まどか☆マギカで人狼ゲーム (394)
魔法少女まどか☆マギカの登場人物で人狼ゲームをします。
シリアス展開は無いと思います。
安価することもあると思うので皆様よろしくお願いします。
叛逆ネタは使用予定なし。なぎさちゃんは出ます。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395232957
さやか「てなわけで、人狼ゲームでもやらないかと思って」
さやか「マミさん、場所提供ありがとうございます!」
マミ「え、ええ……別に場所の提供は構わないのだけれど」
ほむら「人狼ゲーム、って?」
キュゥべえ「それはボクから説明するよ。人狼ゲームというのは……」
さやか「ちょっと待ったキュゥべえ!実は今回用にルールを考えてあるの!これを読んで説明して!」
キュゥべえ「了解したよ。……これ、役職の名前を変えただけじゃないか」
さやか「いいの。ほら、早く」
~魔法少女人狼~
あるところに『人間』達が暮らしている村がありました。
ところがある日、村人の一部が『魔女』とすり替わってしまいました。
『魔女』は一晩に一人、『人間』を殺してしまう化け物です。
見た目には『魔女』と『人間』の区別はつきません。
さあ、困ってしまいました。
そこで村人たちは、話し合いによって1日1人を処刑していくことに決めました。
ちゃんと『魔女』を見抜ければ『人間』たちは元の生活に戻れます。
では、頑張ってください。
ほむら「つまり、『人間』に化けている『魔女』を殺せば良いのね」
さやか「そうそう。あたしたちのうちの何人かが『人間』、何人かが『魔女』の役割になりきるってわけよ」
まどか「でも、『人間』からしたら『魔女』が誰かなんて分かりっこないよね」
さやか「それを見破る方法は2つ。まずひとつは話し合いの時に揺さぶりをかけて『魔女』であることを見抜く」
マミ「なるほど、『魔女』の人は何か怪しい発言をする可能性があるのね」
さやか「もうひとつは、今から紹介する役職が解決してくれるよ」
ほむら「つまり、『人間』に化けている『魔女』を殺せば良いのね」
さやか「そうそう。あたしたちのうちの何人かが『人間』、何人かが『魔女』の役割になりきるってわけよ」
まどか「でも、『人間』からしたら『魔女』が誰かなんて分かりっこないよね」
さやか「それを見破る方法は2つ。まずひとつは話し合いの時に揺さぶりをかけて『魔女』であることを見抜く」
マミ「なるほど、『魔女』の人は何か怪しい発言をする可能性があるのね」
杏子「逆に言えば『魔女』は怪しいって悟られないようにしなきゃいけないわけか」
まどか「何だか難しそうだね……」
さやか「もうひとつは、今から紹介する役職が解決してくれるよ」
~役職紹介~
『魔女』を打ち倒すべく、『人間』側にはこんな味方がつきます。
占い師:毎日一人を指定して、その人が『魔女』か『そうでない』か占うことが出来ます。
霊媒師:全日に処刑された人が『魔女』であったか『そうでない』か占うことが出来ます。
魔法少女:毎晩自分以外の一人を指定して、その人が『魔女』に襲撃されるのを防ぐことが出来ます。
まどか「???」
マミ「難しそうね……こんがらがってきたわ」
ほむら「なるほど。『魔女』側は無敵かと思ってたけど、『占い師』が居れば確実に『魔女』を見破ることが出来るわけね」
さやか「そういうこと。『占い師』と『霊媒師』は思いつかなかったから役職名は原作そのままなんだけど……」
ほむら「それじゃあ、『占い師』は『織莉子』にしましょう」
さやか「『オリコ』?……別にいいけど」
ほむら「決まりね」
杏子「なあ、今まで役職が5種類揃ったけど、あたしたち5人でこれを割り振るってことか?」
さやか「いや?普通は『魔女』が2~3人、『オリコ』『霊媒師』『魔法少女』が一人ずつ、『村人』がその他大勢」
マミ「え、じゃあどうするの?」
さやか「それじゃ、そろそろ入ってきてもらいましょうか。……ヘイ、カモーン!!」
なぎさ「なのです~」
仁美「お邪魔致します」
恭介「お邪魔します」
中沢「どっちでもいいんじゃないかと」
マミ「!?」
さやか「とりあえず最初はみんな知ってるキャラクターの方がいいかなと思って。モブキャラその他の皆さんです」
マミ「えっ!?知らない人たちがいるんだけど!?っていうかここ私の家よね!?」
~自己紹介中~
さやか「習う前に慣れよということで!早速始めて行っちゃいますよ~!!」
第一回 魔法少女人狼
ゲームマスター:キュゥべえ
登場人物:まどか、ほむら、さやか、マミ、杏子、なぎさ、仁美、恭介、中沢(計9名)
役職:人間(4人)、魔女(2人)、オリコ(1人)、霊媒師(1人)、魔法少女(1人)
※初回なのでチュートリアル兼ねてゆっくりやります。テンポ遅めになるかもですがご容赦ください。
さて、この中から『主人公』を一人決めます。
『主人公』の役職は強制的に村人となり、以降は『主人公』目線で話が進みます。
もしかしたら一通り終わった後で『魔女』目線でおさらいするかもしれないです。
さて、記念すべき第一回の『主人公』は?>>15
第一回 魔法少女人狼
ゲームマスター:キュゥべえ
登場人物:まどか、ほむら、さやか、マミ、杏子、なぎさ、仁美、恭介、中沢(計9名)
役職:人間(4人)、魔女(2人)、オリコ(1人)、霊媒師(1人)、魔法少女(1人)
※初回なのでチュートリアル兼ねてゆっくりやります。テンポ遅めになるかもですがご容赦ください。
さて、この中から『主人公』を一人決めます。
『主人公』の役職は強制的に村人となり、以降は『主人公』目線で話が進みます。
もしかしたら一通り終わった後で『魔女』目線でおさらいするかもしれないです。
さて、記念すべき第一回の『主人公』は?>>15
中沢
連投しちゃったけど丁度よかったね!
中沢wwwまた一番やりにくいのをwww
それでは以下では中沢目線になります。
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ「今後、ゲームマスターであるボクへの意思伝達、あるいは『魔女』同士の意思伝達にはテレパシーを使ってくれ」
キュゥべえ「それ以外の場合にプレイヤー同士でテレパシーを使うことは禁止するからね」
キュゥべえ「あと、当り前だけど、魔法少女の力を使うのはダメだよ」
※ゲームには昼のターン、夜のターンが存在します。昼のターンは話し合いと処刑、夜のターンには『魔女』の襲撃などが行われます。
※最初の夜のターンではゲームマスターによる役職確認が行われます。今回は省略
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『上条恭介』
恭介「え、僕!?そもそも、『魔女』って初日から動くの!?」
キュゥべえ「はいはい、『死人に口無し』だよ。以降上条恭介の発言は禁止するからね」
恭介「!」
仁美「ああ……恭介さん。よよよ」
さやか「恭介えええっ!」
ほむら「いきなりハードな展開ね」
中沢「ま、こんなもんだろ」
昼のターンが来たことだし、自己紹介しておこう。
俺の苗字は中沢。名前はまだない。
早乙女先生に当てられては答えに窮すのが仕事だ。
人狼は何回かやったことあるし、初心者の多そうなこの中だと割と上級者に入るのかな?
終了条件忘れてた。
『人間』チーム(人間、オリコ、霊媒師、魔法少女):『魔女』を全滅させたら勝ち。自分が死んだかとか一切関係なくチーム全体の勝利。
『魔女』チーム:『人間』チームの人数を『魔女』と同数以下に追い込むことが出来たら勝ち。
それにしても哀れな上条。
まあリア充だしな、別にいいか。
中沢「最初のターンは占いは無いんだな?」
キュゥべえ「そうだよ。頑張って相談して誰を処刑するか決めてくれ」
キュゥべえ「あと、役職に関する相談で、この場で聞きにくい場合はテレパシーで聞いてくれ」
キュゥべえ「それじゃ、あと3分以内に誰を殺すか決めてね」
仁美「……さやかさんですわね!恭介さんを殺したのは!理由はフラれた腹いせ!そうでしょう?」
さやか「はあ!?ちょっと意味わかんないんですけど!さやかちゃん意味わかんないんですけど!仁美こそ、最近恭介と上手く行ってなかったんじゃないの?」
ほむら「泥沼の修羅場ね。どうすればいいのかしら、これ?」
中沢「初日だし、勘で決めるしかないな。証拠が出そろうのは明日以降さ」
あー、でも『オリコ』は名乗り出たほうがいいのかな?
まあいっか。今回はチュートリアルみたいなものって聞いてるし。
てか、美樹と志筑さんの陰に隠れて鹿目さんがじっとキュゥべえの方を見ている。
あれじゃテレパシーしてるってバレバレだろ。どうやら役職持ち確定みたいだな。
杏子「とりあえず、誰を殺すか決めちまえばいいんだよねえ?」
マミ「そうね。時間も無いし、多数決でどうかしら」
さやか「……のった!覚悟しな、仁美!!」
仁美「ふふふ、後悔するがいいですわ……!」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
まどか→さやか
ほむら→なぎさ
さやか→仁美
マミ→仁美
杏子→さやか
なぎさ→さやか
仁美→さやか
中沢→さやか
さやか「う……うわああああああっ!」
美樹が死んだ。南無。
仁美「恭介さん……!私、私……やりましたわっ!!」
杏子「さやかああああああああああああっ!!」
佐倉さん。アンタ、美樹を指してただろうが。
1日目、昼。
終了。
<生存者>
まどか、ほむら、マミ、杏子、なぎさ、仁美、中沢
<死亡者>
恭介、さやか
<キュゥべえの解説>
キュゥべえ「>>23だけど、『オリコ』が序盤に名乗り出るかどうかは実は大事なことなんだ」
キュゥべえ「名乗り出た場合のメリットは、『魔法少女』が『オリコ』を確実に守ることが出来て、『オリコ』が誤って処刑されることが無くなるということ」
キュゥべえ「逆にデメリットは『魔女』から狙われやすくなること。『魔法少女』が死んでいれば『オリコ』は丸裸同然ということだからね」
キュゥべえ「だから『オリコ』が名乗り出た場合は『魔女』も他の人を襲撃することが多い。その裏を読んで『魔法少女』は別の人を守ったり、さらにその裏をかいて……」
キュゥべえ「ここからはひたすら騙し合いだね。とにかく、村人側にとって『オリコ』は唯一の希望と言っても過言ではない。それだけにどうやって『オリコ』を守るかが大切になるよ」
一時期は人狼ゲームss乱立してたのに…
流行ってほんとすぐ変わるんだな
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『霊媒師』。昨日処刑されたさやかは……」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『巴マミ』
マミ「……」
ほむら「ま、マミったあーーー!?」
杏子「何だよそれ」
死んだのは巴さん。
正直感想を言えと言われても困る。
まどか「あ、あのさ……」
仁美「何ですか、まどかさん?」
まどか「もしも、もしもだよ?『オリコ』が居たとしたら、名乗り出るべきだと思う?」
中沢「いいんじゃないか。ちゃんと『魔法少女』に守ってもらえることになるんだろうし」
『魔法少女』が死んだ可能性は示唆しない。
『魔女』が初心者ならこれでプレッシャーを与えられるはずだ。
まどか「……私。『オリコ』です。昨日、仁美ちゃんを占ったんだけど、仁美ちゃんは『魔女』ではありませんでした」
やっぱり鹿目さんが『オリコ』か。で、志筑さんがシロということらしい。
ほむら「ねえ、なぎさ。あなたさっきから一度も喋ってないわよね?」
なぎさ「モジュッ!?」
杏子「確かにそうだな」
なぎさ「な、なぎさはチーズが食べたいだけなのです!!」
仁美「……怪しいですわね」
中学生が小学生をいじめる構図。
まあ、確かに怪しい。てか、ほぼ間違いなくクロだろ。
まどか「ねえ、『霊媒師』や『魔法少女』も名乗り出たほうがいいのかな?『魔女』じゃないって分かってる人が増えれば増えるほど安心できると思うんだけど……」
キュゥべえ「あ、忘れてたけどあと1分だよ」
中沢「『霊媒師』はともかく、『魔法少女』はダメだ。『魔女』が『魔法少女』を特定したらすぐやられちゃうからな」
ほむら「そうか、『魔法少女』は自分自身を守ることはできないものね」
中沢「そういうこと。じゃ、投票するか」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
まどか→なぎさ
ほむら→なぎさ
杏子→なぎさ
なぎさ→ほむら
仁美→なぎさ
中沢→なぎさ
なぎさ「モジュモジュベベ……」
まどか「なぎさちゃん!なんか口から出てるよ!」
何あれ。
2日目、昼。
終了。
<生存者>
まどか、ほむら、杏子、仁美、中沢
<死亡者>
恭介、さやか、マミ、なぎさ
<キュゥべえの解説>
キュゥべえ「まどかが『魔女』でない人が多いほど安心できると言っていたね」
キュゥべえ「確かに、『人間』側であることが保障されている人間は圧倒的に信用力が増す」
キュゥべえ「逆に言えば他の人たちは『人間』か『魔女』か分からないグレーゾーンの人たちだからね」
キュゥべえ「とはいえ『霊媒師』も名乗り出るとその時点で『魔女』でないことがほぼ確定してしまう。これは『魔女』側にとっては非常に都合が悪い」
キュゥべえ「だから、『魔法少女』が『オリコ』を守っている場合には特に『霊媒師』が狙われやすい」
キュゥべえ「そもそも、『霊媒師』って本当は宣言した時に自分が『人間』側であるということをアピールできるのが一番のメリットなんだよね」
キュゥべえ「昨晩死んだ人間が『魔女』だったかどうかなんて知ったところでどうしようもないじゃないか」
キュゥべえ「わけがわからないよ」
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『霊媒師』。昨日処刑されたさやかは……」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『志筑仁美』
仁美「……」
まどか「仁美ちゃんが……!ひどいよ!こんなのあんまりだよ!」
志筑さんがやられたか。まあ妥当かな。
杏子「それよりまどか。昨日の占いはどうだったんだよ」
まどか「中沢くんは『魔女』じゃないよ」
