加蓮「絶対いないよね」【安価】 (73)
加蓮「断言できるよ」
凛「言えてる」
奈緒「あんまり決めつけるのも悪くねぇか」
加蓮「決めつけじゃないって。どうせ確証がないんだし予想の範疇だよ」
凛「奈緒だってそう思ってるんでしょ」
奈緒「そりゃ………いないとしか思えないけど」
凛「じゃあ満場一致で」
加蓮「Pさんには恋人は皆無と言うことで。で、結局いるの? いないの? どっちなのさPさん」
P「まずそういうことは本人のいない所でしてほしいな。すっごい余計なお世話」
凛「え、マジでいないの?」
奈緒「あー………あたしは気にしてないからな」
P「だから何で女子高生に恋人について聞かれなきゃならん。むしろお前らに恋人の一人ぐらいいたら怒るぞ。アイドルだからな」
加蓮「いないって。それより彼女いないんだー。アイドルに囲まれる生活送ってるから理想が高くなっちゃったとか?」
凛「かわいそうだねプロデューサー。仕事ばかりに追われる日々だし、仕事が恋人ってやつ?」
P「この二人………! 奈緒! こいつらになんか言ってやってくれ! 親友だろ?」
奈緒「え? あたしとPさんって親友だったのか?」
P「そっちじゃねーよ! 全く。天然ボケかまさんでくれ」
凛「だったら、私が彼女になってあげようか?」
奈緒「ちょ、凛!」
P「あっはっは。さすがに結婚できる歳でもない子と付き合う気はねーな」
加蓮「じゃあアタシか奈緒ならいいんだ」
P「訂正。自動車免許も取れん子と付き合う気はさらさらない。以上。と言うより帰れ帰れ」
凛「閉め出された」
奈緒「加蓮が変な話しだすからだぞ」
加蓮「奈緒だってノリノリだったくせに。でも結局答えなかったね。彼女いるかいないか」
奈緒「いないんじゃねぇのか」
凛「嘘ついてる可能性は?」
加蓮「限りなく低いけど、調査する必要があるわね」
奈緒「え? え?」
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加蓮「あ、出てきた」
凛「ターゲット。自宅のドアを開けました。どぞー」
加蓮「そんなにオシャレをしてるわけじゃないけど………着こなしてる感じはします。どぞー」
凛「なるほど。これは怪しいと。どぞー」
奈緒「なあ、ほんとに尾行するのか? 悪くないか?」
加蓮「奈緒。ちょっと付き合い悪いよ。そこは乗らないと」
奈緒「でも休日にPさんの後をつけるなんて、あとでバレたらなんて言われるか分かんねーだろ」
凛「大丈夫だって。見つかっても三人で遊んでてたまたま見かけたってことにすれば」
奈緒「それでもこっちの企みがバレて嫌いだーとか言われたら」
二人「………」
奈緒「何黙ってんだよ」
凛「プロデューサーは私たちのプロデューサーなんだよ」
加蓮「故に、アタシ達はPさんのすべてを知る権利がある。彼女の有無を含めて。そうでしょ?」
奈緒「そうなのか?」
凛「奈緒もここまで来たんなら覚悟を決めて。見つからなければ大丈夫だよ。見つからなければ」
P「バレバレなんだよなぁ」
P「何あの三人。ちょっと近くの本屋まで行こうと思ったらさっきから後ろから見張るように」
P「まさか昨日の彼女がどうとかって話題を掘り起こしてるんじゃないだろうな」
P「………どうせならあの三人が驚くようなことをしてやろうかな」
P「どうするか。何か面白いことに出くわすとか………それとも自分が何かアクションを起こすか」
>>4 Pに降り掛かる出来事or起こす行動
花束を買っていく
加蓮「あ、Pさんが店にって………あの店って」
奈緒「凛の家、だよな? 何で花屋に?」
凛「なるほど。これはきっと休日に私に会いたくなったからついウチの店に来たってことね。しょうがないな。ちょっと席外すね」
奈緒「コラ凛!どこ行こうとしてんだ!」
加蓮「今尾行中ってこと忘れてんじゃないでしょうね?」
凛「昨日の彼女ががいるかどうかって話。きっと私のことが好きだからいないって言ったんだよ。大丈夫。二人の分まで幸せになるから」
奈緒「そんなの! ん? Pさん出てきたぞ」
加蓮「あ、ほんとだ。しかも花束買ってる」
凛「きっと私に渡そうとしてるんだよ」
加蓮「でも、こういうことも考えられない。今から女の人と待ち合わせをしていて、その人のために買ったって」
奈緒「マジかよ………じゃあ本当は彼女がいるってことなのか? どう思う凛?」
凛「何ぼさっとしてんの? 尾行はまだ始まったばかりだよ」
