上条「安価で尾張統一する」 上条詩菜「あらあら」 (987)
一スレ目 上条「安価で天下統一する」
上条「安価で天下統一する」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1370485328/)
二スレ目 上条「安価で武田家に仕官する」 馬場芳郎「まあ、武田は僕だけどね」
上条「安価で武田家に仕官する」 馬場芳郎「まあ、武田は僕だけどね」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1371052223/)
※禁書キャラを戦国時代の人物に当てはめながら進んでいきます。なおサザエさん時空
※BD/DVD特典SS、攻略本付録SS未読。歴史関係については頑張るので多少マイナーでも可
※エロ・グロ系は程度にもよりますが、コンマか安価↓にすることがあります
※青天の霹靂な安価についても、コンマや確認安価をすることがあります
※のんびり進行します。また雑談やキャラ推理など、気軽にどうぞ。むしろ場が温かい方がこちらも元気になります
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1372171361
〜登場人物〜
上条当麻【????】
武田家臣で元上杉一門衆。現在は尾張に滞在中。現代の記憶あり
インデックス【????】
上条の優秀な解説役。現在は甲府でお留守番。現代の記憶あり
上条詩菜【望月千代女】
当麻の母親。間諜のプロフェッショナル。現在は上条と尾張に滞在
馬場芳郎【武田晴信】
武田家当主
フィアンマ【山本勘介】
武田家の参謀
アニェーゼ【????】
武田家の家臣で、上条さんの同僚。現代の記憶あり
テクパトル【織田信長】
清州織田家の当主。「月のウサギ」の原典を行使する
垣根帝督【????】
末森織田家の当主。テクパトルとは鋭く対立している
番外個体【????】
京都の神官。上条たちと行動を共にした後、越後へ向かった
鳴護アリサ【????】
蘆名家出身。現在は尾張にいると思われるが……? 現代の記憶あり
〜年表〜
※特に断りがない限り、上条一行の事績
天文24年3月
・上条とインデックス、戦国時代の越後で目を覚ます
・上杉軍と武田軍が川中島で衝突
天文24年9月
・上杉家を出奔し、相模小田原へ向かう
天文24年10月
・武田上杉両軍が川中島から撤退
弘治1年11月
・小田原に到着、甲斐へ向かう
弘治1年12月
・とある里で、ローラの武田家転覆の陰謀を知る
・信濃諏訪に入り、武田家仕官が内定する
弘治2年1月
・甲府へ出仕する。ローラの乱鎮圧のために出陣
・ローラの乱、鎮圧
・上条とインデックスが正式に武田家臣となる
弘治2年7月
・上条と詩菜、探索のために尾張へ出張
・信濃木曾にて黒夜ら野盗と戦う
・尾張末森にて、垣根とテクパトルが衝突
・末森と那古野にて出陣の触れが出る
・岩倉織田家との交渉のため、尾張岩倉へ←イマココ
上条「さて……とりあえず、どんなに小さくてもいい。情報を集めよう———」
安価↓ コンマ
00-49 新情報を入手
50-99 新たな情報は得られなかった。末森へ帰ろう
………
……
…
上条「だめだ……みんな聞いたことある話しか聞かない」
上条「今日はおとなしく帰るしかないのか……?」
詩菜「あらあら当麻さん。こっちは一つ新しい情報が入ったわよ?」
上条「え? マジですか!?」
詩菜「ええ。この争いには直接関係はないのですけれど……」
詩菜「なんでも岩倉の織田家には強力な後ろ盾がいるようなのよ」
上条「強力な後ろ盾……?」
詩菜「美濃の斎藤氏。彼らが岩倉織田家を容認する構えをとっているみたいね」
上条「斎藤氏って……武田とは確か敵対してるんじゃなかったか!?」
詩菜「そうねえ。表だって対立はしてないけれど、いくらか美濃衆を武田方に引き込んだから……」
上条「まずいぞ。そんなこと知らないで、俺は甲府に岩倉織田家と結ぶように連絡しちまった」
上条「これじゃあ対立構造がおかしくなっちまうじゃねーか……」
〜末森城下〜
上条「どうしよう。このこと、もう一度甲府に伝えた方がいいかな……?」
詩菜「それは当麻さんにお任せするわよ」
詩菜「当麻さんはもっと柔軟にものごとを考えた方がいいかしら」
上条「え?」
詩菜「いい? 現状を把握してうまく扱うのは当然大事です。けれど、現状を変えることだって、方法次第ではいくらでもできるんですよ?」
上条「…………」
安価↓2
上条、これからどうする?
上条「そうか、そういうことか!」
詩菜「当麻さん、何か思いついたのかしら?」
上条「ああ。俺がすべきこと……それは、岩倉織田家と斎藤氏の関係を改悪させること。これだ!」
詩菜「あらあら」
上条「そうすればこの矛盾も解消される!」
詩菜「当麻さん? でも斎藤氏を味方につけているということは岩倉織田家にとってとても利益があるんですよ? それを遠方の武田家と天秤にかけたら、どうなると思うかしら」
上条「へ?」
詩菜「岩倉織田家の尾張での状況は微妙なものだったでしょう? それこそ清州方が今回の反乱を鎮圧してしまったら、岩倉織田家はますます厳しくなっていく」
詩菜「そんな差し迫った機会に、斎藤氏と武田氏、岩倉織田家はどちらを選択するかしら?」
上条「そ、それもそうか……つまり、岩倉織田家にメリットがあればいいってことだろ?」
詩菜「それはそうですけど」
上条(現状を意識すぎる必要はない。それならば何かあるはずだ……!)
上条「それなら———」
安価↓2
岩倉織田家が斎藤氏と手を切ることによるメリットって?(諦めるでも可)
諦めて帰る
上条(これは重要なことだ。俺の一存で決まるとは到底思えないけど……)
上条「武田家はこれから美濃方面に攻撃方針を転換してもらうっていうのは、どうだろう」
詩菜「あらあら。当麻さん? 今、武田家は信濃方面で手一杯なのよ? 美濃もなんてとても……」
上条(確か歴史では川中島の戦いは決着がつかなかった。上杉も武田もあれだけの激戦を繰り広げながら、どちらも勝つことはできなかったんだ)
上条(インデックスも言っていた。合戦っていうのは兵力を消費する最後の手段だ。できれば武田だって決着のつかない戦いは避けたいはず……)
上条「でもそれしかねーよ。とりあえず打診するだけしてみよう」
上条「あとそれと並行して岩倉に圧力をかけてみるか」
詩菜「あらあら。分かりましたけど、文面は当麻さんが考えてね?」
上条「お、おう……」
>>18は安価の答えになってないので↓で
安価↓3 多数
1.稲生原サイド
2.上条サイド、翌日へ
新スレありがとうございます
では今日はここで切ります。ありがとうございました
こんばんは
どうでもいいですが、今日はTYPE-MOON祭りでした
………
……
…
〜名塚砦〜
査楽「まだ落ちないんですかね? 即席の砦にしてはなかなか粘るじゃないですか」
査楽「清州と末森の中間地点に作られた砦……やっかいですが、逆に奪ってしまえば喉元に剣を指す形になりますね。垣根さんは様子見ですが、むしろここは私だけでこの砦を奪ってしまいましょうかね!」
査楽「そろそろ援軍が来るはずなのですがね……おや」
「遅れて申し訳ない」
安価↓2 とあるキャラ名or「史実」
那古野城からの援軍を率いてきたのは誰?
ステイル「一応これでもいの一番で飛ばしてきたんだがね」
査楽「これはこれはステイルさん。ご苦労様ですね」
ステイル「名塚砦か……僕は攻めるより、防衛戦の方が得意なんだけどね」
査楽「安心して下さい。ここを落とし次第、すぐに迎撃に移ることになりますからね」
ステイル「それはそれは。ま、期待しているよ。で、どういう手はずになっているんだい? この砦を落とすことが目的なんだよね?」
査楽「 」
安価↓2
査楽の作戦とは?
査楽「そうですね。せっかくステイルさんが来てくれたんですから、火攻めが最も効果的ですかね」
ステイル「ちょっと待ってくれ。確かに火攻めなら僕の右に出る者はいないだろう。それは僕が保証するけど、僕の出力だと容易くこの砦を灰塵にしてしまうよ。それでもいいのかい?」
査楽(確かにこの砦の位置は悪くはない。再利用できるなら再利用した方が効率がいいのかもしれませんが———)
安価↓2
火攻めの目的とは?
査楽「そうですね。どうやら説明不足だったようです」
ステイル「どういうことだい?」
査楽「正確には、火攻めを行っているという状況が欲しいのですね」
査楽「単に奪取しただけであれば敵はそれを取り返そうとします。が、もし炎上させてしまえば、重臣もろとも砦はただのガラクタに。敵は相当音を上げるでしょう」
ステイル「ふむ……」
査楽「当然、黙って見過ごす清州方ではないでしょう。早急に援軍を飛ばしてくるはずです」
ステイル「なるほどね。清州方を誘き寄せるっていうことかい」
査楽「今回の戦では君たちが全面的に味方してくれているおかげで兵力的には私たちが有利ですからね」
ステイル「だが、もしおびき出されなかった場合は?」
査楽「……万一にもありえないと思いますがね。まあその時はその時に追って伝えますよ」
〜清州城〜
テクパトル「なんだと? 名塚砦が敵の攻撃に遭っているだと?」
「はい」
安価↓ 禁書キャラor「史実」
テクパトルの側近はだれ?
神裂「ええ。なんでも火攻めにあっているとか」
テクパトル「なんだと……気でも狂ったのか」
神裂「どうしますか。捨て置けないと思いますが」
テクパトル「当然だ!」
安価↓2
1.自ら出陣する!
2.まず神裂に出陣させる
テクパトル「許せん……俺自ら出るぞ!」
神裂「はい。では出陣の支度を」
テクパトル「後悔させてくれる……!」
〜名塚砦〜
ステイル「どうだ。敵は燻りだせているのか……?」
*「注進! 敵が清州を出陣した由です!」
ステイル「ふん。来たか」
査楽「ふふ……計算通りですね。ステイルさん、この場は任せましたよ」
ステイル「君はどうするんだい?」
査楽「これから敵の本陣を急襲する。僕の兵の一部はおいていくから、好きに使って下さいね」
ステイル「……本陣だと? まだ奴らは到着してないじゃないか」
査楽「ああ、それは———」
安価↓3 多数
1.本陣が構えられたところを狙う
2.清州城を急襲する
査楽「本陣が出来上がったところを狙うんですよ。それまで兵を一旦伏せさせてもらいますね」
ステイル「そういうことか。なら任せたよ。僕はどうすればいい?」
査楽「その間の指示は君に委ねるかね」
ステイル「……承知した」
ステイル「さて、煙に紛れて査楽は退いたか……どうする?」
安価↓2
敵援軍の到着は近い。それまでにステイルのやることとは?
ステイル「ふん。ちょっと僕は退くよ。そろそろお風呂の時間だ」
*「はっ!」
テクパトル「先はどうだ。もう砦は落ちているのか?」
*「まだ耐えきっている様子です!」
テクパトル「そうかそうか。ふん、温い攻勢だな。まあそのおかげで助かったというべきか」
テクパトル「 」
安価↓2
テクパトル、稲生原に到着。どうする?
テクパトル「……ん?」
テクパトル(砦を炎上させようとしていたのではなかったのか? ならばなぜまだ砦は耐えられている)
テクパトル(那古野が敵についているのはもはや明らかだろう。ならばあのステイル=マグヌスがいるはずだ)
テクパトル「なるほどな……バカめ」
テクパトル「おい。俺は引き上げる。お前らはそのまま進軍して稲生原に陣を構えろ」
「はっ?」
テクパトル「なに、明日にでもまた出陣する。お前らは俺の言うことを聞いていればいいのだよ」
「わ、わかりました」
安価↓2
テクパトルと一緒に出陣していたのは?
1.神裂
2.とあるキャラ(キャラ名も)
3.史実
一方「あァ。わかった」
テクパトル「ふふ。お前は本当に頼りになるな」
〜稲生原〜
査楽「……思っていたよりも人数が少ないですが、まあ急な出陣ならばその程度でしょうね」
査楽「さて、敵ものんびり布陣したようですね。睨みを利かせてあわよくば砦と挟み撃ち、といったところでしょうが———」
安価↓2
兵を分散させた査楽、どうする?
査楽「……ん? あれは……」
テクパトル「ふふふ……やはり奇襲部隊が潜んでいたな。バカめ、いくらステイル=マグヌスの魔術で煙幕を張ろうと無駄なことだ。平地で伏兵などバカのあがきでしかない」
テクパトル「わざわざ様子を見ておいたが、やはりバカなりに楽しませてくれる。もういいだろう、撤退だ」
テクパトル「明日は俺が直々に原典の力を見せてやろう。素材もすぐに神裂が準備を……」
査楽「準備を……どうするんですかね?」
テクパトル「!?」
査楽「ご機嫌麗しゅうございますね。清州の殿様」
テクパトル「な、なぜ貴様がここに!?」
査楽「やれやれ。自分の部下でなければ家老の能力もお忘れですかね」
査楽「今は私一人ですが……じきに私直下の軍が駆けつけてきますよ?」
査楽「鬼と言われる私の軍がね」
テクパトル「くっ……」
安価↓2
死角移動で急襲を受けた寡兵のテクパトル。対応は?
テクパトル(ここは何としても逃げ切らねば。何せ原典の準備が整っていない!)
テクパトル「鬼が来るぞ! 全力で逃げろ!」
ワーワー
査楽「ふっ……速さでこの私から逃げられるとでも思っているんですかね?」
テクパトル「ふ、ふん。俺を終えるのはお前一人だろう。お前一人程度ならば……」
査楽「 」
安価↓2
査楽、どうする?
査楽「私はしつこいですからね。何せ鬼ですから。鬼しつこいですね」
テクパトル「ふ、ふん。それも俺が清州に戻るまでだ。まさか清州まで俺を追い続けるだけとでもいうのか?」
査楽(まあ確かに追い続けてもメリットはないですね。何かするならする、しないならしないと決めてしまわないと)
査楽(清州までの距離もそこまであるわけではないですし、仕掛けるなら今日はこれが最後のチャンスですがね———)
安価↓2
査楽の決断は?
査楽(なら、ここで終わらせてあげますかね……!)
シュッ!
テクパトル「なっ! 消えた……いや、後ろか! 私の鞍の背後に!」
査楽「気づきましたか。でも遅い!」
テクパトル「バカな! なぜ疾走する馬の上で振り落とされずにいれる!」
査楽「私たち空間移動能力者を舐めないでほしいですね。空間把握は当然、バランス能力も人より長けているに決まっていますからね!」
安価↓ コンマ
00-49 テクパトル回避
50-89 テクパトルにダメージ
90-99 クリティカルヒット
査楽「」ザシュ!
テクパトル「ぐっ……鋸状の剣、だと……」ボタボタ
査楽「急所は外しましたか。ですが、ここで王手ですね」
テクパトル「く、クソがあああああああ!!」
安価↓2
原典ないテクパトルはどう戦う?
テクパトル「うおおおおおおおお」ブンブン
査楽「やれやれ。こちら接近戦に持ち込む以外で能力が使いないんですけどね」
査楽「ですがどうやらあなたは今、お得意の魔術とやらが使いないと見ました」
査楽「まったくみじめですがご安心を。織田弾正忠家は垣根さんが立派に継ぎますから———」
安価↓ コンマ
00-29 テクパトル虚仮の一念で躱す
30-69 実はテクパトルの罠だった。魔術で反撃
70-99 テクパトル、再起不能
査楽「」ザシュ!
テクパトル「ぐああああ!!」ドサリ
査楽「おっと、落馬しましたか。まあいいでしょう」
査楽「あとはこの残党たちですがまあそっちは私の軍に任せて、私はテクパトルを回収しますかね」
査楽「……残るは名塚砦と清州城の残党ですね」
〜名塚砦・稲生原〜
ステイル「査楽の姿がいつの間にか見えないが……僕が入浴している間に動きがあったのかい?」
*「はっ! 今のところ連絡はありません。稲生原に敵軍と思しき陣があり、こちらの様子を窺っています」
ステイル「攻められている砦を前にして不気味だね……さてどうする———」
安価↓2
ステイルの軍はどうする?
ステイル「攻めよう」
*「と、言いますと……?」
ステイル「? あ、ああ。目的語が抜けていたか。いいかい、僕たちは———」
安価↓3 多数
1.もう搖動はいらない。名塚砦を総攻め
2.不気味なものを払拭する。稲生原の陣を攻める
ステイル「ああ、もういいだろう。名塚砦を落とす」
ステイル「査楽の話だと灰にしてしまうのはまずいらしいからね。なら———」
安価↓2
名塚砦総攻撃を決定したステイル。どういう作戦でいこう
ステイル「そうだね……総攻めの前に、最後通牒を突き付けてあげるのが優しさかな」
ステイル「我々は戦は望まない。砦を明け渡せば砦の兵全てを助命する。これをわが軍の兵士みなに掲げさせるんだ」
「我々は戦は望まない!」
「砦を明け渡せば砦の兵全てを助命する!」
〜名塚砦内〜
ザワザワ
*「兵たちが動揺しています。先の火災のこともあり、士気は落ちる一方です!」
「くっ……」
安価↓2 とあるキャラor「史実」
名塚砦の守将は?
フレンダ「いつまでたっても信州を奪還できない上杉に愛想尽かして流れてきたはいいけど……」
フレンダ「まさかこんなところで躓かされるとは思わなかったってわけよ!」
*「どうしましょうか。敵は降伏するなら城兵全ての命を保証すると言っていますが」
フレンダ「そ、それは当然私も含まれてるわよね?」
*「恐らく」
フレンダ「ぐぬぬぬぬ……」
安価↓ コンマ
00-29 フレンダにもプライドがあった
30-99 フレンダ、降伏
フレンダ「結局、自分の命には代えられないってわけよ」
ステイル「ふん。敵は降伏したみたいだね。やれやれ」
査楽「いま戻りましたが……状況はどうなっているんですかね。ステイルさん」
ステイル「名塚砦は全兵降伏。直に開城するようだよ」
査楽「そうですか。ご苦労様ですね。こちらも敵総大将をひっ捕らえてきましたよ」
テクパトル「」
ステイル「おやおや」
査楽「残るは……稲生原に布陣しているあの舞台ですね。どうしましょうかね」
ステイル「砦を落とそうとも動かないというのは妙だね。何を企んでいるのやら」
査楽「ここは———」
安価↓2
稲生原に在陣する敵軍はどうする?
査楽「…………」
査楽「いえ、いいでしょうね。砦が落ちたと知れば退くでしょう。あの寡兵では何もできないでしょうしね」
査楽「我々はこれで引き上げましょうかね。テクパトルと砦の守将はこちらで連行するので、砦の守備はあなたがたでお願いしますね」
ステイル「承ったよ」
—稲生原side out—
キリもいいのでこのあたりで今日は切りたいと思います
明日はもしかしたら遅いスタートかもしれませんが、遅れた分は遅くまでやります
ありがとうございました
テクパトル弱すぎたかなあ……
お晩です
………
……
…
上条「朝か……なんだろう。外が騒がしい気がする」
上条「もしかして、何か戦で動きがあったのか? あの後すぐに寝ちまったからな……」
上条「いやー、数多の修羅場を潜り抜けてきた上条さんも、さすがに慣れない乗馬はきつかった」
上条「う、ちょっと筋肉痛かもしれねーな。でもとりあえず起きないと」
上条「うーん。今日はまずは何からしますかねえ———」
安価↓2
翌日。上条、今日はまず何をする?
上条「とりあえず昨日から変化があったかどうか調べないとな」
上条「恒例の情報収集と洒落込みますか!」
上条「いつも通り母さんとは二手に分かれて……と」
上条「さて、どこから当たりますかね?」
安価↓2
1.末森の城下町
2.青髪ピアスの屋敷
3.末森城
上条「ま、いつも通り城下町で噂を聞いて回るとしますか!」
上条「そういえば、朝起きた時少し騒がしい感じがしたんだよな……そこらへんの理由を聞いて回るのがいいかな」
安価↓ コンマ
00-79 稲生原の合戦の顛末が流布していた
80-99 何か戦があったらしい、程度
………
……
…
詩菜「当麻さん。もう聞いているかしら」
上条「……ああ。昨日の合戦、決着が付いてたんだな」
詩菜「ええ。なんでも清州の当主を釣り出して、見事それを破ったっていう話でしたね」
上条「テクパトルは末森方に捕まったっていう話だったな。これから尾張はどうなるんだ?」
詩菜「テクパトルさんが捕まったとは言っても、清州城はまだ陥落してないからねえ。もしかしたらまた一戦あるかもしれないかしら」
上条「なんてこった、また状況が動いちまった……俺たちはどうすればいいんだ?」
詩菜「当麻さん、まだ岩倉城へのお手紙は預かったままよね?」
上条「ああ。けど今の状況でこれを岩倉へ持って行って平気なのか?」
詩菜「末森と岩倉は同盟を結んでいるけど、もともと弾正忠家と岩倉織田家は不仲だったと言いますからねえ」
上条「共通の敵がいなくなると、どうなるかわかんないってことか……」
詩菜「といっても、ここで岩倉方がどう動くかでまた形成はどうなるかわからないかしら」
上条「そっか……武田が尾張に影響力を持てる時間的余裕があるといいんだけどな———」
安価↓2
大方の顛末を知った上条さん。これからどうする(方針)?
上条「うーん、とりあえずは様子を見よう」
詩菜「岩倉へのお使いはいいのかしら?」
上条「まだ動きがあるかもしれないし。とりあえず進展を見守るのがいいかなって思う」
上条「特に、清州城がどうなるか次第だろ」
詩菜「それもそうかしら?」
安価↓3 多数
1.末森城サイド
2.上条サイド
〜末森城〜
垣根「さて、と……」
テクパトル「…………」
垣根「無様だな、テクパトル。俺に傷をつけたヤツとは思えないくらいに無様だよ」
垣根「策士策に溺れる、といったところだったらしいじゃねぇか。究極の切り札を持ちながら、まさかそれを使う前にこうして俺の前に引きずり出されるとはな」
テクパトル「くっ……」
垣根「おまけに名塚砦を預けた他国の女は、勧告したらあっさりと降伏したらしいぞ。まったく、大した人望じゃねぇか」
テクパトル「黙れ……」
垣根「何にしても査楽、ご苦労だったな。さすがは俺の筆頭家老だ」
査楽「ありがとうございますね」
垣根「さて……こいつをどうしてくれるのがいいかね。一応身内だしな。こいつの処遇次第では尾張全体に大きく影響があるだろう」
垣根「それに、残った清州城。それから清州と同盟を結ぶ犬山城。これらも処置を施さなくてはならないしな」
垣根「他国に付け込まれる前に、さっさと決めちまいたいが……どうするか」
安価↓2
1.まずテクパトルの処分を決める(内容も)
2.まずテクパトル勢力の対処を決める(内容も)
垣根「なあテクパトル」
テクパトル「…………」ピク
垣根「俺の奥に入れば助けてやらねぇこともねぇぞ」
テクパトル「なんだと……? 貴様、正気で言っているのか」
垣根「あぁ? てめぇ正気で言ってると思ってんのか?」
テクパトル「つまりこの俺を、奥に幽閉してしまおうということか」
垣根「説明はしねぇ。命が惜しければ、後はわかってんだろ?」
テクパトル「…………」
安価↓ コンマ
00-39 テクパトル、屈服
40-99 テクパトル、拒否
テクパトル「ふざけるなよ。織田家正当の当主たるこの俺が、どうして貴様ごときの……」
垣根「ほう、まだ気骨が残ってるじゃねえか。だがな、テメェにそんな自由があるとでも思ってんのか? あ?」
テクパトル「ふん……」
垣根「ちっ、敗残の将の癖に態度がでかすぎるんじゃねえのか?」
安価↓3 多数
1.無理やり奥へ幽閉
2.別の処断を
垣根「まあ抵抗するのは目に見えてたからな。おい、査楽。こいつをさっさと奥に閉じ込めておけ」
査楽「わかりましたね」
テクパトル「くっ……覚えていろ! 簒奪者がどういう末路を辿るのか、その目でしっかりと見ておくんだな!」
ガチャン
垣根「…………」
垣根「ふん。俺たち織田家に対して今更そんな寝言、通用するわけねぇだろ」
垣根「さて、問題は残存勢力だな」
査楽「私たちはこの末森を本拠に、那古野城と名塚砦で清州への釘を指す形になっていますね」
垣根「今まで静観していたようだが、犬山城の動きも気になるな」
査楽「清州と犬山は、岩倉方への利害が一致していただけの同盟ですからね。こちらの対応次第では戦わずして勝つことも可能かもしれませんね」
垣根「津島商人たちもいよいよ俺たちに表だって味方するだろう。ならば、差し迫っては———」
安価↓2
末森方の当面の方針は?
