>>2「上条当麻を倒そう」 (22)
>>2が上条当麻を倒そうとします
>>2は大体なんでもいいですが他作品の知らないキャラだと>>1が困るので再安価を取る場合があります
書き溜めとかそういうのは無いのでグダる可能性が高いです
それでは>>2安価どうぞ
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ミジンコ
研究者1「本当にこれでうまくいくのか?」
研究者2「ああ、今度こそ計算は完璧だ」
ミジンコ(ここは……)
研究者1「流体回路を使った疑似脳……こいつに負荷を掛ければ、人間を一切使わない、純粋な人工超能力を作り出せる」
研究者2「ああ・・・・・じゃあ、回路を起動するぞ」
ミジンコ(ぐぅっ!?)
ミジンコ「う……うぁあぁぁぁぁあああああああ!!」
研究者1「な、何だ!?」
研究者2「暴走か!?ケースが割れ――」
ドカァァァぁァァァァァァァァン!!
上条「うぉっ!?何だ!?爆発!?」
土御門「静かにするにゃー、カミやん。突然の爆発なんていつも事の筈でしょ」
上条「いつもいつもそんなダイ・ハードな生活してねぇよ!」
土御門「でも今の状況ってまさにミッションインポッシブルだぜい?」
上条「お前が巻き込んだんだろ!!」
警備兵1「いたぞ!捕まえろ!」
警備兵2「奴ら、爆弾まで仕掛けてやがったのか!」
警備兵3「絶対容赦するな!!射殺許可も出てる!!」
上条「うわぁ……関係ない爆発まで俺たちのせいにされてるよ……」
上条「だいたい嫌な予感がしてたんだよ、お前が仕事に俺を巻き込むなんて普通しねぇと思ってたのに」
上条「それで土御門、脱出経路ってのは――」
上条「……土御門?」
上条「はぐれた・・・・・・」
警備兵1「居たぞ!追え!」
警備兵2「撃て!逃がすな!」
上条「うわわわわわわ!!嘘だろ嘘でしょうそだといってよバー二ィいいいいいい!!」
上条(ッ!壁が崩れて瓦礫が……!いや、待てよ)
警備兵1「ちっ、崩れた壁から逃げたのか」
警備兵2「だがこっちは研究所の奥だろ?もう逃げられやしねぇ」
警備兵1「ああ、とっとと探そう」
瓦礫の下――
上条「……行ったか」
上条「どうにか瓦礫の中に隠れる隙間があって良かったぜ……」
ミジンコ「な、なんだここは……」
上条「あん?」
ミジンコ「……うぉッ!?何だこの体は!?」
上条「何だこの全裸女……女?男?」
ミジンコ「お、おお……何か知らんが動ける!ここから逃げられるぞ!」
上条「は?逃げるって・・・・・いや、そう言えば土御門が言ってたな」
数時間前……
土御門「カミやーん!悪の研究所を襲撃するぜーい!」
上条「え、やだ」
土御門「うぉう、さらっと拒否されたぜい」
上条「いや、正直疲れたよもう……最近魔神とかそういうのばっかりでさぁ……」
土御門「それは大変お疲れさまだにゃー。だがこれを聞いてもそんな事が言えるかにゃー?」
上条「・・・・・・そりゃ、どういう意味だ?」
土御門「なんと今回ターゲットになっている研究所では……」
土御門「か弱い子供が実験対象として使われ、そしてもう間もなく『使い終わる』頃なんだぜい」
現在
上条「なんてことを言ってたな……」
上条「おい、アンタ……」
ミジンコ「何だ!私は今すぐここから逃げなきゃならないんだ!」
上条「ああ、分かってる。だが今はダメだ、警備兵がまだそこらをうろついてる」
ミジンコ「んん?見つからないようにいけばいいだろ?」
上条「無理に決まってるだろ!だいたいそんな恰好で逃げる気か!?」
ミジンコ「おお!そう言えば人間は服を着なければいけないんだったな!」
上条(何なんだこの子……)
上条「とにかく、今は機会を伺うんだ。部屋の中に居ないって分かったら、あいつらは何処かへ行くはず……」
ミジンコ「そんなの待ってられるか!今すぐ行くぞ!」
上条「あ、おい待て……」
警備兵1「……」
警備兵2「……」
上条「……あ、ども」
警備兵1、2「いたぞぉぉぉぉぉぉぉ!居たぞォォォォォォォォォォォ!!」
上条「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ミジンコ「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
バキューン!!