奈緒「こいつ………! さっきまで浮かれてたくせに」
加蓮「でもほんとに彼女がいる説が濃厚になって来た。慎重に行こう」
P「うーん。なんとなく花束を買ってしまった。今からどうしよう」
持ち物 花束
>>9 Pに降り掛かる出来事or起こす行動
あの子のお墓に買ったお花をお供えに行くその後墓の前で号泣
凛「ここって、お墓だけど。あ。隠れて」
奈緒「Pさん。腰を下ろして何か独り言言ってるぞ」
加蓮「耳をすませば聞こえる」
P『久しぶり………本当にいきなり会いたくなってさ。これ、俺の担当の子の家の花なんだ。いい花だろ?』
加蓮「あの花束、お供えのために買ったんだ………」
P『この前仕事でさ。担当してる子の三人が大きなLIVEを成功させて………本当にきれいで輝いてたよ』
奈緒「あたしたちの話だ」
P『ほんとにさ。お前にも見せてやりたいよ。ちょっとやんちゃだけどいい子で、可愛くて。本当に自慢の………自慢の』
凛「………」
P『お前がいてくれたら………きっとうちのプロダクションで活躍してたと思うぞ。昔っからアイドルに憧れて、シンデレラプロダクションに入りたいって言ってたよな。だから俺はあの事務所に入って………ぐ、ぅううううう………!』
加蓮「泣いてる………」
P『でも、何でかいつもお前に見守られてると思ってしょうがないんだ………! だから………頑張るよ、俺………!』
凛「プロデューサーにこんな過去があったなんて」
奈緒「なぁ、やめないか。さすがに心苦しい」
加蓮「………まだ。ここまで来たら! まだ続ける。こんなことを知ったら、続ける義務がある。アタシ達は知りすぎてしまったからこそ! 知らなくちゃいけない」
凛「そう。もう底なし沼に下半身は潜り込んじゃったんだよ」
P「くっそ。あの三人。これでもあきらめてくれないなんて。でも、あんなに泣くとは思わなかった。あの子がいたら、きっと俺はあの子をプロデュースしてたんだろうな………」
アイテム なし
>>16 次の出来事or行動
奏とデート
凛「プロデューサー………落ち込んでる。背中でわかる」
加蓮「さすがに、これ以上の尾行はダメかな?」
奈緒「ん? 待て! Pさんが足を止めたぞ! あれは、奏?」
P『奏………奇遇だな。街中で会うなんて』
奏『そういうPさんこそ、ずいぶんと落ち込んでるね。どうしたの?』
P『まあ、ちょっとな』
凛「会話が聞こえづらい」
奏『落ち込んでるなら、どこかに出かけようか? 気晴らしになるかもよ』
凛「今デートに誘った!? まさか奏が彼女?」
奈緒「落ち着け凛! 偶然ばったり会ったから誘ってるって感じだ。さすがに墓参りの後に彼女とデートするような薄情者じゃないだろPさんは」
加蓮「それに、Pさんがデートに乗るとは思えないよ。アタシだって何回も誘ってるのに一回も行ったことないもん」
凛「え? 加蓮も?」
加蓮「ん? じゃあもしかして奈緒も?」
奈緒「なんであたしが入るんだよ! とりあえずデートの誘いは断るんだな」
P『いいよ。なんだか、誰かと一緒にいたい気分だったし』
凛「!?」
奈緒「な、にぃ?」
加蓮「デートの、誘いを………受けた? 尾行続行!」
>>20 次の出来事or行動
奏に事情を話し協力してもらう
加蓮「ベンチに二人で並んで腰かけてる………!」
凛「さすがに会話が聞こえない………」
P「昔さ。妹のようにかわいがってた子がいてさ。俺より一回り小さくて、俺と凛の歳の差だったかな」
奏「その子は、今は」
P「お察しの通り。今はどこにもいない。いきなりいなくなった」
奏「Pさんも、苦しい思いをしてきたんだね」
P「でもさ。なんとなく寂しくないんだ。その子、今でも近くにいる気がしてさ。本当に何でかわからないけど、もしその何でがわかるなら、どれだけ嬉しいかって」
奏「わかる方法はないの?」
P「さすがに、わからないことだらけでどうしたらいいか」
奏「なら、手伝おうか?」
P「手伝う?」
奏「少なくとも、一人より二人の方がいいじゃない? 私にできることがあるかわからないけど、できることがあるなら手伝いたい。そんな悲しそうPさん。見たくないから」
凛「なんかいい雰囲気だし………」
P「奏………ありがとう。じゃあ、たまにでもいいから俺の話を聞いてほしい。このことを知ってるのは奏しか………」
奏「どうしたの?」
P(忘れてた! 今俺尾行されてるんじゃん! あの三人は………いたぁ! 変な誤解与えちゃう! どうしよ!)