垣根「清州にはまだ手強い残党が籠っている。まずは敵の士気を削ぐためにも、犬山をこちら方に引き込むのがいいか」
査楽「我々の下尾張と犬山の間には岩倉城がありますが、彼らには何らかの通告をしますかね」
垣根「ああ。確か犬山は本来、岩倉の後見役だったな。本来は弾正忠家が岩倉を取り込むための政策だったのだが、今となっては犬山方が独立して岩倉を取り込もうとしている、といったところか」
垣根「そうだな。岩倉へは———」
安価↓3 多数
1.岩倉城へ知らせる
2.岩倉城へは知らせない
垣根「そうだな。今は清州への対策が第一だ。味方は多い方がいいだろう」
垣根「岩倉へは事の次第を添えて使者を出しておけ」
査楽「わかりましたね」
垣根「さて、問題は犬山への具体的な策か」
垣根「何にせよ犬山は岩倉と仲が悪いからな。岩倉と結んでいる俺たちを敵とみなしてもおかしくはない」
垣根「だが犬山方にとっても清州は目の上の瘤だったはずだ。さて、どうするかな———」
安価↓2
犬山城の取り込み。具体策は?
垣根「ふん。やはり連中が欲しいのは領地だろう。犬山の連中も元は下尾張の出だしな」
垣根「清州方の領地、分捕り次第半分くれてやるとでも言っておけばいいだろう」
垣根「さて、さっさと使いを出すか。そうだな。誰に行かせるのが都合がいいか———」
安価↓2
犬山への使いは誰に行かせる?(末森にいる人間のみorモブ)
垣根「そうだな……俺自ら出るのも悪くないか」
垣根「それに、ふっ。こういう交渉の場には目上の人間を借り出してくるのがいいかもしれねぇな」
安価↓2
土田御前?
1.とあるキャラ(名前も。女性のみ)
2.史実
>>189
×借り出す
○駆り出す
芳川「そんな理由でわざわざ私を駆り出したのね」
垣根「察しろ。そもそもテメェが俺を担ぎ上げたのが事の発端だっただろうが。責任は最後までとりやがれ」
芳川「そうね。私ったら考えが甘かったわ。垣根帝督、あなたの母役としての務めを果たしてあげるわ」
垣根「やめろやめろ。母役なんで反吐がでる」
芳川「何を言ってるの。吐き気がするのは私の方よ」
〜犬山城〜
垣根「というわけだ。テクパトルの野郎はこっちで既に幽閉している。条件も悪くはないはずだが」
「————」
安価↓2
犬山城の主とは?
1.とあるキャラ(名前も)
2.史実
坂島「なるほどねぇ。まあ言いたいことはわかったかな」
垣根「こちとら縁戚っつーことでわざわざ足運んでんだ。それにおら、この女はてめぇにとっちゃあ義理の伯母、それに……」
坂島「はいはい、わかってるよ。なにより俺にとったら姑だからね」
垣根「わかってるならいいんだ。こうしてこっちから出向いてやってるってことも酌量してほしいもんだな」
坂島「そうだなあ……」
坂島(ま、清州が独力で力を伸ばされるよりは、末森方に恩を売った方が得か)
坂島(それに協力すれば清州領を半分やると言う。信用できるかはさておき、旨い話には違いない)
坂島(どう返事したものかな———)
安価↓ コンマ
00-59 坂島、承諾
60-79 坂島、答えを出さず
80-99 坂島、拒否
坂島「わかったよ。そもそも弾正忠家の内紛はそちらの勝手だからね。こちらとしては兄弟喧嘩に口を出す気はないし、義兄の首がすげ変わっただけだと思っておくよ」
垣根「そうか。ならば清州の件は」
坂島「もちろん承諾しよう。……と言いたいところだけどね? どうなんだい? 実際のところは」
垣根「あ?」
坂島「とぼけないでくれよ。岩倉城のことだよ。うちの親父さんは岩倉の後見役ってことだったけど、今の向こう当主様はそんな気はさらさらないって感じじゃないか」
坂島「仮に俺が清州に兵を出すとしてだよ。岩倉方が黙って俺たちを通すと思うかい?」
芳川「それは確かに不安要素ではあるわね」
坂島「でしょう? そこのところは、もしかしてこっちでどうにかしろって事なのかい?」
垣根「いや、岩倉にはもう使いを出している。首尾は———」
安価↓ コンマ
00-19 承諾
20-49 拒否
50-99 まだ回答はない
垣根「まだこちらには知らせは来てねぇな」
芳川「あるいは回答を留保されたか、と言ったところかしら」
坂島「やれやれ。まあいい、何か動きがあるんならこちらにも知らせてくれると助かるかな」
垣根「ああ」
〜末森城〜
垣根「悪くねぇな」
査楽「そうですね。岩倉の出方が気になりますが、清州を孤立化させることには成功しましたね」
垣根「後は清州がどう出るかだな」
査楽「よほど忠義に熱ければ、あるいはテクパトル奪還に動いてもおかしくありませんがね」
垣根「馬鹿言え。あいつの性格で人望なぞあってたまるか」
査楽「それに向こうには神裂火織がいますからね。垣根さんでも彼女相手だと苦戦するでしょうかね」
垣根「そうだな……」
安価↓2
末森方の次の一手は?
00-79 清州方、静観
80-99 清州方、打って出た
今日はこのあたりで切ろうと思います
ありがとうございました
脱ぐ……?
乙でした
>>193 土田御前と信行の仲があんまり良くなさそうなのは、垣根と芳川が相性良くないから?
こんばんは
某時間までお付き合い願います
あ、それとちょっとお知らせ
今後の方針なんですが、実在人物名が安価で示された場合、とあるキャラでの再安価はとりません
そのまま史実の人物で適用します(既にとある人物に当てはめられている人物は除く)
垣根「清州方もこれで打つ手なしだろうよ。むしろこちらから具足を脱ぎ去り、降伏を受け入れる方針を採るべきだな」
査楽「なるほど、懐柔するのですね。元当主がこちらにある以上、今後の当主は垣根さんですから、柔軟な施策はもっともですかね」
垣根「よし。名塚砦のステイル=マグヌスにもその事を伝えておけ」
査楽「わかりましたね」
—末森城side out—
………
……
…
上条「なんかここん所、俺たち空回りしてる気がするんだよな」
詩菜「そうねえ。甲府に使いを送ってからは進展がなさすぎるかしら」
上条「でも尾張の情勢は刻一刻と進展してるんだよな。とにかく行動しないと」
上条「やっぱし末森と清州の動きが気になるよな。それと沈黙し続けてる岩倉も不気味だし」
上条「さて、と。今日は末森より外に活動領域を広げてもいいだろ。どうしようかな———」
安価↓2
上条さんたち。今日は「どこ」で、
1.末森城下
2.岩倉城下
3.名塚砦
4.那古野城下
5.清州城下
6.津島港
「何」をする?
上条「母さん。俺は海が見たい。唐突に海が見たくなったんだ」
詩菜「あら?」
上条「具体的にいうと海に出たい。マグロとか釣ってみたいんだ母さん!」
詩菜(どうしちゃったのかしら当麻さん。そういえば……)
禁書『当麻はたまにおかしなことを口走るけど気にしちゃだめなんだよ! 当麻のボケは私か……アニェーゼくらいしか上手く捌けないかも!』
詩菜(甲府でそんな事を聞いたわね……)
上条「マグロ! マグロを釣るんだ!」
詩菜「当麻さん? 鮪なんてまたどうして?」
上条「上条さんはこれまで貧乏で、マグロみたいな高級でおいしい魚、ろくに食べてないんですよ!」
詩菜(鮪ってそんなにおいしい魚だったかしら……?)
詩菜「と、とにかく———」
安価↓3 多数
1.思う存分やらしてあげよう
2.真面目に仕事してもらう
詩菜「当て身」
上条「!!」ドスッ
詩菜「真面目な当麻さんとどこで切り替わってるのかしら……とりあえず私の判断で行動するのがいいかしら」
詩菜「候補としては、昨日から変化はないかというのが大事なのですから、末森」
詩菜「それに本来のお仕事も大事ですよね。岩倉」
詩菜「後は……少し危険ですけど清州へ視察……その程度かしら」
詩菜「さて、どうしましょうか———」
安価↓2
1.末森
2.岩倉
3.清州
詩菜「……そうね。私の意見としては当然、主命第一かしら」
詩菜「当麻さんは……そうね、共の者に連れてきてもらおうかしら」
上条「」
〜岩倉城下〜
上条「…………」
上条「はっ! ここは!?」
詩菜「あらあら当麻さん。当麻さんったら途中で寝ちゃうんですもの。もう岩倉につきましたよ」
上条「岩……倉?」
詩菜「ほら当麻さん。甲府からのお手紙を早く岩倉の殿様に渡さないとでしょう?」
上条「あ、ああ。そうだったっけ。?」
上条「まあいーや。とにかく岩倉城へ行ってみようぜ」
詩菜「はいはい」
安価↓ コンマ
00-49 やはり岩倉の城門は固く閉ざされている
50-99 状況が変わった。面会を許される
*「殿はお会いになるようだ。通られよ」
上条「あら? 今日はやけにすんなりと通してもらえたなあ」
詩菜「やっぱり稲生原の戦いの余波じゃないかしら。下尾張の勢力図が固まってきていよいよ、岩倉方も行動を起こすべきと思っているのね」
上条「なるほどなあ。かなりあっさり決着がついちまったみたいだしな」
〜岩倉城〜
「待たせたな」
安価↓2
1.とあるキャラ(名前も)
2.史実
ビアージオ「まぁ、楽にしろ。武田からの使いだと言ったな」
上条(ビアージオか……こんなところにいたんだな)
上条「あ、ああ。これが甲府からの書状だ」
ビアージオ「ふむ……」
ビアージオ「なるほど。武田家は我ら岩倉織田家に風向きが向いていると見ているのか」
上条「ああ。その通りだ(一応こう言っておこう)」
ビアージオ「ふん。見どころはあるが……確かに甲斐信濃を手中に入れる武田の言は一考以上の価値があるな」
ビアージオ「いま尾張は末森の小僧を中心に動いている。それは同盟者とはいえ、我々にとって必ずしも喜ばしいことではない」
ビアージオ「本来ならば、我々の助力があって清州の小僧を葬りたかった所だったのだからな」
上条「俺たち武田は岩倉織田家を支持している」
上条「だが同時に美濃の斎藤氏は、美濃を壟断する者として捨て置けない」
ビアージオ「」ピクリ
上条「今は越後と争っているけど、時期に甲府の目は美濃に向く。そこでお前に聞きたい。岩倉織田家は、俺たち武田と手を組む意思はあるか?」
ビアージオ「貴様……我らが斎藤氏と手を結んでいることを承知の上で、このわたしに交渉を吹っかけているというのか?」
上条「別に脅してるわけじゃねーよ。ただ武田の方針をお前らに説明してやってるだけだ」
ビアージオ「…………」
安価↓ コンマ
00-49 返事保留
50-79 盟を結ぶ
80-99 ビアージオ、切れる
ビアージオ「ふん……だがすぐに返事をするつもりはない」
上条「…………」
ビアージオ「だが待たせるのも印象が悪くて良くないな。協議ののち貴様をここにまた呼びつける。その時に甲府への返書を認めようではないか」
上条「そうか、わかった。俺たちは末森で宿をとってるから、何かあったらそこへ連絡してくれ」
ビアージオ「いいだろう」
詩菜「ようやっと岩倉の城主さんに会えたわねえ」
上条「ああ、気難しい奴だと思ったけど、割と話せばわかるのかな」
上条(腐っても聖職者だしな)
詩菜「さて。返事はまだ貰えなかったけど、これからどうするのかしら」
上条「そうだなあ。これから別の場所に行ってる時間はねーし、何かするとしたらここか末森で、ってことになるよな」
上条「今日はまだ情報収集とかしてねーし。ここは———」
安価↓2
上条さん、今日はどこで何をする?(場所は岩倉か末森のみ)
上条「うーん。でもさ」
詩菜「どうしたのかしら?」
上条「俺たち今まで正攻法で情報収集とかしてきたけどさ、もっとスパイ的な何かがあってもいいんじゃないかな」
詩菜「どういうことかしら」
上条「密偵とかさ」
詩菜「あらあら。当麻さん、本当は私たちも日程密偵なのよ?」
上条「いや違くてさ。もっとこう……忍者みたいな」
詩菜「忍者ねえ……」
上条「それこそ内部事情まで収集できそうな感じでさ」
詩菜「でもそれだとそれなりの腕利きが必要だと思いますよ?」
上条「そっか……あっ! でも母さん、確か少しはそういう心得あるんだろ? 確かインデックスが言ってた!」
詩菜「あらあら。でもまあ確かに、母さんの本職はそっちですからね。今は当麻さんに合わせてあげてますけど」
上条「もしかしたら俺がいるから動きにくいっていうのもあると思うしさ」
上条「ああ、もちろんなんか忍者を雇うっていう手もあるけど……」
詩菜「そうねえ。外部の人間をいきなり使うのはちょっと難しいかしら」
上条「でも俺にはたぶん無理だしさ、連れてきてる兵も当然そんなことできないし———」
安価↓2
1.詩菜にしばらく末森に潜んでもらう
2.外部の忍者を雇い入れる
3.上条自ら潜伏
上条「母さん悪い。ここからは別行動にしよう。俺は今まで通り、末森の宿を拠点にするから、母さんは末森近辺、可能なら城の中の様子や情報を探ってきてほしい」
詩菜「それは構いませんけど……当麻さん覚えてるかしら。お母さん、末森城の面々には顔が割れてるんですよ。だからお城の方はあんまり期待しないでほしいかしら」
上条「それもそっか。でも末森のことは任せるよ。俺はその分、足で稼ぐからさ」
詩菜「わかりました。じゃあ何かあったら宿の方に伝えますから、必ず留守を残しておくようにね」
上条「ああ」
安価↓ コンマ
00-39 何事もなく宿へ
40-99 事件発生
上条「さて……と。明日からは母さんとは別行動か」
上条「インデックスもいないし、いよいよ全部一人でことを決めなきゃいけなくなっちまったな」
上条「あーあ。上条さんも家臣とか持てる立場になりたいですよーっと」
安価↓2
1.末森城サイド
2.上条サイド(翌日へ)
………
……
…
上条「……っと、朝だな」
上条「母さんは……もういないみたいだ。いよいよ気を引き締めてかなきゃな」
上条「さて、と。今日はどこで何をする———?」
安価↓2
上条さん、どこで、
1.清州城下
2.那古野城下
3.名塚砦
4.津島港
何をする?
上条「そうだな……津島港にもう一回行ってみよう」
上条「確か尾張の経済の中心地、だったよな。もしかしたら誰か偉い人に会えるかもしれねーし」
〜津島港〜
上条「さて、津島の町に着いたはいいけど、ここでどうするか」
上条「ぼーっとしててもどうしようもないし、やっぱり目的が必要だよな。うん」
上条「んー、そうだな。町の中を散策するか、あるいはどこかに行ってみるのもいいか」
上条「さしあたっては……お屋敷が立ち並んでるあたりと、それと奥には寺があるみたいだ」
上条「それ以外だと、港と神社くらいか。確か神社を中心にしている町だとか、前に母さんが言ってたっけ」
上条「そんなところだよな。……よし! どこから行ってみるかな———」
安価↓2
1.津島神社
2.武家屋敷
3.津島港
4.外れの寺
上条「やっぱ気になるのは武家屋敷……かな」
上条「こんな商業都市でも武士って住んでるんだな。ボディーガード的な感じなのか?」
上条「っと、とりあえずこの家あたりから……すみませーん!」
安価↓ コンマ
00-79 家人はいた
80-99 家人はいない
ガラリ
上条「あ、すみません。ちょっとお話を伺いたいんですけ……ど……」
青ピ「なんや騒々しいな。僕は……って、んん? どっかで見たような……」
上条「青髪ピアスじゃねーか! お前確か、末森の小さい平屋に住んでただろ!」
青ピ「……? あっ、確かあんたはあの無礼な旅人やないか! なんでこんなところに……」
上条「それはこっちのセリフ……は言い過ぎか。一方的に押しかけてるのはこっちだもんな」
青ピ「?」
上条「あ、そうだ。青髪ピアス、お前最近腹痛とか大丈夫だった?」
青ピ「腹痛……? 別に大丈夫やけど……」
上条(よかった)
上条「ま、まあアレだ。折り入ってお前に用があってだな」
青ピ「こんな時に用? なんや、手短に頼むで」
安価↓2
上条、青ピに何を話すor聞く?
上条「いや、その……」
上条(やばい。母さんやインデックスがいないと何を聞いていいかすらぱっと出てこねえ。っていうか、青髪ピアスはいったいどういう人なのかもさっぱり見当つかないし……)
上条「あ、そうだ! 俺、今まで末森とか岩倉とか言ってたんだけどさ、隣国の斎藤氏の話はたまに聞いたんだよ。でも今川氏の話はあんまり聞かないなーって。お前、何か知ってる?」
青ピ「今川? ははぁ、もしかしてあんた、士官先探しの牢人やろ。確かにこの津島は織田家の支配を受けてはいるが、根本的には中立都市や。中には今川びいきの商人もいるからなあ」
青ピ「ま、今川さんちは今はどんどん三河の平定を進めてるそうやで」
青ピ「今川家は織田のテクパトルはんと仲悪いからな。あのテクパトルはんが捕まったとあっては、今後動きがあってもおかしないと、僕は見るでえ」
上条「なるほどな」
上条(敵の敵は味方理論で言うと、岩倉織田家や斎藤家と同じで今川家も末森織田家につく可能性もあったってことか)
上条「ありがとう。青髪ピアス、それと———」
安価↓2
1.まだ青ピに用がある(内容も)
2.左様奈良
上条「そういえば、結局お前はどういう人間なんだ? 青髪ピアス」
青ピ「はい? どういうって、どういうこと?」
上条「いやさあ。いま尾張では末森方とか清州方とか岩倉方とかあるじゃねーか。末森にいたからてっきり末森方だと思ってたんだけどさ。結局、どういう立場なんだろうってさ」
青ピ「いやいや。逆に聞きたいんやけど、あんたは何者なん?」
上条「ああ、そうだよな。こっちから言わないのは失礼だった。俺は———」
安価↓2
1.名前・所属を言う
2.身分は隠す
3.偽名で
上条「俺は上条当麻っていうんだ。お前の言う通り、今は牢人だよ」
青ピ「やっぱりな! でもなら僕が誰か知らんで訪ねて来たってことなんか?」
上条「ハハハ……偶然って怖いですよね」
青ピ「ま、いいわ。じゃあこっちも……といっても名前は知ってるみたいやからええやろ」
青ピ「僕はこの津島の生まれでな。津島のことは分かってるんやろ?」
上条「いや。ただ経済の中心地ってことと、織田家と繋がってるって事くらいしか」
青ピ「ふーん? ま、ええわ。僕が説明したる」
青ピ「津島の町は商人の町っていう風に思ってるかもわからんけど、そんなすごい町とはちゃうねん」
青ピ「大抵は地元の土豪や。半分武士で半分商人、って所やな。津島神社の氏人が武装した、っていうのが発端らしいで」
青ピ「で、無論僕もその家柄や。津島には四家七苗字っていう11の名家があるんやけど、僕の実家はその七苗字って言われる家なんやで」
上条「な、なるほど……じゃあ末森にいたのは?」
青ピ「ああ。あれは末森の殿さんに近づくためにいたんや。ここの津島衆の大半は、織田家の侍も兼ねてるからなあ」
青ピ「僕の家も今の清州の殿さんの家臣なんやけど、僕はその弟さんの方に出張してたってわけや」
上条「はー」
上条「なんかありがとな。色々聞いちまって」
青ピ「ええってええって。僕ら友達やん? なあ上やん」
上条(あ、懐かしい響き)
青ピ「また何かあったら訪ねてきてーな。といってもこれから尾張もどうなるかわからんしなあ。保証はできへんけど」
上条「ああ。そうさせてもらうよ」
上条「さて……あと行ける場所は、時間的に一か所くらいだな」
上条「どうすっかなー……」
安価↓2
1.津島神社
2.津島港
3.外れの寺
上条「せっかくだし、港の方にも行ってみるか」
〜津島港〜
上条「ふーん。漁港っていうよりは貿易港なんだろうとは思ってたけど」
上条「割と賑わってるな。さすがは経済の中心地って感じか?」
上条「つっても、特にやることもないしな。どうすっかなー」
安価↓2
上条さん、港で何をしよう?
上条「どれ、せっかくだし何か土産物でも見てみるか」
上条「えっと、この海って伊勢湾だよな。何があるんだろ」
*「名産はもちろん胡麻油ですよ!」
上条「胡麻油? ふーん、まあ貿易港ならそんな感じなのかな」
上条「伊勢エビとかないの?」
*「エビもありますよ!」
上条「ほうほう……」
上条「すっかり見て回っちまったな。でもそろそろ帰らねーと。津島って末森から遠いからなー」
上条「どうする? 何か買ってくか?」
安価↓2
1.買っていく(品物も)
2.ウィンドウショッピングで満足
上条「……そういえば、人身売買ってこの時代あるのか?」
上条「べ、別に買うってわけじゃないですけど! ちょっと学術的探究のために上条さんはちょっと!」
安価↓ コンマ
00-19 黒夜がいた
20-99 人身売買はなかった
………
……
…
上条「人は売ってる? って聞いたらキレられた……」
上条「か、上条さんは安心しましたよ! この時代にも現代に通じる倫理っていうものがあったんですね!」
上条「……ふう。末森へ帰るか」
安価↓ コンマ
00-49 無事、末森へ
50-99 事件発生
………
……
…
上条「さて、と。末森に無事着いたな」
上条「母さんはどこで何やってんだろうなー。同じ町にいるからすぐに会おうと思えば会えるんだろうけど」
上条「あ、そうだ。留守中、どっかから連絡なかった?」
安価↓ コンマ
00-29 詩菜から連絡
30-59 ビアージオから連絡
60-99 なし
*「ご母堂様から連絡がございました」
上条「ごぼ……? ああ、母さんか。なになに?」
安価↓2
00-59 末森城内の情報を掴んだ
60-89 安否報告のみ
90-99 詩菜さん、捕まっちゃいました
詩菜『当麻さん。母さんは元気にやってます』
詩菜『末森城の警戒は厳しいようで、まだ詳しい情報を得るには至っていません』
詩菜『まとまり次第、また連絡しますね』
上条「そっか。母さんも頑張ってるんだな」
上条「俺も頑張らねーと」
安価↓3 多数
1.夜、末森城パート
2.翌日、上条パート
では今日はここで切ろうと思います
ありがとうございました
夜が更けた方がこのスレはまだ人が来るみたいですね
引き続き、関東民はMXにて『とある科学の超電磁砲S』をお楽しみ下さい
おばんです
今日ものんびりいきます
〜末森城〜
垣根「そういえば、捕えたままのフレンダ=セイヴェルンの処分を下していなかったな」
査楽「清州とはまだ緊張が続いていますし、よく考えた方がいいですね」
査楽「それに聞いた話ですと、ステイルさんはフレンダさんに助命を約束しているそうですからね」
垣根「まあ命を取るほどでもないだろう。客観的には反乱者は俺の方だからな。奴は主命に従っただけの女だ」
査楽「清州方の出方しだいでは、彼女も戦力になるかもしれませんしね」
垣根「そうだな———」
安価↓2
降伏したフレンダの処分は?
