やよい「お兄ちゃんはプロデューサーです!」 (89)

カウントダウンしたいだけのシリーズです。

カウントダウンしたいだけなので内容なんて無いよね状態ですので、軽く読み飛ばす感じでどうぞ。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1400081361

P「やよいが寝坊なんて珍しいな……朝飯、とっくに出来てるぞ?」

やよい「……どうして、プロデューサーが家にいるのかなーって」

P「はぁ?」

長介「姉ちゃん寝ぼけてるな? 兄ちゃんが無理させるからーー」

P「……」がーん

かすみ「お、お兄ちゃん? そんなこと無いから……ね? 長介!」

長介「じょ……冗談だよ。ごめん、兄ちゃん」

P「き、気にしてないから、心配すんな……」どきどき

P「でも今度やったら、オカズ減らすからな?」

長介「お、おう……」

やよい「プロデューサー……?」

かすみ「? やよいお姉ちゃん、家ではお兄ちゃんって呼んでいたよね……?」

やよい「え……?」

長介「……とうとう嫌われたか」ぼそっ

長介はザラキを唱えた!

P「」タラリラタラリラ

かすみ「お、お兄ちゃん!?」

長介「……マズかったか?」

かすみ「もう、バカ!」

P「……俺は貝になりたい……いや……砂砂利でいいや……」

かすみ「やよいお姉ちゃんも、お兄ちゃんを何とかして!」

やよい「へ?」

P「砂砂利に失礼だよなぁ……」

やよい「えっと……プロ……じゃなかった……お兄ちゃん?」

やよいはザオリクを唱えた!

P「何だ? やよい」

長介「コンマ一秒も掛かってない!」

P「あ、長介はオカズ減らすからな?」

長介「」

かすみ「うんうん」

浩太郎「はらへったー」

浩司「へったー」

P「すまんすまん……持っていくの手伝ってくれ」

かすみ「はーい」

長介「に、兄ちゃん……?」

P「……お前のオカズは味噌汁だけだ」

長介「」

やよい「わ、私も手伝います!」

P「頼む」

高槻兄妹「いただきまーす!」

浩太郎「なんで長介兄ちゃんは味噌汁だけー?」

浩司「だけー?」

長介「……」

P「……ほらよ」トンッ

長介「に、兄ちゃん!」パアッ

かすみ「お兄ちゃんは長介に甘いなぁ……ね、やよいお姉ちゃん」

やよい「う、うん……そうだね」

P「平等に接してるつもりだけどな」

やよい「……」

P「どうした?」

やよい「お兄、ちゃん……?」

P「ん?」

やよい「何でもないです! えへへ……」

P(かわいい……)

かすみ(かわいい……)

