このスレは、禁書キャラを戦国時代の人物に当てはめながら進んでいく安価SSスレです
一スレ目 上条「安価で天下統一する」
上条「安価で天下統一する」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370485328/)
二スレ目 上条「安価で武田家に仕官する」 馬場芳郎「まあ、武田は僕だけどね」
上条「安価で武田家に仕官する」 馬場芳郎「まあ、武田は僕だけどね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371052223/)
三スレ目 上条「安価で尾張統一する」
上条「安価で尾張統一する」 上条詩菜「あらあら」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1372171361/)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1373817496
~登場人物~
上条当麻【????】
武田家臣で元上杉一門衆。現代の記憶あり
E:仕込み杖
E:達人の鎖帷子
火縄銃
黒夜の両腕
インデックス【????】
上条の優秀な解説役。現代の記憶あり
馬場芳郎【武田晴信】
武田家の当主
フィアンマ【山本勘介】
武田家の参謀
天井亜雄【????】
武田家に従う木曾家の人
ビアージオ【織田信安】
岩倉織田家の当主。密かに武田家と同盟を結ぶ
鉄塔綴里【????】
岩倉織田家の家老
垣根帝督【織田信行】
末森織田家の当主。清州織田家を破り、一躍尾張の覇者に
坂島道端【織田信清】
犬山織田家の当主。岩倉織田家との関係は微妙
神裂火織【????】
清州織田家の残党を率いている。現在の消息は不明
番外個体【????】
京都の神官。上条たちと行動を共にした後、越後へ向かった
黒夜海鳥【????】
木曾山中で山賊行為をしていた。現在は両腕を無くし、奴隷に
鳴護アリサ【????】
蘆名家出身。現在は尾張にいると思われるが……? 現代の記憶あり
~年表~
※特に断りがない限り、上条一行の事績
天文24年3月
・上条とインデックス、戦国時代の越後で目を覚ます
・上杉軍と武田軍が川中島で衝突
天文24年9月
・上杉家を出奔
天文24年10月
・武田上杉両軍が川中島から撤退
弘治2年1月
・ローラの乱鎮圧に客将として従軍
・上条とインデックスが正式に武田家臣となる
弘治2年7月
・探索の命を受け、尾張へ出張
弘治2年8月
・末森織田軍が清州織田軍を稲生原、那古野城でそれぞれ破る
・武田家と岩倉織田家の密命が成立
弘治2年9月
・末森織田軍が清州城を攻囲
・甲府へ帰還する
・斎藤軍が美濃長山城を攻撃開始
・武田軍、長山城への援軍のために出陣 ←イマココ
~Q&A~
Q.どういう安価を取るの?
A.広く見られる安価に加え、たまに人物安価を取ります。人物安価では、その人物が「とあるキャラ」なのか「史実の人物」なのかを決めてもらいます
Q.禁書キャラは原作に忠実なの?
A.能力などは原作依存します。個人の能力の延長であればオーバーテクノロジーも可です
Q.元世界の記憶云々って?
A.一部のメインキャラクターが、元の世界の記憶を引き継いでいるかどうかです。メインキャラクターかどうかは>>1の主観ですが
ただし「一方通行」と「浜面仕上」が記憶なしなので、この二人サイドのメインキャラは記憶有り無しの判定はしません
「上条当麻」と「超電磁砲」のメインキャラのみ、記憶の有り無しを安価で判定します
Q.史実の人物はどういう扱いなの?
A.伝わっている逸話や伝承などをデフォルメしようと思っています。安価の際に「こんなエピソードあるよ」みたいな事を言ってもらえると楽です
例えば豪傑として知られる人物であれば、聖人クラスの人物ともある程度戦えたり
Q.キャラは年を取るの?
A.禁書キャラに限り、取りません
Q.>>1は禁書どこまでできる人?
A.BD/DVD特典SS、攻略本付録SS、未単行本化SSのみ未読。それ以外は既読・既視・既プレイです。ただたまに抜けることがあるかも
Q.コンマ・安価↓の基準は?
A.程度によりますが、エロ・グロ系。それと明らかに質問内容に合致していない安価
Q.このSSはどうすれば完結するの?
A.元の世界に戻ったら……? ちなみに戻り方とか、なんでタイムスリップしたのかという事は全く決めてないです
なんか前のスレが埋まってたので新スレです
インデックスの情報整理コーナーやろうと思っていたんですが、今夜はこれで失礼します
本当すいません
ご無沙汰です
今晩は 番外編その2~がんばれ小萌先生~ を予定しています
開始は24:00頃になると思います
どうぞお付き合いください
こんばんは
~津島の遊女街~
小萌「今日のお勉強はここまでなのですよー」
アリガトウゴザイマシター
小萌「ふう。何というか、天職な気もするのですよ。槍ばっかり振り回してましたけど、意外とこうやってものを教えるのも悪くないですねぇ」
小萌「でも家族が心配してるかもしれないんですよね。一度連絡を入れた方がいいのでしょうか?」
安価↓2
1.実家に連絡を入れる
2.何やら尾張は不穏なので、連絡は市内でおく
小萌「……そういえば最近はますます物騒になってきてるのですよね」
小萌「なんでも近々、末森の弟さんと合戦になるとかならないとか」
小萌「一応、家柄的には清州の殿様ですけど、心情的にはあんまり応援したくないのですよ……」
小萌「まあ、このお寺にいる限りは大丈夫ですよね。ただいまなのですよー」ガラリ
~那古野城下の寺~
住職「あァ。帰ったか」
小萌「今日も盛況だったのです。たまには住職さんのお話も聞きたいとみんな言ってたのですよー?」
住職「そうかい、けど俺ァそんな暇じゃあねェんだよ。今度も城から呼び出しだ。あのクソ野郎の教育係なんて押しつけやがって」
小萌「でもそれは先代の当主の言いつけだったのですよね?」
住職「まァな。先代は立派だったが、今の当主はつまんねェクソ野郎だ。弟の方も対して変わンねェが、まだマシってもんだな」
小萌「……そうかもしれませんね」
住職「……行ってくる。留守はてめェに任せンぞ」
小萌「わかったのですよー」フリフリ
小萌「とは言ったものの、こうやって逃げてばっかりでいいのでしょうか」
小萌「お身内同士の争いなんですから、何か私にもできることがあったり……」
安価↓2
1.やっぱり家族のいる清州方
2.命を助けてくれた末森方
3.隠遁一択
小萌「……そうですよね。どうせ私は跡継ぎとかじゃあないですし、自由に傾いちゃいましょう!」
小萌「といっても今の私にできる事と言ったら、せいぜい情報を流したりとかそういった事くらいでしょうか」
小萌「でも私って結構顔が割れてるんですよね。清州あたりに行けばすぐにばれてしまうでしょうし……」
小萌「と、なるとですね。私にいい考えがあります!」
安価↓3 多数
1.国外の情報を集める
2.協力者に探ってもらう
小萌「尾張国内なら目立つんですよね。なら、他国の情報を集めて末森の弟さんに流しましょう!」
小萌「そうですね。北の斎藤、東の今川。それに西の伊勢……」
小萌「直接脅威なのはやっぱり斎藤か今川ですね。じゃあ―――」
安価↓2
1.美濃の斎藤氏にしましょう
2.海道の今川氏にしましょう
小萌「そうですねー。やっぱり今川氏ですね。そこの動向次第では、清州も末森もないのですよー」
小萌「よーし。そうと決まればすぐに決行なのです! 寺子屋はしばらくお休みにして、三河へ行くのですよー!」
小萌「あ、ちょうどいい所に。先生これから三河に行ってくるのです。しばらく帰らないかもなので、住職さんによろしく言っておいて下さい」
「え、ええ! なんでいきなりそんな」
小萌「ちょっとお仕事なのです。これは今川氏……いえ! むしろ同盟国の北条や武田の内情もきっちりこの小萌先生が暴いてくるのですよー!」ダダダダ
「……行っちゃった。いいのかなあ?」
「…………」
「……武田、かあ」
「当麻くん、元気かなあ」
~番外編2 fin.~
超短いですが、ここで切ります
ありがとうございました
来週には通常のペースでいけるようになると思います
超すみませんでした
C的な感じで、昨日は完全に寝落ちしてました
今日は通常運行してますので、今晩から再開します
ご無沙汰してます
なんか似たような感じのスレが立っているみたいですね
禁書×戦国ブーム来ますか?
――木曾福島城
ザワザワ
上条「なあ、インデックス。ここっていったいどういう場所なんだ?」
禁書「ここは信濃の西の果て。木曾福島城なんだよ。最近武田氏の配下に加わった木曾氏の居城だね」
上条「あー。あのワカメみたいな髪したおっさんか。なんというか、あんまり覇気のない感じの人だったよな」
禁書「とうまも知らない人なの?」
上条「ああ。あんなおっさんは見た事ないな」
フィアンマ「待たせたな」
天井「」
鉄装「」
上条「お、始まるみたいだぞ」
禁書「今までは隅っこで話聞いてるだけだったし、こうやって前に出るのは緊張するかも」
フィアンマ「現在、我らと結ぶ東美濃の遠山氏に先手を指示している。直に行軍路を確保するだろう。この福島城は我ら武田軍の拠点の一つとなるだろうが、実際に前線基地となるのは遠山一族の城のどこかになるだろう」
禁書「遠山一族は東美濃に割拠している豪族だね。もともとは斎藤氏の配下に納まっていたんだけど、最近起きた美濃の内紛のどさくさに武田方に寝返ってきたんだよ」
上条「なるほどな。で、美濃の内紛ってそもそもなんなんだ?」
禁書「うーん。とうまも少しは聞いてると思うけど……」
禁書「美濃を治めていた戦国大名は斎藤道三って言うんだよ」
上条「あー、どっかで聞いた事あるかもしんないな」
禁書「でも道三は強圧的に美濃を征服したっていう過去があって、美濃の豪族たちからは不満を持たれていたんだね。それに実の息子との仲も良くなかったから、ついに美濃の豪族のほとんどと息子が道三に反旗を翻したんだよ」
禁書「結果は息子と諸豪族の連合軍の圧勝。美濃のマムシと恐れられた斎藤道三はあっけなく討死にしたんだよ」
上条「そういやそんな話も聞いたっけな」
禁書「美濃のほとんどは道三の息子に帰順したんだけど、遠山一族のように斎藤氏の支配を離れる者がいたり、あるいは息子の政権を認めないって言って抵抗を続ける豪族もいたんだよ」
上条「……そうか。それが今回救援に行く、長山城って事か」
禁書「たぶんそうだね。斎藤道三は尾張の織田家ともいろんな関係があったから……でもそこらへんはとうまが詳しいでしょ?」
上条「う……たぶん」
フィアンマ「今にも長山城は斎藤方に攻められている。早急に兵を率いて美濃に入るのだ」
フィアンマ「ドクター・天井。貴様に木曾兵を率いる度量はあるか? 何ならこの俺様が出陣する全軍を預かってもいいのだが」
天井「わ、私は……」
安価↓
1.いいだろう
2.木曾軍は自分で率いる
天井「い、いいだろう! 私はここでお前たちの後備えとして構えていようではないか」
フィアンマ「……ふん。まあいい」
フィアンマ「敵軍はもう4000近くの兵を率いて長山城を囲んでいるようだ。既に包囲が始まって三日。そろそろ厳しくなってくるころだろう。何しろ後詰めがない籠城戦になっている」
禁書「敵もそれを知っているから、一気呵成に攻め落とす可能性もあるんだよ」
フィアンマ「あるいは調子に乗って長期戦を持ち出すか……いずれにせよ軍を急行させる。今は夜だが……」
安価↓
1.夜の行軍は危ない。明日の朝一で出立する
2.急を要する。いますぐに出陣する
フィアンマ「だからといって怯む俺様ではない。今すぐ出陣する」
天井「な、なんだと? この明かりのない真夜中に山中を行軍させるというのか!」
フィアンマ「なんだ。貴様が出陣するわけではないだろうが。兵の心配でもしているのか?」
天井「当り前だろう! 無駄に兵を減らす事など……」
フィアンマ「落ち着け、たわけめ。この俺様が指揮を執るのだ、そのような無駄があろうはずもない」
天井「ぐ……」
フィアンマ「という事だ。上条当麻、禁書目録。貴様らに休む時間はない。このまま従軍してもらうぞ。岩倉の使者よ。貴様もだ」
鉄装「はぃぃ……」
フィアンマ「では行くとしよう。目指すは―――」
安価↓
1.一直線長山城へ
2.まずは遠山氏の居城へ
フィアンマ「長山城だ。兵は神速を貴ぶ。敵の横腹を突くぞ」
上条「はい!?」
禁書「マジ鬼畜なんだよ」
フィアンマ「文句を言うな。俺様の作戦に黙って従え」
上条「マジかよ……俺も夜の馬駆けとか経験したけど、あれはやべえって。それを軍単位とか……」ヒソヒソ
禁書「でもあの川中島でフィアンマは上杉軍を手玉に取ったて聞いてるんだよ。何か秘策があるのかも」ヒソヒソ
上条「まあ、俺たちは所詮部将の一人だしな。従うしかないか……」ヒソヒソ
フィアンマ「武田軍一千、出陣!」
安価↓ コンマ
00-29 無事に長山城近くへ
30-69 兵を減らしつつも、なんとか長山城へ到着
70-99 事件発生
………
……
…
フィアンマ「いったん止まれ。ここで様子を見る」
上条「はぁ……はぁ……しんどい……山道がこんなに辛いとは……」
禁書「で、でもほとんど無傷で長山城近くまで来れたんだよ。さすがにすごいかも」
上条「え、もう着いたの? マジでか」
禁書「ほら。あそこの山城。たくさんの明かりに囲まれてるんだよ」
上条「どれどれ……? あ、本当だ。すげぇな……」
禁書「ひとまず今は攻撃は止んでるみたいだね。夜だし矛を収めてるのかな」
上条「まあ、夜にわざわざ危ない橋を渡る事もねぇからな」
禁書「フィアンマはどうするんだろうね」
フィアンマ「よし、予定通り敵軍の背後に回ったか。俺様独自のルートを使った甲斐があったな」
フィアンマ「さて、使える手は三つ。連れてきている上条当麻と禁書目録、それ以外に背後にある遠山一族と、南の岩倉織田家か。さて、次の一手は……」
安価↓
1.上条たちに兵を率いさせる
2.明朝、遠山兵との合流を待つ
3.鉄装に岩倉織田家からの援兵をとらせる
上条「はぁ!? 俺に兵を率いろって!?」
フィアンマ「何を焦っている。貴様越後の耐震の出であろうが」
上条(そ、そういえばそんな設定だった! けど上条さん、兵を率いるとかしたことないですって!)
フィアンマ「安心しろ、戦術は授ける。まずはあの包囲を解くのが肝要だ。それさえ果たせれば、何も敵と正面からぶつかる必要はない」
上条「あ、あー……インデックス、さん?」
禁書「はあ。わかったんだよ。私がその作戦聞いておくかも」
上条「助かります……」
フィアンマ「我らの兵はまだ少ない。直に遠山の軍が更に一千ほど来るだろう。まずは相手を攪乱してやる。具体的には―――」
上条「よ、よし! 上条さん隊、出陣!」
禁書「……とうま、緊張しすぎなんだよ」
上条「しょうがねーだろ! 何もかも初めてなんだよ!」
禁書「まあ気持ちは分かるけどね」
上条「で、どうすればいいんだ? そもそもどうすればいいんだ?」
禁書「二回言わないでとうま。……まずは現状を把握しておいた方がいいかも。いざという時は自分たちで対応を決めないといけないからね」
上条「」ゴクリ
禁書「敵兵は四千程度。私の目算だともうちょっと少ないかも。敵軍を率いているのは不明だけど、今は城を囲んで大声を上げているね。城中の兵の士気を下げる作戦なんだよ」
上条「なるほど」
禁書「フィアンマが言うには、斥候からは全部で五つの大きな隊に分かれているらしいんだよ。そしてその要が、城の眼前に布陣する隊と、裏門を固めている隊だね。そのどちらかを退けられれば、まずはいいって言ってたんだよ」
上条「ふむ……いやいや、もったいぶらないで早く言って下さいよ!」
禁書「せっかく丁寧に説明してあげてるのに! ……だから、フィアンマの指示は―――」
安価↓2
フィアンマの指示とは?
禁書「とうま。私たちは今、敵軍の背後に回っているんだよ。包囲している敵とは言えども、本隊と後列は確かに存在してる。つまり……」
上条「つまり、夜襲宜しく眼前の敵を潰せ、と?」
禁書「その通りなんだよ。こっちには少ないとはいえ武田の精兵がいるからね。ちょっとした戦果なら挙げられると思うかも」
上条「でもフィアンマからの正確な指示はどうなってんだよ。何をすれば俺は任務完遂になるわけ?」
禁書「え? いまとうまが言ってたでしょ?」
上条「へ?」
禁書「眼前の敵を潰せ、って。一言一句間違ってないんだよ」
上条「ま、マジ?」
禁書「ほらほら。とうまが動かないと兵たちも困っちゃうんだよ! とうま!」
上条「ふ、不幸だ……」
上条「…………」
禁書「…………」
*「…… …… …… ……」
上条(やべぇ。俺の指示を待ってやがる)
禁書「とうま」ボソ
上条「う……わ、わかったよ」
上条「あ、あー。俺たちはこれから、そこの裏門を固めている一隊に強襲をかけるんだが……」
禁書「とうま。もっとシャンと!」ヒソヒソ
上条(あー……自分は立ってるだけの癖に……!)
上条(くそ、どうにでもなれ!)
上条「>>49!!」
あいつらを食らい尽くす気で攻めるんだ
上条「あいつらを食らい尽くす気で攻めるんだ!!」
*「…… …… …… ……」
*「ウォォォォォォォォォォォォ!!!」
禁書「ちょ、盛り上がりすぎなんだよ! 奇襲なのに、あーもう!」
禁書「甲府在番の組から順次突撃なんだよ! 裏門への道をこじ開けて!」
*「ウォォォォォォォォォォォォ!!!」ドドドドドドド
上条「よ、よし。俺たちも行くぞ、インデックス!」
禁書「ま、まあ暗闇だし敵もこっちの正確な人数は捕捉できないはず……なんとかなるなんとか」ブツブツ
………
……
…
~長山城攻め手・裏手門包囲隊~
*「殿、背後より鬨の声が」
「」ピクリ
安価↓2
裏手門包囲隊の大将は?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
削板「ああ……聞こえたよ。まるでなってねぇ声がなぁ……」
削板「なってねぇ! いよぉし! これから俺たちは反転して敵増援にぶち当たる!」
*「え。い、いいんですか!? 総大将からの指示は裏門を固めよとの事でしたが……」
削板「バカヤロォ! 目の前に敵が来ててそんな悠長な事が言ってられるか! 行くぞ! 突撃だ! 先陣は俺! 備えは俺! 大将は俺だぁぁぁぁ!」
上条「お、おい。敵がこっちに向かってきてねぇか」
禁書「とうまが煽りすぎたからなんだよ! せっかくの奇襲だったのにバレちゃったんだよ!」
上条「ま、マジか……でもこっちは精鋭武田を含んだフィアンマ選りすぐりの200騎だ。相手の数は……」
禁書「こっちの3倍はいるんだよ、とうま」
上条「な、なせばなる! そうだろインデックス!」
禁書「あーもう! とうまのバカ! とにかく―――」
安価↓2
インデックス、兵に特別な指示を出す?(出すなら内容も)
禁書「よくわかんないけど敵は私たちめがけて一直線に向かって来てる。それならここは押されてるように見せかけて鶴翼に敵を包み込むんだよ!」
上条「え、へ? かくよく?」
禁書「あー、とうまはいい! 先陣の武田の組頭級の人なら言えば伝わるんだよ!」
上条「わ、わかったよ。じゃあ俺が前に出て伝えてこればいいんだよな?」
禁書「頼れる伝者もいないし……とうまに任せるしかないかも」
上条「大丈夫だって! 伝言くらい任せろ!」
禁書「激しく不安なんだよ……」
安価↓ コンマ
00-39 包囲成功。敵の側面を取る
40-79 包囲失敗。乱戦に
80-99 包囲失敗。削板が強すぎる
………
……
…
上条「……スマン、インデックス。たぶん指示自体は伝わってたんだけど……」
禁書「まあしょうがないよ。急造の隊だし、うまくいかない可能性も十分あったんだよ」
禁書「でもこう乱戦だと間違いなく競り負けるんだよ。早急に何らかの手を打たないと」
上条「もう撤退するっていう選択肢はないのか?」
禁書「あるにはあるけど……とうま、絶対怒られるよ。一応言っておくけど、これはオブラートに包んでるからね」
上条「う……」
安価↓2
何か作戦はある?or撤退
上条「そ、そうだ。色仕掛けだ! それしかない!」
禁書「…………は?」
上条「麗しき乙女の色気で敵を誘惑するんだ。そうすれば敵も油断……す、る……」
禁書「とうま……? 本気で言ってるのかな?」
上条「……え? そ、そんなに変……でしたか……?」
禁書「……ちなみに参考までに聞くけど、とうまは誰が色仕掛けをすべきだって言ってるのかな?」
上条「そりゃあ麗しき乙女が我が軍に……」
上条「…………」
上条「……インデックスさんしか、女性の方いらっしゃいませんね」
禁書「とうまぁぁぁぁぁ!!」ガブリ
上条「ギャー! 不幸だー!!」
禁書「自業自得なんだよ!」
禁書「……で、真面目にどうするの」
上条「そ、それはですねえ……」ボロボロ
安価↓2
1.断固色仕掛け。慈悲はない
2.このまま押し勝つしかない
3.被害が少ない内に撤退しよう
4.自由安価
上条「き、聞いてくれインデックス。これは前線の武田兵聞いた話なんだが」
上条「なんでも敵の大将は……こう、少女に心を奪われるような嗜好をしている、というか……」
禁書「続けて」
上条「……あー、たぶんインデックスの年の頃は敵のどすとらいくなんだとかなんとか。だからそういう意味で色仕掛けって言ったんだよ。わかるよな? わかれ?」
禁書「ほう」
上条「あのー、インデックスさん?」
禁書「とうま。私はとうまの言葉を信じていいのかな?」
上条「へ?」
禁書「要約すると、私が前線に出れば敵は動揺するかもしれないって事なんでしょ?」
上条「あー、そうなる。か?」
禁書「すっごい不快だけど! でもとうまがそれを本気で言ってるっていうなら、私も逆らったりしないんだよ」
上条(う……なんという罪悪感。これがシスターの威光……!)
上条「それは―――>>69」
俺を信じて俺の指示通りに色仕掛けしてくれ
上条「―――俺を信じて俺の指示通りに色仕掛けしてくれ」
禁書「……わかったんだよ」
削板「うぉぉぉぉ!! 根性がなってねぇぇぇぇぇ!!」
*「な、何者だあいつは! 素手で兵たちをなぎ倒していくぞ!」
*「素手だから兵は死んでないが、しかしなんだあの気迫は。野見宿禰の再来か!」
上条「おーう。やってるやってる……ん? どっかで聞いた声な気がしなくもないが……いや、あんなヤツは見た覚えがない……よな?」
禁書「で、とうま。指示通りって言ったけど、私は何をすればいいの」
上条(思ってた以上にぶっ飛んでるじゃねーか。あれはそもそも色仕掛けとかそういうのが通用するような人間には見えねーぞ。ぜってー花より団子、いやむしろ一気飲みこそ至高系だろ、あれ!)
上条(そ、そうだな……とにかく敵を動揺させられればいいんだから……インデックスのイメージを生かしてだな……)
上条「インデックス! >>73だ!」
「おにいちゃん!」攻撃
上条「―――『おにいちゃん!』攻撃だ」
禁書「わかったんだよ! ……ええ!?」
上条「いい。聞くな! 察しろ! お前の十万三千冊はもう答えを導き出しているぞ!」
禁書「そ、そんな事言われても……」
削板「ん? なんだあそこにいる子供は」
禁書「」
禁書(近づいてくるんだよ! どどど、どうしよう……)
禁書(でもとうまを信じるしかないんだよ。なら―――)
安価↓2
インデックスの「おにいちゃん!」攻撃
具体的にはどのような行動をとる?
禁書(とうまは色仕掛けって言ってたし、かと思ったら「おにいちゃん」攻撃とかよくわからないことを言うし……)
禁書(この二つがあんまり結びつかないんだよ。どうしよう……)
*「なんだあの子供は」
*「まさか戦に巻き込まれたのか?」
ザワザワ
禁書(なんとかするんだよ! 十万三千冊の知識でもって!)
禁書「」ピン!
禁書「う、」
*「? なんだなんだ」ザワザワ
禁書「うわぁぁぁぁぁぁぁ!!」ダダダダダ
上条「ちょ、インデックスが何を思ったか服を脱ぎながら敵陣に走りこんでいった!?」
上条「しまった、追い詰めすぎたか!」
禁書(ここでこの言葉!)
禁書「お、おにいちゃ―――ん!!」
上条「おにいちゃんほとんど関係ない!?」
*「」
安価↓ コンマ
00-29 妹(シスター)の叫びは届いた。敵の指揮官はシスコンだったのだ
30-69 さすがに脱ぎ女の登場に敵軍動揺
70-99 インデックス、戦場からつまみ出される
禁書「おにいちゃ―――ん!!」ダーーーーッ
*「こらそこの子供! うろちょとするんじゃぁない!」グイ
禁書「……あれ?」
*「おい! 子供が紛れてるぞ! 外に連れ出してやれー!」
禁書「ちょ、ちょっと! どういうこと!? ほ、ほら! あと少しで全部脱げ……とうま―――!!」
上条「……行っちまった」
上条「俺、取り返しのつかないことしちまったんじゃあ……」
削板「おう。なんか根性ない面構えしてるじゃねぇか。もしかしてお前が大将か?」
上条「……へ?」
削板「夜襲とはまた根性ねぇことしてくれるじゃねぇか。しかもその兵隊もことごとく根性がない! つまり根性がない!」
上条「あ、はは……」
削板「だからお前をぶっ飛ばしてさっさと終わりにしてやる! いくぞ―――」
上条「ま、マジで!? ちょ、ちょ―――」
安価↓2
削板が攻撃を仕掛けてきた
上条、どうする?
上条(くっ……! 一か八か、迎え撃つしかない―――!)
削板「すごいパーンチ!」
上条「ってなんじゃそりゃ!?」キュイーン
上条(幻想殺しが反応した? こいつ、超能力者か!)
削板「む? 俺の念動砲弾が効かないだと? どうしていい根性してるじゃねぇか」
上条(アタッククラッシュ? よくわからんが、あいつの能力は気功波とかそういう系と見た! ……超能力?)
上条(まあいい。俺の幻想殺しで打ち消せるならチャンスはある!)
削板「ふむ。ならば次は全力で行くぞ。超―――」
上条(来た! この隙に―――)
安価↓
上条、どうする?
上条(…………)
上条「タイム!」
削板「すごいパ―――ん?」
上条「さっきの子が危険な目にあってるかもしれない! ここはちょっと俺が様子を見に行ってくる! それじゃ!」ダッ
削板「…………」
削板「合戦の最中にいたいけな少女の安否を気遣うとは……何気に根性あるじゃねーか。あいつ」
削板「てめぇら! いったん矛を収めろ!! 敵兵もだ!」
ザワザワ
削板「あのクリ頭が戻って来るまで、全員待機!!」
「おい……あれって敵の大将だよな?」
「どうする? 従うべきなのか?」
「とりあえず従っておこう。このままだと競り負ける」
上条「おーい、インデックスー?」
禁書「とうまー……」
上条「おう、本当に無事に逃がされてたんだな。割と敵兵もしっかり統率ぁ―――!?」
禁書「とうまのバカ! とうまのバカ! とうまのバカ―――!!」ガブリガブリ
上条「ごめん! ごめんなさいインデックスさん! でもまさかあなたがあんな暴挙に出るとは痛い痛いって!」
禁書「相手が相手だったら私は今ごろ大変な事になってたんだよ! とうまを信じてたのに!」
上条「ま、待て待て! 俺は確かに色仕掛けって言ったけど、なんでお前脱いだんだよ! 色仕掛け=素肌っていう安直なイメージはどうかと上条さん思いますよ!」
禁書「私が短絡的だって言いたいのとうまは! そもそもとうまの指示が雑だったのが悪いんだよ! なに、おにいちゃんって! 意味が分からないんだよ!」
上条「それは相手の父性や兄性あたりを刺激せよという意味であって……」
禁書「そんなの知らないんだよ!」ガブリ
上条「うぎゃー!! 不幸だー!!」
………
……
…
禁書「それで? なんか今は戦いが止まってるように見えるけど」
上条「あー。もしかして俺を待ってんのかもしれないな。実は敵の大将と一騎打ちになりかけたんだよ。そんでお前を見に行くって言ってこっちに来たんだけど」
禁書「もしかして敵は私を本当に一般市民だと思ってるのかな。だとするととうまの行動に義心を感じた……ってこと?」
上条「そんな人間いるんだな。なんか心が洗われる心地だわ」
禁書「でもそれでとうまがこのまま逃げたら、きっとあそこにいる兵は皆殺しなんだよ。とうまは早く戻らないと」
上条「う、うーん……上条さん、ああいうタイプ苦手なんだよなー。なんというか、相手の話とか聞かない癖に、妙に察しがいいタイプ」
禁書「でも今なら少し落ち着いてるんだよ」
上条「それもそうだな……とりあえずこの先どうするか考えないと……」
安価↓2
1.まだこちらの損害は少ない。このタイミングで撤退する
2.堂々と決闘の続きを行う
3.自由安価
………
……
…
削板「おう。戻ってきたか。少女は大丈夫だったか」
上条「あ、ああ。この夜更けだと危ないし、とりあえずうちで保護する事にしたよ」
削板「ほう。なかなか根性座ってるじゃねーか。猫を拾うように人間一人とはなかなか懐が深いな」
上条「―――さて、じゃあ続きを始めようぜ」
削板「……ふん。認識を改めようか。お前は中々に根性のある敵だ」
上条「来いよ。お前の全力とやらで。正面から叩き破ってやる」
削板「言いやがったな……? なら行くぞ。超すごい―――」
上条(来る! 名前はなんかすげー微妙だけど、気迫がさっきより更に増している!)
安価↓
上条、どうする?
上条(よし。ならばこっちは心理戦―――)
削板「すごいパ―――ンチ!!!」
上条「ってそんな暇ありませんよ!?」キュイーン!
上条「うわっ!?」ドサッ
削板「ほう。それなりに本気出したつもりだったが、なかなかやるじゃねぇか」
上条(危なかった! 危なかった! なんだあれ。拳圧で人が倒れるってどんだけだよ! あいつ、能力がなくても相当強いんじゃねーのか!?)
削板「更に根性比べするっていうのも悪くねえがな。生憎俺にも仕事があるんでな、そろそろケリつけさせてもらうぜ」
上条(まずい。接近戦だとあいつには勝てないかもしれない!)
上条(ここは―――)
安価↓
1.撤退するしかない
2.受けて立つしかない
3.人質作戦しかない
上条(人質作戦しかない! ……ホントか? むしろ火に油を注ぐことにならないか?)