中沢「ああ。……で、残りは4人か」
まどか「……」
杏子「……」
ほむら「……」
キュゥべえ「あと3分で決めてくれ」
暁美さんか佐倉さんを吊る。
ここで間違えると、今夜もう一人食われて『人間』と『魔女』が一人ずつ残る。
俺たち『人間』組はアウトになるわけだ。
中沢「2人の役職は?」
杏子「『魔法少女』」
ほむら「……ただの『人間』よ」
まどか「杏子ちゃんはこれまでの3日間、誰を守ったのか教えてくれないかな?」
杏子「初日はマミ、それ以降はまどかだよ」
ほむら「2回目でマミからまどかに変えたのはどうして?」
杏子「何となくだよ。別にいいだろ」
ほむら「私達2人のうちどちらかが『魔女』なのは確定ね。あとはあなたたちが選びなさい」
まどか「な、中沢くん、どうしよう」
どうしような、これ。
佐倉さんの発言に怪しいところは見当たらないし……。
まどか「私、中沢くんの言うことを信じようと思うの」
丸投げかよ。
どっちでもいいんじゃないかと、は封印だ。
さあどうする。
>>46
>>47
>>48
の3人で多数決
ワンチャンまどか
杏子
ほむら
決まらないから
>>50
お願いします
杏子
中沢「ワンチャン鹿目さん。『魔女』が『オリコ』語ってんじゃね?」
まどか「!?」
ほむら「!?」
杏子「あ、アタシもそう思う!」
中沢「あー、やっぱ佐倉さんか」
まどか「え、えっ?」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
まどか→杏子
ほむら→杏子
杏子→ほむら
中沢→杏子
杏子「うー……」
キュゥべえ「おめでとう!今回は『人間』チームの勝利だ!!」
今日はここまでにします。
明日ネタバレ&魔女編。
杏子が『魔女』なのはかなりヒント散らしたから分かりやすかったかも。
明日というか今日か。
あと誠に残念なお知らせですが中沢くん視点はもうやりません。多分。
さやか「……というわけで!今回の魔法少女人狼は、『人間』チームの勝利でしたー!」
まどか「わーい!!」
ほむら「とりあえず、誰がどの役職だったのか公表していきましょうか」
杏子「『魔女』は、あたしと」
なぎさ「なぎさなのです……」
中沢「やっぱりそうだったんだな」
まどか「『オリコ』は私だね」
仁美「私が『霊媒師』でした」
マミ「『魔法少女』は?」
恭介「……僕です」
中沢「お前かよ。少女じゃないじゃねーか」
マミ「結構疲れるわね、これ。私ほとんど何もしてないけど」
まどか「皆疑心暗鬼になって……。これが人狼ゲームなんだね」
さやか「今回はチュートリアルみたいなものだったからまだ易しかったけどね」
なぎさ「難しかったのです……。本当に」
さやか「それじゃ、今回のゲームを振り返りながら反省点洗い出していきますか!」
さやか「とりあえずなぎさちゃんから」
なぎさ「うえっ!?」
さやか「やっぱり喋らなさすぎかな。ほむらなんて最初の処刑の時になぎさちゃん指してたもんね」
ほむら「そうね。やっぱり目についたわ」
なぎさ「何か喋ったら自分が『魔女』だってバレそうで……」
杏子「難しいよな、その辺りは」
さやか「だね。でもあんまり喋らない人って真っ先に疑われたりするから、気を付けたほうがいいかも。これは役職とか関係なく」
一時期人狼異様に流行ってたよな
さやか「次は『魔女』繋がりで杏子」
杏子「ん」
ほむら「杏子は結構上手だったと思うわ」
さやか「そうだね。無難にこなしてたと思う」
杏子「あー、でもな。最後に残ったのがあたしとほむらだったじゃん?ほむらは初日になぎさを指してたからまどかか中沢がそれを覚えてたら終わりだと思ったんだよね」
さやか「だね。ほむらが『魔女』だったらわざわざそんなリスクは冒さないだろうし」
恭介「更に言えば、なぎさちゃんが2日目の処刑で暁美さんを指したのもまずかったかも」
なぎさ「う……」
仁美「なぎささんが『魔女』ならほむらさんが『魔女』であるとは考えにくいわけですね」
さやか「初回だったから仕方ないね。でも、こういうときにわざと『魔女』が『魔女』を指すことも戦略としてはあるから注意してね」
中沢「それはそうと、佐倉さんが最後の最後で『魔法少女』だって宣言したのには驚いたよ」
杏子「あー……。まあな。さっきまでの流れをちゃんと見てれば怪しいのはあたしの方だってバレそうだったし」
杏子「ほむらか中沢が『魔法少女』の可能性もあったけど、役職持ちなら信用もつくだろうし、一か八か賭けに出るべきかなって」
恭介「仮に暁美さんが『魔法少女』でもどっちが嘘ついてるか分からないもんね。意外とローリスクな作戦だったのか」
さやか「初めてであそこまで立ち回れるのは凄いよ。ただ、3回目の夜は仁美じゃなくてまどかを狙っても良かったかもね」
さやか「あの時点で残ってたのは、中沢、仁美、ほむら、まどか、杏子。杏子から見ると『魔法少女』の可能性があるのはまどか、杏子、なぎさを除く6人で、3人は死んでいたわけだから、あの時点で『魔法少女』が生きている可能性は50%だった」
杏子「そうか、賭けにはなるけど50%の確率で『オリコ』を殺せたわけだ」
さやか「そうそう、あの日の昼になぎさが殺された以上、杏子が生き残るのは結構大変だっただろうからね。なんたって『オリコ』は次の日までに誰かを占うことが出来るんだから」
なぎさ(さっきからさやかが何を言ってるのか分からないのです……)
さやか「次はまどか」
まどか「うぇひっ!?」
さやか「後半はまだいいとして、初日は気を付けたほうが良かったかな」
まどか「あれ……?初日って私、ほとんど何もしゃべってないと思うけど」
仁美「キュゥべえさんに『オリコ』のルールの確認をしていましたよね?」
まどか「え!?どうして仁美ちゃんがそれを知ってるの!?」
中沢「鹿目さん、無言でじーっとキュゥべえのこと見てたからな。テレパシー使ってるってバレバレだったよ」
マミ(気づかなかった……)
仁美(まどかさんが『魔女』だった場合、あまりにもかわいそうだったので注意をそらすためにわざと騒いだのですけれど。まあそれは黙っておきましょう)
さやか「最後!あたし的今回のMVPは、ほむらと中沢!」
ほむら「あら、そうだった?」
中沢「暁美さんはめちゃくちゃ上手だったな。俺はそこまででは無かったと思うけど」
なぎさ「ほむらに一発でバレたのです……」
さやか「そうそう、それがまず一つ目の功績。2日目にはちゃんとなぎさを処刑するところまで持って行ったしね」
仁美「あとは、ほむらさんには全体的に安定感がありましたね」
恭介「分かるよ。危なげがないって言うか」
杏子「最後にちゃんとあたしを処刑できたのもある意味ほむらのおかげだしな」
ほむら「何この空気……。どうして私こんなに褒められてるの?」
さやか「中沢は経験者でしょ?」
中沢「まあ、何回かはやったことあるよ」
恭介「前半は抑え目で、最後はちゃんと締めてたね」
中沢(そりゃあ序盤に経験者がでしゃばったら大人げないにも程があるしな)
杏子「まどかを挙げたのは、カマかけだったんだよな……。くそっ、動揺したなあ」
中沢「まあ、あれに引っかからなくても佐倉さんを処刑する気満々だったけど」
マミ「えげつないわね……」
キュゥべえ「というわけで、1回目の魔法少女人狼は終了だよ」
キュゥべえ「これからは『魔女』(とか)視点のSSをお送りするよ!」
一旦コメントはさみます。長くてごめんなさい。
一応人狼初心者にもやさしい人狼SSを目指して書いてます。
とはいえ、やっぱり人狼知ってる人がほとんどなんですかね?
>>29 >>60
去年の9月から年末にかけて流行ってたみたいですね。知りませんでした。
登場人物についても迷っています。
まどか・ほむら・さやか・マミ・杏子・なぎさ の6人は固定として、残りをどうするか。
一応中沢くんはお役御免で除外して、仁美を残して、メガほむを迎え入れる予定で入れるのですが、あと2~3人欲しい。
外伝入れると知らない人が困るかなあと思ったんですが皆さんどんな感じです?
とりあえず『魔女』視点の方を再開しますね。
~0日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
杏子(あたしとなぎさが『魔女』か。よろしく、なぎさ)
なぎさ(あわわわ……頑張るのです!)
まどか(私が『オリコ』!?せ、責任重大だよ……)
仁美(私は『霊媒師』ですね)
恭介(僕が『魔法少女』か。誰得)
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
なぎさ(杏子、どうしましょう!?)
杏子(じゃあ、あたしが決めるぞ。うーん……上条恭介で)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
杏子(さやかを振ったバイオリン糞野郎……)
杏子(今すぐ乗り込んでいって、坊やの手も足も二度と使えないぐらいに潰してやるよ)
キュゥべえ「次に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
恭介(今、寒気を感じたような……)
恭介(まあいいや。僕は仁美さんを守るよ)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『上条恭介』
恭介「え、僕!?そもそも、『魔女』って初日から動くの!?」
キュゥべえ「はいはい、『死人に口無し』だよ。以降上条恭介の発言は禁止するからね」
恭介「!」
恭介(初日から『魔法少女』が居なくなるって……結構やばいんじゃ)
仁美「ああ……恭介さん。よよよ」
さやか「恭介えええっ!」
ほむら「いきなりハードな展開ね」
中沢「ま、こんなもんだろ」
杏子(さ、こっからどう動くかね……)
まどか(そうだ、私って『オリコ』なんだよね。占いっていつするんだろう。昼?夜?)
中沢「最初のターンは占いは無いんだな?」
キュゥべえ「そうだよ。頑張って相談して誰を処刑するか決めてくれ」
キュゥべえ「あと、役職に関する相談で、この場で聞きにくい場合はテレパシーで聞いてくれ」
キュゥべえ「それじゃ、あと3分以内に誰を殺すか決めてね」
まどか(ねえキュゥべえ、『オリコ』の占いっていつ発動するのかな?)
仁美(まどかさんがキュゥべえさんの方を熱心に見ている……。無言で)
仁美(何らかの役職をお持ちですのね。もしまどかさんが『魔女』ならかわいそうですし、ここは私が注意を惹きましょう)
仁美「……さやかさんですわね!恭介さんを殺したのは!理由はフラれた腹いせ!そうでしょう?」
仁美(さやかさん、ごめんなさい。とっさに思い付いたのが貴女でした)
さやか(おおう、仁美が仕掛けてきた……。まどかをかばってるのか、優しいな)
さやか(ま、経験者が最初のゲームで出しゃばっても面白くないだろうしね)
さやか(ここは注目を浴びて、いっちょ吊られてやりますか)
さやか「はあ!?ちょっと意味わかんないんですけど!さやかちゃん意味わかんないんですけど!仁美こそ、最近恭介と上手く行ってなかったんじゃないの?」
ほむら「泥沼の修羅場ね。どうすればいいのかしら、これ?」
中沢「初日だし、勘で決めるしかないな。証拠が出そろうのは明日以降さ」
まどか(……そっか、じゃあ今晩が初めての占いになるんだね。ありがとう、キュゥべえ)
キュゥべえ(お安い御用さ、まどか)
キュゥべえ(……それにしても、まどかはボクと話している間ずっとこちらを見てたけどいいのかな?)
キュゥべえ(無言でボクの方をずっと見ていたら、怪しまれるに決まってるじゃないか)
キュゥべえ(わけがわからないよ)
杏子「とりあえず、誰を殺すか決めちまえばいいんだよねえ?」
マミ「そうね。時間も無いし、多数決でどうかしら」
なぎさ(あわわわ、どうすればいいのですか、杏子?)
杏子(とりあえずは、注目が集まってるさやかか仁美を処刑すればいい)
杏子(今回は経験者っぽいさやかを潰すぞ、そっちのが得だろ)
杏子(あとこっち見んなバカ、バレるぞ)
なぎさ(流石杏子なのです!ありがとうなのです!)
さやか「……のった!覚悟しな、仁美!!」
仁美「ふふふ、後悔するがいいですわ……!」
ほむら(とりあえず、なぎさの挙動が怪しいわね。ずっと俯いてるし)
ほむら(明日まで待って、仲間をあぶり出せないか考えてみましょう)
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
まどか→さやか
ほむら→なぎさ
さやか→仁美
マミ→仁美
杏子→さやか
なぎさ→さやか
仁美→さやか
中沢→さやか
ほむら(なぎさを指したのは私だけ……そりゃそうよね)
さやか「う……うわああああああっ!」
仁美「恭介さん……!私、私……やりましたわっ!!」
なぎさ(仁美がガッツポーズ決めてるのです。なんか怖いのです)
杏子「さやかああああああああああああっ!!」
さやか(ねえ杏子、私のこと指してたよね。ねえ、ネタだよね?)
1日目、昼。
終了。
<生存者>
まどか、ほむら、マミ、杏子、なぎさ、仁美、中沢
<死亡者>
恭介、さやか
~敗者たちの雑談~
キュゥべえ(キミ達は自由に喋ってもらって構わないよ)
キュゥべえ(あ、喋るって言ってもテレパシーだからね。今から君たちのネットワークだけ繋げるから)
さやか(えっと……恭介、伝わってる?)
恭介(バッチリだよ、さやか。ありがとう、キュゥべえ)
キュゥべえ(どういたしまして)
さやか(さやかちゃんは何と早々退場ですよ)
恭介(経験者だから、気を遣ったんだろ?)
さやか(流石恭介。気づいちゃったか)
恭介(幼馴染だからね)
さやか(その鋭さが他のところでも活きればいいんだけどね……はあ)
恭介(?)
さやか(ところで、恭介の役職は?)
恭介(……『魔法少女』)
さやか(『魔法少女』!?ブッ……くく……)
恭介(笑ったね?)
さやか(いやまさか……っく……)
恭介(まあいいけどさ……さやかは?)
さやか(あたしはただの『人間』)
恭介(そうかあ。『魔女』は一体誰なんだろうねえ……)
さやか(『魔女』のうち一人は多分なぎさ……もう一人は分からないけど)
さやか(それにしても私が『人間』かあ……はあ)
~1日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
杏子(なぎさ、今度はあんたが食うかい?)
