エレン「そしてミカサに妹ができ、ジャンは歌いだす」
エレン「そしてミカサに妹ができ、ジャンは歌いだす」 - SSまとめ速報
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続きです
ミカサ「クリスタ、どう?落ち着いた?」サスサス
クリスタ「……ひうぅ、……ひっ…………うん、ごめんね……おねいちゃん」ギュ
アニ「……」
ユミル「……」
ジャン『だから言ったじゃないか、弱さをウリにしたって前になんか進めやしないんだぜ♪』
サシャ「二人共複雑な顔してますね。自分達も笑ってた手前ツッコミづらいんでしょうか」
ミーナ「もう被せて泣いたりしないあたり、クリスタも大分冷静になってるだろうしね。
それでも義妹をやめてないところにモヤっとしてる感じ?」
サシャ「さて、ミカサは無事クリスタを説得することができ、ユミルのポジション……アイデンティティ
を守るこおぼぼうほぅ」
ユミル「おら、芋女。パンやるよ」ガボン
ミーナ「こうなったら勢いでアニもお義姉ちゃ~んって抱きつばばごぼぼ」
アニ「ほら、ミーナ。スープが残ってるよ」ビシャビシャ
ジャン『ねえ儚い自分、演出したって誰も無感動♪』
ミカサ「クリスタは強い子。一度や二度の失恋なんて乗り越えられる。一人じゃつらくても仲間がいる。
あなたにはユミルがいる。だから」
クリスタ「ミカサはおねいちゃんって言った!失恋なんてしてない……ひっ、の……んぐ」ギュ
ミカサ「え、あ、うん」オロオロ
サシャ「んぐんぐ、フーッ。ミカサあっさり陥落しましたね」
ミーナ「げほげほ、ごふっふ~。うぅ、服がびしゃびしゃだぁ…………アニ、いいの?」
アニ「……ミカサ、これからの事よく考えて発言しな。わかってるね?」
ミカサ「……っん!クリスタ、よく聞いて」
ジャン『孤独が苛む夜にだって、明日待ちわびる光がある、強がる弱い自分を認められる強さを♪』
ミカサ「あなたの事は大好きだし、姉のように」
ジャン『始めるんだ、やれるモンさ、そこから前を向い♪』
ジャン・104期訓練兵団「「「「「ちゃって!」」」」」
ミカサ「……慕ってくれるのは、うれ」
ジャン『歩け!』104期訓練兵団「「「「「歩け!」」」」」
ジャン『走れ!』104期訓練兵団「「「「「走れ!」」」」」
ミカサ「……しいの、だけど」
ジャン『何度でも♪』
ミカサ「…………」
サシャ「ふふっ、ふふん、うふふ」
ユミル「ミカサ頑張れ、ここで!どうにか!しないとっ」プルプル
ミーナ「ユミル、本気で言ってるんだろうけどサシャに釣られそうになって、ふざけてる
ように見えるね。ていうかユミル自身が頑張ってるよね」
ミカサ「……それでも、エレンの好意は私に」
ジャン『調子ハズレの声だって、いいさそれがどうしたんだって、叫ぶんだ俺の番だ♪』
ミカサ「……向けられているのであって」
ジャン『キャンヌゥ、ドゥウイッ♪』
ミカサ「………………」
サシャ「んふふふ、ひょふふふひゅひゅ」
ユミル「……っ!……っふゅい、笑う……な!いも、おんなっくふ」プルプル
ミーナ「なんか、ユミルを見てたら私までっふふ、んふふ」
アニ「……ミカサほら、大丈夫だから続けな」
ミカサ「ありがとう、アニ。……あなたとエレンが結ばれることは」
ジャン『するとどうだろうなんだって、怖くなんかなくなってんぜ♪』
ジャン・104期訓練兵団「「「「「今日が我が身だぁぁ!!」」」」」
ミカサ「……っん!んん!」ダンダン
クリスタ「おねいちゃん?」
ミカサ「………………………………そう、おねいちゃん。義姉ではないけど、おねいちゃん。
クリスタはかわいい妹」ナデナデ
クリスタ「わぁ!おねいちゃん!!」ギュゥ
アニ「ちょっ!?」
ユミル「ま、まって……んふふふ、ミカサおちつけってっんんふ」
ミーナ「ユミルが落ち着こう、ユミルが落ち着こ……うふぃふふ」
サシャ「うふぃふぃふぃふふふふんふふん」
ジャン『アキャン、ドゥウイッ♪ユキャン、ドゥウイィッ♪ウィキャン、ドゥウイッ♪』
――――――――
―――――
――
エレン「なんか昨日すげぇ盛り上がってたらしいな」
ライナー「お前がアルミンを運んでいったあとのジャンだろ?歌いだしたときは、マジかこいつ
って思ったが、無駄に上手くてなんか楽しくなったな」
コニー「何人かっていうか大半の奴らがジャンに合わせて歌いだしたときは度肝を抜かれたけどな」
ベルトルト「あの歌、流行ってるのかな?女の子達が妙にうれしそうだったね」
エレン「……なんかイラっとするな。んで、そのお歌の上手い馬面は?」
マルコ「うわさを聞きつけた貴族に拉致られた。緊急野外イベント2days」
ハンナ「なにそれ行きたい」
フランツ「ハンナ!?」
キース「今日はアルレルト訓練兵が身体に異常をきたし、休養している。貴様達もこんな事態に
ならないよう、体調管理はしっかりするように!キルシュタインは……察しろ!」
104期訓練兵団「「「「「ハッ!」」」」」
キース「では、本日の放送当番をを伝える!昨日まともにできなかった、エレン・イェーガー、
あとは、ミカサ・アッカーマン以上二名だ!」
エレミカ「「ハッ!」」
エレン(チーハン!二日続けてのチーハン!!いよっしゃ!)
ミカサ(エレンと二人っきりエレンと二人っきりエレンと二人っきり)フヒ
アニ「あ」ピク
クリスタ「きょ」ピク
サシャ「教官!アッカーマン訓練兵はあまり会話が得意ではありません!それにイェーガー訓練兵の事
になると周りが見えなくなりがちです!暴走しないようフォローに入ってもよろしいですか!」
ミカサ「!?」
キース「……はぁ。もうよい、好きにしろ」
ミカサ「!?!?」
キース「ただし、貴様の言う通りアッカーマン訓練兵がいかがわしい事をしないよう気をつけること」
サシャ「ハッ!」ムフー
ミーナ「サシャ必死過ぎ……教官も適当なこと言ってるし……ん?」
アニ「……チイ」
クリスタ「……ムゥ」
ミカサ「……サシャぁぁぁぁぁ」ギリギリ
ミーナ「うわぁ……」
キース「それでは訓練を始める!午前は対人格闘、午後は立体機動!気を抜かないように!」
104期訓練兵団「「「「「ハッ!」」」」」
サシャ「コニー、格闘訓練いっしょに」
ミカサ「サシャ、組もう」
アニ「サシャ、偶には一緒にするよ」
クリスタ「サ~シャ?いっしょにしよ?」
サシャ「……え?」ゴクリ
エレン「なんだアニはサシャとか……お、ユミルお前とやったことなかったよな」
ユミル「エレン……最近クリスタがな?おまえやらミカサやらでな?私と絡んでくれなくてな?
このやり場のない鬱憤がな?……エレン、訓練頑張ろうじゃないか」
エレン「……って、ライナーが言ってたぞ?んじゃ、俺ベルトルトと組むから!」ダッ
ライナー「あ?何言って……」
ユミル「……」ニタァ
ライナー「」
――――――――
―――――
――
ハンジ「あれ?見た顔だね。また指名されたんだ」
エレン「俺は昨日まともに出来てないって理由です」
サシャ「ハンバーグの為とはいえ、酷い目にあいました……しかしコニーの食べ方はやっぱりアリですね、
体張った甲斐がありました!」
ハンジ「よくわからないけど、まあいいや。経験者がいると何かとスムーズでしょ。んじゃよろしくね」
エレン「……よし、やるか。サシャ進行頼むなぶぁぷあ」
ミカサ「食べかすが口に……」フキフキ
エレン「おまえはぁ!いつもいつも!やめっんぷ、この、馬鹿!っ馬鹿!!」
サシャ「……始めますよ」
――
コニー「おぅ、アルミンもういいのか?」
アルミン「うん、疲れも溜まってたみたいでいい休養になったよ。……あ、クリスタ」
クリスタ「アルミンなんて知らない、ふんだ」プイ
アルミン「はぐっ!ご、ごめん、あの……」
クリスタ「ふふ、冗談だよ。おねいちゃんもアルミンは悪くないって言ってたから!」
アルミン「え?おねいちゃん?」
クリスタ「うん、おねいちゃん。おねえちゃんは意味が出てくる感じがするから駄目だって。
どっちでも一緒なのにね?ふふふ」
アルミン「そういうことじゃなくて……え?え?」
ライナー「アルミン……まぁ座れよ。お前のおかげで決定的なことにはならなかったんだ。
それでいいじゃないか」
ベルトルト「そうそう、このままふわふわさせとこうよ。エレンのフラグならアニがなんとか
してくれるさ」
アルミン「それはそれでミカサが……そう言えば二人は?」
ライナー「あいつらならサシャと一緒に放送当番だ。今日はジャンもいないし変な質問とか
煽りもないだろ」
アルミン「そっか。ふふ、こうやって二人のやりとりを聞くのも新鮮だな。楽しみだ」
ミーナ「エレンのフラグ、なんとかしないとね。むふふ」
アニ「………………ウン」
ミーナ「!?」
サシャ『みなさ~ん!今日もおつかれさまでしたぁ!コニーあの食べ方おいしかったですよ!!』
エレン『うるせぇ!もう少しトーン落とせ!』
ミカサ『エレンモ』
エレン『お前はもっと声張れ!』
サシャ『いきなり夫婦漫才ですか。勢いだけでおもしろくないですけど』
エレン『おい、ひどいこと言うな!意図してないボケを拾われた気分に』
ミカサ『サシャ、明日パンあげる』
サシャ『ひゃっほう!ありがとうございます』
エレン『聞けよ!』
マルコ「一瞬にして置いてけぼりにされたね」
ユミル「ぶっちぎってんな。クリスタ、いちいち膨れんなぁ?こんなのノリだからなぁ?」
クリスタ「……めおと」プクー
ミーナ「なんか昨日からクリスタが幼児化してるような。ねぇ、アニ?」
アニ「…………ムウ」プクー
ミーナ「アニちゃん!?」
エレン『ほら、もうこの箱使おうぜ』
サシャ『え~、もうちょっとお喋りしましょうよ。そういえば妹が増えたことについてどう思って
いるんですか?』
エレン『は?妹?何言ってるんだ?さっき飯食ったばっかりだろ。もう脳に栄養行ってないのか?』
サシャ『エレンのほうが座学悪いって自覚あります?私はクリスタより頭いいんですよ』
エレン『それびっくりだよな。お前が実は頭がいいのか、クリスタが実はアホの子なのか判断に
困るよな』
サシャ『さっきから失礼ですね。ってそうじゃなくて、そのクリスタですよ。昨日ミカサが妹に
迎え入れたんですよ』
エレン『……ミカサ?』
ミカサ『……』サッ
エレン『目を逸らすな。どういうことなんだ?何をどうしたら妹が増えるんだ?いや、違うな……
どうして俺はサシャから初めて聞いてるんだ?』
ミカサ『エ、エレン怒るかなって思って……その……クリスタが落ち着くまで』ゴニョゴニョ
エレン『お前が冗談で家族の事をどうこうするとは絶対思わん。だからこそなんで最初に俺か
アルミンに経緯なり何なり伝えてくれないんだよ。そんなの……悲しいだろ』
ミカサ『ご、ごめ!ごめんなさいぃごべんばざいぃぃああぁぁぁ!』ボロボロ
サシャ『か、かるいネタ振りが、修羅場に……』
クリスタ「あぅ……ユミルゥ……」オロオロ
ユミル「あぁ、大丈夫大丈夫。あいつらならすぐ元通りになるだろ。な?アルミン」
アルミン「あ、うん。それは大丈夫。……なるほどね、おねいちゃんってそういうことか。
ライナー、ベルトルト……ごめんね?」
ライナー「な、何がだ?」
アルミン「僕もエレンとミカサの家族みたいなものだからさ……ね?くふっ」
ライナー「お前はそれでいいのか!?」
アルミン「ライナー、よく考えて。クリスタが妹だよ?クリスタが妹」
ライナー「それは!……シビレるな……しかし!」
アルミン「それに僕はエレンのこと大好きだからね。エレンだったらもういいかなって」
ライナー「……くそぅ!」ダン
コニー「…………こいつら頭沸いてんなぁ」
エレン『で?なんでクリスタが妹なんだ』
ミカサ『……ぅん。昨日エレンが責任をとるってクリスタの結婚を否定した時、クリスタ
が傷ついた……ので、あやしてる時に』
エレン『……え?じゃあ、原因俺なの?クリスタ傷つけてたの!?』
ミカサ『………………………………………………………………うん』
サシャ(あ!面倒くさくなっただけっぽいのに!エレンに嫌われたくないが為に、エレン
を売りました!!……確かに原因の一端はエレンだけれども!)
エレン『そっか……ごめんなミカサ。よくわかってないうちにケチつけてお前を泣かしちまった』
ミカサ『あぅ……』
サシャ(ミカサ、複雑そうですね。そろそろ空気変えましょうか)
サシャ『それで、エレンは結婚するんですか?んふふ』
エレン『はは、そうだなぁ』
ミカサ『!?エ、エレン!クリスタは家庭というものに憧れていて……その、結婚とか』
エレン『わかってるって……ん?妹ってもしかして結婚がどうのこうのから来てんのか?俺と
クリスタが結婚したら、ミカサがクリスタの義姉ってことか?』
サシャ『そういうことでしょうね。三人とも同い年ですからややこしいですね』
エレン『いやいや、そうじゃなくて!俺とミカサを兄弟で考えるなら俺が兄貴だろ。
だから、クリスタがミカサの義姉になるだろ』
ミカサ『エレン、それは納得できない。なんて言ったって、私はカルラおばさんからあなたの
世話をお願いされた。これ以上のことはない』
エレン『……さっき、泣きながら縋って謝ってきたやつに言われたくないな』
サシャ『確かにあれを見ると、ミカサの保護者オーラを感じなくなりますね』
ミカサ『ぐぬぅ……』
エレン『まあ、クリスタが妹で納得してるならいいけど。クリスタが妹かぁ、なんかドキドキ
するな』
サシャ『おや?それはもしかして……恋?』
エレン『うはは、うぜぇ』
ミカサ『エレン駄目!メッ!!』
エレン『もうシスコンの気があるのかよ。ふはは』
クリスタ「そうじゃないのに、そうじゃないのに!結婚なのに!!」
ユミル「どうどう、ほ~ら深呼吸だ。はい、す~は~」
クリスタ「す~は~」
ベルトルト(やだかわいい)
アニ「おねいちゃん……おねえちゃん……ねえさん……おねえさん?……ムウ」
ミーナ(やだかわいい)
サシャ『それじゃそろそろ箱使いますかね。ミカサ引いてください』
ミカサ『……はい』ヒョイ
サシャ『どれどれ、名前は不死鳥です。【アッカーマンさんは年中無休でマフラーをしてます
が、暑くないのですか】だそうです』
ミカサ『暑くはない暖かい』
エレン『夏場はさすがに外せって』
サシャ『そのマフラーに何か意味がありそうですね』
ミカサ『そうこれはエレンと私の絆の証ともいえる』
エレン『そんな大げさなもんか?』
ミカサ『エレン……この、縦の糸はあなた』
エレン『え?うん……うん?』
ミカサ『横の糸は私』
サシャ『あ、はい』
ミカサ『逢うべき糸に出会えることを』
エレン『……なんだ?』
ミカサ『人は仕合わせと呼びます』
エレン『……………………?』
サシャ『…………出会えた喜びの表現なのかな?かな?』
エレン『いきなりすぎて……マフラーの話だったよな』
サシャ『はい、ものすごくいい話だったと思いますが、急にマフラーがポエマーなものに』
ミカサ『マフっ!マフラー……んん!このマフラーとエレ……と、わた……を、ふふふ、つまり
……んふふふ』
エレン『なんでおまえが笑ってんだよ。つまりなんだよ』
サシャ『照れ笑いの最上位なのでしょうか。かわいいですね』
マルコ「暑くないですかって聞いたら詩を詠まれたよ」
アルミン「今のに曲つけたらものすごい名曲になりそうだよね」
ハンナ「ジャンが歌ってくれないかな?」
フランツ「ハンナ!?」
サシャ『では、次行きましょうか。ミカサお願いします』
ミカサ『ふふ……んふふ、はい』ヒョイ
サシャ『落ち着くまでもう少しかかりそうですね。えっと、名前はリア充……ほう、
【昨日ジャンが歌ったあたりから彼女がおかしい。助けて】だそうです』
エレン『あ、これフランツだ』
サシャ『んふ、本名言っちゃうんですか』
エレン『だって、訓練中ずっと同じこと言われてたんだよ。他にも言われてる奴いっぱいいるぜ』
サシャ『……相当まいってるみたいですね。で、どうですか?』
エレン『いや、別に何かしなくてもいいと思うんだけど、馬鹿夫婦だぜ?……う~ん、
ハンナ、こういう事だからもう少し相手してやれよ~』
ハンナ「馬鹿ねフランツ。私はただ上手い歌を聴きたいだけよ?生涯私にはあなたしか
いないのに……でも不安にしてごめんね?」ギュ
フランツ「うあぁぁ!ごめん、ごめんよぉハンナぁぁ!」ギュウ
ライナー「ああ~、かってにやってろよ~も~」
ベルトルト「ほんとほんと、なぁにあれ~」
コニー「ふははなんだよお前ら、まぁ気持ちはわかるけど」
クリスタ「あの二人お似合いだよね!いいな~」
ユミル「私達だって負けてないだろ?」ギュ
クリスタ「もう、ユミルってば……ふふふ」
アニ「……いいなぁ、ああいうの……」
ミーナ(ま!アニちゃんってば乙女!)
サシャ『それじゃあ、次いきますよぉ。ミカサお願いします』
ミカサ『……はい』ヒョイ
サシャ『名前は、機関車。【今度エレン班で遊びにいこうぜ。行き先は班長に任せる】なるほど、
エレンのセンスが試されてますね』
エレン『センスも何も街に出るしか……いや、そうだ!川に行こう。この前、山で立体機動の遊撃訓練
したじゃないか。その時いい感じの川を見つけたんだ。わりと近いし、馬なしで行けるだろ』
サシャ『ほう、意外なチョイスですね』
ミカサ『……やはり、もう一度上官に班の編成のやり直しを……』ブツブツ
エレン『そうだな、バーベキューもいいな。野菜ばっかりになりそうだけど……う~ん、よし!班長の
俺が奮発して肉を用意しよう。ミーナの水着を期待しつつな!うひひひ」
ミカサ『エレ』
サシャ『エレン!!それは水着姿を披露すれば、そのバーベキューに参加できるということですか!?
はいっはいっ!私、大丈夫です!参加希望です!』
エレン『いや、冗談なんだけど……』
ミカサ『わた』
サシャ『泳ぐんやろ!?水着必須やんか!冗談なんて言い訳聞かん!見たいなら見たいって
言うたらええやんか!見したるから私も連れて行かんかい!』
エレン『わ、わかった、わかったから!……おまえどんだけなんだよ……』
ミカサ『エ、エレン……私も……私もぅ……』グイグイ
エレン『引っ張んなよ……って、お前なんで涙目になって……あぁ、もう!おまえらなら班の奴ら
も反対せんだろ、一緒に行くぞ』
サシャ『やったぁ!ありがとうございます!むふ~次の休暇が楽しみですね』
ミカサ『うれしい……うれしい、エレン』ウルウル
エレン『……やっぱお前が妹な』
ミーナ「水着かぁ、む~エレンが変なこと言うからハードルが上がった気がするなぁ。
でも楽しそうだな!ふふ、悩殺してお肉いっぱい貰っちゃうんだから」
アニ「……」ジー
ミーナ「……」チラ
アニ「…………」ジー
ミーナ「……ムフ」
アニ「………………」ウルウル
ミーナ「!?」
アニ「……………………ヒン」ウルウル
ミーナ「アニも一緒にいこうね!?エレンも歓迎してくれるから!ね、ね!?」
アニ「…………………………ウン」コク
ミーナ(焦った……どうしちゃったんだろアニ。もう完全にアニちゃんじゃん)
ユミル「くふふ、アニの奴クリスタに影響されて妹キャラになろうとしてんのか?ふひひ、
なんでミカサからどうにかしようとするんだよ。テンパってんのか?くひひ」
アルミン「ミカサをどうにかって言うのは、案外間違ってないよ。最大の壁だからね。
ただあれでどうにかなるとは……」
クリスタ「アルミン、エレンと同じ班だよね?おねいちゃんも行くし、私も行きたいな?ね、お願い」
アルミン「なってたか……わかったよ、クリスタ。と言うか大歓迎。ユミルもでしょ?」
ユミル「当然」
クリスタ「やったぁ!水着か~むふふ」パタパタ
ライナー「野郎共!次の休暇は川でリフレッシュだぁ!!」
野郎共「「「「「いよっしゃぁ!!!」」」」」
アルミン「ちょ!?」
サシャ『んっふっふ~次いきましょうか、ミカサよろしくです』
ミカサ『……はい』ヒョイ
サシャ『名前は、天才コニー……コニーらしいですね。えっと【ここ最近結婚がどうとかよく
言ってるけど、エレンは結局結婚すんのか?誰とだ?】……コニーって馬鹿ですね』
エレン『またこんなんかよ……』
ミカサ『エレン、いちいち聞かれないようはっきり宣言しよう』キリ
エレン『なんだその顔、んふ見つめてくんなよ……んふふふ、わかったからふふ、えーと
じゃあ、サシャで』
ミカサ『ひょあ!?』
サシャ『すごいおざなりにプロポーズしてきましたね。まじめにしてくださいよ。
ミカサってば意表を突かれてありえない声あげましたよ』
エレン『だってお前、歳考えろよ。俺らみたいなガキが結婚とか笑われるだけだっての』
サシャ『まあそうなんですけどね』
エレン『あ、でもサシャって言ったのあながち間違いではないんだよ。お前成績いいし、
今の希望は憲兵団だろ?』
サシャ『そうですけど……え?……え?』
エレン『すまん言い方悪かったな。俺、大事な人には安全に暮らして欲しいんだよ。だから、
もし結婚するんだったら、憲兵団の奴が理想なんだ』
サシャ『紛らわしいですよ、もう……ミカサ、大丈夫ですか?聞いてましたか?』
ミカサ『……ん。エレン、私はあなたが行くところに行くのだけれど?』
エレン『だからどうしたんだよ。いつもの事じゃないか』
ミカサ『エレンが調査兵団に入ったら、私も調査兵団なの』
エレン『……いつまでそんなこと続けるつもりだよ。お前憲兵団に行けよ』
ミカサ『人生が続く限りえ?プロポーズ?』バッ
エレン『……はぁ、憲兵団に行くのか?俺は調査兵団だからな』
ミカサ『それは……』
サシャ『否定しないんですね、エレン』
エレン『こいつもわかってるって。それに憲兵団に行ってくれるならなんでもいいよ』
サシャ『なんかエレンが大人に見えます。馬鹿なのに』
エレン『俺はやればできるはずなの。医者の息子なめんな』
サシャ『医者の息子……や……と?』
ミカサ『…………』
クリスタ「憲兵団に行けば結婚ってことだよね。よし、頑張ろう!」
ユミル(……やっぱりちょっとアホの子なのか?でも、憲兵団を目指してくれるなら
このままにしとこう)
ユミル「もうちょっと座学の成績上げれば上位10名に入れるから、一緒に頑張ろうな」ナデナデ
クリスタ「うん!やるぞぉ!」
アルミン「あぁ……なんかとろけるよ……なにこのかわいいの」
ライナー「何時間でも見つめられるな……あぁぁ」
コニー「………………………………キメェ!!!」
アニ「……ン!……っん!!」ガッツポ
ミーナ「そうだね、アニは上位10名確実だもんね。努力したもんね」ナデナデ
アニ「うん!」パァ
ミーナ(いつまでアニちゃんでいくんだろ~まいっか~この子かわいいよぉ……あぁぁ)
コニー「………………………………あっちもキメェ!!!」
サシャ「もういい時間ですね。そろそろ締めに入りましょうか」
エレン「そうだな。ミカサ、もう終わるぞ?聞いてるか?」
ミカサ「……うん」
サシャ「何やらうわの空ですね。最後に言いたいことありますか?」
エレン「特にはないな……あ、川に行く奴は明日休憩中に計画立てようぜ」
サシャ「んふふ、楽しみですねぇ。ミカサは何かありますか?」
ミカサ「…………え?あ、ない」
サシャ「あ、はい。……みなさんさよなら~」
エレン「ふはっ、唐突だな。んじゃ、お前らおやすみ!」
ミカサ「…………おやすみ」
――――――――
―――――
――
エレン「くぁ……なんか寝たりねぇな」
アルミン「ちょっと夜更かししちゃったね。まさかライナーのお尻が爆発するとはね」
エレン「んふふ、思い出させるなよ。今なら自力立体機動ができるっ……んふふふふ」
アルミン「コニーの驚愕の表情が忘れられないよ。ちょっとしたいたずらだったんだろうね。
こそっと火を近づけたの」
エレン「んひひひ、うふふふ、んあ~……ふ~、ミカサおはよう」
アルミン「ふふふ、おはようミカサ」
ミカサ「……二人共おはよう。エレン、話がある。聞いてほしい」
エレン「何だよ、改まって」
ミカサ「昨日、エレンに言われた事をずっと考えてた。やっぱり私はエレンの傍にずっと
いたい。守っていきたい。エレンが調査兵団に行くなら私も調査兵団に行く」
エレン「………………」
アルミン「ミカサいいの?一応とはいえ、エレンは結婚するなら憲兵団の子がいいって
言ったんだよ?」
ミカサ「いい。エレンの傍にいないと意味がない。それに結婚は平和になってからでも
できる」
エレン「………………はぁ。まだ所属兵団を決めるまで時間があるし、今はいいよ。ただ、
俺はミカサもアルミンも安全なとこにいて欲しいって事だけは覚えておいてくれ」
アニ「……ン」クイクイ
エレン「んあ、アニ?」
アニ「私、憲兵団に行く。行ける」
エレン「え、うん。お前の成績なら行けるだろ」
アニ「そうじゃないでしょ……そうじゃないでしょ!」キッ
エレン「は!?」ビクッ
ミーナ(一晩たったら強気のアニに……カムバック、アニちゃん!)
クリスタ「エレン!私も憲兵団に行くから!アニ、ずっこいよ!抜け駆け!」
アニ「知らないよ。あんたは妹なんだろ?私は嫁だ」
ユミル「こいつ、言い切りやがった。よう、アルミン。なかなか愉快なことになってるな」
アルミン「おはよう、ユミル。クリスタがまた暴走してるけどいいの?」
ユミル「いやまあ、もう好きにやらせるよ。所詮はガキの戯言だし」
アルミン「達観しちゃってるね。僕も似たようなものだけど」
クリスタ「な!?私はミカサの義妹なの!これがどういう意味かわかるよね!?」
アニ「あんたが勝手に言ってるだけだろ。関係ないね」
アルミン「……ミカサどうしたの?やけに冷静だね」
ミカサ「だってエレンが結婚するって言った訳じゃないから」
ミーナ「やだ正論。それを二人は聞こえないふりをし、エレンは食事を始める……んふ」
アルミン「ミーナ楽しそうだね」
ミカサ「でも仮にエレンが私以外の誰かと結婚しても、認めよう」
アニ「!」
クリスタ「!」
ユミル「お?それはまたお前らしくないな」
ミカサ「ただ、私はエレンの家族。同じ家に住むことは当然のこと、四六時中べったり。
触れ合いなどはできないと考えたほうがいい」
アニ「!?」
クリスタ「!?」
ユミル「前言撤回、この上なくお前らしいわ」
ミカサ「率直に言うと、キスはおろかセッ」
アルミン「ミカサ、ストップだ」
ミカサ「むしろ、私がセッ」
ミーナ「ミカサ、メッ!」
ミカサ「セックスをする!!」
ユミル「だぁははは、最高だよミカサ!うひひひひ」
アニ「わ、私だって……!」
クリスタ「わたしもっ!」
ミカサ「……何?」
アニ「セッ……を、その」モジモジ
クリスタ「……クスをね?」モジモジ
ミカサ「何?……ん?……ん?」サッサッ
アニ「セック……ぅぅ」アウアウ
クリスタ「セッ、セッ……ス……」アウアウ
ミカサ「ん?ん?ん?」サッサッサッ
ユミル「ふひぃ!ミカサうざい、ミカサがうざい!ぶははは」
アルミン「ミカサがすごいこと言ってたけど、ほっといていいの?」
エレン「……なぁ、あいつら見てると楽しくなってこないか?」
アルミン「え?まあ見方によっては……うん、ふふふ確かに」
エレン「な?だからいいんじゃないか?ふはは」
アルミン「そっか……そうだね!それは大事なことだ、あははは」
ミカサ「エレン!セックスをしよう!!」
エレン「ぶっははふははは」
ハッピーエンド
すまんな終わりなんだ
ジャンとミカサの元ネタ
granrodeoのcan do
中島みゆきの糸
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