上条(いやいや。立ち回り次第では何とかなるに違いない。よし……)
上条「くっ、一旦下がる!」
削板「なに……?」
上条(この隙にインデックスに伝言を頼む! うまく演じてくれよ……)
削板「おい、逃げるなよ。もうお前の根性はおしまいか?」
上条「いや、誰が逃げるって言ったよ。間合いを測ってたんだよ」
削板「ほう。やはりお前は俺の念動砲弾が効かないみたいだな。だからそうやって距離を置いているんだろう?」
上条(くっ、なかなか鋭いな……)
削板「ならば直接の拳をお前のボディに叩きこんでくれる! いくぞ―――」
*「止まれ―――!」
削板「……何?」
*「この少女がどうなってもいいのか!」
禁書「助けてなんだよー」
削板「なん……だと?」
上条(インデックス! お前ってば演技力微妙なのな!)
削板「おい……これはどういう事だてめぇ……あの子を助けたのは、ああやって利用するためだったってのか?」
上条(予想通りめっちゃ怒ってるよこの人! でも立ち回り次第で―――)
安価↓2
1.でもこれでお前は手出しできまい!
2.お、俺にも何が何だか……どういう事だ!(演技)
上条(インデックスたちにはうまく伝わってるみたいだな)
上条「お、俺にも何が何だか……どういう事だ!」
*「どうもこうもありません! 我々は戦に来ているのです! 利用できるものは利用しなければなりません!」
禁書「死にたくないんだよー」
上条「……」
上条「ばかやろう! そんなんで勝った所で何の意味があるって言うんだ! その子を離せ!」
*「いいえ! 子供一人の命で敵を退けられるのであれば利用すべきです!」
上条「なんてこった……」チラ
削板「…………」
上条(どうだ?)
削板「……ぬぉぉぉぉぉぉぉぉぉ」
削板「なんて根性のないヤツらだ! あまつさえ子供を人質にとるとは! 許せん……」
上条(予想通り切れてるな。だがあいつが手を出して来たら意味がない)
上条「ま、待ってくれ! お前が手を出せばあの子は……」
削板「ぐっ」
上条「わ、悪いことは言わない。ここは互いに兵を退こう。あの子の身元は俺が絶対に保証する。もう兵の手元には預けない! だから頼む……!」
削板「」ウーン
削板「」ピン!
安価↓ コンマ
00-49 削板はバカだった。要求を容れる
50-79 削板は信じた。ただしインデックスの身柄を要求してきた
80-99 さすがにそんなにうまい話はなかった
削板「わかった! 少女のためだ! 義を見てせざるは勇無きなり!」
*「ええ!?」
削板「全軍撤兵しろ! 野営まで戻るのだ!」
*「で、ですがそれでは本陣からの命令と……」
削板「敵も引くと言っているんだ。構わんだろう」
*「は、はあ……」
上条「やべぇ……うまくいった……」
禁書「私の名演技のおかげかも」
上条「ああ……そうかもな……」
上条「とにかくああ言った手前、俺たちが引かないわけにはいかないな。一応、敵はどけたし戻るか?」
禁書「……戦果は最低だね。でもないよりかはマシかも」
上条「ああ。こっちは怪我人多数なれど死者ゼロ。一方向こうは少しは兵を失ってるみたいだしな」
禁書「はぁ……先が思いやられるんだよ……」
………
……
…
フィアンマ「で、敵を後退させただけか」
上条「いやー、上条さんたちも頑張ったんですけどね?」
フィアンマ「死者ゼロで頑張っただと? 調子に乗るなよ。まさか兵が死ななければいいとか甘っちょろい事を考えているのではあるまいな」
上条「っ……」
フィアンマ「どうあっても兵は死ぬ。それを最小限に食い止めるのは必要だが、勝つための犠牲すらを惜しむのでは話にならんぞ」
上条「…………」
フィアンマ「まあいい。元より目的は果たせた」
上条「目的?」
フィアンマ「ふん。そもそも精兵を潜り込ませたとはいえ、武田兵を初めて率いる貴様に、木曾兵が大多数の部隊を率いさせて功績が上がると、この俺様が期待したとでも思ってるのか?」
上条「そ、それってつまり」
フィアンマ「貴様らは陽動だよ。真の目的は―――」
安価↓2
上条たちの小競り合いのさなか、
フィアンマが巡らせていた真の目的とは?
フィアンマ「鉄装綴里による色仕掛けで敵兵士共を悩殺していた」
上条「――――は?」
フィアンマ「なに、少しは役に立ってもらわねばなるまい? だから……」
上条「いやいやいや! それ陽動の意味ないじゃねーか! いったい何を陽動してたんだよ!」
フィアンマ「貴様に言ってもわかるまい。俺様は火を司る神の右席。あの程度の数であれば群衆の熱気を操る程度は容易いことだ」
上条「……あー、魔術師の仕業かー(棒)」
フィアンマ「正面の敵はこちらに釘づけだ。しばらくはあの地より動けまい。後は敵襲に警戒した裏門の敵が一隊。次は更に戦力を投じて裏門を取る」
上条「……うーん。なんか言いくるめられてるような……」
フィアンマ「最も効率のいい方法を選んだのみだ。大会戦ならともかく、この程度の規模であればな」
上条「そ、そうですか……」
フィアンマ「まあそれにしても貴様の働きは期待外れだったがな。まあいい。今宵はもう休め。明日は遠山軍も合流する。これからが本番だ。せいぜい挽回しろ」
上条「はいはい。わかりましたよー」
上条「なんだかなー」
禁書「とうま。ねえとうま。話があるんだけど」
上条「げ」
禁書「ねえとうま。確かに私は直接の戦力にならないけどね。でもだからといってあんな扱いは心外なんだよ。裏切られた心地になるんだよ」
上条「す、すまんインデックス。初めての戦場でちょっとパニックになってた……。次からはちゃんと、心を落ち着けていくよ」
禁書「……約束だよとうま。もうあんな目に遭うのはいやなんだよ」
上条「ああ。約束するよ、インデックス」
………
……
…
――第三章 長山城の合戦 弘治2年9月――
と、今日はここまでにします
長々とお付き合いいただきありがとうございました
最近、なんかリアルが夜を浸食してきてまして、一部の日程で夜の時間帯がとれない感じです
割と神出鬼没になるかもしれませんが、なにとぞご容赦ください
一応、短くても毎日進めれるようにはします
ぐぬぬ……これくらいの時間になってしまう
………
……
…
禁書「とうま。とうま。もう起きなきゃなんだよ」
上条「ふ、あ? もう朝か……何時間寝た……?」
禁書「四時間くらいたっぷり寝てたんだよ。特に指示もなかったから寝かせておいたけど、さっき東から一軍がやってきたんだよ。たぶん遠山勢かも」
上条「四時間じゃあ足りませんって……ふあぁ」
禁書「昨日は強行軍だったから仕方ないかも」
上条「で? 援軍が来たって?」
禁書「うん。じきにとうまも呼び出されると思うんだよ」
上条「そっか。起こしてくれて悪かったなインデックス」
………
……
…
フィアンマ「昨晩の俺の術式はまだ発動している。今が長山城の囲みを解く絶好の機会である。また援軍も到着し、これで我らの勝利は更に揺るぎなものとなった」
フィアンマ「遠山家からは当主が直々に援兵を率いてきた。いい心がけだ」
上条(あいつが援軍の大将か……)
安価↓
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
御坂「エラそうね。聞いた話だとアンタ、武田の足軽大将らしいじゃないの。足軽大将程度であんまり大きな顔しないでくれる?」
フィアンマ「そう粋がるな。貴様らの沽券など、この俺様に従ったところで少しも失われるものではない」
上条(って御坂じゃねーか! まさかこんな所で会うとは)
禁書(たんぱつは美濃の領主レベル)
御坂「とにかく! 私たちの手勢1500が加わった今、もう劣勢なんて言ってられないわよ。敵は4000足らず。こっちはアンタたちの軍と合わせて2500。十分に戦ができる数よ」
フィアンマ「ふむ」
フィアンマ「いま、俺様の術式によって、城正面に布陣する四隊はあの場所に釘付けになっている。その持続時間はあの岩倉の女次第だが……そうだな、長く見積もって―――」
安価↓ コンマ
(下一桁/2)日間持続する
フィアンマ「…………おや?」
ワァァァァァ
上条「あのー、なんか鬨の声的なのが聞こえてくるんですけど?」
フィアンマ「ちっ……あいつ程度の誘惑では一晩しか持たなかったか」
上条「おい! それって昨日の夜戦が無駄だったって事になるじゃねーか!」
フィアンマ「まあ落ち着け。貴様らにも微弱とはいえ戦果があっただろう。なんでも裏手門付近から敵の囲みが解かれたとか」
上条「あー……でももう朝だぞ。さすがにもう戻ってきてるんじゃ」
フィアンマ「さて、それはわからんな。何しろ世の中には莫迦みたいに律儀な者もいるらしいからな」
禁書「とうま。もしあの男が根からの正義漢だとしたら、まだ約束を守っているかもしれないんだよ」
上条「うーん……でもあいつ、確かにそういう所はありそうだったけどさ。さすがに俺らがそれの隙を突くなんて事したら激高しかねないぞ」
禁書「それに術式の効果が切れたとしたら、もう私たちが裏手門を攻撃した事は知れてる可能性が高いんだよ。兵力が増員されてるかも」
フィアンマ「一理あるな。見た目での囲みを解いてでも大手門と裏手門を二等分して兵を分けている可能性もある」
上条「もしそうだとしたら正面も裏もリスクは変わんないってことか」
禁書「敵も何を考えているかわからないしね。黙ってみてるなんてありえないし、何らかの作戦を立ててるに違いないんだよ」
フィアンマ「そうだな。ならば―――」
安価↓2
1.敵本陣もある正面を攻撃
2.昨日と同じく裏手門を攻撃
3.両側を同時攻撃
4.持久戦に持ち込む
フィアンマ「敵の意識は恐らく良くも悪くも裏手に集中しているだろう。正面を攻撃するのがいいだろうな」
上条「まあ反論の余地はないけど……裏手を攻めるメリットを捨ててまでの事か?」
フィアンマ「メリットよりデメリットを考えろ、上条当麻。戦果は無限だが戦費は有限だ。失わない事こそ寛容なのだよ」
上条(偉そうに……)
御坂「ちょろっとー? で、私たちはどうすればいいわけ? ある程度ならあんたらの指示に従ってやってもいいわよ」
フィアンマ「そうだな。ならば―――」
安価↓2
1.遠山隊のみで攻撃
2.武田・遠山両軍で特攻
3.遠山隊は待機じゃあ
フィアンマ「ここは一気に突破口を開ける。長引けばそれだけ斎藤軍の流入を許す事になるからな」
御坂「確かに……斎藤方の増援が来る可能性もあるのか……わかったわ」
フィアンマ「遠山軍は我が軍の備えとして行動してもらう。上条当麻、指揮は任せたぞ」
上条「はいいいいい!? また上条さんですか!? ……いやー、そこら辺はやっぱりみさ」
フィアンマ「俺様は本陣で総指揮を執る。何かあれば伝者を遣わす。いいな?」
上条「ぐぬぬ……」
御坂「」チラチラ
上条「……? 御坂がこっちの方をみてるような?」
禁書「もしかして、たんぱつにも記憶があるのかもしれないんだよ」
上条「ああ、そういう事か。ならいっそ問いただしてみるか?」
安価↓3 多数
1.御坂、記憶もち
2.御坂、戦国の子
上条「あのー……おはようございます?」
御坂「アンタが武田の大将ねえ……」
上条(おや?)
御坂「なんか冴えない顔してるけど大丈夫なわけ? 甲州兵の強さは聞いてるけど、斎藤軍も生半じゃないのよ? 美濃在住の私が言うんだから」
上条(うーん……たぶんこれは初対面だよな?)
禁書(たんぱつは基本的に無礼)
御坂「ま、私たちの足引っ張らないようにせいぜいがんばりなさいよー」フリフリ
上条「かっこつけて手を振りながら去って行きやがった……」
禁書「なんというか、私たちが知ってるたんぱつよりもいくらか偉そうだね。戦国時代の影響なのかな」
上条「……いいか、インデックス。御坂は割と昔からあんな感じだった」
………
……
…
上条「よし、じゃあ行くか」
禁書「昨日と違って少しは引き締まってる感じだね、とうま」
上条「ああ。そろそろしっかり戦果を挙げねーとな。やっぱり上条さん戦国武将だし?」
禁書「まあいいけど。フィアンマから聞いてる作戦だけど、これは敵の部隊がどれだけ正面の残ってるかによって変わってくるんだよ。だからまずは斥候の連絡を待とう」
上条「っと、その斥候が来たみたいだぞ」
禁書「ねえ。大手門付近にはいくつの部隊が布陣してたの? 昨日は四隊だったみたいだけど」
安価↓ コンマ
(下一桁/2)部隊が布陣中
*「視認できる範囲では本陣に加え二部隊が布陣している模様です」
禁書「じゃあ合計三部隊だね。つまり敵は単純に、一隊を後方へと回しただけとみるべきか……」
御坂「あるいはそれを偽装してこっちを釣ろうとしてるか、でしょ。で? あのフィアンマからの指示ではどうなってるのよ」
禁書「そうだね。大手門を解放するために力攻めするっていうのには変わりないんだよ。この場合は―――>>131」
突撃
禁書「うん。問題ないんだよ。とうま、たんぱつ」
上条「はい?」
御坂「……短髪って私の事なの?」
禁書「突撃あるのみなんだよ! 敵は愚かにも優柔不断な選択をした。ここは一気呵成に攻めたてるんだよ!」
上条「マジで?」
御坂「はぁ……ま、別にいいけど。負ける気はないし」
上条「お前なあ! そう簡単に……」
御坂「敵は兵力を二分……とまではいかないけど割っているのよ。つまり数にしてだいたい2500騎くらい。こっちは本陣備え以外の全兵力を投入してるから兵力は2000。ほぼ互角なのよ」
上条「そうは言ってもだな」
御坂「何? 怖気づいてるわけ? 甲斐の虎が聞いて呆れるわね。それともアンタくらいしか美濃に出せる人材がいなかったって事かしら?」
上条「」ピキーン
上条「……上等じゃねーか。いいぜ、ならお前のその挑発に乗ってやる!」
上条「よっしゃぁぁぁぁ! 行くぞー!!」
オォォォォォォォ
禁書「はあ、たんぱつに助けられたかも」
禁書「あとは敵がどんな作戦を立てているか、それともフィアンマの見立て通り本当に立ててないのか……」
禁書「とにかく行ってみなきゃわからないんだよ!」タタタタ
安価↓ コンマ
00-69 フィアンマの推測が当たる
70-89 実は消えた一隊は伏兵だった
90-99 まさかの削板降臨
……今日はこのあたりで切り上げます
遅くまでありがとうございました
なお御坂が記憶なしなので、超電磁砲のメインキャラチーム(佐天さんとか)も記憶なし確定になります
へとへとですが、一時間ほどお付き合いください
………
……
…
~斎藤軍・左翼陣~
*「て、敵襲です! 今度はこちら側に敵軍が進軍してきています!」
「」ピクリ
安価↓2
敵軍左翼を率いる大将は?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実の人物
*「殿、いかがなさいますか」
長井「ふん……昨晩の敵は小勢で100にも満たない程度のものだったらしいではないか。恐らく敵の友軍だろう」
長井「で、今回はいくらだ。50か? 100か? それとも500ほどいたか?」
*「そ、それが……」
上条「おい御坂! 何か作戦はあるのかよ! ただ敵に突っ込むってわけじゃねーよな!?」
御坂「何言ってんのよ! フィアンマは敵がまだ油断にあぐらをかいているって推測してるんでしょ? ならその内に叩けるだけ叩いておかないとどうするのよ! 敵左翼を突破して大手門への道を作るわよ!」
上条「ま、マジかよ……」
禁書「大丈夫だよとうま。敵は2000騎程度。こっちも同じ。それも本陣が近くにあるから全軍は動かないんだよ。まずは大手門に向かって進軍して!」
上条「わ、わかったよ……!」
*「それが、2000騎ほど……」
長井「そうか2000……なに?」
御坂「左翼は1000騎ほど! 突き崩すわよ!」
オォォォォォォ!!
安価↓ コンマ
00-49 敵陣を突破。大手門前を制圧
50-69 優位に戦闘を進める
70-99 食い止められる
*「と、突破されました!」
長井「お、おのれ……! 入道め……どこにかような戦力を……!」
御坂「楽勝ね! 大手門前は私たちが制圧したわよ!」
禁書「聞いた話だと、長山城に籠城しているのは1000人ほどらしいんだよ。私たちの到着はまさに九死に一生かも」
上条「でもさ。城の連中って、俺らが救援に来てる事知ってるのか? 別に救援要請があったんじゃなくて、俺らって勝手に来たようなもんなんだろ?」
禁書「そうだね。だから早く城内の兵と合力しないと」
御坂「でももし敵が総出で私たちを叩きに来たらさすがに厳しいわよ? やるんならさっさとしないと!」
禁書「それに今後の展望がないと無益な戦いが続くんだよ。今回の目的は敵を退けることだから、それを主眼に置かないと」
上条「そうか……なら―――」
安価↓2
1.城を背に布陣して敵陣を後退させる
2.城内を説得して連携戦を展開する
3.総出で敵本陣を叩く
上条「ここは落ち着いて……」
御坂「当っ然! このまま敵本陣を突き崩すわよ!」
上条「は、はいぃ!?」
御坂「何よりもまずは城の包囲を解くのが先でしょ。威圧して野戦に持ち込むなら最初からそうしてるわよ。こうして特攻してきたんだから、この勢いで本陣を潰すわよ!」
上条「いやいやいや! いつからそんなに猪みたいな正確になったんだよお前は!」
御坂「は?」
上条「……いや、なんでもない」
御坂「とにかく、片翼があの体たらくなら敵大将の器も知れてるわ。行くわよ!」
禁書「とうま。強引ではあるけどたんぱつの言ってる事にも一理あるんだよ。結果的に敵が後退すればそこで仕切り直しできるかも」
上条「あー……わかったよ! 俺らも行くぞ!」
*「殿! 左翼の長井殿より報告が!」
揖斐「ば、バカな。長井め……あの口だけの男が……! 所詮はどこの馬の骨との知れぬ牢人の流れよ!」
揖斐「右翼の国枝にも伝者を飛ばせ! どこの友軍かは知らないが、我ら土岐軍の力を思い知らしてやるのだ!」
上条「敵は城の北方に本陣、その左右に備えの二軍か。さっき突破してきたのは左軍の方だな。まだ体制を立て直してるみたいだ」
御坂「桔梗紋……どうやら敵の大将は土岐の一門みたいね。なるほど」
上条「トキ? 北○神拳か?」
禁書「とうま。そういうボケはいらないかも」
禁書「まあ時間もないから簡単に説明すると、土岐氏っていうのは斎藤氏より以前から美濃を治めていた大名なんだよ。斎藤氏に圧迫されてもう没落してるけど、美濃の各地にはまだ土岐氏の一門や遠縁の一族がたくさんいるんだよ」
御坂「ま、所詮はお飾りの総大将でしょ。実質的に兵を指導している参謀がいるはずよ」
禁書「その可能性はあるかも。だとしたら右軍か左軍の大将がそうなのかな。どうするの? たんぱつ」
御坂「もちろん―――>>150よ!」
シェルター最下層にいる奴
御坂「もちろんシェルター最下層にいる奴よ!」
上条「……はい?」
御坂「はぁ、物の例えよ。肉壁の奥で踏ん反り返ってるような奴って、私嫌いなのよね。やっぱり大将って言うのは自ら兵たちを率いてこそでしょ」
上条「い、いやー。上条さん的には必ずしもそうとは限らないと愚考するのですが……」
御坂「ほら! うだうだ言ってないで総大将を撃破するわよ! 両翼が本陣を固めてきてるわよ!」
上条「ああもうわかったよ!」
長井「くっ……不覚を取ったが、まだ挽回は可能だ。ここで信頼を勝ち得んと家中での私の立場が危うい」
長井「揖斐は奥か……まあいい。国枝の隊と共同で押し返してくれる」
上条「インデックス! 敵が密集してきたぞ! 本陣を守ってるんじゃねーのか!?」
禁書「敵も正面衝突に賭けてるんだよ。このままだとお互いダメージは免れないかも!」
御坂「馬鹿ね。そのために私たちがいるんでしょう、が!」バチバチ
安価↓2
的中を突破したい、御坂の作戦とは?
御坂「私の能力を甘く見てんじゃないわよ!」バチバチバチィ!
上条「へ?」
ドォォォォォォン!!
ワァァァァァァァァ
上条「うわ! 御坂のヤツ、思いっきり能力使いやがったぞ!」
禁書「なんというか、ここまで能力全開な人って久しぶりに見たかも。能力者じゃなかったけど、それこそ最大教主以来?」
上条「ま、まあ能力があれば戦局をひっくり返すくらい……って反則じゃねーのか!?」
御坂「なにごちゃごちゃ言ってんのよ! ほら、さっさと行くわよ! 私たちについて来なさい!」バチバチバチィ!
上条「無茶苦茶だ……」
安価↓ コンマ
00-29 敵本陣にまで突入
30-79 敵陣が後退する
80-99 敵もさるもの
………
……
…
上条「…………」
禁書「…………」
御坂「ふう。何よ、呆気ないわね。所詮は烏合の衆ってところかしら。斎藤の新当主はやるって聞いてるけど、末端のアンタらは大したことないってこと」
揖斐「き、貴様ら! いったい何者だ! 城方にはかような戦力などないはず……」
御坂「何よ。あんた、私たちの掲げる旗印を見てもなんとも思わないわけ?」
揖斐「は、旗印だと……丸に二つ引両……遠山か!」
御坂「ご名答。あんたらが勝手に潰し合ってる分にはいいけど、こっちにも思惑って言うもんがあるのよ。悪く思わない事ね」
揖斐「お、おのれ……! この私は美濃国主・土岐氏の連枝、揖斐周防守光就であるぞ!」
御坂「あー、はいはい。そんなの知らないから」
禁書(超マイナーな人物なんだよ。私もよく知らないかも)
御坂「大人しく―――」
安価↓2
1.尻尾巻いて逃げ帰りなさい
2.ひっ捕らえられなさい
3.……殺されなさい
御坂「殺されなさい」バヂッ
揖斐「ひっ―――」
上条「み、御坂!!」
バチィィィィィィィ!!
揖斐「」プスプス
ドサリ
御坂「ざっと、こんなもんね。大した事なくて良かったじゃない。ま、老境に差し掛かって戦場で死ねた事くらいなら、誇ってもいいんじゃないかしら?」
上条(……いや、御坂は間違ってない。敵を倒すって事は、つまり殺すって事なんだ。少なくともこの時代では)
禁書「容赦ないね、たんぱつ。でも総大将を打ち取っただけで、敵は退くと思う?」
御坂「それはあたりの副将次第ね。別にこの長山城って地政学的に重要な場所ってわけじゃないでしょ。単に新体制に抵抗してるから潰そうとしてるだけで」
禁書「つまり、大将がいなければ霧散する可能性を否定しないって事だね」
御坂「ま、とりあえず首でも掲げて鬨の声でも上げますか」
上条「……ああ」
オォォォォォォォォォォ!!!
上条「で、俺たちは敵陣のさなかにいるわけだけど、どうするんだよ。退くのか?」
禁書「まあ退くには違いないんだよ。ただし、どちらがどう退くかで今日の戦いが総括されるといっても過言じゃあないかも」
御坂「私たちの兵力にはまだ余裕があるわ。短期戦なら多少の抵抗があっても問題ないでしょ」
上条「問題は敵の動きか……」
安価↓ コンマ
00-49 敵軍は大きく退いた
50-69 敵軍はなおも抵抗を続けた
70-99 敵軍は城の包囲を解いて撤退した
長井「揖斐周防守が討ち取られただと!?」
長井「チッ……あのクソジジイ、無駄に逝きやがって」
長井「まあいい。頃合いだろう。国枝の遂にも使いを飛ばせ。一時後退するぞ」
上条「敵が退いていく……」
御坂「ま、こんなもんでしょ。大手門はこれで解放ね」
上条「御坂……お前、たくましいな」
上条(学園都市にいる時よりも生き生きとしてるような……能力ぶっぱできるからか?)
御坂「なんでアンタに煽てられなきゃなんないのよ。ホラ、こっちも引き上げるわよ。本陣への連絡、それに長山城内に使者を立てたりもあるんでしょ?」
禁書「使者の件はまずフィアンマに話を通した方がいいかもね。戻ろう、とうま」
上条「あ、ああ……」
上条「なあ、インデックス。上条さん必要か? 御坂だけで十分なんじゃねーのか?」
禁書「……確かに、ああも強いとパワーバランスが心配かも」
上条「それもそうだよな……」
御坂「何やってんのよ、さっさと戻るわよ」
上条「あー、わかってるって!」
………
……
…
こんな所で今日は切ります
ありがとうございました
今までのフレンダ編とかでもそうでしたが、
もうチョイ役と判断したら史実のまま進行する場合もあります
……じゃないと貴重な禁書キャラたちがどうでもいいような人物になってしまうかもなので
寝落ちてました。すみません
今月中旬頃まで不規則な感じになりそうです
なるべく顔出したいですが
今日は(残業がなければ)12時頃から行けそうです! やったー!
現実の方優先で良いので体を壊さない程度のペースで更新して下さい。 乙でした!
ご無沙汰してます
>>170
そう言って頂けるとありがたいです
近々さらに帰りが遅くなる日が出てきそうなので、時間の前倒しを考えてます
フィアンマ「さすがは遠山家の若当主。分裂しかけていた遠山諸家を、家督を継ぐやすぐさま糾合するといった手腕は聞いていたが、さすがだな」
御坂「フン。あんたに言われたくはないわよ。私の力なんてあの程度の規模でしか威力を発揮しない。むしろそれを知って私を前線に出したんでしょ?」
フィアンマ「フッ」
上条(何かっこつけてんだよ……お前なにもしてねーだろ)
フィアンマ「さて、これで長山城の包囲は解かれた。敵はまだ完全に撤退したというわけではないようだが、一応の危機は脱したといえよう」
フィアンマ「ならば我らもこう離れた位置に本陣を置く必要もあるまい。転進するが……」
禁書「お城の中の人たちに私たちの事を説明するのが先かも。きっと今ごろ何があったかわからないって言う具合なんだよ」
御坂「それよりも敵を追っ払いましょうよ。この勢いで残党も一掃よ!」
禁書「たんぱつ! 短気は損気かも! それは城の中の人たちと連携を取ってからの方がいいんだよ」
御坂「何言ってんのよ。相手が態勢を整え直す前に叩くの。戦の常道じゃない」
禁書「兵たちだって疲れてるんだよ! こっちは強行軍だったってことも忘れてほしくないかも!」
御坂「なら私たちだけでもやるわよ。ホラ、それならいいでしょ?」
上条(御坂が多少無茶なことを言ってるのは分かるが……でも一理ある気もするんだよな……)
フィアンマ「上条当麻。貴様はどう思う?」
上条「へ? 俺?」
フィアンマ「武田の軍を事実上指揮しているのは貴様だ。貴様の判断ならば傾聴する準備が俺様にはある」
上条「そ、そうですね……」
安価↓
1.インデックスの言う通りだ
2.御坂の言う通りだ
3.上条氏、曰く……(自由安価)
上条「……そうだな。ここは御坂の言う通りなんじゃないか」
禁書「とうま!?」
御坂「ふふん。そこの栗頭はわかってるみたいじゃない」
上条「栗じゃねーよ! ……いや、敵が今がたついてるのは明らかだろ。それならそれをまずは叩いちまおうぜ。何より裏手門の連中がこっちに来る前に」
禁書「あ……」
上条「ああそうだよインデックス。あのハチマキの野郎が帰ってくる前に速攻で大手門にいた隊を倒しちまうんだ。たぶんあいつが敵軍の中で一番強い」
御坂「ハチマキ?」
上条「だから再出陣だ。後退した敵を討つ!」
フィアンマ「……いいだろう。上条当麻、もう一度兵を率いて敵軍を撃破して来い。容赦はいらん」
上条「ああ、わかったよ」
禁書「うう……わかったんだよ。でも戦場では私の言う事も聞いてほしいかも」
上条「わかってるってインデックス」
フィアンマ「よし、行って来い。一部の兵については予備兵と交代させておくように指示しておこう」
………
……
…
長井「くそっ……! あの老いぼれのせいで我らの軍は大痛手だ! お館様もなぜあんな耄碌したジジイを総大将なんぞに……」
国枝「落ち着かれよ長井殿。揖斐様はお館様の叔父君であられる。当然であろう」
長井「私も叔父だ! ……いや、今は違うのか。くっ……!」
国枝「しかし敵軍にこれだけの遊軍がいるとは迂闊でしたな。兵を半端に裂いたのは愚策であったやも……」
長井「国枝殿! もしや我が策が失策であったと?」
国枝「現に敗北を喫しております。ここは早急に二階堂殿と削板殿をこちらに合流させるべきかと」
長井「それでは長山城の包囲を解くという事になるではないか! それはならん!」
国枝「ですが我らだけで敵を食い止められる保証はありましょうや。確固撃破となれば兵を二手に分けている我らこそ不利。それに城内の軍が打って出てくる可能性もないではありませぬ」
長井「ぐぬぬ……」
上条「敵軍の様子はどうだ、インデックス!」
禁書「そうだね……」
安価↓ コンマ
00-49 まだ足並みは整っていない
50-89 一応の態勢を取り戻している
90-99 士気が高い
禁書「……変だね。妙に士気が高いかも」
上条「って事は、すっかり準備完了って事ですか!?」
禁書「うん。……いや、それ以上かも。何か勝算があるのかな」
御坂「関係ないわ! 敵軍は相変わらず二隊と本陣の残党が少し。一揆に叩き潰すわよ!」
上条(大丈夫なのか? 何かの罠、あるいは……)
安価↓2
1.一気に決める
2.怪しい、距離を置いて対陣しよう
3.自由安価
上条「待て御坂。ここは一旦距離を置いておこう。明らかに敵の様子が変だ」
御坂「はぁ!? 何言ってんのよ。今が絶好の機会って、あんただって言ってたじゃないのよ!」
上条「臨機応変だろそこは。とにかく、あんな状況でやる気に満ちてるなんて変だろ。何かあるんだ、きっと」
御坂「虚勢でしょ。ここで止まったら敵の思うつぼじゃないのよ! そもそもここで止まってどうするわけ?」
御坂「それともアンタはなぜ敵の士気があんなに高いのかを説明できるっての?」
上条「それは……」
安価↓2
1.ここで止まっての有効な作戦を提示する(内容も)
2.なぜ敵の士気が高いかを説明する(理由も)
上条(理由? 理由か……うん、わかるわけがない)
上条(ここは適当な理由でお茶を濁そう。とにかく御坂を宥めるのが先決だ)
上条「あー、それはだな。きっと向こうには絶世の美女がいてだな。その人がそれは華麗な舞を舞っていてだな。それに愚かなる男どもは興奮しきりなのだよ御坂くん」
御坂「……は?」
上条「いいだろー絶世の美女だぞー。たぶんプロポーションとかも最高なんだぞー。お前の母ちゃんくらいにぶべらっ!?」
御坂「……アンタがふざけてるのはわかったわ」
安価↓ コンマ
00-49 御坂、上条を無視して特攻開始
50-99 御坂、呆れてやる気をなくす
御坂「別にアンタの指示に従う義理は、私にはないのよね。私の兵たちだけで行けば何の問題もないでしょ?」
上条「おい待てよ御坂! お前だけで行っちまったら……」
禁書「そうだよたんぱつ! 敵が兵力を分散してるから来てるのに、こっちも兵を分けたら意味ないんだよ!」
御坂「別にあんな程度、私たちだけで十分よ。行くわよ!」ダッ
上条「……だーっ! もう! なんであいつあんなに気が短いんだよ!」
禁書「でもとうま。敵が罠を仕掛けてるっていう可能性は低いかも。敵はやむなく後退したわけであって、それは作戦ではなかったはずなんだよ」
上条「でも……」
禁書「どうするのとうま。ここに陣を置いて様子を見るのか、それともたんぱつを追うのか」
上条(絶対敵には何かあるはずなんだ! それが分からない内は迂闊には動くべきじゃない)
上条(けど、客観的に見て千載一遇のチャンスなのは目に見えてる。それに御坂は一人で何十人もの敵を倒せる超能力者だ)
上条(なら……俺が下すべき結論は)
安価↓2
1.敵を警戒する
2.御坂を追う
上条「インデックス。俺たちはここで様子を見よう。もしかしたら遠目で見ていればこそ分かる事があるかもしれない」
禁書「わかったんだよ。ならとうまはたんぱつの様子をよく見てて。私は一応四方を警戒するように指示を出しておくんだよ」
上条「ああ。危なそうだったらすぐに助けに行く」
御坂「やっぱり敵に強い奴はいないみたいね。でもこの士気の高さはなんなの?」
御坂「どうやら敵の二隊は合流して大隊を形成したみたいね。なら率いているのは敵の参謀かしら? まあ能無しのようだし、さっさとケリをつけるわよ!」ビリビリ
御坂「私の兵はほぼ無傷で1500ほど。敵もほぼ同数ね。……何よやっぱり私の隊だけで十分じゃない!」
御坂「そうね。ならまずは―――」
安価↓2
御坂のとった作戦とは?