長介「兄ちゃん! 塩シャケいらないなら、俺が!」ひょい

P「ふっ……あまいわ! てか、懲りてないな、お前!」パシッ

長介「浩太郎! 浩司!」

P「なに!?」

浩太郎「……じー」

浩司「……じー」

P「わ、わかったよ……三人で分けろよ。こんちくしょ!」

長介「へへっ……」

浩太郎&浩司「やったー!」

P「育ち盛りだもんね。ちかたないね」

かすみ「お兄ちゃん」くいっくいっ

P「かすみも欲しかったか?」

かすみ「私の……半分あげる!」

P「何だ。天使か」

やよい「む……」

やよい「わ、私もあげます!」

P「ん、いやいや……悪いよ」

長介「いらないなら、俺が……」

やよい「……」キッ

長介「何でもありません」シュタッ

P「……いいのか?」

やよい「はい! お兄ちゃんに食べて欲しいなーって」

P「やよいは優しいなー」

かすみ「……」

長介「朝食ってこんなに重苦しいものだっけ?」

P「よし、俺はそろそろ事務所に行くけど……みんなも学校、幼稚園頑張れよ」

高槻兄妹「はーい」

P「やよい」

やよい「はい?」

P「また後で……事務所でな?」

やよい「……はい!」

かすみ「いいなぁ……」

長介「置いていくぞ」

かすみ「あ、待ってよ!」

そしてその日の午後。

やよい「おはようございます!」

P「おはよう」

小鳥「おはよう。やよいちゃん」

千早「おはようございます」

P「千早も一緒だったのか、おはよう」

千早「おはようございます。お兄さん」

P「誰がお兄さんか」

すみません。今回はここまでで……起きたら、色々と走らないといけないんで。

千早「ふふっ……冗談ですよ……あなた」

P「……千早」

千早「そんなに見つめられると照れちゃいます」

P「怒ってるんだけどな……」

やよい「おに……プロデューサーが困ってます! 千早さん、めっ!」

千早「……どうしましょう」

P「ん?」

千早「事務所に来た目的の殆どを達成してしまーー」

P「レッスン行けや」

P「小鳥さん。アレあります?」

小鳥「こっちにありますよ……あ、プロデューサーさん」

P「これですね? はい、どうぞ」

真美「ピヨちゃんと兄ちゃんみたいのなんて言うんだっけ?」

亜美「んー……あ」

真美&亜美「熟年老夫……」

小鳥「……」ギロッ

真美「ひっ……」

亜美「ピヨちゃんが怖い……あっちで遊ぼー」

P「どうかしました?」

小鳥「いえいえ、何でもないですよー♪(夫婦かぁ……)」

伊織「やよい? どうかしたの?」

やよい「な、何でもないよ? 伊織ちゃん」

伊織「うん? そう……何か悩みがあるなら、私に言いなさいよ?」

やよい「えへへ……ありがとう! 伊織ちゃん」

伊織「べ、別にお礼を言われる程のことじゃないわよ!」

やよい「あ、そうだ! 今日、晩御飯食べにおいでよ!」

伊織「え……でも……」ちらっ

P「おいでよーおいでよー」

やよい「ま、真似したらめっです!」

伊織「……仕方ないわね。行ってあげるわ!」

そしてその日の夜

P「もやし肉祭りじゃあ!」

長介「兄ちゃん、かっこいい!」

浩太郎「かっこいい!」

浩司「いい!」

P「可愛い奴らめ。肉を足してやろう……」

「「「やったー!」」」

伊織「……いつもこんな感じなの?」

やよい「お客様が来た日はこんな感じですよ? ね」

かすみ「ね」

伊織「ちょっと! 盛りすぎよ!」

P「俺の肉が食えないだと?」

伊織「こいつ面倒くさい!?」

新堂「P様。それぐらいでーー」

P「新堂さんも飲んで!」

新堂「いえ……私は」

P「あり? 飲めないんですか? 水瀬財閥の執事が下戸?」

浩太郎「だっせー!」きゃきゃ

浩司「せー!」きゃきゃ

新堂「受けて立ちます」キリッ

伊織「新堂!?」

P「他愛もない」

新堂「……zzz」

伊織「新堂の倍以上飲んでるのに、何で顔色変わらないのよ!」

やよい「お父さんに鍛えられてるからかな?」

伊織「帰りどうしたら良いのよ!」

P「あ、伊織のお父さんからメールでお泊りの許可を貰ったぞ?」

伊織「デタラメにも程があるわよ!?」

かすみ「伊織さん……すごいツッコミ」ぱちぱち

長介「いやぁ……伊織さんが居ると、俺は楽で良いよ」

P「よし、野郎どもそろそろ片付けるぞ……!」

三人「おー!」

やよい「あ、私も……」

