須賀京太郎の消失 (53)
咲「あれ?京ちゃん、今日はお休みなのかな」
咲「いつもならこの通学路あたりでばったり会うのに…」
咲「まあ、いいか。多分、夜更かしか何かして遅刻でもしてるのかも」
咲「……」テクテク
咲「やっぱ京ちゃんがいないと静かだなあ」
咲「いっつも朝からテンション高いから、京ちゃん」
和「咲さん、おはようございます」
優希「おはようだじぇ!!」
咲「おはよう、和ちゃん、優希ちゃん」
和「そういえばもうすぐクリスマスですね」
優希「麻雀部でやるクリスマス会は久しぶりに竹井元部長も部活に顔を出すって言ってたじぇ」
咲「そうなんだ。楽しみだねー」
和「はいっ!!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1396519463
実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。
じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。
以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。
では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。
あっちは安価を待ってる間、暇なんですよ。というかスレが特殊すぎるのか人が集まらないんで
だからこっちは不定期更新で進める予定
この時、和ちゃんも優希ちゃんも京ちゃんがいない事に対して何も触れてこなかった。
クリスマス会の話や染谷先輩の実家で今度はバニーガールデーをする話など、盛り上がる会話が多かった事もあり、私からも京ちゃんが休みである事を切り出さなかった。
でも、この時、京ちゃんが休みではなくいなくなっていた事に気づいていれば、私はこんな普段どおりにはしていなかった。
咲「おはよう」
女子A「おはよー、宮永さん」
女子B「おはよう」
あんまり人とは話さない私でもさすがに二学期も終わりに近づく頃には数人の女子とは話せるようになった。
とはいっても、京ちゃんがクラスの女子の会話に平気に混じるから、京ちゃんとしょっちゅう一緒にいる私はそれに巻き込まれるような感じでお話できる相手が増えただけだ。
だから、クラスに話し相手がいるのは京ちゃんのおかげではあるけど、私一人じゃそれほど会話が盛り上げられない。
京ちゃんの馴れ馴れしさは天性のものだよ、全く。
実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。
じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。
以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。
では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。
「おっはよー、咲ー」
咲「…え?」
「なに、キョトンとしてるの?」
咲「なんで!?」
「?」
咲「…なんであなたがここにいるんですか?」
私はこの異様な状況を瞬時には理解できなかった。
本来ならここにはいないはずの人がここにいる。
咲「大星さんっ!?」
実はこのSSは僕の7年間の遠距離恋愛がベースになっています。
もちろん、秒速5センチメートルと絡ませるためや特定を防ぐために、無理やり時系列や場所、内容はいじっています。
でも各キャラの言い回しなどは当時のをそのまま使っています。そしてこのSSに登場するキャラにも全てモデルがいます。
ちなみに男はSSの内容を盛り上げるためにモテる設定でしたが、僕は一度も告白されたことがありませんし、
告白したのも小学生の時からずっと好きだった幼馴染のモデルになっている女の子に中学の時に告白をしたのが唯一です。
そしてこれからもずっと死ぬまで好きでい続けたい子もその子です。
ちなみにイケメンのモデルの奴も本当にあんなくそ野郎で幼兄のモデルになった人にボコられました。
じゃあ何でこんなことを蛇足で書くかというと、『あの映画』だけが遠距離恋愛の結果じゃないということを知って欲しかったからです。
すごく上からな発言になってしまっていますが、『距離』に負けなかった『二人』が少なからず実在するんだってこと、
