凛「私が………犬? プロデューサーのところに行かなきゃ」 (114)

凛「確かにみくが猫化したのは羨ましかったけど………とりあえずプロデューサーのところ行って撫でてもらわなきゃ」

みく「みくは………猫?」の続きみたいなものです。でも矛盾がいっぱいあると思います(キン肉マンが愛読書)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1394987458

凛「プロデューサー。どこー? どこにいるんだろ? せっかく犬になれたのにプロデューサーに会えなきゃ意味ないじゃん………」

凛「て言うか、今の私はなんて種類の犬なんだろ」

凛「鏡があればわかるんだけどなぁ」

凛「目線的に小型犬だし………ん~」

???「あら、こんなところに子犬が………」

凛「ん? この声は………」

まゆ「何でいるんでしょうか? 珍しいこともあるんですね」

凛「やっぱりまゆか。普段プロデューサーの話で盛り上がれる『大切』な友人だけど………今はプロデューサーに一秒でも会いたいから。バイバイ」

まゆ「………凛ちゃん?」

凛「!?」

凛「………」

まゆ「………」スッ

凛(腰を下ろして目線を合わせてきた。私より小っちゃいから見下ろされる日が来るなんて思いもしてなかったけど………ほんとまゆの眼って純粋な感じ………)

まゆ「うふふ」スクッ

凛「抱っこされた………何か、むず痒いかな」

まゆ「困った子ですね。事務室にまで入ってきて。相手をしたいところだけど、私もプロデューサーさんのところに行かなくちゃいけませんし」

凛「プロデューサーのところに行くの? じゃあ連れてって!」

まゆ「あら? いきなりしっぽを振って、抱っこが気もちいんですか?」

凛「早く早く」

まゆ「そんなにしっぽを振られると困りますよ。じゃあ、行きましょうねぇ」

凛「プロデューサー、プロデューサー」

ヒュゴォォー………

凛「え? 外?」

まゆ「もう入ってきちゃだめですよー」バタン

凛「え? えぇー?」

凛「ちょ、待ってよ! 何で締め出し喰らってるの! 入れてよ! 扉開けて!」バンバンバン

扉「犬じゃ開かないよ」

凛「何故か扉にバカにされた気がする………どうしよ。これじゃプロデューサーに会いに行けない」

凛「待てよ。確か今日のプロデューサーの予定は………今思うとまゆ今日プロデューサーと一緒にする仕事ないじゃん」

凛「んんダメダメ。ちゃんと思い出して………確か今からみくと一緒に仕事のスタジオに行くはずだけど、みく今猫だから無理ね。うん。ん?」

みく「Pちゃん! 早くするにゃ! みくは猫だからマイペースでもいいけどPちゃんはみくのプロデューサーだからみくのペースに合わせるにゃ!」

P「いきなりいなくなったと思ったらこの猫は戻ってきた瞬間からうるさいわねぇ。そんなに俺に会えて嬉しいの? おお? うりうり~」

みく「やめてにゃ! 頬っぺたタプタプしないでにゃ!」

凛「戻ってる! 何で? 何で猫から戻ってるの? もしかして最初からあの猫はみくじゃなかったの?」

>>8
現在においてモバマスのしぶりんとFateの凛だけだろ主にSSになるのって
ラブライブのなんて可能性はほぼ0だろww

>>14
けっこうあるよ、凛「」ってタイトルだとあっちのがおおい
こっちは渋谷凛「」まで書いてる結構多い

とりあえずこっちから喧嘩は売る必要は無いと思うな

みく「やめるにゃ~………ん?」

凛「みく! 何でみくがいるの!? 猫から戻れたの!?」

みく「うゎお犬! すっごい吠えてくる犬にゃ! でも小っちゃくてかわいいにゃ~」

凛「撫でる暇があったら気付いてよ! 私だよ私!」

P「イヌゥ? まさか昨日の猫騒動だけでなく犬まで? うーん………もしかして俺って小動物に好かれるたちなのかな?」

みく「多分違うと思うにゃ。特に昨日のことは」

P「んん? なんでみくにゃん昨日いなかったのに昨日の猫のこと知ってんのよ。何で? 何で何でよ?」

みく「うっとうしいにゃ! 晶葉ちゃんから聞いただけにゃ」

P「ふーん。なるへそ。それより、ほら~ワン公~。チチチ」

凛「プロ、デューサー………!」

P「こっちおいで~」

凛「プロデューサー!」

P「おぉう。勢いよく飛び込んできてこの子は」

みく「言いたくないけど、何故か邪念を感じるにゃ」

凛「ハフッハフッ!」

P「ちょっと、あんまり嘗めないで。今から仕事だから」

凛「キュンキュン」

みく「………やっぱり邪念を感じるにゃ」

P「犬にそんな感情あるわけないでしょ。ほら、撫でるとこんなに身を震わせて喜ぶわよ」

凛「ッハ………ハァ………!」

みく「………もうそろそろ行かない?」

P「これだけなつかれると手放したくなくなっちゃう。えっとこの子は………メスか」

凛「――――――――ッ!?」

みく「アホかぁ! 何やってるにゃPちゃん! またそんな方法で性別の確認して!」

P「いったぁ! あんた叩いたわね! というより、そんな方法って何で知ってんのか知らねぇ………晶葉は知らないはずだし、知ってるのは凛とちひろさんだけのはずだけど、誰から聞いたのかねぇ?」