>>23 次の出来事or行動
補足
基本的に『』の人は他人から距離を置いて聞かれている立場です。基本的にストーカー三人組には『』付きません。上記のように三人とPがどちらとも「」場合は分かりにくいですけど主観がそのたびに変わっているということでご了承ください
ご飯を食べに行く
P(まあもともとあの三人を驚かす主旨だったんだし、いいか)
奏「どうしたの?」
P「いや別に。話に付き合ってくれてありがと。お礼にご飯奢るよ」
奏「Pさんから誘ってくれるなんて意外ね」
P「そういう気分なんだよ。この前ありすに紹介してもらった店がある。俺も行ったことないからそこに行こうよ」
奏「じゃあ、Pさんのお誘いを受け取らせてもらおっかな。ちゃんとエスコートしてね」
P「まかせとけって」
凛「プロデューサーが動いた!」
奈緒「なんだよすっげーイイ感じじゃないか!」
凛「お店に入ってった! 小洒落た喫茶店!」
加蓮「ここって、ありすちゃんが言ってた店?」
奈緒「知ってるのか?」
加蓮「噂によると………イチゴらしい」
凛「イチゴ?」
>>26 次の出来事or行動
カップルジュースを頼んで2人で飲む、そのときにクリームがPの鼻についたのを奏が舐めとる
凛「どう、二人の様子は」
加蓮「今はただメニューを選んでるだけみたい。にしてもイチゴ料理が多いわねこの店」
奈緒「見ろよこれ。イチゴパスタだって。美味いのか?」
凛「どっちにしても甘そうだね。ん? プロデューサーのところに何か来た」
P『なぁ奏。ホントに注文したのかよそれ』
奏『ふふ。一人じゃ頼めないし、女の子頼む物でもないし、こんな時ぐらいじゃないこれを頼めるのって』
加蓮「巨大な………ホイップクリームの乗ったカップルジュース………!」
凛「これは………やっぱり黒………!?」
奈緒「落ち着け! あの様子だと奏が注文してPさんが無理して付き合ってるって感じだ! まだ決めつけは早いんじゃないか」
凛「そうね。まだ様子見。あ、飲み始めた!」
P『クリームが、鼻についた。盛り過ぎじゃねぇかこれ』
奏『ちょっと待ってて。今拭き取ってあげる』
P『別に自分で!? ちょ、奏!? 今!?』
加蓮「鼻についたクリームを! 舐め取った!?」
凛「これはやっぱり黒! まさか………プロデューサー」
奈緒「おおお落ち着け! あたしは奏の性格をよく知ってる! あれは奏なりのスキンシップだ! 多分」
凛「あ、二人が会計をしてる!」
奈緒「マズい。見失う前にあたしたちも行くぞ!」
加蓮「ガッテン!」
P「じゃあな奏~。まさか、鼻を舐められるとは思わなかった。奏のやつ。キスはまだ恥ずかしいとかかわいいこと言いやがって。あの三人は………まだいる。多分ばっちり見られたんだろうなぁ。今からどうしよう」
>>31 次の出来事or行動
茜とマラソン
奈緒「ん? あ、奏と別れたと思ったら、」
凛「次は茜と? でもさすがに茜は恋人ってより完全に友達としか見えないし」
加蓮「まだ安心ってことね」
茜『どうしたんですかプロデューサー! なんか元気ないですね!?』
P『そう見える? 一応気分転換はしたつもりだけど』
茜『つらいときは走るのが一番です! 熱い血を燃やし!!!!! そして発汗して暗い気持ちを吹き飛ばせばいいんです!!!!!!!」
凛「つまり、マラソンしようってことなのかな」
P『………いいかもな。よし! 走ろうか!』
加蓮「走るのあの人! ちょ、走り出したこんな街中で」
茜『プロデューサー! 早く早く!』
P『速いって茜!』
凛「すごい走ってるあの二人」
奈緒「このままじゃ見失う! 急ぐぞって加蓮?」
加蓮「ぜひゅー………もう、だめ………」
凛「ここで………リタイアかな」
奈緒「一応、歩きながらでも向かってみよ。ほら、見失ったけどまた見つかるかもしれないし………ん?」
P『ハァー………ハァー………! もう無理!』
凛「一人でへばってるし」
P「ハァー! やっぱいい年していきなりマラソンは厳しいか………茜はどんどん先行っちゃっうし。完全に置いてかれた。気付いて戻ってきたりしてくれないかな。それにしても疲れた………どうしよ」
>>35 次の出来事or行動
恋人と密会
P(なんか寂しい気持ちになって来たな。久しぶりに私用であいつと会いたいけど………あの三人に見張られてるからなぁ)
P(あいつら俺に恋人はいないと思ってるみたいだけど一応いるんだよな)
P(さて、どうしたものかな)
凛「プロデューサーが動き出した!」
加蓮「まさか、恋人に会いに行くとか?」
奈緒「違うだろ多分」
P(あいつらに見られてもいいからあいつに会いに行こう)
>>39 恋人とは誰
時子
奈緒「なぁ、これ以上不毛じゃないか」
凛「何でさ」
奈緒「だってPさんに彼女なんているわけないんだろ。一応彼女がいるかいないかで尾行してるならもう充分だろ」
加蓮「わかってないね奈緒は。尾行って探偵みたいで面白いじゃん」
奈緒「遊びの感覚か」
凛「ふふ。ん? 見てプロデューサーが誰かと話してる!」
加蓮「あれは………時子さん?」
奈緒「どうせさっきみたいにたまたま会ったってオチだろ」
凛「会話が少し聞こえる」
P『こうやって会うのも久しぶりだな時子』
時子『唐突に会いたいって、貴方って人は他人の事情も考えずに自分の欲望にのみ貪欲な豚なのね』
P『そうかもな。でも、来てくれた。ありがとう』
時子『じゃあ今日はどこに連れてってくれるのかしら? その未熟な脳はどんな場所を出すのかしらね』
P『どうしようかなぁ』
加蓮「………」
凛「これは完全に黒………」
奈緒「さすがに………フォローできない。どうすんだ? マジで彼女なのか!?」
加蓮「時子さんが彼女ならまだ尾行を続ける!」
凛「本当に時子さんがプロデューサーにふさわしいかどうか。見定める義務がある!」
奈緒「マジかよ。Pさん………」
>>43 次の出来事or行動
Pと時子がホテルに入って行く
P『ん、じゃあホテルに行こうか』
凛「!?」
加蓮「今………ホテルって言った」
奈緒「ちょっと待て。時子さんって生粋の女王様キャラだろ! つまりその時子さんとホテルに行きたいって言いだしたPさんは………」
三人「Ⅿ!!」
凛「ど、どうしよう! それシャレになんないんじゃ!」
奈緒「あ、二人が動き出したぞ! ほんとにホテルに行くのか!?」
加蓮「とりあえずついてって………ん? ここって」
P『最近仕事が忙しくて時子からもらったミニブタをペットホテルに預けてたんだ。元気いっぱいでよく育ってるだろ』
時子『貴方もなかなか調教と言うものをわかってるじゃない。弱った子を弄るのなんて面白くないわ』
凛「………」
奈緒「………」
加蓮「この中でエロい想像した人~」
奈緒「加蓮だってそうだろ!」
凛「よかった………いろんな意味でよかった」
加蓮「あ、二人がまた動き出した」
>>48 次の出来事or行動
観覧車に乗る
凛「意外とエスコートしてるね」
奈緒「と言うより時子さんの扱いが上手い。すっごい慣れてる感じだ」
加蓮「事務所じゃいつも私にそっけないくせに………ぐぬぬ」
凛「でもさ。今のプロデューサー見てると、時子さんをすっごい大事にしてるってよくわかるよ」
加蓮「そうかもしれないけどさぁ」
奈緒「お、観覧車に並んでる! 私たちも行くか?」
凛「よし、何とか二人の次のボックスに潜るこめた!」
加蓮「さすがに会話は聞こえないか」
奈緒「あ! 時子さんがPさんの方にもたれかかった!」
凛「あんなに甘える時子さん見たことない」
加蓮「きっとあれだよ。普段強気に見えても二人きりになった途端に甘えるタイプの人」
奈緒「あ! 次はPさんの膝を枕にしたぞ!」
凛「う………甘々じゃんか」
加蓮「私だって一回しかしてもらったことないのに!」
