【東方・ボカロ・アイマス】真美リン永琳「コロシアイ学園生活?」【ダンガンロンパ】 (106)

注意
・初スレ立て、初SSです。
・キャラ崩壊します
・ボカロ、東方、アイマス、ダンガンロンパのクロスSSです。 が、ダンガンロンパのキャラはモノクマのみ、クロス部分は設定位です
・一部その他作品のネタ有り
・キャラが死んだりします。登場キャラに好きなキャラがいる方は特にご注意ください。
・蓬莱人が死ぬなどのおかしな点もありますが、ご了承下さい。
・能力ありのでは無いです。 東方キャラの能力は基本使用不可で、普通の人間と同じくらいになっています。
・無理がある展開等色々あります 上記の事が苦手な方はブラウザバックかタブ、ウィンドウを閉じることをお勧めします

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1398678489

亜美「んー・・・ ここどこ?」

真美「さぁ? 知らなーい」

雪歩「何でこんなところに・・・」

真「連れて来られたのは事務所にいたボク達だけかな?」

亜美「だと思うよ? 寝てたミキミキも連れて来られてるみたいだけど」

美希「んー・・・ あれ? 学校なの」

真美「みたいだけど・・・ なんか違うよね」

亜美「あれ? 何だろこれ? 地図?」

真「ここの地図と・・・ メモみたいだね。 なになに・・・?『体育館へ集合』?」

雪歩「集合・・・私達の他にも誰か居るんですか・・・?」

真美「ま、とりあえず行くっきゃないっしょ→!」

亜美「つかれたね→」

真美「なんか変に広いYO→」

亜美「あ、ここじゃない?」

美希「動きまわったから眠いの・・・ あふぅ」

真「先に誰か来てるかもね」

雪歩「入らなきゃダメでしょうか・・・」

真美「待ってる、って訳にはねぇ・・・」

亜美「そろそろ入ろ→?」

亜美真美「こんにちはー!」

美希「こんにちは、なの」

???「ん、集合って書いてたからもしかしてと思ったが、やっぱり私達だけじゃないみたいだな」

妹紅「あ、私は藤原 妹紅だ。宜しくな」

フラン「フランドール・スカーレットよ。 よろしくね」

チルノ「あたいはチルノ! さいきょーの妖精だ!よろしく!」

紫「八雲 紫。宜しく」

永琳「八意 永琳です。 宜しくお願いします。 貴女達は?」

支援なの!

亜美「双海 亜美だよー!」真美「双海 真美だよー!」

亜美真美「よろしくね!」

美希「ミキは星井 美希。 15歳なの」

雪歩「萩原 雪歩です。 よ、宜しくお願いします!」

真「ボクは菊地 真です。 よろしく!」

ギィィィィ・・・

真「あれ、また誰か来たみたいだね」

リン「こんにちは、鏡音 リンよ。 よろしく!」

レン「鏡音 レンです。 宜しくお願いします。」

ミク「初音 ミクだよ! よろしく!」

ルカ「巡音 ルカと申します。 宜しくお願いします」

GUMI「GUMIです。 宜しく」

亜美真美「よろしくー!」

---少女自己紹介中...---

>>6
有難う御座います。 駄文、長文ですがお付き合い頂けたら幸いです

真美「それで、ここに集合って言われたけど何すりゃいいの?」

リン「さぁ・・・?」

亜美「ま、待ってりゃその内何かあるはずだよ→」

レン「あれ、何だこのぬいぐるみ」モノクマ「ぬいぐるみじゃないよ、モノクマだよ」

アイマス、ボカロの十人「喋った!?」

真美「あ、でもぬいぐるみだし喋ってもおかしく無いか?」

モノクマ「だから、僕はモノクマ。 この学園の、学園長なのだー!」

亜美「モノクマ・・・? まぁ、それはいいとして、ここで亜美達に何をさせたいの?」

モノクマ「えー、面倒だから簡単に言うと、オマエラには、コロシアイをしてもらいます」

全員「・・・は?」

モノクマ「だから、コロシアイをしてもらうんだってば」

真美「ちょちょ、ちょっと待って! コロシアイって・・・殺し合いってこと?」

モノクマ「そのとーり! オマエラには、ここで学園生活をしながら、殺し合いをして頂きます」

永琳「何ふざけたこと抜かしてるのかしら? そもそも、殺し合いさせるにしたって、私とかチルノとかを呼んだら話にならないじゃない 死なないのに殺し合いだなんて・・・」

リン「え、何それ怖い 死なないってどういうこと?」

永琳「説明は後でするわ それよりこっちが先」

モノクマ「心配しなくても、そっちの5人はちょっといじって普通の人間と同じようにしたよ?」

紫「ああ、だから能力が使えなかったの・・・」

アイマス、ボカロの十人(何言ってるんだろうこの人たち)

亜美「てか、何で殺し合いなんかしなきゃならないのさ!」

真美「そーだそーだ! 暴力はんた→い!」

モノクマ「別にしたくないならしなくてもいいんだよ? 一生この学園から出れなくなるけどね」

リン「え・・・?」

GUMI「結局、誰かを殺すか、ここで死ぬかの二択ってわけ?」

モノクマ「お、分かってもらえた? あ、食事とか寝床とかは問題ないからね。 じゃ」

http://i.imgur.com/v8YjOH8.jpg?1

学園の地図 |一本50mくらい

チルノ「どっか行ったな・・・」

真美「・・・どうしよう?」

亜美「・・・き、きっと出口とか見つかるよ! それか殺し合いってのが何かの別の表現で実際はただの撮影とかさ! 人狼でもやるのかな?」

フラン「そうね。わざわざ私達を呼んできて殺し合いなんてさせる意味なんて無いもの」

ミク「じゃぁ・・・これからどうする?」

ルカ「まだそんなに時間はたってないみたいですし、食堂で雑談したり遊んだり、で良いんじゃ無いですか?」

亜美「お、良いね、それ気に入っちゃったよ よーし、そうと決まれば、食堂へダーッシュ!」

レン「元気だね・・・」

妹紅「まぁ、元気なのは良いんじゃ無いか? 結構ポジティブみたいだし、大丈夫だろ」

真「ま、とりあえずボク達も向かおうか」

真美「りょーかーい!」

雪歩、GUMI、紫「・・・」

真美「ゆきぴょん、早く来ないと何もできなくなるかもよ→?」

リン「どうしたの?早く行こうよー」

永琳「考え事なら向こうでもできるでしょ? 紫、とっとと行くわよ」

________食堂________

亜美「皆のあだな何にするー?」

真美「んー・・・ 最後に来た5人はお互いが呼び合ってるみたいに○○姉で良いかな?」

亜美「レンって人は・・・ レン兄でいっか」

亜美「じゃ、後の5人は?」

真美「んー・・・ 紫って言ってた人は・・・ ゆかりん?」

亜美「お、いーねー じゃ妹紅って人は・・・ もこたんとか?」

真美「おお、それ採用 後の3人は・・・」

亜美「フランドール・スカーレットだっけ? 縮めてフランとか」

真美「それ他の人もそう呼んでなかった?まぁ良いか。 後は・・・」

亜美「んー・・・ 永琳姉ちゃん?」

真美「それでいっか チルノってのは・・・ むー、カタカナで短いのはあだな付けづらいよー」

亜美「どうしよう・・・ チルぴょん?」

真美「そうしよっか」

リン「そういえば、さっき言ってた『死なない』ってどういうことですか?」

永琳「ああ、信じてもらえるか分からないけど、昔不老不死の薬飲んだのよ・・・ 私と妹紅さんはね」

永琳「チルノは妖精だし、死なないはずだけど・・・ この場では死ぬみたいね。」

リン「・・・理解できないのは私の頭が悪いの? そっちが狂ってるの?」

永琳「どっちでも無いわよ 全部、受け入れがたい現実よ」

リン「そっかー・・・」

亜美「リン姉→!」真美「遊ぼ→!」

リン「わ、ちょ、分かったから一回離れて!」

永琳「なんだか傍から見ると貴女が妹持ったみたいに見えるわね」

亜美「あ、もちろん永琳姉ちゃんも一緒に遊ぶよね?」

永琳「えっ?」亜美真美「えっ?」

永琳「・・・まぁいいわ。で、何やるかは決めてるの?」

真美「んっふっふー ちゃーんと有るよー」

亜美「と、言うわけでドミニオンやりましょ→!」

永琳「お、ドミニオン? じゃ、手加減無用でやりますか」

妹紅「・・・」←永琳の後ろから見てるけど誰も気付いてくれない

真「そろそろお腹減ってこない?」

美希「そうなの。 おにぎり食べたいの」

フラン「ソファ占領して寝てて、起きて最初に言うのがそれ・・・?」

真「765プロだとよくあることだよ」

ルカ「そんなのが良くあるの・・・?」

レン「ま、それは置いといて何か食べたいね」

永琳「じゃ、まず部屋の確認をして、もう一回戻ってきてから食事にしましょう」

チルノ「ん、何で戻るの?」

ミク「部屋は一回確認した方が良いでしょ?」

雪歩「じゃ、じゃぁ早速確認しに行きましょう」

亜美真美「おー!」

亜美「えーっと、この部屋がこれだから・・・ あ、あった」

真美「亜美と真美の部屋は隣なんだねー」

亜美「じゃ、また後でー」

ガチャ バタン

亜美「さて、何があるかなー?」

亜美「ここはシャワー室かな」

亜美「ベッドはふかふかですなぁ~♪」

亜美「んーと、この封筒は・・・ 中にメダル入ってる モノクマメダル?」

亜美「あとはこの箱・・・ 『極上の凶器』だって。でも鍵かかってて開かないや。 部屋の鍵で開くかな?」

ガチャ 亜美「あ、開いた」

亜美「中身は何かな~・・・」

亜美「何コレ?漫画のBTOOOMだっけ? アレに出てきたみたいなのが14個・・・」

亜美「え、コレもしかして・・・ 爆弾?」

亜美「あ、紙入ってる えーっと? 『爆殺』? ・・・やっぱコレ爆弾!?しかも時限式・・・」

亜美「あ、箱の横にタブレットがある なんだろう?」

---学園生活のルール---

生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。

1.夜10時から朝7時までを“夜時間”とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので、注意しましょう。