みく「どきぃ! えっとそれは………」

P「言いたくないの? なら車の中でゆっくり尋問してあーげる」

みく「いにゃあああぁぁぁぁぁ………」バタンブロロロ

凛「………ふぅ」

凛「ハッ! まずいプロデューサー行っちゃった。みくも言ってたけど、犬のままってかなり冗談じゃすまないよね………確か今から行くスタジオはそんなに遠くないはず」

凛「うん。行くしかない」

忠犬しぶりん‐Pを訪ねて五キロくらい‐

凛「とりあえず道なりに行って、あとは商店街突っ切って、公園も突っ切っれば着くはずだから………ん?」

文香「あの、困ります………」

凛「あれは文香? 困ってるけど………」

スカウトマン「貴方には素質がうんたら。絶対成功カンタラ」

凛「何かにスカウトされてる。まあ美人だしスタイルいいし………でもうちのアイドルだからね。助けなきゃ」

スカウトマン「うわぁ! なんだこの犬!」

凛「この子はうちのアイドルだから引き抜こうとしたってそうはいかないよ!」

スカウトマン「な、何なんだよ~。とりあえず退散~!」

凛「ふん。うちのアイドルにちょっかい出すからこんなことになるのよ。大丈夫だった文香?」

文香「犬、ですか? まさか犬に助けてもらうなんて………事実は小説より奇なりというけど、本当だったんですね」

凛「あ、そうか。今私犬だったんだ」

文香「えっと、助けてもらったから何かお礼をしなくちゃいけませんね」

凛「そんな、いいよ」

文香「今持ってるものは………>>29しかないですね」

今からアイドルエンカウントの安価とアイテム安価とります。アイテムはものによっては後の話に組み込む努力をします

首輪

渋谷凛(15)
http://i.imgur.com/5TL4Wko.jpg
http://i.imgur.com/beyGOj7.jpg

佐久間まゆ(16)
http://i.imgur.com/b8IT0AT.jpg
http://i.imgur.com/0g3mlek.jpg

前川みく(15)
http://i.imgur.com/yUbpS6m.jpg
http://i.imgur.com/eOtY37v.jpg

鷺沢文香(19)
http://i.imgur.com/33oyjax.jpg
http://i.imgur.com/BCeeG1t.jpg

文香「ハイ。これ………つけてあげる」

凛「首輪………何で文香が持ってるの? 何か動物飼ってたっけ?」

文香「実は………古いヘアバンドをちょっといじって作ったものなんですけどね」

凛「へ~意外と器用なんだ。今度頼もうかな」

文香「本当は頼まれたものだけど事務所にいなかったし、助けてもらいましたし、あなたにあげます」

凛「頼まれたものなのにくれるんだ………結構横着してる」

文香「じゃあ、バイバイ。今から古書店に行きますから」

凛「バイバイ。つけてもらったのはいいけど、いいのかな? 飼い犬と間違われるんじゃ………」

スカウトマン『君可愛いね。芸能界に興味ない?」

文香『もうアイドルなので………間に合ってます』

スカウトマン『え?』

凛「またスカウトされてる………今回はちゃんと断ってるしもう大丈夫か。よし、行こう」

>>35 次のエンカウントアイドル

小梅

凛「映画館の前………ちょっと見覚えのある子がこっちを………」

小梅「………」ジー

凛「すごい見てるんだけど………私だって気付いたのかな」

小梅「………」トコトコ

凛「こっち来た。えっと、私のこと、わかる?」

小梅「………」ジー

凛「何、だかなぁ」

涼「何してんのさ小梅。ん? 犬?」

凛「涼。小梅と一緒に映画に来てたんだ」

小梅「涼さん。見て、くださいこの子。憑かれて………る」

凛「え?」

涼「ちょ、怖いこと言わないでよ」

小梅「ここまで………くっ、きり見えるのは。は、初めて。あの子も、珍しがってます」

凛「くっ、きり」

涼「くっ、きりって………何が見えるの?」

小梅「蒼い魂を持ってる、黒い長髪の高校生くらいの、女の子………」

凛「それ私! 蒼い魂は知らないけど、それ多分私だよ! 気づいて!」

涼「蒼い魂………出合い頭に『ふーん』って言いそうね」

凛「ぐわぁ………」

小梅「この子、かなり危険な状態………何かでお祓いしないと」

涼「何かって言っても今持ってるのは>>39くらいしかないけど」

破魔札

小梅「完璧、です。涼さん」

涼「何でこんなもん持ってんだろアタシ」

凛「ほんとだよ何で持ってんの何かを除霊する予定でもあったの!? 映画見ながら除霊するつもりだったの!?」

小梅「離れてて、ください………します」

凛「しますじゃないしますじゃない! 私は邪気も何もないって!」

涼「気をつけなよ。少し霊力こめたら爆発するからね」

凛「物理的ー!? まさかのゴーストスイーパー………!」

小梅「大丈夫………今助けて、あげる」

凛「ま、待って! 助けてー!」

小梅「………あれ? 憑き物が………消えました?」

涼「ん? そうなの?」

凛「え? そうなの?」

小梅「はい。あの子も、見えなくなったって」

凛「た、助かった」

小梅「でも………念には念を入れて、この破魔札を………首輪に結んでおきましょう」

涼「うん。それがいいよ」

凛「よくないよ」

小梅「じゃあ………次の映画始まりますし、行きましょう。あの子も………楽しみって言ってます」スタスタ

涼『そ、そう。あのさ。あの子って、ほんとに見えるの?』

小梅『………』

涼『黙られると困るんだけど』

凛「首に変なものまかれちゃった………プロデューサーに慰めてもらおう」

>>43 次のエンカウントアイドル

早苗さん

凛「ビアガーデン前………志乃さんあたりがいると思ったけど」

早苗「お~犬。犬がいる。何で犬がいるの? 犬がいる犬が。ちっちゃい犬がいるよ。犬が犬が」

凛「そういえばこの人もいた。すごくアルコールの匂いがする。何でビアガーデンの営業時間外なのにビアガーデンの前で酔っぱらってるの? 何で昼間っから酒飲んでんのこの人。三十路手前で何やってんのこの人!」