P「やよいはかすみと伊織を連れて、風呂に入ってくれ」

伊織「私も手伝うわよ」

新堂「いえいえ、私がやりますので……伊織お嬢様は、お先にお湯を頂いて下さい」

伊織「し、新堂!? あんた……酔い潰れてたんじゃあ……」

新堂「執事たるもの当然です」キリッ

伊織「わ、わかったわ……行きましょう」

やよい「えへへ……伊織ちゃんとお風呂です!」

かすみ「お風呂♪」

P「鉄板を片付けるぞー!」

三人「おー!」

P「皿、箸、コップ、フォーク!」

三人「おー!」

P「新堂さんも!」

新堂「え? ……おー!!!」

P「うるさい!」

新堂「」

P「後は洗っとくから、お前等は布団を頼む」

三人「おー」

P「……」きゅっきゅっ

新堂「……」きゅっきゅっ

P「……男が二人並んで、食器洗いとは……」きゅっきゅっ

新堂「フォフォ……シュールで御座いますな」きゅっきゅっ

P「まあ、俺は楽なんで助かりますけど……」きゅっきゅっ

新堂「感謝しております……今宵の伊織お嬢様は楽しそうで、あられました」きゅっきゅっ

P「別に……俺が楽しければそれで良いんですよ」きゅっきゅっ

新堂「フォフォフォ……左様で」

P「セバスチャンさん」

新堂「新堂で御座います」

伊織「何も言わずにサヨナラするよ♪」

やよい「伊織ちゃんはお歌が上手です!」

かすみ「うん」こくこく

伊織「にひひっ♪ 私を誰だと思っているのかしら?」

かすみ「私も……お歌上手になりたいなぁ……」

伊織「なれるんじゃない?」

やよい「うん! きっとなれるよ! 練習しよ?」

かすみ「うん!」

三人「知らぬがーー♪」

伊織「ふぅーーお待たせ♪」

やよい&かすみ「おまたせー」

P「よし、長介。浩太郎と浩司を頼んだぞ?」

長介「わかった! ほら、行くぞ」

浩太郎&浩司「うん!」

やよい「あ、お兄ちゃん! 手伝います!」

P「残念。もう終わったよ」

やよい「うぅ……」

P「冷蔵庫にプリンがあるぞ?」

やよい「本当ですかー!」

P&かすみ&伊織「何だ、天使か」

伊織「テレビ見ても良いかしら?」

P「つけるときは、斜めからチョップな」

伊織「何よそれ……えい!」

パッ

やよい「い、伊織ちゃん! テレビが壊れちゃうよ!」

伊織「え?」

P「本当にやったよ……あの子……普通にやればいいのに」こそこそ

新堂「お嬢様が申し訳ありません……」こそこそ

伊織「アンタがやれって言ったんじゃない!」きー!

テレビ『貴様……なぜここに!? やめろー!!』

伊織「んー大したの、やってないわね……」

かすみ「お姉ちゃん……この人……」

やよい「あーー!! この人!」

テレビ玲音「そこで言ってやったんだ』

テレビ玲音『おいおい……それじゃあ、私のお母さんじゃないか、てね」

伊織「最近、有名になって来たアイドルよね……オーラが半端ないわ」

P「この人がどうかしたのか?」

やよい「この前……」

やよい「ちゃんと、青信号でも右と左を見て渡るんだよ?」

浩太郎「はーい」

やよい「それじゃあ……」

かすみ「お姉ちゃん!」

やよい「!? 浩司!」

玲音「急に出てファンの怒りを買わないだろうか……ん?」

キキー!

やよい「浩司! こんなの……嫌だよ!」

玲音「安心してくれ……キミの弟君は無事だ」

浩司「おねぇちゃん!」

やよい「浩司!」

やよい「ありがとうございます!」

玲音「いや、例には及ばないが……お姉さんは弟をよく見てないとな」

やよい「……ごめんなさい」ぺこり

玲音「い、一番悪いのはあの車だ……では、私は先を急ぐ」

やよい「あ、あの……!」

玲音「あ、言い忘れてたよ」

やよい「……う?」

玲音「……アイドルマスターワンフォーオール、いよいよ今日発売!」

玲音「買いに行くのかな? 家に届くのかな? 存分にプロデュース生活を楽しんでくれ!」

やよい「あ、あの……?」

玲音「また会おう……高槻やよいさん」

例には

礼には

続きは午後からになります。今更ですが、玲音のキャラを好き勝手にし過ぎたような……。

かすみ「かっこよかったなぁ……」

やよい「すっごーい人だったんですね!」

伊織「ま、まあ……只者では……ないわよね」

P「ああ……今度会ったら、お礼しないとな……」

かすみ「お兄ちゃん?」

P「いや……似たような事があったような……」あれー?