垣根「……よし。敗北者の末路はこうと昔から決まっている。織田信奈の野望でもそう言ってた」
査楽「どういうことですかね?」
垣根「フレンダを連れて来い。それと剃刀も」
査楽「あ、ああ。なるほど。わかりましたね」
フレンダ「あ、あのぉー。命は助けてもらえるっていう話だったんだけど」
垣根「安心しろ。別にこいつでテメェの頸動脈を掻っ切ろうってわけじゃねえ」
フレンダ「つ、つまり?」
垣根「なに、簡単だ。この場で髪を下ろせ。それでこの件は不問にしてやるよ」
フレンダ「!?」
垣根「死ぬよりいいだろ? せっかくだ、そのうっとおしい金髪、そり落としてやるよ」
フレンダ「ちょ、ちょ、ちょ、ちょっと待ってほしいわけよ! え、なに? 尼削ぎじゃなくて? マジで丸刈りなわけ?」
査楽「いや、丸刈りじゃなくて丸削ぎですね」
フレンダ「余計嫌なわけよ! 髪は女の命なわけよ。肩までならとにかく、根元からなんてひどすぎるわけよ!」
垣根「あ? じゃあなんだ。テメェは髪のために死ぬってか? それはそれで美談かもしれねぇがな」
フレンダ「そ、それは……」
垣根「はっきりしろ。譜代でもねぇテメェのためにわざわざ処分を下してやってんだ」
フレンダ「不幸なわけよ……」
安価↓ コンマ
00-59 フレンダ、耐える
60-89 フレンダ、懇願する
90-99 フレンダ、断固拒否する
フレンダ「お、お願い! どうか丸坊主だけは……」ウルウル
査楽「うっ……」
フレンダ「一生のお願いだから! わ、私にできることなら他にいくらでもあるってわけよ!」
査楽「ど、どうしますかね?」
垣根「…………」
安価↓3 多数
1.ダメ
2.仕方ないから代替案を考えてやる
垣根「甘えてんじゃねえ!」
フレンダ「」ビク
垣根「別に出家しろって言ってるわけじゃねえんだ。髪なんざまた生えてくるだろうか」
フレンダ「こ、この長さになるまで何年かかると思って……」
垣根「おい、もうこいつ黙らせろ。この際、寝てるうちでもいい」
査楽「はい」
フレンダ「え、ちょ」
査楽「悪く思わないで下さいね、と」ドス
フレンダ「」バタリ
垣根「あー、なんか萎えちまった。後はお前に任せるわ」
査楽「わ、わかりましたね(マジですか)」
垣根「俺はもう寝る。じゃあな」
査楽「あ、はい」
………
……
…
「た、大変です!」
垣根「……あん?」パチリ
査楽「し、城に緊急の使いが!」
垣根「何だと? いったいどこからだ」
査楽「それが———」
安価↓ コンマ
00-49 名塚砦
50-99 那古野城
査楽「那古野からですね。なんでも急な夜襲があったとのことで……」
垣根「なんだと……」
査楽「これは報復でしょうね。清州方を見限って私たちについた那古野への」
垣根「チッ……ステイルが名塚砦に駐屯していやがるのを逆手に取ったか……!」
査楽「みな垣根さんの指示を待っています。どうしますかね……?」
安価↓2
味方の城が襲撃された。垣根の出した指示は?
垣根「返り討ちにする」
査楽「と言いますと、出陣するんですかね?」
垣根「当然だ。黙っている分には見逃してやったが、打って出るというなら徹底的にだ」
査楽「ま、まだ日が出るまでありますが、この闇の中を出陣するんですかね?」
垣根「そうだな———」
安価↓3 多数
1.今すぐ出陣する
2.夜明けを待ってから出陣する
垣根「いや、今すぐにだ。さっさと準備しろ」
査楽「わ、わかりました!」
垣根「ちっ……面倒なことしやがって」
垣根「さて、陣立てだが……誰を出陣させるか、だな」
垣根「名塚砦に要請を出してもいいが……向こうの兵力的にあまりあてにはできねぇしな」
垣根「さて———」
安価↓2
援軍の大将は誰にする?
安価↓3
従軍させる人?
垣根「まあ大将は査楽で十分だろう。俺はまだ全快してねぇしな」
垣根「備えには……そうだな———」
安価↓ コンマ
奇数 フレンダ
偶数 青ピ
ぞろ目 フレメア
垣根「フレンダを投入しとくか」
垣根「まさか髪の恨みで造反……ってまさかバカなことはしねぇだろうな。査楽には言い聞かせておくか」
〜那古野城〜
神裂「どうやら夜襲は成功したようですね」
神裂「筆頭家老の身にありながら、反乱者に与する卑劣漢。ここで成敗してくれましょう」
神裂「戦況はどうなっていますか?」
「はい———」
安価↓2
神裂とともに攻め手に加わっているのは?
1.とあるキャラ(名前も)
2.史実
コンマ
00-49 落城寸前
50-99 敵もさるもの
建宮「敵もさるもの……と言った所よな。だが時間の問題でしょうよ」
神裂「わかりました。では引き続き攻撃を続けてください」
神裂「そうですか……まだ城は落ちませんか」
査楽「……間に合ったみたいですね!」
フレンダ「」ブツブツ
査楽「那古野城は包囲されているというよりは、裏手門に奇襲を受けているようですね。さて、どう対応しましょうかね……?」
安価↓2
査楽、どうする?
査楽「奇襲もいいが、こう暗いと同士討ちの心配もありますね……」
査楽「そうだ。フレンダさん、こちらへ」
フレンダ「な、何よ」
査楽「頭巾を被っての出陣には大変恐れ入る話ですけど、折り入ってお話が……」
神裂「……? 何やら騒がしいですね。どうかしましたか」
建宮「どうやら末森からの援軍が来た様子なのよな」
神裂「早いですね。援兵が来る前に城を落としたかったのですが」
建宮「敵将は恐らく査楽でしょうな。敵の層はそう厚くない」
神裂「でしょうね……ん? あれはなんですか」
査楽「よし、このあたりでいいでしょう」
フレンダ「ほ、本当にするってわけ?」
査楽「はい。これも戦の収束のためです」
査楽「……コホン。清州方の諸将よ! 私は末森の家老・査楽ですね!」
査楽「私たちは身内同士の争いは望みません。その証に、先だっての戦で迎えたテクパトルさんは末森で息災にされてますね!」
査楽「また、名塚砦を預かった将・フレンダさんもこうして私たちの方へついています!」
フレンダ「……」
査楽「今ならこのように髪を落とす程度で許されましょう。さあ、矛を収めて兵を退いて欲しいですね!」
安価↓ コンマ
00-49 敵はびくともしない
50-89 敵の士気が下がった
90-99 敵の動揺が激しい
ザワザワ
建宮「くっ……あんなふざけた勧告の割には、兵たちが動揺し始めてるのよな!」
神裂「参りましたね。こちらも城主がいない以上、士気の低下を食い止めるのは至難です」
査楽「どうやら効果はあったみたいですね」
フレンダ(マジで)
査楽「今なら突破口を掴めるかもしれませんね。ならば———」
安価↓2
査楽の指示は?
査楽(ここはもうひと押しでいきましょうかね)
査楽「いま投降した兵らには、褒賞や地位の付加を約束しますからね! 当然、下った兵おのおのへですよ!」
フレンダ「」
安価↓ コンマ
00-49 さらに敵の士気が下がった
50-99 敵兵の投降が始まった
ザワザワ
建宮「女教皇様! 味方の兵の投降が止まらないのよな!」
神裂「まさかここまでとは……やはりあの男に人心は味方していなかったのですね……」
建宮「もう直下の兵しか残らないのよな」
神裂「まさかこんなにあっけない事になるとは……」
安価↓ コンマ
00-39 テクパトルに義理立てし、自ら出る
40-79 兵を退く
80-99 自分たちも投降する
神裂「……これでは笑い話にもなりませんね。とりあえず兵を退きましょう」
建宮「はい。全兵、退却の合図を鳴らすのよな!」
ドーンドーン
査楽「おや、敵は退いていくようですね」
フレンダ「ええー……」
査楽「所詮、あの男の求心力なぞこの程度なんですよ。むしろ清州方は、あの神裂火織さんでもっているようなものですからね」
フレンダ「私たちはこれからどうするわけ? 末森に引き返すの?」
査楽「いえ、夜中の行軍になりますしね。今晩は那古野に入りましょうかね」
査楽「あ、もう頭巾被ってもいいですよ」
フレンダ「」
—末森城side out—
………
……
…
上条「なんか昨日の夜はちょっと騒がしかったな……」
上条「まあ、何かあったんなら母さんが教えてくれるだろ。さて、今日はどうすっかなー」
安価↓2
上条さん、今日はどこでなにをする?
上条「そういえば、尾張に来てからなんか引っかかってるんだよなあ……」
上条「なんだったっけなあ……」カチャリ
上条「……ん? これは結局武田家に渡さず終いだった火縄銃……」
上条「」ハッ
上条「そうだ! 尾張って言ったら、アリサたちが向かってた場所じゃねーか!」
上条「あれから半年以上経つけど……あいつらまだ尾張にいるのかな?」
上条「ちょ、ちょっとだけ探すくらいなら怒られませんよね? ちょっと城下で探してみるか」
安価↓2
どうやって探そうか?
上条「って言ってもどこ探せばいいかわかんねーしなぁ。地道に聞き込みするしかねーか」
上条「ま、聞き込みはもはや上条さんの得意分野ですのことよ、っと」
上条「あ、そこのおねーさん、ちょっと聞きたいことがあるんですけど———」
安価↓ コンマ
00-29 まったく情報つかめず
30-69 一方通行の情報を入手
70-89 アリサの情報も入手
90-99 アリサとばったり
………
……
…
上条「うーん、現在の情報どころか、過去にいたかどうかすら掴めないと来ましたか……」
上条「俺の調べ方が甘いのか、それとも末森には来てないのかな……?」
上条「くっそー、もう昼じゃねーか。もう遠出はできねーな」
上条「午後はどうするかな———」
安価↓2
午後の上条さん、どうする?(遠出はできません)
上条「んー、そうだな。前のテクパトルみたいなヤツがいないか調べてみるか」
上条「あんなのテロみたいなもんだしなー。平穏が一番ですよ、やっぱり」
安価↓ コンマ
00-79 末森は平和だった
80-99 まさかのテロ計画を知ることに
………
……
…
上条「……よし! 今日も末森城下に異常はなし!」
上条「…………」
上条「何やってんだ、俺……」
上条「はあ、帰るか……」
上条「さて、母さんか岩倉城からのお知らせは来てますか、っと」
安価↓ コンマ
00-69 詩菜から連絡
70-99 ビアージオからも連絡
上条「んー、母さんからか」
上条「うわっ、結構長いな。なになに……」
上条「つまり要約するとだな」
上条「また清州方と末森方との間で合戦があって、清州方が敗走したってことらしい」
上条「それに、末森方が清州方の犬山城っていう城を懐柔した、かあ」
上条「この旗色はもう完全に末森よりだよなあ……」
上条「問題は、武田がどうすべきかってことなんだろうけど、このまま岩倉と交渉を続けて問題ないか?」
安価↓3 多数
1.このまま岩倉方との交渉を続ける
2.現状を説明し、甲府への指示を仰ぐ
上条「いや、あの時はまだ稲生原の合戦の前だったしな」
上条「一回、甲府に指示を仰ごう」
上条「今は母さんもいないから、なんとか自分で手紙書かなきゃいけねーのか。大丈夫かなあ……」
上条「と、とりあえず現状をなるべくわかりやすく書いてだな……あと、インデックスに聞いておく事とかあったっけ?」
安価↓2
インデックスに聞いておく事とかあったっけ?
上条「……まあ特にないか」
上条「でもまあとりあえず取り留めのない事でも書いておくか」
上条「さて、今日はもう休むかなー」
上条「なんか俺の知らないところでどんどん事が進んでる気がするけど……まあ仕方ないよな……」グウ
安価↓ コンマ
00-69 翌日へ
70-99 事件が発生していた
………
……
…
上条「そして、翌日っと」
上条「早馬でって言ってあるけど、甲府からの返事はいつごろ届くかな」
上条「やっぱ早くても明後日くらいになるんだろうなー……」
上条「さて、今日の上条さんはどこで何をしますかね?」
安価↓2
今日の上条さんはどこで何をしますかね?
早いですが今日はここで切ります。すみません
ありがとうございました
安価の条件厳しすぎですね。次回からはもう少し調整します
お晩です
上条「今日は那古野まで足を延ばしてみるか」
上条「そういや、那古野で確かまた衝突があったんだっけ」
上条「何かわかるといいんだけどな」
〜那古野城下〜
上条「おお。確かに戦いの痕が」
上条「夜だったらしいからなあ。一歩間違えたら町中が火の海だよな。町人からしたら迷惑極まりないな」
上条「っと、たまには目的意識を持たないといけませんね。何か特に優先して調べることってあったっけ」
安価↓2
那古野で調べたいことって?
上条「やっぱり昨日……一昨日?の衝突について調べてみるか」
上条「もしかしたら知り合いが大将っていう可能性もありますからね。ハハハ」
上条「まあ、微妙に笑えないんですけどね……」
上条「あ、そこのお姉さん。前の晩の件なんですけど———」
安価↓ コンマ
00-59 おおまかな流れを知ることができた
60-99 一から十まで知ることができた
ゾロ目 上条さんの情報収集能力の欠如を知ることができた
………
……
…
上条「ふむふむ」
上条「なんでも清州方の精鋭が夜めがけて那古野を急襲したと」
上条「武将の名前までは聞けなかったけど、主だった将は二人いたらしいな」
上条「でも城方もよく守った。そのうちに末森からの援軍が来た」
上条「末森方は言葉合戦で清州方の兵の士気を削いで投降者が相次いだので、清州方は撤退した、か」
上条「なるほどな。つまり清州方も一枚岩ではないって感じなんだな。まあ小萌先生の例もあるし、あのテクパトルって奴、人望なかったんじゃねーかな」
上条「するとまだテクパトルに義理立てしてる連中がいるのか。そういえば前に調べた時、テクパトルを裏切らない忠実な臣下が存在するってことだったしな」
上条「もしそれが本当なら、まだもう一戦ありそうって感じかな……」
安価↓2
他に那古野城下ですることってある?
1.ある(内容も)
2.ない。末森へ帰還する
上条「ま、こんなもんだろ。俺も一人でそこそこできるみたいだし」
上条「今日のところは末森に帰っておくか。また知らせが来てるかもしれないしな」
〜末森城下〜
上条「恒例のポスト確認ですが」
上条「そろそろ岩倉から使いが来ててもおかしくないと思うんだけどなー」
安価↓ コンマ
00-79 岩倉から使者
00-19 甲府から使者
その他 特になし
*「岩倉からご使者がいらしていまいた」
上条「お、やっと来たか。3日ぶりか?」
*「明日、ご登城下さいとのことです」
上条「了解、っと」
上条「はあ、でも俺ビアージオ苦手なんだよなあ。やっぱ敵として出会ったからなのかな」
上条「ま、いいや。じゃあ今日は早めに休んでおきますかね、っと」
………
……
…
安価↓ コンマ
00-69 何事もなく一日が終わった
70-99 その頃、事件が発生していた
………
……
…
上条「よし。目覚めばっちり」
上条「なんつーか、こっちの時代に来てから生活リズムだけは良くなったよな。目覚ましなくても普通に起きれるし」
上条「今日はビアージオから岩倉まで来るように言われてるんだよな」
上条「さて、と———」
安価↓3 多数
1.もちろん岩倉城へ
2.ブッチします
上条「行きますか。岩倉に」
上条「……甲府からの返書と前後するっぽいけど、なんとかなるだろ!」
〜岩倉城〜
上条「……」ソワソワ
上条「!」
ビアージオ「待たせたな」
上条「あ、いや。むしろ3日で結論出してくれて助かってますよ。ハハ……」
ビアージオ「ふん。そう取り繕わなくてもよい。そちらもだろうが、今状況は刻一刻と変化している。知っての通り、末森方は犬山城とも結び、清州への包囲をほぼ完成させた」
ビアージオ「清州を陥落させたのち、末森方はどう動くか。貴様には想像がつくか?」
上条「え、そりゃあ……」
ビアージオ「当然我ら岩倉を取り込もうとするだろうよ。下らん。下らんが捨て置くことはできん」
ビアージオ「まあいい。貴様も私の返事を今かと待ち望んでいたのであろう。よろしい。今ここで同盟の是非を言ってくれよう」
上条(状況が変わってきてるのはこっちにとっても同じだ)
上条(ビアージオが返事をする前に、こっちから言っておくことってあるか?)
安価↓2
1.ある(内容も)
2.ない。返事を聞く
上条「……」
ビアージオ「うむ。謹んで聞け」
ビアージオ「我が織田伊勢守家は、甲斐武田家と———」
コンマ↓
00-69 同盟を結ぶ
70-99 同盟を結ばない
ビアージオ「同盟を受諾しよう。早々に甲府へ使者を立てるのだな」
上条(承諾、と来たか。吉と出るか凶と出るか……)
上条「ああ。ありがとうビアージオ。きっと甲府も喜ぶだろう」
ビアージオ「当然だ。この私が味方に付くのだ」
上条(……まあ、こいつ自身は割と強かったしな)
上条「そ、そういえば。美濃の斎藤家との折り合いはどうつけることになったんでせう?」
ビアージオ「斎藤か。奴らは共通の敵・清州方がいたからこその共闘関係であったが———」
安価↓ コンマ
00-29 今後も共闘を続ける
30-99 手切れにする
ビアージオ「ふん。貴様らと手を結ぶ以上、奴らと組むこともなかろうよ」
ビアージオ「それよりも貴様らが美濃に侵攻するという約定、違わんだろうな」
ビアージオ「美濃の矛先は尾張に向いているわけではないが、今後の展開次第ではどう転ぶかもわからんからな」
上条「あ、ああ。その件は俺に任せてくれ」
上条(大丈夫かな……)
ビアージオ「貴様に聞くのはこれが最後だ。我らに味方するのはよしとして、末森の小僧にはどのような対応をするつもりなのだ」
上条(やっぱ聞かれますよね)
上条(最初は、末森と同盟しているからこそ岩倉に目を付けたわけだけど)
上条(武田としては末森方にどう接すればいいんだ?)
安価↓2
末森織田家にはどのように対応していく?
上条(ぶっちゃけ岩倉方に末森方と対等に渡り合う実力はねーよな。ここはやっぱり最終的に末森方と対等な関係に持っていくのがベターか)
上条「ああ。一応、そっちが末森方と同盟し続けるならこっちもそれを尊重するけど」
上条(まあ、この事は言わないのが吉だよな)
ビアージオ「……ふん。まあいい」
ビアージオ「ならば甲府に使者を寄越すように伝えるんだな。そちらが言い出したことだぞ」
上条「ああ、わかってる」
上条(とりあえず同盟は成立か。一仕事終えたって感じだな)
上条(他にここでする事ってあったっけ?)
安価↓2
まだ岩倉でする事(話す事)ってあった?
ビアージオ「話は以上だ。私も忙しい身だ、さっさと貴様も自分の責務を全うするのだな」
上条「ああ、わかったよ。今回は同盟を受諾してくれてありがとう。今回の会見の事はよく甲府に伝えておくよ」
上条「やっぱり岩倉に声をかけてよかった」
ビアージオ「……ふん」スタスタ
上条(さて、上条さんも帰りますかね)
〜末森城下〜
上条「戻ったけど、留守中に何かあったか?」
安価↓ コンマ
00-39 甲府からの返書
40-59 詩菜から連絡
60-99 特になし
上条「特になし、かあ」
上条「んー、返事まだだけど、同盟の件は甲府に連絡するべきなのかな」
上条「あー、こんな時に電話とかメールの便利さを実感できる!」
安価↓3 多数
1.連絡する
2.返事を待つ
上条「行き違いになるかもしれないけど……一応連絡出しておくか」
上条「悪いけど、超特急でよろしく」
*「はっ」
上条「裏方ばっかりで幸か不幸か」
上条「もし戦に直接絡んでたらどうなってたんだろうな……」
安価↓ コンマ
00-29 末森方に動きがあった
30-59 清州方に動きがあった
60-99 翌朝へ
………
……
…
上条「朝か……」
上条「一仕事終えて上条さんも少し体が軽くなってきましたよ、っと」
上条「そういえば今日から9月らしいな。まだ暑いし、上条さんにはあんまり関係ない事だけど」
上条「さて、今日はどうするかな……たまには大きく動いてもいい気がするけど———」
安価↓2
9月1日。上条さんの今日の予定は?
上条「そうだな……上条さんも戦に備えて装備品をゲットしておくべきかもしれないな」
上条「武器は持っているだけじゃなくて、装備しなければ意味がありません、ってか。とりあえず見に行ってみるか」
上条「っと、荷物持ってうろうろしたくねーし、手軽に末森城下で探してみるか」
上条「上条さん的にはあんまり重くないのがいいよなー」
上条「武器も、できれば護身用程度で……っと」
上条「お、あそこにいかにもな道具屋発見! すいませーん!」
*「なんだ、坊主」
上条「護身用の手軽に持てる武器を探してんですけど、何かいいのありますかね?」
*「ほう。それなら———」
安価↓2
鍛冶屋が勧めた、護身用の武器とは?
*「これはどうだい」
上条「杖? ってああ。これ、もしかして」
*「お、分かるか? これは仕込み刀だ。杖に偽装させてある」
上条「へー、なるほど。こりゃあいいかも」
*「それにするかい?」
上条「ああ! ありがとう、おっさん!」
上条「思わぬ収穫だったなあ。まさに護身用って感じ」
上条「後は防具かあ。でもそういうのって鎧以外にこの時代ってあんのかな?」
上条「ま、一応覗いてみるか……」
安価↓2
上条が見つけた軽装備の防具とは?
上条「これ……鎖帷子じゃねーか」
上条「なるほど。これなら貧弱ゥな上条さんでも装備できるかもしれねーな」
上条「ただ……なんだこの値段設定。達人が設えたって書いてあるけど、クソ高え……」
上条「上条さんも宿代と食費くらいしか金使ってないと思うけど。えっと、上条さんの懐的には……」
安価↓ コンマ
00-69 買える
70-99 足りない
上条「ひのふの……ギリギリ買えそうかな?」
上条「ここにきて上条さんの節制術が役に立った! あのひもじい生活苦は無駄じゃなかったんだな……!」
上条「あ、すみませーん。これ下さい!」
上条「今日はなんか充実した日だったなあ」ホクホク
上条「明日からは出かける時はこの杖と、あと鎖帷子を着て行こうかな」
上条「よーし。ただいまーっと」ガラリ
安価↓ コンマ
00-79 甲府から書状が
80-99 今日はもう休む
*「甲府から書状が届いています」
上条「げ、やっぱり行き違いになっちまったか。ま、仕方ないか」
上条「確か、いま末森方がすごい優勢だ、的な感じで手紙書いたんだよな」
上条「甲府からの指示はどうなってますか、っと」
安価↓2
甲府からの返書。内容は?
上条「ふむふむ……。特に問題はない、岩倉と盟を結べ、か」ホッ
上条「上条さんの行動は無駄じゃなかったんですね。よかったー」
上条「じゃあたぶん次の返事には、正式な使者もついて来るだろうな」
上条「正式な使者を送るって、やっぱり示威的な意味もあんのかね? ま、上条さんにはわかんないことだけど」
上条「……あれ? 上条さん、もうする事なくないか?」
上条「と、とりあえず母さんにもこの事は伝えておかねーと。次に母さんが来たら言っておくようにしておくか」
上条「ま、とりあえず今日のところはもう休みますか」
安価↓ コンマ
00-29 末森で動きが
30-49 清州で動きが
50-99 翌朝
………
……
…
上条「今日も暑いなー」
上条「同盟の件は滞りなく。そんでもって国内も清州方が劣勢である意味均衡状態……なのか?」
上条「さて、と。今日はどうしましょうかね?」
安価↓2
上条さんの今日の行動は?
上条「思うんですよね。ここん所の上条さんにはバイオレンスが足りないと」
上条「謎の殺人事件とかに遭遇するとかさ。もっと、こう戦国時代に来たんだからもっと非日常な事がですね……」
上条「……あれ? 元の世界も割とバイオレンスだったような……」
上条「で、でも上条さんの周囲ではそこまで人死にはなかったですし」
上条「よーし。暇つぶしにちょっと散策してみますか!」
安価↓
00-49 殺人事件は起きなかった
50-89 謎ではないけど事件が起きた
90-99 謎の殺人事件ktkr
………
……
…
上条「ん? なんかあっちの方がさわがしいような……」
上条「え、もしかしてマジで謎の殺人事件? ちょっと行ってみよう」
上条「こ、これは……」
安価↓3 多数
1.清州方と末森方の喧嘩があった
2.末森方がついに清州討伐の兵を挙げた
上条「なんだ……喧嘩?」
ザワザワ
上条「うわぁ、流血沙汰じゃねーか。相当激しかったんだな……」
上条「ん? もしかして見知った顔が……?」
安価↓2
1.神裂……?
