モバP「生き残る」 (157)

アイドルマスターシンデレラガールズのアイドルが、廃校から脱出するお話です。コープスパーティーのようものとお考えください。
進行はゲームブック方式で、選択肢を安価で選んでいく形にしたいと思います。

例)
幸子「ボクはかわいいですね!」

1.かわいい
2.かわいくない

>>0000

登場アイドルは、最初に登場候補を安価で5人選び、その後その候補の中から参加する2人を再度選びたいと考えています。
また、選んだ選択肢によっては、登場するアイドルが悲惨な死に方をする可能性があることを予めご了承ください。

登場するアイドルの候補

>>2 >>3 >>4 >>5 >>6

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1395143879

ニュージェネ
複数ダメなら未央

あずき

先輩

森久保

のあ

本田未央
桃井あずき
岡崎泰葉
森久保乃々
高峰のあ

この中から2人、お話に登場する組み合わせ

>>10

登場するアイドル、その組み合わせ次第で、難易度が大きく変わります。

あずき

先輩

桃井あずき
岡崎泰葉

この組み合わせで書いていきます。少し時間をください。

期待

でもその酉はやめといたほうがいいかなーって
たぶんこれだよね

ブロロロロロロ

モバP「すっかり遅くなっちまったなぁ。誰かさんのせいで」

あずき「べ、べつにいいじゃん!」

泰葉「気にしないでください。ロケ終わりで時間もありましたし」

モバP「しかしなぁ、ご両親から娘の身を預かる者としては、子どもは日のあるうちに家に帰してあげたいわけよ」

あずき「あずきは大人だよっ!」

モバP「はいはい、そうだな」

あずき「心がこもってなーい!」

モバP「大人はお土産買うのに何時間も悩んだりしないの」

あずき「むー…」

泰葉「ふふっ」

モバP「しかし、日暮れの山道ってのはなんでこう気味がわるいのかねぇ。今にも何かがとびだしてきそうっていうか」

泰葉「やめてくださいよ…」

しばらく走っていると、大きな建物が見えてきた。

あずき「んー?なにあれ?学校?」

モバP「かもな。どうやらすでに廃校になっているようだが」

泰葉「学校…?こんな山の中にですか?」

モバP「昔はここら辺にも、人がたくさん住んでたのかもな」

グラッ

モバP「っとぉ」

泰葉「きゃあ!」

車内を襲う突然の揺れ。泰葉が思わず悲鳴を上げる。

モバP「落ち着け、大丈夫だ。ちょっと止まるぞ」

キキッ

バタン

モバP「えーっとなんだなんだ?ガソリンはまだあるし…泰葉、ちょっとハンドルをきってみてくれないか?」

泰葉「え…こうですか?」グイッ

泰葉がハンドルをきると、タイヤは右折の形をとった。もちろん、停車した状態で。

モバP「…タイヤは動く。ハンドルの故障ではないか。ブレーキもちゃんときいてたし…」

あずき「プロデューサーさん、これ!」

モバ「ん?なんだあずき、外に出てたのか。って、これは…」

見ると、助手席側の前輪…プロデューサーが見ていたものとは反対側のタイヤがパンクしていた。

モバP「パンクか…なるほどな。こりゃこれ以上走るのは無理だな。」

あずき「無理そうって…じゃあこれからどうするの?まさか、野宿とか?」

モバP「そんなわけないだろ。とりあえずロードサービス呼んで、一緒に下まで連れて行ってもらうさ」

そう言うと、プロデューサーはおもむろに自分の携帯電話を取り出した。しかしすぐに顔をしかめる。

モバP「チッ、マジかよ…」

泰葉「どうかしましたか?」

モバP「圏外だ。こんなところなら無理もないか…」

あずき「じゃあ、やっぱり野宿…?」

モバP「…おまえはそんなに野宿がしたいのか?」

モバP「とりあえず、今夜は車の中で夜を明かすことになりそうだな。さすがに歩いて降りるのは危険だ」

泰葉「そうですね。イノシシとか、危険な動物もいるでしょうし」

モバP「そういうことだ。悪いけど、風呂は我慢してくれ」

あずき「んー、あずきはいいよ!」

泰葉「私も、1日くらいなら…」

本音を言うとお風呂には入りたかったが、この状況では仕方ないだろう

モバP「ガソリンはあるから空調は生きてる。ラジオ…は聞けないかもしれないが、CDなら大丈夫だろう。毛布も積んであるし、あとは…」

泰葉「食べ物ですか…」

モバP「ああ、お菓子でも持ってきてればよかったんだが、あいにくここにはないし」

モバP「そうだ。あずきのお土産は…」

あずき「えへへ、キーホルダー…」

モバP「はぁ…」

あずき「ちょっと、そんな反応ないじゃん!」

泰葉「ま、まあまあ。無いものは仕方ありませんし、一食くらいなら抜いても…」

と、そこで泰葉は異変に気がついた。プロデューサーが、どこか一点を見つめている。

泰葉「プロデューサー…?」

あずき「どうしたの?」

あずきも気がついたらしく、プロデューサーの目の前で手をヒラヒラ振っている

モバP「ああ、ちょっとな。廃校の、玄関?のあたりに人影が」

泰葉「えっ?」

とっさに廃校の方を振り向く。が、それらしい人影は見えなかった。

泰葉「誰もいませんよ?」

モバP「すぐに中に入って行っちゃったからな。わざわざこんなところに来るなんて、物好きもいたもんだ」

プロデューサーの言葉に、泰葉は違和感を覚える。

モバP「…そうだ」

モバP「ちょっとあいつに話を聞いて来る。もしかしたら、すぐ近くにサービスエリアとかがあるかもしれない」

泰葉「大丈夫でしょうか…?こういうところに来る人って、その…」

危ないひとなんじゃ…と言おうとしたところで、プロデューサーがそれを遮った。

モバP「なに、まさか道を聞いただけで殴りかかって来るやつなんていないだろうよ。」

モバP「15分もすれば戻ってくるから、おまえらはここで待ってろ。勝手に道を下ったりするなよ。それと、誰か来てもドアを開けちゃだめだぞ?」

あずき「わかってるって!プロデューサーさんも、早く帰ってきてね!」

プロデューサーが遠ざかっていく。その中で、泰葉は先ほど覚えた違和感の正体に気づいた。

プロデューサーの見た人影の正体が単に「物好き」であるのならば、ここまで来るのに必要な「車」が近くにあるはずだ。だが、付近に車の影は見当たらない。

泰葉(車がないのは、サービスエリアに車を止めて、ここまで歩いて来たから…?いや、でも…)

納得できないことはあるが、今はプロデューサーの帰りを待つしかない。

15分後

あずき「プロデューサーさん、帰ってこないね」

泰葉「うん…何かあったのかな?」

あずき「大丈夫じゃない?もしかしたら、話を聞くついでにスカウトしてるのかも!」

泰葉「それは…」

ない、とは言い切れないのが辛いところだ。

あずき「それにしてもプロデューサーさんひどくない?なんかあずきの扱いが雑っていうかさー」

泰葉「そんなことないよ?プロデューサーさんは、あずきちゃんのこと、ちゃんと見てると思う」

あずき「そうかなー?」

30分後

泰葉「さすがに遅くない…?」

あずき「うーん、どうする?探しに行っちゃおっか?」

泰葉「プロデューサーさんを?」

あずき「もちろん!名付けて捜索大作戦!」

泰葉「でも、プロデューサーさんはここを動くなって…」

そこまで言ったとき。

バンッ

泰葉「きゃあっ!」

誰かが後部座席の窓を叩いた。

あずき「ぷ、プロデューサーさん?」

バンッ

あずき「きゃっ!」

あずきが思わずといった様子でのけぞり、泰葉に抱きつく。

あずき「だ、誰?」

バンッ

あずき「ひっ」

泰葉(プロデューサーさんじゃない。何かいる。目に見えない何かが…!)

バンッ



バンッ



バンッ

バンッ


バンッ


バンッ

バンッ

バンッ

バンッ

あずき「なに…なにこれぇ?」

バンッ

あずき「いやぁ!」

窓を叩く間隔は徐々に短くなり、力も強くなっていく。車が大きく揺れる。

バンッ ? ? ? ? ?バンッ ? ? ? ? ?バンッ ? ? ? ? バンッ ? ? ? ? バンッ ? ? ? ?バンッ ? ? ? ?バンッ ? ? ? ? ?バンッ ? ? ? バンッ ? ? ? バンッ ? ? ? ? バンッ ? ? ?バンッ ? ? ?バンッ ? ? ? ?バンッ ? ? バンッ ? ? バンッ ? ? ? バンッ ? ?バンッ ? ?バンッ ? ? ?バンッ ? バンッ ? バンッ ? ? バンッ ?バンッ ?バンッ ? ?バンッ ? バンッ ? バンッ ?バンッ ?バンッ バンッ バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ

泰葉「はぁっ…はぁっ…はぁっ…」

心臓の鼓動が早鐘を打つ。暑くもないのに汗が止まらない。全身がビリビリと痺れる感覚に襲われる。

泰葉(どうしよう…どうすればいいの…?プロデューサーさん…!)

1.車の中に留まる
2.外に出る

>>30

1

泰葉(プロデューサーさんは、車の外には出るなって言ってた。それに、こんな状況で外に出るなんて…)

泰葉「あずきちゃん!大丈夫…大丈夫だから!」

あずき「泰葉ちゃん…泰葉ちゃん…!」

たった1歳とはいえ、泰葉のほうが年上だ。

泰葉(私が、守らなきゃ…あずきちゃんを!)

バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ



ビキッ

泰葉「!!」

窓にヒビが入る。

泰葉(お願い、やめて…助けて…)

バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ

ガシャーン!!

あずき「いやあああああ!!」

グイッ

あずき「ひっ」

窓ガラスが割れ

あずき「いや…いや……」

あずきの身体が車の外へと引きずり出される

泰葉「あずきちゃん!」

咄嗟に手を伸ばし、あずきの身体をこちらに引き戻そうとする。が、その手はわずかに届かなかった。

あずき「いやああああああああ!!!!」

ものすごい速さで、あずきは廃校の敷地内に引きずられてゆく。

泰葉「あずきちゃんっ!!」

泰葉も車を降り、あずきの後を追う。

と、次の瞬間



あずきの身体が宙に浮いた。

そして



パァァァァン

泰葉「あ……ああ………」

廃校の壁に血飛沫が広がった。そしてその中心には、桃井あずき「だったもの」がへばりついている。

そして地面には内臓と肉片、血に濡れた彼女の黒い毛髪が散らばり、あたりに強烈な臭気を放っていた。


BAD END

今日はここまで
明日は車から脱出するところから書いていきます

>>13
ご指摘ありがとうございます

再開します。
なお、今回からアイドル2人のプロデューサーの呼称をプロデューサーさんからPさんに変更します。
どうかお許しください。

バンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッバンッ

泰葉(ここにいたら駄目…逃げなきゃ…!)

そう判断すると、泰葉は叩かれている窓とは反対側のドアを開け、あずきに外に出るよう促す。

泰葉「あずきちゃん、早く!」

あずき「え…?でも……」

泰葉「早く!!」

あずき「でも、外は…」

ビキッ

窓ガラスにヒビが入る。

泰葉「ああ、もう!」

グイッ

痺れを切らした泰葉は、あずきの手を引っ張り、車の外へと引きずり出した。

泰葉(逃げなきゃ…どこに…?どこに逃げれば…?)

あずき「グスッ…もういやぁ……Pさぁん……ウグッ」

泰葉(Pさん…そうだ、廃校にはPさんがいる…!)

泰葉「あずきちゃん、こっち!」

そう言うと、泰葉はあずきの手をとって廃校の敷地内へと走り出す。

2人は校門を越え、プロデューサーが入っていった生徒玄関らしき場所を目指す。

泰葉「早く、早くPさんのところに…」

だが。

ガッ

泰葉「あっ」

泰葉の足がもつれ、彼女の華奢な身体が大きく前につんのめる。

あずき「きゃっ!」

手をつなぎ一緒に走っていたあずきも、泰葉の上に覆いかぶさる様に転倒する。

ドシャァ


泰葉(あいつが来る…!早く逃げないと!)

