ちひろ「愛海ちゃんが泣きながらプロデューサーさんの胸を揉んでる……」 (92)



モバP「お、ポストに手紙が入ってる。これは……愛海宛てか。ファンレターかな」

モバP「わ、中身が出てきた。あらら、封してなかったのか」

モバP「悪いが仕事なんでな、ちょっとだけ……」

モバP「な、なんじゃこりゃー!?」

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モバP「愛海、ちょっと応接室に来てくれ」

愛海「どうしたの、プロデューサー?」




モバP「愛海。ついにやってしまったな、お前」

愛海「なになに、何の話?」

モバP「これだ」パサ

愛海「む、これ愛海のファンレターじゃん! プロデューサー、勝手に読んだの!?」

モバP「一応検閲する権利はあるんだ。許してくれ」

愛海「まあ、いいけど。うひひ、このぷりちーな文字は女の子だね。やったね!」

愛海「ええと、なになに―――あ、やば、これって」

愛海「プロデューサー、これ、見た……?」

モバP「……愛海、お前の最近の活動は目に余るものがあった。苦情も何件も寄せられている。それでも見逃してきたのは、お前が一線を越えなかったからだ」

モバP「だが、これは駄目だ。素人に手を出しちゃ駄目だろう! この馬鹿たれ!」


愛海「だ、だってすごかったんだもん! あんな子がファンなら、ついふれあっちゃっても仕方ないよ!」

愛海「そ、それに手紙にだって、また触ってくださいって書いてあるじゃん? 問題ないでしょ!」

モバP「……残念だよ、愛海。お前とは、もうやっていけんよ……」

愛海「ええっ! やだよそんなの、やだやだせっかくの花園が! ようやくあたしの夢への一歩を踏みしめたのにぃ!」

モバP「じゃあ、もう無断でアイドルの、ましてや素人の胸を揉むようなことはしないって約束できるか?」

愛海「す、するする! この天国に居るためなら、なんでもするよ!」

モバP「その天国で、お前は我慢が出来るのか。本当におさわり禁止が出来るのか!」

愛海「……で、できるもん」

モバP「……」

愛海「……うう」

モバP「……」

愛海「……で、出来ない。無理だよっ。こんな桃源郷で自分を抑えることなんて出来ないよ、プロデューサー!」


愛海「わきわきする為にアイドルになったのに、アイドルを続けるならわきわきしちゃいけない……」

愛海「わかんないよプロデューサー! あたしはどうすればいいの!? うわああああん」

モバP「愛海」

愛海「ごめんなさいプロデューサー、あたしアイドル辞めたくない、でもおっぱいもわきわきしたいよぉ!」

モバP「愛海、すまない……」

愛海「うえええええん」

モバP「こうなってしまったのは俺のミスだ。プロデューサーなのに、お前を制御できなかった……」

愛海「プロデューサーのせいじゃないよ、あたしが我慢できないから……わきわきするの我慢できないから……!」

モバP「アイドルは辞めなくていい。でもこのままじゃ駄目だ。お前はその欲望を制御しなくちゃいけないよ」

愛海「無理だよ、プロデューサー。脱おっぱいしたら、あたしがあたしじゃなくなっちゃう!」

モバP「やめろというんじゃない。コントロールするんだ!」

愛海「できないよ。あたしおっぱいみたらわきわきせずにはいられないの! 前はそうじゃなかったのに、もう自分が抑えられないの!」


モバP「そこまでなのか……まずはその肥大化した欲望を小さくしないと……」

愛海「うう、どうすればいいの?」

モバP「そうだな……禁煙治療みたいに代替品を使って、そこから欲を抑えていこう。自分の制御できるレベルまで」

愛海「それ、無理だったよ……」