2.建宮……?
3.いや、人違いか
安価↓3
1.青髪ピアス……?
2.……尼さん?
3.いや、知らない人だ
今晩はここまでにしておきたいと思います
ありがとうございました
いつの間にかRPG化してるけど、いつか戻ります(確信)
遅くなりまして
建宮「」
フレンダ「」
上条「建宮……と、尼さん?」
上条「って、建宮のヤツ、なんで子供に手ぇ上げてんだ!?」
安価↓2 多数
1.建宮が一方的に
2.フレンダが一方的に
3.いい感じの喧嘩
建宮「」
フレンダ「」ボロ
上条「しかも一方的じゃねーか……いつからそんな卑劣漢になったんだよ、建宮……!」
上条「周りは野次馬だけかよ。くそっ、どうする———?」
安価↓2
喧嘩を前にした上条、どうする?
建宮「よぉ、裏切り者。女教皇様は何か含む所があるようだったが俺はそうはいかないのよな」
建宮「これだから他国のモンを重要な拠点に配置するのには反対だったのよな。……まあテクパトルの野郎には意図があったみたいだが」
フレンダ「も、もう許してほしいってわけよ。私だって好きで降伏したわけじゃあ」
建宮「泣き言いっても無駄無駄。きちんと衆目の前に制裁を、」
上条「なぜか体が覚えていた手刀!」
建宮「ぶっ!?」
安価↓ コンマ
00-59 体で覚えていた。成功
60-99 素人芸だった。失敗
建宮「」チーン
上条「やれやれ……」
フレンダ「な、何が起きたってわけよ……?」
上条「上条さんはただの通りすがりですよーっと。こいつは俺が連れてくからお前も来いよ。然るべき所でしっかり裁いてもらう」
フレンダ「……? んんー……?」
上条「ほら、末森の重臣はちょっとした顔なじみなんだよ。来いって」
フレンダ「あ、あんたは……」
上条「?」
フレンダ「か、上条当麻……? あ、あれ? でもあいつって確か死んだって話じゃあ……」
上条(あれ!? この娘、もしかして上杉時代の上条さんをご存じで!?)
上条(ど、どうすっかなー……)
安価↓2
上条、フレンダにどう返す?
上条(ここは威圧して有耶無耶にしておこう)
フレンダ「な、なんでアンタが生き」
上条「黙ってろハゲ」
フレンダ「て……」
上条「黙ってろハゲ」
フレンダ「…………」
上条(二回言ったぞ……どうだ?)
安価↓2
フレンダの反応は?
フレンダ「…………」
上条「…………」
フレンダ「…………」ハラリ
上条「あ」
フレンダ「ひ、ひどい」
フレンダ「あんまりってわけよ! うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」
上条(しぃぃまったぁぁ! 相手は小学生か中学生くらいの女子! しかも今の今まで建宮にぶん殴られてメンタル的にボロボロだというのに)
ヒソヒソ
上条(しかも周りの視線が建宮へのそればりに冷ややかに!? ま、まずい……)
フレンダ「ふええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」
上条(ど、どうする……?)
安価↓2
どうする?
上条(くっ……ここはまず衆人環視の下から脱出するのが先決だ!)
上条「ごめん!」ドスッ
フレンダ「ふえええふぐぅ!?」
パタリ
上条「お、お騒がせしました〜」
ザワザワ
上条「って重! 女の子はまだいいとして、建宮と二人はさすがに思い!」
上条「ぐおおおおおおお……」
〜末森城〜
上条「あのー、すいません」
*「ん? お前は前に見たことが……って、んん!? どうしたんだその二人は!」
上条「実は城の外でなんか喧嘩してたみたいで……ただ事じゃなかったんで止めてきたんですけど」
*「し、しばし待たれよ!」
上条(案の定、重要人物だったみたいだな。この二人は)
………
……
…
査楽「これはこれは。数日ぶりですね。確か名前は、上条さん?」
上条「ああ。……えーっと」
査楽「末森の家老。査楽ですね」
上条「査楽、か。すまん」
査楽「お構いなく。それよりまた厄介事を運んできてくれましたね。いえ、これはむしろありがたいというべきでしょうか」
上条「あの二人っていったいどんな奴なんだ?」
査楽「二人とも清州方の将ですよ。まあ、女の子の方は、先日の戦で私たちに降ったのですが」
上条「ああ、だから裏切り者とかなんとか」
査楽「那古野での夜戦のあと、静かにしていると思ったんですがね。まさか単身末森に殴り込みに来るとは思いませんでしたね」
上条「建宮が単身……?」
査楽「建宮さんをご存知ですか。彼ら清州の残党も微妙な立ち位置なのはわかりますけどね。しかしこれはいい口実ですね」
上条「口実?」
査楽「ええ。フレンダ……あの女の子は降将ではありますが、今は末森方の一員ですからね。それが一方的にやられたとあっては、こちらも黙っているわけにはいきませんからね」
上条「もしかして、清州を攻めるのか?」
査楽「……ま、お話はここまでですね。あなたには感謝していますが、そこまで込み入った事情をお伝えする義理もありませんしね」
査楽「……武田の諜報は順調ですか?」
上条「…………」
上条(どうする? せっかく城に上げてもらえたんだし、何かする事ってあるか?)
安価↓2
上条、末森城内ですること(話す事)はある?
上条「ところでさ」
査楽「なんですかね?」
上条「あの娘。なんで丸坊主だったの?」
査楽「あ、ああ。あれですか」
査楽「さっき話した通り、彼女は降将でしたからね。助命の条件に剃髪してもらったんですよ」
上条「そ、そうなのか……」
上条(さすが戦国。厳しいな……)
査楽「それがどうかしたんですかね?」
上条「安価↓2」
上条「もしかしたら知り合いかもしれない」
査楽「知り合い……? ああ、彼女は他国から流れて来た人ですからね」
上条「ああ。だからもう一回会わせてもらえないか?」
査楽「……まあ、いいですかね。彼女も助けてもらったあなたにお礼を言いたいと思いますしね」
上条(いやどうだろう……)
上条「し、失礼しまーす……」
フレンダ「!」
上条(すっげぇビビってる。なんか申し訳ないな……)
上条「ど、どうも」
フレンダ「安価↓2」
フレンダ「……ハゲじゃないもん」
上条「いや、ハゲじゃ」
フレンダ「」ギロリ
上条「……ないな。ハゲじゃない」
フレンダ「ふん! そんな事よりさっきは誤魔化そうとしたでしょ。なんでアンタが生きてるわけ?」
フレンダ「私たちが川中島に出陣してる最中に、お城で事故死したって聞いてたんですけど?」
上条(やっぱり上杉の家臣だったのか。まさかこんな所で会うとは……)
安価↓2
上条、フレンダに言う(聞く)ことは?
上条(ここはしらばっくれておこう)
上条「きっと、何かの見間違いだろ」
フレンダ「はぁ!? いくら私が上杉の譜代衆じゃなかったからって、そうそうに私の目をごまかせると思ってるってわけ?」
上条「そんなこと言われても、俺は武田の家臣なんだよ。上杉なんて知らねーって」
フレンダ「武田ぁ……? にっくき武田?」
フレンダ「……そう。アンタ武田なのね。私の領土をふんだくろうとする所か、私が上杉を出ざるを得ない状況を作った武田……」
上条(まずい、地雷だったか?)
フレンダ「」ゴゴゴゴ
安価↓2
フレンダ、どうした?
フレンダ(こうなったら嫌がらせに上条の履物をべとべとにしてやるってわけよ!)
フレンダ(……って、ここ室内だった!)ガビーン
フレンダ(え、えーっと……)
安価↓2
1.なんとかして靴を舐める
2.他の事をする(内容も)
フレンダ「ぐぬぬ……」
上条(な、なんだ……?)
フレンダ「こうなったらヤケクソなわけよ! うわーん!」
上条「!?」
フレンダ「」ペロペロペロペロペロ
フレンダ「」ペロペロペロペロペロペロペロペロ
上条(ど、どうしたんだいきなり!?)
フレンダ「どうせ私なんか、床に這いつくばって舐めてるのがお似合いってわけよ!」ペロペロペロペロペロ
上条(ま、まずい。なんか自暴自棄になってる!)
上条「お、落ち着けって! その———」
安価↓2
上条、荒れるフレンダを前にどうする?
上条「や、やめい!」グニ
フレンダ「!?」
上条(し、しまった! 思わず立ち上がって、錯乱する少女の頭を踏んづけてしまった!)グリグリ
フレンダ「んー! んー!」
上条(な、なんて事をしちまったんだ上条さんは! 弁解の余地はあるのか!?)グリグリ
フレンダ「んー!!」
上条(どうしよう———)
安価↓2
1.逃げる
2.詫びる
3.その他(自由)
上条「」スッ
フレンダ「んー! ん、ぷは」
フレンダ「ちょっと! ななな、何するのよ! 私に恨みでもあるっていうわけ!?」
フレンダ「そりゃあんたはこうものうのうと生き残ってて、私はみじめな有様ってわけよ」
フレンダ「でもだからってアンタが私を踏みつけにしていいわけが」
上条「」ペロッ
フレンダ「ひゃあ!」
フレンダ「ななな、なんの真似よ上条当麻! さっきからやってる事がめちゃくちゃ」
上条(お前もな)ペロペロ
フレンダ「ややや、やめなさいってば!」
フレンダ「何? そうしてそういう事するわけ? 私が慌てふためくのが楽しいってこと?」
上条(……そろそろ人間に戻るか。お互いに)
上条「安価↓2」
上条「楽しかったぜ」
フレンダ「……は?」
上条「あばよ」スタスタ
フレンダ「ちょ、待て! 待ってよ!」
上条「」スタスタ
フレンダ「ぐぬぬ……」
フレンダ「このまま帰ったらあることない事吹聴してやるっての! それでもいいってわけ!?」
安価↓3 多数
1.構うもんか
2.それは困る
上条「それは困る」クルリ
フレンダ「や、やっとこっち向いたってわけよ」
上条「その、なんだ? かm……俺はお前の事はマジで知らねぇし、上杉にいた事もないんだって」
フレンダ「他人の空似って言いたいわけ? 本気で言ってるの?」
上条「当たり前だろ。俺はお前が恨んでるっていう武田の配下だよ。賭けてもいい」
フレンダ「……本当に?」
上条「しつこいなぁ。本当だって」
フレンダ「……ま、いいけどね。今はそういう事にしておいてあげる」
上条(なんとかなったか?)
フレンダ「で? 武田の配下がこんな所で何やってるってわけ?」
上条「あ? ああ、あの査楽って人には言ってあるけど、情報収集だよ。尾張はほら、いろいろあっただろ?」
フレンダ「国境接してないのに?」
上条「そーだよ」
フレンダ「ふーん……」
上条(なんともいえない視線が痛い)
上条(もうこのあたりで切り上げるか?)
安価↓2
1.切り上げる
2.フレンダに言うことがある(内容も)
上条「…………」
上条「所で、上杉はいまどうなってるんだ? なんでお前は追われてんの?」
フレンダ「……やっぱり、上杉の事に関心があるんだ」
上条「あくまで情報収集だっての」
フレンダ「……ま、いいけどね。どうせもう私の身内じゃないし」
フレンダ「武田にいるっていうアンタなら知ってると思うけど、川中島の対陣は駿河の今川氏の仲介で両者撤兵する事になったわけよ」
フレンダ「それで対武田前線は一応の緊張状態から脱して、ちょっとした小康状態。あの女王様もめでたく凱旋したってわけなんだけど———」
安価↓
00-49 そこまでしかわからない
50-99 続きを話す
フレンダ「その後、私は信濃衆に領土奪還に失敗した件について追及されて、上杉家を追われたってわけよ」
上条「信濃衆? お前は信濃衆を統括する立場だったってことか?」
フレンダ「そうよ、私も信濃衆だし。ま、昔から上杉……というか長尾家とは付き合いがあったからね」
フレンダ(どうも本当に私の事知らないっぽい? じゃあコイツは結局上条当麻じゃないってわけ?)
上条「そうか。大変だったな」
フレンダ「まあね。武田の領土を通過するわけにいかないから大回りする羽目になったし」
上条(俺と境遇が似てるな……)
フレンダ「流れに流れて、私はテクパトルに拾われたってわけよ」
安価↓2
1.もう話す事はない
2.何か言う(内容も)
フレンダ「ま、今は戦に負けて末森方にいるんだけどね」
上条「そっか、苦労したんだな」
フレンダ「別にアンタにそんなこと言われる筋合いはないってわけよ」
上条「いや。色々と悪かったな。何かあったら力になるよ」
フレンダ「……どういう風の吹き回しなわけ? 私の事殴ったり、踏みつけたりした癖に」
上条「その件は平にご容赦を……」
フレンダ「簡単に許してもらえると思ってるとか、甘すぎなわけよ」
上条「ですよねー……」
フレンダ「ま、まあ。最初に助けに入ってくれた一点については、感謝してなくもないってわけだけど」
フレンダ「そ、そうね。>>552してくれたら許してあげなくもないってわけよ」
妹のこと探してくれたら
フレンダ「そ、そうね。妹のこと探してくれたら許してあげなくもないってわけよ」
上条「妹?」
フレンダ「まあ、何かのついででいいってわけよ。もし私の妹を見かけることがあれば、私に教えてほしいのよ」
上条「お前、妹と離れ離れなのか?」
フレンダ「まあね……」
上条「わかった。何か特徴とか、あと名前とか教えてもらってもいいか?」
フレンダ「名前はフレメア。特徴は……そうね。年齢は10歳くらいで、私と同じ金髪ってわけよ」
上条(お前ハゲじゃん)
上条「何か心当たりはないのか? 最後に会った時のこととかさ」
フレンダ「フレメアは元々>>555家の配下だったんだけど、少し前から連絡が取れなくなったってわけよ……」
今川
フレンダ「フレメアは元々今川家の配下だったんだけど、少し前から連絡が取れなくなったってわけよ……」
上条「今川か……確か武田とは同盟を結んでたはずだな」
フレンダ「そんなことは知ってるってわけよ。だから……」
上条「ああ、わかったよ。もしお前の妹を見つけたら、すぐに連絡する」
フレンダ「本当?」
上条「ああ」
フレンダ「ならお願いするってわけよ。もう信濃に未練はないけど、それだけが心残りなわけよ!」
上条「あんまり期待はしてほしくないけどな」
フレンダ「じゃあ、頼んだってわけよ。……一応名乗っておくけど、私の名前はフレンダ=セイヴェルンって言うんだけど」
上条(げ。これって上条さんも名乗るパターンですよね?)
安価↓2
上条さん、フレンダになんて名乗る?
フレンダ「…………」
上条(ええい、適当に答えておくか)
上条「竹橋俊一朗だよ」
フレンダ「たけはし……?」
上条「ああ。じゃあな」
フレンダ「う、うん……」
上条(大丈夫だったかな……)
上条「ふう。今日はなんか色々あったなあ」
上条「ま、フレンダの妹はいいとしても、建宮があそこで捕まったっていうのはやっぱまずいよな」
上条「はあ、また近いうちに戦かあ。上条さんもちょっとしばらくは耳を澄ませながら過ごしますかね」
安価↓ コンマ
00-29 さっそく、今日出陣した
30-99 今日は動きはなかった
上条「……今日いきなりは、さすがに、出陣はないか……」グウ
………
……
…
今日はこのあたりで切ろうかと思います
ありがとうございました
こんばんは
………
……
…
上条「昨日の話だと、今日明日にでも清州城を攻撃しそうな素振りだったよな」
上条「清州が落ちれば、末森方の一強になっちまうのか。大丈夫か……?」
上条「案の定、おそらくこの情報はあの査楽って奴から直接聞いた俺くらいしか知らない情報だと思う。扱い次第ではいい手札になるかもしれないな」
上条「さて、今日は上条さんどうしませう?」
安価↓2
今日は上条さんどうしませう?
上条「……そうだな」
上条「岩倉織田家を支持してる武田家としては、末森織田家だけが力を持っちまうのはちょっと困るよな」
上条「ここは清州方にはもう少し踏ん張ってもらわねーと。よし、秘密裏に清州に情報を流そう」
上条「情報を流すにしてもいろんな方法が考えられるけど、どうしようかな」
上条「こういうことって母さんは詳しかったりするのかな。母さんに手を借りるっていう手もあるか」
上条「そういえばなんだかんだで上条さん、清州って言ったことないなー」
上条「……さて、どうしますかね?」
安価↓2
どうやって清州へ情報を流す?
上条「んー、まあ清州って一応適地だしな。直接会いに行くのは避けたい」
上条「ポスティングにしよう。手紙を書いて、投げ込みですな」
上条「えっと、おたくの建宮がフレンダっていう女の子を一方的に殴ってて、と……」
上条「うむ。できた」
上条「まあ、文章は相変わらずお付きの人に書いてもらってるんですが」
上条「よし。じゃあちょっくら清州まで行ってきますか!」
安価↓ コンマ
00-29 だが遅かった。末森方出陣
30-99 無事に清州へ着いた
〜清州城下〜
上条「そういえば終わりに入って最初に目指してたのって清州だったんだよなあ」
上条「もし最初に清州に来てたら、たぶん色々違う選択になってただろーな」
上条「っと、さっさと投げ込みしてきますか」
上条「んー、これはどうすればいいんだ? 例えば城の敷地内に投げ込むのは容易いけど、読んでもらえるのか?」
上条「それとも重臣の屋敷あたりを探して、そういうところに投げ込むのがいいのかな」
上条「そうだな———」
安価↓3 多数
1.城に投げ込み
2.重臣の屋敷を探す
上条「とりあえず清州の重臣の屋敷を調べて、そこに投書して帰るかな」
上条「うむ。じゃあさっそく探してみよう」
上条「……あ、そこのお嬢ちゃん。ちょっと聞きたいことが———」
安価↓2
1.神裂の屋敷を知った
2.建宮の屋敷を知った
3.とあるキャラの屋敷を知った(名前も)
4.史実キャラの屋敷を知った(名前はあってもなくても)
………
……
…
上条「ここか。神裂の屋敷っていうのは」
上条「しかしまさか神裂が清州にいたとはなー。ってことは末森方も一筋縄ではいかないんじゃねーか?」
上条「……なんでも神裂は清州方ではテクパトルの側近だったらしくて、今は残党の支柱的存在らしい」
上条「まあいいや。とりあえず神裂の屋敷の中にこの手紙を———」
安価↓ コンマ
00-49 投下成功
50-99 上条さん、バレる
神裂「……? そこで何をしているのです」
上条「」ギクー
神裂「見たところ、私の屋敷に用でもある様子ですが……」
上条(上条さんぴんち)
上条(ハッ、待てよ。もしかしたら神裂にも元の世界の記憶があるかもしれない———!)
神裂「?」
安価↓3 多数
1.神裂、記憶あり
2.神裂、記憶なし
神裂「あ、あなたは……」
上条(……!)
上条「神裂、俺がわかるのか」
神裂「え、ええ。上条当麻……なぜこのような所に」
上条(ラッキー! これは話が早いかもしれない!)
上条「ひ、久しぶりだな神裂。色々言いたいことはあるけどこれだけは聞かせてくれ。お前はこの世界について、何か知ってるのか?」
神裂「上条当麻。あなたはもしや、私たちの世界の記憶を持ち合わせているのですか」
上条「どうやらお前もそうらしいな。そして、俺たちみたいな存在はあまりいないみたいだってことも、俺は知ってる」
神裂「その通りです。私もこの世界に来てより建宮と行動することがありましたが、彼との話は全然噛み合いませんでした」
上条「俺と……ここには今いないんだけどインデックス。あとアニェーゼがお前と同じ状況なんだ。もしかしたら協力できる事があるかもしれない。時間とれるか? ちょっと話したいんだが」
神裂「当然作ります。屋敷に上がって下さい」
上条「ああ、助かるよ」
神裂「お構いなく。……ところであなたの手にしているその石を包んだ紙は何なのですか?」
上条「こ、これは……ハハ、これについても話すよ……」
神裂「……なるほど。やはりここは日本の戦国時代で間違っていませんでしたか。あの子が言うのであれば間違いはないでしょうね」
上条「ああ。インデックスには知識的な面で相当助けてもらってる。……それで、今は武田家の下にいながら元の世界に戻る方法?を探しているって感じなんだ」
神裂「成程……魔術サイドの仕業か科学サイドの仕業か知りませんが、しかし凄まじい規模ですね。私や、幻想殺しを持つあなたですらレジストできないとは」
上条「そこらへんも謎なんだよな……」
神裂「所でその紙について聞いてもいいですか」
上条「あ、これ? 実は、これお前の家に投げ込もうと思ってたんだよ」スッ
神裂「これは密書……ですか?」
上条「問題は書いてある内容なんだ」
神裂「ふむ……」
神裂「そうですか。建宮が」
上条「ああ。俺もその時は状況が掴めないで、建宮を引き渡しちまったんだが」
神裂「……私はあのテクパトルという男は好きではありませんでした。ですがどうにも私たちの主という立場である事は明らかだったので従っていたのです」
神裂「ですが建宮が何を考えていたのかは私にはわかりませんでした。てっきり彼もテクパトルの事はあまりよく思っていいないと思っていたのですが、まさかこのような報復に出ていたとは」
上条「問題は、末森方が直に清州に兵を起こす可能性が高いってことなんだ。向こうの家老がそう言ってた」
神裂「そうですか……テクパトルがどうであろうと、清州の兵には罪はありません。彼らがテクパトルへの義理を果たそうとする限りは、私もそれに応じるつもりだったのですが……」
上条(ああ。確かテクパトルには熱狂的な信者がいるって話だったっけ)
神裂「私もこの時代にいる以上、責任を果たさないわけにはいきませんから」
上条(神裂も変に義理堅いからな……)
上条(どうする? 何か神裂に言う事ってあるか?)
安価↓2
神裂に言う事ってある?
上条(やっぱり記憶持ちは一か所に集まってた方が便利だ)
上条「なあ、神裂。お前が義理堅いっていうのはわかってる。わかった上で言うんだけどさ」
上条「清州を捨てて、俺と一緒に来ないか」
上条「武田には記憶のあるインデックスやアニェーゼがいる。そこに神裂が加われば二重の意味で心強い」
上条「俺も終わりに入って十日くらい経つけどさ、清州はもうダメだ。そもそもテクパトルって奴は、そんな義理深く考えるような奴じゃないんだよ」
神裂「…………」
上条「俺もあいつに会った事がある。俺の知ってる人を……魔術の道具にしていた。神裂、知ってたか」
神裂「それは……」
上条「まあいいよ。別に強制する気はない。ただ俺はお前が一緒に来てくれると助かる」
上条「もう一度言う。神裂、俺んとこに来ないか?」
神裂「———」
安価↓3 多数
1.承諾する
2.今は拒む
神裂「……いえ」
神裂「貴重な情報、感謝します。上条当麻」
上条「神裂」
神裂「ですがやはり私は清州の人々を守らなくてはなりません」
神裂「清州は下尾張の中心地です。恐らく末森方も町を焼き払うといった事はしないでしょう」
神裂「ですが兵たちは別です。彼らにはもう私しかいない。テクパトルのために、烏合の衆となって死んでしまうかもしれない」
神裂「仮にテクパトルが非道の人物であったとしても、彼を慕う兵たちは、どこにでもいる普通の人間なのです」
神裂「救われぬ者に救いの手を。これが私が私に課した生き方です」
上条「そうか……」
神裂「わざわざの忠告、痛み入ります。上条当麻」
上条「いいよ。それより、簡単に負けんじゃねーぞ?」
神裂「……ええ。敵の顔も大半は見知っています。垣根帝督本人が出てこない限り、清州を落とされることはないでしょう」
神裂「残念ながら、あなたたちとは敵、という事になってしまいそうですが……また時が移ろった後にでも、再会しましょう。くれぐれもインデックスに宜しくと」
上条「ああ」
安価↓2
別れ際。神裂に話す事はある?
