妹「クソ兄貴はやくしろ!」(98)

男「なんだよ! 遅刻しそうだから用なら早く済ませてくれよ」アセアセ

妹「バイクで送ってくれよ」

男「送るに決まってんだろ」アセアセ

妹「そ、そうか」

男(まじでやべぇなこの時間)

妹「ていうかなんで起こさなかったんだよ!」

男「俺も寝てたんだからしょうがないだろ」

男「よし終わりだ」ピッ

妹「早くしろって」ガチャン

男「先にヘルメットかぶってろ」アセアセ

妹「しゅっぱつしんこー!」

男「しっかり捕まっとけよ」ブォンブルブル……

妹「おう」

男「間に合うかな」ブォォォ……

妹「つか兄ちゃんの高校ってバイクいいの?」

ゆっくり書いてくぞ

男「バレなきゃ問題ないぞ」

妹「それ問題だっつーの」

男「今は緊急自体だからノーカウントなんだよ」ブロロ……

妹「たまにバイクじゃん」

男「黙って後ろに乗ってろ」ブォォォン

妹「普通に校門でおろしてね」

男「分かった」キィー

妹「さんきゅー」スタッ

男「いってらっしゃい」フリフリ

妹「おう」

ナニアレー? バイクトカカッケー テカコウコウセイジャネ

男「俺も急ぐかな」ブォォォン

-中学校-

妹友「おはよー妹ちゃん!」

妹「おっす」

妹友「あれ? なんで妹ちゃんヘルメット持ってきてるの?」

妹「あっ! 兄貴に返すの忘れてた」

妹友「お兄さんに乗せてってもらったんだ! 大学生とか?」

妹「高校生だぜ」

妹友「なのにバイク乗れるんだね、かっこいいね」

妹「そうか? まあ高校は禁止らしいけど」

妹友「お兄さん何高校なの?」

妹「したらば高校だぞ」

妹友「普通にいい高校じゃん! すごいんだね」

妹「そうなのか?」

妹友「今度合わせてよ!」

妹「だめ」

-高校-

男「ういーっす」

男友「でたな不良児」

男「だれが不良じゃ」

女「おはよー男君」

男「おう」

女「髪の毛すごいことになってるよ?」

男友「そりゃ、こいつはバイうぎゃああ!!」

男「どうしたんだよ男友」

男友「いきなり横腹をなぐるな……」

女「仲がいいんだね」ニコッ

男友「なんつっても歴戦の親友だからな」

男「どんな時代だよ」

男友「この時代」

男(やっぱ朝は調子でねぇんだよな)

女友「おはっよー!」

男(そして騒がしいのが来たぞ)

女「おはよう」

男友「おっす」

男「ういーっす」

女友「おやおやおやおやおや、男君どうしたんだい?」

男「朝は苦手っす(おやが無駄に多いんだよ)」

女友「そうかそうか」フムフム

男友「低血圧だからなぁ」

女「そうなんだね」

男「おう、だから俺にとっては朝はまだ休息タイムなんだよ」

女友「ゆっくり休めよ少年」

男(お前は何様だ)

女友「昨日のドラマ見た!? 最終回やばくない!?」

女「見てないんだよね、そんなにやばかったの?」

男友「マジでやばかったな」

男(なにがやばいんだよ、てかやばいだけで会話するな! どんだけ有能なんだよやばいって)

女友「てか昨日のテストさまじでやばかったよね」

男友「だよなやばかったわ」

男(やばいマジで有能っすね、リスペクトっす、話の展開が早すぎてついていけません)

女「そんなに朝ってつらいの?」

男「あー今日は特に急いでたからかな」

女「そうなんだ」

男「ごめんな迷惑をかけて」

女「そんなことないよ」ニコッ

男「そうか(天使の微笑みもらいました)」

担任「HR始めるぞ~」ガラッ


-一時限目-

教師「ここの問題はモブ答えろ」

モブ「えぇぇ!?」

アハハハ ワカンネー ドンマイ

男(早く帰りたいな……)

女友「zzz……」

女「……」カキカキ

男友「男だりーよ」

男「勉強をしてる真似だけでもしてろよ」

男友「おう」

男(あぁ……帰りたいな)チラッ

DQN「カラオケ行こうぜ」

DQN2「いこうぜいこうぜ」

ギャル「私達もいいでしょー」

DQN「当然だろ」

ギャル2「何うたおっかなぁ」

ギャル3「み、みんなはなに歌うの?」

DQN3「なに歌おっかなぁ!」

DQN1「あーでも金ねぇんだよなぁ」

DQN2「まじかぁ……おいモブ男」

モブ男「な、なに?」

DQN2「ちょっと金貸してくんね~?」

ギャル2「アハハハ! かつあげってやつ~?」

DQN2「ちげぇーよ、貸してもらうだけだよなぁ?」

モブ男「そ、そうだね!」

DQN2「つーわけで5千円な」

ギャル「DON2鬼畜~」

DQN3「カッコイー♪」

男(くだらね、あーいう奴らはとことん無視でいいんだよ)

DQN「だりぃ! はやくいきてぇなぁ」

DQN3「そっすよね」

ギャル「ギャル3リムーバー持ってねぇ?」

ギャル3「ご、ごめんね、今日は持ってないんだ~」

ギャル「え~そうなの~つかえなーい」

ギャル2「私持ってるよ~」

男(なんだよあれ、まじで疲れるじゃん……わかんねぇーわあそこに居たい気持ちが)

男友「ふぁ~……男なにみてんだ?」

男「ん?」メクバリ

男友「あーあいつらね、まじであーいう集団って疲れるだけだよな」

男「お前なら入れそうだけどな」

男友「やだやだ、あんな馴れ合いみてぇなところいきたくねぇよ」

男(馴れ合いね……)

-放課後-

男「んじゃまたな」

男友「おう」

男「よいしょっと」カチッ

男友「そんなところにバイクおいてたんかよ」

男「乗ってくか?」

男友「パス、見つかったら生徒指導もんだからな」

男「見つからなきゃ問題ねぇんだよ」

男友「見つからなきゃな」バイバイ

男「またあしたな」ブォン

男友「おう」

男(妹でも迎えにいくかな)ブォォォン……

男友(かっけぇなバイク、俺も欲しくなってきたぞ)カチッ……ボッ……スパー

ガキ「あー! お兄さんタバコ吸ってる!」

男友「心が大人だからいいんだよ少年」

妹友「明日はテストだよね」

妹友2「うわぁー最悪」

妹「やってらんねぇ」テクテク

妹友3「数学だっけぇ」

妹友「そうなんだよね」

男「おう、おかえり」

妹「あ、兄貴……ただいま」

妹友「兄貴? え? 妹のお兄さんですか?」

男「おう、いつも妹が世話になってんな」

妹友2「お兄さんなんですか、そのバイクはお兄さんのですか?」

男「おう」

妹友3「うわーいいなーこんなかっこいいお兄さん!」

男「そんなことないよ、妹、ヘルメット持ってただろ」

妹「すまん」

男「いいんだよ、ほとんど妹専用のヘルメットだしな」

妹「せ、専用///」

妹友「?」

男「送ってくよ」

妹「あ、ありがとな」スッ

男「おう、んじゃ今後とも妹をよろしくな」

妹友2「はい!」

妹友3「また明日ね!」

妹友「またね、お兄さんも含めてあそびませんか」

男「考えておくよ、じゃあね」ブォォン

妹「またあしたな」ギュッ

 イイナー カッコイイヨネェ

妹友「お兄さん……」

兄貴の背中は私の場所


兄貴のバイクの後ろは私の席


兄貴の料理は私の好物





兄貴の全ては私のもの





妹「……」ギュッ

男「どうした妹?」ブォォン

妹「なんでもない」

男「そうならいいんだけどな」

妹「……」ギュッ

男(なんかあったのか?)

-朝-

男「今日は帰りちょっと遅くなるから適当に飯食ってろよー」

妹「分かった、なんかあるの?」

男「ほれ、あいつらと集まるんだよ」

妹「そっか、いってきます」

男「おう」



-学校-

男「ういっす」

男友「おう、今日は駅前のファミレスな」

男「分かった」

女「おはよー、なんのはなし?」

男友「ん? ああ、中学の同級生たちと月に何度か会ってんだよ、今日はその日」

女「仲いいんだね」ニコッ

男「まあな(その無差別な笑顔をやめてください、惚れちゃうじゃないか)」

-昼休み-

女友「男~購買いこっかー」

男「おう」

男友「お前らいつも購買だな」

男「うっせぇ」

女友「どうせ料理ができないですよーっだ」

男「今日はカレーパンだな」

女友「私もカレーパンだと思ったんだけど! 一個しかなかったら譲ってよね」

男「いやだ」

女友「なんだと!」

男友「あいつらって何気に仲良くね?」

女「……そうだね、性格とか全然違うのに」

男友「高校生になって初めて会ったっていうけどホントなんかね」

女「でも中学は違うでしょ?」

男友「ああ、俺と男は一緒だけど女友は違うぞ」

女友「ねぇ、大将」

男「男でいいわ、学校だしな」

女友「んじゃ男、いつ集まるんすか」

男「いつにしようかな、不定期だしなぁ」

女友「私が提案しちゃていいっすかね」

男「ダメ」

女友「ケチ」

男「今日はちょうど金髪にも会うから言ってくよ」

女友「了解~っす、カレーパン一個だけあるっすね」

男「その喋り方やめろ、あとカレーパンをよこせ」

女友「ヤダ」

男「ケチ」

女友「早いもの勝ち」

男「ウゼェ」

-放課後-

男友「あそこのファミレスだよな」

男「そこ以外ねぇだろ」

店員「いらっしゃいませー」

男友「あ、先に連れがきてるんで」

男「あそこじゃね?」

金髪「おっそ~い☆」

茶髪「久しぶり!」

男「一週間前に会った馬鹿だし」

茶髪「いいじゃん!」

男友「とりあえず男は座ろうぜ」

黒髪「全員揃いましたね」

男「うい」

茶髪「二人の高校はどうなの?」

男友「どうって言われてもな」

男「別に普通だよ」カラン

男友「おまえの高校はどうなんだよ」

金髪「普通も普通ねぇー」

茶髪「だよねぇ……中学の方がよかったよねぇ」

男「黒髪はどうなんだ? 相変わらず学年トップの成績なのか?」

黒髪「当たり前でしょ、私が他の人たちに遅れを取ると思ってるのかしら? このドブ虫」

男「ドブ虫はドブ虫なりに頑張ってんぜ」

男友「主にバイクだな」

茶髪「バイクの免許とったの!?」

金髪「なにそれ面白ーい☆ はやくいいなさいよー♪」

男「うるせぇ」

茶髪「今度乗せてよ!」

黒髪「やめなさい茶髪、このドブ虫のバイクに乗ったら一回転して頭蓋骨骨折で帰らぬ人になるわよ」

男「んなことさせねぇよ!」

男「お前だけは絶対に乗せないからな」

黒髪「安心しなさい、あなたのバイクに乗るぐらいだったら轢かれる方がマシよ」

男「俺のバイクになんの恨みがあるんだ」

黒髪「恨みなんてないわよ、ただ敬遠しているだけよ」

男「俺のハートは対黒髪戦防衛用に強化されてるからそんな攻撃じゃあ効かねぇぜ」

男友「さすが男だな今までの歴戦が伺える」

茶髪「なんかかっこいいね!」

金髪「金髪は意味分かんなーい♪」

黒髪「さすがドブ虫といったところですか」

男「俺にとっては褒め言葉だぜ」

男友「面白いなお前ら……ん?」

茶髪「どうしたの?」

男友「外見ろよ」

男「DQNたちだな……他にも知らない男が何人かたむろってるな」

男友「ギャルたちはいねぇみたいだな」

金髪「なになに知り合いなわけ♪」

男「同じクラスだよ」

茶髪「いやな雰囲気だねぇ……」

男友「一回は完全にあんな感じのやつらは消えたよな」

黒髪「そうだったかしら」

茶髪「そうだったね、なんだっけ……えっと」

男友「2chだっけ?

茶髪「それそれ! 悪人撃滅秘密チーム2ch!」

男友「そんな長ったらしい名前だっけ」

茶髪「あとの文は私が勝手につけただけだよ」

男友「確か3年ぐらい前だっけな、このへんって不良チームの根城が多くて喧嘩とか犯罪多かったんだよな」

茶髪「だよね、そしたら急にあらわれた2chっていうチームが半年でここら一帯のチームを壊滅させたんだっけ」

男友「そうそう、かっこいいよなぁ」

女友「でも本当に居たのかな?」

男友「どうだろうな、メンバーを知ってる奴はいないらしいチーム名や噂だけが伝わったようなもんだしな」

茶髪「都市伝説みたいなものですよね、最近は噂を聞かないんですけどね」

金髪「……」

男友「2chっていえばいろいろ噂があったよな」

茶髪「あー何か不良チーム以外にもここら一体の悪いことしてる奴らとかギャングとかもぶっ潰したとか……」

男友「悪人には手段を選ばないとかな……殺しとか?」

茶髪「まさか~」

男友「でもかっこいいよな、正義の味方みてぇでよ」

黒髪「ホントにそうかしら」

男友「?」

黒髪「もしも、その噂がホントだとしたらそれは正義の味方ではないはずよ」

茶髪「たしかに」

黒髪「正義の味方ぶっていくら悪人でも人を殺めるなんてただの快楽殺人者の集まりじゃない」

男友「まあ噂だし……」

男「……っ」

黒髪「ここらのチームを潰したとしても警察にその不良チームが捕まってないってことは自分達で壊滅に追い込んだってことでしょ?」

男友「ああ」

黒髪「それだって正当な手段とはいえないじゃない、むしろ暴力や脅しをやって解散させているのでしょ? よほどそっちの方が悪じゃない」

茶髪「ハハハ……黒髪は厳しいな~」

黒髪「私はそう思うだけよ、ねぇ……男?」

男「……あ、ああ確かにな」

金髪「……」ピキッ

男友「よ、よし! ピザでもたのもっかな!(え、なにこの空気?)」

茶髪「い、いいね! なにから頼む? マルゲリータがいいな!」

黒髪「私はパスタにしようかしら」

男友「男と金髪は何にするんだ?」

男「お、俺もパスタにしようかなぁ」

金髪「私はパス♪ ダイエット中だもーん」

茶髪「金髪は全然細いじゃん! スタイルいいし!」

金髪「やーねそんなこと言って嬉しくなるわね☆」ワシワシ

茶髪「やめてよー!」

男友「んじゃ注文よぶぞー」

 
 ピーンポーン


 ガチャ


妹「兄貴おかえり」

男「おう、遅くなってすまんな」

妹「別にいい」

男「風呂入るわー」

妹「おう、洗濯やっとくわ(兄貴の香りに黒髪と茶髪、金髪の臭いが混ざってる……)」

―――
――



男「なんだまだ起きてたのか」

妹「別に」

男「早く寝ろよ」

妹「兄貴はまだ寝ないのか?」

男「俺はまだ宿題があるんだよ……」

妹「そっか、なら寝るね」

男「おやすみ」

妹「兄貴……」ギュッ

男「な、なんだよ……」

妹「おやすみ」ガチャリ……バタン

男「なんだよ……」

男(さっさと宿題を片付けて寝よっと……)

‐2時間前ファミレス‐


男友「お前らまたなー」

男「また今度」

茶髪「元気でね!」フリフリ

黒髪「また会いましょうね、あなたは別よドブ虫」テクテク

男「うるせぇよ」

金髪「つかれたー♪」

男「お前は帰らねぇのかよ」

金髪「それは男もでしょー☆」

男「まあ……黒髪、戦隊ヒーローとか仮面ライダーとか嫌いそうだよな」

金髪「おもしろーい♪ でも同感ね、もしかしてプリキュアとかも嫌いなんじゃなーい♪ やだ笑っちゃーう☆」

男「ハハハ、そうかもな……」

金髪「それで、いつまで活動休止にするわけ?」

男「……」

……いつまでか










男「正義が現れるまでかな」









金髪「なにそれ意味分かんなーい」

男「だろうな」

金髪「金髪はいつでもいいわよー♪」

男「そうだな……」

‐朝‐

男「くっそ、また遅刻かよ」ブロロロ……

妹「バイクがあるじゃん」

男「見つかりそうで怖いんだよ」キィ

妹「チキン」

男「うっさい、はやくいってこい」

妹「ありがとね兄貴」

男「いってらっしゃい」

妹友「あ、妹ちゃんにお兄さん」

男「おはよう妹友ちゃん」

妹友「おはようございます」

妹「おーっす」

男「俺も学校にいくね」ブォン

妹友「気をつけて」

妹「てらー」

‐高校‐

男友「ようライオンキング」

男「ブチころすぞスモーカー」

女「男君の髪の毛すごいことになってるね……」

女友「よしよし、今日は私が整いてあげようではないか」モジャモジャ

男「やめろ」

担任「はいすわれー座ってない奴はブチ殺し確定な」

男(何者だよ……)


‐一時限目‐

男(帰りてぇ~)

ギャル「まじうけるっしょ!」

DQN「だよなだよな!!」

DQN2「マジで神ってるわ!」

男(うるせぇな……こんな朝っぱらからよく声が出るよな、その声量をなにか社会に貢献できねぇ

>>32
最後みすった
男(うるせぇな……こんな朝っぱらからよく声が出るよな、その声量をなにか社会に貢献できねぇのかよ)

男(てかあいつらの席が固まりすぎなんだよ、まあ、遠距離ではなされても困るけどな)チラッ

DQN「だよなぁ……」ジロッ

男(目が合っちまったよ、目があっても恋の始まりはねぇけどな)

DQN「あー手が滑ったー」ポイッ

男(ん? なんか肩に当たった?)

DQN「あーごめーん、男君だっけ? シャーペン拾ってくんねー?」

ギャル2「クスクス」

DQN2「今のは笑えるなぁ」

男「あ、ああ(わざとかよ)」

男友「……」

女「……」

男「はい」

DQN「ありがとありがとー!」

男(馬鹿にしてんのか……我慢だ我慢……)

男(あー数学かよ……)

男友「zz……」

DQN2「数学いみふー」

ギャル「まじだるいし」

DQN「だなー」チラッ

男「……」カキカキ

DQN「あー手がー」ポイッ

男「いたっ!(次は定規かよ……)」

DQN「ごめんー男君~手がすべちゃった~」

DQN2「プハッ……やめろってかわいそうだろ~」

ギャル2「ひどすぎー!」

ギャル3「か、かわいそうだよ」

ギャル「あ?」

ギャル3「な、なんでもない」

DQN「ごめんねー! また手がすべちゃってー!」

DQN3「病院に行くべきですよ~」

DQN2「いえてる~」ギャハッハハ

男「気をつけてくれよ」スッ

DQN「ごめんごめん!」スッ

ポトッ

DQN「あ、ごめんごめん掴めなかった~拾ってくんねぇ?」

 ギャッハハハ

女「……ッ!」

DQN「ほら、はやくしてくんねぇかな?」

DQN3「DQNさんこえー!」

男(我慢だ我慢……)スッ

教師「き、君たちなにをやってるんだね」

ギャル「うるせぇハゲ!」

DQN「はやくしろや」

男「お、おう(もうキレていいかな……)」スッ

DQN2「ギャハッハハッハ」

男友「おm!」ドゴンッ!!!!!

男友「????」

DQN「いってぇぇ!!? 靴が飛んできやがった!」

ギャル「ちょ! 顔から血が出てるって!」

男(まずい!)

女友「おい」ザッ

DQN2「おめぇ何してくれてんだよ!」

女友「どけ」

DQN2「あ? 舐めてんのかおまえ」

女友「あんたには用はないっすよ、そこのガラクタに私は用があるんす」

ギャル2「なに調子乗ってんの?」

女友「あーすいません、あんたらもガラクタでしたよね」

女(女友ちゃん!?)

女友「男に謝れよ」

DQN2「謝る? すいませ~ん、いいだろ?」

ギャル2「ギャハッハハッハ」

女友「ハァ……」

DQN2「女だからって安心してんじゃねぇぞ?」グイッ

   ゴキッ

DQN2「手首がぁぁ!!!!」

女友「さっさと謝れ、ブチ殺すぞ」ギロッ

DQN「ひぃ……」

女友「おい」スッ

男「女友やめろ、もういい」

女友「でも」

男「いいからやめてくれ」

女友「分かった」

教師「お、お前ら」

女友「先生~! 私の靴が汚物に当たったので洗ってきマース!」ガラッ

教師「お、おい! お前らも座りなさい」

男「はい」

チッ クソイテェェ ナンダアイツ

女(私の知ってる女友ちゃんじゃない……やっぱり二人はなにか関係が?)

