黒子「…びっくりしましたの…」

美琴「……寮の中で堂々と能力使った？度胸あるわね」

黒子「そんな事する生徒居りますでしょうか…？」

美琴「事実吹っ飛んだじゃないアンタ、まあ怪我はしてないみたいだけど」

黒子「なんというか、体の内側から衝撃が放たれたようなそんな感じでしたわね…」

美琴「なんて能力かしら、それ分かれば犯人なんか簡単に見つかるんだけど」

黒子「ちょっと分かりませんですの…爆発…という表現が一番しっくりくるのですが」

美琴「……とりあえず、寮監に報告だけしといて私は自分なりに犯人探してみるわ」

黒子「それでしたら風紀委員であるわたくしが！！」

美琴「いいから、アンタは大人しくしてなさいよ」

黒子「ですがお姉様…」

美琴「大したことないイタズラって感じだけどさ、私の後輩に嫌がらせされたのに黙ってらんないわよ」

黒子「…お、お姉様…」ｼﾞｰﾝ…

ドパァンｯｯ！！

黒子「ぷげらっ！？」ドンッッ！！

美琴「黒子ーーー！？！？」

黒子「…よ、予測すら出来ないんですの…？」ﾋﾟｸｯ…ﾋﾟｸｯ…

美琴「ホントいい度胸だわ…絶対取っ捕まえる！！」

黒子「……一体誰かこのようなことを…」ｸﾞｯﾀﾘ

美琴「黒子、とにかく何か情報！！二回食らってるんだし何か気づいた事、なんでもいいから」

黒子「…うーむ…そういわれましても突然でしたし」

美琴「じゃあ体に何か変化とかは？見た感じちょっと煤けて髪の毛ちぢれてるぐらいだけど」

黒子「え…髪の毛が？あう……」ﾄﾞﾖｰﾝ

美琴「……早めにケアした方が良いわねそれ、シャワー浴びて来なさい」

黒子「………はいですの」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ

美琴「……あんまり落ち込まないで黒子、そこまでひどくないから、ね？」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

黒子「お姉様…」ｳﾙｳﾙ

ズパァン！！

黒子「ほげらっ！？」ドンッッ！！

美琴「うわー黒子ぉぉぉぉぉ！？！？」

黒子「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

黒子「…く、黒子はちょっぴりだけわかりましたの」ﾋﾟｸﾋﾟｸ

美琴「え、なに？何がわかったの黒子！？」

黒子「ぐふっ」ｶﾞｸｯ

美琴「黒子！？ねぇ黒子！！」ﾕｻﾕｻ

黒子「……こ、この爆発…わたくしがお姉様に対してある感情を抱くと起爆するようで…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

美琴「ある感情？どんな？」

黒子「………」

美琴「黒子？おーい」

黒子「………お姉様に身体を預けるように、胸に抱かれるように密着さてれ黒子は！！黒子はry

チュドンｯｯ！！

黒子「あべし！？」ドンッッ！！

美琴「はぅ！？」ﾋﾞｸｯ

真っ黒子「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「黒子！？」

真っ黒子「や、やっぱりですの…」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「なに？どういうこと！？」

真っ黒子「その、つまりいかがわしい事を考えると、ボンッらしく」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「……いかがわしい？」

真っ黒子「つまりエロい事というかお姉様に欲情したというか…はい」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


美琴「は？なにそれ」

真っ黒子「さあ…」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

真っ黒子「しかも、密着した状態だったにも関わらず煤だらけの真っ黒になったのはわたくしだけでお姉様には被害は無し…どうやら完全に対象者のみを限定的に爆発させるようですわね」ﾌｷﾌｷ

黒子「ふぅ…」

美琴「つまりものの数分の間に四回も変な事考えてたのかアンタは」ｼﾞﾛﾘ

黒子「…うぐ…それはなんと言ってよいのか」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

美琴「アンタは…」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

黒子「え、あのお姉様？流石に今はお仕置きは」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

美琴「………はぁ、わかってるわよ、流石に追い討ち掛けるのは可哀想だし今回だけは許してあげるわよ、まったくもう」ﾊｧ

黒子「…お姉様…」ｼﾞｰﾝ

ズパァン！！

黒子「ぐげろっ！？」ドンッッ！！

美琴「」

真っ黒子「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「あ、これ早くどうにかしないと黒子死んじゃうわ、なんかどんどん焦げてくし」

真っ黒子「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

一方その頃上条さん。

上条「……」

土御門「……」

青ピ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

小萌「何事ですか！？いきなり青髪ピアスちゃんが吹っ飛んだですよ！？テロですか！？先生の補習中にまさかのテロ勃発ですか！？」ｵﾛｵﾛ

上条「一体何が起きた」

土御門「わからんぜよ」

吹寄「先生、どうせ３馬鹿の悪ふざけですから指導を続行して下さい」

姫神「こういう場合。上条くんが爆破される役割のはずなのに珍しい」

青ピ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

上条「………なんかの能力か？」

土御門「そうみたいだにゃー、青髪ピアスを標的にした理由はわからんが」

上条「なんか問題起きたのか？」

土御門「さあ、それもわからんぜよ、ただの愉快犯って線もあるからな」

青ピ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

小萌「な、なんでみんなそんな冷静なんですか！？青髪ちゃん動かないんですよ！？」ﾕｻﾕｻ

青ピ「…こ、小萌せんせ…」ｸﾞｸﾞｯ

ドパァンｯｯ！！

青ピ「けぷっ！？」ドンッッ！！

小萌「うあーーー！！青髪ちゃん！？」

アフロピ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

吹寄「……せっかく小萌先生の補習ついでに私達も勉強させて貰ってたのに台無しよ」

姫神「いつものこと。もう馴れた」ｶﾘｶﾘ

上条「…一応調べるか？土御門」

土御門「あ、そうするのが無難かにゃー、カミやんを狙って間違えた…っていう事も考えられるからにゃー」

小萌「ほ、保健室へ、んん…！！みんな手伝って下さい！！上条ちゃん土御門ちゃんってば！？」ｽﾞﾙｽﾞﾙ

アフロピ「こ、小萌せんせの小さいお手てが僕を引っ張r

ドゴォン！！

アフロピ「うわらばっ！？」ドンッッ！！

小萌「きゃぁぁぁぁぁ青髪ちゃぁぁぁん！？！？」

吹寄「……仕方ないわね、上条、貴様が保健室連れてってあげなさい」

アフロピ「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

上条「えー俺かよ、上条さんは真面目に補習を受けたいので自習組のお二方にお任せしたいんですが」

姫神「都合が良い時だけ真面目。卑怯者め」

小萌「えーとえーと、と…とりあえずもう補習どころじゃないですし！？」ｵﾛｵﾛ

上条「補習中断の際の采配はいかなものでせう小萌先生？」

小萌「スペシャル特盛宿題セットなら事前に用意してあるですよー？」

上条「よし、吹寄に姫神、青髪ピアスはお前らに任せた」ｸﾞｯ

土御門「小萌センセー、早く補習再開してくれぜよ」

小萌「いや、ですから補どころはですね？」ｵﾛｵﾛ

吹寄「………はぁ、仕方ないわね、あの特盛セットは流石に可哀想だし秋沙、運んであげましょ」

姫神「仕方ない」ｶﾀｯ

アフロピ「」ﾋﾟｸｯ

ドゴォン！！
ドゴォン！！
ドゴォン！！

アフロピ「ご、があああああああ！？！？」ドンッッ！！

上条「…………ずいぶん派手に起爆したな」

土御門「……察するに劣情を催すと起爆するようだな、吹寄と姫神に保健室に連れていかれるという事に反応したように見えた」

上条「なんでまたそんな事で…つかホントかよそれ」

土御門「試して見るか？」

上条「どうやって」

土御門「……そうだな、カミやんは右手があるから実証出来ないかもな、それなら……おー二人ともカミやんにちゅうもーく！！」

吹寄「なによ？」

姫神「どうかしたの？」

上条「何する気だ？」

土御門「カミやんのセミヌードをご覧あれー、ふんっ！！」ﾋﾞﾘﾘｯ！！

上条「ちょっ！？俺のシャツー！？！？」ｶﾞｰﾝ

バンッボンッ！！

吹寄「は？」

姫神「………けふっ。」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

小萌「けほっ…」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

土御門「………吹寄には効かないか、流石鉄壁ぜよ」

上条「なにしてんのおまえーーー！！？！」

アフロピ「」ｸﾞｯﾀﾘ

…………

美琴「という訳でさ、ちょっと手伝って貰おうかなって」

初春「書庫の検索ですか？」

美琴「うん、さっき言ったような能力が存在するなら初春さんに調べて貰うのが一番早いと思ったから」

初春「……うーん…一応調べてみますけど、聞いた事ないなぁ」ｶﾀｶﾀ

美琴「やっぱり？私もぜんぜんなのよね、それなりに詳しいつもりだったんだけどさ」

初春「……………………やっぱり見当たらないですね、そんな能力」

美琴「書庫に登録されてない能力か、そんなの存在するのかしら？」

初春「うーん…可能性としては能力者自体がその能力を偽装…つまり似たような能力のふりをして登録してるとか、もしくは最近、ホントに数時間前とかに新たに発現した新能力で単純に書庫への登録が完了してないとか」

