エレン「ピクシブ?」(41)
エレン「ピクシス司令官のことか?」
アルミン「ちっちがうよ…ピクシブ!内地で作られたイラスト投稿サイトさ!!なんかボタンがついた箱から繋がってて…同じ箱を持つ色んな人と交流ができるんだよ、最近流行ってるだろう?」
エレン「巨人差し置いて何やってんだよ、で、それがどうしたんだ?」
アルミン「それが最近この訓練所にも持ち込まれて…、一部屋に一台づつ…それぞれアカウントを持っていいんだって…やってみない?」
エレン「やりたいならアルミン一人でやれよ…」
エレン(色んな人と…交流か…)
エレン「…」コソコソ
エレン「これが起動ボタンか…」ワクワク
エレン「別にイラストに興味があるわけじゃねーけど…色んな奴と交流できるらしいからな…」
エレン「アカウント?さっきアルミンも言ってたな、まあいいや、登録するか」ポチッ
登録いただきありがとうございます
エレン「名前は…エレンでいいのか?」
アルミン「ダメだよ」
エレン「うわっ!アルミン…これはその…」
アルミン「解ってるよ、交流したいんだろう?」
エレン「おお…」
アルミン「いいかい?この名前は別に本名じゃなくていいんだ、例えば僕は【アルミ缶】にしてるよ」
エレン「なるぼど…じゃあ…【駆逐】とか【狩人】とか入れてえな」
アルミン(なんだよそれ)
エレン「うーん【駆逐師エレン】とかどうだ?」
アルミン「一発で特定されるよ」
エレン「駄目か…」シュン
アルミン「後で変えられるから、仮で【死急】にしようか」
エレン「悪意を感じるな」
アルミン「ほら、これでログインできるよ」
エレン「本当か!?」
アルミン「本当だよ」カチッ
エレン「おお…これがピクシブか…」
アルミン「訓練兵は皆やってるよ」
エレン「アニもミカサもか…」
アルミン「アニはROM専だよ、ミカサはしょっちゅう投稿してるね」
エレン「ROM専?」
アルミン「絵や小説を投稿しない人の事だよ」
エレン「小説も投稿できるのか…すげぇな」
アルミン「ミカサのアカウントを見てみようか」
夕方に再開します
アルミン「あった、これがミカサのアカウントだよ」
エレン「【ミカりん@エレン廃#マイピク募集中】?って俺の名前入ってんじゃんか、特定されちゃうだろ!」
アルミン「あはは、そういえばミカサはピクシブランカーなんだよ、エレン」
エレン「ランカー?」
アルミン「毎回のようにランキング入りしてる人のことだよ、このランキングは投稿してから三日間の閲覧数や評価などを元にピクシブ事務局がランキングを決めてるらしいよ、昨日はミカサが一位だったんだって」
アルミン「ミカサは水彩画・厚塗り・アニメ塗り全てを使いこなして毎度毎度順位をかっさらっていくんだよ、底辺の僕としてはうらやましいな」
エレン「ミカサってすげえんだな」
アルミン「もちろんだよ」
エレン「ミカサの絵が見てみたいな」
アルミン「ほら、これだよ」カチッ
エレン「うわっ…すげぇ!」
アルミン「そりゃ一位だしね」
エレン「…なあ、アルミン、これ俺じゃねえか?」
アルミン「そうだよ、現実の1000倍美化されてるけど」
エレン「これはミカサかな、マフラー巻いてるし」
アルミン「そうだよ、腹筋がいつのまにやら消えてるこど」
エレン「これは…アルミンか?」
アルミン「そうだよ、可愛いからね」
エレン「俺たち三人の絵か…ミカサのやつ」ジーン
アルミン「色彩もいい感じだよね、暖かい感じっていうか」
エレン「他の絵も俺達か俺とミカサだな、よし、評価していくか」カチッ
アルミン「エレンは投稿しないの?」
エレン「ん?ああ、今のところは絵を描くつもりはねえな」
アルミン「そっかあ、一緒に頑張れるかと思ったのに」
エレン「悪いな」
ノシ
おう
見てますよ!
続き待ってます
>>27、>>28、>>29
ありがとうございます、再開します
就寝前
エレン「なあ、アルミン、この絵投稿できるか?」スッ
アルミン「うん、できるよ、待ってて、今スキャンするから」ニマニマ
アルミン(エレンも投稿側になったか…計画通り)ニヤッ
エレン「何ニヤニヤしてんだよ、気味悪いな」
アルミン「よし、スキャンしたよ」
エレン「絵のタイトルは…【超大型巨人】にするか」
アルミン「まんまだね」
エレン「キャプションは【巷で有名な超大型巨人を描いてみました!筋肉って難しいですね(^_^;)】で良いか」
アルミン「それはwwwエレンwキャラ変えしすぎだよwww」
エレン「うっせえな…タグは【超大型巨人 駆逐】で…よし、投稿するか!」
アルミン「うん、どうなるか楽しみだねw」
※エレンが投稿するさいのある程度の説明はアルミンがスキャンしている間に教えてました
アルミン「あっ…閲覧30になったよエレン!」
エレン「…なんか微妙だなー、ミカサは閲覧10000くらい行ってたのに」
アルミン「初めてならこれくらいで良いんだよ、ミカサじゃないんだし」アハハ
アルミン(くそっ…普段の僕のより閲覧されてる)ギリリ
エレン「評価10点と…なんかコメントが来た…しかも二件」
アルミン「凄いじゃないか!普通最初からそんな貰えないよ!!」
エレン「お…おう」ニマニマ
アルミン(エレンがにやけると怖いな)
エレン「えーと、なになに?【キルシュ・闇・サラブレッド】から【適当に描いた落書きのせてんじゃねーよ、糞が】…こいつなんかムカつくな」
エレン【腰巾着】から【ぼk…いや、超大型巨人はもうちょっと足長いよ、多分】…か、アドバイスしてくれてんのか?これ」
アルミン「まあ、そういう人達も居るよ」
夜に再開します
すいません最近忙しくて、更新してませんでした
エレン「…そういえばアルミン」
アルミン「何?」
エレン「ミカサとかの絵って何で描いてんだ?画材とか無いだろ?訓練所に」
アルミン「ああ、それはね、この機械に入ってるクリスタを使うんだよ」
エレン「クリスタ?クリスタが描いてくれんのか?」
アルミン「違うよ…clip studio(クリップスタジオ)って言って、色々多機能なイラストソフトだよ、そしてそのクリスタに、このペンタブレットを使って絵を描くんだ」
エレン「紙はいらないのか?」
アルミン「うん、ソフト代以外は線画も色塗りも全てタダ、【ki~ss☆】…じゃなくてキース教官が自腹切ってくれたよ」
エレン「便利だな…」
アルミン「エレン、もう描きたいんじゃないかい?」
エレン「…うん」モジモジ
アルミン「最初は難しいけど、そのうち馴れるよ、それまで僕が教えるからさ」ニコッ
エレン「アルミン…」
アルミン「さあ、クリスタで何か描こうよ」
エレン「…ああ!俺はランカーを目指す!」
アルミン「頑張ってくれよ」
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