伊織「何言ってんのよ」

P「気のせいだよな? ま、いいや……プリン食ったら、早く寝ろよ?」

伊織「な、夜はまだこれからよ!」

P「明日はオフで更に休みだろ? 早寝早起きした方が得じゃないか?」

伊織「言ってくれるわね……わかったわ。そうする」

新堂「お見事」こそこそ

P「まあ、扱いやすいもんですよ」こそこそ

伊織「聞こえてるんだけど」

やよい「伊織ちゃん! お部屋に行きましょう!」

かすみ「行こう!」

伊織「わ、わかったわよ……覚えておきなさいよ!」

P「おやすみ」

新堂「お休みなさいませ」

夜中。

P「……やよい?」

やよい「あ……ごめんなさい」

P「眠れないのか?」

やよい「……昨日まで」

P「うん?」

やよい「昨日までプロデューサーはお兄ちゃんじゃなかったんです……」

P「……」

やよい「今朝起きたら……プロデューサーがお兄ちゃんで……家族になってて……」

やよい「私、混乱しちゃいましたけど……でもそれ以上に嬉しくて……何だがわーってなっちゃいました」

P「そうか……」

やよい「プロデューサーは気づいてたんですか?」

P「妹の違いぐらいはな」

P「どうしてそうなったのかは、わかないのか?」

やよい「うー……すみません」

P「まあ、仕方ないよ」

やよい「あ! そう言えば……」

P「ん? 何か思い当たる節でも……」

やよい「お星様にお兄ちゃんが欲しいなーって」

P「……」

やよい「あっ! 笑いましたね? 笑ったら、めっです!」

P「い、いやいや……バカにしてる訳じゃあ……なるほどな」

やよい「?」

P「恐らく、俺の知ってるやよいも星に願い事をしたんだろーーやよいとは逆の」

やよい「そ、そんな……」

P「ま、良い兄貴ではないからな……やよいはどうしたい?」

やよい「え?」

P「元の世界に帰りたいか?」

やよい「……」

P「まあ……ゆっくり決めたらいいさ」

やよい「はい……あの」

P「何でやよいに、こっちのやよいの記憶があるのか、か?」

やよい「あ、当たりです! 何でわかったんですか?」

P「プロデューサーだからな」

やよい「凄いです!」

P「これは憶測だが……入れ替わる時に必要な知識を譲り受けたんじゃないか?」

やよい「?」

P「あくまでも憶測だよ……それか……それに近い経験をしたか、だな」

やよい「……わかりません」

P「今日はもう休め、明日から考えたら良い」

やよい「……はい……あの」

P「……?」

やよい「おやすみなさい! えっと……」

P「やよいの好きに呼んだらいいよ」

やよい「じ……じゃあ……おやすみなさい! お兄ちゃん!」

P「……おやすみ」

P「……」くいくいっ

新堂「……」こくっ

サー(襖を開ける音)

P「寝起きドッキリ!」

新堂「バズーカ発射で御座います」

伊織「何をやっているのかしら?」ぴきぴき

P「なに、もう起きてるだと?」

新堂「ドッキリ失敗で御座いますな……撤退しますぞ!」ダッシュ

P「朝飯出来てるから急げよ」ダッシュ

伊織「こらー! 待ちなさいよ!」きー!

「いただきます」

P「今日はどうするんだ?」

やよい「伊織ちゃん、どうしょうか?」

伊織「わ、私が決めるの!?」

伊織「公園とか?」

P「つまらん」

伊織「買い物!」

P「浩太郎と浩司が楽しめないだろ」

伊織「で、デパート!」

P「……まあ、遊園地に行く事が決まっているから何を言っても却下なんだけど」

伊織「何なのよ!」むきー!

