のび太「ドラえもん……」(6)
のび太「ドラえもん……君は…いつになったら…帰ってきてくれるんだよ…」
引き出しを開け、閉める。
これを、何回繰り返しただろうか。
もう、あの不思議な空間は無い。
のび太「やっぱり僕…無理だよ…」
ドラえもんが帰ったのは13歳、中学1年生の時。
未来へ買い物に言ってくると言い、姿を消した。
そして現在、僕は高校2年生。
成績は常にトップで、運動も出来る。
県で一番頭の良い高校に入った。
でも………何かが、足りない。
玉子「のびちゃん、遅れるわよ…」
のび太「はい、今行くよ。」
ママは相変わらず変わっていない。
パパはと言うと、何があったか分からないが、社長になった。
その為、お年玉もクリスマスも、良い物をくれるようになった。
のび太「行って来ます」
玉子「行ってらっしゃい!気を付けるのよ!」
のび太「はーい」
家を出て、高校まで重い足を運んだ。
教室のドアを開け、いつものように中へ入ると、
これまたいつものように出木杉が倒れこんでいる。
出木杉「やっ…やめてくれ…!」
DQN1「誰がやめるかよ!!アホ面しやがって!!」
DQN2「こいつ泣いてやがる!みっともねー」
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