安部菜々「コンドっ……ムを事務所で失くしました……!」 (48)

※モバマスSS
 菜々さんはちょっとしか出ない

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396699100

菜々(ない! ない! どこ捜してもない!)ゴソゴソッ

菜々(Pさんから無理やり渡されたアレが……!)ガサゴソガサゴソッ

菜々(あぁぁぁぁっ……アレを事務所で失くしちゃうなんて……!!)

P「菜々ー、そろそろ出ないと時間通りに現場に入れないぞ?」

菜々「えっ? も、もうちょっと……」

P「ほーら、早くしろ」

菜々「な……ま、待ってくださいっ……!」

P「無理。夜に出すのは多少ガマンできるけどな。ははは」ガシッ

菜々「下ネタっ――って、引っ張らないでくださいよっ」

菜々(あああ……アレが誰かに見つかったら……)

菜々(もし小さい子が拾っちゃったら悪影響を与えるかもしれないのにぃ……)


ガチャ バタン


……………………

…………

……





晴「……? なんだこれ」

晴「なーなー千枝」

千枝「なんですか?」

晴「これ、なんだろ」

つコンドーム

千枝「こ、これは……!」







千枝「……なんだろう?」

晴「分かんねーかー」

千枝「箱の中に、袋? その中にも何か入ってる……」

晴「食べ物かな」

千枝「でも、この袋の中身……なんか触った感じ、ぬるっとしてる気がするね」

晴「1つ開けてみっか?」

千枝「だ、ダメだよっ。誰のものか分からないんだから」

晴「だよな。……でも、これ本当になんだ?」

千枝「それが分かれば、誰のものかも分かるかも」

晴「じゃあ、分かりそうな奴に聞いて――って、今は誰もいないけど」

千枝「ちひろさんは?」

晴「社長室。なんか話し合いでもしてるんじゃねえか?」


ガチャッ


ありす「あれ? 2人だけですか?」

千枝「あ、分かりそうな人」

晴「……なんだよ、ありすに聞くのかよ……」

ありす「橘です。何か分からないことでもありましたか?」ファサッ

晴「このなんでも知ってますって顔イラッとするな」

ありす「腹を立てるくらいなら少しはサッカー以外にも興味を持って見識を広めたらどうですか」ファサッファサッ

晴「……ほーう、タブレットとやらで上っ面だけ見て知ったかぶりしてるありすちゃんにそんなことを言われるとは」

ありす「っ……ずいぶんと言ってくれますね……!」

千枝「ちょ、ちょっと待ってください! ケンカはメッ、ですよ!」

ありす「……失礼。大人げなかったです」

晴「子供だろ」ボソッ

ありす「何か言いましたか?」ジロッ

晴「なんでも」

千枝「そ、それよりありすちゃん」

ありす「橘ですと……はあ、もういいです。なんですか?」

千枝「これ、何か分かります?」

つコンドーム

ありす「…………!」


































ありす「……ちょ、ちょっと待ってください。今タブレットで調べます」

千枝「あー、知らないかー……」

晴「なんだろうなあ、これ」


>>1さん、前スレへのリンクを作ってくれませんか

>>10
どぞー。ってか続きって書けばよかったね。
安部菜々「永遠の17歳の保健体育」
安部菜々「永遠の17歳の保健体育」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396615644/)


千枝「他に知ってる人、いないかなあ」

ありす「だからちょっと待っててください佐々木さん。今調べてるんですから」

晴「調べるたって、名前も知らないだろ」

ありす「この形状から調べることはできます。ええと、正方形で、中に液体と柔らかそうな円形のものが入っている小袋……」

晴「いや、まずこの箱に書いてる商品の名前で調べりゃいいんじゃねえか? ええっと――」



……ゴソッ



杏「ん~~……ふわぁ、よく寝た……寝足りないけど」

晴千枝ありす「!」

杏「ん、あれ? どしたの3人で集まって」

晴「…………

千枝「……………………」

ありす「…………………………………………」

晴「杏さんなら分かると思うか?」ヒソヒソ

千枝「い、意外といろいろ知ってるし……分かるかもしれません」ヒソヒソ

ありす「だから私が調べているって言ってるじゃないですかっ」ヒソヒソ

杏「何があったのさ。面倒なこと?」

晴「あー、っと……実は、事務所の中で変なもの拾ったんだけど」

千枝「誰のものなのか、そもそも何かも分からないんです」

杏「ふうん。何拾ったの?」

千枝「これですっ」

つコンドーム

杏「」

杏「えーっと……じ、事務所で拾ったの?」

晴「おう」

杏(誰だよこんなの落としたの!)

杏(大人組の誰かか……いや、プロデューサーの可能性あるな)

杏(こないだ、きらりにコンビニまで連れてかれたとき、買ってるプロデューサー見ちゃったし)

杏(いや、あのプロデューサーはアホだけど、こんな子供組に悪影響を与えるようなドジはしないはず……)




一方、営業車の中

P・菜々「「はっくしゅ!!」」

菜々「……………………」

P「……………………」

菜々「ど、同時でしたね……///」

P「何故赤くなる。可愛いからいいけど」

P「このあと仕事じゃなきゃその辺に車停めて襲ってるくらいだ」

菜々「だ、ダメですよっ!」///

千枝「杏さん……何か分かります?」

杏「いやあ、知らないなあ」

ありす「……ウソですね」キリッ

杏「は?」

ありす「最初に『知らない』ではなく、『どこで拾ったか』を聞いてきました」

ありす「それはつまり、これが何かを既に知っているということです!」ビシッ!

杏(うぐっ……うかつだった……!)

晴「知ってんのか杏さん!」

千枝「さすがです!」

杏(こ、これは言い逃れできない)

杏「……ま、まあ知ってるよ。うん」

千枝「じゃあ、誰のかっていうのも分かります?」

杏「あー、それは分かんないなあ」

杏(プロデューサーが帰ってきたら聞いてみようか)

杏「まあ、これは杏お姉さんが預かっておこう」

晴「杏さんがあ?」

ありす「……珍しいこともあるものですね」

杏「あ、杏は今日、機嫌がいいからね。わっはっは」

杏(さすがに子供たちに持たせてはおけないし……いや、杏も子供だけど)

ありす「ところで杏さん……これは何に使うんですか?」

千枝「あ、千枝も気になります!」

晴「あー、オレも気になるなあ」

杏(聞いてくるなよ!)

杏「えーとだね、あー……アレだよ。お守りだよ」

千枝「お守り……ですか?」

杏「そう。事故が起こらないように、っていうお守り」

杏(ウソは言ってないよね、ウソは)

ありす「……こんなお守り、はじめて見たんですけど」

杏「世界は広いのだよ」

千枝「ってことは、これは持っているだけでいいもの、ってことですか?」

杏「そういうことだね、うん。というわけでこっちに――」

ありす「待ってください」

ありす「これは中に粘液が入っているようですが……持っているだけでいいなら、そんなもの入れる必要ないのでは?」

ありす「それに、小さな切り口があります。これは開封することを前提にしたもの、ではないでしょうか」

杏(変なところで鋭いな……橘ェ……!)

晴「おお……確かにそんな気もするな」

千枝「ありすちゃん、すごいです」

ありす「このくらいの推測、当然です」ファサッ

杏(ぐぬぬ……!)

ガチャッ

きらり「おっすおっす☆ ただいまだにぃ☆」

杏(げぇっ! きらり!)

杏(きらりもまさかコンドームのこと知らないんじゃないだろうな……もしそうなったらややこしくなる気配しか……!)

きらり「むえ? みんな何してるにぃ?」

千枝「これが何かを杏さんに聞いてたんです!」

つコンドーム

きらり「!」

きらり「………」ジーッ

杏(何故こっちを見るきらり……これ以上杏を困らせないでくれ……!)

きらり「……………………」ニコッ☆

杏(…………?)

ヒョイッ

千枝「あ」

きらり「これは、千枝ちゃんたちが持ってても、はぴはぴできないにぃ☆」

ありす「ということは、きらりさんも知ってるんですね?」

晴「それ、なんなんだ?」

きらり「これはねー? らぶらぶ、ってしてる男の人と女の人が使うものだにぃ☆」

杏(知ってた! でもバカやめろ!)

千枝「ら、らぶらぶ……ですか?」///

ありす「そ、それは交際している男女が、ということですか?」///

晴「なーんだ、そうなのか」

杏(晴が興味を失った……! でも残り2人が逆に食いついた……)

きらり「これはねー、らぶらぶしてる人たちが、そーっと持ってるものなんだゆ」

ありす「そーっと……じゃあ、なんでここにあるんですか?」

きらり「きらりも気になるにぃ」

きらり「だけどだけどぉ、オトナの人は、これなーに? とか、これ誰のー? とか聞かないんだゆ☆」

きらり「気になっても、知らないフリー☆ それがオ・ト・ナ☆」

千枝「!」

きらり「オトナになればぁ……Pちゃんもメロメロ☆ になっちゃうかもだにぃ」

ありす「!!」

千枝「そ、そういうことなら……分かりました! 千枝、気にしません!」

ありす「そ、そうですね……私も大人げなかったです」

杏(ちょろい!)

杏(杏の苦労はなんだったんだ!)


ガチャ


ちひろ「ふう……あ、晴ちゃん千枝ちゃんありすちゃん。ちょうどいいところに」

晴「ちひろさん? どうしたんだ?」

ちひろ「3人の衣装が来てるのよ。衣装合わせしたいから、来てくれないかしら?」

千枝「あ、はいっ」

晴「はー、またスカート履かされるのかな……」

ありす「ダメですね結城さんは。与えられたものを着こなすのもアイドルの役目でしょう」

晴「そんなこと言って太ってて入らなかったりしたら笑ってやるからな、ありす」

ありす「橘です!」

晴「きらりさんとちひろさんに呼ばれても言い返さなかったじゃねえか!」

ありす「結城さんは別です!」

千枝「け、ケンカはダメですっ!」

杏「……行ったね」

きらり「にょわ」

杏「はあ、疲れた…………」

きらり「杏ちゃん、お疲れさまだにぃ☆」ナデナデ

杏「今回ばかりは助かったよ、きらり……」グデッ

きらり「もやもやーってしてゆって、おめめ見てすぐピーンってきちゃったにぃ☆」

杏「正直、きらりは知らないかと思った。コレのこと」

きらり「杏ちゃんと同い年だゆ? ちゃーんとおべんきょしてるにぃ」

杏「そっか……ちょっと安心したよ、杏は」

きらり「こんな、えっちーなの、誰が持ってきたゆ?」

杏「分かんない。まあとりあえず、プロデューサーに聞いてみるけど」

杏「ったく……あー本当に疲れた。きらりー飴ちょうだーい」

きらり「ほーい☆」ポイッ

杏「あむ」コロコロ

数時間後

ガチャ

P「ただいまー」

菜々「戻りましたーキャハッ☆」

杏「おかえりー。ねえねえプロデューサー」

P「ん? どうした杏」

杏「事務所の中に、これ落ちてたんだけど」

つコンドーム

菜々「」

P「あ、これいつも俺が使ってるやつだ」

杏「ほほう」

きらり「ぎるてぃー☆」

杏「なんか菜々さんの様子もおかしいから、2人とも連行」

菜々「ちょっ」

きらり「りょーかいだにぃ☆」

事務所倉庫内

杏「なるほど、そういうことね」

P「」セイザ

菜々「」セイザ

杏「2人とも反省してる?」

きらり「杏ちゃん、ぷんぷんってしてるにぃ☆ 珍すぃ~☆」

P「すいませんでした」

菜々「今後気をつけます……」

杏「いやね、避妊は別にいいよ? 良識ある大人のすることだよ?」

杏「でもそれに使う道具を職場に持ち込んで落とすとはどういうことだ」

菜々「うう……ごもっともです……」

P「くっ……普段仕事したがらない杏に仕事のことで怒られるとは……!」

杏「働く働かないは今はどうでもいいんだっての」

杏「拾ったのが晴千枝ありすだよ? 小学生だよ? 小学生。分かる?」

きらり「杏お姉ちゃんだゆ☆」

P「今後は菜々に持たせません。それ以前に持ち込みません」

杏「よろしい」

P「いや、買うことすらしません」

菜々「はい?」

P「このようなことが起こらないよう、今後は避妊具も使いません。ピルも同様です」

菜々「なっ、だからそれは結婚してからっ/// じゃなくて、反省してませんねPさん!」

杏「きらり、制裁」

きらり「にょわー☆」

P「」



ギャアアァァァァァァァァァァァァァァッ!!


END

以上。くぅ疲。
お粗末さまでした。
安部さんばっかり書いてたから出番減らしてみた。
読んでくれた方ありがとうございました。

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