やすな「友達ならソーニャちゃんだけど~」 (206)

やすな「恋人ならあぎりさんかな!」

ソーニャ「・・・そうか」

やすな「あれあれ~?怒っちゃった~?」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・え?」

ソーニャ「話は終わりか?」

やすな「ソーニャ・・・ちゃん?」

ソーニャ「・・・」 スタスタ

やすな「ちょ、ちょっと待ってよソーニャちゃん!」

ソーニャ「うるさいな、ついてくるな」

やすな「だって変だよぅ、いつもみたいに殴る蹴る関節キメるしていいんだよホラホラ」 プラプラ

ソーニャ「一人でやってろ」

やすな「ひ、一人は難しいよ・・・」

やすな「ってことがあったんですよ」

あぎり「あら~、それはいけませんねぇ~」

やすな「何もしないのが逆に怖くて怖くて」

あぎり「ふふふふ~、それはやっぱり」

やすな「拾い食いでもしておなか壊してたのかな?」

あぎり「え?」

やすな「え?」

あぎり「それはどういう」

やすな「きっとそれで機嫌が悪くてでもお腹痛くて何もしないで怒って帰った!」

あぎり「あぁ~なるほど~」

やすな「全くソーニャちゃんは!そういうのは中学生で卒業するんだぞ!」

あぎり「それでも遅いと思いますけど~」

やすな「ようし!こうなったら明日もけしかけてやろう!」

あぎり「んん~それでダメならまた来てくださいね~」

乗っ取り?

朝。


やすな「おっはよ~ソーニャちゃん!腹痛は治ったか~い?」

ソーニャ「? ・・・」

やすな「もう高校生なんだから拾い食いなんてッメだぞ!」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・あ、あ~!ソーニャちゃん糸がほつれてるよ!取ってあげるよ~」

やすな「っと見せかけて背後をゲェ~ット!」 ガシッ

やすな「フフフ、殺し屋なのに油断しすぎだぜソーニャちゃん」

ソーニャ「離れろ」

やすな「嫌で~す。さぁ!こうなったら!?力づくしかないよね!?」

ソーニャ「・・・」 ズルズル

やすな「ソ、ソーニャちゃん?」

ソーニャ「・・・・・・ベタベタするな」

>>8
俺は>>1だよ

やすな「うぅ~とまれ~」

ソーニャ「・・・」 ズルズル

やすな「この馬鹿力め~」

ソーニャ「・・・」 ズルズル

やすな「・・・もう!昨日からどうしちゃったのソーニャちゃん!相手してくれないとお姉ちゃんはつまんないぞ!」

ソーニャ「・・・・・・あぎりのトコ行けばいいだろ」

やすな「え?ってソーニャちゃん前!信号赤だよ!!」

ソーニャ「あ・・・」

トラック野郎「バッキャローメコンチクショウメキオツケヤガレコンニャロメ!」 ブロロロロ…

やすな「あ・・・危なかった・・・」

ソーニャ「間一髪だったな・・・」

やすな「ソーニャちゃんがボーッとしてるから」

ソーニャ「元はといえばお前のせいだろ!」 バッ

やすな「ひゃ~っ」

ソーニャ「あ」

ソーニャ「・・・」 スタスタ

やすな「あ、あれ?」

やすな「ねーねーソーニャちゃん」

ソーニャ「・・・」

やすな「その・・・私悪いことした?」

ソーニャ「・・・・・・いつもだろ」

やすな「そ、そうだけどそうじゃなくて!」

ソーニャ「・・・」

やすな「そのやっぱりまだお腹が・・・」

ソーニャ「違うから!」

やすな「ひゃ!」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・な、悩みがあるんだったら相談に乗るよ!」

ソーニャ「・・・」

やすな「私じゃ頼りないかもしれないけど」

ソーニャ「・・・」

やすな「わ、私だけじゃないよ!あぎりさんもいるし!」

ソーニャ「ッ!」

ソーニャ「そうか・・・よっ!」 バコォ!

やすな「あひゃん!」

やすな「と、言う訳で!」

あぎり「ん~やっぱりダメでしたか~」

やすな「え?ちゃんと元気でましたよ?見てくださいこの顔」

あぎり「いえいえ、これは余計にまずいですよ~」

やすな「もしかして私殴られ損?」

あぎり「いわゆる乙女心という奴ですねぇ~」

やすな「乙女の拳じゃなかった・・・」

やすな「ソーニャちゃんに乙女の心があったなんて・・・」

あぎり「同じ女の子として理解してあげないと~」

やすな「う~ん、・・・あぎりさんはわかるんですか?」

あぎり「もちろん~魚の心もわかれば水の心もわかりますよ~」

やすな「水の心!?やっぱりあぎりさんはスゴイや!」

あぎり「それほどでも~」

やすな「それじゃ教えてください!ソーニャちゃんの心を!」

あぎり「それは~ダメです~」

やすな「えぇ!そんな!」

あぎり「こういうことはやっぱり自分の力で分かってあげないと~」

やすな「うぅ~ん、あぎりさんは予想外にスパルタだった・・・」

あぎり「それほどでも~」

やすな「じゃヒント!ヒントください!」

あぎり「うぅ~ん、ヒントくらいだったら・・・」

やすな「やった!」

あぎり「そうですねぇ~、ソーニャは嫌いだから怒ってるんじゃなくて~」

あぎり「嫌だから怒ってるんです」

やすな「???」

やすな (嫌いだから怒ってるんじゃなくて嫌だから怒ってる・・・?)

やすな (んん~難しいな~なぞなぞみたいだ)

やすな (ソーニャちゃんの心がなぞなぞみたいだったとは)

やすな (・・・!そうだ!閃いたぞ!)

やすな (フッフッフ、さすが私、天才かも!)

やすな「わかりました!行ってきます!」

あぎり「いってらっしゃい~」


あぎり「あの様子は多分すぐに戻ってきますねぇ~」

やすな「ソーニャちゃん!ソーニャちゃん!」

ソーニャ「・・・」

やすな「あれれ?つれないな~?こういう時は、そう、なぞなぞに限るね!」

ソーニャ「・・・」

やすな「問題です!嫌じゃないけど嫌いなものはな~んだ?」

ソーニャ「?・・・」

やすな (フッフッフ、答えがわからないなら!本人に聞くまでだ!)

ソーニャ「・・・?・・・・・・??」

やすな (さぁその心の中を!私に聞かせておくれ!)

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・犬」

やすな (犬!)

やすな (ソーニャちゃんの乙女の心は犬だった!)

やすな (通りで私には分からず、水の心もわかるあぎりさんには分かるわけだ!)

やすな「フッフッフー、ソーニャちゃん、なるほどねぇ~」

ソーニャ「・・・」

やすな「ズバリ!アナタは今!犬のことを考えてます!」

ソーニャ「・・・?」

ソーニャ (心理テストだった・・・のか・・・?)

ソーニャ (しかし意味わからん)

やすな「わんわん!わんわん!」

ソーニャ「・・・」

やすな「くぅーん、ソーニャちゃんくぅーん」

ソーニャ「・・・」

やすな「わんわん!かまってワン!犬はさみしいと死んじゃうんだワン!」 ベタベタ

ソーニャ「・・・」 イラ

やすな「ねぇお手っていってみて!言ってみてよう!」

ソーニャ「・・・うるさい」 イライラ

やすな「あ、じゃぁ芸するワン!あーがり目、さーがり目、くるっと回って、」

ソーニャ「それは猫だろうが!」 バシィ

やすな「あひん!」

やすな「と、言う訳で!」

あぎり「うぅ~ん」

やすな「犬の心を持つソーニャちゃんは元気になりました!わん!」

あぎり「これは難しいですねぇ~」

やすな「あれ?もしかしてまたダメですか?たんこぶ作ったのに?」

あぎり「何も暴力が復活すればいいわけじゃないので~」

やすな「?違ったっけ?」

あぎり「とりあえず犬は忘れましょう」

やすな「解りました!」

あぎり「しかたないのではっきり聞きます」

やすな「はい!」

あぎり「ソーニャちゃんのことをどう思いますか?」

やすな「暴力女!」

あぎり「そういうことじゃなくてですねぇ~」

やすな「あ、あと殺し屋!殺し屋はやめればいいと思います!」

あぎり「んん~? それはどうしてですか?」

やすな「え?だって殺し屋ですよ!女の子が殺し屋なんて!」

あぎり「じゃぁソーニャちゃんが男だったらいいわけですか~」

やすな「そういうわけじゃ・・・」

あぎり「私が殺し屋だったらどうしますか~?」

やすな「え?あぎりさんが?ダメです!あぎりさんもダメー!」

あぎり「ふふふ~優しいんですねぇ~」

やすな「え?そ、そうですか?」

あぎり「はい~誰かのためにそこまで必死になれませんよ~」

やすな「えへへへ!」

あぎり「そういうところに惹かれたのかもしれませんねぇ~」

やすな「?」

やすな「とにかくソーニャちゃんが殺し屋なんてダメなのです!絶対ダメ!」

あぎり「それはよく解りました~。では質問を変えます。」

やすな「はい!」

あぎり「ソーニャが変わった時に何を話してましたか?」

やすな「覚えてません!」

あぎり「・・・」

やすな「あぎりさん?」

あぎり「えぇ~それではですねぇ~、ソーニャが殺し屋をやめたとします」

やすな「はい!」

あぎり「暴力も振るわなくなりました」

やすな「おぉ!」

あぎり「次はどうして欲しいですか?」

やすな「今まで殴られた分殴らせて欲しいです!」

あぎり「・・・それも終わったら?」

やすな「うぅ~ん」

やすな「・・・・・・やっぱりいつものソーニャちゃんに戻って欲しい」

あぎり「それはどうしてでしょう~」

やすな「面白くないから?」

あぎり「面白ければ誰でもいいんでしょうか?」

やすな「ソーニャちゃんじゃなきゃ・・・」

あぎり「ですよねぇ~」

あぎり「そのことをちゃんとソーニャに伝えれば」

あぎり「きっといつものソーニャに戻ると思います~」

やすな「そうか!」

やすな「ありがとう!あぎりさん!行ってきます!」

あぎり「いってらっしゃい~」

ソーニャ「・・・ふぅ」

ソーニャ (あいつのいない昼飯なんて久しぶりだな)

ソーニャ (いつも振り回されてばかりだったからな清々した)

ソーニャ (・・・)

ソーニャ「・・・もぐ」

ダダダダダダダ

やすな「ソーニャちゃん!」

やすな「ソーニャちゃん!殺し屋をやめても変わらないで!!」

やすな「私わかったんだよ!自分の心が!!」

やすな「やっぱりいつものソーニャちゃんに戻って欲しい!!!」

やすな「他の誰かなんて意味ない!」

やすな「そのままのソーニャちゃんが一番好きだから!!!!」

ソーニャ「・・・は?」 ミニトマトポトー


キャーナニアレー       ダイターン
           コクハクー?        スキダダッテー


やすな「ソーニャちゃ」ソーニャ「ちょっとあっち行こうか」

ソーニャ「あー恥かいた」

やすな「ソーニャちゃん!」

ソーニャ「あぁもうわかったよ怒る気にもならん」

やすな「ソーニャちゃん!それじゃ」

ソーニャ「・・・いや、私も悪かったよ、つまらないことで怒ったりしてさ」

やすな「うぅん、気にしてないよ」

やすな (結局何で怒ってたんだろ)

ソーニャ「なんて言うかさ、お前が馬鹿なの忘れてたよ」

やすな「な、なんだとぅ!」

ソーニャ「今のは褒めてるんだぞ」

やすな「え?そうなの?」

ソーニャ「ちょっとな」

やすな「もっと褒めてもいいのにホラ!よしよしは?」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ「よ、よしよし」 ナデナデ

やすな「え?」

ソーニャ「え?」

やすな「殴られるかと思って」

ソーニャ「あ」

ソーニャ「い、今のは違う」

やすな「何が違うの?」

ソーニャ「何かの間違いだそうだもう一回最初からやり直そう、頭出せ」

やすな「えぇ~」

ソーニャ「なんだよ!いつもの私がいいんだろほら頭出せコノ!」

やすな「あぁ~ん誰か~」 ゴリゴリ

ソーニャ「しかしお前があんな行動に出るなんて思いもしなかった」

ソーニャ(どうやって教室帰ろう)