早苗「大丈夫だって飲んだの一杯だけだから酔ってないってば」

凛「私の言葉がわかるの? 私だよ凛だよ!」

楓「そうですね。一杯でも、いっぱい………フフッ」

凛「楓さんまで………」

早苗「そういえば私が婦警時代、何回か警察犬のお世話したことあるのよね。個人の依頼で」

楓「その子は今どうしてるんですか?」

早苗「うーん。老犬だったからもしかしたら現役引退してどこかで隠居してるかも」

楓「隠居ですか。じゃあその犬はもう警察には居ぬってことですね」

凛「………」

早苗「うんそうそう! 犬が居ぬってやつ! アハハ!」

凛「何なのこの二人………」

楓「この子、元気がないですね。所持金が少ないのかも」

早苗「現金不足ってって犬よ犬。じゃあ元気が出るものとして>>47を上げる」

フライドチキンの骨

楓「さっきて食べてたフライドチキン………の骨ですか」

早苗「わんこって言ったら骨よ骨。カミカミしてしゃぶりついちゃっていいわよ」

楓「骨を噛んで、骨抜きになりますね」

早苗「骨を食べてるのにね」

凛「………」カプ

早苗「お、食べるの? かわいいわね」

楓「あ、ごみ箱のほうに行きましたよ」

凛「ポイッ」

早苗「ごみ箱に捨てた………」

楓「こっちに戻って来た」

凛「………」

早苗「この犬………賢い! 今の見た? きちんとゴミ箱に捨てたよ!」

楓「ちょっと、驚きましたけど。いいもの見れましたね」

早苗「うん! 満足。じゃあねわんこ~バイバーイ」

楓「バイバイ」

凛「………ダメな大人を見たようで」

>>51 次のエンカウントアイドル

あやめ

ニンッ

凛「早くプロデューサーのところに行かないと。ん?」

あやめ「なるほど。仁美殿はそう考えているのですね」

仁美「あやめっちもなかなか博識だね~」

凛「あれは戦国コンビのあやめと仁美………何でスタジオまでの道でこんなに知り合いと遭遇するんだろう。とりあえずここはスルーしよう。今思うとろくな目にあってない」

あやめ「それでですね、ん?」

仁美「どうしたの? お?」

凛「見つかった………! でも別に見つかったからって反応しなければ」

あやめ「仁美殿! 犬です! わたくしにはわかります。あの犬は只者、いや、只犬ではないですよ」 

仁美「やっぱり。アタシもそれ思ったんだ。きっとあの犬は由緒正しい将軍家に飼われてた犬の子孫だね」

凛「なんかからんできたしかも変に持ち上げられてる。将軍の犬って………」

あやめ「いえ、あれはきっと忍犬。きっと人の言葉を完全に理解できると思います」

凛「理解できるのはできるけど、多分理解できる理由が違うんだろうなぁ」

仁美「それなら将軍家の犬だって伝令の役割を持っていたって話も聞くし、武将犬だよきっと!」

凛「武将犬なんて単語初めて聞いたよ………」

あやめ「いや、この子は忍犬です! これだけは譲れません」

仁美「いーや! 武将犬! 武将犬のほうがかっこいい!」

凛「あぁ………不毛な争いが始まった」

あやめ「どうやら意見の食い違いですね。こうなったら>>59を使って白黒つけましょう」

仁美「いいよ! >>59を使うならあたしだって満足するよ!」

Pから借りたハンカチでなんやかんやする

あやめ「このP殿から拝借したハンカチ、」

凛「プロデューサー!」ガバッ

仁美「うわこの子いきなり飛びついて来た」

凛「ハンカチー!」タタター

仁美「行っちゃった………」

あやめ「ハンカチが………」

