上条「右手が…」 (67)

前回投稿したヤツの改定版です



とある大通り、上条当麻はアンチスキルに追われていた


何故追われているのか、本人すら分からずに逃げていた




アンチスキル
「止まれ!上条当麻!!逃げても無駄だ!!」ダッダッダ

上条「はぁ…はぁ…クソッ!俺は何も知らない!!」ダッダッダ


上条(クソッ!何だってんだよ!!)



マテー!!

ダッダッダッダッ!!





数日前 学生寮


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数日前 学生寮


ジリジリジリジリジリ…

パカッ…ピッ…

上条「う~ん…眠い…」

とある学生寮の浴槽、ウニ頭の少年が目を覚ます


上条「ふぁ~、今日も頑張るか…」

上条当麻の朝は早い

朝6時に携帯の目覚ましが鳴り起床

朝食に自身が食べる弁当、それに某暴食シスターへの大量の供物を作らなければならないからだ


上条は、気だるい身体を起こし洗面台に向かう

顔を洗い歯を磨き、鏡をチェックし準備OK


身だしなみを整えた後、浴室の戸を開け、リビングに入る

カーテンの隙間から朝日がさしこみ、ベッドで寝てる居候を照らす

禁書「すぅ…すぅ…」

銀髪の居候は可愛らしい寝息をたて、今だ夢の中にいた


その光景を見て上条は呟く

上条「はぁ…、この身体の何処にあの大量の飯が行くんだ?」

と、一人嘆きつつ優しく頭を撫でる


くすぐったいのか、居候は身体をモゾモゾ動かす


上条「ははっ、可愛いヤツ」


禁書「………」///

何気なく上条が発した言葉により寝ているはずの
居候の顔がみるみる赤くなっていく


上条「?」

しかし、鈍感な上条には赤くなっているのは理解できても、赤くなる理由までは理解出来なかった




上条「さて」スクッ


一通りなで終わると、ベッドから腰をあげ、台所へ向かった


禁書「………」


インデックスが少しさみしそうな顔をしたのは気のせいか?


なんて思いつつ、台所に入りエプロンを着用する

手を洗い、冷蔵庫を確認し、今日のメニューを決める

上条「う~ん…今日は野菜炒めと玉子焼きとウインナーにするか」ウン


そう上条は一人頷き、右手でまな板を取ろうとした


上条「ん?」


おかしい、右手が動かない

上条「右手が…どういう事だ?」

寝ます

とある病院


冥土返し「右手が変?」


上条は学校を休み「いつもの病院」に来ていた


上条「はい、何かこう、思うように動かないというか何というか…」

冥土返し「ふむ…一度検査してみるか」


冥土「もしかすると、何か異常が見つかるかもしれないからね」


上条「はい、お願いします」


2時間後 診察室


冥土返し「ふむ…特に異常は無いね…」


上条「えっ?!そうですか…」


上条 (おかしいな…)


???「早く出せ!!」


上条「誰だ!?」


冥土返し「 ?どうかしたかい?」

一旦終了

皆様それぞれ思うところがあるみたいですが、正直私は「見たい人だけが見ればいい」と思っています。

なので、批判ばかりされても困るわけで、「見たく無ければ見ないで下さい」
と思っています

まぁ、批判されるような駄文、幼稚な話しを書いている自分が悪いのですが


上条「いえ、なんでもありません…ありがとうございました」ペコ



冥土返し「今日のところは様子見にして、また何かあったらおいで!「ツケ」にしとくから」ニコッ


上条はこの病院に数百万ものツケがあり、思わず顔が引きつる



上条「すっ、すいません」アセアセ

とある病院の帰り道


上条「はぁ…気にし過ぎなのかな…でもなぁ~」


上条はとある病院の帰り道、1人呟いていた


診察の結果に納得がいかなかったのだ


上条「でもなぁ~、先生の言う事だしなぁ…」


そんな事を呟いていた時突如、上条の頭に激痛が走る

上条「いでっ!?グァッ、くっ、いってぇ…」



「なんだこれは?!」


今まで感じた事のない痛みが上条を襲う


まるで頭の中を、グチャグチャに弄られてるようなそんな感じだった



???「おい、早く気ィ失なぇヨ…」

頭の中に見知らぬ声が響く


上条「ガァッ!だっ、誰だ!!」


またアノ声だ

今日は終了

仕事行って来ます

???「誰だって言われればそりャア…」



上条「ぐっ、そぉ…」



上条の目の前が真っ暗になる


上条(アレ?)


意識が途切れる寸前、確かに聴こえた

何処かで聞いた声

常に何処かで響いていた声



???「オマエだよ」



ドサッ…

???「…きこ……ね…!」ポロポロ


上条「…ん」ポタポタ


誰かが叫んでいる


誰だ?わからない


上条(何を叫んでいるんだ?)


頬に何かが落ちるそれも複数…

誰かが泣いてるのか?何で?


アレ?俺いつの間に寝てたんだ?


ヤバイ、早く起きなきゃ…

上条「う…何泣いてんだよ、ビリビリ…」


上条の目の前には大粒の涙を流すビリビリ事、御坂美琴がいた


御坂は上条の頭を膝に置き、頭を抱きしめていた


御坂「うっ、びっ、ビリビリ言うな!」

皆様それぞれ思うところがあるみたいですが、正直私は「見たい人だけが見ればいい」と思っています。

なので、批判ばかりされても困るわけで、「見たく無ければ見ないで下さい」
と思っています

まぁ、批判されるような駄文、幼稚な話しを書いている自分が悪いのですが



涙を流しながら彼女は言う


そんな彼女の頭を上条は優しく撫でる


上条「悪い…『アイツ』と約束したのにな…また、お前を泣かしちまった…」ナデナデ


御坂「…んっ///」ポロポロ


上条「それにしても、何でこんな事になってんだ?」ナデナデ


御坂「あっ、アンタ覚えてないの?」ヒック

御坂美琴は喘ぎながら上条に聞く


上条「いや…全く」ナデナデ


上条は先程までの出来事を思い出せずにいた


何故、突然倒れたのか…

あの声が何だったのかも…


寝ます

口語の定義の前に、「少なくても」が「少なくとも」の代わりになる、という彼の間違った意見に誰も指摘してあげないのかな?

>>60
別に俺の文が分かりづらいのはどうでもいいが、
そこでわざわざそんなことを指摘してくるからお前の本音が透けて見えるんだよ

ネットで顔も見えない相手に立派な心がけだな
それを本当に親切心だけでやってるって言うなら素直に感心するよ

>>62
僕が「わかりにくい」と言ったのは
>それを必死になって自分は間違ってないって否定してるのもな
主にこの部分の意味と前後の文との関係がイマイチ把握できなかったからだ
気持ちは分かるが、「どうでもいい」や「わざわざそんなこと」なんてふてくされていないで今後気をつけるといいぞ
君の文が不親切であることは確かなのだからな

これが親切心なのかどうかは自分でも分からないがこれといって悪意はないよ

彼女の遺書

長くなるけどネタの様なホントの話。

大学時代の同級生仲間で、1年の時から付き合ってるカップルがいました。
仲良しで、でも二人だけの世界を作ってるわけじゃなく、みんなと仲良くしてました。

私は女の方の一番の友達だったんだけど、彼氏とも仲良くしてたわけです。
大学を卒業しても交流があったし、何度か会った時も二人は一緒で、
本当に仲良しだなァって思ってたわけです。最後に3人で会った時、
「結婚しないの?」って聞いたら、「うん、まあね…。」とお茶を濁す様な返事。

その後、彼女が病気だった事がわかって入院して、
彼は仕事の行きと帰りに欠かさず彼女のお見舞いしてました。
私も何度も行きました。

病名は水頭症(脳腫瘍の一種?)でした。
結局、治療も空しく、彼女はこの世の人ではなくなってしまったんです…。
私たちが25歳の夏でした。

お通夜と告別式の手伝いに行った時、喪服を着てチョコンと座ってタバコを吸っている
彼に、 「…、なんて言って良いか、わかんないよ…。」と泣きながら私は言いました。
すると彼は、

「そうだね。でも、これでアイツが他の誰の物にもなら無い事が決まったしね。」
と、ニッコリと笑顔で言いました。私は耐えられなくて号泣。

それでも彼は殆ど無表情で、まあまあと私の肩を抱いてくれました。
出棺の時、「これが最後のお別れです。」って式場の人が言った途端、
彼は耐え切れなくなって、崩れるようにボロボロと涙を流し始めました。

子どもの様に、大きな声をあげて。
その姿を見て、またしても私は号泣でした。


数日後、少し落ち着いてから、彼と会いました。見て欲しい物があるって。
それは彼女が昏睡して意識を失う前に書いた、最後の手紙だったんです。彼が、

「俺はね、アイツを励まそうと思って、『結婚しようよ。』って言ったんだ。
そうしたら、アイツは『病気が治ったら結婚届けを出そうね。』って言ってた。
俺は『間違いなく治るからさ』って励まして、役所に行って結婚届け貰ってきた。
でも俺は本当はもう無理だって知ってたんだ。でも励ましたかったんだ。
アイツが死んだ日に、アイツのお父さんが黙ってこれを渡してくれた。」

と言って、私に手紙を渡してくれました。
中には見慣れた彼女の筆跡でこう書いてありました。

「うそつき。でも凄く嬉しかった。本当にそうなったらなって何度も思いました。
私にはあなたの代わりはもう見つからない。だから私はずっとあなたの物。
だけどあなたの代わりはいるんだよ。気にしないで良いからね。
落ち込んだあなたを、きっと一番励ましてくれるだろう人が誰なのかは、わかってるから。
その人にこの手紙を見せてあげて下さい。本当にありがとうございました。じゃあね!」
って。

私はその手紙を見て、人前なのにまたしてもボロボロに号泣してしまって。
彼が、「それは多分、君の事なんじゃないか?」って。


うん。私は前から彼が好きだった。

あれからずーっと引きずってる彼と仲良くして4年。
今度結婚します。

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