提督「やっぱり……こうだな」 (16)
比叡「司令? どうかしました?」
提督「ん、ああ、ようやく考えが纏まってな」
比叡「もしかして、今度の大規模作戦の……?」
提督「違う違う、ウチの警備府で一番良い尻なのは那智である、と決まっただけだ」
比叡「…………はい?」
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比叡「あの、すいません、もう一度言って頂いていいです?」
提督「比叡、利根、不知火とのデッドヒートを制して警備府一の尻の持ち主が那智に決まった」
比叡「私巻き込まれた!?」
提督「おいおい、お前はウチの旗艦なんだぞ? 長い間共に戦い、勝ちの喜びも敗けの悔しさも分かち合ってきた戦友なんだ。そんなお前がこのラインナップに入らないなんて有り得ない、そうだろう?」
比叡「凄く複雑な気分です……」
比叡「……というか、そこまで持ち上げておきながら、選ぶのは那智なんですね」
提督「凄く悩んだが、那智の場合は服装とのシナジーがな。スカートにしろタイツにしろ、かなりタイトで、体のラインがくっきり映ってる。本人が言うには、可能な限り訓練や戦闘を行いやすくする為、だそうだが」
比叡「ああ、確かに妙高や足柄と比べるとかなりピッチリしてますね」
提督「奴の歩く様を後ろから見てると小刻みに尻が揺れてるのが丸分かりで凄く興奮するんだ」
比叡「もう少し隠す努力してくれませんか?」
提督「言っちゃったものは仕方ないからもう少し語っていいか?」
比叡「フンッ!」
提督「あべしッ! おい、いきなり実力行使するなよ!」
比叡「仕事する気になりましたか?」
提督「なった、なったから目の前に拳を突きつけるのはやめろ」
比叡「司令のおふざけは放っておくと面倒ですからね、このくらいの実力行使は当然です!」
提督「ああ……下ネタに敏感ですぐ慌てちゃう可愛い比叡は一体何処に……」
比叡「こんな私にしたのは提督なんですよ?」
提督「そういうセリフはベッドの上で言って欲しかった!」
比叡「提督? 痛みが足りませんか?」
提督「紅茶を入れてきてくれないかな、比叡」
比叡「そのキリッとしたのを夜まで続けて下さいね。紅茶入れて来ますから」
提督「行ったか……全く、あんなにバイオレンスな方向に導いた覚えはないぞ」
コンコン てーとくー!
提督「おう、入っていいぞ」
夕立「お邪魔するっぽい!」
提督「おう夕立、今帰ってきたのか?」
夕立「うん! 潜水艦はみんな倒してきたよ!」
提督「そっか、お疲れ様。今日は何度も出撃して疲れただろうし、飯食って風呂入って寝ていいぞ。歯磨き忘れないようにな」
夕立「分かった! あっ、その前に提督からご褒美欲しいっぽい!」
提督「ご褒美? ああそういやそんな約束してたな。待ってろ、間宮さんに頼んでアイスの用意を」
夕立「嬉しいけど違うっぽい! 夕立のご褒美は提督の固くて太いやつって言ったっぽい!」
提督「ちょっと待て! 女の子がそんな単語を使っちゃいかんて言うとろうが!」
夕立「? でも提督の指は固くて太いっぽい?」
提督「疑問系に疑問符を重ねるな紛らわしい。……というか、こんな無骨な指の何処が良いんだ?」
夕立「ほっぺで擦ると気持ちいいっぽい! ザラザラしてるし固いし太いしスリスリしがいがあるっぽい!」スリスリ
夕立のほっぺはぷにぷにしてる→みんな夕立のほっぺをぷにぷにする→夕立指フェチに目覚めるの流れ。
提督「うお、何だこの微笑ましいのに犯罪的な絵面は」
青葉「説明しよう! 夕立は司令の大きな右手を握りしめて、指の一本一本を愛でるようにほっぺに擦り付けています! さながらネコが自分の匂いをつけるかの様に!」パシャパシャ
提督「ゲェッ! 青葉!」
青葉「あっ、気付かれましたか司令、一言お願いします!」
提督「お前いつから居た?」
青葉「バイオレンスな方向に……の辺りですね。比叡さんと入れ違いに忍び込みました!」
夕立「ん?、時雨とか村雨のもいいけど、やっぱり提督が一番っぽい!」
提督「ええい、呑気に楽しみによって突撃大好きっ子め」
青葉「緩んでますねえ、ここから指でも舐めてくれればスクープになるんですが」
提督「お前の思惑に乗ってたまるかっ」
夕立「あっ、まだ取り上げるのは早いっぽい!」
提督「そろそろ比叡が帰ってくるからな、あのままだと難癖つけられて殴られる」
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