エレン「竜の契約者」(52)

神殿が焼かれ、空が割れた。

人々が何も知らぬ間に巨人は現れた。
幼子の姿をしたそれは、ただ人を貪り、喰らい、殺した。

それは神の怒りの様に世界を覆い尽くした。
神は人の存在をこの世界に許さないのだと、人は恐怖した。

僅かに生き残った人類は海を超え、逃げ場を探した。
果たして彼らを迎えたのは、大きな壁であった。

人は壁の中に隠れ、平穏を手に入れた。
神はまだ、人に生きろと仰るか。
己の犯した罰の重みを噛み締めろと、そう仰られるのか。


ある宗教家の手記 著者不詳

アンヘル「ふむ、これだけの数に囲まれてしまっては、どうやら此処までの様だな」

カイム「……」

アンヘル「世界に抗い、神に抗い、生き抜いた果ての地平がこの様な結末とはな」

カイム「……」

アンヘル「だがな、カイムよ。不思議と、そう悪い気はせぬよ。間も無くして死が迫る瞬間だと言うに」

カイム「……」

アンヘル「我はただ、お主の行き着く先を見届けることが出来た。それで十分だと、そのように考えてしまっている」

カイム「……」

アンヘル「気でも狂ったか。そうだな、我等は初めからおかしかったのかも知れぬな」

……レン、エレン

ミカサ「エレン。起きて」

エレン「……ミカサ?あれ、俺……」

ミカサ「エレンが寝ている間に、薪は十分集まった。そろそろ戻るべき」

エレン「あ、ああ。そうだよな、遅くなると母さんに叱られちまう」


エレン(夢を見ていたんだ、とても長い夢を。どんな夢だったのかは思い出せないけど)