御坂「私の隊の女の子達を突撃させる。これね」
御坂「そうね……別にあの栗頭の話に影響されたわけじゃないけど、ちょっとでも肌を出していけば敵も混乱するかしら」
御坂「……なんか女としてやってはいけない指示を出そうとしている気もするけど、勝つためよ! 行きなさい!」
ワァァァァァァァァァァ
―――ここで敢えて述べる。戦国の時代、戦う事に男も女もなかった。女の足軽など、珍しい事ではなかったのだ(棒)
*「殿! 敵の先方隊が突入してきます!」
国枝「よし。迎撃を取らせよ。美濃衆の槍隊の強さを知らしめるのだ」
安価↓ コンマ
00-19 敵軍、水着(的)姿に困惑
20-59 敵軍、よく防ぐ
60-79 敵軍と拮抗する
80-99 敵軍、崩れ始める
御坂「長槍? ハッ―――」
御坂「そんなの、私の直下の部隊にきくわけないでしょ!」
*「と、殿! わが軍の槍隊が抜かれました! 並々ならぬ機動力です!」
国枝「くっ……山城入道の頃より槍を長く設えたが、それが仇となったという事か……!」
*「い、いかが致しましょうか……!」
御坂「どうやら私が出るまでもないようね」
御坂「さっさと大将首をもらうわよ!」
安価↓ コンマ
00-69 徹底抗戦の構え
70-99 国枝勢、撤退を開始
国枝「……もうよい。長井殿は自らの功しか考えておらぬ。頼みの二隊も到着を待たずしてこの有様だ。我ら国枝勢は本郷へ返す!」
*「よ、よろしいのですか?」
国枝「どのみち敗戦だ。我らはこれ以上戦えまい」
国枝「……これ以上の変化があるとすれば、我らも身の振り様を考えねばなるまいな」
御坂「敵が瓦解していってるわね。これはチャンスよ!」
安価↓2
1.この調子でもう一隊も殲滅する
2.逃がさない。敗走する敵を追撃する
御坂「逃げる敵を追うまでもないわね。次に行くわよ!」
上条「御坂のヤツ、敵を蹴散らしてるみたいだぞ! やっぱあいつはすげーよな」
上条「おーいインデックス。他の様子はどうなんだー!?」
安価↓ コンマ
00-39 裏手門の部隊が帰ってきた
40-59 敵の増援がやってきた
60-99 特に異状はない
禁書「……まずいんだよ」
禁書「まさかこんなに早く敵の第二陣が来るなんて……」
上条「インデックス?」
禁書「とうま! 東側から敵の新手が来てるんだよ! 2000から3000はいる!」
上条「げ、マジで!? ……なるほど、だからあいつらの士気は高かったのか!」
禁書「敵には作戦なんてなかったんだよ! あれが合流する前になんとかしないと!」
上条「そ、そうだな」
上条「あの援軍を抑えに行くか……それとも御坂に加勢するか……」
禁書「とうま。無理は禁物なんだよ。合流前の今が好機なのは違いないけど、引き際を間違えないようにしないと」
上条「そうだな。なら―――>>210だ!」
もう一度お色気作戦してくれインデックス
今度こそ効くはずだ
夜も更けて来たのでこのあたりで切ります
うーん、酷い話なのかしら
なんかすみません
過疎ぎみなのも>>1の至らなさゆえですね
別の戦国スレは繁盛しているみたいですし
ありがとうございました
乙。酷いっつったけど、話自体は面白い。知識やら地域性、色んな観点から見てもディープでちゃんと勉強してんだなって思うし、構成と進行もしっかりしてるから正直内容だけならあっちよか面白い。
ただ初期の頃にちゃんと場にそぐわない、"戦国"であり得ない、etcの安価内容の採用を一考して欲しかった。別にAOの安価が全部悪いとは言わないし、残酷、アホ安価でも何でもいいとは思うけど、それ採用したら後が…みたいなんを何故や、みたいな
こんばんは
一応、今現在の>>1の安価取りの方針ですが、
基本的には安価の指示に従うようにはしています
ただし>>214で言われている通り、明らかに時代と乖離したものについては、ニュアンスが変わり過ぎない程度に改竄するようにしようと思っています
安価を取られた方には申し訳ないですが、それでご了承ください
……というかあんまり微妙な安価が続くと、自由安価の量が減ります。選択肢ばっかりになると思うの
上条「もう一度お色気作戦してくれインデックス! 今度こそ効くはず……だ……」
禁書「」ジワリ
上条(これアカンやつだ)
上条(昨晩の出来事は思っていた以上にインデックスさんの心を抉っていたみたいです……)
上条(いかん。フォローしないと)
安価↓
1.すまんインデックス、冗談だ。援軍を抑えよう
2.すまんインデックス、悪乗りだ。御坂の元へ向かおう
3.すまんインデックス、犠牲は必ず必要なんだ
他の安価スレのようにあんまりむちゃくちゃな奴はコンマ等の判定を取り入れては
上条「す、すまんインデックス、冗談だ」
禁書「……本当に?」
上条「ああ、固くなってるようだったから軽口を叩いてみたんだが、逆効果だったな。気遣いが足りなかったよ」
禁書「まあ、すぐに気付いたあたり許してあげるんだよ」グス
上条「ごめんインデックス。さあ、俺たちであの増援を抑えに行こうぜ。そうすれば御坂たちがその間に向こうの本隊を潰してくれるはずだ」
禁書「とうま本気? 向こうは私たちの3倍くらいの兵力なんだよ?」
上条「ちょっとの間だけ抑えるだけでいいんだ。インデックス、頼めないか?」
禁書「……わかったんだよ。なんとか作戦を考えてみるかも」
*「殿! 敵の備え部隊がこちらへの迎撃態勢を整えている模様! その数はおよそ1000から2000……いえ、1000強ほど!」
安価↓2
援軍を率いてきた斎藤軍の大将とは?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
吹寄「ふん? 威勢があっていい事じゃない。まあ油断せずに行くわよ」
吹寄「備えの隊にも指示を出しておきなさい。ここは―――」
安価↓ コンマ
奇数 兵力を分散し、備えは本体へ向かわせる
偶数 全兵で上条の隊を撃破する
>>218
考慮しておきます。ありがとう
吹寄「……あの程度の小勢に全力で当たるなんてもったいないわね。ここは兵を分けて一部は本体に合流させるわよ」
禁書「とうま! 敵援軍は部隊を二手に分けたんだよ! 恐らく、私たち相手に全軍でかかる必要はないと思われたんだね」
上条「くそっ……舐めやがって。でもまずいな。これだと……」
禁書「たんぱつの隊は背中を取られる可能性があるんだよ」
上条「詰んだっていうのはこういう事をいうのか……? インデックス、何かいい作戦はないか!?」
禁書「そうだね―――」
安価↓2
インデックスの立案する作戦とは?
禁書(ちょっと仕返しにおどかしてやるんだよ)
禁書「人間爆弾に改造した捕虜共を敵内部に忍び込ませるっていうのはどうかな(棒)」
上条「人間……爆弾? おいインデックスそれって……」
禁書(プフー! 引っかかったんだよ! とうまのこの真剣そうなか……お)
禁書「とうま。戦場での冗談は悲劇しか生まないね」
上条「俺たちにはウィットに富んだとんちは無理なようだな」
上条「……で、どうするんだ? 人間爆弾みたいに手の込んだ事を今からやるなんて無理だろ?」チラリ
禁書「し、しつこいかも! もうどっちもどっちっていう事で手を打ったでしょ! 甲州法度にもあるんだよ! “喧嘩の事是非に及ばず成敗加ふべし。但し取り懸るとも雖も堪忍せしむるの輩に於いては罪科に処すべからず。然れば贔屓、偏頗を以て合力せそむる族は、理非を論ぜず同罪たるべし”! これはつまり、やられてもやり返さない事が大事って事かも!」
上条「わ、わかったよインデックス(わかんねーけど)」
禁書「ま、まあわかればいいかも。じゃあ本命の作戦だけど―――」
安価↓3 多数
1.魔術を使う
2.自分たちは目の前の敵にあたり、別れた部隊の足止めをフィアンマに要請
禁書「今すぐ本体に伝令を出して、敵軍を抑えるようにフィアンマに願い出るんだよ。あの距離ならギリギリ間に合うかも」
上条「でもインデックス。本陣には確か500くらいしか兵が残ってないって話じゃあ」
禁書「悠長なことは言ってられないんだよ。きっとフィアンマならなんとかしてくれるかも」
上条「そ、そうかぁ?」
上条「よし、敵の部隊に当たるぞ!」
禁書「敵は1500から2000ほど、こっちは1000。敵が兵力を割ってくれたおかげで戦える戦力差にまでなってるんだよ!」
上条「ラッキー、か? まあそれだけ自身があるって事なんだろ。行くぞ!」
*「敵軍は攻勢を崩さぬ模様!」
吹寄「上等ね。さっさと潰して兄の部隊に合流するわよ!」
安価↓ コンマ
01-39 吹寄隊は強い。じりじりと押され始める
40-79 勢力は拮抗している
80-99 吹寄隊は全然強くなかった
上条「状況はどうだ! インデックス!」
禁書「敵もやる……と言いたいところだけど、実際の所こっちの兵がよく頑張ってるんだよ! この様子なら敵を抑え込むくらいいけるかも!」
上条「そうか……でもせっかく敵が兵力を裂いたんだ。ここでこいつらは潰しておきたいよな」
禁書「そうだね。というか、ある程度の打撃を与えないとこっちも引きようがないんだよ!」
上条「よし―――!」
安価↓2
1.このまま力攻めを続ける
2.何か作戦をたてる(内容も)
吹寄「敵もやるわね……けど、長山城にこんなに兵力があるなんて聞いてないわよ」
吹寄「それに相手の軍の旗印……私には非常に見覚えがあるのだけれど」
吹寄「甲斐の武田……? でも今武田は信濃経略で手を回す余裕はないはず。それに今美濃に介入したところで何のメリットが……」
吹寄「怪しいわね……」
安価↓ コンマ
00-39 吹寄は一旦隊を下げた
40-99 吹寄は構わず攻撃を続けた
>>1 吹寄の軍を統率する能力ってどのくらいだと思ってる?
吹寄「まあ、だからといって攻勢を緩める必要もないけれどね」
上条「まずくないかインデックス。このまま総当たりが続くと……」
禁書「敵を倒せてもこっちもボロボロになるっていうこと? でも野戦になった以上仕方ないんだよ。元より遭遇戦っていうのはそういうものかも」
上条「そ、そっか……でもそろそろ何か手を打った方がいいんじゃないか?」
禁書「とうま落ち着いて。先に焦った方が崩れるんだよ。とうまは味方を鼓舞しないと。大半は木曾兵で士気が十全とは言えないんだから」
上条「そ、そうだな……よし」
上条「>>243!!」
>>241
リーダーシップはありそうですよね
後は中の人補正(>>1の主観ですが)を少しかけてます
勝ったらインデックスがお前ら全員に膝枕してくれるってよ
上条「……」
上条「勝ったらインデックスがお前ら全員に膝枕してくれるってよ!!」
シーン……
上条(……どうだ?)
安価↓ コンマ
奇数 別に……
偶数 ロリコン歓喜
ザワザワ
上条(……で? っていう反応だな……失敗だったか)
禁書「ちょっととうま! 全然士気が回復してないんだよ! いったいなんて言ったの!」
上条「す、すまんインデックス! 戦況はどうなんだ!?」
安価↓ コンマ
00-39 徐々に押され始めている
40-79 変わらず
80-99 敵軍に異変が……?
禁書「徐々に押され始めてるんだよ! 敵軍は鉄壁というか、どこを突いても隙がないかも!」
上条「まじかよ……いけると思ってたのに……」
禁書「こうなったら何か手を打つしかないかも! とうま!」
上条「力押しでは限界があるって事かよ……!」
安価↓2
1.奇策でもってどうにかするしかない(内容も)
2.このまま時間を稼ぐ!
3.撤退する。全滅は避けるべきだ
上条「でもなんとか時間を稼げれば、それの内に御坂が……御坂がなんとかしてくれるはず……!」
禁書「わかったんだよとうま。なら前線だけは崩壊しないようにしっかり指揮を執ってね」
上条「ああ、わかったよ」
安価↓3 多数
1.フィアンマサイド
2.御坂サイド
………
……
…
御坂「後ろから敵が来てる? じゃあ何のためにあいつらは残ってるっていうのよ!」
御坂「このままだと挟み撃ちになる……か。ならどうするか―――」
安価↓2
1.速攻で眼前の敵を片づける
2.まずは背後の敵を片づける
3.挟み撃ちはまずい。国枝隊壊滅をもって一応の成果とする
御坂「なら―――眼前の部隊を速攻で叩く!」
御坂「うちの部隊はまだ1300から1400は残ってるわね。敵は……同数か、やや少ないと見た!」
御坂「行くわよ! 本隊が壊滅すれば援軍だって現状が把握がおっつかないでしょうが!」ビリビリ
安価↓2
御坂の取った戦術とは?
御坂「よし。なら私が前に出て、一気に決めるわよ!」
御坂「あたりの砂鉄を私の力で操って……」ジジジジジジ
*「殿! 何やら奇怪な砂の壁が……」
長井「砂の壁だと……? 何を言っている」
*「それが! 突破しようにも触れれば刀で斬られたように傷を負い、どうする事もできません!」
長井「どういう事だ! かいつまんで説明せよ!」
*「分断されました! 本陣は完全に孤立しています!」
長井「な、なにぃ!?」
御坂「よし、敵前線と本陣を分断できたわね。本陣は奥だけど……でもこれで諸隊は手出しできないでしょ」
御坂「今よ! 私が能力で敵を分断している間に決めなさい!」
安価↓3 多数
1.分断された前線を壊滅させる
2.分断された本隊へ突撃する
御坂「敵本陣まで突撃しなさい! 後の事は気にしないで、ただ本陣を落とす事だけを考えるのよ!」
ワーーーーーーー
御坂「問題は私の旗本だけで敵本隊を抑えられるか、ね」
御坂「本陣を落とすまでよ! なんとしてもここを死守するわよ!」
オーーーーー!!
安価↓ コンマ
00-69 本陣陥落まで耐え凌ぐ
70-99 本陣陥落まで耐えられない。砂鉄の壁が解除される
………
……
…
*「殿! 孤立した我が部隊のみでは耐えきれません! 背後も断たれています!」
長井「おのれ……奇怪な術を使いおって……!」
御坂「粉塵が収まったようね。作戦は成功かしら?」
御坂「……でもこっちもいつまでももたないわね。砂鉄の壁を維持するのにも神経使うし、今解除したらこっちが味方と分断される……」
御坂「味方が早く戻って来てくれればいいんだけど……」
安価↓ コンマ
奇数 味方は無事帰還した
偶数 味方はまだ敵の部隊との交戦に手間取っている
………
……
…
御坂「……! 来たわね!」
*「はいっ! 敵本陣は陥落、指揮系統はもはや存在しません!」
御坂「ご苦労様。それで? 敵の大将は?」
安価↓2
1.討ち取ってきた
2.捕えてきた
*「捕えようとしましたが、抵抗したためにやむなく斬り捨てました」
御坂「……そう。まあ切迫した事態だったし仕方ないわね。この件は不問にしておくわ」
御坂「相手の身元は分かったの?」
*「旗印は撫子の紋……斎藤の紋所ですが……」
御坂「それだけだと特定できないわね……まあいいわ。とにかく残ったのは烏合の衆に、背後の増援ね。なら―――」
安価↓2
1.残党を打ちのめす
2.背後の敵に当たる
3.さっさと兵を引く
御坂「あの烏合の衆を蹴散らしてしまいましょ」
*「よろしいのですか? 敵は背後からも来ているとの事ですが」
御坂「……まあ大丈夫なんじゃない? それよりここは見せしめに一人でも多くの兵を倒しておくのが上策だと思うのよね」
*「は、はっ」
御坂(ま、フィアンマあたりは何らかの対抗策でも考えてるんでしょ)
御坂(もともとこっちが上回ってた戦力なんだし、私が戦列に加われば一掃できるでしょうね)
と、今日はここまでにしておきます
ありがとうございました
明日は今日と同じくらいの時間にまた始めたいと思います
合戦は難しいなあ
こんばんは
まったり行きます
………
……
…
*「敵援軍は兵を二手に分け、およそ半数を備えの上条隊に、半数を遠山隊へ向かわせている模様です」
*「敵部隊の一部を瓦解させた遠山隊が敵本陣を落とす勢いとのことです。本隊の壊滅も時間の問題とのこと」
*「依然、裏手門に配置された敵部隊に動きはありません」
フィアンマ「ふむ……」
フィアンマ「ともすると厄介なのは遠山隊の背後を突く増援部隊か」
フィアンマ「兵力の概算はできているのだろうな?」
*「敵増援はおよそ3000とのこと。上条隊はおよそ700、遠山隊は1300」
フィアンマ「我ら旗本は500足らず。抑えに向かわせるには少々力不足だな」
フィアンマ「となると、期待は未だ穴熊を決め込む長山城の部隊か。あるいは……」
フィアンマ「よい。ならば―――」
安価↓
フィアンマの出した指示とは?
フィアンマ「少数の兵力を有効に利用するにはこれしかあるまい」
フィアンマ「火薬を抱かせた人間を解き放つ。多数を相手にする際に最も有効なのは、それは心理的恐怖だ。人の形をしたものが兵器となっているとわかれば、敵は当然委縮せざるを得まい」
フィアンマ「……が、我が軍の者を使うのは忍びないな。士気の低下にもつながる。ここは敵の虜囚を使うべきだが……」
フィアンマ「捕虜などいたかな。今のところ、戦果は御坂美琴が敵陣を貫いて大将首を取ってきた程度のものだ。さて……」
安価↓ コンマ
下一桁/3人の捕虜がいる
フィアンマ「2人か。御坂美琴め、抜け目のない女だ」
フィアンマ「さて……人間爆弾、とはあくまで名称に過ぎん。要は同等の効用が得られればそれでよいのだ」
フィアンマ「火薬……と先ほどは言ったものの我らの軍には乏しい。ここは俺様の魔術に頼るのがよいか」
フィアンマ「捕虜には知らせず、密かに連中に火薬の属性を孕ませ、機を見て爆破させる、といったところかな」
フィアンマ「よし、捕虜を連れてこい」
フィアンマ(術式の構成は完了した。後は有効範囲内であれば俺様の任意で奴らを爆破する事ができるだろう)
フィアンマ「我が武田軍は貴様らを潰しに来たわけではない。あくまで目的は長山城の救援である。貴様ら虜囚はここに解放するゆえ、貴様らの将にそう伝えるがよい」
ダダッ
フィアンマ「……これでいいだろう。後は連中がどこへ向かうかだな」
安価↓ コンマ
00-39 本陣へと向かった
40-69 援軍を見つけ、その方へと向かった
40-99 裏手門へと向かった
フィアンマ「……ほう。上条隊と交戦中の援軍の方へと向かったか」
フィアンマ「なかなかに好都合だな。本陣が壊滅寸前の今、敵の大将はあの援兵とみて間違いない」
フィアンマ「……この作戦の欠点は、文字通り残虐非道を相手に植え付ける事だ」
フィアンマ「程度や敵の士気、指揮官の気質によっては逆に敵を激昂させたり、あるいは俺様たちの評判を落とす事にも繋がる」
フィアンマ「さて、爆弾と化したあの捕虜たち。どうするか……」
安価↓3 多数
1.今はまだ忍び込ませるのみ
2.少し待って爆発させる
………
……
…
*「殿、敵陣に囚われていたと思しき兵が二名、帰参してまいりました」
吹寄「あらそう。でも今はそんなのに構ってる余裕はないわよ?」
*「なんでも殿に報告があるとか」
吹寄「急報かしら。そうね―――」
安価↓
奇数 話だけ聞こう
偶数 今は忙しいので後で
吹寄「まあ話を聞くくらいならいいかしら。連れてきなさい」
*「敵大将フィアンマは、長山城の攻囲を解きさえすれば無益に争う気もないと言っておりました」
吹寄「フィアンマねえ。確か武田軍の参謀だったかしら。大した人物が出てきてるのね」
吹寄「……確かにこれは私程度の判断で決定できるような事でもないわね……最低でも兄に判断を仰がないと」
吹寄「武田との外交関係なんて今まで耳にしたこともなかったけど、尾張との対抗戦略上では敵に回すべき相手じゃないのは確かだし」
吹寄「ご苦労さま。取り敢えず後方に下がって―――なに?」
バァァァン!!
安価↓ コンマ
00-69 吹寄、爆発を回避
70-99 吹寄、爆発が直撃
吹寄「きゃっ!?」ドサリ
*「殿!」
ドヨドヨ
*「大変だ! 向こうでもう一人も突如火を噴いて……」
*「と、とにかく殿を後方に下げろ! 急げ!」
上条「……ん? なんか敵陣がおかしくないか?」
禁書「どこか攻勢が弱まってるかも。何かあったのかな」
上条「敵の作戦……なわけないよな。ただでさえ向こうが押してたんだぞ」
禁書「とうま。どうするの?」
上条「兵たちの気力もそろそろ限界だろ。もし攻勢に転じて失敗すれば……」
禁書「ただでは済まないだろうね」
上条「そうだな……」
安価↓2
1.この隙に態勢を整え直す。後退
2.この隙に一か八か攻勢をかける
上条「今なら最低限のリスクで後退できるかもしれない。一旦兵を下げよう」
禁書「わかったんだよ。敵が追撃してこない事を祈るしかないね」
上条「敵軍の気配はどうだ!?」
禁書「まだ混乱は続いてるみたい。けど実際の所―――」
安価↓ コンマ
00-19 敵軍の士気低下は最低限のものだった
20-99 敵軍の動きは完全に停滞した
禁書「敵軍は追ってくる気配はないんだよ」
上条「よし……!」
禁書「敵の大将が流れ矢を食らったとか、そんな感じかも。とにかく指揮系統が落ちてるのは確かみたいだね」
上条「大将がダメになったくらいでああも崩れちまうもんなのか?」
禁書「それは隊伍の体制にもよると思うけど……この時代、大抵の兵力は専業武士じゃないからね。特に中央集権化を果たしていない地域はそれが顕著なのかも」
上条「まあ、俺たちもたぶんインデックスが退場したらどうしようもなくなるっぽいけどな」
禁書「そうだよ。だからとうまは私をしっかり守って欲しいかも」
上条「はいはい。分かってますって」
上条「で、これからどうする?」
禁書「兵力の損傷はけっこう激しいんだよ。全く無力化したって程ではないけど、混乱してるとはいえまたさっきの部隊と正面からぶつかるのはきびしいかもね」
上条「そっか……これは俺の失態だよな」
禁書「しょうがないよ。元々私たちの方が兵力は少なかったんだから。むしろ壊滅しなかっただけでも幸運かも」
上条「幸運……ねえ」
禁書「選択肢としては、またここで待機するか、あるいはたんぱつ達への救援に行くか、本陣へ返すか」
上条「そういえば御坂の方にも部隊が向かってたんだよな」
安価↓2
1.待機じゃあ
2.御坂を救援に
3.撤退する
上条「いや、まださっきの敵軍がどう動くかわかんないだろ。ここは待機しよう」
禁書「たんぱつの部隊はいいの?」
上条「御坂は……たぶんあいつらはあいつらでなんとかやるだろ」
禁書「大丈夫かなあ……?」
御坂「ぜんっぜん大丈夫じゃないわね……! ちょっと! 状況はどうなってるの!?」
*「本陣の部隊はほぼ壊滅しました。しかし新手の兵力はおよそ1500です。我が方の手勢は1200ほどですが疲労が激しい状態です」
御坂「フィアンマは何をやってんのよ! それとあの栗頭……もしかして私たちを見殺しにするつもりじゃないでしょうね!」
御坂「あーもう! こうなったら―――」
安価↓2
御坂の出した指示とは?
御坂「玉は……あるわね」
御坂「よし。敵陣に風穴を開けてやるわ! 全軍、私に続きなさい!!」ジジジジジジ
ドォォォォォン!!
安価↓ コンマ
00-39 無事撤退
40-79 苦戦しながらも強行突破
80-99 失敗。包囲されてしまう
上条「……ん? なんだ今の爆発みたいなのは。どっかで見たような……」
禁書「とうま! 敵陣を突破してたんぱつの部隊が撤退してきたんだよ!」
上条「おお! さすがは超電磁砲、破天荒だな」
御坂「」ハァハァ
上条「おお、御坂。無事でよかった―――」
御坂「ちぇいさー!」ヒュン
上条「ぷろっ!?」ドゲシ
御坂「……ちょろっとー、面貸してもらいましょうか? こんな所で能天気に突っ立ってた栗野郎!」
上条「ちょ、待て落ち着け! 治外法権に基づき、ちょっと待ってほしい!」
御坂「何わけわかんない事言ってんのよ! この冷血漢! 私たちを捨て石にしようとしてたんでしょ!」
上条「ちちち違いますって! そもそも俺たちだってあっちの部隊を抑えてたんだよ! 背後を取られたら終わりだから動くに動けなかったという……」
御坂「じゃあ私たちが背後を取られてもいいってわけ!? ……あんたさあ、分かってる? これは外交問題に発展しかねないのよ? 私は遠山家の当主、アンタは武田の下っ端。責任が取れるわけ?」
上条「う……」
御坂「出陣の時も行軍を渋ってたし……命が惜しいなら戦場に出るんじゃないわよ!」
禁書「と、とにかく撤退するんだよ。たんぱつが突破してきた部隊も敢えて追撃してくる気配もないし」
御坂「……勝手にしなさい。私たちは先に下がらせてもらうわ」
上条「うう……」
御坂に援軍なんているのか? ていうかレベル5は一人で軍隊と渡り合えるんじゃなかったっけ
安価なら下
………
……
…
フィアンマ「緒戦にして敵将の首が二つに、壊滅した部隊が三つか。大手柄だな。さすがは東美濃の俊英といったところか」
御坂「どうも。……それに比べてアンタんところの栗頭は全く口だけの素人ね。悪い事言わないからアンタが直接出た方がいいわよ」
フィアンマ「上条当麻は敵増援を抑えていたように見えたが?」
御坂「……でも私たちへの救援には来なかったわ。一か八かでなんとか的中突破してきたけど、ものには限度ってものがあるのよ?」
上条「め、面目ない……」
御坂「チッ。謝るなら最初からそうしなさいよ。さっきは立派に言い返してきてたってのに、もう折れたってわけ? ほらこいつなんてこんなもんよ」
フィアンマ「……まあ考えておこう。友軍に損害が出たとなればただではすまんからな」
御坂「ったく、善処してよね」
フィアンマ「だ、そうだが? 弁明はあるか、上条当麻」
上条「>>316」
>>313
一応、>>1的には「この時代では電気を操る力は現代ほどに活かせない」と考えてます
下げてしまった
安価下
サーセンwww
上条(ここはおどけて俺に怒りを向けさせた方がいいっぽいな)
上条「サーセンwww」
御坂「……っはあ!?」バチッ
禁書「ちょ、とうま!」
御坂「アンタ……いい度胸してんじゃない」
上条「ゴメンネー」
御坂「」ブチッ
御坂「ねえフィアンマ。別にこいつをのしてしまっても構わないんでしょう?」
フィアンマ「……ほどほどにしろよ」
禁書「ちょっと!?」
御坂「さーて。ちょっと来てもらいましょうかねえ!」
上条「ユルシテー」
御坂「アンタ、さっきから調子乗ったこと言ってるけどさあ」
御坂「わかってんの? 状況を。遊びに来てるならさっさと帰りなさい。今なら見逃してあげるから」
上条(二人きりか……ここでなら腹を割って話せるか)
上条「>>319」
安価上でいいや
上条「遊びじゃねえ」
御坂「だったら……」
上条(推測だけど……ここは言い切ってしまおう)
上条「じゃあ人を爆弾に改造して、弄ぶのは良いのかよ」
御坂「人間……爆弾?」
上条「おかしいとは思わなかったのか? どうして敵の士気があんなにも下がっているのか」
御坂「士気ですって? 敵の士気のどこが下がってたっていうのよ!」
上条(しまった。御坂は俺たちのいた戦場の様子を知らねーんだ)
御坂「適当な口先で誤魔化そうとしてないでしょうね? 何が人間爆弾よ」
上条「ぐっ……」
上条「>>321」
ああ、そうかお前は俺達の戦場の事を知らないのだったな
ならばインデックスや俺の兵士に聞くといい。それだけでお前の無知が証明される
上条「ああ、そうかお前は俺達の戦場の事を知らないんだったな」
御坂「だ、だから何だってのよ!」
上条「ならインデックスや俺の兵士に聞くといい。それだけでお前の無知が証明される」
御坂「無知……ですって?」
上条「確かに俺たちは最後までお前の部隊を助けにはいかなかった。それは俺の状況判断が甘かったのかもしれない」
上条「けどお前も俺たちの状況を考えないで一方的に言うのはやめろよ」
上条「こっちの兵がいくら犠牲になったか、お前は知ってんのか?」
御坂「そ、それは……アンタの指揮がダメだったからじゃないの!?」
上条「確かにお前の隊と比べて俺の隊は弱いかもしれない。指揮だって全然だ。けど、俺たちは俺たちでお前らの背を守るために戦ったんだ」
上条「御坂。少しは頭を冷やせ。そうしたらいくらでもお前の文句には付き合ってやる」
御坂「…………」
禁書「あ……! とうま!」
上条「おー、インデックス」
禁書「とうま、大丈夫だったの? なんであんなに煽ったのかな! 相手はあのたんぱつなんだよ!」
上条「ははは、それ御坂の前では言うなよ?」
禁書「まったく……とうまはいつもいつも!」
上条「はいはい。ほら、もう休もうぜインデックス。また明日もあるんだ」
禁書「……そうだね」
禁書「結局、今日は城内との連絡を取った気配はなかったけど、大丈夫なのかな」
上条「それもそうだな……でもフィアンマあたりが考えてるだろ」
禁書「とうま。いくら下っ端だからってあんまり人任せな考えはだめなんだよ。だからたんぱつだって怒ってたかも」
上条「う、それはまあ反省してます……」
禁書「とうま、しっかりして。小さい戦の小さい部隊だけど、とうまはもう歴とした武将なんだよ」
上条「武将、かあ……」
………
……
…
~長山城北西~
*「殿の容体はどうなのだ」
*「火傷が激しいとのことです。以前、鉄砲を暴発させた者がいましたが、あのようなものかと」
*「爆発した本人は木端微塵であったからな。間近であれば即死であったかもしれん」
安価↓ コンマ
00-49 軽傷だった
50-79 重傷だった
80-99 命にかかわる傷だった
*「だが危険な状態です。これ以上戦線に立たせるわけにはいかないでしょう」
*「くっ……今思えばあの二人は武田の手による罠だったとしか言いようがあるまい!」
*「おのれ……卑劣な!」
スタスタスタ
*「……っ!。ああ、これは備えの遠山殿と―――」
安価↓2
援軍のもう一人の武将とは?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
*「……御坂殿」
遠山「卑劣、愚劣……甲斐の武田とはさもありなん。我が当主殿は武田についているが、やはり私はこちらの陣営で正解でしたね」
美鈴「んー、まあ美琴ちゃんがあんな作戦を立案するとも思えないし、やっぱり武田方の仕業なのかしら」
遠山「いやいや、ご子息の話ながらあの若当主、血気に熱い所がありますから」
美鈴「うーん……」
遠山「まあよい。とにかく吹寄殿は戦線を離脱して頂くほかあるまい」
美鈴「でも揖斐様も長井さんも討ち死にされたそうよ? 誰がこの軍の指揮を執るのかしら?」
遠山「裏手門に回っている二階堂殿……では役者不足か。かといって削板殿は論外」
美鈴「遠山さんは外様だし、私もちょっとねー」
遠山「ならばここは―――」
安価↓ コンマ
00-29 全軍撤退するしかない
30-99 更なる増援を依頼するしかない
遠山「稲葉山に使いを出して指示を仰ぐしかありますまい」
美鈴「そうねー。まあそれがいいんじゃない? 私たちじゃあこの集団はまとめきれないでしょ」
遠山「それと裏手門の部隊とは連携を強めましょう。此度も裏手門の部隊がいれば……」
美鈴「ま、それだと包囲にならないんだけどね。もはや後詰め戦ね」
上条「朝だな。疲れは……まあマシってところかな」
禁書「とうま、おはよう。フィアンマが呼んでるんだよ」
上条「そうか。……よし! 二日目……いや三日目か。行くぜ!」
―――第三章 途中経過―――
上条当麻=????
E:仕込み杖
E:達人の鎖帷子
火縄銃
黒夜の両腕
インデックス=????
馬場芳郎=武田晴信
ヴェント=油川氏
ローラ=転法輪三条氏
テオドシア=飯富虎昌
アックア=飯富昌景
病理=????(諏訪郡代)
フィアンマ=山本勘介
アニェーゼ=原虎胤
ルチア=多田満頼
アンジェレネ=小畠虎盛
御坂妹=????(諏訪衆)
19090号(みさかいもうと)=????(諏訪衆)
10039号=????(諏訪衆)
13577号=????(諏訪衆)
上条刀夜=????(信濃衆)
オリアナ=????(越後衆)
上条詩菜=望月千代女
浜面仕上=加藤段蔵
食蜂操析=長尾景虎
結標淡希=????(長尾家家老)
初春=????
五和=????(上条家家老)
香焼=????(上条家家臣)
テクパトル=織田信長
神裂=????
シェリー=????
建宮=????
エツァリ=????
一方通行=????
鳴護アリサ=????
垣根帝督=織田信行
芳川=土田御前
坂島道端=????
査楽=柴田勝家
ステイル=????
フレンダ=高梨政頼
青ピ=????(津島衆)
小萌=????
ビアージオ=織田信安
鉄装綴里=山内盛豊(岩倉織田家家老)
御坂美琴=????(遠山家当主)
吹寄制理=????
削板軍覇=????
博士=風魔小太郎
番外個体=????(京都の神官)
黒夜海鳥=????
レッサー=????
フレメア=????
今日はこのあたりで切ります
ありがとうございました
お母さん出たので、次回から御坂→美琴 表記にしますね
しまったー……なんかネタバレしてるー……
>>335は薄い目で見てね!
再開のめどは月曜頃です
すみません
少しでも時間が取れれば何か投下します
お疲れ様です>>1です
夏一番忙しい時期が終わりました
今日は25時帰宅という感じなのでちょっと怪しいです
以後、深夜になってしまう時は前倒しで18時や19時から開始にしたいと思ってます
お疲れ様です>>1です
昨日は完全に寝落ちしてました。すみません
今日から再開行けそうなのですが、25時頃帰宅になるのでちょっと短めになると思います
あんまり遅いのもアレなので、以降遅くなりそうなときは18~19時あたりはじめにしようかなと思っています
あれ、重複してた
残業とかこれには>>1も苦笑い
強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1376407878/)
遅いので今日は読み物だけで堪忍して下さい
すみません
フィアンマ「首実検の結果が出た。御坂美琴が討ち取ったのは、斎藤家の侍大将・長井隼人佐とのことだ」
御坂「となると、実質上全軍を指揮してたのはそいつね。長井って言ったら」
禁書「そうだね。揖斐周防守を総大将に担いだのはあくまで名目上で、事実上の総大将はその長い隼人佐かも」
上条(誰だよ)
フィアンマ「となると、指揮系統の混乱は目に見えているな。援軍に全軍を指揮できる武将がいるかどうか」
禁書「うち、右軍の大将は流れ矢か何かで重傷を負ってる可能性があるんだよ」
フィアンマ「ん? ああ、あれは俺様の策だ。貴様らが無事に生還したあたり成功したと見ていたが」
上条「……なあ、フィアンマ。策ってさ、何をどうしたんだよ」
フィアンマ「それを聞いてどうする。上条当麻。結果的に敵を退けたのだろうが」
上条「馬鹿言え。味方の大将が何やってんのか知らないで、こちとら指揮なんて取れるかよ」
フィアンマ「……戦略上、秘匿しておくべきであったとしてもか?」
上条「本当に戦略上隠しておく必要があるならいい。でもそうじゃないだろ? 敵をどうやって退けたか、その理由は俺たちが知らなくても敵は気づいてるはずなんだ。なのに味方の俺が知らないなんておかしいだろうが」
フィアンマ「ふむ」
強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
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禁書「とうま。何か心当たりがあるの?」
上条「……敵陣の中央あたりで何か爆発するのが見えた。それと……血柱みたいなのも」
禁書「火薬が暴発したって事? でも……」
フィアンマ「なんだ、気づいているのではないか上条当麻。勘のいいと褒めるべきか、それともこの俺様にわざわざ言わせるあたり人が悪いというべきか……」
フィアンマ「貴様の予想通り、昨日の捕虜に爆発物を持たせた。そしてその敵兵が敵陣に着いたあたりを見計らい、爆発させたのだ」
禁書「え、それって」
御坂「……なるほどね」
上条「人間爆弾、とも言えなくねーよな」
フィアンマ「名前はない。貴様がそう呼ぶならそれでもいいがな」
上条「ふざけんなよ! どうしてそんな非道な事が出来るんだよ! 捕虜ってったって人権はあるだろ!」
禁書「と、とうま。人権は……」
上条「まだないって? そんなわけないだろ。なら道徳って言い換えてもいい。最低限の矜持ってもんがてめーにはねえのかよ!」
フィアンマ「よく吠えるようだがそこまでにしておけよ? 上条当麻」
上条「なんだと!?」
フィアンマ「別に無礼討ちなどにはせんし、咎めもせん。他愛もない戯言だ。もしその言に説得力を持たせたいのならな、それが必要でなかったと自らの行動で示すのだな」
上条「なに……?」
禁書「とうま。結果的にフィアンマの策略で私たちが助かったのは事実なんだよ。私たちだけであの状況を覆すのはかなり難しかったかも。仮にできたとしても、大損害だったんだよ」
上条「それは……」
フィアンマ「貴様の言う事はまあ頭の隅にでも置いておこう。だがまずはこの戦を鎮めねばならん。そのために俺様はここにいるのだからな」
………
……
…
禁書「とうま! せっかくだから出陣までの間に軽く情報の整理でもするんだよ!」
上条「……どうしたんだよ突然。話題を逸らして気分転換でもするつもりか?」
禁書「それが必要ないっていうならそんなに暗い顔しないでほしいかも。とうまがよくても、士気に関わるんだよ」
上条「お前もフィアンマと同じこと言うんだな」
禁書「正しいものは正しい。間違っているものは間違っている。正邪は人ではなくて人の言動にあるんだよ。フィアンマの行いが気に食わないからといって、全てを否定するなんて浅はかにも程があるんだよ」
上条「……はぁ。わかったよ、すまんインデックス」
禁書「わかればいいかも」
上条「で? 何の情報を整理するって?」
禁書「もう少し時間があればゆっくり情報をまとめられるんだけどね。いつ出陣になるかわからないから、あまり考える必要のない人についてなんだよ」
禁書「具体的に言うと、この昨日の内に討ち取った二人に武将についてだね。もう亡くなった人だからあんまり意味はないかもしれないけど、何かの助けになるかもしれないんだよ」
上条「わかった。頼むよ、インデックス」
禁書「まずは最初に討ち取った敵の総大将・揖斐周防守光就だね」
上条「あの爺さんか。ずいぶん年いってたように見えたけど、生涯現役ってやつか?」
禁書「この時代ではたまに見かけるね。老将って言えばいいのかな」
禁書「揖斐氏は元美濃守護職・土岐氏の一族なんだよ。斎藤道三に追放されてから美濃は守護がいない状態が続いてるけど、元は土岐っていう一族がこの美濃を支配者だったんだね」
禁書「その中でも揖斐周防守っていうのは、土岐家当主である土岐政房の子として生まれたんだよ。それで揖斐氏の家督を継承したんだね」
上条「養子相続ってヤツか。まあこの時代では珍しくなさそうだな」
禁書「その通りだね。普通は揖斐光親って言われるんだけど、あの人は光就って名乗ってたね。弟にやっぱり他家に養子入りしてる鷲巣光敦っていう人も光就っていう名前が伝わっているから、これと混同されているのかも」
上条「って事は、あんまり有名な人じゃないって事だよな」
禁書「うん。戦国好きでも知らない人の方が多いんじゃないかな」
禁書「揖斐周防守の兄は、美濃の守護職を継いだ土岐頼芸っていう人なんだけど、土岐頼芸が家臣の斎藤道三を重用する中で、揖斐周防守は道三の重用に反対してたんだって」
禁書「結果、土岐頼芸は斎藤道三に追われて国を奪われて、揖斐周防守たち反道三派も一掃される」
上条「殺された……わけじゃないんだよな」
禁書「うん。現につい昨日まで生き延びていたわけだしね」
強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
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禁書「話は変わって、斎藤道三の長男。今の斎藤家当主だけど、当初から父である道三とは折り合いが悪かったって言われてるんだよ」
禁書「理由は諸説あるけど、有名なのが彼は“自分は実は、道三の息子ではなくて、前守護・土岐頼芸の息子なのではないか”と信じていた、っていうのがあるね」
上条「そんな事ってあり得るのか?」
禁書「なんでも斎藤道三の妻は、もともと土岐頼芸から貰ったお妾だったんだよ。それから程なくして産まれたから、彼はそんな噂話を信じてしまったんだね」
禁書「そしてその緊張関係が限界点を超えて」
上条「その息子は、父親を殺したってわけか」
禁書「その時、彼は自らを斎藤氏ではなくて、一色氏と名乗っているんだよね。だから正確には、今戦っているのは斎藤氏ではなくて一色氏と言えなくもないんだよ」
上条「一色? 土岐じゃなくてか?」
禁書「土岐頼芸の長男が一色氏を名乗っていたから、かな。土岐頼芸や揖斐周防守の祖父は一色氏の出身で、彼にとってすれば一色氏は曾祖父にあたるんだよ」
上条「なるほど。それに土岐氏に遠慮してたって可能性もあるか」
禁書「そうだね」
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上条「安価でヤリまくろう」
上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
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禁書「その斎藤道三を討伐する際に揖斐周防守は当然のように、美濃に舞い戻って息子の陣営に味方するんだよ」
禁書「その他、美濃の国人から圧倒的な造反を受けた道三は敗死。そして道三に味方したこの長山城攻撃に繋がってるんだね」
上条「なるほどな」
禁書「次は長井隼人佐道利についてだね」
上条「事実上の総大将か」
禁書「長井っていう苗字は、この美濃国ではそれなりに重要な苗字なんだよ。とうま、美濃のトップ・守護職はどの一族だっけ?」
上条「さすがに今さっき言われたことは忘れねーよ。土岐氏、だろ?」
禁書「そう。そして守護代って言われるナンバーツーを務める一族が、斎藤氏なんだよ」
上条「あれ? じゃあ斎藤道三って元々結構偉かったってこと?」
禁書「ううん。斎藤道三はもともとは斎藤氏じゃないんだよ。全くの赤の他人で、斎藤氏の家を乗っ取ってしまったんだね」
上条「ううーん……この子ありにしてこの親ありか」
禁書「そしてその斎藤氏の筆頭家老と言うべき家が長井氏なんだよ。道三も、最初はこの長井氏を名乗ってるね。……といっても、その長井っていう苗字も道三の父親が貰ったもので、さらに元をたどると西村氏。それすらも貰い物で一番最初は松波氏って言ったらしいよ」
上条「お、おおう……」
禁書「まあ今回ポイントなのは長井氏だね。斎藤道三が最初に名乗っていた苗字。この長井隼人佐の出自には諸説あるんだけど、どうやら彼は本物の長井氏一族ではなくて、斎藤道三の一族みたいなんだよ」
禁書「道三の弟っていう説もあるし、息子っていう説もあるけど。とにかくその疑いがあるっていう事だね」
禁書「けれども長井隼人佐は反道三方について、道三を殺しているんだよ。それを首謀者である道三の息子がどう思ったかは知らないけど、この騒動が落ち着いた後、彼は一時権勢失う事になる……はずだったんだけど」
上条「先刻、討ち死にしちまったってわけか」
禁書「その後は、道三の孫の代で重臣として権勢を取り戻して、美濃が織田信長に征服された後も斎藤氏復興のために独自で奔走しているね。そして遂にそれが叶わぬまま近畿での戦で戦死するんだよ」
上条「どしらにせよ、報われない最期だったってわけか」
禁書「落ちた名門の揖斐周防守より、ずっと大物なんだよ。指揮系統が乱れているかもっていうフィアンマの推測は正しいかも。美濃軍はほとんどが独立意思の高い豪族たちだし」
上条「尾張の時も思ったけど複雑なんだな、美濃は美濃で」
禁書「一族間の内訌か、それとも君臣・親子の対立か、って感じだね。どっちにせよ複雑って言うのは同意するんだよ」
強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
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………
……
…
御坂「フィアンマから呼び出しよー……って、何やってんのよ?」
禁書「たんぱつ。ちょっとした作戦会議みたいなものなんだよ。たんぱつには必要のないものだから安心していいかも」
御坂「ふーん? ま、そいつにいくら作戦与えたところで先は見えてるけど」
上条「…………」
御坂「何よ。言い返さないわけ?」
禁書「たんぱつ。無駄に挑発しないで欲しいかも」
御坂「はいはい。わかってるわよ。ったく、せっかくこの私が直々に出向いてあげたってのに……」
御坂「……その、昨日はちょっと言い過ぎたわよ」
御坂「っ……! それだけよ! ほら早く来なさいよ! 当然、仕度は済んでるんでしょうね!」タッ
禁書「……慌ただしいなあ。とうま?」
上条「いや、なんでもない。行こうぜ、インデックス」
禁書「うん。わかったんだよ」
禁書(たんぱつが反省してくれて助かったかも。とうまも一言くらい何か言ってくれればよかったのに、まあそれは後で時間があるかな)
禁書「やれやれなんだよ」
なんかよくわからない宣伝?みたいなのが来てますが、こんな所でよろしいでしょうか
安価ゼロになりましてすみません
明日は夕方からっていうのを試してみたいと思います
よろしければまたお付き合いください
強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
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強引な宣伝だよってミサカは(略
上条「安価でヤリまくろう」
上条「安価でヤリまくろう」 - SSまとめ速報
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こんにちは
19時30分くらい?までお付き合いください
………
……
…
上条「ああフィアンマ。俺たちは一応準備できてるけど」
禁書「やや兵の疲れが残ってるんだよ。それに負傷兵が多いから連戦になると厳しいかも。兵力的には向こうに分があるし」
上条「そういえば相手は裏手に兵を配置したままなんだよな。当然そっちは無傷なわけだし……ちょっとジリ貧かもしれねーな」
フィアンマ「兵力の件ならば手は打ってある。今日明日にはこちらにも増援が現れるだろう」
禁書「増援? もしかして岩倉織田とか言わないよね。岩倉織田家はまだ名目上は斎藤家とは停戦しているはずなんだよ」
上条「確か斎藤家は、テクパトルの清州織田家と仲が悪くて、その対抗戦略上で末森・岩倉織田家とは仲がいいんだっけか」
フィアンマ「当然、それは見越してある。兵力は―――」
安価↓ 二個まで可
1.甲斐から増援が来る
2.遠山軍が追加される
3.ビアージオを説得し、いよいよ岩倉織田家が参戦
4.実は敵軍に内応者が
御坂「私の支城から援軍を出させてるわ。掻き集めさせたから1000から1500くらいは来ると思うけど」
上条「思うって、おい……」
フィアンマ「まあないよりはマシであろう。現段階で俺様らの軍は遠山軍を合わせても2000と少ししかおらんからな」
禁書「対する相手は5000ほどいると思われるんだよ。うち1500は城の裏手に回ってるみたいだけど」
フィアンマ「その件だがな、敵はどうにも消極的な布陣を敷いているようだ。やはり昨日、指揮官が負傷ないし死亡した件が大きいのであろう。こちらの出方にもよるが、しばらくは大きな野戦は避けられそうだ」
上条「じゃあどうすんだよ。そういえば長山城の囲いだって、結局あの後はどうなったんだ?」
フィアンマ「一つずつ答えよう。まず長山城の囲みだが―――」
安価↓ コンマ
00-19 敵軍が新たに抑えた
20-59 敵軍も味方軍も距離を置いている
60-99 味方軍の射程に辛うじて入っている
フィアンマ「我らが兵を退いた際に、敵軍がすかさず大手門を抑えた。残念だが、城との連絡は再び絶たれた事になる」
御坂「ち、ちょっと! それくらいの事がなんでできなかったのよ! せっかく私たちが血路を開いたっていうのに」
フィアンマ「何分兵力が少ないのでな。だが以前のように攻撃的な陣ではない。あくまで我らの連絡を遮断するための陣形だ。城は兵糧がもつ限り落城する事はないだろう」
御坂「城内の味方が、こっちが苦戦してると見て降伏しちゃったらどうするのよ」
フィアンマ「それについてはだな」
安価↓
1.既に長山城内とは連絡を付けている
2.長山城内の士気は高いらしいから安心
ごめんなさい
ちょっと夕食取ってきます
代わりに8時過ぎまで延長すると思われます
フィアンマ「貴様らにはまだ言っていなかったか? 既に長山城内とは一時連絡を取っている。我らが援軍である事はすでに表明済みだ」
上条「初耳なんですけど……」
禁書「それで、何か対策は協議しているの?」
フィアンマ「少し前から遊軍……というか味方を集めるために出ているらしいな。もっとも現在は音信不通らしいが」
フィアンマ「だが代わりではないがこちらに一人、軍監を派遣してもらっている。入ってこい」
安価↓2
長山城から派遣されてきた武将とは?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
テッラ「どうも。失礼致しますねー」
禁書「」ブフォ
上条「神の右席きたぁぁぁぁぁぁ!?」
テッラ「武田家の皆様におかれましては、救援かたじけなく思っているんですねー。我らだけではまさに風前の灯でしたから」
上条(嘘つけよ!)
フィアンマ「とまあこのテッラには本陣にて待機していてもらう事にする。所でテッラよ。行方が知れぬという貴様の弟分とやらは、どうなっているのだ」
テッラ「もともと単身で城を出ましたからねー。連絡する手段が限られていたというのもありますが、いずれにせよあのように城が包囲されてしまったので、連絡をつけようにもつけられなかったのかもしれませんねー」
フィアンマ「敵に捕らわれている可能性もある、といった所か」
フィアンマ「とにかく、敵は長山城の包囲を回復している」
フィアンマ「ただし兵力は敵が勝ろうとも、恐らく敵は指揮官が不在だ。よってこちらが強襲を仕掛けない限りは現状維持を貫くと思われる」
フィアンマ「気になる点は裏手門の隊、敵の更なる増援、といったあたりか。それとテッラの言う城外に出た将についても覚えておくとしよう」
フィアンマ「さて、今後の作戦だが、誰か意見のある者はあるか」
安価↓2
今後の武田軍の行動方針は?
下がってたです
安価↓2
上条「というかフィアンマが敵潰せよ、戦闘コマンドに『倒す』があるんだろコラ」
フィアンマ「? 何を言っている」
上条「お前の聖なる右っていうのは、敵対するものを確実に上回る力を発揮できるんだろ。それならお前が前に出張ればそれで終了じゃねーか」
御坂「何それ怖い」
フィアンマ「貴様、俺様の聖なる右の事を知っているらしい。だがそれは最終手段だ。何しろ、この俺様の扱える範疇を超える力であるからな」
禁書「どういうこと?」
フィアンマ「なに、俺様はこの俺様の力を制御する術も持たねば知識すらも碌にないのだよ。具現化は辛うじて可能だが、力の分解は避けられないのだ」
上条(そういえばアレの制御には俺の右手とインデックスのなんちゃらがいるんだっけ。迂闊に触れない方がいいかもしれないなあ)
フィアンマ「まあ貴様がそのつもりならばいい。敵の増援が来る前に打撃を与えたいという事なのだろう?」
上条「ま、まあそうではなくもないかな」
フィアンマ「いいだろう。俺様が動いてもいい。ならば相応の敵を用意しておくのだな」
上条「……ああ、やってやるよ」
………
……
…
上条「つまりだな、フィアンマには決戦兵器みたいなものがあるんだよ。それが聖なる右ってヤツらしくてさ」
禁書「なるほどね。何となく理解できたけど、そんな術式を人の手で再現できるとは思えないんだよ」
上条「だから決戦兵器なんだよ。そう連発したり自在に使えるものじゃあないんだ。だが振るえば敵対者を確実に沈めることができる」
御坂「武田ってのはやっぱ化け物染みてるわね。私も腕には自信があったけど、アンタん所はまさに反則じゃない」
上条「それで俺らがすべきなのは、敵軍を陽動してこちらに敵意を向けるってことだ。敵は長山城を包囲している以上、長山城にも敵意は向いているだろ? それらもすべて引っぺがしてこっちに敵意を向ける。そうするとフィアンマの聖なる右は、その敵意を上回る力で敵を倒す事が出来るんだよ」
御坂「敵を上回る力を確実に出す、ってのはそういう事なのね。つまり敵意っていうのが足りないと」
上条「足りなかった分の出力が出せないって事だ。対軍を相手にするとそれは少し厳しいだろ」
禁書「意図は掴んだんだよ。問題は少数の私たちに対して、どうやって敵がこちらに戦力を集中させるか、だね」
上条「ああ。別に今日中じゃなくてもいいんだ。敵が増えようとも、増えた敵もすべてこっちに意識を向けさせればいい。だから入念に準備さえすれば、それだけでこっちの勝ちなんだよ」
御坂「ほんっと、反則よね」
上条「インデックス、いい案はないのか? 敵軍の意識を、全部俺たちに向ける方法は」
禁書「そうだね―――」
安価↓2
インデックスの考えた作戦とは?
禁書「きっと敵はこちらの陣に間諜を放っている可能性が高いんだよ」
上条「スパイの事か。まあ向こうの方が手勢は多いわけだしな」
禁書「ここで虚報を鳴らすんだよ。見方もだます勢いで」
御坂「それで敵軍を刺激しようって事? そんなにうまくいくかしら」
禁書「敵が本当に指揮官を失っているとしたら、主体性を失った敵軍はただ私たちや城に備えるしかできないはずなんだよ。なら私たちが主体的に動くとアピールするしかないかも」
上条「でもさインデックス。仮に敵が警戒するとして、全軍がこっちに向くと思うか? 敵の方が数が多いんだから、一部の部隊しか反応しないかもしれねえじゃねーか」
禁書「そのあたりはさらに細かい作戦で調整するしかないんだよ。それにフィアンマの術式は最終手段なんでしょ? まずは敵を揺さぶり続けるのが大事かも」
上条「そんなもんか」
御坂「なら私の援軍の件を盛り込みましょ。真実の含有率が高いほど、真に迫るってもんでしょ?」
ザワザワ
*「聞いたか。明日の早朝を狙って再び出陣するらしい」
*「助かった。今日の戦は休みって事だな」
*「でも大丈夫なのか? 敵の方が数は多いって話じゃないか」
*「なんでも味方援軍が明日には到着するらしいぞ」
*「それは心強いな」
*「…………」
安価↓ コンマ
00-19 敵軍、恐慌状態に
20-59 大手門部隊の多くが反応する
60-79 大手門部隊全軍が反応する
80-99 動ぜず
今日はここまでにさせていただきます
ありがとうございました
今後も夕方開始があると思いますので、よろしくお願いします
明日も同じ感じですね
こんにちは
1時間ほどお付き合いください
………
……
…
遠山「聞かれたか。なんでもいよいよあの武田騎馬軍が大挙してこの長山城に集結しつつあるとか」
美鈴「聞いたわよ。話によると、明日にも到着するらしいわね」
遠山「斎藤家は甲斐への警戒を怠っていた故か、そのような情報はこれまでつかめず、敵軍への間諜よりもたらされた情報でやっとそれを掴んだとか」
美鈴「もし武田が来るとしたら、烏合の衆に過ぎない私たちじゃあ勝てないでしょうね……」
二階堂「遠山殿、御坂殿」
美鈴「あら、裏手門に回ってたっていう二階堂さんじゃない」
二階堂「裏手門ももはや仕事に支障が出る状態です。やる気があるのは削板殿くらいなものでして」
美鈴「稲葉山からの増援が来るとしても、さすがに明日に到着は望めないでしょうしね。こっちの判断である程度物事を決めてしまわないと」
遠山「しかしどなたがなさるのです。私は外様、二階堂殿は失礼ながら力量不足」
二階堂「その通りです。となると、御坂殿か削板殿に指揮を委ねるほかありますまい」
美鈴「そうね―――」
安価↓ コンマ
奇数 美鈴が決定することに
偶数 削板が決定することに
………
……
…
削板「城の見張りなんて面白くねぇ。ここは根性だ。卑怯な武田をぶっ潰すのが第一だろう」
遠山「正気ですか削板殿! あの武田軍ですよ!」
削板「根性ねぇこと言ってんじゃねえよ。戦に必要なものは三つ、根性、根性、根性、そして根性だ! 四つだ!」
美鈴「まあ彼に決定権をゆだねたのは私たちだからねー。ここは城の包囲を放棄して武田を潰しておいた方がいいのかもしれない……わね?」
削板「その通りだ! 戦わないなんて根性ねぇ奴は、俺がぶっ飛ばす」
遠山「……」
二階堂「では、敵軍が合流するという明日になる前に、早急に武田軍を討ちましょう。現在の兵数は我らが勝っております」
………
……
…
美琴「……敵軍の陣形が明らかに異常ね。まさか成功したってこと?」
上条「どういう事だ御坂。敵はどうなってるんだ?」
美琴「裏手門の部隊までが合流して陣形を整えてるようね。この様だと城の包囲を放棄してでも、私たちを総力で潰しにかかって来るんじゃないかしら」
上条「マジか! やったじゃねーかインデックス!」
禁書「ま、まあね!」
禁書(美濃兵、ちょろ甘すぎかも……)
上条「じゃあ俺はフィアンマに報告してくる。御坂、この場は頼む」
御坂「早くしなさいよー。敵さんも急いでるみたいだから」
上条「……と言った感じで、敵の目は完全にこっちに向いてるみたいだ。お膳立てにこれ以上はないだろ?」
フィアンマ「ふん。成功率の低い小細工を弄していると思っていたが、なかなかやるではないか。よかろう。時期を見て俺様が出る。ただし今日俺様の聖なる右を振るえるのは一度きりだ。その後、数日は再構成できないものと思え」
上条「どちらにせよ、敵が大挙してくるんだ。もうお前の力に全てがかかってるんだよ」
フィアンマ「ふん……」
削板「いいかお前ら! 敵は数こそ少ないが歴戦の強者ばかりだ! 根性見せやがれ!!」
オォォォォ!!
美鈴「おー、でかい声」
美鈴「削板さんとこはやる気一杯ねぇ。その点……」
遠山「くそっ……こんな話聞いてないぞ……」ブツブツ
美鈴「うちの部隊も遠山さんとこも軒並み士気は上がらないか。ま、仕方ないわよね。敵には美琴ちゃんがいるわけだし」
二階堂「御坂殿、そろそろ進軍するとの事です。正攻法になりますが……」
美鈴「先陣は削板さんとこが頑張ってくれるんでしょ? なら文句はないわよ」
二階堂「ですね。ではご武運を」
美鈴「やれやれ……」
美琴「遅いわよ! もう敵軍は前進してきてるっての!」
上条「悪ぃ! フィアンマと作戦について打ち合わせてたんだ」
美琴「いい? 私の部隊が1200、武田軍は本陣備えを含めて1000。援軍は今日は間に合わないから計2200」
美琴「長山城の包囲を解いた敵の先方はおよそ1500。後列も含めると3500! 兵力的には敵に分があるわよ」
上条「こっちの兵は連戦で疲弊してるしな。敵はまだ来たばっかりの第二軍や、裏手門に配置されて戦いのなかった部隊が主力だ。士気にも相手に分があるだろう」
禁書「でも士気はむしろ高い方がいいかも。敵が強力であればあるほど、確実に敵を倒せるのがフィアンマの術式なんだよ」
御坂「そのジュツシキってのはよくわかんないけど、とにかくもう腹くくるしかないってわけね!」
禁書「じゃあ作戦を始動するんだよ! まずは―――」
安価↓2
《フィアンマの聖なる右を有効に使い、敵軍を一掃せよ!》
武田軍初手、どう動く?