新堂「お嬢様があんなに楽しそうに……感激で御座います」オイオイ

長介「そう……なのか?」

P「……っと、忘れ物はないか?」

やよい「はい!」

伊織「私を誰だと思ってるのかしら?」

かすみ「大丈夫、だよ」

長介「浩太郎と浩司のハンカチにティッシュ、財布、水筒……よし、大丈夫」

浩太郎「だいじょーぶ」

浩司「ぶー」

千早「問題ありません」キリッ

P「……やよい」

やよい「?」

P「その青いのは置いていけ」

千早「!?」

千早「な……どうしてですか!」

P「何処から嗅ぎ付けたんだ!」

千早「水瀬さんが泊まって、同じ日にオフ! 何かないと思う方が無理です!」

P「くっ……お前も珍しくオフだったな……普段忙しいくせに!」

千早「社長を脅しーーAランクともなれば多少の融通は効くものです! ……それに忙しいのはプロデューサーもな筈です」

千早「今日は音無さんや社長に無理やり、休みを押し付けられたようですね?」

P「……お見通しか」

千早「ふふ……」

P「まあ、流されないのだけど」

千早「くっ……」

千早「連れて行ってくれないのなら、歌いますよ? 大声で」

P「近所迷惑だ! わかったから、息を吸うな!」

千早「プロデューサーならわかって貰えると信じてました」

かすみ「ち……千早ちゃん?」

千早「? そうだけど……」

かすみ「本物? 本物の千早ちゃん!?」

千早「え、ええ……」

かすみ「凄い!」きらきら

千早「……あの……そんな目で見られたら……ぷ、プロデューサー!」

P「よし、車は二台で行くから」

千早「プロデューサー!?」

そして遊園地。

千早「……プロデューサー」

P「かすみは、普段は大人しいんだけどな……ああなると止まらない」

千早「ずっと質問責めに……無下にする訳にも……」

P「律儀だよな。お前も」

やよい「千早さん? 元気がないんですか?」

千早「大丈夫よ……高槻さん」

やよい「元気を分けてあげますね! ハイ、ターッチ!」

やよい&千早「「イェーイ!」」

千早「力が漲ってきました!」

P「……良かったな」

P「よし、適当に回るか」

長介「兄ちゃん。浩太郎と浩司がヒーローショー見たいって」

P「なら、俺は長介の方につくか……千早と伊織はやよい達を頼めるか?」

千早「はい!」

やよい「わ、私も! ヒーローショーが見たいかなーって」

千早「え?」

P「いいのか?」

やよい「はい!」

伊織「じゃあ、私と千早、かすみで回りましょう」

千早「え?」

P「よし、行くか」

千早「……え?」

P「凄い人気だな……あ、隣良いですか?」

冬馬「別に良い……ぜ……?」

P「冬馬じゃないか」

冬馬「な、何でこんな所に765プロが居んだよ!?」

やよい「羅刹さん、おはようございます!」ガルーン

冬馬「あん? 高槻やよいだったか? 何でお前もいるんだ?」

P(羅刹呼ばわりに慣れたんだな……)ほろり

冬馬「まさか、デートか!?」

やよい「ち、違います! 兄弟で遊園地に来ただけで……」

冬馬「あん? お前等……兄妹だったのか?」

P「まあ、冬馬は知らないよな……」

やよい「みんな、ご挨拶して」

長介「おはようございます」

浩太郎「ございます!」

浩司「ますー!」

冬馬「おう! このヒーローショーを見に来るとは、わかってんじゃねぇか」

P「凄いのか?」

冬馬「な……! 社長仮面TVS社長魔神Kのヒーローショーだぞ!? 知らないのかよ!」

P「偶然だしなぁ……」

冬馬「昔は二人で同じ会社を設立してたんだけどよ。方針の違いで争う事になったんだ!」

P(何処かで聞いたような話だな……)