忍犬か武将犬かの検証 失敗

>>63 次のエンカウントアイドル


時子様

凛「ふぅ、ふぅ! 確かにこれ、プロデューサーのハンカチ! 犬だからか匂いが強く感じる!」

???「あら? この犬………」

凛「ふぅー、ふぅー………! 誰? 今必死にグルーミングを」

時子「ずいぶん興奮してるわね」

凛「ゲェ時子さん! いや、時子様………まさか一番やばい人に会うとは………」

時子「………」スッ

凛「腰を下ろした………」

時子「よしよし」ナデナデ

凛「………ただ撫でるだけ? すごく優しくて気もちよくて………こんな純白女神に身体を与えたような笑顔………時子様って意外に………ん?」

雫「………」ニコニコ

凛「雫がこっちをにこにこしながら見てる………」

時子「どうしたの………あ」

雫「あ、気にしなくていいですよ~。どうぞ続けてください」

時子「ち、違う! これは………そう! この犬、私が持ってる>>67を欲しそうな眼をしてたから、仕方なくよ!」

雫「その子が>>67をですか」


Pから預かった首輪

まぁ首輪大事だし

雫「何でそんなもの持ってるんですか?」

凛「頂戴! 頂戴!」

時子「えっと、もちろん! プロデューサーを調教するために、」

雫「Pさんから預かったものをですか? というよりこの子すでに首輪してますよね」

時子「そ、そうよ! こうやって二重に合わせて………ほらすごい喜んでる!」

凛「プロデューサーの匂いがする………何で時子様に渡したんだろ?」

雫「確かにすごい喜んでますけど………そんな嘘をつかなくてもいいじゃないですか。動物を可愛がるのは誰でもすることですし」

時子「………私が嫌いなもの、教えてあげる」

雫「はい?」

時子「栄養が全部胸に行くやつは………絶滅すればいいのよ!」ダダダー

雫「………怒らせちゃいました? さて」

凛「首輪! 首輪! あ、ちょっと! 何で外すの雫!」

雫「さすがに首輪二つは苦しいと思いますから外しておきますね。あとこのハンカチ」

凛「あ、首輪に夢中になってた! 返して!」

雫「これにもPさんの名前………拾ってくれたんですね。ありがとうございます~。後は私が届けておきますから」

凛「あ、ちょっと待ってー! 行っちゃった………いや、もうスタジオは目の前。本物に会いに行こう」

>>時子「栄養が全部胸に行くやつは………絶滅すればいいのよ!」
ゆるふわ乙女「同意」

スタジオ前

凛「何で時子様はあんなに胸に対して憎悪を持ってるんだろ。別に小さいってわけでもないのに………あ、スタジオについた。プロデューサー」

警備員「犬は立ち入り禁止だお。帰った帰った」

凛「しまった。今の私犬だった………タレント犬でもない限り入れてくれないのかな。ん?」

まゆ「おはようございます~」

凛「まゆ! 何でここにいるの? 今日の仕事は別件だったはずじゃうわっ」ヒョイ

まゆ「やっと見つけたぁ。すみません。今からこの子と写真撮影の予定だったんですけど、逃げ出しちゃって。一緒に入っていいですかぁ?」

警備員「あ、それならどうぞ」

まゆ「ありがとうございます」

凛「まゆ………ありがとう」

まゆ「何でさっきのわんちゃんがここにいるんでしょうかぁ………入りたがってたから連れてきたけど、まゆはPさんに用事があるのに………ごめんだけど、そこまで付き合ってね」

凛「私もプロデューサーが目的だから大丈夫だよ」

まゆ「そうなんだ………あなたも………」

凛(私の言葉を………理解してるの?)