モバP「な、なんだって?」

愛海「あたしだって、これはやばいと思っていろいろ努力してきたんだよ。おっぱいマウスパッドとか使ったりして。でも駄目だった……」

愛海「おっぱいはね、おっきければいいって訳じゃないし、小さければいいってもんでもない……」

愛海「おっぱいは暖かくないと駄目なんだって! 人のぬくもりがなきゃ、おっぱいはおっぱいじゃないの!」カッ

モバP「人工物じゃ、駄目なのか」

愛海「……うん」

モバP「まいったな、これは打つ手無しなのか……」

愛海「プ、プロデューサー……あたし、アイドル辞めたくないよう」

モバP「くっ、俺もだ。お前には才能がある。だが、それを開花させるにはお前の猿みたいな欲望は必要なんだ!」

モバP「なにか方法があるはずだ。人工物が駄目となると……誰に頼むしか……でもそれじゃあ欲を加速させてしまう恐れが……」


愛海「……そうだ! プロデューサーの!」

モバP「うん?」

愛海「プロデューサーのおっぱいなら、あたし大丈夫かも!」

モバP「……なるほど。そうか、その手があったか! それなら誰にも迷惑がかからないし、代替品としては問題ない! 一石二鳥の名案だ!」

愛海「じゃあ、触っていい? わきわきしてもいい?」

モバP「ああ、いいがちょっと待て。心の準備が」

愛海「うっひょー、指の体操の時間だよ!」

モバP「うわ」

愛海「うひひひ、お兄ちゃん、いいおっぱいして……」モミモミ

モバP「……」

愛海「……」モミモミ

モバP「……愛海?」

愛海「……硬い…何これ……」モミモミ


モバP「胸だが」

愛海「女の子と全然違う……」モミモミ

モバP「男のだからな……」

愛海「ちがうよ、ちがうよ。こんなのおっぱいじゃない! おっぱいてのはね、もっとやわらかくて、暖かくて、
さわるといい気持ちになって、たくさんの夢がいっぱい詰まってるものなんだよ!?」モミモミ

モバP「すまない」

愛海「こんなの、おっぱいじゃない。わきわきしても、全然弾力が無い。お山が無い……」モミモミ

モバP「愛海、これもアイドルを続けるためだ。今後、欲に動かされたら、そのときは……」

愛海「そ、そんなあ。そんなのってないよ、プロデューサー!」モミモミ

モバP「しばらくすれば、きっと欲も収まってくる。それまでは、耐えてくれ……」


ガチャ


ちひろ「プロデューサーさん、どうしたんですか? 大きな声が……」

愛海「うわあああん、硬いよう。めちゃくちゃ硬いようこのおっぱい」モミモミ

ちひろ「愛海ちゃんが泣きながらプロデューサーさんの胸を揉んでる……」

モバP「すまない、すまない愛海……」

ちひろ「なにこれ」


モバP(愛海に代替品を宛がってから暫く経った)

モバP(思いのほかその効果はあったようで、愛海による苦情の件数も徐々に減少していった。今では偶に寄せられる程度になったが……)

モバP(正直、俺は自分の判断を後悔し始めていた……)



ちひろ「プロデューサーさんって良い身体してますよね」

モバP「……あの、ちひろさん? なんですか、藪から棒に?」カタカタ

ちひろ「いえ、前々から事務所では話題になってたんです。スーツ姿の身体のラインとかワイシャツ姿で動いてると、そう見えるんですよ」

モバP「は、はずかしいですね。一応運動はしてますから」

ちひろ「社会人で運動って難しいですよね。しかもプロデューサーさん、働きづめで時間も少ないじゃないですか。それでどうして運動を?」

モバP「そ、それは身体を動かすのが好きだからですよ」

ちひろ「そうなんですかー」

モバP(言えない。アイドルの色香で溜まったうっぷんを晴らす為に筋トレしてるなんて言えない)


愛海「おっはよー」

ちひろ「おはようございます、愛海ちゃん」

モバP「ああ、おはよう。今日収録だったろ、お疲れ様。どうだった?」

愛海「ばっちしよ、いっぱいおっぱいアイドルに囲まれて幸せだったわ! まあ見るだけだったけどね、残念ながら!」

モバP「あ、ああ。そうか、我慢できたんだな。えらいらい」

愛海「だから、いいよね? あたしすっごい我慢したから、いいよね?」

モバP「なあ愛海、そろそろお前も」

愛海「うひひひひ、指の第一体操はじまるよー!」モミモミ

モバP「話を聞け」

ちひろ「……」ジー

モバP「……見ないでください、ちひろさん……」

ちひろ「いいですよ。事情はみんな知ってますもん」フイッ

モバP「うう」


モバP「愛海、触っててもいいが、俺は仕事するからな。あまり邪魔するなよ」

愛海「うひひひ」モミモミ

モバP「聞いてないな、こいつ」


モバP「……」カタカタ


愛海「……ふぅ……はぁ」モミモミ

愛海「ああ……硬い。ほんと最悪だよプロデューサー、こんなのおっぱいじゃないよ……」

モバP「だったら……」

愛海「はぁ……でも仕方ないよね。だってプロデューサーのおっぱいがなかったら、あたしアイドルのおっぱい揉んじゃうもん。
そうなったらアイドル続けられないよね」モミモミ

愛海「だからプロデューサーで我慢しないと。ふぅ……ほんと堅い。男の人って、こんな……うひひひ……」モミモミ

モバP「お、おい」


愛海「プロデューサー、ジャケット脱いで」

モバP「え?」

愛海「ああもう。あたしがやるから、プロデューサーは仕事してて!」

モバP「こ、こら! 愛海!」

愛海「はぁーん! やっぱワイシャツ越しだと格別だね! それじゃあ指の第二体操はじめるよー!」モミモミ

モバP「お前なあ……っておい、まてまてボタンはずすな!」

愛海「ちょっとだけ、ちょとだけでいいから生でやらせて!」

モバP「だ、駄目に決まってるだろ! お前、最近行き過ぎてるぞ!」

愛海「先っちょだけ、先っちょだけだから! 後生だよプロデューサー! 野良犬にでも噛まれたと思ってさ、先っちょだけでいいから!」

モバP「こ、こんの馬鹿たれがー!」


モバP「はぁ……やっと帰ったか」

モバP「というかあいつ、この為だけに事務所に寄ってきたのか? まったく」

ちひろ「お楽しみでしたね、プロデューサーさん」

モバP「そう見えましたか?」

ちひろ「わたしも触っていいですか?」ワキワキ

モバP「やめて下さいよ、もう」

ちひろ「ちぇっ。愛海ちゃん宛ての苦情は確かに減りましたけど、だからってやり過ぎは駄目ですからね?」

モバP「ええ、わかってます。なんか変なスイッチ入れてしまったみたいで不安ですが、あいつにはきちんと言っておかないと……」


モバP「……」カタカタ

?「……」モミ

モバP「……」カタカタ

?「……」モミモミ

モバP「あのな……触っててもいいけど、仕事中だから邪魔はしないでくれよ」

?「は、はい……」

モバP「……」カタカタ

?「はあ……すごい。愛海ちゃんの言ったとおりです。とっても堅い……」モミモミ

モバP「……うん? 何してるんだ……美波」

美波「あっ、おはようございます、プロデューサー」モミモミ

モバP「ああ、おはよう。で、これは……?」

美波「これはですね……プロデューサーさんの胸を触ってるところです」モミモミ

モバP「それは分かるが」

美波「はいっ」モミモミ


モバP「……ええと、なんで?」

美波「愛海ちゃんが触ってるのを見てて、興味を持って……」モミモミ

モバP「うん」

美波「つい触っちゃいましたっ」モミ

モバP「そっか。じゃあもう止めような。結構まずい絵になってるから。周りの目がやばいことになってるから」

美波「はい。でもわたし、なんだか止められなくて……すごい逞しいんですね、プロデューサー。全然知りませんでした」

モバP「お、おい。美波?」

美波「近いと、プロデューサーの匂いがして落ち着きます……」モミ

モバP「やめて嗅がないで! ストップストップ!」

美波「もうちょっとだけ……もうちょっとだけ、こうしていてもいいですか?」

モバP「すぐに離れてくれ」

美波「じゃあお返しに、わ、わたしのを……す、少しだけですよ? そうしたら……」

モバP「おっと時間だ営業にいかなきゃ! うっひょー」ダバダバー


モバP「ふぅー、ひと段落ついたぁー」ノビノビー

ちひろ「……えいっ」ツン

モバP「うひゃあっ!?」

ちひろ「ふふふ」

モバP「なななな何するんですか!? ちひろさん!」

ちひろ「いえ、愛海ちゃんに触られてても何も感じていないようでしたので、もしかして不感症なのかなって」

モバP「ち、違います! まったく、あなたはどこを触って……」

ちひろ「あれ、何処をつつかれちゃったんですか?」

モバP「……何処って、それは、その……」

ちひろ「わからないようでしたら、もう一度やってみましょうか? プロデューサーさん」

モバP「いえ、遠慮しておきます」ゾワッ


モバP「なんだったんだ、一体……」

モバP「まあいいや、ソファで一休みしよう。確か雑誌の原稿があったから、ついでに読んどこう」

モバP「……ふむ」ペラ


ガチャ


雪美「……P……やっぱり……いた」

モバP「あれ、雪美か。どうして仮眠室に? 収録とっくに終わってなかったか」

雪美「P……待ってたら……寝ちゃった……」

モバP「ありゃ、そっか。なにかあったのか?」

雪美「……顔……見たかった……だけ……」

モバP「そうか。眠そうだな、車手配しとこうか? そろそろ帰らないと」

雪美「すこし……眠ったら……帰る……Pの…………上で……」ポス

モバP「うおっと。なんか、重くなったな雪美。ははは、子供の成長ははやいなあ」

雪美「……Pは……デリカシー……無い……もっと…………学ぶべき」

モバP「あ、怒った。すまんすまん、ちょっと感慨深くてな」

雪美「……これも……私の……だったのに……」モミッ

モバP「っいた」ビクッ


雪美「……愛海……ずるい……」モミモミ

モバP「ずるいって……楽しいか、こんなの触って」

雪美「……触りたいから……触る……それだけ……」