社長魔神K「ウィ! 今日よりここは、私の拠点会社となる!」

P(あ、何か始まった……)

社長仮面T「そうは行かんぞ、社長魔神!」

社長魔神K「これはこれは……弱小会社の社長仮面ではないか」

社長仮面T「社長魔神! もうやめるんだ! こんな事しても……!」

社長魔神K「ええい、うるさい! やってしまえ!」

社畜魔人「ウィー!」

社長仮面T「ティーン・キック!」

社畜魔人「ウィ……」

社長魔神K「社畜魔人よ! ここにいる子供たちから一人選び、人質にするのだ!」

社畜魔人「ウィー!」

やよい「きゃっ!」

P「お、良かったな。やよい!」

冬馬「……チッ」

長介「姉ちゃんズルいなぁ」

浩太郎「ズルい!」

浩司「いー!」

やよい「良くないよ!」

社畜魔人「来るんだウィー!」

社長仮面T「き、貴様! 遣り過ぎだぞ!」

社長魔神K「戦いに遣り過ぎなんてものがなあ! ある訳ねぇだろ!」ドカッ!

社長仮面T「ぐあっ!」

「大変! このままだと、社長仮面が負けちゃう! 良いこのみんな! 社長仮面を応援して、助けて!」

「負けるなー! 社長仮面!」

社長仮面T「ティーンと来た!」

社長魔神K「ファッハハハハ! 無駄だ! 人質がいる限り、私に負けはない!」

社畜魔人「ウィー!」

やよい「ちょっと苦しいです……」

社長魔神K「ちょっと力を緩めろ。痛がってるだろ」小声

社畜魔人「あ、はい」小声

社長仮面T「くっ……ティーンと来ない……」

長介「頑張れー!」

浩太郎「負けんなー!」

浩司「まけんなー!」

冬馬「お前が負けたら、俺らはどうなんだよ!?」

P「盛り上がってるなぁ……よし、頑張れー!」

社長魔神K「ファッハハハハ!
とどめだ! ウィー・ショック!」

社長仮面T「ぐあぁ!?」

社長魔神K「まだ息があるのか……今、楽にしてやる」

社長仮面T「今だ! ティーン・フラッシュ!」

社長魔神K「くっ……目くらましだと?」

社長仮面T「ティーン・パンチ!」

社畜魔人「ウィー!」ドーン!

社長仮面T「次は貴様だ!」

社長魔神K「許さんぞ、社長仮面!! ウィー・エンド!」

社長仮面T「ティーン・エンド!」

ドーン!

社長仮面T「……」

社長魔神K「……」

社長仮面T「私たちは道を違えたが、まだ……!」

社長魔神K「相変わらず不愉快な男だ……ウィ!」シュッ!

社長仮面T「待て!」

社長魔神K「今日の所は引き分けにしておいてやる!」

社長仮面T「……社長魔神」

社長魔神K「だが! 次は貴様が私の前に跪くことになるだろう! ファッハハハハ!」

社長仮面T「恐ろしい男だ……キミ。戦いに巻き込んでしまって、すまない」

やよい「私は大丈夫です! その代わり、社長魔神さんと仲直りして下さいね!」

社長仮面T「はっははは……約束しよう。ではこれにて……ティーン!」

「皆様。この度は、ヒーローショー社長仮面T VS 社長魔神Kにお越し頂き、ありがとうございました」

「これにてヒーローショーは終わりです……この後、社長仮面Tとの写真撮影がーー」

P「以外と楽しかったな……」

やよい「はい! すっごーく、楽しかったです!」

長介「冬馬さんは?」

浩太郎「知らないー」

浩司「ようじがあるって」

P「まあ、偶然会っただけだしな……伊織達と合流するか」

伊織「来てあげたわよ!」

かすみ「それでね……」

千早「ふふふ……そうなの?」

P「お、かすみ。千早と仲良しになれたか」

かすみ「えへへ……うん」

P「千早もかすみを見てくれて、ありがとうな?」

千早「いいえ……将来的には妹にーー」

P「いつも通りの千早だ。うん」

伊織「せっかく何だから、みんなで回りましょうよ」

やよい「それが良いです!」

P「そうだな。よし、みんなで回るか!」

みんな「はーい!」

コーヒーカップ

P「はっははは……!」

伊織「ちょっと! 速過ぎ……いやあぁぁぁ!」

やよい「め、目が回るかなーって」

お化け屋敷

かすみ「うっ……」がしっぶるぶる

千早「……」がしっぶるぶる

P「前に進めやしねぇ……」

カート

長介&浩太郎「行けー!」

P&浩司「溝落とし!」

長介&浩太郎「!?」

メリーゴーランド

やよい「伊織ちゃーん!」

伊織「は、恥ずかしいから大声で呼ばないの!」

千早「……」パシャ、パシャ

そしてーー夕方。

P「そろそろ帰るか」

浩太郎&浩司「えー!」

やよい「こら、我が儘言わないの!」

伊織「……にひひっ」

千早「水瀬さん?」

伊織「プロデューサー! 普段頑張ってるやよいにご褒美として、観覧車に乗りなさい!」

P「俺は良いけど……」

やよい「い、伊織ちゃん!」

伊織「……今日だけなんだから」

やよい「……うん! ありがとう!」

観覧車。

やよい「……」

P「お前、高いところダメじゃん」

やよい「そ、そうでした……」

P「……」

やよい「……」

P「……決めたんだな?」

やよい「はい……元の世界に……帰ります」

P「……そうか」

やよい「プロデューサーがお兄ちゃんで……楽しくて、嬉しかったけど……私の居場所は……元の世界だから……」

P「……ああ。やよいが正しいよ」

やよい「それに……」

P「ん?」

やよい「もう一人の私も、プロデューサーに会いたくなってると思います!」

P「そうだな。俺も会いたいよ」

やよい「えへへ……あ、体が……キラキラして来ました……」

P「お別れだ」

やよい「う……ひく……ぐすっ……」

P「どうしたんだ? また俺とは会えるだろ?」

やよい「プロデューサーには……会えるけど……お兄ちゃんには……もう……会えません……」

P「……泣き虫なのは同じだな」なでなで

やよい「うっ……お兄ちゃん……ごめんなさい……」

P「最後にあれやるか……」

やよい「ぐすっ……はい……!」

ハイ、ターッチ

イェーイ!

……さようなら。

さようなら。

……お兄ちゃん。

やよい。

やよい「おはようございます!」

P「おう、おはよう」

やよい「プロデューサー! 今夜、晩御飯食べに来て下さい!」

P「ん、何でだ?」

やよい「プロデューサーと晩御飯食べたいから……えへへ」

千早&伊織「……」そわそわ

やよい「千早さんと伊織ちゃんもどうぞ!」

千早&伊織「!」パァ

やよい「プロデューサー! あれやりますよ!」

P「おう、来い!」

ハイ、ターッチ

イェーイ!!

やよい「プロデューサー!」

P「ん?」

やよい「これからもプロデュース、よろしくお願いします!」


END

後半急いでました。相変わらず内容が薄くてすみません……出来れば、もう一人のやよいの話も……いや無理。

とりあえずは、カウントダウンしたいだけのシリーズは終了です。

おまけ

社長仮面T
社長魔神Kの魔の手から地球を守る戦士。
正義感が強く、社員からの信頼も厚い。
必殺技はティーン・エンド。

社長魔神K
社長仮面Tの会社と対立しているのは仮の姿。実は世界を征服しようとしている。
元は社長仮面と親友でありライバル同士だったがやり方が合わないのと、とある自体が原因で仲違いする。
全社員の名前と誕生日を覚えており、社員からの信頼は厚い。
必殺技はウィ・エンド。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom