アルミン「フフフ・・・」(63)
書き留めて無いですがだいたいその場の発想でサクサクいきます。
――朝 食堂
ミカサ「アルミン!!」
アルミン「うわっ! おはよう。早いね、ミカサ」
ミカサ「おはよう・・・エレンがおかしい」
アルミン「エレンが?」
ミカサ「そう」
アルミン「・・・どういう風におかしいんだい?」
ミカサ「・・・とてもとても不本意なのだけれど、認めよう。普段エレンは私に冷たい・・・と思う」シュン
アルミン「ハハハ・・・まぁエレンだけじゃなく僕達の年頃はミカサがやってる様に甲斐甲斐しく世話されるのには少し抵抗があるだろうし、そういった所で照れ隠しとして普段の態度が出ても仕方ないよ」
ミカサ「・・・」
アルミン「それで?それとどういった関係があるんだい?」
ミカサ「そう・・・ついさっきの事なのだけれど・・・」
――朝 洗面所
ミカサ「・・・!」テクテク
ミカサ「エレン、おはよう」
エレン「ん?あぁ、おはよう、ミカサ」ニカッ
ミカサ「!?」
ミカサ「(出会い頭開幕笑顔!?どういうことなの!?)」
エレン「どうしたミカサ?俺の顔になんかついてるか?」
期待してる
ミカサ「・・・ハッ!いえ・・・あっ、まだ濡れてる」フキフキ
エレン「んっ、悪いな。ありがとう」ニカッ
ミカサ「!?」クラッ
ミカサ「(いつもなら「んなの自分で出来るからいいって言ってるだろ!?」って怒られるはずなのに・・・)」
ミカサ「・・・エレン、何かあった?」
エレン「? 何のことだ?」キョトン
ミカサ「(本当に心当たりがないという顔・・・一体・・・)」
ミカサ「いえ、ごめんなさい。なんでもないの」
エレン「? 変な奴だな」ハハッ
>>4
上手く無いとは思いますが、ありがとうございます。
――
ミカサ「ということがあった・・・」
アルミン「うーん・・・確かにエレンにしては素直な反応だとは思うけど・・・」
ミカサ「今までッ!今までこんな事は無かったッ!あれは明らかに異常ッ!」ドンッ
アルミン「言い切ったね・・・」
ミカサ「・・・これはもしかして私の思いが報われた・・・?」ッハ
アルミン「アハハ・・・まぁでも機嫌がいいとか本人の自覚もない何らかの変化があったんじゃないかな・・・ちょっと様子を見てみようよ」
ミカサ「分かった・・・」
――朝 食堂前
エレン「おはよう。ユミル、クリスタ」
ユミル「おぉ?エレンか」
クリスタ「おはよう、エレン!」
クリスタ「今日は早いんだね?」
ユミル「死に急いでる誰かさんはいつも遅くまで訓練して寝坊するからな」
クリスタ「もう!ユミル!そんなこと言っちゃだめでしょ?」プクー
ユミル「へいへい(怒ってる天使可愛い)」
エレン「酷い言われようだなぁ・・・」ポリポリ
エレン「でもそんなこと言ったらユミル、クリスタの方はどうなんだ?」
ユミル「んぁ?どういうことだ?」
エレン「俺は確かに死に急いでるかも知れない・・・今まで黙ってたけどクリスタは死にたがってるように見えるぞ」
ユミクリ「!?」
クリスタ「エレン・・・それは、えっと・・・」
ユミル「てめぇ何を言いやがる」
エレン「まぁ、待てよ。別に悪く言いたいわけじゃないんだ」
エレン「でもそうなんだろう?」
ユミル「・・・」
クリスタ「・・・うん、そうだよ」
エレン「・・・事情は分からない。もしかしたら自分がいない方が良いっていう環境があったのかもしれない。でもな、此処にはクリスタが居なくなって得する奴なんていないぜ?」
クリスタ「えっ・・・?」
エレン「みんな仲間だ」
エレン「クリスタは馬術ではトップだし、俺も何度も教えてもらってるよな?」
エレン「色んな人に気を配ってるのも分かる」
エレン「だからクリスタが何かに困ってれば助けてやりたいとも思ってる」
エレン「何を抱えてるか知らねぇけど、お前を必要とする奴も、お前に味方してあげたい奴も此処にはいっぱいいるからな」ニコッ
クリスタ「! エレン・・・」ジワッ
エレン「その第一号がユミルなんだろ?」
ユミル「ちょっ、おまっ!」
クリスタ「えへへ・・・」
ユミル「・・・」チッ
エレン「ユミルや俺だけじゃないからな、安心しろ」ナデナデ
エレン「頼りたい時は頼ってもいい、甘えたい時は甘えたっていいんだ」ナデナデ
クリスタ「はぅ・・・///」
ユミル「てめぇ、私の天使に何しやがる!」ブンッ
エレン「うおっ!危ねぇな! じゃぁ先に食堂行ってるぜ!じゃぁな!」フリフリ
ユミル「・・・あいつ本当に死に急ぎ野郎か・・・?」
クリスタ「・・・///」ポー
――朝 食堂
エレン「よう、アルミン」
アルミン「! おはよう、エレン。 今日は早いね」
ミカサ「先程ぶり。おはよう」
エレン「おはよう、ミカサ」ニカッ
ミカサ「くぅっ・・・!///」
アルミン「!?(エレンが眩しい・・・!ミカサも当てられたようだ・・・)」
エレン「今日はちょっと早く目が覚めてな」
アルミン「そ、そうなんだ。体に異常はないかい?」
エレン「? 何言ってんだよ。そんなに俺が早く起きるのが変か?」
アルミン「ハハハ・・・それもそうだね。ごめんよエレン」
エレン「まったくよー・・・」
――
ミカサ「エレン、頬にパンくずがついてる」
エレン「むっ・・・んっ」ズイ
ミカサ「えっ!?」
エレン「? なんだ?落ちたのか?」
ミカサ「い、いえ・・・今、取る・・・?」
エレン「なんで疑問形なんだ」ハハッ
ミカサ「」ポカーン
アルミン「(ミカサに自ら顔を近づけてパンくずを取らせようとしてる・・・!)」
ジャン「てめぇ、ミカサが困ってるんだろうがこの野郎!!」
エレン「ん? そんなことないよな?」
ミカサ「え、えぇ!えぇ!そんなことはない、むしろ口で取る。エレンもっとこっちへ」
エレン「んっ」ズズズイ
ミカサ「はむっ」
ジャン「」
アルミン「」
エレン「ハハッ、さすがに恥ずかしいな。サンキューミカサ///」ニコッ
ミカサ「こちらこそありがとう///」
ジャン「」
ジャン「」バタッ
マルコ「ジャン、早く食べようy・・・ジャン!?ジャァァァァァン!!」
――訓練前 移動中
ミカサ「・・・どう?」
アルミン「うん、確かにおかしい。っていうか最早誰?って感じだね」
ミカサ「・・・たしかに」
アルミン「でも、本人は至って元気だし、特に悪い影響もなさそうだから放っておいてもいいんじゃないかな?」
ミカサ「賛成、それでいい。いえ、それがいい!」パァア
アルミン「アハハ・・・まぁもし何かあったら言ってよ」
ミカサ「分かった」ニコニコ
アルミン「(あぁ・・・胃が全然痛くないや・・・)」トオイメ
――格闘訓練
エレン「アニ!今日もいいか?」
アニ「・・・仕方ないね」
エレン「よし、じゃぁ俺からいくぞ!」
アニ「来なっ!」
エレン「・・・ッシ!」
アニ「!」パシッ
エレン「フッ、ハァ!」
アニ「(キレが良い!!)」サッ、パシ
アニ「フッ!」
エレン「」ッサ
アニ「(避けた!?)」
エレン「セイ!」
アニ「フン!」バシンッ
エレン「くぁっ!」ドテッ
アニ「ほら、手をかすよ」
エレン「いてて・・・流石だな、アニ」
アニ「あんた・・・1日でこの変わり様は一体なんなんだい?」
エレン「んー? そりゃこんな美人に教わってるんだから進歩しないと罰が当たるってもんだろ」
アニ「んなっ・・・!///」ドスッ
エレン「いってー! 照れ隠しに殴るのやめろよ!」
アニ「なっ、なっ、てっ、照れてなんかないよ!///」
エレン「ったくよー・・・」
アニ「(なんなんだい、今日のこいつは・・・)」
――夕食 食堂
エレン「あ~! 今日も疲れたなぁ」
アルミン「それはエレンが人より真面目訓練に励んでるからだよ」
エレン「んなの普通だろ?強くならなきゃいけないんだし」
アルミン「まぁそうだけどね。無理はしないようにね」
エレン「あぁ、大丈夫だ!」
サシャ「やっほー!エレン!」
エレン「おぉ、サシャはやっぱり早いな」
アルミン「食事前の行動だけね」
サシャ「んもう失礼ですね!」
サシャ「ところでエレン、疲れて食べれないなら私が頂きますが!」
エレン「んなわけねぇだろ、やらねぇぞ!」
サシャ「そんなー!」
エレン「ふむ・・・どうしても食べたいってなら」
エレン「・・・おすわり!」
サシャ「」バッ
アルミン「」
エレン「・・・待て!」
サシャ「」ピタッ
アルミン「」
エレン「いいか?みんな訓練で疲れて毎日を生き延びなきゃいけない。だから許可無く人の物を盗ったり食料庫から盗んじゃいけない。分かったか?」
サシャ「はい!」
エレン「よしよし、分かったならいいぞ。ほれっ」クチニテワタシ
サシャ「ありがとうございまふぅ!」モグモグ
エレン「よしよし」ナデナデ
サシャ「わふーん!」
アルミン「」
――
クリスタ「エレン、アルミン、サシャ」
エレン「よぉ、クリスタ」
アルミン「やぁ、クリスタ!(女神!)」
クリスタ「・・・サシャはどういう状況なの・・・?」キョトン
アルミン「エレンが餌付けしてるだけだよ。気にしないで(女神可愛い)」
エレン「そういうことだ」フンス
クリスタ「あはは・・・そうなんだ・・・」
クリスタ「(この中に混ざってもいいのかな・・・)」
エレン「・・・? どうしたクリスタ。ボーッとしてないでクリスタも一緒に食べよう
ぜ!」
クリスタ「あ、うん。そ、そうだね。じゃぁお邪魔するね?」
エレン「おう!」
アルミン「うん、どうぞ(やった!)」
クリスタ「じゃぁこっちに・・・」
エレン「ん? クリスタ?」
クリスタ「へ?」
エレン「いや、朝言ったこと忘れたのか?」
クリスタ「え、忘れてないけど。え?」
クリスタ「(・・・朝の話と何か関係が・・・?)」
エレン「ハハ、クリスタはいつも気を使ってばっかだしな。ほら」ポンポン
クリスタ「・・・えぇ!?・・・はぇ!?」
アルミン「・・・エレン!?何言ってるの!?」
クリスタ「えと、じゃぁ、お邪魔しちゃおうかな・・・///」
アルミン「ファッ!?」
エレン「おぅ!」
クリスタ「し、失礼します・・・お、重くない?」チョコン
エレン「全然。」ナデナデ
クリスタ「(無理だよぅ・・・でも何か嬉しいな・・・///)」
アルミン「」
――
アニ「なんだいこの状況は・・・」
アルミン「や、やぁ・・・アニ」
エレン「よう」ナデナデ
クリスタ「///」
サシャ「」ハムハム
アニ「・・・まぁいいか」
アニ「エレン、明日も格闘訓練だったね。どうする?」
エレン「おぉ、そうだったな。明日も頼むぜ!」ニッ
アニ「分かったよ。それはそうと、あんたそのままじゃ自分が食べられないんじゃないかい?」
クリスタ「あっ、それもそうだよね・・・」
エレン「まぁ食べにくくはあるけど、今日はこのままでいいんだ」ナデナデ
クリスタ「エレン・・・///」
アニ「・・・だったらあたしが隣から食べさせてやるよ」
エレン「ん? いいのか?」
アニ「あぁ」フフッ
アルミン「!?」
アルミン「(なんか・・・嫌な予感がしてきたぞ・・・)」
――
ミカサ「」
ユミル「」
アルミン「」キリキリキリ
ミカサ「これは・・・」ゴゴゴゴゴ
ユミル「どういうことだ・・・?」ゴゴゴゴゴ
アルミン「(お帰り、胃痛・・・)」キリキリキリ
ライナー「(エレン羨ましいぞ畜生・・・そして理由は分からんがこれから酷い目に合う気がしてきた・・・」
ベルトルト「エレンの右手から少しずつパンを手渡しで小動物の様に食べるサシャ。そのエレンの膝の上に乗って左手で頭を撫でられながら赤面で食事中のクリスタ。そしてエレンの左側でエレンの分の食事を『あーん』で与えるアニ」
他一同「(なんだこれ・・・)」
――夜 男子寮
あの後、ライナーはミカサとユミルに特に理由の無い暴力を受け、僕は殺気だった2人に相談を持ちかけられた。
ミカサ「雌狐共を駆逐したい」
ユミル「私の天使が危ない」
なんとか宥めたが無茶を言わないで欲しい。
僕は神でも万能でも無いんだ。
アルミン「さて、と・・・」
アルミン「効能は視野拡張と天然ジゴロ・・・副作用は特に無かったかな」メモメモ
アルミン「まぁエレンに与えるのに副作用があっちゃいけないしね」
アルミン「でも第一号『才気煥発の薬~素直に慣れない人用~』は失敗作だね」
アルミン「エレンがうまく立ち回るようにって思ったんだけど」
アルミン「最初はよかったけど僕の胃痛、半日しか消えなかったしなぁ・・・」
アルミン「次は・・・コレ、かな。・・・外の世界の本はやっぱりすごいなぁ」
アルミン「明日葉と、南天実と、和羌活と・・・」ゴーリゴーリ
アルミン「フフフ・・・」ゴーリゴーリ
彼は胃痛駆逐の為に今日も戦う。
短いですがこれにて終わりです。
書きたいように書いちゃいました…
もし私の暇と明後日までに何かしら希望があれば、
今回みたいに思いつきの書き殴りにはなりますが、
続編もしくは個別√書こうかなと…
それでは皆様お休みなさいませ。
乙
続き期待
おつ
面白かった
後日談はないんですか?
乙
アルミンがそれを服用して思ったこと素直に全部言えたら…
なーんて思ったが無理だね
>>29,>>33
ありがとうございます。
本日の夜投下します。
>>30-32
ありがとうございます。
駄文ですが楽しんで頂けたのなら幸いです。
>>34
実はそれも考えました。
でも仰言るように彼の性格上は無理かなと。
ほう、続きがあるのか
期待
>>36
ありがとうございます。
それでは投下します。
続きも思いつきでサクッといきます。
――翌朝 食堂
エレン「アルミン!!」
アルミン「わぁ! エ、エレン? おはよう。」
エレン「おう、おはよう。じゃなくてだな・・・!」
アルミン「落ち着いて、エレン。どうかしたのかい?」
エレン「・・・悪い・・・。ミカサが、変なんだ」
アルミン「ミカサが・・・?」
アルミン「(エレンに投与した昨日の薬、効果はほぼ24時間ってところか・・・)」
エレン「そうなんだ・・・助けてくれ・・・」
アルミン「?」
ミカサ「おはよう。エレン、アルミン」
エレン「ひっ・・・!」ブルッ
アルミン「? おはよう、ミカサ」
アルミン「(エレンのこの怯えようは一体・・・)」
ミカサ「私も一緒食べていい?」
エレン「・・・」
アルミン「? もちろんだよ?」
ミカサ「ありがとう」フワッ
エレン「」ビクッ
アルミン「(なんて穏やかな表情・・・)」
エレン「お、俺は今日は・・・いい・・・」
ミカサ「・・・エレン、ちゃんと食べて。お願い。私は貴方に倒れられたらすごく悲しい。」ウルッ
エレン「・・・・・・わ、分かった(こんなのミカサじゃない!!!!)」ビクビク
――朝 洗面所
エレン「」バシャバシャ
エレン「ふぅ~・・・」キュッキュッ
エレン「(何か頭がボーっとするなぁ・・・)」
エレン「(昨日の事はちゃんと記憶にあるんだが・・・)」
エレン「なんであんなことしたんだっけなぁ・・・」ボソッ
エレン「(一昨日寝る前にアルミンに渡された栄養ドリンクを飲んで・・・朝起きたらやたら頭がスッキリしてて・・・まぁいいか・・・)」
エレン「別に悪いことはしてないしな!」
ミカサ「あっ、エレン。おはよう」
エレン「ん、あぁ。おはよう。ミカサ」
ミカサ「・・・アルミンは?」キョロキョロ
エレン「ん?アルミンなら俺より一足先に出たぞ」
ミカサ「そう・・・」
ミカサ「これをアルミンにもらったのだけれど・・・エレンも昨日飲んだと聞いた」
エレン「あぁ・・・それ効くぞ。頭の中がスッキリするんだ」
ミカサ「・・・では頂こう」キュポッゴクゴク
ミカサ「ふぅ~」
エレン「どうだ?」
ミカサ「ふふ、そんなに早く効くわけない」ニコッ
エレン「!?」
ミカサ「? どうしたの? あっエレン、首元が濡れている」
エレン「あぁ?いいよ、自分d・・・」
ミカサ「はい、タオル。」つ
エレン「!? あ、あぁ。サンキュ・・・」
ミカサ「どういたしまして」ニコッ
エレン「」
――
エレン「朝っぱらもあんなんだったし、絶対何か企んでるって・・・!」ヒソヒソ
アルミン「ふむ・・・」
アルミン「僕には変わりないように見えるよ? 実は昨日エレンが飲んだ栄養ドリンクなんだけど、普段気にしないようなことがよく見えるようになる薬なんだ。 その影響かもしれない」ヒソヒソ
アルミン「(嘘は言っていない)」
アルミン「別に害も無さそうだし、様子見でいいと思うよ」ヒソヒソ
エレン「アルミンが言うなら・・・」
アルミン「(ちょろい)」
ミカサ「2人共どうしたの?」ニコニコ
エレン「い、いや。なんでもないんだ」アセッ
アルミン「うん。なんでもないよ(良い顔してるなぁ)」
うむ
ミカサ「エレン、午前の格闘訓練なのだけれど」
エレン「ん?あ、あぁ。悪い、今日もアニと組むんだ」
ミカサ「そう・・・」シュン
ミカサ「・・・午後の立体起動、今日はペアで組むことになっている」
ミカサ「ので、そちらは私と組んで欲しい・・・」ウルッ
エレン「・・・わ、分かったよ!だからそんな泣きそうな顔するな!」
ミカサ「ありがとう」パァア
エレン「お、おう」ドキッ
アルミン「(普段からは想像も出来ない程表情豊かだ・・・)」
>>43
見てくれてありがとう。
――格闘訓練
エレン「よし、いくぞ!」
アニ「かかってきな」
エレン「フッ!」ダッ
アニ「フンッ!」バシッ
エレン「ぐあっ!」ドテ
アニ「・・・昨日のキレはどこいったんだい・・・」ホラ
エレン「くっそー・・・おかしいな・・・」サンキュ
アニ「まぁいきなり強くなるとかありえないけどね」
エレン「くっそー・・・もう1回だ!」
アニ「あいよ」
――
ライナー「今日もエレンとアニか・・・また・・・投げられるのか・・・」
ミカサ「ライナー」
ライナー「あ、あぁ・・・いくぞ!」ビクビク
ライナー「うおおおおおおおおおおお!」ダッ
ミカサ「・・・」サッ、バシッ
ライナー「うおっ!?」ドシン
ミカサ「ふふ、大丈夫?」ハイ
ライナー「あ、あぁ・・・」ヨイショ
ライナー「(なんだ?何が起きている?投げられなかったどころか手加減されたぞ・・・)」
ライナー「(なんだこれは・・・強いのに、まるで聖母のようだ・・・)」
ミカサ「では、次は私から・・・」
ライナー「お、おぉ。よしこい!」
アルミン「・・・」ニヤリ
――立体起動訓練
キース「今日の立体起動訓練は先日から伝えてあるように、2人1組のペアで行う!」
キース「なるべく実戦を想定し、協力して模型を破壊せよ!」
キース「討伐数だけではなく、討伐補佐も点数に加味する!」
キース「それではペアを組め!」
ジャン「(これは・・・チャンス・・・!)」
ジャン「ミカサ!」
ミカサ「?」
ジャン「その、お、俺と組まねぇか・・・?」
ミカサ「・・・ごめんなさい。今日はエレンと組む約束をしている。 また、次の機会に・・・」
ジャン「(だよなー!畜生ッ!!)」
ジャン「わ、分かった・・・すまねぇな」
ミカサ「・・・ごめんなさい。でも私を選んでくれた事は嬉しい。気が向いたら誘って」ニコッ
ジャン「お、おう!」ドキッ
ジャン「(これは・・・次またペアがあったら俺に誘ってくれってことだよな!? ついに俺にも・・・!!)」
アルミン「・・・」ヤレヤレ
――
ミカサ「エレン」
エレン「おう」
ミカサ「エレンにはいつも通り、項を狙って欲しい」
エレン「? あぁ、そのつもりだ」
ミカサ「ふふっ」ニコッ
エレン「!(また・・・この顔・・・こいつこんな可愛かったか・・・!?)」
――
エレン「!」ビュンッ
ミカサ「・・・」ビュン、ズバババッ
エレン「ッフ!」ズパンッ!
エレン「よし! 討伐数20!」
エレン「・・・」ヒュンヒュン
エレン「ミカサ、サンキューな」
ミカサ「?」
エレン「いや、なんつーか、お前のお陰でやり易い気がしてさ」
ミカサ「! どういたしまして」パァア
エレン「・・・っふん///」
教官「(ほぅ・・・イェーガーが高い位置で走行、巨人を見つけ次第加速)」
教官「(それを見てアッカーマンが続き、低空高速、すかさず両足の腱を無力化)」
教官「(そして模型の体勢が崩れ項がむき出しになったところにイェーガーが止めか・・・)」
教官「(イェーガーも伸び伸びと実力を発揮しているが、アッカーマンの動きが1人の時のそれではない)」
教官「(2人共地力はあったがペアになるとここまでとは・・・)」
――夕方 食堂
クリスタ「遠目で見てたけど今日のミカサすごかったねぇ」
ユミル「確かにな。ありゃ真似出来ねぇよ。感服だ」
サシャ「何食べたらあんな風に出来るんですかね?」
ユミル「食い物は関係ねーよ」
クリスタ「でもどうしたらあういう動き出来るんだろう・・・」
ユミル「気になるなら本人に聞いてみればいいんじゃないか?」
クリスタ「そうだね・・・」
クリスタ「(今日は膝の上置いてくれるかなぁ・・・)」
――
エレン「ふぅ、サッパリした」ホクホク
ミカサ「ふぅ」ホクホク
アルミン「おーい、エレン、ミカサ!」
エレン「おぉ、席取っといてくれたのか」
アルミン「うん、早く食べてゆっくり休もう」
エレン「そうだな」
ミカサ「えぇ」
ジャン「湯上りミカサくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」バタッ
マルコ「ジャン・・・(コレ何度目だよ)」
――
アルミン「2人共今日は大活躍だったね」
エレン「んぁ?そうか?」
アルミン「うん。討伐数も一番多かったと思うよ」
エレン「へぇ・・・だとしたらミカサのお陰だな」
ミカサ「そんなことない、エレンの実力がなければ上手くいかなかった」
エレン「何いってんだよ。お前が俺を動き易くしてくれたんだろ。ありがとな」
エレン「悪いな、いつも酷い事ばっか言って。今日は色々考え直させられた」
エレン「やっぱりミカサが一緒だと安心出来るなー」
アルミン「!?(エレンから絶対出ないような言葉!)」
ミカサ「そ、そそそ、それはとても嬉しい。ので、よければ今後もそばに置いて欲しい・・・」ポッ
ジャン「!?(ぐほぇあぁうぶべっゆつるぎゅぼぅ!)」
エレン「なっ、何を大げさな・・・当たり前だろ!///」
ミカサ「エレン・・・!」キラキラ
ライナー「平和だ・・・」
ベルトルト「よかったね・・・」
アニ「他所でやってくれないもんかね・・・」
ユミル「うっ・・・眩しい・・・」
サシャ「なんですか、あの胃もたれしそうな空気は」
クリスタ「(今日はお邪魔出来そうにないや・・・)」ショボーン
――夜 男子寮
アルミン「痛くない・・・痛くないぞッ・・・」パァア
アルミン「エレンを変えようとしたのが間違いだったんだ・・・」バンッ
アルミン「ミカサにこの『良妻賢母の薬~ヤンデレな人用~』を与えたのは成功だ」
アルミン「別に恋心があるわけでもない女の子に敵意を剥き出しにすることもなくなった」
アルミン「ミカサもエレンに好意の押し付けをしなくなったから結果的にエレンも穏やか」
アルミン「なによりあの空気に入る事が許されないかのような感じ」
アルミン「あとはこの薬を定期的に投与して人格改革だ・・・」ゴーリゴーリ
アルミン「フフフ・・・」ゴーリゴーリ
end
ミカサは報われてもいいと思う。
やっぱり短いですがおしまいです。
見てくださった方、暇つぶしにお付き合いありがとうございました。
また何かあれば書こうと思います。
ではではみなさんまたいつかに。
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