サシャ(95㎏)「……ゲフッ」
あと頼んだ
サシャ「こんばんはー」ガチャ
クリスタ「ひぇ!? ど、どどどうしたのこんな時間に」
サシャ「夕飯食べにきました! まだですよね?」
クリスタ「なんだ、今日シチューだけどいい?」
サシャ「わはー! クリスタのシチュー大好きです!」
ユミル「ふぃー、あっつ…」
サシャ「あ、お邪魔してます」
クリスタ「ユミル服着て!」
ユミル「風呂上がりに服なんか着てられるかよー、って…ビール、ビール」
クリスタ「もう、せっかく着替え置いておいたのに…」
ユミル「サシャもビール飲むか?」
サシャ「あ、いただきます」
クリスタ「パンツくらいはいてよ、もう…」
ユミル「あ゛ー……ダル」
クリスタ「サシャ、シチューあっためておいて」
サシャ「はーい」
クリスタ「はぁ…あかちゃんじゃないんだから…」モソモソ
ユミル「あンっ、…あッ」
クリスタ「はい、お尻上げて」
ユミル「優しく……してね?」
クリスタ「……」パァン
ユミル「いっってェ!」
サシャ「ふーんふーん♪」コトコト
クリスタ「ごめんねー」パタパタ
サシャ「いえ、ちょうどあったまってきたところです!」
ユミル「今日はシチューかァ」
サシャ「お腹に紅葉咲いてますよ」
ユミル「愛の証だ、愛の証……なークリスタ?」チュッ
クリスタ「サシャ、お皿出してきてくれる? 私バゲット切るから」
サシャ「はーい」
クリスタ「サシャはいいこだなー」
ユミル「……」
なんか書いてるけどこんなんでいいのかね>>1は
サシャ「私ごはんがいいです」
クリスタ「あれ、そう? じゃあユミル冷凍庫のやつチンしておいて」
ユミル「はいはい」
―――
チーン
クリスタ「はい、冷凍でごめんね」
サシャ「いえいえ!」
ユミル「ほんと図々しいやつだなお前は」
クリスタ「ユミル!」
サシャ「ハァ…ハァ…ッ」
カパッ、ホワァ
クリスタ「シチューかけちゃっていいの? 別によそる?」
サシャ「一緒で! ぜひ一緒で! あと…えと、その」
クリスタ「フフッ、大盛りね」
ユミル「今さら何恥じらってんだこいつ」
サシャ「クリスタ神!女神クリスタ!クリスタ大如来!」
サシャ「は、はぁぁぁ゛ぁぁ゛ぁ……!!」キューグルグルグゴッ
ユミル「うっさ!」
クリスタ「じゃあ、手と手を合わせて」
サシャ「ハァイ!!」
クリスタ「……」
ユミル「……? なんだよクリスタ」
クリスタ「パン一の子にはご飯食べさせてあげません」
ユミル「ハァ!?」
クリスタ「ハァじゃないでしょ! tシャツくらい着なさい!」
サシャ「ちょっとユミルいい加減にしてくださいよ!」
ユミル「そんで何様のつもりだテメェは!」
――
―
クリスタ「いただきまーす」
サシャ「いただき!ます!!」パァン!
ユミル「ま~す」
サシャ「ハフグルブシャグオッグォッグォ-!!」
ユミル「汚ねぇな!静かに食えよ!」
クリスタ「フフッ、サシャの食べっぷりは見てて気持ちいいなー」
ユミル「……ハフグルブシャ」
クリスタ「ユミル、こぼしてるからやめて」
ユミル「な、なんでサシャには怒らないんだよ!」
サシャ「食べ物を粗末にしちゃだめじゃないですか、もう」
ユミル「だからお前が! …こぼれてない…だと…?」
――
―
サシャ「ごち!そう!さま!でし!た!!」パァン!
クリスタ「はい、お粗末さまでした」
ユミル「美味しかったよ、クリスタ」スッ
クリスタ「はいはい」プイ
ユミル「……」ガシッ
クリスタ「!」
ブチュゥウゥウ
クリスタ「っ!っ!」ベシベシ
サシャ「げふー」
――
―
サシャ「食器洗いお手伝いします!」
クリスタ「サシャはお客さんなんだからいいの、ユミルの相手してて?」
サシャ「わかりました!」
ユミル「鉄拳やろうぜ、鉄拳!」
サシャ「やです」
ユミル「じゃ何すんだよ」
サシャ「今日は耳すまなので耳すま観ます」
ユミル「何回観るんだよ! もう6回以上観ただろ?最後は雫と聖司がセックスして終わりだよ」
サシャ「耳すまはそんな下品じゃないですよ!耳すま耳すま耳すま耳すま!」
ユミル「あーうっせ」
クリスタ「私も観たいな」
ユミル「よし、耳すま観るか」
サシャ「きゃほーぅ!」
――
―
カーテ-ンヲヒライーテ-
シーズカナコボレビーヲー
サシャ「感動した」
ユミル「感動した」
クリスタ「素敵過ぎる」
ユミル「おいもう11時だぞ」
サシャ「はい?」
クリスタ「それがどうかしたの?」
ユミル「えっ」
クリスタ「えっ」
サシャ「?」
ユミル「い、いや……帰れよ、な?」
サシャ「え?なんでですか?」
ユミル「あめちゃんやるから、な?」グイグイ
サシャ「やめてください! 今ちょうどいい睡魔に襲われムニャムニャ」
クリスタ「別にいいじゃない、泊まっていったって」
ユミル「えー!?」
サシャ「ムニャムニャ」
ユミル「帰れよ! もうお前帰れよ!」
サシャ「なんでですか! なんでそんなに必死なんですか! 教えてください!このyes/no枕と何か関係あるんですか! 教えてください!」
ユミル「関係あるんだよ! ガキじゃないんだからわかれよ!」
クリスタ「ちょ、ゆゆゆゆゆユミル!?」
サシャ「冗談ですよ帰りますよまったくユミルは本当にアレですね、アレ!」
ユミル「アレってなんだよオイ、アレってなんだ?」
クリスタ「違うから!本当に違うから!勘違いしないでね本当に!」
サシャ「じゃあなんか騒がしくなってきたので帰りますね」
ユミル「おう帰れ帰れ」ソワソワ
クリスタ「本当に違うからね!ユミルがいつも一緒に寝たい寝たいってうるさいから!全然そんなんじゃないから!」
サシャ「おやすみなさーい」
ユミル「おう」
クリスタ「違うからー!」
パタン
サシャ「フゥ-……帰りますかね」
現代に生まれし、その女の名はサシャ・ブラウス――
趣味は友達の家の夕食にありつくことである!!
サシャ「こんばんはー」ガチャ
ライナー「おっ、来たな」
ベルトルト「やあ、こんばんはサシャ」
サシャ「晩飯食わせてもらいに来ました!」
ライナー「おう! 食ってけ食ってけ!」
サシャ「お邪魔しまー…汚なっ!」
ライナー「そうか?」
ベルトルト「だから片付けておこう、って言ったのに」
サシャ「ほんといつ来ても男ッ!て感じの部屋ですねー」
サシャ「今日の晩飯はなんですか? 二郎ですか?」
ライナー「家で二郎作るほどの男道はまだ進んでないな」
ベルトルト「ハハハ……今日の夕食は野菜炒めだよ」
サシャ「……」
ライナー「どうした? 食欲ないのか?」
サシャ「ちなみに誰作ですか」
ベルトルト「ライナーだよ」
サシャ「……ふぃー、お腹いっぱいになりました! それではこれで!」
ライナー「まあまあまてまて」
サシャ「野菜炒めって! ……野菜炒めって!」
ライナー「ハッハッハ! 相変わらず清々しいまでに図々しいやつだな! だが安心しろ、肉は入るから田舎の母ちゃんがつくりそうな野菜『だけ』炒めじゃないぞ!」
サシャ「……私は期待してたんです、来る度に食べられる、この男臭い部屋にそぐわないよくわからないけどすごく美味いオシャレメシを!」
ベルトルト「あぁー……」
ライナー「お前が来るときはいつもベルトルトが作ってたからな」
ベルトルト「ハハハ……」
サシャ「これがモテ男と非モテ男の違いなんですかね」
ライナー「え、ベルトルトモテてるのか……?」
サシャ「うちの学部にも結構隠れファンみたいなのいますよ?」
ベルトルト「アハハ、背がでかいから目立ってるだけだよ」
サシャ「クゥゥゥゥル! このクールさがモテの秘訣ですね!」
ベルトルト「あ、あはは」
ライナー「うらやましい」
サシャ「まあそんなに勧めるなら食べていきましょうか……至高の野菜炒めってやつを!」
ライナー「わかったわかった、よっこらせ」
サシャ「じゃあ私はこのちらかった部屋をちょっと片付けておきますかね」
ライナー「おう、頼む」
ベルトルト「僕も手伝うよ」
――
―
サシャ「ふんふーん♪」ブイーン
カサッボボボ!
サシャ「?」
サシャ「何か吸っちゃいましたね」カチッ
サシャ「えーっと」ガサガサ
つ未使用コンドーム×5
サシャ「!?」
ベルトルト「サシャ? どうしたんだい?」
サシャ「きゃっ!やめてください! 私に乱暴する気だったんですね!? エロ同人みたいに!」
ベルトルト「えっ!?」
サシャ「エロ同人みたいに!」
ベルトルト「ええっ!?」
ライナー「どうしたサシャ、女の子みたいな声上げて」
サシャ「ベルトルトにレイ…乱暴されそうになったんです!エロ同人みたいに!」
ベルトルト「い、言いがかりだよ…僕が一体」
ライナー「なんだこれは」つコンドーム
ベルトルト「あっ」
サシャ「ライナーはもてないのでそれが必要になる機会はありません……よってそれはベルトルトのものです!間違いありません!」
ベルトルト「くっ」
ライナー「まさかお前に論理的な思考ができるとはな」
サシャ「ふふーん、簡単な推理ですよ!」
ライナー「まあ遊んでないでさっさと片付けておけよ、あと少しでできるからな」
サシャ「はーい」
ベルトルト「……」コソコソ
ガシィッ
ベルトルト「ひぃっ!?」
サシャ「それでほんとのところお相手はだれなんですか!? 私の知ってる人ですか!? 教えてください! 私、気になります!」
ベルトルト「知らない知らない!ほんと知らないから!お願いもう離して!」
サシャ「教えてくれるまで離しません!」ギュー
ベルトルト「うわぁっ!」
ライナー「……やれやれ」
――
―
ライナー「できたぞー」
サシャ「そ~れそれ」コチョコチョ
ベルトルト「わひひひっひひー…っっ!ゲッホゲホホフヘヘ!」ビクンビクン
ライナー「ほら、飯だ」
サシャ「!、なんだかいい匂いがします!」
ベルトルト「はぁ…はぁ…ゲホっ」
サシャ「わぁー!」
ベルトルト「ライ…ハァ、ナー…」
ライナー「どうした」
ベルトルト「いい加減、下にジャージかスウェットか何か穿きなよ」
ライナー「……気になるか?」
サシャ「いえ、私は別に」グゥー
ベルトルト「ダメだよ! サシャだって女の子なんだから!」
サシャ「!、そうです! 私だって女の子なんですよ!?」
ライナー「さっきと言ってる事が違うぞ、全く…」
サシャ「だからモテないんですよライナーは、まったくもう」
ベルトルト「待ってるから何か穿いてきな」
ライナー「わかったわかった」
――
―
サシャ「いただきまぁす!」パァン
ライナー「おう、食え食え」
ベルトルト「いただきます」
サシャ「ん!? 意外にイケますねこれ」
ベルトルト「でしょ?」
ライナー「同じものはもう二度と作れないけどな」
野菜炒め:冷蔵庫の余り物が適当に炒められた物。量多し。
ご飯:どんぶり一杯。これも量多し。
味噌汁:普通の大根と油揚げの白味噌の味噌汁。これもまた量多し。
サシャ(キャベツとニンジン、玉ねぎが適当に切られて豚肉とカニカマがこれまた適当に一緒に炒められている…
味付けは味覇とニンニクペーストとオイスターソースか、ウン、なんかいいなぁこういうの
男の子って感じだ
まずくない、まずくないぞ!
夕飯はやっぱりこういう味の濃いおかずでご飯を掻き込むに限る!
味噌汁は…おっ、油揚げと大根かァ
ご飯が進む組み合わせだ)グォッグォッモムッズムッ
サシャ「うぉォン!私はまるで人間火力発電所です!!」
ベルトルト「!?」
ライナー「いきなりなんだお前」
サシャ「この前クリスタの家で観たドラマのマネです」
ライナー「ク、クリスタの家にも行ってるのか?」
サシャ「結構お邪魔してますよ、昨日も行きました」
ライナー「ほ、ほぅ」
ベルトルト「確かユミルも一緒に住んでるんだよね」
サシャ「二人は仲良しですからね」
ライナー「き、昨日クリスタは何を食べたんだ?」ハァ…ハァ…
サシャ「……なんかキモいですよ、ライナー」
ライナー「ぐっ!? スマン…」
ベルトルト「……昨日サシャは何食べたの?」
サシャ「シチューです!」
ライナー(シチューか……クリスタのシチュー)ハァ…ハァ…
ベルトルト「美味しかった?」
サシャ「すっごく美味しかったですよ! 野菜がとろとろになるまで煮込まれてて、既製品のルーを使わず小麦粉とバターから作られたクリスタシチューは絶品以外の何物でもないですね!」
ライナー(
俺「ただいま、クリスタ」
クリスタ「お帰りなさい、アナタ! 今日はシチューよ!」
俺「シチューもいいが俺はクリスタが食べたいゾっ」
クリスタ「いやんばかん」
とかいってな)
ライナー「フッ、幸せな新婚生活だな」
サシャ「は? 何言ってんですかライナー」
――
―
サシャ「げふー」
ライナー「あ゛ー…食ったな」
ベルトルト「ふぅ」
サシャ「わぁ、お腹がポンポンに膨れてますよ、ホラ」ペロン
ベルトルト「!?」
ライナー「ハッハッハ! 赤ん坊みたいだな!」ポンポン
サシャ「ぐー、苦しいでふ」
ベルトルト「ちょちょちょちょっと! 女の子なんだからそんな簡単にお腹とか出しちゃだめだよ!」
サシャ「えーそうですかね」
ライナー「そんなもんか」
ベルトルト「そうなの、だからほらサシャも服なおして」
サシャ「でもクリスタもユミルもよく家でやってますよ!」
ベルトルト「それは……女の子同士だから、女の子同士はセーフ」
サシャ「えー?」
ライナー(
クリスタ「みてみてーライナー」
俺「ん?」
クリスタ「えへへ、お腹ポンポンになっちゃった」ペロン
俺「おっ、赤ちゃんがいるみたいだなぁ!」
クリスタ「……私も」
俺「えっ?」
クリスタ「私もそろそろライナーの赤ちゃん……欲しい、な?」
)
ライナー「フ、フフフ……」ジー
サシャ「……なんかライナーの視線がキモいのでお腹しまいます」
ライナー「!?」
――
―
サシャ「ふふーん♪」ジャー、キュッキュッ
サシャ「洗い物終わりましたよ」
ライナー「ああ、すまないな」
サシャ「いえいえ、お茶もいれたのでどうぞ」
ライナー「まるで自分の家のように動くなお前は」
ベルトルト「ありがとう」
サシャ「は~、今日はなんだか疲れました……」
ライナー「風呂洗ってあるからお湯入れながら入っていいぞ」
サシャ「そうですか? じゃお先失礼します」
ベルトルト「着替えならこの前サシャが泊まった時置いていったのが洗濯機の上の棚に入ってるからね」
サシャ「ふぁ~い……あー、ねむ」
ライナー「次俺入っていいか?」
ベルトルト「いいよ」
――
―
サシャ「フゥー! いい湯でした!」
ライナー「おっ、出たか」
ベルトルト「はい扇風機」
サシャ「これはありがたいです」
ライナー「じゃあお先に」
ベルトルト「うん」
サシャ「ぁ゛~~」ブーン
ベルトルト「ふぅ、……レポートの続きでもやってようかな」
サシャ「……ぁ~い」ブーン
ベルトルト「……」カチッ
テレビ「ドッワハハハハ」
ベルトルト「……」カチッ
テレビ「……」
サシャ「……」ブーン
――
―
ライナー「上がったぞー」
ベルトルト「あ、うん」
ライナー「暑いな……サシャ、扇風機貸してくれ」
サシャ「……」
ライナー「……おいサシャ?」ペチペチ
ベルトルト「?」
サシャ「zzz」
ライナー「寝てやがる……」
ベルトルト「えっ」
ベルトルト「ベッド片付けてくる」
ライナー「ああ」
サシャ「zzz」
ライナー「おい、サシャ! 起きろ!」ペチペチ
サシャ「zzz、ムー…」
ライナー「ダメか……仕方ない」
ライナー「よっ」グイッ
サシャ「zzz」チラッ
ライナー「……平常心、平常心、サシャだぞサシャ」
寝室
ライナー『ベルトルト、開けてくれ』
ベルトルト「?」
ガチャ
ライナー「すまん、両手が使えなくてな」
ベルトルト「!、わー」
ライナー「何をしてるんだ?」
ベルトルト「はい、チーズ」ピピッカシャッ
ライナー「おい!」
ベルトルト「『【緊急拡散希望】ライナーがサシャをだっこして寝室に入っていった【緊急拡散希望】』、っと」
ライナー「俺になんの恨みがあってそんな仕打ちをするんだお前は」
サシャ「zzz」スピー
ライナー「まったく……」
ガンッ
サシャ「フム゛ッ……zzz」
ベルトルト「ドアノブに頭ぶつけたけど」
ライナー「そのくらいじゃ起きんだろ、っと」
サシャ「zzz」ゴロン
ベルトルト「暑いし掛け布団一枚でいいかな」
ライナー「ああ」
ム゙ーン
ベルトルト「あっ、早速クリスタから反応があったよ、『お姫様だっこ! 私もして欲しいな(≧ω≦)』だって」
ライナー「ッッッッシャァ!!!」
サシャ「っ……zzz」ビクンッ
ベルトルト「シー」
ライナー「……スマン」
ベルトルト「じゃあ僕風呂入ってくるね」
ライナー「おう」
ム゙ーン
マルコ『二人って付き合ってるの?』
ム゙ーン
ミーナ『そんな話聞いたこと無いけど』
ム゙ーン
コニー『サシャって結構巨乳だな、谷間見えてる』
ム゙ーン
ジャン『@コニー 保存した』
アニ『@コニー ドン引きした』
ム゙ーン
ミーナ『@ジャン 最低』
ミカサ『@ジャン きもちわるい』
クリスタ『@コニー そういう事は思っても言わない方がいいよ?』
ム゙ーン
コニー『ごめんなさい』
現代に生まれし、その女の名はサシャ・ブラウス――
男の部屋でも躊躇なく眠るその豪胆さ、限り無し!!
今日のところはここまでですいませ
サシャ「こんばんはー!」ガチャ
シーン
サシャ「あれ?」
サシャ「ミーナー?アニー? いないんですかー?」パタン
サシャ「……だれかぁー……」
<コホッ
サシャ「アニの声! 上がります!」
ガラッ
サシャ「アニ! お腹がすき…」
アニ「」
サシャ「し、死んでる……!」
アニ「ぅ…」
サシャ「生きてた! アニ、何があったんですか!?なんで半ケツなんですか!?」
アニ「……るさぃ」
サシャ「……と、とにかくこんなところで寝てたら風邪ひきますよ、ベッドに運びますね」グイッ
アニ「……自分、で、いける」グッ
サシャ「あーほら無理しないで……ってあれ、なんかアニ熱いですね? これ既に風邪ひいちゃってますね?」
アニ「……ん」
サシャ「まあいいや、よいしょっと」
アニ「!、やっちょっ!」バタバタ
サシャ「わっ!? どどどどうしたんですか急に!」
アニ「あたし今汗まみれだし、汚いし……臭い、かも」
サシャ「はあ、別に気にしませんけど……」
アニ「……」
サシャ「じゃあおんぶならどうですか、おんぶなら臭い嗅げませんよ」
アニ「……じゃあそれで」
サシャ「よい、しょっと!っというほど重くもないですね!」
アニ「……」
サシャ「はー、アニが小さくて軽くて助かりました」
アニ「……なんで?」
サシャ「なんでって、ライナーくらいでかかったらおんぶするのも大変ですよ」
アニ「…うん」
サシャ「あんなデカイのが倒れてたら、もう見捨てるか足引っ張って運ぶしかないですからね」
アニ「……うん」
サシャ「……アニ?」
アニ「……」
サシャ「し……死んだ……?」
アニ「生きてる」
サシャ「アッハイ」
サシャ「ミーナはどうしたんですか?」
アニ「昨日から友達と旅行」
サシャ「ミーナが苦しむ友達を捨てて遊びを選ぶなんて……!」
アニ「……体調が崩れたのは昨日の夜からだから」
サシャ「冗談ですよ冗談、ミーナがいいこなのはよく知ってます」
サシャ「それにしたってあんな状態になる前に誰か友達に助けを呼べばよかったじゃないですか」
アニ「……あたし、友達いないし」
サシャ「へっ?」
サシャ「わ、私!私!」
アニ「へぇ、アンタ友達だったんだ」
サシャ「うぅ…ひどい」
アニ「冗談」
サシャ「顔が本気でしたよ!?」
アニ「フフッ」
サシャ「それで」
アニ「なに?」
サシャ「着替えないんですか?」
アニ「着替えるから出てってよ」
サシャ「私は気にしませんよ?」
アニ「あたしが気にするんだよ…!」
サシャ「友達だから! 友達だから!」
アニ「ばっ、やめろ! はなせ!」
サシャ「あんまり暴れると熱上がるじゃないですか!」
アニ「だから出てってよ!」
――
―
アニ「ハァ……」
サシャ「そういえばお腹減ってませんか?」
アニ「別に」
サシャ「ダメですよちゃんとたべないと、どうせ今日ほとんど何も食べてないんじゃないですか?」
アニ「まあ……そうだけど」
サシャ「というわけで何食べます? 焼き肉?すき焼き?牛丼ですか?」
アニ「それアンタが食いたい物だろ?」
サシャ「じゃあ無難にお粥にしましょうか」
アニ「……あたしアンタが飯作ってる所見たことないんだけど、ちゃんと作れるの?」
サシャ「作れますよ失敬な! 乙女ですよ乙女! お粥くらいちょちょいですよ!」
アニ「……ふーん」
――
―
サシャ「出来ましたよー」
アニ「ん」パタン
サシャ「何読んでるんです?」
アニ「バキ」
サシャ「はい」
アニ「そんなに食欲無いんだけど」
サシャ「駄目ですよ食べなきゃ! はい、アニのお粥です」コト
アニ「お粥ね……」
サシャ「そしてこれが私用の『木耳コリコリ!具だくさん海鮮中華粥!ウマイゾ!』です」ゴト
アニ「……」
サシャ「いただきます!」パァン!
カパッ、ホワワン
サシャ「んほー! 鶏ガラ出汁の香りが食欲をそそりますね!」
サシャ「ハムチャグペショグォッグオッコリッ!」
アニ「……」ジュル
サシャ「はふはふ!」
サシャ「白身魚が口の中で淡雪の様にほろろ!っととけて、その旨みはもはや甘いとさえ言えるレベルの美味しさ!」
アニ「……」グルルルキュ-
サシャ「それが絶妙な塩気と相まって口の中で爽やかな海が!っと思った瞬間キクラゲのコリコリとした食感が口の中に踊り、口の中はまるで海上のオーケストラや!」
サシャ「んんん……! うーまーいーz」
アニ「ねぇ」
サシャ「はい」
アニ「あたしもそれがいいんだけど」
サシャ「えーお腹減ってないって言ったじゃないですかー(棒)」
アニ「うぅ……そ、」グルルルグルングルンキュギュギュン
アニ「そいつを寄越せサシャー!」バッ
サシャ「なっ、なにをするだー!?」
アニ「ハフッハフッハムッハフッ!」
――
―
アニ「げふー」
サシャ「ゲフゥ、よくあんなに食べましたね」
アニ「よく考えたら朝から水しか飲んでなかったし、お腹減ってたみたい」
サシャ「顔色も全然よくなりましたしもう大丈夫そうですね!」
アニ「ん」
サシャ「じゃあ食器片付けてきちゃいますね」
アニ「ねえ」
サシャ「はい?」
アニ「……すごい美味かった」
サシャ「はい!」
アニ「あと」
サシャ「はい?」
アニ「ぁりがと……サシャ」
サシャ「……フフッ」
サシャ「お粗末!」パァン!
現代に生まれしその女の名はサシャ・ブラウス――
その女子力、古今東西双璧を成すもの無し!!
サシャ「こんばんはー!」ガチャッ
サシャ「あれっ、閉まってますね」
サシャ「ミカサー! エレンー!」ピンポンピンポンピンポピンポピーンポーン
ガチャッ
サシャ「あっ、ミカ」
ミカサ「サシャ」
サシャ「サ……はい」
ミカサ「今何時?」
サシャ「アッハイ5時です、夕方の5時」
ミカサ「そう」
サシャ「あの……なんで裸なんですかね……」
サシャ「あっ、もしかして今お風呂入ってたんなら近くのコンビニで時間つぶ
ミカサ「これからエレンとお風呂入る事になるようなコトをするから」
す、とかそういう問題じゃなかったですねハイ」
ミカサ「そういうワケだから」
サシャ「……アッハイ」
ミカサ「クリスタに連絡しとくから、今日はそっち行って」
サシャ「……ハイ」
ミカサ「そんな顔しないの、明日お昼ご飯いっしょに食べよう?」
サシャ「!、ハイ!!」
ミカサ「気を付けて」
サシャ「ハーイ! また明日!」
ミカサ「バイバイ」
現代に生まれし、その女の名はサシャ・ブラウス――
その愛くるしさ、限界突破!!!!
糸冬
くぅ疲
何日かに渡りちんたら投稿失礼
自分携帯なのでどなたか完結スレに入れておいてくれたら嬉しいです
読んでくれた人ありがとね
それではさよなら
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