エレン「アルミン!早くしようぜ!」

アルミン「そう急かさないでよ、エレン。持ってくるのにいつも苦労してるんだ」


エレン「炎の水、氷の大地、砂の雪原、塩の湖……」

アルミン「やっぱり凄いよね、外の世界は。いつかきっと、きっと見に行こうね」

エレン「ああ!皆で一緒に行くんだ、壁の外の世界に」

エレン「あれが、巨人……?まるで、赤ん坊だ……」

「壁が破られたぞー!」「巨人が入ってくる!」「逃げろ!」「避難船に乗り込むんだ!」

駐屯兵団「慌てないで、落ち着いて避難するんだ!荷物は捨てていってくれ!」


エレン「あの瓦礫の方向……家の方だ!母さんッ!」

ミカサ「!エレン!待って!」

エレン「母さん!母さんッ!今助けるから!」

カルラ「エレン、ありがとう……でも、もう駄目よ、足が潰されているわ」

エレン「こんな瓦礫、俺が、退かしてやる!待っててくれ、母さん!」

カルラ「エレン、早く逃げなさい!じきに巨人がここまで来るわ!」

エレン「嫌だッ!母さんを置いていけるもんか!ミカサ、そっちを持て!」

ハンネス「……駄目だ、あれは俺たちの勝てる相手じゃない」

エレン「なにやってんだよハンネスさん!離せよ、戻れよ!母さんが!」

ハンネス「済まん……逃げるぞ!」

カルラ「エレン、ミカサ……どうか」

それで、これは誰にも……ミカサにも、アルミンにも話していない事だけど、あの時俺は見たんだ。

巨人が母さんを掴み、砕いて口に運ぼうとしたその時。

壁上固定砲榴弾の様な、燃え盛る火の塊が巨人を貫いたのを。

その一撃は過たず巨人の頭部から首を超えて胸元までを炭化させ、絶命せしめた。

思わず空を見上げると、そこには。

見たことのない、大きな鳥のような生き物が羽ばたいていた。

口と思しき部位からは小さく火を噴き、さっきの火球はコレが吐いたのだと感覚で理解出来た。

巨人は音を立てて倒れ、動かなくなった。今だから言える事だが、うなじどころではなく首全体を吹き飛ばしたんだ。立てる訳がない。

そして、巨人の後頭部から火球が貫通したので、その両手もまた消滅していた。

もしかしたら、あれは人類の味方だったのかもしれない。

巨人の敵ならばきっと、人間の味方なのだろうから。

あれは確かに巨人を倒した。

遅かれ早かれ、母さんはあのまま巨人に食われていたのだろうと、いつも思う。

けれども当時の俺には、そんなことを考えている程の余裕は無かった。

そして今の俺にも、冷徹に割り切れるほど整理はついていなかった。

だから、俺は。


エレン「巨人も、あの生き物も」

エレン「人類を誰かの都合で好き勝手されて、命も物も、誇りまで奪っていく」

エレン「あんな奴等を、この世界に生かしておいて良い筈がない!」

エレン「……絶対に」

エレン「駆逐してやる……この世界から、一匹残らず!」

ベルトルト「エレン、それが君の始まりか」

セエレ「ゴーレム、がんばって!」

セエレ「石を……もっと石を集めなくちゃ」

セエレ「石が足りないんだ……これじゃ、これじゃあ作れない」

セエレ「……コレを、使うって?」

セエレ「時間を、止める?大いなる時間を共有して……」

セエレ「それで、完成するの?」

セエレ「うん、僕はやるよ」

セエレ「ごめんね、ゴーレム」

セエレ「僕は勇者だから、世界を、皆を、救わなきゃ」

アンヘル「幼子は地獄の片隅で石を積み、希望を待ち望む」

アンヘル「どこぞの神話の様な光景を目にしているのだな、我は」

アンヘル「もしも人類がここから再起の時を迎えるのだとすれば」

アンヘル「まさしく、創世記の瞬間と言えるだろうに」

アンヘル「……なあ、土人形よ」

アンヘル「片割れを失い、心を失った光亡き土人形よ」

アンヘル「お前は、これで良かったと、本当にそう思うのか?」


ゴーレム「…………」


アンヘル「我は……」

エレン「俺は、ここで死ぬのか?」

エレン「……嫌だ!」

エレン「俺は、俺は、まだ」

エレン「巨人を、全ての“敵”を駆逐するんだ」

エレン「外の世界を、冒険、するんだ」

エレン「だから、まだ!」

エレン「こんなところで、死ねるか!」

エレン「死にたくない!」

エレン「……はぁ、はぁ」

エレン「刃、手放さなくて、良かったぜ」

エレン「巨人の中から脱出するなんて、考えたことも無かったな」

エレン「……あー、畜生」

エレン「足も、腕も片方やられてる」

エレン「立体起動装置ももう無いし」

エレン「これじゃあ巨人を殺せないじゃないか」

エレン「畜生……」

エレン「あれは……ッ!」

エレン「……母さんの、仇ッ!」


ドラゴン「……殺すが良い」

ドラゴン「もう、生きているのにも飽いた頃だ」


エレン「この……ッ!」

ドラゴン(ここまで、か)

ドラゴン(永い……余りにも永い時間であったな)

ドラゴン(…………)

ドラゴン(……?)

エレン「おい、答えろ」

エレン「戦うには、どうすればいいんだ?」

ドラゴン「何を……」


エレン「お前はまだ、戦える筈だ」

エレン「教えろ、戦うにはどうすればいい?何が必要だ」

ドラゴン「……そのなりで、どうやって戦えると言うのだ?」

ドラゴン「戦って、どうすると言うのだ」


エレン「決まってんだろ」

エレン「戦わなきゃ、勝てないんだ」

エレン「勝てば生きる、負ければ死ぬ」

エレン「だから、戦うんだよ」

ドラゴン「……莫迦者、だな」

エレン「なに!」

ドラゴン「だが、我ももう十分に莫迦者の仲間入りよ」


ドラゴン「良かろう。答えよ、契約か死か!」

ドラゴン「お主の全てを我に預けよ」

ドラゴン「我の全てを主に貸し与えよう」

ドラゴン「この戦いが終わる時まで、その心臓を捧げよ」


エレン「……契約だ」

エレン「俺の心臓は、人類の勝利の為に捧げる!」

ライナー「……それがお前の戦いか、戦士エレン」

カイム(おい)

アンヘル「何だ、このような時に悠長な。いや、このような時だからこそこうして話しでもしておくべきか」

カイム(まだ間に合う筈だ。契約を切って逃げろ)

アンヘル「……何を言っているのだ、莫迦者が」

カイム(何となくだが、分かる。お前は契約に縛られることを享受しているが、それを拒否できるはずだ)

アンヘル「……」

カイム(その餓鬼も連れてだ。どこか遠くに、奴等の入ってこれないような囲いでも作っておけ)

アンヘル「……お主は、どうするというのだ」

カイム(今更逃げ延びるなんて生き方が出来るほど器用じゃないんでな。精々奴等を地獄に送り返すさ。いや、今はここが地獄か?)