上条「あ、そういえば」
神裂「なんですか?」
上条「一応聞いておきたいんだけどさ。テクパトルのファンクラブのリーダーっていうのは誰なんだ?」
神裂「ふぁん……? ああ、彼らの首魁は誰か、という事ですね」
神裂「そうですね。彼らはまとまった組織ではなく、あくまでテクパトルが管轄していた兵一人ひとりでした」
神裂「なので職制的な意味でのリーダーというのは存在しません。彼らを率いているのも今では私一人です」
上条「ってことは神裂がリーダーって事なのか」
神裂「まあ確かにリーダーはいませんが、彼らの中でも比較的発言力がある者と言えば———」
安価↓2
1.とある人物(名前も)
2.史実(織田家臣であれば指示可)
3.みな烏合の衆
神裂「エツァリと名乗る男です。年齢はあなたや私と同じ程で、褐色肌の少年ですね」
上条「(上条さんは突っ込みませんよ)エツァリ……知らねぇな」
神裂「そうですね。そういれば私は守るべき対象についてあまり目を向けていませんでした。次に会った時にはいろいろと話してみようと思います」
上条「そっか。ありがとな」
神裂「いえ。あなたも道中お気をつけて」
〜末森城下〜
上条「ふう。どうやら今日も出陣はなかったようだな」
上条「あー、疲れたっと。ただいまー」ガラリ
安価↓ コンマ
00-69 甲府からの使者到着
40-99 詩菜が来ていた
上条「ただいまー」ガラリ
詩菜「あらあら当麻さん。お帰りなさい」
上条「母さん。帰ってたのか」
詩菜「ええ。いよいよ末森方も動き出しそうでしたから、早めに帰還することにしたわ。それより……」
上条「ん? って、お前は———」
安価↓2
岩倉織田家への使者として派遣されてきたのは?(武田家の人のみ)
禁書「とうま! 久しぶりなんだよ!」
上条「インデックスじゃねーか!」
禁書「甲府からの使者として遣わされたんだよ。今の私はとうまよりも偉いかも」
上条「いやー、インデックスさん。お前がいないとすげー辛かった!」
禁書「そ、そう? い、インデックスさんのありがたさが身に染みてわかったのかな?」
上条「全くその通りだよ。いやお世辞抜きにさ」
禁書「そ、そんなにあからさまに褒めなくてもいいかも……そ、それより!」
禁書「岩倉には明日伺うって使いを立てておいたんだよ。だからとうま。明日は私と一緒に岩倉へ行くんだよ」
上条「ああ、わかったよ」
詩菜「当麻さん? 私もいいかしら。末森方の最新の情報なのだけれど」
上条「もしかして清州攻めの件か? 日程が決まったってことか」
詩菜「あらあら当麻さん。極秘情報だと思っていたけど耳が早いのね。どこでその情報を知ったのかしら」
上条「ああ、ちょっとね。で、出陣の日取りはわかってるのか?」
詩菜「末森方が清州城に向けて出陣するのは———」
安価↓ コンマ
00-09 今夜中
10-39 明日
40-69 明後日
70-99 わからない
詩菜「ごめんなさい。そこまではわからなかったわ」
上条「そっか。って事は明日、俺たちが岩倉に行ってる間に出陣する可能性もあるってことか」
禁書「でもとうま。仮に出陣の日取りがわかっても、私たちの兵力は50人にも満たないんだよ。加勢するなんて考えてないよね」
上条「インデックスさん、上条さんがそんなに無謀なことをする人間とでも?」
禁書「今さら何を言ってるのとうまは。むしろよく今日まで戦に首を突っ込まなかったってほっとしてるんだよ」
上条「上条さんの評価っていったい……」
禁書「とにかく、明日は朝一番で岩倉だからね。とうま」
詩菜「じゃあ私はその間、留守番をしているわね。それ以降の事はまた明日にでも決めるかしら」
上条「しかしインデックスが来るとは思ってもみなかったよ」
禁書「まあ私もちょっとびっくりしたからね」
上条「でも確かにインデックスはこういう真面目な席では交渉とかうまそうだしなー」
禁書「まじめ……? とうま。まじめな、ってどういうこと?」
上条「だってインデックスさん、いつも上条さんの話とかあんまり聞いてくれないじゃないですかー。……って、インデックス?」
禁書「とうま?」
上条「イ、インデックス!? 静かに怒るのは怖いのでやめ、ぎゃああああああああああ!」ガブリ
禁書「まったくとうまは! 全然成長してないんだよ!」
上条「そういうインデックスさんは顎の力にますます磨きがかかったようで……」ボロ
禁書「……ところでとうま。尾張では何か新しい情報は得られたのかな?」
上条「情報って、ああ。あっちの情報か。それならいくつか」
上条「色々あるけど、清州の神裂がやっぱり大きいかな」
禁書「かおり?」
上条「ああ。神裂のヤツ、どうやら俺たちと同じで記憶があるらしいんだ」
禁書「そうなんだ。ならなんでこっちに誘わなかったの? とうまなら誘うと思ったのに」
上条「誘ったんだけど、断られた。神裂には神裂の事情があるみたいなんだ」
禁書「清州ってことは敵方だよね。だいじょうぶかな?」
上条「まあ仮に負け戦になってもあいつなら生き延びるだろ」
禁書「それ以外では何か情報はないの?」
上条「そうだな。せっかくだし一から話してみるか———」
安価↓3まで
インデックスに情報整理して欲しい人物は?(ないなら加速して下さい)
………
……
…
上条「……とまあこんな感じかな」
禁書「ふむふむ。大体わかったんだよ」
上条「と言いますと?」
禁書「まず端的に言うんだよ」
禁書「とうまが話してくれたお城。それぞれ清州城、末森城、那古野城、岩倉城、犬山城。これらそれぞれの現時点での城主・城代。これらをそっくり当てはめれば、何人かはもうそれで正体がわかるよね」
上条「清州は信長だろ?」
禁書「その通りなんだよ。さすがのとうまも織田信長のパーソナリティくらいはわかるんだね」
禁書「それで続けると、末森城は信長の弟・織田信行」
禁書「那古野城は、信長の家老でありながら末森に味方した林秀貞」
禁書「岩倉城は、尾張守護代を務めた織田信安」
禁書「犬山城は、信長の従弟にして義弟でもある織田信清」
禁書「とまあこんな感じなんだよ」
上条「ってことは、垣根とビアージオの正体ははっきりしたって事か」
禁書「明日会いに行くのがあのビアージオ=ブゾーニだと思うとちょっと気が重いかも」
禁書「次に査楽っていう人の事だけど、末森城主の家老って事だったよね」
上条「ああ。確かにそう言ってた」
禁書「だとすると候補はこれだね。後の織田家筆頭家老・柴田勝家」
上条「聞いたことあるな……」
禁書「織田家きっての猛将なんだよ。気骨のある逸話をいくつか残してる英傑かも」
禁書「問題はかおりだね。清州の家臣、つまり織田信長の家臣で側近って言っても候補が多すぎてわからないんだよ」
禁書「でも敢えて家老と言わないあたり、信長とは年が近い人物なのかも。そうすると……少しは絞れるけど、でも根拠薄弱かも」
上条「次に神裂と会ったらもう少し詳しい話を聞いておくか」
禁書「最後にフレンダっていう人だけど、上杉に仕えていたって言ったよね?」
上条「ああ。俺の事知ってるみたいだったぜ」
禁書「上杉家出身で信長に仕えた武将なんて聞いたことないんだよ。もしかしたら私たちが関わったせいで行動に歪みが出ているのかも」
上条「と言いますと、上条さんたちが逃げ出したその影響でってことですか?」
禁書「もっと言うと、最初の日にはまづらを捕えたあたりからだね」
上条「ってことはあんまり材料がないか……確か信濃衆のまとめ役みたいなことを言ってたけど」
禁書「! それを早く言って欲しかったかも」
禁書「信濃衆っていうのは元々信濃の半独立豪族で、上杉家というか長尾家との主従関係は存在しないんだよ」
禁書「でも武田氏に追われた信濃衆が上杉謙信を頼り、結果的に信濃衆は上杉家に取り込まれていったんだね」
禁書「つまり、信濃衆の顔役になれる人物っていうのは二パターンあるんだよ。一つは元々信濃の盟主的存在だった人」
禁書「もう一つは、そもそもそれ以前に長尾家と関係の強かった人。このどちらかだね」
上条「なるほど。でも絞り切れるのか?」
禁書「というか、とうまの話を聞いてるとどうも前者はなさそうなんだよ。前者だとしたら、とうまの素性に詳しいとは思えないから」
上条「あ、そっか。そういえば譜代衆ではないけど〜みたいなこと言ってたっけ」
禁書「つまり、信濃衆でありながら長尾家と付き合いの深かった人。すなわち」
禁書「長尾家の外戚にして、信州中野の豪族。高梨摂津守政頼その人なんだよ」
上条(誰だそれ)
禁書「ちなみに、稲生原の合戦で名塚砦の守将を務めていたのは佐久間大学頭盛重っていう人なんだよ」
禁書「いったいどういう理屈で私たちが当てはめられているのかははっきりしないけど」
禁書「でも一つだけはっきりした事があるんだよ」
上条「ああ。つまり別の人物の役どころを、場合によっては別の人物が上書きしちまう事があるってことだよな」
禁書「そういう事だろうね。だからつまりね、とうま」
禁書「この尾張を統一するのは信長ではなくて、弟の信行。つまりかきねっていう人が信長にすげ変わって歴史が進んでい行く可能性があるってことだね」
上条「なんか複雑な話だな……まあ、俺たちも今や上杉の将じゃなくて武田の将だしな」
禁書「そういうことだね」
上条「ありがとうインデックス。まだこんがらがってるけど少しは整理で来たよ」
禁書「安心していいんだよとうま。とうまが理解できなかったことは私がしっかり把握してるから」
上条「ああ。ありがとうインデックス。さ、今日はもう寝ようぜ」
禁書「うん。じゃあ私はしいなと一緒の部屋で寝るから」
上条「ああ。おやすみ」
禁書「おやすみなんだよ」
………
……
…
という事で今日はここまでです
ありがとうございました
ちなみに坂島さんは、まだ上条さんが聞いてない名前なのでこういう形にしました
ご了承ください
超こんばんは
………
……
…
詩菜「行ってらっしゃい当麻さん。インデックスちゃん」フリフリ
上条「母さんも。留守番よろしく」
禁書「行ってくるんだよ!」
上条「にしても、さすがに大所帯だな……」
禁書「そう? これでも少ない方だと思うんだよ。これ以上多いと、他の家に目を付けられるからね」
上条「いやー、上条さんも数十人の兵士に囲まれての行進は初めてですって」
禁書「慣れなきゃダメなんだよ。そんなんじゃあ出世できないかも」
上条「え。上条さん、出世するんです?」
〜岩倉城〜
シーン
上条「控えの間に通されたけど、やっぱり少し張りつめてる感じ?」
禁書「こちらとしては秘密同盟の見通しだし、もう少しいつも通りを心掛けてほしいけどね」
禁書「それにしてもとうま。岩倉織田家との同盟を勧めたのはとうまなんだよね。ずいぶん変化球だなって思ったんだけど」
上条「あー。まあ母さんと相談の上だったんだけどな。やっぱ単純に強いところよりは、俺たちの力を必要とする所がいいのかなーってな」
禁書「ふーん。まあそれが妙手になるかはわからないけどね。何せ尾張とは国境を通じていないんだから」
上条「ああ。だから帰ったら美濃方面の侵攻を提案してみようと思ってる。一応、もう甲府には伝えてるんだけどな」
禁書「でもとうま。史実では来年の春には3回目の川中島の合戦が起きるはずなんだよ。つまり武田の目はまだ信濃に向いてるはずかみ」
上条「ま、同盟を承諾したのは甲府なんだし。そこらへんは考えてるだろ」
禁書「それはそうだろうけどね」
スタスタ
禁書「あ、そろそろ移動かも。とうま」
上条「ああ。えっと、俺はお前の後ろに控える感じでいいんだよな?」
禁書「そうだよ。正使は私だからね。といっても今日のは儀式みたいなものだし、特に問題はないと思うよ」
上条「わかった」
ガラリ
安価↓2
迎えに来た人物とは?
1.とあるキャラ(女性)
2.モブ女
*「お迎えに上がりました。こちらへ」
チラリ
上条「ぶふっ!?」
禁書「」アゼン
*「? どうぞこちらへ」
上条「い、インデックスさん? 戦国時代ではあんな露出の多い和服が存在していたんですか!?」ヒソヒソ
禁書「……あ、あれじゃないの? とうまの知り合いとか……」ヒソヒソ
上条「いや、俺の知り合いじゃねー。って事は、馬場芳郎とかみたいに俺の知らない向こうの世界の人なのか?」ヒソヒソ
禁書「可能性はあるんだよ。……でも、なんというか服装以外は現代っぽさを感じないんだよ」ヒソヒソ
上条「って、ことは。もしかして趣味、とか。誰のとは申しませんが」ヒソヒソ
禁書「……とうま? もしかしてとうまの趣味もあんな感じなのかな?」
上条「ま、待てインデックス。今はまず仕事だ。それが終わったらじっくり話を聞いてやるから。じっくりと!」ヒソヒソ
禁書「……まあいいんだよ。行こう、とうま」
上条「」ホッ
上条(もしかしてビアージオの趣味じゃねーだろうな……)
………
……
…
ビアージオ「遠路はるばる大儀であった。私が尾張国守護代にして岩倉城の主、ビアージオ=ブゾーニである」
禁書「私は甲斐国守護職・馬場芳郎の下より遣わされた、インデックスなんだよ。この度は甲尾の同盟の受諾に感謝するんだよ」
ビアージオ「ふむ。ならば締結としたい所だが、内容の確認をしたい。よいだろうな」
禁書「こちらとしても望むところなんだよ。まずはこの同盟を開示するかどうかについて」
ビアージオ「ふむ。確かにこの同盟は締結が知れ渡れば国内外に強く影響を及ぼすだろう。特に両者にとっては駿河の今川と美濃の斎藤。そして私にとっては末森の分家筋」
ビアージオ「特に、敵の多い私にとってすれば、この同盟の即座開示は何かと不都合が多い。私としては、貴様らが本格的に美濃へ兵を進めるまで、この同盟を開示する事には賛成できんな」
禁書(こっちとしても今川との調整があるし、速やかに開示はしない方がいい)
禁書(でも、開示する事によって美濃を釘づけにできるかもしれないんだよ。美濃に兵を進めるまで、ではこの場合遅すぎるかも)
禁書(うん。で、甲府の指示では———)
安価↓3 多数
1.譲歩する
2.要求をつきつける
禁書(まあ、この点は向こうにとっては生命線だしね。断ったら同盟もなかった事にされかれないかも)
禁書「それにはこちらも同意するんだよ。武田家としても美濃への出兵は今協議しているところかも」
ビアージオ「ふん。まあ期待する事にしよう」
ビアージオ「ではもう一つ。具体的な同盟の内容を確認しておこうではないか」
禁書「わかったんだよ。一つは、美濃斎藤氏への共同戦線だね」
ビアージオ「これについては目下の目標と言ったところか。当然異議はない」
上条(むしろお願いしたいくらいだろうしな)
禁書「次に柱となる内容は、>>645だね」
ビアージオ「そして>>656だ。以上の三か条が同盟の骨子となることで問題はないな?」
食料よこせ
この屋敷の女達は何故みんな肌の露出が多いのか、その理由を教える
正直、ひくわー…安価↓
禁書(甲斐信濃は気候的に安定してない。最悪の事態を逃れるためには肥沃な尾張からの糧道確保が大事だからね)
禁書「武田家としては、主に食料の交易を強化したいと思っているんだよ」
ビアージオ「尾張は今や交易で栄える国だ。異存はないな」
ビアージオ「こちらの提案はこれだ。日本中にやって来ている宇宙人共の撃退」
禁書「」
上条「は?」
ビアージオ「何だ。聞こえなかったのか?」
禁書(宇宙人って、この人どうしちゃってるのかな)
上条(本気で言ってんのか)
ビアージオ「何やら通じていないようだな。宇宙人とは即ち———」
安価↓3 多数
1.南蛮人や倭寇など、外国人の事
2.ガチ宇宙人。密着微生物的な
そして今ミスに気付いた
ちょっと待ってて下さい。すみません
禁書(相手はローマ正教の重鎮だった人物なんだよ。もしかしたら噂のアレにも魔術的な意味があるのかも)
禁書「こちらは情報の開示を求めるんだよ」
禁書「この屋敷の女達は何故みんな肌の露出が多いのか、その理由を教えてほしいかも」
上条「」
ビアージオ「ふむ……目ざといな」
ビアージオ「という事は薄々は気が付いているのだろう。それらが私が指示したものであり、その意味とは即ち———」
安価↓3 多数
1.もちろん魔術的な意味がある
2.ビアージオらの趣味(上層部はバカ)
ビアージオ「即ち……敢えて言うのであれば、美だな」
禁書「はぁ?」
上条(インデックス、口調が!)
ビアージオ「つくずくこの国の衣装は野暮ったいと思っていたのだ。貴様もそんな意味の分からん白い僧衣は脱ぎ捨て、新たな衣装に着替えるがいい。それとも私手ずから改造してやってもよい」
禁書「あ、結構です」
上条(インデックス、口調が!)
ビアージオ「ふむ? まあいい。私としても他国の者に強制する気は今のところないからな。まあ重臣の中には過激な者もいるがな」
禁書「へー」
上条(インデックス、口調が!)
ビアージオ「さて、こちらの提案はこれだ。日本中にやって来ている宇宙人共の撃退」
禁書「」
上条「は?」
ビアージオ「何だ。聞こえなかったのか?」
禁書(宇宙人って、この人どうしちゃってるのかな)
上条(本気で言ってんのか)
ビアージオ「何やら通じていないようだな。宇宙人とは即ち———」
安価↓3 多数
1.ガチ宇宙人。密着微生物的な
2.南蛮人や倭寇など、外国人の事
まぁ2だろ、そりゃ
ビアージオ「この神聖なる日の本の国を蹂躙する異人のサルどもに決まっておろうが!」
上条(あ、ちょっとリンクした)
ビアージオ「清州のガキは南蛮のおもちゃがお気に召したようだが、そもそも神州に異人など言語道断であろうが」
禁書(うーん、これはなんというか時代錯誤なんだよ)
禁書(どうしよう。言った方がいいのかな)
安価↓3 多数
1.とりあえず肯じておく
2.異議を唱える
禁書(ま、どうせ非現実的なんだよ。先が見えてるし、ここはとりあえず肯定しておいて流すんだよ)
禁書「じゃあこれで同盟は締結なんだよ。そちらも使者を立てて、こちらの当主と対面してほしいかも」
ビアージオ「ふむ。ならば奴を行かせるか」
安価↓2
1.とあるキャラ
2.史実(岩倉織田家臣であれば指定も可)
ビアージオ「ならば鉄装を行かせるか。うちの家老だ」
鉄装「ど、どうも……」
禁書(この人も上層部なんだろうけど、服装は———)
安価↓3 多数
1.ふつう。数少ない常識人だった
2.露出強。上層部はダメ
禁書(女性の重臣でも頭のネジが飛んでるんだね、このお城では)ガックシ
鉄装「道中、よろしくお願いします」
禁書「う、うん。よろしくなんだよ」
上条(面白すぎるな。この城)ゴクリ
ビアージオ「では大儀であった。甲府での歓待を期待しているぞ」
禁書「なんか、いろいろと斜め上……というか斜め下過ぎて疲れたかも。今日は宿でゆっくり休むんだよ」
上条「ああ……なんというか、ここまで凄い所だとは思ってもみなかったぜ……」
禁書「とうま? そういえばさっきの話の続きをした方がいいよね?」ギラリ
上条「ちょ! 話し合う気全然ないじゃないすか! やだー!」
安価↓ コンマ
00-49 末森へ帰還
50-99 事件発生
………
……
…
上条「……ん? なんか騒がしくないか?」
禁書「何かあったのかな……って」
ザッザッザッ
禁書「もしかして末森方が清州討伐に兵を挙げたのかも!」
上条「そ、そうか! くそっ、タイミング絶妙じゃねーか!」
禁書「とうま。今ここには岩倉織田家の人たちもいるんだよ。武田の家臣として、的確な行動をすべきかも」
上条「そ、そうだな。といっても昨日インデックスが言ってたように、俺たちにできることはあんまりない」
上条「なら———」
安価↓2
末森方の挙兵を前に、上条たちはどうする?
上条「インデックス! 俺はこっから早馬で神裂の所へこのことを伝えに行く!」
禁書「え!? 今から行くの!?」
上条「行軍のスピードなら単騎の方が早く着くはずだ! 大丈夫だ、乗馬は母さんにある程度教えてもらったから、往路くらいなら本気で駆けてもいける!」
禁書「ちょ、とうま!?」
上条「すまん、岩倉の使者は任せた!」
安価↓ コンマ
00-79 上条、先回りして清州へ
80-89 上条、遅れてしまう
90-99 上条、そもそも清州に着けない
………
……
…
上条「はぁ……はぁ……な、なんとか末森軍よりは早く着いたみたいだ」
上条「神裂は……屋敷か? 城か?」
上条「城だったらやっかいだな……」
安価↓ コンマ
00-69 屋敷にいた
70-99 屋敷にはいないようだ
〜清州城下〜
上条「くそっ、神裂は屋敷には戻ってないみたいだ」
上条「って事はやっぱり城だよな。たぶん神裂も末森方を警戒してるはずだし」
上条「どうする……? 迂闊に飛び込むのも危険だと思うけど———」
安価↓2
神裂に会えなかった上条、どうする?
上条「……さすがに城には近づけないよな」
ドドドド
上条「……っ、末森軍の音が近づいて来てやがる。もうすぐここも戦場かよ……!」
上条「どうする? もう逃げた方がいいのか?」
安価↓2
清州に立ち尽くす上条。何かすることはある?
上条「……いや。ひとまず身を隠そう」
上条「もしかしたら俺の力が役に立つことがあるかもしれない」
〜清州城〜
神裂「来ましたか。予想よりも少し早かったですね」
エツァリ「ええ。ですがこれも我が友・テクパトルの雪辱を晴らす千載一遇の機会です。この清州に攻め入った事を公開させてあげましょうか」
神裂「まずは戦略を立てましょう。あなたは何か案をお持ちなのですか」
エツァリ「もう兵も少ないですからね。一点突破をおいて他にはありません。今こそ私たちの力を十全に引き出すべきでしょう」
神裂「ですが、それだと兵たちを顧みない事になるのでは? それに城を奪われてしまったら、もう私たちに頼る辺はないのですよ」
エツァリ「負けてしまっては元も子もありませんからね」
神裂「ふむ———」
安価↓2
清州方のとる作戦とは?
>>689 ありがとうございます
過疎ってきましたし、今日はここで切ります
超ありがとうございました
乙安価↓
ほいほい。こんばんは
神裂「ではこうしましょう」
神裂「私はこの中でも選りすぐりの精兵を率いて城外に伏せます。残りの兵は家族ともども城に上げて籠城して下さい」
神裂「敵はそれを見れば長期戦覚悟の籠城と疑うでしょう。時が満ち、敵に油断が生じたすきを突き、伏兵で敵本陣を叩きます」
神裂「敵も大将が倒れればひかざるを得ないでしょう。この一戦で勝てば、日和見を決めている諸将もこちらに靡くかもしれません」
エツァリ「なるほど、わかりました。すぐに兵を城に入れましょう」
エツァリ「しかし城に兵を残すといっても最低限の指揮官がいなければ話になりませんよ。あてはあるのですか?」
神裂「そうですね。士気の面もありますし、なんとか家老に出てきてもらいましょう」
エツァリ「家老というと、那古野の筆頭家老は敵方ですが」
神裂「>>694に任せましょう」
シェリー
エツァリ「シェリー=クロムウェルですか」
神裂「今清州方で彼女ほど陣地防衛に適している人物もいないでしょう」
エツァリ「彼女はどちらかというと、陣地攻撃の方が向いているような気もしますが……まあ確かに、奇襲には向きませんね」
神裂「ではエツァリ。精兵50名ほどを選抜しておいて下さい。私も早急に支度します」
エツァリ「わかりました。シェリー=クロムウェルの件はあなたに任せましたよ」
〜清州近郊〜
*「敵は城下を引き払い、籠城をとる構えとの事です!」
安価↓2
攻め手の総大将は?
1.垣根
2.査楽
3.ステイル
4.フレンダ
ステイル「籠城だって……? やれやれ。敵には元清州方の僕らがいるっていうのに、わざわざ籠城なんてね。そもそも清州城は籠城に向いた城じゃないだろうに」
ステイル「……それとも何か策があるのかな? 敵の主な将と言えば神裂やシェリー=クロムウェルといった中々の使い手だ。油断はできないね」
ステイル「君はどう思う?」
安価↓2まで 副将は誰?