上条「くっ、撃たれた……!?」
ミジンコ「お、おお?」
警備兵1「クソッ、あいつ能力者の応援なんて呼んでいやがった!」
警備兵2「テレポーター?いや、テレキネシスか!!」
上条「お前、能力で弾丸を……?」
ミジンコ「おお!よく分からんが飛んできたのが止まった!今のうちだな!!」
研究所外
上条「はぁ……はぁ……に、逃げられたのか」
ミジンコ「おお!手がある!足もある!走れるぞ!動けるぞー!!」
上条「分かったから飛んだり跳ねたりしないでくれ……ワイシャツ1枚なんて、ただでさえ危ない格好だってのに」
上条「幸いこの辺りは人が少ないし、どこかで腰にでも巻けるものでも探せば、どうにか誤魔化せるだろ」
ミジンコ「おう!じゃあな!」
上条「だー!待ちなさい!」
ミジンコ「おお?」
上条「お前この辺りの地形とか分かるのか?」
ミジンコ「分からん!」
上条「胸張って言うな!!場所にはちょっと心当りがあるから、こっち来い」
土御門「……にゃー、ついにカミやんもおまわりさんのお世話になる日が来たにゃー」
上条「おいコラ待てや。おまわりさんの世話には何度もなったが全部被害者側だからな!あとお前何処行ってたんだ!」
土御門「ちょっと調べ物をにゃー。まあはぐれたのは予想外だったが、合流できたし上々だろ」
上条「あのなぁ……いや、もういいや」
みじんこって超電磁砲のあれか
上条「それで、どうするんだよ、この子」
ミジンコ「どうするんだ?どうするんだ?」
土御門「セーフハウスは用意してある。とりあえずそこまで連れてくぜい。見つからないようにな」
上条「そうか……」
ミジンコ「んんー……そうだ!」
上条「急にでかい声出すなっての……何だよ?」
ミジンコ「おう、行かなきゃいけない場所があるのを思い出したんだ!」
土御門「ほー、それはとても興味があるぜよ」
ミジンコ「おう!確か私はなー……」
ミジンコ「上条当麻って奴の所に行って、そいつをぶっ殺さなきゃいけないんだ!!」
>>10
超電磁砲の方は読んでないです
これはべつの奴です
翌日、上条の家
上条「それで、あいつはどうなった?」
土御門「ああ、今の所怪しい動きはないにゃー。強めのテレキネシスの能力者で、絶望的なまでに常識が無いことと、あと体にちょっと異常がある以外は、まったく普通、いたって無害だにゃー。カミやんより」
上条「最後はの余計だ」
土御門「半裸の少女を連れた状態でも無傷で自動鎧着た兵士だらけの研究所を脱出できるのは普通じゃないにゃー」
オティヌス「ふむ、常々お前は不幸だ不幸だといっているが……悪運はむしろずば抜けて良いようだな?」
上条「・・・・・聞いてたのか」
土御門「……さすがに直に見ると驚くぜい、魔神がこんなになっちまうなんてな」
上条「そういや会うのは初めてだったっけな」
オティヌス「そいつのことなら私は既に知っているがな」
土御門「こっちも幾らか資料は見たが、実際に見ると驚くにゃー」
オティヌス「……私の話はいい。それで、その女をどうするんだ?上条を[ピーーー]と言っていたのだろう?」
上条「向こうは俺の顔すら知らなかったし、正直嘘くさいんだが…」
土御門「確かに刺客として洗脳されてるって感じじゃなかったぜい。それはおまけで、本来は純粋な研究対象だったんじゃないかにゃー?」
オティヌス「ほう……なぜそう思う?」
土御門「それは彼女……いや、彼かもしれないにゃー。彼が超能力開発の大きな謎を解くカギかもしれないからだにゃー」
上条「彼……?どういう意味だ?」
オティヌス「なるほど……奴は半陰陽か?」
土御門「ま、似たような物だにゃー」
上条「半陰陽……?」
土御門「要するにふたなり属性だぜい」
上条「うなっ!?」
オティヌス「超能力とやらの世界でも、やはり半陰陽は特殊な存在か」
土御門「発現する能力と能力者の性別は、しょっちゅう結び付けられてはその度に関連が否定されてるぜい。半陰陽の能力者を観察すれば、面白い事を発見できると思う奴がいてもおかしくないにゃー」
上条「あー……確かに性別で能力占いとか、能力診断とか、よくあるよなぁ……」
土御門「そのへんはどの業界にもある事だし、大した問題じゃないぜい。ただ、マジモンの半陰陽となると、色々話は変わる。いろいろと『使い道』があるってことだな」
