男「安価でポン!」(92)

男「天使さんから超能力を与えられた!」

男「念じれば何かが出る!」

男「しかし、何が出るかは分からない!」

男「という超能力が使えるようになった!」

男「……って内容の夢を見た!」

男「しかし、どこか現実味のある夢だったから」

男「きっと使えるはずだ!」

男「早速やってみよう!」

男「ポン!」


出てきたもの>>↓1

※版権キャラや物は言われても分からないためにコレジャナイ感が出ると思われるので、できれば遠慮願います
>>1の勝手な判断で安価下になる可能性があります

男「お?」

男「この札束は!」

男「ドル札!」

男「それもたくさん!」


……

男「札を数えた結果!」

男「合計10万ドルあった!」

男「1ドル100円で計算したら……」

男「千万円!」

男「一気に金持ちだ! ヒャッホウ!」

男「ん? 円安? 円高?」

男「細かいことは分からん!」

男「それよりも!」

男「札束と言えば!」

男「相手の頬を札束でひっぱたいてみたり!」

男「相手のケツを札束でひっぱたいてみたり!」

男「いや、ひっぱたくのはどうでもいいや」

男「あれだ! 札束風呂!」

男「やってみたいと思ってたんだよあれ!」

男「やってみよう! おー!」

男「やってみた」

男「……」

男「ん? …………んん????」


…………

男「札束風呂は……庶民の俺には楽しみ方が分からなかったよ……」

男「まあなんだ、あっても困らないよな、これ」

男「日本円にしないと国内では使えない気がするが、端に置いておこう」



男「よし! 次だ!」

男「札束が出るんだ、きっといいのが出るはず!」

男「ポン!」



出てきたもの>>↓1

男「?」

男「何だこれ、カード?」

男「カードなあ」

男「ドロー! モンスターカード!」

男「……では無さそうなデザインだなあ」

男「カードに書かれてる文字でも読んでみるか」

男「霊符! 夢想封印!」

男「恋符! マスタースパーク!」

男「……」

男「なんか中二みたいでかっけー!」

男「な気分になるね」

男「それはさておき」

男「カードに女の子が描かれてるんだよなあ」

男「かわいいなあ!」

男「……」

男「漢字が読めないけどな!」

男「や、やぐも……むらさき」

男「しゃめいまる……ぶん」

男「じ、じゅうろくや? さくや」

男「……」

男「ぜってーちげーよなあ」

男「もういいや、他にもたくさん種類があるけど置いておこう」

男「見てるのは楽しいけど、漢字が読めないから疲れる」



男「次だ!」

男「今度もまともなのが出る!」

男「多分!」

男「ポン!」


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男「お?」

男「パネポンだ!」

男「スーファミ版か」

男「……」

男「衝撃の告白!」

男「実は遊んだことが無い!」

男「パネポン自体どういうものか知らん!」

男「まあなんだ、スーファミ本体は持ってるからちょっとやってみるか」

男「あ、妖精さんかわいい」

男「……」

男「ん?」

男「んー」

男「ん!」

男「ん? ん?」

男「ん」

男「んがっ!?」

男「結論!」

男「人魚の子が俺の好みでした!」

男「あと、忙しいパズルは俺には合わないや」

男「ぷよぷよも二連鎖しか出来ないし」



男「次行くぜ!」

男「ポポンのポン!」


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※しばし飯落ち

男「ミルモ?」

男「聞いたことがある!」

男「聞いたことがある……だけ!」

男「DVDかー」

男「何これ、シリーズ続いてんの? すげー量だな」

男「ともあれ、見てみる?」

男「見てみる!」

男「レコーダーに、セット!」

男「……」

男「あーこれ、少女漫画が原作でしょ」

男「そういう作画してる」

男「……」

男「よく見ると妖精そんなにかわいくないや」

男「……」

男「んー」

男「ん?」

男「ん」

男「ん!?」

男「俺には合わない、以上!」

男「なんというかね、少女漫画特有の絵がね」

男「分かるでしょ! 俺の言いたいこと!」