美琴「あり得るのそれ？」

初春「無くはない、とは言えるけど可能性は相当低いですかね？」

美琴「……うーん…他の方法で探すしかないかぁ」

初春「ところで白井さんはどうなんです？」

美琴「一緒に来ようと思ったんだけどね、私が一緒だと頻繁に真っ黒になるからちょっと」

初春「…あはは、早くなんとかしないと白井さんまともに生活出来ないですね」

美琴「私としては黒子が自制すれば良いんじゃないかなーとはちょっと思ったんだけどさ？不愉快だけどアイツのそういう対象って私なんだろうし、認めるのもホントはやだけど」

初春「難しいんじゃないですかねぇ、白井さんだし」

美琴「…そ、だからこうやって何とかしてやろうって思ってね…」ｹﾞﾝﾅﾘ

初春「御坂さんも大変ですね」

美琴「ま、仕方ないわよ、このままだと毎夜毎夜爆裂音で不眠症にされそうだし、一応はかわいい後輩だからね」

初春「そのセリフ聞いたらまた白井さん爆発しそうですねぇ」

美琴「居ないから言ってるのよ、本人の前じゃ流石に普段でも恥ずかしいし言わないって」

初春「あはは、そうですね」

美琴「さて、それじゃ他のつて探ってみるわね、ありがと初春さん、じゃ」ﾀﾀﾀ

初春「頑張って下さーい」ﾉｼ



初春「御坂さんもホント大変だなぁ」

初春「……うーん、それにしても書庫に無い能力かぁ…なんなんだろ？」

初春「……そういえば佐天さんも今日登録だったかな？なんて能力か教えて貰ってないけど」

初春「………佐天さんだったりして、例の謎の能力者」


初春「そんな事無いか、流石に」

上条「……お前あとでシャツ弁償しろよな土御門」

土御門「いちいち細かいにゃー、とりあえず能力の特長掴んだだけ安い代償だぜよ」

上条「………不幸だ」

土御門「さてカミやん、どうやらこの能力、かなりの広範囲に作用してるようだしどうする？」

上条「広範囲？」

土御門「周りを見てみろ」


上条「周り？」



結標「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


上条「………公園の砂場に焦げた女の子が」


土御門「向こうもだ」


浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


上条「……公衆トイレの入り口になんで倒れてんだ浜面…」

土御門「良く見るにゃー、奴は携帯を握ったまま股間から煙が上がっている、きっとトイレで処理しようとして爆破されたのだろう」

上条「………なんで公衆トイレで？あいつ彼女居るじゃん」

土御門「さあな、そこは察してやるべきだろう」

ねる(´・ω・`)おやすみ

結標「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


上条「……というか今さら気づいたがこれ、相当ヤバイ状況じゃね？」

土御門「ああ、ヤバいぜよ」


上条「迂闊に変な事考えられない、その上処理しようとしても爆発するんだよな？」

土御門「らしいな」

上条「…………」

土御門「………」

上条「とりあえず何とかするぞ、このままじゃ日に何十回と爆破される生活がまってる」

土御門「ちなみにカミやんは爆発するんかにゃー？」

上条「……試さないぞ？」

土御門「つまらんぜよ」

上条「………このやろう」

結標「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


上条「……というか今さら気づいたがこれ、相当ヤバイ状況じゃね？」

土御門「ああ、ヤバいぜよ」


上条「迂闊に変な事考えられない、その上処理しようとしても爆発するんだよな？」

土御門「らしいな」

上条「…………」

土御門「………」

上条「とりあえず何とかするぞ、このままじゃ日に何十回と爆破される生活がまってる」

土御門「ちなみにカミやんは爆発するんかにゃー？」

上条「……試さないぞ？」

土御門「つまらんぜよ」

上条「………このやろう」

上条「………で、まずはどうするべきか分かるか？」

土御門「そうだな、とにかくこの能力の大元を探すのが前提になってくるからな、まずはそこからだ」

上条「どうやって探す？」

土御門「広範囲を特殊な力場が覆っているのなら、まずはそれを探知出来る道具が必要だな」

上条「AIM 拡散力場を察知するって事か？心当たりは？」

土御門「いくつかあるが本当の意味での道具は生憎と持って居ないからな、能力者で代用と行こう」

上条「能力者か、となると…」

土御門「一方通行かAIM ストーカー、どちらかに助力を仰ぐのが妥当なところだな」

上条「なるほど、ならそこで倒れてる浜面に案内して貰おう、その方が手っ取り早い」

浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

…………

美琴「おーっす、邪魔するわよー」

禁書「む、なにかようかな短髪？」

美琴「あれ？アイツ居ないの？」ｷｮﾛｷｮﾛ

禁書「とうまは学校かも、ほしゅうって奴受けにいってる」

美琴「……またか、ホント自由時間が少ない奴ねアイツは」

禁書「で、どうしたの？」

美琴「えーと、なんか妙な事起きてるみたいだからなんか知らないかなってね？」

禁書「妙な事って？」

美琴「…………なんて言ったら良いかしら、うーん」

………

禁書「………つまり、変な事考えると爆発しちゃうって事？」

美琴「そういう事、で…私も知らないし調べても分からないからもしかしてそっち方面なのかなーって思って」

禁書「魔術かもしれないって思ったのかな？」

美琴「そういう事、アンタそういうの詳しいんでしょ？何か知らない？」

禁書「……………、短髪の話だと広範囲に効果がある物のようだけれど、わたしが魔力を感知していないという事は違うかも？」

美琴「そっか、なら良いわ、邪魔したわね」

オティヌス「まて人間」

スフィンクス「にゃー」ﾄﾃﾄﾃ

美琴「…………出たわね動くフィギア女」

禁書「どうかしたのかな？」

オティヌス「丁度暇だったところでな、その問題とやら少し確認させr …おい話の途中なんだから違う所に行こうとするな！！」ﾍﾟｼﾍﾟｼ

スフィンクス「にゃ！！」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

オティヌス「へぷっ」ﾍﾞﾁｬ

スフィンクス「にゃー」ﾄﾀﾀﾀﾀ…

オティヌス「ちっ、これだから畜生は…乗騎としての自覚も持てんとは」

禁書「スフィンクスは乗り物じゃないかも！！」

美琴「………ちょっと羨ましい、じゃなくて、なんて言ったのよ？」

オティヌス「確認させろと言ったのだ、その力、性質としては人間にかなりの影響がありそうだからな」

美琴「確認？どうやってよ？」

オティヌス「簡単な話だ、発情してみせろ人間」

美琴「…………なにいってんだかさっぱりだわいみわかんねー」

オティヌス「使えん奴だ、年頃の娘なら簡単なはずなんだがな」ﾔﾚﾔﾚ

美琴「握り潰してやろうかしらコイツ」ｲﾗｯ

オティヌス「仕方ない道具に頼るとしよう、禁書目録」

禁書「なにかな？」

オティヌス「そこのタンスの二段目に入っているものをこの小娘に渡せ」

美琴「小娘って言うな」

禁書「……いいのかな？だって」

オティヌス「構うものか、別に特別な物品という訳でもないだろう」

禁書「うーん、わかったかも」ｺﾞｿｺﾞｿ

美琴「なに？なに渡すつもりよ？」

禁書「はい、短髪」ｽｯ

美琴「なにこれ？ハンカチ……あ…」

オティヌス「奴の下着だ、別に大した品物でもないだろう？普通は」

美琴「え、な、これ、ちょっ！？」ｶｧｧ

ボンッ！！

美琴「ぶぶへっ！？」ドンッッ！！

禁書「わっ！？」ﾋﾞｸｯ

オティヌス「ふむ、なるほど」

美琴「……ゲフ…」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

オティヌス「爆発の規模自体は嫌がらせ程度で危害が及ぶほどではないか、だが起爆のトリガーとなるであろう感情の揺らぎ、それを感知する幅が極端にシビアだな、これではまともに生活も出来んだろうよ」