削板「ん? 敵も俺たちの動きには当然気づいていると思ってたが……」
削板「穴熊だと? ……根性ねぇじゃねーか」
削板「そういや、こっちの陣営にも腰が引けてる野郎どもがいたな。ならこれを使って発破かけてやるとするか!」
美鈴「武田軍は守りを固めている?」
美鈴「削板さんはこれで私たちの士気が上がると踏んでるのかした。敵は動揺している、と」
美鈴「けど疑り深い人が聞いたらどう思うか……武田軍は屈強なだけじゃなくて、知恵も回る指揮官だっていくらでもいるっていうのに」
美鈴「仕方ないか。うちの方では好意的に噛み砕いて全軍に伝えておきましょう」
遠山「な、なに……? 武田軍が防備を固めている、だと?」
遠山「最初から備えていたって事なのか? 伏兵……いや、そんなはずはない……」
遠山「どうなっている。もしやこの強襲すら、敵は読んでいるのではないのか……?」
安価↓ コンマ
00-69 敵軍は迷わず突入してきた
70-99 敵軍は怪しんで、後続が一時停止した
禁書「敵軍はそのまま突撃してきてるんだよ」
上条「ああ。敵軍を押さえつける役は―――」
安価↓2
1.上条当麻とインデックス
2.御坂美琴
3.フィアンマ
美琴「はいはい、分かってるわよ―――」
削板「む、あれに見えるは岩村の遠山勢……そういえばうちの軍にも遠山ってのがいやがったな。なってねぇ」
削板「一族内で分裂とはなってねぇぜ!」
御坂「来る……!」
安価↓ コンマ
00-49 御坂隊、敵軍を押しとどめる
50-79 乱戦になる
80-99 御坂隊、損害が激しい
禁書「……うん! たんぱつはなんとか先方隊を押しとどめているんだよ」
上条「でもすぐ背後には後続の3500が迫ってる。あれを押しとどめる力は恐らく俺たちにはないだろ」※さっき素で計算間違えました
禁書「敵軍の様子はどんな感じかな? これで決定打になってるならいいんだけど」
安価↓ コンマ
00-39 武田軍の防戦一方の様子を見て、敵軍は士気が上がっているようだ
40-89 いくつかの部隊で燻っているところがあるみたいだ
90-99 敵軍の中で大きな動きがあったようだ
禁書「……うん。どうやらたんぱつの搖動は成功しているみたいだね。全軍が一斉にこちらに向かって進軍してきているんだよ」
上条「これは……チャンスなのか? 今が好機なのか」
禁書「最終的な判断はとうまとフィアンマに任せるんだよ。でもチャンスの一つなのには否定できないかも」
上条「…………」
安価↓ 多数
1.―――今こそ、聖なる右を使う
2.まだ時じゃない
1
すみませんミス
>>412-415 までで多数でお願いします
開始が遅かったので申し訳ないのですが、今日はここまでという事で
ありがとうございました
明日は夜から開始予定です
遅くなりました
上条「よし。フィアンマに出てもらう。ここで一気に片をつける」
禁書(敵に更なる援軍がある可能性もあるけど……それを待ってたら私たちの方が耐え切れないか。仕方ないね)
禁書「わかったんだよ。フィアンマに連絡入れて!」
フィアンマ「……ほう。早くも俺様の出番か」
フィアンマ「実戦でコレを使うのは初めてだな。理論上は対軍であっても恙ないはずだが……まあいい。試験運用だと考えれば乙なものだ」
フィアンマ「さて、俺様たちに敵意を向ける全ての兵たちを対象とする。聖なる右、顕現せよ!」
安価↓ コンマ
00-49 大成功。敵軍のほぼ全てが戦闘不能に
50-79 成功。ただし一部の敵は敵意が薄かったのか、効果は薄かった模様
80-99 失敗。対軍の制御にはまだ調整が足りなかった
美鈴「……? 何か前線の方が妙なことになってるわね」
美鈴「まさか押されてる?」
*「申し上げます! 先方の削板隊、壊滅! 中列二階堂隊および我が隊と遠山隊の一部が戦闘不能との事!」
美鈴「はい?」
遠山「ど、どういう事だ。吹寄殿の隊から接収した兵たちが全滅……だと? 何の冗談だ」
遠山「削板・二階堂両隊については全滅……敵はいったい何をしたというのだ……?」
遠山「それも戦闘不能とは気味が悪い……死んだとか重態とかなら理解できるが、戦闘不能だと?」
*「と、殿。いかが致します」
遠山「ぐぬぬ……」
安価↓ コンマ
00-49 即座撤収
50-79 降伏する
80-99 もはや死地に入るしかない
遠山「武田軍がここまで情け容赦ないとは……しかも敵に接することなくこの力……これまでか」
遠山「な、ならばもはやここで死地に入るしかない! 遠山隊、突撃する!」
美鈴「遠山さんは我を見失ってるみたいね……」
美鈴「私たちはどうしようかしら。私の隊と遠山さんの隊を合わせると……どうかしら。どれだけの兵が残ってるか見当がつかないわね」
美鈴「1000と少しくらい……かしら。1500はないと見た方が安全ね。敵は無傷みたいだから2000と少し。劣勢ね……」
美鈴「それにうちの兵の様子だと、たぶん削板殿や二階堂さんたちも討ち死にしたというわけじゃない。回収する程度ならば可能かもしれないか」
美鈴「うーん……」
安価↓ コンマ
00-09 慈悲はない。単独で撤退する
10-39 美琴の伝手を頼って投降
40-69 機を見計らって和睦撤収
70-99 一か八か遠山隊に加勢する
美鈴「遠山さんには悪いけど……ここは自分の命が惜しいわね」
美鈴「私たちはこのあたりで退かせてもらいましょう。せいぜい稲葉山へのいいわけでも考えておかないとね」
美琴「敵が退いていく、わね」
上条「御坂、無事かー」
美琴「こっちの被害は最低限度よ。まさかこうもバタバタ敵が倒れていくとはね」
上条「あいつの戦術一覧の中には“敵を倒す”っていうのがあるんだよ。おおざっぱに言うと」
美琴「凄まじいわね……こんなの見せられたら私もうかうか増長できないわ」
禁書「敵の殆どは行動不能なんだよ! ただ一部の敵が聖なる右の効果圏を離れてたのか、そのままこちらに突撃してくるかも!」
上条「とにかく迎撃するか。数はどれくらいなんだ? インデックス」
禁書「1000にも満たないかも。ヤケになってる可能性もあるんだよ」
御坂「それくらいなら私たちだけでも防げそうだけど……」
上条「なんでもお前らに任せてたらこっちの立つ瀬がねぇだろ。ここは―――」
安価↓
《突撃してくる敵残党に対処せよ!》
上条の立案する方法とは?
上条「敵はやけになってるってインデックスの読みは当たってると思う。なら直接相手しないでもいいだろ」
美琴「どういう事よ?」
上条「狭い地形に誘い出して、矢や落石で仕留めればいいってことだよ。そうすれば兵の損害を減らせるだろ?」
禁書「なら北の山間付近に移動するのがいいかも。それでいい? とうま」
上条「できそうか、インデックス」
禁書「敵軍との距離がまだあるからね。今から急いで指示を出せばなんとかなるかも」
美琴「面倒くさいわね……」
*「申し上げます。敵軍はじりじりと後退を始めている模様」
遠山「はぁ、はぁ……な、なに?」
遠山「どういう事だ。敵が怖気ついた……? いやそんな馬鹿な話があるか。あれだけの強大な力を見せつけておいてそれはないだろう」
遠山「いや待てよ。あれだけ強力な秘術だ。連発ができなくとも不思議ではない……」
遠山「だが……」
安価↓ コンマ
奇数 やはり怪しい。進軍を停止する
偶数 今が好機に違いない。突撃する
遠山「ええい、今さら何を迷う事がある。せめて一矢でも報いてくれる!」
禁書「敵が狭路に近づいてるんだよ」
フィアンマ「ふん。俺様に指示を出そうとはな。だが俺様も消耗している、早々に決着をつけるのに異論はない」
禁書「落石についてはその場の状況に任せるしかなかったけど、弓と投石の部隊は配置が完了してるかも」
フィアンマ「今度こそ上条当麻は戦果を挙げるのだろうな?」
禁書「そ、それは約束できないかも……」
御坂「よしよし。敵が突っ込んできたわね」
上条「十分に引き付けた。ここで決めるぞ!」
安価↓ コンマ
00-69 斉射、敵軍は甚大な被害を追った
70-99 やや早まった。敵軍はまだ余力を残している
上条「よし! うまくいったみたいだ!」
美琴「ここまで痛めつければ十分でしょ、出るわよ」
上条「へ? あ、ああ。そうか。結局出ないわけにはいかないのか」
美琴「大将首でも取らないと割に合わないっての!」ダッ
上条「……少しは俺だって!」ダッ
安価↓ コンマ
00-19 御坂隊が討ち取る
20-39 上条隊が討ち取る
40-59 御坂隊が捕える
60-79 上条隊が捕える
80-99 取り逃がす
遠山「ぐっ……罠だったか……」ヨロヨロ
遠山「どこで間違えた……生き残る選択をしたはずだったのに、どこで……」
上条「お前、大将か」
遠山「!」
上条「大人しく捕まる気は……なさそうだな」
遠山「貴様……武田の者だな」
上条「……そうだ」
遠山「聞いているぞ。なんでも捕えた我が軍の兵に爆発物を持たせ、我らの陣中で爆破させたらしいではないか。援軍大将の吹寄殿はそれで戦線離脱。全くよくもそのような策が思いつくものだ」
上条「吹寄……?」
遠山「だが貴様らの非道は必ず明るみに出るぞ。武田の名声もここまでだと、知るがいい! そしてその武田に与した岩村の若殿も同罪だ!」
上条「……っ」
遠山「せめてその悪名に、ぐっ―――」バタリ
*「上条殿?」
上条「いや、いい。サンキュ」
と、レールガンも始まったのでこのあたりですみません
ありがとうございました
明日は夕方になるかなと思います
こんにちは
………
……
…
フィアンマ「ほうほう。ようやっと貴様も功らしい功を立てて帰ってきたか。ご苦労だったな」
美琴「言っとくけど、私が本気出さなかったからこうなってたんだからね。感謝しなさいよ」
上条「あー、まあ。たまたまだよな。それはわかってるって」
フィアンマ「で、だ。この将はどこの地侍だ? 兵700の大将となると、たかが知れているようだが」
美琴「あー……こいつね。こいつは私の親戚だわ。基本、遠山一族は西美の内乱には不干渉の予定だったんだけど、聞いた話、こいつだけ積極干渉を訴えて出奔してたって聞いてたのよね」
禁書「遠山氏は東美濃を一族で固めてるって聞いてたけど」
美琴「こいつは飯羽間っていう城にいた男よ。遠山主殿助、って言うんだけど」
禁書「つまり今は食客みたいなものだったってわけだね」
美琴「ま、気にしなくていいわよ。庶流の庶流だし」
フィアンマ「さて、最後の残党は打ち倒した。残るは解放された長山城と、累々と連なる敵軍の残骸か」
禁書「まだ生きてる人間もいると思うけどね。概念的には倒されたわけだから、当分身動きは取れないと思うけど」
テッラ「個人的には、早急に城に入って現状を伝達したい所なのですがねー」
フィアンマ「うむ。とにかくは―――」
安価↓
1.長山城に入城する
2.敗残兵の処理に当たる
3.自由安価
フィアンマ「敵など捨て置け。まずは城へ入ろうではないか」
上条「賛成だな。いくらなんでも俺たちは消耗しすぎただろ」
美琴「……ま、別にいいけど」
テッラ「では私が先導いたしますねー」
安価↓ コンマ
00-69 長山城へ入城した
70-99 事件発生
………
……
…
テッラ「叔父君、ただいま戻りましたねー」
柿田「戻ったか。何よりだが……」
テッラ「ああ、こちらが援兵に駆け付けて下さった武田家の皆さんなんですねー」
フィアンマ「武田の名代として来た。急ではあったが無事で何よりだ」
柿田「これはこれは。私は長山城を預かる柿田入道と申す者です。此度は援軍かたじけなくございます」
フィアンマ「うむ」
美琴「私、武田じゃないですけど」
上条「ちょっと黙ってろって!」
フィアンマ「さて、此度は敵を退けたが、些か厄介な状況には変わりあるまいな」
柿田「いかにも。我が方は敵中孤立ゆえ、こたび退けようとも次はいかんとも」
フィアンマ「俺様たちの支配地よりも離れている。幾度も援軍を出す事も叶わないだろうしな」
テッラ「何か妙案はないものですかね?」
禁書「……あるとしたら遠山家、あるいは岩倉織田家の後ろ盾があるけど」
テッラ「岩倉織田家?」
フィアンマ「ふん。奴らは既に俺様と結んでいる。ここに使者もいるしな」
鉄装「あ、忘れられてなかったんですね」
テッラ「なるほどなるほど」
フィアンマ「いずれにせよ、この場所は斎藤氏の勢力圏内だ。放置しておくことは叶うまい。それならば―――」
安価↓
長山城および城内の将兵について、今後どのような対応をすべき?
フィアンマ(ふむ……)
安価↓3 多数
何を皆殺しにする?
1.救援した長山城の兵士。慈悲はない
2.今後来襲するであろう斎藤軍を悉く
フィアンマ「まあ、今宵はゆっくり休むのがいいだろう。警戒は怠らずに、な」
柿田「そのように致しましょう」
禁書「……?」
フィアンマ「ふん。全兵皆殺しとは、思い至ったがいいがさてどうしたものかな」
フィアンマ「堂々と行うもよし、完全に隠匿するもよし。だが逃げ帰った敵兵が少なからずいる事から、隠匿は難しいだろう」
フィアンマ「それに方法だ。城兵は確か1000といったか。俺様の手足になるのは同じく1000ほど。それに御坂美琴の兵が1200か。だが素直にいう事を聞くタマとも思えんな」
フィアンマ「さて……」
安価↓
どのような方法で粛清する?
安価↓3
接収した長山城はどうする?
フィアンマ「酸素を上位に人体を下位にする。か」
フィアンマ「咄嗟に浮かんだが、何の事だっただろうか」
フィアンマ「接収後は、もう少し戦えるように要塞に改造させるとして……」
フィアンマ「さて、どうしたものだろうかな」
安価↓
1.誰かに酸素云々の詳細を聞いてみる(名前も)
2.別の方法を考える(方法も)
そろそろ仕事に戻るです
ありがとうございました
こんにちは
18時頃まで、のんびりでいきます
フィアンマ「あの男……上条当麻。あいつなら何か知ってるかもしれんな」
フィアンマ「あいつと禁書目録、あの二人はどうも普通の連中とは纏う空気が違う。試してみる価値はあるか」
上条「え、フィアンマが呼んでる?」
禁書「なんでもとうまだけに話したい事があるんだって。とうま、心当たりはある?」
上条「んー、なんだろ。あ、もしかしてさっきの手柄について何かご褒美がでるとかか?」
禁書「それなら今ごろたんぱつは焼き肉パーティなんだよ。バカな事言ってないで行ってきたら? とうま」
上条「あ、上条さんバカですか……」
フィアンマ「来たか。上条当麻」
上条「ああ、なんだよこんな奥まったところで。俺に話したい事があるって?」
フィアンマ「その通りだ。貴様にはいくつか質問がある」
上条「質問?」
上条(手柄の事じゃないのか……)
フィアンマ「そうだ。重要な質問だ。心して答えろよ?」
上条「わ、わかったよ」
フィアンマ(……さて)
安価↓
1.実はフィアンマ記憶持ちだった
2.そんな事はない。純粋に酸素云々について質問する
フィアンマ「貴様、酸素という言葉の意味がわかるか」
上条「……え?」
フィアンマ「酸素だ。知らないならそれでいい」
上条「いや、知ってるけど……」
フィアンマ「ほう」
上条「酸素ってのは、この空気に含まれてる気体の一つで……人間が呼吸の際に絶対欠かせないもの……って言って分かるのか?」
フィアンマ「…………」
フィアンマ「要は空気という事だな。察しはついた」
上条(超すげぇな)
フィアンマ「つまり、この酸素が人体よりも上位のものとなれば、人はその重みに耐えられない。違うか」
上条「どっかで聞いたフレーズだな……なんだっけそれ」
フィアンマ「どこかで聞いただと? それを可能とする能力者や魔術師が存在するということか」
上条「魔術……あ、そうか。左方のテッラだ! あいつが確かそんな術式を使って……」
フィアンマ「テッラ……? ああ、この城の御曹司か。凡人の多い中でヤツだけは突出した何かがあるとみていたが」
上条(ああ、フィアンマとテッラ、面識ない設定なんだっけか)
上条「あいつの使う術式が確か、存在?の優先順位を入れ替えるっていうインチキ技だったんだよ。例えば紙切れと石ころだったら石の方が硬いだろ? でもあいつはその順位を入れ替える。つまり紙で石を切断できるようになったりするんだよ」
フィアンマ「ほほう……」
上条「ま、いろいろ制限があるとかなんとか言ってた気もするけどな。……あいや、って噂を、確か上杉時代に……」
フィアンマ「貴様らが妙に博識なのはいい。なるほどな。思わぬ収穫だったぞ、上条当麻」
上条「はは……どうも」
上条(……ん? でもなんでそんなドンピシャな質問なんだ? まるでテッラの術式を前から知ってたかのような)
上条(もしかして、こいつまたよからぬ事を企んでるんじゃねーのか……?)
安価↓3 多数
1.問いただす
2.触らぬ神に崇りなし
上条「なあ……一つ聞いていいか」
フィアンマ「なんだ。不躾だな」
上条「お前、今何を企んでるんだ。なんでこのタイミングであの話になるんだよ」
フィアンマ「…………」
上条「もしかしてお前―――」
安価↓ コンマ
00-29 上手くはぐらかされる
30-59 適当にあしらわれる
60-99 計画を伝えられる
フィアンマ「いいだろう。貴様には特別に今後、俺様のとる道を教えてやる」
上条「やっぱり何か企んでたのか」
フィアンマ「当然だ。俺様は軍師だぞ? 戦略を掻き立てる事こそ俺様の務めというものだ。それ以外に俺様が望む物などない。あの三流に仕える身分に甘んじているのもそれが故だ」
上条「で、今度は何を企んでるんだよ」
フィアンマ「……この城の兵を駆逐する。速やかに城を接収し、対斎藤の前線基地として備えを固める」
上条「―――は?」
フィアンマ「聞こえなかったか。長山城の勢力は半ば独立勢力だ。遠山一族のように一定規模を持つならばとにかく、小城一つで独立勢力などと嘯く輩がいれば面倒だ。ならばいっその事、奪い取ってしまった方が楽だろう?」
上条「テメェ……本気で言ってんのか?」
フィアンマ「本気だとも。小城の1000人で美濃獲りに動けるのだ。これは貴様にとっても悪い話ではあるまい?」
上条「助けたんだろ。味方だったんじゃねーか。なのになんでそんな話になるんだよ!」
フィアンマ「味方……? 利害が一致しただけの他人だろうが。別にこのような小城、味方に置く価値もない」
上条(くそっ……やっぱりろくでもない事考えてやがった!)
上条(……だけど、こいつの言う事だ。きっと100%間違いってわけでもないんだろう。でもだからといって、これ以上汚名を被る意味なんてないはずだ)
上条(……フィアンマ)
上条「>>465」
これ以上武田の汚名が広がると、誰も武田に降伏したり同盟しようとしなくなるので
この戦場だけでなく天下統一まで考えたらここで信用を失うのはよくない
上条「フィアンマ」
フィアンマ「なんだ。まだ話があるのか」
上条「これ以上武田の汚名が広がると、誰も武田に降伏したり同盟しようとしなくなるんじゃないのか」
上条「この戦場だけでなく天下統一まで考えたらここで信用を失うのはよくない」
フィアンマ「天下統一だと……?」
フィアンマ「ふふ、ふははははは!! 上条当麻、どこでそのような戯言を覚えてきた!」
フィアンマ「馬鹿らしい事を言うな。武田にそのような夢想めいた願望があるわけがなかろう」
フィアンマ「鎌倉以降、源氏の血を継ぎながら頂点に君臨してこなかった武田が、よもや天下統一など馬鹿馬鹿しい。戯言はそこまでにしておけよ?」
上条「そんな事は二の次だ、フィアンマ。いずれにせよ、強権的な行いはいずれ破滅を呼ぶ事になる。武田は血も涙もない独裁者だと思われたいのか?」
フィアンマ「武田が? バカな話を。なぜこの俺様が直々に出張ってきていると思っている」
上条「なんだって……?」
フィアンマ「以前も似たような事があったなあ。あれは確か、天文26年の事だったから……もう9年も前の事か」
フィアンマ「信濃の国人に笠原清繁という男がいた。奴は厄介にも関東管領を呼び水として武田家に抵抗していたのだ」
フィアンマ「まあ、俺様の戦略は瞬く間に笠原の城も関東管領も粉砕してやったがな。見せしめに降伏兵を皆殺しにしてやった事がある。……ああ、奴隷にしてどこぞに払い下げた事もあったなあ!」
フィアンマ「わかるか。その後、信濃衆はくっきりと境界線が敷かれた。それでも武田に従うか、武田に抗するか。その二つにだ」
フィアンマ「だが現状を見ろ、上条当麻。結局そのような遺恨は趨勢に影響を与えなかったぞ。北信の豪族は自らの利益を最優先して武田と上杉に分かれた。貴様の父もその一人ではないか」
上条「…………」
フィアンマ「汚名など、その躍進に比べれば微々たるものだ。そして後世に残るのは、奸臣・フィアンマの冷酷な軍略。お以上で結構ではないか」
上条「……つまり、お前が一身に罪を背負うって言いたいのか」
フィアンマ「そんな殊勝な話なわけがなかろう。単に、俺様が俺様がやりたいように策を巡らす。それだけの話だ。理解できないのであれば、貴様が単に俺様よりも視野が狭窄なだけであるという事だ」
上条「…………」
>>446 訂正
天文26年 → 天文16年
上条(フィアンマは全部計算づくだっていいたいのか)
上条(でも、なんか他に道はあるはずじゃねーのか……?)
上条(なんでもいい。フィアンマが言う道とやらから逸れすぎない程度に、でもこの城の命を失わない方法が―――)
安価↓2
1.代替案を出す(内容も)
2.……それが最善なのか
時間経ってますがおしまいでした
ありがとうございました
明日は夜の部いけそうです
こんばんは
上条「……それが最善なのか」
フィアンマ「今のところはな。それが嫌なら対案の一つは出す事だ」
上条「…………」
フィアンマ「ではな。せいぜい邪魔だけはするなよ」
上条「……フィアンマは間違ってる」
上条「けど俺には何も言い返せなかった……」
上条「>>475」
今に武田は上洛へ向かうだろう
上条「けど、今に武田は上洛へ向かうだろう」
上条「そもそもフィアンマのこんな荒唐無稽な計画が成功するなんて疑問だけど、この犠牲で何かが変わるなら……」
上条「……なんかもやもやするな。誰かに相談するべきか? それとも……」
上条「>>479」
一応インデックスに相談
上条「一応インデックスに相談してみるか……」
上条「……というわけなんだが、インデックスどう思う?」
禁書「なんかいきなりでびっくりなんだけど。その優先順位を入れ替える術式っていうのは初耳だね。原理は何となくわかったけど」
上条「問題はあのテッラがフィアンマに与するかどうかだと思うんだよ。仮にも自分の家の兵たちを皆殺しにするかフツー」
禁書「でもフィアンマの事だからね。何か既に密約があっても不思議じゃないんだよ。それに聞いた話だけど、本来はテッラこそがこの城の跡取りだったらしいんだよ。けど何事かあってやむなく今の城主が跡を継いでいるんだって」
上条「なるほど……その線はありえるな」
禁書「それと関係あるかはわかんないけど、城の外に出てから音信不通になったのはどうやら現在の城主の子どもらしいんだよ。何か一枚噛んでるのかも」
上条「ふむふむ……」
禁書「で、とうまはどうしたいの? フィアンマの事を止めたいと思ってるの?」
上条「いろいろ考えたんだが、たぶんフィアンマは俺にはわかんない大局みたいなのが見えてるんだと思う。だからあいつのやる事は正しいのかもしれない。けど」
禁書「とうまの言いたい事は分かるんだよ。現代とは価値観がー、とは言うけど同じ人間の考える事だもん。きっととうまと同じ感想を抱く人は他にもいっぱいいると思う」
上条「情けない話だと思うけどさ、お前の意見を聴かせてほしいインデックス。きっとお前は俺よりも物事が見えてると思うんだ」
禁書「……そうだね―――」
安価↓3 多数
1.とりあえず推移を見守る
2.阻止するなら今から行動を起こすしかない
禁書「1000人規模で人を殺害する術式なんてそう簡単に準備できるものじゃないんだよ。ただでさえついさっきまで城は包囲されてたんだからね」
禁書「とうまの言う通りテッラがフィアンマに与するかもわからないし。今は様子を見てるのがいいかも」
上条「そっか……ならそうするよ」
禁書「とうま。あんまり考えすぎない方がいいんだよ。それに今城には武田兵やたんぱつもいるんだよ。すぐに発動するなんてことはないかも」
上条「わかった。すまんインデックス」
禁書「別にいいんだよ。話してくれてありがとう、とうま」
上条(他にインデックスに聞いておくことってあったっけ……?)
安価↓
1.ある(内容も)
2.おやすみインデックス
上条「ああ、じゃあ今日の所はもう休むよ。おやすみ、インデックス」
禁書「うん。何かあったらすぐに伝えてほしいかも。とうまにだけ話したって事は何かフィアンマも思う所があるって事なんだよ」
上条「わかった」
安価↓3 多数
1.フィアンマが……
2.そして翌日
フィアンマ「さて、問題はあのテッラとかいう男が俺様の思惑通りに動くかどうかにかかっている」
フィアンマ「一見荒唐無稽な思い付きだったが、実現できる素材があるあたりまさに運は俺様に味方していると言っても過言ではないな」
フィアンマ「さて……どのように利用させてもらうか……」
フィアンマ「>>493」
↑
フィアンマ「そうだな。ゆくゆくは奴の力を利用して足利将軍を動かせるようにするのも悪くない。ふ、なるほど。夢が広がるとはこのようなことを言うのだな」
フィアンマ「まあ片隅に置いておくとしよう。まずはこの城を奪い取る話だが……」
フィアンマ「問題はどうやってあの男を味方に引き込むか、だな」
フィアンマ「あるいは味方に引き込むまでもなく、虚言で躍らせるのも悪くないか」
フィアンマ「夢云々よりも、まずは奴を組み入れなければ始まらん。ここは―――>>496」
↑
フィアンマ「……まあ、地位、名声。そのあたりか」
フィアンマ「見た目で判断するのもあれだが、奴は即物的な男と見た。滅亡寸前の小城など捨てて、俺様の武田につくのは合理的だろうよ」
フィアンマ「……さて、どうやって奴にこの話を持ちかけるかな……それと時期もだ。今すぐにか、それとももう少し懐柔してからか……」
安価↓3 多数
1.いつ会うの? 今でしょ!
2.まずは友好関係を築くのだ
フィアンマ「ふむ。まあ焦る事もあるまい。制限時間といってもせいぜい、斎藤軍がさらに動きを見せたあたりだろう」
フィアンマ「しばらくはヤツと仲良くしてやるのが上策だな。隙を見ては讒言でも盛るとしようか」
安価↓
1.長山城サイド
2.稲葉山城サイド
………
……
…
上条「朝か……今日はえーっと、9月24日……だっけ」
上条「どうやらフィアンマは昨晩中はおとなしくしてたみたいだな。城の様子は昨日と同じみたいだ」
上条「さて、今後の方針がどうとかで呼ばれてるし、広間の方へ行ってみるかな」
フィアンマ「来たか、上条当麻。貴様で最後だ」
美琴「なに寝坊? 戦が終わったからってだらけ過ぎなんじゃないの?」
禁書「まあまあ。それより今後の方針についてなんだよ、フィアンマ」チラリ
鉄装「それに岩倉織田家についてもそろそろ見解を頂きたいかと……状況次第では私もそろそろ岩倉へ返したい所なので」
フィアンマ「ふむ。ではまずは最初の議題だ」
フィアンマ「この城は既にして孤立無援である。東には遠山領と接するが、遠山家にそこまでの余力はない」
美琴「余力がないわけじゃないけど、ちょっと稲葉山に近すぎるのよね。斎藤と全面戦争するには二の足踏むわよ」
フィアンマ「南には岩倉織田家の所領があるが、表立ってはまだ岩倉織田家は間接的に斎藤家と盟を結んでいる事になっている」
鉄装「仮に今回の件を公にするとした場合、位置的に私たちの方が孤立無援になってしまいます。それこそ全面的に武田家の支援を受けるか、あるいは尾張全体が反斎藤に転じるかしないと……」
フィアンマ「と言った所だ。誰か、この城の処遇について意見はあるか」
上条(白々しい事言いやがって……表向きにはこういう態度でいようってのか)チラリ
柿田「」
テッラ「」
上条(長山城の連中も同席してるしな。まあ当然と言ったら当然か……)
上条(よし、ここは―――>>504)
テッラはどうしたいのか聞こう
上条(テッラはどうしたいのか聞こう)
上条(フィアンマがどうしようとしてるのかは知らないけど、先に言わしてみよう。何か変わるかもしれない)
上条「あー、いい?」
フィアンマ「なんだ、上条当麻」
上条「いやさ。個人的には俺らよりも当事者に意見を聞くのがいいと思うんですよね。ほら、テッラとか」
テッラ「私ですか?」
上条「いや自分の城の事だろ? 俺らにいちいち口出しされるよりも何か希望とかあるんじゃないのか?」
テッラ「そうですねー……」
安価↓ コンマ
00-39 捻じれ関係にある尾張を懐柔するべき
40-69 この城は破却して国外に走るべき
70-99 武田に更なる支援を求める
テッラ「個人的には、武田軍がこちらに本腰を入れてくれると助かるんですがねー」
テッラ「そちらに事情があるのはわかりますがねー。武田としても美濃を制する事は重要かと思うのですがねー。私たちとしては旧領の維持さえ叶えば、まずはそれでいいのですから」
柿田「その通りじゃ。私たちはこの美濃の所領、そして幕府奉公衆としての身分さえ保証されればそれでよいのだ」
フィアンマ「なるほどなるほど。それはしかと甲府へ使者を遣わそう。そうだな、早急に送ろうではないか」
テッラ「ありがとうございますねー」
上条(くっ、スルーされた感じか……?)
