ジェリド「IS学園だって?」 (26)
ジェリド「IS学園だって?」
カクリコン「ああそうだ。お前だけ、その学園に転勤になったそうだ」
ジェリド「冗談じゃない。俺に学校の先公をやれって言うのか?」
カクリコン「いいじゃないか。何でもIS学園ってのは、世界中から女学生が集まっているって話だぜ。俺が行ってみたいくらいだ」
ジェリド「……彼女いるんじゃないのかよ」
カクリコン「ティターンズだって、ジオンの残党狩りに明け暮れる毎日だ。息抜きには丁度良いだろう」
ジェリド「遊びじゃないってのにな……」
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[転勤初日 早朝]
ジェリド「ふわぁ……ISってのは女にしか動かせないって話だが、どうして俺が……」
千冬「それは、お前が世界で二人目のIS適性がある男だからだ」
ジェリド「ん? 誰だあんた」
千冬「織斑千冬。お前の転任するクラスの担任だ」
ジェリド「……ってことは、あんたが俺の上司かい?」
千冬「そんなところだな。今日からお前には、私のクラス1年1組の教育実習生として、この学園で働いてもらう」
ジェリド「はいよ。MSのテストパイロットよりは気が楽でいいぜ」
千冬「……それと、後でお前の専用ISを用意する。5分後に格納庫へ来い」スタスタ
ジェリド「ISか……MSと勝手が違うのか?」
[格納庫]
ジェリド「……俺が乗るのはどいつだ?」
千冬「この3つから選ばせてやる。好きなのを選べ」
A.ガルバルディα
B.アクト・ザク
C.ジェフティ
ジェリド「>>14までで、一番回答が多かった機体に乗るぜ」
>>1が何の基準で選択肢に組み込んだのか
C
ジェリド「……くそっ、AかBで迷うぜ」
千冬「なら、いっそ試乗してみれば良いじゃないか」
ジェリド「できるのか?」
千冬「自分のISを決めるのは大事なことだ。自分に合った機体を見つけてみろ」
ジェリド「……俺はMk-?が良かったんだがな」
――30分後
ジェリド「……こんな欠陥機、扱えるかよ!」
千冬「文句なら上層部に言え。悪いが、私も機体だけしか受け取っていないからな」
ジェリド「連邦は何を考えてるんだ……」
ジェリド「一年戦争時代のペズン開発の機体とは言え……マラサイの方がマシだな」
千冬「もう一機残ってるぞ。こっちにも乗ってみたらどうだ?」
ジェリド「……ま、とりあえずな」ガシャン
ウイィン
ピピッ
???「おはようございます。戦闘行動を開始します」
ジェリド「な、何だ?」
???「当機はオービタルフレーム、ジェフティです。操作説明を行いますか?」
ジェリド「お前は?」
???「独立型戦闘支援ユニット、ADA(エイダ)です」
ジェリド「戦闘コンピューターか。エマ中尉のナビゲーションよりは頼りになりそうだ」
ADA「一緒にしないで下さい。操作説明を行いますか?」
ジェリド「ああ、エイダ。やってくれ」
――10分後
ADA「トレーニングを終了します」
ジェリド「へえ……凄いモンだなコイツは」
千冬「満足してもらえて何よりだ。では、お前の専用機はこのジェフティで良いな?」
ジェリド「ああ。もっとも、出来ることならティターンズのMSもISにしてくれたら良かったんだがな」
千冬「……可変型ISの開発は、人体の構造上無理があるからな。そう簡単に作れる代物じゃない」
ジェリド「わかってるさ。ただ、乗り慣れた機体が一番しっくり来るってことだ」
[ホームルーム]
ジェリド「あー、今日からお前らのクラスで世話になるジェリド・メサ中尉だ。よろしくな」
千冬「ジェリド中尉は、織斑に続く二番目の男のIS乗りだ。ティターンズ出身だけあって、実力はお前達よりはるかに上でもある。敬意を持って接するように」
一夏「教育実習の人か? 何はともあれ、男の喋り相手ができて助かるな!」
セシリア「男性のIS操縦者……一夏さんだけでは無かったのですね」
箒「……」
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