2.学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。

3.仲間の誰かを殺したクロは“卒業”となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。

4.生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。

5.学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。

6.学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。

7.電子生徒手帳の他人への貸与を禁止します。

8.コロシアイ学園生活で同一のクロが殺せるのは、3人までとします。

9.鍵の掛かってるドアを壊すのは禁止とします。

亜美「・・・やっぱり本当に殺し合い?」

亜美「・・・いや、絶対どこかに脱出できるところがあるはず! ダクトとかさ!」

亜美「そうじゃなかったら・・・おかしいよ・・・」

亜美「・・・とりあえず皆には箱の中に入ってた『極上の凶器』は知られないようにしよう・・・」

亜美「ただいま~」

雪歩「あ、亜美ちゃん・・・ お帰りなさい」

GUMI「お帰り」

紫「お帰りなさい」

亜美「この4人だけ?」

妹紅「私もいるぞー」レン「僕もいるよー」

亜美「あ、じゃぁ今6人?」

紫「みたいね。そういえば、帰り道で真美ちゃん見たけど、私が見たときは逆方向に走ってたわ」

雪歩「私はリンちゃんを見かけました。 でもやっぱり食堂からは遠ざかってました」

GUMI「永琳さんは食堂に向かってたように見えたけど・・・ どこかで引き返したのかな?」

亜美「そっかー・・・ 何で食堂に向かわなかったんだろう?」

レン「もしかして、何か仕掛けてたり・・・」

妹紅「まーまー・・・ 落ち着いたら来るんじゃないか? あのタブレット見て本当に殺し合いさせる気だって分かったんだし無理ないよ」

レン「そう・・・だよね」

妹紅「ま、永琳は別の用事と思っても良いかもな」

亜美「そうなの?」

妹紅「長い間暮らしてりゃこんな経験もあるだろうしな・・・」

______数分後__________

亜美「じゃ、コレで全員いるかな?」

真美「いるよー」

紫「あ、そういえば真美ちゃん・・・ 何で食堂から遠ざかっていったの?」

真美「・・・鍵と扉の閉め忘れかな。 中には入られて無いみたいだけどドア全開にしてたから」

亜美「そーだっけ?」

真美「真美が戻った後に出たんじゃないの?」

雪歩「あ、リンちゃんは?」

リン「・・・タブレット持ってくるの忘れててさ。 持ってなきゃ駄目かなって思って」

レン「別に要らないんじゃない?」

リン「そっかー」

GUMI「永琳さんは?」

永琳「何かしようとしてる人が居ないかの見回り。 道に爆弾仕掛けてたりする人がいないかとか」

永琳「まずは安全を最優先、その上で脱出口を探さないと、でしょ?」

GUMI「・・・ふーん」

雪歩「そうですか・・・」

フラン「もうちょっと人を信用しても良いんじゃないの?」

永琳「信用できないのがいるからね・・・」

紫「あらあら、私をそんな目で見てたんですか?」

永琳「誰も貴女とは言って無いですよ・・・ あのモノクマが怪しいですから」

真「・・・あのDVDがモノクマの用意したものだとすれば、確かに怪しいね・・・」

雪歩GUMI 紫「!」

亜美「DVD? 何かあったの?」

フラン「ベッドの下にあったよ・・・ 別に内容信じてなんかいないけどねー」

美希「ちょっと話をしてみて分かったけど、全部身近な人が急に居なくなっちゃって、何があったのか、正解発表は卒業の後で 的な感じだったの」

真美「・・・何が何でも殺し合いさせたいみたいだね・・・」

亜美「だ、大丈夫だよ! きっとダクトとかそういうのから抜け出せるって! 誰かが抜け出したらそこで終了とかね!」

永琳「・・・ええ、そうね。 誰かを殺して出ようなんて考えてる人は考え直した方が絶対良いわ」

真美「そーだよ! 自分だけ出て何になんのさ!」

リン「絶対脱出できる! できない訳がない!」

9人「おー!」

ぐぅぅ~~~

美希「あ・・・」

真「じゃぁ、お腹も減ったしご飯にしよっか」

真美「さんせー!」

亜美「何があるかなー?」

---少女食事中---


真美「美味しかったー」

美希「おにぎり美味しかったの!」

フラン「たまにしか食べてなかったけどこういう食事もいいわね」

リン「いつもはどんなの食べてるの?」

永琳「それは種族的なことも関係してるから・・・」

真「ああ、そっちは色々居るんだっけ・・・」

ルカ「吸血鬼とか幽霊とか月の民とか妖怪とかがいっぱい居るって・・・」

ミク「そっちはそれがスタンダードなんだよね・・・」

レン「ちょっと怖いかも?」

妹紅「あー、確かに迷い込んだ人間が襲われたって話は聞くな」

チルノ「でも住んでる人間はあたい達を捕まえようとしてくるのもいたりするなー」

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「えー、校内放送です 午後10時になりました 夜時間です デパートと体育館は入れません」

永琳「あら、もうそんな時間・・・」

真美「・・・あ、ゴミ捨てと後片付け、見回り決めない?」

リン「賛成ー」

亜美「じゃ、言いだしっぺの法則という奴で、真美にやってもらいましょー」

真美「えぇ!? 何で真美が3つ全部!?」

永琳「さすがにそれは・・・ 私が見回りやるわよ?」

リン「じゃ、後片付けはやっとくねー」

紫「あ、ならゴミ捨て行きますか?」

真美「ゆかりんはいいや。 部屋で寝てていーよー」

紫「・・・そう。」

亜美「んじゃ、先寝てるね~」

ガチャ バタン

亜美「はぁ・・・ 本当に出られるのかな・・・」

亜美「そういえば、ベッドの下にDVDが有ったって言ってたけど・・・」

亜美「DVDはないや・・・ ん、何だろこの紙?」

亜美「何々・・・?『貴方含め6人にしか開示されて無い情報です』だって 何かな?」

クロは、願いを3つモノクマに聞いてもらえます

クロのできる願いは、バレたかバレて無いかで変わります

学級裁判で勝てたクロは、可能な願いを全て叶えられます

負けたクロは、処刑回避などはできません ルールの範疇のみです

亜美「・・・亜美の他に5人、この動機が渡されたのかな・・・」

亜美「とりあえず、寝よう・・・」

あまり進んでいませんが、一旦切ります
続きは多分明日からだと思います・・・
読んで下さる方、有難う御座います

あ、脱出、全滅等の最後の最後まで書くのではなく、事件解決、オシオキで終了の予定です それでもOpenOfficeでまぁまぁのページ数行く長文になってしまいましたが・・・

再開しますー 明日はネット使えないから今日中に終わらせれたら良いな・・・

---6:02AM---

ドンドンドン ドンドンドン

亜美「んー・・・?何?」

真美「亜美! 居る!? 空けて!」

亜美「真美? どったの?」

真美「真美の部屋でゆきぴょんが・・・ ゆきぴょんが死んでるの・・・」

亜美「そっか、ゆきぴょんが・・・ え!?」

ガチャ バタン

亜美「ホントに死んでる!?」

真美「うん、息してなかったし、脈もなかったよ・・・」

ガチャ

亜美「ゆきぴょん!? ゆきぴょん! 返事して! ゆきぴょん!」

真美「駄目だよ・・・ もう死んでる・・・」

亜美「・・・真美は人呼んできて 亜美はここに居るから」

真美「うん・・・」

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「死体が発見されました 一定時間後に学級裁判を行います」

亜美「ゆきぴょん・・・ 何で・・・ 何で・・・?」

真美「まこちん連れてきたよ!」

真「雪歩!」

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「死体が発見されました 直前の事件と一緒に学級裁判を行います」

亜美「え・・・?」

真美「直前の・・・ 死んでたのはゆきぴょんだけじゃないってこと?」

真「そんな・・・ 一体誰が・・・」

美希「・・・許せないの」

亜美「ミキミキ! いつ来たの!?」

美希「ついさっきなの」

亜美「そっか・・・ ゆきぴょん・・・ ゆきぴょん・・・」

ピーンポーンパーンポーン

モノクマ「死体が発見されました・・・ 以下略」

真美「3人も死んでるってこと・・・?」

亜美「何で・・・ 何で? 何でゆきぴょん殺されたの?」

真「わかんないよ・・・ とりあえず、あと8人に会おう 誰が殺されたのか・・・」

モノクマ「会うのは構わないけど、誰がどの順で発見されたかは分かるよ」

美希「モノクマ・・・ なんの用なの?」

モノクマ「なんと、オマエラのタブレットに、モノクマファイルを送信したのだー!」

モノクマ「コレは簡単な検死と被害者情報を載せたもので、殺人が起こるたびに送信するよ それじゃ、犯人探し がんばってねー」

亜美「・・・とりあえず、殺されたのは・・・?」

真美「モノクマファイル1は・・・ GUMI姉だって 死因は射殺みたい・・・ もうちょい細かく分からないかな・・・」

亜美「現場は・・・リン姉の部屋? 何で?」

真「ファイル2は・・・ 雪歩だね」

美希「死因は毒殺らしいの。 血だまりできてるしフグとかそういうのじゃないみたいなの」

亜美「現場は真美の部屋・・・ てか真美そのとき何してたの?」

真美「ゴミ捨て行ってたよー そっから帰って来たら・・・」

亜美「そっか・・・」

亜美「ファイル3・・・ ゆかりんだって」

真「死因は刺殺・・・」

美希「現場は永琳の部屋なの」

真美「夜仕事してた人の部屋で死んでる・・・ 見回りの永琳姉ちゃんは何やってたの・・・!?」

亜美「とりあえず、手分けして調べよう!」

真美「じゃぁ、まこちんとミキミキはゆきぴょんの部屋、亜美はリン姉の部屋に行って 真美はここに居るから」

真「雪歩の部屋を調べるの?」

真美「殺害予告とかゴミ箱にあったりするかもだし、行ってくれる?」

美希「わかったの!」

---リンの部屋の前---

ドンドンドン ドンドンドン

亜美「誰か居る!? 入るよ!」

リン「亜美ちゃん・・・」

亜美「・・・何で? 何であいつは殺し合いなんかさせてるの?」

リン「亜美ちゃん・・・ 落ち着いて」

亜美「何で! 何でGUMI姉と雪ぴょんとゆかりんは殺されたの!?」

亜美「許せない・・・ 絶対見つけ出す・・・」

リン「亜美ちゃん!」

亜美「!?」

リン「感情的になっちゃ駄目・・・ 大丈夫だから ね?」

亜美「・・・笑顔が引きつってるよ・・・ でもありがと。 なんとかなりそう」

リン「うん・・・」

---暫くした後---

ピーンポンパーンポーン

モノクマ「学級裁判の時間です 体育館に集合して下さい」

亜美「体育館でやるのかな・・・」

リン「とりあえず・・・ 行こうか・・・」

亜美「誰がこんなことを・・・」

真美「・・・大丈夫、きっと大丈夫・・・」

リン「・・・殺したのは・・・ 誰?」

レン「とりあえず皆落ち着いて・・・」

モノクマ「コレで全員揃ったかな?」

全員「・・・」

モノクマ「それじゃ、裁判場へ移動しようか」

ガコン

全員「!?」

モノクマ「この体育館はエレベーターになっていて、裁判場とつながっているのだー」

モノクマ「じゃぁ、裁判をはじめよっか」

亜美「何で遺影が立ってるの?」

モノクマ「死んだからって仲間はずれはかわいそうでしょ?」

レン「あっそ・・・」

モノクマ「じゃぁ、裁判開始!」

ルカ「まず何について話せば良いの?」

永琳「・・・特に無いなら紫の件、良いかしら?」

妹紅「何で紫の?」

永琳「別に、古い接点があった相手を殺したのは誰かはっきりさせたいだけ」

永琳「私が調べてたのは紫の死についてだったし・・・」

永琳「まず、モノクマファイルに有ったとおり、死因は刺殺 死亡推定時刻は3時から発見時刻の4時」

永琳「タブレットで写真撮れたから持ってきたわ」

亜美「あれ写真撮れたの?」

リン「横で撮ってたよ・・・」

永琳「血は紫の血ともう一つ、犯人のと思われる血が入り口付近にあったわ」

美希「何で犯人が血流してるの?」

永琳「・・・死んだ紫の手に血のついた鉄串が握られてたの」

真美「じゃぁ、ゆかりんも犯人を殺そうとしてたってこと?」

永琳「・・・さぁ 殺そうと考えてる人に、怪我を負わせて止めようと思ったってのもありえるわ」

リン「・・・それで?」

永琳「犯人の血を調べてみれば、絞り込めるわよね」

永琳「2人まではざっとでも血を調べて絞り込めたわ。」

永琳「双海姉妹のどっちか」



亜美真美「!」

永琳「そして、凶器が私の部屋の棚の後ろに隠してあったから、調べてみたの・・・」

永琳「指紋は左手で、握り方は順手。」

永琳「利き手じゃない方の手で、順手で心臓を刺すのは難しいでしょ?」

永琳「真美・・・ 何で紫を殺したの?」

真美「・・・真美は・・・ 真美はやってない!」

永琳「何言ってるの? 証拠は出したでしょ?」

真美「そんなの、そっちが言ってるだけじゃん!」

真美「本当にそうって言い切れないっしょ!?」

真美「本当だっていうなら鑑定書とゆかりんを刺した矢持ってきてよ!」

永琳「・・・今『矢』って言ったわね?」

真美「え?」

永琳「何で凶器が矢って言えるのかしら?」

真美「さ、さっきそう言って・・・」

永琳「私が言ったのは『凶器』よ 矢で刺したなんて一言も言ってないわ」

永琳「凶器が矢であることを知ってるのは調べてた私、レン、そして犯人だけ・・・」

永琳「・・・そろそろ諦めなさい」

真美「・・・はぁ・・・ バレてたんだね・・・」

真美「そーだよ、ゆかりん殺したのは真美だよ」

リン「まさか・・・雪歩さんも?」

永琳「そっちの捜査がどうなってるのかは分からないけど・・・ もしかしたら他の2人もってことはありえるわね」

真美「信じてもらえるか分からないけど・・・ 真美が殺したのはゆかりんだけで、雪ぴょんとGUMI姉は真美がやったんじゃないよ」

永琳「とりあえず、何で紫を殺したの?」

真美「・・・昨日、部屋に戻った後ゆかりんとすれ違ったら小声で何か言ってるんだ・・・ こっそり聞いてたんだよね・・・」

真美「聞こえた部分の内容が『入り口開けたら鉄串が刺さるようにして、もし殺せなくてもそれが取れる位置で待機してれば刺せる』だったんだ・・・」

真美「すぐ分かったよ・・・ 誰かを殺そうって考えてること」

11人「!」

真美「だからさ・・・ 夜のゴミ捨て任せたら駄目だなー、って思って自分で引き受けて、永琳姉ちゃんの部屋行ったんだ」

真美「知ってれば落ちてくるのはかわせたけど、思ったよりすぐ取って刺してきたんだよね・・・」

真美「お腹刺されて痛かったよ・・・ その時、『ゆかりんを殺せば外に出れる』 って思って・・・」

真美「正当防衛にならないかな、ってさ。 ならないみたいだけどね」

真美「足辺り刺そうと思って持ってきた矢を胸目掛けてさしたんだよね・・・ これが殺した理由だよ」

亜美「嘘だっ!!!」

真美「亜美・・・」

亜美「真美がそんなことする訳無い・・・絶対嘘だ・・・」

真美「亜美・・・ 辛くても、これが現実なの・・・ 真美はゆかりんを殺したのは紛れも無い事実だよ・・・」

亜美「うう・・・あああぁぁぁぁ・・・・・・」

永琳「それで・・・ どうなるの?」

モノクマ「クロの投票は後で全部まとめてやるから、全部纏まったら投票に移るよ」

モノクマ「で、事件とクロが全部あってたらクロ全員がおしおき」

モノクマ「当たりとハズレが両方あったり、全部ハズレでも処理するけど、2重で死んだり死んだのに卒業、なんてことは無いよー」

永琳「そう・・・」

リン「じゃぁ、GUMIさんの件について」真美「待って」

リン「・・・何?」

真美「真美・・・ 雪ぴょん殺したの誰か知ってるからさ、そっち先に話したいんだけど・・・」

リン「・・・一人殺してる相手の話を信じろって?そんなの・・・」

永琳「・・・いいわ、話しなさい」

リン「ちょ、ちょっと!」

真美「ありがと。 すぐ終わるからさ。あとこれ、現場の写真ね」

真美「これ・・・ 落ちてたんだ。 髪の毛、しかも金髪で、ショートカットくらいの長さかな?」

真美「落ちてたのは、雪ぴょんのとは別の血だまりの近くに数本。」

リン「・・・それが何? それで絞りこめても2人か3人じゃない! そんなので判断する気!?」

真美「血だまりの近くって言ったよね? そっちも考えてるよ」

真美「ちょっと調べれば、血液型くらいは分かるもん ミキミキは違った」

真美「で、髪の毛はしっかりコンディショナーとか色々使ってるような感じかな? 血の近くにあっただけだから分かってよかったけどね」

真美「血の臭いに掻き消されそうだったけど女物のシャンプーの匂いが少しだけしてたよ」

リン「だからそれが何だって言うの!? はっきりとした証拠も何も無いじゃない!」

真美「リン姉・・・ あるんだよ、証拠」

リン「あるわけ無いでしょ!? そんなの!」

真美「実はさー、何個か永琳姉ちゃんの部屋から指紋採取がどうこうっていうの数個貰ってきてたんだー 無断で」

真美「でね、カップ2個出されてるのはさっき見たから知ってるでしょ?」

真美「片方からは雪ぴょんの指紋が出てきたんだけどさ、もう一個・・・ そっちは違う指紋だったんだ」

真美「真美の部屋から移動しようとしたら、全員の部屋の前通るよね?」

真美「その時、色々な部屋の指紋調べたんだ」

真美「ドアノブについてた指紋は3種類、亜美のと、何故か永琳姉ちゃんの、・・・ もう一人、カップについてた指紋だよ」

真美「永琳姉ちゃんの指紋は置いといて・・・まさか部屋に出入りする人の指紋が無いなんてことは無いだろうし・・・ リン姉のでしょ?」

真美「違うって言うなら指紋取らせてよ カップのも写真に取ってるから確認できるよ?」

真美「もっと言うなら、スティックシュガー・・・風の毒にも有ったよ そのまま部屋に置いてったやつ」

真美「リン姉・・・ 真美と、同じなんでしょ・・・?」

リン「・・・同じじゃないよ・・・」

リン「だってさ・・・ 最初から殺す気だったし・・・」

真美「リン姉・・・」

リン「でもね・・・ 雪歩さんは真美ちゃんに毒盛ろうとしてたこと・・・知ってた?」

真美「雪ぴょんが・・・?」

リン「あのスティックシュガーみたいな毒、雪歩さんが用意してたんだ・・・」

リン「真美ちゃんの部屋に入っていくところ見つけて、見たら数本摩り替えてたんだ・・・」

リン「あとは紅茶のティーバッグも違和感無いように・・・かな 私もそれとは別に毒入りを用意してたけど使わなかったよ」

リン「まぁ、スティックシュガー全部すりかえてるとは思ってなかったけどね・・・ 少し飲んじゃったよ・・・」

リン「本当、ちょっとだけだから血少し吐くくらいで済んだけどね」

リン「まぁ、要するにそれを入れて雪歩さんを殺した、って話。」

レン「嘘、でしょ・・・?」

真美「レン兄、真美が言うのも何だけど、本当だよ・・・ 調べて分かったことだもん・・・」

リン「そうだよ、私がやったの・・・ にしても、良く分かったね?」

真美「まーね! じゃ、真美はもうできることは何も無いよ・・・」

真美「クロを見つけないと亜美も処刑されちゃうんでしょ? そうなんないように・・・ 頑張ってね」

亜美「真美・・・」

真「こんなとき、どんな顔をしたらいいか分からないよ・・・」

美希「笑えばいいと・・・ 思えないの・・・ ミキもわかんないや・・・」

ミク「なんか、私はコレを現実だと思いたくないよ・・・」

妹紅「・・・誰だってそうじゃないか? 大切な人が居なくなったとなったら皆そう思うさ・・・」

フラン「・・・私は・・・ 何か言える様な立場じゃ無いわね・・・」

チルノ「えっと・・・ どうしたらいいんだ?」

妹紅「今は何もしなくていい・・・ 今は・・・」

真美「あ、そうだ、亜美!」

亜美「うう・・・ う? なーに真美・・・」

真美「えっとー・・・ これ、持っててね」

亜美「髪留め・・・?」

真美「真美が居なくなってもそれを見て、偶には思い出してね?」

亜美「真美・・・ 何でそんな元気でいれるのさ・・・」

真美「正直辛いよ? でもさ、もう、どうしようも無いんだし、亜美は『これから』が有るんだし、亜美には前を向いて欲しくて・・・さ」

亜美「真美・・・」

リン「いいなー、それ・・・ 私もレンに何か遺してあげれれば良いんだけど、カチューシャ外す訳にも・・・」

レン「リン・・・」

リン「どうしたの? あ、もしかして・・・ 迷惑だった? ごめんね、気付いてあげれなくて・・・」

レン「リン・・・ 違う、違うって・・・」

リン「? レン、どうしたの? そんな辛そうな表情して・・・」

レン「・・・怖く・・・無いの?」

リン「? なんで?」

レン「モノクマはおしおき、なんて言ってたけど、要するに処刑なんでしょ・・・?」

永琳「わざわざ言い方変えてるし、普通の処刑じゃ無いでしょうね・・・」

ルカ「殺し合いなんかさせる奴だし、正気じゃとてもできないような方法かもしれないわね・・・」

妹紅「全員にそれぞれ割り振られてるかもな・・・ 私なら火に燃やされるんじゃないかな?」

フラン「それを、残虐な過程を加えて・・・ 酷いわね」

レン「・・・今、皆言ってたじゃん・・・ 怖くないの?」

リン「んー・・・ 殺し合い、なんて表現されてたし、どうせ死ぬのは分かってたし・・・」

リン「怖くは無い、って言ったら嘘になるけど、覚悟は既にしてるし・・・」

リン「・・・レンを巻き込めないでしょ? 」

リン「このまま感情に流されて何も喋らなかったら私か真美ちゃんのどっちかが犯人、って事で話が進んじゃうかも・・・」

リン「そうなって、レンを巻き込みたく無いんだ・・・ 何より、話さなきゃいけないことがまだ残ってるし・・・」

レン「リン・・・」

妹紅「さて、リンの部屋で射殺されてたGUMIについてだが・・・」

永琳「・・・怪しいのはその2人かしらね」

真美「・・・そりゃ、ゆかりん刺したけどさ、逆に言うなら事件のあったとき、永琳姉ちゃんの部屋に居たんだよ? リン姉の部屋にはいれないよ」

リン「私は真美ちゃんの部屋にいました・・・ 永琳さんは何やってたんですか?」

永琳「あら、私を疑ってるの? 部屋に居なくても無理ないでしょ、見回りに行ってたんだから」

真美「永琳姉ちゃん・・・ 嘘はいけませんなぁ」

永琳「はぁ? 貴女には言われたくないわよ」

リン「いえ、むしろ私や真美ちゃんなら分かることで・・・」

リン真美「昨日の事件当時、通路には誰も居なかった」

真美「正確に言えば、真美が移動しようとしてるとき、リン姉が移動しようとしてるとき、見つからなかった かな」

永琳「あら、運が良かったのね きっと私が部屋の後ろとか、その辺に居るときに出たんじゃない?」

リン「移動の時はそこを使ったけど居なかったね」

真美「真美も通路のゴミを回収するみたいな感じでうろついてたけど一回もすれ違わなかったなぁ・・・」

真美「どこにいたの? リン姉の部屋じゃないの?」

永琳「はぁ・・・ 呆れるというかなんと言うか・・・ 会わなかったから私がやったとでも?」

永琳「そんなわけ無いじゃない 会わなかったんだし、他の人にだってチャンスは有ったんでしょ?」

永琳「それこそ、雪歩さん、紫、GUMIさんが忍び込んだみたいに」

永琳「私だって、見れる範囲に限度はあるわよ 隙を見て5,6人も移動してるとは思わなかったけど」

永琳「あと、矢は始末しちゃえば良かったのに」

真美「・・・ゆかりんが死ななかったら真美が刺した、ゆかりんは永琳姉ちゃんを殺そうとしてたって事言おうと思ってたから・・・」

永琳「あ、部屋で予想はしてたけどやっぱり私死にそうだったんだ」

リン「ま、とりあえずは写真だよ、写真」

真美「・・・リン姉も真美もこの犯人も血出してる・・・」

亜美「あ、そういえば血がついてたね・・・」

真美「ボーガン落ちてるみたい・・・ うっ!」

リン「大丈夫!?」

真美「刺し傷が痛くなっただけ・・・ 問題ないよ」

永琳「・・・この後処刑されるってのに問題ないってのもアレじゃないかしら?」

妹紅「だからこそ、って感じもあるけどな」

リン「とりあえず、ボーガンとそれで発射されたっぽい矢もあるし、犯人は撃たれてる人で良いと思うよ」

フラン「・・・身体検査でもする気?」

真「さすがにそれは避けたいよ・・・」

真美「うぅ・・・ 身体検査はしなくていいっしょ?」

リン「まぁ、さすがに応じる人は居ないだろうしね・・・」

妹紅「それで、どうするんだ?」

真美「・・・そういえば、凶器は・・・」

リン「薬莢だ転がってたし銃でいいと思うけど・・・ 普通の、9mmルガーって言う奴」

真美「銃だとしても、その銃が誰のかだよー!」

リン「・・・そういえば、真美ちゃんの箱には何入ってた?」

真美「・・・そういや、自分のは見てなかった・・・」

リン「えー・・・ ま、私も自分のが何かは知らないんだけどさ」

真美「リン姉のは弓矢だったよー 矢一本貰っていったんだー」

リン「そっから取ってたんだ・・・ あ、用意してたティーバッグは永琳さんの部屋からだよ」

永琳「なら、私の凶器は銃じゃないでしょ? だったら銃持ってる人探したら?」

真美「なーんか・・・ 焦ってない?永琳姉ちゃん」

永琳「焦ってる? 私が?」

永琳「焦ってる? 私が?」

リン「別に自分のじゃなくても鍵さえあれば・・・ あれ、自分の部屋の鍵がない」

真美「リン姉の部屋の鍵は真美持ってるよー」

