ドラえもん のび太と進撃の巨人 (36)


「ドらえもーん」

「スネ夫がね、酷いんだ。僕にだけ進撃の巨人を貸さないって」

[たぬき]「なんだいそれは?」

のび太「今人気の漫画だよ。学校で凄く流行ってるんだ」

のび太「スネ夫が僕だけ仲間はずれにして」


スネ夫『悪いなのび太、この漫画は三人用なんだ』

ジャイアン『のび太にはまだこの漫画は早いな、ガハハ』


[たぬき]「なんだ、いつもの事じゃないか」

のび太「[たぬき]~~!!」

[たぬき]「やれやれ、困ったなあ」

[たぬき]「とりよせバック~~」

[たぬき]「これでスネ夫の漫画を取り寄せれば良い。そしたら君も読めるだろ」

のび太「そうか!ありがとう[たぬき]!」



スネ夫宅

スネ夫「うひゃひゃ、面白いだろこの漫画」

ジャイアン「本当だ、最高だな」

しずか「でもなんかちょっと怖いわ」

スネ夫「それはその巻だけだよ。次の話を読んでごらん、すごく笑えるから」

スネ夫「えっと、次の巻は」

ゴソゴソ

スネ夫「あれ、無いぞ?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1615334108

スネ夫「ジャイアン、この次の巻知らない?」

ジャイアン「知らねえな。それより三巻三巻と」

ジャイアン「あれ、ねえぞ?」

しずか「他にもたくさん無くなってるわ」

スネ夫「こんなことが出来るのは」

ジャイアン「ああ」

スネジャイ「のび太~~~」


のび太宅

のび太「うひゃひゃ、面白いなあ」

ドラえもん「次は僕に読ませてよ」

のび太「うん良いよ」

ドラえもん「ふむふむ」

ドラえもん「??」

ドラえもん(のび太君、何が面白くて笑ってたんだ?グロテスクなシーンばっかり)

ドラえもん「まさか・・・」

のび太「うひゃひゃひゃひゃ」

のび太「ハハハハハ」

のび太「ハハ・・」

のび太「・・・」

ドラえもん「のび太君、きみは・・・」

のび太「あーほんと面白いな、巻末予告」

ドラえもん「ズコー」

のび太「やっぱり流行ってるだけあるなうひゃひゃひゃ」

のび太「本編は難しくて見てらんないよ」

ドラえもん「まあ小学生だもんな」



のび太まま「のびちゃん、たけしさんとスネ夫さんが来てるわよ」

のび太「ジャイアンとスネ夫が!?」


ジャイアン・スネ夫「のび太~~~~」

のび太「まずい、気付かれたんだ」

のび太「どうしようドラえもん、また道具でなんとかしてよ」

ドラえもん「自分でなんとかしなよ!元はといえばきみが言い出したことじゃないか!」

のび太「そんなこと言ってドラえもんだって読んでただろ!」

ピンポーン

ピンポーン

「のび太くーん、いるんでしょー」

のび太まま「ほら、なにしてるの。二人とも待ってるでしょ?」

のび太「どうしようどうしよう」

ドラえもん「逃げるんだ!」

のび太「逃げるったってどこへ?」

ドラえもん「漫画の中さ」

のび太「それは、絵本はいりこみ靴」

ドラえもん「行くぞのび太」

のび太「うん!」


のび太まま「ごめんなさいね二人とも長いこと待たせて」

のび太まま「二階にいるんだけどバタバタしてて」

まま「とりあえず上がってくださいな」

ジャイアンスネ夫「おじゃましまーす」


ジャイアン「さているんだろのび太」

スネ夫「そうだぞ、居留守なんて使いやがって卑怯な奴!」

ジャイアン「さっさと俺の漫画を」

ジャイアン「返しやがれ!」

ガラッ

スネ夫「あれ?部屋には誰もいないみたい」

ジャイアン「漫画が置いてあるだけ」

スネ夫「あー!進撃の巨人!やっぱり僕の漫画取ってのはこいつらだったのか!」

ジャイアン「しかし二人はどこに消えたんだ?」

スネ夫「ねえ、ジャイアンジャイアン」

ジャイアン「ん?」

スネ夫「このページなんだけど、こんなキャラいたっけ?」

ジャイアン「いや、見たことねえな」

ジャイアン「こんな頭悪そうなやつと青だぬき」

スネ夫・ジャイアン「ん?」

スネ夫「本の中に逃げたんだ!」

ジャイアン「そういう事か!でもどうやって?」

スネ夫「見てジャイアン、これって絵本はいりこみ靴だよ!」

スネ夫「あいつらこれを使って本の中に入ったんだ」

ジャイアン「なんだと~」

ジャイアン「よしスネ夫、俺たちも後を追うぞ!」

スネ夫「うん!」

スネ夫「いやでも待てよ、その漫画の中に入って僕たち生きて帰れるのかなあ?」

スネ夫「現に漫画で沢山の人が〇んでるし・・・」

ジャイアン「ごちゃごちゃうるせえな」

ジャイアン「あの二人見つけてぶん殴ったら戻ってくりゃ良いだろ。行くぞ!」

スネ夫「それもそうだね」

スネ夫「うん!」

のび太「うわあああああ」

ゴツ

のび太「いてて、地面にぶつかった」

のび太「ここが進撃の巨人の世界」

ドラえもん「うん、まるで近世のヨーロッパみたいだ」

のび太「見て、あそこ」

のび太「大きな壁」

ドラえもん「ウォール・ローゼに違いない」

カランカランカランカラン

のび太「この音は?」

ドラえもん「分からないけど、みんな集まってるみたい」

のび太「僕らも行ってみよう」

ドラえもん「壁の門が開いて、誰かが入って来たみたいだ」

のび太「でも前に人が込み合ってて全然見えない」

ドラえもん「もう少し近づいてみよう」



ドラえもん「どう?見える?のび太君」

のび太「うーん…」

のび太「!?!?」

ドラえもん「どうしたんだい?驚いた顔して」

のび太「ど、ドラえもんも見てよ」

ドラえもん「わかったよ」

ドラえもん「この位置なら見れるかな」

ドラえもん「何かの行列みたいだ。それにしてはやけに辛気臭いというか…」

ドラえもん「あの男の人、歩き方が変だ。まるで片足が無いかの・・・」

ドラえもん「本当にない」

ドラえもん「あっちの人は手を失ってる」

「いやだねーこれだから調査兵団は」

「俺たちの税をどぶに捨ててるようなもんだ」

のび太「おばさん、あの人達は調査兵団なんですか?」

「ああそうだよ。こうやって壁内にいれば安全だってのに」

のび太「ドラえもん、調査兵団ってこんなみすぼらしかったっけ?」

のび太「僕の知ってるのはもっと巨人をすぱーんすぱーんって倒していくっていうか」

ドラえもん「うーん…僕もあまり話を覚えているわけじゃないからなあ」

「巨人を倒すだって?お前ら馬鹿言っちゃいけねえ」

「人類は一度だって巨人に勝ったためしがねえのさ」

ボコッ

エレン「こいつ調査兵団を馬鹿にしやがった」

ミカサ「エレン!」

「なんだなんだ」

のび太「あの男の子がおじさんの頭を叩いたみたい」

おじさん「いってーなこの野郎」

おじさん「くそ、もう逃げやがったか」

「おい、お前らもさっき調査兵団のことかばってたよな」

「今のガキどもの仲間か?」

のび太「そんな、僕たちは関係ないよ」

ドラえもん「めんどうだ、逃げよう」

ドラえもん「ふう、逃げ切れたか」

のび太「はあはあ、参った」

のび太「ジャイアントスネ夫の次は知らないおじさんから逃げて」

のび太「もう疲れたよ」


「イテテテ」

「何すんだよミカサ!薪がこぼれたじゃないか!」

ドラえもん「あれはさっきの子供たち…」

ミカサ「あなたたちは…」

ミカサ「ほらエレン、謝って」

エレン「は?なんで俺がこいつらに」

のび太「ちょっと!君らのせいで僕らまで逃げる羽目になったんだぞ!!」

エレン「そうだったのか。それは悪いことをした」

ミカサ「私からも謝る。ごめんなさい」

のび太「全く」

エレン「なあお前らそれより」

エレン「さっき調査兵団について何か話してなかったか?巨人をやっつけるとか何とか」

のび太「うん。僕たちのいた世界では調査兵団は…」

エレン「世界?」

ドラえもん「ワーワー」

ドラえもん「僕らの町では調査兵団は強いって聞いてたからボロボロで驚いたんだ」

エレン「お前らシガンシナ区じゃないのか?」

ドラえもん「そう。遠くから立ち寄ったんだ」

エレン「そうか。だが調査兵団は決して無駄な犠牲なんかじゃない。一人一人の犠牲に意味があるんだ」

エレン「それより紹介が遅れたな」

エレン「俺はエレン。そしてこいつは」

ミカサ「ミカサ。宜しく」

のび太「ドラえもん、ミカサとエレンだって!」

ドラえもん「ああ、子供時代なんて少ししか出てこないから気付かなかったよ」

エレン「で、お前らはなんて言うんだ?」

ドラえもん「僕ドラえもんです」

のび太「僕はのび太、宜しくね」

エレン「ああ。それよりドラえもん、気になってたんだが」

エレン「なんでお前は体が青いんだ?」

エレン「それに服を着ていないように見えるし…本当に人間なのか?」

ミカサ「変な髭の生え方、まるで猫みたい・・」

エレン「それにさっきの「僕たちの世界」って発言」」

のび太「あれは町って言ったんだ」

ミカサ「私にも世界って聞こえた」

ミカサ「それにその後ドラえもんが必死になって何かを隠したがっている様に見えた」

エレン「お前ら、まさかとは思うが」

のびどら「ギクゥゥ」

エレン「まさかとは思うが壁外から来た・・・」

エレン「何てことないよな。ハハ」

ドラえもん「壁外?」

のび太「壁外って、あの壁の向こうの事?」

ミカサ「そう。巨人に支配された世界。一般人は出入りを禁じられてるの」

エレン「ああ。調査兵団以外はな」

のび太「調査兵団ってさっきの?」

エレン「そうだ」

エレン「というかこの壁の中に暮らしてる奴ならこんなこと知らないはずがないんだが・・・」

ドラえもん「ぼ、僕たちは凄い田舎から来たから、壁や調査兵団の姿すら見えないようなド田舎だよ。ね、のび太君?」

のび太「そうそう、ひっどいド田舎でさ」

のび太「コンビニも無いしスーパーに行くのだって一苦労な」

エレン「コンビニ?スーパー?なんだそれ?」

ドラえもん(のび太君!駄目じゃないか、近代ヨーロッパの文化水準でそんな施設あるわけないだろ)

のび太「あわわわわわ、えっと、その、雑貨屋みたいな感じかな」

エレン「そうか、お前らの町にはこんびにやすーぱーって名前の店があるんだな」

のび太「そそ、そうなんだよ~」


「てめえ何しやがったこの」

「僕は本当の事を言っただけじゃないか!」


ミカサ「エレン、あそこ」

エレン「ああ、あいつらまたアルミンの事いじめやがって」

いじめっ子「悔しかったら殴り返してみやがれ!」

アルミン「そんなことしたら君たちと同じじゃないか」

のび太「あわわ、ドラえもんどうしよう。男の子がいじめられてるよ」

ドラえもん「酷い奴らだ!ええいこうなったら、」

ドラえもん『空気砲~』


エレン「お前ら何やってんだ!」

いじめっ子「来たぞ!エレンだ!」

いじめっ子B「あの野郎、今日こそぶっとばしてやるぞ!」

いじめっ子C「おい、奴の後ろ見ろよ」

いじめっ子A「あれは・・ミカサじゃなくて青だぬき?」

B「弱そうな眼鏡もいるぞ!」

C「なんだエレン、新しいお友達か!・お前にお似合いだな!」

エレン「お前ら、いつの間に・・」

ドラえもん「黙って見てられるか!」

のび太「やい!馬鹿な事はやめろ!」


A「なんだとこいつら!やっちまえ!」

BC「うおおおおお!!」

ドラえもん「空気砲~ドガーン!」

A「うわああ何じゃそりゃ!」

B「おい眼鏡、お前は弱そうだな」

のび太「はわわ、ドラえもん、僕にも何か道具出してよ」

B「待てー!!」

のび太「早く!早く!」

ドラえもん「えっとえっと・・・」

ドラえもん「あった!『ショックガン~』」

のび太「ようし」

のび太「えい!」

B「うわあ!」

のび太「えいっ!」

C「ぐわああ!」

ABC「くそ!覚えてやがれ!!」


エレン「あいつら、いっちまいやがった・・・」


エレン「なんなんだあの武器は・・・」

ミカサ「・・・(唖然)」

エレン「ああ!てかそれより」

エレン「無事か!アルミン!?」

アルミン「ああ、こんなのなんともないよ」

アルミン「エレン・・この人達は?」

エレン「ああ、こいつらはドラえもんとのび太。さっき知り合ったんだ」

アルミン「そうなんだ・・・聞きたいことが山ほどあるけどまずは、助けてくれてありがとう二人とも」

ドラえもん「いえいえ」

のび太「どういたしまして」

アルミン「ところで、助けて貰って早々悪いんだけど、」

アルミン「あの武器は何?」

ミカサ「私からも聞きたい。その銃の先端から光が発射された様に見えた」

エレン「ドラえもんの良くわからんが、相手が一人でに吹っ飛んだ様に見えたぞ」

ドラえもん「ああこれはね、空気を発射しているんだ」

エレン「空気?」

ドラえもん「そう。空気を圧縮して相手に飛ばすんだ」

アルミン「少し僕にも貸してみてよ」

ドラえもん「いいよ。手にはめて「どかん」と叫ぶ。すると・・」

アルミン「どかん!」

ガシャーン

バラバラ

ドラえもん「このように空気が出るんだ」

エレン「すげえ威力」

ミカサ「ゴクリ…」

アルミン「す、凄いなんてもんじゃない…こんな単純な構造でどうやって大気を一か所に圧縮しているんだ」

アルミン「それにあれだけの威力を出しておいて砲手の僕に帰って来る反動が少なすぎる」

アルミン「これはこの世の理を超越した器具だよ。いや、既存の物理法則に抜け目があったのかもしえない…」

のび太「ど、ドラえもん、どうするの?」

ドラえもん「うむむ、僕にも難しい事は分からないからなあ…」

エレン「これはどこで手に入れたんだ?さっき言ってたこんびにってとこか?」

のび太「いやこれはね、22世紀の・・・」

ドラえもん「のび太君!」

ドラえもん「そうそうコンビニ。とっても便利なコンビニエンスストア…アハハ」

エレン「すげえなドラえもんの町にあるこんびにって!」

エレン「今度俺も連れてってくれよ!」

ミカサ「エレンが行くなら私も」

ドラえもん「う、うん・・」

アルミン「町?って事は君たちは壁内の出身なの?」

エレン「おい何言ってるんだアルミン。」

エレン「外は巨人に支配された空間だぞ。そんなとこに人が住むわけないだろ」

アルミン「そうだけど、こんな凄い道具なら巨人に対抗しうるかもしれないと思ってさ」

アルミン「それに、壁内にそんな技術が存在するとは考えにくい」

アルミン「あの技術の発展を妨げてる王政の下で」

エレン「もしかして二人は王政のじゅうアルミン「町?って事は君たちは壁内の出身なの?」

エレン「おい何言ってるんだアルミン。」

エレン「外は巨人に支配された空間だぞ。そんなとこに人が住むわけないだろ」

アルミン「そうだけど、こんな凄い道具なら巨人に対抗しうるかもしれないと思ってさ」

アルミン「それに、壁内にそんな技術が存在するとは考えにくい」

アルミン「あの技術の発展を妨げてる王政の下で」

エレン「もしかして二人は王政の要人…?」

のび太「王政?」

ドラえもん(ああ、この社会には王様がいるらしい)

ドラえもん「いやあ~全然。ただの田舎者の猫型ロボットだよ」

ミカサ「猫型ロボット?」

のび太(ドラえもん!!)

アルミン「のび太君、ドラえもん、正直に話して欲しい。」

アルミン「僕は外の世界の本を何冊か持っているんだ」

アルミン「炎の大地、砂の雪原、取り切れないほどの塩水…本当にあるなら探検したいとずっと思ってた」

アルミン「だから教えてくれ!君たちは一体何者なの??」

エレン「アルミン・・・」

エレン「なあ俺からも頼む。隠してる事があるなら教えてくれないか?」

のびどら「・・・」

のび太(ねえ、どうするのドラえもん?)

ドラえもん(弱ったなあ・・あんなに頼まれちゃ)

ドラえもん(かと言って正直にあなたたちは本の世界の住人ですなんて言えないしなあ…)

のび太(なんで?)

ドラえもん(彼らはここが実在する世界だと思い込んでいる。それを偽の世界だなんて言ってみろ!パニックに陥ってやがては廃人になるぞ!)

のび太(ひええ、じ、じゃあどうするのさ?)

ドラえもん(取りあえずは話を合わせよう)

コメントしてくださった方ありがとうございます!
ドラえもんと進撃の巨人のクロスSSで、段々シリアスになっていく予定です。
どちらもすごく好きな作品です。

図星です。
場面が変わる場面で字の文かキャラの解説があった方がいいかもしれませんね。
会話を想像して書くの難しい…
多少読みにくいかもしれませんが大目に見てください

エレン「なあどうなんだよ」

ドラえもん「うん…実は外の世界から来たんだ」

のび太「隠しててごめんよ」


アルミン「やっぱりそうだったんだ…」

ミカサ「なんで隠していたの?」

ドラえもん「そ、それは…」

アルミン「外から来た人間、それも体表が青い人間が見つかったらどんな目に遭うか分からない」

エレン「どういう事だ?」

アルミン「王政にとってドラえもんは都合の良い実験動物になるってことさ」

エレン「なるほど」


ドラえもん「そ、そうなのか…」

ドラえもん(捕まったら何をされるんだ…?)

ミカサ「私も聞きたい」

ミカサ「二人とも、どうやってあの壁を抜けたの?」

エレン「さっきの調査兵団の帰還にまぎれたのか?」

ミカサ「いや、私はずっと見ていたけど青狸が入って来た様子はなかった」

ミカサ「こんな目立つ生物が誰の目にも止まらずに門から不可能」

アルミン「門じゃないなら・・・まさか壁の上を通った、なんてことは」

エレン「おい、この壁は50Mあるんだぞ」

エレン「巨人でさえ超えられない壁をどうやって超えるんだ?」

エレン(ん?巨人でさえ超えられない?)

エレン(自分の発言だが何か引っかかるな…)

のび太「あるよ!50Mの壁だって超える方法が!」

のび太「ね、ドラえもん」

ドラえもん「うん」

ドラえもん「タケコプター」

ーーー中略ーーー

アルミン「凄い…」

エレン「俺たち、本当に」

ミカサ「空を飛んでる…!!」

エレン「イヤッフー!!」


ミカサ「ちょっとエレン!危ない!!」

アルミン「そうだよ、落ちたらどうするんだ!」

ドラえもん「フフフ、タケコプターなら大丈夫だよ」

ドラえもん「バッテリーが切れない限りどこまでも飛んでいける」

エレン「ははは、そりゃスゲーな!」


アルミン「しかし、この高さまで来ると巨人も小さく見えるね」

のび太「巨人?」

アルミン「ほらあそこ」

のび太「ただの裸のおじさんに見えるけど…」

ドラえもん「馬鹿!遠いからそう見えるだけだ!もっと近づいてみよう」

ドラえもん「よし、ここまでくれば分かるだろ」

のび太「ほ、本当だ…僕の体の10倍くらいあるよ…」

エレン「生で見るとすげえ迫力だな」

アルミン「僕、巨人を見たの初めてだ…」

エレン「ああ、俺もだ」

エレン「しかし、あそこにいる巨人・・」

ミカサ「どうかした?エレン」

エレン「いや、どこかで見た気がしたんだが‥‥気のせいか」

エレン(大きく開いた口、金髪の髪…)ズキッ

エレン(なんだ?頭痛?)

ドラえもん「ん?おい、見ろ、あそこ」

のび太「え?どこどこ?」

ドラえもん「壁の近くに人が見える」

エレン「ドラえもんの仲間か?」

エレン「俺には見当たらないが…」

アルミン「僕も」

ミカサ「私は少し見えた・・気がする」

ミカサ「今はあの女の巨人が前に立って見えなくなってしまったけど」

ドラえもん「うん、間違いない」

ドラえもん「今あそこに二人の人影が見えた」

ミカサ「この壁外にあなたたちの他にも」

アルミン「人間がいるってこと?」

ドラえもん「そうに違いない」

アルミン「いや、それにしては妙だ」

アルミン「もし、あの女型の後ろに人が二人いるとして、」

アルミン「なんであの巨人は関心を示さないんだ?」

エレン「理由はなんとでも言えるだろ。奇行種とか」

ミカサ「私たちに関心があるから、とか」

女型の巨人「…」

のび太「あの巨人、こっちを見てる…」

女型「…」

女型「…」ジー

女型「…」ジー

エレン「あいつ、こっちをずっと見てるぞ」

ミカサ「警戒して、いる?」

女型「ぐぎゃー!!」

エレン「なんだ!?」

ドドドドドド

のび太「きょ、巨人が沢山集まってきた!」

ドラえもん「みんな逃げろ!」

他四人「うわ~~!!」

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