アンヘル「命を棒に振って、最後に人助けでもしよう、と言うのか?莫迦を通り越して哀れに思えるぞ」

カイム(まさか。誰かの為に戦うなんて死んでも御免だ)

カイム(俺の戦いは何時だって俺自身の為だけにある。だが、それにお前を付き合わせる気が起きないだけだ)

アンヘル「全く、勝手に自分から我の全てを奪って置いて」

アンヘル「それで自分の都合が悪くなったからどこかへ行け、だとな」

アンヘル「主が居らん様になったら、誰が我を……」

アンヘル「……」

アンヘル「……もういい」

アンヘル「お主の様な莫迦者、精々足掻いた末、あの気狂い女のように満ち足りた顔をして食われて逝けばよい」


カイム(……行ったか)

カイム(生まれてこの方、人の為に戦った事なんて一度も無かったが)

カイム(思ったよりも、悪くないものだ)

カイム(そう言えば、最初はどうして戦っていたんだったか)

カイム(故郷か)

カイム(全てを奪われた気がして、世界の全てが憎くて)

カイム(これ以上、何も奪われたくなくて)

カイム(何を奪われたくなかったのか、もう、思い出せない)
    カールレオン  イウヴァルト   フリアエ
カイム(故国の事、親友の事、妹の事すら)

カイム(せめて、最期くらいは)

カイム(思い出してから、死にたい)

カイム(思い出すまでは、死ねない)

カイム(再び、あの場所に立つまで)

カイム(俺は)

カイム(俺は、まだ死なない!)