やすな「へへ~んあれはあぎりさんに」

ソーニャ「・・・あぎりに?」

やすな「そう! ソーニャちゃんが元気ないってあぎりさんに相談したらそうしろって!」

ソーニャ「ほう・・・」

やすな「なんていうかさ!」

やすな「恋人にするならあぎりさんみたいな人がいいなって思った!」

ソーニャ「・・・ならもっかいあぎりのとこ行ってこい!」 バシィ

やすな「あれー?」

やすな「と、言う訳で恥ずかしながら帰ってまいりました!」

あぎり「おかえりなさい~」

やすな「今度はなんだか情緒不安定な感じでして」

あぎり「ふふふふふ~、犬も食わないような話でしたけど~」

やすな「! ソーニャちゃんは犬ではありま、せん!」

あぎり「そうでしたねぇ~」

やすな「今度はどうして怒ってるんですか」

あぎり「これも乙女心ですねぇ~」

やすな「そうなんですか?・・・わかんない」

あぎり「じゃまたヒントを出しましょう~」

やすな「お願いします!」

あぎり「そのことで私に相談するのはまずいことです」

やすな「わかった!ソーニャちゃんとあぎりさんはケンカしてる!」

あぎり「そんなことありませんよ~」

やすな「え?・・・じゃあソーニャちゃんがあぎりさんのこと嫌いになったのかな?」

あぎり「自分で言うのもなんですけど~それも違うと思います~」

やすな「もう!」

あぎり「とにかく~、とてもとてもと~っても大切に思ってるからこそなのです」

やすな「?」

あぎり「それでは私はこれで」

やすな「あぁ~ん待ってくださいあぎりさ~ん、全然わかんないです~」

あぎり「ふふふ~これは自分で頑張ってくださいね~」

やすな「そんな~」

あぎり「あ、これは独り言なんですけど~」

あぎり「もっとソーニャのこと見てあげたほうがいいと思います」

翌朝。


やすな「おっはよ~ソーニャちゃん!」

ソーニャ「ん」

やすな「・・・」 ジー

ソーニャ「なんだよ」

やすな「今日は一日ソーニャちゃんを観察しようと思います」

ソーニャ「は?」

やすな「ん~、あ! ソーニャちゃん!靴下色違いだよ!」

ソーニャ「え!?」

やすな「なぁ~んってうっそ~ん」

ソーニャ「」 イラ

やすな「午前9時5分、トイレに行く」

ソーニャ「・・・」

やすな「午前10時57分、どこかへ消える」

ソーニャ「・・・」

やすな「午後12時14分、お弁当を食べる」

ソーニャ「・・・」

やすな「午後12時48分、トイレに行く」

ソーニャ「・・・」

やすな「午後1時20分、体育で大活躍」

ソーニャ「・・・」

やすな「午後3時31分、武器の手入れをする」

ソーニャ「・・・」

やすな「午後3時57分、くしゃみをする。かわいい。」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ(・・・かわいい・・・)

やすな「午後4時22分、トイレに・・・トイレ多いな」

やすな「・・・・・・・・・頻尿?」

ソーニャ「ちがう」

放課後。


やすな「うぅ~ん、今日一日観察したけど、トイレが多いくらいしかわからないな~」

ソーニャ「あんまりトイレトイレ言うな」

やすな「これじゃソーニャちゃんの心がわからないよ~」

ソーニャ「何を言ってるんだお前は」

やすな「あのねソーニャちゃん、あぎりさんがもっとソーニャちゃんのこと見ろって」

ソーニャ「そうか、あぎりが・・・」

やすな「そしたらソーニャちゃんの心がわかるって」

ソーニャ「そうか」

やすな「あ!『そうか』と『ソーニャ』って似てるよね!」

ソーニャ「・・・・・・私にはお前の方が解らん」

ソーニャ「私のことなら心配するな」

やすな「へ?どういうこと?」

ソーニャ「自分でもどうしてなのか・・・解らない事があるからな・・・」

やすな「えぇ~自分のことなのにぃ~?」

ソーニャ「・・・そういうお前はどうなんだよ」

やすな「何が?」

ソーニャ「自分の心のことちゃんと解ってるのか?」

やすな「もっちろんだよ!簡単さ!」

ソーニャ「・・・・・・じゃあさ」

ソーニャ「わ、私のこととかどう思うんだ?」

やすな「暴力女!」

やすな「あれ?デジャブ」

ソーニャ「・・・あぎりのことは?」

やすな「忍者!」

ソーニャ「駄目だお前なんて言うか人として」

やすな「えぇ!そんなぁ!」


あぎり「お困りのようですね~?」

ソーニャ「あぎり!どこから!」

やすな「あぎりさん!」

あぎり「ふふふふふ~、全部見てましたよ~」

あぎり「『私のこととかどう思うんだ』」

やすな「わぁ~!さすがあぎりさんそっくり~!」

ソーニャ「くっ・・・」

あぎり「心配だったので来てみたら、やっぱりというか~」

あぎり「うまくいかなかった様ですねぇ~」

やすな「うわ~んあぎえも~ん、助けて~」

ソーニャ「・・・何が望みだ」

あぎり「安心してください~、私は二人の仲を応援する者です」

やすな「ソーニャちゃんのことずーっと見てたけど頻尿だけど違うって!」

ソーニャ「頻尿じゃねぇ!」

あぎり「うぅ~ん、なんというか、このままでは永遠にこのままでしょうね~」

あぎり「それではこうしましょう」

あぎり「これはお互いの心がわかる古からの秘術」

やすな「おぉ~」

ソーニャ「何をする気だ」

あぎり「お互いの手を握ってみてください」

ソーニャ「嫌だ」

やすな「えい!」

ソーニャ「あ、コラ!」

あぎり「うぅ~ん、えいっ」

ソーニャ「え?」

やすな「あれ?」

ソーニャ「な!?離れない!!」

あぎり「これで下校してもらいます」

ソーニャ「どんな罰ゲームだ!術を解け!」

やすな「えぇ~、面白そうなのに~」

あぎり「そんなこと言って~いいんですか~」

ソーニャ「え?」

あぎり「本当は嬉しかったりして~」

やすな「ほぇ?そうなの?ソーニャちゃん?」

ソーニャ「だんじてちがう」

あぎり「それにその術は下校しないと解けません~」

あぎり「これは二人のためなのです」

やすな「だって!」

ソーニャ「くそ・・・」

ソーニャ「とんでもない事になってしまった・・・」

やすな「いいじゃんいいじゃん、すっごくワクワクするよ!」

ソーニャ「お前は楽しそうでいいな」

やすな「だってソーニャちゃんとこうやって帰りたいなって思ってたから!」

ソーニャ「そうか」

やすな「フッフッフ~、これでソーニャちゃんは私から逃げられないぞ!さぁどうしてくれようか」

ソーニャ「逃げられないのはお前も同じだろ!」

やすな「ハ!?しまったイタタタタタタソーニャちゃん強く握るのはやめて!」

ソーニャ (まず学校からどう出るかが問題だな)

ソーニャ (こんなところ絶対人に見られたくない)

ソーニャ「・・・」 キョロキョロ

やすな「ソーニャちゃん?」

ソーニャ「・・・」 キョロキョロ

やすな「ソーニャちゃんってば!」

ソーニャ「シッ・・・」 キョロキョロ

やすな「うぅ・・・」

ソーニャ「よし!今だ!走れ!」

やすな「普通に帰ろうよぅ」

ソーニャ「なんとか学校からは出られたな」

やすな「30分もかかってしまった」

ソーニャ「まだまだ先は長いぞ」

やすな「もう!普通に帰ればいいのに!」

ソーニャ「人に見られたくないだろ」

やすな「え?どうして?」

ソーニャ「どうしてってお前・・・」

ソーニャ「・・・・・・普通恥ずかしいだろ」

やすな「ぜ~んぜん!」

ソーニャ「バカってスゲェ」

ソーニャ「とにかく私は恥ずかしいんだ」

やすな「恥ずかしいのは自分にやましい所があるからです!!」

ソーニャ「でかい声を出すな目立つだろ!」

やすな「ソーニャちゃんこそ!」

ソーニャ「! 危ない!」 バッ

やすな「え?」

刺客「っち!外したか・・・」

ソーニャ「こんな時に!」

刺客「殺し屋のソーニャだな!俺は闇の組織に雇われた暗殺者!今日はお前の命をいただきに来た!」

やすな「うわぁ!自己紹介してるよ!ソーニャちゃんもほら!」

ソーニャ「普通はしない」

刺客「スキ有り!食らえ!忍者手裏剣!」

ソーニャ「ふん、こんなの」 サッ・・・

やすな「うわぁ!あぶな!」

ソーニャ「あ、邪魔だ」

やすな「ちょっと!ちゃんと守ってよ!」

刺客「どうした殺し屋ソーニャ!まだまだいくぞ!」

ソーニャ「くそっこうなったらいっそ盾にして」

やすな「やめて!」

ソーニャ「いつも殴られて鍛えられてるから大丈夫だろ」

やすな「そんな!」

ソーニャ「そら」

やすな「うわぁぁあん!ソーニャちゃんのひとでなし~」

刺客「な!?おい、本当にソイツを盾にするつもりか!?」

ソーニャ「ああ」

やすな「うわぁぁあん!」

刺客「それはひどいと思うぞ」

ソーニャ「お前には関係ないだろ」

やすな「うわぁぁあん!」

ソーニャ「それどうした。来ないんならこっちから行くぞ」

やすな「うわぁぁあん!」

ソーニャ「うるさい」

刺客「くそっ」

やすな「うわぁぁあん!」

刺客「ど、どうなっても知らないからな!食らえ!忍者手裏剣!」

やすな「うわぁぁあん!」

カンカンカンカン

やすな「・・・・・・・・・あ、あれ?生きてる?」

刺客「何!?俺の忍者手裏剣が!」

ソーニャ「動揺で手先がまるわかりだ」 バシッ!

刺客「きゅぅ」

ソーニャ「フゥ・・・片付いたな」

やすな「あ、ありがとうソーニャちゃん!私は最初から信じていたよ!」

ソーニャ「嘘こけ」

やすな「ほ、ほんとだよ!」

やすな「私知ってるもん!ソーニャちゃんは本当は優しいってねっ!」

ソーニャ「そうかそうか」

やすな「とにかくありがとうソーニャちゃん!持つべきものは友達だね!」

ソーニャ「・・・そうだな」

やすな「? ソーニャちゃん?どうしたの?」

ソーニャ「何が?」

やすな「なんか怒ってなぁい?私何もしてないよ?まだ!」

ソーニャ「予定はあるのか」

やすな「へっへ~んまあね!私にかかればひとつやふたつ」

ソーニャ「自慢するな」

刺客「・・・」

刺客「・・・」

刺客「・・・」

刺客「・・・行ったかな?」

ベリベリベリ

あぎり「じゃじゃーん!」

あぎり「ふふふふふ~」

やすな「あ、ちょうちょだ!わ~い!」
ソーニャ「オイ引っ張るな!」


やすな「あ!アメが落ちてる!ラッキー!」
ソーニャ「やめろ!」


やすな「ソーニャちゃんあれ見て!クレープだって!ひとつ買ってよぅ!」
ソーニャ「断る」


やすな「ラッララ~ラッララ~♪今日はっ楽しいっ・・・ソーニャちゃん今日は何の日?」
ソーニャ「知らん」


やすな「それではモノマネします。拾ったペットボトルの蓋を二つこうやって・・・目にはめ込んで・・・」
やすな「『俺の目を盗みやがったなぁ~!!』」
ソーニャ「意味わからん」


女の子「あ、おねぇちゃん達、手ぇつないでる~。仲良しさん?」
やすな「そうだよ~」
ソーニャ「あ」

ソーニャ「忘れてた隠れないと」

やすな「えぇ~もうこんな所まで来たのに~」

ソーニャ「言っただろ私は恥ずかしいんだ」

やすな「ブーブー」

ソーニャ「って言うかお前の家は向こうだろ」

やすな「だって手が離れなくて」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

あぎり「お困りのようですね~」

やすな「あぎりさん!」

やすな「あぎりさんどうしようこのままじゃ私家に帰れないよぅ」

あぎり「それは困りましたねぇ~ちょっと手を見せてくださ~い」

あぎり「うぅ~ん、えいっ!」

やすな「手が!」

ソーニャ「離れた!」

あぎり「これで一件落着~」

やすな「わ~いありがとうあぎりさん!」

ソーニャ「いやちょっと待て、どういうことだ」

あぎり「んん~?」

ソーニャ「これ最初から・・・」

やすな「ソーニャちゃんソーニャちゃん」 ガシッ

ソーニャ「おいせっかく離れたのにまた握るな!」

やすな「えへへ~今度はちゃんとこうして帰ろうね!」 ニコー

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・今度、な」

あぎり「あら~」

やすな「それじゃぁね、ソーニャちゃん!あぎりさん!」

あぎり「はい、また明日~」

ソーニャ「・・・」




あぎり「それで~どうでした~」

ソーニャ「何がだよ」

あぎり「またまた~とぼけるのは無しですよ~」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ「・・・なんて言うか、よく解った気がする」

あぎり「ほぅほぅ~」

ソーニャ「あいつは確かに・・・その、バカだけど・・・い、いい奴だってことが」

あぎり「むぅ~」

ソーニャ「一緒にいて飽きないっていうか、まぁほとんどウザいだけだけど」

あぎり「・・・」

ソーニャ「友達に・・・なれたのか知らんが・・・よかった・・・かなって・・・」

あぎり「ソーニャ」

ソーニャ「ん?」

あぎり「へたれ~」

ソーニャ「なんでだよ!」

あぎり「そんなんだから~友達止まりなんです~」

ソーニャ「だって仕方ないだろうが!」

あぎり「なぜですか~」

ソーニャ「あいつは私のことをそういう風にしか見てない!」

ソーニャ「『持つべきものは友達だ』って!そう言われたさ!」

ソーニャ「それに恋人ならお前がいいって言ってた・・・」

ソーニャ「私は・・・お前にはなれない・・・」

あぎり「んん~それは違うと思いますよ~」

あぎり「彼女が一番大切に思ってるのはソーニャ、あなたです」

ソーニャ「そんなのわかるわけ・・・」

あぎり「いいえ~確実です」

ソーニャ「・・・」

あぎり「でも自分の心に気づいていないだけなんですよぅ~」

あぎり「あの子はあなたの様子がおかしければすぐに気がつきますしぃ~」

あぎり「どうすればいいのか必死になって考えてくれるでしょう~」

ソーニャ「・・・」

あぎり「ここ数日彼女を見てきた私の個人的な感想なんですけど~」

あぎり「必死になって考えてもらってる人は幸せだなぁ~って」

あぎり「そう思いました」

ソーニャ「・・・そ、そうかな」 ニヤニヤ

あぎり (あ、褒めすぎた~)

ソーニャ「でも、その、気持ちっていろいろあるだろ。大切って言ってもさ。」

あぎり「んん~」

ソーニャ「大切に思ってくれるのは・・・その・・まぁ嬉しいけど・・・」

ソーニャ「私は・・・」

あぎり「フフフ~わかりますよ~」

あぎり「とにかく全てはソーニャ次第です」

ソーニャ「私・・・次第・・・」

あぎり「そ~です、ソーニャがどうなりたいのか行動することには始まりません~」

ソーニャ「・・・」

あぎり「相手が相手ですからねぇ」

あぎり「待ってるだけじゃ~、ダメですよ~」

ソーニャ「・・・どうしたら・・・」

あぎり「そこまで言わせるんですか~」

ソーニャ「そこをなんとか」

あぎり「仕方ないですねぇ~、気持ちを伝える~ド定番~」

あぎり「告白です」

ソーニャ ( 告 白 ! )

ソーニャ (秘密にしている事柄をありのままに打ち明けること!)

ソーニャ (じゃなくてこの場合)

ソーニャ (愛の告白!)

ソーニャ (私が!あいつに!)

ソーニャ (ありえねぇ~!)

ソーニャ「な、なぁ他に」

あぎり「ありませんよ~」

あぎり「ここまで言ったんですから~ちゃんと頑張ってくださいね~」

ソーニャ「そんな・・・」

あぎり「それでは私はこれで~」

ソーニャ「・・・」



ソーニャ「・・・・・・告白・・・」

ソーニャ「私が・・・あいつに・・・」


ソーニャの中のやすな 『ソーニャちゃん』


ソーニャ「無理無理無理無理無理」

ソーニャ (まず冷静になって自分の心と向き合ってみよう)

ソーニャ (私は・・・あいつのことが・・・その・・・)

ソーニャ (・・・好き・・・・・・だっ!)

ソーニャ (・・・よし、逃げずに言い切ったぞ)

ソーニャ (もういっかい言って練習しよう)

ソーニャ (私はあいつのことが・・・好きだっ・・・)

ソーニャ (フフ、出来るじゃないか私)

ソーニャ (私はあいt・・・や、やすなのことが・・・す、すきだ・・・)

ソーニャ (やすなが好き・・・だ・・・)

ソーニャ (フゥ、予想以上に疲れるぞこれ・・・)

ソーニャ(私は、やすなが、好きだ)

ソーニャ(・・・)

ソーニャ(私は、折部やすなが、好きだ)

ソーニャ(い、いいぞ!)

ソーニャ(私、ソーニャは、折部やすなのことを一生あいs・・・っ)

ソーニャ(これはまだ早いか)

ソーニャ (よし、心での練習は完璧だ)

ソーニャ (次は声に出して言ってみよう)

ソーニャ「私は・・・おりべ・・・やすなが・・・す・・・す・・・」   ボッ

ソーニャ (な、なんだこれ!難易度高っ!)

ソーニャ「・・・スー・・・ハー・・・スー・・・ハー・・・」

ソーニャ (もういっかい心で練習しよう)

ソーニャ (私は折部やすなが、好きだ)

ソーニャ (よし)

ソーニャ (私は折部やすなが好きだ)

ソーニャ (行けるぞ!)

ソーニャ「私は折部やすながs」

ガサッ

猫 「ニャーン」

ソーニャ「うわああああああああああ!」

ソーニャ (私としたことが猫なんかにビビってしまった・・・)

ソーニャ (これもみんなアイツのせいだ)

ソーニャ (しかし・・・思いを意識するだけでこんなに恥ずかしいなんて・・・)

ソーニャ (いつの間にこんなにでかい存在になってたんだ・・・侮れん奴だ・・・)

ソーニャ (こんなんじゃ、明日からどうやってあいつに接すればいいんだ・・・)

ソーニャ (会いたいような会いたくないような・・・)

ソーニャ (困った・・・)



女の子「おねえちゃんなんでニヤニヤしてるのー?」

翌朝。



やすな「おっはよ~ソーニャちゃん!今日もいい天気だねー!」

ソーニャ(来た)

ソーニャ「や、やぁおはよう、や、やすな。お前は今日も元気だなー!」

やすな「!?!?」

ソーニャ「ん?どうしたんだ?固まって?」

やすな「えと・・・誰?」

ソーニャ (ガーン)

ソーニャ「な、何言ってんだ、私だろ、ホントおま・・・やすなは馬鹿だなー!」

やすな「」 ブルブル

やすな「わ、わかったぞ!偽物だなー!」

やすな「っふっふっふー、でも残念だったな!よりによってソーニャちゃんに化けるとは!」

やすな「ソーニャちゃんの事を誰より知ってる私には効かないのだー!」

ソーニャ (うわーなんだそれすげぇ悲しいけど嬉しい)

ソーニャ「な、何言ってんだ本人だっつってるだろ」

やすな「だったらこっちが正体を暴くまで!そのマスクを外せー!」

ソーニャ「いたたたたたやめろやすな引っ張っても取れないぞ」

やすな「んんー?おかしいなー?」 ギギギギ

ソーニャ「やめろやすnイタタタだからとれないって、言ってるだろ!」 バコォ

やすな「あひゃん」

ソーニャ「あ・・・」

やすな「その拳はソーニャちゃん!あなたソーニャちゃんなのね!」

ソーニャ「だから最初からそう言ってるだろ」

やすな「んん~、でもなんか違ったって言うか、普通の人っぽかった」

ソーニャ「私が普通じゃないみたいに言うな」

やすな「でもどうしたのソーニャちゃん?何かあった?」

ソーニャ「何かって・・・」


昨日の記憶

ソーニャ (私は折部やすなが好きだ!)


ソーニャ「・・・なんでもねぇよ・・・」

やすな「顔赤っ!」

やすな「ソーニャちゃん顔真っ赤だよ!何それ新しい芸!?」

ソーニャ「ち、違うからこっち来んな」

やすな「あはははは面白~いどんどん赤くなる」

ソーニャ「ホントやめろ」 イライラ

やすな「ようし、じゃあ私も!んんんんん~」 グググ…

ソーニャ「やめとけ」

やすな「プハー、・・・あれ?頭がくらくらする・・・」 フラフラ

ソーニャ「・・・」

やすな「すごいぞ!地球がぐにゃんぐにゃんだ~」 フラフラ

ソーニャ (コイツが好きな自分が恥ずかしい)

あぎり「お二人共おはようございます~」

やすな「あ、あぎりさんおはようございます!」

ソーニャ「ん」

あぎり「ところでもうソーニャから話は聞きましたかぁ?」

やすな「へ?話?なんのお話?」

ソーニャ「ああ!?えぇ~っと何を言おうとしてたんだったか忘れちまってそれっきりなんだよ気にするなハハハ」

やすな「そうなんだ!早く思い出すといいね!」

ソーニャ「それよりも早くしないと遅刻だぞ私は走ってくからじゃあなお前ら!」

やすな「あ!ソーニャちゃん待ってよー」


あぎり「んん~これはいけませんねぇ~」

お昼休み。



やすな「うっへっへ~いお弁当の時間だ~今日は何かな♪今日は何かな♪」

ソーニャ「腹が減ってもうるさい奴」

やすな「うわ~ソーニャちゃんのはコロッケが入ってる~!私の食べかけの卵焼きと交換しない!?」

ソーニャ (食べかけ!?)

やすな「なんてね!ひゃ~」

やすな「あれ?ソーニャちゃん?」

ソーニャ「馬鹿なこと言うなコレはやらんどれもやらん」

ソーニャ (平常心、平常心)

やすな「ちぇ~なんだ~い、・・・あ!じゃあご飯もらうね!」

やすな「一粒だけ」

ソーニャ「?」

やすな「顔についてるやつ」

ヒョイ パク

ソーニャ「~っ!」

やすな「ん~一粒じゃ味がわかんないな~」

ソーニャ「お前さっきからワザとやってんのか!えぇ!?」 ガタッ

やすな「え?なにgソーニャちゃん顔赤っ!」

 チワゲンカシテルー    イマノミター?
        ミセツケチャッテ        カワイー


やすな「なんだか今日は視線を感じる気がしないでもない気がする・・・」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ (しまったつい目立ってしまった・・・)

ソーニャ (こいつ相手にムキになるなんて・・・)

ソーニャ (精神的に同じレベルに立ってはダメだ)

ソーニャ (私の方が余裕を持ってこいつと接してやらないと)

ソーニャ (平常心だ平常心)

ソーニャ 「全く・・・ん?私のコロッケが」

やすな「あれれ~おかしいな~きっとソーニャちゃんには食べられたくないと思って逃げてったんじゃない?」 モグモグ

ソーニャ 「っく」 イラッ

ソーニャ「おま・・・やすな・・・」

やすな「え?なななんでしょう」

ソーニャ「これは・・・大切な話なんだがな・・・」

やすな「あ!朝言ってた話?」

ソーニャ「いやそれとは違う・・・あのな、お腹が減ってても人のものを食ってはダメだ・・・」

やすな「え、え~そんなの解ってるよ~」

ソーニャ「っく・・・」 イライラ

やすな「それよりどうしたの?様子が変だよ?」

ソーニャ「それじゃ改めて私と約束してくれ・・・・・・『人のものを勝手に食わない』」

やすな「解りました!『人のものを勝ゲフーわない』!」

ソーニャ「泣けてきた」

放課後



やすな「いえ~い、退屈なしがらみから今私たちは解放されました~!」

やすな「ぐっばいすたでぃ!はろー・・・ソーニャちゃん自由って英語でなんていうの」

ソーニャ「お前の場合、フリーダムだな」

やすな「おぉ~なるほど、ぐっばいすたでぃ!はろーふりーだむ!」

ソーニャ「馬鹿なことやってないで、ホラ、帰るぞ」

ソーニャ (よし、自然に言ったぞ!)

やすな「うん!わかったー!」

やすな「それじゃソーニャちゃん、ん。」

ソーニャ「・・・なんだその手は。何もやるものなんかないぞ」

やすな「えぇ~だって今度帰るときには手をつなぐって」

ソーニャ「バッ・・・あれはその今度だ今度!今じゃない!」

やすな「じゃ~今度っていつ~?」

ソーニャ「知らん帰るぞ!」

やすな「あぁん待ってよソーニャちゃん!」

あぎり「呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃ~ん」

やすな「あぎりさん!」

ソーニャ「呼んでない!やすな行くぞ」 グイ

やすな「わ!ちょっとソーニャちゃん」

ソーニャ「危なかった・・・またちょっかいかけられるところだった」

やすな「ゼーハーゼーハー」

ソーニャ「これからは刺客だけじゃなくあぎりにも気を付けないといけないな」

やすな「ゼーハーゼーハー」

ソーニャ「しっかしやすなは体力がないな」

やすな「ソーニャちゃんがありすぎるんだよ・・・」

ソーニャ「・・・あ」

バッ

やすな「え? ・・・あぁ~手が~」

ソーニャ「いいから帰るぞ」

やすな「ね、もっかい!もっかい手つなごうよ」

ソーニャ「嫌だ」

やすな「もう、今日つながないでいつつなぐんだよ~」

ソーニャ「なんでそんなに繋ぎたがるんだ」

やすな「今日はねぇ特別な日なの。日になりました!」

ソーニャ「なんだそりゃ・・・今日は何の日だ?」

やすな「ふっふっふ、今日はですね!『ソーニャちゃんが初めて一緒に帰ろう的なこと言ってくれた日記念日』です」

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・お前気づいて」

やすな「もういっただろう!私はソーニャちゃんを誰よりも知ってるって!」

ソーニャ「」

ソーニャ(なんだこいつすっごく抱き寄せたいぞなんだこれ)

ソーニャ(やっぱり私コイツのこと好きだわ確信した)

やすな「ソーニャちゃん?どったの?」

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・んなんでもない」

やすな「じゃ、じゃんけん!じゃんけんしよう!」

ソーニャ「は?」

やすな「じゃんけんして私が勝ったら手をつなぐ!ソーニャちゃんが勝ったら手をつながない!」

ソーニャ「・・・いいだろう」

やすな「あ!でもグーで殴ったりチョキで目潰ししたりするのはなしだからねっ!」

ソーニャ (するか!)

ソーニャ「な~んだダメなのか」

やすな「こ、怖~、ソーニャちゃんの将来が心配だわ~」

ソーニャ「それ行くぞ」

やすな「どんとこい」


「「じゃんけんぽん」」


やすな「あ・・・まけたー!」

ソーニャ (・・・っち)

やすな「ソーニャちゃん勝ったのに怒ってる・・・」

やすな「もっかい!もう一回じゃんけんしよう!」

ソーニャ「もう終わりました」

やすな「ちがうの新しいやつ!」

やすな「ソーニャちゃんが勝ったらそのまま帰る。私が勝ったら腕組みして帰るじゃんけんです!」

ソーニャ「出来るか!!」

やすな「ソーニャちゃんの不戦敗~」

ソーニャ「よ寄るな!」

やすな「じゃんけんするの?しないの?」

ソーニャ「する!するから寄るな!あと上目遣いもやめろ」

やすな「やりぃ!」

ソーニャ「ハァ・・・じゃあいくぞ」

やすな「どんとこい」


「「じゃんけんぽん」」


やすな「あ・・・まけたー!」

ソーニャ「助かった・・・」

やすな「うぅ~んそれじゃ~」

ソーニャ「いや考えなくていいから。普通に帰ろう」

やすな「えぇでもせっかくソーニャちゃんが記念日なのに~」

ソーニャ「お前私が何かするたびに記念日作っていくつもりなのか?」

やすな「えぇ?それは考えてなかったなー」

ソーニャ「お前な・・・」

ソーニャ「そんなんじゃこれから毎日記念日になっちゃうぞ」

やすな「え?」

ソーニャ「?・・・あ」

やすな「えへへーそっかーいやぁ私としたことがうっかりうっかり」

ソーニャ「すまん今の無し」

やすな「えぇ~どうして~」

ソーニャ「どうしてもだこっち見んな!」

やすな「ソーニャちゃんもすっかりその顔芸がうまくなってきたねぇ」

ソーニャ「嬉しくねぇ!」




やすな「それじゃあまた明日ねソーニャちゃん!」

ソーニャ「あぁ」

やすな「明日こそ腕組みして帰ろうね!」

ソーニャ「帰らねぇし声が出けぇよ!」



ソーニャ(ふぅ・・・大変だった・・・)

ソーニャ(・・・朝昼はこんな奴で本当にいいのか疑問に思ったけど・・・)

ソーニャ(・・・・・・やっぱり好きだなぁ・・・)

ソーニャ(今日も練習するか)

ソーニャ (もうちょっと自然に言えるように練習しよう)

ソーニャ (こう、いつものようにアイツがちょっかいかけてきたとする)

ソーニャ「やすな、ねぇねぇソーニャちゃん明日のテスト勝負しようよ」 ボソボソ

ソーニャ「私、お前が私に勝てるわけないだろ」 ボソボソ

ソーニャ「やすな、なにおぅ言ったな!私最近勉強してるんだぞ!」 ボソボソ

ソーニャ「私、お前が?こりゃ明日槍が降るな」 ボソボソ

ソーニャ「やすな、だってねだってね、私が馬鹿だったらソーニャちゃんと同じ大学にいけないって気づいたの」 ボソボソ

ソーニャ「私、そんな動機で大学選ぶんな」 ボソボソ

ソーニャ「やすな、あ、ソーニャちゃんがバカでも大丈夫。私がランク落としてあげるから」 ボソボソ

ソーニャ「私、嬉しくねぇし大学まで一緒なんてゴメンだ」 ボソボソ

あぎり「やすな、くそぅこれで一緒の大学いけると思ったのにぃ」 ボソボソ

ソーニャ「私、まぁお前のそういうところ好きだけどな」 ボソボソ

ソーニャ「・・・」

あぎり「・・・」

ソーニャ「殺しくれ」

ソーニャ「うわあぁぁあ頼む殺してくれえぇぇ!」

あぎり「ちょっと落ち着きましょう~」

ソーニャ「こんなところ見られて生きていけるか!」

あぎり「道の隅で独り言をいう少女を見かけたので声をかけてみたんですが、ソーニャじゃないですか~」

ソーニャ「うわぁぁぁあああ!」

あぎり「一人なら言えるのに不思議ですねぇ~」

ソーニャ「うぅぅぅぅぅぅ!」

あぎり「でもその意気です!その意気ですよぉ~」

ソーニャ「お前は味方なのか?敵なのか?」

あぎり「もちろん味方ですよ~?」

ソーニャ「信じられん・・・」

あぎり「ふふふ~、一人で頑張るソーニャちゃんを応援に来たんですよぅ」

ソーニャ「・・・笑いに来たんだろ」

あぎり「告白の練習私が付き合ってあげます~」

ソーニャ「・・・どうやって・・・」

あぎり「あっそ~れ、変幻の術~」

ソーニャ「な!」

偽やすな「ふっふっふ~どうかなソーニャちゃん」

ソーニャ「やすな!」

偽やすな「さぁ、この私に告白してみたまえ!」

ソーニャ「・・・っく」

偽やすな「さぁさぁどうしちゃったのかなソーニャちゃん!ビビって声も出ないのかなぁ?」

偽やすな「所詮ソーニャちゃんはクールぶってるけど実はヘタレだったって事さぁ!」

偽やすな「あぁ!どうしてコイツはこんなに積極的なのに私は何もできないんだろう?」

偽やすな「そう!それは甘えさ!ソーニャちゃんはかまってやってると思ってたけど!実はかまってもらってたのさぁ!」

ソーニャ「あぎり少しうるさい集中できない」

ソーニャ「・・・」

偽やすな「・・・」

ソーニャ「や、やすな・・・」

偽やすな「なぁに?ソーニャちゃん」

ソーニャ「・・・・・・・・・えぇっと・・・・・・いいっ天気だなっ!」

偽やすな「むぅ~」

ソーニャ「じゃなくて!」

偽やすな「うん!」

ソーニャ「大切な・・・話があるんだ」

偽やすな「『たいせつ』ってなぁに?」

ソーニャ「そこまで馬鹿じゃねぇよ!」

ソーニャ「あのさ・・・お前さ・・・その・・・s・・・好きな人とかいるか?」

あぎり (年頃の娘を持つ父親みたいですねぇ)

偽やすな「うん!もっちろん!」

偽やすな「ソーニャちゃんでしょ!あぎりさんでしょ!それとお父さんとお母さんも好き!」

ソーニャ「そうか!私のこと好きか!」

偽やすな「うん!」

ソーニャ「わわたしもそのあれだなんというかお前のことがいわゆるスキなんだがそうかおまえもわたしのことすきかそれならいいんだよしよし」

偽やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

偽やすな「へたれ~」

ソーニャ「すまん解ってる」

ソーニャ「そういう好きじゃないんだ!」

偽やすな「え?どういうこと?」

ソーニャ「どういう事って・・・解るだろ?」

偽やすな「もぅ!わかんないから聞いてるのにぃ!なぞなぞ?」

ソーニャ「違う。誰かその・・・特別・・・な奴はいないのか」

偽やすな「特別って?」

ソーニャ「この人にだけは嫌われたくないっていうか・・・お前のお母さんにとってのお父さんというか・・・」

偽やすな「ソーニャちゃn・・・」

ソーニャ「え!?え!?」

偽やすな「ソーニャちゃんは?」

ソーニャ「なんだ・・・・・・・・・わ、私か?まぁいるぞ!」

偽やすな「えぇ~すご~い!誰々~!?」

ソーニャ「えっと・・・そのだな・・・」

偽やすな「あ!解った!私でしょう~!」

ソーニャ「誰が!」

偽やすな「・・・」 ジトー

ソーニャ「あいや違うそうじゃないんだ間違えた」

偽やすな「んん~?」

ソーニャ「よ、よく聞けよやすな」

ソーニャ「今まで私には・・・好きな人なんて居なかったし・・・必要ないと思ってた・・・」

ソーニャ「でもこの学校に来て・・・変わったんだ・・・」

ソーニャ「自分のためじゃなく誰かの為に一生懸命になる奴がいてさ」

ソーニャ「そいつ馬鹿なのに、いや馬鹿だからこんな私のこと必死で気にかけてくれたんだよ」

ソーニャ「殺し屋って普通避けられるのにどんどんこっちの方に進んできてさ」

ソーニャ「今は解る。もうその時から私はそいつのことで頭いっぱいだったんだ」

ソーニャ「そいつがいない人生なんてもう考えられないんだよ!知らない誰かのものになるなんて考えるのも嫌だ!」

ソーニャ「私だけの特別になって欲しい!私だけ見て欲しいんだ!どんなことされたって構わない!相手されなくなるよりマシだ!」

ソーニャ「つまり!私は!お前のことが!」

偽やすな「あ!あの雲わたあめみたいで美味しそう!マテー」

ソーニャ「おい!!!」

あぎり「ふふふふふ~ここまで言えたら大丈夫ですね~」

ソーニャ「変な汗かいた」

あぎり「かなり素敵でしたよ~」

ソーニャ「そ、そうか?」

あぎり「はい~もう逆にこっちが恥ずかしくなっちゃうくらい」

ソーニャ「私のほうが恥ずかしい」

あぎり「あとは本人の前で言うだけですね」

ソーニャ「それなんだよなぁ~」

あぎり「あれあれ~?まだ自信なさげですねぇ~」

ソーニャ「私のことはいいんだよ、でもアイツの方が何考えてるかわからないし」

あぎり「そうでしょうか~」

ソーニャ「・・・・・・なんて言うか、告白して今の関係が壊れるのが怖いんだ」

あぎり「あるあるですねぇ~」

ソーニャ「そうなのか?」

あぎり「大丈夫ですよ~私が保証します~」

ソーニャ「あぎり・・・」

あぎり「ソーニャは、何も考えず思いっきり当たればいいんです~」

あぎり「きっと大丈夫ですよ~」

ソーニャ「ありがとう、あぎり。なんか勇気出た気がする」

あぎり「いえいえ~、お安い御用です。私も明日にはカップルが見れそうでよかったですよ~」

ソーニャ「あ、明日!?ちょっとまて心の準備が!」

あぎり「もたもたしてるとほかの誰かに取られちゃいますよ~」

ソーニャ「そそれはダメだ!でもだからって」

あぎり「早くあんなことやこんなことしたくないんですか~」

ソーニャ「あんなことってなんだよ!」

あぎり「女の子の口から言わせないでください~」

翌朝。


やすな「おっはよ~ソーニャちゃん!今日もいい天気だねっ!」

ソーニャ「・・・そうだな」

やすな「うっわソーニャちゃんひどい顔だよ!いつもよりひどいけど今日はどうしたの!?」

ソーニャ「なんでもねぇよ」

ソーニャ (今日、私は、こいつに、告白する。)

ソーニャ (そう思うと一睡もできなかった)

やすな「最近どうしたんだいソーニャちゃん昨日は赤かったり今日は青かったり」

ソーニャ「ほっとけ」

やすな「元気がないならこれだよこれ!はい!オロナミンC!」

ソーニャ「どうしたんだそれ」

やすな「あのね、最近ソーニャちゃんが元気ないから買ってきたんだ!」

やすな「箱ごと買おうとしたらお金がなかったから私とソーニャちゃんの二つ分買ったんだ!はい!」

ソーニャ「やすな・・・」

ソーニャ「ありがとう、やすな」

やすな「さぁ飲んで飲んで」

ソーニャ「あぁ」

プシュドバァァアア!!

やすな「あっひゃっひゃっひャソーニャちゃん顔面オロナミンC!」

ソーニャ「・・・」

やすな「ひゃ~」 

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・あれ?鉄槌は?」

ソーニャ「・・・」

やすな「ソーニャちゃん?」

ソーニャ「・・・・・・・・・うぅ」

やすな「え!?嘘!ソーニャちゃん!?」

ソーニャ「これは・・・ひどいぞ・・・やすな・・・」

やすな「ごごごごめんねソーニャちゃん!まさか怒らないとは、じゃなくて」

ソーニャ「人がどれだけお前のこと・・・」

やすな「え?私がどうしたのソーニャちゃん?」

ソーニャ「人がどれだけお前のこと考えてると思ってんだ!」

やすな「ソ、ソーニャちゃん?」

ソーニャ「どうしてお前はそうなんだ!せめてちゃんとしてくれ!」

やすな「・・・本当にごめんね」

ソーニャ「・・・」

やすな「これからはその、迷惑にならないように気をつけるよ・・・」

ソーニャ「・・・」

1限目

やすな「あれ?お?おかしいな確かに入れたのに」

ソーニャ「・・・・・・どうしたんだよ・・・」

やすな「ソーニャちゃん!教科書ちょーだ・・・じゃなかった、えと、んーんなんでもない」

ソーニャ「・・・教科書忘れたんじゃないのか?」

やすな「えぇ!?なんで解るの!?超能力!?」

ソーニャ「お前の様子みてればわかる」

やすな「じ、実はそうなんだよ、まいったなぁ~」

やすな「・・・そうだ!となりの教室から借りてこよう!」 ダダダダダ

ソーニャ「・・・」

3限目

やすな「ハヒー、ハヒー、マラソンなんて聞いてないよ・・・」

ソーニャ「お前が聞いてなかっただけだ」

やすな「ハヒー、ハヒー、ソーニャちゃんは・・・先に行ってもいいんだよ」

ソーニャ「あ?」

やすな「ハヒー、ハヒー、私と一緒に走ってたら追走になっちゃうよ・・・」

ソーニャ「・・・・・・言われなくてもそうする」 タッタッタ

やすな「ハヒー、ハヒー、やっぱりソーニャちゃんはすごいなぁ」

昼休み


やすな「ひゃっほ~いお弁当だ~、このために学校に来てるといってもカゴンじゃないね!」

ソーニャ「・・・」

やすな「あの、ソーニャちゃん一緒にお弁当食べてくれる?」

ソーニャ「・・・しょうがないな」

やすな「わーいありがとう!今日のお弁当は何かな何かな~♪・・・あ、あれ・・・?」

ソーニャ「・・・おい・・・まさか・・・」

やすな「お、お弁当忘れちゃったみたい」

ソーニャ「忘れ物ネタは一回やってるだろうが!!」

やすな「ふぇぇ~んしらないよ~」

ソーニャ「仕方ない購買部で」

やすな「有り金はオロナミンCになりました~」 コトッ

ソーニャ「ハァ・・・じゃあ私の弁当から少し分けてやるか」

やすな「うぅ~、ありがとうソーニャちゃ・・・ッハ!」

ソーニャ「どうした?」

やすな「やっぱりいいです我慢します。」

ソーニャ「・・・なんだ、朝言ったこと気にしてるのか?私がいいって言ったんだから食べていいんだよ」

やすな「うぅんそうじゃなくてえぇっとホラ!毒とか入ってるかもしれないじゃん!殺し屋だから!」

ソーニャ「なんで自分の弁当に毒入れるんだよ」

やすな「そうじゃなくて!あ~なんかお腹すいてないなって思ったたんだ!」

ソーニャ「・・・そうかよ、じゃ全部食べていいんだな」 パクパクパクー

やすな「・・・」 ダラー

ソーニャ (・・・食べづらい)

放課後



ソーニャ「・・・」

ソーニャ (ついに放課後まで来てしまった・・・)

ソーニャ (どこからかあぎりの気配がするぞ・・・わざとだな・・・)

ソーニャ (なんとしても今日告白させるつもりのようだが・・・)

ソーニャ (なんだかケンカしてそれどころの雰囲気じゃなくなってしまったような・・・)

やすな「ゼーハー、ゼーハー、やっと追走が終わった」 ガラガラガラ

やすな「あれ?ソーニャちゃん?」

ソーニャ「ん」

やすな「どうして残ってるの?」

ソーニャ「どうしてって・・・」

やすな「先に帰えればいいのに」

ソーニャ(お前を待ってたんだろうが!)

ソーニャ「もうやめろよそれ」

やすな「それって?」

ソーニャ「今朝言った迷惑かけるなって話。お前には早かった」

やすな「な、なにおぅ!・・・わ、私だってソーニャちゃんがいなくたって十分やってけるし!」

ソーニャ「どこがだ」

ソーニャ「それに変に避けられてるようで気分悪い」

やすな「えぇ!?そうだっけ!・・・頑張って迷惑にならないようにしてたのに!」

ソーニャ「なんかそれが逆に迷惑だ」

やすな「うぅ~ん、じゃぁどうすればいいんだよう」

ソーニャ「普段通りでいい」

やすな「ソーニャちゃんは嫌じゃないの?普段の私」

ソーニャ「まぁ好きではないな」

やすな「ガーン!」

ソーニャ「あ、待て好きだ」

やすな「え?」

ソーニャ「いや違う今のも無し」

やすな「もう!どっちなんだよう!好きなの!?嫌いなの!?」

ソーニャ (えぇい ままよ)

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・好きだ」

やすな「本当!?」

ソーニャ「あぁ」

やすな「やったぁ!さすがソーニャちゃん見る目あるぅ!」

ソーニャ「ハハそうだろ」

ソーニャ「だから普段のウザイお前でいい」

ソーニャ「元に戻ってくれないか」

やすな「そういうことならガッテン承知!」

やすな「あぁ~やっぱりソーニャちゃんが友達でよかった!」

ソーニャ「・・・・・・・・・いや、ちがう」

やすな「え?」

ソーニャ「違うぞ・・・折部やすな」

ソーニャ「私は今傷ついた。どうしてだかわかるか」

やすな「ど、どうしてでしょう・・・?」

ソーニャ「お前に友達と言われたからだ」

やすな「えぇ!やっぱりこんな私じゃ!」

ソーニャ「そうじゃない!逆だ!これは私の問題だ」

やすな「?」

ソーニャ「私が欲しいのは・・・友達よりももっと上なんだよ・・・」

やすな「親友?」

ソーニャ「それよりももっと上」

ソーニャ「やすなのてっぺん」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・・・・・・・一番じゃなきゃ・・・嫌なんだよ・・・」

やすな「ソーニャちゃん・・・」

やすな「それってつまり・・・好きってこと・・・?」

ソーニャ「・・・・・・・・・そう言ってるだろ」

やすな「・・・・・・結婚したいってこと?」

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・・・・ん」

やすな「その・・・・・・・・・・・・えっちなこととかも?・・・」

ソーニャ「・・・・・・・・・・・・したい・・・・・・」

やすな「・・・・・・私、女だけど・・・」

ソーニャ「」 ビクゥ

やすな「・・・それでも?」

ソーニャ「・・・それでも」

やすな「・・・・・・え、えへへへへへへへへへへ」

ソーニャ「ど、どうした!やすな」

やすな「ごめんソーニャちゃんちょっとタンマ」

ソーニャ「いや、私が悪かった!突然こんなこと言って」

やすな「んーんそうじゃなくてえへへへへへへ」

ソーニャ「気でも違ったか!とりあえず顔を向けろ!」

やすな「タンマだってソーニャちゃん今顔見られたら」

ソーニャ「やすnうわ、ひどい顔だぞとりあえずヨダレふけっ」

やすな「うん。ありがとう。でも、えへへへへへへへへ」

ソーニャ「」 ゾ~ッ

ソーニャ「わ、悪かったな私の勝手を聞いてもらって」

やすな「ん~ん・・・えへへ」

ソーニャ「くそ、もっとよく考えていやそれ以前にこんな事最初から・・・」

やすな「そんなこと言わないでよソーニャちゃん大丈夫だよ、だって私」



やすな「今まで生きてきた中で一番幸せ」

ソーニャ「え?」

やすな「わーいソーニャちゃ~ん」

ソーニャ「な!離れろ鼻水がつく!」

やすな「えぇ~いけず~私とは遊びだったんだ~」

ソーニャ「何がだよ!」

やすな「あのセリフもウソだったんだ~好きだ~って~」

やすな「『お前のことが大好きだ~』」

ソーニャ「そんなことは言ってない!!」

やすな「えぇ~でもそうでしょ~?」

ソーニャ「そりゃ・・・」

やすな「わ~いソーニャちゃ~ん」

ソーニャ「離れろ!せめて公共の場ではやめろ!」

ソーニャ「そうだ返事を聞いてないぞ!」

やすな「返事?」

ソーニャ「そうだ。私があれだけ恥ずかしい思いをしたんだお前も味わえ!」

やすな「大好きだよ~」

ソーニャ「軽!」

やすな「だい゛ずぎだよ゛~」

ソーニャ「低く言っても同じだから!」

やすな「もう!どう言えばいいのさ!わがままなんだから!」

ソーニャ「もっとこう言葉を大切にだな」

やすな「そうだ!いいこと思いついた!ソーニャちゃん目ぇ閉じて」

ソーニャ「なんでだよ」

やすな「いいからいいから♪」

ソーニャ「・・・」

やすな「ダイスキ」 ボソッ

ソーニャ「っ!耳元もやめろっ!!」

やすな「と、言う訳で!」

「「お世話になりました~」」

あぎり「本当に~よかったですね~」

やすな「はい!とっても可愛い彼女が出来ました!」

ソーニャ (可愛い彼女・・・)

あぎり「あらあらその彼女さんどうしてこっちを向かないんですか~」

やすな「はい!今ニヤけてるんです!」

ソーニャ「言うな!」 バシッ

やすな「あひゃん!」

あぎり「ふふふふ~仲のよろしいことで~」

ソーニャ「あぎり、なんというか・・・本当にありがとう」

あぎり「それでは~見返りを求めてもいいでしょうか~」

ソーニャ「え?」

あぎり「んん~そうですねぇ~」

あぎり「あ、お二人ちゅ~はまだですよね~」

ソーニャ「チュー!!?」

やすな「ちゅう?」

あぎり「ちゅ~」

ソーニャ「ななに言ってんだあぎり」

あぎり「ちゅ~が見たいな~なんて~」

やすな「だって!」

ソーニャ「だってじゃねぇ!」

あぎり「あっそ~れ、ちゅ~う、ちゅ~う」

やすな「ちゅう!ちゅう!」

ソーニャ「なんでお前もそっち側なんだよ!」

やすな「ちゅう、ちゅ」 ガシッ

ソーニャ「チューなんて早すぎる」

やすな「ソーニャちゃん目が怖い」

あぎり「えぇ~ダメですか~こぉんなに、がんばったのにぃ~」

やすな「すみませんあぎりさん、うちのは純情なんです」

ソーニャ「なんかさっきからリードされてる気がする」

あぎり「それじゃぁですね~ほっぺにちゅ~で我慢します~」

ソーニャ「ほっぺに!?」

やすな「ちゅう!?」

あぎり「あ、ちゅ~するのはソーニャで~」

ソーニャ「無理無理無理!コイツの顔に?無理無理無理!」

やすな「むぅ、ひどいよソーニャちゃん!そんな全力で拒否しなくたっていいじゃないか!」

ソーニャ「あ、すまん。でも無理」

やすな「だって!助けてあぎえも~ん」

あぎり「うぅ~ん発情の術とかもあるんですけど~」

やすな「え?マジで!?」

ソーニャ「やめろっ!」

あぎり「じゃ~解りました。ソーニャちゃんがしないなら私がします。」

やすな「ほぇ?」

ソーニャ「なっ!」

あぎり「ホラホラどうします~」

ソーニャ「っく、やすな!こっちに来い!」

やすな「ほいさ!」

ソーニャ「スー・・・・・・ハー・・・・・・」

やすな「ソーニャちゃんソーニャちゃん」

ソーニャ「ん?今落ち着こうとしてるからちょっとま」

やすな「・・・やさしくしてね」

ソーニャ「ブッ!」

やすな「うわっきたなっ!」

やすな「ひどいよソーニャちゃん!」

ソーニャ「こっちのセリフだ!お前はちょっと黙ってろ!」

あぎり「ニヤニヤ」

ソーニャ「スー・・・ハー・・・」

ソーニャ「いくぞ!」

ガン!

やすな「いったぁ!」

ソーニャ「・・・ふふふ、やったぞ!どうだ!あぎり見たか!」

やすな「ふぇぇ~ん、ソーニャちゃんの歯が~」

ソーニャ「私だってやれば出来るんだ!」

あぎり「うぅ~ん、ソーニャはちゅ~が下手だということがわかりました~」

やすな「いたいよぉ~」

ソーニャ「これで文句はないだろう!」

あぎり「そうですねぇ~」

ソーニャ「ま、まだ何かあるのか?」

あぎり「これは要求というよりお願いなんですが~」

あぎり「今日は~、自分たちで手を握って帰ってみてください」

ソーニャ「またそれか!」

やすな「な~んだ簡単じゃん!ね!ソーニャちゃん」

ソーニャ「・・・まぁチューに比べたらな」

あぎり「ふふふ、それではまた明日~」

やすな「えへへへなんだか恥ずかしいねソーニャちゃん」
ソーニャ「私は最初から恥ずかしい」

やすな「あ、ちょうちょだ!わ~い!」
ソーニャ「オイ離れるな!」

やすな「あ!アメが落ちてる!ラッキー!」
ソーニャ「やめろ!」

やすな「ソーニャちゃんあれ見て!クレープだって!一緒に食べよう!私はないからソーニャちゃんのお金で!」
ソーニャ「・・・しょうがないな」

やすな「ラッララ~ラッララ~♪今日はっ楽しいっ・・・ソーニャちゃん今日は何の日でしょ~」
ソーニャ「・・・知らん」
やすな「えぇ~ホントに~?」
ソーニャ「知らん」

やすな「それではモノマネします。」 ユラユラ
ソーニャ「?」
やすな「スラムダンクのOPの最初の観客が揺れてる様」
ソーニャ「細かすぎる」

女の子「あ、おねぇちゃん達、また手ぇつないでる~。仲良しさんだね!」
やすな「そうだよ~」
ソーニャ「・・・」

やすな「あ!っという間に」

ソーニャ「分かれ道だな」

やすな「ふぇ~んもっとソーニャちゃんと一緒にいたいよぉ~」

ソーニャ「わがまま言うな。それじゃあな」

やすな「ちょっとさっぱりしすぎやしませんかね!?」

ソーニャ「お前がベタベタしすぎだ」

やすな「明日になっても好きでいてねソーニャちゃん!!」

ソーニャ「だから声がでかい!!」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ (今日はいろいろあったな)

ソーニャ「フフっ・・・」

ソーニャ (やすなが恋人かぁ・・・)


今まで聞きてきた中で一番幸せ


ソーニャ「フフフッ・・・」

ソーニャ (やすなを今までで一番幸せにしたのは私だ)

ソーニャ (今日のアイツはいろいろ変だったけど)

ソーニャ (結局まとめるとまぁ今日も可愛かったなぁ) ニヤニヤ

ソーニャ「・・・」

ソーニャ (今日はいろいろあったな)

ソーニャ「フフっ・・・」

ソーニャ (やすなが恋人かぁ・・・)


今まで生きてきた中で一番幸せ


ソーニャ「フフフッ・・・」

ソーニャ (やすなを今までで一番幸せにしたのは私だ)

ソーニャ (今日のアイツはいろいろ変だったけど)

ソーニャ (結局まとめるとまぁ今日も可愛かったなぁ) ニヤニヤ



大切なところ間違えちゃった

あぎり「お楽しみのところすみません~」

ソーニャ「あぎり!」

あぎり「はいあぎりです~」

ソーニャ「その・・・見てたか?」

あぎり「なんのことでしょう~」

ソーニャ「・・・忘れよう」

あぎり「それがいいかと~」

ソーニャ「それで、何の用なんだ?」

あぎり「いえいえ~改めて祝福をと思いまして~」

ソーニャ「・・・それは・・・ありがとう・・・」

あぎり「とんでもない~」

ソーニャ「お前のおかげでここまでたどり着けたと思ってる」

ソーニャ「本当にありがとう」

あぎり「いえいえ~」

あぎり「でも一つだけ気がかりなことがありまして~」

ソーニャ「?」

あぎり「このままやっていけるのかな~って」

ソーニャ「どういうことだ?」

あぎり「だって~今日だって私が言わなければ手もつながずに帰ったでしょう~」

ソーニャ「それは・・・恥ずかしいだろ」

あぎり「それです~」

あぎり「というわけで明日の目標は『ちゅ~』です」

ソーニャ「は!?無理無理無理無理!物事には順序があるだろ!」

あぎり「無理を通して順序を蹴飛ばしてください~」

ソーニャ「自慢じゃないけど私はそういう知識は全くないんだ。だから一体どうしたらいいか」

あぎり「恋人なんだから言えばいいんですよ~ちゅ~したいって」

ソーニャ「だから無理だって!」

あぎり「むぅ~、ちゅ~したくないんですか~」

ソーニャ「そりゃ!・・・・・・・・・したいが・・・」

あぎり「それじゃあ頑張ってください~!一歩踏み出す勇気ですよ~!」

朝。


やすな「おっはよ~愛しのソーニャちゃん!会いたかったぞ~!」

ソーニャ「いきなり抱きつくな」

やすな「うぅ~ん、会えなかった分のソーニャちゃん分を体に取り入れないと」

ソーニャ「か、顔が近・・・」

ソーニャ (・・・あ、いい匂い)

やすな「あ!赤くなった!ソーニャちゃんが赤くなったぞ!」

ソーニャ「赤くなってない!」

やすな「でもこれはどう見ても赤」

ソーニャ「あかくなってない!!」

        ,, _
       /     ` 、
      /  (_ノL_)  ヽ
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     (l     し    l)   
.     l    __   l    <(まだ50レスくらいしか読めてないんだ)
      > 、 _      ィ
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    | ||/\/\/\/| |

ソーニャ (今日はコイツとちゅーする・・・)

やすな「?どったのソーニャちゃん?」

ソーニャ (なんつーか唇も可愛いなぁ)

やすな「もしもーしソーニャちゃん?」

ソーニャ (・・・コイツ彼女なんだよなぁ)

やすな「うわニヤけた!キモい」

ソーニャ (ようし友達だった時よりも仲良くなるぞ)

やすな「百面相だ!面白ーい!」

ソーニャ「やすな!」

やすな「ん?なぁに?」

ソーニャ「その・・・な、仲良くしよう!」

やすな「?うん!」

やすな「じゃあ、はい。手」

ソーニャ (速攻! 先制された)

ソーニャ (だが今の私は違う。コイツの恋人だ)

ソーニャ (もうヘタレとわ言わせないぞ!)

ソーニャ「ん」

やすな「えへへ~」

ソーニャ (どうだ!参ったか折部やすな!私だって出来るんだ)

やすな「きょっうはっいっい日だな~♪ ソーニャちゃんと一緒♪ ソーニャちゃんと一緒♪」 ブンブン

ソーニャ「・・・」

やすな「わったしのっすっきなソーニャちゃん♪ ほんっとは優しくてちっから~もち~♪」 ブンブン

ソーニャ「ちょっと待てやすな」

やすな「ん?」

ソーニャ「度を超えて恥ずかしい」

やすな「じゃあ、はい。手」

ソーニャ (速攻! 先制された)

ソーニャ (だが今の私は違う。コイツの恋人だ)

ソーニャ (もうヘタレとわ言わせないぞ!)

ソーニャ「ん」

やすな「えへへ~」

ソーニャ (どうだ!参ったか折部やすな!私だって出来るんだ)

やすな「きょっうはっいっい日だな~♪ ソーニャちゃんと一緒♪ ソーニャちゃんと一緒♪」 ブンブン

ソーニャ「・・・」

やすな「わったしのっすっきなソーニャちゃん♪ ほんっとは優しくてちっから~もち~♪」 ブンブン

ソーニャ「ちょっと待てやすな」

やすな「ん?」

ソーニャ「度を超えて恥ずかしい」

やすな「えぇ~仲良くするって言ったから仲良しの歌歌ったのに~?」

ソーニャ「仲良しの歌は封印してくれ」

やすな「ちぇ~なんだいなんだい!賛美歌なのに!」

ソーニャ「輪をかけて恥ずかしいわ」

やすな「じゃあ何歌おっかなぁ」

ソーニャ「歌から離れろ」

やすな「むぅ!どうしてですか!」

ソーニャ「どうしてって」

ソーニャ (恥ずかしいからつってんだろ)

ソーニャ (あ・・・! 閃いた! 攻めに転じる一手!)

ソーニャ「お前とお話できないからだよ」

ソーニャ (決まった!)

やすな「え゛」

ソーニャ (どうだ折部やすな!私の攻撃は!)

やすな「・・・」

ソーニャ (ふふふ言葉も出ないみたいだな!)

やすな「・・・」

ソーニャ (・・・・・・あれ?やすな?)

ソーニャ「や、やすな?」

やすな「は、はいぃ・・・」

ソーニャ (これは・・・もしかして)

やすな「そ、ソーニャちゃん・・・?」

ソーニャ (うわっ・・・私の攻撃、効きすぎ・・・?)

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ「学校・・・ついたな・・・」

やすな「・・・そだね」

ソーニャ「手、離さなきゃな」

やすな「・・・ヤダ」

ソーニャ (私だって嫌さ・・・)

ソーニャ「じゃどうするんだよ」

やすな「・・・教室までこのまま行く」

ソーニャ「・・・目立つし恥ずかしいだろ」

やすな「お願い」

ソーニャ「・・・・・・っよし!解った!行くぞ!」

ソーニャ (教室までの道のりはなんて事はなかった)

ソーニャ (よくみりゃ私たち以外にも沢山手をつないでる人がいたし)

ソーニャ (女同士もいた)

ソーニャ (それ以上に大変だったのが)

ソーニャ「やすな」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・授業始まるぞ」

やすな「そ、それまで」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ (はなさないやすなだった)

昼休み

やすな「ふ、ふ~さぁメシだメシだぁ~」

ソーニャ「よ、よぉ~し、食べるぞ~」

やすな「あーソーニャちゃんのお弁当またコロッケだー!」

ソーニャ「今度は逃げるなよぉコロッケ」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

やすな「わ、私のはぁなんだろなぁ!」

ソーニャ「今日は持ってきたな!」

やすな「も、もう!ソーニャちゃんたら!いくら私でも毎日忘れないよぅ!」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ (あれ?気まずいぞ?)

 

         ,, _
       /     ` 、
      /  (_ノL_)  ヽ
      /   ´・  ・`  l   ワサワサしてきました
     (l     し    l)   
.     l   、__,   l    
      > 、 _      ィ
     /      ̄   ヽ
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ソーニャ (せっかく恋人同士になってもっと仲良くなれるかと思ったんだが)

ソーニャ (なんだか逆によそよそしくなってしまった)

ソーニャ「なぁやすn」やすな「ねぇソーニャちゃ」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・」

ソーニャ「やすな、お前からどうぞ」

やすな「いやいやソーニャちゃんからどうぞ」

ソーニャ「いや実は何も考えてなくて・・・お前から頼む」

やすな「えっとじゃ・・・・・・・・・ご趣味は?」

ソーニャ「見合いか!」

やすな「よ、よ~しそれでは私、今日は牛乳ひとパック一気飲みに挑戦しま~す」

ソーニャ「お、おー!」

やすな「れでぃー、ご!」ダバー

ソーニャ「こぼすのはえぇよ!」

ソーニャ (っというか)

ソーニャ (下着が・・・透けて・・・)

やすな「うわぁ298円もしたのにぃ!」

ソーニャ「そうじゃなくて・・・下着透けてるぞ」

やすな「え?きゃっ!」

ソーニャ「!」

やすな「・・・ご、ごめんちょっとトイレ」

ソーニャ「あ、ああ」

ソーニャ「・・・」

ソーニャ (きゃっ・・・・・・だと・・・?)

やすな「と、言う訳でジャージに着替えてまいりました」

ソーニャ「うむ」

やすな「ど、どうかなソーニャちゃん?いつもと違う魅力の私は?」

ソーニャ「どうもせん」

やすな「あれ・・・きょうみない・・・?」 シュン

ソーニャ「あいや、別にそういうわけじゃ」

やすな「・・・」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・なんかごめんね」

ソーニャ「お前が謝ることじゃない!」

やすな「本当はね、いっぱいお話したいんだけど」

やすな「もっとバカになったのかな?」

ソーニャ「そういうふうに言うな」

ソーニャ「いつもみたいに思ったこと考え無しで言えばいいじゃないか」

やすな「んんー」

ソーニャ「ほら言ってみろ。聞いてやる」

やすな「ソーニャちゃん・・・」

ソーニャ「ん?」

やすな「すき」

ソーニャ「くっ・・・・・・わ、私もだよ」

やすな「えへへーソーニャちゃん」

ソーニャ「ん」

やすな「好き」

ソーニャ「・・・」

やすな「ソーニャちゃん大好きー!」

ソーニャ「ほ、他にはないのか他には!」

やすな「残ったお弁当あげるー」

ソーニャ「牛乳まみれじゃねぇか!」

         ,, _
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      /   ´^  ^`  l 
     (l     し    l)   
.     l   、__,   l    
      > 、 _      ィ
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     / |         iヽ
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    | ||/\/\/\/| |

やすな「ごめんねソーニャちゃん、私の牛乳で机汚しちゃって」

ソーニャ「気にするな」

やすな「うぅん気にするよ、こうなったら私の机とソーニャちゃんの机を取り替えて」

ソーニャ「そこまでしなくていい」

やすな「あ!机を交換するより私たちが入れ替わったほうがいいよねあったまいい~!」

ソーニャ「人の話を聞け」

やすな「ということはこの机のものは私のもの!?何が出るかな何が出るかな」

ソーニャ「あさくるな」

やすな「テスト用紙発見~!私はどのくらい頭がいいのかなぁ?」

ソーニャ「見るな!」

やすな「あぁ~その反応!ホントは点数に自信がなかったりして~」

ソーニャ「少なくともお前よりはいい」

やすな「むぅ!私が何点だったのかも知らないくせにぃ!」

ソーニャ「何点だったんだ?」

やすな「11てん!」

ソーニャ「やっぱり低いじゃないか!」

やすな「ソーニャちゃんは頭の悪い子嫌い?」

ソーニャ「うぅ~ん、別に好きではないなぁ」

やすな「むぅ!そうですかぁ!じゃぁいいですよぅ!」

ソーニャ「何膨れてんだよ」

やすな「なんだいなんだい、頭の悪い子に何か用ですか~?」

ソーニャ「別に今のはお前のこと言ったわけじゃ」

やすな「頭のいい子がいいならそういう子と付き合えばいいさ!」

ソーニャ「あぁもう、解ったよ、馬鹿が好きです。馬鹿最高ー」

やすな「ホントに?」

ソーニャ「でもちょっとは勉強しような」

やすな「うぅ~んソーニャちゃんがそう言うなら・・・」

ソーニャ「・・・フフ」

やすな「?どったのソーニャちゃん?」

ソーニャ「いや、そういう感じだよそうそれ」

ソーニャ「なんていうか朝から私たちどうかしてた」

やすな「それはっ・・・ソーニャちゃんのせいだろぅ」

ソーニャ「いや悪かった、なんて言うか恥ずかしいセリフ言ったら勝ちみたいなこと考えてたわ」

やすな「どうして?」

ソーニャ「いつもお前に恥ずかしい思いさせられてたからな」

ソーニャ「仕返しだ」

やすな「うぅ仕返された」

ソーニャ「でもおかげでお互い意識しまくりだったな、失敗した」

やすな「やーい」

ソーニャ「これからはなんというか普通に接しよう普通に!」

やすな「はーい」

ソーニャ「自分のしたいことをやり、言いたいことを言う!」

やすな「はいソーニャ先生!」

ソーニャ「ん」

やすな「ソーニャ先生が私としたいことや言いたいことはありますか」

ソーニャ「したい事」

ソーニャ (ちゅーがしたい)

ソーニャ「言いたいこと」

ソーニャ (ちゅーがしたい)

ソーニャ (今か!今がその時なのか!)

やすな「あ、出た!ソーニャちゃんの顔芸!」

ソーニャ「ちょっと見るな」

やすな「えぇ~どうして~?あ!解った」

ソーニャ「なんだよ」

やすな「やらしいこと考えてるんだ」

ソーニャ「・・・・・・・・・悪いか」

やすな「え?マジ?」

やすな「何何~教えてソーニャちゃん!」

ソーニャ「ま、まて心の準備が」

やすな「えぇ~教えてよう、ねぇ教えてよう!」

ソーニャ「逆に言いにくいんだよ」

やすな「大丈夫だよソーニャちゃん」

ソーニャ「何がだよ」

やすな「ソーニャちゃんがしたいことはきっと私にもいいことだから」

やすな「ソーニャちゃんの事信じてるもん」

ソーニャ「あ・・・」

ソーニャ (今だ)

ソーニャ「ちゅーがしたい」

やすな「え?」

ソーニャ「やすな、お前とちゅーがしたい」

やすな「き、昨日あれだけ嫌がってたじゃないか!」

ソーニャ「ううるさいな、昨日は昨日だ!」

ソーニャ「さぁ言ったぞ!どうだ!言ってやったぞざまぁみろ!?」

やすな「えぇ~、じゃあ、いいよ」

ソーニャ「は?」

やすな「・・・はい、ちゅー」

ソーニャ「ダ、ダメだ!」

やすな「えぇ~どうして~」

ソーニャ「どうしてってお前人目につくだろうが!」

ソーニャ「ほ、放課後まで待て!」

ソーニャ「それと、人のいない場所でだ!」

放課後


やすな「放課後♪それは甘美な響き♪」

ソーニャ「・・・」

やすな「放課後♪どことなくエロスのにほいがする禁断の時間♪」

ソーニャ「・・・」

やすな「放課後♪自由と混沌が共存する狂気の楽園♪」

ソーニャ「・・・」

やすな「いやぁソーニャちゃんこんにちは!こんなところで会うなんて奇遇だねぇ!」

やすな「もしかして待ち人でもいるのかな?それは想い人だったりしてぇ~」

ソーニャ「お前はどうしてそんなに元気なんだ」

やすな「えぇ?だって・・・フフフやだわこの人言わせようとして」

ソーニャ「ハァ・・・」

やすな「・・・・・・ホントに嫌なの?」

ソーニャ「あ、そんなことはないぞうん」

ソーニャ「っいぃっっっよぉぉし!!」

やすな「ウワッびっくりした!」

ソーニャ「気合だ!私!この世に不可能なことなんてない!」

ソーニャ「今までだって不可能を可能にしてきたじゃないか私ならできる!」

ソーニャ「やすな!行くぞ!ついてこい!」

やすな「せ、戦場に行く兵士のようだ・・・」

空き教室


やすな「初めて入ったー」

やすな「うわぁ夕日がよく見えるよソーニャちゃん、キレーだねー」

やすな「あ、ペンで落書きしてあるよ!1997年だってー古ーい」

やすな「ようし、それじゃ私も 相合傘に・・・私の名前と・・・はいソーニャちゃん!」

やすな「ソーニャちゃん?」

ソーニャ「631 641 643 647 653 659 661 673 677 683 ……」

やすな「す、すごい勢いで素数を数えてる・・・」

やすな「もう!ソーニャちゃんしっかりして!落ち着こうとしすぎて我を見失ってるよぅ!」

ソーニャ「や、やすな!」

やすな「ソーニャちゃん」

ソーニャ「・・・」

やすな「・・・んちゅー」

ソーニャ「まてやすな早すぎる」

やすな「え・・・?」

ソーニャ「こういうのはそう・・・雰囲気が大事なんだ」

やすな「ふいんき・・・」

ソーニャ「こう愛を語り合ってお互いの気持ちを確かめ合ってだな」

やすな「愛を語る~より~♪」

ソーニャ「ダメ」

やすな「愛を語るとかどうすればいいのさ!」

ソーニャ「例えば相手のいいところを上げて褒めるだとかさ・・・」

やすな「では突然ですがやすなク~イズッ!正解者にはピチピチの折部やすなを差し上げます!」

やすな「ちなみに回答者はソーニャちゃん一人となっております!」

やすな「問題!デーデン! 折部やすなのいいところを10個上げてください」

やすな「はい走って! まだよ、まだよ、はい答えて!」

ソーニャ「えーいい意味で馬鹿、いい意味でアホ、いい意味でお調子者、いい意味でうざい、いい意味で単純」

ソーニャ「いい意味で口が悪い、いい意味で癇に障る、いい意味で人を馬鹿にしてる、いい意味で頭が悪い、いい意味で落ち着きがない」

やすな「そ、そんなぁ!」

ソーニャ「フン、伊達に恋人やってないだろ?」

やすな「でもちっともいいふいんきじゃないね」

ソーニャ「そうだな」

やすな「いいふいんきってどうすれば出るのかなぁ」

やすな「そうだ!見つめ合えばいいんだ!」

ソーニャ「は?」

やすな「お互いに目と目を合わせるの!そうすればいいんじゃないかな?」

ソーニャ「そんなもんかな」

やすな「きっとそうだよやってみよう!」

やすな「・・・」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

やすな「・・・」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

やすな「・・・・・・」 クイッ

ソーニャ「変顔すんな」

やすな「・・・」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

やすな「ソーニャちゃん」 ジー

ソーニャ「ん?」 ジー

やすな「何か話さない?」 ジー

ソーニャ「そうだな」 ジー

やすな「じゃソーニャちゃんはいつから私のこと好きになったの?」 ジー

ソーニャ「は!?」

やすな「あ!目をそらした!」 ジー

ソーニャ「くっ・・・」 ジー

やすな「それでそれで」 ジー

ソーニャ「・・・えぇっとそれが、自分でもわからん」 ジー

やすな「えぇ~!そうなの~」 ジー

ソーニャ「気づいたらその・・・なってたってやつだ・・・」 ジー

やすな「そうなんだぁ」 ジー

ソーニャ「お前はどうなんだよ」 ジー

やすな「私?告白された時!」 ジー

ソーニャ「あの時かよ!」 ジー

やすな「あの時ね、あ、私でいいんだって!・・・救われた気がするの」 ジー

やすな「私、誰かの一番になれないと思ってたから」 ジー

やすな「この人と一生いたいって思ったんだ」 ジー

 ∩    .   (ヽ、
⊂ ⊃   ⊂ニ、ニ⊃
 | |/⌒ヽ   ,, -‐- \  〇  〇
/ /⌒) ) ( ⊂ニニ
し∪  (ノ   `ー――'
           ∩    .   (ヽ、
          ⊂ ⊃   ⊂ニ、ニ⊃
           | |/⌒ヽ   ,, -‐- \  〇  〇
          / /⌒) ) ( ⊂ニニ
          し∪  (ノ   `ー――'

ソーニャ「お前・・・」 ジー

やすな「えへへ」

ソーニャ「・・・それって最初に告白してきた奴のことを好きになるってことじゃん!」 ジー

やすな「へ?そうなの?」 ジー

ソーニャ「あ、危なかったぁ」 ジー

ソーニャ (ほんとに一日も早く告白したほうがよかったんだな)

やすな「でも最初に告白してきたのはソーニャちゃんです」 ジー

ソーニャ「うん」 ジー

やすな「だからいいのです」 ジー

ソーニャ「やすな・・・」 ジー

やすな「・・・・・・あ!いまふいんき良くない!?」 ジー

ソーニャ「それを言うなよ・・・」 ジー

やすな「あの時はふいんきよかったのにねぇ~」 ジー

ソーニャ「そうか?」 ジー

やすな「うん「好きだー」って言われたらボーッとしちゃってドキドキした」 ジー

やすな「そうだ!また言ってみよう!」 ジー

ソーニャ「・・・ちゃんと言えよ」 ジー

やすな「んんっ、・・・ソーニャちゃん好きだよ」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

ソーニャ (いかん顔が・・・また赤くなる・・・)

やすな「これからもずぅっと、一緒にいようね」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

ソーニャ (目を見て言われると、心に来る・・・)

やすな「ソーニャちゃん、愛してるよ~」 ジー

ソーニャ「・・・」 ジー

ソーニャ (頭もぼーっとしてきた)

やすな「ソーニャちゃん、早くちゅうしたいなぁ」 ジー

ソーニャ (私だってしたいさ!・・・あれ、じゃすればいいんじゃ・・・なんでこんなこと・・・)

ソーニャ (やすなの唇やわらかそうだな・・・ちゅーしたら・・・きもちいんだろうなぁ・・・)

やすな「ソーニャちゃんだったらいつでもいいのに、私はソーニャちゃんのものだから」 ジー

ソーニャ (そうだ・・・コイツは・・・やすなは・・・わたしのものだ・・・)

ソーニャ (だから・・・この唇も・・・私の・・・もの・・・)

やすな「ってソーニャちゃん顔近い!顔!」 ジー

ソーニャ「・・・」 ボー

やすな「え?このままじゃ、ちゅうしちゃうよ!?いいの!?」 ジー

ソーニャ「・・・」 ボー

やすな「ソーニャちゃ・・・んー・・・」

ソーニャ「んっ・・・」

ソーニャ「んっ・・・んっ・・・」

やすな「ん・・・・・・・・・」

ソーニャ「んーん、・・・・・・んっ」

やすな「ソニャ・・・ん・・・」

ソーニャ (・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・苦しい)

ソーニャ (あれ?ちゅーしてる?)

ソーニャ (完全にちゅーしてるこれ!)

ソーニャ (きもちいぃ!なにこの感触今までにない新しい感覚)

ソーニャ (しかし最初の方覚えてないぞ私のファーストキス!)

ソーニャ (・・・苦しいどうしよう離れようかなでももったいないしもう一回お願いしていいのかな)

やすな「ソニャ・・・苦・・・」

ソーニャ「プァ、す、すまんやすなつい!」

やすな「はーはー苦しかったー」

ソーニャ「その・・・やすな・・・?」

やすな「フー、なぁにソーニャちゃん」

ソーニャ「あの・・・もう一回いいか?」

やすな「え!?っふっふ~ん、さては私の唇の虜になったな」

ソーニャ「・・・・・・あぁ、そうだな。虜だ。」

やすな「え!?マジ!?」

ソーニャ「ヤバイぞ・・・・・・・・・これ・・・・・・・・・ハマる・・・」

やすな「んっ・・・」

ソーニャ「んっ・・・・・・っんふー・・・んっ・・・」

やすな「ん・・・・・・・・・ソーニャちゃん・・・」

ソーニャ「プハァ・・・どうした?」

やすな「あ・・・うぅんなんでもないよ、つい名前読んじゃっただけ」

ソーニャ「そうか。あ、あと息止めないでいいぞ」

やすな「えぇ!?鼻で息しろってこと?ちょっと抵抗が・・・」

ソーニャ「私は気にしないし、息継ぎのために離れたくない」

やすな「そそれならわかったよ・・・」

ソーニャ「あとそれから」

やすな「ま、まだ何か?」

ソーニャ「・・・名前呼ぶの・・・それ、いい」

やすな「え?」

ソーニャ「・・・すごく・・・よかった。・・・なんていうか・・・その・・・」

やすな「・・・・・・・・・興奮・・・する?」

ソーニャ「・・・ん」

やすな「じゃぁ、・・・私の事も呼んで・・・」

ソーニャ「もちろん」

ソーニャ「おいで」

やすな「わーい」

あら^~

ソーニャ「んっ・・・・・・やすな・・・」

やすな「ソーニャ・・・ちゃん・・・」

ソーニャ「プァ、好きだぞやすな・・・ん・・・」

やすな「プハァ、私も大好きだよソーニャちゃん・・・・・・ん・・・」

ソーニャ「んっ・・・・・・・・・・・・・・・あ、愛してる・・・・・・」

やすな「プハァ、私も・・・ん・・・」

ソーニャ「誰にも、渡さないから・・・」

やすな「私だって!・・・・・・」


10分後


ソーニャ「ンフー、・・・フー、・・・フー、・・・ンッ・・・・・・」

やすな「~~~ん~~~ふー、ふー、」

ソーニャ「ンフーー、フー・・・・・・ンッ・・・」

やすな「ん~~パァ、ふーふーふーんっ・・・」

長いだろw

やすな「・・・ソーニャちゃん・・・そろそろ・・・ん・・・」

ソーニャ「ダメだ・・・」

やすな「んっ・・・で、でも」

ソーニャ「私のこと嫌いか?・・・」

やすな「好きだよ!だけど・・・濡れ」

ソーニャ「涎なんか気にするな・・・」

やすな「ソーニャちゃん・・・」

ソーニャ「やすな、舌出せ、舌。唾飲ませてやる」

やすな「うぅ・・・だから出来ないよぅ・・・」

ソーニャ「やすな・・・?」

やすな「だってその・・・・・・私、もうパンツが!」

ソーニャ「あ」

ソーニャ「・・・だめだ絶対臭ってる」

やすな「ということは今日は」

ソーニャ「ノーパン下校だな」

やすな「うぅ恥ずかしいよぉ」

ソーニャ「あ、それは恥ずかしいんだ」

やすな「当たり前だようぅ。よかったージャージの他にも体育服持ってきてて」

ソーニャ「なかったら下校できなかったな」

やすな「うぅもうちょっと自重したほうが良かったかも」

ソーニャ「すまん途中から我を失ったというか、性欲に支配されてたというか」

やすな「わ、私もそんな感じ。キスでこれってこれからが怖いねっ!」

ソーニャ「・・・そうだな」

やすな (私今すごい大胆になってる・・・)

ソーニャ (大胆なやすな・・・いいな・・・)

やすな「うぅ~股間が心もとないぜ~」

ソーニャ「だからって抑えるな!余計目立つだろ」

やすな「ソーニャちゃんは堂々としてるね!こっちが恥ずかしくなるくらい」

ソーニャ「こういうのはな逆に堂々とすればいいんだ」

やすな「うぅ、どっかにパンツ落ちてないかな」

ソーニャ「あるか!あってもはくな!」

やすな「ようし恥ずかしいから今日は走って帰ろう!」

ソーニャ「・・・仕方ないな」

やすな「そうと決まればいくよソーニャちゃん」

やすな「ハヒー、ハヒー、ま、まってーソーニャちゃん」

ソーニャ「こうなると思った」

やすな「あ、ズボンが」 ズル

ソーニャ「!!」

やすな「セーフ、危なかったー!」

ソーニャ「フゥ・・・」

やすな「やぁソーニャちゃんさっきぶり!相変わらず君は早いねぇ!」

ソーニャ「だからお前が遅いんだ」

やすな「いつもの分かれ道だね」

ソーニャ「そうだな」

やすな「あぁ~ん離れたくない~!」

ソーニャ「道の真ん中でひっつくな!」

やすな「そうだ!一緒に部屋借りて住もうよ!そうしよう!」

ソーニャ「・・・・・・ダメだ」

やすな「えぇ~どうして~名案だと思ったのに~」

ソーニャ「いや、なんというか自分を抑えられる自信がない」

やすな「へ?」

ソーニャ「もうちょっと理性をつけてからだな」

やすな「むぅ~、別にそんなのなくてもいいのにっ!」

ソーニャ「話は終わりか?それじゃまた明日な」

やすな「うぅ~、また明日ソーニャちゃん」

ソーニャ (もっと一緒にいたかったな。)

ソーニャ (でもこれでいいんだ・・・よな・・・)

ソーニャ (・・・あいつ帰ったあとどうするんだろ・・・)

ソーニャ (・・・・・・・・・やっぱり・・・)

あぎり「むむむ~これはエロスの匂いですよ~」

ソーニャ「あぎりか」

あぎり「どもども~昨日ぶりですね~」

ソーニャ「そうだな」

あぎり「おや~今日はビクビクしてませんねぇ~」

ソーニャ「お前の中の私ってどうなってんだよ」

青い花でガチレ眼鏡の役やってたあぎりさんがいうと信憑性あるな

ソーニャ (もっと一緒にいたかったな。)

ソーニャ (でもこれでいいんだ・・・よな・・・)

ソーニャ (・・・あいつ帰ったあとどうするんだろ・・・)

ソーニャ (・・・・・・・・・やっぱり・・・)

あぎり「むむむ~これはエロスの匂いですよ~」

ソーニャ「あぎりか」

あぎり「どもども~昨日ぶりですね~」

ソーニャ「そうだな」

あぎり「おや~今日はビクビクしてませんねぇ~」

ソーニャ「お前の中の私ってどうなってんだよ」

あぎり「それで~ちゅ~はできたでしょうか~」

ソーニャ「お陰様でな、恐ろしい程にバッチリと」

あぎり「それは~よかったですねぇ~」

ソーニャ「それで?次は何をさせようって言うんだ?」

あぎり「んん~もう目標はありません~ここからは自分次第ですよ~」

ソーニャ「ほっ・・・そうか」

あぎり「あなたが目標を立てて~あなたが実行するんです~」

ソーニャ「そうだな」

あぎり「大丈夫~今のあなたならきっとできます~」

ソーニャ「ありがとう」

あぎり「いえいえ~それでは楽しい学校生活を置くてくださいね~」


ソーニャ「・・・彼女にするなら・・・か・・・」

朝。



やすな「おっはよ~ソーニャちゃん!半日寂しかったぞ~」

ソーニャ「やすなか、おはよう」

やすな「わーい」 ダキィ

ソーニャ「おい離れろ!」

やすな「へっへ~ん嫌ですと言ったら!?力ずくしかなかったら!?それが愛しの恋人だったらぁ~!?」

ソーニャ「 は な れ ろ 」 バシィ

やすな「あひん、暴力を取った~!彼女より暴力なんだ~!」

ソーニャ「アホなこと言ってないで、ホラ、手 行くぞ」

やすな「うん!」

ソーニャ「なぁやすな」

やすな「なぁにソーニャちゃん?」

ソーニャ「前さ、お前恋人にするならあぎりって言ってただろ?」

やすな「へ?言ってないよ?」

ソーニャ「言ったんだよ。それさ、ほんのちょっとわかる気がする」

やすな「え、えぇ~!?ソーニャちゃんもしかして私より」

ソーニャ「それはないから!一番はお前」

やすな「えへへへへ」

ソーニャ「私たちあぎりさんに育ててもらってたんだな~って」

やすな「それじゃお母さんじゃん」

ソーニャ「怒られるぞ」

ソーニャ「っつーわけで」

やすな「そっかそれでソーニャちゃんを怒らせてたのか~。んん~私って罪作りな女」

ソーニャ「それで怒ってる私も私だけどな」

やすな「うぅん怒って当然だよ!ソーニャちゃんは悪くない!」

ソーニャ「なぁやすな・・・今は?」

やすな「えぇ?解ってるくせに~」

ソーニャ「言わないと手を離すぞ」

やすな「わ、わかったよぅ」

やすな「友達ならソーニャちゃんだけど恋人にするのもソーニャちゃんがいいです!」

ソーニャ「よろしい」


終われ

お疲れ、わさわさしたわw
https://www.youtube.com/watch?v=0AdZobmgfoo

       fヘ   ,.. -─ ¨z_             fヘ._  ,. -‐ ¨ ゙̄k、
        r"゙Υ     ノ:\           (¨´Υ      ノ::\
     __ _〉   _,.ム、 /i::::::::>       ,.-‐‐- }、  ,..ン-、  ム、:::ア、
   (´   `ムyヘ´   ヽ"´ ヽ' :.      ( ,、 i-<ヘ¨´   `"  ヽ ゙;
    | ◯ |{_ノ: :.:7´         〉 .}    ト、〉┷ シ'|" ',        〉 .}
  lV\ /|/: : : : /       /、,/   \ i Уィ'´ ムヽ ノ        {ー/
 -=ミ、: : : : : : :_ノ        |_./    __≧___メ彡──----._{マ_
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このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年02月24日 (水) 03:02:46   ID: 68rgSfLH

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     (l     し    l)   
.     l   、__,   l    
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