リン「そりゃまた何で・・・」

真美「凶器、自分の使うわけにはいかなかったから貰ったんだー 部屋はドアが少しだけ開いてたから大丈夫ってすぐ分かったけどね」

リン「そっかー・・・ だから取っていけたんだ・・・あ、私は永琳さんの部屋の鍵持ってますが・・・」

永琳「え!? あ、無い!」

真美「二人とも気付かなかったの? 鍵取られたらさすがに・・・ 気付かないもんだね、うん」

リン「脱線したけど、凶器は別に重要じゃなくて、他の証拠だよ」

亜美「・・・なんかあったっけ?」

リン「髪は落ちてない、血を調べても素人じゃ頑張って血液型くらい、薬莢は9mmルガー・・・」

リン「何もなさそうに見えるでしょ? でもさ・・・」

リン「血の臭いはすぐには取れないよ? 永琳さん」

永琳「・・・はぁ?」

真美「血の臭いって・・・ なんか落ちてたっけ?」

亜美「特に落ちてなかった気が・・・」

リン「・・・ちょっとカッコつけて言って見たけどそのまま捉えられちゃった・・・?」

真美「あ、なーんだ」

永琳「なら何も問題ない、みたいな反応しないで貰える? 犯人じゃないのに殺ったって言われてるんだけど・・・」

リン「嘘。 余裕なくて焦ってた? 鞄からあっさり鍵盗れたよ」

永琳「私の部屋の鍵でしょ?」

リン「ちがうよ、真美ちゃんの部屋の鍵」

真美「・・・何で永琳姉ちゃんが持ってたのかな? かな?」

チルノ「何だその口調」

リン「じゃ、コレに付いた指紋も調べてみよっか?」

真美「OK、ちょーだい!」

真美「よ、っと えーっと・・・ 真美の、リン姉の、永琳姉ちゃんの、だねぇ」

真美「永琳姉ちゃんのも結構あるけど・・・ 何に使ったのかな?」

永琳「・・・落ちてたから拾ったのよ」

リン「あー、そうくるかー・・・ モノクマ、ちょっと色々持ってきたいもの有るから取って来て良い?」

モノクマ「証拠品なら仕方ない、全員でいきましょー」

学級裁判 中断

学級裁判 再開

永琳「で、持ってきたのは私とリンと真美の『極上の凶器』・・・?」

リン「じゃぁ、それぞれ開けてみましょー まずは私の・・・」

真美「言ったとおり、弓と矢ですなぁ」

リン「じゃぁ、永琳さんのを・・・ 毒薬です」

真美「最後、真美のを・・・ おお、これは!」

リン「何が見つかった!?」

妹紅「さっき2人で確認してただろうが・・・」

真美「ま、確認したとおり、拳銃だね 弾は・・・数個使われてるみたい」

リン「これルパンのあれじゃない?」

真美「さー、どーだろー?」

リン「ま、コレで真美ちゃんの部屋の鍵を持ってて、触った形跡が多い理由は明らかになったね」

リン「永琳さん・・・ ここから銃取って行ったんですよね?」

リン「そして、ボーガンで撃たれながら、GUMIさんを銃で撃ち殺した・・・ 違いますか?」

永琳「・・・はぁ、まさかこんな、13,4年位しか生きて無い2人にねぇ・・・」

永琳「そうよ、私がGUMIさんを銃で撃ったわ。 バレても良かったから細工はしてなかったけど、殺す予定じゃなかったのにね・・・」

真美「もしかしてGUMI姉も・・・ ゆかりんと同じように?」

永琳「ご明察。 部屋で分かるとおり、計画じゃリンさんをボーガンで撃つ予定だったみたい」

永琳「避けれたと思ったんだけど・・・ 足の辺りに当たってたわね」

永琳「ここで私が殺されたら、永遠亭にいる姫はどうなるか・・・ そう思ったわ」

永琳「そして、私が長い間居なくなっても同じこと」

永琳「・・・殺すしかない、ってなったわね」

永琳「その後、色々細工はしたけど・・・ さっき言われたとおり、焦ってたのかしらね・・・」

永琳「・・・まぁ、私はもう・・・ 殺す感覚が手に残るような、人道ある奴じゃ無いのは確かね」

永琳「・・・とりあえず、 姫は貴女に任せるわ。 紫が居なくなった今、幻想郷も不安だし・・・」

永琳「私は先に逃げたってことにして、姫をどこかへ逃がしてもらえる?」

妹紅「・・・ああ、分かった。 数百年の退屈は避けたいからな・・・」

モノクマ「全部決まったみたいだね、 それじゃ、 投票ターイム!」

紫を殺したのは・・・ 真美

雪歩を殺したのは・・・ リン

GUMIを殺したのは・・・ 永琳

モノクマ「だーいせーいかーい! 3つとも全部大当たりー!」

亜美「うう・・・ 真美・・・」

レン「リン・・・」

モノクマ「さて、3つの願いは・・・ ルールの範疇のみで、何か!」

モノクマ「・・・はい、それでは3つの願いも決まったので、スペシャルなおしおき・・・の前に」

モノクマ「12人で話をする時間を差し上げましょー! 何かどーぞー」

真美「ミキミキ・・・ やっぱ真美、悪い子だね・・・ でも、真美のこと、忘れないでね?」

美希「うん・・・ 絶対・・・ わすれないの」

真美「まこちん・・・ もう会えないけど、いつも見守ってると思って、頑張ってね」

真「うん・・・ わかった、ボクも頑張るよ」

真美「亜美・・・ 辛いと思うけど、これからは一人で頑張ってね? 真美はここでお別れになっちゃうしさ」

亜美「真美・・・ 真美ー!」

真美「分かってる、分かってるから・・・ じゃぁね・・・」

亜美「・・・じゃぁねなんて言わないで・・・」

亜美「またねって・・・ 言って・・・」

真美「亜美・・・ うん、わかった、またね!」

亜美「・・・待つよ、いつまでも待ってるよ・・・」

亜美「真美が来るその日まで・・・」

亜美「この髪留め・・・ 大事にしてたらさ・・・」

亜美「また・・・会えるよね?」

リン「それじゃ、私とはお別れだね・・・ 色々楽しかったよ」

ミク「うん・・・ それじゃぁ・・・」

リン「ルカ姉・・・ また会えるか分からないけど・・・ またね」

ルカ「ええ、また会いましょう・・・」

リン「レン・・・もし生まれ変われるならさ、そのときは、また遊んでね?」

レン「うん・・・ 分かった・・・」

リン「それじゃ・・・ とことん突っ走ってね」

レン「・・・後・・・どれくらい・・・進めばいいの?」

レン「もう・・・壊れそうだよ・・・」

リン「・・・ひたすら、突っ走る、これに限るよ! ・・・頑張ってね?」

永琳「・・・紫が居なくなった今、幻想郷自体が危ないんだし、早く逃げた方がいいわね。 紅魔館の他の数人にも逃げた方が良いって伝えるのよ?」

フラン「・・・わかった 出たら伝えるよ・・・ あんなDVD、本当な訳ないしね・・・」

永琳「・・・貴女も、どこかに逃げないと色々と危険よ・・・ 急ぎなさいね?」

チルノ「・・・分かってるって! あたいは最強なんだから!」

永琳「本当に分かってるのかしら・・・ まあいいわ」

永琳「それじゃ、私には、あんな洒落のきいた話なんてできそうも無いし、一言で済ますけど・・・」

永琳「・・・姫のことは、頼んだわよ?」

妹紅「・・・ああ、分かってるさ・・・ あいつはやるときはやる奴だ・・・」

永琳「ふふ、頼もしいわね・・・ それじゃぁ、任せるわ・・・」

モノクマ「それじゃぁ、ようやくおしおき・・・と行きたいけど、最期にこの3人で話をするみたいだからおしおきは少しまってね」

リン「しっかし、バレないようにしたと思ったけど・・・ よく分かったね?」

真美「まぁね! 永琳姉ちゃんもすごいよねー」

永琳「ふふ、ありがと。 でもリンさん・・・ すごいわね・・・」

リン「そうかな?ま、でも、皆に心配かけちゃうなー・・・」

真美「そうだね・・・ ひびきんとか泣き出したりしそう・・・」

永琳「そのひびきんってのが誰か分からないけど・・・ こんなときまで他の人の心配できるなんて・・・ 優しいのね、貴女達は」

真美「そうかなー・・・ 一緒に仕事してた仲間が心配なのは普通じゃないかな?」

リン「うん、私もそう思います」

永琳「そう・・・」

永琳「そういえば、3つの願いは何にしたの?」

真美「えっとー、さっきの皆での話しとー、外の無事の確認とー、『真美が居なくなったことをなんかごまかして皆に伝えて』かなー」

リン「私はこの3人での話しと・・・ あとは真美ちゃんと大体同じですね」

永琳「私は、この3人での3つの願いの公開と、あとは同じ・・・ なんだ、あんまり変わらないのね。」

真美「そうだねー あ、そろそろかな? じゃぁ・・・ あの世でもし会えたら、世間話でもしよっか」

リン「そうだね・・・ 会えたらいいね」

永琳「・・・私とは会えなくても、きっと2人は会えるわよ・・・」

真美「なんで永琳姉ちゃんとは会えないかもなの?」

永琳「それは・・・」モノクマ「時間だよー」

3人「・・・」

モノクマ「それじゃぁ・・・ 投票の順で・・・おしおき開始!」ピコン

(おしおきシーンは基本ナレーションになります)

真美「ん? のわっ!」

真美の足元に穴が開いて、そこに落ちていった・・・

---魔女のイタズラ---

真美はベルトコンベアで運ばれていき、落とし穴へ落とされて行く。

落とし穴の先には上に乗ったものを飛ばす装置があり、どこかへ飛ばされる。

真美は辺りを見渡す。 すると・・・

機械でできた化物がまるでこちらを捕食しようとするかのように近づいてくる。

逃げようとしても、手に纏わり付いた触手のようなもののせいで動けない。

化物はどんどん近づいてくる。そして真美は・・・

『笑顔のまま』

捕食されるかのように頭部をちぎり取られた。

亜美「あ・・・あ・・・」

モノクマ「さーさー次!」ピコン

リン「・・・」

手首足首に鎖がはまって、そのまま連れていかれる・・・

---殺意の音響---

連れて行かれたのは、一面真っ白なだだっ広い空間。

何やら、変な音が響いてくる。

遠くから、巨大な音叉が迫ってくる。 跳ねるかのように、絶望を感じさせるような音を響かせながら・・・

逃げようにも、左は壁、右は窓だがガラスは割れそうに無い。 前には音叉、後ろしかないが少し逃げたところで行き止まり。

そうこうしているうちに、音叉は迫ってくる。 リンは、壁と行き止まりから少し離れたくらいの位置で立ち止まり・・・

窓の方を向いて、

『ピースサインをしたまま』

音叉に潰された。

レン「うう・・・リン・・・」

モノクマ「さぁラスト! 行ってみよー!」ピコン

永琳「じゃぁ・・・ よろしくね?」

そういって、おしおき部屋に連れて行かれた。

---非情の実験---

柱にくくり付けられて動けない、上にはスプリンクラーのような物が付いている。

殺風景で、スプリンクラーと柱、窓以外、何も無い部屋。

色は、永琳の服と肌、窓とその外くらいだろう。

そうこうしてると、スプリンクラーから液体が降ってくる。水のように無色だが、明らかに水では無い。

・・・永琳の肌から、煙が出ている。

酸のようなもので、肌が溶けているのだろう。 音を立てながら煙を出して・・・

永琳「-----」

・・・妹紅を向いて何か一言遺し、服以外全て溶けていった。

妹紅「・・・畜生・・・ 畜生!」

真「・・・最期に永琳はなんて言ってたんだ・・・?」

妹紅「・・・『有難う』って・・・」

妹紅「・・・私はあいつに何をしてやれたって言うんだ・・・?」

レン「リン・・・ うう・・・」

亜美「真美・・・真美・・・」

妹紅「永琳・・・ ああ・・・」

3人「うあああああああああ・・・・・・」

これで終了になります。 最後の亜美真美、リンレンの会話は曲の歌詞のネタを使いました
おしおきは、真美はいたずら(&若干の名前ネタ)、リンは音(何故か補習を思い浮かべたので圧死にしました)、永琳は薬をテーマにしました。
gdgdのまま突き進めて行った感じがありますが、楽しんでいただけたら幸いです。
ここまで読んで頂いた方、有難う御座いました。

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