スタジオ内

P「お疲れ様です。本日はありがとうございました。はい、はい」

みく「………」

控室

P「お疲れ様。今日は随分と調子よかったじゃない。

みく「ねぇPちゃん………Pちゃんさ。ずっと敬語でしゃべったほうがいいんじゃないの? そっちのほうがかっこいいよ」

P「じゃあみくにゃんは標準語でしゃべってね」

みく「なにゃ!? これはみくのアイデンティティ………」

P「だったら俺も一緒よ。俺のアイデンティティ奪おうとしないで」

みく「じゃあPちゃんは何でそんな女の人みたいな話し方するにゃ?」

P「ん~まあちょっとした人の悪ふざけのせいかな」

みく「悪ふざけ?」

P「言っちゃえば、」

まゆ「Pさぁん………失礼しますぅ」

みく「みぎゃ。まゆちゃんにゃ。何でここにいるの?」

まゆ「たまたま近くに来たのでPさんに会いに来たんです」

P「会いに来たって………さっき事務所であったばっかりじゃん………その犬は」

凛「やっと着いたぁ。プロデューサー」

まゆ「暴れちゃダメ」

凛「ぐえぇ」

みく「何でここにいるにゃその犬。というより首輪してる………さっきまでなかったのに」

P「言われてみればそうね」

まゆ「お二人はこの子のこと知ってるんですかぁ?」

P「出かける前に絡んできたのよね。ちょっとその子貸してくれる?」

まゆ「大丈夫ですかぁ? この子すっごい興奮してますけど………」

凛「何でだろう………! 犬になったせいか欲望に忠実になった気がする………!」

P「大丈夫大丈夫。ほらこっちおいで~」

凛「はうっはうっ!」

まゆ「………」

みく「邪気と寒気と黒いオーラを感じるにゃ」

P「うーん………この首輪どこで手に入れたのかしらね」

凛「あ、そこ………首筋は………」

まゆ「………」

みく「………にゃあ」

P「………! この首輪………なるほど」

まゆ「どうしたんですか?」

P「見て。首輪の裏側。ちょっと見てみたんだけど、アッキーって書いてある!」

凛「え!?」

みく「マジにゃ!? ほんとだ! アッキーって書いてあるにゃ!」

凛「アッキーって、え? そういえばまだ自分の姿見てない………」

まゆ「アッキーの首輪があるってことは………」

凛「そういえば文香はこの首輪を頼まれたものって………」

P「うん、まさか………」

凛「じゃあ今の私はビションフリーゼ? 鏡………鏡………キャバリアだよこれ!」

みく「これなんて種類の犬だろ。ヨークシャーテリア?」

P「いやぁポメラニアンかもよ」

まゆ「マルチーズかもしれませんね」

凛「全員違うし………」

まゆ「でも、この子どうします?」

P「どうしようも何もほっとくわけにはいかないでしょ。ここまできたんなら事務所に連れてくわよ」

みく「連れてくのかぁ。まあこの子Pちゃんにお熱っぽいしいいんじゃない」

まゆ「………」

みく「やっぱり負のオーラが………」

車の中

P「悪いわねまゆ。その子の面倒見てもらって」

まゆ「かまいませんよぉ。この子Pさんのことを慕っているみたいですけど、もしもの時のことを考えてですよぉ」

みく「もしもっていやなこと言わないでにゃ………」

凛「さすがに運転中に危険なことはしないよ」

まゆ「万が一ですよぉ」

凛「!?」

P「もしもねぇ。というよりまゆの方の仕事は終わったの?」

まゆ「はい完璧にこなしましたよぉ」

P「そうか。まゆも絶好調ね」

まゆ「はい」

みく「………まゆちゃんはPちゃんの口調をどう思にゃ? さっきみくが振ったんだけど正論で返されたにゃ」

まゆ「魅力の一つですよぉ」

みく「魅力って………」

P「ありがと。でも正直魅力ではないのよねこの口調じゃ」