男「……」

男友「大丈夫かよ、ちゃんとはっきり言わねぇとダメだぞ」

男「反省する」

男友「それにしても女友って怖いな……あんなにも強いんだな」

男「……びっくりだな」

男(やっちまった……平穏な高校生活を送る予定だったのに面倒事を引き越したかもしんねぇな……)チラッ

DQN「くっそ!……まじでぶっ殺しやりてぇ……」

DQN2「ただで済むと思うなよ……」

教師「お、お前ら」

女友「先生~! 私の靴が汚物に当たったので洗ってきマース!」ガラッ

教師「お、おい! お前らも座りなさい」

男「はい」

チッ クソイテェェ ナンダアイツ

女(私の知ってる女友ちゃんじゃない……やっぱり二人はなにか関係が?)

男「……」

男友「大丈夫かよ、ちゃんとはっきり言わねぇとダメだぞ」

男「反省する」

男友「それにしても女友って怖いな……あんなにも強いんだな」

男「……びっくりだな」

男(やっちまった……平穏な高校生活を送る予定だったのに面倒事を引き越したかもしんねぇな……)チラッ

DQN「くっそ!……まじでぶっ殺しやりてぇ……」

DQN2「ただで済むと思うなよ……」

すまん二回も投稿してしまった

昼休み‐

女「女友ちゃん大丈夫?」

女友「大丈夫大丈夫~」

男「ごめんな俺なんかのために」

女友「いいよいいよ私が勝手にやっちゃったんだしね!」

男友「かっこよかったなお前!」

女「でも仕返しとか怖いよね……」

女友「そんなのしてきたら返り討ちにするぞ!」

男「ハハハ……」

女「もう……」

女友「男~購買いこ」

男「おう」ガラッ

女「やっぱりあの二人はなにかあると思うんだけどなぁ……」

男友「まだ言ってんのかよ」

女「あの怒ったときの女友ちゃんなんて別人みたいだったし……」

本日はここまで、また明日暇があったら投稿する
もしかして少し経って時間ができたら投稿するかも

書いていきまーす

‐廊下‐

女友「すいませんっす……」

男「別に気にしてねぇよ、それにその喋り方はやめろよ」

女友「分かりましたよ」

男「おまえが手を出そうとしても結局は俺が手を出していたと思うからいいんだよ」

女友「……」

男「ありがとな、カレーパン買ってやるよ」

女友「サンキュー」

男「金髪に会ったぞ」

女友「なんて言ってたの?」

男「いつでもいいよだってよ」

女友「へー……それでいつからやる?

男「まあ、正義が現れたときだな」

女友「?」

女友「どういう意味」

男「そのままの意味だよ」

女友「ちょっと理解できないなぁ」

男「時期にまた活動するよ」

女友「それならいいけど」

男「あ、カレーパン2個お願いします」

 ハイヨ アリガトーゴザイマース


男「ほれ」

女友「ありがと」

男「あいつにも連絡つけとくかな」

女友「うん」

男「さっさと戻ろうか」

女友「そうだね、待っているだろうし」

‐中学校‐

妹友2「妹ちゃん知ってる?」

妹「なにが?」

妹友2「悪人通り魔事件!」

妹友3「知ってる知ってる!」

妹「しらねー」

妹友「なにそれ?」

妹友2「なんかね悪い人を狙う通り魔がいるらしいんだ」

妹「なんだそれ」

妹友3「6人ぐらい被害が出ているんだけどその全員がなにかしらの犯罪を犯してるんだっけ?」

妹友2「そうそう、強盗とか薬物の売買とか殺人、強姦とかやった人たちだよ」

妹「よくわかんねぇーけど、ヒーローぶってんだなそいつ」

妹友「ヒーローと思ってるかどうかは分からないけど、いくらなんでも通り魔はやりすぎだよね」

‐高校‐

男友「ふーん……なんか2chみたいなやつだな」

女「懐かしいね2ch」

男友「通り魔かぁ……なんか怖いな」

男「悪人しか狙わないし大丈夫だろ」

女友「でも男友は悪者だから刺されるんじゃない?」

男友「ひでぇなおい」

女「気をつけてね」

男友「俺が悪人という前提か」

男「違うの?」

男友「ちーがーいまーすー!」

男「そうなの」

教師「席に着きなさい」ガラッ

‐放課後‐

男友「今日もバイクじゃねぇか……」

男「乗ってくか?」

男友「んじゃそこの交差点まで」スッ

男「なんだそれ」ブロロロ……

男友「すげー走ってるー」

男「走ってなきゃ乗ってねぇよ」

男友「確かにな」カチッ……スパー

男「後ろでタバコ吸うなよ」

男友「うるせぇ黙秘しとけ」

男「タバコは体に悪いからやめとけって」

男友「気にしとくは」

男「世間的にも悪いだろ」ブロロロ……

男友「高校に秘密でバイクに乗ってるおまえが言うかよ」

男「うっせー」ブロロロ

男友「そこなんだよな」フー……

男「なにがだよ(服に煙を吹き付けるのやめてくれませんかね)」

男友「異様に喫煙飲酒、特に未成年の喫煙って叩かれるよな」

男「最近は喫煙自体叩かれるけどな」

男友「そうだけどよ、でも喫煙だけが悪く言われるのもどうかと思うんだよな」スー

男「何が言いたいんだ」ブォン

男友「だってよ、喫煙叩く奴らの中には普通に車が少ないところで信号無視したり自転車で片手運転とかイヤホンつけて漕いでる奴、不法動画、音楽をダウンロードする奴もいんだろ?」

男「まあ……」

男友「喫煙なんてよ、周りに気を使えば相手には迷惑かからねぇだろ?」

男「気を使わないでそのへんで吸う奴もいるからな(俺の服に吹き付けるおまえが何を言う)」

男友「それが目に入って目立つからだろ? よっぽど信号無視とかイヤホンつけて自転車とか歩きスマホの方が危ないだろ? そんなことやる人よりはマシだと思うんですけどね」

男「まあよくもそんなことペラペラ言える……」

男友「頭脳的だろ」

男「意味が分かんねぇよ、価値観の違いだろ」ブロロロ

男友「例えばだよ、一人の少年が携帯ゲームをしていたとする」

男「まだ続くのかよ」ブロロロ

男友「そいつはゲームをしながら平然と街の中を歩いていく」

男「邪魔だな」

男友「だろ? でもそう思ってる奴らだって大勢でスマホいじって歩いてんだよ」

男「ようはみんな悪い人なのか」ブロロロ

男友「そうそう、その行いが目立っているとしてもやってることはみんな一緒なんだよ」フー……

男「赤信号みんなで通れば怖くないみたいだな」

男友「歩きスマホみんなでやれば悪くないってか」

男「だな」キィ……

男友「サンキューな、またあした」カパッ……ポイッ

男「携帯灰皿持ってんだな」

男友「ポイ捨てはやらねぇんだよ」

男「またあしたな」ブロロロ

男(赤信号みんなで通れば怖くない……俺が大ッ嫌いな言葉だ)

男(流石にこの時間だと妹は家についてるなぁ……ん?)ブロロロ……

黒髪「こんにちはドブ虫くん」

男「うるせぇ」キィ……

黒髪「校則破ってバイクの気分はどう?」

男「最高だ」

黒髪「……あら、そう……悪人なのね」

男「ああ、俺は悪人だ、正義のヒーローなんかじゃねぇからな」

黒髪「あなたが正義のヒーローだったら世界は破滅するわね」

男「うるせぇよ……乗ってくか?」

黒髪「私は悪人になるつもりはないわよ」

男「さすがの善人様だ」

黒髪「でも足が疲れてしまったのよ、なにか楽な方法ないかしら?」

男「俺が乗ってる物の後ろに乗れば楽になるぜ」

黒髪「そうしてもらおうかしら」スッ

男「随分とやんちゃな善人様だな」

男「捕まっとけよ」

黒髪「あなたの服を触るのは汚らわしいけどしょうがないわね」ギュッ

男「痛い痛い! もっと弱くで!」ブロロロ…

黒髪「あらごめんなさい」

男「高校はどうだよ」

黒髪「この前も話してたじゃない、しかも学校に入って2年は経ってるのよ」

男「そうだな、なんつーか……おまえがなんか元気無さそうだったからな」

黒髪「ナンパ?」

男「ちげーよ!」

黒髪「別に私に元気がないのはいつもじゃない」

男「そうだけど、なんか落ち込んでるっていうか」

黒髪「なんでもないわよ」

男「そうならいいんだけどな」ブロロロ

黒髪「意外と見てるのね」

男「うん」

黒髪「変態」

男「うるせぇ」

黒髪「あなたは将来についてなにか考えてるのかしら?」

男「特になにもだな……」ブロロロ

黒髪「まだ2年生って思っているとじきに3年生になるわよ」

男「分かってるよ」

黒髪「……あなたこそ何か元気がないように見えるけれど」

男「……気のせいだよ」ブロロロ

黒髪「あら、意外に私はあなたをみてるのよ」

男「主に蔑んだ目でな」

黒髪「よく分かったわね」

男「善人にとって悪人の気持ちなんて見えないもんだ……着いたぞ」キィー

黒髪「……感謝するわ、気をつけてね」

男「おう、またな」ブォン

‐自宅‐

男「ただいま」

妹「おかえり、飯作っといたからな」

男「ごめんな」

妹「いいって」

―――
――


妹「うまいか?」

男「うん、段々と上達してるのが分かるぞ」

妹「あ、ありがとな……」

男「味噌汁もいい感じだ」ズルル

妹「あ、兄貴」

男「ん?」

妹「今週の土曜日って暇か?」

男「暇だぞ」

妹「か、買い物に付き合ってくれよ」

男「俺とか?」

妹「おう……だめか?」ウルッ

男「いいに決まってんだろ(何この子可愛い、妹じゃなかったら抱きついてたわ)」

男「朝からか?」

妹「昼前ぐらいには出たいかな」

男「昼飯は外か」

妹「駅前のショッピングモールだからそこで食べればいい」

男「了解」

妹「忘れんなよ」

男「忘れねぇよ、可愛い可愛い妹の頼みだからな」

妹「///」

男「どうしたんだよ」

妹「なんでもねぇ///」

男「うまいぞ」モグモグ

-学校-


男「おっす」

男友「うい、ビックニュースだぞ」

男「なんかあったのか? ついに生徒指導か」

男友「違うから、転校生が来るぞ」

妹友「まじで! ほんとなの!?」

男友「まじまじ、先生が話してるのきこえたんだよ」

男「こんな時期にかよ、つか金曜日に来なくてよくね?」

女「確かに、月曜日ならまだしもね」

女友「事情ってやつですね」

男友「女の子らしいからな……ワクワクだぜ」

DQN「チッ……」

DQN2「……」

男(いやな空気だな……)チラッ

>>66
すまんなんか妹友が混じった……
妹友→女友で

女友「男友安心しなよ、いくら願ってもあんたにも見向きもしないはずだって」

男友「夢を持たせてくれよ」

女「頑張ろうね」ニコッ

男友「ひでぇ」

男(その小悪魔のような笑い最高です)

担任「HRはじめんぞー!」ガラッ

 ハエー ハヤクスワロウゼ オハヨー

担当「静かにー! 今日からお前らのクラスに加わる新しい仲間を紹介するぞ」

 テンコウセ!? オー! ヤッタヤッタ ハヨハヨ デュフフ

転校生「……」ガラッ

転校生「て、転校生といいます……よ、よろしくお願いします」オロオロ

 カワエエエー!!! ショウドウブツミタイ! オーオー!

担当「んじゃ仲良くな、転校生の席は一番後ろだぞ、男はとなりだからいろいろ教えてあげろ」

男「あ、分かりましたー」

男友「変わりやがれ」

転校生「よ、よろしくお願いします」ペコッ

男「おう(なんだろう……気が弱そうに見えるけど……何か……)」

転校生「あ、あの……」

男「なに?」

転校生「な、なんでもないです」オロオロ

男「そっか、わからないことがあったらなんでも聞いてよ」

転校生「はい」

担任「これで終わりな」ガラッ

モブ子「転校生さんってどっからきたの!」

モブ子2「趣味って何!」

モブ子3「部活なに入るの!!」

モブ男3「なんで引っ越してきたの?」

転校生「え、あ、あの……」

女友「はいはいストップ、転校生さんが困ってるでしょー、順番だよー」

 ゴメンネ ヨーシオレカラ ズルイゾ アノネ!

転校生「あ、あの……」オズオズ

女友「女友でいいよ! どうしたの?」

転校生「お、女友さん……あなたってなんだか……ニオイが……」

女友「ん?」

転校生「な、なんでもないです!」

女友「そう?」

モブ子2「質問いいかな!」

転校生「は、はい!」


―――
――


-昼休み-

男「大丈夫か? 転校生さん」

転校生「ちょ、ちょっと疲れました……」グテー

男「人気者だな」

転校生「動物園のパンダの気分……です」

男「なるほど」

女「転校生さん一緒にお弁当でもどう?」

女友「食べよ食べよ」

男友「混ぜろや」

転校生「あ、ありがとうございます! 購買に行ってきていいですか?」

女友「案内するよ、男も私も購買だからね」ガラッ

男「行くかー」

転校生「あ、ありがとうございます」

女友「この辺は私たち2年生の教室だよ」

男「あそこが購買だぞ」

転校生「は、はい」

女友「転校生って呼び捨てでいいかな?」

転校生「だ、大丈夫ですよ」

女友「転校生の好きな食べ物って何?」

転校生「め、メロンパン」

女友「ここのメロンパンは美味しいよ!」

男「俺はカレーパンだけどな」

女友「いつもじゃん」

転校生「お二人は……仲がいいんですね」

男「そんなことねぇよ」

転校生「違うんですよね……」

女友「違うってなにが?」

男「?」

転校生「お二人の雰囲気というかニオイが……ほかの人達と……」

男・女友「……」ピキッ

転校生「ご、ごめんなさい、ニオイなんていっちゃって」

女友「ひ、比喩にニオイって使ったんだよね、大丈夫だよ」

男「俺って臭いのか……」

転校生「そういう意味じゃないです! ご、ごめんなさい!」

男「嘘だよ、分かってるよ」

女友「んじゃ私がメロンパン買ってくるよ!」ダッ

男「頑張ってくれ、あとカレーパンもな」

女友「自分で獲得しろ!」

男「ひでぇな……」

転校生「……」



―――
――


女友「ただいまー」

女「おかえりー」

男「机並べてくれたんだな」

女「気にしないで」

転校生「あ、ありがとう」

男友「食べようぜー」

男「やっぱりカレーパンだな」モグモグ

女友「偏食は体に悪いぞ」

男「うるせぇ」

女友「女のお弁当もおいしそうだよね」

女「やっぱり自炊はしないとね」

女友「うぐっ」

男(将来は俺の飯を作ってください)

男友「足りないな」

男「購買行ってこい」

転校生「仲がいいんですね……」

女「まあ……」

男友「このグループでは1年ちょいの付き合いだからな」

男「あーカレーパンうめぇ」

女友「ほら! 私の野菜サラダ食べなさい」

男「いやだ(偏食にうるさいくせに手作りはしないだな)」

女(やっぱ仲いいよね……うう……)

男「いらねぇよ」

女友「たーべーろー!」

転校生「よ、よかったら私のメロンパンもどうぞ」

男「だ、大丈夫だから!」

女友「転校生もそう言ってんだからー」

男友(あれ……なんでこんな悲しいんだろうな俺)

ギャル「ちょっとあんたらうっさいんだけ!!」ガンッ

ギャル2「静かに食べたいんだよ!」ガシャン

ギャル3「や、やめなって」オロオロ

女友「確かにうるさかったのは謝るけど物に当てるのはやめなよ」

ギャル「あぁ!?」

転校生「ご、ごめんなさい」オドオド

女「ここは落ち着こうよ」

男友「まあまあ」

ギャル2「あんたもさ、ちょっと転校してきたからってチヤホヤされて調子乗ってんの?」

ギャル「まじきもーい」

転校生「ご、ごめんなさい」

男「おいなんだよその言い方」

ギャル「アンタは関係ねぇだろ、私は転校生に言ってんだよ」

ギャル2「あんま調子乗るとこまるだけどぉ」

転校生「す、すいませんでした……」ボソッ

女友「ちょっと!」

ギャル「聞こえないんだけど」

ギャル2「あぁ!?」



転校生「スイマセンって言ってるじゃないですか……」ジロッ


ギャル1「……っ」ゾクッ

ギャル2「そ、そう……気をつけなさいよ!」ガタン

女「転校生ちゃん大丈夫?」

転校生「は、はい」

女友「ほら食べよ」

男友「女って怖えー」

男「……(しばらくは厄介になりそうだな)」

女友「カレーパンもーらい」パクッ

男「最期の一口が!」

女友「取ってもん勝ちなのです」モグモグ

女(お、男君の食べかけを……)

女友「そんなに落ち込まないでよ、メロンパンあげるからさ」スッ

男「ん……結構うまいな」モグモグ

女友「でしょー!」

女(男くんも躊躇なしに食べちゃった……付き合ってるのかな? でもそんなことは聞いたことないし……)

転校生「メロンパンおいしいです」

女友「メロンパンが美味しいお店知ってるから今度一緒に行かない?」

本日はここまでにします。また暇があるときに書き進めていきますー

書き始めていきますー

転校生「嬉しいです……」

女友「決まりだね、女も一緒にね」

女「う、うん!」

男友「次の時間ってなんだっけ」

男「数学だな」

男友「最悪じゃねぇか、つか明日って暇か?」

男「暇じゃねぇんだ」

男友「そうか」

男「なんだよ」

男友「暇だから遊ぼうかなって思ったんだよ」

男「すまねーな」

女友「男友はいつも暇人でしょ」

男友「うっせー!」

‐放課後‐

男友「ゲーセンいかねぇか?」

男「あー悪いな、食材買ってかんといかんからパス」

男友「そっか、また今度な」

男「おう」

―――
――



男(つっても卵を買いに来ただけなんだどな……タイムセールが被って助かったぜ)

 アリガトーゴザイマシター!

男(はやく帰らねぇとな……今日は親子丼でも作ろっかな)テクテク



カラン……バシンッ



男(なんの音だ?)

音が聞こえたのは男の横に伸びる路地からであった

男(喧嘩か?)スッ

イテェ!!

男はゆっくりと足を進めると街灯の下で止まる

男「だ、誰かいるんですか?」

 シーン……

男(気のせいか?)

???「……」ザッ

男(誰かいるな……顔は見えないけど女か?)

男「大丈夫でs……!?」

不良「」

不良2「」

男「お、おい! お前ら大丈夫か!! 何があったんだ」

路地の脇に腹から血を流した男性二人が倒れている

???「よーよー目の前に刺した張本人がいるっつうのに無視ってのは悲しいな」

男「お、おまえがこれをやったのか……」ザッ

???「だからそう言ってんだろ?」

男(暗くて顔がよく見えねぇ……まだ若いのか?)

???「これってあれか? 俺が昔から言いたかったセリフが言えんのか?」

男「どういう意味だ?」



???「見たな?なんつってな!」ザッ

暗闇から飛び出した人物は片手に持ったナイフを男めがけて切り込む

男「ッ!!!」バッ

???「いまのを避けれんのか……やっぱお前はクサイな」

男「嘘だろ!!!て、転校生!?」

転校生「よォ」ニタァ

男(口調が違いすぎるが顔も声も同じ……本当に転校生なのか)

転校生「随分と驚いた表情してんだなァ」

男「お、おまえが噂の悪人を狙う通り魔ってやつか?」

転校生「噂かどうかはしらねェな、でも悪人を狙うってのはホントだぜ?」

転校生「ここに転がってる肉も窃盗、脅迫、強姦といろんなことやってるからなァ……お仕置きってやつだな」ニタァ

男「学校のお前とは随分と違うぞ……」

転校生「演技ってやつだよ、下手に正体出すのもあぶねェだろ?」

男「そうか……確かにこいつらは悪人かもしれないけどな、お前がやってることも犯罪だぞ」

転校生「アハハハハ!!!」

男「なに笑ってんだよ」

転校生「随分と妙なことを言うんだなァ! 分かるぜ? お前からも同じ雰囲気がするんだよ」

男「意味が分からない」

転校生「しらばっくれんなよ、お前も同じなんだよなァ、悪人にお仕置きをしたくてしたくてしょうがないって思ってんだろ?」

男「……」ジロッ

転校生「その目だよその目! さっきのナイフをかわせたって事はテメェも何かしらしてんだろ? いや、その様子だとしてたに近いかァ?」

男「お前は俺をどうするつもりだ」

転校生「同族に会うってのは嬉しいけどよォ、お前の実力も知りたいっていう探究心が抑えられねぇんだわ」スッ

転校生「おらァ!!!!」ブォン!!

男「やめろ!!」ザッ

転校生「避けるねぇ……」ブォン

転校生は手に持っていたナイフを男の顔に投げつける

男「あっぶねぇ!!!」スッ

転校生「おいおい……お前なにもんだよ」

男「ただの凡人だよ」バッ

転校生「あっ! 逃げんなァ!!!」

男「付いてくんな!!!」


―――
――



妹「遅い……もう23時……なにかあったのか?」ソワソワ

ここで寝ます~また後日書いていきます

いつの間にか一方通行みたいになってた、今度から変えますぅ(´・ω・`)

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