なぎさ(なぎさが?う~ん……マミにするのです)
杏子(マミか……)
なぎさ(いや、何故か選ばなきゃいけないような気がして)
杏子(奇遇だな……。あたしもそんな気がする)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ」
まどか(うぇひっ!?ど、どうしよ……)
まどか(と、とりあえず!昨日さやかちゃんと言い争ってた仁美ちゃんで!)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『霊媒師』。昨日処刑されたさやかは……」
仁美(『魔女』でない。分かりましたわ)
仁美(さやかさん、ごめんあそばせ)
キュゥべえ「最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
恭介(あれ?僕、もう死んでるはずだけど)
さやか(これも一応やらないと『魔法少女』が死んだってバレちゃうのよ)
恭介(なるほど)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『巴マミ』
~2日目、昼~
マミ「……」
さやか(ようこそマミさん、死者のたまり場へ)
恭介(怖い言い方するなよ)
ほむら(『魔女』の一人はなぎさよね。お菓子の魔女よね。ってことは……)
ほむら「ま、マミったあーーー!?」
杏子「何だよそれ」
まどか「あ、あのさ……」
仁美「何ですか、まどかさん?」
まどか「もしも、もしもだよ?『オリコ』が居たとしたら、名乗り出るべきだと思う?」
中沢「いいんじゃないか。ちゃんと『魔法少女』に守ってもらえることになるんだろうし」
杏子(そうなんだよな。『魔法少女』が残ってる以上、『オリコ』は殺せない)
なぎさ(あれ?『魔法少女』って必ずしも残ってるとは限らないんじゃ……)
なぎさ(余計なことは言わないでおくのです。それで疑われても困るのです)
まどか「……私。『オリコ』です。昨日、仁美ちゃんを占ったんだけど、仁美ちゃんは『魔女』ではありませんでした」
杏子(ッチ、厄介だな。いつかあたしとなぎさも占われるかもしれないし)
ほむら(あれから、ずっとなぎさを見ていたけど、目立った動きはなし……か)
ほむら(それじゃ残念だけど、ここで死んでもらうわ)
ほむら「ねえ、なぎさ。あなたさっきから一度も喋ってないわよね?」
なぎさ「モジュッ!?」
杏子「確かにそうだな」
なぎさ(ちょっと杏子!?かばってほしいのです!)
杏子(うん、どうせお前このターンで死ぬよ。あとはあたしに任せな)
なぎさ(そんなー!?)
なぎさ「な、なぎさはチーズが食べたいだけなのです!!」
仁美「……怪しいですわね」
まどか「ねえ、『霊媒師』や『魔法少女』も名乗り出たほうがいいのかな?『魔女』じゃないって分かってる人が増えれば増えるほど安心できると思うんだけど……」
キュゥべえ「あ、忘れてたけどあと1分だよ」
なぎさ(ちょっと杏子、何か言ってほしいのです!)
中沢「『霊媒師』はともかく、『魔法少女』はダメだ。『魔女』が『魔法少女』を特定したらすぐやられちゃうからな」
杏子(バカ、ここでお前をかばったら真っ先にあたしが疑われるだろ)
ほむら「そうか、『魔法少女』は自分自身を守ることはできないものね」
なぎさ(そんなー!?)
中沢「そういうこと。じゃ、投票するか」
杏子(だからこっち向くなって)
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
なぎさ(あ、これダメなやつなのです)
まどか→なぎさ
ほむら→なぎさ
杏子→なぎさ
なぎさ→ほむら
仁美→なぎさ
中沢→なぎさ
なぎさ「モジュモジュベベ……」
まどか「なぎさちゃん!なんか口から出てるよ!」
杏子(これは必要な犠牲だった、うん)
2日目、昼。
終了。
<生存者>
まどか、ほむら、杏子、仁美、中沢
<死亡者>
恭介、さやか、マミ、なぎさ
~敗者たちの雑談~
なぎさ(お邪魔しますなのですー)
マミ(うふふ、なぎさちゃん、お疲れさま)
さやか(なぎさお疲れー)
恭介(やっぱり、なぎさちゃんが『魔女』?)
なぎさ(はいはいそうですよ。なぎさが『魔女』なのです)
さやか(お菓子の、ね)
マミ(もうひとりの『魔女』は?)
なぎさ(んー、それは見てのお楽しみなのです。せっかくだから考えてほしいのです)
マミ(さっぱり分からないわ)
恭介(中沢かな。なんかロリコンっぽいし)
さやか(うーん、難しいな……。ほむらがそうじゃないってことしか分かんないや)
~2日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ「じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ」
杏子(まあ、まどかは殺せないとすると、こいつしかいないよな)
杏子(仁美で)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ」
まどか(うーん……。ほむらちゃんかなあ……それとも杏子ちゃん)
まどか(あ、あえての中沢くん!)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「次に、『霊媒師』。昨日処刑されたなぎさは……」
仁美(『魔女』ですわね……)
仁美(明日辺り、正体を明かしてみましょうか)
キュゥべえ「最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ」
恭介(僕は仁美さんを守る騎士<ナイト>になる!)
マミ(まあ)
さやか(チョーうぜえ)
なぎさ(もう死んでるからって遊びすぎなのです)
キュゥべえ「この人だね?分かった」
キュゥべえ「……」
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『志筑仁美』
仁美「……」
仁美(お邪魔しますわ~)
マミ(いらっしゃい、志筑さん)
まどか「仁美ちゃんが……!ひどいよ!こんなのあんまりだよ!」
杏子(何を今更)
杏子「それよりまどか。昨日の占いはどうだったんだよ」
まどか「中沢くんは『魔女』じゃないよ」
中沢「ああ。……で、残りは4人か」
ほむら(……どうして中沢くんなの?)
まどか「……」
杏子「……」
ほむら「……」
キュゥべえ「あと3分で決めてくれ」
杏子(ほむらとタイマンか。確かほむらって最初の処刑の時になぎさ指してたよね)
杏子(……あれ?だとするとやばい?もし中沢かまどかのどっちかが覚えてたらアウトじゃん!)
ほむら(杏子が『魔女』確定ということね)
ほむら(私となぎさが指し合ってたことを覚えていれば大丈夫かしらね)
ほむら(まどかはともかく、中沢くんはしっかりしてそうだし大丈夫でしょう)
中沢「2人の役職は?」
杏子(ええい、ままよ!)
杏子「『魔法少女』」
ほむら(!?……ハッタリかましてきたわね)
ほむら「……ただの『人間』よ」
まどか「杏子ちゃんはこれまでの3日間、誰を守ったのか教えてくれないかな?」
杏子(落ち着けあたし……矛盾の無いように)
杏子「初日はマミ、それ以降はまどかだよ」
ほむら「2回目でマミからまどかに変えたのはどうして?」
杏子「何となくだよ。別にいいだろ」
ほむら(目立った矛盾は無い……やるわね杏子)
ほむら(私が処刑された場合、今夜杏子に中沢くんが襲われる)
杏子(残るのはあたしとまどかの2人だけ)
ほむら(つまり、ここで杏子を処刑しないと負ける)
ほむら(思ったより追い込まれてるじゃない……もういいわ。2人に任せましょう)
ほむら「私達2人のうちどちらかが『魔女』なのは確定ね。あとはあなたたちが選びなさい」
まどか「な、中沢くん、どうしよう」
まどか(2人のどっちかが『魔女』?どうしよう、私、全然分からない……!)
まどか「私、中沢くんの言うことを信じようと思うの」
中沢(そういや、初日の暁美さんってなぎさを指してたんだっけ)
中沢(……ってことは怪しいのは佐倉さん。カマかけてみるか)
中沢「ワンチャン鹿目さん。『魔女』が『オリコ』騙ってんじゃね?」
まどか「!?」
ほむら「!?」
ほむら(ちょっと、それは悪手……!)
杏子「あ、アタシもそう思う!」
中沢(すんなり引っかかったな)
中沢「あー、やっぱ佐倉さんか」
まどか「え、えっ?」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
まどか→杏子
ほむら→杏子
杏子→ほむら
中沢→杏子
杏子(しまったああああああ!騙されたっ!!)
杏子「うー……」
キュゥべえ「おめでとう!今回は『人間』チームの勝利だ!!」
こんな感じでした。
次回の更新は明後日だと思います。
キャラの要望とかあれば教えてくださいっ!
テレパシーでGMと相談出来るなら夜の能力発動や夜会話もそれでさせる方が自然じゃないかなあ
さやか「再開するよ!」
さやか「それじゃ、第二回魔法少女人狼の方に移りますか」
マミ「ええ。メンバーは前回と同じよね?」
恭介「いや、僕はバイオリンの練習があるから先に帰るよ」
さやか「恭介じゃあねー」
中沢「俺も帰るわ」
なぎさ「なぎさは残るのです」
仁美「私も残りますわー」
マミ「そうすると次は7人でやるのかしら?」
さやか「いいえ!こんなこともあろうかと助っ人を呼んでますよ~」
ほむら「次は誰を……」
さやか「へい!かもーん!!」
和子「お邪魔します」
詢子「お邪魔するよ」
ゆま「幼女だよ!」
メガほむ「私はカボチャ」
マミ「!?」
まどか「!!?」
ほむら「!!!?」
マミ「えっ!?早乙女先生ですよね?」
和子「あらー巴さんも居たのね」
マミ「ここ私の家ですよ!?」
まどか「どうしてママが……?」
詢子「人狼なんて大学以来だし、たまにはいいなと思ってね」
ほむら「え……え?私?」
メガほむ「ふふっ、暁美ほむらです」
さやか「それじゃあ皆ルールはもう大丈夫だよね!」
ほむら「ちょっと待って!この子どうやって連れてきたのよ!」
さやか「細かいことは気にしなーい!」
ほむら「細かくないでしょ!」
メガほむ「まあまあ抑えて抑えて」
ほむら「あなたには言われたくないってば!」
さやか「今回からは本番ってことで、罰ゲームを用意してるからね!」
まどか「罰ゲーム?」
さやか「それじゃあ、どうぞ!」
まど神「うぇひひ、みんな仲がよさそうで嬉しいな」
まどか「!!?」
ほむら「!!!!!?」
なぎさ「ほむらがリアクション死しそうなのです」
まど神「今回の魔法少女人狼は、『負けたチームの中で一番活躍できなかった人』の恥ずかしい過去を暴露します!」
ほむら「ちょっと!どういうことか説明しなさい!!」
まど神「ほむらちゃん。今の私にはね、過去と未来、全ての世界g」
ほむら「そういうことじゃない!!」
杏子「あー、ほむら。気持ちは分かるけど話が進まないからその辺で」
和子「それで、美樹さん。さっきより人数が増えてるみたいだけど、『魔女』の数を増やすの?」
さやか「いーえ。実はさやかちゃん、スペシャルルールを考えてきたんですよ」
仁美「スペシャルルール?」
さやか「そう。今から説明するね」
~さやかちゃんスペシャルルール~
『魔法少女』が生存している状態で『魔女』が全滅した場合、その『魔法少女』が『魔女』になる。
その後、『魔女』になった人は『魔女』チームとして行動する。
(つまり、『魔女』になった人の勝利条件は『人間』の全滅になる)
詢子「本当にオリジナルルールなんだね」
さやか「せっかくの魔法少女人狼ですから。ちょっとえげつないかもですけどね」
まどか「『魔法少女』が『魔女』に……。難しくなりそうだね」
ゆま「ゆま、大丈夫かなあ……?」
なぎさ「難しい役職はもうやりたくないのです」
さやか「最後に、キュゥべえからアドバイスを貰って早速始めようか」
キュゥべえ「了解だよ、さやか」
キュゥべえ「前回は皆初めてだったから説明をしなかったけれど、このゲームでは嘘をつくことも可能なゲームだ」
キュゥべえ「特に『魔女』側が他の役職を名乗るのは有効だろう」
メガほむ「なるほど……。ただの『人間』でなく、役職を持っていると言うんですね」
キュゥべえ「そうさ。特に有効なのは『オリコ』かな。偽の占い結果を言えば場を混乱させることが出来るだろう」
まどか「でも、矛盾しないように嘘をつくのって難しそうだね」
杏子「ホントだよ。嘘をつかなくたって難しいのに」
キュゥべえ「まあ、そこはキミたちの頑張り次第だね」
和子「『人間』側が嘘をつくのも可能よね?」
キュゥべえ「役職も無い『人間』が嘘をついてもメリットは薄いと思うけれど。否定はしないよ」
さやか「そんじゃ、始めていきますか、第二回魔法少女人狼!」
マミ「待って!知らない人がいるわ!!」
~自己紹介中~
ゆま「それじゃ、始めよう!」
第二回 魔法少女人狼
ゲームマスター:キュゥべえ
登場人物:まどか、ほむら、さやか、マミ、杏子、なぎさ、仁美、和子、詢子、ゆま、メガほむ(計11名)
役職:人間(6人)、魔女(2人)、オリコ(1人)、霊媒師(1人)、魔法少女(1人)
※夜の会話については>>100の言うとおりテレパシーにしたいと思います。
さて、この中から『主人公』を一人決めます。
『主人公』の役職は強制的に村人となり、以降は『主人公』目線で話が進みます。
それでは第二回の『主人公』は?>>115
マミ
もう何も怖くない!!
それでは以下マミさん目線です。
~0日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『鹿目まどか』
まどか「っ!?」
ほむら「っ……まさか、まどかが襲われるだなんて」
詢子「早めに言っとくよ。あたしが『オリコ』さ」
メガほむ「ちが、います。『オリコ』はわたしです」
ゆま「『オリコ』が2人!?」
なぎさ「ということは、どちらかが偽物なのです!」
キュゥべえ「あと3分だよ」
杏子「両方殺すのは……ダメか」
さやか「うん。それで『魔女』を一人処刑できたとしても『オリコ』を失うのはあたしたちにとっては辛すぎる」
マミ「それじゃ、しばらくは様子見?」
和子「そうねえ。残りの人たちの中で怪しそうなのを適当に処刑するしかないんじゃないかしら?」
仁美「どちらかは『魔女』だって分かっているのに……。もどかしいですわね」
とりあえず、鹿目さんのお母様とメガネの方の暁美さんは保留みたい。
前回、何もできないまま殺されちゃったし、今回は頑張らないと。
……そうそう。自己紹介しなくちゃね。
私は巴マミ。彼女たちと同じ見滝原中の3年生。
今回の私は『魔法少女』じゃなくてただの『人間』。
2回連続ね。
詢子「ほむらちゃん、そんなに睨まないでよ」
メガほむ「だって私。鹿目さんのお母さんが嘘つきだってわかってますから」
詢子「ふーん。私からしたらあんたの方が嘘つきだけどね」
マミ「ち、ちょっと!喧嘩しないでください」
さやか「いいんですよ。あれもこのゲームのひとつの醍醐味ですし」
さやか「ま、向こうでいくら言い合っててもどうせこっちには関係ありませんしねー」
メガほむ「……ふん」
ほむら「それで、どうするの?」
和子「詢子と暁美さん(メガネ)を避けて任意投票かしらねー」
杏子「ま、それしかないだろうな」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→杏子
さやか→杏子
マミ→仁美
杏子→仁美
なぎさ→ほむら
仁美→和子
和子→杏子
詢子→和子
ゆま→なぎさ
メガほむ→詢子
杏子(3票)、仁美・和子(2票)、ほむら・なぎさ・詢子(1票)
杏子「ひとりぼっちは寂しいもんな……。いいよ、一緒に居てやるよ。まどk」
キュゥべえ「はいはい、退場だからねー」
1日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、なぎさ、仁美、和子、詢子、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、さやか
~1日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
>>126、ミス
1日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、なぎさ、仁美、和子、詢子、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子
『百江なぎさ』
~2日目、昼~
なぎさ「!」
そんな、なぎさちゃん……。
和子「それじゃあ……。占った人は、『魔女』ですか?『人間』ですか?……はいっ、暁美さん!」
メガほむ「志筑さんは、『魔女』ではありませんでした」
詢子「ゆまちゃんは『魔女』じゃないみたいだね」
メガほむ「……」
詢子「だから睨まないでよ」
さやか「うーん、収穫なしかあ」
マミ「……ねえ、気づいたことがあるんだけど」
ほむら「何かしら?」
マミ「えっと……」
言っていいのよね。大丈夫よね、処刑されないわよね。私。
マミ「ええと……夜のターンが、第一回の時よりも長かった気がするの」
マミ「0日目の時も違和感があったんだけど、誰も言わないからいいかなって」
マミ「でも、今回も夜のターンがやっぱり長いままだったから」
さやか「うーん、それって進行をテレパシーに変えたことが原因なんじゃないの?」
ほむら「どうなの、キュゥべえ?」
キュゥべえ「答えるわけにはいかないね」
仁美「答えるわけにはいかない、って……どういうことですか?」
キュゥべえ「言った通りさ。僕はゲームのルール以外のことには答えるわけにはいかないからね」
キュゥべえ「あと2分だよ」
マミ「ねえ。キュゥべえがこういう答え方をするのって、大体当たっているときじゃないかしら」
ほむら「……確かにそうね」
さやか「さっすが、一番付き合いが長いだけのことはあるね!」
ゆま「だとしたら、どうして夜のターンが長引いたのかな?」
和子「『魔女』同士で相談していたんじゃない?」
なるほど。それなら説明がつくわね。
メガほむ「なるほど、そうやって誰かに入れ知恵したんですね?」
詢子「もー、どうしてそう突っかかるかねえ……」
マミ「この2人はまだ放っておくの?」
仁美「もう1日だけ待ってみましょう」
ほむら「そうね」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→仁美
さやか→和子
マミ→仁美
仁美→マミ
和子→ 仁美
詢子→和子
ゆま→和子
メガほむ→詢子
和子「ふふふ、来世ではいい男をゲットしてやるわ……」
遺言が、切ない。
またミスです
>>135
ほむら→仁美
さやか→和子
マミ→和子
仁美→マミ
和子→ 仁美
詢子→和子
ゆま→和子
メガほむ→詢子
2日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、仁美、詢子、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子、なぎさ、和子
~1日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『なし』
~2日目~
一同「!!?」
犠牲者が出なかった……。『魔法少女』が守ったのね!
詢子「よし『魔法少女』、名乗り出な」
メガほむ「ちょっと、何を言ってるんですか!」
詢子「『魔法少女』が誰を守ったか聞き出せば、『魔女』でない人間が確定する」
ほむら「待って、その前に占いの結果よ」
ゆま「ゆまもそっちが聞きたいな」
詢子「仁美ちゃんは『魔女』じゃない」
メガほむ「ゆまちゃんは『魔女』じゃありません」
仁美「……ということは、2人に占われた私とゆまさんは『魔女』側ではないことが確定しますね」
ゆま「やったね!」
ほむら「現在残っているのが、私・さやか・マミ・仁美・まどかのお母様・ゆま・メガほむ」
仁美「7人ですわね」
詢子「そのうち仁美ちゃんとゆまちゃんは『人間』側確定で、あたしとほむらちゃん(メガネ)のどちらかが『魔女』、どちらかが『オリコ』か」
さやか「あたしとマミさんとほむら(メガネじゃない)のうち一人も『魔女』だね」
詢子「それより『魔法少女』だ。あたしかメガほむちゃんのどちらかを守ったんじゃないのかい?」
「「「……」」」
そうじゃないのかしら。でも、『魔法少女』が動かなかったはずはないし……。
キュゥべえ「あと1分だよ」
さやか「まあ多分、まどかのママさんとメガほむ以外の誰かを守ったんだよね、『魔法少女』は」
マミ「それが一番妥当な線みたいね」
仁美「今回は誰を処刑しましょう?」
ゆま「『霊媒師』も出てこないし……。そろそろ自称『オリコ』の2人のことも考えないと」
詢子「そっちのグレー3人はどうなんだ?」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?」
仁美「……っ!そんな」
キュゥべえ「それじゃ、せーの」
ほむら→詢子
さやか→詢子
マミ→仁美
仁美→マミ
詢子→メガほむ
ゆま→仁美
メガほむ→詢子
詢子「……ッチ」
これで……良かったのかな?
3日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、仁美、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子、なぎさ、和子、詢子
~3日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
ちょっと、ゆっくり考えます。
ぶつ切りになりますが、明日ここから再開します。
(ミスったかもしれないなんて言えない……)
そういえばこのSS内のルールだと最多得票者が複数いたらランダムで処刑?それとも再投票と引き分けがあるの?
再開します。
早速ですが>>144訂正です。
ほむら→詢子
さやか→詢子
マミ→ほむら
仁美→マミ
詢子→メガほむ
ゆま→ほむら
メガほむ→詢子
シロ確定の仁美を指すわけがないのに……。
ミスばっかりで本当に申し訳ありません。
>>155
最多得票者が複数存在する場合は再投票、それでも決まらなければランダムで決定します。
~3日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『志筑仁美』
仁美「……」
ほむら「まあ、そうよね」
メガほむ「今日の占いの結果は」
ゆま「その必要は無いよ」
ゆま「ゆまが『霊媒師』なの。今まで処刑された3人は全員『魔女』じゃないみたいだよ」
メガほむ「っ!?」
さやか「んー?ってことは、メガほむが偽物の『オリコ』だってこと?」
ゆま「そうとしか考えられないよ」
鹿目さんのお母様は本物の『オリコ』だったのね……。
ほむら「とりあえずあなたは『魔女』確定ってことね」
メガほむ「そんな、違います!!」
ほむら「はいはい」
マミ「それにしても、今まで処刑された人たちが全員『魔女』じゃなかったってことは、もう一人『魔女』が残ってるのね……」
ゆま「大丈夫。それももう分かってるよ」
ゆま「ね、さやか?」
さやか「っ!!?」
さやか「ゆまちゃん、言いがかりは良くないよ」
ゆま「ゆまね、ちゃんと聞いてたんだよ。>>142で、さやかがこうやって言ってたこと」
さやか「あたしとマミさんとほむら(メガネじゃない)のうち一人も『魔女』だね」
マミ「あ……!」
ゆま「さやかが『魔女』じゃなきゃ持ってるはずのない情報でしょ?」
さやか「ち、違う!それはただの勘違いで……」
ほむら「往生際が悪いわ、美樹さやか」
さやか「……」
さやか「……あはっ」
マミ「美樹さん?」
さやか「バレちゃあしょうがないよねえ。ね、メガほむ」
メガほむ「……私、うまくやったと思ったんですけどね」
さやか「でも残念でしたー、この中には『魔法少女』が残ってる可能性があるんだなー」
マミ「あ、そっか……」
『魔法少女』が残っているとすると、この2人を処刑した後魔女化して……。
あれ?私達負けちゃうんじゃないの!?
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→さやか
さやか→ゆま
マミ→メガほむ
ゆま→さやか
メガほむ→ゆま
キュゥべえ「さやかとゆまで決選投票だね」
キュゥべえ「それじゃ、せーの」
ほむら→さやか
さやか→ゆま
マミ→さやか
ゆま→さやか
メガほむ→ゆま
さやか「ふふふ……。あたしを倒しても、第二第三の『魔女』が……」
ほむら「私達にとっては洒落にならないギャグね」
本当にね。
4日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、マミ、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、さやか、杏子、なぎさ、仁美、和子、詢子
~4日目、夜~
キュゥべえ「省略するよ」
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『千歳ゆま』
ゆま「……」
マミ「ゆまちゃん……」
メガほむ「これで、残りは私達3人だけですね」
ほむら「そうね。あなたを処刑して、終わりよ」
メガほむ「それはどうでしょうね?」
メガほむ「隣にいるのが『魔法少女』かもしれないんですよ?」
ほむら「マミ、この子の言葉に惑わされてはダメ」
マミ「私は……」
キュゥべえ「あと2分で決めてね」
メガほむ「うふふ、いいんですよ。私を処刑して」
メガほむ「『魔法少女』が『魔女』になって私たちの勝利。素敵じゃないですか」
ほむら「私は『魔法少女』じゃない。マミもそうでしょ?私はあなたを信じるから」
ほむら「あなたも私を信じて」
確かに、メガネをかけてない方の暁美さんを指したとしても村人側の勝利につながる確率はゼロ。
……選択肢なんてないのかしら、ね。
そらメガほむよ
ほむら
マミ「私は最後まで希望を信じるわ……。だって私は、魔法少女巴マミだもの!!」
ほむら「!!?」
マミ「あ、え、違うの、暁美さん。そっちの意味じゃなくて……」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→メガほむ
マミ→メガほむ
メガほむ→ほむら
メガほむ「……っ」
これで、良かったのよね。
キュゥべえ「……さて」
キュゥべえ「おめでとう。ほむら、マミ」
キュゥべえ「このゲーム、君たち『人間』チームの勝ちだ!!」
さやか「何ですとおー!?」
マミ「やった、やったわ!暁美さん!」
ほむら「ええ。あなたのおかげよ」
さやか「くうっ……。ほむらが『魔法少女』かと思ってたのに」
ほむら「やっぱりあなた、そう思ってたのね」
仁美「その件については、私からも聞きたいことがあるのですが……」
さやか「何?仁美が『魔法少女』だったんでしょ?」
仁美「それが、違うんです」
仁美「私、ただの『人間』ですわ」
マミ「!?……そんなはずは無いわ」
メガほむ「そうですよ。私と美樹さんが『魔女』で、ゆまちゃんが『霊媒師』で……」
和子「違うの」
マミ「先生?」
和子「私が『霊媒師』よ」
さやか「へ?」
ほむら「……ということは」
マミ「まさか」
ゆま「にぱー」
ゆま「ゆまが『魔法少女』だよっ!!」
「「「!!?」」」
マミ「ちょっと待って、どうして『魔法少女』が『霊媒師』のふりをしたのよ!?」
ゆま「キョーコたちは分かる?」
杏子「いや、全然」
まどか「???」
なぎさ「さっぱりなのです」
ゆま「うーん、ゆまも最初の方は大人しく『魔法少女』やってようと思ってたんだけど」
ゆま「2日目の夜、ゆまはまどかのお母さんを守ったの」
詢子「なんだ、やっぱりそうだったのか」
ゆま「でもね、ゆまは『魔女』になりたくなかったの」
さやか「……どゆこと?」
ゆま「ゆまが、まどかのママを守ったって言うとするでしょ?」
ゆま「そしたら、メガほむが処刑されて……」
メガほむ「分かった。その時点の残りの『魔女』が私だけだったとしたら、ゆまちゃんが『魔女』になっちゃうんだね」
ゆま「そう。だからあの時は隠れてたの。ごめんなさい」
詢子「ううん、あたしこそそんなこと気づかなかったよ。ごめんな」
ゆま「それで、その日は終わって」
まどか「待って。それでも、さやかちゃんが言ってたことが変だって分かってたならそれだけでも追及できたんじゃない?」
ゆま「あのときは、さやかが『霊媒師』っていう可能性もあったから」
まどか「???」
和子「ええとね、鹿目さん。美樹さんは『巴さん、美樹さん、暁美さん(メガネじゃない方)のうち誰かが魔女だ』って言ったんでしょ?」
和子「もし美樹さんが『霊媒師』で、今までに処刑された人が全員『人間』側だった、って分かっていたとしたら、やっぱりそういう言い方になるのよ」
まどか「あ、そっか。さやかちゃんが『霊媒師』だとすると、マミさんかほむらちゃんのどっちかが『魔女』っていうニュアンスになるんですね」
杏子「はあ、なるほどなー」
ゆま「後になって、さやかが『魔女』だろうと『霊媒師』だろうと、『魔女』は場に2人残ってることになるから本当は『魔法少女』だって名乗り出るべきだったって気づいたんだけどね」
なぎさ「何を言ってるのかさっぱりわからねーぜなのです」
ゆま「3日目、さやかが『霊媒師』なら真っ先に手を挙げてまどかのママが『魔女』だったのかどうか言うはずだった」
ほむら「確かにそうね」
ゆま「でもそうしなかったから、さやかが2人目の『魔女』だって分かったんだ」
仁美「なるほど。納得です」
メガほむ「……あ、見えてきたかも。ゆまちゃんが『霊媒師』を騙った理由」
ゆま「ゆまからしたら、さやかとメガほむの2人が『魔女』だって分かってる。でもゆまが『魔法少女』だって知られるわけにはいかなかったの」
ゆま「あの時点で残っていたのが、ほむら・さやか・マミ・メガほむ・ゆまの5人で、昼のターンが回ってくるのは2回が限度。ゆまがブロックすれば別だけどね」
ゆま「ゆまが『魔法少女』、つまり『魔女』の種だと分かれば、さやかとメガほむはマミとほむらを夜に襲うことになる」
ゆま「何とかメガほむとさやかを処刑しても、今度はゆまが『魔女』になるから『魔女』側の勝利になっちゃう」
ゆま「……ゆまはね。どうしても『人間』チームのままで勝ちたかったの」
ゆま「だから『霊媒師』を騙った」
ゆま「『霊媒師』になって今まで処刑された人たちが『魔女』でなかったことを知っていたふりをすれば、メガほむは処刑できるし、さっきのさやかの発言も責めることが出来る」
まどか「そっか!さやかちゃんの発言がおかしいと思ったなら、どうして2日目の時点で言わなかったんだろうって思ったら、そういうことだったんだね」
ゆま「うん。『霊媒師』が残っている可能性も凄く低いと思ったし。残ってたら絶対名乗り出てるはずだし」
仁美「ですわね」
ゆま「それで、これが一番肝心なんだけど。『魔女』たちは『魔法少女』である可能性が高い人を残すから、ゆまが『霊媒師』であることにしておけば、真っ先にゆまのことを殺してくれるの」
さやか・メガほむ「!」
ゆま「それでゆまは『魔女』にならずに済んだんだ!」
さやか「あたしたち、完全にハメられたのね……」
メガほむ「ゆまちゃんの手のひらの上だった、なんて」
まど神「やっほー、決着ついたみたいだね!」
ほむら「!!!?」
なぎさ「ほむらが気絶しているのです!」
杏子「いい加減慣れろよ!」
まど神「覚えてるかな?罰ゲームの時間だよ~」
まど神「さあーて、『魔女』チームの中で一番活躍できなかったのは……」
今日はここまでです。
ゆまちゃんが天才幼女で何言ってるか分からないみたいな感じになってしまいました。
自分で作ったルールが思ったより難しくて、『魔法少女』の立ち回りが極端に高難度になってしまいました。
見てくださってる皆さん、本当にありがとうございます。そしてごめんなさい。
次回は、もう少し、ミスを、少なく……。そして、分かりやすいものを……。
あ、ネタバレ魔女編は明日やります。
再開します!
まど神「さやかちゃん!」
さやか「うええっ!?あたしいーー!?」
メガほむ・ほむら(ほっ……)
まどか「どうしてほむらちゃんもほっとしてるの?」
ほむら「この子の秘密って、私の秘密も同然じゃない」
まどか「あ、そっか」
さやか「ど、どうして私なのさ!」
まど神「どうしてって、さやかちゃんがメガほむちゃんに指示して動いてもらってたみたいだし」
さやか「う……流石神様……」
まど神「それにしても、自分で決めた罰ゲームでやられちゃうなんて、何と言うか、流石さやかちゃんだよね」
さやか「うるさーいっ!」
まど神「うぇひひ、そんな口きいていいのかな?これが何かわかるでしょ?」
さやか「ちょ、ちょ、ストップ!!それはダメだって!」
ほむら「手紙?」
マミ「随分たくさんあるわね」
なぎさ「それより、さっきから神様が邪神にしか見えないのです」
まど神「いやー沢山あるみたいだから、どれにしようか迷うなあ(棒」
さやか「まどか、いや女神様……。ご慈悲を!マジで!」
まどか(うわあ……さやかちゃんがマジ泣きしながらあっちの私に土下座してる)
まど神「さやかちゃん、私。人の秘密をいたずらに暴こうとするのは良くないと思ってる」
さやか「女神様……!」
まど神「でも、秩序って欲望よりも大切だと思うから。いやー本当はこんなことしたくないんだけどなあ。残念だなあ。ウェヒヒヒヒヒ」
メガほむ(鹿目さん、あれじゃ女神じゃなくて悪魔だよ……)
まど神「それじゃ、とっておきの1枚を」
さやか「あああああああああああああああ!!!!」
杏子(そんなに嫌なのかよ……)
私はゆらゆらゆれる人魚姫
音の無い世界にひとり、沈んでゆく
きっと私にはもう何も届かない
それでも、どうか
どうかあなたのバイオリンの音だけは
私に届いてくれたらいいな
泡になって消えてしまう前に……
さやか「ああああああああああああああああああああああ!!!!」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒ」
ほむら「うわあ……」
杏子「これは酷いぞ」
なぎさ「さやかは人魚なのですか?」
さやか「あたしって、ほんとバカ」
まどか「皆やめて!さやかちゃん号泣してるから」
和子「あはは、大丈夫よ美樹さーんっ!若いうちの過ちのひとつやふたつ」
詢子「フォローになってないって」
キュゥべえ「ふむ、すさまじい絶望エネルギーを感じるよ。これは研究の価値がありそうだ」
まど神「さやかちゃん失神寸前だけど、皆次からはこうなる可能性があるんだからねー?ウェヒヒヒヒヒヒヒ、頑張って」
まどか(あれ、本当に私なんだよね?)
メガほむ「あの、鹿目さんのお母さん」
詢子「んー?」
メガほむ「いくらゲームとはいえ、さっきは失礼なことを。すみませんでした」
詢子「いやいや、これそういうゲームだし。あたしも面白かったよ、ありがとう」
マミ「でも、意外ね。大人しい子だし、演技でやっているようには見えなかったわ」
メガほむ「それは、その……。私が素直そうだから、本物の『オリコ』を攻撃するような言動をすれば偽物には見えないって」
まどか「……さやかちゃんが言ったんだね」
仁美「もうやめてあげてください」
キュゥべえ「というわけで、2回目の魔法少女人狼は終了だよ」
キュゥべえ「これからは『魔女』(とか)視点のSSをお送りするよ!」
~0日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
さやか(おお、『魔女』かあ。ふふふ、これはさやかちゃんの腕の見せ所ですなあ)
メガほむ(美樹さん、頑張りましょうね)
詢子(『オリコ』はあたしか。まあ頑張りますかね)
和子(『霊媒師』……。なんだか地味な役職ね、嫌になっちゃうわ)
ゆま(『魔法少女』、かあ……。どうすればいいんだろ、全然分かんないや)
キュゥべえ(じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ)
メガほむ(美樹さん、どうしようか?)
さやか(……っとその前に。キュゥべえ、この時間に相談するのってアリ?)
キュゥべえ(禁止はしないよ)
さやか(んじゃ遠慮なく。いくらテレパシー使い放題とはいえ昼間に相談は出来ないだろうしね)
メガほむ(流石美樹さん!頼りになります!)
さやか(うんうん、どんどん頼ってくれたまえよー)
メガほむ(でも、相談って、一体何を?)
さやか(今後の方針をざっくりと。まず、メガほむには『オリコ』を名乗ってほしい)
メガほむ(私が、『オリコ』を!?皆を騙すってこと?)
さやか(うん。今回は人数11人でさらに増えるし、『オリコ』放置はまずいと思うんだよね)
メガほむ(そっか……。前回も鹿目さんが大活躍していたし)
さやか(とりあえず『オリコ』が複数居れば、どれを信じればいいのか分からなくなるからね)
メガほむ(でも、『オリコ』のふりをするなんて難しそう……)
さやか(大丈夫、最低限の矛盾さえ防げれば何とかなるから)
メガほむ(美樹さんが『オリコ』を騙っちゃダメなの?)
さやか(うーん……。あたし一応経験者だしなあ。『オリコ』騙って、その相手がなぎさとかだったら真っ先に疑われるのあたしだろうし)
メガほむ(私なら大丈夫かな?)
さやか(メガほむ、あっちのほむらと違って素直っぽいし)
メガほむ(……それは喜んでいいのかな?)
さやか(最初のターンは占いの必要は無いから占い先のことは考えなくてOK。明日の晩からはあたしと相談して決めてこう)
メガほむ(了解です)
さやか(そんじゃ、誰を殺すか決めちゃいましょうか。メガほむ、誰か気になる人は?)
メガほむ(うーん……鹿目さん?)
さやか(あのね、メガほむ。今聞いたのは殺したい人はいるかってことで……)
メガほむ(分かってますよお!でも私が『魔女』で鹿目さんを殺すのって意外性あるじゃないですか)
さやか(ほう……なるほど)
メガほむ(相手にもよりますけど、私が本物の『オリコ』って信じ込ませやすいと思って)
さやか(ちゃんと考えてたか。流石、やっぱりほむらなんだね)
キュゥべえ(決まったかな?)
さやか(うん。あたしたち『魔女』はまどかを殺すことにするよ)
キュゥべえ(分かった。まどかだね)
キュゥべえ(次に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ)
ゆま(んー。守る人を決めるっていっても、何にも情報が無いもんね)
ゆま(ゆまはキョーコを守るよ)
キュゥべえ(杏子だね。分かったよ)
キュゥべえ「それじゃあ皆、顔を上げてくれ」
キュゥべえ「昨晩殺されたのは……」
『鹿目まどか』
まどか「っ!?」
ほむら「っ……まさか、まどかが襲われるだなんて」
詢子「早めに言っとくよ。あたしが『オリコ』さ」
メガほむ(来た!相手は鹿目さんのお母さん……)
メガほむ「ちが、います。『オリコ』はわたしです」
ゆま「『オリコ』が2人!?」
なぎさ「ということは、どちらかが偽物なのです!」
キュゥべえ「あと3分だよ」
杏子「両方殺すのは……ダメか」
さやか「うん。それで『魔女』を一人処刑できたとしても『オリコ』を失うのはあたしたちにとっては辛すぎる」
さやか(しっかしまどかのママさんかあ……。手強そうだなあ)
さやか(あの人ならまどかを殺す動機も薄いし)
マミ「それじゃ、しばらくは様子見?」
和子「そうねえ。残りの人たちの中で怪しそうなのを適当に処刑するしかないんじゃないかしら?」
仁美「どちらかは『魔女』だって分かっているのに……。もどかしいですわね」
さやか(そだ、メガほむ)
メガほむ(はい、美樹さん)
さやか(まどかのママさんを睨みつけてみてよ)
メガほむ(ええっ!?そんなことできませんよ……!)
さやか(大丈夫大丈夫、まどかのママさんなら絶対怒らないから)
メガほむ(うう……もう、分かりました。やってみます)
詢子「ほむらちゃん、そんなに睨まないでよ」
メガほむ「だって私。鹿目さんのお母さんが嘘つきだってわかってますから」
詢子「ふーん。私からしたらあんたの方が嘘つきだけどね」
マミ「ち、ちょっと!喧嘩しないでください」
さやか「いいんですよ。あれもこのゲームのひとつの醍醐味ですし」
さやか「ま、向こうでいくら言い合っててもどうせこっちには関係ありませんしねー」
さやか(そうそう、人狼ゲームはやっぱりこうでなきゃねー)
メガほむ「……ふん」
さやか(メガほむ、グッジョブ!)
メガほむ(うう……。後で謝らなきゃ)
ほむら「それで、どうするの?」
和子「詢子と暁美さん(メガネ)を避けて任意投票かしらねー」
杏子「ま、それしかないだろうな」
さやか(メガほむはまどかのママさんに投票して)
メガほむ(了解です)
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→杏子
さやか→杏子
マミ→仁美
杏子→仁美
なぎさ→ほむら
仁美→和子
和子→杏子
詢子→和子
ゆま→なぎさ
メガほむ→詢子
杏子(3票)、仁美・和子(2票)、ほむら・なぎさ・詢子(1票)
杏子「ひとりぼっちは寂しいもんな……。いいよ、一緒に居てやるよ。まどk」
キュゥべえ「はいはい、退場だからねー」
ほむら(悪く思わないでね、杏子。なんだか前回ので『魔女』のイメージがついちゃったのよ)
和子(他校の生徒だし……。うーん、悪いことしたかしら)
さやか(杏子が退場で、あたしとメガほむが無票。うん、悪くないね)
仁美(それにしても、メガほむさん、随分正義感が強いんですのね……。投票までまどかさんのお母様へ……。まさか、あれが演技とは思えませんけど……)
なぎさ(『オリコ』が2人いるだなんて、ややこしいことこの上ないのです。早く何とかしてほしいのです)
1日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、なぎさ、仁美、和子、詢子、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子
~敗者たちの雑談~
まどか(あ、私達はテレパシーがつながるんだね)
杏子(みたいだな)
まどか(うぇひひ、まさか一晩目でやられちゃうとは思わなかったよ)
杏子(まあ、出番的には丁度いいんじゃね?あたし達2人ともさっきは最後まで残ったクチだし)
まどか(うぇひひ、そうかも。それにしても、ママとほむらちゃん、どっちが『魔女』なんだろう……)
杏子(さあね。どっちもまどかを殺すとか考えなさそうだよな)
まどか(もしかしたら。実は私、知らないところで恨みを……)
杏子(ないない)
まどか(ところで杏子ちゃん、役職は?)
杏子(んー。言ってもいいけど、ここは黙っとくか。その方が面白そうだし)
まどか(え、杏子ちゃん。まさか、『魔女』……!?)
杏子(さあね)
~1日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ(じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ)
さやか(メガほむ、とりあえずお疲れさま)
メガほむ(うう、本当に疲れたよお……)
さやか(とりあえず。今晩誰を殺すかの前に、占い先を決めておこっか)
メガほむ(ですね)
さやか(とはいえ、ここは深く考えなくていいと思うよ。まだ役職も全然わからないし、人数も多いし)
メガほむ(じゃあ志筑さんにしましょうか)
さやか(あ、『魔女』だなんて言わないでね)
メガほむ(分かってます。初占いで『魔女』を当てるのはちょっとわざとらしいですもんね)
さやか(結構頼りになるなあ……。これならあたしがいちいち口出ししなくても大丈夫かも)
メガほむ(それじゃ、今晩襲うのは誰がいいですか?)
さやか(うーん……。正直誰でもいいなあ)
メガほむ(あれで決めましょうか。神様の言うとおり、って)
さやか(いいねえ)
メガほむ(私達完全にふざけちゃってますね)
さやか(あはは)
さやか(そんじゃ。だ、れ、に、し、よ、う、か、な)
メガほむ(て、ん、の、か、み、さ、ま、の、い、う、と、お、り)
さやか(決まったね)
メガほむ(なぎさちゃんだあ)
さやか(んじゃ、そうしますか。それはそうと、これの続きって何だっけ?)
メガほむ(なのなのな、おべべのべっかにしようかな、とか?)
さやか(んー?ちょっと違ったような)
メガほむ(これ、地方によって違いそうですよね)
さやか(だね。まあべべだし丁度いいか)
キュゥべえ(随分盛り上がっているようだけど。なぎさでいいのかな?)
さやか(うん)
キュゥべえ(関係ない話は控えてほしいな。ゲームの進行に関わるからね)
メガほむ(ごめんなさーい)
キュゥべえ(次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ)
詢子(そうだねえ……。ゆまちゃんかな。ああ見えて頭がキレそうだ)
キュゥべえ(ゆまだね。分かった)
キュゥべえ(次に、『霊媒師』。昨晩死んだ杏子は……)
和子(『魔女』じゃなかったのね。了解よん)
キュゥべえ(最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ)
ゆま(うーん……。とりあえず『オリコ』候補を守るのは確定として)
ゆま(どっちがいいかなー。うん、ほむら(メガネ)の方にしておくよ!)
キュゥべえ(メガほむだね?分かったよ)
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『百江なぎさ』
~2日目、昼~
なぎさ「!」
なぎさ(さっきから全然活躍してないのです!うえーん!!)
まどか(私もだよ……。さ、なぎさちゃん。こっちへどうぞ)
和子「それじゃあ……。占った人は、『魔女』ですか?『人間』ですか?……はいっ、暁美さん!」
メガほむ(あ、授業以外でもこのテンションなんだ)
メガほむ「志筑さんは、『魔女』ではありませんでした」
詢子「ゆまちゃんは『魔女』じゃないみたいだね」
メガほむ(あ、そうだ。睨まないと)
メガほむ「……」
詢子「だから睨まないでよ」
仁美(不穏ですわね)
さやか「うーん、収穫なしかあ」
マミ「……ねえ、気づいたことがあるんだけど」
ほむら「何かしら?」
マミ「えっと……」
マミ「ええと……夜のターンが、第一回の時よりも長かった気がするの」
マミ「0日目の時も違和感があったんだけど、誰も言わないからいいかなって」
マミ「でも、今回も夜のターンがやっぱり長いままだったから」
さやか(おっ。鋭いね、マミさん。とりあえず攪乱してやりますか)
さやか「うーん、それって進行をテレパシーに変えたことが原因なんじゃないの?」
ほむら「どうなの、キュゥべえ?」
キュゥべえ「答えるわけにはいかないね」
さやか(へえ。キュゥべえは答えられないんだ)
仁美「答えるわけにはいかない、って……どういうことですか?」
キュゥべえ「言った通りさ。僕はゲームのルール以外のことには答えるわけにはいかないからね」
キュゥべえ「あと2分だよ」
マミ「ねえ。キュゥべえがこういう答え方をするのって、大体当たっているときじゃないかしら」
メガほむ(鋭いなあ)
ほむら「……確かにそうね」
さやか「さっすが、一番付き合いが長いだけのことはあるね!」
ゆま「だとしたら、どうして夜のターンが長引いたのかな?」
和子「『魔女』同士で相談していたんじゃない?」
さやか(ま、そういう結論に達するよね。まあそれがバレたって痛くも痒くも無いけど)
メガほむ「なるほど、そうやって誰かに入れ知恵したんですね?」
詢子「もー、どうしてそう突っかかるかねえ……」
マミ「この2人はまだ放っておくの?」
仁美「もう1日だけ待ってみましょう」
ほむら「そうね」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→仁美
さやか→和子
マミ→和子
仁美→マミ
和子→ 仁美
詢子→和子
ゆま→和子
メガほむ→詢子
和子(4票)、仁美(2票)、マミ・詢子(1票)
和子「ふふふ、来世ではいい男をゲットしてやるわ……」
遺言が、切ない。
マミ(うーん、別に先生が怪しいってことは無いんだけど)
ゆま(誰が『魔女』かなんてわかりっこないよ)
詢子(大人は終盤に入る前に引くってのが筋ってもんさ。な、和子)
詢子(あたしは『オリコ』だから最後まで生き残るけど。絶対に)
詢子(しかしメガほむちゃんもしつこいなあ……なんかあたしが敵っぽいじゃん)
仁美(てっきり皆巴さんを指すのかと思いましたが……)
仁美(ゲームの本筋に関係ないことを持ち出す辺り、ちょっと怪しいような……)
2日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、仁美、詢子、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子、なぎさ、和子
~2日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ(じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ)
さやか(メガほむ、頑張ってるねー)
メガほむ(私、大丈夫でしょうか……。却って怪しくないですか)
さやか(んー、それは分かんないけど。少なくとも今日の時点で私達が2人とも生きてるってかなり有利な状況じゃないかな)
メガほむ(だと嬉しいなあ……)
さやか(次の襲撃だけど……)
メガほむ(私、鹿目さんのお母さんにしようと思うんです)
さやか(マジで!?ちょっと早くないかな)
メガほむ(いつか占いで美樹さんが見つかるかもしれませんし……)
さやか(そりゃそうだけど)
メガほむ(それに『魔法少女』が生きていたとしても向こうを守る確率は1/2だと思うんです)
さやか(残りの半分はあんたを守るってことか)
メガほむ(そうです。それに……)
メガほむ(今回のゲーム。私、美樹さん、鹿目さんのお母さんを除くと残りは8人ですよね)
さやか(うん)
メガほむ(今4人死んでますから、魔法少女が残っている確率は4/8=1/2)
メガほむ(それにさっきの確率をかけて、1/2×1/2=1/4)
メガほむ(鹿目さんのお母さんを狙ったとして、今回の襲撃を『魔法少女』に邪魔される確率は1/4しかないんです)
さやか(おお……すげえ)
メガほむ(引き換えに私は明日処刑されることになると思います)
メガほむ(けど、美樹さんが明日の夜に一人襲うことが出来れば明後日の昼時点での生存者は4人)
メガほむ(詢子さんが本物の『オリコ』だと分かってしまうのでゆまちゃんがシロなのは確定になってしまいますが、その日の処刑さえ切り抜ければその夜また一人誰かを襲って、勝ちです)
さやか(……何この子!?めちゃくちゃ頭良いんですけど!!?)
メガほむ(問題は『魔法少女』なんだけど、どういう動きをするのか想像つかないし)
さやか(あたしも、正直分からん)
キュゥべえ(決まったかい?)
メガほむ(まどかのお母さんにします)
キュゥべえ(鹿目詢子だね。了解だよ)
キュゥべえ(次に、『オリコ』。誰を占うか選んでくれ)
詢子(仁美ちゃんにするよ)
詢子(あの子が本当にシロだとすると、2人に占われれば『人間』サイドであることが確定するからね)
キュゥべえ(仁美だね。分かった)
キュゥべえ(次に、『霊媒師』。……飛ばすね)
和子(そろそろ正体明かすつもりだったんだけどなあ……)
キュゥべえ(最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ)
ゆま(前回はメガほむだったし、今回はまどかのママかな?)
キュゥべえ(鹿目順子だね。分かった)
ゆま(あと『魔女』が何人残ってるのか分からないけど、ゆまは『魔法少女』のまま勝ちたいなあ……)
ゆま(そろそろ何か考えたほうがいいのかな)
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『なし』
~3日目、昼~
一同「!!?」
メガほむ(そんなーっ!!!)
さやか(うわああ、25%の方引いたか……)
詢子「よし『魔法少女』、名乗り出な」
メガほむ「ちょっと、何を言ってるんですか!」
詢子「『魔法少女』が誰を守ったか聞き出せば、『魔女』でない人間が確定する」
メガほむ(この流れはマズイ……!私が偽物だってばれちゃう!)
ほむら「待って、その前に占いの結果よ」
ゆま「ゆまもそっちが聞きたいな」
メガほむ(しまった!考えてない!!)
詢子「仁美ちゃんは『魔女』じゃない」
メガほむ(そおい!!)
メガほむ「ゆまちゃんは『魔女』じゃありません」
仁美「……ということは、2人に占われた私とゆまさんは『魔女』側ではないことが確定しますね」
メガほむ(しまった!確定者が2人も!)
ゆま「やったね!」
さやか(いや、咄嗟によく判断してくれたよ……。さあ、ここからどうしよう)
ほむら「現在残っているのが、私・さやか・マミ・仁美・まどかのお母様・ゆま・メガほむ」
仁美「7人ですわね」
詢子「そのうち仁美ちゃんとゆまちゃんは『人間』側確定で、あたしとほむらちゃん(メガネ)のどちらかが『魔女』、どちらかが『オリコ』か」
さやか「あたしとマミさんとほむら(メガネじゃない)のうち一人も『魔女』だね」
ゆま(さやか、どうしてそんなことが分かるのかな?)
詢子「それより『魔法少女』だ。あたしかメガほむちゃんのどちらかを守ったんじゃないのかい?」
さやか・メガほむ(やめてー!!!名乗り出ないでー!!!)
「「「……」」」
ゆま(これより、脳内ゆま会議を開きます)
ゆま(異論なし。それじゃ、始めよう)
ゆま(今この状況で、『魔法少女』だ、って名乗り出るべき?)
ゆま(とりあえず、名乗り出たらどうなるか考えてみよう)
ゆま(メガほむが殺されるね)
ゆま(もしメガほむが最後の『魔女』だったら、ゆまが『魔女』になる?)
ゆま(うん。それで6人と戦わなきゃいけなくなるね)
ゆま(絶対勝てないよ。『魔法少女』だって名乗った時点でその後『魔女』になる可能性はついてまわるんだから)
ゆま(……まどかのママには悪いけど、黙ってる方が良さそうだね)
ゆま(『魔法少女』はいつか『魔女』になる。でも)
ゆま(いつかはいまじゃないよ)
ほむら(今、名言が聞こえた気が……気のせいかしら)
キュゥべえ「あと1分だよ」
さやか(なんだか知らないけど『魔法少女』が出てこない!よっしゃ!)
さやか「まあ多分、まどかのママさんとメガほむ以外の誰かを守ったんだよね、『魔法少女』は」
マミ「それが一番妥当な線みたいね」
仁美「今回は誰を処刑しましょう?」
ゆま「『霊媒師』も出てこないし……。そろそろ自称『オリコ』の2人のことも考えないと」
詢子「そっちのグレー3人はどうなんだ?」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?」
仁美「……っ!そんな」
仁美(全然時間がありませんわ……。まだ、話し合わなければならないことはたくさんありますのに)
メガほむ(今度こそまどかのお母さんの命を断ちます!)
さやか(がってん!)
キュゥべえ「それじゃ、せーの」
ほむら→詢子
さやか→詢子
マミ→仁美
仁美→マミ
詢子→メガほむ
ゆま→仁美
メガほむ→詢子
詢子(3票)、仁美(2票)、マミ・メガほむ(1票)
詢子「……ッチ」
さやか・メガほむ(やったあああああああああ!!)
マミ(さっきから志筑さんに指されてる……。なんだか怖いわね)
ゆま(メガほむはまだ処刑しちゃダメ……もうちょっと待ってみよう)
3日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、さやか、マミ、仁美、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、杏子、なぎさ、和子、詢子
~敗者たちの雑談~
詢子(よっ)
和子(詢子も負けちゃったのね)
杏子(で、あんた、本物の『オリコ』なの?)
詢子(ああ、本物さ)
まどか(え!?)
なぎさ(それ、やばいんじゃ……)
詢子(メガほむちゃん本物っぽい挙動するからなー……あれはあたしでも騙されそうだ)
~3日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ(じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ)
さやか(ふいー。どうなることかと思ったわ)
メガほむ(これで一安心だね)
さやか(そうだよ、もうほとんどあたしたちの勝ちみたいなもんでしょ)
さやか(『魔女』は2人残ってるし、場には『魔法少女』も残ってる)
メガほむ(それに私が『オリコ』じゃないってことはもう証明できなさそうだし)
さやか(『霊媒師』が残ってたら別だけどね。もしいてもとっくに出て来てるんじゃないかな)
メガほむ(じゃ、誰を殺そうか)
さやか(『人間』チーム確定のゆまちゃんか仁美か……。まあここは仁美かな)
メガほむ(だね。占いは、巴さんが『魔女』ってことにしとくよ)
キュゥべえ(決まったかな?)
さやか(今日は仁美を襲うことにするよ)
キュゥべえ(仁美だね。分かったよ)
キュゥべえ(『オリコ』と『霊媒師』は飛ばすよ)
キュゥべえ(最後に、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ)
ゆま(ちょっと待ってね。ここはゆっくり考えたいから)
キュゥべえ(そうかい)
ゆま(第二回、脳内ゆま会議~!)
ゆま(とりあえず、『魔女』のうち一人はメガほむで確定)
ゆま(もう1人は?)
ゆま(さっきのさやかの発言からして、まだ1人生きてそうだよね)
ゆま(さやかは『霊媒師』かな?)
ゆま(うーん……『魔女』の可能性も)
ゆま(どっちかな)
ゆま(でも、『霊媒師』だったらもう名乗り出ててもおかしくないよね)
ゆま(そっか、昨日で3日目だもんね)
ゆま(……)
ゆま(さやかが『魔女』だとすると、ゆまはどうすればいい?)
ゆま(『魔法少女』であることを明かして、さやかとメガほむを処刑すればいいんじゃない?)
ゆま(ダメ、そうするとゆまが『魔女』になっちゃう)
ゆま(そっか……)
ゆま(でも、次の夜に『魔女』がゆまを殺してくれればゆまは『人間』チームのまま勝てるよ)
ゆま(絶対無理だよ。ゆまが『魔法少女』だって分かったらゆまは襲われないに決まってる)
ゆま(そっか。じゃ、どうすれば……)
ゆま(『魔女』化して勝つのが無難じゃないの?)
ゆま(できれば『魔女』にはなりたくないの。うーん、何かないかなあ……)
ゆま(あ、ゆまが『霊媒師』のふりをしたらどうかな?)
ゆま(それでどうするの?)
ゆま(自分が『霊媒師』ならメガほむとさやかが『魔女』だって言えるよ)
ゆま(しかもその晩真っ先にゆまのことを襲ってくれると思う)
ゆま(なるほどー!)
ゆま(それでいこうか)
ゆま(キョーコも『敵を騙すにはまず味方から』って言ってたもんね!)
キュゥべえ(そろそろ決まったかな?)
ゆま(守るのは誰でもいいや)
ゆま(ほむらにしようかな)
キュゥべえ(ほむら(メガネじゃない方)だね。分かった)
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『志筑仁美』
仁美「……」
仁美(うーん、残念です)
ほむら「まあ、そうよね」
メガほむ「今日の占いの結果は」
ゆま「その必要は無いよ」
ゆま「ゆまが『霊媒師』なの。今まで処刑された3人は全員『魔女』じゃないみたいだよ」
さやか(!)
メガほむ「っ!?」
さやか「んー?ってことは、メガほむが偽物の『オリコ』だってこと?」
ゆま「そうとしか考えられないよ」
ほむら「とりあえずあなたは『魔女』確定ってことね」
メガほむ「そんな、違います!!」
ほむら「はいはい」
さやか(うわあ、ごめん。メガほむ)
メガほむ(美樹さん、あとはお願いします)
さやか(任せて)
マミ「それにしても、今まで処刑された人たちが全員『魔女』じゃなかったってことは、もう一人『魔女』が残ってるのね……」
ゆま「大丈夫。それももう分かってるよ」
ゆま「ね、さやか?」
さやか「っ!!?」
さやか「ゆまちゃん、言いがかりは良くないよ」
ゆま「ゆまね、ちゃんと聞いてたんだよ。>>142で、さやかがこうやって言ってたこと」
さやか「あたしとマミさんとほむら(メガネじゃない)のうち一人も『魔女』だね」
マミ「あ……!」
ゆま「さやかが『魔女』じゃなきゃ持ってるはずのない情報でしょ?」
さやか「ち、違う!それはただの勘違いで……」
ほむら「往生際が悪いわ、美樹さやか」
さやか「……」
さやか(ごめん、メガほむ。あたし死んだわ)
メガほむ(美樹さーんっ!!?)
さやか(でも、『魔法少女』は仁美、ほむら、マミさんのうちの誰か)
メガほむ(今夜ゆまちゃんを襲えば、2/3の確率で……私たちの勝ちですっ!)
さやか「……あはっ」
マミ「美樹さん?」
さやか「バレちゃあしょうがないよねえ。ね、メガほむ」
メガほむ「……私、うまくやったと思ったんですけどね」
さやか「でも残念でしたー、この中には『魔法少女』が残ってる可能性があるんだなー」
さやか(同士討ちしてくれないかなー)
メガほむ(それは流石に……)
マミ「あ、そっか……」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→さやか
さやか→ゆま
マミ→メガほむ
ゆま→さやか
メガほむ→ゆま
さやか・ゆま(2票)、メガほむ(1票)
キュゥべえ「さやかとゆまで決選投票だね」
キュゥべえ「それじゃ、せーの」
ほむら→さやか
さやか→ゆま
マミ→さやか
ゆま→さやか
メガほむ→ゆま
さやか(3票)、ゆま(2票)
さやか「ふふふ……。あたしを倒しても、第二第三の『魔女』が……」
さやか(後は頼んだからね、メガほむ!)