そう思いすぐに立ち上がろうとするも、身体がいうことをきかない。

あずき「ご、ごめん泰葉ちゃん!」

泰葉「腰が…」

あずき「えっ、何?早く逃げないと…!」

泰葉「腰が…抜けて……」

立ち上がることができない。まるで下半身が自分のものではないかのような、不思議な感覚。

泰葉(いや…死にたくない、Pさん……)

視界が涙で滲む。あずきが泰葉のことを担ぎ上げようとしているが、駄目だ。間に合わない。

泰葉「あずき、ちゃん…」

あずき「うぅ…グシュッ……う、うぁあ」

あずきは涙と鼻水で顔をぐちゃぐちゃにしながらも、なお泰葉を担ぎ上げようとしている。

逃げて。

泰葉はあずきにそう言おうとしたが、声が出ない。

ヒュゥゥ

生ぬるい風が吹く。

いる。

姿は見えないが、目の前には紛れもなく何かがいる。

そして



パァァァァン

破裂音、泰葉は反射的に目をつむる。

そうして、どれくらいの時間がたっただろうか。

泰葉(なにも、おこらない…?)

泰葉はおそるおそる目を開け、あたりを見回す。

先ほどと何も変わらない風景。そして隣には、頭を抱えてうずくまるあずきの姿があった。

泰葉「あずきちゃん…?」

泰葉はあずきに近寄り、彼女の身体に触れてみる。

あずき「っ!!」ビクンッ

彼女は身体を大きく痙攣させるだけで、顔を起こそうとはしない。その肩は、ガタガタと震えていた。

葉「あずきちゃん、私だよ?もう大丈夫だから…」

本当は、大丈夫な保証などどこにもない。だが、先ほどまであった「あいつ」の気配は消えていた。

あずき「泰葉…ちゃん?」

泰葉「大丈夫…大丈夫……」

自分に言い聞かせるようにして、あずきの背中をさする。

あずき「泰葉ちゃん…うぅ、うあああああああん!!!」

突然火がついたかのように泣き出したかと思うと、あずきは泰葉に抱きついてきた。

泰葉「あずきちゃん…あずきちゃん……」

泰葉もあずきの名前を呼びながら彼女を抱き寄せた。安心感からか、次第に嗚咽が混じる。

存在を確かめ合うようにお互いの名前を呼びながら、2人はしばらく抱きしめあい、泣いていた。



泰葉「うん…まだちょっとふらつくけど」

もう空は暗く、日は落ちかけている。ずいぶん長い時間泣いていたようだ。

あずき「暗いね…泰葉ちゃん携帯持ってる?バックライトでなんとかなると思うんだけど…」

泰葉「…ごめん、持ってない」

正確には、車に置いてきた、のほうが正しい。が、車に携帯を取りに戻ることは怖くてできないし、先ほどのことを話題にも出したくなかった。

あずき「そっか…じゃあ、あずきの使お?まだ充電も結構残ってるし」

泰葉「うん、Pさんを探さないと」

あずき「よーし、じゃあ、Pさん捜索大作戦、スタート!」

泰葉「うん…」

明るく振舞っているのは彼女なりの気の紛らわし方だろう。それに乗ってあげられない自分に、泰葉は軽い侮蔑の感情を覚えた。

1.校舎に入る
2.グラウンドに行く

>>62

2

あずき「じゃあ、さっそく中に…」

泰葉「待って。校舎に入る前に、グラウンドに行ってみない?」

あずき「えっ、なんで?」

泰葉「一度校舎に入ったら、しばらくはずっと中にいると思うの。でも、もしかしたらPさんはもう外にでているかもしれないし…」

あずき「んー、たしかに入れ違いになったら困る、かな。じゃあ、グラウンド行ってみよー!」

グラウンドは、大きく2つに分かれていた。

あずき「おっきいねー…」

泰葉(こんなに大きなグラウンドってことは、中学校か高校かな…?)

あずき「ねえ泰葉ちゃん、奥のグラウンドって野球場かな?」

泰葉「え?ああ、うん、多分」

あずきの言う奥のグラウンドには、フェンスのようなものが見える。おそらくはバックネットだろう。

泰葉「手前側は、サッカー場…?」

サッカーゴールは見当たらないが、長方形の形をしたグラウンドは、サッカー場のように見えた。

あずき「うーん、違うんじゃない?だって、ほら」

そう言うと、あずきはグラウンドを照らす。その先には、金属の柱のようなものがそびえ立っていた。

あずき「あれ、多分ラグビーのポールだよね?だから、ラグビー場じゃないかな?」

しばらく探してみたが、結局プロデューサーは見つからなかった。

泰葉「Pさん、まだ校舎の中にいるのかな…?」

あずき「じゃあ、中に入ろっか」

泰葉「うん…」

2人はグラウンドを後にし、校舎へと向かった。

校舎は、中心に四角い池のようなものがあり、その周りを「コ」の字に囲んだ様な外観だ。

生徒玄関から、中に入る。

校舎の中は、意外と綺麗だった。長年放置されているだけあって埃っぽかったが、特に破損した箇所は見当たらなかった。窓ガラスも割れていない。

あずき「うぅ、やっぱりちょっと不気味だね…」

泰葉「うん…でも、Pさんを探さないと」

通路は右と左。正面には大きな扉があるが、鍵が掛かっている。おそらく、体育館だろう。

あずき「ねえ、泰葉ちゃん」

泰葉「…どうしたの?」

あずき「…手、繋いで」

泰葉「…うん」

ギュッ

1.右の通路へ
2.左の通路へ

>>70

2

今日はここまで。
明日は左の通路へ進むところから書いていきます。
明日から本格的に探索が始まるので、安価も多くなります。

再開します。

左の通路は、校舎の西側へと続いている。

突き当たりをさらに左に曲がる。どうやら、手前に階段、その奥に部屋がいくつかあるようだ。

1.階段で上へ行く
2.階段の横の部屋へ入る
3.突き当たりの部屋へ入る

>>75

コツ…コツ…

泰葉「Pさーん…?」

プロデューサーの名前を呼びながら、2階へと向かう。もしほかの部屋にいても、声に気がついてくれれば合流することは容易いだろう。

階段をのぼりきる。

1.階段で上へ行く
2.右奥にある部屋に入る
3.左側の通路へ向かう

>>80

2

あずき「この部屋、なんだろう?」

あずきはそう言うと、携帯のバックライトをプレートに向ける。

泰葉「職員室…?」

あずき「Pさーん、いたら返事してー?」

シーン

返答はない。

泰葉「いないのかな?」

あずき「わかんない…でもとりあえず、中に入って確かめてみよ?」

ガラッ

これ大まかなマッピング必要なんじゃないかとふと思った

中は職員室だけあって、広い。奥の方は光が届かず、よく見えない。

あずき「あ、案外奥にいたりして…」

泰葉「どうかな…」

できれば、見えない範囲には行きたくない。実際、泰葉もあずきも、繋いだ手は小刻みに震えている。

1.手前の机を調べる
2.連絡板を見る
3.職員室の奥へ進む

>>85

※部屋や通路などへ行くと、棚や机など特定の場所を「2回」調べることができます。

1

泰葉「…まずは見えるところから調べようよ。奥はそのあとでも…」

あずき「そう…そうだね」

呼んでも返事がないということは、ここにはいないのかもしれない。しかし怪我をして意識を失っているということもあるかもしれない。

規則正しく並んだ机の間を通り抜けながら、プロデューサーを探す。

あずき「ん?これ…」

泰葉「…どうしたの?」

あずき「うん、なんか机の上に置いてあったの」

泰葉「これ…寄せ書き?」

見ると、寄せ書きには担任へのメッセージが綴られていた。中学校の社会で習った、唐傘連判状のようなオーソドックスなタイプだ。

そしてそのメッセージの中に

あずき「はなればなれになっても1の4のみんなは友達だよ…?」

通常廃校となる学校は、それが決まった時点で新入生の受け入れをやめるはずである。
つまり最終年には3年生だけになっていなければ辻褄が合わない。

泰葉(でも、この寄せ書きが最終年に書かれたとは限らないし…)

あずき「どうしたの?大丈夫?」

泰葉「う、ううん、なんでもない」

1.手前の机を調べる
2.連絡板を見る
3.職員室の奥へ進む

>>92

職員室を見回していると、ふと小型の黒板が目に付いた。なにか書き込まれている

あずき「んーっと、なになに?」





ーーーーーーーー
2/18
湯沢先生長女誕生
命名「明」
ーーーーーーーー

あずき「あきらちゃん?あきちゃんかな…?」

泰葉「こういうのって、学校行事とかの連絡に使うんじゃ…」

あずき「えー、でもこういうことはみんなでお祝いしないと…」

そう言いながら、あずきはもう一度連絡板を見る





ーーーーーーーー

死ね

ーーーーーーーー

あずき「ひっ!!?」

ドサッ

思わず尻餅をつく。

泰葉「ど、どうしたの!?」

あずき「あ…あれっ……!」

泰葉「あれって…?あれって何!?」

あずき「連絡板っ!!」

そう言って、連絡板を指差す。

あずき「あ、あれ…?」





ーーーーーーーー
2/18
湯沢先生長女誕生
命名「明」
ーーーーーーーー

泰葉「落ち着いてあずきちゃん。大丈夫だから…」

戻っている。見間違えだったのだろうか?

あずき「ご、ごめん…」

泰葉「ううん、気にしないで…」

何が見えたのか、泰葉は聞いてこない。というより、聞きたくないのだろう。

泰葉「…出よっか」

あずき「うん…」

2人は職員室を後にした。

泰葉「階段まで戻ってきたけど、どうしよう…?」

1.階段で上へ行く
2.階段で下へ行く
3.左の通路へ向かう

>>99

3

左側の通路へと向かう。その先にあったのは長い廊下だった。

この廊下は、どうやら生徒玄関の真上に位置するようだ。片方の壁はガラス張りで、西校舎、東校舎がよく見える。

そして、その先は東校舎とつながっている。どうやら西校舎と東校舎を行き来するには、ここか玄関前の廊下を通るしかなさそうだ。

1.窓から外を見る
2.掲示物を見る
3.資料棚を見る
4.ショーケースを見る

>>103

3

資料棚をみる。

いろいろな本やパンフレットがギッチリと詰まっている。

あずきが、その中の一冊を手にとって、パラパラとめくっている。

あずき「なにこれ?問題集…?」パラパラ

泰葉「…ちょっと貸して」

あずきから手渡された本の表紙を泰葉は見てみる。

赤い表紙。

泰葉「××大学…二次試験対策……」

泰葉「これって…赤本……?」

赤本があるということは、この校舎は高校だろう。

あずき「こーゆーのって、廊下に置いてあるものなの?」

泰葉「どうだろう…でも、こういうのは人通りの多いところに置いておいたほうが、受験を意識させやすいのかも…」

1.窓から外を見る
2.掲示物を見る
3.資料棚を見る
4.ショーケースを見る

>>110

2

廃×のお×らせ

本校は本年度、3×1日の卒×式をもって廃××なりま×。卒業××での間に、私物×の持×帰りは×××ておいてく××××
××生19×名は、志××で×くな××しまっ×4人の思い×胸に、×××び舎を巣立×××××××××××
×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××…

紙の状態が悪く、これ以上は読めない。

あずき「ぐちゃぐちゃだね…」

泰葉「うん…多分、廃校のお知らせって書いてあるんだと思うけど…」

1.西校舎へ戻る
2.東校舎へ行く

>>114

4人死んでる……

今日はここまで。

>>82
一応頭の中に校舎の見取り図はありますが、スマホから書き込んでいるため図におこすことができません。
申し訳ありません。

再開します。

ー西校舎2階・階段ー

泰葉「階段まで戻ってきたけど、どうしよう…?」

1.階段で上へ行く
2.階段で下へ行く

>>122

ー西校舎3階・階段ー

階段を登りきる。

あずき「Pさん、どこにいるんだろうね…?会いたいな…」

泰葉「うん、私も…」

1.階段で上へ行く
2.右奥の部屋へ入る
3.左奥の部屋へ入る

>>126

2

今言うことじゃないけど、完結さたら回避した死亡フラグがどんなのかも見たいなー、なんて

右奥の部屋の前で立ち止まる。

あずき「化学…実験室…?」

泰葉「開けるよ…?」

ガラッ

化学実験室の中は、泰葉たちが思い描くいわゆる理科室と似たような光景だった。

大きな黒い机が規則正しく並び、その横には蛇口が備え付けられている。

1.黒板を見る
2.手分けしてプロデューサーを探す(室内のみ)
3.準備室を調べる

>>130

3

2人で準備室の中に入る。

あずき「はえ~、やっぱり変な薬品とかいっぱい置いてあるんだね」

あずきの言うとおり、室内の棚には様々な薬品や実験器具がびっしりと並んでいた。

泰葉「危ないから、触らないようにね?」

あずき「わかってるよっ」

泰葉(こういうのって、学校を閉める前に処分するものじゃないの…?)

泰葉(廊下にあった張り紙も、文字は潰れてたとはいえ、多分私物の持ち帰りを促す内容だったのに…)

1.黒板を見る
2.手分けしてプロデューサーを探す(室内のみ)
3.準備室を調べる

>>134

あずき「ねえねえ、泰葉ちゃん」

あずきに手を引かれ、黒板の前に連れていれる。

泰葉「ど、どうしたの?」

あずき「あずき、いいこと思いついちゃった」

カツ、カツカツ…カツ

そういうと、あずきは黒板に文字を書き始める。


あずきと泰葉ちゃんは今学校の中にいます
これを見たら、大声であずきたちを呼んでね


あずき「ほら、こうすれば、入れ違いになっても大丈夫!」

泰葉「ふふっ、そうだね」

これだけ大きく書けば、さすがに気づいてもらえるだろう。



ガタッ

2人「っ!!」

天井から、何かが床に落ちるような音がした。

泰葉「Pさん、かな…?」

あずき「あ、あー、そうかも…あはは、はは」

あずき「はは…」

普通に考えればプロデューサーだ。普通に考えれば。だが、今はそれができる精神状態でななかった。

2人は化学実験室を後にした。

ー西校舎3階・階段ー

泰葉「階段まで戻ってきたけど、どうしよう…?」

1.階段で上へ行く
2.階段で下へ行く
3.左奥の部屋へ入る

>>140

補足
>>86
グラウンドは大きく2つ。奥に野球場 手前にラグビー場
校舎は中央の四角い池?を囲むコの字型

校舎西側3階右奥の部屋は化学実験室(準備室あり)
※位置的には職員室の真上かも

安価なら3

泰葉「ここは、生物実験室だね」

ドアに手をかけ、開けようとする。

泰葉「あれ…?」グッ

開かない。

あずき「鍵がかかってるのかな…?じゃあここはもういいよね?」

あずき「さすがにPさんも、鍵のかかったところには入れないだろうし」

泰葉「そうだね…」

内心ほっとした。生物実験室なんて気味の悪いところには、入りたくないというのが本音だった。

おそらくは、人体模型やホルマリン漬けの標本など、ゾッとしないものが置いてあるのだろう。

2人は生物実験室を後にした。

西校舎3階・階段

泰葉「階段まで戻ってきたけど、どうしよう…?」

1.階段で上へ行く
2.階段で下へ行く

>>145

1

泰葉「ここが最上階みたいだね」

あずき「屋上に行ける階段とかはないのかな?」

泰葉「見たところ、ないみたいだけど…」

1.右奥の部屋へ入る
2.左奥の部屋へ入る

>>149

今日はここまで。
全然進められなくて申し訳ないです。

>>127
終わったら、どこで何を選んだ場合どうなったのかは書きたいと思います。

因みに、今のところまででBAD ENDを3回回避しています。

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