そしてその『距離』に勝つためには、このSSでもキーワードになっていますが、『想いをちゃんと伝え合うこと』、そして『大事な二人だけの約束を交わし、果たすこと』、
これが『距離』に勝つために大切なことなんじゃないかということを僕の実体験をもとにこのSSで皆さんに伝えたかったからなんです。
以上で蛇足は終了です。気分を害された方がいたら本当に申し訳ありません。
でもこれから、遠距離恋愛に挑もうとしている方、もしくはすでに途中の方、そして遠くに好きな人がいる方になんらかの考えるきっかけになればと思っています。
また、あの『秒速5センチメートル』という映画には僕自身とても考えさせられました。確かに僕もあの映画を見て凹みましたが、「あんな結果にならないためにも」と、遠距離恋愛に絶対に負けないという気持ちが逆に強くなったきっかけにもなりました。
そのおかげで僕は7年という年月を乗り越えて彼女と一緒になれました。なので、皆さんにもそういう風にあの映画を捉えてもらえれば、あの映画を見たことも決して無駄ではないと思えるのではないかと思います。
では長々と書いてしまいましたがこれで本当に本当に終わりです。ここまで読んで頂いて本当に本当にありがとうございました。
淡「なんでって?私のクラスだし、私がいても不思議じゃないよね」
淡「おかしなこと言うなあ、咲ーは」
女子A「おはよー、淡ー」
淡「おっはよー」
女子B「ねえねえ、淡。そういえば昨日の特番見たー?」
淡「残念。まったくもって見てないよ」
女子A「じゃあ、録画してるから今度見せてあげるよー」
淡「オッケー」
咲「……」
わからない!!
大星さんがここにいる理由も、ここで馴染んでいる理由も!!
昨日までいなかったよね?
転校生だとしても今日のこの状態はいきなり馴染みすぎだよね?
ていうか、私とは決勝戦でもあんまり喋った事ないはずだよね?
大星さんがここにいるせいで私は何もわからない。
私が色々考えてる間に、大星さんが私の前の席に乱暴に鞄を放り投げて、椅子に座る。
咲「…あれ?」
咲「なんで大星さんがその席に座ってるの?」
淡「?」
そこ、京ちゃんの席だよ。
そこは大星さんの席じゃないよ。というか、そもそも大星さんの学校は姉さんと同じ白糸台高校だよ。
淡「そりゃあ、自分の席なんだし普通は座るでしょ」
駄目だ。
何を言ってるのか全然わかんない。
でも、そこは京ちゃんの席であって、大星さんの席じゃないのに。
だけど。
女子A「大丈夫ー?宮永さん。顔色が悪いよ」
淡「もしかして疲れてたりするのかなー。朝から体調悪いなら休めばよかったのに」
淡「あ、私が保健室に連れて行ってあげよっか?」
大星さんも周りの女子も私の事を本当に心配してるように見える。
だからとにかく落ち着こう。
これが壮大なドッキリなのか、実はまだ私はお布団の中で夢を見ているのかはわからないけど、落ち着こう。
そして、確認しよう。
咲「…そこは京ちゃんの席のはずだよ」
淡「……」
淡「きょうちゃんって誰?」
女子A「さあ?」
女子B「麻雀部の人じゃないの?」
淡「私が知らないのに麻雀部にきょうちゃんなんていないでしょ」
いるよ!!
ずっと私を麻雀部に誘ってくれて、一緒にやってきた大切な友達だよ!!
女子A「もしかして、彼氏?」
咲「か、彼氏、違います!!////」アセアセ
淡「ふーむ、この反応は高確率で男子っぽいね」
女子B「男子できょうちゃんなんて呼ばれてる人、いたかなあ?」
咲「…うそ…みんななんで京ちゃんのこと覚えてないの…?」
大星さんが知らないのはともかく、クラスメイトが京ちゃんを知らないなんて、おかしすぎるよ。
これ、ドッキリというよりイジメに近いよね。
とにかく、みんなが京ちゃんのことを知らないていで話が進んでいくことに、私は何をどうすればいいのか全然わからなかった。
とりあえずここまで
投下の時に気づかなかった
なんでお姉ちゃんになってなかったのか
まあ過ぎたことは気にしても仕方がないので気にしません
そして、授業が始まっても大星さんがいる事がごく当たり前かのように誰一人として指摘する事がない。
まるで最初からそこにいて、さらにクラスの中心人物かというくらいにクラスメイトの人達が集まってくる。
まあ、大星さんは気さくで明るい感じの人だからそうなのかもしれないけど、それなら京ちゃんも明るくて気さくで気が利くんだからね。
そして担任の先生が来ても京ちゃんの席に大星さんが座っていても注意すらしない。
担任までがドッキリのグルなの?
ううん。
ここまで来ると多分、夢か何かだよ。
色々とおかしいし。
それにしてもこれが夢なら私は酷いよね。
京ちゃんの存在がまるでなかった事にして夢に見るなんて。
あと夢の中の体感時間は普通の時間とどれくらい違ったりするんだろう。
このまま寝続けてたら目が覚めたときには遅刻でした、とかないよね?
でも、本当に早く目を覚まさないかな。
私は夢だとしてもこんな世界は望んでないはずだから。
淡「咲ー、部活に行こっ」
咲「…部活?」
六時間目の授業が終わり、最後のショートホームルームのあと、大星さんが顔だけをこっちに向けて話しかけてきた。
私と大星さんだから部活といえば麻雀なんだろうという事はわかる。
でも、私は早くこの夢から目覚めたいから、正直な話、今は麻雀を打つ気にはなれない。
だって、麻雀を打つと時間が早く感じるから。
それだけ目が覚めるのが遅くなるような気がするから。
咲「ごめん。先に行ってて…」
淡「もしかしてまだ体調が良くないの?」
淡「まー、無理とかは良くないし、部活に来られないならまこ先輩には私から言っておくよ」
咲「…うん。ありがとう…今日は帰ることにするよ」
淡「…咲ー」
本来ならいるはずのない人に頼むのはどうかと思ったけど、どうせ夢なんだからと私は割り切ることにした。
そういえば最近は和ちゃんや優希ちゃんと一緒に帰ることが多くて、京ちゃんとはあんまり一緒に帰ってなかったって思う。
昔は一緒に帰ることが多かったのに、いつからこうなったんだろう。
咲「……」
そして、今日は本当に久しぶりに一人で帰ってる。
でも、寂しいという気持ちよりもなんでこんな夢を見てるんだろう。
そういう気持ちの方が強く感じた。
咲「ただいまー…」
「おかえり、咲」
咲「…え」
「どうしたの?そんな驚いた顔して…」
「もしかして顔にチョコレートがベッタリついてるとか?」ゴシゴシ
咲「…なんで…お姉ちゃんまで…?」
照「?」
咲「なんでお姉ちゃんがいるの!?」
照「……」
照「学校が終わって真っ直ぐ帰ってきたから」
咲「そうじゃないよ…、そうじゃなくて!!」
咲「お姉ちゃんはこの家から出て行ったはずだよ!!」
照「咲の言うとおり朝はちゃんと学校には行った」
咲「違う…」
咲「違うよ…そうじゃないよ…」
照「……」
照「ごめん。……」
照「咲が何を言いたくて、何を怒ってるのか私にはわからない」
照「だから…私が何かをしたのなら謝るから」
違うんだよ。
怒ってないよ。
怒ってるとすれば、こんな夢を未だに見続けている私自身に対してだよ。
咲「ごめん。私、部屋に戻るよ」
照「…そう」
辛そうな顔をしてたな、お姉ちゃん。
それがお姉ちゃんを怒鳴りつけた私のせいだって事はわかってるけど、でも、私もどうしていいかわからないから。
部屋に戻った後も、扉の向こう側にお姉ちゃんは暫く立っていた。
照「……」
でも、結局、私に声を掛けることはなく私の部屋の前から遠ざかっていった。
とりあえずここまで
須賀京太郎の消失
須賀京太郎の消失 - SSまとめ速報
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これも書かなくなったのでお願いします
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