ほむら「私達にとっては洒落にならないギャグね」
4日目、昼。
終了。
<生存者>
ほむら、マミ、ゆま、メガほむ
<死亡者>
まどか、さやか、杏子、なぎさ、仁美、和子、詢子
~敗者たちの雑談~
さやか(くぅ~、さやかちゃんついに処刑されちゃいました!)
詢子(さやかちゃんが魔女だったのか)
さやか(『魔法少女』は仁美?)
仁美(うふふ、秘密です)
~3日目、夜~
キュゥべえ「皆、夜になったよ!さあ顔を伏せるんだ」
キュゥべえ(じゃあまず、『魔女』。誰を殺すか選んでくれ)
メガほむ(『魔法少女』に阻止さえされなければ、まだ……。今日の襲撃は、ゆまちゃんで!)
キュゥべえ(ゆまだね、了解だよ)
キュゥべえ(それじゃ、『魔法少女』。誰を守るか選んでくれ)
ゆま(んー、マミさんかなあ。多分死ぬのはゆまだと思うけど)
キュゥべえ(マミだね、了解だよ)
キュゥべえ「それじゃ、発表するよ。昨晩の犠牲者は」
『千歳ゆま』
ゆま「……」
まどか(ゆまちゃん、おいで)
マミ「ゆまちゃん……」
メガほむ「これで、残りは私達3人だけですね」
ほむら「そうね。あなたを処刑して、終わりよ」
メガほむ(あとは煽るくらいしかやることないか)
メガほむ「それはどうでしょうね?」
メガほむ「隣にいるのが『魔法少女』かもしれないんですよ?」
ほむら「マミ、この子の言葉に惑わされてはダメ」
マミ「私は……」
キュゥべえ「あと2分で決めてね」
ほむら「考えるまでも無いでしょ、マミ!」
メガほむ「ふふっ。ゆっくり考えてください、巴さん?」
マミ「私は最後まで希望を信じるわ……。だって私は、魔法少女巴マミだもの!!」
ほむら「!!?」
マミ「あ、え、違うの、暁美さん。そっちの意味じゃなくて……」
キュゥべえ「誰を指名するか決まったかい?それじゃ、せーの」
ほむら→メガほむ
マミ→メガほむ
メガほむ→ほむら
メガほむ「……っ」
メガほむ(あうう……。でも、『魔法少女』が生きていれば)
キュゥべえ「……さて」
キュゥべえ「おめでとう。ほむら、マミ」
キュゥべえ「このゲーム、君たち『人間』チームの勝ちだ!!」
メガほむ(また2/3外したー!?)
こんな感じでした。
疲れた……。
人数多いと複雑になるし、魔女化ルールも難しすぎたかもです。
次は第一回くらい分かりやすいのを書きたい……。
うおお、皆様ありがとうございます!
今日はもうちょっとだけ書きます。
>>255
主人公決まった後はノープランで書いてます。
残りの人数がある程度減ってきてからようやく役職を割り振る感じです。
第一回は『魔女』が誰かすら決めずに書いてました。
今回もほむらとメガほむのペアで『魔女』させるつもりだったんだけどなあ……。
まどか「第二回魔法少女人狼も終わりかあ」
マミ「第三回もやるのよね?」
さやか「……」
杏子「おい、さやか……。マジで大丈夫か?」
キュゥべえ「強いショックを受けているようだね。どうしようか……」
さやか「……」
キュゥべえ「ん?どうしたんだい?さやか」
さやか「……」
キュゥべえ「……うん。繋げてあるよ。……そうかい、分かった」
キュゥべえ「それに次のメンバーが来るまでには時間がかかるようだし、さやかもこの状態だし、少し待とうか」
マミ「予想はしてたけど、まだ来るのね……」
まどか「待ってる間、何をするの?」
仁美「あのー」
ほむら「どうしたの?」
仁美「お稽古事があるので、私はここで失礼しますね」
詢子「あたしもお暇するかあ。楽しかったよ、ありがと」
和子「私も帰りますね~」
ゆま「ゆまも帰らないと」
メガほむ「私も元の時間軸に帰らないと……」
ほむら「だからあなたは何者なのよ!?」
なぎさ「残ったのは私達6人ですね」
杏子「だな。……で、どうすんの?」
キュゥべえ「実は、あすなろ市と連絡がつながっているんだ。ジュゥべえ、聞こえているかい?」
ジュゥべえ「よお!ちゃあんとつながってるぜ!」
かずみ「チャオ、見滝原の魔法少女達!」
海香「魔法少女じゃない子もいるみたいだけどね」
サキ「さっきの勝負、見せてもらったよ」
みらい「随分難しそうなルールだったねー」
マミ「あら?……あの子って、確か」
キュゥべえ「紹介するよ。あすなろ市の魔法少女たちが結成した『プレイアデス聖団』だ」
マミ「『プレイアデス』?神話の7人姉妹のことよね?」
キュゥべえ「そうさ。かずみ・カオル・海香・サキ・みらい・里美・ニコの7人が、自分たちのことを夜空に浮かぶ『プレイアデス星団』になぞらえてそう呼んでいるんだよ」
マミ「素敵な名前ね」
キュゥべえ「そうかい」
ジュゥべえ「そろそろ、こっちに切り替えるぜ」
かずみ「こちらは立花さんのカフェにてお送りしておりまーす」
立花「お前ら……」
海香「いつもすみません」
立花「はー……。まあお得意様だしな、文句は言わないよ」
かずみ「さっすが!太っ腹ー!」
ジュゥべえ「今回は『プレイアデス人狼』っていうことで、この7人でやってもらうぜ」
ニコ「ルールは?」
ジュゥべえ「向こうの『第一回』と同じだな。『魔法少女』の『魔女』化は無視するぜ」
みらい「役職の人数は?」
ジュゥべえ「『魔女』が2人、『霊媒師』と『魔法少女』は1人ずつだ」
里美「ジュゥべえちゃん。人数が少ない分、何だか『魔女』が有利じゃない?」
ジュゥべえ「今回は0日目の夜に『魔女』は動くことが出来ないから、それで勘弁してくれ」
カオル「ま、それなら平等くらいかー」
ジュゥべえ「そんじゃ、異論がないようなら始めるぜ。あ、ゲームマスターはオイラだからな」
まど神「待って!」
みらい「で、出たあ!」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
海香「なんて禍々しい魔力なの……」
里美「やあん、怖い」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒ、今回も一番足を引っ張った人の恥ずかしーい過去をバラしちゃうよ!」
まど神「本当はやりたくないんだけど!秩序だから!理だからね!」
カオル「ニコ、グリーフシードは」
ニコ「バッチリ。ま、そうならないようにしたいね」
ジュゥべえ「んじゃ、改めて始めるぜ。お嬢さん方」
立花「貸し切ってまでやるんだ。面白いものを見せてくれよ?」
かずみ「任せて!」
NO!
>>305
『オリコ』と『魔法少女』が一人ずつです。
今回は人数の都合上『霊媒師』は存在しません。
番外編 プレイアデス人狼
ゲームマスター:ジュゥべえ
登場人物:かずみ、カオル、海香、サキ、みらい、里美、ニコ(計7名)
役職:人間(4人)、魔女(2人)、オリコ(1人)、魔法少女(1人)
この中から『主人公』を一人決めます。
『主人公』の役職は強制的に村人となり、以降は『主人公』目線で話が進みます。
今回は『主人公』にも活躍の場を与えたい……。
では、番外編の『主人公』は?>>312
かずみ
ちょっと思ったけど、狩人の狼化より、狩人を狼に噛まれる狐と兼用したら面白いかもしれないなぁ。
村人は狩人に守られつつ、狼に平行して狩人も吊らないといけない。そして狼も村人に平行して狩人も噛むなり吊らさないといけない。
狩人の狼化だと狼側にちょっと有利な気がしたし、狩人が狼と村人、どっちの立場についたらいいか混乱していくと思う。
>>312
それではかずみちゃんで!
>>313
うおお、それはそれで難しそう……。
魔法少女の魔女化はまどマギの設定を活かせないかと考えた結果っていう意味合いが強いんですよね。
ヘタに難しいルール創るとまた自分の手を離れて暴走しそうなのでその辺りは検討させて頂きます。
今晩すぐには書けないので、今回はちょっと書き溜めしてから来ます。
あと、かずみ☆マギカの登場人物の説明とかってあった方が良いのでしょうか?
これ人間、魔法少女、魔女の三人で生き残ったときが厄介
人間が勝つには魔女を吊りつつ魔法少女が食われないといけない
魔法少女にしろ人間にしろ吊られりゃおしまい
魔女吊っても魔法少女が生き残ったらアウト。GJですら魔女勝利
魔女が勝つ確率がこの場合はGJ抜きで5/6、後はだいたい「魔法少女を勝たせたいか」になる
魔法少女の勝利条件は狼を吊ること
自分が吊られても人間が吊られても死んで魔女が生き残るから人間サイドで負け、魔女を吊れば生きようが死のうが勝ち
人間は「魔女を吊りつつ魔法少女を食わせる」事を考えないといけない上、魔法少女は魔女を吊れれば「どちらで勝ちたいか」を考えて発言出来る
通常の勝敗を超えた腹芸することになる(ゲームの枠を超えた揉め事の原因になる)から魔女化の条件は手を加えた方がいいかも
昼ターンの1:1:1の詰みは「魔女以外を吊ったら当然終了、魔女を吊ったら魔女化で終了」
夜ターンの1:1:1の詰みは「人間を食っても魔法少女を食っても生き残るのは魔女と人サイド同数、ガード成功しても昼ターンの1:1:1の詰みへ」で成立
昼ターンで2:1:1の場合、人間は「魔女を吊った時点で魔法少女が魔女化、更にもう魔法少女がいないのでどっちを襲っても魔女の同数勝ち」「人間を吊ったら死んだのが魔法少女の場合は詰み、只の人間の場合は1:1:1の夜の詰み」へ
夜ターンの2:1:1の場合は魔法少女がGJ出しても昼ターンの2:1:1の詰みへ、出せなければ昼ターンの1:1:1の詰みへ
2:1:2も昼に詰むなら夜GJ出しても詰みへ、そして昼は誰を吊ってもこの上記4の詰みへ
3:1:1でも夜なら詰み、昼にこの人数で魔女を吊った上で「魔法少女が魔女化した事を公表する場合」でないと魔女側超有利
3:1:2の場合も魔女を吊れても3:1:1の魔女有利へ
このルールダメじゃね?
真実なんて知りたくもない筈なのに、それでも追い求めずにはいられないなんて、つくづく人間の好奇心というものは理不尽だね。
面白い議論だけど、SS完結してからの方がいいんじゃないかな?
じゃないと>>1が失踪してしまうよ?
やっぱり数字にして見ると狼側有利だよなー。上で魔法少女を狩人+狐(ただし狼が噛める)にしたらどうかって提案してはあるんだけど、この場合のルールならどうだろ?
>>1です。
魔法少女の魔女化ルールはあくまでSS内で使っているもので、実用性はあんまり考えてないと最初に言い訳しておきます。
その上でレスを読んで思ったことを書いていきます。
解釈間違ってたりしたらごめんなさい……。
>>322
魔法少女を生かすか殺すかの腹芸になると言うことですが、それは魔法少女が自分の身分を明かしている場合に限ります。
魔法少女側も名乗る→吊られるは理解していると思われるので、
魔女が残り一人しかいなくて人間側が有利ということが分かり切っている、というような余程有利な状況でなければ、
魔法少女はおそらく潜伏することを選びます。
そうなると、普通の人間には魔法少女が生存しているかどうかすら分からないと思うので、そういう腹の探り合いにはならないんじゃないでしょうか。多分。
>>325
もともとこのルールはメンバーが増えたことで魔女寄りの存在を入れたいと思ったのがきっかけで作ったものです。
普通に狂人にしても良かったのですが、形だけでもまどマギの要素をと思い、魔法少女を魔女化させることに決めました。
なので当然と言えば当然ですが、魔女側にかなり有利なルールになっています。
多少アンフェアでも勝敗を決めるのはどうせ自分だからいいか、とも思ってます。
もともとスパイス程度に入れるつもりのルールだったのでこれだけ考察が出てきて正直驚いてます。
でも書いてみて自分の手に余りそうでもあったので今後は封印するかもです。
>>327
まど神「私の願いはすべての未完SSを救うこと。だったら私がエタる必要なんて……無いっ!」
>>328
やってみたら面白いと思います。でも自分が書けと言われたら絶対頭がパンクするのでごめんなさいって感じです。
プレイアデス人狼は明日投下します。
議論については>>1も楽しみながら見せて頂いているのでそのまま続けてくださって結構です。
かずみ「再開するね!」
かずみ☆マギカを知らない人へ。
かずみ:アンテナヘアーが特徴的な女の子。元気で天然。
牧カオル:サッカー大好き少女。魔法少女になっても魔力の弾を蹴って攻撃する。
御崎海香:売れっ子作家。一見クールだが、執筆が進まないと鬼のように機嫌が悪くなることも。
浅海サキ:普段は割と冷静。かずみが好き。
若葉みらい:幼い感じの女の子。サキが大好き。
宇佐木里美:動物と話す能力を持つ。比較的大人っぽい。
神那ニコ:アプリの開発なんかも出来る器用な少女。キャラがつかみにくい。
ジュゥべえ:キュゥべえの仲間?詳細不明。
立花:『レパ・マチュカ』のオーナー。ひょんなことからかずみと知り合った男性。割と寡黙。
~0日目、夜~
ジュゥべえ「プレイアデスのお嬢さん方、夜になったぜ。さあ顔を伏せてくれ」
ジュゥべえ「……」
チャオ!!!
私の名前は、かずみ。
トレードマークはこのアンテナヘアー!
ビビビッといろんなものを感知しちゃうよ!
えっと、役職は……どうやらただの『人間』みたいだね。
正直、夜のターンってさ、『人間』にとっては暇だよねー。
~1日目、昼~
ジュゥべえ「皆、起きろー!朝だぜー!」
ジュゥべえ「話し合いの時間は今から5分間な」
ニコ「モーニン。あ、どうやら私が『オリコ』だったみたいだよ」
みらい「違う!『オリコ』はボクだよ!」
サキ「おお、早速『オリコ』の偽物が出たか」
みらい「サキはボクのこと信じてくれるよね?」
サキ「さあ、どうかな」
みらい「そんなー」
里美「他に、誰か意見のある人は?」
かずみ「あ、はいはいはーい!!」
カオル「『はい』は1回でいいっての!」
さっき、見滝原の方を見てて思ったことがあったんだ。
かずみ「『オリコ』の占い先とか、『魔法少女』が守る相手とか、皆で考えたほうが良くない?」
ニコ「ふむ、確かに」
海香「『オリコ』の占い先を皆で考えるのはアリね。でも『魔法少女』が守る相手を皆で考えたら『魔女』にもバレるんじゃない?」
かずみ「え?あ、そっか。あははー」
サキ「いや。場合によっては『魔女』にバレるリスクを冒してでも『魔法少女』が守る相手を選ぶべきじゃないか?」
かずみ「んー、どゆこと?」
サキ「例えば『オリコ』が確定しているのにそれ以外の人を守るようならまずいだろう」
ニコ「そうかも。でも、とりあえずは占い先でしょ」
海香「それもそうね。誰か、意見はある?」
うーん。
怪しい人なんて、今の時点で分かるわけないし。
あ、そうだ。
かずみ「それじゃあ私のこと、占ってみる?」
「「「!!?」」」
カオル「自分のことを、占えだって!?」
かずみ「んー。だって私、『魔女』じゃないし」
みらい「かずみ、ちゃんとその後のこと考えてるの?もしボクが『魔女』で、かずみがそうじゃないとしたら、かずみを襲うと思うよ」
何で?
ああ、そっか。
2人に占われれば『魔女』じゃないことが確定するもんね。
100%『人間』確定の人を、『魔女』が見逃すはずがない。
ニコ「それなら、『魔法少女』にはかずみを守らせればいい」
サキ「そんなことをしたら、『オリコ』候補の2人はどうなる!」
ニコ「本物の『オリコ』を守れる確率は1/2。だったら、かずみを100%守れる方が好都合だとは思わない?」
みらい「待ってよ。何だか、かずみを占う前提で話が進んでるみたいだけど、ボクは反対だよ」
かずみ「えーっ!?どうして」
みらい「どうして、って……。どうせ、かずみは『魔女』じゃなさそうだし。だったら他の怪しそうな人を占いたいんだけど……」
里美「あら、かずみちゃんが『魔女』じゃないとは限らないんじゃない?」
カオル「かずみのコレが演技ってこと?にわかには信じがたい気がするけど」
海香「でも、これでかずみが『魔女』だって分かったら後悔してもしきれないわよ……?」
「「「……」」」
かずみ「結局、占い先も『魔法少女』のことも、各自で決めてもらうしかないのかなあ?」
ニコ「今後のことも考えると、占い先だけでも合わせたいね」
みらい「……」
ニコ「みらい、どうかした?」
みらい「べっつにー。偽物のくせに、随分本物みたいなこと言うなあと思って」
ニコ「そりゃ、本物だしねえ」
みらい「……あっそ」
カオル「処刑先も考えてないじゃんね」
サキ「それは各自だな」
みらい「んもー!分かったよ!かずみを占う!それで文句ない?」
ニコ「別に文句は言ってないんだけどなあ……。オッケー、じゃあそれで」
海香「『魔法少女』もかずみを守るの?」
かずみ「難しいところだよね。自己判断でいいんじゃない?」
ジュゥべえ「まだ1日目だってのに、随分白熱してるようだな。投票先は決まったか?」
サキ「私は決めた」
かずみ「私もー」
とりあえず『オリコ』候補の2人を避けるんだよね。
あ、他の人たちは私のことも避けなきゃいけないのか。
ジュゥべえ「んじゃ、行くぜ。せーの」
かずみ→海香
カオル→里美
海香→サキ
サキ→里美
みらい→里美
里美→海香
ニコ→サキ
里美(3票)、サキ・海香(2票)
里美「あらら、死んじゃうのか。皆、頑張ってねー」
ジュゥべえ「里美が死んだか」
1日目、昼。
終了。
<生存者>
かずみ、カオル、海香、サキ、みらい、ニコ
<死亡者>
里美
~立花さんの呟き~
立花「どうも。『レパ・マチュカ』のオーナー、立花です」
立花「わざわざ店を貸し切ってまで何をするのかと思えば……。人狼ゲームとはね、どこで知ったんだか」
立花「俺もやったことは何回か。まあ、大分昔の話ですけどね」
立花「ああ、俺は参加しないので見学です。役職は全員分ジュゥべえに教えてもらいましたが」
立花「今回のゲーム、注目すべきはやっぱりかずみですかね。いい意味で、場をかき回してくれるんじゃないですか」
立花「ただ、随分楽観的に考えてるみたいだけど、今回のゲームは7人中『魔女』が2人」
立花「もしも里美が『魔女』でなくて、この夜も襲撃を防げなかった場合、5人中2人が『魔女』だという状況に陥ることになります」
立花「早めに手を打たないとまずいんじゃないですかね」
~1日目、夜~
ジュゥべえ「そんじゃ、プレイアデスのお嬢さん方。夜が来るぜ、顔を伏せな」
―――各役職の効果、発動中―――
ジュゥべえ「皆、起きろー!朝だぜ!」
ジュゥべえ「そんじゃ発表するぞ。今回の犠牲者は」
『牧カオル』
カオル「……」
サキ「カオルがやられたか」
ジュゥべえ「話し合いの時間は今から5分間な」
ニコ「了解」
かずみ「ねえねえ!私の占いの結果は!?」
ニコ「『魔女』では無いようだね」
みらい「だろうね。かずみは違うでしょ」
海香「……みらい、それはどういう意味?」
みらい「ボクが占ったのはサキ。『魔女』じゃなかった」
サキ「!?……みらい、どうしてそんなことを!」
みらい「かずみは『魔女』じゃないよ。それは見ていれば分かる」
みらい「問題なのは次に誰を処刑するかってこと。今、この場に居るのが5人で、『魔女』は……何人か知らないけど、最悪まだ2人残ってる」
みらい「とすると、もう間違えられないんだよ。だったらボクは、より『魔女』である可能性が高そうなサキを占おうと思ったんだ。まあ、ハズレみたいだったけどね」
かずみ「ふーん……」
私、随分みらいに信用されてるみたいだね。
何でかは知らないけど。
かずみ「一旦、整理しよっか」
確実に言えるのは、みらいとニコのどちらかが『魔女』。
里美が『魔女』だったならそれで無事に解決するんだけど、そうでないとしたら……。
かずみ「みらいが『魔女』なら、組んでる可能性があるのは?」
海香「まずは、みらいが強引に占ったサキ。私の可能性もあるわね」
かずみ「私がみらいと組んでる可能性は?」
ニコ「みらいが『魔女』なら私は本物の『オリコ』であることが確定。私がかずみを『魔女』でないと言っている以上、かずみが『魔女』である可能性は、0でしょ」
かずみ「そっか」
他人目線で自分のこと見るのって難しいよね。
難しい。
ニコ「次に私が『魔女』である場合」
そのときはみらいが本物の『オリコ』になるから、サキは『魔女』じゃない。
となると、ニコと組む可能性があるのは……。
海香「私かかずみがニコと組んでるってことね」
里美が『魔女』だったら?
ニコ「簡単。私とみらいを順に処刑すればいい」
むむむ……。
みらい「はい」
サキ「どうした、みらい?」
みらい「私とかずみが『魔女』で、組んでる可能性は無いんだよね?」
海香「そうね」
みらい「じゃあ、言わせて。かずみを処刑するのは避けよう」
ニコ「さっきから、随分かずみのことを信用してるんだね。サキのことを占ったくらいなのに」
みらい「そりゃあ、サキは嘘が上手だし。でも、かずみは絶対にそんなに器用な子じゃないから」
みらい、もしかして私のこと馬鹿にしてる?
サキ「みらいがそれでいいと言うなら、いいんじゃないか」
ニコ「ふむ。となると、この場で一番発言権が強いのがかずみになるね」
かずみ「え?」
海香「どうせあなたを処刑することはできないし。そうなるわよ」
みらい「今回の処刑先はかずみが決めてほしい」
かずみ「えー……」
責任重大、ってやつ?
今のところ。
『魔女』である組み合わせは以下の通り。
みらい―里美、ニコ―里美、
みらい―サキ、みらい―海香、ニコ―海香
かずみ「んー、どうしようかな」
かずみの投票先
>>357
>>358
>>359
で多数決
(海香・サキ・みらい・ニコの4人から1人選んでください)
サキ
海香
霊が生きてることを期待してみらいとか
かずみ「待たせてしまってごめんなさい!再開します!」
かずみ「やっぱりサキが怪しいよ!」
サキ「……!」
みらい「違う!サキは『魔女』じゃなかったんだ!」
ニコ「往生際が悪いよ、みらい」
かずみ「サキ、役職は?」
サキ「……ただの『人間』だ」
ジュゥべえ「投票先は決まったのか?」
海香「ええ」
ジュゥべえ「んじゃ、行くぜ。せーの」
かずみ→サキ
海香→サキ
サキ→ニコ
みらい→ニコ
ニコ→サキ
サキ(3票)、ニコ(2票)
サキ「……」
どうか、合っていますように。
ニコ「……ふ」
ニコ「はっはっはっはっはっはっは!!」
かずみ「え、まさか」
ジュゥべえ「このゲーム、『魔女』チームの勝ちだな。おめでとう」
かずみ「!!?」
みらい「あちゃー……。うん、ああ、もう、くっそー……」
かずみ「となると、もう一人の『魔女』は……」
海香「私よ」
かずみ「うう、間違えた―」
海香「正直、ニコが相方だって分かった瞬間から負ける気がしなかったわ」
かずみ「プレイアデスの頭脳だもんね」
ニコ「んじゃ、死んだ人たち、カモン」
里美「問答無用で初日から処刑された私」
カオル「そしてその晩に襲撃された私」
かずみ「災難だったね……」
みらい「魔法少女は誰だったの?」
カオル「私」
みらい「あちゃー」
ニコ「怖いくらい順調だったね」
海香「ええ」
サキ「みらいが本物だって、もっと早く信じていられたらよかったんだな」
かずみ「ごめんね、みらい」
みらい「ううん。ボクも、もうちょっとうまくやれば信じてもらえたかもしれないなって思ったから」
???「皆、いい人だねえ。自分から責任を負いに行くんだもの」
海香「……来たわね」
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
かずみ「怖い……」
まど神「それじゃー、早速罰ゲームを受ける人を発表しちゃうよー!」
カオル「うわあ、あたしじゃありませんように……」
まど神「と、思ったけど」
まど神「単純に私が決めても面白くないよね?ウェヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」
里美「嫌な予感……」
まど神「『人間』チームの5人で投票し合って決めてもらおうかな!ウェヒヒヒヒヒヒヒヒ」
まど神「きっと、仲が良くて自己犠牲精神に溢れたプレイアデスの皆なら」
まど神「どんな結果になっても不平不満は言わないって信じてるよ!」
みらい(悪魔……)
海香「ニコ」
ニコ「グリーフシード、一応5個あるんだけど足りるか不安になってきた……」
まど神「それじゃ、最後の投票だねー!せーの」
かずみ→かずみ
カオル→みらい
サキ→カオル
みらい→カオル
里美→カオル
カオル(3票)、かずみ、みらい(1票)
かずみ「えっ!?私じゃないの?」
カオル「はああ!?あたし!!???」
サキ(かずみは【※ネタバレになるので省略します】を【※ネタバレになるので省略します】から投票できない)
里美(となると、みらいちゃんもありだけど……)
みらい(『魔法少女』の癖に何のアピールも無いまま散った)
カオル「あたしって!そういう!キャラじゃ!無いから!!!」
まど神「はいはいそういうの無しだよ~」
まど神(本来罰ゲームを与えるべきはかずみちゃんっだったんだけど)
まど神(そうすると【※ネタバレになるので省略します】から無理矢理こうしちゃった)
まど神(カオルちゃん、ドンマイだよ!)
ブチッ
キュゥべえ「あれ、さやか。起きたんだね」
さやか「何とかね」
マミ「どうしてコードを抜いたの……?」
さやか「いや、もう放送できないんじゃないかって気がしたから……」
まどか(あっちの私は何がしたいんだろう……?)
ほむら「それじゃ、改めて私たちの人狼を始めるとしましょうか」
さやか「大変申し訳ないんだけど、実は……」
マミ「どうしたの?」
さやか「色々あって、これ以上続けられなくなった」
まどか「えっ」
杏子「何それ?これで終わりってこと?」
さやか「うん」
なぎさ(結局、全く活躍できなかったのです)
さやか「いやー、次は○莉子さんとかキ○カさんとかに出てもらう予定だったんだけど」
まどか「別にそこは隠さなくてもいいんじゃないかな」
さやか「クララドールズ人狼もやりたかったんだけど」
杏子「人数丁度良さそうだしな」
さやか「残念ながら、ここで終わりということで!」
マミ「え、本当に終わりなの!?」
さやか「最後なので、私達も投票で締めましょうか」
杏子「いいんじゃねーの。お題は?」
>>385
締めっぽいのお願いします(無茶振り)
ティロ・フィナーレ
さやか「おお!確かに締めっぽい!!」
マミ「おかしいでしょ!?やる前から結果分かってるようなものじゃない!」
まどか「キュゥべえ、お願い」
キュゥべえ「任せてくれ」
マミ「これで終わりだと思うと……何だか寂しくなるわね」
ほむら「そんなこと無いわ。またこうして集まればいいじゃない」
なぎさ「その通りなのです!」
キュゥべえ「そうさ。全く、キミたち人間はこうして物事の区切りを迎えるとノスタルジックな気分に浸りたがる。わけがわからないよ」
さやか「そんじゃ、頼むよ」
キュゥべえ「皆、準備はいいかい?『ティロ・フィナーレ』と言えば。せーの」
まどか→マミ
ほむら→マミ
さやか→マミ
マミ→マミ
杏子→マミ
なぎさ→マミ
マミ(6票)
まど神「ウェヒヒヒヒヒヒヒ」
ほむら「っ!!???」
杏子「出たな!」
まど神「いやー、マミさんの黒歴史はたくさんあるみたいですから。楽しみですねえ」
マミ「え、ちょっと待って!?聞いてないわよ!??」
まど神「それじゃあまず、この『マミのドキドキ☆ティロ・フィナーレ 必殺技全集』から」
マミ「やめてえええええええええええええ!!!」
おわり
完全に打ち切りエンドで申し訳ありません。
まどか☆マギカで人狼ゲーム、これにて終了となります。
本当はもっと色々やりたかったのですが……。
見てくださった皆さん、安価に協力していただいた皆さん、支援してくださった皆さん。
本当にありがとうございました!!!
それではHTML化の依頼を出してきます。
ここが落ちるまではこのSSについての雑談でも人狼ゲームについての雑談でも自由にご利用ください。
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もうちょっと見たかった