上条「……」
土御門「研究所から引っ張り出したはいいが、ほっとけばまたどこぞに狙われる可能性が高い。その面倒を見続けるのは、今の俺達にはちと手が余る」
土御門「体の事を考えれば普通の生徒として暮らすのは難しいし、目立たないようにするってのも不可能に近いにゃー」
上条「……」
土御門「だが心配はいらないぜい。今の学園都市は前とは違う。表面上は変わらないように見えても、少しずつその『闇』は晴れていってるぜい。方法はない訳じゃ無い」
上条「……」
オティヌス「・・・・・・おい上条、何を考えている?」
上条「……なあ、土御門」
土御門「駄目だぜい」
上条「ま、まだ何も言ってないだろ!」
土御門「何を言おうとしたのかは大体想像つくにゃー」
オティヌス「だが捨て猫を拾ってくるのとは訳が違うぞ」
土御門「だから間違っても――」
上条「その子、どうにかしてやれないかな……」
土御門「……」
オティヌス「……」
土御門「……はぁ。分かってはいたがとんだバカだな」
オティヌス「全くだ」
上条「けどよ!そんな、引っ張り出しただけであとは放り出してハイさよならなんて、そんなこと俺には……」
土御門「だーからさよならとは言ってないぜい。まあしばらく待ってろ」
オティヌス「それに、それ以上何かを言うと危険だぞ?」
上条「危険?」
インデックス「――うまとうまとうまとうまとうまとうまと――」
上条「うぉぉぉぉ!?ど、どうしたインデックス、そんな禍々しい闇属性のオーラ身にまとって!?」
オティヌス「大方自分の分の飯が減るとでも思ったんだろう」
土御門「大体、少女一人と猫一匹と神一柱が既にいるのに、これ以上養う余裕がどこにあるんだかにゃー」
インデックス「とぉぉうまぁぁあぁぁぁぁぁ!!」
上条「うゎぁぁあああああああ!!」
土御門「ま、楽しみにしてるんだな」
インデックス「」ワーワー
上条「」ギャーギャー
オティヌス「……所で、お前何か隠しているな?」
土御門「随分ストレートだな、オティヌス。プロファイルとはずいぶん違う」
オティヌス「人間相手には、はっきりとモノを言った方がいい事もあると学んだのでな」
土御門「いつから気づいてたんだ?」
オティヌス「挙動を隠すのはそこそこのようだが……まあ、日本語で言うなら年の功、と言った所か」
土御門「昨日行った研究所は、性別と能力の関連を研究していた場所『ではない』」
オティヌス「ほう?」
土御門「あそこではただの人間の能力者の脳神経の構造を解析し、それを機械だけで作った回路で再現する実験をしていた」
土御門「解析対象の能力者は、昨日オレが単独で救出した。カミやんが助け出したアイツは……」
オティヌス「正体不明、という訳か」
土御門「学生IDも無い。名前も無い。そういう人間が居たという記録自体、全く存在しないんだ」
オティヌス「……そんな奴が思い出した事が、上条を殺す、とはな」
土御門「ついでに言えば、相当懐いてたようだぜい。しょっちゅう『カミやん』に会わせろってさわいでるにゃー」
オティヌス「つくづく面倒な奴に好かれる奴だ」
さらに翌日。学校にて
小萌「はーい、今日は皆さんに転校生を紹介しますよー」
上条「へぇ、こんなところにわざわざ転校してくるなんて珍しいな……」
青ピ「ツンデレ属性のお嬢様キャラがええなぁ」
土御門「いやいや、多分天然系ポンコツキャラだぜい」
小萌「はーい、じゃあ入ってきてくださいー」
ミジンコ「おっす!ジョン・ワトソンだ!よろしくな!」
上条(……ハァぁぁぁぁぁぁあ!?)
ミジンコ「おお!『カミやん』って言われてた奴だ!ひさしぶりだな!」
クラスメイト1「ああ……また上条の関係者か……」
クラスメイト2「つーか名前ヤバくねぇ?バリバリ日本人顔だしガチ偽名じゃねぇ?」
クラスメイト3「上条の関係者だぞ、察しろ」
吹寄「上条当麻……またアンタの仕業かぁ!」
上条「ちょ、ま、吹寄、名前は……!」
小萌「じゃーワトソンちゃんは……上条ちゃんの後ろの席が空いてますね、そこに座ってください」
ミジンコ「おう!」
上条(あれ……?)
明日早いんで今日はここまでで
明日から酉付けると思う
おやすみ
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