1.査楽
2.フレンダ
3.青髪ピアス
4.いない
査楽「そうですね。確かに怪しい点はあるかもしれませんがね……」
査楽「前回、那古野で矛を交えた時は、神裂さんも特に抵抗する事もなく引き上げていきましたからね」
査楽「私としては今回も正攻法で仕掛けてくるのではないですかね?」
ステイル「へえ。僕が留守の間にあったあの夜戦でねえ」
ステイル「でも査楽。君は神裂を知らない。元から垣根帝督の家老だった君は、神裂火織の凄まじさを知らないんだよ」
査楽「ま、まあ。確かに」
ステイル「清州に入る前に作戦を立てよう。日も傾いてきているしね。方針を決めておかなければならないよ」
安価↓2
末森方の方針とは?
ステイル「しかし敵が城下町にいないというのは好都合だ。城下町に陣を敷こう」
ステイル「防陣は念を入れて、ね。それが済んだら攻城兵器を持ち出して城攻めだ」
ステイル「敵が燻りだされて来たら、それこそ弓の雨で仕留めてしまおう」
査楽「ずいぶん慎重ですね。それほどに神裂さんというのは恐ろしいのですかね?」
ステイル「神裂の事はあるけどね。でもそれ以前にこれは掃討戦と言っても過言ではないだろう?」
ステイル「何せ、清州に籠っているのは降伏する気がない過激派勢力さ。ならばもう元身内として手心を加えることもないからね」
査楽「なるほど、わかりました」
………
……
…
上条「末森軍がいよいよ清州の町に入ってきたぞ」
上条「清州方はどうやら城に籠るみたいだな。武装してない女とか子供も城に入って行ったみたいだ」
上条「末森軍も一気呵成に攻めるどころか、まずは陣地を作ってるみたいだ」
上条「本陣の場所は———」
安価↓2
1.神裂の屋敷
2.武衛御所
3.近所の寺社
上条「近所の寺社か……普通寺や神社って言えば小高い所にあるもんだけど」
上条「この辺りは平地ばっかりであんまり地の利はないみたいだな。守り手に有利って事か」
上条「ああ、当然清州方が完全に敗北されると困るわけだけど、でも末森方が大敗した場合も面倒だよな」
上条「痛み分け、っていうのが武田的にはベターなのかも」
安価↓2
様子を見ていた上条、これからどうする?
上条「よし。ここは末森方に少しちょっかいを出しに行くか」
上条「まず敵陣にボヤを出しに行く」
上条「そんで時期を見計らって敵陣に行く。もし垣根や査楽、フレンダあたりがいれば通るだろ」
上条「話が通りそうだったら、神裂たちが奇襲を仕掛けようとしているってデマを流す」
上条「そうすれば攻撃も少し軟化するだろ。よし……!」
〜迦具豆知神社〜
査楽「本陣はここでいいんですよね?」
ステイル「ああ。城の西方すぐ。そして僕と相性のいい火の神を祭る神社だ。完璧といっても差支えないよ」
査楽「では火矢と投石の準備をして来きましょうかね。早くて今晩、遅くとも明日には準備が整いますね」
ステイル「任せたよ」
上条「よし。神社が林の中で助かった」ヒョコ
上条「けどどうやって火をつければいいんだ? 松明とか持って近づいたらまずバレるよな……」
上条「まだ空も明るいから、陣地のかがり火も焚かれてねーし」
上条「ここは———」
安価↓3 多数
1.日が暮れるまで待とう
2.今でしょ!
上条「今やらないでいつやるんだよ……今でしょ!」
上条「よし、決行だ。けどさすがに火種を持って近づくわけにはいかない」
上条「現地で火を着けるしかねーな。何か道具がいるけど……どうやって火をつけようか」
上条「ちなみに、火薬ならアリサから貰った火縄銃の分があるぜ!」
安価↓2
上条、どうやって火を着ける?
上条「……ん? あれは」
上条「ステイル? 末森方にはステイルがいたのか」
上条「そして少し離れたところにあるは、恐らくステイルがポイ捨てしたタバコ……!」
上条「いつも吸ってるものとは違うな。さすがにこの時代のタバコなのか?」
上条「しかしチャンスだ。あれを延焼させればちょっとした火ぐらいでるだろ」
上条「よし……行くぜ!」
安価↓ コンマ
00-59 着火
60-99 バレた
………
……
…
ステイル「……ん?」
ステイル(いま何か違和感が走ったぞ。どこだ……?)
*「報告です。境内の一部でボヤ騒ぎが発生しているみたいです」
ステイル「……なに? もしかして敵軍の斥候の仕業か?」
*「原因は不明です」
ステイル「そうか……」
ステイル「よりにもよって僕の前でボヤ騒ぎとはね。事故ならいいが、舐めてくれたものじゃないか」
上条「よし。あと1か所だ」
上条「あそこの草にしよう」
安価↓ コンマ
00-49 成功
50-79 失敗
80-99 バレる
*「被害報告が止まりません。既に五か所で小規模ながら火災が発生しているようです」
ステイル「間違いなく放火だね。やってくれる……」
ステイル「だがしかし、僕の読み通りやはり何らかの形で城の外に敵がいるみたいだね」
ステイル「軽率な行動を後悔させてやる」
上条「よし。なんとか火付けには成功したみたいだ」
上条「次は何食わぬ顔で奴らの前に出ていきたいところだけど……ステイル相手じゃあ絶対俺が疑われるだろ」
上条「ステイル以外に末森方は来てないのか?」
上条「どうする……?」
安価↓2
1.ステイルに話しかける
2.ほかに知ってる人がいないか探してみる
上条「……うん。ステイルはやめとこう。素直にほかに人探すか」
ガサガサ
上条「上条さん的にはフレンダあたりがいてくれれば助かるんだけどなー……ん?」
査楽「しめ縄の準備はいいですかね? 矢の補充は済んでますかね?」
上条「査楽か……まあ、ステイルよりは話やすいか」
上条「……よし、いってみるか」ゴクリ
上条「コホン。おーい、査楽」
査楽「ん?」
上条「よう。末森方もいよいよ総仕上げって所か?」
査楽「あなたは……上条さん。どうしたんですかね、こんな所で。まさか戦の見物ですかね?」
上条「まあ、そんな所だよ。それよりさ、耳寄りな情報があるんだけど」
査楽「……耳寄り? なぜあなたがそんな事を?」
上条「ちょっと小耳にはさんだんだって。お前らが到着する前に聞いたんだけどさ」
査楽(彼の真意は測りかねますが……以前、垣根さんを助けた事もありますし、清州方という事はないでしょうかね)
査楽「一応聞いておきましょうかね」
上条「ああ。……なんでも、神裂たちが密かにお前らの陣に火を放って、混乱した隙に攻めてくるってさ」
査楽「火? そういえばそんな連絡が来ていましたね。対した火ではなかったようですが」
上条「(ちょっと弱かったのか)まあ俺は聞いただけだからさ」
査楽(……ステイルさんも敵軍の奇襲を警戒していましたね。信憑性があるかもしれません)
査楽「そうでしたか。わざわざありがとうございますね」
上条「それほどでもねーよ」
安価↓2
目的を果たした上条。どうする?
上条(……さっき漏れ聞いた話だと、そろそろ本格的な攻城が始まるみたいだし)
上条(それに嘘とか放火の事がバレたらやばい)
上条(ここはもうずらかろう)
上条「じゃあ俺はそろそろ帰るよ」
査楽「帰る? 末森にですかね」
上条「あ、知ってたか。まあそんな感じかな」
査楽「そうですかそうですか……」
安価↓ コンマ
00-59 さようなら
60-99 知らなかったのか……?
査楽「まあまあ、しばらく」ガシ
上条「え?」
査楽「せっかくですからもう少しこちらに滞在してはどうですかね? そろそろ日も暮れてきますしね」
上条「い、いやー。上条さんとしてはだからこそ帰りたいかなーって……」
査楽「そうはいきませんよ。少なくとも戦が終わるまではこちらにいて貰わないとね」
上条「」ダラダラダラ
査楽「なに、悪いようにはしませんよ。奥に私たちの本陣がありますから、そちらでゆっくりとしていて下さいね」ニコリ
上条(やべー……)
ステイル「で、君がその情報提供者か」
査楽「ええ。まあ彼は少なくとも清州方ではないですからね」
ステイル「そうかい。君は引き続き準備の方を頼むよ」
査楽「わかりましたね」
ステイル「ふう。さて———」
安価↓3 多数
ステイルには
1.記憶あり
2.記憶なし
ステイル「上条当麻、僕は君の事は良く知らないが、末森では何度か僕たちが世話になっているみたいだね」
上条(記憶はなしか……神裂はあったからあるいはと思ったけど)
ステイル「なに、完全にシロというわけではないけど、粗略に扱う気はないよ。ただ万一のために、君にはしばらくこの本陣で僕と一緒にいて貰う」
上条「……」
ステイル「不満そうだね。けど諦めてくれ。こっちだって負けられない戦いなんだよ」
上条(俺に明らかな敵意がない分マシだけど、ずっとここで軟禁は困るよな……どうする)
安価↓2
上条、どうする?
上条(ここは毅然と撥ね付けて自分の意思を示そう)
上条「断る! こんなの不当勾留じゃねーか。俺はまっすぐ末森に帰るって言ってるだろ!」
上条「清州からは離れるって言ってんだから帰してくれよ!」
ステイル「……」
安価↓ コンマ
00-19 仕方ないな
20-59 条件がある
60-99 だ め だ ね
ステイル「そんなに帰りたいのかい?」
上条「ああ。俺がここで拘束される理由はないからな」
ステイル「ふむ……なら条件を付けようじゃないか。もちろん簡単な事じゃあないよ」
上条「……一応聞いてやるよ」
ステイル「そうかい? なら———」
安価↓2
ステイルが示した条件とは?
ステイル「うちの軍から監視を一人つける。そして僕たちが末森へ凱旋するまで一緒に行動してもらおうじゃないか」
上条「!」
ステイル「まあ、言ったよりは甘い条件だったかな?」チラ
上条(まずいな。宿に戻ればまだインデックスたちがいる。岩倉との同盟を感づかれるかも……)
ステイル「さあ、どうだい? これがだめというなら、残念ながら君を返すわけにはいかないよ」
上条「そ、それは———」
安価↓3 多数
1.承諾
2.拒否
上条(……くっ、仕方ないか。まずはここを離れるのが先決だ)
上条「それでいい。俺を解放してくれるんだろ?」
ステイル「解放とは人聞きが悪いね。……まあいい。こちらとしても、何をするかわからない君を手元に置くよりは、信頼できる監視を付けた方が手間が省けるからね」
ステイル「本音を言うと、少しでもこの戦の情報を持って行って欲しくない。だから今すぐにでも去ってもらいたい。いいかい?」
上条「むしろこっちが望む所だよ、ステイル」
ステイル「……まあいいか。それで……そうだね。君に付けるのに適当な人物はいたかな———?」
安価↓3 多数
1.ステイルの直下である那古野の人物
2.友好関係にある津島港の人物
ステイル「……ああ、確か津島の御曹司がいたな。ヤツを付けるか」
上条「津島……? あれ、上条さんなんかいやーな気がするんですけど……」
青ピ「お? 誰かと思えば、上やんやないの!」
上条「やっぱりお前か、青髪ピアス……」
ステイル「ん? 君たち知り合いかい?」
青ピ「上やんは友達やで。前に津島で会うたんやけど」
ステイル「ふん。よかったじゃないか上条当麻。気まずい感じにはならなそうだぞ?」
上条「あのさ。マジでお前コイツのこと信頼してんの? 俺が言うのもアレだけど」
ステイル「この男はともかく、彼の家は津島衆でも特に僕と交流があったからね」
上条「ふ、ふーん……」
青ピ「なんや知らんけど、よろしくなー上やん」
ステイル「君は今からちゃんと任務を伝えるから。なんや知らんじゃ困るんだぞ」
青ピ「わ、わかってるって。冗談やん……」
上条(なんだ、このもやもやは……帰れるんだからいいっていうのに)
………
……
…
上条「じゃあなステイル。せいぜいがんばれよ」
ステイル「君に言われるまでもないよ。暗くなる前にさっさと去るんだね」
上条「あいよー」フリフリ
安価↓ コンマ
00-59 無事に末森へ着
60-99 事件発生
………
……
…
上条(特に何事もなく末森に着きそうだ)
上条(問題は……恐らくまだ宿にはインデックスや、岩倉の使者の人たちがいるはず)
上条(どうやってこれを末森方に悟られないようにするか)
上条(あるいは、何か妙手がないか……)
青ピ「ん?」
上条(むかつく……)
安価↓2
青髪ピアスが同行する中、末森に着いた上条はどのような対応をとる?
青ピの上条さんの呼び方は「カミやん」やで
今日はここまでにしたいと思います
ありがとうございました
だらだらですみません
あと安価はもう少し自由度絞った方がいいですかねえ?
>>759
言われてみればそうかも。ありがとうございます
おばんです
上条(仕方ない。インデックスたちには心配かけちまうかもしれねーけど)
上条(適当に宿探すか)
青ピ「カミやん? で、宿はどこでとってるん?」
上条「あ、あー。そうだな……」
上条(あ、そっか。宿をとってる事はこいつも知ってるんだった。今さら新しい宿、なんて言ったら怪しまれるか……?)
上条(何かいい言い逃れはできないかな———)
上条「あー、そのだな」
上条「>>767」
熱田神宮の世話になってる
上条「実は、熱田神宮の世話になってるんだ」
青ピ「は?」
上条(前に母さんが確か、そんな大きい神社があるとか言ってたな。使わしてもらおう)
上条「いや実はさ。いま末森の宿を一時的に引き払ってるんだよ。ホラ、いつ戦が起きてもおかしくなかっただろ? だから安全のためにさ」
青ピ「そうなん? ……でもそれならそうと先に言ってくれればええのに。熱田とか、思いっきり通り過ぎてるどころか、方向まるっきり違うやん」
上条(げ、そうなのか)
上条「はは……なんとなく言い出しづらい空気だったから、さ……」
青ピ「まあわかるけどなー。ステイルくん怖いもんな」
上条「そうそう」
青ピ「まあそういう事なら宿探すか。何かアテはあるん?」
上条「いやー、どうかなー」
青ピ「せや。せっかくなら、熱田に移る前に泊まってた所に行けばええやん。迷う事もないし」
上条「いや! それはちょっと、その気まずいというか……」
青ピ「?」
………
……
…
上条「なんとか目についた宿に潜り込めたな」
上条「さて……インデックスたちはどうすっかな。一日くらいなら音信不通でも平気か?」
青ピ「カミやーん。そろそろ灯り消してもええ?」
上条「これでもこいつ監視役だしな。撒くのは厳しいよな? あとバレたらやばそうだし」
上条「ここは……」
安価↓3
1.素直に寝る
2.青ピが寝静まったあたりに脱走する
ミス
安価↓3 多数
1.素直に寝る
2.青ピが寝静まったあたりに脱走する
でお願いします
上条「……ま、一日くらい平気だろ。今日は寝とくか」
青ピ「カミやーん。消すでー」
上条「あいよー。消していいぞー」
フッ
………
……
…
安価↓3 多数
1.翌日
2.清州サイド
………
……
…
上条「……ん。朝か」
青ピ「」グアーグアー
上条「……監視役なら俺より早く起きろよ。信頼できるっていうか、こいつ信用できないんじゃないか」
青ピ「」グアー
上条「ま、まあいいか。さて今日は———>>780する感じで」
インデックスや鉄装らと脱走
青ピ「」グァオー
上条「……待てよ。そもそも俺ってもう任務達成してんじゃねーのか」
上条「なんかどっかで尾張統一するとか言ってた気がしなくもないけど、でも本編では一言も言ってねーし」
上条「岩倉と同盟が結べた以上、もう尾張に残る必要もない気がする」
上条「……よし、ここは青ピを振り切って脱走するか!」
青ピ「」グァオーピー
上条「こいつが起きないうちに……」
安価↓ コンマ
00-49 脱走成功
50-99 青ピ、起きる
………
……
…
上条「」ソロリソロリ
上条「な、なんとか宿を脱出できたぞ」
上条「青髪ピアス……なんてダメな奴なんだ……」
上条「俺が脱走した事を知られたら、あいつもただじゃ済まないんだろうけど……」
上条「ま、そこまで悪いようにはならねーだろ!」
上条「とにかく、インデックスたちが泊まってる宿へ急ごう」
上条「よし。青髪ピアスもついてきてる様子はないし、さっさと入っちまおう」
上条「……インデックスたちにはなんて言っていけばいいんだろう」
上条「上条さん、出会いがしらにかじられるのはごめんですよー」
上条「……よし」
ガラリ
禁書「え?」
上条「>>785」
早くずらかるぜ
上条「早くずらかるぜ」イケボ
禁書「」
詩菜「あらあら……」
上条(どうだ……!?)
禁書「とうま……?」ユラリ
上条「お、インデックス。無事に帰ってたんだな! そんな事よりさっさと甲府へ撤収しようぜ! 末森方が俺たちを探ってるっぽいんだ!」
詩菜「あらあら。それは本当なのかしら? 当麻さん」
上条「ああ。まだ感づかれてはない。昨日帰らなかったのも、後を付けられそうだったからなんだ」
詩菜「そうだったの。心配してたのよ?」
上条「それについては悪いと思ってる、よ?」チラリ
禁書「……」ウー
上条(ふ、正論の前にはインデックスさんも手も足も出まい!)
上条「と、というわけで早急に甲府へ向かうべきだと思うんだが」
詩菜「それには反対しませんけど、でも———」
安価↓3
1.当麻さんは尾張で引き続き待機じゃあ
2.みんなで引き上げましょうか
詩菜「……でも確かにそうねえ。もう当麻さんの仕事は一応終わってるのかしら?」
上条「ああ。だから岩倉の使者が帰るついでに俺たちも帰還しようぜ」
詩菜「そうですね。インデックスちゃんもそれに異存はないかしら?」
禁書「な、ないかも……」グヌヌ
上条「なら決まりだな。ただ問題は」
詩菜「末森方が監視を強化したら厄介ってことかしら」
上条「ああ。実は監視の目を抜けてきたんだけど、もし俺を探し始めたらさすがにバレるだろ。数十人単位で移動する事になるんだし」
詩菜「特に岩倉方の人たちが露見したらまずい事になるわねえ」
上条「ああ。そこでなんだけど、何かいい案はないかな? 無事に尾張を抜けられる方法は」
安価↓2
無事に尾張を抜けられる方法はある?
上条「地下通路、とかさ」
禁書「はぁ……たまには真面目な感じかと思ったけど、やっぱりとうまはとうまなんだね」
禁書「そんなに都合のいいものがあるなら苦労しないんだよ」
禁書「確かにこの時代には国をまたぐレベルの地下通路の逸話は存在するから絶対無理とは言わないけど」
禁書「私たちのためだけの地下通路があると思う?」
上条「そ、それは……」
安価↓ コンマ
00-39 あった
40-99 ですよね
上条「ですよねー」
禁書「まったく。とうまはまったく!」
上条「ならインデックス。お前なにかないのかよ。文句ばっかり言ってないでさ」
禁書「とうまに言われたくないかも! ……そうだね」
安価↓2
1.小分けにして出ていく
2.強行突破
3.自由安価(内容も)
禁書「まあ、少しずつ宿を出て行って、最終的に外部で合流するっていうのが妥当かも」
禁書「特に隠さないといけないのはとうまと岩倉の使者の人だけかな?」
詩菜「私も少し顔が割れてるかもしれないかしら」
禁書「わかったんだよ。じゃあとうま、私、しいな、使者の人の四人を時間を開けて脱出してもらうんだよ」
上条「ま、それが妥当だよな」
禁書「そうだね。時間は、朝、正午ごろ、昼過ぎ、日没後って感じでいいかな。兵たちは適当な按配で出していけばいいかも」
上条「3時間おきくらいに出るって感じか」
禁書「それと集合場所も決めておかないとね。これは帰りのルート次第かな」
上条「ルート?」
禁書「うん。とうまたちは確か、美濃方面から来たんだよね。帰りはどのルートで帰るつもりだったの?」
上条「あー、そこらへんはあんまり考えてなかった」
禁書「じゃあ今決めよう。美濃を通るか三河を通るかなんだよ。メリットデメリットはわかってる?」
上条「ああ。状況は微妙に変わってるけど、美濃ルートは敵対する斎藤氏、三河ルートは味方の今川氏の領土なんだろ」
禁書「そう。どちらにしても、バレたらいい事はないんだよ」
上条「そっか……」
安価↓3 多数
1.東山道ルート
2.東海道ルート
早いですが今日はここまでで切ります
ありがとうございました
明日はちょっと家に帰らないので、来れるかわかりませんです
スマホで長文は慣れてないんで……
番外編
〜がんばれフレンダ〜
フレンダ「…………」
フレンダ「最近、私に対する風当たりが悪いってわけよ」
フレンダ「確かに川中島ではろくに成果は得られなかったけどさ」
フレンダ「結局、あれは私のせいじゃないってわけよ」
フレンダ「全部、作戦ことごとく外した初春のせいってわけよ!」
フレンダ「これじゃあ信濃衆と上杉家の橋渡し役である私の立場がないってわけよ……」
フレンダ「なんとかして名誉挽回しないと……どうしようか」
安価下2
フレンダ、どうする?
フレンダ「ここは……俗に言う裸の付き合いで関係緩和を目指すわけよ!」
フレンダ「ついでに適当に協力者を作れれば上々ってわけよ。私のこの脚線美で誘惑して……」
フレンダ「ふっふっふ……!」
………………
…………
……
フレンダ「さて……猿ヶ京の温泉に信濃衆を呼び集めてみたわけだけど」
フレンダ「何人くらい集まったのかな」
安価下
フレンダの人望は?
コンマの下一桁人来た
フレンダ「3人かあ……」
フレンダ「ま、まあ思ったよりは嫌われてなかったかな」
フレンダ「……」
フレンダ「さて、わざわざこの猿ヶ京まで来てもらったのは他でもないってわけよ」
フレンダ「今回の信濃遠征。どうして失敗したか、腹を割って話し合う。これが目的よ」
フレンダ「はい、そこのあなた! 原因はなんだと思う?」
安価下2
信濃衆A、敗因は何だという?
須田「それはお前のせいでムラムラを発散できなかったからだ」
フレンダ「はいいぃぃ?」
須田「俺たちはあんなにやる気に溢れていたのに、お前が日和った指揮ばかりするから……」
フレンダ「あ、そゆこと」ホッ
須田「真面目に聞いているのか!」バシャ!
フレンダ「ぎゃー! ちゃんと聞いてるわよ!」
フレンダ「な、なら過去の事をうじうじ言うのはよそうよ。これからの私たち信濃衆はどうすべきか考えるってわけよ!」
フレンダ「私はまだ自領を保ってるけど、あなたは武田に奪われたのよね? はい、あなたはどうすべきですか!」
安価下2
信濃衆B、今後どうすべきと言う?
島津「お前と、合体したい」
フレンダ「」
島津「今こそ信濃衆一丸となって、結束してことに当たるべきなのだ。違うか」
フレンダ「……あ、ああ。なるほどね」
フレンダ「びっくりさせないで欲しいってわけよ」
フレンダ「そ、その通りよね! 信濃衆一丸となって戦わなくちゃダメってわけよ!」
フレンダ「じ、じゃあ最後の質問だけど」
フレンダ「あなたたちは信濃衆の代表的存在である私に、これから何を求めるの?」
フレンダ「どうよ?」
安価下2
信濃衆C、フレンダに何を求める?