アンヘル「あの幼子共は、それ程高い飛行能力は持たぬ」

アンヘル「また人間の殺戮のみを最優先とする無垢なる怪物よ」

アンヘル「それ故、壁をこのような形状に配置する」

アンヘル「こうして、ここに“敵”を集め集中的に迎撃すれば効率的だ」

アンヘル「そして、壁を作るのはお主らだ」

アンヘル「我には最早、大した魔力も残されてはおらぬ。口惜しいが」

アンヘル「……出来るな?勇者殿よ」

セエレ「ゴーレム、頑張ろう!」

ゴーレム「ゴーレム、セエレ、マモル……カベ、ツクル」

ライナー「エレン、心は決まったか?お前さえ来てくれれば、これ以上被害を出さずに済む」

ベルトルト「ただ、神の御心のままに全てが新しくなるんだ」

エレン「……ふざけるんじゃねえ」

エレン「お前ら人間だろ!何考えてんだよ!」

エレン「人間が!人間から!何を奪おうって言うんだよ!」

エレン「どうして“敵”に向かって手を取り合えないんだよ!何を諦めているんだ!」

ベルトルト「……“敵”?あれが?」

ライナー「違う、全く違うぞエレン。あれは神の使いだ」

ベルトルト「天使だ」

アニ「……」

ライナー「天使を彫ってはならない」

ベルトルト「天使を描いてはならない」

ライナー「天使を歌ってはならない」

ベルトルト「天使を語ってはならない」

エレン「……何を、言っているんだ?」

アニ「……」

ライナー「天使を見てはならない」

ベルトルト「天使を聞いてはならない」

ライナー「天使を感じてはならない」

ベルトルト「天使を知ってはならない」

アニ「……クリスタの事は?」

ライナー「クリスタ?」

ベルトルト「どうしたんだ、ライナー」

ライナー「クリスタは……天使だ」


ライナー「クリスタは天使で、天使はクリスタで、天使を見て、聞いて、触って、感じて、知って、夢見て、願って、天使を、」

ベルトルト「ライナー!どうしたんだ!君は戦士じゃないか、そんな幻に惑わされるんじゃない!」

ベルトルト「アニ、一体どう言うつもりだ!どうしてこんなことを!」

ベルトルト「ライナーが不安定だったのは君も気づいていた筈だ!何故迷わせるような事を言う?」

アニ「私が本当に賭けたのは、ここからだから」

アニ「エレン」

エレン「……?」


アニ「信じて、くれる?」


エレン「……」

エレン「ああ!」

アニ「ありがとう……それなら、私は戦える」

アニ「エレン、騙しててごめんね」

アニ「私が父さんから習ったのは、この蹴りだけじゃない」

アニ「一度も見せた事のない、剣の技」

アニ「既に失われていた、亡国の心」

アニ「そして、あの人の愛」

アニ「その全てを以って、貴方を守ろう」

アニ「ベルトルト、知ってる?その“赤い目”」

アニ「それは病気なんだ」

アニ「居もしない存在に全てを捧げて、ありもしない幻想に現を抜かして」

アニ「やがて世界の全てを道連れにして滅びゆく自殺志願者になる、ね」

ベルトルト「アニ、君は……!騙していたのか!」

アニ「初めから、私はずっと戦士」

アニ「父さんから受け継いだこの心と、技」

アニ「それを以って抗う事を願われた戦士だよ」


ベルトルト「アニィ!お前は……」

アニ「煩い」ザシュ


アニ「死ね、帝国の残りカス」


───暫くの後

アニ「ねえ、エレン。これで合ってる?」

エレン「ああ。確かに俺があの日見たドラゴンは、こいつだ」

アルミン「竜種、ドラゴン……伝承にはあったけど、本当に実在しているなんて」

ミカサ「けれど、この様子では、もう……」


アニ「ドラゴン、剣を届けに来た」

アニ「そして、約束を果たす」スッ


アニ「……」サスリサスリ

ドラゴン「……全く、暖めてどうなる物でもあるまいに」


ドラゴン「もうよいのか、カイム」

カイム「ああ、随分と待たせた。行こう、共に」

行けども行けども荒野が続く中、連日に渡る調査の甲斐あってこの日とうとう我々は遺跡建造物を発見した。
これまでの発掘史料に記述のあった、かつての“赤い目の一族”(天使の教会と呼ばれていた)と敵対していた勢力の物と判明。
残されていた文献の調査から「女神の城」と名前が判明するも、その由来については情報が得られず。

また、城内広場には巨人とも獣とも似つかない巨大な生物の死骸が発見されたが、損傷が激しくサンプル採取は困難と見て断念。
未知の生物であり接触に当たり危険な物質を含む可能性を考慮し、史料となり得る文献のみを持ち帰ることとする。
長期の遠征中であり積載量に限界があった事も要因の一つとして挙げられるが、何より安全を重視し行動すべきとの厳命を遵守。
班員の総意として倒壊の危険性や謎の生命体との接触のリスクを避けるため今後この建造物への立ち入りは避けるのが賢明と思われ、その旨を報告する。

任務とは関係ないが、私物として携帯していた剣を失くしてしまったようだ。あの城の中であろうか、取りに戻る事は許されまい。
何より、あれはもう私には必要のないものだ。

第xxxx回壁外調査 エレン班日誌 記録員アニ・レオンハート 某月某日の記載より

壁に隔てられた二つの魂が時を超えて出会う時、

人は試練の時を超え、然る後に彼の手を払い除ける

終 わ っ た

   thank you for your reading!
本当に、本当にありがとうございました。

おつ!

よくわからなかった!

……終わりと言った以上、黙って筆を置くべきかと思ったのだが、
>>39さんがすごくいいこと言った。自分でもよく分からなかった。

このままじゃいけない気がするので、簡単な解説とおまけを投下して真の本当のendとさせてもらおう。

・そもそもこのssは「進撃の巨人」と「ドラッグオンドラグーン」を題材としております。
片やアニメ放送中で勢い抜群、片や待望の続編製作中と言う事で。

・書こうと思った切っ掛けは、赤さん(ダンシングベイビーとも)=巨人、この発想に至ったこと。
なのでこのss内に“巨人化出来る人間”は居ません。ライナーもベルトルトも普通の赤目です。

・合間の描写が省かれてたりするのは、単純にこちらの表現力不足だ。
クリスタが名前しか出てこないのは、この殺伐としたクロスに登場させたくなかったから。なんか穢れそうジャン。

【進撃の巨人は知らない人向け解説】
要するにdエンドでセエレが時間を解き放つ前の分岐。
人類はなんだかんだあって逃げ延び、再起の時を迎える感じの話。

【dodは知らない人向け解説】
巨人化出来る人間→巨人信奉者と置き換えたようなもの。
後は多分大体本編と変わらないと思う。多分。

【両方知らない人向け解説】
どうして読もうと思ったのか分からないけど、なんかこう、ありがとう。
よかったらどっちかだけでも触れてみて下さい。dodの知名度が上がれば幸いだ。

【両方知ってる人向け解説】

・100年くらい前
連合軍と帝国軍の戦争とか色々あって女神の封印が解け、天使の教会の司祭も死ぬ。
赤さん=巨人が沸いてきて、人類は絶滅寸前に。
絶体絶命の危機においてカイムが残り、アンヘルは脱出する(>>2>>19-21)

・その後暫くして
脱出した先の新天地でアンヘル主導の元、ゴーレムによって壁が築かれる。
巨人の時間を止める事で壁材として使う事を思いつき、セエレが実行。セエレ・ゴーレム両名は長い眠りに(>>22>>11

・進撃の年号でたぶん840年ごろ
戦災孤児であったアニが「父親」に拾われ、英才教育を受ける。その後“赤い目の里”に合流

・845年以降
大体進撃本編と同じ出来事が起こる。ただし巨人化出来る人間はいないため、別の原因が元。
人類の危機にアンヘルは残された力を振り絞り奮戦しているが、その戦闘はすでに精彩を欠く。

・しばらく後
人類はアニの活躍とかなんだかんだで巨人を退けられるだけの力を手にし、壁外調査が積極的に行われる。
エレン班は女神の城で傷付き眠るアンヘルと遭遇、アニが約束を果たす。(>>32-33)
dod2の9章を想像して頂きたい。

>>29について
レオンハートとは「亡国の意志を継ぐ」と言う意味である。
かつて存在した王国、カイムの故国であるカールレオンの遺志と考えれば……

余談だが、カイムは非常に脚癖の悪い人間だと思っている。足元にすがりつく人間を蹴り飛ばす事が多かったなあ。

あと、受け継いだ私物の剣がどの剣かは適当に考えておいて下さい。
本命がカイムの剣、対抗が信義(カールレオン的な意味で)、大穴がイウヴァルトの剣って感じで。

>>15-17
ついやりたくなった。反省はしていない。
ただ巨人化なしにトロスト区の惨状を何とかする方法を考えた結果、自然とああなった。
当初はゴーレムちゃんが目覚めて穴を塞いでくれる予定だった。

>>1の手記
滲み出るハゲ感。ウォール教って誰が始めたんだろうね。

・ライナーとベルトルト
扱いが適当な方がむしろdodっぽくなるのかもしれないと思った。反省はしている。
どうでもいいけど赤い目のライナーって結構怖そう。

・つまり
カイアン大正義。dodをよろしく!

【解説終わり。後はおまけ投下して真の本当の終わり】

キース「本日から他の訓練兵団との交流が開始される!臨時教官2名、交換訓練生1名をこちらで迎えることとなった!」

キース「期間は2週間!浮かれるのは構わんが余所にまで恥を晒すな!以上!」


カイム「……」カキカキ

【対人格闘・立体起動及び馬術、数学担当 カイム】

カイム「……」ギロッ

104期一同「」ビクッ

カイム「……」フイッ


レオナール「私はレオナール。各種座学を担当致します。短い間ではありますが、どうぞよろしく」

アルミン(良かった、こっちは幾分かまともそうだ……ッ!?)

レオナール「……そこの、君。名前は何というのかな?」スンスン

アルミン「じ、自分はアルミン・アルレルト訓練兵であります!」

レオナール「……」ニジリニジリ

アルミン(ひっ、近……)

レオナール「君はとてもいい匂いだ」ボソッ

サシャ「私はサシャ・ブラウスです!よろしく!」

アリオーシュ「うふふ、よろしくね」

サシャ「そちらの兵舎ではどんな食事が出るんですか?美味しそうなものはありますか?」

アリオーシュ「美味しそうな物、ねぇ……」

アリオーシュ「男の子ならあの黒髪の彼とか、あと金髪の子も美味しそうね」

エレアル(悪寒が)

アリオーシュ「ああでも、皆美味しそうだわ……貴女でもいいわ、ねえ」

サシャ「失礼しましたー!命だけは!」ダッシュ


ミカサ「とても見る目がいい。だけど、エレンは渡さない」

アルミン(僕はどうすればいいんだ……)レイプメ

レオナール(特別補習したい)ストーカー

セエレ「出番がもらえないよマナ、折角この可愛らしい少年の容姿を活かして色々役得しようと思ったのに」

マナ「私はdエンドルートだともう死んでるから出番無いのよねー」

ハゲ「ク・アボーイル・レヴェ・ヴォーレー・セレ・ヴェーイーレー」

セエレ「ねえゴーレム、マナが酷いんだ。僕の言う事に答えてくれないんだよ」

マナ「私の戦場はここじゃないから、私はあの人とテロ活動をするのよー」

ハゲ「髪よ、それでも貴方はハゲろと仰るか……」



 安 定 の ハ ゲ 落 ち

ミケ「……」スンスン

ミケ「……ふっ」

エルヴィン「その様に鼻で笑う癖が……」

エレン「や、やめろ!俺にそういう趣味は無ぇぞ!」

一同「!?」


今度こそ終わり

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