モバP「『No.』がうちのアイドル達にとりついただって!?」(853)

※注意事項

・モバマスの世界を基準に「ZEXAL」をクロス

・「No.」100枚のうち原作登場分40枚ほど出す予定

・決闘有り←構成の都合上、オリカが入ったり決闘自体省略されるかも

・キャラ崩壊等あるかも

・ZEXALの原作通り展開を進めてく予定

以上でよろしければ、お付き合い下さい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1368108636

モバP「『No.』がうちのアイドル達にとりついただって!?」

ちひろ「そうみたいです」

ちひろ「池袋ちゃんによると、カードを手にしたアイドルは欲望や野望といった『心の闇』が増加されるようです」

モバP「欲望や野望…ねぇー……。」

モバP「うちのアイドルに限ってそんなもの存在しないように思えますが…」

ちひろ「現にその『No.』の100枚のうち、私が知る限り15枚程が各アイドルに行き渡ったようですよ」

モバP「そんなバナな!?」

ちひろ「冗談で言ってるんじゃないんですけど」

モバP「そんなバカな!?」

ちひろ「冗談で…って、今度はまじめに言ってるんですね」

ちひろ「プロデューサーさん、気を付けて下さい。アイドル達は必ずあなたを狙いに来ますから」

モバP「どうしてそんな無責任な事言えるんですか!?」

ちひろ「だって…」

モバP「だって?」

ちひろ「あなたも『No.』を持ってますから」

モバP「oh no!」

モバP「俺が持ってるのは」

モバPは自分が持っている『No.』を確認した

モバP『No.39 希望皇 ホープ』か」

ちひろ「流石!アイドルのプロデューサーだけあって主人公タイプのカードを引きましたね」

モバP「引いたっていうか、元からあったって言うか…ってか、俺の後ろに幽霊みたいなのがいるんですが…」

?????「幽霊とはどんな効果だ?いつ発動する?」

モバPの後ろには、透き通る体をし宙に浮く、まさに幽霊と呼ばれるような姿がそこにはあった

モバP「幽霊とは、《魂を削る死霊》等のこと。攻撃されたら効果が発動するかもな。」

?????「なるほど」

ちひろ「プロデューサーさんの後ろに幽霊がいるんですか…?」

ちひろはプロデューサーの後ろをきょろきょろ幽霊がいるか確認した

ちひろ「いませんね」

ちひろ「ってか、さっきから何をぶつぶつ1人でしゃべってるんですか?」

モバP「ああ。ちひろさんには見えてないのか。こいつ」

?????「私は、こいつではない」

モバP「こいつではないなら、何なんだよ」

?????「思い出せないのだ。私の名前も、生まれた場所も…」

モバP「思い出せない?」

ちひろ「思い出せないって言ってるんですか…?」

ちひろ「それなら、記憶喪失じゃないんでしょうか…」

モバP「もしかして、このカードに原因があるんじゃ…」

?????「そのカード…見せてみろ」

モバP「お、おう…」

?????「どうやらこのカードには、私の名前が記されているようだ」

モバP&ちひろ「!?」

?????「私の名前は…」

?「…いた」

モバP「凛?今日はお前、休みだったはずじゃなかったか?」

凛「そうだよ。今日は休み」

凛「でも、別の用事でここまで来たんだ」

モバP「別の…?」

凛「ふぅーん。やっぱり…」

モバP「?」

凛「プロデューサーも持ってるんだ。そのカード」

凛「私のプロデューサーも持ってるんだ…。そのカード」

ちひろ(私の…?)

モバP「何だ!?」

凛「私も持ってるんだ。これ」

そう言うと彼女は、バッグから『No.』と書かれたカードを取り出した

モバP「んなぁ!?」

凛「それを賭けて決闘しよ」

モバP「ことわ…」

凛「プロデューサーは断ったりしないよね。」

凛「最初にスカウトしたアイドルの言うこと、聞いてくれるよね?」

凛「ま、断ろうとしてもプロデューサーに拒否権はないけど」

モバP「ぐむむ…」

ちひろ(凛ちゃんがいつにも増してプロデューサーに言葉で攻めていってる)

このSS次回は、モバPvs凛でお送りしたいと思います
今日はここで終わりにします。おやすみ

凛「断ろうとしてもプロデューサーに拒否権はないよ」

モバP「ぐむむ…」

ちひろ(凛ちゃんがいつにも増してプロデューサーに言葉で攻めていってる)


凛「私が勝ったら、その『No.』は貰おうかな。」

凛「プロデューサーが勝ったら…ん~どうしよっかなぁ?」

ちひろ「プロデューサーさん、相手が誰だろうと気を付けて下さい。」

ちひろ「この闘い、負けると魂奪われますから。」

凛「一生、私の花屋で一緒に働いてもらおっかな。」

モバP「」

この闘い、プレッシャーで負けるかもしれない…そう思ったプロデューサーであった

続き再開しまーす。

?????「プロデューサーと言ったか?」

?????「君が、彼女のプロデューサーだと言うなら…彼女を助けるべきではないのか?」

モバP「助けるってどうやって!?」

?????「それは私にも…」

??「分からないわ」

?????「…?」

モバP(絶対、どこかで俺と凛とのやり取りを楽しんで見てるだろ。あの人…)

?????「…それは、私にも分からない」

モバP(めげずに言い直してくれた。助かったー)

?????「だが、彼女の言う決闘でなら助けられるかもしれない。」

モバP「助けられるかもって…」

?????「今の私には記憶が無い」

?????「だが、私自身を観察していると何故か決闘の知識だけが無駄に多い事が分かった」

モバP「って事は、決闘の知識が豊富なのか?」

?????「間違いないだろう」

?????「彼女の持つ『No.』が、君の持つ『No.』のように私の記憶の一部なら私はこの決闘負ける事は出来ない」

?????「彼女を救いたいんだろう?」

モバP「ああ…そうなんだが……」

?????「どうした?何を慌てている?」

モバP「決闘って言われても、俺デッキ持って…」

ちひろ「スターターデッキ1箱1050円となります。」ニッコリ

ちひろ「スターターデッキ1箱1050円となります」スマイル100円

モバP「笑顔2パターン!?」

モバP「しかも、スマイル0円じゃなくて100円…だと!?」


モバP「で、お金取るんすか…」

ちひろ「ええ」ニッコリ

モバP「鬼、悪魔、ちひろ」ジャリ

プロデューサーはちひろに1150円を支払い、デッキを受け取った。

ちひろ「ご利用いただきありがとうございます」満面の笑顔

凛「プロデューサーをうちに連れ帰って何しよっかな?」

モバP「これでいいんだな!?」

?????「ああ。」

凛「あれと、これと…」

モバP「凛、うるさい!!」


モバP「で、さっきは、凛が割って入ったから聞きそびれてしまったが」

凛「『割って入った』って…プロデューサー私に対してひどくない!?」

モバP「このカードで、自分の名前は思い出せたのか?」

?????「そうか。さっきは、伝えられていなかったな」

アストラル「私の名前は、アストラルだ」

モバP「アス…トラル」

アストラル「準備は出来ているな。この決闘、勝つぞ!!」

モバP「ああ。勝って、救おう凛を!」

モバP「そして、取り戻そう…お前の記憶を!!」

凛「ふぅ…準備、出来たみたいだね。なら、行くよ!!」

ちひろ「プロデューサーさん、決闘盤受け取って下さい!」ポイッ

モバP「うおっとっと」

ちひろ「私からのサービスです。受け取って下さい」

ちひろから決闘盤を受け取り左手に装着した

モバP「やっぱり、ちひろさんは天使だったんですね」

ちひろ「天使だなんて…そんな……」

凛(ちひろさんだけずるい…)ムスッ

モバP「デュエルディスクセット!」

凛「Dゲイザーセット…!」

-ARヴィジョン リンク完了-

モバP&アストラルvs凛「デュエル!!」

ちひろ「ライフは4000スタートですからね」ニコッ

何とかここまで書けたが…あぁ、ここからデュエル構成かぁ……
デュエル構成むぅ~りぃ~

茄子ちゃんなら初手エクゾとか平気でやりそうだな

>>25
茄子ちゃんに初手エクゾいいですね。
茄子ちゃんは出す予定でデッキを考えてたんですけど上手く決まらなくて…
ただ、茄子ちゃんに持たせるとマジで初手エクゾされかねない。
候補に入れときます。
ありがとうございました。

ちひろ「ライフは4000スタートですからね」

ちひろ「8000スタートじゃありませんよ。ここ重要ですからね」

モバP「何度も言わなくても分かりますから!!」

凛「先行は私が貰うね。ドロー!私は、モンスターをセットしてターンエンド」

モバP「俺のターンドロー!」

アストラル「どうやら彼女はこちらの出方を見ているようだ」

モバP「…」

アストラル「どうした?」

モバP「決闘が久しぶり過ぎて、どれが何のカードかさっぱり分からんのだが…」

アストラル「本当に君は決闘者なのか?」

モバP「とりあえず、俺は《ガンバラナイト》を守備表示で召喚!」

効果モンスター
星4/光属性/戦士族/攻0/守1800
フィールド上に表側攻撃表示で存在するこのカードが攻撃対象に選択された時、
このカードの表示形式を守備表示にできる。

凛「…へ?」

アストラル「そこからか!?」

ちひろ「プロデューサーさん!モンスターは守備表示で召喚出来ませんよ!!」汗

ちひろ「プロデューサーさん!モンスターは守備表示で召喚出来ませんよ!!」汗

モバP「でしたっけ?」

アストラル「彼女の言う通り出来ない。君に分かりやすいように説明すると、まず召喚方法には二種類ある。」

アストラル「モンスターを裏側の守備表示にしてセットを行うか、モンスターを攻撃表示で表側で出すかの二パターンだ」

モバP「って事は、モンスターを裏側にしないといけなかったわけか…」

アストラル「そういう事だ」

凛(プロデューサーって、ほんとに決闘者だったのかな?)

モバP「確か、モンスターは2体は出せないんだったな…」

モバP「なら…!俺は、魔法カード《ご隠居の猛毒薬》を発動!」

速効魔法
以下の効果から1つを選択して発動する。
●自分は1200ライフポイント回復する。
●相手ライフに800ポイントダメージを与える。

モバP「二つ目の効果を選択し、凛に800ポイントのダメージだ!」

凛「っぐ…」4000→3200

アストラル(決まった…?)

モバP「俺は、魔法カード《ご隠居の猛毒薬》を発動!」

モバP「二つ目の効果を選択し、凛に800ポイントのダメージを与える」

凛「っぐ…」4000→3200

アストラル(決まった…?)

凛「この位、どうって事ないよ」

モバP「俺は、カードをセットしてターンエンド」

モバP「こんなもんか…?」

アストラル「久しぶりの君の決闘にしては上出来だ」

今日はここまで
vs凛編決着までは明日書こうと思ってます。

所で、凛のデッキのコンセプトはある程度決まって、続きを書いてる途中なんですが
凛はどんなカードを使うイメージがありますか?
意見を聞きたいのでお願いしまーす。もしかしたら、カード1枚位使われるかもよ。

フレイムベルヘルドッグ

凛は歴代主人公デッキ使いそうだな。

P→ホープ
ナンジョルノ→HERO(イメージ)

だから、ブラマジかスタダってイメージかな?

おはよぉ~
ふぁ~、ねむ~い…
ねぇ、続けるのこれ?

今から、vs凛編再開します!!

モバP「俺は、カードをセットしてターンエンド」

モバPの手札 6→3枚

凛「私のターン、ドロー!!」

凛の手札 5→6枚

凛「私は、《コアキメイル・グラヴィローズ》を召喚して、効果を発動するよ」

効果モンスター
星4/炎属性/植物族/攻1900/1300
このカードのコントローラーは自分のエンドフェイズ毎に
手札から「コアキメイルの鋼核」1枚を墓地へ送るか、
手札の植物族モンスター1体を相手に見せる。
または、どちらも行わずにこのカードを破壊する。
自分のスタンバイフェイズ時に1度だけ、
自分のデッキからレベル3以下のモンスター1体を墓地へ送る事ができる。

凛「私は、《コアキメイル・グラヴィローズ》の効果を発動するよ」

凛「デッキから《ダンディ・ライオン》を墓地に送り効果を発動」

効果モンスター(制限)
星3/地属性/植物族/攻300/300
このカードが墓地へ送られた時、自分フィールド場に
「綿毛トークン」(植物族・風・星1・攻/守0)2体を守備表示で特殊召喚する。
このトークンは特殊召喚されたターン、アドバンス召喚のためにはリリースできない。

凛「《綿毛トークン》2体を特殊召喚して、セットしてた《ナチュル・チェリー》を攻撃表示に変更」

チューナー(効果モンスター)
星1/地属性/植物族/攻200/守 200
このカードが相手によってフィールド上から墓地へ送られた場合 、 自分のデッキから「ナチュル・チェリー」を2体まで裏側守備表示で特殊召喚することができる。

凛「手札から《ナチュル・チェリー》に対して、《ワン・チャン!?》を発動」

通常魔法
自分フィールド上にレベル1の モンスターが存在する場合に発動できる。
デッキからレベル1モンスター1体を手札に 加える。
このターン、この効果で手札に加えたモンスターまたは同名カードの召喚に成功しなかった場合、エンドフェイズに自分は2000ポイントダメージを受ける。

モバP「もしかして、ペットの『ハナコ(ワンちゃん)』飼ってるから入れてたりする?」

凛「どっちでもいいでしょ!?」汗

ちひろ(焦ってる凛ちゃんカワイイ)ふふふ

モバP「もしかしてだけど…」

モバP「凛、ペットの『ハナコ(ワンちゃん)』飼ってるから入れてる?」

凛「どっちでもいいでしょ!?」汗

凛「もう…。私は《ワン・チャン!?》の効果で、デッキからレベル1の《エフェクト・ヴェーラー》を選択し手札に加える」

チューナー(効果モンスター)
星1/光属性/魔法使い族/攻0/守0
このカードを手札から墓地へ送り、 相手フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。 選択した相手モンスターの効果をエンドフェイズまで無効にする。
この効果は相手のメインフェイズ時のみ発動できる。

ちひろ(ガチだわ…この子……)

凛「そして、《綿毛トークン》2体に《ナチュル・チェリー》をチューニング!」

凛「私は、《綿毛トークン》2体に《ナチュル・チェリー》をチューニング!」

モバP「チューニングって事は、シンクロ召喚か!?」

《綿毛トークン》星1+《綿毛トークン》星1+チューナー《ナチュル・チェリー》星1

凛「霞の谷に住舞い輝く霞鳥よ。今こそ、霧に誘いて惑わすがいい
シンクロ召喚!プロデューサーを幻惑せよ!《霞鳥クラウソラス》!!」

シンクロ・効果モンスター
星3/風属性/鳥獣族/攻 0/守 2300
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
1ターンに1度、相手フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
ターン終了時まで選択したモンスターの攻撃翌力を0にし、その効果を無効にする。

モバP「さらっと、恐ろしい事言ったよ!?この子!!」

凛「霞の谷に住舞い輝く霞鳥よ。今こそ、霧に誘いて惑わすがいい
シンクロ召喚!幻惑せよ!《霞鳥クラウソラス》!!」

ちひろ「あっ、言い直してくれましたね」

モバP「ってか、俺の知らない、見た事もないシンクロモンスターなんだけど!?」

凛「そりゃ最近、出たからね」

モバP「知らんかった…。俺が離れてる間にレベル3のシンクロモンスターなんか出てたのか」

凛「そうだね。」

ちひろ「凛ちゃんが使った!《霞鳥クラウソラス》は
4月20日に発売された“JUDGMENT OF THE LIGHT”に収録されてますからね」ニッコリ

モバP「そこっ!宣伝しない!!」バシッ

ワンショット・キャノン「……」

とりあえずここまで
続きは夕方からになる予定

後、各キャラのデッキイメージありがとね。
考えときます

かな子に【マドルチェ】、蘭子に【極星】、まゆに【C】、晶葉に【ディフォーマー】or【TG】辺りが連想できたわ。

>>52
俺は蘭子は聖刻で、晶葉はサイドラってイメージだな。


後、だりーなはデッキ構成無茶苦茶で青眼とかネオスとかアーミタイルとか有名カードばかり入ってそうなイメージ。

さぁ再開しましょうか。

前回までの決闘状況

モバP&アストラルvs凛 3ターン目

モバP
・LP4000
・手札3枚
・《ガンバラナイト》守1800
 1枚伏せ


・LP3200
・手札5枚←1枚は《エフェクト・ヴェーラー》
・《コアキメイル・グラヴィローズ》攻1900
 《霞鳥クラウソラス》守2300

凛「んーどうしよっかな?」

凛「とりあえず、バトルフェイズに突入して《コアキメイル・グラヴィローズ》で…」

凛「セットされてる《ガンバラナイト》を攻撃かな?」

《コアキメイル・グラヴィローズ》攻1900vs《ガンバラナイト》守1800

モバP「俺の《ガンバラナイト》が…」


凛「決めた。これで、ターンエンド」

凛の手札 6→4→5

凛「決めた。これで、ターンエンド」

モバP「ターンが長い!!」ドン

凛「っえ?普通だよ。この位」

ちひろ「凛ちゃんの言う通り、大会レベルになったら今の凛ちゃんより長いソリティアをする人結構いますからね」

モバP「マジすか」

アストラル「決闘とは奥が深いからな」

凛「プロデューサー、これでターンエンドだよ?」

モバP「あ、ああ。そうか…」

凛「あ、ちょっと待って!!」

モバP「ん?」

凛「私がエンドを宣言した瞬間、《ワン・チャン!?》の効果が発動しLP2000のダメージを受ける」

凛のLP 3200→1200

モバP(何か知らんが、凛のライフは2000のダメージで残り1200になった。)

モバP「これなら勝てるかもしれん…」ボソッ

アストラル(勝利が近付いていると言うのに、この感覚は…何だ?)

凛「それと、エンド前に発動される効果があったのを忘れてたんだけど…」

モバP「何だ…?」

ちひろ「《コアキメイル・グラヴィローズ》の効果ですね」

凛「うん。そう…」

モバP「いいぞ。やってしまえ」

凛「分かった」

凛「《ワン・チャン!?》に続いて《コアキメイル・グラヴィローズ》の効果が発動」

凛「自分のエンドフェイズ毎に、手札から「コアキメイルの鋼核」を墓地へ送るか、
手札の植物族モンスター1体を相手に見せないといけない」

アストラル「彼女のデッキには「コアキメイルの鋼核」は入っていないだろうな」

アストラル「彼女のデッキには「コアキメイルの鋼核」は入っていないだろうな」

モバP「どうして?」

アストラル「彼女のデッキ回りを見てみろ」

モバP「植物族モンスターが多いな…って事は!?」

アストラル「そうだ。彼女は…」

凛「私は、手札の植物族モンスター《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》を見せる事にするよ」

アストラル「彼女は、必ず後半の効果を使う。」

凛「3度目になっちゃったね。これでターンエンドだよ?」

アストラル「何故なら、彼女のデッキは見た限り『植物族』デッキだからだ」

モバP「俺のターン!ドロー!!」

モバPの手札 3→4

モバP「これって…昔、俺がよく使ってたカードだ」

アストラル「《切り込み隊長》か…そのモンスターを召喚だ」

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻1200/400
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手は表側表示で存在する他の戦士族モンスターを攻撃対象に選択できない。
このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のモンスター1体を特殊召喚
できる。

モバP「《切り込み隊長》を召喚し、効果を発動。手札から《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚だ」

通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/100

モバP「《切り込み隊長》を召喚し、効果を発動。手札から《ジェネティック・ワーウルフ》を召喚だ」

通常モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2000/100

モバP「後は、どうしたらいい?アストラル」

アストラル「このままでは、《霞鳥クラウソラス》には勝てない…今こそ私達の切り札を使うぞ」

モバP「切り札って…この黒いカードの事か?」

アストラル「そうだ。この黒いカードの名は『エクシーズモンスター』と言う」

モバP「エクシーズモンスター…?」

モバP「切り札って…この黒いカードの事か?」

アストラル「そうだ。この黒いカードの名は『エクシーズモンスター』と言う」

モバP「エクシーズモンスター…?」

ちひろ「エクシーズモンスターは、同じレベルのモンスター同士を重ねてエクストラデッキから特殊召喚出来ますよ」

モバP「同じレベルのモンスター…」

モバPの場
○《切り込み隊長》星3

○《ジェネティック・ワーウルフ》星4

モバP「居ないじゃん…」

スター・チェンジャー「俺を使うんじゃ!」

アストラル「そこで、その魔法カードの出番だ」

モバP「これか…?俺は、《波動共鳴》を発動」

通常魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターのレベルはエンドフェイズまで4になる。

アストラル「君の場には、レベル3のモンスターがいるそれを対象に選択すればいい」

モバP「分かった。対象は、《切り込み隊長》だ」

《切り込み隊長》星3→星4

アストラル「これで条件は整った…」

アストラル「これで条件は整った…エクシーズ召喚だ!!」

モバP「ええと…俺は、2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!で良かったかな…?」

アストラル「エクシーズ召喚!!」

モバP「現れろ!《No.39 希望皇ホープ》!!」

エクシーズ・効果モンスター
ランク4/光属性/戦士族/攻2500/2000
レベル4モンスター×2
自分または相手のモンスターの攻撃宣言時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
そのモンスターの攻撃を無効にする。
このカードがエクシーズ素材の無い状態で攻撃対象に選択された時、このカードを破壊する。

とりあえずここまでにします
ホープを出すまでが長かった…

>>64
スターチェンジャーじゃなくてごめんね。
キミも出す予定だから…

今後ナンバーズパックとか出てくるらしいから間隔とかあけて投稿とかしたほうがいいかもね

スターター1050円ってことは音楽魔人入ってる2012か?
2013だったらホープレイVで焼却しまくるリアリストなPが見られたのか

>>69
つまりこういうことか
ttp://livedoor.blogimg.jp/deremasu/imgs/5/9/59aaf3fb.jpg

>>53
だりーなは【にわかハイランダー】だな。
有名カードのピン刺しばっか的な

>>69
モバPがスターター1050円でちひろさんから買ったのは
絶版になってる所もありますがSTARTER DECK(2011)の設定です
ホープレイVの出番はまだ先になりますね。だって、ホープレイも出てないし

>>68
ナンバーズパックの続報出てたんですね。
間隔を空けて投稿した方が自分的にもいいので、会話パートを平日、決闘パートを土日ってペースで投稿しようかな?
おしゃもじ誰に使わせよう…
※スケジュールが上手くいかない事もあるので気長に待ってね

>>70
wwwwwwwwwwwwwwww
今、明かされる衝撃の真実!
『ちひろさんは悪魔』

知ってたわ!
笑わせていただきました

感想ありがとうございます
10時頃に今日最後の投稿をしたいと思います
良ければ見て下さいね♪

>>72
そういう名前ついてたんだな……
勉強になったわ

他に機械デッキ似合うアイドルが美世のロイドくらいだから、晶葉の選択肢が広すぎるんだよな……

みなさんお待たせしました
各キャラのデッキイメージまた頂き感謝です
凛との闘いが終わったら各キャラが出てこれるよう頑張りますね

それでは再開です。

前回までの決闘状況

モバP&アストラルvs凛 4ターン目

モバP
・LP4000
・手札1枚
・《No.39 希望皇ホープ》攻撃2500
 1枚伏せ


・LP1200
・手札5枚←2枚は《エフェクト・ヴェーラー》と
 《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》

・《コアキメイル・グラヴィローズ》攻1900
 《霞鳥クラウソラス》守2300

凛「へぇ~これが、プロデューサーの『No.』なんだ」

アストラル「ホープの攻撃翌力で、彼女のモンスターを破壊する事ができる」

アストラル「攻撃対象は、守備力の高いクラウソラスだ」

モバP「ホープでクラウソラスを攻撃!“ホーパーズ・ストライク”!!」

ちひろ「違います!攻撃名は“ホーケーズ・スラッシュ”」

アストラル「どれも違う。“ホープ剣スラッシュ”だ」

モバP「この際、どれでもいいだろ!?」

《No.39 希望皇ホープ》攻2500vs《霞鳥クラウソラス》守2300

《No.39 希望皇ホープ》攻2500vs《霞鳥クラウソラス》守2300

凛「やってくれるね…」

ちひろ「やりましたね。凛ちゃんのもっとも守備力が高いモンスターを倒せましたよ」

モバP「ええ。これで凛に効いてくれればいいんですが…」

凛「…。」

アストラル「手札は1枚か…そのカードは温存しておこう」

アストラル(危機的状況に陥った時に…)


モバP「ターンエンド!」

モバPの手札 4→1

>>83
訂正が入ります
アストラルが言ってるセリフ「攻撃翌力」の中に
何故か”翌”が誤って入ってました
すみません

パー速の仕様だから仕方ない
どうしても気になるのならメール欄に「saga」と打ち込んでどうぞ

凛「私のターン!ドロー!!」

凛の手札 5→6

ちひろ「プロデューサーさん!これで、凛ちゃんのライフは残り4分の1ですよ!」

モバP「えっ!?もうそんなに減ってましたっけ…?」

アストラル「キミは今更何を言っているんだ?」

モバP「だって、凛のターン長いんだもん」

凛「コホン 長くて悪かったね」ムスッ

モバP「す、すまん…」

凛「そして、ちひろさん…私を甘く見てない方がいいよ」

ちひろ「…?」

凛「私のターン!ドロー!!」

凛の手札 5→6

凛「私は、《フレムベル・ヘルドッグ》を召喚」

効果モンスター
星4/炎属性/獣族/攻1900/守200
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、デッキから「フレムベル・ヘルドッグ」以外の守備力200以下の炎属性モンスター1体を特殊召喚できる。

モバP「何かと思えば、攻撃翌力1900のヘルドッグか…そのモンスターじゃ俺のホープは倒せないぞ」

凛「だから、私はカードを3枚伏せてターンエンド」

モバP「一気に伏せて来たな」

あれ…?
sageを打ってみたんですが、攻撃翌力の所に余計な漢字がまた出てる…

>>87
すみません。パー速って何ですか?

>>36
《フレムベル・ヘルドッグ》使わせていただきました。
案ありがとうございます!