フィアンマ「さて、次は岩倉織田家についてか。特にないようならばこのまま密盟関係を維持するのみだが」
鉄装「私も現状でしたらそれが私たち的には最上なのですが」
フィアンマ「誰か意見はあるか」
上条(忘れてたが岩倉織田家は俺らが取り持ってるんだよな。何も意見がないというのはまずいか……)
上条(よし、ここは何か言っておくか。―――>>509)
↑
上条「…………」
上条「がんばれよ」ニッコリ
鉄装「はぁ……」
禁書(なんというやる気のなさ。まあ所見ないんだろうね)
フィアンマ「では道中ご苦労だったな。機を見て尾張へ戻るがいい。くれぐれも密かにな」
鉄装「はい。ここまでありがとうございました」
フィアンマ「さて、最後の議題だが。外の美濃兵を放置しているがそのままというわけにもいくまい。外聞も悪いしな」
フィアンマ「何らかの処置をしようと思う。それに名のある武将もいるだろう」
フィアンマ「これについて見解はあるか」
美琴「当然捕えてしまうべきよ。人数がアレなら足軽だけは解き放って、武将だけでも身柄を拘束すべきね」
テッラ「いえ、美濃侍は元来斎藤の直属の家臣ではありませんからねー。ここは帰順を促すのがいいのではないですかね。面識がある者もいるでしょうしねー」
禁書「あるいは敢えて釈放するって言う選択肢もあるんだよ。抵抗しなければ殲滅しないっていう意思を表明するのも悪くないかも」
上条(俺も何か言わないとな……)
安価↓2
1.御坂の意見に賛成
2.テッラの意見に賛成
3.インデックスの意見に賛成
4.独自の見解を話す(内容も)
上条(よし。ここはテッラ先生の意見に賛同しよう)
上条「テッラの意見が妥当なんじゃねーか? やっぱ地元民なんだしさ」
フィアンマ「ふむ……まあ確かにその通りだな。本来この戦の当事者は俺様たちではない。帰順を促す事にしよう」
上条「…………」
フィアンマ「では評定は以上だ。取り急ぎ、外で監視している敵兵どもの処理をする事にしようか」
フィアンマ「顔がきくという長山城の者には出てもらうとして、後1人か2人出てもらうとしよう」
フィアンマ「そうだな―――」
安価↓2まで
1.上条
2.インデックス
3.美琴
4.フィアンマ
5.なし(2回目のみ)
フィアンマ「俺様が直々に出よう。それと御坂美琴、貴様も付き合え」
美琴「私? まあいいけど」
上条(……? 意図的に俺を排除したのか?)
上条「なあ。俺とインデックスはどうすればいいんだよ。やる事なくないか?」
フィアンマ「ああ、貴様らは―――>>518」
オナ
フィアンマ「オナ」
上条「…………」
上条「ん、んん?」
上条「どういう意味だよ」
禁書「尾奈なら東海の地名だね。今川領だけど」
上条「ますますわからん。どういう事なんだよフィアンマ。オナってなんだよ」
安価↓2
1.尾奈の事である(具体的な内容も)
2.そんなこじつけなわけないだろう(具体的な内容)
フィアンマ「禁書目録の言う通り、遠江国の尾奈だ。出張して、今川領から織田氏の動向を観察して来い」
上条「はぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?」
禁書「フィアンマ。遠江とはちょっと遠過ぎかも。どういう事なのかな」
フィアンマ「どうという事はないさ。ただ岩倉織田家との同盟関係において重要なのが今川氏であろう。ならば今川織田の関係は重要ではないか」
禁書「それなら尾張と国境を接する三河か、今川本領の駿河じゃないの? なんで遠江なのかな」
フィアンマ「……尾奈は三河国境と近い。それに浜名の湖に接しているだろう?」
禁書「もしかして、とうまをこの城から遠ざけたいんじゃないの? とうまが邪魔なのかな?」
フィアンマ「何の事かな……」
上条(……いきなりのこと過ぎて話が追いつかねーけど)
上条(インデックスの言う通り、あからさまな思惑を感じる。っつーかそれ以外考えられないだろ)
上条「>>524」
お断りだ
今今川は武田と同盟関係にあり、直接の驚異ではない
よって俺たちが行く必要性が感じられない
もし強行するなら、ばらすぞ
上条「お断りだ」
フィアンマ「」ピク
上条「今、今川は武田と同盟関係にあるんだろ? 直接の驚異じゃないはずだ。俺たちが行く必要性が感じられない」
フィアンマ「……なに?」
上条「もし強行するなら、ばらすぞ」
美琴「?」
フィアンマ「さて……なんの事かな」
フィアンマ「貴様、少々短絡的ではないのか? 何も今川の動向を知るのではない。あくまで対象は織田と言っているだろう」
フィアンマ「今、織田家は斎藤・今川両家と友好関係を築いている。そして武田家も今川家と結んでいるが、今回斎藤家とは破断したといっていいだろう。ならば中間にある織田家を調整する必要がある」
フィアンマ「すなわち、今川・織田といった勢力を反斎藤へ導く必要があるのだ。わかるな?」
上条「…………」
フィアンマ「俺様のいう事に不要なものがあるわけなかろう」
上条「…………」
上条(フィアンマのいう事は一理ある。俺自身、尾張にいる時からこれは思ってたことだ)
上条(選択肢として今川を切るって言うのはまずありえないだろう。だからフィアンマのいう事が一番妥当なのは分かるけど……)
安価↓3 多数
1.……仕方ないか
2.今すぐに行く事でもないだろう
今宵はここまでにいたしとうございまする
ありがとうございました
で、実際オナってどういう意味だったんですか?(棒)
こんにちは
上条「フィアンマ。さすがに俺だって意味の分からない指示には従えない。今すぐに行く事でもないだろ?」
フィアンマ「これは命令なのだがな。従わないというのはそれだけの覚悟があるという事なのだろうな」
上条「確かに俺は武田から禄を食んでる身だけど、だからといって理不尽な命令に従う事は出来ない。そもそも俺は武田に所属しているのであって、お前の部下じゃないだろ。合戦ならなるほどお前が大将だけどそれ以外の事はお前の裁量外だろう」
フィアンマ「……ならばいい。せいぜい惰眠を貪っていろ」
上条「フィアンマ……まさか俺たちを城から追い出すためにあんな事言いだしたのかな」
禁書「あそこまで露骨な事を言い出すとは思わなかったけど……でもそうとしか思えないかも」
上条「俺に不信感を煽らせたいのかあいつは? わかんねえな」
禁書「ま、一応収束したんだしとりあえずいいんじゃないかな」
上条「しかし、見事に干されちまったなー。御坂もテッラとかも城の外で戦後処理の方に行っちまったし」
禁書「まあ私たちがいたところであんまり役に立たないからじゃないかな」
上条「それはいいんですけどね……今日はどうすっかな―――」
安価↓
1.何かする(内容も)
2.特に何もしない(城外サイドへ)
禁書「とうま。少なからずフィアンマを刺激しちゃってるんだし余計なことはしない方がいいかも」
上条「んー、それもそっか。仕方ないな」
禁書「最近はとうまも理路整然とした事が言えるようになってきたよね」
上条「以前まではそうでなかったと?」
フィアンマ「さて、様子はどうだ?」
美琴「敵の武将は二人ね。いずれも裏手門に配置されていた武将のようよ」
テッラ「敵の陣営も判明してきましたねー。どちらからお耳に入れましょうか?」
フィアンマ「先に敵の陣営の話を聞こうか」
テッラ「わかりましたねー」
テッラ「初陣の総大将は揖斐郡揖斐城の揖斐周防守、参謀についていたのが武儀郡関城の長井隼人正。ここまではいいでしょう」
テッラ「備えには池田郡本郷城の国枝大和守と、二階堂出雲守。二階堂は後に裏手門に回されたようですねー」
テッラ「そして裏手門には猛将の呼び声高い各務郡宇留摩城の削板軍覇が配置されていましたねー」
美琴「あ、ちょっといい? そのうち削板と二階堂はいまこっちで身柄を押さえているわよ」
フィアンマ「なるほどな」
テッラ「それで第二陣ですがねー。援軍大将は長井隼人正の弟分である吹寄制理、そして備えに遠山傍流の遠山主殿助と、本巣郡の御坂美鈴……これはこちらの御坂美琴さんのご母堂でしたか?」
美琴「……そうね。その通りだけど」
テッラ「まあこの通りですねー。国枝隊と御坂隊は撤退していますが、それ以外はほぼ壊滅。援軍大将の吹寄制理は戦傷を負って離脱したために兵の殆どはここに残っているようです」
フィアンマ「なるほどな」
テッラ「特徴としては長井・吹寄兄妹を除くと斎藤の中核を担う武将が存在しないという点でしょうかねー。基本的には諸豪族を寄せ集めた形の混合軍であったようです」
美琴「敵の連携が微妙だったのも多分そのせいね。案外、長井隼人正あたりの独断専行だったっていう線もありえるわよ」
フィアンマ「まあいい。さて、帰順を促すという件だが、具体的にどのようにすべきかな」
テッラ「二階堂は小領しか持たぬ古い名門ですからねー。削板殿次第でしょうか」
テッラ「彼の所領は尾張と美濃のまさに国境にあります。それを考慮の上で決断するのがよろしいかと思いますかねー」
フィアンマ「ほう。それはいいことを聞いた」
美琴「犬山城と宇留摩城は目と鼻の先よ。木曾川を挟んで対岸にあるといってもいいんじゃないかしら」
フィアンマ「なるほどな。つまりこの長山城と、尾張の岩倉城のほぼ中間点にあると言い換えてもいいわけだ」
フィアンマ「ならば削板軍覇の扱いは割と重要になって来るな……それまでの方針を改めるくらいに」
美琴「? 何か言った?」
フィアンマ「フン、なんでもない。では決めよう。削板軍覇をいかな条件で投降させるか」
フィアンマ「そうだな……>>539」
フィアンマ「ふむ。まあ適度に稲葉山への讒言で寝返らせるのが妥当か」
テッラ「削板軍覇についての調略はこの私に任せてほしいですねー。彼の性格はよく聞いています。それに義に篤い性格ですからねー、利用できそうですよ」
フィアンマ「それはいい。では任せるとしよう」
テッラ「ごきげんよう削板軍覇殿。こたびは武運拙く、残念な結果に終わりましたねー」
削板「ん? お前は……確か以前稲葉山で見たな。確かこの城の御曹司だったか」
テッラ「お久しぶりですね。こうして立場が違えても話をできる事を嬉しく思いますよ」
削板「それで何の用だ? 斬るならさっさとしろ。既に根性は座っているぞ」
テッラ(思っていた通り、それが口癖でしたか)
テッラ「いえ、その前に一つだけ疑問がありましてねー。質問をしてもよろしいでしょうか」
削板「なんだ」
テッラ「それがですねー。かの義に篤い削板軍覇殿が、いかな理由で稲葉山方につかれているのか疑問に思いましてね」
削板「ふん。主に従うのは武士の務めだろうが。むしろ主に逆らうお前らこそが根性がなってねぇ」
テッラ「いえいえ。私たちはあくまで、稲葉山の殿に討ち取られたご先代様の遺志に忠実であるだけなんですねー。知っていますか? 今の国主様は、実の父を殺害して国を奪い取ったという事を」
削板「そんな噂は確かに聞いた事があるな」
テッラ「噂ではなくどう考えても真実でしょう。国の統一に血が流れるのはなるほど道理です。しかし実の子が父親を殺す教えがどこにあるとお思いですか?」
削板「いや、俺が聞いた話によると国主殿は先代の実の子ではなくてだな」
テッラ「そんな莫迦な話がありますか? そんなのどう考えても見え透いた大義名分でしょう。そんな事は誰しもが知っていて、しかし美濃侍はこぞってそれを見ないふりをしている」
削板「…………」
テッラ「あなたほどの人が事の真実を知らずに踊らされているのはなんとも悲しい話ですねー。どうです? ここからはともに手を取り合いませんか?」
テッラ「―――義のために」
削板「…………んー」
安価↓ コンマ
00-69 義のために!
70-99 お前が嘘をついている可能性もあるだろう
削板「……そんな事情があったとはな」
削板「なるほどなあ。そいつはいけねぇ。根性がなってない。子供が親を殺すなんて一番あっちゃなんねぇ事だ」
削板「いいぜ。今から俺はお前らと同志だ! ナンバー7削板軍覇が力を貸してやるぜ!」
テッラ「ありがとうございます。さすが、話せばわかって頂けると思っていました」
削板「しかし他の連中も俺みたいに騙されてたのか、それとも根性のない連中だったのか」
フィアンマ「さてな。おいそこの。貴様はどうなんだ」
二階堂「わ、私ですか? 私はその」
削板「なに? もしや二階堂、お前……」
二階堂「わ、私も知らなかったのだ! こ、こうあっては仕方あるまい! これよりは削板殿同様、私もそなたらに同心しようではないか」
削板「お前もそうだったか! おのれ斎藤……」
フィアンマ(結果は上々だな。テッラという男、なかなかやるではないか)
フィアンマ(しかし犬山の対岸を抑えたとなると状況は変わってくるな。犬山織田家は岩倉と仲が悪いと聞くが、その一方で双方とも末森織田家の影響下にある)
フィアンマ(犬山が目の上の瘤だが、この削板軍覇を利用すれば案外易く美濃への足掛かりをつかめるかもしれんな)
フィアンマ(尾張全体を親武田に引き込めればまさに上々だ。上条当麻の言う通りに運ぶのは口惜しいがな)
フィアンマ(さてどうする。軌道修正は必要か……?)
安価↓3 多数
1.削板軍覇加入で状況は変わった。軌道修正する
2.いずれにせよ、長山城は接収する
フィアンマ「よし、削板軍覇よ。貴様はこの美濃の要石だ。これより俺様がしかと……意見を出すゆえ、よく考えて行動せよ」
削板「ああ任せろ。頭脳労働は頭よさそうなヤツに任せた!」
二階堂「わ、私はいかようにすれば……」
フィアンマ「貴様は長山城にでも入っていろ。少しは兵力の足しになるだろう」
フィアンマ「……さて、思わぬ収穫があった。城に戻ったらさっそく軍議だな」
フィアンマ「ヤツに調子づかせるのは遺憾だが、そんな事は一瞬の情動に過ぎん。あくまで俺様は大局のために行動するのみよ」
途中、夕食で抜けましたごめんなさい
今日はここで切ります。ありがとうございました
暇だったら出てきた地名とかをグーグルマップとかで調べてみるといいかも?
余裕あったら地図でも作ってうpしてみます
こんにちは
眼鏡見つけたら始めます
………
……
…
上条「あれ? お前確か……」
削板「おう! 前にあったな! 根性ある栗頭!」
禁書(ウニって言われないのは美濃に海がないからなのかな)
フィアンマ「この男……削板軍覇は俺様たちの軍に合流した。これよりは彼の加入によって多少の方針転換を考慮しようと思っている」
上条「方針転換?」
フィアンマ「……まあいい。ではまとめようか」
フィアンマ「我が武田家は、先の戦で斎藤家との対抗戦略を取らざるを得なくなった。まあ当然だがな」
フィアンマ「だが俺様たちは直接斎藤氏の領土と接しない。……しなくもないが、信濃の険しい山に隔てられている」
フィアンマ「それ故に頼みの綱は、同盟国である東美濃の遠山氏、そして北尾張の岩倉織田なのだが……」
フィアンマ「両者とも斎藤氏と全面的に衝突するにはいささか勢力的に強くない。しかも岩倉織田に限っては密約であるからおいそれと出兵するわけにもいかない」
フィアンマ「そもそも尾張の情勢は、末森織田家が他の織田家を糾合してほぼ統一せんという勢いだ。唯一対抗していた清州織田がまだ抵抗を続けているかは伝わってきていないが、まあ末森織田を基準に考えていいだろう」
フィアンマ「末森織田は、駿河の今川、そして美濃の斎藤を味方につけていた。まあ清州織田との対抗戦略上のことだとは思うが、いずれにせよ未だその関係は健在だ」
フィアンマ「当然、岩倉織田家も末森織田家と同じく今川・斎藤両氏とは味方の関係にある」
フィアンマ「俺様たち武田家は今川氏とは確固たる同盟を結んでいる。だがその一方で斎藤氏とは今回の件で敵対する事となった」
フィアンマ「ここだな。捻じれの関係になっているのは」
フィアンマ「さて、そして今。削板軍覇が俺様たちの盟に加わった。彼はここから少し西に位置する宇留摩城の主だ」
フィアンマ「この宇留摩城は美濃と尾張の国境。そして織田家中の有力な勢力の一つである犬山城と接しているのだ」
フィアンマ「そして犬山城から少し南に行ったあたりに、岩倉城は位置している」
禁書「なるほどね」
上条「……どういうことだ。インデックス」
禁書「つまりその宇留摩城っていうのは織田家から見れば足掛かりになるんだよ。尾張と美濃の国境を決めているのはこのあたりだと木曾川の流れなんだけど、当然、宇留摩城は木曾川を越えた先にあるってことだよね。だから……」
上条「なるほどな。前線基地として立地に優れているって事か」
フィアンマ「さらにこの長山城との連携も取れないではない。この二城を中心に諸豪族に呼びかればさらに増えるかもしれんからな」
上条「おお……」
上条(フィアンマのヤツ、城を奪い取るとか言ってたけど、もしかして中止の方に傾いてるのか?)
フィアンマ「まあ現状の把握としてはこんなもんだろう。誰か、改めて今後の戦略について見解を述べられるヤツはいるか?」
上条(ここで決定的な案を出せばフィアンマも乗り換えてくれるに違いない!)
上条(よし―――>>552)
当面西美濃~信濃南部間の諸城を勢力圏に収め足場を固めるべき
上条「当面、東美濃から信濃南部間の諸城を勢力圏に収めて、足場を固めるべきだと思う」
フィアンマ「ふむ。この機に本格的に美濃方面に転進せよという事か」
上条「岩倉織田家とは密約があるからまだ本腰は入れられないだろうけど、でも防波堤にはなるし安心の種にはなるだろ? 隣国の尾張を気にしなくてもいいっていうのは結構大きいんじゃないか」
フィアンマ「そうは言うがな上条当麻。俺様たちが盟を結んでいるのはあくまで岩倉織田家のみだ。犬山をはじめ、大多数の織田家とは疎遠な関係と言っても過言ではなかろうよ」
上条「そ、そこら辺の工作はおいおい進めるとして……」
禁書「でも本格的に美濃方面に武田が目を向けているって知れば、織田も国ごと同調する可能性もあるんだよ」
フィアンマ「それもそうだな」
上条(よし。フィアンマはだいぶこちらの意見に傾いていると見た)
テッラ「コホン。よろしいですかねー?」
フィアンマ「なんだ。言ってみろ」
テッラ「勢力圏、というのはいったいどういう意味で仰られているのか。そこのところをお聞かせ願いたいですねー?」
上条「どういう事だよ」
テッラ「いえ。別にとやかく言うつもりはないんですけどねー。ただもう少し具体的な話をお聞きしたいんですよ」
テッラ「あなた方にとっての勢力圏、というのは、いったいどういう意味なんですかねー?」
上条「それは―――」
安価↓2
1.遠山氏のように盟を結んだ関係
2.木曾氏のように傘下に迎えた関係
3.慈悲はない。諏訪のように武田の直轄地となる
そろそろ仕事に戻るのでこのあたりでしめさせて頂きます。安価はこの下という事で
ありがとうございました
ご無沙汰しました
前回の安価↓は意味なかったですね
上条(テッラにフィアンマの思惑を突き付けてやろう)
上条「ま、これはうちの大将から聴いた話なんだけどさ」チラ
フィアンマ「…………」
上条「なんでも、この城を接収して武田の支配下に置きたいらしいんだよ。もちろん抵抗すれば―――」
柿田「な、何を仰られる!」
上条「いやいや。これは上条さんの意見ではなくて、あくまでフィアンマの意見だって。そうだろ? フィアンマ」
フィアンマ「――――――」
安価↓ コンマ
00-19 その通りだ
20-59 その通りだが、それは過去の話だ
60-99 何の事かな?
フィアンマ「……ふっ」
上条「…………」
フィアンマ「その通りだ。そしてその予定になおも変更はない」
上条「!?」
柿田「なん……だと……?」
テッラ「これは、どういう事ですかねー?」
フィアンマ「なに、簡単な事だ。貴様らは斎藤方からすれば美濃の癌。そして我々からすれば離れた場所にある味方……といったところか」
フィアンマ「しかし俺様たちは美濃のほかに、越後にも敵を抱えている。おいそれと兵力を分散させるわけにはいかんのだよ」
上条「それは今ごろ甲府で工作が進められてるはずじゃなかったのかよ!」
フィアンマ「それが上手くいっているという保証がどこにある。いずれにせよ、北信に兵を割かないわけにはいくまい」
上条「ぐぬぬ……」
禁書「ちょっと待つんだよ。状況が変わったって言ったのはフィアンマかも。それにそれじゃあせっかくこちらに加わった二将になんて説明するのかな?」
フィアンマ「ふむ……」
フィアンマ「いいか、話を戻すぞ」
フィアンマ「本来、抵抗するであろう城兵を皆殺しにしてでもこの城を奪い取り、改築して砦とする目論見だったが」
フィアンマ「だが宇留摩城を得たのは大きい。長山に敵兵力を集中させて一気に制圧する予定だったが、それよりもより安全に手を進める事が出来る方法が今ならばある」
テッラ「お聞かせ願えますか?」
フィアンマ「先ほど言った通り、尾張との接続が可能となった。これを使わない手段はあるまい」
テッラ「つまり?」
安価↓2
1.全尾張を味方に引き込むのだ
2.岩倉織田家をいよいよ矢面に出させるのだ
3.その他(自由安価)
フィアンマ「全尾張を味方に引き込むのだ。岩倉織田家など足掛かりに過ぎん。本命は当然、尾張最大勢力を持つ……末森織田家だ」
テッラ「では、私たちの城を接収するという件は?」
フィアンマ「いずれにせよ、尾張を引き入れるには時間を要する。それまでにこの城が再び攻め込まれないとは限るまい。それならばいっそのこと、貴様らは武田に心中し、四つ割菱の旗印を掲げた方が幾分か牽制になるだろう?」
禁書「つまり、あくまで平和的にっていう事だよね?」
フィアンマ「……無論だ。僅かとは言えども貴重な戦力には違いあるまい。ただこの城は現段階では手放してもらうがな」
テッラ「なるほど。得心がいきましたねー」
フィアンマ「いかがかな。城を預かる身、としては……?」
柿田「む、むむむ……」
安価↓2
1.致し方ない
2.城主の地位だけは保ちたい
3.断固拒否
柿田「い、致し方あるまい……もとより未来のなかった身だ。甲斐の名家ともあれば面目も保てよう」
柿田「よいな。テッラよ」
テッラ「叔父君がよろしいのであれば私は構いませんねー」
フィアンマ「円満で実に結構だ。ではこれより、長山城は俺様たち武田家の飛び城である」
美琴「なんか気に食わないわね……私の領地を挟む形に形になるじゃないの」
禁書「そんな細かい事言ってても仕方ないんだよ。それにフィアンマだって現段階って言ってたんだから」
上条「……ああ、なるほどな。いずれは返還するかもしれねーってことか」
フィアンマ「さて、俺様たちはこれより三つの仕事がある。特に今はとにかく人が少ない。早急にこれらの問題を片づけねばならない」
フィアンマ「一つ、甲府への連絡と増援の要請。それと越後側の動静を確認すること」
フィアンマ「これは言うまでもないだろう」
フィアンマ「二つ、長山城と宇留摩城の防備拡充」
フィアンマ「敵をほぼ壊滅させたとはいえ、敵もいずれ転進するだろう。備えを厚くせねばなるまい」
フィアンマ「同時に我らに賛同する諸豪族の懐柔。これも可能であれば行う必要があるだろうよ」
フィアンマ「そして三つ。……この成否が美濃の行く末を決めると言っても過言ではないだろう」
フィアンマ「尾張への工作。そして甲尾間で同盟を成立させるのだ」
フィアンマ「……さて、問題は人員の配備か」
フィアンマ「甲府への使者、長山城代、尾張への工作……」
フィアンマ「さて誰をどのように配置させるかだが―――まずは甲府へ使いに行く者だな」
安価↓2
1.上条
2.インデックス
3.フィアンマ
フィアンマ「これは禁書目録に任せようか」
禁書「わたし? わかったんだよ」
フィアンマ「さて、甲府までは美濃・信濃・甲斐と渡り歩くわけだが一人で問題はあるか?」
禁書「>>573」
護衛が欲しい
禁書「さすがに護衛が欲しいかも。一人で山越えは厳しいんだよ」
フィアンマ「は、それは当然だな。では―――」
安価↓
1.数人の兵をつける
2.上条を同行させる
3.テッラを同行させる
4.甘ったれた事を言うな
フィアンマ「上条当麻。ついでだ。貴様も禁書目録に同行して甲府へ戻れ」
上条「あ、ああ……」
上条(今度こそ厄介払いじゃねーだろうな)
フィアンマ「残りの者で城の防備にあたるという事でいいな?」
美琴「ちょろっとー? 私たちはいつになったら帰してくれるわけ?」
フィアンマ「貴様の岩村城とここでは少し距離があるからな。可能ならばもう少し逗留してもらいたい所だが」
美琴「……まあいいわ。せいぜい兵力の補給でもしておくわよ」
フィアンマ「よし。残った旧長山城勢は俺様の指揮下に入れ。削板軍覇。貴様は城に戻り、状況が変わるまで様子見に徹するのだ」
削板「わかったぜ!」
フィアンマ「では頼んだぞ。禁書目録には個別で伝える事がある。少しここに残れ」
禁書「わかったんだよ」
上条「出発は明日か……インデックス。フィアンマからはなんて?」
禁書「さっきの話の確認だね。特に越後の動きについては詳細を聞いてくるように言われてるんだよ」
禁書「それと増援は武将を一人から二人連れてくるようにとも言われてるんだよ。まあ城将レベルだと厳しいと思うけど」
上条「なるほどな」
禁書「明日は朝早く出るんだよ。とうま、もう休む?」
安価↓
1.休む
2.インデックスと話をする
………
……
…
禁書「とうま。今までで情報を整理しておきたいことがあるんだね?」
上条「ま、美濃に入ってこういう機会もあんまりなかったしな。せっかくだからと思ってさ」
禁書「わかったんだよ。じゃあ誰の話をしようか?」
安価↓2まで
情報を整理したい人物の名前を
ない場合は↓とでも
多いので3つまでという事にします。あらかじめ言ってなくてすみません
上条「なあ、援軍の大将に吹寄がいたっていう話を聞いたんだが……」
禁書「ふきよせ? ああ、とうまのクラスメートの」
上条「覚えてたか。焼き肉食ったもんな。……いや、よく覚えてたな。お前食ってただけだったのに」
禁書「私の完全記憶能力を甘く見過ぎかも」
禁書「えーっと、話を総合するとその子はたんぱつが討ち取った長井隼人正の弟、っていう話だったよね」
禁書「前にも話したかもしれないけど、長井隼人正の出自には諸説あるんだよ。有力な斎藤家の家臣だったのは間違いないけどね。だから家族関係は確定的じゃないんだよ」
上条「ああ。斎藤道三の弟……だっけか」
禁書「まあ今回はあんまり関係ない話かな。長井隼人正の弟、あるいは息子として伝わる武将といえば―――」
禁書「長井道勝。美濃不破郡の今須城を治める武将なんだよ」
上条「ああ。知らんわ」
禁書「関ヶ原って言えばわかるかな。とにかく美濃でもかなり西の方の城の人だね」
上条「で、どんな武将なんだよ。有名なのか?」
禁書「うーん……正直兄ほど有名ではないかも」
上条(その兄すら知らなかったんですがね)
禁書「ただ斎藤道三を討ち取った人物の一人とされているんだよ。武勇に優れていたんだろうね」
上条「なるほどなー……しかし吹寄は戦線離脱してるんだよな」
禁書「心配なの?」
上条「そりゃあな。特にあいつが記憶もちとかだったら目も当てられねえだろ」
禁書「そうだね……」
上条「次は―――そうだ。そういえば御坂のお母さん……美鈴さんがいたらしいな」
禁書「みたいだね。本巣郡の豪族って言ってたけど、これだけじゃあさすがにわからないかも」
上条「ま、俺たちは会ってすらいないしなー」
禁書「気になるなら今度たんぱつに聴いてみるといいんじゃないかな。ヒントがあれば私でもわかるかもしれないんだよ」
禁書「ちなみに本巣郡っていうのはここから西の方だね」
上条「じゃあついでに御坂はどうだ? 味方だし何か分かってるのか?」
禁書「そうだね。たんぱつについてはヒントは十分だから完全に特定できるんだよ」
禁書「遠山氏にはたくさんの分家があるんだけど、たんぱつは本家の、それも若当主って言われてたんだよ」
禁書「つまり、まだ家督を継いで間もないという事。そして丁度符合するのが、この年に父親の死で家督を継承した―――」
禁書「岩村城主・遠山景任なんだよ」
禁書「遠山諸氏をまとめ上げて、それに外交で斎藤・武田・織田を渡り歩いた人物だね。小勢力として生き残りをうまく図ろうとした人物なんだよ」
禁書「どんな武将だったかはよく知らないけど、割と戦場に出る武将だったみたいだね。その最期は戦傷死だったとされているし」
上条「なるほどな。御坂らしいと言えば御坂らしいな」
禁書「逆に言えば、最後は武田に歯向かって死んだ人物っていう事なんだよ。だからくれぐれも……」
上条「なるほど。御坂の動向はしっかり掴んでおかないとって事か」
禁書「……今晩はこんなところでいいかな?」
上条「ああ。参考になったよ」
禁書「じゃあそろそろお休みするんだよ。明日は早いからね。ちゃんと一人で起きてよ?」
上条「はいはい。わかってますよー」
禁書「……まあいいんだよ。いざとなったら起こすから」
上条「朝っぱらから噛り付くのだけは勘弁して下さい……」
安価↓
1.翌日へ
2.その頃、稲葉山サイドでは
………
……
…
*「揖斐周防守殿、長井隼人正殿、遠山主殿助殿が討ち死に。その他はいずれも敗走との事です」
*「ことさら吹寄制理殿が負った傷は深く、しばらくは戦陣には加われぬとのこと……」
安価↓2
稲葉山城の主とは?
