グリP「言葉はいらない」 (32)

GREEで配信中の「アイドルマスター ミリオンライブ!」のSSです。
以下の4人が登場します。

二階堂千鶴(21)
http://uproda.2ch-library.com/779435sM8/lib779435.jpg

萩原雪歩(17)
http://uproda.2ch-library.com/779436vc9/lib779436.jpg

周防桃子(11)
http://uproda.2ch-library.com/779437r4L/lib779437.jpg

ロコ(15)
http://uproda.2ch-library.com/779439FGv/lib779439.jpg

この4人のライブが収録されている「THE IDOL M@STER LIVE THE@TER PERFORMANCE! 12」もよろしくお願いします。

LTP12
http://uproda.2ch-library.com/779433ab9/lib779433.jpg

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1397287695

小鳥「………」カタカタ

グリP「………」カタカタカタ

小鳥「……」カタカタ・・・・ッ!!

小鳥「……」スッ

グリP「……」サッ

小鳥「……」b

小鳥「………」カタカタカタ

グリP「………」カタカタカタ

ロコ「おは、…グッモーニンです!」バターン

小鳥「おはよう、ロコちゃん」

グリP「わざわざ言い直さなくてもいいんだぞ」

ロコ「あれ?……このペーパーは…」

グリP「ゲ」

ロコ「……!!!!」

小鳥「?」


ロコ「この案件、是非ロコナイズさせて下さい!!!」

グリP「あー…しまった…」

小鳥「何ですかこれ…『次回ライブの装飾について』?」

グリP「ロコにだけは見せちゃダメなやつだったこれ」

ロコ「むむむ…」

ロコ「早速インスピレーションがバニッシュしてきました!」

ロコ「こうしちゃいられません!ロコの溢れ出るワンダーをレコードしなくては…!!」

ロコ「奥の部屋借ります!」バタバタ

グリP「嫌な予感しかしない」



5分後


桃子「おはようございまーす」ガチャ

小鳥「おはよう桃子ちゃん」

グリP「おはよう…ってあれ?」

グリP「まだ時間までだいぶあるぞ?間違えたか?」

桃子「はぁ…桃子はプロなんだよ?」

桃子「台本確認したいから早く来たの。お兄ちゃんは黙ってて」

グリP「そ、そうか偉いな」

グリP「2日連続で仕事だろ?疲れてないか?」

桃子「うるさいなぁ…。小鳥さん、奥の部屋借りまーす」

小鳥「あ、うん…」


ガチャ

桃子「あ、ロコさんおはようございます」

ロコ「おはようございます!」バババッ

桃子(うわぁ凄い勢いで何か描いてる…)

桃子(あれは…屋根?なのかな?既に原形留めて無いけどおうちかなぁ?)

ロコ「~♪」ババッバババッ

桃子(ロコさん凄く楽しそう…というかイキイキしてる)

桃子(お仕事してるわけじゃないのにあんなに一生懸命…)

桃子(桃子もいつか打ち込めるもの、できるのかな)


ロコ「~♪~♪」バッババッ

桃子(あ、おさかな、かわいい)

桃子(よくわかんないけど凄く綺麗…)

ロコ「ーー!!」バババー

桃子(あ、台本、確認しなきゃ…)

桃子(台本…、台本…)ガサガサ

桃子(段取りをもう一度見直し)ガサガサ

ロコ「ーー☆」グワアァー

桃子(ロコさんが頑張ってるんだもん、桃子も頑張らない

と!)

桃子(えーっと、この場面はこの位置から始まって…)

桃子(そのまま……お互いに………て…)ウトウト

ロコ「」ピタッ

ロコ「………」スッスッ


10分後

雪歩「おはようございます」ガチャ

小鳥「雪歩ちゃんおはよう」

グリP「おはよう」

グリP「雪歩も結構早いな」

小鳥「みんな劇場が好きなんですよ」

雪歩「??」

グリP「雪歩より先にロコと桃子が来ててな」

小鳥「あの2人がペアになるのも珍しいですよね」

雪歩「??」

小鳥「ロコちゃんと桃子ちゃんが2人で奥の部屋にいるのよ」

グリP「あれ?ロコは創作活動してて桃子は台本読んでるんだよな?」

小鳥「よく考えると結構カオスですね…、仲良くしてるかしら?」

雪歩「気になりますね」

グリP「確かに…」

雪歩「それじゃあ私お茶淹れるついでに様子を見てきますぅ」

グリP「頼むわ」


ガチャ

雪歩「ロコちゃん桃子ちゃんおはようー」

ロコ「おはようございます」スッスッ

桃子「…ふぇ、雪歩お姉ちゃんおはようございます…」

ロコ「……」スッスッ

雪歩(ロコちゃんが凄く静かに大きな絵を描いてる…)

