【モバマスSS】公園で (78)

※モバマスSSです
※気の向くまま、リハビリがてらに書いていきます
※一部安価指定アリ


オムニバスシリーズ直近の過去作3作

鷺沢文香「図書館はどこですか」
和久井留美「猫の森には帰れない」
有浦柑奈「ゆりかごの歌」

その他短編過去作

【モバマスSS】僕は君が好き
八神マキノ「メタル……ギア?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1406731178



◆ベンチにて

遊佐こずえ「ふわあー……」

こずえ「……」チュンチュン

こずえ「……ふわあ」

ライラ「コズエ、ハトさんに好かれてますですねー」

依田芳乃「そうでございますねー」

ライラ「ハトさん、コズエの隣に座ってますです」

芳乃「頭の上にもおりますゆえー」

こずえ「……」スッ

ライラ「おお、あれはえびせん」

芳乃「鳩に差し上げるのでしょうかねー」

こずえ「……」ピリピリ

ライラ「袋を開けましたです」

芳乃「そうですねー」

こずえ「……」ポリポリ

芳乃「自分で食べてますねー」

ライラ「お腹がすいていましたのですかー」

こずえ「……」ポリポリ

ライラ「あっ」

芳乃「おー」



バサバサバサバサッ!!!



ライラ「ハトさんがいっぱい来ましたですねー」

芳乃「彼女のえびせんにつられたのですねー」

ライラ「コズエの姿がもう見えませんです」

こずえ「うわあー……鳩がいっぱーい……」ポリポリ

桐野アヤ「お前らこずえが鳩に飲まれてるのに落ち着いてるな、おい!」ガサガサ

こんな感じのを数編あげていきます
安価指定はモバマスで初登場したアイドル+トレーナーで(ちひろさんは除く)
無効安価はいっこ下を採用

↓2 メインとなるアイドル

クラリス把握
しばしお待ちを……



◆散歩道にて

ホーホーホッホッホー
ホーホーホッホッホー



クラリス「今日は一段とさわやかな風が吹いていますね……」

道明寺歌鈴「そうですね……」

クラリス「歌鈴さんはよくここへ?」

歌鈴「はい……お仕事で失敗しちゃった時なんかに、ここで気分をまぎわら……まぎら、わせるために……うう」

クラリス「ふふっ、そう気を落とさずに……」

歌鈴「はあ、油断してるとすぐに噛んじゃって……」

歌鈴「この前のお仕事でも、トークイベントだったのに事あるごとにカミカミで……」

歌鈴「皆さんは笑って慰めてくれたんですけど、でも、私……」

クラリス「歌鈴さん、あまり気にしすぎるのも良いものではありませんよ」

クラリス「思い悩めば、前が見えなくなるというもの」

クラリス「今、私たちがこうして歩いている道も見えずして、どうやって散歩を楽しむのでしょう」

歌鈴「…………」

クラリス「それに、ほら、こちらです……」

歌鈴「?あの、そっちは道じゃ……」

クラリス「ほら、あそこ……木洩れ日が地面に反射して、とっても綺麗です」

歌鈴「わあ、ほんとうですね……きれい……」

クラリス「散歩道から外れたところにあるステキなものだってあるんです」

クラリス「ちょっと失敗したり、回り道してしまったとしても、そこにある『良いもの』こそ大事にしていった方がいいと私は思います」

歌鈴「クラリスさん……うん、ありがとうございます」

歌鈴「私、なんだか気分が軽くなったような気がします」

クラリス「いえいえ……貴女のお役に立てたのなら僥倖です……おや?」

歌鈴「…………?」



「ハッ、ハッ、ハッ、ハッ」タッタッタッタッ

「ほらほら、まだ三分の一も達してないぞ」タッタッタッタッ

「は、はいっ!」タッタッタッタッ......



クラリス「あれは……」

歌鈴「悠基ちゃんと、木場さん?」

クラリス「……ふふっ、そうですね、歌鈴さん」

歌鈴「はい?」




クラリス「たまには彼女のように、初心を思い出し、脇目もふらずにまっすぐ突き進んでみる、というのも良いことかもしれませんね」

以上、クラリスさんでございました
この後、乙倉ちゃんメインを投下するので安価は以下のようになります


↓2 次々回のメインアイドル

拓海はあく
しばしお待ちを……



◆水飲み場で

乙倉悠基「ハァッ!ハァッ!」

木場真奈美「……どうした?もう息が切れたか?」

悠基「ぁ……そのっ……は、はい……」

真奈美「ふーむ、……まあ、はじめのうちはそんなものだろう、毎日欠かさずやれば直に慣れる」

悠基「ふう……それにしても、真奈美さんは毎日ここでジョギングを?」

真奈美「そうだな、ここなら事務所から近いし、ご丁寧にジョギングコースまで作られてるからな」

真奈美「休みの日でも5kmは走るようにしている」

悠基「ほえー……やっぱりすごいですっ。憧れちゃいますっ!」

真奈美「はは、私なんかまだまださ。キミは事務所に入ったばっかだろう」

真奈美「ここにはいろいろな娘がいるから、是非皆と話してみるといい」

真奈美「思わぬところで勉強になることもあるからな」

悠基「はいっ!がんばりますっ!」

真奈美「じゃあ、もう一週いくか?」

悠基「はいっ!お願いします!」



タッタッタ……


双葉杏「…………」ダラリ

杏「まったく、よく頑張るよねー、悠基ちゃんは」

輿水幸子「杏さんは走らないんですか?」

杏「歩きたくもないね」

幸子「そうですか……」



◆木陰で

向井拓海「……よし、ここなら誰も見てない……な」

拓海「……ホラ、でてきな」


ニャーン


拓海「……よしよし、暑かったなー……ごめんな、ホラ、冷たい水だぞー」ニャーン

拓海「……うん、良い子だぞ……ホントはもっと広い所でおまえと遊びたいんだがなあ……」

拓海「うー、なんだ、ちょっと恥ずかしいんだ、ごめんなー」ナデナデ

拓海「……ふふっ、目を細めちゃって……」

拓海「ああもう、カワイイなあ、おまえ!」


~~♪


拓海「……ん?なんだ、この音楽……ギターに、笛の音……に、タイコの音だあ?」


ニャーン


拓海「あ、オイこら!ちょっと待てって!!」タッタッタッ



ニャーン

~~♪

   ~~~♪


拓海「はあっ、はあっ、ハッ、お、おい!」ガサガサッ

拓海「はあっ、はあっ、ハッ、お、おい!」ガサガサッ

拓海「ほら、捕まえたぞ!」ニャー

拓海「ふうっ、まったくお前はすばしっこいやつだなーもう」スリスリ

拓海「そんなにこの音楽が気になったのかー?ふふっ、こいつ……め…………?」





モバP「…………」(突然草むらから現れた拓海に驚いている)

土屋亜子「あー……あ、アタシは何も見とらん!聞いとらんで!!……ふふっ」




拓海「…………」カァーッ

拓海「……うだらあああああああああああ!!!!」

P「お、おい!拓海やめっ、ちょ、あ、うわあああああ!!!!!!」

以上、たくみんで御座いました
例によって安価は次の次の短編での配役です

↓2&↓3  メインとなるアイドル

しきにゃん晶葉把握
一つ話を挟んでの安価実行となります



◆広場で

(拓海がPたちの前に現れる数分前……)


有浦柑奈「~~♪」ジャラーン

望月聖「~~♪」

梅木音葉「~~♪」



土屋亜子「ホンマ、3人ともエエ声しとるよなあ……」

モバP「そうだなあ……」

亜子「たまにはこうゆう芝生の上でのーんびりと過ごすっちゅうのもオツやね」

P「事務所近くにこういう公園があるって、いいよなあ……」

亜子「せやね……」



柑奈「~~♪」ジャンジャカジャンジャカ

聖「~~♪」

水本ゆかり「~~♪」ポーポー

音葉「~~♪」



P「あれ、ゆかりいつの間に……」

亜子「おろ、アタシも気づかへんやった……あ」

P「うん?」

亜子「Pちゃん、あれ見い」



\ワー、あそこで演奏してるよ舞ちゃん!/
\ホントだね、薫ちゃん!私たちも入れてもらおっか!/
\リコーダーなら私も負けませんよ/

>>38修正
\ワー、あそこで演奏してるよ舞ちゃん!/
\ホントだね、薫ちゃん!私たちも入れてもらおっか!/
\リコーダーなら私も負けませんよ/



P「あいつら…………」

亜子「そしてな、Pちゃん。まわりをよく見てみい」

P「えっ」



\おい、あそこでアイドルがゲリラライブやってるってよ!/
\おいマジかよ!CGプロのアイドルがいっぱいいるじゃねーか!!/
\あ、あれは……聖ちゃーん!!応援してるよォーーーーー!!!/
\ああ、ここが桃源郷だったか/
\いや、これこそがIl concerto……/



P「…………Oh」

亜子「もうこれお金取れるとちゃうん?」



◆花園にて 1

一ノ瀬志希「ふんふんふ~ん♪」くるくる

志希「エントロピー♪ネゲントロピー♪」くるくる

池袋晶葉「志希、それは熱力学用語だ」

志希「知ってるよ~、アキハ」

晶葉「……はあ、なぜ私がお前の実験に付き合わねばならんのだ……まったく……」

志希「だあって、コレ一人じゃ出来ないんだもん。テ・ン・サ・イ、のアキハサマにお願いするしかないってゆーかー」

晶葉「……ふ、ふんっ、仕方がない。君の分野は専門外だが、天才の私ならば容易く君を助けられるはずだ!」

志希「うんうん、さっすがアキハさまさま~♪」

晶葉「ところで、一体何をするというのかね」

志希「はいはーい!ちょっと……うんしょ、これ持って!」

晶葉「うん?え、志希、このダンボール箱を持てばいいのか?」

志希「重たいかもしれないけど~、どーしても必要なのよ」

晶葉「はあ……わかったわかった……んしょ」

晶葉「……ふう、両手でやっと持てるってところか……ただ、あまり重くないな……」

晶葉「志希、これ何が……」

志希「ふっふっふ~、アキハは今両手がふさがってるね?」

志希「つまり、アタシがこいつを嗅がせてもキミは防げない!とりゃー!!」バッ

晶葉「!!は、謀ったなしk……んぐう!」クンクン

志希「ふっふふ……」

晶葉「……んみゅう」バタリ

志希「……んー、大体2秒くらいかなあ」

志希「ハスハス、特にカラダに異常は無さそう……むしろ、気持ち良さそう?」

志希「発汗なし、トリハダなし……ふむふむむ……」

志希「なーるへそ……ほう…………」

モバP「志希!お前またアヤシイ薬の実験をしてるだろ!」


志希「はわっ!見つかっちゃった!逃げろー!!!」ピュイーン

P「……まったく、油断も隙もありゃしない」

晶葉「……んぐう」スヤスヤ

P「まーったく、晶葉をこんなところで寝かせるなんてなあ……」

P「……まあ、晶葉も晶葉で昼夜関係なく研究研究だし……」

P「たまにはぐっすり眠らせてやるのもいいかもなあ……ん?」

P「ダンボール箱の中に手紙が……?」



――親愛なるキミへ

――後は任せたなり~♪

――あ、オイタはめっ!だよ?





P「…………一ノ瀬ェ!」



◆花園にて 2

緒方智絵里「うーん……えっと……」

渋谷凛「智絵里、何か探し物?」

智絵里「あ、凛ちゃん……。あの、四葉のクローバー、探してたの……」

凛「ああ、そういえば智絵里はよくクローバーの葉を集めてたね」

智絵里「はい、この公園でよく探してるんですけど……今日は見つからなくて」

凛「ふふっ、2人で探してるならきっとすぐ見つかるよ」

智絵里「え?2人……?私、ずっとひとりで探してましたけど……」

凛「えっ……、あそこでかがんでるの、まゆだよね」

智絵里「あれっ、まゆさんがいたんだ。私全然気付かなかったです」

凛「私てっきりまゆも智絵里に協力していると思ってた」

凛「……じゃあ、まゆは一体何をしてるんだろう?」





佐久間まゆ「ふふっ……好き……キライ……好き……キライ……好き…………」

まゆ「……好き、キライ、好き、キライ、好き、キライ…………好き♪」

まゆ「…………ふふふっ」

まゆ「うふ、うふふふふふっ♪」


今日はここまで
安価だけ投げて寝ます
あと2、3書いたら〆ます


一つ目の話に登場するアイドル1人
↓1~3のうちコンマが最も大きいレスの子

二つ目の話に登場するアイドル2人
↓4~7のうちコンマが小さい二つのレスの子たち

黒川千秋…63
速水奏…82
吉岡沙紀…56
→速水奏はあく

星輝子…96
双葉杏…58
涼宮星花…28
三船美優…60
→杏、星花はあく



◆花園にて 3

P「ふう……、まったく志希のやつ……」

速水奏「あら、Pさん……どうしたの?晶葉ちゃんを背負って」

P「ああ、奏。いやさ、晶葉が志希に一服盛られちゃって……」

奏「あらあら、それはまた……」

P「この暑い中外に放っておけないし、事務所に帰るところだよ」

奏「事務所に帰る?じゃあ、私も一緒に、いい?」

P「ん?おお、そりゃ構わんよ」

奏「……ふふっ、晶葉ちゃんの寝顔……カワイイわね」

P「ずいぶん気持ちよく寝てるよなあ」

奏「志希ちゃん、どんな薬を作ったのかしらね」

P「この分だと純粋に睡眠薬だろうなあ……しかし、なんだって外で晶葉を寝かせたのやら」

奏「志希ちゃんって、本当にマイペースよね」

P「というか、ウチのアイドルはマイペースなやつが多い気がするんだが……」

奏「あら、例えば?」

P「そりゃ、杏なんか良い例だろ……あと楓さんとか、こずえ……はまだちっちゃいし」

奏「ふんふん、それで?」

P「そうだなあ、……あ、奏」

奏「え?」

P「奏も結構マイペースだよなあ」

奏「私が?」

P「うん、マイペース……というか、うまくやりくるめられる……というか」

奏「そうかしら……自分ではそう思わないけど」

P「……この前のトークバトルショーを思い出しなさい」

奏「うん?……あ、もしかして着替えてる時の」

P「……」

奏「……もういちど、見たい?」

P「お前な……」

奏「ふふっ、わかってるわよ」

P「まったく、もう少しお淑やかにだな……」

奏「……Pさんは、お淑やかな女の子のほうがイイの?」

P「ばっ……だ、だからそういうところがだな……っ!」

奏「ふふふっ」



◆水飲み場にて 2

杏「あー……あつーい…………」

涼宮星花「杏ちゃん、お水飲みます?」

杏「飲むー……ごくごく、ふう」

杏「いやー悪いね、星花」

杏「私は一人じゃ何にもしたくない人種なんでねえ……」

星花「うふふっ、杏ちゃんって面白いですわね」

杏「あー、ホントは事務所のクーラー効いた部屋でだらだらやってたかったんだけどねえ」

杏「プロデューサーに見つかって、無理やり外に連れて来られたんだよ」

星花「あらあら」

杏「オマケに仕事があるからって杏を置いて一人で事務所に帰っちゃうし……」

杏「さっきまでいてくれた幸子も幸子でレッスンに行っちゃったし……はあ」

星花「私と入れ替わりでしたよね、幸子ちゃん」

杏「まったく、このまま杏を干からびせるつもりだったのかねえ……プロデューサーは」

星花「でも、P様は私に杏ちゃんのことお願いされましたわ、本気で杏ちゃんを放っておこうなんて考えていませんわ」

杏「ごめんねー、いや、本当に星花がいてくれて助かるわー……ふう」

星花「杏ちゃん、ちょっと頑張って事務所まで一緒に戻りましょうか?」

杏「……うん、そうだね……まったく、プロデューサーは私に何をさせたかったのやら……」

星花「うふふっ……そう言いつつもP様のお誘いを断らずここまで来られたんですね」

杏「まあねえ、杏の夢の不労生活に力を貸してくれてるから、多少はいいかなーって」

杏「……うーん!今日の杏の日光浴ノルマはもう達成したはずだよね……んしょ」

杏「星花、行こっか」

星花「ええ、行きましょうか」


星花(杏ちゃん、口ではそうおっしゃってますけどP様のことを信頼していらっしゃるのね)



◆夕焼け小焼け

P「ふう、やっと帰れる……」

P「……この公園も、この時間じゃああまり人がいないんだなあ……」

P「……あれ、ちひろさん!……公園にいらっしゃったんですか」

千川ちひろ「あら、Pさん。営業のお帰りですか?」

P「ええ、文香の次の仕事を取って来ましたよ。はやく帰って彼女に知らせなきゃ」

ちひろ「お疲れ様です。じゃあ、私もご一緒していいですか?」

P「もちろんですよ」

P「ところで、ちひろさんは休憩でもしてたんですか?」

ちひろ「え?」

P「や、公園で一人ベンチに座って黄昏てるちひろさんって珍しいなーって」

ちひろ「ああ、ええ、そうです。ちょっと休憩してたんです」

ちひろ「公園の緑に囲まれて深呼吸でもすると、事務所でくつろぐよりもずっとリラックスできる気がして……」

P「わかります。森林浴?みたいなものですかね」

ちひろ「そうなんじゃないですか?」

P「ですね……」

ちひろ「……」

P「……もう夕方ですか」

ちひろ「もうすぐ陽も暮れます」

P「今日はもう残した仕事も無いですよね」

ちひろ「アイドルたちのお仕事も無かったはずです」

P「……今夜、呑みに行きません?」

ちひろ「お、行きますか?」

P「行きましょう……もちろん、他の人は呼ばずに、ね」

ちひろ「そうですね、誰か一人でも呼んじゃうと……」

P「ウチのアイドルたちは酒が絡むと嗅覚鋭いですよねー……」

ちひろ「あはは……」




P「さ、事務所に戻って退勤しますか」

ちひろ「はい!」


おわり

レスくださった皆さんありがとうございます



Q:Pが取ってきたふみふみの仕事とはなんでしょう?

答えは恐らく今日の夜11時くらいに明かされます


HTML依頼出してきます


このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom