「で、剣士、魔女。なんであんなことを？」

「だって、暇だし。出れないから…」
「そうそう、出れないからしょうがないだろ勇者。」

「出れないのは魔女が欲を出したから！！あんなな分かりやすそうな罠に引っかからなかったんだ！！」

「私のせいにしないでよ！」
「まぁまぁ、それにあれは最後の思い出と言うことでいいだろ？」

「「え？」」

「抜けるはじゃあな！！」ﾋﾟｭｲｰﾝ

「「……ふぇぇ…いきなりだよぉ…」」

「…剣士殿」

「………」ｽﾔｽﾔ

「剣士殿、剣士殿、起きてください！！」

「………」ｽﾔｽﾔ

「剣士殿、起きなければ…起きなければ、き、…ちゅーをしますよ？」ｶｧｧ

「ほう、ぜひ頼んます」

「……なっ！」ｶｧｧｧｧｧ
「…ぬぁぁぁぁ」ﾄﾞｺﾞｫﾊﾞｷﾞｯ

「」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

「…すみません」ｼｮﾎﾞｰﾝ

>>2
引っかかったのか引っかからなかったのかどっちだ？

>>4

引っかかりました。

剣士「で、巫女さんよ。俺をボロボロまでにしたまでの要件はなんだ？」

巫女「すまないと謝罪したではないか…」ﾎﾞｿ
巫女「要とはな、後もう少しでつくのだ！！」ﾌﾝｽ

剣士「どこに？」

巫女「王国だ！！英雄勇者が育った王国だ！！」ｳｷｳｷ

剣士「…えぇ…行きたくないんだが…」

巫女「なら、剣士殿に払ったお金を返して頂きたい」

剣士「それも…嫌だわー…」ｼｮﾎﾞｰﾝ

巫女「えぇぃ、剣士殿は幼稚か！！行くのだ！！行くのだ！！」ｶﾞｼｯ

剣士「えぇ…」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

とある王国

巫女「着いたぞ！剣士殿！！」ｳｷｳｷ

剣士「そうだなぁ、すごいなぁ、楽しいなぁ」

巫女「剣士殿、もうちょっと楽しくしてくれないか？一人で楽しくしてるのが馬鹿みたいだ…」

剣士「へぇ…すごいなぁ…」ﾌｧｰ

巫女「…」ﾌﾞﾁｯ

ﾄﾞｺﾞｫﾊﾞｷﾞｯｸﾞｻｯ

巫女「剣士殿、楽しいな！！」ｽｯｷﾘﾆｺﾆｺ

剣士「おい」ﾎﾞﾛﾎﾞﾛ

巫女「楽しいなぁ！！」

剣士「おい、ゴルァ！！まな板巫女」

巫女「」ﾌﾞﾁｯ

ﾄﾞｺﾞｫﾊﾞｷﾞｯｸﾞｻｯ

巫女「ふぅ…」ﾆｺﾆｺ

剣士「…な…なんで…最後…刺すんだよ…」ｸﾞﾀｯ

巫女「剣士殿、死ぬとは不甲斐ない」ﾊｧｰ

剣士「殺した本人がそんなことを言うのか？」ﾀﾁｱｶﾞﾘ

巫女「そんなことより、王に会うのだ！！」

剣士「また、いきなりなんでさ？」

巫女　「勇者殿の話を聞きにだ！！」

剣士「その前に、寝る場所の確保をが先な」ﾔﾚﾔﾚ

巫女「ぐぬぬ、わかったのだ！！ついでに剣士殿に話したいこどかあるのだ」

剣士「あぁ…？」

宿屋

店主「イラッシャヤセい」ｾｲｯ

剣士「部屋を２つ」

巫女「なぜなのだ！！そこは相部屋だろう！！」

剣士「無理だ、巫女。何が何でも無理だ。理由はない」

巫女「ぐぬぬ、」

店主「……相部屋ﾃﾞｽﾈ」ｾｲｯ

剣士「待ってくれ。店主話を聞いたろ？　部屋を２つ用意してくれ２つだ」

店主「相部屋ﾃﾞｽﾈ」ｾｲｯ

剣士「店主、聞いてるのか？おい！！店主！！」ｶﾞｼｯ

店主「相部屋ﾃﾞｽﾈ、相部屋ﾃﾞｽﾈ」ｼﾗｯ

巫女「剣士殿、諦めて相部屋に！！」ｶﾞｼｯ

剣士「店主…貴様ぁぁ」ｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙｽﾞﾙ

巫女 (b)ｸﾞｯ
店主（b）ｸﾞｯ

部屋
巫女「剣士殿、こちらを見てくれ。」

剣士「……あ？眠いんだが…！」
剣士（可笑しい、巫女が…ボンキュッボンに…しかも…角だよなアレ）

巫女「どうだ？私の本当の姿だ！」

剣士「へ？…！」ﾊｯ
剣士「……魔王だと！？」

巫女改め魔王「そうじゃ、魔王だ！！」

魔王「どうした？あまりのせくしぃさに言葉を失ったか？」ﾆﾔﾆﾔ

剣士「いや、駄目だろ？　魔王がここにいたら？」

魔王「つまらんのぅ、第一声がそれか？」ﾊｧｰ

剣士「あまりにも、急すぎて頭が追いついてないんだ」

魔王「しょうがないのじゃ、なぜ旅をしてるのか理由を話すぞ？」

魔王「勇者が好きだからじゃ、それが理由じゃ」

剣士「…わかった。これから一人で旅をしろよ？」ﾊｧ

魔王「なぜじゃ！剣士よ！！」

剣士「いや、だってなぁ、魔王の恋の旅なんてなんかなこうモヤモヤと」

部屋の中
魔王「嫉妬かの？嫉妬じゃの？剣士！？」ﾆﾏﾆﾏ

剣士「いや、違う違う。そんな魔王に嫉妬はなんかあるわけない」

魔王「恥ずかしがらずにいいんじゃよ？素直に嫉妬しましたと言うてもいいんじゃよ？」ﾆﾏﾆﾏ

剣士「おい、わかったから早く寝ろ。明日王国に行くんだろ？」

魔王「行かないぞ？」

剣士「おいおい、やめてくれそんな冗談。なんの為にここまで来たんだよ…」

魔王「剣士が私を気にかけてるか試すためじゃよ？」ﾆﾔﾆﾔ

剣士「本当か？」

魔王「本当じゃ？」

魔王「どうしたのじゃ？　まさか、私に愛想を尽くしたのか？　嫌じゃ嫌じゃ！！」ｼﾞﾀﾊﾞﾀ

剣士「暴れんな、魔王。」ﾄﾞｭｰﾄﾞｭｰ