美琴「……ご解説どーも！！」ｲﾗｲﾗ

禁書「短髪、へんたい」

美琴「うっさいちょっと動揺しただけだこらぁーーーー！！！！」

………

浜面「……なるほど、道理でなぁ」

上条「とりあえず滝壺さんのところ案内してくれよ、浜面」

浜面「そういう事なら協力するぜ大将、これは男の死活問題だ」

土御門「なら俺は一方通行にコンタクトを取っておく、カミやんはそのままAIM ストーカーに接触してくれ」

上条「わかった、じゃあ行くか」

土御門「後で連絡する、そっちも何かあれば連絡頼むぞ」

上条「ああ」

浜面「よし、じゃあ俺らのマンションに案内するよ、滝壺は今そこだ」

一方その頃一方さん

打ち止め「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

番外個体「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

一方「…………なンだこりゃ」


芳川「あ、一方通行お帰りなさい…その、何故かこの子達がいきなり爆発したように…」

一方「いきなり？どォいう事だ」

芳川「私にも分からないわよ」

一方「………怪我はねェようだがやたら煤けてやがるな……おい、打ち止め」

打ち止め「…う、びっくりしたってミサカはミサカは…」ｸﾗｸﾗ

番外個体「…なんなのホント」

一方「何してやがった、言え」

打ち止め「ミサカネットワークで下位個体とコミュニケーションってミサカはミサカは答えてみる」

一方「……芳川」

芳川「見てる前で突然よホントに」

一方「……嫌がらせか？襲撃にしちゃ被害がチャチ過ぎンだが」

番外個体「今さらアナタにこんな嫌がらせする奴なんか居るの？実際に被害受けたのミサカ達だけど」

一方「……ﾁｯ…」ｶﾁﾘ

芳川「何をするつもり？」

一方「能力で痕跡を探す、いきなり起爆したってこたァ何かしらの力場が発生してる筈だ、どォいう類いの代物であれな」

打ち止め「ミサカ達は調べなくて良いの？ってミサカはミサカはミサカ自身に何かを仕掛けられている可能性を示唆してみる」

一方「こっちが空振りだったら念入りに調べてやンよ、それまではコミュニケーションってのを続けて暇潰してろ」

打ち止め「う、うんわかったってミサカはミサカは何食わぬ顔で続きを下位個体に要求してみる！！」ｿﾜｿﾜ

番外個体「マセガキ」ﾆﾔｯ

一方「……？まァ良い、すぐ終わるから待ってろ」

打ち止め「うん」

番外個体「ミサカはもういいや」

一方「……………………妙な力場は確かに発生してやがンな、なンだこりゃ？」


バンッボンッ！！

打ち止め「うみゅっ！？」ドンッッ！！

番外個体「はぶっ！？」ドンッッ！！

一方「っ！？」ｷﾞｮｯ

芳川「また爆発！？一体なんなの！？」

打ち止め「……あぅ」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

番外個体「……………なんなの？」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

一方「……………トリガーになってるもンがあるな、なンだ」

打ち止め「トリガー？ってミサカはミサカはトレードマークのアンテナをお手入れしつつ聞いてみたり」ｷｭｯ

芳川「見事にアホ毛がちぢれちゃってるわね、打ち止め、とかしてあげるからいらっしゃい」

打ち止め「うん」

一方「どォやら何かしらの脳波に反応してるらしいまではわかった、となると起爆の瞬間に何考えてやがったか…そこがわからねェと始まらねェ」

打ち止め「うっ！？」ｷﾞｸ

一方「言え」

打ち止め「やだ、ってミサカはミサカは黙秘の姿勢を取ってみる」ﾌﾟｲｯ

番外個体「ミサカネットワークで下位個体のエロトーク覗いて興奮してたんだよこのちびっこ」ﾆﾔｯ

一方「………………あン？」

打ち止め「」

番外個体「マセガキの感情流れてきてミサカまで爆発とかマジ迷惑だし、早く何とかしてきて」

一方「……………………お、おゥ……」

打ち止め(´・ω・`)

芳川「女の子は早熟なものよ、狼狽えてたら格好悪いわよ一方通行？」

一方「狼狽えてねェから」

ねる(´・ω・`)おやすみ

前の酉は紛失した、そしてなんか酉安定しないコロコロ変わるかもしれん、じゃな

……………


美琴「……しかし参ったわね、既に手詰まりだわ」

禁書「見つけられないって事かな？」

美琴「そ、今の段階じゃ情報が少なすぎるのよ……地道に探すにしても絞りこみすら出来ないわ」

禁書「要は力の源を探知する手立てが存在しないって事かな？」

美琴「その通り、何とかして見つけないと黒子がヤバいんだけど」

オティヌス「力の探知も出来んとは無能の極みだな、一芸のみのごり押しばかりの超能力者達の枠に収まる者では仕方ない事ではあるが」

美琴「なっ…聞き捨てならないわねそのセリフ！！私は応用力なら結構自信あるわよ！！」ﾑｶｯ

オティヌス「そう怒るな、人間とは本来非力で当たり前なのだからな、一芸とはいえ抜きん出た才能を持つお前は十分に優秀だろう」

美琴「上から目線で腹立つわねぇ……1/10スケールの分際で…」ｲﾗｲﾗ

オティヌス「成れの果てではあるが一応神なのでな、慈悲を請われれば手を差し伸べてやっても良いぞ人間」

美琴「……あんたとそっちの白いのは科学とは別の向こう側の存在でしょ？能力者の力を探知するなんて芸当出来んの？」

オティヌス「魔術と科学とはまったく別のベクトルの存在のようで実は性質は似ているものさ、だからこそグレムリンは科学側の力を応用する事が出来たと言える」

美琴「……………で、どうするのよ？」

オティヌス「ふむ、禁書目録、お前も手伝え」

禁書「なにをするの？」

オティヌス「探知術式をお前の中の魔導書を使って組み上げる、それと小娘、お前の力もだ」

美琴「へ？どういう事？」

オティヌス「簡単に説明するぞ、つまり魔翌力の探知術式に科学側の力の流れも一時的に感知可能にする」

禁書「出来るのかな？そんなこと」

オティヌス「恐らく可能だろう、先ほども言ったが二つの力は共通点が多い、それに二つの力を切り替えるノウハウも持っているからな」

禁書「もう一つ疑問、あなたは確かに魔神と呼ばれた存在だけれども、既にその力は失われている筈なんだよ」

オティヌス「だからこその禁書目録の助力だろう？それに魔神としての力はほとんど失っているのは事実だが、魔術そのものを完全に行使出来ないとは誰も言って居ないぞ、必要があれば通常の魔術ならば多少は行使出来るさ」

禁書「…………ほんとに大丈夫なのかな？」

オティヌス「心配するな、無理はしない」

美琴「……というかずいぶんと協力的ね、どういうつもり？」

オティヌス「簡単な話だ小娘、お前は奴から最も信頼される者の一人だ、なら私が助力する理由に十分足り得る、それだけだ」

美琴「……そ、そう…」

…………

オティヌス「………………………………ん、これだな？」

美琴「見つけたの？」

禁書「…………」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

オティヌス「……AIM 拡散力場だったか？先程確認した爆発、その要因となっている起点は断定出来た、禁書目録、もう良いぞ」

禁書「………ふぅ」

美琴「私、科学関係の事説明してただけなのにそれでよかったの？」

禁書「前にも一度やったんだよ短髪、覚えてない？」

美琴「９月３０日のあれでしょ？覚えてるけど」

オティヌス「科学側の言葉を魔術側に変換する事が最も重要なんだ、つまりは翻訳だな」

美琴「…………ふーん？」

オティヌス「さて、特定した起点を示さないとな、地図はあるか？」

美琴「えっと、携帯のアプリでいい？」

オティヌス「後は方角と距離を教えるだけだ、何でも構わない」

美琴「じゃあはい、どうぞ」ｺﾄｯ

オティヌス「随分と子供向けなデザインだな……何かの罰ゲームか？」

美琴「うるさいだまれ」

オティヌス「まあ良い、方角と距離はこの辺りか」

美琴「どれどれ………ん？風紀委員一七七支部？え？」

オティヌス「知っている場所か？」

美琴「ついさっきまで居たとこよ」

オティヌス「なら入れ違いで目当ての人物がそこに来たのだろうな」

美琴「結局とんぼ返りか、まあ良いわこれで誰なのかはっきり分かるはずだし」

オティヌス「捕まえるなら急ぐといい、私が使用した探知術式は一度きりでもう使えんからな」

美琴「わかったわ、ありがとう！！あんたもね！！じゃあお邪魔しました！！」ﾄﾀﾀﾀ、ﾊﾞﾀﾝ！！

禁書「がんばってね短髪ー」ﾉｼ

オティヌス「……ふぅ、人間の世話も骨が折れるな」ﾊﾟﾀﾘ

禁書「大丈夫？」

オティヌス「思ったよりハードだったからな…とりあえずしばらく動けん」ｸﾞｯﾀﾘ

禁書「無理するととうまが怒ると思うんだよ」

オティヌス「ふん、その時はお前が言うなと言ってやるだけだ」

禁書「言っても無駄かも」

オティヌス「だろうな、とりあえず私は寝る、おやすみ」ｺﾞﾛﾝ

禁書「うん、お疲れ様かも」

………

上条「……………」

浜面「……………」

滝壺「…あ、はまづらおかえり」ｵﾛｵﾛ

麦野「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

絹旗「麦野！！超しっかりして下さい！！なんでいきなり超爆発してるんですか！？」ﾕｻﾕｻ

上条「……また犠牲者が」

浜面「………麦野、お前……」

麦野「……………うがぁぁぁぁぁ！！いきなりなんだっつうんだ！？何処の糞の仕業だぁ！！」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

絹旗「麦野！！超暴れるの待ったです！！またマンションが風通し超良くする気ですか！？」ﾊｼｯ

麦野「どっから仕掛けて来やがったぁぁぁぁ！！！！出てきやがれぇぇぇぇ！！！！」ズドンズドンズドンッッ！！！！

上条「ちょっ！？ひぃ！？」ﾊﾞｷﾝ!!

絹旗「麦野ーーーー！！？！ちょ、超無差別ですかぎぁぁぁぁぁぁ！？！？」

浜面「待避！！滝壺絹旗一旦待避！！マジで逃げろ！！！？」

滝壺「………たいひ」ｺｿｺｿ

浜面「た、滝壺さん！？頼られるのはすごい嬉しいけど俺盾にしてもあんまり意味なr

麦野「うがぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」ズバァン！！ス┣¨┣¨┣¨┣¨ッッ！！

浜面「死…！？ぎぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

上条「ひぃ！？ちょ、マジであぶねぇ！？！？」ﾊﾞｷﾝﾊﾞｷﾝﾊﾞｷﾝﾊﾞｷﾝ!!

浜面「こ、こうなったら！！大将ぉ！！」ｶﾞｼｯ

上条「え」ｸﾞｲｯ

浜面「元から封じて来てくれ、頼んだ…ぞっと！！」ｹﾞｼｯ

上条「ちょ、あ、このやろっ！？」ﾖﾛｯ

麦野「あ"？」ｷﾞﾛｯ

上条「あぁぁぁぁ…」ﾋﾞﾀﾝ

麦野「むぎゅ！？」ｽﾞﾃﾝ

滝壺「むぎの、押したおされた？」

浜面「ふぅ、大将が触ってりゃ原子崩し撃てない筈だよな？」

絹旗「……ホントだ、超収まりましたね」

上条「…こ、この野郎、人様をなんだと思ってやがる…！！」ﾑﾆﾑﾆ

麦野「………おい」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

上条「………はい？あれ？」ﾓﾆｭﾓﾆｭ

麦野「[ﾋﾟｰｰｰ]、マジで[ﾋﾟｰｰｰ]」

滝壺「はまづら、むぎのが胸揉まれてる」

麦野「………手、どけろ、消し炭にしてやるから」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

浜面「………………………ごめん大将、でも流石だね」

上条「………手を放したら即死亡しそうなんですけどどうすれば？」ﾑﾆﾑﾆ

滝壺「はまづら？」

浜面「……………」ﾌｲｯ

上条「おい浜面ぁぁぁぁ！！お前が蹴ったからこうなったんだろ何とかしてくれぇぇぇぇ！！！！」ﾑﾆﾑﾆ

麦野「だからいつまで揉んでんだテメェはぁぁぁぁぁぁぁぁ！！！！」

絹旗「………うわぁ」

１０分後

麦野「……ちっ！！」ｹﾞｼｯ

上条「へぐぅ…」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

浜面「…ぐふぅ」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

麦野「この糞共が、消し炭免除してやったんだから有り難く思え粗●ンのカスが、あぁ！？」ｹﾞｼｹﾞｼ

滝壺「むぎの、そろそろ許してあげて、もう殴るところないよ」

絹旗「超血だるまですね」ﾂﾝﾂﾝ

上条「…ふこぉら…」ｼｸｼｸ

浜面「サイボーグパンチ痛いぃ…」ｻﾒｻﾞﾒ

麦野「……ﾁｯ…で？このスケベ野郎は何しに来たんだ？」ｹﾞｼｯ

上条「はぅ…そにょ、さっひの爆発の事でてふね…？」

麦野「爆発…そうだあれなによ？なんの前触れもなく爆発したんだけど」

絹旗「超いきなりしたよね、知ってるんですか？」

浜面「…ふぅ、あれだよ、その爆発を起こす能力者を探すつもりだったんだ」

麦野「……AIM ストーカーか、滝壺わかる？」

滝壺「なんとなくならわかる」ｺｸﾘ

絹旗「ふむふむ、能力者が居てそいつを超どうにかするのは分かりましたけど、なんで麦野が爆発したんですかね？起爆のスイッチになるものがあるなら超知っておきたいんですが」