モバP「雪美は乳離れができてないのか? 残念だけど、男じゃ母乳なんて出ないからな」

雪美「……」ギュッ

モバP「あいたあっ!?」

雪美「……Pは……本気で学ぶべき……心を……」

モバP「……痛い」

雪美「……なでなで……してあげる……よし……よし……」モミュモミュ

モバP「できれば触らないでくれ……」

雪美「……」ギュッ

モバP「あっふ!?」


ライブ後


モバP「よし、今日もばっちりだったな、みく。最近パフォーマンスにムラがなくなってきたぞ!」

みく「えへへ~くるしゅうない、存分にみくを褒めるにゃあ!」

モバP「えらいえらい」ナデナデ

みく「うにゃあ。じゃあPちゃん、もっと近くによって?」

モバP「? ああ」

みく「えいっ、猫ぱんち! これはご褒美だにゃあ」モミモミ

モバP「……なにしてるんだ、みく」

みく「うーん、いまいち。よし、手袋外して……おお、これはすごいにゃあ!」モミュ

みく「やっぱPちゃん、細マッチョってやつだったにゃあ。すごいにゃ、かったかただにゃ」スリスリ

モバP「何をしてるんだ?」グググ

みく「にゃあん、なんで引き離すの! みくがんばったからご褒美を貰う権利があるにゃ!」

モバP「ご褒美?」

みく「がんばったら、Pちゃんの胸揉んでもいいんでしょ? みくがんばったよ?」

モバP「そんなご褒美ありません! 誰だそんなこと言った奴は!」

みく「ええっ、違うの? みんなそう言ってるよ? 愛海ちゃんもそうだよね?」

モバP「あ、あれは例外だ! なんか変な話が広まってるな。なんとかしないと……」

みく「みくもご褒美……」

モバP「じゃあ食事につれってってやるから」

みく「お寿司以外だよ!」

モバP「わかった、わかったから」

みく「うにゃあ。やったにゃ!」


モバP「……うーん、この企画、どうしようか……方向性も違うし断ったほうがいいのかな……うーん」

愛海「おっはよープロデューサー!」モミモミモミモミモミ

モバP「うわああああ!?」

愛海「うひひひひ! いい声で鳴くのう兄ちゃん! ここがええんか、ここがええんか~?」モミモミ

モバP「び、びっくりした! こら愛海! お前は! ちょっと話があるから、応接室に来い!」

愛海「無理だよー、あたしこれからリハあるんだもん。じゃあね、プロデューサー!」ダバダバー

モバP「待ちなさい! 待てー!」

モバP「……」

モバP「くそ、行ってしまった。毎回毎回なんて逃げ足の速い……次に会ったらとっ捕まえてやる」


ガチャ


モバP「ん? 凛達か。おはよう。そうか、これから打ち合わせだったな……」

凛「うん、おはようプロデューサー」モミ

モバP「……え?」

卯月「プロデューサーさん、おはようございますっ」モミ

モバP「う?」

未央「おっぱよ~プロデューサー!」モミン

モバP「お?」

モバP「……」

凛「ふふっ、何してるのプロデューサー? これから打ち合わせでしょ?」

モバP「あ、ああ。そうなんだけど。お前達、今のはいったい……」

未央「なにって、挨拶だよー! それっ!」モミ

卯月「親しみをこめた挨拶はすべての基本ですっ。今日もがんばりましょうプロデューサーさん!」サワリサワリ

モバP「う、うん。卯月は今日も元気だな。いや、そうじゃなくて挨拶にしては余計なものが含まれてるだろ。それにそんな顔を赤くして何を」

まゆ「おはようございます、Pさん」背中ツツー

モバP「うひああああ!?」ビクッ


まゆ「あらPさん、そんな大きな声を出して。いくらまゆに会えたからって、大袈裟ですよ。ふふ、うれしい」モミモミ

モバP「」

まゆ「ねえPさん、はじめからそう言って頂ければ、まゆはいつでもお相手したのに、どうして愛海さんだったんですか?」モミュモミュ

まゆ「ああ、やっぱりすごい胸板ですね……とっても逞しい。ねえPさん……どうしてなんですかPさん? 酷いじゃないですか」モミモミ

凛「プロデューサー、情けない声出さないでよ。まゆも、これから調整があるんだから、邪魔しないで」

まゆ「……」

凛「……」

まゆ「ふふ、じゃあPさん、お話はまたあとで」モミュン

凛「プロデューサー。ほら、しっかりしなよ。打ち合わせするんでしょ!」

モバP「……うう、なんだ。何が起こってるんだ? 俺は何をされてるんだ? お前達、教えてくれ……」

卯月「プロデューサーさん、時間が無いですよ! 早くやりましょう!」

未央「もう、自分から言ったんだから、ほらほら行くよプロデューサー!」

凛「立って、プロデューサー」モミモミ

モバP「さりげなく触られてる……」


モバP(おかしい……明らかにおかしい。最近、みんながやたら身体に触ってくる。もう胸とか関係なくなってきている……)

モバP(愛海との件が引き金になったのは間違いない。けど、みんなに理由を聞いてもはぐらかされてしまう)

モバP「まずは元凶を捕まえよう。このままでは俺が持たない……」

モバP「けど、愛海とはスケジュールも会わないし、会っても揉み逃げされてしまう」

モバP「もはや猶予は無い、すみやかに自体を収束させなければ……」

モバP「でもその前に……」チラッ



留美「あのカフェのランチなんだけど、皆知ってる?」

瑞希「ええ、この前昼の番組で特集されていたわ。最近開店したんですってね?」

早苗「ワンコインなのに高級食材を使うフレンチでしょ? 開店前か並んでいて、全然入れないのよねー」

礼子「あら、私この前入ったわよ。店長と知り合いなのよ」

早苗「ええ、本当!?」



モバP「……」

モバP「今日、スケジュール調整で偶然大人組みが集まった。それは別に良いんだけど」

モバP「もう暗くなるのにどうして帰らないんだろう。用事もとっくに済んだはずなのに……」



礼子・早苗・瑞希・留美「はははは……」



モバP「みんな楽しそうに談笑しているけど……」

モバP「おかしいな、さっきから悪寒が止まらないんだ……」


モバP「いいや、気のせいだ。早苗さんもいる。おかしなことにはならないはずだ」

瑞希「プロデューサー!」

モバP「は、はい。どうしました?」

礼子「あなたもこっちに来てお話しましょうよ? もう仕事も終わるでしょう?」

モバP「ええ、そうですが、きっちり終えておきたいので……お気遣いなく」ニッコリ

留美「P君、ちょっと疲れてるんじゃないかしら。すこしやつれて見えるわ。また無理してるんでしょう?」

早苗「ほんとだね……よし! ここはお姉さんが肩をもんであげちゃうぞっ。日ごろの感謝をこめてね」ワキ

瑞希「私、マッサージって得意なのよ。プロデューサー、こっちにいらっしゃいな。ほら」ポンポン

モバP「!」

モバP(空気が変わった……これは)

モバP「いえ、大丈夫ですよ。所詮私は裏方です。矢面に立つあなた達に比べれば、このくらいなんてことありません」

モバP「もう日も沈みますね……暗くなる前に、帰宅したほうがいいでしょう。いくら変装していても、あなた達は目立ちますから」

早苗「もう、そんなことはいいから早く、こっちこっち」

モバP「いいえ駄目です。今、車の手配をしますね。すみませんが、しばらくお待ちください」


礼子「ふふっ、プロデューサーったら強情ね。私達を心配するなら、私達の気持ちも汲んで貰わないと。一方的じゃあ気持ちは伝わらないわよ?」

早苗「そうそう、はい電話切って切って」ガチャ

モバP「だ、駄目ですってば。って、ああ!」

早苗「それ肩揉み~」ワキワキ

モバP「!」シュバ

早苗「むっ」

モバP「早苗さん、そこは肩じゃあありませんよ。どこを触ろうとしたんですか」

早苗「あれ? 間違えちゃった?」

モバP(わ、わざとだ。これは……)

早苗「てへ、私ったらおっちょこちょい。じゃあ改めて」スゥ

モバP「!」シュバ

早苗「!?」ズババ

モバP(このっ。いつもいいように振り回されると思ったら大間違いだ! アイドルめ、プロデューサーを舐めるな!)

早苗「くっ」ズババババ

モバP「そこっ」パシッ

早苗「あっ!? こ、こらP君、なんてことするの! 駄目でしょ!」


モバP「駄目じゃありません。良い子だから言う事聞いてください」

早苗「頭撫でないでよ。しょっぴくわよ」

留美「あら、今日のP君はいやにムキになってるわね……」

瑞希「そういうこともあるわよ。プロデューサーも人間だもの」

礼子「仕方ないわね……それじゃあそろそろお暇しようかしら―――ああ、最後に飲み物を頂いてもいいかしら?」

モバP(ほ、大人組みは聞き訳が良くて助かる……)

留美「それなら私が淹れてくるわ。P君も何か飲むでしょう?」

モバP「ええ、お願いします……」

モバP「!」

モバP(いや、これは罠だ)

モバP「い、いえ。留美さん、私が淹れるので、皆さん席についていてください。みなさんいつもので良いですよね?」

留美「別に良いわよ、私が淹れるわ」

モバP「いいえ、お疲れのようですし、私がやりましょう。ほら、座って座って」

留美「……そうね、お願いするわ。本当に優秀ね、P君は。アイドルの好みを全て覚えてるなんて」

モバP「これだって立派な仕事です」


台所

モバP「ふぅ。これで危機は逃れた……」

モバP「あの人たちは、冗談じゃすまないからな。でも、流石は俺のプロデュース力だ。これぐらい容易い容易い、ふふふ」

モバP「ええと、礼子さんがキリマンジェロで、瑞希さんがルイボスティーで……」ガチャガチャ

モバP「五人分だから、お盆に載せてと。さ、これ飲んで貰って、とっとと帰ってもらおう」



モバP「はい、皆さん、お飲み物です」

瑞希「あ、プロデューサー、ちょっと止まって」

モバP「はあ、なんです?」

瑞希「いいからいいから。私マッサージ得意だって言ったでしょ?」

モバP「うん?」

瑞希「ほら、どう気持ちいい?」モミモミ

モバP「えっ、あ、だ、駄目です。今お盆持ってますから、こぼれちゃいますから」

礼子「そうね。そんな熱湯を零して、私達にかかったら大変よね」モミ

モバP「ひえっ!?」

留美「服に染みがついたら落ちないかもしれないわ……これ、お気に入りなのよ」モミュ

モバP「うふぁあ!」

早苗「じゃあP君。肩揉み揉みしてあげるね。大丈夫、気持ち良いから!」モミュン

モバP「え? ええ? ま、まさか最初からこれを……?」

礼子「さぁ、どうかしらね?」

モバP「こ、こんなことっ……! 怒りますよ! 火傷でもしたらどうするんですかっ!」

瑞希「もちろん水に置き換えるわよ、それも色付のね。大丈夫、プロデューサーの淹れくれたものはちゃんと飲むから」モミモミ

モバP「あ、ああ……あわわわわわわわわわわわ」

留美「―――ただ、かなり冷めちゃうかもしれないけどね」モミ

モバP「や、やだああああああああああ!」


亜季「プロデューサー殿! おはようごいます! 本日も逞しい大胸筋でありますね!」モミモミ

モバP「うん」

みりあ「おはよ~! プロデューサー、今日もおっぱいかわいいね」サワサワ

モバP「はい」

ナターリア「プロデューサー、りっぱなむねネ! ナターリアのもさわってイイヨ!」モミュ

モバP「いいえ」

愛梨「プロデューサーの胸、堅いです……ぬ、脱ぎますか? いいですよね?」サワサワ

モバP「だめです」

杏「ああめんどくさい……おはようプロデューサー。それ揉んだら飴くれる」ペチペチ

モバP「どうぞ」

きらり「やっほー☆ Pちゃん今日もムキムキどきどき☆ にょわーPちゃんハレンチ恥ずかしいぃ! うきゃー☆」ギニュウ

モバP「やめてください」


モバP「この事務所はもう変わってしまった……」

モバP「アイドルは俺の胸を触ることに、なんの違和感も無いみたいだ。もう胸を揉むことが、挨拶になっている」

モバP「……なんなんだこれ」

モバP「おっぱい痛い……」


愛海「プロデューサー、おっはよー!」モミモミ

モバP「おはよう……」

愛海「うひひー、今日も良い身体だね! みんなにかわいがられちゃって。でも、これでようやくあたしの望む事務所に近づいたね!」モミュンモミュン

モバP「やめて強くしないで……」

モバP「―――って、なんだってぇ!?」

愛海「あと一歩だよ、プロデューサー! がんばろうね!」

モバP「こら、愛海どういうことだ! 今まで散々逃げ回って! 説明しろ!」


愛海「ふふふプロデューサー、あたし気がついたの! やっぱりあたしはワキワキしたい! 我慢なんて微塵もしたくないの!」

愛海「だってあたしはあたしだから! おっぱい揉むことがあたしだから!」

愛海「でも、アイドルのおっぱい揉んだら、あたしはアイドルを続けられない……あたしはワキワキしたくてアイドルになったのに……」

愛海「だったらっ!」

愛海「世界を変えるしかないでしょ! おっぱい揉むことが当たり前の世界になれば、あたしはあたしでいられる!」

モバP「お前……なんて馬鹿なことを……」


愛海「プロデューサーには犠牲になって貰ったよ。みんなに根回しして、事務所をあたしの理想の世界にするためのね」

モバP「そうか……俺がアイドルにどんなに触るなといっても懲りずに触ってきたのは、お前が裏で操っていたからか……」

愛海「そうだよ。そして時は満ちた! もうこの事務所のアイドル達は、おっぱいを揉むことに抵抗がない!」

愛海「だからここからはあたしの出番! もうみんなあたしみたいなおっぱい星人だから、揉んでもなんら問題ないでしょ!」

モバP「愛海、お前な……」

愛海「今日ここに、あたしの理想郷を設立する!」

愛海「うひひひ! おっぱい解禁だよー! やわらかいお山を目指して! じゃあプロデューサー、行って来まーす!」

モバP「ああ待て! 愛海!」


みく「いやああ、何するにゃああああ」

未央「わあ、やめてっ! どこ触ってるの!?」

礼子「あら、ちょっとおいたが過ぎるわね」

凛「なにしてるの……?」

まゆ「そこに触ってもいいのは生涯一人だけなんですよ? うふふ……」

早苗「最近大人しくなったと思ったら……ぶち込んじゃうぞ?」

亜季「むう、殺気! 甘いであります!」

きらり「うきゃー☆ やだやだやめるにぃ! 愛海ちゃんってばおちゃめさん☆ ずっきゅん☆」


愛海「……」ボロ

モバP「……」

愛海「お、おかしい。どうしてなの、プロデューサー!? みんなおっぱい揉むことに抵抗ないはずでしょ!?」

モバP「愛海、お前はひとつ大きな勘違いをしている……」

愛海「なにが違うの? あたしの計画は完璧だったはずだよ」

モバP「完璧なんかじゃない……。確かに、みんな、挨拶代わりにおっぱいを揉むぐらいには、抵抗は無くなったかもしれない……けど……」

モバP「けど、違うんだ……。おっぱいを揉むことと、揉まれることは……全然違うんだ……」

モバP「違うんだよ、愛海……」ポロポロ

愛海「プロデューサー……泣いてるの……?」

愛海「プロデューサー、泣かないで。あたしも悲しくなっちゃうよ……」

モバP「な、泣いてなんか……うう……」

愛海「……あたしのこれまでの苦労は全部……全部無駄だったの……?」

愛海「そ、そんな。うう、う……わあああああん、そんなのってないよお! ああああん!」


モバP(こうして全ての謎は明らかになり、一連の事件は幕を閉じた)

モバP(愛海はあれから憑き物が落ちたように大人しくなった。だが、まだ夢は諦めていないようだ……)

モバP(そして残ったのは……)





凛「プロデューサー、おはよう。今日も良い匂いだね」モミモミ

卯月「プロデューサーさん、おはようございますっ」モミ

雪美「……P……おっぱい……堅かったのに……やわらかい……さみしい……」ギュム

みく「ご褒美もらうにゃあPちゃん。にゃんにゃん」モミュン

瑞樹「プロデューサー、マッサージしてあげるわ。ほら、どうこれ?」グニュ

早苗「P君、ちょっと取調室までいこうか。流石にお姉さんもこれは見逃せないわ」モミン

美波「今日も健康的な身体ですね、プロデューサー……ふぅ」サワサワ

ちひろ「あ、プロデューサーさん、おはようございます」ツンツン




モバP「おっぱい痛い……」


モバP「愛海……お前みんなに説得したんじゃなかったのか……全部デマだって……」

愛海「ちゃ、ちゃんと説明したよ! でも、癖になっちゃたんだって。じゃあ……仕方ないかって……」

モバP「し、仕方ないわけあるか! 結局残ったのは、男の胸を触ることに抵抗の無いアイドルだぞ!」

モバP「ああまずい。この事務所やばい。これいつか絶対スキャンダルが起きる。撮影中とかに逆セクハラで訴えられてしまう! どうするんだこれ!?」

愛海「大丈夫だよ、プロデューサー!」

モバP「何が大丈夫か!」

愛海「たしかに。みんな、いつか他の共演者の胸を揉んで、訴えられちゃうかもしれないけど……」

愛海「あたしはプロデューサー一筋だから! だから今日もトップアイドル目指してがんばろう、プロデューサー!」

モバP「あ、愛海……お前……」

モバP「ってこの馬鹿たれ! 何も解決してないじゃないか!」

愛海「うひひひ、じゃあまずは指の体操からはじめるよー!」





Fin


なんでこんなの書いたんだろう(真顔)



HTML化依頼済です。
読了ありがとうございました。

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