みく「自覚あるんだ………自覚あって結婚願望あるくせに何で直そうとしないにゃ………」

二人「!」

凛「何それ超聞きたい」

まゆ「ちなみに………どんな人と結婚したいですか?」

P「みくにゃん!」

二人「!?」

みく「やめてにゃPちゃん! みくは後ろにいるんだよ! まゆちゃんと並んで座ってるんだよ! 冗談じゃすまないにゃ!」

P「まあみくにゃんってのは冗談なんだけど、いい反応を取ってくれる子は魅力的よねぇ」

二人「反応………」

みく「それってどういうことにゃ………芸人が好みなの?」

P「あとは甘え上手な子かしらね。俺って膝枕はされるよりする側になりたいのよね」

二人「ふむ………」

みく「そういえばPちゃんにしてもらったことあるにゃ」

P「あったわねぇみくにゃんが仕事で疲れてたからしてあげたっけ」

みく「懐かしいにゃあ。ハッ、隣から殺気! Pちゃん! 違う話しよ違う話!」

P「違う話も何もそっちから振って来たんじゃない。そうねぇじゃあ俺が貯めに貯めたフライデーに掲載されるレベルのみくにゃんの珍事の数々を」

みく「もういやにゃこの人………」

プロダクション

みく「ただいま~」

ちひろ「お帰りなさい。お疲れ様。あら、まゆちゃんも一緒ですなんですか?」

P「途中で合流したんですよ。じゃあちひろさん。次の仕事の件ですけど、」

凛「ふぅ。やっと帰ってこれた。最初に追い出された時はどうしようかと思ったけど、無事に戻ってこれてよかった」

まゆ「Pさん。お茶はどうですか? まゆが入れてきますよぉ?」

P「いや………ちょっと今からちひろさんと込み入った話をするからいいわよ。ありがとうまゆ。気遣いの心にはいつも感謝してるからね」

まゆ「Pさん………」

みく「Pちゃんって結構ああいうことを臆面もなく言うから怖いにゃ。にしてもこのワンちゃんどこの子なんだろ。昨日の私みたいに突然現れたみたいだし」

凛「やっぱり昨日のはみくだったんだ。じゃあどうやって戻ったの!」

みく「また吠え出したにゃ………そうだ! 昨日のバウリンガルが………あった! これを使えば………よし」カチャカチャ

凛「みく! どうやって戻ったの! 原因は何だったの!」

みく「ん? どうやって戻ったって………昨日のこと? 誰にゃ?」

凛「凛だよ! 渋谷凛! 私も目が覚めたら犬になってた! どうなってんのこれ!」

みく「えぇ! 凛チャンなの!? いや、凛チャンだったんだ。だからあんなに訴えかけるように吠えて………Pちゃんにベタベタだったんだ」

凛「というより! みくは何で元に戻ってるの! 何が原因か分かったの!」

みく「にゃ、志希にゃんに戻してもらったにゃ。原因も志希にゃんが作った変な薬を飲んだせいで………凛ちゃん眠る前に何か飲んだ?」

凛「飲んだって………プロデューサーからスポドリをもらったけど」

みく「Pちゃんから? 確か志希にゃんはPちゃんが言ったから薬を作ったって言ってたけど、Pちゃんは作ったことを知らないはず………」

凛「どういうこと?」

まゆ「教えてあげましょうかぁ」

凛「まゆ!」

みく「まゆちゃん何か知ってるの?」

まゆ「知っているというより、そういうことを企てているってことは知ってますよぉ」

凛「企てている? 誰が?」

まゆ「ついてきてください」

みく「ついきてって………なんだかすぐ近くの会議室じゃん」

まゆ「Pさんとちひろさんがいますよ」

凛「どれどれ………プロデューサー………何か持ってる」

ちひろ『どうだったんですか? 二人を動物化した結果は?』

P『みくにゃんはどうやらいい結果になったみたいですよ。今日の仕事でも自分に自信を持ってました』

凛「何の話?」