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
旅掛「ふーん? あ、うちの妻は? 無事だったのか?」
*「なんでも決戦を割けて撤退したとか。今回派遣した部隊の中で唯一ほぼ無傷で帰還されているようです」
旅掛「はっはっは! さすがはうちの妻だ。なんというかマジで面目が立たない」
*「しかしいかが致しますか。遠山一党や長山城の造反が、他の諸豪族にも波及する恐れが……」
旅掛「そうだなー。まあいずれは制圧するとして、だよ。結局は斎藤・織田に挟まれた小勢力だ。残念だが数か月と持たないだろう」
旅掛「だがこのまま負けっぱなしだと心証がよくないからなー。やっぱり潰しておいた方がいいよな?」
安価↓
00-29 主力軍を率いて潰す
30-69 さらなる大軍を派遣する
70-99 様子を見よう
旅掛「そうだな。やはり俺が自ら率いていくしかないな。重臣六名をつけて大々的に出陣しようか。仕度をしろ、竹腰」
竹腰「承知致しました」
旅掛「よしよし。それで留守は―――」
安価↓2
1.禁書キャラ(名前も)
2.史実人物
安価↓ コンマ
ゾロ目 ヴェント
その他 史実人物
旅掛「母御の姉妹である貴女にお願いしよう。よろしいですかな?」
ヴェント「……ああ、任せなよ」
竹腰「殿、そろそろお支度を」
旅掛「よし。では行くか」
旅掛「ちょーっと美濃の平和に足りないものを、示してくるかな。力技になるがね」
………
……
…
やってしまった…
さっきも低確率安価出しちゃったし
しばらくコンマ安価参加はやめよう…
とまあ、レールガン始まりましたしこのあたりでおしまいです
ありがとうございました
今日は人がいてよかったです
次回は明日か明後日の夕方になると思います
スミマセンがよろしくです
>>602
やや、お気になさらずww
まあこうなったらこうなったでトリッキーで面白いです
新約8巻の試し読みしてたらこんな時間……
すみません
………
……
…
安価↓コンマ
奇数 その朝は爽やかなものだった
偶数 その朝は騒がしいものだった
「とうまぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガブリ
上条「!? !? いてぇ!! すごく痛い!!」
禁書「とうま? 昨日言ったよね。明日は早いって。なのに何で寝坊とかするのかな!」
上条「う……い、インデックス……。起こしてくれるのは本当に嬉しいし申し訳ないとも思っている。ああ思っていますとも。だがこうがぶがぶと噛みつくのだけは勘弁して下さいよ……」
禁書「噛まれる事をするとうまが悪いかも! 私が意味もなくとうまに噛みついた事が一度でもあったかな!?」
上条「……割と。でもインデックスさんはそう思ってないそうですし、はい。もういいです」
禁書「まったく……減らず口こそ減らしてほしいかも」
フィアンマ「では頼むぞ。禁書目録。くれぐれも現状に即した対応をして来い」
禁書「わかってるんだよ。援軍も期待してるといいかも」
上条「それまでの事は任せたぞ。フィアンマ。それと御坂」
御坂「は? 私? ……はいはいわかってるわよ。いいから早く行きなさいよ」
上条「御坂さん、もしかして上条さんの事嫌いですか?」
御坂「別に? っつーかどうでもいいわよ。早く行きなさいってば」
上条(これは……この笑みも照れもないこの返しは、噂に聞く無関心! せっかくだしと思って聞いてみたけど、御坂の俺に対する好感度ってここまで低かったのか)
禁書「ほらとうま。行くんだよ。とうまは護衛なんだからね」
上条「ああ、はいはい。じゃ、頼んだぞー」
上条「お。今回は地図ありか」
禁書「ここまでは夜間の強行軍だったからね。さすがの私も来た道をそのまま帰れと言われても難儀すると思うから」
上条「で、安全度って言えばいいのか? そこらへんはどうなってるんだ? やっぱ敵地だし、慎重に移動した方がいいのか」
禁書「そうだね。行きは援軍の事もあったから木曾福島を通ったんだけど、帰りは必ずしもそっちを通る必要はないんだよね」
禁書「つまり、行きと同じく遠山領を経由して木曾川沿いを通るか」
禁書「天竜川沿いを通って信濃の武田領を通過するか」
上条「どう違うんだ?」
禁書「木曾川ルートは、まあ遠山氏・木曾氏と親武田の所領を通過するんだよ。ただし木曾を越えるまではずっと山道だね」
禁書「一方で天竜川ルートは、最初に険しい山を越えるけど、越えてしまえば後は特に険峻な道はないんだよ。所領も武田氏直属の領土だしね」
上条「なるほど」
禁書「本来は正使の私がルートを決めるべきかもだけど、まあ警備上の理由って事でとうまが決めてくれていいんだよ。そっちのルートにする?」
上条「そうだなー……」
安価↓3 多数
1.木曾川ルート
2.天竜川ルート
上条「まあ行きが平気だったんだから帰りも平気だろ。木曾川ルートにしようぜ」
禁書「わかったんだよ」
禁書「とにかく、遠山氏の治める恵那郡に入るまでは少し引き締めて行った方がいいんだよ。顔が割れてる事はないと思うけどね」
上条「ああ。山賊とか普通に出るしな、この時代」
安価↓コンマ
00-59 恵那郡へ
60-99 事件発生
上条「……ん?」
禁書「どうしたのとうま?」
上条「いや、向こうで―――>>618」
デカイカブトムシがいじめにあってる
上条「なんか、デカイカブトムシが……」
禁書「……なんだろうあれ。ちょっと気持ち悪いかも」
ゲシゲシ ツンツン
上条「なんというかすげー異様な光景だよな。どうする、インデックス」
禁書「私に聞くの? う、うーん……」
安価↓2
1.当然、助ける
2.とりあえず様子を見る
3.いま日本人に求められているのはスルースキル
4.いじめに加わる
禁書「よーし。じゃあ私に任せるんだよ!」
上条「じゃあ上条さんはここで見てるわ」
インデックスは見かねて、
禁書「まあ、そんなかわいそうなことをするものではないんだよ。いい子だから」
と、とめましたが、子どもたちはきき入れようともしないで、
*「なんだい。なんだい、かまうもんかい」ゲシゲシ
といいながら、またカブトムシを、あおむけにひっくりかえして、足でけったり、砂のなかにうずめたりしました。
カブトムシ「……」
インデックスはますますかわいそうにおもって、
禁書「じゃあ、お姉さんが>>623をあげるから、そのカブトムシを売っておくれ」
※持っている(持っていそう)なもの
黄金一枚
禁書「じゃあ、お姉さんが黄金一枚をあげるから、そのカブトムシを売っておくれ」
といいますと、こどもたちは、
*「うんうん、黄金一枚をくれるならやってもいい」
といって、手を出しました。そこでインデックスは黄金一枚をやってカブトムシをもらいうけました。
子どもたちは、
*「お姉さん、ありがとう。また買っておくれよ」
と、わいわいいいながら、行ってしまいました。
そのあとでインデックスは、頭からにゅっと突き出したカブトムシの角をやさしくなでてやって、
禁書「やれやれ、あぶないところだったんだよ。さあ>>625」
私と一緒に行こう
禁書「さあ、私と一緒に行こう」
カブトムシ「……」
禁書「なんてね。カブトムシが言葉を話せるわけないかも。とにかく―――」
カブトムシ「……ありがとうございました。おかげで子どもたちに怪我をさせることなく済ませる事が出来ました。感謝の極みです」
禁書「」
上条「おーい、インデックス。いじめっ子たちは帰ったようだけど……どうした?」
禁書「こ、こいつ、喋るんだよ!」
上条「へ?」
カブトムシ「おや、お連れ様でしたか。彼女には助けられました」
上条「」
カブトムシ「おや、どうかしましたか……ああ、そうでした。私としたことが失念していましたよ」
カブトムシ「私はカブトムシ05。どこにでもいるただのカブトムシです」
禁書「お前みたいなカブトムシがいるかなんだよ!」
上条「いや待てインデックス。……なんかこのフォルム、どこかで見た覚えが」
禁書「え? 学園都市製の生物兵器なの?」
上条「……だったっけ? まあいいや。こいつどうすんの?」
カブトムシ「こちらの方が同行を勧めて下さったのですが」
上条「え、インデックス。こんなデカイのを連れてくのか? なんで?」
禁書「>>628」
↑
禁書「だって、かわいいから」
上条「かわいいかぁ? どっちかというとカッコいい系のような気も……」
カブトムシ「お褒めにあずかり光栄です」
上条「まあ上条さんは別にいいけどさ……いいのか? お前はどうなんだよ。カブトムシ」
カブトムシ「そうですね……」
安価↓ コンマ
奇数 ついて行きます
偶数 用事があるので……
カブトムシ「ご一緒したいのはやまやまなのですが、私にも用事がありまして」
上条「ほら。インデックス、無理言っちゃいけません」
禁書「う、うーん。私たちもそれなりに急いでるしね……」
上条「だろ? だから諦めなさいって」
禁書「……」
安価↓
1.わかったんだよ
2.用事ってなに?
3.恩を売ったんだから高く買うべきかも
禁書「恩を売ったんだから高く買うべきかも」
上条「って脅すのかよ!」
カブトムシ「それは……確かに」
禁書「私たちは今ちょっと急ぎの旅の途中なんだよ。護衛としてついて来てくれればそれでいいかも」
カブトムシ「旅ですか……ちなみにどちらへ?」
禁書「甲府なんだよ」
カブトムシ「甲府ですか……」
禁書「往復しても5日とかからないんだよ。だから一緒に行こう?」
安価↓
00-69 わかりました
70-99 どうしてもダメ
カブトムシ「わかりました」
上条「え」
カブトムシ「恩人の頼みとあらば仕方ありません。お供しましょう」
禁書「わーい」
上条「ちょ、いいのかよ。用事があるとか言ってませんでした?」
カブトムシ「ええ。私の用はお気になさらず。私も多少心得はありますので護衛としては機能すると思いますよ」
上条「そ、そうですか……まあいっか」
禁書「じゃあ行くんだよ!」
カブトムシ「あ、せっかくですから私の背にお乗り下さい。そちらの男性込みだときついですが、貴女一人ならなんとかなります」
禁書「お言葉に甘えさせてもらうかも」
上条「……で、こいつはマジでなんなわけ?」
禁書「とうま。ここからは遠山氏の領内なんだよ」
上条「あれ。結構早く着いたな」
禁書「まあ長山城は美濃でも東寄りだったからね。木曾川に出たら後はそれを北上するだけなんだよ」
カブトムシ「木曾路を行くのですか。大変ですね」
禁書「私も伊那の方がいいと思ったんだけどね。でもとうまが……」
上条「えー……上条さんここで責められるんですか」
禁書「どうするとうま。ここからは山道が続くから、もし里で休むならこのあたりで探すべきだと思うけど」
上条「ん、そうだな。まだ疲れてはいないけど―――」
安価↓2
1.休めそうな人里を探そう
2.少しでも距離を稼いでおこう
上条「いや、せっかくだしさっさと進んでおこうぜ。野宿なんて慣れたもんだろ」
禁書「それもそうだね。それにこの子もいるし」
カブトムシ「申し訳ありません」
禁書「気にしなくていいんだよ。私たちが急いでるのに違いないしね」
上条「じゃあさっさと木曾を目指して行こうぜ」
安価↓ コンマ
00-59 何事もなく一日が終わった
60-99 事件発生
………
……
…
上条「暗くなってきたな。そろそろ灯りをつけるか」
カブトムシ「では私が休息のとれそうな場所を探してきましょう」ブーン
禁書「ほらね。助かってるんだよ!」
上条「いや、お前は歩いてないからいいんだろうけどさ……」
禁書「まあとうまのための休息だよね。これって」
上条「……悪かったな」
禁書「まあ私も疲れなくても眠くはなるし。それにあのカブトムシは寝なくてもいいとかさっき言ってたから、見通しがいい所ならあの子に見張り番をしてもらえばいいかも」
上条「……いや、インデックスさんの判断力には頭が下がるばかりですよ」
禁書「もっと褒めていいんだよ」
カブトムシ「見繕ってきました。ちょっと広くなっているところがあったので、そこで休息を取りましょう。川にも近いですよ」
上条「で? 今どのあたりなんだ?」
禁書「まだ美濃だけど、順調にいけば明日には木曾を抜けれるかも」
上条「ま、カブトムシのおかげでスムーズに行ってるっちゃあ行ってるのか。とりあえずさっさと信濃に入ってしまおうぜ」
禁書「そうだね」
上条「あー、疲れた。まあ戦とかでも十分疲れてるんですけどね。じゃあそろそろ俺は寝るわ」
禁書「私も寝るんだよ。おやすみとうま」
上条「ああ、おやすみ。カブトムシによろしく言っておいてくれ」
禁書「わかったんだよ」
ここで切ります
ありがとうございました
基本、
月・木・金は21時頃から
火・水・土は18時頃から
日曜日は欠席
になりそうです
特に説明がなければそんな感じになりそうです
こんにちは
………
……
…
カブトムシ「おはようございます」
上条「っ!? うわぁ!!」
カブトムシ「おや、驚かせてしまったようですね。申し訳ありません」
上条「はぁ……はぁ、ああそっか。お前いたんだったな」
カブトムシ「私の外見で驚かれたのですか。無理もありませんね。重ね重ね申し訳ございませんでした」
上条「いや、こっちこそぶしつけで悪かったよ。インデックスは?」
カブトムシ「あちらで洗顔なさってますよ」
上条「そっか。……にしても」
カブトムシ「どうかしましたか?」
上条「いや、どうも今日の寝心地が―――」
安価↓
1.悪くてよく眠れなかった
2.野宿としては普通だった
3.野宿としては快適だった
上条「まあそこそこだったよ。せせらぎの音が多少うるさかったけど」
カブトムシ「そうでしたか。それはすみません」
上条「いやいいって。安全第一だしさ」
禁書「あ、とうま。起きたの?」
上条「ああ。行こうぜ、できれば疲れが出る前には木曾に着きたい」
禁書「そうだね」
カブトムシ「ではインデックスさんは私の背に」
禁書「よろしく頼むんだよ」
上条「……上条さんも馬乗っていいっすか?」
禁書「こんな山道で?」
上条「……すんませんでした」
安価↓ コンマ
00-29 昼過ぎには木曾に着いた
00-69 日が暮れるまでには木曾に着いた
70-99 道に迷ってしまったのである
30-69 でした。すみません
禁書「結局夕暮れになっちゃったね」
カブトムシ「悪路ですからね。私たちだけならばとにかく、上条当麻さんと荷馬がいますから」
上条「……悪かったな」
カブトムシ「いえ。インデックスさんも予測の範疇かと思いますよ」
禁書「そうだよ。あんまり卑屈になっちゃだめなんだよとうま」
上条「いや……なんとなく釈然としないだけだ。こっちもすまん」
上条「で、どうする? せっかく一区切りついたんだし、どこかで休みたいけど」
禁書「そうだね……」
安価↓3 多数
1.近くで里を探す
2.福島城を頼る
禁書「とにかくそろそろ人里を探して補給とかをした方がいいかも」
上条「オッケー。なら毎度おなじみのあの村に行こうぜ」
禁書「前に寄ったところだね。わかったんだよ」
上条「宿は取れた。カブトムシは里の外で待機してもらってる」
上条「二日ぶりの屋根付きか……最近また寒くなってきたからなー」
禁書「そろそろ宿に向かうおうとうま。あんまりうろうろしてても仕方ないかも」
上条「そうだな―――ん?」
禁書「どうしたの? とうま」
上条「いや……」
安価↓2
1.人だかりがあるぞ
2.雨が降ってきたぞ
上条「なんか人だかりがあるぞ」
禁書「気になるの?」
上条「そりゃあ気になるだろ。ちょっと見てきていいか?」
禁書「いいけど……また厄介事に首を突っ込もうとしてるんじゃないよね?」
上条「はいはい! とりあえず行ってみようぜ」
禁書「とうま、最近私が寛大だからって扱いが雑になってない? ……まあほっとかれるよりはいいかもだけど」
上条「ちょっとごめんなさいよー、っと」ヒョイ
上条「これはなんの集まりなんです?」
*「それが―――」
安価↓
1. 両手両足がない女の子がいる
2. 金髪の女の子が倒れている
3. なんだか巨大なカブトムシがいる
*「なんか両腕両脚がない女の子がいるとかでね。あ、僕はこの村の者ではないんですけど」
*「なんかここの領主さんが検分されてるとかなんとか」
上条「…………おや?」
天井「ったく、なぜ私が自らこのような場所に来てこのような仕事を……」
*「ご神体などと言われて騒がれては治安に関わりますから。致し方ありません」
天井「で、こいつか……見ていてあまり気味のいいものではないな。さて検分を……おい」
*「」
天井「……まあ無理もないか。なんだこいつは。生きてるのか?」
禁書「とうま。あれって木曾の」
上条「あ、そういえばそうだな。なんでこんなところに来てるんだ?」
禁書「もう少し様子を見てみるんだよ」
*「不思議でございましょう? これでも生きているのですよ」
天井「ふん……薬、というわけではなさそうだな。こいつ」
*「脚は近くに落ちていました。私たち村の者が回収しております」
天井「しかしな。仏像ならばとにかく、生きた人間を祀るのは私たちとて看過できん」
*「いえ。彼女こそまさしく生き仏。この生命力こそ、拝むべきお方ではないかと」
禁書「とうま。結構とんでもないことになってない?」
上条「だな。……え? 上条さんのせいなの!?」
禁書「とうまが腕を持ってるんだよね」
上条「いやそりゃそうだけど……」
禁書「とうま。この時代、四肢が欠損している者は現代以上に奇異な目で見られたんだよ。それが両腕両足までないとなれば、もう人間として扱われないかも」
上条(そういえば前に奴隷っぽいのを見た気がするけど気にしないでおこう)
禁書「とうま?」
上条「……と、とりあえずあのワカメの人と話してみようぜ。うんそれがいい」
禁書「もしかしていろいろ麻痺しちゃってるのかな……」
上条「あ、すんません!」
天井「ん?」
上条「>>661」
再安価↓
すみません。立て込みました
そして急ですがここで切ります
ありがとうございました
21時過ぎたので始めます
いや、すみません
天井「……ん?」
天井「貴様は確か……」
上条「あ、ども。えっと、名前なんて言ったっけ……」
禁書「とうま。天井亜雄って言ってたんだよ」
上条「そうそう天井さん」
天井「そうか。武田の武将だったな。なぜここにいるのだ。美濃の戦は終わったという事なのか?」
上条「あ、まあその話は置いといて」
上条「そいつ、何で足までなくなってんの?」
天井「は?」
天井「お前はこの女に見覚えがあるという事か」
上条「まあ、覚えがあるかと言われればある。で、あんまり大きな声では言いたくないんだが……」
安価↓2
1.実はこいつの両腕を俺がもってる
2.……とりあえず知っている限りの黒夜の経歴を話す
上条「実はこいつの両腕、俺が持ってんだよ」
天井「……は?」
上条「んー、こいつの体の仕様みたいなものなんだけどさ。簡単に言うと、こいつの体ってあちこち外せたり動かしたりできるんだよ。それで前に俺がこいつの腕を取って保管してる」
天井「い、いったい何のために」
上条「こいつ、山中で狼藉を働いてたからさ。暴れられないように腕を取ってやったんだけど」
天井「……今は脚も外れているようだが?」
上条「なんかの拍子で外れたのか、それとも俺みたいに誰かが外したのか」
禁書「さっき村の人が、自分たちが管理してるとか言ってたと思うけど」
天井「そう言っていたな。つまりお前の持つ腕と、村にある脚を合わせればこの女は元通りになるという事か」
黒夜「」
禁書「とうま。ちょっとかわいそうかも」
上条「確かに死んだような目をしてるな……もしかして上条さん実はやりすぎたのでしょうか」
天井「よくわからんが、コレはお前の知人という事にしていいのか?」
上条「えっ」
禁書「とうま。きっと責任をとうまにとらせるつもりなんだよ」
天井「き、聞こえているぞ! ま、まあお前が違うというのであればいい。私たちが回収してしまうだけの話だからな」
禁書「とうま。どうするの?」
上条「そ、そうだな……」
上条「>>675」
上
上条「よ、よし。まあとりあえず元に戻そう」
天井「……危険はないのだろうな?」
上条「あー……」
禁書「とうまが右手で触り続けてたらいいんじゃない?」
上条「アッハイ」
上条(最近使う機会ないから素で忘れかけてたぞ。幻想殺し)
天井「おい里長。その両脚とやらをもって来い」
*「は、はあ……」
安価↓ コンマ
素数 ご神体をどうするつもりだ!
その他 持ってきます
*「も、持ってきます……」
禁書「なんかがっかりしてたね」
上条「こいつのどこかご神体なんだ……」
天井「……っ、私に聞くな!」
上条「あ」
禁書「どうしたの、どうま」
上条「そういえばこれの付けかた俺知らないんだよな。確か前に適当にやったらめっちゃ怒られた気がする」
禁書「……腕はとうまが外したんでしょ?」
上条「あの時は必死で……」
禁書「どうするの? この子伸びてる……というか、まあアレな感じだけど」
上条「ああ。レイ―――」
禁書「タスク!」ガブリ
上条「いてぇ!?」
禁書「聖職者の前で不埒な言動は許されないんだよ」
上条「冗談だって……とりあえずこいつは―――」
安価↓2
1.起こそう
2.なんとか無理やりくっつけよう
3.それでもドクター天井ならきっとなんとかしてくれる
上条「天井さん、お願いします」
天井「…………」
天井「な、なに!? 私だと!」
禁書「そういえばフィアンマにドクターって言われてたんだよ。違和感バリバリだけど、医者か何かなんじゃないのかな?」
天井「な、何を言っている。わ、私に責任を押し付けるつもりか!」
上条「まあまあ。>>682」
あなたの力を見せてほしい
上条「あなたの力を見せてほしい」キリッ
天井「む、むむむ……」
上条「あなたならできる。いつやるんですか。今でしょ!」バァァァン
天井「よ、よし。ならば仕方あるまい」
禁書(このワカメ、ちょろいんだよ)
天井「よ、よし。私の力を見せてくれる……」
上条(でもこのおっさん、頼りなさ気だよな……微妙に失敗だったか?)
上条「あ、これ腕です」
上条(……あれ? っていうか腕外したの上条さんじゃなくね?)
安価↓ コンマ
00-29 うまくできました
30-59 脚はつかなかった
60-99 無駄無駄
………
……
…
天井「うーむ」
上条「あれ? 腕は付いてるじゃないですか」
天井「……ああ。普通についたぞ。かちりと音がした」
上条「で、脚は?」
天井「見た目は腕の接続部分と変わらないからそのまま付くと思ったんだが……付かない」
上条「どういう事なんです?」
天井「おそらく壊れているのではないか。部品が」
上条「あー。外した時に無理やりだったのかも」
天井「当然だが、私にこれを修理する術などない。私ができるのはここまでだ。いいだろう?」
上条「まあできないならしょうがないか……」
禁書「で、この娘はどうするの? 腕だけとか、ジャパニーズゾンビみたい」
上条「……別にヨーロッパでも脚のないゾンビくらいいるだろ」
天井「何を言っているかわからんが、私はもう関わらんぞ。お前たちが腕を付けろと言ったから付けただけなのだからな」
上条「あー、そう言われると弱いよなー」
上条「腕だけでも付けちまったって事は、こいつは能力が使えるって事だ。つまり設置型の危険物。ほっとくわけにもいかない」
上条「仕方ない。>>686」
むむ。安価↓で
上条「よし。腕を外そう」
天井「はぁぁぁ!?」
上条「そして俺たちのペットになってもらおう」
禁書「とうま。ペットはもういるでしょ。……あ、カブトムシはペットじゃないか」
上条「おうインデックス。お前もなんというか冗談が分かるようになってきたな」
禁書「まあ冗談は置いておいて。……つまりこの子を連れてくってこと?」
上条「ああ。ドクターのおっさんが責任とれっていうなら連れてくしかないだろ?」
禁書「でも、じゃあなんでまた腕を外すって言うの?」
上条「いや実はさ。俺も詳しくは知らないんだけど、こいつ手から衝撃波みたいなのを出す能力者なんだよ。だから腕外しとけば安心だろ?」
天井「ならば最初から私に腕を付けさせるな!」
上条「まあまあ。で、ドクター天井。この腕、どうやったら外れんの?」
安価↓ コンマ
偶数 知らん!
奇数 仕方ないからやってみる
天井「知らん! 付けられはしたが、腕である以上そう簡単に外せるものか!」
天井「も、もうたくさんだ。私は先に帰らせてもらうぞ!」スタスタ
禁書「みんな行っちゃったんだよ」
上条「と、とにかくどうにかして腕を外さんといかんな」
上条「よし。ここは―――」
安価↓
1.上条さんにお任せ
2.インデックスに任せてみよう
3.名案! 黒夜を起こして外し方を聞こう!
上条「上条さんに任せろ!」
禁書「……すごく、心配なんだよ」
上条「よし……こんなのは折り畳み傘と同じだ。かつ前の過ちを繰り返さないようにすれば……」
安価↓コンマ
00-39 外れた!
40-89 外れない
90-99 ぶち壊れた
上条「えーっと……こうやって、たぶんこう」カチリ
上条「お?」
禁書「あ、外れた」
上条「……大丈夫だよな? 壊れてないよな?」
禁書「わからないけど。手応え的にはどうだったの?」
上条「たぶん大丈夫のはず……」
禁書「じゃあもう片方の腕も外すんだよ」
上条「さて。そろそろ宿に向かうか」
禁書「なんか行きずりの連れが増えてるんだよ」
上条「まあまあ。ところでこいつ起きないな」
黒夜「」
禁書「きっととっても辛いことがあったんだね。特にとうまのせいで」
上条「ま、まあ罪悪感は少し感じてますよ?」
禁書「だろうね。だから引き取るって言ったんだろうし」
上条「とにかく連れてくか。宿で考える事にしようぜ」
安価↓2
なんか廃人状態の黒夜。どうすれば回復するだろうか
………
……
…
カブトムシ「で、明けて早々に無理難題ですか……」
上条「お願いしますカブトムシ様。あなたしか頼れる人がいないんです」
禁書「とうま。人じゃないかも」
カブトムシ「そうは言われましても……私ができるのは自衛くらいでして。そういう超能力染みたことはちょっと」
上条「ですよねー……」
禁書「仕方ないんだよ。とりあえずこの子は私が抱えて行くから。甲府に着けば何か方法が見つかるかもしれないんだよ」
上条「……お前、自分の足で歩かねーじゃねえか……」
安価↓コンマ
昼過ぎに諏訪に到着
事件発生
上が偶数で下が奇数でおk?
>>701
忘れてた……じゃあそれでいいかなあ
上条「……にしても、でけーよなあ」
カブトムシ「?」
上条「いやいや。あんたでかすぎでしょ。馬よりもずっとでかい。っつーか、見る人が見たらもう砦レベルなんじゃねーの?」
禁書「そうだよね。でも……」
上条(インデックスは魔術的な何かではないって言ってたな。じゃあ能力者の能力? 右手で触れればわかったり……いや、最悪消えちまうのか)
ガサリガサガサ
上条「!?」
禁書「え、なに?」
カブトムシ「あれは……>>704」
↑
カブトムシ「あれは……垣根帝督」
上条「はい?」
垣根「……おや、どこかで見たツラに、良く知ってるカブトムシじゃねぇか」
上条「垣根……なんでお前がこんな所にいるんだよ。お前、尾張の大名だろ」
垣根「なに、知っての通り俺は身軽だからな。こうして思うままに各地へ移動し、また帰還する事が出来るんだよ」
上条「何が目的なんだ? ここはもう武田領だろ」
垣根「武田か……まあ考えても見ろ。俺たちは駿河の今川と結んでいる。そして今川と武田は入魂の間柄。ならば織田と武田も友好関係とみてもいいじゃねぇか」
上条(こいつは美濃の件を知らないのか? 美濃の斎藤氏との関係は織田と武田では捻じれてるはずなんだけど)
安価↓2
1.何が目的なのか
2.上条はまだ許されてないのか
3.美濃の件は知らないのか
4.久しぶり!
上条「……何が目的なんだ?」
垣根「目的だと?」
上条「尾張って言ったら、仮にお前が空飛んだって一日はかかる距離だろ。そんな所にわざわざ城を開けて何しに来たんだよ」
垣根「ふん……」
安価↓ コンマ
00-39 お前に教える義理はない
40-59 上条当麻を連れ戻すため
60-79 武田の様子をうかがうため
80-99 そこのカブトムシに用がある
垣根「貴様にはもう興味はない。さっさと失せな。……おいそこの女ども! そいつから降りろ」
禁書「え! わ、わたし?」
垣根「そのカブトムシは俺の知り合いだ。なあ、そうだろ?」
カブトムシ「…………」
垣根「やれやれ。出来が良すぎたってわけか。おら、さっさと役目を果たせ。こっちに来い」
禁書「役目って、前に言ってた用事のこと……?」
安価↓
カブトムシの「用事」とはなんだった?
カブトムシ「……申し訳ありません。オーダーの人物はまだ補足しておりません」
垣根「あぁ? 木曾はとっくに過ぎてるだろうが。もしかしてお前、天竜川沿いを上がってきたのか? 飛べんだろ、お前は」
禁書「このカブトムシは私たちの護衛を買ってくれていたんだよ! だからちょっと遠回りしてるだけかも」
垣根「……上条当麻。お前は確か武田の人間だったよなあ……。お前は色々含む所があるが、しかしまあいい。とにかくそのカブトムシはもう置いて行け」
垣根「チッ……どこで道草食ってやがると思ったら下らねぇ……」
安価↓
1.カブトムシと別れる
2.もう少し一緒にいたい
上条(ここでこいつとゴタゴタを起こしてる場合じゃねーよな……)
上条「分かったよ垣根。カブトムシとはここで別れる」
禁書「えー」
上条「インデックス。ここからは自分の足で歩けよ」
禁書「……仕方ないんだよ」
カブトムシ「インデックスさん……」
禁書「ううん。今までありがとう」
カブトムシ「こちらこそ。これで少しでも恩を返せたのならそれでよいのです」
垣根「フン。なに幼稚な話をしてるんだよ。オラ、さっさと行くぞ」
カブトムシ「はい」ブーン
禁書「じゃあね。またどこかで会うんだよ!」
上条「…………」
上条(ここで垣根と遭遇したのも何かの縁だ。何か聞いておくこととかなかったか……?)
上条「>>725?」
ミスったっす
>>719で
フレンダどうなった
上条「そういえば垣根。フレンダは元気か?」
垣根「あん? フレンダだと……?」
垣根「ああ、あいつなら―――>>722」
脱獄しようとしたから髪の毛永久脱毛してやったよ
垣根「脱獄しようとしたから髪の毛永久脱毛してやったよ」
上条「脱獄? あいつなんかやらかしたのか?」
安価↓2
1.未現物質ジョークだ
2.やらかしたのだ(内容も)
酔っ払ってステイルの頭にゲロ吐いた
垣根「よく知らんが酔っ払ってステイル=マグヌスの頭にゲロを吐いたとか、そんな話だったな」
上条「えー……じゃあそれやったのってステイルなのかよ……えげつねぇ」
垣根「話はそれだけか。ならばもういいな。俺は帰るぞ」
禁書「すている、大人げないんだよ」
上条「脱走するフレンダもフレンダだけどな……なんで火に油注いでんだ」
禁書「でもステイルの話が出たって事は、清州方との戦闘は終わってるってことだよね」
上条「あー……神裂たち無事かな」
禁書「むしろそれを聞けばよかったのに」
上条「それもそうだったな」
上条「ここからは二人旅か。元に戻っちまったな」
禁書「何言ってるのとうま。この子がいるでしょ」
黒夜「」
上条「あ、そうだった。……って、カブトムシもいないけどこいつどうやって運ぶの?」
禁書「とうまが背負っていく他にないでしょ。脚がないから馬にも乗れないし」
上条「ああ。不幸だ……」
禁書「諏訪まで着けば何とかなるんだよ。ほらほら、行こう!」
上条「お前は元気でいいよな……」
このあたりで切ります
ありがとうございました
ところで明日は金曜日ですが、夕方からになると思います
すみません
これから回線の工事が入る事になったのでお休みします
番外編その3 ~がんばれカブトムシさん~
………
……
…
垣根「他の連中は仕事済ましてきてんのに、なんでテメェは終わってねぇんだ」
カブトムシ「上条当麻を発見したからです。垣根帝督の記憶から、彼が武田家中であることは判明していたので」
垣根「フン。諜報に出るようなヤツが、武田の機密事項を知ってるわけねぇだろうが。だまってテメェは木曾へ向かえ」
カブトムシ「疑問なのですが、なぜ木曾なのでしょうか。木曾氏は武田家中でも新参のはずでは」
垣根「それは……>>733」
天井はクローン開発の天才だからだ
垣根「天井亜雄はクローン開発の天才だからだ」
カブトムシ「クローン……?」
垣根「なんでも人の手で人間を作る技術らしい。……まあ俺には不要だがな」
カブトムシ「能力者というわけではないのですね」
垣根「そういう話は聞かないな」
カブトムシ「なるほど。ならば武田が敢えてこの機会に木曾を征服したのも頷けますね」
垣根「わかったんならいいだろう。早く木曾で情報を集めて来い」
カブトムシ「わかりました。あなたは?」
垣根「俺は……」
安価↓
1.仕事がある(内容も)
2.尾張に戻る
垣根「裏切り者の探索だ。割に合わんが本体からの指示だ。従わざるを得ない」
カブトムシ「ああ。オッレルスの捜索ですか。お疲れ様です」
垣根「フン。どうせ見つかりはしないだろうが、探す姿勢を示す事に意味があるんだろうよ」
カブトムシ「では私は木曾に向かいます」
垣根「俺は情報通り……」
安価↓
1.北に
2.東に
3.南に
垣根「南、駿遠をあたろう」
カブトムシ「私は木曾で情報集めですか。なんでも人工的な調整で兄弟な力を得る人間がいるとか」
カブトムシ「さて。どのように情報を集めましょうか」
安価↓
どのように?
カブトムシ「そうですね……大きさを縮小して、木曾氏の福島城に潜り込みますか」
カブトムシ「戦闘力は下がるでしょうが、諜報ならばそれで十分でしょう」ブーン
カブトムシ「……機会があれば、またインデックスさんたちと会うこともあるでしょう」
カブトムシ「では行きましょう」
………
……
…
すみません
今日はこのあたりで失礼します
また来週
上条「インデックスと二人で一路甲府を目指す私こと上条当麻ですが、いろいろあって3メートル級カブトムシやら両脚が壊れた女の子やらと出会っているうちに見知った土地につきそうだったりそうでなかったりするのであった」
禁書「だいじょうぶ? 状況整理しないといけないような状態?」
上条「あ、いや。なんとなくな」
禁書「もう武田領内に入ってるから安心だね。とりあえず中継地点の諏訪を目指すんだよ」
安価↓
00-79 無事に諏訪へ
80-99 事件発生
………
……
…
上条「おお、諏訪湖が見えてきた」
禁書「これで一息だね。どうするとうま」
禁書「どうする? 休んでいく?」
安価↓
1.久しぶりにお城に顔を出そう
2.近くの休憩できそうなところに寄ろう
3.今日中に甲府まで行けるかな
上条「まあ城に拠るまでもないだろ。適当に休憩できそうな場所探そうぜ」
禁書「なら諏訪社のあたりに行こう」
上条「そうだな」
上条「神社の付近はそこそこ人もいるんだな」
禁書「お寺にしろ神社にしろ、ランドマークの周りにはやっぱり人が集まるものなんだよ」
上条「なるほどなー」
上条「じゃあせっかくだし>>747でもしておくか」
お参り
何でsage進行なの
安価なら下
上条「お参りしよう」
禁書「へぇ」
上条「戦勝祈願ってやつ? 諏訪神社って戦いの神様だったりする?」
禁書「そうだね。軍神の一柱として数えられてるかも。武田信玄も諏訪の神様を旗印にしているんだよ」
上条「そうなのか。よし、なら真面目にお参りしてみるか!」
上条「……えーっと、どうすんだっけ」
禁書「二拝二拍手一拝が基本だよとうま。なんで日本人なのに知らないの?」
上条「ほ、ほら上条さんは記憶喪失だから……」フルエゴエ
禁書「……嘆かわしいんだよ」
上条(シスターさんに心配されてしまった……)
上条「気を取り直して……!」
上条(神様にしっかり願い事をしよう)
上条(>>749!!)
>>748 気づかなかった……すみません
上条(どうかお願いします、上条さん幸せになりたいです)
禁書(どうせ益体もない事を祈ってるんだよ)
上条「さて、神社にはお参りしたし、とりあえず今日の寝床を確保しないとな」
禁書「そうだね。ここら辺は参拝客が泊まる宿もあるだろうから困らないと思うんだよ」
上条「そういえば前に来たときは城だったしなあ。諏訪の宿って初めてだわ」
禁書「そうだね。いつも通り道だし」
上条「じゃあさっそく宿を探すか……ん?」
安価↓
上条さんに小さな幸運が。その内容は?
グニャ
上条「……ん?」
禁書「どうしたの? とうま」
上条「いや、何か踏んだ……これは」
禁書「………………」
禁書「えんがちょなんだよ」
上条「ひどい! それ、たぶん幼少期の上条さんのトラウマの一つですよ! 記憶ないけど!」
禁書「とうま。しばらく近づかないでね」
禁書「馬や牛の糞ならとにかく人間の糞なんてありえないかも!」
上条「インデックスさん、最近本当に上条さんの扱いが雑ですよね!」
禁書「知らないかも」
禁書(あれ? なんかとうまの足跡に微かな魔翌力)
禁書(あんまり考えたくないけど、もしかして何かあったのかな……)
上条「さて……宿に入ったはいい。だがいかんせんまだ日は高いな」
禁書「朝早かったからね。たまにはゆっくり休むのもいいんじゃないかな」
上条「まーそうかもしれないけどさ。なんというかせっかくの諏訪だろ?」
禁書「せっかくって言われても……っていうかとうま。私たちはお勤めの最中なんだよ?」
上条「や、わかってるけどさ。でも時間あるわけだし」
禁書「それを休み時間に充てるのが普通なの!」
安価↓
1.まあ確かに
2.ここは真面目に情報整理でもしようぜ
3.諏訪の知り合いに会いに行ってみよう
上条「……まあ確かにそうだよな。そうそう気を抜いていられる状況でもなかったか」
禁書「そうだよ。長山では今も援軍を待ち望んでるんだから」
上条「ああ。目が覚めたよインデックス。今日はゆっくり休むことにするぜ」
禁書「そうそう。それで明日はまた早く起きようね。いつもより1時間は早くてもいいよね」
上条「うん?」
………
……
…
禁書「とうま。朝だよ」
上条「…………」
上条「……嘘つけ」ゴロン
禁書「私のタスクをお見舞いしてもいいんだよ?」
上条「おはようインデックス! さあ今日も張り切って行こうぜ!」
禁書「シーッ! まだ早朝なんだよ。他のお客さんに迷惑になるかも」
上条「……そこはかとない理不尽を感じる」
禁書「さあとうま。甲府を目指して出発するんだよ」
安価↓
00-89 甲府に到着
90-99 事件発生
………
……
…
上条「おお……あれに見えしは我が故郷……!」
禁書「とうまの故郷は越後だよね?」
上条「やっと甲府に帰ってきたか……疲れた……」
禁書「昨日あれだけぐっすり休んだのに?」
上条「朝早かったからだよ!」
禁書「まあとうまの仕事は護衛だからね。後は好きにしていいけど……」
安価↓2
1.インデックスに同伴する
2.折角だし自由行動する
上条「いや。せっかくだし俺もついてくよ」
禁書「そう? じゃあ一緒にお館まで行くんだよ」
上条「はいはいよーっと」
馬場「やあ、よく帰ってきたね。首尾はフィアンマからの早馬で聞いてるけど」
アックア「わざわざ戻って来るとは、急用であるか」
禁書「そうなんだよ。状況を判断しながらという事で私が派遣されたかも」
馬場「まあいいだろう。何の用だい?」
禁書「まず聞きたいのは越後情勢なんだよ。うまく抑えられてるのかを知りたいかも」
アックア「ふむ……」
アックア「それについては―――」
安価↓ コンマ
00-19工作が功を奏している
20-59工作は失敗したが、緊張状態にはない
60-99ぶっちゃけやばい
アックア「工作が功を奏しているのである」
馬場「あのオリアナっていう女がいただろ? 上杉から逃げてきたヤツ」
馬場「ああ、お前らもそうだったっけ? まあいいや」
馬場「あいつに任せてみたんだけど、なかなかやるっていうかさ。文句言いながらしっかり仕事してくれたよ」
アックア「いま越後では一向宗の一揆勢が反旗を翻している」
アックア「連中も今はこちらに手出しをできる状況ではないだろう」
アックア「無論、こちらから手を出そうものならば抵抗するだろうがな」
禁書「それはいい報告かも。これで美濃取りに専念できるんだよ」
禁書「それと、いよいよ本格的に増援を出してほしいかも。指揮官級の将を一人か二人は出してもらえないかな」
馬場「ふむ。だが内地での事もある。重臣はそうやすやすと出陣させられないよ?」
禁書「問題ないかも。それなりの格のある武将ならそれでいいんだよ」
馬場「……そうだな。じゃあお前らは誰か推薦とかないのか?」
馬場「上条当麻。実際に戦地にいたお前なら何かあるんじゃないのか?」
上条「え、俺? う、うーん……そうだなあ」
上条「>>765」
できればアックアに来てほしい
上条(重臣ってどの程度かわかんないけど……)
上条「アックアに来てほしい。できれば」
アックア「私であるか」
馬場「へえ」
上条「紛いなりにも相手は国一つだ。強力な人材がやっぱり必要だと思う」
上条「アックアならその点問題はないだろ?」
馬場「まあ。そこらの武将よりかはよほど頼りになると思うけど」
馬場「そうだなあ……」
安価↓コンマ
00-19 OK
20-69 条件付き
70-99 無理
馬場「まあ彼にも仕事があるからなあ……そうだ」
馬場「ならこうしよう。実はアックアに頼んでいる仕事があってね。まあ雑務なんだけど、それを君たちが協力して終わらせてくれればそれでいいよ」
馬場「一人だと時間かかるけど、二人三人いればすぐ終わるだろうしさ」
禁書「え? 私も入ってるのかな?」
上条「なるほど。で、その内容は?」
馬場「ああ。それは―――>>769」
昨日、オッレルスという織田家の裏切り者がこの甲府に侵入はした
明日までには捕らえろ
馬場「なんでもオッレルスとかいう織田家を造反した人物が甲府に侵入したらしい」
馬場「そいつを捕まえてくれればそれでいいよ。ああ、明日までによろしく」
上条「」ブフッ
禁書「オッレルスって……あのオッレルスのこと!?」
アックア「知っているのであるか。……ああそうか。尾張探索の際に知ったのだな」
上条(もっと前から知ってますけどね!)
馬場「ま、捕えろとはいうけどさ。穏便に済ましてくれて構わないから」
馬場「織田方とはいえ、別に武田とは敵ではないしね。丁重にご案内してくれても結構だよ」
上条(要はオッレルスを連れてこいって事か。まああいつは人の話は聞くし、基本温厚だしなんとかなる……か?)
アックア「詳しい話はこちらでするのである。決まればすぐに動くが、どうする」
安価↓2
1.急ぎだしすぐに行動しよう
2.その前にちょっとやる事がある
上条「ならすぐ行こう。もう日も昇り切ってるし」
アックア「うむ」
禁書「それでオッレルスの居場所はわかってるの?」
アックア「いや、それがつかめていたら苦労はしないのである」
上条「でもオッレルスが来てるってのはわかってるんだろ?」
アックア「推測である。結界の通過で判断したのであるが、あれほどの魔翌力ともなると判別は容易なのである」
上条「へー……」
アックア「とにかく別れて探すしかないのである。二人ともオッレルスの外見に覚えはあるのであるな?」
上条「まあ、あるにはあるけど」
禁書(そんな悠長な事言ってられないんだよ。何か別の方法とか……何かないかな?)
安価↓2
1.私にいい考えがある(内容も
2.地道に探そう
禁書「」ピン
禁書(もしかしてもしかするかも)
禁書「とうま。ちょっと相談があるんだけど……」
上条「……なんですかその蔑んだよなかといって期待に満ちたような」
禁書「さあとうま。出番なんだよこのクソ野郎」
上条「い、インデックスちゃんはそんな事言いません! や、やめろ。やめてー!!」
安価↓
00-19 大成功
20-89 成功
90-99 上条は激しく抵抗した
テンポ遅くてすみません
今日はここで切ります
ありがとうございました
上条「な、なんだ。俺の靴についてたアレのことか。てっきりインデックスが不良になったのかと」
禁書「馬鹿言ってないでとうま。ほら、終わったんだよ」
上条「で? どういう事だったんだ?」
禁書「まあ、あんまり言いたくないけど。とうまの靴についてた汚れがオッレルスの……その、ものだったわけでね?」
禁書「痕跡を探してみたら案の定見つかったから、そっちの方角にたぶんオッレルスがいる。あるいはいたはずなんだよ」
上条「ほ、ほほう……してインデックス。それはいかようにして調べたのですかな?」
禁書「そろそろアクト2を見せた方がいいのかな?」ギラリ
上条「ヤメテー」
アックア「茶番は後にしてほしいのである。つまりその方面に魔人崩れがいるという事であるな?」
禁書「そうだね。まあ罠の可能性もあるけど」
上条「こんな情けない罠とか、勘弁してほしいです」
禁書「……まあオッレルスに敵意があるかどうかすらわかんないわけだし。行かなきゃ進展しないと思うけど」
アックア「では行くか。それとも何か行動について少し考慮した方がよいか」
禁書「そうだね―――」
安価↓
1.誰か一人だけで接触して、後の二人は様子を伺おう(行く人の名前も)
2.一人は様子を伺いながら、後の二人で接触しよう(様子を伺う人の名前も)
3.普通に行こう
あ、こんばんは
安価は↓
3
随分来るの遅かったけど何かあったの?
禁書「相手は魔神一歩手前だった男なんだよ。小細工を弄して警戒されるよりも普通に行った方がいいかも」
アックア「なるほど。では行ってみるとするのである」
上条「あいつ、得体知れないところあるからなぁ……基本大人しい人なんだけど」
安価↓ コンマ
00-79 オッレルス発見
80-99 オッレルス不在
>>784
なんか契約更新されなかったのであわてて仕事探してますwwコワイヨー
オッレルス「…………」
上条「いたな。あいつだ」
アックア「ふむ。彼がオッレルスであるか。確かに並々ならぬ魔力を感じるのである」
上条「一見、冴えない兄ちゃんだけどな」
禁書「オッレルスはこっちに気付いてるのかな?」
安価↓ コンマ
奇数 気づいていない
偶数 知ってた
オッレルス「……やあ。よく来てくれた」
アックア「どうやら誘われていたようであるな」
オッレルス「まあ固くならないでくれ。別に危害を加えようというのではない」
アックア「私は甲斐武田の家臣。後方のアックアである。貴様は尾張のオッレルスに違いないな」
オッレルス「ああ。違いないよ。……まあ、今はもう尾張から抜けて来たんだけど」
アックア「流人程度でわざわざ我らが手を煩わせる事もないのであるが、だが貴様ほどの人物ともなれば話は別である。いったい何の用であるか」
アックア「ただ通っただけというのであればすぐにこの場を立ち去れ」
オッレルス「嫌われているようだけどね。まあ僕の用事っていうのは―――」
安価↓2
1.甲府は立ち寄っただけ(行先も)
2.甲府に用があった(内容も)
オッレルス「いや、僕としてもここに用事がない方がよかったんだけどね」
アックア「という事は」
オッレルス「明察。甲府はいまいろいろとあぶなかっしい土地なんだよ。もしかして武田はまだその情報は掴んでいないのかな」
アックア「どういう事だ」
オッレルス「グレムリン、という名前に聞き覚えは?」
上条「」
アックア「グレムリンだと……?」
安価↓
1.なぜそれを知っている
2.なんだそれは
アックア「なぜそれを知っている」
オッレルス「……まあ。割と個人的な話なんだが、いろいろと因縁があってね。所在が分かったからこのたび尾張を抜けてやってきたってわけだよ」
アックア「で、我らに接触した事にはどんな意味がある」
オッレルス「それはもちろん情報を貰いたいというのもある。それに―――」
安価↓2
1.手を出さないでほしい
2.手を貸してほしい
オッレルス「……まあこっちが本題なんだが、要はこれから俺は私闘に及ぶというわけだ。もしかすると少し迷惑をかけてしまうかもしれない。だが極力手を出さないでほしいという事だ」
アックア「ふむ」
オッレルス「ここはぜひ義を立てて欲しいのだがね……グレムリンがどんな連中かはアンタらも知ってるんだろ?」
アックア「グレムリン……普段は傭兵を生業にしていると聞くがその実―――>>799」
独善的なテロリスト
アックア「その実、派遣先で破壊活動を行うという独善的な集団と聞く」
禁書「一揆みたいなものかも。まあ全部がそういう一揆とは限らないけど」
アックア「東国を中心に活動していると聞いていたが、まさか甲府に根を張っていたとは」
オッレルス「根を張っているというわけではない。奴らは流動的なんだ。そして今は甲府に腰を下ろしている。もしかしたらこのまま待っていたら甲斐や信濃の不穏分子が立ち上がっていたかもしれない」
アックア「なるほど」
オッレルス「で、だ。俺の要請には応えてくれるのか? 可能な限り、事を荒立てずに済ましたいんだが」
アックア「そうであるな……」
安価↓2
1.いいだろう
2.条件があるのである
3.そうはいかない
アックア「情報提供の件は承知したのである。だが、手を出すなという件は承服しかねる」
オッレルス「……理由を聞こうか」
アックア「ここは我ら守護職武田家のおひざ元なのである。騒乱を見逃すことなどできるはずがあるまい」
オッレルス「フー……じゃあどうすればいい。俺としては穏便に事を済ましたいんだ」
オッレルス「敵は甲府のどこかにいる。そしてお前たちは甲府でもめ事が起こるのが嬉しくない」
オッレルス「つまり俺はどうすればお前らから干渉されずに済むのかな?」
アックア「>>805」
そんな方法はない諦めろ
アックア「そんな方法はない。諦めろ」
オッレルス「……仕方ないか。まあその可能性も十分にあった」
オッレルス「だが俺は仕事はきっちりと済ませる。細心の注意は払うが、せいぜい怪我しないようにしろよ」
アックア「……であるか」
オッレルス「あ、それより情報だ。俺の知らない情報を、お前らは持っているんだろう?」
アックア「貴様が知らないかどうかは、それこそ分かりえない事だが」
アックア「>>807」
シルビアは垣根のカブトムシの中に囚われている
アックア「シルビアという女性がカブトムシの中に囚われているという噂が甲府では盛んに囁かれている」
アックア「それがグレムリンの差し金であるという話もだ。貴様が知らなそうな話となると、そんなものか」
オッレルス「シルビアが……? どうりで合流する予定になっても顔を見せないわけだ」
オッレルス「しかしカブトムシだと? 一体何の話をしている。数百のカブトムシがシルビアにとりついているとでもいう事か?」
アックア「所詮は噂話だ。正確さなど私にもわからん。だが火のない所に煙は立たぬという。カブトムシという特異な単語に、何らかの意味があるのだろう」
オッレルス「カブトムシ……そういえば尾張でもチラとそんな話を聞いた事があるような」
上条(全然話に絡んでないけど……)
上条(これって言ってやった方がいいのか?)
安価↓
1.知っていることを言う
2.あまり巻き込まれるのは得策じゃない。言わない
上条「あー、そのカブトムシなんだけど」
オッレルス「……ん、なんだ。知っているのか」
上条「詳しくは知らないんだけど。ただスゲーでかいカブトムシなら見たことがある」
オッレルス「大きいカブトムシ?」
上条「いや、本当にでかいんだよ。馬よりでかい」
オッレルス「……それは、確かに気になる話だな」
上条「結局正体は分かんなかったんだけど、分かってる事は3つ」
上条「言葉を話せること、知性があること、そしてそいつが末森の織田家と関係があるってことだ」
オッレルス「なに?」
上条「末森の垣根帝督とカブトムシが話しているのを見た。たぶん垣根の部下か何かだと思う」
オッレルス「……そうか。まあ薄々感じていた事だがな。まさかこうまで予想通りだとは」
アックア「何か分かったのであるか」
オッレルス「ああ。グレムリンの黒幕なのか、黒幕がグレムリンなのかは知らないが、垣根帝督が一枚噛んでいるのは間違いないって事だ。いったい何を考えているのかは知らんがな」
アックア「垣根帝督……近日尾張を席巻した男であるな」
オッレルス「俺の昔の上司だよ。まあいい。わかったよ」
上条「お前、これからどうすんだよ」
オッレルス「まあまずは連中の居場所を探し当てる事からかな。……ああ、時間を取らせたね。もう結構だ。ありがとう」
アックア「…………」
アックア「この件は館に報告させてもらうのである」
オッレルス「好きにしてくれ。まあ露骨な干渉だけは控えてくれると助かる」
アックア「約束しかねるな。……失礼する」
禁書「とうま。私たちも行こう」
上条「…………」
安価↓2
1.上条、オッレルスに何かいう事がある(内容も)
2.立ち去る
上条(あんまり関わるのは良くないな。グレムリンってだけで怖気が立つ)
馬場「やあ。どうだった? その魔神だかは見つかったのかい?」
アックア「発見は禁書目録の協力で容易に済んだのである」
馬場「へえ。さすが」
上条(あ、上条さんは特に何もしてないっていう設定ですか)
アックア「そのオッレルスと接触したところ、この甲府にグレムリンが潜んでいるという事が判明したのである。オッレルスはそれを追っていたとの事だ」
馬場「グレムリンが甲府に? それは迷惑な話だ」
アックア「放っておくとやっかいな事になるのである。そしてそのグレムリンであるが、背後にはどうも末森織田家の影がちらついている」
馬場「……それはやっかいだな。インデックスの話だと、確か今は織田と盟を結ぶべきだって話だったよね」
禁書「そうだね。尾張の大部分を支配している末森織田家を敵に回すのは、美濃経略の足を止める事と同じかも」
馬場「それは困ったな。どうにかしないといけないんだろうけど、話を聞いただけのあいにく僕には考えが及ばない。どうだい?」
禁書「そうだね……」
安価↓2
1.まず国元の件を片づけよう
2.美濃を固めるのを最優先に
3.一刻も早く織田家と交渉する
4.自由安価
禁書「ならどうしようもないかも。少なくとも私たちとしては、現状の維持が最優先だと考えるから」
馬場「美濃の抑えを厚くするってことだね」
禁書「約束は果たしたんだし、アックアを連れて行っていいよね?」
馬場「ああ。その件だけどさ」
馬場「グレムリンがいるとわかればさすがに状況は違ってくる。アックアは今甲府にいる最高戦力なのはわかってるだろ?」
馬場「いざというときに備えがいないと不安だからね。アックアはあきらめてくれないか?」
馬場「代わりなら甲府や諏訪あたりに在番している将から三人まで出していい。それなら文句もないだろ?」
禁書「>>820」
安価上
禁書「ならアニェーゼ、木原病理、クールビューティを出してほしいかも!」
馬場「いや。アニェーゼたちはいいとしても木原病理はダメだって。前に言っただろ。城代を迂闊に出張させるわけにはいかないんだよ」
禁書「ぐぬぬー!」
馬場「その二人でいいのか? っていうかクールビューティってなんだ」
禁書「む、むむむ……」
上条「なあインデックス。無理すんなって。仕方ないだろ?」
禁書「わかってるんだよ! もういいかも。さっさと書状でもなんでも書いて寄越すといいかも!」
馬場「こいつ、僕に向かってなんて事を……」
馬場「まあいいや。今日中には持たせるよ。働いてばっかりでわるいけど、明日の昼までには甲府を出られるように準備させる」
上条「よ、よし。じゃあ今日の所はもう休もうぜインデックス。あー、たまには父さんに会いたくなってきたかもー」
禁書「わかったんだよ。もう知らないかも」スタスタ
上条「まあまあ、怒んなって」スタスタ
馬場「あ、ちょっと待て! クールビューティって誰の事だ!」
………
……
…
アニェーゼ「飛んで回って、大変ですね。まあ今回は私も出るように言われてますけど」
アンジェレネ「わ、私にはそんな命令来てませんよね? よ、よかったー。そんな僻地に飛ばされたんじゃあたまったものじゃありません!」
アニェーゼ「……私は飛ばされたっていいたいですか?」
アンジェレネ「あ、いえ! そのような事は……」
禁書「とにかく美濃では割と切迫した状況なんだよ。とにかく兵力が足りないから早く馬首を返したい所なんだけど」
アンジェレネ「まあまあ、そう焦らなくてもいいじゃないですか禁書目録。せっかくなんですからゆっくり休んでいって下さいよ」
上条「俺もそう思うぞインデックス……ってそうか。お前、俺と違って途中から自分の脚で歩いてなかったから……」
禁書「関係ないかも!」
アニェーゼ「出陣の指示が出たのは私だけなんですかい?」
禁書「それと諏訪にいるクールビューティっていう子にもお願いしたかも」
アニェーゼ「は? クール……なんですって?」
上条「ああいや。それはインデックスの付けたあだ名であってだな。俺は御坂妹って呼んでるんだけど」
アニェーゼ「妹……? 結局、名前はなんて言うんですか」
上条「あー、まあそんな事は会ってからあいつに直接聞けって。とにかく今日はもう休もうぜ」
アニェーゼ「軍団の編成も明日の昼までかかるという話でしたし、私たちも準備は万端にしておかないといけませんね」
アンジェレネ「頑張ってください! あ、美濃は鵜飼いが盛んって聞きました。もしよろしければ美味しい鮎でもお土産に……」
アニェーゼ「……そんなに欲しいなら今からでも貴女に出陣してもらうように館に行ってきますが?」
禁書「それに鵜飼いの季節はそろそろおしまいかも。美濃での戦いが終わったころには鵜飼いも終わってるんじゃない?」
アンジェレネ「そ、そんな……!? ひどいです二人ともー!」
上条「あー、ヤバイ超おちつく」
刀夜「当麻。そろそろ休んだらどうだ。皆さんも、まだ話し足りないなら明日の朝にでもまたお招きしますよ」
アニェーゼ「そうですね。ではそろそろお暇しましょう」
アンジェレネ「ねえ、シスター・アニェーゼ! さっきの嘘ですよね! 私、美濃なんて行きたくありません!」
禁書「アンジェレネは口を閉じた方が身のためだと思うんだよ」
アニェーゼ「じゃあ失礼します。また明日にでも」
禁書「……おやすみ、とうま」
刀夜「いやー、騒がしくて結構なことだははは」
上条「……父さん、アニェーゼとかと一緒にいて気まずく思ったりはしないのか?」
刀夜「ん? なんでだ?」
上条「いや、ならいいんだけどさ……」
安価↓ コンマ
00-69 翌日
70-99 事件発生
………
……
…
刀夜「当麻。朝だぞ」
上条「ん、あー……」
刀夜「おはよう。もうお客さんも来てるぞ」
上条「ああそう……ってもう!?」
アニェーゼ「あ、お邪魔しちまってますよ」
禁書「とうや、おかわりなんだよ」
上条「遠慮の欠片もない!?」
アニェーゼ「まあまあ。仕度するなら示し合わした方がいいでしょう」
禁書「そもそもとうまに遠慮とか言われたくないかも」
上条「それはどういう意味だインデックス……」
上条「朝のうちに仕度って……何か特別に用意するもんでもあるのか? 俺は特にないんだけど」
安価↓2
1.準備する事がある(内容も)
2.まあ確かに特にない
禁書「とうまはいいよね。尾張出張の時にいい装備買ったんだから」
アニェーゼ「私は牢人していた時もあったんでそれなりに装備は充実してますが……」
禁書「私は何もないんだよ! 歩く教会は当然ないし、かといって最低限の装備だって貰ってないかも!」
上条「あー、そうだったか。はあ、じゃあインデックスの持ち物でも揃えに行くか」
禁書「それが安定なんだよ。お金ならそこそこあるし」
上条「なんだか信じられないセリフだよなーそれ」
禁書「ちなみにアニェーゼはどんな装備がそろってるの?」
アニェーゼ「私ですか? まあ武器は知っての通り蓮の杖があります。それ以外の装備だと―――>>830」
あぶない水着
アニェーゼ「……ええ。特にないですね」
禁書「嘘だね」
アニェーゼ「なっ……」
禁書「アニェーゼ。ちゃんと言える? 神に誓って、神に仕える身でありながら本当に言えるのかな?」
アニェーゼ「い、いえ。装備といえば特には。そもそも部隊を率いていた頃も特別な装備といえば、この服と杖くらいであって……」
禁書「私の目をみて言うんだよ」
アニェーゼ「……いやその。ちょっとした悪乗りというかですね」
禁書「?」
アニェーゼ「禁書目録、耳を貸してください」
禁書「何? どういうこと?」
アニェーゼ「ミズギテキナ...」ゴニョゴニョ
禁書「!?」
アニェーゼ「アエテケイヨウスルナライナヅマ...」ゴニョゴニョ
禁書「へ、変態かも……」
上条「……おい、何話してんだよ」
禁書「と、特にないみたいなんだよ!」
アニェーゼ「わかってもらえましたか」
禁書「分かったけど、ちょっと認識を改めたかも……」
アニェーゼ「いやだから違うんですって。なんか気分が高揚してつい」
禁書「アンジェレネから聞いてたけど、たまにおかしくなるっていうのは本当だったかも」
アニェーゼ「し、シスター・アンジェレネ!? おのれ……」
上条「よくわからんけど。で、インデックスは何が欲しいんだ?」
禁書「やっぱり身を守れる道具が欲しいかも。武器は……あるに越したことはないけど、私には使う技術の方がないから」
禁書「あ、でも身動きがとりにくくなるような重たいものは困るかも。とうまの来てる鎖帷子とかいいなー」
上条「こ、これはあげませんよ!?」
上条「コホン。……そうだな、じゃあ>>834はどうだ?」
アンジェレネ
上条「じゃあアンジェレネはどうだ?」
アンジェレネ「どういう事ですか!!」ガラリ
上条「!?」
アンジェレネ「わ、私を物扱いするなんて、あんまりじゃないですか!」
禁書「えーととうま? どういう意味なのかな?」
上条「いやさ。アンジェレネも連れて行けばいいんじゃねーか? 戦ってるのを見たことあるけど、そこそこ戦えてたぞ」
上条(まあ思いっきりコインばらまいてたけど)
禁書「私も見たことあるけど……でも正直、この子はそこまで」
アンジェレネ「つ、連れて行くってどういうことですか!? 私にはそんな命令は……」
禁書「……まあ、いないよりはいた方が心強いかも?」
アンジェレネ「そ、そんな! で、でももう時間も時間ですし……」
アニェーゼ「私がさくっとお願いしてきましょうか?」
アンジェレネ「うわー!!」
安価↓
1.頼む
2.やめとこう
上条「まあ冗談だって。そう簡単な話でもないだろ」
アンジェレネ「そうです! って冗談なんですか!?」
アンジェレネ「やめて下さい。心臓に悪いですよ……」
アニェーゼ「貴女も少し労働意欲ってもんを持った方がいいですよ。本当に」
上条「ま、これを機に頑張れって事だよ」
アンジェレネ「こんな激励いやですー!」
上条「で、アンジェレネは何しにうちまで来たわけ?」
アンジェレネ「ああ、そうでした。もう暫くしたらお館まで来るようにと」
アニェーゼ「思ったよりも早く準備が整ったようですね。さすがは武田家」
上条「よし。じゃあ行くか!」
禁書「うん! ……ってあれ? 私の買い物は? ちょっととうまー!」
お疲れ様です
今日はこのあたりで失礼します
ありがとうございました
ご無沙汰してます
ちょっと会社をクビになってしまっていろいろしてたら存在を忘れてしまってました
少しだけ余裕ができてきたので、近いうちに再開できればなーと思います
もし何か希望とかあれば言ってくれると助かるです
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