麦野「考えたらそうね…起爆の条件知っておけば少なくとも追跡中に爆破はされないし」

上条「………」

浜面「………」

麦野「知ってるなら教えなさいよ、嫌がらせ程度の威力だとしても突然爆発させられたんじゃたまったもんじゃないわ」

上条「………なあ、浜面」

浜面「………ヤバいと思うぞ、止めとけ」

上条「……やっぱり？でもどうすんだよ黙秘してたらまたボコボコじゃないかこれ？」

浜面「わかってる、わかってるんだがな……」

滝壺「むぎの……あのね？」ﾋｿﾋｿ

麦野「ん？あぁそうか滝壺は多少はどういうものが分かるのね？」

滝壺「うん」

上条「」

浜面「」

麦野「で？結局どういう能力なのよ？」

滝壺「……実は、ﾋｿﾋｿ…ﾎﾞｿﾎﾞｿ…」

麦野「」

絹旗「私も超知りたいんですけど」

滝壺「……ﾋｿﾋｿ…ﾎﾞｿﾎﾞｿ」

絹旗「………は？超なんですかそれ馬鹿じゃないですか」

麦野「」

ねる(´・ω・`)おやすみ

オティヌス「魔術師アンテナがたっておるぞ」

上条「オティさん、多過ぎて分かんねえよ」

麦野「」

絹旗「つまり麦野が超爆発したのは…」

麦野「絹旗？」ﾆｺﾘ

絹旗「」ﾋﾞｸｯ

浜面「………」

麦野「浜面、あんた初めから知ってたのよね？つまり」

浜面「…………」

麦野「……………」

浜面「…………」

麦野「……………」

上条「えーと…」

滝壺「…………」

麦野「………ぅ……」ｶｧｧ

ズバァン！！

麦野「ひぷっ！？」ドンッッ！！

浜面「なぬ！？」ﾋﾞｸｯ

上条「え、何故このタイミング！？」

焼麦野「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

絹旗「……あの、麦野？もしかして、麦野って超もしかしてなんですけどドえm

焼麦野「あ"？なんつった絹旗？」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

絹旗「いや、超なんでもないです」ﾋﾞｸｯ

滝壺「………？」ｷｮﾄﾝ

浜面「………マジか、麦野が？マジでか…………」

ズドンッッ！！！！

浜面「ごべぶっ！？」ドンッッ！！

上条「誘爆した！？おい浜面なに考えてんのお前！？」

焼浜面「仕方ないじゃないか」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

滝壺「………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………………」

絹旗「うっ！？は、浜面まずいです今は超逃げた方が良いです滝壺さんが超キレる！？」

焼浜面「え、あ、う！？」ﾋﾞｸｯ

麦野「……ふーん？」ﾌｷﾌｷ

焼浜面「と、とりあえず！！弁明は後でするから滝壺一緒に来てくれ！！な！？な！！？？」

滝壺「……………わかった、“あとでね？"」ｼﾞﾄｯ

焼浜面「」ﾋﾞｸｯ

上条「……よ、よし…ならさっさと行こうか、うん」

…………

美琴「………………なんであんたがここに居るのよ」

一方「野暮用だ、介入してくンじゃねぇよ」

美琴「………まあ良いわ、今更あんたといがみ合ってもメリット無いし、それよりも」

初春「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

佐天「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「……あんた、この子達なんかしたわけ？」ｷｯ

一方「言いがかりつけンじゃねェよ、俺がこンな馬鹿みてェな真似すると思ってンのか？」

美琴「どーだか」

一方「言ってろ、とにかく俺が用あるのはオマエじゃねェ、失せろ」

美琴「お断り、あんたこそ私の邪魔するな」

初春「……うぅ…けほっ…」

佐天「………うぐ…ミスった…」

美琴「大丈夫二人共？」

初春「あ、御坂さん…と…あ、その人は…」

一方「…………」

佐天「けっこうびっくりするなこれ…うぁ…体が真っ黒だ…うへぇ」ﾌｷﾌｷ

美琴「……えーと、なんで爆発したのかは聞かないわ、それよりもさ、ここに誰か他の人って居た？」

一方「………なに言ってンだオマエ？」

美琴「あんたは黙ってろ、あんたに意見なんて求めてないわよ」

一方「……ﾁｯ…」

美琴「…、まあいいわ、う春さん、このはし場所に例の能力者が居た筈なのよ、誰か来なかった？」

初春「へ？いや、佐天さんと御坂さんとそっちの人以外は来てませんよ？固法先輩も戻っ来てませんから」

美琴「………そっか、となるとこの支部の中までは来てないのかしら？まずいわね……」

一方「さっきから何検討違いな事言ってやがる？」

美琴「……は？なにようるさいわね」

佐天「初春、例の能力者って？」

初春「今私達が爆発した能力を使用してる人の事ですよ、御坂さんはそれ探して回ってたんです」

佐天「そうなの？」

初春「そうですよ、こんな迷惑な能力どうにかしないとまずいですし」

佐天「爆発したのは初春が実はスカートめくられると興奮してたからじゃん、あたしは自業自得だけど」

初春「興奮なんかしてません！！この能力その辺り曖昧な癖にシビア過ぎるんですよ！！」

佐天「まさか悦んでたとはあたしもびっくりだよ初春」

初春「だから！！違います！！違いますからね佐天さん！！」

佐天「はいはいわかったって、それで？見つけてからはどうするのかな？」

初春「もちろん能力使用を止めさせるんですよ、ですよね御坂さん？」

美琴「うん、当然そうよ」

佐天「なるほど、でもどうしましょう？」

美琴「なにが？」

一方「…………」

佐天「止め方わかんないんですけど、どうしたら良いです？」

美琴「ん？」

初春「佐天さん？」

佐天「あれ？言わなかったっけ？この能力あたしの能力なんだけど」

美琴「……………」


初春「……………」

一方「……………」

佐天「……あれぇ？言ったと思ったんだけどな…」

初春「聞いてません」

美琴「………佐天さん…あなたって子は…」ｶﾞｯｸﾘ

一方「………能力の発現は今日が初めてか？」

佐天「あ、はいそうですけど……あのぉ、どちら様です？」

美琴「……第一位よ、学園都市の」

佐天「え、うそ！？第一位！？どどどどうしよう初春サイン貰った方が良いかな！？」ﾕｻﾕｻ

初春「知りませんよそんなの…」ｸﾞﾗｸﾞﾗ

一方「話を続けるぞ、突然の能力解放で軽く暴走してンのかもしれねェ、調べるぞ」

佐天「え、その…どうやって？」ｵﾛｵﾛ

一方「俺の力でオマエをスキャンする、簡単に言うならバグを見つけて潰す作業をするだけだ」

初春「つまり佐天さんの能力のエラーを検索して直せるなら直してみるって事ですか？」

一方「そォだ、そンな傍迷惑な能力いつまでも垂れ流されてたらたまったもンゃねェからな」

美琴「…………可能ならそれが一番早いか」

佐天「…えーと、そのスキャンの方法は…」

一方「精密作業だ、身体に触るが拒否は受け付けねェぞ」

佐天「……………」ｼﾞﾘｼﾞﾘ

初春「………佐天さん？」

佐天「…いや、今の言い方だと変な事されそうでなんかやだ…」

初春「あー…」

一方「………あァ？」

佐天「知らない人だし、身体べたべた触られるのはちょっと…」

一方「あァ！？なに下らねェ妄想膨らましてンだオマエ！？馬鹿かテメェは！？」

美琴「いや、あんたの言い方が悪い、その悪人面で女の子の身体触らせろ拒否は許さないとか嫌がるに決まってんでしょ？」

一方「……こ、この…！！」ｲﾗｯ

佐天「どうにかしなきゃなのは分かるけど、でも…うん」

上条さんがくれば、面識あるし

一方「めんどくせェ、下らねェ言い合いはするつもりなンざねェンだよ、良いからやるぞクソが」

佐天「犯る！？」ﾋﾞｸｯ

一方「おい不快な意味に捉えやがったな今」

美琴「………確かにあんたが解析すれば一番早いんだろうけど、無理強いするのは黙ってらんないわよ？」

一方「………ならどうだってンだオリジナル」

美琴「止めさせるわよ、他の方法も探せば見つかるはずよ」

一方「止められると思ってンのか？」

美琴「逃がすぐらいは私でも出来る筈よ、あんたには勝てなくてもね」

一方「…………あァ？」ｷﾞﾛﾘ

一方「……………」

美琴「……………」

一方「…………………」

美琴「…………………」

佐天「あわわわ！？う初春どうしよlevel５同士のケンカの引き金引いちゃったよどうしよ！？」ｵﾛｵﾛ

初春「どうするんですか佐天さん！？かなりヤバめな雰囲気ですよ！？」

佐天「だってあの人なんかロリコンっぽいんだもん！！イタズラされるって思ったんだもん！！」ｳﾙｳﾙ

一方「オイコラテメェ今なンつった」

佐天「ひっ！？」ﾋﾞｸｯ

美琴「人の友達にガン飛ばしてんじゃないわよ、事実ロリコンみたいなもんな癖に」

一方「………そォかよそンなに滅多クソにされてェのかオマエら？土下座ぐらいで許して貰えると思うなよなァ…！？」ｶﾁﾘ

美琴「……………」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

一方「…………ハッ、可愛らしく火花散らして牽制のつもりかよオリジナル？無意味なのは知ってンじゃなかったのかよ？」ｸﾞｲｯ

美琴「……っ…」

一方「………なンだよ、震えてンのか？怖いか俺が、さっきの威勢はただのハッタリで本当は怖くてしかたねェって？クカカ」

一方「健気で涙ぐましいじゃねェかオリジナルよォ？正直今のオマエは嫌いじゃねェぜ？泣き叫ぶまで愉快にグチャグチャにしてやむr

ズバァンッッ！！！！

一方「あがごっ！？！？」ドンッッ！！

美琴「えっ」ﾋﾞｸｯ

佐天「あっ」

初春「へっ？」

一方「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

一方「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「……………」

佐天「……………」

初春「……………」

一方「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「…い、今の内に逃げるわよ！！」ﾀﾀﾀ

佐天「え、あ、はい！！」ﾀﾀﾀ

初春「さ、佐天さんすごい…！！」ﾀﾀﾀ

一方「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


…………


一方「…なンで反射出来ねェんだ」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

土御門「とりあえず落ち着け一方通行」

一方「…なンでオマエがここに居る、土御門」

土御門「理由はお前と同じ筈だ」

一方「……ﾁｯ…オマエ、俺がどォなるか観察してやがったな？」

土御門「ああ、学園都市の時間割りで発現したにしてはあまりにも異質な能力だからな、お前の反射が通じるのか確認しておきたかった」

一方「……だが学園都市の外の能力ではねェぞ、反射は効かなかったがAIM 拡散力場は確かに発生していた」

土御門「…………ああ、だが正体不明とまでは言えない、多少の心当たりはある」

一方「……あン？」

土御門「場所を移そう、都合良く発生してくれるかは不明だが接触して損はない」

一方「…………あの女か？」

土御門「それだけでは無いだろうがな、ともかく風斬氷華に接触する」

…………

美琴「……追って来ないわね……はぁ……」

初春「御坂さんでもやっぱり敵わないんですか？」

美琴「まあね、はっきり言って次元が違うわ、100％負ける」

佐天「え、じゃああたしってすごい？」ｿﾜｿﾜ

美琴「………調子乗らないの…！！」ｸﾞﾘｸﾞﾘｸﾞﾘ

佐天「いたたたた！？あう、こめかみが辛い！？」ｱｳｱｳ

初春「…佐天さんはとにかくその能力どうにかしないと」

佐天「出来るならやってるよぉ……」ｽﾞｷｽﾞｷ

美琴「………………」

初春「……御坂さん？」

美琴「……とりあえずどう転ぶかわかんないけど、あいつに頼るか…上手くいけばなんとかなるかもしれないし」

佐天「あいつって誰です？」

美琴「……えーと、知り合いよ……ちょっと待って電話するから」

……………

………

上条「………」ﾋﾟｯ


浜面「この件に関係する電話か？」

上条「ああ、御坂の方で能力者は見つけたってさ、何でも知り合いだったらしい」

浜面「………俺ら、無駄足？」

上条「………そうなるな」

浜面「……あの修羅場は何のためだったんだ」orz

滝壺「だいじょうぶはまづら、わたしはそんなはまづらでもおうえんしてる」

滝壺「“話し合い"はやめないけど」

浜面「……………」

上条「…と、とにかく御坂達には俺の部屋に向かうように伝えたから行こう、たぶん向こうの方が先に着くし」

…………

美琴「……とんぼ返りばっかりな気がするわ」

初春「…お、お邪魔します」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

佐天「まさか上条さんの部屋に来る事になるなんて…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

美琴「………二人共、なんか期待してない？言っとくけど普通よ？」

初春「っ！？御坂さんどうしてそんな慣れきった感想言ってるんですか！？」ｸﾜｯ

美琴「えっ、いやその！？」

佐天「通ってるんですか！？男の人の部屋に何回も！！」ｸﾜﾜｯ

美琴「いや、そそそそんな通ってなんか！？」

初春「お、お部屋デートってやつですよね！？どういう事するんですかなにして過ごすんですか！？」

佐天「どこまでしたんです御坂さん！？宿泊コースは経験してるんですか！？」

美琴「宿はっ！？！？にゃにゃにゃにゃにを言ってn

バンッボンッドンッッ！！！！


美琴「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

初春「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

佐天「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

禁書「……なにしているのかな？」

美琴「……なんでもない」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

初春「……ホントに判定シビアですねこれ」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

佐天「まともに話もできないもんね」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

禁書「見つけたんだね？それでとうまにここで待つように言われたってことかな？」

美琴「うん、あいつもすぐ来るってさ」

禁書「爆発していたところをみると対処はまだみたいだね、とうまに頼むの？」

美琴「試しにね、それで今後能力が発動しなくなる訳じゃないだろうし」

禁書「魔術だったら霊装をとうまの右手で降れて貰えば済むのだけれどそうもいかないんだよね？よくわからないけれど」

美琴「補助無しで使用出来るのも超能力の強みではあるんだけど今回はそれがネックになりそうなのよねぇ…どうしたもんかしら」

佐天「御坂さん御坂さん、こんなん見つけましたよ、ほら！！」

初春「……佐天さん、ガサ入れするの好きですよね」

佐天「だってせっかく来たのに」

初春「…………」

美琴「……あんまり褒められた行いじゃないわよ佐天さん……それで、何を見つけたって？」

佐天「エッチな雑誌とDVD 」

美琴「」

初春「………さ、佐天さんだめですってば！！」

禁書「…………」

美琴「そ、そう、ふーん、へー、ほほーん？」

佐天「見ます？」ﾜｸﾜｸ

初春「……また爆発しますよ？」

佐天「いや、でも爆発一回で済むなら安い代償かもしれないし」

美琴「………そ、そう」

禁書「…………ちょっと見せて欲しいかも」

佐天「ん？はいどうぞ」

禁書「ありがとうなんだよ」ﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

美琴「…………」ﾁﾗｯ

バンッ！！

美琴「ふぐっ！？」ドンッッ！！

佐天「やっぱり気になるんじゃないですか」

美琴「…………」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

禁書「…………」ﾊﾟﾀﾝ

佐天「どんな感じ？ねぇ？」ﾜｸﾜｸ

禁書「……ふんっ！！」ビリッ！！

初春「あ」

美琴「躊躇い無く破ったわね、あるの知らなかったの？」

禁書「うん、こんな低俗で官能的かつ婬俗な物は処分するのが適切な判断なんだよ」ﾑｶﾑｶ

佐天「こっちは？DVD 」

美琴「………えーと？タイトルは熱狂爆乳30連発12時間ぶっ続けスペシャr…」ﾊﾟｷﾝ

初春「あ、割っちゃった…」

美琴「いらないでしょ、ねぇ？」

禁書「うん」ｺｸﾘ

初春「……良いんですか？」

美琴「良いのよ、あいつ未成年じゃん」

佐天「……あー、上条さんに悪いことしたかも…」

佐天(どうしよ、もうひとつ見つけたのあるのに出したらまずいかな……でもテーブルの下にあったから知ってるかもしれないし)ﾁﾗｯ

美琴「ん、佐天さんまだ見つけたのあるの？」

佐天「え、いや」

禁書「だして」

佐天「……えーと、なんというかそういう趣味的な物だとは思うんですけど…これがテーブルの下に」ｽｯ

オティヌス「……zzz」ｽﾋﾟｰ

美琴「ぶふっ！？」

禁書「あっ」

初春「フィギュアですかね？あれ、でもすごいリアルなような…」

佐天「でしょ？すごい触感柔らかいし生きてるみたいにあったかいし絶対高いよこれ」

オティヌス「…ん…zzz 」 ｽﾋﾟｰ

美琴「さ、佐天さんそれちょっと貸して？ね！？」

佐天「……これは壊したらまずいですよ？たぶん」

オティヌス「……んー…zzz 」 ｽﾋﾟｰ

禁書「……えーと」

美琴「壊さないわよ！！いいからちょっと！！」

佐天「……ならどうぞ、はい」ｽｯ

オティヌス「…んぁ……？」

美琴(………ちょっと、起きなさい！！)ﾋｿﾋｿ

佐天「……？」

オティヌス「………なん…」ﾊﾟﾁﾘ

美琴(………しっ！！人形のふりして！！人形！！)

オティヌス「…………あぁ……ふむ」ｺｸﾘ

佐天「御坂さん？」

初春「そのお人形がどうかしたんですか？」

美琴「い、いやなんでもないわ！！うん！！」

禁書「……………へいき？」

オティヌス「……」ｺｸﾘ

オティヌス(……せっかくぐっすりと眠れていたというのに、やれやれだ)

佐天「…うーん見れば見るほどリアル…流石学園都市」ﾂﾝﾂﾝ

初春「有機素材ですかねこれ？こういう物にもけっこう先端技術使われてるんですねぇ」ﾂﾝﾂﾝ

美琴「…も、元あった場所戻さない？壊したらまずいし」

オティヌス「………」

佐天「いや、そうなんですけどなんか…」ｻﾜｻﾜ

オティヌス「…ｯ…」ﾋﾞｸｯ

佐天「あれ？」ｻﾜｻﾜ

オティヌス「……っ…！」ﾋﾟｸﾝ

佐天「ほえー…触覚センサーもついてるっぽいよ初春」ﾂﾝﾂﾝ

初春「すごいですね、こんな小さいのに高機能だ」

佐天「いくらするのかなこれ？ちょっと欲しいかも」

オティヌス「………」ｷｯ

美琴「………」ﾌｲｯ

禁書「………えと…」

佐天「うーんいいなぁこれ…」ｺﾞｿｺﾞｿ

初春「どうしたんです佐天さん？」

佐天「じゃーん」つ筆

オティヌス「…！？」ｷﾞｸｯ

初春「筆ですね」

佐天「明日学校で書道やるじゃん？新品買っといたんだよね」

初春「……もしかしてそれでお人形を？」

佐天「うん、実は一回やって見たかったりするんだよね、ミニチュア人間筆責め」

オティヌス「…っ！！」ﾁﾗｯ

美琴「………」ﾌｲｯ

禁書「……えと、えと」ｵﾛｵﾛ

初春「……マニアックですね佐天さん」

佐天「いやーいろいろチャレンジはしてみたいじゃん？」ｻｽｻｽ

オティヌス「…んっ…！！」ﾋﾞｸｯ

美琴(……うわぁ)

禁書「……えと、えぇと……」

佐天「ほいほいほいっと」ｻﾜｻﾜ

オティヌス「…っ…ひぐ…っ！？」ﾋﾟｸﾝ

佐天「ん、あれ？」ｻﾜｻﾜ

オティヌス「……ふぁ……！？」ﾋﾞｸﾝ

初春「佐天さん？」

佐天「初春、これボイス再生機能も付いてる！！」

初春「へっ？え、すごいですね」

佐天「ほら、聞いてて？」ｻﾜｻﾜﾂﾝﾂﾝ

オティヌス「ひぁ！？……っ…！？」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

初春「……へぇぇ…ホントに凝ってますねぇ…」

佐天「ホントに幾らするのかな？」ｻﾜｻﾜｻﾜｻﾜ

オティヌス「っっ…！！！！」ﾋﾞｸｯ

美琴「…あの、佐天さんそろそろ返さないと」

佐天「えー、でもなぁ……あ、そうだ」ｺﾞｿｺﾞｿ

初春「こんどはなんです？」

佐天「ばーん！！綿棒！！」っ綿棒

美琴「佐天さん……？」

佐天「いやぁ、なんか徹底的に弄り倒そうかなーって、二度と遊べないかもしれないし」

オティヌス「っっ！！」ｼﾞﾜｯ

美琴「…………」ﾌｲｯ

禁書「……ごめんかも」ﾌｲｯ

ねる(´・ω・`)おやすみ

オティヌス(おい…、おいっ！？流石にこれ以上の辱しめは受けたくないぞ！！)ﾁﾗｯ

美琴「………」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

禁書「………」ｵﾛｵﾛ

オティヌス(この役立たず共め…！！ …ぅ…先ほどの探知術式のせいで力が入らん…)

佐天「みてみて初春、服ずらすと胸とかもやたらリアル」ｽﾞﾘｯ

オティヌス「あぅっ…！？」

初春「……うわぁ、そこまでいくとちょっと…」

佐天「まあ、こんなの買って何するんだって気持ちはちょっとあるけど」ｸﾆｸﾆ

オティヌス「んっ……あぅ……」ﾋﾞｸｯ

初春「……佐天さんがそれ言いますか、綿棒でお人形の胸こねくりまわす女子中学生とか絵面的に完全アウトですよ」


佐天「いやぁ、でも今回だけだしにいいじゃん？」ﾂﾝﾂﾝ

オティヌス(よくないっ、ようやくだろそこは！！)ｳﾙｳﾙ

佐天「………これさ、あそこどうなってるのかな？付いてると思う？」

オティヌス「」ｷﾞｸｯ

初春「……さぁ」ｼﾞﾄｯ

佐天「………」ｸﾞﾘｸﾞﾘ

オティヌス「ふぁ！？やっ……」ｿﾞｸｯ

佐天「…隙間にこう…綿棒をねじ込んで…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ

オティヌス「ひっ…だ、だめっ！？やm

ズドンスバンッッ！！！！

佐天「ふべっ！？」ドンッッ！！

オティヌス「うぷっ！？」ドンッッ！！

初春「……なにしてるんですか佐天さん…」

佐天「…あはは、つい夢中になっちゃった」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

オティヌス「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴(……爆発のおかげでなんとか助かったわね…)

オティヌス(……おのれ人間め…)ﾌﾟｽﾌﾟｽ

禁書「………だいじょうぶ？」ﾎﾞｿｯ

オティヌス(……怖かった…)ｳﾙｳﾙ

上条「……あのー」

佐天「あれ？上条さん」

美琴「えっあんたいつから？」

上条「ほんの少し前に…はい」

禁書「声かけてくれれば良かったのに」

上条「……ただいまとは言いましたよわたくし？みんな夢中になってたようで気づいてくれなかったけど」ﾁﾗｯ

オティヌス「……ほぉぉ…？」ﾎﾞｿﾘ

上条「………上条さんはなーんにもみてません」ﾌｲｯ

佐天「……あはは…ごめんなさい勝手に遊んじゃってました、はい」ｽｯ

上条「ああはい、どうも…」

オティヌス「…………」

美琴「えーと」

禁書「………なんていうか、えと」

オティヌス(………一旦表に行こうか、なっ？)ﾎﾞｿﾎﾞｿ

上条「………はは、ははは…いやーちょっと見ないうちに煤けてんな？ちょっとみんな待っててくれキレイにしてくるから、ははは」ﾄﾀﾄﾀ、ﾊﾞﾀﾝ

一同「「「…………」」」

『お前は！！途中から見てたなら普通助けに入るものじゃないのか！？！？どうしてお前はこう！！そういう所がダメダメなんだ！！！！』

『痛いっ！？痛ててて痛？たつだって男が立ち入れない百合的な感じのバリアーというかプレッシャーというかそんな感じのものが確かにあったというかね！？やめっ、爪楊枝で顔刺すの止めてどこに持ってたのそんなの！？！？』

美琴「………」

禁書「………」

佐天「……誰か他に居たのかな？」

初春「さあ？」

上条「……という訳で、なんとか能力者と接触出来ました訳で」

浜面「お邪魔します」

滝壺「わたしたち、ひつよう？」

初春「上条さん一人じゃなかったんですね、居たの」

佐天「そうだね、人形片手に一人芝居してるのかと思っちゃった」

上条「…………ま、まあとにかくだ、根本的な解決になるかはわからないけどまずは俺の右手を試す、それで良いんだな？」

美琴「うん、とにかく一度佐天さんの能力の発動を中断させてみて」

佐天「右手？試すってどういう風にです？」

上条「ん？いやただ触るだけなんだけど」ｽｯ

美琴「あっちょっとタンマ頭か腕にふれt

上条「はい？」ﾑﾆｯ…ﾊﾞｷﾝ!!

佐天「ふぁ！？」

上条「何か消した感覚はあったな、どうなんだ？」

佐天「」

美琴「ちょっと待ちなさい、なんでナチュラルに胸触りにいった」

上条「え、あ…いや、とにかく何か打ち消すまで全身試すつもりでとりあえず最初は心臓辺りかなーって」

禁書「…つまり、ひたすらベタベタ触るつもりだったのとうま」

美琴「しかも本人に確認取らずに」

上条「いや、だって、俺の右手で触るっていうのは承諾済みじゃ……」ﾀﾞﾗﾀﾞﾗ

初春「胸触られるなんて佐天さんは聞いてませんよ」ｼﾞﾄｯ

上条「……………えと、判決は？」

佐天「」

禁書「有罪」がぶりｯ

上条「ですよねぇぇぇぇ！！ぎゃああああああああ！！！！」

オティヌス(……馬鹿者め)

浜面「すげえや大将…おれあんな事する根性ない」

滝壺「はまづらもあんまりかわらないよ？」

上条「」

禁書「まったくもう！！とうまのデリカシーのなさはどうにかならないのかな？！いっつもいっつもいっつもいっつも！！」

上条「……す、すんません…」ｸﾞｯﾀﾘ

美琴「……はぁ、まあとにかく佐天さんどんな感じ？」

佐天「え、ああはい…ちょっと自分ではなんとも」

美琴「……能力使用に感覚がないのね？となると、爆発するか試さないとわかんないか」

初春「……誰が試すんですか？」

一同「「「……」」」

上条「……えーとじゃあ俺が」

美琴「あんたは黙ってろ！！」ｷﾞﾛｯ

禁書「またとうまはそうやって女の子に変なことしようとして！！大人しくしてて！！」ｶﾞﾙﾙﾙ

上条「……触るとか言ってないもん…ちょっと秘密のアイテム見てどうなるか試すつもりだっただけだもん…」ｼｸｼｸ

オティヌス(……あれのことか？)ﾂﾝﾂﾝ

上条「ん？」

※破れたエロ本と割れたDVD

上条「」

滝壺「はまづら、爆発がおきるか試せばいいの？」

浜面「ん？ああ、そうだな…まあ、ケガとかしないとはいえやりたくはないよなぁ、煤だらけになるし」

滝壺「わかった、じゃあためす」

浜面「え、滝壺が？」

滝壺「ちがう、はまづらだよ？はい」ｷﾞｭｯ

浜面「ふおっ！？」

滝壺「………」ｷﾞｭｰ

ズガァンッッ！！

浜面「ぺぎっ！？」ドンッッ！！

滝壺「ばくはつした」

浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

美琴「……あ、はい」

佐天「おぉ…大胆…」

浜面「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

滝壺「ごめんねはまづら、女の子にはやらせられないと思ったから」

浜面「うん、そだねマイハニー」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

上条「……この扱いの差はなんなんだ…………………」orz

美琴「ていうか、能力使用に感覚なくで発動もされたままって、つまり何も変わってないのよね？」

初春「そうですね…どうしましょう？」

佐天「うーん…」

上条「もっかい触るか？とりあえず何か方法見つかるまで」

禁書「………」ｶﾞｯﾁﾝｶﾞｯﾁﾝ!!

美琴「………」ﾊﾞﾁﾊﾞﾁ

上条「む、無言で牽制しないで…わかったから！！」

浜面「……気絶させても無理か？能力ってようは演算だしねむっちまえば…」

佐天「き、気絶ですか…」

滝壺「……はまづら、この子達は普通の子だよ、危ない発言だめ」

浜面「…あ、そうかすまん…だよな麦野とか基準にしたら駄目か…」

ねる(´・ω・`)またな

…………


一方「……それで、具体的にはどォするつもりだ」

土御門「必要な物を揃えてから上条当麻と合流だ、風斬氷華もその一つというだけだ」

一方「随分と回りくどいじゃねェか、そこまでヤバい能力かあれは？」

土御門「……相当な、このまま放置すればどうなると思う？」

一方「確かあの女は今日初めて能力が発動したって言ってたな……つまりこれだけ広範囲に影響を及ぼしときながら能力levelはせいぜい１程度って事だ、放置してlevelが上がり更に範囲が広がったり爆発の威力が上がったりしたら学園都市どころかこの国が滅びるな」

土御門「そうなる前に暗殺されるだろうがな、だがそれを見過ごせない奴がまた暴走しないようきっちりと今のうちに対策すべきだ、違うか？」

一方「……ﾁｯ…面倒ったらありゃしねェ」

一方「で？方針は理解したが策は、その手順も知らされねェで歩かされンのはそろそろ飽きてきたぞ」

土御門「すぐに着く、その目の前にある公園に行くだけだ」

一方「……あン？ ンなとこなンのつもりで行く
ンだ」

土御門「拘りはない、ただ広くて多少暴れても何も壊れない場所の方が良いからな」

一方「…………」

土御門「方法しては簡単だ、一方通行が呼び水になるように演算して出現するきっかけとなって貰う」

一方「……試した事がねェ事を平気で頼むンじゃねえェよ」

土御門「なに、似た性質の存在同士引き合う可能性があるのは確かなんだ、現れる公算は高い」

一方「……ﾁｯ…」

土御門「……ん？」

一方「…どォした？」

土御門「公園の広間に誰か居るな」

一方「公園ならガキの一人二人居てとォぜんだろうが」

土御門「……いや、あれ見て見ろ」


削板「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

食蜂「………はぁ……」






一方「………第五位と第七位？どォいう組み合わせだ」

土御門「さあな」

土御門「さてな」

削板「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


食蜂「………ねぇ、そろそろ帰りたいんだけどぉ」


削板「まだダメか！！圧倒的に根性が足りん！！」

食蜂「………はぁ…話の回避力が高過ぎてぜーんぜんダメだしぃ、支配も出来ないから言うこときかないしぃ、まいったわねぇー…」ﾊｧ

削板「話なら聞いてるぞ、だがもう少し付き合ってくれ」

食蜂「……どのくらいよぉ、というかそもそも、どうして私が居なくちゃならないかもわからないのに」

削板「メガ●テもとい俺の捨て身の切り札が形になるまでだ！！」

食蜂「…………」

削板「行くぞ！！根性！！」ｼﾞｰ

食蜂「……………」

削板「…今だぁッッッッ！！！！」ｸﾜﾜ

削板「すごい自爆！！！！」ｶｯ



チュドーンッッ！！！！


削板「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ


食蜂「……………」




一方「……なにしてンだあいつら」

土御門「しらん」

削板「」ﾌﾟｽﾌﾟｽ

食蜂「………満足したかしらぁ」

削板「ダメだ、まだ根性が足りん！！」

食蜂「………うん、そぉ…」ｹﾞﾝﾅﾘ

削板「……む、疲れたのか？何もしてないはずだが」

食蜂「…時間の浪費力がすごくてそれだけで疲れるのよぉ」

削板「なにっ、この特訓がムダだと！？」

食蜂「無駄すぎて話にならないわよぉ…そもそも説明もされてないしいきなり担がれて拉致されたしぃ」

削板「最後の一発逆転の切り札すごい自爆の特訓とは言ったはずだが」

食蜂「それにどうして私が付き合うのよぉ？」

削板「…実はな？この技には必要な条件がある、打ち明けるにはかなりの根性が必要なのだが…」

食蜂「………つまりぃ？」

削板「けしからん事を考えると俺自身が爆発するんだ、つまり自爆にはエロいこと考えなくてはならない！！」

食蜂「………なんで私？」

削板「知り合いで一番エロいと思ったからだ！！根性に掛けてそれは間違いないぞ！！」

食蜂「……………」

削板「同じ顔の姉妹達にも頼んだんだがな、いかんせん根性(胸)が足りなくて自爆出来なかった、本とかDVD は持ってないし、ならいっそのこと知り合いで一番根性(胸)のある娘に頼もうと思ってな！！」

食蜂「…………そ、そぉ」

削板「という訳で付き合って貰っている、もちろん礼はするぞ？」ﾆｶｯ

食蜂「……それはいいけどぉ、ちょっと違うんじゃないかしらぁ？」

削板「違う？すごい自爆の時のポーズがか？」

食蜂「いや、そうじゃなくてぇ…その、つまり私を見て性欲力が高まって爆発するんでしょぉ？」

削板「はっきり言われると恥ずかしいがそうだ！！」

食蜂「それ、あなたの力じゃないわよぉ？」

削板「ん？」

食蜂「どこかの誰かがムラムラすると爆発しちゃう能力を使用してるのよぉ、うちの派閥でもけっこう爆発した娘居たものぉ」

削板「俺の新能力じゃないの？」

食蜂「違うわよぉ、回り見て分からなかったのぉ？」

削板「…………なんてこった」

食蜂「気づいたなら帰っていいかしらぁ？」

削板「…うん、付き合わせて悪かった、これお礼だ」ｽｯ

食蜂「ああうん、ありがと……」

削板「………うーむ、根性が足りなかったか…」ﾄﾎﾞﾄﾎﾞ


………


食蜂「………なに渡してきたのかしらこれ？えーとぉ」ｶﾞｻｯ

※削板とお揃いTシャツ

食蜂(´・ω・` )………