みく「Pちゃんは………どうやらみくが猫化してたことを知ってる見たいにゃ。志希にゃんが嘘ついたの?」

ちひろ『でも、凛ちゃんの方は犬にすることはなかったんじゃないですか? 別に犬キャラでもないですし』

P『そうなんですけどね。まあ一つの魅力を伸ばすレッスンってことですよ。今度動物にかかわる仕事をさせようと思ってましたし、レッスンの一環ですよ』

みく「レッスンの一環って………とんでもないこと仕出かす人にゃあの人………ねぇ凛チャン」

凛「プロデューサー………私のために」

みく「変な勘違いしてるよこの子」

まゆ「Pさんは二人のためを思って二人を動物化させたんですよ。みくちゃんは自分に自信を取り戻させるために。凛ちゃんは次の仕事のために。まゆは羨ましいですよ。Pさんは二人のためにあえて何も告げずに二人を支えようと考えているんですから」

凛「………うん。そうだね」

みく「何納得しようとしてるにゃ凛チャン。みくはともかく凛チャンが犬になる意味なかったっしょ。完全にとばっちりだよ!」

凛「ううん。役得だった」

まゆ「うらやましい………!」ギリィ

みく「あ、そうなんだ。win-winだったんだ。うん」

P『しかし、まあ。次は誰にしますか?』

凛「次?」

ちひろ『誰にしましょうか』

P『いやぁ。二人ともかわいかったですもんねぇ。二人のためとか言って完全に俺たちのためでしたもんねぇ!』

ちひろ『ほんとですよ! 犬と猫が二人とわかりながらあの仕草をされるともうかわいいとかじゃないですよね!』

P『凛はまさかスタジオ先まで来るとは思いませんでしたけど、いい写真もいっぱい撮れましたし! もう万々歳ですよ!』

ちひろ『やめられませんねこの仕事は!』

二人『アハハハ!』

みく「へぇ………二人はあのことを私利私欲のために………」

二人「ドキィ!」

凛「プロデューサー。途中まで感動してたけど、最後でぶち壊しだよ」

P「り、りり凛ちゃん………! ち、違うのよ! これはなんたらかんたら」

まゆ「ちひろさぁん………あなたがそんな人だったなんて、ねぇ」

ちひろ「………」ダラダラダラ

二人「………脱、」

次の日

凛「あ~………平和だ」

みく「平和にゃ………」

凛「二人は、どうしてるんだろ」

みく「さぁあ。まゆちゃんにお仕置きされてるんじゃないかにゃ」

凛「全く。プロデューサーも私を犬にして楽しんでたなんて。直接言ってくれればいいのに」

みく「え?」

凛「全く回りくどいんだから………ん?」

ウサギ「………」

凛「ウサギがいる………」

みく「ウサギにゃ」

ウサギ「………」

凛「また誰かがなったのかな? まあウサギは犬や猫と違って鳴くことがあんまりないよね」

みく「Pちゃんはお仕置き中だし………今度こそ誰かが連れてきたのかもしれないにゃ」

ウサギ「ウーサミン♪」

二人「しゃべった!?」

完!

完結!
正直凛ちゃんの話はその時の流れで立てたのでほとんど考えなしに書いてました
でも何で凛ちゃんはワンワンキャラになっちゃったんでしょうかねぇ公式でも猫押しのはずなのに
まあ猫キャラのナンバーワンはみくにゃん………にゃ

凛ちゃんはほんとに真面目なんです。このSSみたいに変態ワンワンに見られちゃうときもありますが本当の凛ちゃんはまじめなワンワンなんです。だから凛ちゃんは変態ワンワンではなくラブリーワンワンだと宣言します。凛ちゃんはほんとにシンデレラガールズの看板ワンワンです
だからみんなみくにゃんのファンを辞めるとは言わず素直にみくにゃんのファンサービスを受けとれぇ!

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