えっ・・・」(幼姉ちゃんは大学生である)
友「来たぜ」
幼「・・・」スタスタ キョロキョロ
男「あ、よ、幼様!こちらです!こちらの席が空いています!」
友「じゃあ俺はこれで、じゃあな下僕」ニヤニヤ
男「くっ・・・」
幼「あら男君。いたんですか」
幼「毎日、帰りのバスで貴方と会うなんて・・・私はなんて運がないのでしょうか・・・」アーメン
男「本当ですよねー」(私がバスに乗る時と合わせろって言ったの幼姉ちゃんなのに・・)
また明日書きます
男「でね、バスを降り遅れて遅刻しちゃったんだよ」
幼「・・・」スマホイジイジ
男「あの。聞いてますか?」
幼「パズドラに夢中なんです。話しかけないでください」イジイジ
男(つまらないから何か話せって言ったの幼姉ちゃんなのに・・)
幼「・・・」イジイジ
幼「・・・・・」チラッ
男「ふわぁ~あ」(後輩さん。無料でくれたけど・・・お金返さないとなぁ・・・)
幼「あくびをしないでくれますか。酸素が消えますというか息をしないでください
というかどうして私が喋ってって命令したのになんで喋ってないんですか?」
男「モウシワケゴザイマセン」
ツギ、トマリマス
男「ん、ついた」
幼「・・・」カチャッ スタスタ
男「あ、待って俺もっ!?」ガシャコンッ
男「えっと・・・・なにこれ・・・?」ガシャガシャ
幼「存在自体が痴漢だったので貴方の手を手錠にかけ、その手錠を手すりにつけておきました」ニコッ
幼「運転手さんに『僕は可憐で美しい幼様に痴漢をしてしまいました!どうぞ死刑でも無期懲役でも
なんなりと!』と言っておいてくださいね」スタスタ
男「えっ、ちょっ!待っ」
ウイーン
幼「・・・」スタスタ
男「はぁっ!はぁっ・・・!」タッタッタ
幼「チッ、以外と早いのですね」
男「ま、まぁ秘技・手錠抜けを伝授してもらってるからっ」ゼーゼー
幼「・・・うわっ、近寄らないでください!変態!」ササッ
幼「そして息を切らさないでくれますか私の周りの酸素が減っていくので。もういっそ二酸化炭素だけをすって暮らしてください」
男「し、死んじゃうだろっ・・・はぁっ・・・はぁっ・・」
幼「馬」
男「へっ?」
幼「馬。ひひーん」
男「・・・どうぞ、お乗りください」ヨツンバイ(もう慣れちゃった☆)
幼「どうどうっ」ペシッ
男「ヒ、ヒヒーン!」ノシッノシッ
幼「む・・・もうちょっと速くならないのですか?安定性も最悪だし」
男「け、競馬じゃないし。ぶ、ブルルル」
幼「んっ」スッ
男「ふごっ、な、なにこれ?にんじん?」
幼「んっ」グイグイ
男「食べろと?ちょっと加熱とかしないともごっ!?」モグモグ
幼「にんじん食べてスピードアップです」ニコニコ
ガキ「ママー、お馬さんごっこやってるー」
ママ「あらっ・・・み、見ちゃダメ!」
幼「・・・ですって男君。本当に無様ですね。明日からあだ名はゴミクズポニー君ですかね」ニヤニヤ
男「せめてホースと呼んでください」
ガキ「夜のママとパパみたいだねー!」
幼「!?」ピクッ
幼「・・・っ?!お、降りてください!///」カァァ
男「いてっ、一番恥ずかしいのは俺なんですが!」
幼「黙って!///」ズカズカ
男「何故急に恥ずかしくなったのだろうか・・・」(お嬢様はわかりません)
幼「男君」
男「はい」
幼「私は今とっても機嫌が悪いです」
男「さいですか」
幼「なので今回は男君の部屋に、行ってあげる、のをやめにします」
男「それは残念」(やった!今日は開放されるぞ!)
幼「ということで今日は私の家に来てください」
男「・・・」(まぁわかってたんだけどね)
_幼屋敷_
爺や「これはこれは男様、お久しゅうございます」ペコリ
男「あの、昨日会いましたが?」
爺や「おっ!これは失敬」テヘ
爺や「もう年なのでしょうか。いけないいけない、円周率を唱えなければ・・・3.1415926535」
幼「いいのですよ爺や。こんな雑草にくっついてるような虫なぞいちいち覚えなくても」
男「・・・」(慣れっこ慣れっこ)
爺や「そうですか。では、お部屋にご案内しましょう」
男「お邪魔しまーす」
幼「キチンと雑菌消毒しましたか?あっ・・・いけない。存在が菌や毒でしたね」ハッ
男「ははっ、ビフィズス菌かな?」(ポジティブポジティブ)
爺や「では、ごゆっくり」
バタム
幼「ああっ、二人きりになってしまいました・・・ジーザス」
幼「野蛮で色情狂の彼に何かされてしまいます・・・!」ビクビク
男(幼姉ちゃんの部屋・・なんかまた模様替えしたのかな・・)
幼「ひぃっ、私の部屋をジロジロみて妄想をしています。ああ神様っどうして私をこんな目に」
幼「た、タンスを見ています。きっとこのあと私の下着を盗み・・自室で・・・」
男「しません!」
男「っていうか・・・なんで部屋に呼んだの?特にすることないじゃん」(後輩さんの部屋はどうなのかなー)
幼「・・・むっ」
幼「ではテレビゲームをしてみましょう」
ヒャッフー! ッマンマミーヤッ! オーイエッ
男「ねぇ、幼姉ちゃん」
幼「幼様」カチャカチャ
男「幼様」
幼「はい、なんでしょう」カチャカチャ
男「俺抜きで一人で勝手にゲームをしてるのは置いといて」
男「大学楽しい?」
幼「・・・」カチャカチャ
男(沈黙・・?もしかしてうまくいってないんじゃ・・・)
幼「貴方といるよりははるかに楽しいですね」カチャカチャ
男「それは良かった」
男「い、いやあのさ。サークルとか入ってないんでしょ?」
幼「ええ」カチャカチャ
男「友達とかいるのかなぁ・・・って」
幼「・・・」ピタッ
幼「貴方の数倍はいますね」っスマホ
男「ライン友達(300)だ、大学だけでこんなに・・・」アゼン(俺ラインやってないんだけどね。友達も一人だけだけどね!)
幼「ちなみに大学に入って告白された回数は二桁を超えましたね」ドヤッ
男「ふーん」(そりゃ告白するわな。こんなルックスの女がいれば)
幼「・・・」チ、チラッ
男「?」
幼「・・・」イラッ
幼「こ、こほん。何も思わないんですか?」
男「何を?」
幼「私がこんなにもモテるんですよ?ぺ、ペットの貴方も少しくらいは何か思うんじゃないですか?」
男「ペットだったんだ・・・」
幼「何にも思わないんですか?私がモテるんですよ?」ジト
男「そんなことを言われましてもですね・・・・大体、そんなの小中高とずっとじゃないですか」
男「・・・3年前は彼氏もできてたし・・・」
幼「あっ、あの人はっ!そのっ・・・その・・・」
幼「すぐ別れましたし・・」プイッ
男「・・・」
男(実を言うと俺も幼姉ちゃんのことが好きな時期があった。というか彼氏がいる知る前までずっと好きだった)
男(悲しきかな片思い。まぁ、今思えばいい青春なんですはい)
幼「・・・違うのに・・」ボソッ
男「え?」
幼「い、いえなんでもありません!あの彼氏さんはルックスも運動神経も完璧でしたが」
幼「いまいち私の興味を引けなかったですね」
男「はいはい。そうですかー」
幼「なんか最近・・・男君は私の話をちゃんと聞いてくれませんね・・・」
幼「耳がないのでしょうか?」ツネッ
男「いたいたいたいたい!!!耳なし芳一になっちゃう!」
幼「大体、男君の高校生活はどうなんですか?どうせ冴えない生活なんでしょうね」
男「ま、まぁね・・・」(あ、でも後輩さんが・・・)
幼「あらかた女子と挨拶しただけで会話した!とか思っちゃう男なんでしょうね」
男「うぐっ・・・」(こ、後輩さんは違うもん!)
男「あ」(どうせなら幼姉ちゃんにも後輩さんの事を教えようかなー)
幼「なんですか?聞いてあげてるだけ感謝してください」
幼「貴方のような口臭のクサい生き物の発言を 「好きな人ができました」
幼「は?」
男「え、いやだから好きな人が・・・できたんだよね・・・///」テレテレ
幼「ん?」
これじゃツンデレですね。もっとサディスティックにさせたいです
また明日くらいに書きやす
幼「そ、その好きな人というのは・・・?」
男「それは・・・」
幼「あ、あっい、言わないでいいです!///」
幼(そりゃ13年も美女と一緒に幼馴染としていたら私にほ、惚れるのもむりはないでしょう。うん)
幼(でもちょっと遅すぎるんじゃ・・・あ、やっと好きという感情を覚えたのですね)
幼(男君は感情もわからない脳無しですからね仕方がありm
男「後輩さんって名前なんだけどね?//」モジモジ
幼「・・・・・」
幼「えっ・・?」
幼「私の名前は後輩ではありませんよ?」キョトン
男「いつも毎朝バスで会うんだけど・・・」
幼「私と登校時間違いますよね?うわっ・・・も、もしかしてついてきてるんですか?気持ち悪い」
男「あれ、話が噛み合ってないような」
男「まぁいいや、でね、俺と友のやりとりを見て笑ってくれるんだ・・・その顔が可愛くて可愛くて」
幼「え、えへ」
男「幼い感じが可愛くて可愛くて・・・はぁ・・・うひひ」
幼「あ、あのっ」
男「なに?」
幼「それ私じゃないですよね?」
男「う、うんそうだけど?」
幼「さっきから誰の話をしてるのですか?」
男「だからお、俺の好きな人・・・///」
男「後輩さん・・・あぁ、天使よ・・・」
幼「その・・・後輩さんって人のことが好きなんですか・・・?」
男「うん///」
幼「うっうそ・・・嘘ですよね・・・?冗談ですよね?」
男「ま、本気だけど」
幼「・・・っ!」
幼「そ、その子と会話したことあるんですか?」
男「一度だけ」
幼「私とは何百回も会話してますよね?」
幼「その子は可愛いんですか」
男「うん。か、かわいい」(さっきから顔が怖い・・・またお仕置きか・・・)
幼「私より?そんな子いませんよね?」
男「なっ、た、確かに幼姉ちゃんには少し劣るかもしれないけど・・」
幼「ふ、ふふん。でしょう?だったらそんな子よr」
男「で、でも俺には後輩さんの方が上だ!」(うわぁ~あんまり親密な仲になってないのに何ムキになってんだ俺)
幼「わ、私より上・・!?」
幼「そのこと付き合いたいんですか・・?」
男「う、うん///」
幼「結婚とかも・・・」
男「いいなぁ」ウットリ
幼「っ!?」プルプル
男「って妄想なんだけどね。ははっ」
パチンッ
男「痛っ!?ひ、平手打ち・・・ぶべっ」 バチンッ
バチンッ
男「ちょ、やめっ」
バチンッ
男「というかなんで泣いてるのぼっ!?」
バチンッ バチンバチンバチンバチンバチンッ!!
幼「その子の事をあきらめなさい」
男「ぼ、ぼんあこと言われてお、と、というか告白するとか言ってでぶぴ」
幼「恋人なんて作るべきじゃないです。これは主人の命令ですよ?」
男「っ!」ピクッ(か、体がっ・・・服従してしまう・・・)
幼「明日から違う時間帯のバスで通いなさいいいですね?」
男「・・・っ!」
幼「いいですね?」
男「ばい・・・」(顔・・・晴れ過ぎてうまくしゃべれない・・・)
幼「・・・・・」
_男宅_
男「ということがありましてな?」
友『電話代がもったいない。切っていいか?ついでにアドレス帳からお前も消していいか?』
男「ダメ」
男「というかピンチだよ!このままじゃ一生俺は青春を謳歌できない!」
友『お前にとっての青春はその、後輩さん、か』
男「も、もっと話したいのに・・バス利用するななんて・・・」
友『バレなきゃいいだろ』
男「一緒に行くとか言い出して・・・」
友『あー・・・まぁ、なんだ。うんじゃっ』 プツッ
プー プー
男「ど、どうしよう・・・」
_幼邸_
幼「ヒック・・・ぐす・・・」
幼「ひどいです・・・嘘つき・・・嘘つきぃ・・・」
爺や「お嬢様。泣いてても何も解決はしませんよ」
幼「ぐすっ・・・うん・・わかってます・・」ゴシゴシ
爺や「お嬢様。お嬢様だって男様以外の殿方と一度恋仲になったでしょう?」
幼「だ、だってそれは・・・っ」
_3年前_
幼「・・・」
彼氏「あ、あのさ?俺達って付き合って2ヶ月なんだけど」
幼「で」
彼氏「あ、いやそろそろ手を繋ぐことくらいしてもいいんじゃないかなって・・」
彼氏(付き合えたのはいいけど・・・まともに会話もしたこともないし・・・付き合ったって言わないよねこれ?)
幼「・・・あ」
男「だからなんでリセッシュ装備してんだよ!」
友「男撃退用だ。くらえっ」プシューッ
幼「手を繋ぎましょう」
彼氏「えっ?」ドキッ
幼「はやく」スッ
彼氏「う、うん!」(って・・・なんでゴム手袋してんの・・・・)
友「ちっ、液切れか・・・このままじゃ街が男の匂いで汚染されてしまう・・・」
男「なんのテロだよ・・」
友「ん・・・?あれってお前の」
男「は?・・・あっ・・・」
幼「・・・」(こっち見てる・・・男君が妬ましそうに・・・)ゾクゾクッ
彼氏(さっきから手をつなげてるのはいけど・・・ずっと中学生の方を向いてるぞ・・・)
彼氏「ね、ねぇ幼さん」
幼「・・・」(私が彼氏いるって知って悲しんでる・・・)ゾクゾク
友「彼氏いたんだな」チラッ
男「・・・・・」
友「あー・・・行くか・・・ゲーセンでも」
男「えっ?あ、ああうん」
幼「あっ・・・行っちゃいました」(ちょっとやりすぎましたね・・・)
彼氏「あ、あの幼さん!」
幼「な、なんですか?」
彼氏「そ、そろそろ俺とちゃんとしたお付き合いをっ」
幼「別れましょう」
彼氏「へっ?」
幼「別れましょうと、言っているのですが」
幼(ヤキモチやかせるには丁度いい素材でしたね。もう用済みです)
_現在_
幼「男君への見せしめとしてであって・・・何も恋人らしいことはしてませんし・・・」
爺や「しかし。しかし男様はどう感じたでしょうか?」
爺や「さぞかし現在のお嬢様と同じ感情を抱いたでありましょう」
幼「っ!」
幼「そう・・・そうですね・・」
幼「男君は私にヤキモチをやいて欲しかったのですね!ふふっ、ダメなペット・・・ふふ」
爺や「・・・・・」
_翌日_
男(うぅ・・・で、でも学校で会えばいい!うん!)
幼「・・・男君」
男「は、はい」
幼「わかってますからね?」ニコッ
男「へっ?」ゾクッ(な、なんだこの寒気は)
男「な、何を?」
幼(いくら私が好きだからって・・・)
幼「でもやっぱりペットのクセに生意気です」
幼「学校でこれを身につけてください」スッ(こんなのをつけてれば学校でもこ、後輩とかいうやつと話せないでしょう)
_学校_
男「あ、女さん。お早う御座います」ピシッ
女「ん」
男「今日は早いんですね」(まずい。教室に俺と女さんだけ、早くみんな来てくれ!)
女「昨日遅刻しちゃったし・・・」
男(変なところで真面目なんだなぁ)
女「っていうかなんでアンタも早く登校してっ・・・え、ナニそれ」
女「ぷっ、だっさ。首輪?」
男「チョ、チョーカーです」
女「おしゃれのつもり?はっきりいって似合って・・・るわね」クスクス
女「奴隷のアンタにはぴったりね!あははっ」バシッバシッ
男「痛っ痛いっ」
女「まだみんなが来るまで時間があるわね・・・」
女(そ、そうだ・・・!)
男「ひっ!?」
女「ぬ・・・さいよ・・・」ドキドキ
男「えっ?い、今なんと」
女「脱ぎなさ・・い・・」ドキドキ
女「いいから脱ぎなさいよ!」
_その頃_
友「・・・・・」
後輩「あっ・・・」
友「ん」(コイツは確か・・)
友「男ならいないぞ。どうやら時間を変えたらしい」
後輩「お、男さんっていうんですか」
友「明日の朝、6時辺りのバスに乗ればいいさ」
友「王子様に会えるぜ」ニヤ
男「我は王子、皆の者。ヒカエオロウ・・・」
女「アハハハハッ!白タイツ似合ってるわよ!アハハッ」
女「ドンキで買ったかいがあるわね。うふっ」ニコニコ
男「うぐ・・・っ」(なんだこの格好・・・)
女「いい?その格好で職員室を往復してきなさい!」
_職員室前_
教師「で?何か言い訳があるの?」
男「無論です」(ああ・・・もうどうにでもなれ・・・)
教師「あら~」
ザワザワ ナンダアイツ・・・ ブンカサイハマダダゾ ザワザワ キモ
男「おはよう!おはよう!」シクシク(朝の挨拶は大切だよね!アハハハハハハ!!!)
友「マジで王子様じゃねぇか・・・」ドンビキ
男「す、好きでやってるわけじゃないぞ!教師に言われてやってってあぁっ・・・」
後輩「ほ、本当に王子様だ」
後輩友A「うわぁーきっも。ねね、写メとってTwitterにあげようよ!」
後輩友B「えーw、いいけど身元バレちゃうよぉ」
後輩「や、やめなよ!」
男(好きです。王子になって良かった)パァァ
友「はぁー、なるほどな。愛しきご主人の命令なら仕方ないな」
男「か、体が反応しちゃうんだよ・・・家系を恨むぞ・・・」
友「頼まれたら断れない主義だからな、どんなことも」
友「ということでスプライトのある自販機に行ってこい」
男「お、お前まで・・」
友「俺はお前のことを思っての命令だぜ?いいから行け、下僕め」チャリン
男「はいはい」タッタッタ
男「さーて、ってあれ」
女「なっ?」
男「あれ、自分で買ってる・・・」(いつもは俺に買いに行かせるくせに)
女「なんでここに・・・どうせ誰かにパシられたんでしょ」
男「おっしゃる通りです」
女「そうよね。アンタっていっつも自分の飲み物買う時は職員室前の自販機の午後の紅茶買うもんね」
男「よ、よく知ってるね」
女「知ってますね!」
男「よく知ってますね」
女「当たり前でしょ。自分の奴隷の管理はちゃんとしなきゃだし・・・」プイッ
女「あらかた友あたりかしらね」
女「アイツ・・・男をいじっていいのは私だけって言ってるのに・・・」ボソボソ
男「ん?」
女「あっ、なんでもないわよ!でもまぁちょうどいいわ」
男(次にお前は「今買った分のお金よこしなさい」と言う!)
女「はい」スッ
男「えっ?な、なんですかこれ?」(ジュース?なんで俺に????)
女「はいっ!あげるって言ってんの!」スッ
男「あ、ありがとうです」
男(何故だ、何故くれるのだ・・・)
後輩「あっ!」
女「!」
男「あ、あわっあわわっ」ドキンドキン(なななぜここに!!?)
後輩「今日の朝、とっても面白かったです!おかげで今日も頑張ろうってなりました!」
男「そ、そう?」
女「・・・・・」
後輩「・・・バスに先輩がいないからがっかりしてたんですけど・・・」
後輩「校門通るときに先輩がいて・・・本当に良かった・・・」
女「な、何が良かったよ。こんなバカを朝見たところで気分が悪くなるだk」チラッ
男「(´;ω;`)」(生きてて良かった)
女「な、なに泣いてんのよ!気持ち悪い!」
女「ほらっ、ハンカチあg」スッ
後輩「あぁっ!ど、どうして泣いてるんですか?私何か悪いことしましたか?すみません!」フキフキ
女「なっ!?」
男「へっ、あ、いいのに!これは嬉し泣きっていうかなんというか///」
後輩「はい、涙取れた!」
男「ア、アジャマスッ///」テレテレ
女「・・・・・」
後輩「じゃあ私はこれでっ」タッタッタ
男「あ、あのこの前のジュース代っ」
後輩「いいんです!」クルッ
後輩「先輩に会うために来ただけなのでっ」ニコッ
男「・・・・!」
女(何よ・・・なんで来るのよ・・・)
女(私が自分で買いに行った意味がないじゃない・・・)
女(私の・・・私だけの男なのに・・・)ギリギリ
男「・・・」(これが恋・・・顔ではなく心に恋をする・・・フヒッ)
女「・・・行くわよ」グイッ
男「痛っ!?ちょ、引っ張らないでっ!」
女「うっるさいわね!!!」
女「アンタ、明日からここにきちゃダメだから」
男「えっ!?」(や、やっと後輩さん出撃スポットを見つけたのに!)
女「いいわね?」
男「は、はい・・・」
友「俺に感謝するんだな」
男「で、でももう会えないし・・」
友「なら後輩のクラスに行けばいいだろ」
男「そんなことで、できるわけないじゃないですかやだん///」
友「・・・」プシューッ
男「アァァァァァッ!!目があぁぁああ!!!」
友「ハッ、俺としたことがリセッシュではなくアースジェットにしてしまった」
友「まぁハエだからいいか」
男「良くないぃ!」
友(さて、明日はどうなるか・・・)ニヤリ
あ、また明日書きますね
_翌日_
幼「今日は気分がいいです。乗馬がしたい気分ですね」チラッ
男「ブルルッ」ヨツンバイ(俺はシュナイダー競馬で稼ぐ馬さっ!)
幼「どうどう♪」
男(バス停に誰もいませんように!)
幼「あら、人がいますね。餌を与えてもらいましょうか」
男「に、人間っ!?ってあぁっ・・・!」ビクッ
後輩「あっ」
後輩「先輩っ!」(やっぱりいた!)
後輩「あの・・・それは・・・」
男「あ、あいやっ!これはねっ!」スクッ
幼「きゃっ!?」 ドテッ!
幼「いつつ・・・ちょ、ちょっと!どうしていきなり立つんですか馬のくせに!」ムカッ
幼「尻もちをついてしまったではありませんかぁ!」ムカムカ
男「この人年上の幼馴染なんだけど、結構わがままでさ!お馬さんごっこがしたいーなんていうから
俺が馬になってバス停までお遊びに付き合ってたんだよね。だから決して変な事じゃないからね!」
後輩「なんだ~。先輩は優しいんですね」
男「う、うんそうそう!」
幼「は?はぁ!?」
幼「何を言って・・・きゃっ、なにこれっ・・・ネバネバしてる・・・」
幼「ガム?き、汚いっ!男君!今すぐこのガムをt」
男「あ、バス」
ブブブ....キィーッ
後輩「先輩の家もこのバス停から近いんですか?」
男「うん。歩いて5分くらいのとこ」(う、うおおおお!会話だろこれぇっ!)
幼「ちょ、ちょっと!聞いてるんですか!?」
幼「今すぐこの私の足についた汚らわしいガムを取りなさいって言ってるんですけど!」
男「____///」
後輩「____!」
幼「どうして・・・どうして聞いてくれないんですか・・・?」
幼「・・いっいやだ・・行かないで・・・。あっ、も、もしかしてその子が・・・」
男「うん。今度からこの時間に登校することになっちゃって。友には悪いけど」
後輩「部活とかしてるんですか?」
男「いや、さっきの幼姉ちゃ・・・」チラッ
後輩「あれ。バスに乗ってませんでしたね。あっ・・・ああ!!!」
男「お、置いてきちゃった・・・・!?」ガクガク
男「ば、ばばばバスさん!バスの運転手さん止めてくだしゃい!!!」
運転手「勘弁してよ兄ちゃん。君に何回停まらされたと思ってるんだい」
男「あっ・・ど、どうしよう!」オロオロ
男「後輩さん!ごめん!ちょっと次のバス停で降りるね!」
後輩「え、ええ。いいですけど?」
____
__
幼「・・・・・」ボウゼン
幼「・・・・・」
幼(命令を無視した。命令を・・・私の命令を無視した・・・)
幼(今までそんなことなかったのに・・・あの子のせいだ・・・)
小学生「わーお人形さんだー!」
小学生Z「いやいや人間だって!動かないけど・・・」
小学生F「ガムついてる。きったねー!行こうぜ!」
タッタッタッタッタ
幼「ヒック・・・えぐっ・・ううぅっ」ポロポロ
「ほんとーに?なんでもきくの?」
「うん。なんでも!」
「じゃあだっこしてください」
ドサッ
「う、うぐ・・・重いよ・・・」
「なんでもきくんでしょう」
「はいはい」
「じゃあ。じゃあわたしと・・・」
男「はぁっ!はぁっ・・・!よ、幼お姉ちゃん!」
幼「!!」
男「ほら、ガム取れたしちゃんと靴の裏を消毒しといたよ」
幼「・・・・・」
男「目も真っ赤じゃないか」フキフキ
幼「ん・・・」
男「一回家に帰る?」
幼「うん・・・」ギュ
男「ごめんね」
幼「嫌です・・・許さない・・・」ギュウウ
男「は、はは・・・」
_学校_
教師「で?」
男「廊下直立ですね!行ってきます!」
教師「んっ」ピシッ
男「ぐ、グラウンドですか?」
教師「・・・」
教師「10週」ニコッ
後輩「結局あまり喋れなかったなぁ・・・」
後輩友「ねぇねぇ、あれってさ。昨日の朝の王子じゃね?」
後輩「えっ?」
男「はぁっ!はぁっ・・・!」タッタッタ
後輩友「うわ・・・。なんで走ってんの・・キモ・・・」
後輩「・・・・・」
友「お疲れ様」プシュッ
男「うぐ・・・ん?水?」
友「ただの霧吹きだ。下から汚い顔が汗でさらに汚くなってしまうだろうと思ってな」プシュッ
男「水道でもう顔洗ったからいいってば」フキフキ
男「はぁーーっ・・・・」グター
男(幼姉ちゃんを泣かせちゃった・・・)
女(な、何よ!せっかく主人である私がタオルを用意したっていうのに!)イライラ
男「というかどうして朝早くに彼女がいたんだろう」
友「不思議だな」
男「でもまぁ、少しの間だったけど会話が出来て良かった・・」パァァ
女「誰と?」
男「後輩さんと・・・」パァァ
男「ってお、女さん!?」
女「な、何よ。というか後輩って・・・」
女「アンタ・・・行きのバスで一緒なの・・?」
男「え、あ、いや」オロオロ
女「どうなのよ!正直にいいなさい!」グイッ
男「そ、そうです」(怖い怖い顔怖い!)
女「なっ!?そ、そうだ・・・」ニヤ...
女「アンタ、明日から私の家まで送り迎えしなさいよ」
男「は?」
女「朝!私の家まで来るのよ!そして帰りも私の家まで送るの!わかった!?」
女「まさか・・・・下僕のクセに無理ですなんていうんじゃないわよねぇ?」ギロ
男「ハイ・・」
友「くっくっ、傑作だなぁ!どんな命令を受けちまうからこうなるんだぜ」
男「まったくその通りです」ズーン
友「何もお前の家訓は、どんなこともやる、じゃないんだから断ればいいのに」
男「は、歯向かえないんだよ!俺は昔からそうなんだ・・・」
友「じゃあだ。例えばお前が後輩と付き合うとする」
男「なっ!!?つ、付き合うとかそんなこと・・・///」
友「例えだよ色情狂」」
友「そんで俺が後輩をくれという。お前は俺に後輩をくれるのか?」
男「え・・・」(なにそのNTR)
友「どうなんだよ。あ、ちなみに例えだからな。俺は他人の女に興味はない」
男「わ、渡すかよ!それだけは無理だ!今までの家訓を捨てたっていい!」ガタッ
ザワザワ ナンダアイツ キュウニタッタリシテ... ザワザワ
男「う///」(くっ、付き合ってないのに何言ってんだ俺)
友「歯向かえるじゃねぇか」
男「いや、それとこれとは別であって・・・」
友「別じゃねぇよ。第一、現在のお前にはその選択肢しかない」
男「う・・・」
女『明日の朝!7時に私の家だから!ば、場所は今日帰りに教えるから・・・』
<明日の朝、7時に行きましょう。あの女がいたらまた時間を変えましょう
それ以外の時間変更は認めませんのであしからず>
男「詰んだ・・・・・」
友「頑張れよ・・・」ポンッ
男「そんな笑いをこらえた顔で言われましても・・」
=放課後=
女『アンタと帰ってるところ目撃されたくないから深夜駅まで来なさい!待ってるから』
友「幼馴染との帰りはいいのか?」
男「うん。今日は家で休むとかなんとか」
友「そうか・・・じゃあ俺はこれで」ニヤッ
男「だからニヤけるなって」
男「はぁ・・・」
_駅_
女「遅い!遅いからパーティグッズ買ってきちゃったじゃない!」
男「いや、絶対最初から用意してましたよね!?」
女「これかぶっていきなさいよ」カポッ
ガキ「ママ、大仏さんがいるよ!」
母「しっ、見ちゃダメ!」
男「・・・」チーン
女「クスクス」
ガキ「この前家に来た借金取りさんに似てるね!」
男「・・・」(やっぱり明日・・・どっちかを優先しないと)
男「女さん。明日のことなんだけど・・やっぱり無理かな」
女「嫌よ。ダメ」
男「う、うぐっ・・・」
男「でもほら!朝に俺と登校してるところ見られたら大変でしょ」
女「敬語使いなさいよ・・・でもそれもそうね・・」
男「そ、そうですよ~」(い、いける!)
女「べ、別にいいわ・・・勘違いされても・・・///」
女「私は奴隷を連れてきてるにすぎないし。荷物持たせたりしてるしね」
男「・・・・・」
女「そんなに・・・私と行くのが嫌なの・・?」
女「ダメ、そんなの許さない。アンタに人権なんてないんだから」
男「むぅ・・・」(じゃあ幼姉ちゃんにも無理って)っスマホ
女「そうそう、今日ねって・・・なっなんで私が話してるのにスマホいじってんのよ!」パシッ
男「あぁっ!いや話は聞いてましたよ!」(なんだっけ?)
女「なに・・・誰これ・・・」
女(私が話してる最中・・ほかの女とライン・・?)
_女宅_
男(あれから一言も喋ってくれなかった・・・うう)
男「あ、じゃ、じゃあ家の場所は把握したんで!明日」
グイッ
バタンッ
カチャッ
男(擬音じゃわかりづらいので説明しよう!)
男(女さんは俺を家の中に引っ張り、ドアを閉め、鍵をかけたのだ)
男「い、いったい何故に・・・?」
女「・・・・」
また明日っす
どうしてもツンデレになっちゃいます。もうしわけない
女「腕」
男「はい」スッ ガシャンッ
男「えっ?」(何この手錠)
グルグル ピシッ
女「フン、これで身動きできないでしょ」
女「私・・・・し、知ってるんだから・・・自分のものにならないようなら・・」
女「堕とせばいいって」ニヤッ
男「んー!んーーっ!!」ブンブンッ(殺される!殺されるってぇ!!)
=20分後=
女「ほらっ!ほらほらっ!」コショコショ
女「これで気持ちよくなってるんでしょ?ふふっ///」コショコショ
男「っ!~~~っ!」ビクッビクン
女「なに?聞こえな~~~い」
女「もっとちゃんとした声でって・・・・あ、口塞がれてるんだったわね・・・」ニヤニヤ
女「ほらっ!」バリッ
男「ぷはっ!はぁっ・・・あ・・・」ビクビク(こんなのって・・・)
女「やっぱり足に猫じゃらしは最適ね!」
女「ふふっ、・・・さて次は・・」カチカチ
男(ネットで調べたのかな?そ、それより手錠抜けの術で・・っ)カチャカチャ
女「なっ!?なにこれ・・・うわぁ・・・///」ドキドキ
男(な、何を見てるんだろ)
女「よ、良し!」
女「これも他の女と戯れるオス豚のためよね・・・」
女「脱いで」
男「ひゃい?」(も、もう少しでっ)
女「全部脱ぐのよ!///」ビシッ
男「なっ!?さ、寒いですもん!」
女「いいからっ!」グッ
男「ちょ、やめっ!自分で脱ぐから外してください!!」
女「ぬ、脱げないし・・」チョキチョキ ビリリッ
男「やっ、そ、そんな乱暴にっ!」
女「したは・・・し、下は・・・///」
男「ダメです!そこだけはダメなんです!!あ、ファスナーあけちゃd」
ジジジジ
女「!?///」ボフッ
男「」(母さん・・・・天国で待っててください・・・今ゆきます・・・)
女「ど、どうなのこれは・・・」
男「どうと言われましたも・・・・ひっく・・・」
女「な、泣くんじゃないわよ!いきなりこんなグロくて小さ・・・いの?見ちゃった私が一番可哀想でしょうが!」
男「知らないよぉ・・・えぐっ・・・うぇぇ・・・」ポロポロ
女「なっ、なっ・・え、えっと・・・」カチカチ
女「これ、おっきくなるんでしょ?ねぇ、ちゃんと測らないといけないんだから」プイッ
男「見たくないなら帰してくださいよぉ」(後輩さん・・・・ああ・・・)
男(思えば、唯一優しいのは後輩さんだけだ・・・)
女「平均は14.6センチ・・・画像はやめとこ・・・」
女「ねぇ、おっきくした?」クルッ
女「うわっ!?///」ップイッ
男「無理ですよぉ・・・」(ダメだ・・・見られたショックで手錠抜けの術が・・・)
女「え、エロいこと考えたらいいじゃない!///」
女「好きな人とか・・・・考えたらいいじゃない・・・」ボソッ
男「好きな人?」ピクッ
男「い、いかんいかん!い、嫌だよ!こればっかりはダメだ!」(いくら妄想でも彼女を汚したくない!)
女「なっ、じゃ、じゃあ」ポチッ
女「私のを・・・見たら・・・」ポチポチポチ
男「わー!わーー!わーーー!見てない!見えてなーい!」(な、なんで?なんでそこまで俺のチン長にこだわる!?)
女「ねぇ、ねぇったら!目ぇあけなさいよ!」
男「まぶたが開かないんです!」
女「うぐ・・・///」ズイッ
女「はぁっ・・・はぁ・・・は、早く見て・・・よ///」
女「仕方・・ないわよね・・・・汚い奴隷の性事情も主人の仕事なんだから・・・///」
男「ち、近いっ!?」(息がかかって・・・)
男(女さん・・・別に悪い子じゃないんだ・・・べ、別にここで・・・)
(「・・・バスに先輩がいないからがっかりしてたんですけど・・・」)
(「校門通るときに先輩がいて・・・本当に良かった・・・」)
(「クスッ・・・」ニコッ)
男「!」
男「お、女さんごめん!」カチャッ(開いた!)
ジジジ
男「お、俺!初めてをあげたい人がいるんだ!」(何言ってるんだ俺・・・)
女「は・・?な、何言ってんのよ!」
男(なんだ下着か・・・。ってそれどころじゃない!)
男「と、とにかくごめんっ!」ダダッ
女「あ、アンタに拒否権なんてないんだから!!待ちなさいっ!」ダダッ
女「きゃっ」ズテン
女「いたっ・・いたい・・・なんでよぉ・・・」
女「どうしてここまでしても・・・私のそばにいてくれないの・・・」グスッ
男「はぁっ・・・はぁっ・・・!」タッタッタ
男「ここまでくれば・・・」チラッ
男「ふぅっ・・・はぁ・・・」(何km走ったんだろ・・)
男「ふぅ~・・・」
男「下着の色。黒だったなぁ・・・」シミジミ
後輩「あ!先輩!?」
男「下は何故か白かった・・・」
後輩「え・・!?そこまで・・・」
男「じゃなくて後輩さん!?!?!?」
後輩「はい。ランニング大会が迫ってきているので土手でどこまで行けるか走ってたんです」
男「そ、そっかぁ」(ジャージ姿、ジャージ姿、じゃじゃじゃジャージ姿)
後輩「先輩の学年の男子は私達よりもっと走るんですよね。頑張ってくださいね!」
男「う、うん!」(そういえば女さんに1位にならないと追走があるって言われたような)
後輩「って!!せ、先輩!服が破けてますよ!」
男「へっ?!あ、ああ」(女さんに破かれたんだった)
後輩「こ、これ着てください!」スッ
男「え、でもジャージ・・・」
後輩「これ、貰い物なのでぶかぶかなんです。先輩のサイズに合うといいんですが・・・」
男「あ、ありがとう・・・クンクン」
男「よ、よかったら一緒に走るよ」
後輩「えっ?」
男「あ」
男「ご、ごめん!俺みたいな男と一緒に走ったらご近所で何言われるかわかんないし怖いよね!それに走って汗かいたら
後輩さんのこのジャージに俺みたいな汚い汗がついちゃうもんね!それにっ」
後輩「はい!走りましょう!」
後輩「実は一緒に走ってくれる友達がいなくて・・・えへへ//」
男「!」パァァ
男「お供いたします!」
=1時間後=
男「ハァーーーッ、ハァーーーッ、げほっ、げほっ!」
後輩「いやぁ、休憩には丁度いいベンチがありましたね!」
男(いつの間にか都会の土手に来てしまった・・・荒川か・・・)
後輩「あ!ザリガニ!」
男(可愛いなぁ・・・甲殻類で興奮する女性に興奮するよ・・・)
後輩「ん・・・これ・・・」パシッ
男「ん?何か拾ったの・・・・ぉ?」
男(彼女が持っていたのは捨てられたであろうSM本だった)
男「う、うわぁぁ!す、捨てよっか!汚いもんね!///」
後輩「・・・・・」
後輩「先輩」
男「え?」
後輩「先輩は、先輩は毎日あんなことされて辛くないんですか・・・?」ジッ
後輩「悔しくないんですか?苦しくないんですか?イラつかないんですか?」
男「え?え?え?」
後輩「知ってるんですよ・・・私・・・先輩がこういうことされてるって・・・」パサッ
男「調教された男A・・・い、いやさすがにここまでは・・・」
男「って、え?あ、あのどうして知って」
後輩「会った時からずっと・・・」
_____
後輩「・・・・・」
後輩母「いい?もう少女漫画みたいな復讐劇をしちゃダメですからね?」
後輩母「しかも自分がやられたわけでもないのに・・・あんなこと・・・」
後輩「イジメられた子の悔しさを味あわせただけだもん」プイッ
後輩母「あなたって人はっ!」
プシュッ
後輩母「きゃっ!?み、水っていうか香水!?」
男「あ、す、すみません!」
友「人の武器を取り上げるからこうなるんだ」ニヤニヤ
後輩「・・・・クスッ」
_____
後輩「先輩は私にとってストレス解消でした」
後輩「私、人をイジメないと気がすまないんです・・・」ゾクッ
男「・・・・・」(何を・・・言ってるんだ・・・?)
後輩「でもただ単に否がない人間をイジメても悪は私になってしまう」
後輩「そして考えついたんです。イジメてる子達をイジメればいいんだって!」
後輩「でも・・でも・・・高校ではそれが禁止されました・・・母に・・」ギリ
後輩「というかあの高校はイジメがないんですよ・・・」イライラ
男「あ、あのさっきから」
後輩「でもっ!!」パシッ
ザリガニ「おっす」
後輩「バスや学校でイジメられてる先輩を見て・・・やっと、やっと救われた気がしたんです///」ゾクゾクッ
男「っ!?」ビクッ
後輩「先輩、さっきの質問を繰り返しますが。先輩はあんなことされて辛くないですか?」ギュッ
ザリガニ「ちょ、痛いって」
男「そ、そんなことは・・・ない・・・」(嘘をつきました)
後輩「嘘。苦しんでしょう?むかつくんでしょう?」
後輩「いくら心が強くともいずれガタはくるんですよ・・・」
後輩「こんなふう、にっ!」ブンッ バチッ
ザリガニ「ぐはっ!!?な、なにィ!?」
男「や、やめなって!可愛そうだろ!」
後輩「ザリガニって硬いですよねぇ。私程度の力じゃ潰れないんですよ」
後輩「でもずっとずっと投げつければっ!」パシッ
ブンッ ベチッ ブンッ ベチィッ ブンッ ベチャッ ブンッ グシャッ
後輩「いずれこうやって先輩の心も潰れるんですよ!あはっ!あはははっ!!」グシャッグシャッグシャッ
男「お、おい・・・!」(な、なんだよ・・・・これ・・・誰だよ・・・この女・・・)
男「こんなの、こんなの」(俺の好きな子じゃない・・・)
後輩「でもこうなる前に・・・私が救済してあげます・・・」スッ ギュ
男「・・・っ!?///」
後輩「あと1年と半で卒業ですよね・・・その前に今までの復讐をしましょう・・・」
男「・・は?」
後輩「だって・・・そうすれば先輩の心も晴れるでしょう?」ギュウ
男「お、俺はそんなの望んでない・・っ!」
後輩「今までのイジメられっ子もみんなそう言いました。そういう被害者こそ偽善者なんですよね・・・」
後輩「家訓の問題で歯向かえないのは知ってます」
後輩「大丈夫。私がぜーんぶやりますからっ!」ニコッ
男「・・・・っ!」
_その笑顔は今までの笑顔と同じものだった。ああ、あの笑顔はこういうものだったのか
そして俺は思った。やはり俺の周りにはドSしかいないのだと_
序盤が終わった・・・
多分また明日書くとおもんます
男「・・・・本当に・・・するの?」
後輩「本当はもう少し時間が経ってから実行する気でいましたが」
後輩「先輩が一緒に走りたいなんて言うからです。おかげで二人きりになっていてもたってもいられなくなってしまいました」
男「ね、ねぇ。俺はそんなことされても嬉しくないしさ。第一そんなことで得するのは」
後輩「私ですけど?」キョトン
後輩「で?」
男「うぐっ・・・」
後輩「責任逃れですか?自分が復讐を望んだと思われたくないんですか?」
男「そ、そうじゃなくって!」
後輩「あ、家着きました。それじゃあ明日、いつものバスで」ニコッ
男(復讐ってなんだよ。確かに俺はやられて腹立つことだったあるけど・・・)
男「でも復讐なんてするべきじゃっ」 「おーい」
父「男。お前も帰りか!」
男「と、父さん・・・」
父「いやぁ、上司が今日だけ早く帰らせてくれてな」
男(お察しの通り社畜である)
男(上司にキツイ命令をされるのが日課だ。俺もこうなってしまうのだろうか)
父「お前今失礼なこと考えてるだろ」
_男宅_
父「ただいまー」
男「ただいまー」
父「母さん。今日はまたキツイ命令をされたよ。社員で僕だけブラック企業だ。あはは」
男(帰ってくるたび、父さんは母さんの仏壇に今日の報告をする)
男(以前もそうしていたようだ)
男「ねぇ、父さん」
父「んん?」
男「父さんってストレスってたまることあるの?」
父「ストレス?ないなぁ・・・一度も・・・」
男「え?」
男「だ、だって小中高っていじめられてきたんだろ?」
父「ああ」
男「大学だってパシリ君ってあだ名だったんでしょ?」
父「うん・・・」
男「どうしてだよ・・」
父「お前も同じ境遇のようだけど。僕はストレスなんてたまることはない」
父「そりゃあムカってくるのはいつもだけど」
父「ウチの家系はストレスなんてたまらない家系だぞ?」
父「証拠にほら。僕やお爺ちゃん、先代の写真もみんなハゲてない」
男「ほ、本当だ」
_男部屋_
男「ん~・・・う~ん・・」
幼「どうかしたんですか?」
男「俺、ストレスがたまらない体質みたいなんだ。う~んでもなぁ・・・」
幼「チッ。ハゲちゃえばよかったのに」
男「うん。というかなんでナチュラルに俺の部屋にいるんですかね?」
幼「今日。帰り」
男「あ」
幼「しかも遅かったです・・・」ギロ
男「ヒッ」
男「あの何故水着で・・・」
幼「え?とっても似合ってますよ?やはり家畜には上半身裸がお似合いですね」ヌリヌリ
男「なんで俺にバター塗りたくってるんですかね」
幼「良し!」タッタッタ
幼「行きなさい!シュナイダー!」
犬「わんわん!」ペロペロ
男「い、いやぁあああああああああ!!!」
男(も、もしかして・・・復讐の相手に幼姉ちゃんも入ってたり・・・な、ないよな)
幼「で、どこに行ってたかはくきになりましたか?」
男「マラソン練習だよ。結構な距離走るんだよ」
幼「ふぅん・・・」ジト
幼「まぁいいです。さ、シュナイダー行きましょう」
犬「げふっ」スタスタ
男「・・・」(明日、いつものバスでって言ってた)
男(時間をかえよう・・・)
_翌日_
幼「随分遅く行くんですね。遅刻ギリギリなんじゃないんですか?」
幼「ふん、廊下に立たされてしまえばいいのです」
男「よく言うよ・・」
「せーんぱいっ!」
男「!?」ゾクッ
男「う、嘘だろ・・・時間を変えたのに・・・」
後輩「今日は少し遅刻しちゃって」
後輩「先輩も学校着いたらダッシュしましょうね!」
幼「・・・」イラッ
後輩「それでパパが失敗しちゃって~」
男「あ、あはは」(な、なんなんだよコイツは・・時間だって遅くしたのに・・)
幼「・・・」ギュ
男「?ど、どうかした?」
幼「次、降りるので」ツネ
男「いつっ!あ。いってらっしゃい」
後輩「あ、大学生の方ですか?」
幼「・・・そうですけど」
後輩「頑張ってくださいね!」ニコッ
幼「え、ええ・・・」ニ、ニコ...
後輩「行きましたね」
男「幼姉ちゃんはただ俺にちょっかい出してくるだけだから。だ、だからそ」
後輩「馬乗りされてたのに?」
男「うっ」(やっぱり分かってたのか・・・)
後輩「ちょっかいの域を超えてますね。大丈夫ですって」
後輩「私が、私が復讐をしてあげますから・・・確か幼馴染でしたよね・・・じゃあ」
後輩「今までのぶんをじわじわと・・・ゆっくりと・・・時間をかけて・・・」
男「なっ!?お、おい!そんなことしたら俺がっ!」
ツギ、トマリマス オオリノカタハ...
後輩「じゃあ、お昼・・・待ってますから、あの自販機の前で」
教師「あら、男君はまだなの。残り10秒」
教師「9、8、7、3、2」
男「飛ばしてます!!」ダダッ
教師「はぁ・・・ギリギリですね」
男「な、なんですかその残念そうな顔は」
友「早かったり遅かったり、少しは登校時間くらい統一しろよ」
男「し、仕方ないだろ。いろいろあるんだよ・・・」
女「・・・」ムスッ
男(あー・・・女さんのことすっかり忘れていた・・・)
=昼=
後輩「やっぱり来てくれた!」ニコッ
男「・・・・・」
後輩「ここじゃ見られちゃいますね・・・食堂裏で話しましょう・・・」
男「で、なんだよ」
後輩「口調が変わってますね。ちょっと悲しいな・・・」ションボリ
男「ぐっ・・・」(だ、騙されるな)
後輩「ってどうでもいいんですけど。で、誰を復讐したいですか?」
男「は?」
男「そ、そんなのいないっ!」
後輩「と、言うと思ったので教師に決定でーす!」パチパチパチ~
男「え、せ、先生?」
後輩「はい。あの香水臭い眼鏡ブスです」
男「口悪いな」
後輩「いつも事あるごとに立たされて、羞恥プレイさせられて」
後輩「ということでほらっ、隠れて・・・!」ガシッ
男「うわぁっ!ってなんでお前手袋なんかして・・・」
教師「あら、誰?こんなところにゴミ袋を置いたのは・・・」
男「先生?」
後輩「しっ。あの教師は必ず食堂でお弁当を買うんです」
後輩「当然、先生だったらぽつんと放置してあるゴミ袋は放っておけないですよね」
後輩「あ。あのゴミ袋は当然私が用意しました」
男「手が込んでるな・・・」
教師「うっ・・・お、重い・・・」
教師「誰か・・・いないわよね」
後輩「先輩のおもりもたせて立たせてるバツです」クスクス
男「・・・・・」(なんだ。ちょっとしたイタズラじゃないか)
後輩「クスッ、あはっ、あはは。以外と力ないんですね。あの先生」クスクス
男(それにちょっと可愛い・・・あ、いかんいかん!)
男(とにかく、こんなのただのイタズラであって復讐なんて言えな)
後輩「あっ、ゴミ置き場に入った」ポチッ
男「ん。今何押して」
教師「くっさ・・・これだからゴミは嫌なのy」
バコンッ
教師「けほっ!けほっ!・・・こ、粉?」
教師「爆発して・・・」
教師「だ、誰!!!?こんな仕掛けを作ったのは!!!?」
教師「けほっ!けほっ!」
男「ぷっ、あははっ 粉まみれだね」
男「これが復讐なら少し面白いかも。ちょっとしたイタズラだけどさ」
男「それでも俺はもういいよ。満足だかr」
後輩「チッ・・・粉塵爆発・・・できなかった・・・」ギリ
男「え?」
後輩様の代理復讐をどうしようかと考える時間をくださいませ
明後日辺りにかこうと思います
=1週間後=
男「ってことなのですよ」
友「良かったな。自分の復讐代理してくれる天使が現れて」
男「良くない!アイツはふ、粉塵爆発?とか爆発かなんかして先生殺そうとしたんだぞ!?」
男(「やだなぁ~。冗談ですよ~」 とか言ってたが信じられん)
友「でも少しはスッキリしちゃったんじゃあないか?」
男「・・え?」
友「だってそうだろ。そりゃ自分をいじめてた教師が逆にがいじめられてる様を見れば嬉しくなっちゃったりするもんなぁ」
友「どうりであの教師が休むわけだ。何かしら嫌がらせは受けてたって聞いてたが」
男「は?えっ、いや、してないんだけど・・・すっきりとか・・・」
友「・・・」ジッ
男「な、なんだよ」
友「まぁいい。俺もよくお前をいじめてるからな。復讐リストに入れられてるかもしれん」ガタッ
男「お、おい!俺は別に復讐とか望んでないんだからな!」
友「あっそ」スタスタ
男「・・・・・」(確かに・・・確かに少しスッキリしてしまったかもしれない)
男(俺も同罪なのかもな)
後輩「明日全校集会があるみたいですね」ヒョコッ
男「・・・」プイッ(こんな女を好きになった自分が憎いっ!)
後輩「無視なんてひどいです。泣いちゃいますよ?」
男「はぁ・・・先生が学校に訴えたからな。私に嫌がらせをしている生徒がこの中にいる!って」
後輩「やだな。私は先輩の復讐を代理しただけですよ」
後輩「あ~楽しかったなぁ、一週間。あの教師のやつれていく様・・・///」ウットリ
男「・・・」
男「もう終わりだよな?あれで・・」
後輩「はい?」ニコニコ
後輩「どうしたんですか?もしかして罪悪感とか感じちゃったかんじですか?」
男「そ、そうじゃなくて!」
後輩「いいんですよ。そんなの感じなくて、だって悪いのはぜ~~~」
後輩「~~~~~」クルクル
男「・・・俺の周りを回るの止めて」
後輩「~~~~ぶ」ピタッ
後輩「先輩をイジメた奴等なんですからね!」
後輩「止めても無駄無駄」
後輩「今度は一気に陥れてやります・・・うふふ・・・///」ダラ~
男「なっ!?」
後輩「ってことで先輩。私と付き合ってください」
男「うん」
男「ン!??」
後輩「もちろん答えはイエスですよね?」
男「え、えっとむr」
後輩「じゃあこう言えばいいのかな?」
後輩「私と付き合いなさい」
男「・・・・はい」(何故はいと答えるんだ俺!!)
後輩「じゃあ付き合うってことで私以外の連絡先を消しといてください」
後輩「あと他の女と二人きりになるのはダメです」
後輩「あ」
後輩「幼さんと、女先輩にもよろしく頼みますね」ギュッ
男「う、うわっ!触れるな!///」
後輩「・・・あ。来た」
DQN「後輩ちゃん・・・あれ?」
DQN「な、なんで男なんかと・・」(告白したいことがあるって言うから来たのに・・・)
後輩「実はたった今から先輩と付き合うことにしたんです!」ギューーー
男「あ あはは」(そういうことね。うん、わかってた。俺の事好きとかじゃないって)
DQN「なっ!?お、男なんかと・・!?」
後輩「はい。ですよねぇ?」
ツネッ
男「いつっ!う、うん」(こ・・こいつ・・・!)
DQN「・・・・っ!」
DQN「そ、そっか。じゃあ、後でクラスで・・・」フラフラ
男「う・・・」(余程コイツの事が好きだったんだろうな)
後輩「ふ、ふふっ。見てください、あの情けない後ろ姿///」ダラー
男(俺も人のこと言えないけど)
男「もういいか?もうクラスに戻らないとだし」
後輩「ええ。じゃあまた後で」
後輩「男さん」
男「っ!///」
男(な、何名前呼ばれて恥ずかしくなってんだ俺)
後輩「ふふっ、放課後にお気を付けて」
=放課後=
男(あれ。友の奴・・・先に帰りやがって)
男(女さんも口きいてくれないし)
男「今日は一人で帰るかぁ」スタスタ
DQN「おはゆぅ~男く~ん」ポンッ
男「あ・・・DQN君。今帰r・・・」
コイツデイイノ~? 3ニンデイケルベ ヤッチマウカ
DQN「明日がっこー来れないようにしちゃお」ゴキゴキ
男(こうなると思ってた)
____
男「けほっ!けほっ・・・ごふっ・・・」フラフラ
男「はぁっ!はぁっ!」(幼姉ちゃん・・・迎えに行かないと・・・)
アイツニゲタゾ! オイオトコー!
「せんぱぁーい」
後輩「きゃぁー大変な傷ー手当してあげますねー」フキフキ
男「白々しいよ・・・どうせこうなるのわかってたんだろ」
後輩「あのリンチ映像。撮って速編集。朝DQN君から盗んだ携帯で動画サイトにアップロード♪」ニコニコ
男「凄いな・・・こんな短時間で・・・」ヨロヨロ
男「って何してんだ!」
後輩「安心してくださいよ。先輩の顔はモザイクなんで先輩までは特定されないと思います」アセアセ
男「・・・って消せ!」ガシッ
後輩「あ、触らないでください!指紋残さないように手袋でアップしたんですから」
後輩「触ったら先輩がアップしたということになりますよ?」
後輩「それよりほら。幼馴染のお姉さんを迎えに行くのでは?」
男「くっ・・・!」
後輩「あ~嫉妬しちゃうな~浮気だな~」
後輩「そ、そんなことよりこの動画コメント欄の荒れ用・・・///」
後輩「いつか特定されちゃってDQN君どうなっちゃうんだろう・・・あはっ・・・///」ダラダラ
男「ああもうっ!」ダダッ
_バス_
ブロロロ...プシュー
幼「・・・」スタスタ キョロキョロ
男「こっちですよー」
幼「・・・」スタスタ ストン
男(最近口聞いてくれないな・・・・・まぁよくあることだからいいけど)
幼「・・・・・・!?」バッ
幼「ど、どうしたんですかその傷!!?」
男「ぅわっ!?び、びっくりしたなぁ」
幼「だれにやられてあんですか!なまえをいいなすい!」ビシッ
男「噛んでる噛んでる」
男「ありがと、心配してくれて。でも大丈夫だよこんなk」
幼「・・・っ・・は、はい?」
幼「私以外が貴方を傷つけていい権利なんてないんです」
幼「分かったなら帰ってください!傷口に果汁染み込ませますよ!」
男「な、何かしみそうだな・・」
男「ついたついた。じゃあね幼姉ちゃん」フラフラ
幼「・・・」
幼「待ってください」ガシリ
男「え?」ピタ
幼「今日は・・・泊まっていくといいです」
男「でも父さんの食事作らないと・・・」
幼「うぐ!///」イラッ
幼「爺!今すぐ男の家に行って食事を作るのです!」
爺「はい。お嬢様」ススッ
男「あー・・・えっと・・・」
幼「仕方がないから私の部屋を貸します。あまり動くと体を痛めますからね」
男(あれ?優しい?)
幼「はい」
ガシャン
男「手錠をつける意味はないと思うのですが」
男「・・・あ!」
男「よ、幼姉ちゃん!パソコン貸してっていうかこの手錠外して!」
幼「ヒイッ、外したら私を襲うに決まっています!」
男「襲うわけ無いだろ!」
幼「・・・・え?」
男「どうして幼姉ちゃんなんか襲わないといけないんだよ」
幼「なんか・・・」グスッ
幼「あ・・・・や、やっぱり私<後輩なのですね・・・」
幼「分かってました・・・こうやって強引に泊めたところで何も意味なんてないって・・・」
男「あ、あれ~?」
男「あ、よ、幼様はお美しいですよ!今でも襲いたいくらいに!」アセアセ
幼「嘘・・・嘘だもん・・・」
男「そんなことないって!というか後輩と何故不等式で自分を表したのかな」
幼「だってぇ・・・この前好きっていってたし・・・ひっく」
男「あ、・・あ・・・あんな女より幼姉ちゃんの方が全然マシだよ!」
幼「ぐすっ、ほ、ほんと?」
男「ああ!だからパソコン!スマホでもいいや!」
幼「ふ、ふふっ!ふふふ!い、いいですよ!何を検索したいんですか?」
男「いや外してよ」
男「う、うわ。人気ブログサイトで取り上げられてるよ・・・まとめサイトっていうのかな?」カタカタ
幼「ああ気持ち悪い。ネット依存な男性は嫌いです」
男「あっそ」カタカタ(不味い。ツイートでも有名になってきてる)
幼「あ、あっそぉ?・・あっそ・・・あそ・・・」ガクガク
男「あ、ああ!いや、俺は別にネットとかそんなしないから」(したいけどする時間がないのです)
幼「・・・ふ、ふん」
幼「あっそ」(同じこと言ってやりました)ニヤ
男(このままじゃ学校も特定されてDQN達がさらされてしまう!)
男(どうしたものか・・・)
______
____
後輩「はい。もしもし男さん?」
後輩「はい?あー再生回数1万こえちゃいましたね。というか動画消されちゃってもう」
後輩「とある板では特定してるし」
後輩「あ、ちなみに今私はDQN君達の家に張り紙貼って回ってまーす」ペタペタ
後輩「こういうのって小学生レベルの悪口書いた張り紙20枚くらい貼るだけ精神的効果的なんです」ペタペタ
後輩「死ね、殺す、馬鹿、カス、クズだとかでも十分なです・・・///」ハァハァ
後輩「あとはDQN君の写真に切り傷をつけて」シャッシャッシャッ
後輩「玄関ドアに大きく貼ってかんせー!わーい!わーい!」バンザーイ バンザーイ
後輩「わーいわーい・・・うふっ。うへっ・・・くすっ、くすくす///」ドキドキ
後輩「さて、彼が帰ってきちゃいますね・・・・・どう反応するかなぁ・・・///」ドキドキ
ガチャン
男「俺は何も聞いてない何も聞いてない」
「男君?男くーん!いないんですか!?」
男「あーはいはいいますいます」テッテッテ
「まったく、主人のバスタイムなんだから外で見張っているのが筋でしょうが」
男「カンケイナイカンケイナイ・・」ブツブツ(明日が怖い。お、俺は関係ない!関係ないぞ!)
「・・・・・男君」ガチャッ
男「ん?なにぃ・・・っ!?」
幼「ふふっ、裸でも想像してたんですか?色情狂め」バシャッ
男「ぶべっ」
_夜_
幼「男君。明日は学校お休みなんでしょう?」
男「うん」
幼「はい」
男「はい。というか俺も敷布団くらい敷いてもらっていいですか?もしくはほかの部屋にぃっ!?」 ゴスッ
幼「ペットなんだから地べたで丸まってるといいです」
幼「私は羽毛ぶとんですけどねー」ふかふか
男「く、くそぅ」
幼「・・・」
幼「男君。起きてますか?」ゲシッ!ゲシッ!
男「・・・んんっ!?」パチッ
幼「一緒に寝るのは2年ぶりですね」
男「最近・・だね・・・」ウトウト
幼「小さい頃は毎日一緒でしたね」パチンッ!
男「げふっ!」
男「あ、あの頃は幼姉ちゃんと一緒のベットで寝てたね・・」(硬い。けど寝れる不思議何故なら慣れてるから!)
幼「・・・・一緒の布団で寝たいんですか?」
幼「し、仕方ないですね。特別にどうぞ・・・」スッ
男「おじゃまします!」ズバァッ!
幼「きゃあっ!!?///」
男「暖かい・・・///」ウットリ
幼「う、うぅ・・・・・///」
男「あ、ちゃんとベットの端スレスレで寝ますんではい」ススス
幼「あ」ギュ
幼「もうちょっとこっちに寄って・・・ください・・・」ズルズル
ギュッ
男「!?」ビクッ(あ、あ、当たってるんですけど!?)
幼「ただ寝かせてあげるわけないでしょう?」ニヤ
幼「男君は今から抱き枕です。う、動かないでくださいね・・」
男「そんな殺生な」
幼「しゃべるのも禁止」
男(そんな殺生な)
幼「男君。男君は昔から私の言うことを聞いてくれますね」
男「・・・?」
幼「私、ときどき心配になるんです」ギュッ
男「!・・・」
幼「私以外のだれかにひどい命令とかいろいろ受けてるんじゃないかって」
幼「そりゃ遺伝でなんでも言うことを聞いてしまう体質なのは知ってますけど・・・」
幼「私がいうのもなんですけど・・・もっと・・・もっと」
幼「自分を大切にして欲しいって・・・」
男「・・・・・」
幼「こうやって私に酷い扱い受けて・・・なんとも思わない・・・わけないですよね」
幼「怖いんです。実は男君は私のこと嫌いなんじゃないかって」
男「!」
幼「嫌ならいやって言っていいんですよ・・・?」
男「・・・」(俺は・・・・)
幼「・・・・言わないんですね」
幼「・・・・・」
幼「ふふっ、じゃあもっといじめちゃいます!」コショコショ
男「ふひゃっ!?」
_翌日_
男(まさかあんな言葉幼姉ちゃんから言われるなんて思ってもみなかったな)
男「ひょっとして」(幼姉ちゃんの俺への命令がエスカレートしてるのは・・・)
幼「すぅ・・・ま、まだ後5分20秒ありますぅzzz」
男「俺が嫌と言わせるた、めぇっ!!?」 パチンッ!!
幼「う、うわわっ!?こんなパジャマで貴方みたいな下劣と一緒に寝てただなんて!///」カァァ
男「あ、ベ、ベビードールで寝てたのね」(暗くて気づかなかった)
幼「き、記憶消去です」バチバチッ
男「へ?さ、さすがに電気はまずいかな」
ビリビリビリィッ!
また明日
ピンポーン
幼「はぁっ!はぁっ!もっと電圧上げてあげましょうか」
男「」ピクピク
ガチャッ
爺「お嬢様。お客様でございます」
爺「と、いうより」
爺「男様のお客様というべきでございますか」
男「・・・え?」
「男さん・・・」
後輩「おはようございます」ニコォ...
幼「なっ・・・」
男「な、なんでお前がここに」
後輩「なんでお前がここに!?」
後輩「男さんがいけないんじゃないですか!!」
男「は?」
後輩「私が何件も何件もメールもラインも着信もしたのに連絡一つよこしてくれないからっ」
後輩「ぐすっ・・・」
後輩「案の定来たら・・・ひっく・・・他の女と一緒の部屋で・・・うぅ」
後輩「ひどい!こんなのあんまりですぅ!」タッタッタ
幼「他の女って・・・」
男「え、あ、あの」
幼「・・・・・」
幼「お、追いかけたらどうですか・・・?」
幼「彼女、なんですよね?」
男「ち、ちがっ」
幼「出て行って」
男「だk」
幼「出て行きなさいッ!!!」
___
後輩「クスッ。追い出されちゃいましたか?」
男「・・・」
後輩「鈍感じゃあないんですから追い出された理由くらいわかりますよね?」
男「やっぱり演技だったか」
後輩「まぁ90%くらいは。残りは本当ですよ」
後輩「だって私達では付き合ってるということになってるのだから」
男「・・・っ!」
後輩「あの人随分落ち込んでますね~・・・き、きっとぉ・・・///」
後輩「えへ、えへへっ。だ、だって昨日の夜は良い感じだったのに」
後輩「朝になったら好きな男に彼女がいたなんて発覚したらもう・・・!」
後輩「あ、男さんのカバンに仕掛けてたんで、盗聴器」ニコッ
男「・・・」バキッ
後輩「あー!結構高いのに~!今度弁償してくださいね」
男「どういうつもりだ。そして何円だよ今度払うから」
後輩「いったでしょう?男さんをいじめたやつはとことん堕とすって。12万くらいですね」
後輩「あんなの序の口ですよ。もっともっと痛い目見せないと」
男「な、なぁいい加減やめろって!俺は依頼もしてないんだぞ?勝手に始めやがって」
後輩「私は男さんのことを思ってやってるんです」
男「何度も言うがそうやって俺を盾にして自分が人をいじめたいだけだろ」
男「現に自分でそう言ってたし・・・」
後輩「違いますよ・・」
後輩「好きな人がいじめられてたら嫌に決まってるじゃないですか・・・」
後輩「だから・・・・だから痛めつければもうしないっておもって」
後輩「私は男さんが好きだからっ」
男「・・そ、それも演技なんでしょ?」
後輩「あ、バレてる」
男「決めた。何もしないようにお前を見張ってるからな」
後輩「そうですか。じゃあ私が何も行動に移さないように手を塞いだほうがいいですね」
ギュッ
男「こうだな」
後輩「じゃあ行きましょうか。買いたい服があるんで」
男「うん」
男「ってこれじゃデートじゃないか!///」
後輩「あれ?だって彼氏彼女の仲なんだから当たり前じゃないですかぁ?」ニコニコ
男「・・・くっ」
後輩「男さんはモテますね。妬いちゃうくらいに」
男「・・・うそだな」
後輩「いえ、男さんに嫉妬したいます。私レズなんで」
男「うそぉ!?」
後輩「嘘です」
男「そ、そっちもだけで女さんもって・・・」(実は幼姉ちゃんも俺のことが好きなのも知らなかった)
男「ってどっちもお前の勘違いなんじゃないかな?」
後輩「・・・やっぱり鈍感だった。今時そんな主人公流行らないですよ」
男「なんだよ主人公って・・」
後輩「あ、ちなみに私はラスボスヒロインで」
後輩「じゃあ私達がこうやって手をつないで歩いてるのを病んだ目で見ている」
後輩「後ろのお嬢様はだぁれ?」クルッ
幼「!?」ササッ
男「あ、あれなんでこんなとこまで?」(っていうか目が真っ赤じゃないか!充血してるのかな?だとしたら大変だはやくいsy
後輩「そしてこの喫茶店に・・・」ガチャッ
女「いらっしゃいま・・せ」
後輩「ビンゴ」ニコッ
男「あ、あれ女さん。こ・・・ここでバイトしてたんだ」(き、気まずい。最近睨まれたり無視されたりだったし)
後輩「オシャレなところでバイトしてるなんていいなぁ」ギュッ
男「なっ・・!?///」
女「・・・・・」
女「店長、ちょっと気分悪いんで」
店長「え、あちょ、困るよ!」
後輩「せんぱーいさっきの続きしましょうよ~」
男「は、はあ!?何大きな声で言ってんだよ。つーかそんなのしてません!」
女「っ・・・!」プルプル
男「女さん泣いてたな・・・」(気分悪かったみたいだけど。きっと女の子の日なんだろうな)
後輩「あ、このジュースストローがなんかアレですね」
男「ああ、なんかカップルが使いそうな・・・ぁっ。ひ、一人で飲むんだよな?」
後輩「ダメですよ?私がかって あげた んですからちゃんと飲んでください」
ウソツキウソツキウソツキ オトコクンハウソツキデス アンナジュースクライ・・・・ ワタシダッテ・・・
後輩「ん~この店のBGMは呪文なんですかね?さっきからブツブツとなんだか怖いです」
後輩「あ」
後輩「怖いですぅ。男さぁん」ギュッ
男「ていうかテーブル席なんだからふたり揃って同じ席座んなくていいだろ!」
ワタシノホウガモットダキツイテタンデスカラ アンナノヨリ モットモット ワカレレバイイノニ・・・
後輩(これじゃただ病むだけか・・・少し変えようかな)
明日も書く と思う
男「分割払いでいい?というか接着剤で治るかな・・・」アセアセ
後輩「じゃあ1ヶ月1万で手を打ちましょう」
後輩「嫌でも1年間は私と関係を持つことになりますね」ニヤッ
後輩「男さん。少し店をでましょう」
男「な、なんだよ急に真顔になって」
後輩「いいから」グッ
幼「!」(次はどこに・・・!)
男「どこ行くんだよっ」
後輩「走って!幼さんをまくんです」タッタッタ
幼「・・・」キョロキョロ
男「探してるけど・・・」
後輩「・・・」ジッ
幼「うぅ・・・」ヘナッ
幼「えぐっ・・・えぐっ・・・」スンスン
後輩「・・・ゴク///」
男「泣いてるじゃなもがっ!?」
後輩「しゃ、喋らないで・・今いいところなんですから・・・///」ハァハァ
幼「こ、これでいいんですよ・・・うん・・・うん」
幼「ふふっ、好きな人と付き合えて良かったですね。男君・・・」スッ パカッ
男「!」(あのペンダントの中の写真俺だったんだ!)
後輩「んん・・あ・・・///」ビクビク
男「!?」(コイツ感じてるのか!?)
幼「私も何も命令しなくて良くなりますね・・・うふ・・・」
幼「あはっ・・・はぁ・・・」
大学生「よ、幼さん!どうかしたんですか?」
幼「・・・」
大学生「こんな薄汚い地べたで寝たら風邪を引きますよ!」
大学生(よっしゃぁぁ!町で偶然幼さん見つけたからストーキングしたら倒れてるじゃないか!)
大学生(チャンスだ・・・このまま家に連れ込んで)
後輩「あぁ・・・好きな人に他の女ができちゃったらもう・・・」
後輩「あの大学生の為すがままでいい、とか思っちゃって・・・///」
男「!」
後輩「いいタイミングですね。じわじわの必要もないかもしれないです・・///」
後輩「男さんに渡そうと思ってた純潔を他の男に取られちゃうんですから」
男「ぷはっ、お、追いかけないと!」
ギュッ
後輩「邪魔しないでください。行ってどうするんです?」
後輩「だって男さんの好きな人はわたし・・・あ、幼馴染のはじめてを見に行くんですか?」
後輩「もし男さんが幼さんを好きだとしたら・・・///」ハァハァ
後輩「こ、これはいいNTR///」ダラー
男(付き合ってられん!)ダダッ
男「ああ、もう!見失った・・」キョロキョロ
後輩「別にいいじゃないですか。好きでもない女が処女ぶち破かれても」
男「なんだよついてきたのか。そして俺はお前を好きじゃない」
男(本当は好きじゃなくなったが正しいけどさ)
後輩「なぁ~んだ。残念」
後輩「で、どうして追いかけるんです?」
男「後味が悪いからだよ!もし俺を好きだとしたら、だけど・・・」
後輩「・・・ふぅ~ん」
後輩「予定変更」ピピピ
PRRRRRRR
男「はぁ?誰に電話かけて」
後輩「スクーター」
『かしこまりました』
ブゥゥゥン...キキッーッ!
「確かにお届けしました!」ペコッ
後輩「さ、男さん。これに乗って駅まで」
男「お、お前何もんだよ・・・」
後輩「免許持ってたんですね」
男「そんなことよりお前の人間関係が知りたいよ俺は!」
後輩「別にそんなのどうでもいいでしょう」
後輩「単なるしもべですよ」
後輩「男さんみたいなエセ下僕なんかじゃくりっぱな・・ね」
男「・・・この話はなかったことにしよう」
男「あ、いた!」キキーッ
大学生(ああ、お姫様抱っこしてるぞ俺!!)
幼「貴方は・・・」(同じ大学の人・・・私どうなるんでしょうか・・・)
幼「もう考えるのもどうでもいい・・・」
大学生「?」
後輩「誰かー!あの人誘拐犯です!!」
男「おい!」
大学生「えっえっ!?」
大学生「ち、違います!そんなんじゃないですぅ!」ズルズル
ポリス「はいはい。わかったから」
幼「・・・」プイッ
後輩(良い感じに堕ちてきてる・・・でも)
男「コイツとは付き合ってないんですって!本当なんです!」ドゲザ
男「だよな!」クルッ
後輩「・・・」コクッ
幼「!!!」パァァ
後輩(あーあ、戻っちゃった)
このSSまとめへのコメント
え?終わり?
↑今同じ気持ち味わった(笑)
おい
おい
え、続きは?
なんで未完なのに完結タグ付いてんだよキレんぞ
なんとなくホラーを感じたのは俺だけか?
イイハナシダナー
後輩「うぷぷぷ……」
最高
え?終わり⁉︎
終わりかよww
時間かけて読んだ俺無事死亡
ええ...
何終わってんだよ
続きみたい
つ、続きを、、、、
マダー?(´-ω-`)
続き~
(SSが)固くなってんぜ?
後半つまらなくなった
6年経っても続きを期待してる
2020年になっちゃったよ…
続き待ってます