下がってた……
安価下2で
村上「お前は人の上に立つ器じゃない。代表を降りて、他の誰かに任せるべき」
フレンダ「え……」
須田「実城と血縁があるってだけで、大した実力もないしな」
島津「お前の領土を俺らに分配して責任を取るべきだ」
フレンダ「え、ええ」
村上「もうお前はいらないんだよ。フレンダ=セイヴェルン」
フレンダ「ちょ、ちょっと待ってよ」
フレンダ「わかってるってわけ!? 上杉と所縁のある私がいてこそ、信濃衆の立場がいじできてるって」
フレンダ「私を切ったら、信濃衆の発言力が低下するってわけよ!」
村上「あー、あんたは知らなかったんだっけ」
フレンダ「な、何が」
村上「私は近々、実城の養子として、山浦上杉家の家督を襲うことになっているんだよ」
フレンダ「や、山浦……上杉?」
村上「今は断絶した上杉の傍流だよ。晴れてこの私がその名跡を継ぐことになった」
村上「わかるか? 私は上杉一門衆に列席するんだよ」
フレンダ「そ、それじゃあ……」
村上「だから言っただろう。お前はもう用済みだってな」
村上「まあそういう事だ。話はもうないな? 私はこれで帰らせて頂く」ザパア
須田「俺も」ザパア
島津「あばよ」ザパア
シーン
フレンダ「」
フレンダ「そ、そんな……」
フレンダ「ど、どうしよう」
フレンダ「このままじゃあ立場がないっていうレベルじゃあなくなるってわけよ。下手すると殺されるかも……」
フレンダ「あ、あわわ……ど、どうしてこうなったのよぉ」
フレンダ「に、逃げよう」
フレンダ「領土も家臣も惜しくないってわけよ。わ、私は死にたくない」
フレンダ「ずっと音信不通だけど……一か八か、フレメアのいるはずの駿河に……!」
………………
…………
……
テクパトル「ほう……生き別れた妹のところにねぇ……」
テクパトル「感心するじゃないか。この織田弾正忠家、心から君の望みを応援しよう」
テクパトル「だから少し我々に協力してほしい」
テクパトル「近々、東にある稲生原という所に砦を築く予定なのだが」
テクパトル「君の実力を頼んで、是非そこの守将を引き受けて欲しい」
テクパトル「その間、我々は全力で君の妹の行方を捜索しようじゃないか」
テクパトル「……そうだな。お前、そういうのは得意だろう?」
安価下2
テクパトルに指された人物は?
1.とあるキャラ
2.史実
ほんとだー!?
おかしい……
安価下
春上「任せて欲しいのー!」
テクパトル「と、言うわけだ。元上杉家臣・フレンダ=セイヴェルン。存分にその腕を振るってくれ」
フレンダ(これで、よかったのかな……)
〜番外編 fin.〜
………………
…………
……
テクパトル「原典の素材の第一候補を放ってしまったな。まあ仕方あるまい」
テクパトル「ふむ、他に素材に相応しい人間は……」キョロキョロ
小萌「とある〜世界の〜中で〜♪」テクテク
テクパトル「……あいつがいたか」ニヤリ
と言った感じで、今日はここまでにします
ありがとうございました
明日は少し遅くなるとは思いますが、本編を進めれると思います
また下げてしまった……
改めてありがとうございました
お遅うございます
上条「なら行きと同じルートにしよう。行きが平気だったっていうだけまだ安心できるだろ」
禁書「……それも一理あるね。じゃあそうするんだよ」
禁書「確認すると、朝、正午過ぎ、夕方、日没後と分けてこの尾張を脱出するんだよ」
上条「正確には末森織田家の勢力圏外に出る、っていう事だな」
禁書「うん。そこで重要になってくるのはみんなが落ち合う場所なんだけど、何か案はあるかな」
禁書「私もそれなりに予習はしてきたけど、やっぱり長く尾張にいたとうまやしいなの方がピンとくる場所があるんじゃないかな」
上条「そうだな。>>837とかどうだろう?」
上
上条「肥溜めとかどうだろう」
禁書「……はい?」
詩菜「あらあら」
禁書「とうま。まだふざけてるのかな! 時間もそんなにないって言うのに!」
上条「違うんだよインデックス。……ああそっか。母さんもこれは知らないんだっけ」
禁書「え? どういうことなの、とうま」
上条「詳細は省くけど、美濃と信濃の国境に小さな村があるんだ。その村なんだけど、どうだ」
詩菜「確か、木曾谷の当たりだったと思うけど……なんで肥溜めなのかしら、とうまさん?」
上条「えっとー……そう。なんかちょっと目立つ肥溜めがあったんだよ。そうそう!」
詩菜「そうだったの?」
禁書「なるほどね。行きに通った村落って事なんだね。でも信濃まで各々単独で行動するのはまずいんだよ。特に使者の人たちは不満を上げるかも」
上条「なら分ける回数を4回じゃなくて3回に変えよう。母さんかインデックスのどっちかが使者についてさ」
禁書「うーん。それなら……」
上条「じゃあ決まりだな」
詩菜「なら使者の方たちに付くのは———」
安価↓2
1.インデックスちゃん
2.お母さん
詩菜「私が適任かしら?」
禁書「そうだね。残念だけど、私じゃあ足手まといにしかならないかも」
禁書「でも私も自分だけ逃げるんならなんとかなるから安心してほしいかも」
上条「どっちにしろこれしか手はねぇんだろ。よし、さっそく実行に移そうぜ」
禁書「さっきも言ったけど、午前中、正午過ぎ、夕方、日没後の4回チャンスがあるんだよ。そのうち3回を利用して脱出するんだね」
禁書「いまの時間は午前中。きっととうまが監視の目を離れて行方不明になったって言う知らせがお城に届いているんだよ。追手がもう来ているかはわかんないけど」
上条「よし。じゃあこのタイミングで脱出するのは———」
安価↓2
1.上条
2.インデックス
3.詩菜と鉄装
4.様子を見る
上条「母さん、頼んだ!」
詩菜「わかりました。使者の方々とはしっかり連携をとるようにしますね」
禁書「気を付けてね。しいなも一部の人には顔が割れてるんだから」
詩菜「ありがとうインデックスちゃん」スタスタ
上条「大丈夫かな、母さん」
禁書「きっと大丈夫なんだよ。とうまのお母さんは非戦闘員かもしれないけど隠密のプロなんだから。……使者の人たちが足を引っ張らない限りはね」
安価↓ コンマ
00-69 無事脱出
70-89 気づかれなかったが、感づかれる
90-99 気づかれる
………
……
…
上条「外の様子を聞いた感じ、あんまり騒ぎになってるようには聞こえないな」
禁書「きっとしいながうまく脱出したんだよ」
上条「岩倉の使者が脱出できたのはでかいな。最悪俺たちが脱出に失敗しても、目的だけは達成できるってわけだ」
禁書「とうま、縁起でもないかも」
上条「はは。悪い、インデックス」
禁書「……そろそろ次の刻限だね。正午過ぎ。間違いなく操作の手が広がってるとみていい時間帯かも」
上条「ああ。じゃあこの時間帯に脱出するのは———」
安価↓2
1.上条
2.インデックス
3.待機じゃあ
上条「俺だ」
禁書「……え」
上条「俺が出る」
禁書「と、とうま? いま言ったよね! 今が一番追手が厳しいと思われる時間帯なんだよ! とうまが出るのは自殺に等しいんだよ!」
上条「いや、それは違う。インデックス」
上条「俺は母さんたちやお前みたいに複数じゃない。俺一人だ」
上条「単独行動なら逃げられる自身がある。どっちにせよ武田のモンだってのは割れてんだ。最悪、馬を飛ばして逃げ切るよ」
禁書「でも」
上条「大丈夫だ、インデックス」
上条「俺はお前と離れ離れにはならない」
上条「……よし、宿の前に特に怪しい人影はない。行くぞ」
安価↓
00-29 無事に脱出
30-79 見つかる
80-99 追手の名は、青髪ピアス
上条「……よし、今だ!」
タッタッタッタッ
上条「まずは厩に行って、馬を……」
*「いたぞ! 上条当麻だ!」
上条「!!」
上条(しまった! やっぱり見つかったか!)
上条(どうする。相手は徒歩だ。馬に乗れば間違いなく振り切れる。厩に着けばすぐに乗れるっていうわけじゃない。それにいくらここ数日で経験を積んだって言ったって付け焼刃。万一の事があったら……)
安価↓3 多数
1.厩へ
2.走って振り切る
やっぱり遅いとだめですね
今日はここで切ります
ありがとうございました
こんばんは
上条(いや……向こうに騎馬がいたら終わりだ。預けてる馬を回収しよう)タッ
上条(さて……厩の近くには着いた)タッタッ
上条(問題は馬に乗っている内に拘束されないか、という事だけど……)タッタッ
上条(何かいい方法はあるか?)
安価↓2
何かいい方法はあるか?
上条(……よし。なら、一旦敵の目を何とかして掻い潜って)
上条(一瞬でも敵の視界から消えたところで誤誘導するんだ)
上条「とりあえず、この掌大の石を拾っておいて、と」ダッ
*「角を曲がったぞ! 見失うな!」
*「追えー!」
上条「……よし、少し入り組んだ裏町に出たぞ。ここでこの石を投げる!」ヒョイ
安価↓ コンマ
00-39 誤誘導成功
40-69 敵は二手に分かれた
70-99 失敗
上条「」ポーイ
トサッ
*「むっ、あちらの方で物音がしたぞ!」
*「あちらの方へ逃げたのだ! 追えー!」
ダッダッダッダッ
上条「…………」
上条「成功……か?」
上条「ふ、ふっふっふっふ……ちょろいもんだな! この上条さんがいったい何人の不良どもから追われたことがあるか……」
*「……」
上条「…………あ?」
*「こんな幼稚な策にかかる者がおるかー!」
上条「うわああああああ! しまったああああああ!!」ダッ
*「追え!」
上条「くそっ……距離を詰められた! もう馬は厳しいか……?」
安価↓2
1.厩に突貫する
2.馬はあきらめる
上条「仕方ない。体力が尽きないうちに全力で逃げ切ってやる!」タッタッ
上条「って言っても、まさか尾張を抜けるまで走り続けるわけにはいかない……」タッタッ
*「待てー!」ダダダダ
上条「しかも敵は数が多いうえに距離も詰められそうだ。何かいい方法はないのか!」
上条「何よりこの差し迫った追手をなんとかしないと……!」
安価↓2
差し迫った追手たち。上条どうする?
上条「ここは、さっき拾っておいた石を投げて、あいつらの足を止めよう!」
上条「あと細い路地にまた入って、なんとか奴らの足を止めるんだ!」ダッ
*「止まれー!」ダダダダ
上条「これでも……くらえっ!」ビュン!
*「!?」
安価↓ コンマ
00-49 怯んだ
50-69 止まった
70-99 効かぬ
上条「どうだ!?」
*「なんだこれは。バカにしているのか!」ダダダダ
上条「くそっ……でかい石はさっき使っちまったからな! 効かないか……!」
上条「なら路地裏に入る! 時代劇の捕り物のシーンみたいに、障害物を作ってなんとか距離をあけるんだ!」
*「路地に逃げ込んだぞ! 追え!」
上条「ええい、この竹竿を食らえ!」
*「!?」
安価↓ コンマ
00-59 怯んだ
60-79 止まった
80-99 効かぬ
*「うわああ!!」
上条「ラッキー! 都合よく道をふさいだぞ!」
上条「とにかくこいつら振り切って、>>878まで全力ダッシュだ!」
なんとなく連取りで気がひけるが
安価ならキリがいいとこ
上条「キリがいい所まででいい。とにかくこのあたりから離れないと」
上条「うおおおおおお!!」ダダダダ
上条「」ハァハァ
上条「末森の郊外には出れたかな……?」
上条「問題は連中が外まで出て追ってくるか、って所だけど……」
安価↓ コンマ
00-59 追っ手が来た
60-99 どうやら大丈夫みたいだ
>>878
常に過疎気味なんで、連取りお気になさらず
ザワザワ
上条「……ん?」
上条「まずいぞ。1kmくらい離れてるけど、あれはたぶん追手……」
上条「まだこの場所は気づかれてないとは思うけど、けど面倒だな。まさか町の外にまで来るなんてな……」
上条「どうする。隠れてやり過ごすか、それとも身を隠しながら逃げるか……」
安価↓2
遠くに追手の影が。どうする?
上条「隠れよう。障害物ならいくらでもあるし、一から十まで探し回るなんてことはあいつらもしねーだろ」
ササッ
*「……」ザッザッ
*「いないですね……どこまで追いましょうか?」
「そうだな」
安価↓2
追手の責任者は?
1.青髪ピアス
2.垣根帝督
3.フレンダ
4.芳川
芳川「そうねえ……正直、もうやめたいんだけどね。うちの我がままなお坊ちゃんが煩いから、たまには仕事しろって」
芳川「第一、つい最近犬山城に行ったじゃない。それなのにあの子、お前は何もしてないだろ、なんて言ってきて」
芳川「ちゃんと外出したじゃないの。ねえ?」
上条「……非戦闘員か? あの女の人は戦うっていう感じの人じゃねーな」
上条「しかも見た感じやる気もなさそうだ。これならなんとかなるかも」
安価↓2
芳川たちが通り過ぎていく。上条はどうする?
上条「あの調子ならしばらく隠れてれば大丈夫っぽいな」
上条「……ふぅ。一時はどうなることかと思ったけど、なんとかなりそうだな」
安価↓ コンマ
00-49 無事に国境近くへ
50-99 事件発生
………
……
…
上条「だいぶ遅くなっちまったな。けどなんとかそれらしい追手にも遭わずにここまで来れたか」
上条「しかしもう日が暮れて来たな。……集合は3日後になってるから慌てることはないけど、どうしようかな……」
禁書「あれ? もしかしてとうま?」
上条「って、インデックス!? ずいぶん早いじゃねーか。もしかして予定を繰り上げたのか?」
禁書「とうまが遅いんじゃないかな。……でも敵に追われたんだよね。とうまが出て行ってからしばらく町中騒然としてたもん」
上条「そうだったのか……。そんな中、お前はよく無事に抜けてこれたよな」
禁書「だって私は顔割れてないもん。難易度は一番低かったんだよ」
上条「それもそうか」
禁書「せっかくだし一緒に行こ、とうま」
上条「ああ。もうすぐ日も暮れるし、そろそろどこか本格的に落ち着ける場所が欲しいな」
禁書「なんか越後からの道中を思い出すね。二人旅」
上条「ああ。確か上州でアリサたちと会うまではこんな感じだったっけ」
上条(そういえばアリサや一方通行にはついに会えなかったな)
安価↓ コンマ
00-39 無事に美濃を突破
40-99 事件発生
………
……
…
上条「美濃は斎藤氏か……今斎藤氏ってどういう状況なんだ? 確か岩倉織田家と盟を結んでるって話だけど」
禁書「知ってると思うけど、斎藤氏は清州織田家と犬猿の仲なんだよ。けど斎藤氏側から積極的に動くという事はあまりないみたい」
禁書「でもこの尾張の内訌を見て、斎藤氏も少しは思う所があるはずなんだよ。国境あたりの兵力を動かしていてもおかしくないかも」
上条「なるほどな……、っ!?」
禁書「どうしたのとうま?」
上条「誰かいるぞ。気を付けろ、インデックス!」
禁書「もしかしたら斎藤兵かもしれないんだよ!」
安価↓2
その先にいたものとは……?
*「おら! 大人しくしやがれ!」
上条「……んん? あれは何をやってるんだ?」
禁書「もしかして人さらいかも。とうま」
上条「ああ。でも敵の人数にもよる。ここはとりあえず現状を把握しよう」
黒夜(クソッタレ……なんで私がこんな事を……)
*「なんだその目は。てめぇみたいな人でなしが人間様に楯突こうってか?」
黒夜「そ、そんなわけ、な……ないじゃない、です、か」ピクピク
黒夜「ご、ご、ご……ご主人……さ、マ……」
上条「黒夜?」
禁書「とうま。知り合いかな?」
上条「ああ、女の方が。行きにあいつとあいつが率いてる山賊に襲われたんだよ」
上条「とっつ構えて縛って放置しておいたんだけど。まさかあんな事になってるとは」
禁書「あの娘、袖口から腕が見えないけど……」
上条「え? ……本当だ。でも初見の人間があのサイボーグの腕を外せるとは思えないんだけど……あれ?」
禁書「……どうしたの。とうま」
上条「ちょ、ちょっと待っててくれ。インデックス、俺の荷物はお前が持ってるんだよな?」
禁書「うん。とうまが厩から馬を連れて行くのに失敗してたみたいだから、私が連れてきてるんだよ。荷物はそこの鞍に」
上条「ああ。ちょっと待てよ……まさかな……」ゴソゴソ
黒夜の両腕「」
上条「しぃぃぃぃまったあああああああ!! 腕、持ってきてたあああああああああ!!」
禁書「きゃー!? とうまがすぷらったーに目覚めてたんだよ!!」
*「……ん? 何か声がするな」
上条「バカヤロウ! バレちまったじゃねーか!」
禁書「ちょ! 最初に騒いだのはとうまなんだよ!」
上条「ぐ……ま、まあ言い争ってる時間はない。どうする———?」
安価↓2
男と黒夜が近づいてくる。どうする?
今日はこのあたりで切りたいと思います
ありがとうございました
こんばんは。まったり行きます
上条「……さすがにこのまま隠れ続けるのは無理だろ。しょうがない、適当に相手して頃合いを見て逃げよう」
禁書「とうま。その腕はど、どうするの?」
上条「ちょっとこれには事情がありましてね……。後で詳しく話すから、とりあえずこれについて今は聞かないでくれ」
上条(あんなでも一応あいつそれなりにつえーし、復讐も怖いし腕は隠しておこう)
禁書「わ、わかったかも」ヒク
上条「よし、じゃあ行くぜ。馬は任せた、インデックス」
禁書「わ、わかったんだよ!」
*「誰だ!」
上条「ああ、どうもどうも。いや旅の者なんですけどね。別にあなたがたにどうこうという気はないのですよ。先を急ぐ身ですから」
黒夜「て、てめぇは……」
*「あん? クソガキ、あいつらの事知ってやがるのか?」
黒夜「…………」
安価↓2
男に半拘束されている黒夜、どうした?
*「おい、聞いてんのか」
黒夜「うるせェェェェェ!! このツンツン頭がァァァァァ!!」ダッ
上条「うわ! やっぱり!?」
黒夜「死ねェェェェ!!」
グイ
黒夜「あァ?」ガクン
*「……おい、何だその態度は。俺が誰なのかわかってんのか?」グイグイ
黒夜「うぐぐ……」ギュウ
*「お仕置きだ! こっちにこいや!」グイ
黒夜「う、わああああああ!!」ズルズル
パッシーン ギニャアアアア
上条「…………」
上条「もう通っても大丈夫かな」
禁書「とうま。ちょっとあの娘がかわいそうに見えるんだよ」
上条「インガオホーだよ。きっとあれで罪を償ってるんだよ。ちょっと格好はアレだけど、お尻ペンペンなんてまあ優しいもんじゃねーか」
禁書「ま、まあ。両腕切断とかと比べればはるかに人道的かも……」ボソボソ
上条「とりあえず行こうぜ。インデックス」スタスタ
禁書「う、うん……」
安価↓2
通過しようとする上条たち。男はどうした?
少し外します
安価は↓
上条「……」スタスタ
禁書「……」スタスタパカパカ
ビエエエエエエエ ジョワアア
*「…………」ギョロリ
*「君はまた罪を犯した」
*「さらに4擲を加えねばならぬではないか!」ナラバヨシ!
黒夜「うわあああああああ」
上条「俺ら、完全に無視ですね」
禁書「助かったけど、ああいう趣味の人はちょっと……」
上条「か、上条さんは違いますのことよ!?」
安価↓ コンマ
00-59 無事に木曾の村落に着く
60-99 事件発生
………
……
…
詩菜「あらあら、とうまさんたち。無事だったのね」
禁書「うん。特に面倒事には巻き込まれなかったかも」
上条「俺はそうでもないけどな……」ゲンナリ
詩菜「こっちもみんな無事に到着してるわよ。ここからは武田領内ですし、安心して行けそうね」
上条「それにこれだけの人数がいればな」
禁書「この村にとうまたちは寄ったんだね。特に何っていう感じはしないけど」
上条「まあ、いろいろあったんですよ……」トオイメ
詩菜「とにかく、距離的には道半ばですし、早々に甲府へ向かいましょう」
安価↓ コンマ
00-59 無事に甲府へ到着
60-99 事件発生
………
……
…
上条「本っっ当に何事もなく着いたな」
詩菜「行きはせいぜい、旅の者と護衛数名って感じでしたからね。さすがに十人以上の大所帯だからかしら」
上条「ま、いいか。無事に着いたんだし」
禁書「私は館に報告に言ってくるんだよ。使者の人たちは別の屋敷に移動してもらう事になるかも」
鉄装「そ、そうですか。よろしくお願いします」キョロキョロ
上条(田舎者っぽい……)
上条「って、インデックスの件とは別に俺らも帰ってきたわけだけど、やっぱり報告に言った方がいいのかな?」
詩菜「そうねえ。けど今日は同盟の件もありますし、とりあえず休んでしまってもいいんじゃないかしら」
上条「母さんがそう言うならいったん帰るとしますかー」
刀夜「おお、当麻! 帰ったか」
上条「ああ、父さん。留守番ありがとう」
刀夜「なに、私は今やお前の家来筋だからな。まあ楽隠居の身ならこの程度は当然だろう?」
上条「(隠居だっけ?)そっか。……ところで俺がいない間、何かあったりしたのか?」
刀夜「>>919」
ルチアが馬場様の子供を孕んだ
刀夜「なんでも側室のルチアという人が、おめでただそうだぞ」
上条「え!? マジでか!」
刀夜「まあ私は今や直接館に上がれる身分ではないからな。聞いた話だ」
上条「そうなのか……まあルチアは望んで側室に戻ったみたいだったし、それはそれで幸せ……なのか?」
〜翌日〜
上条「さて、そろそろ俺らも報告に上がりますかね」
詩菜「そうですね」
上条「って言ってもインデックスの奴があらかた喋ってるっていう可能性もあるんだよなー。大丈夫か?」
詩菜「それなら手間が省けていいじゃないの。インデックスちゃんは優秀ですから」
上条「どうせ上条さんは優秀じゃないですよーっと」
馬場「ああ上条当麻、ご苦労だったね。あの子からあらかた聞いてるよ」
フィアンマ「少し微妙な点もあるが、あらかた上首尾と言った所か。場合によっては尾張を取り込む事も不可能ではないな」
フィアンマ「とにかく貴様は少し休むがいい。しばらく尾張方面の担当は貴様と禁書目録に任せることにしてある」
上条「へ? 俺も?」
フィアンマ「当然だろうが。貴様が仲介したんだろう」
上条「あ、ああ。わかったよ」
馬場「では頼んだよ」
上条(何か尋ねる事ってあったっけ……?)
安価↓2
1.微妙な点ってなに?
2.ルチアがおめでたって本当?
3.自由安価
上条(とりあえずぱっと思いついたのを聞いてみるか)
上条「あのー、微妙な点ってなんなんでせう?」
フィアンマ「あん? そんな事もわからないのか」
フィアンマ「貴様が嘯いたという、美濃方面進出の件に決まっているだろうが。今俺様たちが上杉との緊張状態のままだという事を忘れていたかのようではないか」
上条「あー、その事か……」
フィアンマ「この件については明日、重臣たちを集めて評定する事になっている。貴様も顔を出すようにな」
上条「了解っと」
上条「それと聞いた話なんだけど、側室のルチアが妊娠したってマジ?」
馬場「……」
馬場「あ? 僕?」
馬場「どこでそんな話を聞いたのか知らないけど———」
安価↓3 多数
1.マジ
2.噂
馬場「本当だよ。それ」
上条「ふーん。そうだったのか」
馬場「ま、生まれるのはもう少し先だろうけどね」
上条「そっすか。どうもー」
上条「ただいまー」ガラリ
禁書「あ、とうまだ」
アニェーゼ「帰りましたね。上条当麻」
上条「アニェーゼか。久しぶりだな」
アニェーゼ「ひと月も経ってませんがね」
禁書「お疲れなんだよとうま。せっかくだからここの身内同士で慰労会みたいなのをやろうと思ってたんだよ」
アニェーゼ「私は一方的に労う立場ですがね」
上条「そうだったのか。サンキュー」
禁書「手当ても出るみたいだし、少しくらい贅沢してもいいかも!」
上条「だなー。全く、学園都市では考えられない暮らしですよ」
アニェーゼ「向こうと比べるのはちょっと……」
安価↓2
1.宴会は恙なく進んだ
2.情報整理タイムになった
………
……
…
アニェーゼ「なるほど。神裂さんは尾張にいたんですね」
上条「ああ。あと聞いてるかもしれねーけど、今回同盟する相手って、あのビアージオなんだよ」
アニェーゼ「……そうなんですか。ま、別に気にしなくてもいいですよ。どうせ向こうは私の事は覚えてないでしょうし」
上条「だな」
禁書「あのくろよるっていう女の子の事はそういう事だったんだね。でもこの時代、ある程度身分がある人でも追い剥ぎをしている事はあってもおかしくないからね。もしかしたらとこか有名な人物の可能性もあるんだよ」
上条「あー、そういえば前に言ってたっけ。向こうの世界出身の連中は、大抵ある程度有名な人物の皮をかぶってるみたいな」
禁書「まだ仮説だけどね。ところでとうま。向こうの宿で少しやっちゃったけど、何か整理しておきたい情報はあるかな?」
安価↓3まで 5件まで
整理しておきたい人物はいる?
上から順に取る感じにします
上条「じゃあ黒夜。って言ってもわかんねーよな」
禁書「そうだね……まあ木曾か美濃あたりの人だとは思うけど、さすがに思いつかないかも」
禁書「ちなみに木曾氏は今は武田の軍門に下ってるけど、つい最近までは独立勢力だったんだよ」
禁書「美濃では近年起きたクーデターで国衆の勢力が二つに割れてるんだけど、ほとんどが現当主より。つまり反武田よりだね。親武田なのは比較的信濃に近い遠山氏くらいかな」
禁書「親斎藤の武家は信濃近辺に出没するわけないし……」
上条「あ、いや。そんなもんでいいよ。たぶんわかんねーと思ってたし」
禁書「あの時、少しでも会話してれば何か分かったかもね」
上条「じゃああの眼鏡の使者の人は?」
禁書「つづりだね。彼女は岩倉織田家の家老っていう事だけど、岩倉織田家は没落した一門だからあんまり記録が残ってないんだよ」
禁書「でも家老って呼ばれた人の名前は少しだけ残ってる。その内の誰かだろうけど……」
上条「何か心当たりがあるのか?」
禁書「……というかマイナーな人物なんだよ。せいぜいその人の息子が有名、っていう人ならいるんだけど」
上条「?? どういう事だよ」
アニェーゼ「わかりませんか? これは洋書でもあるんですけど、たまに名前の羅列がワンシーンだけ出てくる、っていう人名ってのがあるんですよ」
禁書「そういう事かも。一応、候補を言ってみようか?」
上条「一応聞こう」
禁書「織田七郎左衛門、織田源左衛門、山内猪之助、堀尾忠助」
上条「すみません一人もわかりません」
禁書「でしょ? ……まあ最初の二人は岩倉織田家の一族だと思うけどね」
禁書「補足しておくと、山内猪之助は後の山内一豊の父親、堀尾忠助は後の堀尾吉晴の父親なんだよ。どっちも豊臣秀吉の家臣だね」
上条「あー、山内一豊って聞いたことあるわ」
禁書「知名度的には山内猪之助かなーって思うけど、でも根拠はないんだよ。それに席次なら織田氏の方が上だろうしね」
上条「じゃールチアは?」
アニェーゼ「それは私も聞きたいですね」
禁書「うーん……そうだね。まずこれは根拠としてアニェーゼの正体から話すね」
アニェーゼ「わ、私ですか?」
禁書「うん。ルチアはよくわからないけど、アニェーゼの正体を検証すると少し霧が晴れてくるんだよ」
禁書「武田家は色んな家臣がいるけど、その中でも房総半島出身の人物といえば一人しかいないんだよ」
禁書「原虎胤。鬼美濃と呼ばれた猛将だね。なんで側室っていう扱いだったのかは知らないけど、まあ家臣と側室を同列に見てるのかもね。この世界では」
上条「まあ女が平然と武将やってる世界観だしな。武将兼任側室がいても驚かないっつーか」
アニェーゼ「衆道の関係はまさにそんな感じですからね」
禁書「で、この原虎胤が関東出身だっていうように、武田家には他国から優れた武士を何人か登用してるんだよ。山本勘介も元は三河とか駿河出身の牢人って言われてるしね」
上条「って事は、アニェーゼと一緒にいたルチアやアンジェレネも、牢人出身の武将っぽいって事か?」
禁書「うん。で、アニェーゼ。ルチアはどこの出身って聞いた事はあるのかな?」
アニェーゼ「そうですね……確かシスター・ルチアは美濃、シスター・アンジェレネは遠江の出身でしたか」
禁書「ありがとう。じゃあ確定できそうだね」
上条「マジで!?」
禁書「インデックスさんにかかれば楽勝なんだよ。原虎胤と同僚で、美濃・遠江出身の牢人衆、つまり……」
禁書「ルチアは多田満頼、アンジェレネは小畠虎盛。これで確定だね」
禁書「これに山本勘介と、もうこの時期だと戦死しちゃってるけど横田高松を加えた五人が、甲陽の五名臣と言われた武田氏直属の足軽大将たちなんだよ」
禁書「武田家臣団はどうしても甲斐や信濃の領主出身で独立心があるけど、彼らは他国から流れて来た人たちだからね。扱いやすい武将として重宝されたんだよ」
上条「ふーん。だとすると猛将を側室にしておくのはもったいないな」
アニェーゼ「……というか、神に仕える身でありながら子を身籠っちまったとか」
上条「ま、まあルチアには記憶がないわけですし……」
アニェーゼ「……」ハァ
上条「青髪ピアスについてなんだけど」
アニェーゼ「なんです? そのへんちくりんな名前は。学園都市には珍名が多いと思ってましたけど……」
上条「青髪ピアスは本名じゃねーよ!」
禁書「えーっと、確か津島の豪族の若衆なんだっけ?」
禁書「っていうと、うーん。確か織田信長の初期の側近に、津島衆は名前がいくつか見えるんだよ」
禁書「津島には四家七苗字って言われる有力な豪族たちがいたんだよ。その内の一人だろうね」
上条「四家七苗字……つまり、11の有力な豪族がいたって事か?」
禁書「そうだよ。それぞれ、大橋・岡本・恒川・山川、堀田・平野・服部・鈴木・真野・光賀・河村
禁書「この中で有名なのは堀田氏。それに恒川氏、服部氏、河村氏も織田家臣を輩出してるね。それに一族で有名人を輩出しているのは岡本氏や平野氏がいるんだよ」
禁書「まあ平野氏は時代的にまだ若すぎるから除外してもいいかな。岡本氏・堀田氏・恒川氏・服部氏・河村氏のどれかだろうね」
上条「特にこれ、っていうのはないのか?」
禁書「うーん……どれも信長初期の人なんだよね。だから信長の躍進期にはあんまり名前が出てこないんだよ」
上条「そっか……そういえば服部っていうとさ」
禁書「うん。服部半蔵とは関係ないんだよ」
上条「そ、そっか……」
上条「最後にステイルはどうなんだ?」
アニェーゼ「ああ、そういえば彼もいたんでしたっけ」
上条「末森方の武将だったんだけど、あんまり情報はないんだよな。すぐに離れちまったし」
禁書「そうだね。さすがに今の情報だけだと厳しいかも」
禁書「でも、家老である柴田勝家を副将にできる人物、って考えると候補が上がるんだよ」
上条「家老よりも上って事か?」
禁書「そう考えてもいいんだけど、織田信長の一門で末森方についた人は見当たらないんだよ。そう考えると、もう一つ、重要な人物がいるんだよ」
禁書「もう一人の家老。つまり、分家である末森の家老ではなくて、本家に当たる清州の家老」
上条「それって確か末森に寝返った……あ」
禁書「そう。清州織田家の家老にして那古野城主・林秀貞だね」
上条「つまりステイルは林っていうヤツだって事なのか」
禁書「……そうだね。絶対そうとは言えないかも。林秀貞には弟がいるんだけど、その人も織田家の重臣なんだよ」
禁書「家老の家の一族なんだから、当然まだ若い柴田勝家よりは席次が上……つまりステイルは林兄弟のどちらかになると思うよ」
上条「なるほどな……」
………
……
…
上条「もう夜も更けて来たな。そろそろお開きにするか」
禁書「そうだね。明日は何か軍議があるらしいし、私も呼ばれてるんだけどとうまは?」
上条「俺も呼ばれてる」
アニェーゼ「珍しい話なんですが、私も呼ばれてるんですよ。それにシスター・アンジェレネも」
上条「やっぱり大事だった、ってわけか。じゃあまた明日会おうぜ」
アニェーゼ「? そうですね。ではお休みなさい」ガタッ
禁書「とうまは明日の議題知ってるのかな?」
上条「ああ。一応聞いてる」
禁書「ふーん。まあ何となくわかるけどね。せいぜいよく考えておくといいんだよ、とうま」
上条「そうだな」
上条(上杉か、斎藤か。ちょっと今までの情報を頭ん中で整理しておいた方がいいな)
安価少なめになってしまいましたが、今日はこのあたりで切ります
ありがとうございました
なおメジャー・マイナーとか、参考資料の取捨選択は>>1の独断と偏見です。基本その場で考えてるのでたまに抜ける事もあるかもです
あくまで「この世界では」という事でお願いします(でもツッコミとか入れてくれると勉強になるんで、むしろお願いします)
>>938で「平野氏は若すぎる」って書きましたが、若いどころかまだ生まれてませんでしたorz
プーリナイ!
………
……
…
上条「お、おはよう。インデックス、アニェーゼ」
禁書「おはよう。とうま」
アニェーゼ「やはりそうそうたる面子が集まってますね。信濃の重臣連中も来てるみたいです」
アンジェレネ「わ、私には挨拶とかないんですか!」
アニェーゼ「所で議題はなんなんですかね? 知ってます?」
上条「ああ、まあ」
アニェーゼ「知ってるんですか?」
上条「俺は当事者だからな」
禁書「なんでも、現状の信濃方面か、美濃方面かっていう事らしいよ」
アニェーゼ「ああ、なるほど」
上条「俺らは下っ端だしあんまり発言を求められる事もないだろうけどな。ま、肩の力抜いていこうぜ」
アニェーゼ「……まあ、肩に力入れる必要はありませんね」
ザワザワ
上条「おお、木原のおねーさんに御坂妹?も来てるな」
禁書「テオドシア=エレクシアもいるね。重臣クラスの武将は勢ぞろいしてるんだよ」
フィアンマ「静粛に。これより軍議に移る」
馬場「今回集まってもらったのは他でもない。僕らの工作が功を奏して尾張の岩倉織田家との同盟を密かに結ぶ事に成功した」
馬場「だがその条件の一つに、我らが美濃を牽制するというものがあった。これは信濃方面に重点を置く僕たちの方針と根本的に食い違う。だが織田家との同盟を無駄にしないためにはある程度の配慮が必要になる。だから君たちに意見を聞き、今後の方針を決定したい」
フィアンマ「さて、美濃方面だが。先代・斎藤道三入道が謀反に倒れ、東美濃国内が混乱した事があった。特に独立傾向の強かった遠山一族が現斎藤氏と距離を置き、俺様たちに誼を通じてきている」
フィアンマ「それに危機感を抱いたのか、斎藤氏は遠山氏に圧力をかけているらしい。これは放置すると俺様たちの威信が落ちるというものだろう」
テオドシア「いえいえ。所詮は我らの参加ではない遠山氏のことデス。今はなにより上杉氏との対陣が問題デショウ?」
テオドシア「威信も結構デスが、意地を張るよりも当面の危機を回避する事こそ寛容デス」
病理「…………」
フィアンマ「ふん。まあテオドシア=エレクシアの言い分にも一理以上ある。現状信濃を放棄する事は不可能だからな。信濃衆の離反では済まない結果になるだろう」
フィアンマ「……だが美濃を放置する事は、今回の同盟を水泡に帰すのと同義だ」
フィアンマ「誰でもいい。意見のある者はいるか」
安価↓2
意見はある?
上条(まだ黙ってよう。個人的には美濃方面を推したい所だけど)
禁書「…………」
フィアンマ「ふむ、意見はないか。まあ確かにいきなりすぎたか」
テオドシア「まずは重臣たちの意見を聞いて回るのがいいのでは?」
フィアンマ「ふむ……ならば木原病理、見解はあるか」
病理「んー、そうですねえ」
病理「聞いていますか? 上杉家中ではちょっとした騒動があったそうですよ?」
病理「大事にはならなかったそうですが、重臣二名が出奔する騒動になっていますね」
フィアンマ「それもそうだったな。しかし、あれはむしろ上杉家中の結束を高める結果に終わったと聞いているが」
病理「つまり、上杉方は臨戦態勢と言っても過言ではないでしょう。上杉の脅威を払わない限り、美濃に目を向ける必要はないのでは? 元々私たちと斎藤氏は険悪、というわけでもないのですから」
ガタッ!
上条(ん? 誰か立ち上がったぞ。すげー怒ってるようだけど、あれは———)
安価↓2
1.とあるキャラ(名前も)
2.史実
天井「……」ハァハァ
フィアンマ「なんだね、ドクター・天井」
天井「ふ、ふざけないでもらおうか」
天井「お前ら甲府の者どもにはわからんかもしれないがな」
天井「私たち木曾勢がどれだけ美濃飛騨からの圧力を受けてきていると思っているのだ!」
天井「飛騨では三木直頼が死んでから小康状態だが、美濃では常に斎藤が目を光らせている」
天井「私たち木曾勢だけでこれを防ごうというのか! それに尾張との同盟が露見すれば、危ないのは私たちではないか!」
ガタッ
「勝手なことを言わないで欲しいわね」
上条(また誰か立ち上がったぞ……?)
「緒戦は飛騨を介してしか上杉の脅威を知らない田舎武士という事かしら?」
「上杉の恐ろしさを身を持って知っているお姉さんとしては、当然越後からの守りを固めるのが当然ね。そもそもあちらさんはまた攻めてくる気満々よ?」
上条(あいつは……オリアナじゃねーか。どうしてここにいるんだ?)
オリアナ「今ごろは軍備を再編成して、神様にでも祈願してるんじゃないかしら?」
天井「ぐ……言わせておけば……この新参者め!」
オリアナ「お互い様でしょう?」
フィアンマ「そこまでにしておけ馬鹿ども」
フィアンマ「別に両極端になる必要もないだろう。双方に十全を尽くすという選択肢もある事を忘れるなよ?」
アックア「それに、工作次第では敵の動きをある程度制する事もできるのである。織田も含め、我らには同盟者が多い故な」
馬場「やれやれ。ずいぶんややこしい話になってきてるじゃないか」
馬場「もう少し積極的に発言してもらってもいいんだよ?」チラリ
上条(馬場のヤツ、こっちを見てるな……)
禁書「でもとうま。私たちが得た情報はどれも美濃方面に関する情報だけだし、あんまり参考にならないかも」ヒソヒソ
上条「……いや、さっきからなんか引っかかってるんだよな。確か上杉の情報も一つだけ入手してたような……」ヒソヒソ
天井「」フーッフーッ
オリアナ「……」
上条「重臣……二名が出奔……」ボソリ
上条「あっ、そうか。フレンダ!」
フィアンマ「……ん?」
フィアンマ「なんだ上条当麻。何かあるというのか?」
上条(確かフレンダは信濃衆のとりまとめをしていた、と言っていた。それにオリアナは上杉家の内政を司っていた。……なんでオリアナがいるのかはわかんねーけど)
上条(けどこれだけ上杉の手の内がわかるんだとしたら、上杉に対しては別の手段を講じる手段があるんじゃねーか?)
上条「その———」
安価↓2
上条の意見とは?
上条「その、こっちが多方面に目を向けざるを得ないなら、あっちにも多方面に目を向けてもらうとか」
フィアンマ「ほう」
上条「例えば、関東の北条氏なんかは確か上杉と仲が悪いって聞いてるし。それに加えて東西からも挟み込んでもらえば向こうは三方面になる」
禁書「西の越中国は国人や土豪の勢力があるけど、一向一揆の力が強い国なんだよ。一揆衆は当然反体制側だから、上杉氏とも敵対しているかも」
上条「それから北は……蘆名氏?ってのがいるんだろ? それはあてにならないのか?」
フィアンマ「蘆名氏か……」
禁書「とうま。あてにならなくはないけど、冬になれば奥州への道はほぼ閉ざされちゃうんだよ。それがなくても山地が広がってるから直接的な戦力にはなりにくいかも」
フィアンマ「だが悪くはないな。一向一揆は工作に時間がかかりそうだが、やってみる価値はある。オリアナ=トムソン、どう思う」
オリアナ「一向一揆は妙手かもしれないわね。上杉は今は越中の国人たちの懐柔にも力を入れているから」
オリアナ「ただ蘆名はどうでしょうねえ? 上杉方は蘆名氏とは交流が深いし」
フィアンマ「……さて、どうだろうな」
オリアナ「??」
フィアンマ「まあいい。悪い手ではないな。どうだ?」
馬場「上杉には圧力をかけるって事だよね? それってつまり美濃方面が当面の方針っていうことなのかい?」
安価↓3 多数
1.その通り
2.信濃侵攻の一手
上条「ああ。だっていくら味方を増やしても上杉は強大だろ? それならまだ国を統一したばかりの美濃を攻める方がいいじゃねーか」
禁書「とうま。それはちょっと大雑把過ぎかも」
フィアンマ「だが的を得ている面もある、か」
オリアナ「だ、だけどそんな工作が上手くいくっていう保証はどこにも……」
フィアンマ「どちらにせよ、上杉を弱体化させる事は必要だ。それに俺様たちの目的は上杉領ではなく、信濃の完全掌握だ」
オリアナ「それは……」
馬場「この意見に反対の者はいるかい?」
安価↓ コンマ
00-29 いた
30-99 いない
シーン
フィアンマ「ならばよし。以後はこの方針を遵守するよう努めるのだ」
オリアナ「…………」
フィアンマ「さて、上杉への工作については後述するとして、問題は本命の美濃側だな」
フィアンマ「何かいい案が……」
*「申し上げます!」ダダダダ
アックア「何事であるか。軍議中であるぞ」
*「美濃方面より早馬が。昨日、美濃関城より軍兵が立ち、反斎藤の籠る城を囲んでいるとの事です!」
フィアンマ「なんだと? 場所はどこだ。遠山氏の勢力圏か」
*「それが、尾張との国境近く。遠山領と斎藤本城の稲葉山のほぼ中央に位置するとの事。木曾川流域、可児郡の長山城という城です!」
フィアンマ「……遠山領ではないのか。ならば俺様たちには直接かかわりのない事だな、だが」
アックア「そうも言っていられないのである。尾張に近いとなると、今後の展開をも左右しかねん」
病理「可児郡と言えば、尾張の犬山城とは目と鼻の先ですねえ」
テオドシア「かといって今急ごしらえの軍を編成したところで、間に合うかも勝てるかもわかりませんデスよ?」
フィアンマ「おい上条当麻。お前はどう思う。貴様が広げた案だ。最後まで責任を持て」
上条(そんな無茶な!)
安価↓3 多数
1.援兵を出すべき
2.静観するべき
上条(だけど、もしこれに勝てれば、尾張へのルートを開けるんじゃねーのか?)
上条(それに終わりに近いってことは、岩倉方の援兵も期待できるのかも)
上条「出そう! 援軍を!」
フィアンマ「反対意見の者はいるか」
フィアンマ「いないな。よしすぐに軍を編成する。上条当麻、貴様も当然加われ」
上条「ああ!」
フィアンマ「だが専用の軍を構築するには時間が足りな過ぎる。今日にでも出陣したいほどなのだ」
アックア「現実的には明日早朝であるな。元より編成されている軍を使うのがいいと思うが、どうであるか」
フィアンマ「となると、現実的には甲府兵か、あるいは諏訪兵。そして木曾・遠山の軍兵を掻き集める。この三パターンだな」
アックア「木曾・遠山であれば、今日中に出陣の触れを出せるかもしれないのであるが、統率がとれるかは未知数であるな」
フィアンマ「ふむ。ならば———」
安価↓2
1.甲府兵中心軍
2.諏訪兵中心軍
3.木曾・遠山連合軍
フィアンマ「現地の兵に任せるのがいいだろう。何より時間が惜しい」
アックア「……心配であるが、まあ監督役がしっかりしていれば大丈夫であるか」
フィアンマ「重臣はすぐに動かすことができない。ここは俺様たちのように身軽な者を出陣させるべきだな。どんな人材がいる?」
アックア「上条当麻を除けば、貴様と私、アニェーゼ=サンクティス、禁書目録、アンジェレネ。そして今なら甲府に滞在しているミサカ10032号……」
フィアンマ「なるほど。ならば指揮役は———」
安価↓2
上記7人のうち、指揮役は誰?
安価↓ コンマ
奇数 フィアンマ
偶数 アックア
フィアンマ「俺様が指揮を執ろう。何、俺様が直々に赴けば、連中もひれ伏すだろうよ」
アックア「大した自信だが……ふむ。ならば屋形の近侍はしばらく私が承ろう」
フィアンマ「ふん。任せておこうじゃないか」
フィアンマ「俺様と上条当麻。その他にあと1名連れて行くので丁度いいか」
フィアンマ「そうだな……あいつが適任だろうよ」
安価↓3
1.インデックス
2.アニェーゼ
3.アンジェレネ
4.御坂妹
フィアンマ「禁書目録だ。岩倉の使者ともども行軍させよう」
アックア「了解したのである」
上条「え? お前にも出陣の命令が下りてるのか?」
禁書「そうなんだよ。急だからちょっと焦ってるかも」
上条「って言っても、ほとんどは木曾あたりで調達するらしいぞ。俺らは最低限の準備だけでいいってさ」
禁書「とうまは何を持っていくの?」
上条「俺か? 馬の鞍にいつもの荷物を持っていきますよー」
禁書「どれどれ……?」
E:仕込み杖
E:達人の鎖帷子
火縄銃
黒夜の両腕
禁書「いつのまにとうま、護身具なんて揃えてたんだね」
上条「まあ、今回の戦じゃあ役にたたねーかもしれないけどな」
禁書「そういえば私たちはこれが初陣だよね。最大主教の反乱は、なんというか元の世界寄りだったし」
上条「それもそうか……? ま、フィアンマが指揮を執るっていうし、大丈夫だろ」
禁書「だといいんだけどね」
鉄装「同盟の話がついたと思ったらすぐに帰れとか言われたんですけど……どういう事なの? せめて説明して下さいよー」
天井「人使いが荒いが、木曾の平穏のためにはここで武田軍には活躍してもらわないとな」
フィアンマ「よし、早急に出陣する。ドクター・天井は先行して木曾勢の整えを任せる」
フィアンマ「これは何より速さが勝負だ。敵の視界に現れればそれだけで状況は有利に傾く」
フィアンマ「行くぞ。武田軍の恐ろしさを、美濃の梟雄に見せつけてやるのだ……!」
上条(戦場まで行けば俺の尾張での経験が役に立つ時が来るはず)
上条(末森方と清州方の合戦の結果が気になる。それに美濃・尾張を巻き込んだ合戦になる可能性もある)
上条(けどとりあえず、俺は俺の仕事をするだけだ———!)
——第二章 稲生原の合戦 弘治2年9月 了——
あれ、フィアンマ記憶あり?天井がドクターって知ってるってことは…
<整理されたデータ>
上条当麻=????
インデックス=????
上条刀夜=????
馬場芳郎=武田晴信
ヴェント=????
ローラ=三条の方
テオドシア=飯富虎昌
アックア=飯富昌景
フィアンマ=山本勘介
木原病理=????
オリアナ=????
アニェーゼ=原虎胤
アンジェレネ=小畠虎盛
ルチア=多田満頼
御坂妹=????
19090号(みさか)=????
10039号=????
13577号=????
上条詩菜=望月千代女
浜面仕上=加藤段蔵
ビアージオ=織田信安
鉄装綴里=????
垣根帝督=織田信行
査楽=柴田勝家
ステイル=????
フレンダ=高梨政頼
青髪ピアス=????
テクパトル=織田信長
神裂火織=????
建宮斎字=????
食蜂操祈=長尾景虎
結標淡希=????
五和=????
香焼=????
博士=風魔小太郎
番外個体=????
鳴護アリサ=????
一方通行=????
黒夜海鳥=????
月詠小萌=????
芳川桔梗=????
レッサー=????
フレメア=????
早いですが今日はここで切ります
ありがとうございました
で、ここで悲しいお知らせです
リアルの都合で今月末まで更新停止します。C的な意味です
早く終われば早く再開しますが、遅くとも今月中には再開すると思います
あんまり放置もしたくないので、日曜夜のみ、インデックスの情報整理コーナーだけやりたいと思っています
勝手ですがご容赦を
第三章のタイトルは「長山城の合戦」を予定しています
以下、何か質問や意見などあればレス頂けると助かります
>>980
呼び方単調だとつまらないかなーという措置です
この世界での彼の通称だと考えていただければ
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません