ドン！！！

女「…痛ッ！」

男「喋るな。大声出したら殺す。いいな？」

女（え？何この状況・・・強盗??）

男「いいかって聞いてんの」ﾄﾞﾝ！

女「ひゃっ・・・はい・・・」ｺｸﾘ

男「よし」

男「・・・女は信用出来ないからな」

女「・・・強盗なの？」

男「強盗じゃねーよ、脱獄してきたの」


女「ちょ！いきなり何を・・・」

男「椅子に縛る」

女「外してよ！もう！」

男「大声出したら殺すって言ったよな？」

女「・・・」ｺﾞｸﾘ

女「・・・臭いよ」

男「俺が？」

女「あんたしか居ないじゃん」

男「・・・洗濯しろってか」

女「洗濯というか、お風呂に入って欲しい」

男「・・・逃げるなよ？」

女「逃げようにも縛り付けられたんじゃ逃げられないよ」

男「そっか、なら風呂に入ろうかな」

女「そこの扉入ってすぐだから」

男「おう」

男「～♪」


女「・・・」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ

女「外れない・・・」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ



男「気持ちよかった」

女「・・・あっそ」

男「何だよ、可愛いのに素っ気ない女だな」

女「・・・」ﾌﾟｲ

男「・・・あぁそうかい、分かったよ」ﾌﾟｲ

男「こんな狭い部屋じゃたとえ逃げられても隠れることも出来ないな」

女「・・・」ﾌﾟｲ

男「なあ、諦めて俺の女になれよ」

女「はあ？誰がお前なんかと」

男「・・・だよな、まあもう少しだけ俺を泊めてくれよ」

女「・・・」ﾌﾟｲ

とかそういう感じのssです
夜にまた書きに来ます
基本夜更新になると思います

書きます

男「・・・俺は寝る」

女「え？待ってよ」

男「ん？」

女「私このまま？」

男「まあ、そういうことになるのかな」

女「座ったままじゃ寝れないよ」

男「でも外したら逃げるだろ？何をするか分からん奴を信用出来ないな」

女「死んじゃうよ」

男「あ？」

女「・・・こんな恐い声出されても困るよ」

男「・・・分かった」

男「ベッドは？そこに置いてあるのでいい？」

女「うん」

男「椅子に縛るのは解くけど、手足は縛るからな？」

女「・・・うん」

男「別に何もしないから」

女「分かってるよ」

男「俺も横で寝ていい？」

女「・・・」

女「やだよ」

男「しょうがない。じゃあ床で寝るか」

男「・・・」

女「・・・」

男「・・・布団貸してくれてありがと」

女「気にしなくていいよ」

男「・・・」ﾑｽﾞﾑｽﾞ

女「・・・」

女（気になって眠れない）

男「あのさ、」

女「どうしたの？」

男「煙草持ってる？」

女「持ってないよ、私吸わないもん」

男「ちょっと金貸してくんない？煙草買ってくるわ」

女「ダメだよ」

女「指名手配中なんでしょ？そうじゃなくても脱獄犯が夜中うろちょろするなんて捕まりに行くようなもんでしょ」

男「そ、そうか。ありがとう、また今度買いにいくわ」

女（ヤバ・・なんか私が心配してるみたいになってるよ）

女「その、どうしても？買いにいきたいって言うなら、止めはしないんだけどさ？」

男「いや、やっぱいいや。萎えた」

女「萎えたってなんだよ」

女「思ったんだけどさ」

男「なに？」

女「刑務所って煙草吸えるの？」

男「は？え？さ、さあ？わかんねえなあ」

女（いやいや、絶対お前刑務所いなかったろ）

女（でも問い詰めると可哀想だからここは騙されとくか）

女「ふーん、そうなんだ。規則が変わったのかもねー」

男「そ、そうだな、規則が変わったんだよ、たぶん。」ﾎｯ

女（なんか可愛いなコイツ）

男「……Zzz」

女（お、寝たか）

女（私も寝よっかな）

男「……Zzz」

女「……」

女「……Zzz」

【二日目】

女「……うわ！」ﾊﾞｯ!!

女「遅刻する！」

女「あれ？動けない？」ｶﾞﾁｬｶﾞﾁｬ…

男「・・・一人言多いんだな、ボケるぞ」

女「うわッ！びっくりしたあ～」

男「勝手にパン焼いて食べてるから」

女「え？あぁ、いいよ、食べてて」

女「私仕事行かないと」

男「あ？」

男「いいわけないだろ」

女「・・・どうしても？」

男「俺は口答えする女は嫌いだな」ﾓｸﾞﾓｸﾞ

女「・・・わかった」

女「そこにある電話取ってよ」

男「なんで？」

女「今日は行けませんって会社に連絡しないと」

男「理由は変な男に拘束されていますってか」

女「そんなこと言わないからさ・・・お願いだよお」



男「・・・わかったよ、３分で終わらせろよ」

男「必要以上のこと言ったら殺すから」

女「あ、はい。風邪気味で・・・すいません、明後日には出れそうです」

女「本当にすいません・・・はい、すいません・・・」

　ガチャ…

女「ふう、なんとか休めた」

男「・・・」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

女「キャッ！何すんのよ！！」

男「いや、風邪なのかなーって思って」

女「あんたの為に付いた嘘だよ・・・」

男「あ、嘘なのか。なんで嘘なんて付くの？」

女（コイツ抜けてんなあ・・・）

女「それが一番つきやすい嘘だからだよ」

男「ふーん」

女「その明らかに興味無さそうな返答止めろや」