勇者「長旅だし肉便器女でもつれていくか」【R-18】 (231)

過去スレ
その①(2ch.net.雑談2ニュー速VIP)
その②
その③
その④(ここからSS速報)
勇者「長旅だし肉便器女でもつれていくか」 ※R-18 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1398362609/)

続き物です。R-18SSですので、閲覧にはご注意ください。グロ・リョナ等はありません。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1399643456

個人的に前スレの文もこっちに移して欲しいな(ガラケー並の感想)

wiki更新しました
0時頃から再会予定

>>5
前スレ転載はしませんごめんなさい
レス番569-625 730-763 798-877をどうぞ

・前回のあらすじ
商人にカードで負けた勇者は、願いを聞き入れ一夜を共にすることに。
己の中の黒い欲望に流され、二度目の行為に及んでしまった。


――――

俺たちはしばらく抱き合った後、
からだを起こしベッドの隅でくしゃくしゃになっていた下着を身につける。

商人「あーあ、こんなに中で出されたらパンツ履くとき汚れちゃうよ…」

勇者「出して大丈夫だったか…?」

商人「へーき、もう拭いたから」


再び商人の体に手を伸ばし引き寄せる。


商人「んっ…? 寝るよね? ボクもう眠たいよ」

勇者「おう、寝るよ。お休み」

商人「ねぇ、この部屋枕一つしかない?」

商人「ボクたちの部屋から取ってこようか?」

勇者「一つでもいいよ。一緒に使えばいいだろ」

商人「でも、顔ちかくて…恥ずかしいな…」


勇者「いまさら言うことか」

体を抱きしめ、最後にもう一度だけくちづける。

商人「んひゅっ……ん…ふ」

商人はそのまま瞼を閉じ、安心しきった顔で眠ってしまった。



――真夜中――


商人「……ぅ、う」モゾモゾ

商人(……どうしよう)

商人「……」

商人(あぁだめだ、やっぱり寝る前に行っとけば良かった)

商人「ゆうしゃー、おきて…」


商人「おきてー、ねぇ」ユサユサ

商人「ボクのこと離してよー、ねぇ勇者ー?」

勇者「ぅーん…なんだ、朝か?」

勇者「なんだ真っ暗じゃねぇか、お休み…zzz」

商人「あーん寝ないで、ボク、ボク…」

勇者「……? 何。俺まだ眠たいんだけど」

商人「おしっこ…」

勇者「……行って来い」

商人「じゃあ離してよ。ボク動けない」

勇者「あぁ悪い……。ほれ、行って来い」

商人「テーブルのランプ持って行っていい?」

勇者「いいぞ」

商人「トイレ、どこだっけ……? ボクホテルの中わからなくて」


勇者「部屋出て、廊下右にずーっとまっすぐいって、突き当りを左に曲がってから」

勇者「そっからまたずーっと…えーっと、どの辺だっけなぁ。まぁその辺のドア」

商人「えーわかんないよぉ…」

カチャリ

商人「……」チラッ

商人「うっ…廊下まっくら」

勇者「このホテルまだオープンしてないからなー」

商人「無理だよぉ…」

商人「ねぇ勇者ついてきて…ボクこんな真っ暗な廊下無理だよ」

勇者「無理ってなんだよ」

商人「だって、怖い……自分のランプしか灯りないし」

商人「お願い、お願いっ!」

商人「は、はやくしないと、おしっこもれちゃう…」フルフル

勇者(俺眠たいんだけどなぁ)


①ついて行ってやるよ
②その辺の空き瓶にしとけ


>>23

1


勇者「しかたない、こんなとこで漏らされても困るしついて行ってやるよ」

商人「ぁ、ありがとう」


商人「ほんとにまっくら…お化けでそう」

勇者「1人でトイレいけないってお前一体なん」

商人「15歳」ギュッ

勇者「はいはい、はい」

商人「前歩いて」

勇者「大丈夫だから、漏らさないよう歩けよー」

商人「もらさないもん…」

勇者「晩飯のときあんなに水飲むから」

商人「だってぇ…」

勇者「せめて寝る前に行っとけばさ、ふぁ~」


商人「しょうがないよあの時全然そんな気しなかったもん」

勇者「良かった、エッチしてるときに漏らされなくて」

商人「…っ、も、もうその話いますることじゃないでしょ」

勇者「タダで泊まらせてもらってるのにさすがにベッド汚したらまずいよなぁ」

商人「トイレ、トイレどの扉?」

勇者「着いた。ここ」

ガチャッ

商人「あっ、も、もれ…りゅ」

勇者「じゃ、閉めるぞ」

商人「あーまってまって! 灯りがないと見えないよ」

勇者「…悪い。じゃあランプ持って入れ」

商人「ドアあけてていいからそこにいて!」

商人「ぼ、ボクもう…っ」スルスル


手元の灯りで商人の下腹部を照らしてやる。
屈みこんだ商人の縦スジがぼんやりと浮かび上がる。

勇者「みえちゃうぞー」

商人「目閉じて! あ、耳も塞いでっ」

勇者「手ふさがってるから耳ふさげねーわ」

商人「あっ、あっ……あぁ」

チロロ…チロロロロ…
放たれた水流が勢い良く水面を跳ねる音が響き渡る。

商人「ほぅ…」

商人はホッとした顔で息をついた。


勇者「すげー出るな」

商人「聞かないでって言ったのに……」

勇者「誰かさんにランプ持ってろって言われたから耳ふさげませーん」

商人「だってぇ……」

商人「うぅ」

勇者「ちゃんと拭けよー」

商人「そんなこといわれなくても、子供じゃないんだから」

勇者「全部だした?」

商人「うん…ごめんねおしっこ付き合わせちゃって」

勇者「……いいよ。いいもん見れたし」

商人「変態……ていうか見てたの? 目も瞑ってって言ったのに」

勇者「すげー黄色かった。けど灯りのせいか」

商人「そんなこと聞いてないよばかっ!」


その後俺たちは手をつないで部屋へと戻り、
元の形で抱き合うように眠りについた。




――翌日 喫茶店――


支配人「おはようございます」

勇者「よぉし、今日も頑張るぞ」

支配人「昨夜はよく眠れましたか?」

勇者「まぁな、だき枕もあったし」

支配人「はて…? ふぉふぉふぉ、まぁいいでしょう」

支配人「女性陣はまもなく着替え終わるでしょう。もう少しお待ちを」

勇者「俺は何すんの」

支配人「どうぞこちらに。お客様」

勇者「客ぅ?」

支配人「本日は勇者様をお客様として接客の練習をいたします」


勇者「あぁなるほど、俺が客か」

支配人「開業まで時間があまりございませんゆえに、実践経験が最良かと思いまして」

勇者「じゃあ適当にメニュー注文すればいいんだな」

支配人「お願いできますか」

勇者「オッケー。現場は俺にまかせとけ!」

支配人「では1人ずつ呼んでまいりますので」

勇者「おう」


――――


僧侶「いらっしゃいませ、お客様」

勇者「おぉ、僧侶ちゃんメイド服すごい似合ってる」ガタッ

僧侶「メイドじゃなくてウェイトレスですよ!」

勇者「フリフリだなぁ、スカート短いし」

勇者「胸のところもすごい強調されてる…」

僧侶「ちょっと! あちこち突き回さないでください」


勇者「高そうな素材だ。一着くらいもらえるかと思ったが」

僧侶「貰ってどうするんですか…」

勇者「そりゃもうこれ着てエッチ…痛゛ッ」

僧侶「お客様、ご注文はどうなさいますか」

勇者「えっと…なんでもいいんだけどな」ヒリヒリ

僧侶「では本日のコーヒーがおすすめですよ」

勇者「じゃあそれで…」

僧侶「かしこまりました。すぐにお持ちいたしますのでしばらくお待ちください」

勇者「……。僧侶ちゃんって…意外となんでも卒なくこなすタイプ?」

僧侶「自分のイメージどおりにやってるだけですけど」

勇者「将来メイドにしたい、ようなしたくないような」


僧侶「嫌ですよ勇者様みたいなご主人様」

僧侶「絶対へんなことばっかりやらせますし」

勇者「例えば」

僧侶「例えばー……いいませんケド」

勇者「どういうことされる想像したの」

僧侶「いま自分で言ったじゃないですか。この服きてゴニョゴニョ」

勇者「したいんだ? ほんとは」

僧侶「しません」

勇者「やっぱこの仕事おわったら無理言って一着もらっておくかなぁ~~」

僧侶「くれるわけないでしょ」

僧侶「じゃあ、次盗賊さん呼んできますね」

僧侶「あ、釘さしておきますけど、盗賊さんに変な事言っちゃだめですよ」


――――


盗賊「……なに笑いをこらえてるんだッ」

勇者「いやっ、違っ…そう見える!?」

盗賊「どうせ似合ってないんだろ!」

盗賊「あの爺さん『とてもお似合いですよ』なんてわかりやすいお世辞言って…はぁ」

勇者「まぁ気に入ってるかどうかは別として可愛いと思うぞ」

盗賊「服が、だろ」

勇者「い、いや盗賊、が…」

盗賊「白々しい」

盗賊「だいたいなんなんだこの胸元強調したデザイン。私への嫌がらせか」

勇者「それ伯爵の趣味」

盗賊「早く終わりたい。できれば裏方に回りたい」


勇者「周りの目気にせずキリっとしとけばいいと思うぞ」

勇者「さぁ接客接客」

盗賊「そうだった。注文何にする」

勇者「そんなのダメダメ」

盗賊「…」

勇者「お前でも喫茶店くらい行ったことあるだろ?」

盗賊「あるに決まってるだろ」

勇者「はいじゃあやり直し」

盗賊「注文…何にする…?」

勇者「そのしかめっ面をやめろ」

盗賊「どうしたらいいんだ」

勇者「もっと柔らかい表情と声色で、ふかぶかと頭をさげて」

盗賊「なんでそんなことお前にしなくちゃならないんだ」

勇者「俺今日は客です」

盗賊「うーん」

勇者「恥ずかしいとか? 言葉遣いがわからないなら教えるけど」

盗賊「癪。単に」

勇者「お前接客やめとけ……」



盗賊「向き不向きがあるんだよ」

盗賊「私は僧侶たちみたいに媚びたことするのは無理」

勇者「接客商売なんて頭さげてなんぼだぞ……」

盗賊「私!盗賊だし!」

勇者「だな…」

盗賊「じゃ、商人呼んでくる。早く勇者に見せたいってうきうきしてたよ」

勇者「へぇ」



――――


商人「見て見て!」クルン

勇者「おー」

商人「これすごい可愛いよね!?」

商人「僧侶すっごく似合ってたでしょ!? まさにメイドさんって感じ!」


勇者「お前がスカート履いてるとこ初めて見た」

商人「う、うんそうなんだけど。スースーして変な感じ」

商人「似合う…かな?」

勇者「…」

ペロン

商人「ふあっ!?」

勇者「よし、水色」

勇者「こんなパンツ持ってたんだな」

商人「あーなにするの! ばかっ!」

勇者「お客さんにバカは無いだろ」

商人「や、やっぱりさ、めくればすぐパンツ見えちゃうのって変だよね…?」

勇者「だから男は嬉しいんだよなぁ」

商人「そんなもんなの?」

勇者「お前は全然これっぽっちもスカート履かないのか?」

商人「履かないよ! ボク男に見られたいもん」

勇者「え゛?」

商人「商売するときはね、女だとナメられて不利になることもあるんだって!」

商人「だからボク男っぽくしてなきゃ!」

勇者「あ、あぁ…そうか」

勇者(こんだけちんちくりんだと男も女もなく普通にナメられると思うが……)

勇者(まぁ黙っておこう…)

商人「でもいまは喫茶店で働く女の子だよ♪」

商人「いらっしゃいませ、ご注文なににしますかー?」

勇者「じゃあたまごのサンドイッチで」

商人「すぐにおもちしますねー。失礼しまーす」

勇者「おーいちょっとまって」

商人「なぁに?」

ナデナデ

商人「ふ? どうしたの急に…」

勇者「いや。なんか急に撫でたくなって……悪い」

商人「…? おさわり禁止だよっ! じゃあまたあとでね!」


――――


武闘家「おまちどおさま」

コトン

武闘家「んーっと、こっちがサンドイッチでこっちがコーヒー」

勇者「それは見ればわかるぞ」

武闘家「ごゆっくりー」スタスタ

勇者「あーまてまてまて」

武闘家「!? う、ウチにまだ何か」

勇者「ちょっとこっち向け」

武闘家「……」

勇者「こっち向け」

武闘家「なんなん」

勇者「お前、来る途中サンドイッチ一個食べたろ」

武闘家「!」

勇者「…お前なぁ~」グリグリ

武闘家「い、いひゃっ、あーごめんなさいお腹へってて」


勇者「本番では絶対するなよ!」

武闘家「しません…」

勇者「約束だぞ」ムギュ

武闘家「しぃまひぇん」

勇者「うまかった?」

武闘家「うん」

勇者「……」

武闘家「ウチたち働かせて勇者だけ先に食べるのずるい」

勇者「俺は食べるのも客としての仕事だから」

武闘家「う~~っ」

勇者「あとですきなもん頼んでいいらしいから、ほら研修頑張れ」

武闘家「ほかにウチに言うことないの」

勇者「え~っと、よくお似合いで、ミニサイズだけど」

武闘家「でしょ! 動きにくいけどウチこの格好結構気に入ってる」

更新終了。また暇な時更新します。

遅ればせながら
本日23時くらいに更新

合間見つけてキャライラスト少しずつ進めています
ラフくらいしか出来てないので色塗ったらそのうち公開します


――――


支配人「勇者様、研修お疲れ様でした」

支配人「いよいよ明日から開店でございます」

勇者「忙しくなりそうだな」

支配人「ホールは皆様におまかせしますが、裏方には私どもがおりますのでご心配なく」

勇者「つってもさぁ、伯爵のやつ飲食関係の経営は今までこれっぽっちも当たってないんだろ?」

勇者「なんか不安なんだけど…」

勇者「特にうちの小娘たち。あんな付け焼刃の接客でなんとかなるもんか?」

勇者「なかには敬語すらつかえないひどいのもいた」

支配人「可愛らしいウェイトレスさえ確保できればとのお達しですので」

勇者「あぁ、そう……」

勇者「そういう店なのね…」

支配人「多少不躾なお客様方もいらっしゃるとおもいますが、目をつぶっていただけますかな?」

勇者「しゃーねぇか…」

勇者「かわいいウェイトレスみたらついつい声かけたくなっちゃうもんな」


勇者「あいつらまだ着替えてんのかな」

支配人「もうまもなくかと」

支配人「それと、本日は別宿を手配いたしますがよろしいですな?」

支配人「昨晩お泊りになったホテルはグランドオープンにむけて最後の清掃がございますので」

勇者「わかったよ」



――――


勇者「で、またボロ宿だ」

盗賊「こっちのほうが私落ち着くな」ギシギシ

商人「ベッド硬いよ…」

僧侶「まわりに良さそうな宿たくさんあったのにどうしてわざわざ…」

勇者「ここならタダで貸してくれたんだよ!!」

武闘家「zzz」


勇者「今晩どうする」

盗賊「ご飯食べて、適当に風呂入って寝る」

勇者「じゃなくて、ベッドが足りないんだよまた…なんで4人部屋を手配したんだよ」

商人「前行った街のときみたいだね」

勇者「あぁそうだなあの晩はたしか」

僧侶「…ぁっ///」

商人「?」

僧侶「な、なんでもないですよ…みんな普通に寝ましたよね?」

盗賊「確か私酔って先に寝ちゃったんだよな」

盗賊「もったいないことした」

武闘家「zzz」

僧侶「それじゃあ今日は一生懸命研修に励んだ私達を労うということで」

盗賊「勇者床な」

勇者「はぁ!?」


勇者「勘弁してくれよ~」

勇者「ベッドを目の前に床で寝るとか冗談だろ」

勇者「な? だれか一晩ベッド入れてくれよ」

勇者「つーかお前らが誰かセットで寝ろ!!」

僧侶「……」

盗賊「……」ポリポリ

商人「……」もじもじ

勇者「商人!」ガシッ

商人「うあっ、あ、えっと……」

勇者「商人! いや商ちゃん」

商人「どうしようかな」

盗賊「じゃあさ武闘家のベッドにもぐりこんだどうだ。もうすっかり寝ちゃってるし」

勇者「寝てる間に固められるからNOだ」


僧侶「はぁ。もう好きにすればいいんじゃないですか」

僧侶「どうせ誰かしらがセットにならないとダメなんですから」

僧侶「勇者様が好きに選んでいいですよ」

勇者「そうしよう! そうしよ!」

僧侶「選ばれた人は今日は厄日だったということで」

勇者「なんて事言うんだ」

盗賊「僧侶、その提案本気?」

僧侶「え、ええ本気ですよ。その代わりほんとにただ一緒に寝るだけですからね」

僧侶「なにかしようとしたら部屋の外に追い出しますから」


勇者「わかったわかった! じゃあ」

①武闘家と寝る
②僧侶と寝る
③盗賊と寝る
④商人と寝る

>>100

3


勇者「じゃあ……フフフ」

僧侶「決まりましたか?」

勇者「フフフ」

商人(おいでー)

盗賊「なんだよその気持ち悪い笑み」

盗賊「さっさと商人でも抱きかかえて、隅のベッドで寝てろ」

勇者「お前、まさか自分は選ばれまいなどと、高を括ってるんじゃないだろうな」

盗賊「は…?」

勇者「決めたぜ。今夜はお前に迷惑かける」ビシッ

盗賊「ぅ、嘘だろ…」

商人(あれ……)

勇者「なにもしないなら拒否も抵抗もされる筋合いないんだよなぁ、なぁ僧侶ちゃん」

僧侶「そうですね」

僧侶「盗賊さん、ありがとうございます」

盗賊「なにがだよクソっ」


僧侶「それじゃあ私たちもう寝間着に着替えますので」

勇者「おう!」

僧侶「おうじゃなくて」

勇者「あ、あぁ一旦出て行けってことね」

僧侶「はい」

勇者「長旅なのに毎回これじゃ俺の心労はたまったもんじゃないぜ」

僧侶「気遣いしたくないなら、男の人と旅すればいいじゃないですか」

商人「あは、それもいいんじゃないかな?」

商人「伯爵とお話してたときすごく勇者たのしそうだったしさ」

勇者「そう?」

勇者(『長旅だし肉便器男でも…』って考えたくもねぇな!)

盗賊「おい早く出ろ」

勇者「悪い…」

勇者(女と旅するとこれがなぁ)



――――

コンコン


勇者「お嬢様方、お着替えおすみでしょうか」

勇者「……。よし済んだな!」ガチャッ

商人「うわわっ!?」

盗賊「…っ!?」

僧侶「きゃっ、ちょ、ちょっと入って良いって言ってないでしょ!」

勇者「んだよ。まだかよ」

勇者「見てないから早く着替えてくれ。廊下くらいんだよ」

僧侶「……もー」

盗賊「なあ、私ほんとに今夜このデリカシーの欠片もない奴と寝るのか?」

僧侶「ありがとうございます」

盗賊「チッ……次は僧侶だからな。絶対」

僧侶「わかってますよぉ…」もにょもにょ


――――


商人「暗くしていーい?」

僧侶「おやすみなさい」

勇者「盗賊! ほれ、こい! 来い!」

盗賊「壁のほう行け」

勇者「枕は一つしかないんだ!」

盗賊「私いらないから」

商人(一緒につかえば楽しいのに)

商人「おやすみなさーい」


・・・




勇者「なぁ、寝た?」ヒソヒソ

盗賊「……」

勇者「…寝た?」

盗賊「……うるさい。声だすなよ」

盗賊「早く寝ろいますぐ寝ろ」

勇者「ちょっとくらい話しようぜ」

盗賊「……少しなら」

勇者「ならこっち向けよ。」

盗賊「……」クルン

盗賊「…っう、近いなお前」

勇者「狭いんだよ」

盗賊「で、何。くだらない話だったら寝る」

勇者「お前さ、俺と会う前はなにしてたの」


盗賊「前言ったろ。廃業しかけの盗人って」

勇者「盗れる相手さがしてあちこち?」

盗賊「うん…そうだけど」

勇者「じゃあその前は? 仲間とかいなかったのか?」

盗賊「仲間……」

盗賊「いや、仲間と言える仲間はいなかった」

盗賊「共謀相手なら居たけど、あれは仲間じゃない」

勇者「ずっとひとりだった?」

盗賊「…まぁね。14くらいのころからずっと1人。私1人のほうが動きやすかったからいいんだ」

盗賊「話それだけ?」

勇者「率直に聞くけど。旅、楽しいか?」

盗賊「……! わ、わからない」

勇者「楽しくないか?」

盗賊「…そんなに悪くはない、かな」


盗賊「お前は変なやつだし、僧侶は口うるさいし、子どもたちもやかましいけど」

盗賊「嫌じゃない。悪い気分にはならない」

勇者「…そっか!」

勇者「みんなで旅するんだ。きっとこれから、楽しいと思えることたくさんあるさ」

勇者「俺保証する」

盗賊「どうだか。どうせ今日みたいないかがわしいコスプレさせたりするんだろ」

勇者「いやそれは…」

盗賊「それも着替えものぞかれるし、風呂も見られるし、…ベッドで、え、えっちなことも」

勇者「されてーのか?」

盗賊「ち、違うっ」クルン

勇者「あ! おい…こっち向け。おーい」

盗賊「おやすみ」

勇者「……」


①背中を抱いて寝る
②えっちなことをする

>>112

2



盗賊はツンとした態度で寝返りをうち背を向けてしまった。
今日は僧侶ちゃんから借りたのだろう、ぶかぶかのキャミソールの肩紐がずれ、
きれいなうなじから肩にかけての細くてきれいなラインが俺の眼前に現れる。


勇者「…」

俺はそのラインに人差し指を滑らせ軽くくすぐる。

盗賊「うっ…」

勇者「こっち向け」

盗賊「…寝るから」

勇者「これでも?」ツツー

盗賊「…! 良いっていってないだろ」

勇者「でもお前、こういうことされてーんだろ?」

盗賊「……寝る!」

勇者「強情だな」


盗賊「わかってるよな? 変なことしたら部屋から追い出すから」

勇者「お前1人で? 俺を?」

盗賊「…!」

勇者「なんの抵抗もできない盗賊"ちゃん"がどうやって俺を追い出すのかな」

盗賊「…ひ」

すらっとしたうなじを撫でながら、もう片方の腕を腰にまわす

盗賊「ひゃっ…あっ…待」

勇者「しー。僧侶ちゃんたち起きちゃうぞ」

盗賊「こんなの、ダメ、だ」

勇者「男女が一つのベッドで夜を共にするってことはこういうことだ」

勇者「それともお前が眠りに落ちてからにしてやろうか?」

盗賊「そ、それもだめ」


勇者「休憩室でも浴場でもお前とはしそびれちゃったからな」

勇者「たまってるんじゃないか?」もぞもぞ

盗賊「お前はどうなんだっ、毎日毎日節操もなく私達に手をだして」

盗賊「よく飽きないな!」

勇者「……。ふー」

ふいにうなじに息をふきかえる。

盗賊「はっ」ビクッ

盗賊「やめろって…私お前のこと嫌いになるぞ…っ」

勇者「そうか、残念だ。じゃあ仕方ない」

盗賊「ほ…」

勇者「俺は俺で考えがある。嫌われるならお前の体の方を俺にメロメロにしてやろうかな」

盗賊「えっ…やめ」


後ろから抱きつき、下着の中に手をもぞもぞと潜り込ませる。
盗賊は何度も肘打ちしてくるが気にもとめず、わずかに生える恥毛をかきわけ、その奥にある箇所に指先で触れた。

盗賊「あっ…嘘」

勇者「欲求不満なんだろ?」

盗賊「不満じゃない、どっちかっていうとお前だろ」

勇者「大丈夫。最後まではしないから」

勇者「ちょーっとお前に気持ちよくなってもらって、楽しい旅の思い出にと」

盗賊「なるかっ! あうふっ、あっ…」

勇者「まだ濡れてないか」グリグリ

盗賊「やめ、ろぉ…」

勇者「お前はどこ触るのすき?」

盗賊「聞くなそんなの…」

勇者「ひとりでするときどこ中心?」

盗賊「言うわけないだろっ」

勇者「1人ですることはあるんだな?」

盗賊「あっ…クソ」


勇者「素直じゃないなぁお前のここは」


盗賊の恥部はまだ十分には濡れておらず、埋めようとした指が押し戻される。
しかたなく俺は指先で穴のまわりをほぐすように撫でる。

盗賊「いっ、きっ、あ」

勇者(あんまり無理したら痛そうだな)

勇者「前におまんこ触った時はローションつかったっけなぁ」

盗賊「おまっ!?」

勇者「しぃー。お前濡れにくいタイプ?」

盗賊「お前がへたくそだからだ」

勇者「なんだよぉーその口の悪さ。俺とするまで全く未経験の処女だったくせに」

盗賊「~~~ぅぅ!!」



第一関節までを膣内に入れ、入り口のあたりをこりこりと引っ掻くように擦る。

盗賊「あっ、だめ、だめ、だめ」

盗賊はふるふると首を振り、半身を返して俺の腕を掴みやめさせようとする。


勇者「抵抗されると余計いじめたくなっちゃう」

盗賊「それ以上したら声だす。僧侶起こす」

勇者「おお怖い。だけどお前にしてはずいぶん他力本願で笑えちゃうぜ」


俺は盗賊の口を平手で覆い、恥部をまさぐる指を一気に奥まで突き刺した。

盗賊「んんっ!? ふぅ! んぅ~~!!!」



勇者「入っちゃったなぁ。中指あったけぇ」

盗賊「…んー、んー!!」

勇者「前はこうやって十分に指ではしてやれなかったからなぁ」

勇者「中すげぇつぶつぶしてる」


俺は膣内を味わうように無骨な中指を妖しく動かし、盗賊の好きなポイントを探る。


盗賊「んぅーー!」

勇者「ここが好き?」

勇者「それともこの辺?」

盗賊「んっ~! ん」

勇者「ハハ、何言ってるかわからねぇな」


勇者「イキたいか?」

盗賊「……」

勇者「イキたいよな?」

再び尋ねると盗賊は低い声でうーっと唸る。
もうすっかり抵抗することは諦めていて、俺の指先に神経を集中させて、
身を任せているようだ。


勇者「最初からそうすればもっとイチャイチャできたのに」


盗賊が手のひらを何度かなめてくる。
この手を離せと言っているのだろう。
俺は離したあと、わずかに唾液のついた手の平で盗賊の頬をなでる。


盗賊「うぐっ…もう叫ばないから…早く終わらせて」


勇者「俺の指どうしてほしい?」

盗賊「……」

勇者「教えてくれないとわからないなぁ」

盗賊「奥の」

勇者「この辺の?」グリッ

盗賊「あっ…もうちょっと手前の、おなか側の」

勇者「この辺?」グリグリ

盗賊「そ、そこっ! あっ…あっ」

勇者「すっげぇ濡れてきたな」

盗賊「うるさいな…あっ、いひ」

勇者「嬉しそうな声だして」

投稿間が長いけどリアルタイムで書いてるのかな?



盗賊「もう、イキたい…」

盗賊「もう少しだけ速くうごかして」

勇者「ほら」

膣を探る指の律動を速める。
くちゅくちゅと水音が奥で鳴り、溢れた愛液が下着に染みる。
盗賊の膣内は指先のしっかりとくわえこみ、離すまいとしめつける。

勇者「お前もほしがりだなぁ」

盗賊「はっ、ふっ、うう…イキそ」

最後にジュッと大きく膣壁をこすりあげると、
ドクンドクン激しく収縮を繰り返し、腕の中の盗賊は絶頂に達した。

盗賊「ううっああああっ~~ああっ!!」

盗賊「ひゃうあああっ、イクっイクぅ! イクっ…!」

盗賊「はぁは、はぁ……は」

盗賊「あー……イケた…」

盗賊「はぁ…はぁ。ふぅー…」


盗賊は肩で息をしたまま振り返り、俺と顔をあわせる。
目元は涙ぐんでおり、頬も赤く染まっている、ようにみえる。


勇者「指べとべと」


愛液でぬるぬるになった中指を顔のあたりに近づけると
パシッとその手を払われてしまった。


盗賊「お前がしたんだろ」

勇者「でもイケてよかっただろ? すっきり眠れそうだな?」

盗賊「…………おやすみ」


盗賊はぶすっとした声でそう告げると、俺の腕のなかで丸くなり眠りについた。



――翌朝――


勇者「ガーzzz ぐぉぉ…zzz」


僧侶「へー、意外です。勇者様にしては、なにもなかったんですね」

盗賊「あぁ、してないぞ」

僧侶「ほんとですか~?」

盗賊「ほんとだ!」

商人「うー…ん。おはよー」

僧侶「おはようございます」

商人「盗賊よくねむれたでしょー?」

盗賊「えっ? あぁ、寝覚めはいつになく良いような」

商人「でしょー、勇者と寝るとすっきりするんだぁ」

僧侶「……」

商人「僧侶も今度勇者と寝てみるといいよ」

盗賊「そうだな。お前だけあいつと一緒のベッドで寝てないもんな」

僧侶「寝なきゃだめなんですか…」

小休憩

>>126
選択肢挟むので書き溜め無


武闘家「ふぁ~、もう朝?」

僧侶「今日は、いよいよ喫茶店オープンの日ですよ」

武闘家「ウチお仕事するの人生で初めて!」

武闘家「たのしみ~」

商人「勇者いつまで寝てるんだろう」

僧侶「放っておいたらいつまでも寝てますよあの人」

商人「ボク起こしてくる」

武闘家「ウチも!」


武闘家「どーん」

商人「えーい」

勇者「おぅげ! い゛で」

武闘家「おきろー」

商人「おきてー?」


勇者「乗るな乗るな」

商人「あは、早くおきてよー」ゆさゆさ

勇者「うおぉ、二人も乗るとおもてぇんだよ…起き上がれねぇよ」

勇者「ええい腹を叩くな」

武闘家「あははは」ペシペシ

商人「目さめたでしょ?」

勇者「あぁ…ひどい目覚めだ」

僧侶「パパみたい」

勇者「うるせー……」

武闘家「朝ごはんたべたい」

勇者「なら先に喫茶店いって爺さんになんかつくってもらえよ…」

商人「勇者もいこうよー」

勇者「着替えるから降りろお前ら!」



――喫茶店――


支配人「それでは起き抜けに、当店のオリジナルブレンドです」コトッ

勇者「ズズッ…さすがだな爺さん」

支配人「伯爵様推薦の豆を使っております」

僧侶「おいしい…」

盗賊(コーヒーの良し悪しわからない…)

商人(苦…)

武闘家「まずい!」

勇者「ガキンチョは砂糖とミルクいれとけ」ドバー

武闘家「コクッ…あまくておいしい!」

商人「……」

勇者「お前も入れるか? お子様の舌にはこれは苦いだろ」

商人「ボクは…い、いい! あーコーヒーっておいしいな」

勇者「あ、そう」


支配人「皆さんにはこの後制服に着替えていただきます」

支配人「いよいよオープンでございます」

支配人「その後は研修の通り、いらっしゃったお客さんを席まで案内してください」

僧侶「なんだか緊張しちゃいますね」

武闘家「甘、甘♪」ゴクゴク

商人「どんなお客さんくるのかなぁ……苦」ズズッ

勇者「あれでしょ、こんな辺鄙な場所まで観光にきたじいさんばあさんばっかだろ」

盗賊「だといいけどさ…」

盗賊(今朝から周辺を妙なやつらがうろついてるんだよなぁ…)



勇者「んじゃ、朝食すんだし行動すっか」

勇者「お前ら着替えてこいな」

僧侶「ではまたのちほど」

支配人「勇者様はウェイター服をお召しください」

勇者「おう」


 ・ ・ ・

勇者「…」そわそわそわ

僧侶「あら……」

武闘家「勇者かっこいいー」

盗賊「…ッ」

商人「わぁ…//」

支配人「勇者様、大変エレガントでお似合いですよ」

勇者「そうかぁ…? あんまり髪の毛いじったりするの好きじゃないんだけどな…」

支配人「品性はまず見た目から。伯爵様のお考えでございます」

勇者「わーるかったな下劣な男で」


商人「勇者っ! いつも髪の毛整えたほうがいいよ!」ピョンピョン

勇者「めんどくさいからパス」

武闘家「かっこいいーのに!」

勇者「そんなに似合ってるか?」

盗賊「逆にうさんくさい。まずスーツがおかしい」

僧侶「女の人を騙して生きてそう…詐欺師っぽいです」

勇者「だろ」

勇者「なんて事言うんだお前ら」

支配人「まもなく開店です」



カランカラン


勇者「お、来客一号だ。ほら、行って来い」ポン

商人「あ、ぼ、ボク、緊張し、してきちゃて」

勇者「なんだよつかえねー。僧侶ちゃん頼むわ」

僧侶「えぇ」


僧侶「いらっしゃいませ、お二人様ですね」

太った男「ふ、ふひ」

眼鏡の男「こ、これは…うわさどおりですな」

僧侶「お客様? こちらへどうぞご案内します」



盗賊「おい」グイッ

勇者「なぁんだよ」

盗賊「品性の欠片もなさそうな客がぞくぞくと来てるんだが?」

勇者「俺にそんなこと聞かれてもな。つーか失礼だろ小声にしろ」

盗賊「なにが観光のおじさんおばさんだ」

盗賊「どうみても…この衣装目的な客じゃないか」ヒラリ

勇者「あぁ……だな!」

勇者「どんまい!」

盗賊「ふざけるなー!絶対むりだぁー!」ゆさゆさ

勇者「……」

勇者「じゃあ聞くが、お前は僧侶ちゃんや商人や武闘家にだけ接客させるのか?」

勇者「いたいけな少女たちをあんなギラついた目をした野獣達の檻の中に放り込むのか?」

勇者「お前が加われば、せめて彼女らが奇異の目にさらされる機会は少なくすむのに」

盗賊「クッ…わかったよ。私もいく」

勇者「はよいけ」



――――


勇者「はー客足おちついてくると暇だな」

勇者「まぁ元から俺は暇だが」

僧侶「勇者様。暇なのは結構ですが、肘ついてだらけるのやめてください」

僧侶「せめてカウンターの中でくらいシャキっとしてましょうよ」

勇者「そういやぁさ。ここでずーっとホールみてたんだけど、僧侶ちゃんモテるなぁ~」

僧侶「え? なんですいきなり」

勇者「通りかかる度に追加の注文もらってるじゃん」

勇者「あれ僧侶ちゃんにテーブルまできてほしいからだぜ」

僧侶「そうなんですか? 私お仕事で手一杯で、大変でしたのでさっぱり」

勇者「あの客、最初に僧侶ちゃんが案内した人だけどもうコーヒー何杯目だよ」

僧侶「そういえばずっと飲んでるような…」



勇者「喫茶店はいいなぁ。こういうとこでだらーっと余生を過ごしたい」

盗賊「お前がだらっとできるのは私らがせかせか働いてるからだろ!」

勇者「お! お前も戻ってきたのか」

盗賊「注文通しにきただけ!」

僧侶「慣れました?」

盗賊「まぁね。顔と足ばっか見られてヤな気分だけどっ!」

僧侶「もうすこしゆったり歩かないとだめですよ」

僧侶「あんまりせかせかしてるとお客様落ち着けませんから」

盗賊「ウェイトレスの鑑だな」

勇者「おいお客さん呼んでるぞー」

僧侶「はぁいただいま参ります!」

盗賊「早く一日おわらないかな…」


 ・ ・ ・


眼鏡の客「君もかわいいねぇ」

商人「えっ、えっ? あっ、ありがとうございますっ」

太った客「私は俄然おっぱいの大きい子ですな」

眼鏡の客「いやいやこの子も十分素質ありますぞ。将来がたのしみですな」

商人「あのっ…」

太った客「コーヒーのおかわりいただけますかな?」

眼鏡の客「私にも」

商人「はいっ!」



勇者「よぉどうした」

商人「あのね、コーヒーおかわりだって」

勇者「……おう。やけに機嫌いいな」

商人「ボクかわいいって言われちゃった…えへ」

勇者「…あぁ…? フリフリしてるしな」

商人「勇者はどうおもうかな…?」チラ

更新終了
次回『メイドプレイ』

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