凛「え? あんの?」
加蓮「あ」
時子「………なんかうしろのボックスうるさくない?」
P「やんちゃ盛りの女子高生が乗ってるのかもな」
>>53 次の出来事or行動
女子校生が無実のおっさんを痴漢魔に仕立て上げていた
加蓮「あっつー………汗でびしょびしょだよ」
奈緒「二人がボックスの中で暴れるからだろ」
凛「加蓮が抜け駆けするのが悪いんじゃん」
加蓮「今となっては抜け駆けも何もないけどね」
凛「にしても、あれだけ暴れた後で混んだ電車はきつい」
女子高生『痴漢!』
奈緒「ん? 痴漢?」
おっさん『ち、違う!』
女子高生『とぼけるんじゃねーよ!』
凛「うわぁ痴漢とか」
加蓮「多分………あれは嘘だと思う」
凛「どうゆうこと」
加蓮「あの女。ウチの学校のやつなんだけどこの前自慢げに痴漢を冤罪にしてやったーって話してたやつだよ。ただでさえ五月蠅いくせに妙な勘違いをしてる腐れ外道の阿婆擦れよ」
奈緒「じゃあ止めに行かないのか?」
加蓮「正直、あいつとは関わりたくないのよ」
P『あのー。その人触ってないと思いますよ』
凛「! プロデューサー?」
女子高生『あ? なんだと?』
時子『この人曰く。たまたま下を向いたときにその人の手が引き抜かれる瞬間を見たらしいのよ』
P『この人。引き抜かれるまでポケットに手を突っ込んでいたみたいですよ』
女子高生『そんな話通じるわけ、』
加蓮「あんた、何やってんの?」
女子高生「加蓮!? 何であんたがここに」
P「加蓮………」
加蓮「あんたこの前教室で「痴漢を冤罪にしてやったー」って言ってたけど、まだそんなことやってんの? 他の人の迷惑考えてみたら?」
女子高生「そ、そんなこと言ってない!」
加蓮「じゃあ他のクラスメイトにも聞いてみる? 多分結構聞いてた人いると思うよ」
女子高生「う………!」
P「お前………」
加蓮「バレちゃったか」
時子「で、貴女たちはいつからつけてたのかしらね」
凛「加蓮が出てっちゃうからバレちゃったじゃん」
加蓮「しょうがないでしょ。あのままだとPさんだってあらぬ誤解をかけられちゃいそうだったし」
奈緒「もう覚悟決めて、素直に話そう」
P「俺が家を出た時からずっとつけてたんだろ」
凛「最初から知ってたの?」
P「バレバレなんだよ。こいつらさ。昨日俺に彼女がいるかどうかって聞いてきたんだ。それを確かめるために今日一日後をつけてたみたいだ」
加蓮「そうだ! じゃあやっぱりPさんと時子さんって付き合ってるの?」
P「まあ、そうなるな。以前ミニブタを飼ってるって聞いて、子供を一匹もらって、そこから仲良くぐえぇ」
時子「貴方の口は軽くて何でも話しちゃう口ね。そんな口は一回糸で縫っちゃった方がいいんじゃない?」
P「そ、そういう訳だから。俺は時子と付き合ってるんだ」
奈緒「でも奏とカップルジュースを飲んでたじゃん!」
時子「ん?」
P「そ、それは仕方なく!」
凛「茜と楽しそうにマラソンしてたよね?」
時子「え?」
P「それは別にいいけど………とにかく、さっきはありがとな。助けよと思ったのに助けてもらったみたいで」
加蓮「ならさ。何かご飯奢ってよ! それでチャラにしてあげる!」
P「チャラって………時子?」
時子「別にかまわないわよ。私だって借りを作るは性に合わないもの」
P「そうか。なら、三人とも、今日は存分に奢ってやる。心して食べろよ!」
凛「じゃあ誘われようかな」
奈緒「………ああ。そうだな」
加蓮「うん。食べるよ! 失恋ついでに財布をすっからかんにするまで! さよなら、私の初恋」
凛奈緒加蓮 失恋END
BADENDです
初めての安価でまとめる力がなかったのでこんなものになってしまいました
呼んでくださった方ありがとうございました
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