桃子「…ぁ、台本……よむ…」ウトウト

桃子「……ぅ…」スヤスヤ

雪歩(なるほど)

雪歩(隣座るね、桃子ちゃん)スッ

桃子「……」スヤスヤ

ロコ「……」シャッシャッ

雪歩(お茶置いておくね、ロコちゃん)コトッ

ロコ「……」ペコリ

ロコ「……」スッスッ


雪歩(桃子ちゃんは今日の確認かな?小さいのに偉いなぁ)

雪歩(あっ、小さいとか思ったら失礼だよね、ごめんね桃子ちゃん)アセアセ

雪歩(でもほんとに、すごいな。)

雪歩(桃子ちゃんのこういうところ、見習わないと)

桃子「……」スースー

ロコ「……」シャッシャッ

雪歩(ロコちゃんも自分をしっかり持っててかっこいいなぁ)ジー

ロコ「……?」

ロコ「……」ニコー

雪歩「……」ジー

雪歩「……」ニコッ

ロコ「……///」

ロコ「……///」サササッサッササッ

雪歩(それにかわいい)


雪歩(みんな個性的で魅力的だな…、それに比べて私なんか…)

桃子「……」スースー

桃子「……」

こてん

雪歩(あっ、桃子ちゃんが私のヒザの上に…)

桃子「……」スースー

雪歩(かわいいなぁ)ナデナデ

桃子「……」スースー

雪歩「……」ナデナデ

桃子「……」ニヘラー

ロコ「……」シャシャシャッ

雪歩(あったかいな…)ナデナデ

桃子「……」スースー

ロコ「……」サラサラ


雪歩「……」ナデナデ

桃子「……ん」

桃子「…雪歩…さん?」

雪歩「あ、起こしちゃったかな?」ナデナデ

桃子「んぅ……」

桃子「……」ウトウト

桃子「……」スースー

雪歩「ふふっ」ナデナデ

ロコ「……」サラサラー


10分後

千鶴「おはようございますですわ!」ゴージャス!!

小鳥「おはよう、千鶴ちゃん」

グリP「おはよう、なんかおかしなことになってるぞ」

千鶴「えっ?いやっ、そんなことは…」

千鶴「それより!他の皆さんはどこですの!? もうすぐ出発ですってよ?」

グリP「あー…」

小鳥「雪歩ちゃんも帰って来ませんね…」

グリP「あの部屋に何が起きているんだ…」

小鳥「物音も話し声も聞こえてきませんね…」


千鶴「一体何事ですか?」

小鳥「いやぁそれが」

グリP「何が起きているんだろうな…」

小鳥「もしかしたらあの部屋にブラックホールが発生してるとか」

グリP「百合子みたいなこと言わないで下さいよ」

小鳥「百合子ちゃんだったら『765劇場密室殺人事件~アイドル達の隠された過去~』とかになってますよ」

グリP「あー」

千鶴「奥の部屋に三人ともいるんですの?わたくしが呼んできますわ!」ツカツカ


千鶴「まったく…三人揃って何をしているのでしょうか」

千鶴「…しかし本当に物音ひとつしないですわね…」

千鶴「……」

千鶴「……」ゴクリ

千鶴「……」ソー



グリP「すげぇビビってる」

小鳥「面白いですね」



千鶴「……」コソコソ



グリP「ドアの窓から様子をうかがってるな」

小鳥「千鶴さんって時々すごく可愛いですよね」

グリP「わかる」

千鶴「・・・・」ジー


ロコ「・・・・」サササッ


千鶴(コロちゃんがまだ変なものを作ってますわ)

千鶴(雪歩ちゃんと桃子ちゃんは・・・)


桃子「・・・・」

雪歩「・・・・」ナデナデ




千鶴(かっかわ!っっ可愛いですわ!!)

千鶴(はっ!つい取り乱してしまいました)

千鶴(しかし本当に愛らしい二人ですこと)


千鶴(そもそもわたくしは3人を予備に来たのでしたわ。さっさと……)


ロコ「……」ジー


千鶴(あら?コロちゃんが手を止めて・・・)


ロコ「……」ジー

雪歩「……」ナデナデ

雪歩「……」!!

雪歩「……」ニコッ

ロコ「……♪」ペカー

ロコ「……」サッサササッ


千鶴(なにこの子ら可愛いですわ)


千鶴(素晴らしい空間ですわね・・・)


ロコ「……」シャッシャッ

雪歩「……」ナデナデ

桃子「……///」


千鶴(ん…?)


雪歩「……」ナデナデ

桃子「……///」


千鶴(桃子ちゃんの顔が心なしか赤いような……)


雪歩「……」ナデナデ

桃子「……///」モゾモゾ


千鶴(あの子、もう既に起きて……!!)


雪歩「……」ナデナデ

桃子「……///」


千鶴(まぁ、たまには甘えた方が年相応というものですわ)

千鶴(いつも素直じゃないから分かりにくいけれど、まだまだ甘えたい年頃ですものね)

千鶴(本当、不器用な性格ですこと)


ロコ「……」スッスッ

雪歩「……」ナデナデ

桃子「……」


千鶴(コロちゃんもまたよくわからない物を作っているけれど)

千鶴(憎まれ口を叩く人もおらずに取り組むと集中できるのかしらね)

千鶴(すごく真剣ですわ…)

千鶴(それに…)


ロコ「……」スススッ

ロコ「……」

ロコ「……」むー

ロコ「……」

雪歩「……」ニコニコ

ロコ「……」

ロコ「……」ニコッ

雪歩「……」ニコニコ

ロコ「……♪」サッサッサ


千鶴(見たことの無いくらい良い笑顔ですこと)


千鶴(雪歩ちゃんも…)


雪歩「……」ナデナデ

桃子「……」

雪歩「……」ナデナデ

桃子「……」

雪歩「……」ニヘラー


千鶴(頬が緩んでるなんてレベルじゃないですわ)

千鶴(すごく幸せそう…)


千鶴(さて…)

千鶴「……」コソコソ

千鶴「プロデューサー」

グリP「ん?あれ?3人は?」

千鶴「今日の予定は次のライブの関係者への挨拶周りと簡単な荷物の運搬、そのあと本番の動き方の確認でよろしくって?」

グリP「お、おう。そうだけど3人…」

千鶴「でしたら挨拶と運搬は私とプロデューサーがいれば十分ですので残りの3人は30分遅れて来るように伝えて下さい」

グリP「え?なんで?え?」

千鶴「いいから、さっさと行きましょう」




グリP「でも車で行くから纏まっていかないと…」

千鶴「そんなもの、電車なりバスなりでどうとでもなるでしょう?」

グリP「タクシーが出てこない当たりが千鶴だよな」

千鶴「くっ、ほら早く行きますわよ!」

グリP「え、あ。小鳥さん、じゃあそういうことで!」

小鳥「よくわからないですけど了解しました」

千鶴「さあ!今日はお互いいつもの3倍働きますわよ!」

グリP「えええ!?い、行ってきます!!」

小鳥「いってらっしゃい?」ピヨピヨ


小鳥「一体どうしたのかしら?」テクテク

小鳥「もしかして3人とも寝ちゃってるとか」テクテク

小鳥「……」ソー

小鳥「……」ノゾキー

小鳥「」





その10分後、劇場に帰ってきた百合子によって過呼吸と鼻血で悶絶している小鳥が発見された。

『765プロ事務員毒殺事件』として探偵百合子が調査を始めるのはまた別の話。


おわり

おわりました。HTML依頼出してきます。

生粋のViPの私はLTP12を聞くたびにニヤニヤしています。
こんなSSではみんなの魅力を伝え切れないので是非一度聞いてみてください。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom