上げ直しです
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「どうしたんですかいきなり?」
不思議そうな顔で聞いてくる。それもそのはず。なんの脈絡もなくきいたのだから。
「いや、楓さんの好きなうたってなにかなと思って」
すこし、ほんの少しだけビクッとなりながら答える。
「そうゆうことですか」
「そうゆうことです」
どうやら納得したらしい。子供のように笑いながら答えてくれた。
「こいかぜ......ですかね」
「自分のうたですか?」
「はい」
「どうしてですか?」
「自分の......自分の今の気持ちと同じなんです。自分の気持ちを伝えたいのに伝える勇気がないそんな自分の気持ちと」
思考が止まり沈黙が3秒ほど続く。そして、思考が動き出す。
「えっ、えぇぇぇぇぇぇぇ! ちょと待ってください! 楓さん好きな人がいるんですか!」
「ハッ!」
「ハッ! じゃないですよ! えっ、すっす好きな人いるんですか」
「......はい」
楓さんは頬を赤らめながら答えてくれた。
「誰ですか!」
強めに問いただす。が、
「秘密です」
楓さんは答えてくれない
「えっと......じゃあその人は芸能人ですか、一般人ですか?」
「秘密です」
「楓さん答えてください」
「ひみt」
「楓さん」
「芸能関係者です......そんな睨まないでください」
そういわれ目の辺りを手でほぐす。
どうやら無意識のうちに睨んでしまっていたらしい。
しかし、楓さんは少ししょげながら答えてくれた。
「すいません。で、その人とはどこまでしましたか?」
「どこ......まで?」
楓さんは少し驚きながら聞き直してくる。
顔を赤くして何を聞いているのだと思う。自分は中学生か。
「どこまでといってもまだ告白もしてないですけど」
馬鹿だと自分で思う。こいかぜはそんなうたではないか。
「そうですか......じゃあ楓さんはその人とどうなりたいですか」
「どうなるって」
「その人と結婚したいですか」
「えっと......しっかりお付き合いしてから結婚したいです..」
「そう......ですか」
そこまで相手のことを想っているのか。相手はさぞ幸せ者だと思う。
「やっぱり駄目ですか?」
「いや、駄目ってわけじゃないんですけど......」
自分としては止めたい。しかし、これは完全に個人的なものだ。
「じゃあいいんですか?」
「いいって訳でもないですけど......」
頭が混乱する。
どうしたらいいと思考が速くなるが、考えがまとまらない。すると、
「プロデューサーさんと楓さんまだいたんですか! 二人とも早く帰ってくださいよ! もう終電ないですよ!」
ちひろさんが少し怒りながら言う。驚きながら時計を見るともう日付が変わって少し経っている。
「うわ、本当だ。仕事に夢中で気づきませんでした」
「うちはブラック企業じゃないんですから。プロデューサーさん、楓さんを送って帰ってください」
「ちひろさんも送っていきますよ」
「本当ですか! ありがとうございます! じゃあ私も帰りの支度してきます」
ちひさんがにこやかに笑いながら帰り支度をはじめる。
しかしながら自分の集中力に驚く。
いや、違う。むしろ逆だ。自分がこんなにも仕事をしていたのは......本当の理由を見つけ胸が苦しくなった。
「仕事をするプロデューサーとかけまして、けむりと解きます」
そんな自分に楓さんが唐突になぞかけを言う。呆れながら、
「その心は?」
と答えを聞く。
「どちらもモクモクしています」
「座布団-3枚」
「え~」
「ほらくだらないこと言ってないで帰りますよ楓さん」
帰りの準備を素早く終わらせるが、楓さんへの答えの準備はまだできていない。
次は明日。
ちひろさんと楓さんが帰りの支度を終え事務所に鍵を掛ける。
ちなみに今の季節は冬だ。
冷たい空気が暖房で温まった体を冷やしていくが、頭は少しも冷えない。
立ったまま答え考えていると
「早く車に乗りましょうよ。寒いですし」
というちひろさんの言葉で我に返る。
「そうですね。でも車が温まるのに少しかかりますよ」
「その間になぞかけをしましょう!」
「「いやです」」
ちひろさんと重なる。二人で顔を見合わせ、笑いが起きる。
楓さんは顔をふくらませて不満そうな顔していた。
≫26
≫27
すいません。
次から気をつけます。
ご指摘ありがとうございます。
>>28
ところで安価は「≫(二重の括弧)」じゃなくて
「>>(半角の『大なり』記号を2つ)」ですぜ
30>>
すいません。
最近始めたばかりで、あまり慣れてなくて。
>>31
記号と数字が逆ですぜ
SSは期待してるんで、
とりあえず最低限のやり方とかはあらかじめ覚えておいたほうが吉
"すいません"って見るだけで
>>33
お前さんはとりあえずスレ閉じとけ
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