男「あ、一番気に入ったのは忍者みたいな赤い奴ね」



男「次行こう!」

男「ミル! ミル!」

男「ミルモでポン!」


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キッコロ「おじいちゃん、ここはどこ?」

モリゾー「ふむ……どこだろうねえ」

男「お!」

男「モリゾーと!」

男「ピッコロ! 違う、キッコロ!」

男「えーと、愛・地球博のあれ!」

男「でけえ!」

男「キッコロですでに俺と同じくらいあるぞ!」

モリゾー「キッコロや、ちと狭くはないかね……」

キッコロ「天井に頭が届いてるよおじいちゃん」

男「……」

男「窓開ければ出ていくかな?」ガラッ

キッコロ「あ、ここから出られるよおじいちゃん!」

モリゾー「ふむ、それでは行こうかね」ガシャン

男「あーっ! 窓割られた!」

男「というか窓枠が外れた!」

男「どんだけでかいんだちくしょう!」

男「修理代? 俺には10万ドルがあるのさ、よゆーよゆー」


男「いらん出費を出した」

男「自然には優しいのか知らんが、俺の家には優しくなかったな」

男「気を取り直して次だ!」

男「ポーン!」


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ポン「……」

男「!?」

ポン「……」

男「な……何者ぞ!」

ポン「我は……ユカギル族の天空神である」

ポン「多分」

男「多分?」

ポン「ん? 創造神だったかな?」

男「なんだよ、はっきりしねーな」

ポン「まあ、その、そういう曖昧な存在なのよ我は」

男「何ができんの?」

ポン「例えば……」

ポン「雨を降らせたり」ザァァ

男「おお!」

ポン「昼と夜を巡らせたり」グルグル

男「おおお!」

ポン「大抵の自然現象なら起こせるぞ」

男「すげえ! おかげで俺の部屋がめちゃくちゃだ!」

ポン「あ、やりすぎた」

ポン「いつも遠くから地上を見守っていたものでな」

ポン「ちょっとはしゃいじゃった」

男「いやその、元に戻してよ」

ポン「そういうのは受け持ってないので」

男「おい!」



男「修理代と掃除代にいらん出費を割いてしまった」

男「この調子で10万ドルが無くならないことを祈るばかりだ」

男「よし次ぃ!」

男「ポン!」

ポン「呼んだ?」

男「呼んでない!」


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男「ん? ディスク?」

男「PCのソフトウェアか」

男「えーと、素材作成ツール?」

男「2D/3D両対応、ね」

男「よく分からん、まずはインストールだ!」


男「お?」

男「おお!」

男「へぇー!」

男「念じるだけで素材ができるのか!」

男「原理はよく分からんけど!」

男「そもそも何の素材作ればいいんだろうこれ!」

男「試しに何か作ってみるか」

男「……」

男「……んっふ!」

男「あ、これ、オカズが欲しい時にいいかも」

男「好きなシチュとか体位の画像が自由に作れるぞ」

男「……」

男「ちょっと待った!」

男「そんなことに使っていいのかこれは!」

男「結局のところ、俺には使い方がよく分からん!」

男「しばらくはオカズ製造機になりそうだ」

男「虹でも3Dでもいけるしな!」

男「……いいのか?」

男「まあいいか」

男「……ぬお、作成データがかなり容量食うのな」


男「ふう」

男「次だ!」

男「チー! じゃなくて、ポン!」


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男「カツ丼!」

男「普通にうまそう!」

男「いただきます!」

男「カツ丼と言えば!」

男「取り調べで出てくるっていうアレ!」

男「例えば、こんな感じ!」

刑事『……なあ』

刑事『いい加減、認めようや』

刑事『10万ドル、あんたが盗ったんだろ?』

男『チガーウヨ!』

男『ワタシ、マネーヌスミシテナーイヨ!』

刑事『……こいつは長引くかな』

刑事『そうだ、アンタ、カツ丼食うかい?』

男『カツドン?』

刑事『ああ、うまい食いもんさ……』

男『オイシイ!』ガツガツ

男『コンナオイシイモノガアッタナンテ!』ムシャムシャ

刑事『いい食いっぷりだな』

男『……ケイジサン、ワタシガマチガッテマシータ』

男『ミトメマス、ワタシガヤリマシタ!』

男『ウワアァァァ!!』

刑事『……そうか』



男「アホか! なんで俺が捕まるんだ!」

男「ごちそうさまでした!」



男「腹も膨れたし、次行こう!」

男「ポン!」


出てきたもの>>↓1

男「て、天丼!?」

男「さっきカツ丼食べたばっかだよ」

男「腹一杯だから食えねえよ」

男「……」

男「天丼と言えば、海老天だが」

男「海老の尻尾は食べない!」

男「アレの美味しさがイマイチ分からない!」

男「固いだけじゃん!」

男「……」

男「どうすっかなあこれ」

男「置いとくにしても冷めるし、衣は湿気るだろうし」

男「……」

男「天丼にかける天つゆ、あるじゃん」

男「あれ、どうやって作んのかな」

男「醤油にダシを加えたとかそんな感じ?」

男「……まあいいか、外食でしか天丼食べないし」

男「いやほんと、どうするよこれ」

ポン「ん?」ムシャムシャ

男「お前が食べるのか!」

ポン「今時の食べ物はうまいな、すごい進歩だ」ガリッ

ポン「ぬあ!? なんだこの固いの!?」

男「あ、海老の尻尾食ってら」



男「さて、無事に処理出来たし、次行くか」

男「ポン!」

ポン「呼んだ?」

男「呼んでないっての!」


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風呂行ってくる
安価下

借金取り「あ? ここどこや?」

男「うわ! なんか怖い男の人が出てきた!」

借金取り「ったく、こんなとこで道草食ってる場合ちゃうってのに……」

借金取り「おい兄ちゃん!」

男「んご!? な、何?」

借金取り「一つ聞きたいことがあるんやが……」

借金取り「この写真の女!」ペラ

借金取り「知ってるか?」

男「(何このべっぴんさん)」

男「し、知らねえだす」

借金取り「ほんまかあ?」

借金取り「実は匿ってるとか、そういうことはあらへんやろなぁ?」

男「ななななな、失敬な!」

男「そそそんなこと、無いに決まってるでございますだろお!?」

借金取り「……なんや、随分怪しい態度だなあ?」

男「(あんたが怖くて緊張してんだよ~!)」

借金取り「……まあいい」

借金取り「この写真、あんたにやるよ」

借金取り「見かけたらこの番号に電話くれや」スッ

男「あ、ご丁寧にドーモ……」

男「(き、金融会社? やっぱ怖い人だー!)」

借金取り「くっそ、あのアマ、どこに消えた……」スタスタ

男「……」

男「……ひぃー」

男「おっかない奴だったなあ」

男「ああいう人と縁の無い生活を送りたいと」

男「心の中で強く思いましたとさ」

男「まだまだ続くよ!」



男「じゃあ続けていきます」

男「ポォン!」


出てきたもの>>↓1

今日はここまで
安価下

男「」

女「……? ここはどこ?」

男「」ペラ

男「(写真に写ってる奴だわ)」

男「縁の無い生活を送りたいって言った矢先にこれかよ!」

女「あ、あの、あなたは?」

男「あー、俺? なんというか、俺だよ!」

女「??」

借金取り「おーい兄ちゃん、すまんが落し物しちまったみたいで」ガチャ

女「」

借金取り「」

男「」

男「これはひどい!」

借金取り「おい兄ちゃん、あんたやっぱり匿ってたんか! あぁ!」

男「ちち違うよ! その女が勝手に、ね!」

女「え、私にもよくわからないんだけど……」

借金取り「ふん、まあいい、こうしてアマを捕まえられたからチャラにしてやるよ」ガシッ

女「え、やっ、ちょっと!」

借金取り「おら、大人しくついてこいや!」

借金取り「借金300万円、お前の身体で返してもらうで!」

女「イヤァ! お願い助けて!」

男「助けて言われても……」

男「(もしかしなくても)」

男「(ここがターニングポイントだ!)」

男「(俺には10万ドルがある)」

男「(いや、修理代他諸々で少し減ってはいるけど)」

男「(とにかく、このお金を渡せば女を助けることができる)」

男「(だが待ってほしい!)」

男「(あの女、借金作ってるんだろ?)」

男「(もしかしたらとんでもない悪女かもしれない!)」

男「(そもそも助ける義理も無い!)」

男「(さて……どうする?)」


どうする?

・助ける!
・助けない!
・その他!(無茶でない程度に自由安価)

↓1

男「助けない!」

借金取り「あ?」

男「いや、何でもないっす……」

借金取り「ふん」

借金取り「早く来い!」グイ

女「いやあああ!」

借金取り「暴れんな、この!」バキッ

女「ふぐうっ!?」

男「(うわー、腹にモロ入ったなあ)」

借金取り「ったく、商品にキズはつけたくないんだがなあ……」

女「うぅ……」ズルズル

借金取り「邪魔したな」

男「…………」

男「これでよかったのだ……」

男「ちょっとかわいそう? って思ったりもするが……」

男「良心は捨てろ! 情けは人の為ならず!」

男「ん? 情けは人の為ならずってこういう意味で使うんだっけ?」

男「分かんね」

男「そもそも、借金を作ったのはあの女自身だ」

男「自業自得だ!」

男「あの女のことは忘れよう!」

男「写真も捨てよう!」

男「女の存在なんて無かった!」

男「……」

男「なんか別れた彼女みたいになってる!」

男「ついでに怖い人の連絡先も捨てておこう」

男「これで! 縁の無い生活が!」

男「送れたらいいな!」



男「よし、次でござる」

男「ポンポコリンの、ポン!」


出てきたもの>>↓1

男「?」

男「日記?」

男「誰の日記?」

男「女の人であろう名前が書いてあるけど……知らない名前だなあ」

男「見てもいいのか! 人のプライバシーを!」

男「俺なら見るね! 遠慮なく!」

男「ご開帳ー」ペラ

『○日』

『お父さんが夜逃げした』

『お母さんと私を置いて』

『△日』

『どうやらお父さんは借金を作っていたらしい』

『怖い人がやってくるようになった』

『□日』

『今日も怖い人が玄関を叩いてる』

『バン、バン、バン』

『玄関が叩かれる音を聞くと体がすくむようになってしまった』

『×日』

『借金を返すために必死で働いていたお母さんが過労で倒れた』

『私は一人ぼっちになった』

『これからどうすればいいの?』

男「Oh……」

男「なんというヘヴィーな内容」

男「……」

男「俺には関係ないけどな!」

男「とはいえ、こんなものをそこら辺に置いていては精神上良くないと思われるので」

男「捨てる!」

男「捨てる?」

男「捨て……」

男「人の物を勝手に捨てていいのか?」

男「……」

男「部屋の隅っこに置いておく! そして隠す!」



男「次だぁ!」

男「ポン!」


出てきたもの>>↓1

クフ王「」

男「ふげえ!?」

男「み、み、ミイラじゃん!」

男「止めてくれよ、ホラーは苦手なんだよ俺!」

クフ王「」

男「……ミイラ、ミイラか」

男「道端で干からびたカエルをよく見るけれど」

男「あれもミイラって言えるのかな?」

男「……」

男「よく考えると、誰だよこいつ」

男「もし、もしもだ」

男「仮定の話をしよう」

男「このミイラの男……男か?」

男「こいつが例えば、すごい偉い人、まあ、王様でいいや」

男「王様だとすると」

男「……」

男「世紀の大発見!?」

男「いや待て」

男「このミイラが既に発見済みだとするとだな」

男「……」

男「遺体泥棒!?」

男「やべえ! 俺捕まっちゃう!」

男「10万ドルで」

男「……なんともならない気がする!」

男「ポン!」

男「……」

ポン「呼んだ?」

男「今回は呼んだ!」

男「このミイラ、預かってちょーだい!」

クフ王「」

ポン「えー? これ?」

男「いいから!」

ポン「うーん、まあいいけど」

ポン「趣味がミイラ収集ってどう思う?」

男「非常に気持ち悪い」

ポン「我も同感」

男「つまり?」

ポン「……」

男「……お、俺の趣味じゃねえよ!」

男「うーん、結局あのミイラの正体は何だったのか」

男「ひとまずテレビでも見よう」ピッ

テレビ『エジプト最大のピラミッドの謎に挑む!』

テレビ『このピラミッドを建てたのはクフ王だと言われていますが』

テレビ『彼のミイラはピラミッド内からは見つかってはいません』

男「つまんね」ピッ


男「次だ! よっしゃ!」

男「ポン!」


出てきたもの>>↓1

女霊「うらめしや」

男「ひぎい!?」

男「ホラーはやめろよ! 苦手だって言っただろお!?」

女霊「人生に絶望したので自殺しました」

女霊「でもなんだかんだでめちゃくちゃ悔しいし、お母さんのことも心残りなので」

女霊「成仏出来ませんでした」

女霊「なので化けて出ました」

男「俺のところに出てくんなよ!」

女霊「私とお母さんを捨てたお父さんは、海に落としてサメの餌になってもらいました」

女霊「私を連れて行った怖い人は、交通事故の火災で燃えてもらいました」

女霊「次は、あなたの番」

男「……」

男「へぇあ!?」

専ブラが悪いのか板自体が悪いのか分からんが、どうにも繋がりにくくなってるので一旦休み

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