>>90
「sage」じゃなくて「saga」

最後が「e」じゃなくて「a」

モバP「一気に伏せて来たな」

凛「エンドフェイズ時、《コアキメイル・グラヴィローズ》の効果が発動」

凛「手札の《ガード・ヘッジ》を見せるね」

効果モンスター
星3/地属性/植物族/攻0/2100
自分フィールド上のモンスターが戦闘を行うダメージ計算時、このカードを手札から墓地へ送って発動できる。
その自分のモンスターはその戦闘では破壊されず、エンドフェイズ時まで
攻撃力は半分になる。

モバP「しかも残り手札2枚なのに植物族が尽きないとか…」

アストラル「何かあると考えた方がいい」

モバP「…ああ」

モバP「しかも残り手札2枚なのに植物族が尽きないとか…」

アストラル「何かあると考えた方がいい」

モバP「…ああ」

凛の手札 6→2

モバP「俺のターン!」

アストラル(状況はこちらが有利だ。だが、何かひっかかる…この奇妙な違和感は何だ?)

モバP「ドロー!おおっこれは!!」

モバPの手札 1→2

モバP「ドロー!おおっこれは!!」

モバPの手札 1→2

アストラル「そのカードがどうかしたのか?」

凛「どうしたの?嬉しそうな顔して」

モバP「懐かしいカードを引いたんだよ。俺は、《戦士の生還》を発動だ」

通常魔法
自分の墓地の戦士族モンスター1体を選択して手札に加える。

モバP「俺は、この効果で《ガンバラナイト》を手札に戻す」

モバP「俺は、墓地から《ガンバラナイト》を手札に戻す」

アストラル「その状況で出来るいい判断だ」

モバP「俺は、それまでこのカードで凌ぐ!《ガンバラナイト》召喚!!」

《ガンバラナイト》攻撃表示

モバP「ターンエンド」

モバPの手札 2→1枚

モバP「ターンエンド」

モバPの手札 2→1枚

凛「私のターン。ドローするよ」

凛の手札 2→3

凛「うぅ~ん…引きわる……」

凛「ま、いっか!私は、2体目の《ナチュル・チェリー》を召喚」

モバP「攻守ともに200のモンスターを通常召喚だと…?」

凛「だって、このターンでホープは倒せるし」

モバP&アストラル「!?」

キリが悪いかもしれませんが、今日はここまでにしたいと思います
アクシデントとかで疲れたし…眠いし……
何より、モバマスでサバイバルしたいしね!!
まぁ、書きためていってる分ではやっと凛が『No.』を使ってくれたので
もうすぐで終わると思います。
こんな時間までお付き合い下さりありがとうございました。

今更だけど、No.やバリフォによる闇堕ちはしない設定なのか?

>>101
ちひろさんが>>3で言ってる通り、プロデューサーへの欲望や野望が増していった
アイドルに『No.』が目を付け取りつかれた設定なので
プロデューサーへの想いが尋常じゃなく強くなるだけです
今のところは…
『RUM-バリアンズ・フォース』は、まだ出してすらいないので何とも言えません

追いついた…面白いですが、グラヴィローズが召喚時に効果使ってませんか?スタンバイの筈ですが

前回までの決闘状況

モバP&アストラルvs凛 7ターン目

モバP
・LP4000
・手札1枚
・《No.39 希望皇ホープ》攻2500
 《ガンバラナイト》攻0 
 1枚伏せ


・LP1200
・手札2枚←《エフェクト・ヴェーラー》と
 《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》
 ※《ガード・ヘッジ》はミスです。
  《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》に置き換えて下さい

・《コアキメイル・グラヴィローズ》攻1900
 《フレムベル・ヘルドッグ》攻1900
 《ナチュル・チェリー》攻0
 3枚伏せ


>>103
…あ、間違えた……
とんでもない勘違いをしてました。
使えても次のターンですよね…これ

今から訂正すると大幅に修正が入る可能性がり、今日中に凛との闘い決着つきそうにないので、
訂正効きそうなとこを

『最初は、凛のターンからスタートして《コアキメイル・グラヴィローズ》を召喚してエンド』

に置き換えてもらえると助かります

さて、決闘内容をある程度考えて投稿してますが
投稿前に気付かなかった所を指摘される所も多々あります
その時は、間違ってる所を遠慮なく指摘してもらえると助かります

では、今日も再開しましょうか

8ターン目←修正後

凛「私のターンだね。ドロー!」

凛の手札 2→3

凛「私は、2体目の《ナチュル・チェリー》を召喚」

凛「このターンでホープは倒す」

モバP&アストラル「!?」

モバP「いやいや、状況を見てみろよ。お前の場には、ホープの攻撃力に届かないモンスターしかいないだろ!?」

モバP「《ガンバラナイト》は破壊されるけど…」ボソッ

凛「そう。私の場のモンスターでは、あなたのホープを倒す事は出来ない」

モバP「無視!?」

モバP「お前の場には、ホープの攻撃力に届かないモンスターしかいないだろ!?」

凛「そう。私の場のモンスターでは、あなたのホープを倒す事は出来ない」

凛「だから、前のターンに伏せた“これ”を発動するの」

《幻獣の角》
通常罠
このカードは攻撃力800ポイントアップの装備カードとなり、自分フィールド上の獣族・獣戦士族モンスター1体に装備する。
装備モンスターが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
自分のデッキからカードを1枚ドローする。

ちひろ「出た!凛ちゃんのトラップコンボd」

凛「ちひろさんはだまってて!!」

ちひろ「ぐすん…」

凛「《幻獣の角》の対象はヘルドッグだよ」

《フレムベル・ヘルドッグ》攻1900→2700

モバP(アカン…)

アストラル「大丈夫だ。ホープの効果がある」

モバP「そうか!ホープの効果を使えば!?」

凛「させないよ。手札のヴェーラーの効果を発動」

凛「墓地に送る事で、エンドフェイズまで効果を無効にする」

モバP「あっ…(察し)」

>>110
打ちながら気付いた…
これ、モバPのターンじゃないから凛がヴェーラー使えないよね

後々の展開の為に、モバPのホープはムーンバリアで守ってもらうことにします

>>110の修正後

凛「《幻獣の角》の対象はヘルドッグだよ」

《フレムベル・ヘルドッグ》攻1900→2700

モバP(アカン…)

アストラル「大丈夫だ。ホープの効果がある」

モバP「そうか!」

モバP「俺は、ホープの効果を発動!エクシーズ素材を1つ墓地に送る事で…」

モバP「相手の攻撃を無効にする!『ムーンバリア』!!」

《No.39 希望皇ホープ》 素材2→1

凛「っく…」

凛「ホープにそんな効果が…これじゃ、私の手が……」

凛「ターンエンド」

凛「ターンエンド」

凛の手札 3→2

モバP「俺のターンか…ドロー!」

モバPの手札 1→2

モバP「…。」

アストラル「私の思っているカードは来ないようだ…」

モバP「俺は、《ガンバラナイト》を守備表示に変更してターンエンド」

モバP(ここは、ホープで耐えるしかない)

凛「ごめん。」

モバP「どうした…?」

凛「グラヴィローズのエンド前に発動される効果があったのをまた忘れてて…」

モバP「」

凛「ほんとにごめん」

凛「エンド宣言時、《コアキメイル・グラヴィローズ》の効果が発動される」

凛「私は、手札の《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》を見せるよ」

凛「これで、ほんとにターンエンドだから」

凛「続けて」

モバP「お、おお…」

モバP「俺は、《ガンバラナイト》を守備表示に変更してターンエンド」

モバP(ここは、ホープで耐えるしかない)

凛「私のターンだね。ドロー!!」

凛の手札 2→3枚

凛(今の私に出来る事は、ホープの素材を使わせる事しかない…)

凛「でも、もしかしたら…」チラッ

凛「ヘルドッグで《ガンバラナイト》を攻撃するよ」

凛「ヘルドッグで《ガンバラナイト》を攻撃するよ」

アストラル(彼女は、《ガンバラナイト》を狙ってきたか…)

アストラル「ホープの効果は、他のモンスターにも適用されるが…キミはどうする?」

モバP「決まってんだろ?エクシーズ素材を無駄にするわけにもいかない…。ここは通す」

《フレムベル・ヘルドッグ》攻2700vs《ガンバラナイト》守0

アストラル(この判断が…どう響く?)

凛(通った…)

凛「これで、私のやろうとしてた事が可能になった…。行くよ!!」

凛「対象を破壊したことによりヘルドッグの効果と装備魔法の効果が発動する」

凛「ヘルドッグの効果で守備力200以下の《フェニキシアン・リード》をデッキから特殊召喚」

星2/炎属性/植物族/攻800/守0
自分フィールド上に表側表示で存在するこのカードを墓地へ送って発動できる。
手札から「フェニキシアン・クラスター・アマリリス」1体を特殊召喚する。

凛「モンスターを戦闘で破壊した事により、《幻獣の角》の効果で私は1枚ドロー」

凛の手札 3→4枚

凛「さらに、特殊召喚された《フェニキシアン・リード》を墓地に送り、」

凛「手札から《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》を特殊召喚!」

効果モンスター
星8/炎属性/植物族/攻2200/守0
このカードは「フェニキシアン・シード」またはこのカードの効果でしか特殊召喚
できない。
このカードは攻撃した場合、そのダメージ計算後に破壊される。
自分フィールド上のこのカードが破壊され墓地へ送られた時、相手ライフに
800ポイントダメージを与える。
また、自分のエンドフェイズ時、このカード以外の自分の墓地の植物族モンスター1体をゲームから除外する事で、このカードを墓地から表側守備表示で特殊召喚する。

アストラル「彼女の大量展開が始まったか…」

モバP「凛の場がうまる…うまる…」

凛「もう一枚、伏せてたカード《ロスト・スター・ディセント》を発動」

通常罠
自分の墓地に存在するシンクロモンスター1体を選択し、自分フィールド上に
表側表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、レベルは1つ下がり
守備力は0になる。
また、表示形式を変更する事はできない。

凛「このカードは墓地からシンクロモンスターを効果を無効にして守備表示で特殊召喚出来るんだ」

アストラル「墓地から特殊召喚用のカードか」

凛「もう一度、プロデューサーの為に戦って…《霞鳥クラウソラス》を墓地から特殊召喚」

凛「もう一度、プロデューサーの為に戦って…《霞鳥クラウソラス》を墓地から特殊召喚」

モバP「俺の為にって…」

凛「この瞬間、最後に伏せていた《星蝕-レベル・クライム-》を発動するよ」

通常罠
シンクロモンスターが特殊召喚された時、そのモンスター1体を選択して発動する。
自分フィールド上に「星蝕トークン」(魔法使い族・闇・星1・攻/守0)
1体を特殊召喚する。
このトークンのレベルは選択したモンスターと同じになり、選択したモンスターの
レベルは1になる。

凛「《ロスト・スター・ディセント》の効果で特殊召喚されたクラウソラスのレベルは1つ下がり2になり、《星蝕-レベル・クライム-》によりレベルは1となり、《星蝕トークン》にこのレベルは受け継がれる」

《霞鳥クラウソラス》星3→2→1

《星蝕トークン》星1→2

凛「私は、レベル2となった《星蝕トークン》にレベル1の《ナチュル・チェリー》をチューニング!」

《星蝕トークン》星2+チューナー《ナチュルチェリー》星1

凛「3度目の進撃!《霞鳥クラウソラス》!!」

モバP「次から次へと…」

凛「さらに手札から、速効魔法《スター・チェンジャー》を発動」

速効魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択し、
以下の効果から1つを選択して発動できる。
●そのモンスターのレベルを1つ上げる。
●そのモンスターのレベルを1つ下げる。

凛「《コアキメイル・グラヴィローズ》を対象に、レベルを1下げる効果を使用」

《コアキメイル・グラヴィローズ》星4→3

凛「これで、準備は整った…」

凛「《コアキメイル・グラヴィローズ》を対象に、《スター・チェンジャー》を
  発動しレベルを1下げる効果を使うよ」

《コアキメイル・グラヴィローズ》星4→3

凛「これで、準備は整った…」

アストラル(…!?まさか…)

凛「そろそろ見せてあげよっか…」

モバP「!?」

凛「私の『No.』を」

凛「私は、レベル3となったの《コアキメイル・グラヴィローズ》とレベル3の《霞鳥クラウソラス》で
  
  オーバーレイ!」

凛「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築!」

凛「エクシーズ召喚!!」

凛「新たなる世代“ニュージェネレーション”の力を凛として見せつけ…解放せよ!!」

凛「《No.17 リバイス・ドラゴン》!!」

エクシーズ・効果モンスター
ランク3/水属性/ドラゴン族/攻2000/守0
レベル3モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事で、このカードの攻撃力
を500ポイントアップする。
このカードのエクシーズ素材が無い場合、このカードは相手プレイヤーに直接攻撃する
事はできない。

何とか凛が『No.』を呼ぶ所まで書けたー
もう少しなんだけどまだ書き溜めてる分も決着着いてないので
続きは来週の土日になるかも
凛との決着まで早く出来たら投稿するので、気長に待っててくれると助かりまーす

それでは、次回お会いしましょう
おやすみ~

ちょっとスクロールすればわかるし正直ちょっとみずr…
なくて良いと思うです

前回までの決闘状況

モバP&アストラルvs凛 10ターン目

モバP
・LP4000

・手札1枚

・《No.39 希望皇ホープ》攻2500
 《ガンバラナイト》守0 
 1枚伏せ


・LP1200

・手札2枚←1枚《エフェクト・ヴェーラー》
 
・《No.17 リバイス・ドラゴン》攻2500←素材1
 《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》攻2200
 《霞鳥クラウソラス》星1 守0

>>132
初っ端から訂正ですね

モバP
・手札2枚

・《No.39 希望皇ホープ》攻2500 素材1

>>131
見やすいようにちょっと改善しようと思います
指摘ありがとうございました

昨日からのメンテ?も終わったようなのでのんびり再開しようとおもいます

モバP「《No.17 リバイス・ドラゴン》…だと!?」

アストラル「これが彼女の『No.』なのか!?」

凛「っぐ…」

モバP「どうした、凛!?」

凛「この『No.』から、プロデューサーへの想いがどんどん溢れてくる…」

モバP「ん何ぃ!?」

凛「この決闘、私がプロデューサーに勝ったら…“私、プロデューサーの犬”
になりたいな。なれるかな…?」

ちひろ「り、凛…ちゃん?」

モバP「もはや、俺の知る凛じゃない…これじゃ、ただの変態だ……」

アストラル「彼女を救うには、キミが負けなければいい…」

凛「私は、リバイス・ドラゴンのエクシーズ素材を1つ取り除き、攻撃力を500ポイントアップさせる!」

《No.17 リバイス・ドラゴン》攻2000→2500 素材2→1

凛「これで、プロデューサーを追い詰める事が出来る…ターンエンドだよ」

モバP「っく…!」

ちひろ「どうするんですか!?凛ちゃん、『No.』出して来ましたよ!?」

アストラル「どうやら、私達も本気を出すしかないようだ…」

モバP「っえ?」

アストラル「このターンで決めるぞ!!」

モバP「お、おお!俺のターン!ドロー!!」

モバP「こ、このカードって…」チラッ

前回までの決闘状況

モバP&アストラルvs凛 11ターン目

モバP
・LP4000

・手札2枚

・《No.39 希望皇ホープ》攻2500 素材1 
 1枚伏せ


・LP1200

・手札2枚←1枚《エフェクト・ヴェーラー》
 
・《No.17 リバイス・ドラゴン》攻2500←素材1
 《フェニキシアン・クラスター・アマリリス》攻2200
 《霞鳥クラウソラス》星1 守0

土日で凛との闘いは決着着けたい…
再開します

ちひろ「いつも私の支えになってくれてますのでお礼です」ニコッ

モバP(やっぱり、ちひろさんは天使やったんや…)

アストラル「勝利の方程式は整った」

モバP「行くぜ!俺は、ちひろさんから貰ったマジックカード《死者蘇生》を発動!」

凛「死者蘇生!?」

モバP「蘇生するのは《ガンバラナイト》だ!!」

凛「この状況で…《ガンバラナイト》!?」

モバP「断じて意味がなく呼び戻したわけじゃないさ」

凛「…?」

モバP「そして、《ハウリング・ウォリアー》を召喚だ!」

効果モンスター
星3/地属性/戦士族/攻800/700
このカードが召喚・特殊召喚に成功した時、自分フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターのレベルは3になる。

モバP「効果の対象は《ガンバラナイト》!!」

《ガンバラナイト》星4→3

凛「これで、レベル3のモンスターが2体揃った…」

凛「まさか……!?」

モバP「その、まさかだ…!」

モバP「2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…!」

モバP「エクシーズ召喚!!」

モバP「喰らい尽くし、相手を絶望へと誘え!」

モバP「純凛せよ《グレンザウルス》!!」

凛「に、二体目のエクシーズモンスター!?」

モバP「ああ。これでお前の勝利の方程式というのは整ったんだろ?」

アストラル「ああ。」

《グレンザウルス》
エクシーズ・効果モンスター
ランク3/炎属性/恐竜族/攻2000/1900
レベル3モンスター×2
このカードが戦闘によって相手モンスターを破壊し墓地へ送った時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
相手ライフに1000ポイントダメージを与える。

凛「っえ…?」

モバP「バトルフェイズ突入!」

凛「っちょ!待って!!」

モバP「何だ…?」

凛(こんな所で使いたくなかったけど…)

凛「手札から《エフェクト・ヴェーラー》を墓地に送る事で相手のモンスター1体の効果を無効にする」

凛「対象は、《No.39 希望皇ホープ》!!」

モバP「っく…」

凛「これで、プロデューサーの手に《ダブルアップ・チャンス》みたいなカードがあっても
私の愛の結晶の『No.』は倒す事ができないよ」

モバP「っくっくっく…」

凛「何がおかしいのプロデューサー?」

モバP「すまんすまん。まさか、凛が俺の策にまんまとはまってくれるとは思ってなかったもんでな…」

凛(はめられた!?)

モバP「俺の手札には、その《ダブルアップ・チャンス》とやらのカードは無い」

モバP「だが、俺には代わりに伏せていた罠カードがある!!」

《シールドスピア》
通常罠
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力・守備力はエンドフェイズ時まで400ポイントアップする。

凛「そんなカード…いつから!?」

モバP「最初のターンからだよ…」

凛編今回で最後です
再開します

モバP「《シールドスピア》の対象は…」

モバP「ホープだ!!」

《No.39 希望皇ホープ》攻撃力2500→2900

凛「まさか…フェイクだったなんて」

モバP「お前が、ホープを警戒してくれたおかげで俺は《グレンザウルス》の効果を躊躇わず使う事が出来る」

凛「グレン…ザウルスの…って、まさか!?」

モバP「バトルフェイズ突入!」

モバP「俺は、《グレンザウルス》で守備表示の《霞鳥クラウソラス》に攻撃!」

モバP「紅蓮の雄叫び!!」

《グレンザウルス》攻2000vs《霞鳥クラウソラス》守0

モバP「相手モンスターの破壊に成功した時、《グレンザウルス》のエクシーズ素材を墓地に送る事によって」

モバP「相手ライフに1000ポイントのダメージを与える」

凛「そ、そんな…」

《グレンザウルス》素材2→1

凛LP1200→200

ちひろ「あと少し!あと少しで凛ちゃんにとりつかれた『No.』の呪縛を破ることが出来ます!!」

モバP「ええ…分かってます!!」

凛「(もう、私に打つ手はない…)だったら…」

凛「プロデューサーに止めを刺されるなら…私、本望だよ」

モバP「これで、とどめだ!」

モバP(変態の壁から…戻ってこい!!)

凛「かかってきて…私の、プロデューサー……」

モバP「《シールドスピア》によって攻撃力が上がったホープでリバイスドラゴンを攻撃!」

アストラル「ホープ剣スラッシュだ!」

《No.39 希望皇ホープ》2900vs《No.17 リバイス・ドラゴン》攻2500

凛「わたしの…願い、叶えられなかったな……」

凛LP200→0

モバP Winner

ここまでで凛編終了でございます
いかがだったでしょうか

まさか、決闘を練るのにここまで時間がかかるとは…思ってもみませんでした

アイドルのデッキに関してですが、数人のデッキのコンセプトは決まってはいるんですが、
なかなかデッキコンセプトが決まらないアイドル達も多く困ってます

参考にしたいと思いますのでリクエストがありましたらご返事下さい
誰に『No.』を持たせたらいいと思うよとかどんな戦いが見たいでも構いませんので気軽に書きこみ下さい

最後に、アニメ・漫画の『No.』の登場関係等の事もあり更新速度は
間隔を空けて投稿することになるので遅くなると思いますが、気長に待ってもらえると助かります
皆さんの期待に答えられるよう頑張って続きを書きますね

ところで、どの程度のカテゴリーがOKのなの?


三幻神とか三幻魔、極星とか星屑みたいなアニメ世界で1枚しかない設定のカードを採用する予定はある?

>>157
アニメ世界で1枚しか存在しないカードもアイドルに採用させる予定ですが
1枚設定にするかまでは決まってないです
すいません

とりあえず待ってる方もいらっしゃるようなので少しずつ再開したいと思います
決闘パート当分ありませんが…

モバP「…り、り…ん……」

凛(こえが聞こえる…これは、誰のこえだろ……)

凛(いいや…何だかここの方が落ち着く……また、ねむろ)

モバP「凛!!」

凛(…へ?)

モバP「戻って来い!凛!!」

凛(この声、知ってる…間違えるはずがないもの)

凛(私をアイドルにスカウトしてくれた大切な…)

凛「ぷ、プロデューサー…?」

モバP「り、凛!?目覚めたのか!!?」

凛「う、うん」

モバP「よかった…ホントによかった……」(泣)

モバP「とりあえず、どこにも異常は無さそうだな」

凛「…ん?」

モバP「もしかして、覚えてないのか?」

凛「何のこと?」

アストラル「どうやら、私が彼女の『No.』を回収する事によって戦いの記憶は“無かった事”にされたようだ」

モバP「いや…何でもない」

モバP(俺が凛との闘いに勝って、アストラルが『No.』を回収したことにより凛の魂が
奪われることはなかった…だが)

モバP「まだ、後98枚もあんのかよ」

凛「?」

モバP「いや、こっちの話だ…」

とりあえず凛には帰宅させることにした

アストラル「彼女との闘いを通して、彼女の感情の表わし方からキミとの関係が良好な者達が『No.』にとりつかれやすいとみた」

モバP「それが本当なら、ウチの事務所にはそれがうじゃうじゃいるんだよ…」

アストラル「なに、それは本当か!?」

モバP「ああ。…困ったな」

かな子「何が、困ったんですか?」

モバP「何がって…か、かな子!?」

かな子「そ、そんなにビックリしなくてもいいじゃないですか!!」プンプン

モバP「いやいや、スマンスマン。考え事をしててな」

かな子「お仕事の事ですか?何かぶつぶつしゃべっていましたが…」

モバP「…そうだ、そうそう!仕事の事だよ!!」

かな子「何かあやしい気がします…」

モバP「気のせいだ!気のせい!!」

とりあえず疲れました
今日はここまでにします
またの機会に会いましょう

金土日で再開します
当分、決闘パートありません

かな子「それよりも、仕事の合い間にケーキを作ってみたんですがどうですか?」

モバP「ケーキか…いただくよ。疲れたしな」

かな子「準備してきますね」

アストラル「ケーキとは何だ?」

モバP「お前、ケーキも分かんないのかよ…甘い食べ物だよ」

アストラル「甘い…のか」

モバP「めちゃくちゃ甘い、なにお前も食べたいの?」

アストラル「食べてみたいが、どうやら私には食事は必要はないらしい」

モバP「そりゃ、ま、霊体のお前じゃ食事は出来ないわな」

アストラル「それより、カードを回収している間に見かけなくなったんだがキミがデッキを貰った彼女はどうした?」

モバP「ちひろさん…なら」

同時刻 晶葉研究室
ちひろ「はぁはぁ…」

晶葉「これが、『No.』の力か…ふむ興味深いな」

ちひろLP100

晶葉LP3000

ちひろ「そんな…何で晶葉ちゃん…まで、『No.』にとりつかれてた…なんて……」

晶葉「それは、違うぞちひろよ。私は純粋に『No.』の魅力に感化されたのだ」

亜子「」

晶葉「ここで寝ている亜子から回収する事によってな」

ちひろ「…っく……」

晶葉「君には消えてもらおう。私の計画の邪魔になるだけだからな」

晶葉「《No.34 電算機獣テラ・バイト》で攻撃を行う!」

晶葉「さらばだ…ちひろ……」

かな子にマドルチェ使わせたいんだけど
マドルチェ使った事ないから回し方わかんなーい
とりあえず会話パート再開しますぅ

モバP「うん。かな子の作ったケーキは絶品だな!」

かな子「ありがとうございます」

アストラル(ケーキ…一体、どんな食べ物なんだ?)

かな子「お仕事から戻ってきた人達の分も冷蔵庫に用意しときますね」

モバP「流石。『俺の』かな子。気が効くな」

かな子「ぷ、プロデューサー!!?今、俺の…ってッ……!?」

モバP「何のことだ…?」

かな子(気のせい…だったのかな?)

茜「たっだいまー戻りましたー!!」

モバP「茜か。どうした?」

茜「いや、オフだったので夕日に向かって走っていたのですが…」

モバP「また…お前は懲りずに」

茜「こんな物を拾いまして」

ンン日野茜がぁー!再度、再開する事をぉー宣誓しまぁーす!!!

モバP「そ、それは!!?」

アストラル「カードのようだな。だが彼女の持つカードは『No.』ではない。安心しろ」

モバP「良かった。『No.』じゃないのか」

かな子「『No.』って…?それがどうしたんですか??」

モバP「いや、こっちの話だ」

かな子「…?」

かな子「茜さんが持ってるカード…“遊戯王カード”ですよね」

モバP「だな。それがどうしたんだ?」

かな子「いや、懐かしいなって思いまして…」

モバP「そうか?」

かな子「中学の頃、同じクラスの子がやってる所を何度か見てたのを思い出しました」

茜「かな子さん決闘者だったんですか!!?」

かな子「ううん…違うよ。見てただけだから」

茜「っう…がっくり」

モバP「そういうお前は、その反応から察するに決闘者と見たが」

茜「勿論ですとも!熱くなれる競技と言ったら何といっても決闘でしょ!!」

かな子(熱くなれる競技って決闘以外にもあるんじゃないかな…それ)

モバP(決闘がいつ競技化されたかっていうツッコみはあえて無しにしておこう)

茜「周辺を探してみましたが、このカードの持ち主は見つかりませんでした」

モバP「そりゃそうだろ」

かな子(茜さん、周辺を一人一人探し回ったんだろうな)

茜「持ち主が見つからない以上、このカードに負担をかけるわけにはいきません!」

モバP(カードに負担がかかるって何だ)

かな子(さぁ?)

茜「私がこのカードの次の所有者になります!」

茜「何だか知りませんけど妙に私のデッキにしっくり来ますんで」

アストラル(拾ったカードなのに馴染みがあるような感覚…これは一体)

モバP「まぁいいんじゃないか?拾ったんだから茜の好きにすれば」

茜「おお!プロデューサーは分かってくれましたか!!」

モバP「分かるも何も俺に言う前からデッキに入れてた癖に良く言うよ!!」

茜「てへっ☆」

モバP「お前そんなキャラじゃないだろ!!?」

かな子「あっ、そうだ!茜さん、ケーキ作ったんですけど食べませんか?」

茜「えっケーキ!?こうみえて汗を掻いた後に食べる甘いものは好物なんですよ!是非!!」

モバP「だそうだ。皆の分作ってて良かったな」

かな子「はい」

かな子「ええと…皆さんに作ったケーキはっと……っへ?」

かな子「っええぇ!!?」

モバP「ど、どうした!?」

茜「どうかされたのですか?」

かな子「こ、これを…み、見て、く、下さい!!!」

モバP「んなぁ!!?」

アストラル(茜の拾ったカードの件といい、この件もどうやら只事ではなくなって来たようだ)

俺は冷蔵庫の中に入れていたかな子の手造りケーキを茜と一緒に確認したのだが、
かな子の指さす方にケーキの後は無く、ケーキの置いてあった皿にデッキが置かれていたのを只二人で驚きを隠せず疑視し続けるしかなかった

書き溜め分消化してしまった
さて、続きを考えなければ…

まゆとユベル
これほど分かり易く相性がよさそうな組み合わせがあるだろうか

お待たせ!一ヵ月ぶりの投稿となります
少ししかストック溜まりませんでした。少しずつ投下していこうかな~

>>198
自分もまゆを出すとしたらユベルデッキと考えてます
ホントにこの二人は雰囲気が似てる部分が多い気がしますよね!

モバP「とりあえず整理しよう」

茜「ですね」

モバP「かな子は皆の為にケーキを作って冷蔵庫に入れた…違うか?」

かな子「違いません。現にプロデューサーさんにケーキをお出ししたじゃないですか」

モバP「だったな…って事は、俺のケーキを出し終わった後にはケーキがカードに変わってたって事になるな」

かな子「ケーキがカードに…?いくらなんでもそんな事あるわけ…」

モバP「俺も無いと思うよ?でも…なぁ~……」

アストラル「無いとは言い切れないだろう」

モバP「やっぱり…はぁ」

かな子「…?」

長らくお待たせしました
今回から酉の付け方を調べて名前欄に書いてみました
本編では少し話を展開していこうと思います
それではどうぞ

アストラル「何故私を見つめるのだ」

モバP「(こいつのような存在もいる事だしな…何とも言えんくなったのは事実なんだよな……)」

モバP「非現実的な話だが、かな子が俺にケーキを出した後に冷蔵庫を開けた奴はいないんだ。(多分…)」

アストラル「自身が無いのか…」

モバP「なんせ今、事務所にいるのは俺とかな子、後から帰ってきた茜しかいないんだからな。受け入れるしかないだろ…」

かな子「う、う~ん…なんか、納得いきませんけど…」

茜「何事も臆する事なく受け入れる事も大事かと…全力!トラーイ!!」

モバP「お前は元気がいいな…」

モバP「それで、そのカードは何枚だったんだ?」

かな子「ええっと…40枚位かと」

モバP「見事にデッキが出来上がってるな…(お前は何か感じるか?)」

アストラル「いや分からない。だが、この件は少なくとも『No.』とは関係はなさそうだ」

茜「そのデッキ、見せてもらってもいいでしょうか!」

かな子「あ、うん…いいよ」

茜「ありがとうございます!おおっこれは!!」

モバP「どうした?」

茜「これは、かな子さんのイメージにぴったりなデッキですね!」

アストラル「彼女のイメージにぴったり…という事は、あれは彼女の趣味だったのか……」

モバP「(お前も出されたケーキ見たろ?かな子はお菓子作りが趣味なんだ)」

アストラル「お菓子作りが趣味な彼女に合うデッキと言ったら…」

茜「プロデューサー!見て下さい!”マドルチェ”ですよ!”マドルチェ”!!」

アストラル「やはりか…」

アストラル「私の推測通り、彼女の前に現れたカード達は“マドルチェ”だったか…」

モバP「最近のカードは知らんが、絵柄を見た限りかな子の雰囲気にあってるような気がするな」

かな子「か、かわいいぃ~」

茜「でしょ?かな子ちゃんのイメージにぴったりでしょ!!?」

モバP「何で、お前がそんなに自信満々なんだ…」

アストラル「(彼女が目を離したすきに、冷蔵庫に入れていたケーキから彼女のイメージ通りのデッキに変わっていた)」

アストラル「(これは…マドルチェ達、精霊のいたずらなのか?)」

?????????「いたずら…?いたずらかは私も存じ上げませんが、これはお菓子の国からのかな子さんへのお礼が通じたのだと私は思っております」

茜「うぉう!!?」

モバP「ふぁ!?」

かな子「えっな、何……」

メッセンジェラート「おっと、説明が遅れました。私はお菓子の国で自転車便をしております…メッセンジェラートと申します。以後お見知りおきを」

茜「か、カードの精霊!!?」

かな子「ち、ちっちゃくって…か、カワイイ……!」

モバP「カードの精霊…本当にいたのか……」

アストラル「…」

いつのまにか酉が消えていた…何を言ってるのか分からんと思うがっ!
今回はここまでとなります
マドルチェの精霊が出て来ましたね。
かな子達の前に現れた経緯とは?メッセンジェラート達のかな子に対するお礼とは?
次回に続く

お待たせしました
なんだか書いてる内にどんどん違う方に進んで行ってる気がする…

かな子「ええと…メッセンジェラートさん…は、何で私へのお礼をしてくれたのかな…?」

メッセンジェラート「私も何故、かな子さんの元にカードと私自身が現れたのか詳しい事は本当の所は存じ上げないのです…」

モバP「それは困ったな」

アストラル「精霊である彼自身が知らないとなるとますます謎は深まるばかりだ」

メッセンジェラート「ですが…推測は出来ます」

かな子「推測?」

メッセンジェラート「はい。私達のお菓子の国“マドルチェ”では、貴女のように自分の手で考え作り、それを食べてもらうことでその時の人間の方の感情を
エネルギーとして暮らしが支えられております」

茜「支え…ですか?」

メッセンジェラート「そうです。マドルチェを束ねられているクイーンである『ティアラミス』お嬢様が考えられたシステムです」

モバP「お嬢様が考えたシステムを採用するってのは凄いな…こっちの世界じゃ考えられん」

モバP「いや…巴なら考えた事をすぐに実行に移せそうだが……」

かな子「って事は、私がお菓子を作って食べたり、話題のお店で愛梨ちゃん達と一緒に行って食べたデザートも、すべての私の美味しいって気持ちが
あなた達の元へ行ってたってことなの!?」

メッセンジェラート「ええ。そういうことになりますね」

かな子「は、はずかしぃ~///」

茜「どうしました…かな子さん?」

かな子「だって、お菓子の国の人達って私の感情を糧として生活してるんだよね…だったら」

かな子「私…変なこと考えてなかったかなぁ…?」

モバP「何だ…そこか」

メッセンジェラート「心配なさらずとも貴女は、ティアラミス王女も驚く程『お菓子を愛する気持ち』を持ってらっしゃいました」

かな子「ふぇ!?」

メッセンジェラート「貴女は人間界での一般的な女性がお菓子を食べる量を遥かに超えた摂取を行いながらも」

モバP「(薄々分かってはいたが…一般女性よりも食べる量は超えてたか……)」

メッセンジェラート「次から次にお菓子を作り、お友達やこの事務所の方々に美味しさを分け与えることを考えていた…」

メッセンジェラート「これ程、お菓子を愛する女性は今まで居ませんでした」

かな子「///」

メッセンジェラート「このデッキは多分、ティアラミス王女からかな子さんへのお礼の品だと思います…」

メッセンジェラート「これは、今の状況で私が導き出した答えです。受け取って下さい」

かな子「ええと…」

モバP「いいんじゃないか?受け取ってやれ」

かな子「は、はい!!」

今日はここまでです
決して『No.』回収の設定忘れてるわけじゃないですからね!

やっ…やっと、続きをかけたー!
続きをどうするか非常に考えて悩みぬいて出しました
この物語の続きという名のファンサービスを俺から受け取れー!

??「何か面白そうな話してるじゃない…私も、混ぜなさいよ?」

モバP「えっ…誰だ?」

かな子がメッセンジェラートからデッキを受け取ろうとした時だった…

メッセンジェラートの渡そうとしていたデッキを…突如、そこに現れた少女が奪いとった

かな子「な、何をする…のかな?麗奈…ちゃん」

麗奈「ふふ~ん…これが、精霊世界のカードって奴なの?対してこの世界のカードと変わらないわね」

何故だか知らないけど名前欄が変わった気が…
名前欄が変わってますけど>>1ですからねー

モバP「おいっ!麗奈!それは、かな子がメッセンジェラートからもらった大切なデッキなんだぞっ!」

モバP「それはお前がいたずらで取っていいレベルの物じゃない…どうして、そんなことをするんだ!?」

麗奈「何って決まってるじゃない!レイナサマが帰ってみれば、カードの精霊とやらが実体して一族から託されたデッキをかな子なんかに渡そうとしてんのよ?このレイナサマじゃなく…!!」

モバP「それは…お前の日頃の行いが悪いから……」

メッセンジェラート「麗奈さまは日頃の行いに関係なく、かな子さんのように数多のスイーツを愛しながら食べて下さってはいないので」

モバP「みちるや法子達のように、パンやドーナツだけを愛し…それだけを味わって食べる奴はそうそういないからな…」

麗奈「だー!煩いわね!!こんな面白そうな話になってるのに、レイナサマ抜きで話をしてるのが…気に食わないのよ!」

麗奈「ふふっ思いついたわ。メッセンジェラートと言ったかしら…?」

メッセンジェラート「ええ…」

麗奈「このデッキをかけてデュエルしても構わない?」

メッセンジェラート「そ、それはっ」

麗奈「困りますっての…?あなたの立場的に確かに困ることね…」

麗奈「なら…こうするまでよ!」

麗奈はバズーカを取り出しメッセンジェラート向けて砲弾を発射するのであった

続きは明日?

今日で8月中最後の平日か…

あらすじ
カードの精霊メッセンジェラートから受け取ろうとしたデッキは
突如乱入した麗奈によって奪われてしまった
奪い返してほしければデュエルで勝負しろという彼女は
メッセンジェラートへ向けて取り出したバズーカで砲弾を発射したのだった

モバP「あっ、あれは…いつぞやの“スペシャルバズーカ”!!」

麗奈「喰らいなさい!!」

メッセンジェラート「っく…!」

メッセンジェラートを向けて発射された砲弾は見事に彼に的中した

茜「ごほっごほっ…ごほっ…プロデューサーさんは、大丈夫ですかー?」

モバP「近くにいるんだからそんな大声でしゃべらんでも分かる…それよりも……」

モバP「(煙幕か…麗奈の奴、姑息な手を……)」

アストラル「視界が少しずつだが良くなってきたようだ」

かな子「そ、そんな…」

アストラル「どういう…ことだ…」

かな子「メッセンジェラートさん……」

麗奈「確かに、“あなたの立場的に困ること”ね…でも知らない。だって、これはレイナサマの取り決めたルールに従ってもらうのだから…」

視界が晴れた俺が目にしたものは、そこに居たはずのマドルチェのメッセンジェラートが消えていた光景だった

モバP「メッセンジェラートをどこにやった!!?」(怒)

麗奈「さぁね?知りたかったら、レイナサマの言う通りにしなさい」

モバP「おっ、おい!明らかに、麗奈の様子がおかしいぞっ…ハッ、これってまさか!!」

アストラル「…間違いない。彼女も…また……」

アストラル「心に闇を抱え『No.』に取り憑かれてしまったのだろう」

モバP「そっそんな、まさかっ!!」

麗奈「何をごちゃごちゃと話してんのよ?もしかして、このレイナサマに恐れをなして降参しようっての」

モバP「そ、そんなわけじゃ…」

アストラル「こちらに分が悪いな…連戦はまずい」

モバP「なっ…なんで……」

アストラル「考えてもみろ。君は渋谷凛…彼女との戦いで、ダメージを追わなかったとはいえ…『No.』に取り憑かれた少女の増大化した心の闇と向き合ったはずだ」

アストラル「彼女もまた、渋谷凛と同じなら…君や、かな子に向ける感情を表に出し攻めて来る…そんな状態で、前回のように私達の“ホープ”で防ぎきることができるかどうか」

モバP「そしたら…誰が、戦って麗奈を正気に戻すんだよ!!?」

茜「何かよく分かりませんが…麗奈さんを正気に戻せばいいんですよね?」

モバP「あっ茜…お前なら……いや、無茶だ!今の麗奈の様子を見たろ?」

茜「確かに今の麗奈さんは普段とは違い正直何をしてくるのか分かりません。ですが、臆していても正気はありません!」

茜「今ここで戦えるのは…どうやら、私しか居ないようですけど郵便配達さんや、事務所の仲間の為にも全力で麗奈さんを正気に取り戻して見せます!見ててください!!」

モバP「茜…」

アストラル「ここは彼女に甘えよう…」

モバP「任せた」

麗奈「まさか、茜がこのレイナサマに挑んでくるとは想定外だったけど…いいわ!受けて立ってあげる!!」

麗奈「私を話に混ぜてくれず、お礼もされなかった恨み…晴らしてやるわ!!」

茜vs麗奈 「デュエル!!」

ここまで
デュエル部分の方は時間がかかるかと…
麗奈の使う『No.』は決まりましたが、肝心の麗奈のデッキイメージが決まっていないので続きがいつになるか……

麗奈のイメージ的に暗黒界かギアギアかと思ったんですけど、なかなかこれだっ!って思うような
デッキが出てきません
よろしければ>>250位まで麗奈のイメージに合うデッキありましたらレスを頂けませんか?
上の二つだけじゃなくても構いませんので意見をお待ちしております

麗奈に使わせる『No.』はギミック・ボックスで考えてます

クレイジー・ボックスでした。
ちょっと?にファンサービスされてきます…

とりあえずwiki見て効果とかもちゃんと把握しといたほうがいいかと

麗奈「先行は茜…あんたにあげるわ!」

茜「先行を頂けるんですか!?デュエルは先行を取ったら勝ちとまで言われてるのに!!?」

麗奈「い、いいのよ…レイナサマには丁度イイハンデだわ」

茜「お言葉に甘えて…ドロォーーー!!!」

かな子「こ、声が…」ギンギン

モバP「誰がドロー位で大声を出せって言った!!?」

茜「デュエルとは魂と魂のぶつかり合い!非常に熱い決闘なんです!今から戦うのに全力で戦う意思を見せないなんて対戦相手に失礼ではないですか!!」

モバP「お、おう…」

かな子「せ、正論…かも?」

麗奈「あんた達の痴話げんかはいいから…さっさとあんたのターン始めなさいよ」

そろそろ再開しようかなーと思い、意見を参考にデッキを作成し始めました
麗奈のイメージに合うデッキが見つかりましたが、『No.85』は出せそうに無いため出すかは検討中です
茜のデッキはイメージ道理【熱血指導】でいこうと考えてましたが、種類が少なすぎるし、
マストレさん達のイメージの方が合う気がしてきました…
一応、聞きますが…茜のイメージにピッタリなのはどのデッキだと思います?

BKですか…一応、ZEXALキャラのデッキを元にモバマスキャラに使わせようかと考えていた所だったので
参考にしたいとは思います。
ですが、バリアン7皇のようなキャラをモバマスキャラの中から後々出す事になった時のデッキを考えると厳しいかもしれません

やっと麗奈や茜のデッキを考え終え、デュエルパートを書き始めました
まだ結末を書き終えてませんが毎週土日に少しづつ出来た分を投下していきたいと思います

デッキにつきましては、沢山の意見いただきありがとうございました。
麗奈や茜らしいデッキに仕上がったと思います。

茜「私は、《熱血獣王ベアーマン》を召喚します!」

効果モンスター
星8/炎属性/獣戦士族/攻2600/守2700
このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1300になる。 また、
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 自分フィールド上の全ての獣戦士族・レベル4モンスターのレベルをエンドフェイズ時まで8にする。
このカードをエクシーズ召喚の素材とする場合、戦士族・炎属性のモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。

モバP「レベル8のモンスターをリリース無しで召喚だと…?」

かな子「え…この星がいっぱい書かれたモンスターは、茜ちゃんみたいに普通に召喚できないんですか?」

茜「かな子さんは初心者でしたね。分かりやすく説明すると、本来は上級モンスターを召喚するには生贄が1~2体必要になってくるんです」

アストラル「…彼女の説明に補足すると、生贄の事を今ではリリースと呼ぶらしい」

モバP「それ位、分かっとるわッ!!」

アストラル「キミにどこまでデュエルの知識があるのか確かめただけだ…それよりも」

かな子「…?」

茜「どうかされました!?プロデューサー!!」

モバP「あっ…いや、気にすんな!(あいつらにお前の姿見えてなかったんだっけ…)」

アストラル「しっかりしてくれ。キミは彼女達のプロデューサーであり、私の記憶を取り戻す為に、『心の闇』を抱え『No.』に取り憑かれた彼女達を救うと決めたんだろう」

モバP「(ああ…分かってる!その為にも、俺は今は茜に頼るしかないんだ…今の俺には、これからあるであろう…あいつらとの戦いを乗り越えて行く為の知識が無さすぎる)」

アストラル「分かっているなら話が早い。いつもとは違う観点から見ると違った景色が見えるはずだ…この決闘を見て、感じろ!」

モバP「(おう!!)」

モバP「茜…説明を続けてくれ!」

茜「りょーかいです!リリースが必要な上級モンスターでも、ごく稀にリリース無しで召喚できるモンスターも存在します」

モバP「邪神機やら光神機、BFならシロッコの事だな」

茜「はい。他にも多く存在していますが、レベルの高いモンスターをリリース無しで召喚出来るという事は、逆にデメリットも発生するということです」

かな子「デメリット?」

茜「もともとの攻撃力よりもステータスが下がってしまったり、召喚条件が厳しかったりすることです」

かな子「そんなデメリットが発生するなら…いっそ、採用しない方がいいんじゃないんですか?」

茜「デメリットをメリットに換える戦術は色々あるんですよ?」

かな子「えっ」

茜「デュエルモンスターズは奥が深いですからね…カードを1枚伏せて、ターンエンドです!」

麗奈「フフッ…さっきの威勢はどこに言ったのかしら?レベル8のモンスターを攻守下げて通常召喚してまでレイナサマの壁にしようなんて正気の沙汰じゃないわね」

アストラル「彼女はまさか相手の戦術を伺っているのか?」

モバP「(いや…まさか……?)」

???「レイナサマったら、相手のこと…警戒しすぎ、じゃなーい?」

麗奈「あーアンタは引っ込んでなさいよっ!私の計画が狂うじゃない!ドロー!!」

ひとまずここまで

かな子「今…」

モバP「何か聞こえたな…」

麗奈「レイナサマには聞こえなかったわ。私は、モンスターをセット…カードを2枚伏せてターン終了よ」

モバP「(今、声が確かにしたよな…?)」

アストラル「恐らく、彼女は何かを隠している…」

茜「私のターンですね!ドローします!」

茜「私は、《不屈闘志レイレイ》を召喚します!」

効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。 次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更出来ない。

モバP「これまた懐かしいカードを」

茜「更に、手札から《炎舞‐「天キ」》を発動です!」

永続魔法
このカードの発動時に、 デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。 また、このカードがフィールド上に存在する限り、 自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。 「炎舞-「テンキ」」は1ターンに1枚しか発動できない。

茜「このカードの効果で手札に加えるのは、《孤炎星-ロシシン》です!」

チューナー( 効果モンスター) 星4/炎属性/獣戦士族/攻1100/守1400
このカードをシンクロ素材とする場合、炎属性モンスターのシンクロ召喚にしか使用 できない。 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「孤炎星-ロシシン」以外の「炎星」と名のついたレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。

アストラル「チューナーを手札に加えた…という事は……」

モバP「シンクロ召喚か!!?」

茜「いや…まだ、下準備が整っていないのでシンクロ召喚は出来ません!」

麗奈「そうよ。アンタは通常召喚をしたんだから、もうチューナーを呼ぶことも出来ない…こんな状態のアンタにシンクロ召喚なんて無理だわ」

茜「ですが、対となるエクシーズ召喚なら可能です!」

麗奈「茜…アンタって、ホントにバカね……フィールドをよく見てみなさいよ?」

かな子「ええと…星がレベルを表してるんでしたよね…?星が四つと八つのモンスターが一体ずつフィールド?にいます」

麗奈「そうよ。エクシーズ召喚はレベルが同じモンスター同士を合わせて素材として重ねる事で初めて成り立つ特殊召喚なの…」

麗奈「なのに、アンタの場にはレベルが4と8とで分かれてるじゃないっ!」

モバP「そうだな…言われてみれば」

次回…明日!の予定……
獣戦士で固めた炎星と小悪魔精霊デッキで進めようと考えてるが
まだどういう展開にするか決めてないし炎星なんて使った事ないからヤバい!
3連休のウチに出来るだけ進めたい…が、どこまで出来るか……
あ、前回みたいに使ってほしいカードあったら募集するんでレス下さい

麗奈「モンスターを揃えてもレベルが合わないんじゃエクシーズモンスターを呼ぶ事は出来ないのよっ!」

かな子「(レベルを合わせなくちゃ…そのエクシーズ召喚って言うのは出来ないんだ)」

麗奈「そんな事も分からなかったとはね…レイナサマ直々に教えてあげたんだから覚えときなさい!分かった!!?」

茜「ふふっ」

麗奈「な、何よ…?」


茜「それはどうでしょうか?」

茜「私は、ベアーマンの効果を発動です!!」

麗奈「えっ!?」

《不屈闘志レイレイ》星4→8

かな子「レベルが上がった…?」

アストラル「そうか…!彼女の狙いはこの為だったのか!!」

茜「ベアーマンには一ターンに一度、自分の場に存在する獣戦士族レベル4のモンスターのレベルを2倍にする効果があるんです!」

麗奈「何ですって!?」

茜「これでレベル8のモンスターが二体出揃いました。行きます!」

麗奈「っく…させないわ!」

麗奈「罠カードオープン!《デビリアン・ソング》をチェーン発動!」

永続罠
このカードがフィールド上に存在する限り、相手フィールド上の全てのモンスターの レベルは1つ下がる。

茜「そっそれはっ!!?」

かな子「一体…何が起こったんですか……?」

モバP「茜の場のモンスターが全てレベルが下がったんだ」

いつも通りの短さですが今日の所は終わりです

アストラル「これで彼女は別の手を考えなくてはならなくなった…」

茜「っ……」

麗奈「危なかったわ…アンタがあんなやり方でレベルを揃えるなんて思わなかった。少しアンタを見くびっていたわ…でも、このレイナさま相手には通じなかったようね!!」

麗奈「(油断も隙もないわね…初めに、相手の手段を妨害するカードが引けてたから良かったものの……)」

????「あらら?あのレイナサマが圧されてるなんてっ!!」

麗奈「(圧されてなんかないわよっ!只、相手の出方を見すぎて油断し過ぎただけのこと…アンタ達は私の心配ばかりしないで私に力を貸しなさい!!)」

????「いっつもレイナサマは強気なんだから~ま、いいわー!力になってあげる!」

茜「ぷ、プロデューサー…こ、これは…不味い状況ですよっ!!」

モバP「んな事言われんでも分かっとるわっ!お前の作戦が麗奈に読まれた以上…次の一手に切り替えるべきだろうが!!」

茜「そう…ですねっ!まだ残りの手札に何か手があるはずです…」

アストラル「彼女の手札は4枚…そして、場にはレベル7となったモンスター2体と永続魔法《炎舞‐「天キ」》と伏せカードの2枚」

モバP「茜のエクストラにレベル7のエクシーズが居れば…」

茜「(《No.11 ビッグ・アイ》は私のエクストラに入っていない…同様に、《幻獣機ドラゴ・サック》も居ない…こんな状況で、私に何か次の一手を打てるんでしょうか……)」

茜「んっ…あっ!(麗奈さんの場には裏側守備のモンスターが一体に伏せカードが1枚…)」

茜「何を臆しているんだ…私!まだデュエルは始まったばかりじゃないかっ!」

モバP「どうしたんだ…茜の奴は……」

アストラル「彼女は、恐らくデュエル開始時の時点でエクシーズ召喚する事だけを考え、ターンを進めていたんだろう…それで、今、周りを見渡し何をするべきか再確認したのだろう」

茜「今は、相手がどんな手を使ってくるか分かりません…しかし!怯えず、立ち向かう!それが私のモットー…」

茜「それを貫かなくてはプロデューサーに任された自分がバカみたいです!!」

モバP「茜…」

アストラル「どうやら彼女は熱くなりすぎると周りが見えづらくなる特性を持っているようだな…だが……」

アストラル「(今の彼女は少しづつ周りを見渡し、自分の特性を活かそうとし始めた…)今の彼女なら心配はいるまい…」

茜「私は、バトルフェイズに突入します。《炎舞‐「天キ」》の効果で攻撃力が100上がった《熱血獣王ベアーマン》でセットモンスターを攻撃です!」

《熱血獣王ベアーマン》攻撃力1400vs《オジャマ・ブルー》守備力1000

茜「よしっ!」

ここまでです

時間が取れる時に書き溜めるようにしてるんですが、最近時間が取れない為
書き溜める時間が無く1レス5行の5レス位しか投下できません

こんな調子で300レス目まで来ましたが以降もこのスタイルでやっていく為
投下速度は遅くなりますが気長に待ってくれると助かります

乙。

茜がナチュラルにNo.11ビッグアイがないって言ってるの違和感あるな。No.集める設定なのに

>>302
しまった!
すんません。今の環境のデッキを参考にデッキを作ってたもので例に出すカードをガチカードにしようと考えてたら
設定も忘れてこの有り様ですよ…これからは気を付けるんで、茜が発してる《ビッグアイ》の部分を忘れて下さい

モバP「『オジャマ』…だと?」

茜「守備モンスターの破壊に成功…続いて、《不屈闘志レイレイ》で」

麗奈「この瞬間…墓地へ送られた《オジャマ・ブルー》の効果が発動するわ」

効果モンスター 星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分のデッキから「おジャマ」と名のついたカード2枚を手札に加える事ができる。

麗奈「デッキから《オジャマ・イエロー》と《オジャマ・レッド》を手札に加えるわ」

アストラル「彼女のデッキは【オジャマ】デッキか」

モバP「(このデッキ…どこかで見た気がするんだが…なぜだか、思い出せん)」

????「要望通り来てあげたわよ~んで、今戦ってる相手がレイナサマが倒すべき相手なのかしら?」

麗奈「そうよ。私に向かって挑んで来た熱血バカよ」

モバP「また一人で喋ってやがる…麗奈の奴、一体どうしたってんだ?」

かな子「!?」

モバP「どうした…かな子?」

かな子「あそこにいるのってもしかして…メッセンジェラートさんのような精霊さんなんじゃないでしょうか?」

モバP「かな子…お前には見えるのか!?」

かな子「いえ…見えませんけど、麗奈さんの喋り方からしてメッセンジェラートさんのような精霊さんが近くにいるのかな、と……」

モバP「(アストラル…?)」

アストラル「彼女の言っている事は恐らく当たっている。それなら、彼女の今までの不可解な言動にも納得がいく」

モバP「って事は…つまり、お前…精霊が見えるのか……麗奈!!」

麗奈「バレちゃったってんなら仕方ないわね。そうよ。見えるわ!実体化したメッセンジェラートとは違って、実体化してない精霊を見る事が私には出来るのよ!」

????「そういうことよ~レイナ様ってとってもスゴいんだから~」

麗奈「もっとも…私の見れる精霊は、《おジャマ》に限られてるみたいだけど…」

麗奈「イエロー…アンタは黙ってなさいよっ!!」イラッ

イエロー「叱ってくれるレイナ様もす、て、き!」チュッ

麗奈「///な、何すんのよー!」

モバP「麗奈に《おジャマ》の精霊の力が宿ったってのか…」

アストラル「(これも『No.』の影響なのか…?)」

かな子「麗奈ちゃん…ファーストキスだったのかな……(心配)」

今日の所はここまで

麗奈「もーあったまきた…さっさと終わらせて!アンタにお仕置きしなきゃね」

イエロー「可愛がってネ~」

茜「ええっと…私には、精霊が見えていないので分かりませんが…精霊さんとのじゃれ合いは終わりました?」

麗奈「じゃれ合ってないわよっ!!」

茜「では、再開してもよろしいですかっ!!?」

麗奈「いいわ。続けなさい」

茜「《不屈闘志レイレイ》で攻撃します!」

《不屈闘志レイレイ》攻撃力2300→LP1700

茜「通った…」

麗奈「これ位…どうってことないわっ……」

茜「この瞬間…レイレイは自身の効果で次の自分のエンドフェイズまで守備表示になります。ターンエンドです!」

麗奈「私のターン…ドロー!…そうね…茜、あんたに面白いもの見せてあげるわ」

茜「面白い…もの?」

麗奈「私は、フィールド魔法《おジャマ・カントリー》を発動」

フィールド魔法
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名の付いたカード1枚を墓地へ送る事で、自分の墓地に存在する「おジャマ」と名の付いたモンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールド上に「おジャマ」と名の付いたモンスターが表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。

茜「こ、これはっ!!?」

麗奈「どう…?これであなたにも、いやプロデューサーやかな子にも精霊の存在がはっきり見えるようになったハズよ」

イエロー「はぁ~い?アナタ達にもアタシ見えるようになったかしら~」

モバP「これはっ!!」

アストラル「どうやら…彼女は、本当に精霊と会話をしていたようだな……」

今日はここまで

イエロー「あらぁ~?見た所、アナタも実体が無いようねぇ~アナタも精霊なのかしらぁ~」

アストラル「何!!?私が見えているのかっ!!」

麗奈「どういうこと?」ギロッ

モバP「えっ…えっと、何のことやら……」

かな子「ほぇ!?」

麗奈「隠したって無駄よ。私には見えてなくてもイエローには見えてるんだから」

モバP「これはっ…(《オジャマ・カントリー》の影響でアストラルの存在がバレるとは思ってもみなかった……かなり不味い状況だな…)」

イエロー「精霊にしては見ない顔ネェ~」

アストラル「私はアストラル。実は、わけあって記憶を失っていて自分が精霊であるかどうか分からないのだ…」

イエロー「それは大変ネェ~」

モバP「(どうやって言い訳する…?)」

麗奈「アンタから見える精霊はなんて言ってんのよ?」

イエロー「どうやら記憶を失ってるみたいヨ」

麗奈「記憶ねぇ……。アンタの見ない顔っていうの大抵当てにならないのよね」

麗奈「(でも、これは言い情報を得る事が出来たわ)」

かな子「プロデューサーさんにも、精霊さんが憑いてるんですか?」

モバP「ああ…。だが、俺がコイツと出会ったのもつい数時間前のことなんだ!」

モバP「…それに、コイツは記憶喪失らしく、俺も何が何やら分かってない状況でコイツの記憶を取り戻す為に手伝う羽目にはった事をお前たちに伝えて心配かけるわけにはいかないだろ?」

かな子「そうですね…って事は、さっき一人で喋ってたのは精霊さんとお話してたからなんですね。納得です」

茜「むぅ~…。かな子さんや麗奈さん、そしてプロデューサーにだけ、カードの精霊と繋がっているというのには何か理由があるんでしょうか?」

久しぶりに書いたけど、全く進まねーなーおい……
年末までに麗奈戦終わるかな?
使うカードを詮索するのに時間がかかるのなんの…

No 64 古狸三太夫
理由・獣縛りだから

>>329~335まで意見出していただき感謝です
アイディアを出してもらったものの中にいくつか採用する予定だったものが入っていてびっくりしてます。
この中から出来る限り彼女達に使わせたいと思いますので先の展開を予想しながらお待ちください


モバP「知らん。そんな事は俺の管轄外だ。それに、コイツも分からんらしいしな」

アストラル「理由か…確かに、私とキミがこうして繋がっているのには疑問を感じていた」

アストラル「凛と言う少女にも、今戦ってくれている彼女にも精霊が見えていない事を考えると…もしかしたら、私達は彼女達とは違う何かを持っている事でお互いを繋げているのかもしれないな」

モバP「(それが…このカードである可能性も否定できないのか……)」

《No.39 希望皇ホープ》

麗奈「(あのカード…はっきりとは見えないけど、何かあるわね……)」

イエロー「レイナ様にはそうみえるノ?」

麗奈「(アンタには分からなくても、このレイナサマには何となく分かるのよ…少なくともプロデューサーはまだ私たちに隠してる事があるって事が…ね)」

麗奈「…再開するわよ!私は…さっき発動したフィールド魔法《おジャマ・カントリー》の効果を発動するわ」

麗奈「このフィールドは、手札の『おジャマ』と名の付くモンスター1体を墓地に送り、墓地から『おジャマ』と名の付くモンスター1体を特殊召喚する事が出来る効果を持っているの」

モバP「っていう事は、つまり…」

アストラル「墓地にいるのは、《おジャマ・ブルー》一体…それを復活させるという事か?」

イエロー「ノンノンノン。違うわねーアナタは、大きな勘違いをしているワ」

アストラル「何!?」

イエロー「墓地のモンスターというのは、この効果で墓地に送ったモンスターも対象なのヨ」

アストラル「そうか!」

麗奈「つまり、私は手札の《オジャマ・イエロー》を墓地に送り、そのモンスターを特殊召喚するってわけ!」

イエロー「いよいよアタシの出番ネ!」

通常モンスター
星2/光属性/獣族/攻0/守1000

かな子「攻撃力…0?」

ここまで
リクエストをとったカードは次回までに出せるように書き溜めて来ます

茜「守備表示で出ていてもたった1000…ですが?」

アストラル「いや…違うな。キミは《おジャマ・カントリー》の効果を理解していない」

モバP「《おジャマ・カントリー》の効果…?あっそうか!」

モバP「フィールド魔法の効果で麗奈の場の《おジャマ》と名の付くモンスターが存在する限り場のモンスターの攻撃翌力は守備力と入れ替えられているのか!!」

麗奈「そうよ。よって攻撃翌力は守備力と入れ替えられ1000ってわけ」

《おジャマ・イエロー》守備力1000→0 攻撃翌力0→1000

茜「守備表示で出ていてもたった1000…ですが?」

アストラル「いや…違うな。キミは《おジャマ・カントリー》の効果を理解していない」

モバP「《おジャマ・カントリー》の効果…?あっそうか!」

モバP「フィールド魔法の効果で麗奈の場の《おジャマ》と名の付くモンスターが存在する限り場のモンスターの攻撃翌翌翌力は守備力と入れ替えられているのか!!」

麗奈「そうよ。よって攻撃翌翌翌力は守備力と入れ替えられ1000ってわけ」

《おジャマ・イエロー》守備力1000→0 攻撃翌翌翌力0→1000

お久しぶりです。
早速ですが、去年はすいませんでした!
年末までに麗奈戦が終わらず、リクエストをとったのに結果を反映するまでいかず投げてしまってました

ですが、3DSのデュエルカーニバルを買ってこれまでの間にイメージした二人のデッキレシピを完成する事が出来ました
これを反映しデュエルを改めて作成していきたいと思いますので>>266まで遡ります
だからと言って、これまでのデュエルは無駄にするつもりはありません
所々以前のデュエルを挟めてお送りいたしますので宜しければまたお付き合い下さい

麗奈「先行は茜…あんたにあげるわ!」

茜「先行を頂けるんですか!?デュエルは先行を取ったら勝ちとまで言われてるのに!!?」

麗奈「い、いいのよ…レイナサマには丁度イイハンデだわ」

茜「お言葉に甘えて…ドロォーーー!!!」

かな子「こ、声が…」ギンギン

モバP「誰がドロー位で大声を出せって言った!!?」

茜「デュエルとは魂と魂のぶつかり合い!非常に熱い決闘なんです!今から戦うのに全力で戦う意思を見せないなんて対戦相手に失礼ではないですか!!」

モバP「お、おう…」

かな子「せ、正論…かも?」

麗奈「あんた達の痴話げんかはいいから…さっさとあんたのターン始めなさいよ」

かな子「っち…痴話げんかって///」

茜「私は、《熱血獣王ベアーマン》を召喚します!」

効果モンスター
星8/炎属性/獣戦士族/攻2600/守2700
このカードはリリースなしで召喚できる。
この方法で召喚したこのカードの元々の攻撃力は1300になる。 また、
1ターンに1度、自分のメインフェイズ時に発動できる。 自分フィールド上の全ての獣戦士族・レベル4モンスターのレベルをエンドフェイズ時まで8にする。
このカードをエクシーズ召喚の素材とする場合、戦士族・炎属性のモンスターのエクシーズ召喚にしか使用できない。

モバP「一ターン目から、レベル8のモンスターをリリース無しで召喚だと…?」

かな子「え…この星がいっぱい書かれたモンスターは、茜ちゃんみたいに普通に出すことができないんですか?」

茜「あーっ!そうでした!かな子さんは初心者でしたね‼」

かな子「う、うん…説明してもらえたら嬉しいかな?」

茜「いいですよっ!まず、かな子さんに分かりやすく説明しますと、モンスターには通常召喚できるものと、モンスターをリリースしてのみ召喚できるモンスターが存在しています」

アストラル「今では生贄の事をリリースと呼ぶのか…興味深い……」

モバP「モンスターには1~12までのレベルというのがあってだな」

茜「レベル4までのモンスターは通常召喚が可能ですが、レベル5以上のモンスターには召喚する為の生贄が必要になって来るんです」

かな子「生贄?」

モバP「レベル5以上のモンスターは一体を生贄に捧げ、レベル7以上が二体を生贄に捧げる事で召喚できるわけだ…ま、中には3体生贄を要求するものもあるが……」

茜「レベルが上がるにつれて召喚する為のコストは多くなりますが、リリースしてまで出す価値がある強力な効果を兼ね備えたモンスターも上級モンスターにはいるので、優先して生贄に捧げても何も支障はありません!」

かな子「…えっ?でも、その話を聞いてるとさっきのモンスターを出すのに生贄が2体いるんじゃないのかな…?」

アストラル「初心者なら分からなくても無理はない…が、教えてやれ」

モバP「言われなくても分かってるよ‼」

かな子「?」

モバP「リリースが必要な上級モンスターでも、ごく稀にリリース無しで召喚できるモンスターってのが存在するんだ」

茜「その召喚方法を妥協召喚というんです」

かな子「妥協…召喚?」

茜「はい。神機シリーズや最近出たので言うと…《ナイト・エクスプレス・ナイト》など妥協召喚出来るものは多く存在していますが、レベルの高いモンスターをリリース無しで召喚出来るという事は、逆にデメリットも発生してしまう事もあるんです」

かな子「デメリット?」

茜「もともとの攻撃力よりもステータスが下がってしまったり、出してもエンドフェイズにフィールドから居なくなったり、維持コストとして自分にダメージが来たりするという事です」

かな子「そんなデメリットが発生するなら…いっそ、採用しない方がいいんじゃないんですか?」

茜「デメリットが逆にメリットになるモンスターも中にはいるんです。…それに」

かな子「…?」

茜「デメリットをメリットに換えるには各々のプレイヤーの戦術次第で無限に広がっていくものです‼」

アストラル「勉強になるな」

モバP「アドバンス召喚を主軸としたデッキがシンクロが登場した事で以前より使われなくなったから、生贄に必要なコストの数を忘れかけてた…」

アストラル「…君は、本当に決闘者だったのか……?そんな調子では、君がここで担当しているアイドル達を誰一人助ける事が出来ないぞ!」

モバP「俺に知識が足りないこと位…それ位、分かっとるわッ!!」

アストラル「…そうか。キミがそれを自覚しているならまだいい…それよりも」

かな子「…?」

茜「どうかされました!?プロデューサー!!」

モバP「あっ…いや、気にすんな!(あいつらにお前の姿見えてなかったんだっけ…)」

アストラル「キミは彼女達のプロデューサーであり、私の記憶を取り戻す為に、『心の闇』を抱え『No.』に取り憑かれた彼女達を救うと決めたんだろう」

モバP「(ああ…分かってる!その為にも、俺は今は茜に頼るしかないんだ…今の俺には、これからあるであろう…あいつらとの戦いを乗り越えて行く為に身に付けなきゃいけない事が多すぎる)」

アストラル「分かっているなら話が早い。いつもとは違う観点から見ると違った景色が見えるはずだ…この決闘を見て、感じろ!」

モバP「(おう!!)」

かな子「今、茜ちゃんが召喚したベアーマンはレベル8だから…」

茜「本来なら生贄2体必要ですが、生贄を必要としない代わりに元々の攻撃力の半分にする事でこのモンスターは通常召喚する事が出来るのです!」

茜「ですが、1ターン目から攻撃を行う事は出来ません。…ので、カードを2枚伏せてターンエンドです」

麗奈「フフッ…さっきから見ていれば、かな子にデュエルの知識を教えてるだけであなたがやった事はレベル8のモンスターを攻守下げて通常召喚してカードを伏せただけなんてね…」

茜「…」

麗奈「1300のアナタのモンスターがこのレイナサマの壁になれると思ってるのかしら?あなたがやっていることは正気の沙汰じゃないわ…」

麗奈「あなたのさっきまでの威勢はどこに言ったってわけ?」

アストラル「(彼女はまさか相手の戦術を伺っているのか?)」

茜「私の闘志はまだ燃え始めるのに多少時間がかかるだけです。プロデューサーに任されたこのデュエル…生半可な気持ちで受けているつもりはありません!」

麗奈「熱血バカの癖に…言う事は一人前ね」

???「レイナサマったら、相手のこと…警戒しすぎ、じゃなーい?」

かな子「えっ?」

麗奈「…あっしまっ!」

モバP「今、何か聞こえたな…」

茜「私にも聞こえました。こ、これは…?」

麗奈「(ちょっ…アンタ……。この状況どうしてくれるのよ?)」

麗奈「(茜やかな子…それに、プロデューサーに私の事がバレたら計画がおじゃんじゃないのっ!あんだけ打ち合わせ通りにやれって言ったわよね?)」

????「そうは言っても~今のレイナサマはなんかいつもと違って見えてネ~」

麗奈「(違うってなにが!?)」

????「今は何とも言えないワ」

麗奈「(なによそれ…根拠の無い事を言って、私の計画をジャマしないでくれる?アンタは引っ込んでなさいっ!)」

麗奈「アンタのターンが終了したんだから私のターンに移らせてもらうわ!ドロー‼」

麗奈「さっきは皆して『聞こえた』って言ってたけど何だったの…?」

かな子「麗奈ちゃんには聞こえなかったの?」

麗奈「…そうよ。レイナサマには何のことだかさっぱりだわ。私は、モンスターをセット…カードを1枚伏せてターン終了よ!」

モバP「(今、声が確かにしたよな…?)」

アストラル「恐らく、彼女は何かを隠している…」

茜「私のターンですね!ドローします!」

茜「これは…!私は、手札から《炎舞‐「天キ」》を発動です!」

永続魔法
このカードの発動時に、 デッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター1体を手札に加える事ができる。 また、このカードがフィールド上に存在する限り、 自分フィールド上の獣戦士族モンスターの攻撃力は100ポイントアップする。 「炎舞-「テンキ」」は1ターンに1枚しか発動できない。

茜「このカードの効果で手札に加えるのは、《孤炎星-ロシシン》です!」

アストラル「ロシシンはチューナーモンスター…それを手札に加えたという事は……」

モバP「シンクロ召喚か!!?」

茜「いや…まだです!私は、手札に加えた《孤炎星-ロシシン》を召喚します!」

チューナー( 効果モンスター) 星4/炎属性/獣戦士族/攻1100/守1400
このカードをシンクロ素材とする場合、炎属性モンスターのシンクロ召喚にしか使用 できない。 このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、デッキから「孤炎星-ロシシン」以外の「炎星」と名のついたレベル4モンスター1体を特殊召喚できる。

茜「更に、自分フィールド上に炎属性モンスターしか存在していない場合、手札にあるこのモンスターを特殊召喚する事が出来るんです!」

《陽炎獣ヘイズビースト グリプス》
効果モンスター
星6/炎属性/鳥獣族/攻 200/守2100
相手フィールド上にモンスターが存在し、
自分のフィールド上・墓地に炎属性以外のモンスターが存在しない場合、
このカードは手札から特殊召喚できる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
相手はこのカードをカードの効果の対象にできない。

茜「《陽炎獣ヘイズビースト グリプス》 を守備表示で特殊召喚です」

かな子「フィールドが一気に3体に埋まりました…」

モバP「スゲー…茜のデッキ、展開力が早いのなんの……ってか、凛もそうだったが…もしや、今の決闘者ってエクシーズも主戦力に加わってるわけだから、シンクロ以上の展開力を持ってるってことだよな?」

アストラル「そうなるな…」

モバP「そんな状態の子達を相手にするのは骨が折れそうだ…」

茜「ん~今ある手札でモンスターは展開したものの、これじゃ…シンクロ召喚もエクシーズ召喚も出来ませんね…」

モバP「…おいっ!(ツッコみ)」ビシッ

麗奈「そうよ。アンタの大量展開はお見事だったわ…でも、肝心のレベルが合わないんじゃこの状況を更に展開しようがないわね…」

麗奈「残念だったわね!何にしてもこんな状態のアンタにエクストラからの特殊召喚なんて不可能な話だったのよ。」

茜「うぅ……ター」

麗奈「そう…諦めるのね」

かな子「ど、どうしよう~…これって、麗奈ちゃんのペースに飲まれてしまってますよね?」

アストラル「これでは、彼女は攻撃をせずターンを終了してしまう」

モバP「マズい!茜!よく聞け!」

茜「はっはい?」

モバP「展開出来ないからなんだ!展開する事ばかりに捉われるな!落ち着いてフィールドを見渡して見ろ!そしたらお前が今何をするべきか答えは自然と出て来るハズだ!」

茜「んっ…あっ!(麗奈さんの場には裏側守備のモンスターが一体に伏せカードが1枚…)」

茜「何を臆しているんだ…私!まだデュエルは始まったばかりじゃないかっ!」

モバP「茜の奴…気づいたんだな!」

アストラル「ああ。どうやら彼女は、今のキミの一言で周りを見渡し自分が今何をするべきか再確認できたんだろう」

茜「私は、バトルフェイズに突入します。《炎舞‐「天キ」》の効果で攻撃力が100上がっている《熱血獣王ベアーマン》でセットモンスターを攻撃です!」

《熱血獣王ベアーマン》攻撃力1400vs《オジャマ・ブルー》守備力1000

茜「よしっ!」

アストラル「あのモンスターは…?」

モバP「『オジャマ』…だと?」

茜「守備モンスターの破壊に成功…続いて、《孤炎星-ロシシン》で」

麗奈「この瞬間…墓地へ送られた《オジャマ・ブルー》の効果が発動するわ」

効果モンスター 星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、 自分のデッキから「おジャマ」と名のついたカード2枚を手札に加える事ができる。

麗奈「デッキから《オジャマ・グリーン》と《オジャマ・レッド》を手札に加えるわ」

アストラル「手札に加えた種類からして…彼女のデッキは【オジャマ】デッキだろうな」

茜「続いて、《孤炎星-ロシシン》で攻撃!」

《孤炎星-ロシシン》攻撃力1100→LP2900

茜「通った…」

麗奈「これ位…どうってことないわっ……」

茜「(手札は…温存しておこう)ターンエンドです!」

とりあえず書き直したところはここまで

デッキは決まったもののリクエストカードをどこで使うか、盛り上がる展開にするにはどうすればいいか、
麗奈の精霊についてやメッセンジェラートの行方など…まだまだ設定を練り込んでいる最中なので
また時間は空くと思いますが…また彼女達の戦いを書いて行きたいので今年もよろしくお願いしますね

ぼちぼち続きを投下していきましょうかね

ここまでの状況
        茜のターン終了(3ターン目)

茜  LP 4000
   手札 3枚
   場  《熱血獣王ベアーマン》攻1300→1400
      《孤炎星-ロシシン》攻1100→1200
      《陽炎獣ヘイズビースト グリプス》守2100
      《炎舞‐「天キ」》
   伏せ 2枚

麗奈 LP 2800
   手札 6枚←《おジャマ・グリーン》《おジャマ・レッド》
   伏せ 1枚

麗奈「私のターン…ドロー!良いカードを引いたわ」

麗奈「私は、《ジャンク・シンクロン》を召喚するわ」

チューナー(効果モンスター)
星3/闇属性/戦士族/攻1300/守 500
このカードが召喚に成功した時、自分の墓地の
レベル2以下のモンスター1体を選択して表側守備表示で特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。

モバP「あれは!?」

アストラル「あのカードがどうかしたのか…?」

モバP「(いや…あれ、さ……。俺が、デュエルを再び始めようと思ったきっかけのカードなんだよ…)」

アストラル「そうなのか…?…つまり、キミはシンクロ召喚のシステムの導入時にも一度デュエリストから離れていたという事か」

モバP「(…ああ。懐かしいな…あのカードの持ち主に憧れたのがきっかけだったんだったっけ?)」

アストラル「キミが再びデュエルを始めようと思ったきっかけの人物…会って見たいものだな」

麗奈「召喚に成功した時、墓地のレベル2以下のモンスターを効果を無効にして特殊召喚出来るの。現れなさい!《おジャマ・ブルー》!!」

《おジャマ・ブルー》守1000

麗奈「更に、私は魔法カード《簡易融合》を発動よ」

1000ライフポイントを払って発動できる。
レベル5以下の融合モンスター1体を融合召喚扱いとしてエクストラデッキから特殊召喚する。この効果で特殊召喚したモンスターは攻撃できず、エンドフェイズ時破壊される。「簡易融合」は1ターンに1枚しか発動できない。

かな子「カップヌードル?」グー

モバP「イラストはそうだが…ってか、イラストだけでお腹が減ったのかよ!?」

かな子「そうみたいですね。(あの時、プロデューサーさんと一緒にケーキ食べとけばよかった…)」ショボーン

アストラル「観察結果其の一…『かな子はよくお腹が減るようだ』」

麗奈「ライフを1000払い…」

麗奈 LP2900→1900

アストラル「…あれは、融合モンスターをエクストラから召喚条件を無視して融合召喚扱いで特殊召喚出来るカード……」

モバP「(…つまり、麗奈のデッキは見た所【おジャマ】デッキ)」

アストラル「彼女が十中八九召喚して来るのは」

麗奈「エクストラから《おジャマ・ナイト》を特殊召喚するわ!」

融合・効果モンスター
星5/光属性/獣族/攻 0/守2500
「おジャマ」と名のついたモンスター×2
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
使用していない相手のモンスターカードゾーンを
2ヵ所まで指定して使用不可能にする。

アストラル「…どうやら、ビンゴのようだな」

モバP「…確か、あのモンスター…フィールドのどこかを使用不可にする効果が無かったっけ?もしそうだったら、茜が思う通りに事が運ばなくなっちまうぞ!」

かな子「ふぇ!?そんな効果を持ったカードもあるんですか!?」

麗奈「その通りよ。私は、茜のモンスターゾーンの残り2つを選択し、その個所を《おジャマ・ナイト》がフィールドに存在している限り使用不可にするわ」

アストラル「確かにあのモンスターはモンスターゾーンを2つ使用不可にする強力な効果を持っている…だが、考えてもみろ。彼女は正規な手段を使って場にモンスターを呼んだか?」

モバP「あ…《簡易融合》!!」

アストラル「そう…。彼女はそのカードの効果でどの道、このターンのエンドフェイズまでしかあのモンスターを場に留まらせておく事は出来ない」

モバP「なら…何の為に?」

麗奈「そんな事も読めないなんて…それでもこのレイナさまのプロデューサーなわけ?ま、いいわ…私の全力見せてあげる。」

アストラル「来るか……!」

麗奈「私は、レベル5の《おジャマ・ナイト》とレベル2の《おジャマ・ブルー》にレベル3の《ジャンク・シンクロン》をチューニング!」

かな子「えっえっ?(融合モンスターは何となく分かったけど、チューニングって何がどうなって…?あーワカンナイよー)」

麗奈「宿敵…運命!!輪のように巡り合い…此処に結実せよ!!レイナさまの決闘竜よ!!沈黙を破り、光と相対し降臨せよ!!シンクロ召喚!!《天穹覇龍ドラゴアセンション》!!」

シンクロ・効果モンスター
星10/光属性/ドラゴン族/攻 ?/守3000
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
このカードがシンクロ召喚に成功した時、
このカードの攻撃力は自分の手札の数×800ポイントアップする。
フィールド上のこのカードが相手によって破壊され墓地へ送られた時、
このカードのシンクロ召喚に使用したシンクロ素材モンスター一組が
自分の墓地に揃っていれば、その一組を特殊召喚できる。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化される。
「天穹覇龍ドラゴアセンション」のこの効果は1ターンに1度しか使用できない。

モバP「な、何なんだ…このモンスターは……?」

アストラル「…感じる。あのモンスターから只ならぬ威圧感を……!!」

麗奈「…ねぇ。私と共に戦ってくれる…?……光」

ここまでー

麗奈のターン…モンスターを展開するだけで終わってしまった
そして、早速書き溜めが無くなってしまうという始末…
また間を空けて、書き溜めて来まーす

ドラゴアセンション「クゥ~ギャオ~ン!!」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻?

茜「攻撃力…たったの、0……?」

麗奈「…ふふっ!確かに、今の段階じゃ攻撃力はアンタのモンスターより低いわ…。だからって舐めてかかってるとこうやって痛い目を見るのよ!」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻?→3200

モバP「なっどうして…ドラゴアセンションの攻撃力が上がった!?」

麗奈「このモンスターはシンクロ召喚に成功した時、自分の手札の枚数×800分の攻撃力がアップするのよ」

モバP「ん、なに~!!?」

茜「っく…!!(グリプスの守備力を上回った!?)」

アストラル「…これは、ヤバいな……」

麗奈「バトルよ!攻撃力が3200になったドラゴアセンションでロシシンに攻撃…!超次元英雄ノ昇天葬」

茜「うっうわぁー!!!」

茜LP4000→2000

かな子「も、モンスターが墓地に送られました…!」

モバP「マジかよ…?一気にライフを半分も持ってかれたぞ!?」

アストラル「これは…マズいかもしれないな……。(しかし、あのモンスターは何だ…?
私の知る決闘者としての知識としてはこんなモンスター把握していないぞ)」

麗奈「バトルを終了(…ここは!)」

麗奈「カードを1枚セット。ターンエンドよ」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻3200→2400

茜「攻撃力が下がった…?」

モバP「…そうか。手札が減ったからか」

麗奈「これだけの攻撃力があればアンタを倒す位十分よ。アンタを甚振ってあげる」

茜「私のターン…ドロー!(つ、強い…麗奈さんの実力がここまでとは…!)」

茜「(気持ちを新たに挑んでも…あのモンスターの前では……)」

モバP『落ち着いてフィールドを見渡して見ろ!そしたらお前が今何をするべきか答えは自然と出て来るハズだ!』

麗奈のターン終了…ここまでー
茜のターン今書き溜め中。
この調子で土、日で投下出来ればいいなー

お待たせしました。
茜のターンを始める前に、麗奈のターンの訂正から始めたいと思います。
ライフも違ってたのでそこで修正します

ドラゴアセンション「クゥ~ギャオ~ン!!」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻?

茜「攻撃力…たったの、0……?」

麗奈「…ふふっ!確かに、今の段階じゃ攻撃力はアンタのモンスターより低いわ…。だからって舐めてかかってるとこうやって痛い目を見るのよ!」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻?→4000

モバP「なっどうして…ドラゴアセンションの攻撃力が上がった!?」

麗奈「このモンスターはシンクロ召喚に成功した時、自分の手札の枚数×800分の攻撃力がアップするのよ」

モバP「ん、なに~!!?」

茜「っく…!!(グリプスの守備力を上回った!?)」

アストラル「…これは、ヤバいな……」

麗奈「バトルよ!攻撃力が4000になったドラゴアセンションでロシシンに攻撃…!超次元英雄ノ昇天葬」

茜「うっうわぁー!!!」

茜LP4000→1200

かな子「も、モンスターが墓地に送られました…!」

モバP「マジかよ…?一気にライフを半分も持ってかれたぞ!?」

アストラル「これは…マズいかもしれないな……。(しかし、あのモンスターは何だ…?
私の知る決闘者としての知識としてはこんなモンスター把握していないぞ)」

麗奈「バトルを終了(…ここは!)」

麗奈「カードを1枚セット。ターンエンドよ」

《天穹覇龍ドラゴアセンション》攻4000

モバP「手札が減ったのに攻撃力が下がらない…?」

アストラル「…成程。あのモンスターは誘発効果を持ったモンスターなのか…。」

モバP「(誘発効果?)」

アストラル「手札の枚数で攻撃力が変動する永続効果とは違って、手札に左右されず、召喚時の手札が基となっている為…手札が減っても召喚時の手札の枚数分の攻撃力のまま維持する事が誘発効果では出来るんだ」

麗奈「これだけの攻撃力があればアンタを倒す位十分よ。アンタを甚振ってあげる」

茜「私のターン…ドロー!(つ、強い…麗奈さんの実力がここまでとは…!)」

茜「(気持ちを新たに挑んでも…あのモンスターの前では……)」

モバP『落ち着いてフィールドを見渡して見ろ!そしたらお前が今何をするべきか答えは自然と出て来るハズだ!』

茜「…そうだ!プロデューサーがさっき言ってた通り、状況を見渡せば今の自分がやる事は自然と見えて来るハズ…。」

茜「(今、フィールドに残っているモンスター…それに、今ドローしたこのカード…これなら!これに賭ける‼)」

茜「私は、《熱血獣王ベアーマン》をリリースし…アドバンス召喚します!」

《暗黒のマンティコア》
効果モンスター
星6/炎属性/獣戦士族/攻2300/守1000
このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分の手札・フィールド上から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を
墓地へ送って発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。

アストラル「レベル8のモンスターを残す事を優先せず、レベル6のモンスターを合えて召喚する事を選んだか」

モバP「って事は…待てよ。レベル6のモンスターが2体揃ったって事はっ!」

アストラル「ああ。エクシーズ召喚だ」

茜「私は、レベル6の《陽炎獣ヘイズビースト グリプス》と《暗黒のマンティコア》でオーバーレイ!

かな子「おーばーれい?」

茜「二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!」

茜「熱き魂を引き絞り、狙いを定め…突撃せよ!《ガントレット・シューター》」

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/地属性/戦士族/攻2400/守2800
レベル6モンスター×2
自分のメインフェイズ時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。

麗奈「なっ!?《ガントレット・シューター》ですって!?」

かな子「もしかして…あれが?」

モバP「あっ…ああ。かな子は初めてだったな?」

茜「熱き魂を引き絞り、狙いを定め…突撃せよ!《ガントレット・シューター》」

エクシーズ・効果モンスター
ランク6/地属性/戦士族/攻2400/守2800
レベル6モンスター×2
自分のメインフェイズ時、
このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを破壊する。

麗奈「なっ!?《ガントレット・シューター》ですって!?」

かな子「もしかして…あれが?」

モバP「あっ…ああ。かな子は初めてだったな?」

かな子「はい!」

モバP「あれは同じレベルのモンスターを合わせることが出来るエクシーズ召喚だ」

かな子「あの茜ちゃんのモンスターの周り、光の球体が回ってます…あれって?」

モバP「あれは元となったモンスターの数を表してるんだ。その数分…あのモンスターたちは効果を発動できる。これを…」

アストラル「オーバーレイ・ユニットと言う…」

モバP「横から入んなや!?…オーバーレイ・ユニットって言うんだ」

かな子「とってもきれい」ポッ

茜「攻撃力4000をこのまま野放しにしておくわけには行きません…《ガントレット・シューター》のエクシーズ素材を墓地に送り、効果発動!《エクシーズ・クロス》!!」

麗奈「なっ…ドラゴアセンション!!?」

モバP「やった!!」

アストラル「(何とか…あのモンスターを除去する事が出来たか……)しかし、あのモンスターからまだ何かを感じ取れる…」

麗奈「正直…驚いたわ」

麗奈「私の特別なカードをこんな方法で倒してくるなんてね…でもね。まだ終わったわけではないのよ?」

《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守2500
《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守1000
《ジャンク・シンクロン》星3/闇属性/戦士族/攻1300

アストラル「なっ!?彼女の場にドラゴアセンションのシンクロ素材に使われたモンスター全てが復活した…だと?」

モバP「何が一体…どうなって!?」

麗奈「ドラゴアセンションは相手に破壊された時、墓地からシンクロ召喚に利用された一組を呼び戻す効果も持ってるのよ」

アストラル「死してなお…只では死なず、転生する前を呼び戻すか」

茜「…なら、《ガントレット・シューター》の効果をもう一度使うまで!」

モバP「…茜、それは止めとけ」

茜「どうして止めるんですか!プロデューサー‼」

モバP「…」

茜「プロデューサー?」

麗奈「プロデューサーの言う通りよ。このまま私が2回目の効果を通すと思ってんの?」

アストラル「何故、止めさせた?あのまま効果を発動させれば、《ガントレット・シューター》の攻撃と合わせて彼女の場に1体のモンスターを残すだけで済んだ」

モバP「(俺にも分かんねーよ。だが、な…アイツの傍で長い間プロデューサーとして一緒に居たからこそ分かる事もある…そん位、麗奈の顔を見れば分かんだよ)」

茜のターン思ったより長くなったので分割してここまで
次回は茜のターン後編お待ちください

ここまでの状況
        茜のターン途中(5ターン目)

茜  LP 1200
   手札 3枚
    場 《ガントレット・シューター》攻2400 素材1
   発動 《炎舞‐「天キ」》
   伏せ 2枚

麗奈 LP 2800
   手札 5枚←内《おジャマ・グリーン》《おジャマ・レッド》
場 《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守2500
      《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守1000
      《ジャンク・シンクロン》星3/闇属性/戦士族/攻1300
   伏せ 2枚

アストラル「つまり、ブラフには見えない…そうキミは感じたんだな」

モバP「…ああ。多分な」

茜「(何故、プロデューサーはこのまま効果を発動するなと言ったのか…私には正直分かりませんが…今までどんな困難な状況もプロデューサーの的確な指示のお蔭で乗り越えられた事も多々ありました。ここは、プロデューサーの言う事に賭けましょう)」

茜「私は、《ガントレット・シューター》で《ジャンク・シンクロン》を攻撃!ダブル・クロスボンバー‼」

麗奈LP2800→1700

麗奈「良い判断だわ。…やるじゃない。…只、ね?戦闘に切り替えたのは不味かったわね」

《トラゴエディア》攻2400

茜「しまった!麗奈さんの手札には…戦闘ダメージを受けた時、手札から特殊召喚が出来るモンスターも持っていたとは」

効果モンスター(準制限カード)
星10/闇属性/悪魔族/攻 ?/守 ?
自分が戦闘ダメージを受けた時、
このカードを手札から特殊召喚する事ができる。
このカードの攻撃力・守備力は自分の手札の枚数×600ポイントアップする。
1ターンに1度、手札のモンスター1体を墓地へ送る事で、
そのモンスターと同じレベルの相手フィールド上に表側表示で存在する
モンスター1体を選択してコントロールを得る。
また、1ターンに1度、自分の墓地に存在するモンスター1体を選択し、
このカードのレベルをエンドフェイズ時まで、選択したモンスターと
同じレベルにする事ができる。

アストラル「手札によって攻撃力が左右されるドラゴアセンションのようなモンスターか」

モバP「…やっぱり!《ジャンク・シンクロン》を攻撃表示にしてる時点で薄々…何だか、嫌な気配がしていたんだ…」

茜「メインフェイズ2に移行…ここで《ガントレット・シューター》の効果を発動!ここでならプロデューサーも問題はないでしょう!」

アストラル「だそうだが?」

モバP「茜のデュエルだ。(『No.』が掛かっているとはいえ)これ以上俺の言う言葉に振り回されたら、任せてるとはいえ…茜なりの熱いデュエルが出来なくなってしまって茜にも辛いだろ」

アストラル「…そうだな。デュエル時に部外者に一々口出しされてしまってはデュエリストにとって思い通り出来ず自分の持ち味が出せずツライものだ」

モバP「それ!俺にも言えること!!」

茜「私が破壊するのは、《トラゴエディア》!」

麗奈「思った通り…そう来たわね!その…2回目の効果にチェーンさせてもらうわ!《デモンズ・チェーン》発動!」

永続罠
フィールド上の効果モンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターは攻撃できず、効果は無効化される。
選択したモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

アストラル「何!?ここで効果を無効にするカードだと…!?」

モバP「やはり…そんなカードを隠し持っていたか。『一度目で発動せず、相手を油断させた所で発動させる』麗奈らしい姑息な戦い方をしやがる……!!」

麗奈「何とでも言えば?要は勝てばいいのよ!勝てばっ!」

茜「(…あの時)」

麗奈『ドラゴアセンションは相手に破壊された時、墓地からシンクロ召喚に利用された一組を呼び戻す効果も持ってるのよ』

茜『…なら、《ガントレット・シューター》の効果をもう一度使うまで!』

モバP『…茜、それは止めとけ』

茜『どうして止めるんですか!プロデューサー‼』

モバP『…』

茜『プロデューサー?』

茜「(プロデューサーに止められてなかったら、効果を発動され《デモンズ・チェーン》によって《ガントレット・シューター》は効果は無効にされ攻撃も出来てなかった…)」

茜「(私が再び効果を発動させようとした…あの瞬間、麗奈さんの表情を見て、プロデューサーには何かあると分かった。…だから、2度目の効果の発動を止めさせた)」

アストラル「(彼の一瞬の判断…これによって、彼女にダメージを与える事が出来た。この男…見かけによらず只者では無いのかもしれないな)」

モバP「茜の《ガントレット・シューター》は攻撃出来ず、効果は無効にされ、棒立ちの状態…一方、麗奈の場にはチューナーは残っていないが、モンスターが3体も残ってやがる!」

モバP「…おいおい!これじゃ茜の残り少ないライフをあのモンスター達で削られてしまうぞ。…この状況やべーよ!!」

アストラル「(どうやら私の気のせいのようだな)」

アストラル「落ち着け。君が、彼女に攻撃をさせたあの瞬間により不可能だと思われた勝利の方程式が徐々に揃い始めた。それにより彼女は得られたモノも大きい…このデュエル、もしかしたらキミがプロデューサーとして彼女の性格を見直し見極める為にはいい機会だったのかもしれないな」

モバP「俺が…プロデューサーとして、もう一度…茜の性格を見直し、見極める……か」

茜『はじめまして日野茜です! 8月4日生まれの17歳、好きな食べ物はお茶です!!』

モバP『いや…食べ物はお茶に入らんだろ』

ちひろ『お茶は飲み物ですよ」

茜『…え? お茶は飲み物・・・? あ、そうですよね!! じゃ、好きな飲み物はお茶ですっ!!!!!』

??『日本人と言ったらお茶よね。分かるわ』

茜『よろしくお願いします!』

モバP「ああ」

??『回想でも出れたのにスルーなんて…分からないわ』

茜『ふっふっふ…!どうですか!?この衣装っ!!!』

モバP『うおっびっくりした!って、あっ茜か…驚かせんなよ。…ん?その衣装』

凛『ちひろさんが私たちのライブでの衣装取り寄せてくれたんだ。ほらっ…ワンッ!』

モバP『ちひろさーん入るんですよねー!アンタだろ凛の衣装決めたのっ!!』

茜『私、アイドルみたいじゃないですか?』

モバP『そりゃ…俺がスカウトした時からお前はアイドルだろーよ』

茜『…え?出会った時からアイドルだって…?あ、そうですよね!!』

モバP『どうしたんだ茜…今日は何か変だぞ?』

凛『プロデューサーがそれ言う?』

モバP『その言葉そっくりそのままお前に返そうか!!?』

茜『と、とにかくこれからも全力トライで頑張りますーっ!!!』

モバP「出会った時から、茜の方向性は決まっていたようなモノだった…。出来れば、今のような何事にも全力で取り組みガムシャラに突っ込んで行く…あの姿のままこのまま二人でアイドルを目指して行こうとさえ思ってた」

モバP「だけど、特訓や撮影中に茜の持ち味の全力熱血を出し過ぎてスタミナが切れるのが早くバテル事も多かったのも事実だ…」

アストラル「彼女の性格上あり得そうな事だな。この短時間見ていた私でさえ思ったのだから」

モバP「そういう所を見て、このまま茜と共にアイドルを目指す事が困難になるんじゃないかと不安になってた」

アストラル「誰にもこのままでいいのだろうかと不安になる事はある」

モバP「正直…こんな機会無いと思ってた。麗奈の憎悪が原因とはいえ…こういう機会をくれた神様がいるなら感謝したいね」

麗奈「…で、どうするの?また何もできず怖気づいたわけ?このままターンエンドすれば、攻撃力3000になった《トラゴエディア》によって《ガントレット・シューター》は戦闘破壊され、アンタは600のダメージを少なくとも受けるわよ」

アストラル「そして、彼女の手札に攻撃力600以上のモンスターが居れば…アウトだ」

モバP「(どうする…茜?)」

茜「(…麗奈さんの言う事も事実。何も考えずガンガン行き過ぎたせいで今の私の手札は残り3枚…どれも、この状況を打開する手としては私には扱いが難しいカードばかりだ。でも、こんな状況に直面してもプロデューサーなら…きっと!」

茜「私は、今伏せてあるカードと《ガントレット・シューター》に賭けます。ターンエンド」

やっと茜のターン終了
デュエル中にプロデューサーとして茜の欠点を見直す為、色々振り返っている所も書いたら結構なボリュームに…
もう書き溜めもねーですよ。
はてさて、この戦いで大分成長してきた茜の決断は今後のデュエルにどう左右されるのか?
次回に続きます

書いたけど短いよ
それでもいいなら投下します

アストラル「…彼女の、恐らく二度目であろう賭けが、吉と出るか…凶と出るか……」

麗奈「ふぅ~ん…アタシの思った通りね…。アンタの手札からして、どの道そうするしかこの場を乗り切る手段は残されていないって事がようやく今になってやっと分かったようね!」

モバP「(お前は…正直、今の茜の状況をどう思ってる?)」

アストラル「相手のライフがこちらより下とはいえ…この状況から見るに、以前厳しいことには変わりはない事は確かだろうな」

モバP「(だよな…)」

麗奈「(…只、気になるのはあのカード……。最初から伏せてあるのに、全く使って来ようとしてないのが…どうにも引っかかるわね…)」

????「詮索なんてしてらしくないジャナイ」

麗奈「(アンタ…まだ居たのね……)」

????「そりゃ居るわヨ~。だって、レイナ様の下僕なんだから~ン!」

麗奈「(はぁー…下僕だったら下僕らしくアタシの考えたシナリオ通りやるのがセオリーなんじゃないの?)」

麗奈「それを、横からレイナサマに向かって口出ししてくるなんて…下僕として失格なんじゃない!!?)」

????「レイナ様の言ってる通り、下僕としては失格なんでしょうネ…。でも、『あのカード』にまで手を出してデュエルしてる所を見ると、下僕のオイラから見てもオカシイと思えてくるノヨ」

麗奈「(『あのカード』?…ああ。あれね…。プロデューサーや茜、それに…かな子……。それぞれに抱く感情でデュエルに至った事に関しては、きっと、光もアタシの感情を理解してくれるハズ。何も問題はないわ)」

????「そう…だといいけど…(問題は無いとはいうけど…何だか…レイナ様の様子がデュエルの最中に、変わっていってる気がして何だか心配だワ…)」

麗奈「(…ま、アタシに歯向かった位大目に見てあげるわ。どうせこのターンでアタシが勝つのは決まったようなもの…だから特別に、このデュエルで茜に勝つとこ見せてあげるようじゃない!)…ドローよっ!」

アストラル「このドローで全てが決まる…」

茜「…」

モバP「頼む…」ゴクリ

麗奈「フフフフフ…!アーッハッハッ…ゲホゲホ!」

モバP「…大丈夫か?」

麗奈「コホンコホン…む、蒸せたのよ……心配はいらないわ」

麗奈「さて…と、アンタ達に良い知らせと悪い知らせがあるわ。どっちから聞きたい?」

茜「良い方と…悪い方…二択あるんですか!?」

モバP「!?」

アストラル「彼女がドローしたカード…、余程自身があるようだな」

かな子「こういう時は…良い方から聞いた方がいいんじゃないでしょうか」

モバP「…ああ。一理あるな」

茜「良い方からお願いします…」

麗奈「アタシがドローしたカードはモンスターカードじゃないわ…」

モバP「よしっ!やった!!」

アストラル「安心するのは…まだ、早い気がするぞ……!」

モバP「(いや…だって、モンスターカードじゃねーなら恐れる事ねーじゃねーの。心配しすぎじゃないか?)」

アストラル「…」

モバP「何にしても…これで何とか次のターンまで防げ…」

麗奈「甘いわ!浮かれるのはまだ早いっ!悪い方はね…これよ!!」

アストラル「それはっ!?」

麗奈「アタシはフィールド魔法《おジャマ・カントリー》を発動」

フィールド魔法
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名の付いたカード1枚を墓地へ送る事で、自分の墓地に存在する「おジャマ」と名の付いたモンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールド上に「おジャマ」と名の付いたモンスターが表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。
モバP「こ、こいつはっ!!?」

麗奈「このフィールド魔法がある状態で、フィールドにおジャマと名の付くモンスターが居る場合…攻撃力と守備力は入れ替わるわ」

モバP「おいおい…マジかよっ!この土壇場であのカードを引いたって言うのか!?」

長く引き延ばしてここまで
麗奈の下僕?の喋り方が良く分からずネット上で残ってた『あのモンスター』が出て来る回を見直してようやく形にしました。
これでも、…どうもしっくりきてない気がしますが、大目に見て下さい……
それではまた次回!

今日はレイナ様の誕生日
というわけで短いですが速攻で続きを書きましたので投下していこうと思います。
後から修正が入るかもしれませんがご了承下さい

麗奈「このフィールド魔法がある状態で、フィールドに『おジャマ』と名の付くモンスターが居る場合…全てのフィールドのモンスターの攻撃力と守備力は入れ替わる」

モバP「おいおい…マジかよ。麗奈の奴、こんな土壇場であんなカードを引き当てたって言うのかっ!?」

かな子「攻撃力と守備力が入れ替わっちゃうなんて…」

茜「…攻撃力と守備力が入れ替わると言う事は…麗奈さんの場の『おジャマ』モンスターはっ……!」

《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守2500→0
《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守1000→0
《トラゴエディア》星10/闇属性/悪魔族/攻2400→2400

アストラル「(やはりこういうことになったか…)そして、同様に…」

麗奈「アンタの場の《ガントレット・シューター》のステータスも変動よっ!」

《ガントレット・シューター》攻2400→2800

モバP「が、ガントレット・シューター~……って、あれ?」

麗奈「あっ…」

????「あらら~?逆に守備力が上がっちゃったワよ~」

アストラル「どうやら、勝利に拘り過ぎた余り彼女は大きな間違いをしてしまったようだな」

モバP「(大きな間違い…?でっでもよ。効果も攻撃も無効にされた状態の茜のモンスターでどうやってこのターン攻撃力3000になる《ドラゴエディア》に太刀打ち…するん……)あっ!」

アストラル「気づいたか。彼女は勝負を急ぎ過ぎた余り…手札に加えた《おジャマ・カントリー》を使ってしまった。…と言うことは、分かるな?」

モバP「だから…攻撃力2400のままなのか!」

アストラル「(…それよりも私が気になっているのは、何故…彼女はこのデュエルに執着心を持って私達に挑んでいるのかの方だ)」

アストラル「(マドルチェのメッセンジェラートがティアラミス王女からかな子へ贈るハズだったデッキを彼女は良く思わなかったのか…それを奪い、バズーカでメッセンジェラートを消し去ってしまった…)」

アストラル「(ここまでの状況を整理すると…取り憑かれた『No.』の影響だと思うのが自然だろうが…彼の話を聞くと、普段の彼女はいたずら好きだったと聞く…)」

アストラル「(それに、今までの戦いを通して…彼女は私の豊富な決闘の知識上に蓄積していないモンスター《天穹覇龍ドラゴアセンション》を出して来た……)」

アストラル「(だが…未だに『No.』を出してこようとしていない。それに…もう一つ気になるのは、度々…彼女は何かに話しをしてるように見えることだ……)」

モバP「どうした…?考え事なんかして……」

アストラル「少し分からなくなってな…」

アストラル「未だに彼女に関しての疑問点は多く残るな…。只、もしかしたら…彼女は……」

麗奈「ま…マズいわ……!」
 
????「あらら…これはマズい事になったワね……」

麗奈「クッ!!アタシが勝利を焦り過ぎた余り、とんだミスを犯すなんて……」

麗奈「今の手札は残り4枚…。この残りの手札で茜の《ガントレット・シューター》の攻撃を凌ぐにはっ…これしかないようねっ!!」

麗奈「私は《おジャマ・レッド》を召喚し、効果発動」

効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが召喚に成功した時、
手札から「おジャマ」と名のついたモンスターを4体まで
自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

麗奈「手札の《おジャマ・グリーン》を特殊召喚よ」

通常モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000

モバP「おいおい……!?麗奈の場に…また、揃ったぞっ!?」

アストラル「彼女は…まだ、展開をするというのかっ!?」

ここまででーす
麗奈のミスによって茜の勝利に一歩近づいたか…?
っと思ったら案の定大量展開乙
そんな中、アストラルは振り返る彼女の今までの言動についてを


それではまた次回!(マジでストックが尽きてきてるので次回は3週間後とかになるかも…)

全て壊すんだ!(短レス投下)

麗奈「私は《おジャマ・レッド》を召喚し、効果発動」

効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが召喚に成功した時、
手札から「おジャマ」と名のついたモンスターを4体まで
自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

麗奈「手札の《おジャマ・グリーン》を特殊召喚よ」

通常モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000

モバP「おいおい……!?麗奈の場に…また、レベル2のモンスターが2体揃ったぞっ!?」

アストラル「彼女は…まだ、エクシーズ召喚をするというのかっ!?」

麗奈「こうなったらやけよ!レベル2の『おジャマ』モンスター2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!!」

麗奈「下僕としてアタシの壁になりなさいっ!《ガチガチガンテツ》!!」

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/地属性/岩石族/攻 500/守1800
レベル2モンスター×2
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は、
このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。

モバP「《ガチガチガンテツ》だって!?」

アストラル「ほう。その反応からしてあれはキミが知っているエクシーズモンスターか」

モバP「まぁな。《グレンザウルス》と《ガチガチガンテツ》だけだが…」

アストラル「キミの知るエクシーズモンスターがいた事に少し安心した」

アストラル「…そうか。確かキミはエクシーズ召喚導入時に一度デュエリストから離れていたと先ほど言っていたな…。そのちひろから貰ったデッキのエクストラまで把握していた事に合点がいった。」

アストラル「それなら知っているとは思うが、あのモンスターは破壊される場合エクシーズ素材を取り除く事で破壊を無効にする効果を持っている」

モバP「それにあのモンスターってエクシーズ素材の数だけ攻撃力が200アップする効果も持ってるんだよな?」

アストラル「ああ。2200の守備力と3回攻撃に耐えられる耐性…この土壇場で彼女はこの状況を耐え凌ぐカードを出して来た…まだ、このデュエル…彼女は諦めてくれないようだな」

モバP「負けず嫌いがアイツの特性みたいなもんだからな…」

アストラル「(負けず嫌い…か)」

????「冷や冷やしたけど、何とかなったようネ~」

麗奈「(最初に《ブルー》を伏せてなかったら…危うく手札のモンスターが尽きて負ける所だったわ……)」

麗奈「焦りすぎたせいで結果的に茜の場の《ガントレット・シューター》の攻撃力を上昇させる事になってしまったわね…。」

????「こっちの場に4体居るとはいえ…辛いのは変わりないワネ」

麗奈「でも、私の発動した《デモンズ・チェーン》の効果で攻撃を封じられている…考えていても仕方無いわ!当分は…これで様子を見る!!」

麗奈「私はこれでターンエンドよ。どうしたの?かかって来なさいよっ!」

麗奈の手札5枚→2枚

茜「はっハイ!私の…ターン!!」

モバP「茜にもツライ状況だよな…」

かな子「どうしてですか?麗奈ちゃんの手札もう残り2枚じゃないですか。茜ちゃんの場には攻撃力が上がったモンスターも居ますし…」

モバP「あっ…もしかして、状況分かってない?」

かな子「はいっ…?」キョトン

アストラル「キミが説明を怠っていたからさっきから彼女…着いて来ていないぞ」

モバP「あっわりーわりー!ここまでの現状説明せんと分からんよな。」

かな子「す、すいません…ルールをよく分かってないからプロデューサーの負担になってばかりで迷惑かけて!」

モバP「そうだな…どこから説明するか……」

ここまで!

麗奈が出したエクシーズモンスターは《ガチガチガンテツ》だった
只、自分のプレイングミスで茜のモンスターを倒す事が出来ず、守備で固めて様子を見るしかない状況に…
そして茜のターンに移った…そんな時、ついていけてないかな子に状況を説明するプロデューサーだった


ま、かな子に説明してるところまで書いてると脱線しそうなので同時進行で茜のターン進めて来ます
ZEXAL今週で終わるけど…続きはいつ?書き溜めはあるかって…?

全て壊すんだ!(ストックを使いキリながら)

モバPがかな子に状況を説明する所はカットの方向で…
さあ、クライマックスへっ!

茜「…ドロー!!!」手札3→4枚

茜「(どうしましょう…攻撃力が守備力と反転されたとはいえ、《ガントレット・シューター》は攻撃が出来ない…行きずまりました……)」

茜「でも…今、手札に加えたカード…これを使えば、もしかしたら!?」

茜「私は今、手札に加えたこのカードを発動します…それはっ!」

麗奈「」ゴクリ

茜「《禁じられた聖槍》です!」

麗奈「何ですって!?」

速攻魔法
フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
エンドフェイズ時まで、選択したモンスターの攻撃力は800ポイントダウンし、
このカード以外の魔法・罠カードの効果を受けない。

モバP「どうだ?何となく今の状況は飲み込めたか?」

かな子「はっはい!お手数おかけしました!」

アストラル「長いぞ…キミが話してる間に、茜は《ガントレット・シューター》での突破口を見つけたようだぞ」

モバP「えっマジで?」

かな子「あっあれってプロデューサーさんが教えてくれた《禁じられた》シリーズのカード…ですよね?」

????「アラッあれって確か…」

麗奈「どういうつもりよ…?私の下僕達を対象にしても意味なんてないのを分かってやったってならアンタはとんだおまぬけもいいところよ」

モバP「《聖槍》…?ここは《聖杯》を使うべきじゃないのか?」

アストラル「…ほう。考えたな」

モバP「えっ?」

アストラル「何も相手の場のモンスターばかりを対象にしなくてもいいということだ。いずれこんな方法で使う時も来るだろう…その時の為に見ていろ」

モバP「(あ、ああ…)」

茜「私が対象にするのは…自分の場の《ガントレット・シューター》ですっ!」

麗奈「自分の場のモンスターを対象…って、アンタまさかッ!!?」

茜「考えてる通りです。《聖槍》の対象になった事で、茜さんのフィールド魔法、そして拘束されている鎖がエンドフェイズまで効果が無効になるんです」

麗奈「…考えたわね。」

茜「色々自分の状況を整理していたら…自分のやるべき答えが見えて来た気がしました。その通りにやったまでです!」

アストラル「彼女は成長したな…このデュエルで……」

モバP「お…おう!何てったって俺のプロデュースしているアイドルだからなっ
!」

アストラル「経験があるとはいえ…私からしてみたら初心者もいいところなキミがどの口が言うんだ?」

モバP「グサッ(言い返せないのがツライ)」

アストラル「キミのデュエルでは茜の足元には及ばんだろう。…私からしてみたら初心者もいいところだ」

茜「私は攻撃力2400に戻った…《ガントレット・シューター》で守備表示の《おジャマ・ナイト》を攻撃…ダブル・ツイン・クロス・ボンバー!!」

麗奈「でも、私の壁となるモンスターはまだ3体。そして、《ガチガチガンテツ》の耐性もあるそう簡単に崩れないわよ…このレイナ様の砦は!!」

茜「ここ…でしょうね。私の攻撃はここから始まります!私は手札から《H-ヒートハート》を《ガントレット・シューター》を対象に発動!」

アストラル「まさかっ!?」

通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
そのカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
この効果は発動ターンのエンドフェイズまで続く。

麗奈「ここまで…のようね。ごめんね…光……」

《ガントレット・シューター》攻2400→2900

茜「プロデューサーの…“熱い思い”。私が代わりに届けます…いけー!!!」

麗奈LP700→0

茜 Winner

ここまでで麗奈戦終了となります
長かった…構成を練ってない為に色々とストーリーが行き詰り半年以上かかってしまいましたね
最期の方は駆け足だったのでどうもスッキリしない終わり方になってしまいました…
《No.ナンバーズ64 古狸三太夫》の出番はいずれ…ということで
リクエストを貰ったカードも結構出す事が出来なく終わってしまいすいません
いずれ凛編のように書き直して投下出来ればそちらで改めて書こうと思います

次回は未定。原作通り進めようにもZEXAL明日で終わっちゃうしカイトでも登場させようか悩んでます
戦うのはモバPですけどね…
麗奈の複線どこかで回収できればいいなてー(棒)

それではまた次回!

それとまだリクエストは受付中です

1.出てきてほしいアイドル
2.その子は何のデッキを使うのか
3.その子のイメージに合う「No.」
4.その子のデッキに入っているであろうカード
5.モバPとどんな絡みでデュエルしてほしい  等

です。これがどこまで採用されるかどうかは今のところは未定です。
それでもよろしければお答えしてもらえると助かります

1佐久間まゆ
2ギミックパペット
3ギミックパペット系No.全て(cNo.含む)
4はギミックパペットデッキの基本構築で
5 誰か閉じ込めて呼び出しデュエル
こんな感じ?

後思った
聖槍かけたならカントリーもヒートハートも受け付けなくない?
効果は効くけど

>>494
そんな感じで

>>495
しまっ…
深夜のテンションでそこんとこあまり考えずクライマックスまで進めた為に最後の最後ミスをしてしまいました…
とりあえずそこんとこは修正するか検討させて下さい…。
ちょっと麗奈戦は構成を練るのに時間が経ち過ぎて《マンティコア》の処理ミスがあったりと
凛戦以上にミスが多かった…。それにやり残したこともあるので…出来れば、書き直せる機会を作ってでも投下出来ればと考えてはいますが


ここから3戦目まである程度間が空くのでそれまで構成をある程度練ってストック溜めてから投下しようと思います
ですのでこれまで以上に間が空くかもしれませんがお待ちいただけると助かります

ルールはどうするの?
マスタールール3に変更する?

>>497
キリがいいので変更してもいいと思いますが
未だに新ルールを自分理解していないので少し今のままで様子を見させて下さい

>>493
乙です

私からのリクエストは

1.高峯のあ
2.ブラマジ魔導
3.No.74マジカル・クラウン-ミッシング・ソード
4.メインはブラマジ魔導の基本構築に☆6トランスとコスモクィーン
  エクストラはNo.74以外に、幻想の黒魔導師、マジマジ★、ノリトとサイモン他諸々
5.満月の夜の屋上で正々堂々とデュエル

でお願いします

麗奈戦修正も含めて>>428の分から投下します
多分、後3回位の更新で終わるっぽい

麗奈「…で、どうするの?また何もできず怖気づいたわけ?このままターンエンドすれば、攻撃力3000になった《トラゴエディア》によって《ガントレット・シューター》は戦闘破壊され、アンタは600のダメージを少なくとも受けるわよ」

アストラル「そして、彼女の手札に攻撃力600以上のモンスターが居れば…アウトだ」

モバP「(どうする…茜?)」

茜「(…麗奈さんの言う事も事実。何も考えずガンガン行き過ぎたせいで今の私の手札は残り3枚…どれも、この状況を打開する手としては私には扱いが難しいカードばかりだ。でも、こんな状況に直面してもプロデューサーなら…きっと!」

茜「私はこのまま、エンドフェイズに突入…その瞬間、墓地へ送られた《暗黒のマンティコア》の効果が発動します」

モバP「(マンティコアなんていつ墓地へ送られたっけ?)」

アストラル「エクシーズ素材を二度取り除いて効果を発動した時に墓地へ送られている…」

モバP「あっ…。(そういや気になってたんだけどエクシーズ素材になったモンスターもコストとして墓地へ送られたら墓地で発動する効果を持つモンスターは効果を発動する事が出来るのか?)」

アストラル「出来るモンスターは出来る。出来ないモンスターは出来ない…以上だ」

モバP「(説明軽っ!!もっと詳しく説明してくれよっ)」

アストラル「ハァ…言ってもキミには理解出来ないと思うが、仕方が無い…出来ないモンスターの多くはタイミングを逃してしまい効果が発動する事が出来ない。分かったか?」

モバP「タイミングを逃す?」キョトン

アストラル「…分からないだろうな。」

アストラル「…キミが覚えておくべき教訓は彼女の持つ《暗黒のマンティコア》は出来る部類のモンスターだという事だ。分かったか」

モバP「ワカリマシタ」

アストラル「(これは…分かってないな…。やはりキミにはここはまだ早すぎたか)」

>>509 修正
アストラル「…キミが覚えておくべき教訓は彼女の持つ《暗黒のマンティコア》は出来る部類のモンスターだという事だ。”これなら”分かったか」


茜「手札の《ハンマー・ラッシュ・バウンサー》を墓地に送り、墓地のこのモンスターを特殊召喚します!再び現れろ!《暗黒のマンティコア》!!」

星6/炎属性/獣戦士族/守1000

麗奈「厄介ね…そいつも」

モバP「墓地へ送られさえすれば手札の指定されたモンスターを捨てるだけで何度でも特殊召喚出来るわけだからな…相手からしてみれば溜まったもんじゃないわな」

茜「今守備表示で出した《暗黒のマンティコア》と《ガントレット・シューター》…それに、伏せてあるこのカードに賭けます…!これで私のターンは終了です」

アストラル「…彼女の、恐らく二度目であろう賭けが、吉と出るか…凶と出るか……」

麗奈「ふぅ~ん…でも、これ位の状況はアタシの予想していた範囲内よ…。アンタの手札からして、どの道そうするしかこの場を乗り切る手段は残されていないって事位アタシは分かってた。」

麗奈「追い詰められて…ようやく、今になってアンタも分かって来たんじゃないの?自分の置かれている状況が!!」

茜「(言葉に惑わされない。自分のライフが残り1200…手札が2枚しか無くても、今の私に出来る事は全てやった……。残りは僅かな可能性に賭ける!)」

モバP「(お前は…正直、今の茜の状況をどう思ってる?)」

アストラル「ライフはこちらが勝っているとはいえ…手札は残り2枚、場に居る2体のモンスターの攻撃力は《カントリー》によって攻撃力と守備力が入れ替わっている状態だ。」

アストラル「更に言えばモンスター1体は効果を無効にされ攻撃も出来ない。もう一体は高い攻撃力を《カントリー》によって守備力と入れ替えられている…」

アストラル「守備表示で出していたからいいが…この状況から見るに、以前厳しいことには変わりはない事は確かだろうな」

モバP「(だよな…)」

麗奈「(アタシの生涯になりそうで気になるのは恐らくあのカード……。最初から伏せてあるのに、全く使って来ようとしてないのが…どうにも引っかかるわね…)」

????「詮索なんてしてらしくないジャナイ」

麗奈「(アンタ…まだ居たのね……)」

????「そりゃ居るわヨ~。だって、レイナ様の下僕なんだから~ン!」

麗奈「(はぁー…下僕だったら下僕らしくアタシの考えたシナリオ通りやるのがセオリーなんじゃないの?)」

麗奈「それを、横からレイナサマに向かって口出ししてくるなんて…下僕として失格なんじゃない!!?)」

????「レイナ様の言ってる通り、下僕としては失格なんでしょうネ…。でも、『あのカード』にまで手を出してデュエルしてる所を見ると、下僕のオイラから見てもオカシイと思えてくるノヨ」

麗奈「(『あのカード』?…ああ。あれね…。プロデューサーや茜、それに…かな子……。それぞれに抱く感情でデュエルに至った事に関しては、きっと、光もアタシの感情を理解してくれるハズ。何も問題はないわ)」

????「そう…だといいけど…(問題は無いとはいうけど…何だか…レイナ様の様子がデュエルの最中に、変わっていってる気がして何だか心配だワ…)」

麗奈「(…ま、アタシに歯向かった位大目に見てあげるわ。どうせこのターンでアタシが勝つのは決まったようなもの…だから特別に、このデュエルで茜に勝つとこ見せてあげるようじゃない!)…ドローよっ!」

アストラル「このドローで全てが決まる…」

茜「…」

モバP「頼む…」ゴクリ

麗奈「フフフフフ…!アーッハッハッ…ゲホゲホ!」

モバP「…大丈夫か?」

麗奈「コホンコホン…む、蒸せたのよ……心配はいらないわ」

麗奈「さて…と、アンタ達に良い知らせと悪い知らせがあるわ。どっちから聞きたい?」

茜「良い方と…悪い方…二択あるんですか!?」

モバP「!?」

アストラル「彼女がドローしたカード…、余程自身があるようだな」

かな子「こういう時は…良い方から聞いた方がいいんじゃないでしょうか」

>>513の所に修正が…
《おジャマ・カントリー》張ってないのに攻守が入れ替わってるってアストラルが行っている事態になってました。すんません!

アストラル「ライフはこちらが勝っているとはいえ…手札は残り2枚、場に居るモンスター1体は効果を無効にされ攻撃も出来ない状態にされてしまっている…。」

アストラル「《暗黒のマンティコア》をエンドフェイズに守備表示で墓地から復活させたのはいいが」

アストラル「…この状況から見るに、以前厳しいことには変わりはない事は確かだろうな」

モバP「(だよな…)」

麗奈「(アタシの生涯になりそうで気になるのは恐らくあのカード……。最初から伏せてあるのに、全く使って来ようとしてないのが…どうにも引っかかるわね…)」

見直して修正してもミスばっか…ちょっと休憩行ってきます。

あの……

《暗黒のマンティコア》
星6/炎属性/獣戦士族/攻2300/守1000
このカードが墓地へ送られたターンのエンドフェイズ時、
自分の手札・フィールド上から獣族・獣戦士族・鳥獣族モンスター1体を墓地に送って発動できる。
このカードを墓地から特殊召喚する。


《ハンマーラッシュ・バウンサー》
「戦士族」

>>520
あっ…

指摘ありがとうございます…
気づきませんでした。
もう一度、修正してきます……
投下また遅れるかもです…待ってる方自分ほんとミスばっかでほんとすいません

>>511から修正

茜「手札の《孤炎星―ロシシン》を墓地に送り、墓地のこのモンスターを特殊召喚します!再び現れろ!《暗黒のマンティコア》!!」

星6/炎属性/獣戦士族/守1000

麗奈「厄介ね…そいつも」

モバP「墓地へ送られさえすれば手札の指定されたモンスターを捨てるだけで何度でも特殊召喚出来るわけだからな…相手からしてみれば溜まったもんじゃないわな」

茜「今守備表示で出した《暗黒のマンティコア》と《ガントレット・シューター》…それに、伏せてあるこのカードに賭けます…!これで私のターンは終了です」

アストラル「…彼女の、恐らく二度目であろう賭けが、吉と出るか…凶と出るか……」

麗奈「ふぅ~ん…でも、これ位の状況はアタシの予想していた範囲内よ…。アンタの手札からして、どの道そうするしかこの場を乗り切る手段は残されていないって事位アタシは分かってた。」

麗奈「追い詰められて…ようやく、今になってアンタも分かって来たんじゃないの?自分の置かれている状況が!!」

茜「(言葉に惑わされない。自分のライフが残り1200…手札が2枚しか無くても、今の私に出来る事は全てやった……。残りは僅かな可能性に賭ける!)」

モバP「(お前は…正直、今の茜の状況をどう思ってる?)」

アストラル「ライフはこちらが勝っているとはいえ…手札は残り2枚、場に居るモンスター1体は効果を無効にされ攻撃も出来ない状態にされてしまっている…。」

アストラル「《暗黒のマンティコア》をエンドフェイズに守備表示で墓地から復活させたのはいいが」

アストラル「…この状況から見るに、以前厳しいことには変わりはない事は確かだろうな」

モバP「(だよな…)」

麗奈「(アタシの障害になりそうで気になるのは恐らくあのカード……。最初から伏せてあるのに、全く使って来ようとしてないのが…どうにも引っかかるわね…)」

????「詮索なんてしてらしくないジャナイ」

麗奈「(アンタ…まだ居たのね……)」

????「そりゃ居るわヨ~。だって、レイナ様の下僕なんだから~ン!」

麗奈「(はぁー…。下僕だったら下僕らしくアタシの考えたシナリオ通りやる…それが下僕として務めるべきことなんじゃないの?)」

麗奈「(それを、横からレイナサマに向かって口出ししてくるなんて…下僕として失格なんじゃない!!?)」

????「レイナ様の言ってる通り、下僕としては失格なんでしょうネ…。でも、『あのカード』にまで手を出してデュエルしてる所を見ると、下僕のオイラから見てもオカシイと思えてくるノヨ」

麗奈「(『あのカード』?…ああ。あれね…。プロデューサーや茜、それに…かな子……。それぞれに抱く感情でデュエルに至った事に関しては、きっと、光もアタシの感情を理解してくれるハズ。何も問題はないわ)」

????「そう…だといいけど…(問題は無いとはいうけど…何だか…レイナ様の様子がデュエルの最中に、変わっていってる気がして何だか心配だワ…)」

麗奈「(…ま、アタシに歯向かった位大目に見てあげるわ。どうせこのターンでアタシが勝つのは決まったようなもの…だから特別に、このデュエルで茜に勝つとこ見せてあげるようじゃない!)…ドローよっ!」 4→5枚

アストラル「このドローで全てが決まる…」

茜「…」

モバP「頼む…」ゴクリ

麗奈「フフフフフ…!アーッハッハッ…ゲホゲホ!」

モバP「…大丈夫か?」

麗奈「コホンコホン…む、蒸せたのよ……心配はいらないわ」

麗奈「さて…と、アンタ達に良い知らせと悪い知らせがあるわ。どっちから聞きたい?」

茜「良い方と…悪い方…二択あるんですか!?」

モバP「!?」

アストラル「彼女がドローしたカード…、余程自身があるようだな」

かな子「こういう時は…良い方から聞いた方がいいんじゃないでしょうか」

モバP「…ああ。一理あるな」

茜「良い方からお願いします…」

麗奈「アタシがドローしたカードはモンスターカードじゃないわ…」

モバP「よしっ!やった!!」

アストラル「安心するのは…まだ、早い気がするぞ……!」

モバP「(いや…だって、モンスターカードじゃねーなら恐れる事ねーじゃねーの。心配しすぎじゃないか?)」

アストラル「…」

モバP「何にしても…これで何とか次のターンまで防げ…」

麗奈「甘いわ!浮かれるのはまだ早いっ!悪い方はね…これよ!!」

アストラル「それはっ!?」

麗奈「アタシはフィールド魔法《おジャマ・カントリー》を発動」

フィールド魔法
1ターンに1度、手札から「おジャマ」と名の付いたカード1枚を墓地へ送る事で、自分の墓地に存在する「おジャマ」と名の付いたモンスター1体を特殊召喚する。
自分フィールド上に「おジャマ」と名の付いたモンスターが表側表示で存在する限り、フィールド上に表側表示で存在する全てのモンスターの元々の攻撃力・守備力を入れ替える。

モバP「こ、こいつはっ!!?」

麗奈「このフィールド魔法がある状態で、フィールドに『おジャマ』と名の付くモンスターが居る場合…全てのフィールドのモンスターの攻撃力と守備力は入れ替わる」

モバP「おいおい…マジかよ。麗奈の奴、こんな土壇場であんなカードを引き当てたって言うのかっ!?」

かな子「攻撃力と守備力が入れ替わっちゃうなんて…」

茜「…攻撃力と守備力が入れ替わると言う事は…麗奈さんの場の『おジャマ』モンスターはっ……!」

《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守2500→0
《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守1000→0
《トラゴエディア》星10/闇属性/悪魔族/攻2400→2400

アストラル「(やはりこういうことになったか…)そして、同様に…」

麗奈「アンタの場の《ガントレット・シューター》…そして、《暗黒のマンティコア》のステータスも変動よっ!」

《ガントレット・シューター》攻2400→2800
《暗黒のマンティコア》守1000→2300

モバP「が、ガントレット・シューター~……って、あれ?」

麗奈「あっ…」

????「あらら~?逆に守備力が上がっちゃったワよ~」

アストラル「《ガントレット・シューター》だけではない…《暗黒のマンティコア》の方もだ」

アストラル「どうやら、勝利に拘り過ぎた余り彼女は大きな間違いをしてしまったようだな」

モバP「(大きな間違い…?でっでもよ。効果も攻撃も無効にされた状態の茜のモンスターでどうやってこのターン攻撃力3000になる《ドラゴエディア》に太刀打ち…するん……)あっー!」

アストラル「気づいたか。彼女は勝負を急ぎ過ぎた余り…手札に加えた《おジャマ・カントリー》を使ってしまった。…と言うことは、分かるな?」

モバP「だから…攻撃力2400のままなのか!」

アストラル「(…それよりも私が気になっているのは、何故…彼女はこのデュエルに執着心を持って私達に挑んでいるのかの方だ)」

アストラル「(マドルチェのメッセンジェラートがティアラミス王女からかな子へ贈るハズだったデッキを彼女は良く思わなかったのか…それを奪い、バズーカでメッセンジェラートを消し去ってしまった…)」

アストラル「(ここまでの状況を整理すると…取り憑かれた『No.』の影響だと思うのが自然だろうが…彼の話を聞くと、普段の彼女はいたずら好きだったと聞く…)」

アストラル「(それに、今までの戦いを通して…彼女は私の豊富な決闘の知識上に蓄積していないモンスター《天穹覇龍ドラゴアセンション》を出して来た……)」

アストラル「(だが…未だに『No.』を出してこようとしていない。それに…もう一つ気になるのは、度々…彼女は何かに話しをしてるように見えることだ……)」

モバP「どうした…?考え事なんかして……」

アストラル「少し分からなくなってな…」

アストラル「未だに彼女に関しての疑問点は多く残るな…。只、もしかしたら…彼女は……」

麗奈「ま…マズいわ……!」
 
????「あらら…これはマズい事になったワね……」

麗奈「クッ!!アタシが勝利を焦り過ぎた余り、とんだミスを犯すなんて……」

麗奈「今の手札は残り4枚…。この残りの手札で茜の《ガントレット・シューター》の攻撃力を上回る手はない…だったら、この場を乗り切る手段に移るしかないみたいねっ!!」

麗奈「私は《おジャマ・レッド》を召喚し、効果発動」

効果モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000
このカードが召喚に成功した時、
手札から「おジャマ」と名のついたモンスターを4体まで
自分フィールド上に攻撃表示で特殊召喚する事ができる。

麗奈「手札の《おジャマ・グリーン》を特殊召喚よ」

通常モンスター
星2/光属性/獣族/攻 0/守1000

モバP「おいおい……!?麗奈の場に…また、レベル2のモンスターが2体揃ったぞっ!?」

アストラル「彼女は…まだ、エクシーズ召喚をするというのかっ!?」

麗奈「こうなったらやけよ!レベル2の『おジャマ』モンスター2体でオーバーレイ!2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築…エクシーズ召喚!!」


麗奈「下僕としてアタシの壁となりなさいっ!《ガチガチガンテツ》!!」

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/地属性/岩石族/攻 500/守1800
レベル2モンスター×2
フィールド上のこのカードが破壊される場合、
代わりにこのカードのエクシーズ素材を1つ取り除く事ができる。
このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、
自分フィールド上のモンスターの攻撃力・守備力は、
このカードのエクシーズ素材の数×200ポイントアップする。

モバP「《ガチガチガンテツ》だって!?」

アストラル「…ほう。その反応から察するに《ガチガチガンテツ》は知っているようだな」

モバP「まぁな。《グレンザウルス》と《ガチガチガンテツ》の2体しかエクシーズモンスターは知らんかったんだよ…」

アストラル「まぁいい。エクシーズモンスターを少しでも知ってるのと知らないのとではこれからの戦いに備える時に大きく影響が出て来るだろうからな…」

モバP「(戦いに備える?)」

アストラル「今はまだ知らなくていい。只…キミの知るエクシーズモンスターがいた事に少しだが安心感を感じる事が出来た」

アストラル「思えばそうだな…。確かキミはエクシーズ召喚導入時に一度デュエリストから離れていたと先ほど言っていたな…。そのちひろから貰ったデッキのエクストラまで把握していた事に合点がいった。」

アストラル「それなら知っているとは思うが、あのモンスターは破壊される場合エクシーズ素材を取り除く事で破壊を無効にする効果を持っている」

モバP「それにあのモンスターってエクシーズ素材の数だけ攻撃力が200アップする効果も持ってるんだよな?」

アストラル「ああ。2200の守備力と3回攻撃に耐えられる耐性…この土壇場で彼女はこの状況を耐え凌ぐカードを出して来た…まだ、このデュエル…彼女は諦めてくれないようだな」

《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守0→400
《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守0→400
《トラゴエディア》星10/闇属性/悪魔族/攻2400→2800

麗奈「っく、あと一歩足りなかったわね…!」

モバP「こうなるだろうとは分かってはいたさ…。何てったって負けず嫌いがアイツの特性みたいなもんだから…」

アストラル「(負けず嫌い…か)」

????「冷や冷やしたけど、何とかなったようネ~」

麗奈「(でも、最初に《ブルー》を伏せてなかったら…《ドラゴアセンション》によって戻って来た無防備な状態のモンスターを狙われ…手札のモンスターも尽きて危うく負ける所だったわ……)」

麗奈「焦りすぎたせいで結果的に茜の場の《ガントレット・シューター》の攻撃力を上昇させる事になってしまったわね…。」

????「それにこちらも迂闊に攻撃が出来なくなってしまったワ~これから、どうするノ~~?」

麗奈「(だからって何を躊躇する必要があるのよ?アタシの場には今は《ガチガチガンテツ》も居るのよ…この子の耐性と強化さえあればどうとでもなるわ!)」

麗奈「(それに、私の発動した《デモンズ・チェーン》の効果で茜の場の《ガントレット・シューター》の攻撃は封じられているのも同然…。これで当分は…茜も仕掛けてこれないハズ)」

麗奈「…これだけの布陣があれば何とか次のターンまで持ち応えれるに決まってるわ。」

モバP「麗奈から凄い気迫を感じ続けてる…!」

アストラル「…大体分かって来たぞ。彼女のことが」

モバP「…?」

アストラル「彼女の言動を見続けて思えた…もしや、この戦いで負けられない何かを抱え込んでいるんじゃないだろうか……?」

麗奈「カードを1枚セットして、アタシはこれでターンは終了よ…どうしたの?かかって来なさいよっ!」手札5→1枚

茜「はっハイ!私の…ターン!!」

かな子「茜ちゃん…(こんな戦いを続けてうまく麗奈ちゃんを正気に戻す事は出来るんでしょうか?)」


ここまで
修正する箇所が結構あってそのまま引用した個所もいくつかありましたが何とかかけました
これでもミスがあるようでしたらまた気軽に言って下さい。
無いようでしたら次回から本格的に麗奈戦を3回に分けて進めていきます。
その後のあさん登場予定なのでそれまでグダグダになるでしょうが…お待ちください

麗奈の精霊について少し触れたエピソード出来ました
デュエル中に色々と明らかになっていくと思います

>>541の《ドラゴエディア》の攻撃力変動ミスから書いて行きます

モバP「それにあのモンスターってエクシーズ素材の数だけ攻撃力が200アップする効果も持ってるんだよな?」

アストラル「ああ。2200の守備力と3回攻撃に耐えられる耐性…この土壇場で彼女はこの状況を耐え凌ぐカードを出して来た…まだ、このデュエル…彼女は諦めてくれないようだな」

《おジャマ・ナイト》星5/光属性/獣族/守0→400
《おジャマ・ブルー》星2/光属性/獣族/守0→400
《トラゴエディア》星10/闇属性/悪魔族/攻2400→1200→1600

麗奈「っく、手札を使ったから《トラゴエディア》の攻撃力が下がっちゃったけど…もう、形振り構ってられないわね…!」

モバP「アイツがこんな事で諦めないこと位分かってはいたさ…。何てったって負けず嫌いがアイツの特性みたいなもんだから…よ」

アストラル「(負けず嫌い…か)」

????「冷や冷やしたけど、何とかなったようネ~」

麗奈「(でも、最初に《ブルー》を伏せてなかったら…《ドラゴアセンション》によって戻って来た無防備な状態のモンスターを狙われ…手札のモンスターも尽きて危うく負ける所だったわ……)」

麗奈「焦りすぎたせいで結果的に茜の場の《ガントレット・シューター》の攻撃力を上昇させる事になってしまったわね…。」

????「それにこちらも迂闊に攻撃が出来なくなってしまったワ~これから、どうするノ~~?」

麗奈「(だからって何を躊躇する必要があるのよ?アタシの場には今は《ガチガチガンテツ》も居るのよ…この子の耐性と強化さえあればどうとでもなるわ!)」

麗奈「(それに、私の発動した《デモンズ・チェーン》の効果で茜の場の《ガントレット・シューター》の攻撃は封じられているのも同然…。これで当分は…茜も仕掛けてこれないハズ)」

麗奈「…これだけの布陣があれば何とか次のターンまで持ち応えて反撃に移れるわ」

モバP「麗奈の奴…やはり、茜のターンをこの布陣で持ち応えて次の自分のターン…茜に反撃する為、次に繋げる気かっ!?」

アストラル「(負けず嫌いでイタズラ好きな彼女がここまでして勝ちたい理由…)…大体分かって来たぞ。彼女のことが…!」

モバP「…?」

アストラル「彼女の言動を見続けて思えた…もしや、彼女はこの戦いで負けられない『No.』とは別の何かを心の内に抱え込んでいるんじゃないだろうか……?」

モバP「(『No.』とは関係の無い別の何か…?おいおい…100枚有るか無いかすら分からん『No.』ですらあいつ等から回収出来るか分からないってのに、次から次へと俺に問題事を増やさないでくれよっ!!?」

アストラル「推測だ。これまでの戦いを見ていて思っただけのこと…あくまで過程だ。」

麗奈「カードを1枚セットして、アタシはこれでターンは終了よ」手札5→1枚

麗奈「どうしたの?かかって来なさいよっ!」

茜「はっハイ!私の…ターン!!」

かな子「茜ちゃん…(こんな戦いを続けてうまく麗奈ちゃんを正気に戻す事は出来るんでしょうか?)」

茜「…ドロー!!!」手札2→3枚

茜「私は…《暗黒のマンティコア》を攻撃表示に変更します」

《暗黒のマンティコア》星6/炎属性/獣戦士族/攻1000

茜「(狙い目は《カントリー》によって守備力が0になっている…)あのモンスター!」

茜「バトル!麗奈さんの場の《おジャマ・ナイト》を攻撃!」

麗奈「やっぱり狙いは《おジャマ・ナイト》ね…アンタの行動は見え見えよっ!」

麗奈「ここで使うのはかなり勿体ないけど…つべこべ言ってられないわね。手札のカードを全て墓地へ送り…」手札1→0

麗奈「《全弾発射‐フルバースト‐》を発動するわ!」

通常罠
このカードの発動後、手札を全て墓地へ送る。
墓地に送ったカードの枚数×200ポイントダメージを相手ライフに与える。

茜「これ位のダメージ…鍛えていれば何ともありません」LP1200→1000

モバP「手札1枚200ダメージって…地味だな……」

アストラル「見た者によって感じ方はそれぞれ違う。…地道に積み重ねたダメージこそ侮れないものだ」

アストラル「それに、彼女のあの行為…決して、意味なく使ったわけでもないみたいだぞ」

モバP「…?」

麗奈「続いて《全弾発射‐フルバースト‐》の効果によって墓地へ送られた《おジャマジック》の効果が発動」

通常魔法
このカードが手札またはフィールド上から墓地へ送られた時、自分のデッキから「おジャマ
グリーン」「おジャマ・イエロー」「おジャマ・ブラック」を1体ずつ手札に加える。

麗奈「この効果で3種類の下僕達を手札に加える事が出来るのよ」手札0→3

茜「手札補充されてしまいましたか…。しかし…、それでは私のモンスターの攻撃を防ぐ手にはなりません…!いけーマンティコアー!!」

《暗黒のマンティコア》攻1000vs《おジャマ・ナイト》守0

モバP「よしっ!これで元々守備力が高い《おジャマ・ナイト》を倒すことが出来たぞっ!」

アストラル「(確かに有利かもしれない…が、私には先ほど彼女が手札に加えたあのカード…あれがどうしても引っかかる…)」

アストラル「キミは気にならないか…彼女が、今手札に加えたあのカードを」

モバP「何がだよ…今、いいところだってのに……」

アストラル「事は重大な話かもしれない。」

アストラル「もしかしたら…、先ほど私が言った」

『この戦いで負けられない“No.”とは別の何かを彼女は心の内に抱え込んでいる』

アストラル「それが…あれに、彼女の今までとってきた行動の一つ一つの秘密が隠されているのかもしれないのだぞ!」

モバP「(麗奈のとってきた行動の一つ一つの秘密…?)」

麗奈「っく…!でも…アンタが攻撃を仕掛けて来る時、アタシには《おジャマ・ナイト》への攻撃が来ることは読めていた。」

茜「そ、そんな事を読めるハズが…」

麗奈「アンタの考え方なんて誰でも読めるわよ。だって気づいてないんでしょうけど、アンタ一つ一つの動作に出てて丸分かりなんだから」

アストラル「彼女の致命的な弱点だな」

モバP「(茜の癖は直すの難しいらしくトレーナーさんでも手を妬いてるらしい…)」

アストラル「見ていれば分かる。一癖も二癖もありそうだ」

麗奈「まさか…アンタが手札に来る日が来るとはね……」

モバP「?」

麗奈「…いいわ。この際だから見せてあげなさい!アナタの姿を茜達にっ」

モバP「また一人で喋ってやがる…麗奈の奴、一体どうしたってんだ?」

????「はいは~い!要望通り来てあげたわヨ~ん…デ、今戦ってる相手がレイナサマが倒すべき相手なノね?」

麗奈「そうよ。私に向かって挑んで来た熱血バカと…マドルチェの精霊に好かれたかな子。そして…」

麗奈「アタシのプロデューサーよ」

かな子「!?」

モバP「どうした…かな子?」

かな子「み、見て下さいっ!さっきまで麗奈ちゃんの横で薄っすらとしか見えてなかった影が段々見えて来ました!」

モバP「なっホントだ…見えて来た!見えて来たぞっ!」

????「さっきまでデッキから大体見えてたけど、こうして手札に来てようやくアナタ達のことがくっきり見えるようになったワね」

イエロー「自己紹介が遅れたワヨネ。オイラはイエロー…レイナサマに使える下僕ヨ」

アストラル「精霊か。…私の読み通りだったか」

モバP「いやいや下僕って…。ツッコみどころ満載だろ。それに、お前もそんな扱いでいいのか…」

かな子「プロデューサーさん。あそこにいるのってもしかして…メッセンジェラートさんのような精霊さんなんでしょうか?」

モバP「だろうな…。姿や形…どれをとっても、デュエルモンスターズのカード《おジャマ・イエロー》と瓜二つだからな…」

モバP「(…だろ?アストラル)」

アストラル「かな子の言っている事は恐らく当たっている。それなら、彼女が今までとっていた不可解な言動にも納得がいく」

モバP「やはりか…。しかし、こう何度もカードの精霊が頻繁に現れると普段ならおかしいと思える事なのに当たり前に思えて来てしまっている自分が恐ろしいよ」

かな子「えっ…って事は、あの時の声って精霊さんだったって事ですよねっ……?」

モバP「そういやっ!そういうことになるな…待てよ。あの時、確か麗奈には聞こえてなかったハズだろ?」

かな子「…そうですよね。どうして…あの時麗奈ちゃんは嘘付いてたんでしょうか?」

麗奈「その様子だと、熱血バカなアンタ…、それにプロデューサーやかな子にもアタシの下僕の存在がはっきり見えるようになったみたいね。」

麗奈「どう…?アンタ達にもアタシの下僕の姿を見れるようになった感想はっ?」

モバP「まさか…精霊を否定するお前が精霊を手の内にしてるとは思ってもみなかったよ」

かな子「もしかして…あの時、私達に聞こえてたのってこの子の声だったってことになるのかな?」

麗奈「…そうね。そういうことになるわ」

かな子「だったら…何でっ!何で…“嘘”ついたの?」

麗奈「何でって…アンタ達の反応を見て困らせたかったからに決まってるじゃない。」

かな子「そ、そんな事の為に…」

麗奈「そんな事って何よっ?精霊に好かれて精霊に贈り物を貰えたアンタが何様のつもりよっ!!」

かな子「えっ」

モバP「何言って…精霊が見えるのはお前も同じだろ?」

イエロー「そうじゃナイ…そうじゃナイのヨ…。アナタ達は大きなカン違いをしてるワ?」

モバP「大きな感違い…一体、何だってんだ?」

イエロー「レイナサマはネ…オイラたちとハナすコトはデキても、オイラたちのスガタをミるコトはデキないのヨ」

モバP&かな子「!?」

麗奈「…」

かな子「そ、それじゃ…」

モバP「そうか…だから、あの時…俺達に敵意を向け決闘を挑んで来たのは……」

モバP「実体のあるメッセンジェラートがかな子にデッキを渡していたのを影から見ていたからか」

麗奈「その通り…よ。この子はね…いつだったかアタシの前に突然現れたのよ……」

麗奈の精霊編一先ずここまで
精霊とかの話を盛り込むとデュエルが進まないのなんの…
そのせいで設定を忘れるわ…フィールドの状況を忘れるわで書くのも一苦労と言う…ね?
設定に無理があるかもしれませんがこれでいかせて下さい

注:麗奈は精霊の”姿”が見えないのであってその精霊のカードイラストは普通に見れます

はぁ~デュエルに早よ移りたい… 次回未定です

長らくお待たせしました。
今回から前回言った通り3回に分けて麗奈戦を投下して行きたいと思います
今回は都合上過去編です。
デュエルはありません…これも、やっと書き終えたところなので次回の分はGW中に書いて投下出来たらなと思ってます

~回想~
麗奈『(負けた…?この麗奈様が…光なんかに……?)』ドサッ

麗奈LP?→0

光『やったーやったー!やっと麗奈に勝てたぞー!』

千枝『凄かったねー光ちゃん!』

麗奈『っく…こ、こんなハズじゃなかった…ってのに……』バタッ

光『おおっとっと…大丈夫か!?』

麗奈『これ位…平気よ』

光『麗奈相手だから出し惜しみしてたら負けるって直感的に思って全力で行ったからな。
私の初勝利だ!ハッ…立てそうか?』

麗奈『アンタの手を借りなくても…立てるわよ……』

光『いや…手を貸そう。やはり、何度もデュエルを通して戦った仲だ。もう…正義も悪も関係のない間柄に私達はなれたハズだろ』

光『少しは私を頼ってくれてもいいんじゃないか?』

麗奈『何よ…偉そうに、たった1度アタシに勝っただけじゃない…1度勝ったからと言って偉そうにしてんじゃないわよっ!!』バシッ タッタッタッタ

光『そんなつもりじゃないんだが…麗奈……』

ありす『何だかあの二人…雲行きが怪しくなってきましたね』

晶葉『それはそうだろう。何てったって、今まで麗奈は光と戦っても負ける事は1度もなかったのだからな』

ありす『1度も?』

麗奈『私が調べた限りではな。…だが、何度もデュエルを重ねていく事で光の中に眠るデュエリストとしての才能って奴が芽生えて行き今回のデュエルでそれが開花されたんじゃないか?』


ありす『デュエリストとしての才能…て奴でしょうか?ハァー…それって、アイドルには全く必要ないですよね?』

ありす『何度も、デュエルで二人の戦いの勝敗を決める暇があったら私としてはレッスンに時間をあててほしいんですけど』

晶葉『ま、そういうな。たまには生き抜きとしてやるのもいいものかもしれんぞ』

ありす『そういうものなんでしょうか…?』

晶葉『そういうものだ。(私としては今回のデュエルでいいデータを取らせて貰えただけでもあの二人には感謝しているんだ。只…)』ジー

事務所 屋上
麗奈『っく!何だってのよっ!!?』

麗奈『(アタシがあの光に負けた!?この連戦連勝の麗奈様が!?)…ふざけんじゃないわよっ!!』壁ドン

麗奈『…そうよ。きっとあれはマグレよ。何たってアタシは完璧なんだから。負けるわけないわ。そうとわかればリベンジよっ!光なんかに連戦連勝記録を奪われてたまるもんですかっ!』

事務所内
光『えっ再戦…?ちょっと再戦するには早くないか』

麗奈『何?…アンタ、アタシに一回勝った位で余裕ぶってるつもり』

麗奈『まさか、次は負けるんじゃないかって思ってデュエル出来ないんじゃないでしょうね?』

光『そ、そんなわけないぞっ!ヒーローは怯えたりしない』

麗奈『だったら勝負を受けれるハズよね?』

光『そこまで言うならっ!受けてたとうじゃないかっ!!』

麗奈『(次は…負けないんだからっ!)』

あれから7時間が経過した

光『なぁ…もう、流石にいいんじゃないか?』

麗奈『ハァーハァー…』

光『あれからどれだけデュエルしたのかもう分かんないぞ』

麗奈『いや…まだよ。まだ終わるわけには行かない…わ……』

光『もう無理するなよっ!』

麗奈『アタシ…は、これ以上負けるわけには行かない……のよ…』グラッ

光『ちょっ!?れっ麗奈!大丈夫かっ!?れいなー!!!』

事務所(ケアルーム)
光『清良さん!麗奈の調子は!?』

清良『大丈夫。只の過労よ。すぐ良くなるわ』

光『良かったぁ~』

光『なら面会してもいい?』

清良『面会…は、今は控えた方がいいかも知れないわね。…特に、南条ちゃんは』

光『…えっ?』

麗奈『(あれからあれだけのデュエルをして光から勝ち取れたのはわずか1勝…)』

麗奈『光は着実に、私との戦いを何度もしていく事で経験を積み重ねてきてる。これで、ハッキリしたわ…!もう、このデッキでは光に勝つことが出来ないって』

麗奈『こんなデッキなんか…』パラッパラッパラッ

???『お前さん…それは、捨てていいものだったのか?』

麗奈『平気よ。これで光の奴に勝てないんだもん。きっとこのデッキとの相性が悪くなったんだわ』

麗奈『ってアンタ誰よ…』

???『名乗る者でもない…。それにしても何か落ち込んでいるように見えるな。キミ…誰かに勝ちたいのか?』

麗奈『何で分かるのよ』

???『そうだな…強いていえば、何度もそういう崖っぷちに立たされた子を見て来たからかな』

麗奈『…?』

???『それでキミはその子に勝ちたいのか。勝ちたくないのか…どっちかね?』

麗奈『そんなの…決まってるじゃないっ!誰だって、勝ちたいに決まってるわよっ!!』

???『そうか…。(やはりキミもあの子と同じ道を歩むか…これも、やはり運命なんだろうね。)このカード達が…キミの元へ行きたがっている。使ってあげなさい』

麗奈『ウゲッ!?何よ…この子達キモッ!!」

???『そういいなさんな。彼らはきっとこれからの君の戦いにきっと役に立つ』

麗奈『先が見えてるみたいな言い方ね…。それにホントにこれをアタシにくれるっての?』

???『それを使うなり使わないなりするのはキミの自由だ』

麗奈『ほんと…アンタ、一体何者よ……?』

???『通りすがりのキミのファン第一号だよ』スッ

カーテン バサッ

麗奈『(消えた…?)』


一先ずこれにて麗奈の過去編終了
何とか麗奈の勝利に拘る理由、精霊を手に入れた経緯を絡めれたと思う…
お気づきの人がいるかもしれませんが少しあるエピソードを参考に今回の話は書いてみました。
あの話を探すのに結構時間かかったのよ…あのキャラの初登場時>>1はリアルタイムで見てなかったから尚更
続きはGW中に投下出来たら投下します

頑張った…
なんとかデュエル再開までもってったぞ…
只、疲れたので投下は明日。すまn

それくらいなら問題ナッシュ!

>>584
こんな間が空いてグダグダになってても見てくれてる人が居てくれて感謝のあまり目が…目がぁ~(泣)
一応、デュエル再開まで持って行きましたが、こうも長く続けてると話のクオリティが落ちて辻褄が合わない所が出て来てるかもしれません。そこは大目に見て…
投下して行きます。

麗奈「あの時…光に初めて敗北した後、現れた“名前も素性も知らないあの人”から受け取ったこのカード達」

麗奈「その中の…この子がアタシの前に現れた事によって、アタシの見るもの全てをあそこから変えていってくれたのよ。」

モバP「“名前を言ってはいけないあの人”?まさか、あの…」

かな子「プロデューサーさん…多分、それ違うと思います。それに、少し場の空気を読んで下さい……」

モバP「ああ…すまん。」

モバP「(さて…冗談はさて置きにして、アストラル…こいつは、いよいよお前が言っていた予測が現実味を帯びてきたようだぞ……)」

アストラル「そのようだ。」

モバP「(只…よ?麗奈の事だから光が絡んでいるとは思っていたが…)」

モバP「まさか、光に経った一回敗北したのが原因で、第三者にその弱みをつけ込まれてしまっていたとは…」

麗奈「あの人に目を付けられたのは確かに光に敗北した事が原因ってのは否定しないわ。」

麗奈「けどね…、あの人に“つけ込まれた”って言うアンタの解釈には少し間違いがあるわよっ!」

モバP「それは…どういう…?…お前の話を聞く限りそいつにそう仕組まれたようなもんにしか見えねーだろうがっ!!?」

麗奈「アタシはね…自分の意志で決めたの。」

モバP「!?」

麗奈「…あの時、光に敗北したアタシに向かってあの場であの人は選ぶ権利をくれた。“負けたままで終わるか”…それとも、“勝つ為の力が欲しいか”」

麗奈「その問いにアタシは自身がため込んでいた想いの糧をぶつける事で、あの人から示す力を貰い受け、気持ちを新たに…光への闘志を固め“負けない”強さを得る事が出来た…」

麗奈「…まぁ、そのせいで役に立たない下僕1匹を貰い受ける事になっちゃって、拒否してもアタシにまとわりついちゃったみたいだけど」

モバP「それがイエロー…お前に宿った精霊ってわけか」

麗奈「認めたくないけど…そういうことになるわね。…これで分かったでしょ?これが今のアタシ」

モバP「知らなかった…。光に負けた事がそんな覚悟を持つに至る原因になっていたなんて…」

モバP「俺…お前のこと気づいてやることが出来て無かったってのかよ…。こんなんじゃ、プロデューサーとして失格じゃねーかよ……」ドスッ

かな子「プロデューサー…」

麗奈「あの人から受け取ったカードを組み込んだおかげで光には勝つ事が出来た…。あの時は確かに嬉しかった…アタシの思い描く通りの結果になったんだから。けどね…、アタシの心が満たされたのは経った一時の事だったの」

かな子「…?」

麗奈「何度もデュエルしていく内にアタシは光とデュエルをして、光に勝っても…もう勝つ喜びを感じられなくなっていたのよっ」

モバP&かな子「!?」

アストラル「(力を得て光と言う少女への“再戦で勝利する”と言う目標を達した代償に、何度デュエルをしても純粋に喜びを分かち合えない…そんな、飢えて乾ききってしまったと言うのか)」

麗奈「そんな中…よ。アタシの前にアンタ達とマドルチェの使い自転車便のマドルチェが現れたのは!」

麗奈「最初はケーキが消えただの、ケーキがデッキに変わってるだの話してたからアタシ以外の誰が専売特許のイタズラをしたのか気になって盗み聞きしてたのよ。」

麗奈「そうこうしてたら、あのマドルチェの使いが実体化して現れて、精霊世界の繁栄の為に貢献したかな子へのお礼としてデッキを渡していたのを見て、アタシは気づいたの…。かな子とアタシの決定的な違いって奴を」

かな子「それって、精霊さんから認められているか居ないかの違いってこと?」

麗奈「ええ。只…それをアタシは認められなかった…。そうして…気づいたら、カッとなってアンタ達の前に飛び出してメッセンジェラートを狙い打っていたわ」

モバP「何故だっ!?仮にそのカードを与えた奴がホントにお前の為を思って、精霊が宿るカードを渡したのだったら、精霊の力を上手く扱ってくれると思って渡してくれたハズだろ」

モバP「なのにお前はその人の気持ちを知らないで、貰った力を使っちゃいけないことに使用してしまった…それは、流石のお前でも自覚してっだろ!?」

麗奈「そうよ…。精霊を従えるのには未だアタシは力不足だったって事位言われなくても自分の事なんだから分かってるわよ」

モバP「だったらっ!!」

麗奈「でもそれ以上に、アタシがかな子に抱える恨みは徐々に増して行った!アンタも例外じゃないわっ」

モバP「どうしてだよっ!?」

麗奈「だってそうじゃない!パッと出のかな子なんかに、アタシの力となって下僕としてやってくれていたこの子との絆が霞む位インパクトのある事実を叩きつけられたら誰でもムカつくっての」

かな子「それは言われた私も未だに驚きのあまり事実を受け入れられてないから同様してるのは麗奈ちゃんと同じだよ」

麗奈「同じ…笑わせてくれるわ。アタシが覚悟を持って受け入れた力をこうもあっさりとかな子なんかに抜かれたのがアタシにとっては悔しいし、それを否定するアンタのそういう所が昔っから大っ嫌いなのよ!」

麗奈「でもそれ以上に、アタシがかな子に抱える恨みは徐々に増して行った!アンタも例外じゃないわっ」

モバP「どうしてだよっ!?」

麗奈「だってそうじゃない!パッと出のかな子なんかに、アタシの力となって下僕としてやってくれていたこの子との絆が霞む位インパクトのある事実を叩きつけられたら誰でもムカつくっての」

かな子「それは言われた私も未だに驚きのあまり事実を受け入れられてないから同様してるのは麗奈ちゃんと同じだよ」

麗奈「同じ…笑わせてくれるわ。アタシが覚悟を持って受け入れた力をこうもあっさりとかな子なんかに抜かれたのがアタシにとっては悔しいし、それを否定するアンタのそういう所が昔っから大っ嫌いなのよ!」

>>594
同じのを2度投稿してた疲れてるのかな…俺?


かな子「私は…そんなつもりで否定してたつもり無かった…。なのに…そっ…そんな風に思われていたなんて…あんまりだよ……」

モバP「おい…俺達にでも言ってもいいことと悪い事ってもんがあるだろ!?」

麗奈「単なるアイドルとプロデューサーの関係じゃない。なのに何言ってんの?バカみたい」

モバP「麗奈ァー!!!」

?「プロデューサー…気持ちを落ち着けて下さい。それでは麗奈さんの思う壺です」

モバP「あ、茜…?」

茜「忘れたんですか?『冷静に対処しろ。そうすればきっと答えが見えてくれるはずだ』そう教えてくれたのはプロデューサーなんですよ!」

モバP「あっ…そうだったな。お前に言ったってのに、俺はお前に言った事を忘れちまうとこだった…。」

モバP「それを、支えにならなきゃ行けないアイドル…それも、アドバイスした茜に指摘されるなんて俺もプロデューサーとしてまだまだだな」

茜「いいえ。プロデューサーは立派に私達を育ててくれてます。だから自分を責めないで下さい。私がきっとこのデュエルで麗奈さんに勝利して正気に戻させます」

茜「それまでは一人で抱えないで自分を頼って下さい。あの時、私に任せてくれるって言ってくれたんですから」

モバP「茜…お前……」

アストラル「まさか真っ先にアドバイスしなければなかったあの茜に励まされるとはな」

モバP「(成長したよ…こいつも)…なら、お前に再び頼んでいいか?」

モバP「アイツが本音をさらけ出してくれたおかげで、俺達に対する想いってのが分かった…だからこそ、アイツが勝負に拘り続けるのは頷ける部分もある」

モバP「でも、それじゃ行けない気がするんだ。」

モバP「麗奈がどんな強力な力を手に入れたからって言っても、純粋に楽しむ心を失ってしまっては意味が無いんだ。」

モバP「…それに、麗奈に負けた事によって、第三者に狙われ第二、第三の麗奈が現れるかもしれん。」

モバP「それはどうしても避けたい。だから…!」

茜「心配し過ぎですって!もう無暗にぶつかって、窮地に立たされた今までの私じゃありません…よ」

モバP「フッ…だな。お前らしさを忘れずに行ってこい!」

茜「はいっ!!」

麗奈「…そうだったわね。今の今まで、アタシはアンタとデュエルしてたってことすっかり忘れてたわ」

麗奈「てっきりアンタは怖気づいて仕掛けて来れないと思ってたからね」

茜「怖気づいていたわけではありませんっ!戦略を練っていただけですっ!」

麗奈「どうだか…なら、見せてみなさいよ!アンタの足りない知恵で振り絞った戦略って奴を!」

茜「《マンティコア》のバトルが終わった為バトルフェイズを終了し、メインフェイズ2に移行します。そして、手札の《エフェクト・ヴェーラー》を通常召喚します!」

モバP「あ、茜って通常召喚してなかったんだっけ?」

かな子「多分してないと思います」

モバP「そうか…なら安心だ。ってか、茜も持ってたのかヴェーラー……。えっヴェーラーを通常召喚!?」

麗奈「馬鹿じゃないのっ!?」

モバP「(おいおい…ヴェーラーって手札に持ってた方がいいカードじゃなかったか!?大丈夫かよ…アイツ)」

アストラル「いや…これで、いい……彼女はヴェーラーの持つもう一つの特性を活かすつもりだ」

茜「レベル6の《暗黒のマンティコア》にレベル1の《エフェクト・ヴェーラー》をチューニング!シンクロ召喚!!」

茜「《ダーク・ダイブ・ボンバー》!!」

シンクロ・効果モンスター
星7/闇属性/機械族/攻2600/守1800
チューナー+チューナー以外のモンスター1体以上
「ダーク・ダイブ・ボンバー」の効果は1ターンに1度しか使用できない。
(1):自分メインフェイズ1に自分フィールドのモンスター1体をリリースして発動できる。
リリースしたモンスターのレベル×200ダメージを相手に与える。

ここまでー
あのカードも登場し、先が気になる感じに仕上がりました
次回は何とか一か月の内に投下予定。次回でラストだといいな


……って茜!?
DDBをM2で出すのはプレミじゃないのか!?

>>603
プレミじゃないと思いますが…ルール変更で、メインフェイズ2に自分モンスター1体を対象に射出出来なくなっただけで
間違いは無いかと…間違ってたらすみません。
後、茜は難しい話は極力入って来ないので居る事を忘れていた方もいらっしゃると思いますが、茜なりに次のプレイをどうするか考えていただけでデュエルを放棄していなくなってたわけじゃないですからねっ!
>>1が出すのを忘れてたわけでも無いよ)

もしかしたら今日から明後日までの3日間更新したらvs麗奈編終わるかも?
何とか麗奈逆上ってとこまで行けたからそこまで今日は投下したいと思います。

モバP「だ、《ダーク・ダイブ・ボンバー》だとっ!!?」

麗奈「な、何てカード持ってんのよっ!!?」

アストラル「(あのカードは…確か、デュエル前に念のため危険が無いか確認した……。…!?もしや…!!)」

かな子「あのモンスターがどうしたんですか…?(って、また新しい召喚方法……)」

かな子「麗奈さんまで慌ててるみたいですけど」

モバP「そりゃ慌てるだろーよ!あれは、2008年11月15日に販売された『CRIMSON CRISIS』ってパックで登場して以来、約290日で禁止カードに指定された凶悪カードなんだから」

かな子「そ、そんな凄いカードを…?」

茜「かな子さんは知らないと思いますけど、《混沌帝龍 -終焉の使者-》ってカードは禁止指定される程の凶悪カードと判明され規制されるまで496日程かかりました。」

かな子「名前を聞いただけでも何だか凄そうなカードですね…それ。『混沌』に『終焉』って入ってるみたいですし」

モバP「あーアイツな…オモイダシタクナイー」

茜「そんなカードが規制されて、このカードが登場しておよそ1年足らずで禁止とされたのですからデュエルモンスターズ史上最速で禁止に指定されたカードとなるわけです」

茜「ま、最も…その後の、2013年9月1日の制限改定で、登場から約半年で無制限から禁止カードに指定されたカードが約5枚もあるんですが…」

モバP「5枚もだと…!?あの…《ダーク・ダイブ・ボンバー》を上回る速さで規制されたカード達…一体、どんなカードなんだ……」

モバP「どちらにしても…茜の言った《混沌帝龍 -終焉の使者-》にしろ、シンクロ召喚した《ダーク・ダイブ・ボンバー》にしろ…禁止カードはデュエルでは使用できないって事、流石の茜も分かってると思っていたんだが…」

アストラル「…一つ聞くが、キミは一度デュエリストから離れていた身のはずだと言うのに、何故あのカードが禁止カードのまま現在も制限されていると分かる?」

モバP「(そりゃそうだろ。俺はシンクロ全盛期にデュエルしてたから分かんだよ…。あれがどれだけのデュエリストに【カオス】同様デュエルモンスターズを終焉にまで追い込んだかってのが…)」

アストラル「キミが過去のデュエルでトラウマを覚える程、脳内に焼き付けられてしまった光景を作り出したのがあのモンスター…と言うわけか…。やはり、あのモンスターの全盛期は只者ではなかったか……」

モバP「(全盛期…って言い方がどうにも引っかかるが、と、に、か、く!そんなカードが釈放されるなんて万に一つもねーよ!ってか、あってたまるかっ!!)」

モバP「(もし、嫌…万が一、デュエルで仕えたとしてもよ?入ってると分かった相手とデュエルする事になったら即サレンダーするねっ俺!!)」

アストラル「しかし…茜のデュエルディスクは正常に作動しているようだぞ?」

モバP「はぁ!?」

麗奈「デュエルディスクの故障じゃないの!?じゃなきゃそんなカード、デュエルで使えるはずないわ!!」

モバP「そうだぞ!いくら、このデュエルをお前に任せたからってデュエルで禁止指定カードを使ってまで勝ってほしいとは俺は思ってねーぞ!」

かな子「応援する側のプロデューサーさんはまだしも、相手の麗奈さんまで茜さんの出したカードに異論して来てるなんて…」

かな子「(それだけ、イケない事をしちゃったのかな…茜ちゃん?)」

茜「…これ、もしかしてマズかったですか?いや、そんな事ないハズなんですよね…見つけた時にちゃんと公式ルールや”パーフェクトルールブック”等を見て使えるかどうか再確認しましたし……」

茜「もしや…お二方、海馬コーポレーションが指定している最新の禁止・制限リストをご覧になっていないのではありませんか…?」

モバP「ああ。そうだが…。でも、俺はわけあって、数時間前デュエリストに復帰したから禁止・制限リストは見る時間がなかったんだよ。」

かな子「数時間前?元からやってたわけじゃなかったんですか?」キョトン

モバP「まぁ…やってたが。お前らのプロデューサーになって以降デュエルに時間を割く暇が無くなってな……」

かな子「ああ…なんか、プロデューサーのやりたい事もあるだろうに時間を取らせてしまってスイマセン」

モバP「いや気にすんな。アイドルの事を優先するのがプロデューサーの仕事だ。まー最近になってお前らのアイドル活動も落ち着いて来た所だったし、自分の好きなデュエルにもう一度手を出そうと思っただけの事だから…(嘘は言ってねーよな?)」

モバP「…麗奈、お前は?」

麗奈「…いや、見なくても大体の禁止・制限はカードを見れば分かるっての。あんなの半年に一回見れば十分だわ。それを3ヶ月に一回なんて…」ブツブツ

モバP「何か言ったか…?」

麗奈「とにかく、あんな凶悪カードが戻って来るなんてあり得るハズがないのよっ!分かったならさっさと禁止カードを使ったペナルティとして負けを認めなさい!」

茜「やはり…その様子だと、お二人とも今回の改定の結果を知られていないのは事実のようですね」

茜「それならば…私が、今回の改定でどれだけのデュエリストを唖然とさせたのかをお伝えするしかないですねっ!」

モバP「あ、あ然…とさせた……?」

茜「では…行きます!今明かされる衝撃の真実!それは、このカードはもう無制限になって戻って来たと言うことです!!」

麗奈「…はっ?」

モバP「…はぃ~?」

モバP&麗奈「…はぁ~!!!?」

モバP「ちょっ今、茜が何言ったのか分かんない!整理させて!こっちは制限すら異論があるってのに無制限だと…ふざけんのもいい加減にしろー!!」

麗奈「何だってのよっ!?KONMAIはバカなの!?こんなカードを釈放させて、それも無制限でなんて…こんな屈辱的な終わり方このレイナ様は絶対認めないんだからっ!」

茜「でも…安心して下さい。効果の方は1ターンに何度も使用されないようエラッタされて戻って来ましたので」

モバP「え、エラッタ…!?」

アストラル「キミのD・ゲイザーで相手のモンスターの効果を確認してみろ」

モバP「え、ええと…あっ」

アストラル「メインフェイズ1のみ発動できると書かれているはずだ。それも一ターンに一回のみだ。これが無制限になった理由だ」

モバP「本当に無制限になるとは…エラッタ恐るべし……(いや、待てよ?お前…全盛期がどうのとか言ってたけど…まさか、この事知ってて?)」

アストラル「どうだろうな」

モバP「ぐむむ…」

茜「これで分かってもらえましたか。今、私がこのモンスターを使える理由!」

麗奈「認めるしかないじゃない…ルール違反してるわけじゃないみたいだしっ!」

麗奈「それに、今のそいつはメインフェイズ2にしか発動出来ないデメリットが加わって全盛期とは比べ物にならない位弱体化したようだし…ね」

茜「ほっ…一瞬、私が間違ってるのかと焦りましたけどお二方に何とか伝わったようで何よりです!」

茜「…私は、これでターンエンドです」

茜「エンドフェイズ時、このターン墓地に送られた《マンティコア》の効果を発動し、《不屈闘志レイレイ》を捨てる事で、墓地から復活させます。」

茜「何度でも行きますよっ!《暗黒のマンティコア》!!」

《暗黒のマンティコア》守2300

麗奈「まさか…アンタの足りない知恵を振り絞った結果で、そのカードを再び拝まされることになるとは…レイナ様相手にこんな展開を作り出すなんて思ってもいなかったわ」

茜「この展開があるのは、それもこれも…私が、夕日に向かって走ってる時にこのカードを道端で見つけ持ち主が居なかった事で私の元に導かれ生まれた奇跡がもたらしてくれたからです!」

モバP「お、おい…って事は、そのカードお前があの時道端で拾った……」

茜「あれ?話してませんでしたっけ?」

モバP「どんなカードかは聞いとらんわっ!」

アストラル「(…そう。あの時、茜が拾ったカードが『No.』では無いか確認していた時に、私は《ダーク・ダイブ・ボンバー》である事を見る事が出来た。)」

アストラル「(それにより私は逸早く、茜の考えられる戦術パターンをデュエル中に読み取って行く事が出来、茜が考えられる限りのデュエルパターンを想像しここにたどり着く事が出来た。感謝する)」

茜「それに、デッキとシナジーが合わなかったらこの状況には成り立たなかったと思います…。冷静さを取り戻すきっかけをくれたプロデューサーが居てくれたからこそ生まれたであろうこのチャンス!何としても必ず生かしてみせます!!」

ここまで

次回は麗奈の逆上からの波乱を呼ぶ怒涛の展開…そして、茜のラストドローまでを明日投下予定です

予定通り順調に話を進めて行けているので投下していきます。

イエロー「中々ヤルワネ。アノ子…。」

麗奈「あら?てっきり話に入って来ないからカードの中に戻ったのかと思ってたわ」

イエロー「そんなぁこんなヒサビサにレイナサマがモえているこんなデュエルをミすミすミノガすなんてモッタイないコトしないワ~。」

麗奈「私が…茜とのデュエルで……燃えている?」

イエロー「もしかしてジカクなかなかったノ…?」

麗奈「ええ…(そんな…、アタシはデュエルをしている内に…かな子への嫉妬と、プロデューサー達の話に入れなかった恨みとが、この茜の“デュエルを全力で挑む姿勢”の前に、いつの間にか…このアタシが二人への敵対心を忘れ、茜とのデュエルを楽しみ始めてたって言うの!?)」

麗奈「(いや…そんな事は有り得ない。だってアタシはまだかな子の事認めてないものっ!どうしてかな子だけアタシより恵まれてるの?精霊達に好かれてるっていうの…?)」

麗奈「…やっぱり納得いかない!アタシの方が精霊の力を扱えるのが未熟でも、茜に勝てる事をプロデューサーやかな子…それに、マドルチェ達に教えてやりたい…!」

麗奈「その為に…茜、アンタはアタシの踏み台になってもらう事になるけど…気に病む必要はないわ。だって、アタシの土台になれるのよ?踏み台になれた事光栄に思いなさいっ!」

茜「麗奈さんがなんと煽ろうと…私は、今までの麗奈さんを知ってます!今の麗奈さんでも、それが本音じゃないってことを…信じていますから!」

麗奈「ムカつく…ムカつくっての!…やっぱり、アンタのその性格はアタシからしてみたら虫唾が走るのは変わり無いようね!」

麗奈「だからこそ…アンタを徹底的に潰す!何としてでも!!」

茜「」ゴクリ

麗奈「(…勝ちたい…勝ちたい…茜に勝ちたい!アイツに…アタシは負けない!アンタになんて負けたりしない!)」

麗奈「今のアタシは…こんな所で終わるようなヤワなデュエリストじゃないわっ!!」ポワポワポワ

アストラル「あれは…」

モバP「麗奈の体を何かが纏わりついて発光してやがる…」

かな子「(…あれは?…見た事ない現象でも何となく分かる。麗奈さんを支える…精霊さんの力が麗奈さんに同調しているんだ…)」

麗奈「アタシの為にアンタ達も答えなさい…ドロー!」カンコーン

麗奈「…これは」チラッ

麗奈「受け取ったわよ…アンタ達なりのアタシへの想いってやつ」

モバP「一体…何を引いたんだ……」

麗奈「行くわよ…茜!アタシは手札の《エクシーズ・レセプション》の効果を発動!」

麗奈「フィールドの同レベルのモンスターを選択し、そのモンスターのレベルと同じモンスターを1体手札から特殊召喚する」

通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターと同じレベルのモンスター1体を手札から特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、攻撃力・守備力は0になる。

麗奈「この効果で、アタシはフィールドの《ブルー》を選択し、《イエロー》を手札から特殊召喚するわっ!」

イエロー「ハイハーイ!ツイに、レイナサマにフィールドにダしてもらえたのネ!オイラ!」

イエロー「ってコトは…つまりよ、オイラのコトをレイナサマにミトめられたってコトかしらーン?」

麗奈「ハァ…。こんな場面でも…アンタは、相変わらずよね…。…アンタのその質問は、下僕のアンタなんかに答えてあげないわよ?」

イエロー「エェ~」

麗奈「只…アンタが思う事は自由だからアタシの事を好きなように思っときなさい」

イエロー「…!?」

麗奈「行くわよ!イエロー!!今こそ、あのカードを使う時が来たわっ!」

イエロー「アレ、ねー…オイラがレイナサマとハナせるようになった、キッカケのカードをここでツカうのネ」

麗奈「その為に…アンタも、協力してくれるワヨネ?」ニッコリ

イエロー「エ…」

麗奈「アタシは、今手札から特殊召喚した《イエロー》と、《ブルー》でオーバーレイ!」

麗奈「見せてあげる…!これがアタシの精霊が見えるようになった現況のカード…それが、《No.64 古狸三太夫》!!」

エクシーズ・効果モンスター
ランク2/地属性/獣族/攻1000/守1000
獣族レベル2モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除いて発動できる。
自分フィールド上に「影武者狸トークン」(獣族・地・星1・攻?/守0)1体を特殊召喚する。
このトークンの攻撃力は、このトークンの特殊召喚時にフィールド上に存在する
攻撃力が一番高いモンスターと同じ攻撃力になる。
自分フィールド上にこのカード以外の獣族モンスターが存在する限り、
このカードは戦闘及びカードの効果では破壊されない。

モバP「お、おい…どういう…ことだよ……何で、アイツが『No.』を持ってんだよ……!?」

モバP「アイツは『No.』を持ってないんじゃなかったのか…?」

アストラル「そんなバカな…私の見立てでは彼女は『No.』を持つ条件に満たなかったハズ。なのに、何故…彼女は使えているんだ!!?」

かな子「(プロデューサーの反応からして、この『No.』って…茜ちゃんがさっきのカードを拾ったって言ってた時に気にしてたカードなのかな?)」

麗奈「エクシーズ召喚した《三太夫》の効果を発動する。この子は、アンタのムカつくエースカード《ガントレット・シューター》をコピーしてくれるのよ!」

影武者狸トークン(ガントレット・シューター)攻2800

アストラル「マズいぞ…今の、《ガントレット・シューター》は《おジャマ・カントリー》によって守備力と攻撃力が入れ替わって元の攻撃力より守備力が勝っている!!」

モバP「このままでは容易に破壊されちまう…ってのか」

茜「(何だろう…見た目は可愛いのに、今まで経験した事の無いプレッシャーをあのモンスターから感じとれる……)」

茜「(それに…)今までのデュエルで見た事の無いモンスターなせいか…足がガクガク震えてしまってます…」

モバP「麗奈の奴…恐いんだろうな。あんな未知の強敵を相手にして…」

アストラル「…キミも数時間前はそうだっただろう」

モバP「だったのかもしれん…が、あん時は、お前が現れて後ろから一々指図されながら、闇落ちした凛を救う事に必死になり過ぎて、未知の相手への恐怖心ってもんを感じる暇さえなかった気がする」

茜「相手モンスターを対象に狸さんのトークンを作り出して、対象にしたモンスターと同じ攻撃力にするんですか…」

モバP「…まさか、相打ち狙いかっ!?」

麗奈「相打ち…?バカじゃないのっ!狙いは《ダーク・ダイブ・ボンバー》よっ」

影武者狸トークン(ガントレット・シューター)攻2800vs《ダーク・ダイブ・ボンバー》守2600

麗奈「撃破っ!」

モバP「っく!《ダーク・ダイブ・ボンバー》の攻撃力が守備力と入れ替わっていたから守備表示にしていて良かったものの…肝心の効果は、使えず墓地に送られてしまったか…」

モバP「(あのトラウマな光景をもう一度見らずに済んで良かったけど…)」

茜「…それはどうでしょうか?」

麗奈「あの《ダーク・ダイブ・ボンバー》は効果も使えず退場してあげたってのに…何だってのよっ!そ…、そのカードは!?」

茜「麗奈さんが攻撃宣言をして来た時、私は《ピンポイント・ガード》を発動していました」

通常罠
相手モンスターの攻撃宣言時、
自分の墓地のレベル4以下のモンスター1体を選択して発動できる。
選択したモンスターを表側守備表示で特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターはそのターン、
戦闘及びカードの効果では破壊されない。

アストラル「あれは…相手モンスターの攻撃宣言時、墓地からレベル4以下のモンスターを特殊召喚し、そのターンの間攻撃、又はカードの効果では破壊されなくするカード……」

麗奈「それは最初からアンタが伏せてたカード…っち!こう、何度も何度も…本当にうざったいわねっアンタ!」

茜「《ピンポイント・ガード》のこの効果により、墓地から《不屈闘志レイレイ》を守備表示で特殊召喚させます」

効果モンスター
星4/地属性/獣戦士族/攻2300/守 0
このカードは攻撃した場合、バトルフェイズ終了時に守備表示になる。
次の自分のターン終了時までこのカードは表示形式を変更できない。

モバP「うまい!《ダーク・ダイブ・ボンバー》は破壊されたが、茜の奴、次のモンスターに繋げ…尚且つそのターン中の戦闘とカード効果での破壊に強い状態で完全復活させやがった!」

アストラル「しかし《ダーク・ダイブ・ボンバー》を失ったのはデカい…《ガントレット・シューター》、《マンティコア》、《レイレイ》…この3体のモンスターの力を持ってしても、《ガントレット・シューター》の攻撃力をコピーされている《影武者狸トークン》の前では為す術もないのは事実だ」

アストラル「それと、未だ未知数な力を持つ《No.64》を前に茜…キミはどう立ち向かう?」

結構なボリュームになったので今日はここまで

予定していた麗奈のターン終了まで行けませんでした。スイマセン。
何とか『No.64』を麗奈に使わせる事が出来ました。
アイディアを下さった方ありがとうございます。

もし明日上手くいけば茜のラストターンまで書きたいと思ってます

いよいよ茜のラストターンまで行きます!
朝から投下して行きます。前半と後半に分けますねっ♪

麗奈「アンタにはもう…否が応でも勝つ!いや、勝ってみせるっ!その為だったら…もう、アタシは手段は選ばないっ!」

モバP「おい…麗奈の体に纏わりついて発光してた光がどんどん禍々しいオーラに…」

アストラル「これは、今までのそれとは比べ物にならないような気配が、周囲を覆いかぶさっているのか…?」

麗奈「フィールドに居る《ドラゴエディア》の効果を発動し、墓地の《おジャマ・キング》を選択する事で、自身のレベルを5に変更する」

麗奈「そして…更に、トラップカード《リミット・リバース》を発動!」

永続罠
自分の墓地の攻撃力1000以下のモンスター1体を選択し、
表側攻撃表示で特殊召喚する。
そのモンスターが守備表示になった時、そのモンスターとこのカードを破壊する。
このカードがフィールド上から離れた時、そのモンスターを破壊する。
そのモンスターが破壊された時、このカードを破壊する。

麗奈「墓地からその《おジャマ・キング》を特殊召喚する」

かな子「レベル5になったモンスターが2体揃いました!?」

モバP「またしてもエクシーズ召喚かよっ!!」

麗奈「そうね。今からするのはエクシーズ召喚よ…」

麗奈「只、今までと違うのはアタシですら“そのモンスターがエクストラに居る事を把握していなかった”って事かしら?」

アストラル「…いわば、使用者もその能力は未知数って事か……」

モバP「…どういう…ことだよ?それっ!!」

麗奈「見てれば分かるわ…。このエクストラデッキに眠る…“闇に連なる守護の輝き”が……」

麗奈「この2体を選択し、オーバーレイ…!エクシーズ召喚!現れ出でなさい!アンタのその名は…」

麗奈「《終焉の守護者アドレウス》!!」攻1700

エクシーズ・効果モンスター
ランク5/闇属性/悪魔族/攻2600/守1700
レベル5モンスター×2
1ターンに1度、このカードのエクシーズ素材を1つ取り除き、
相手フィールド上に表側表示で存在するカード1枚を選択して発動できる。
選択したカードを破壊する。

アストラル「何だ…これは…今まで、私が感じた事の無いような……」

モバP「何だ…あの禍々しい姿は……まるで、あれこそが…麗奈の心の闇を表しているようなそんな姿をしている」

アストラル「いずれにしても『No.』が人の欲望や憎悪を引き出す原因とは限らないという事なのか…?」

麗奈「アドレウスの攻撃じゃアンタの守備モンスターを破壊出来ない…っとなったら、効果を発動よ」

麗奈「コイツの効果は…言わば、エクシーズ素材を取り除く事で相手モンスターを対象にそのモンスターを破壊する効果。」

麗奈「その効果を使い、《ガントレット・シューター》を破壊!消えなさい!“終焉への導き”!!」

モバP「そんな…ここまで、耐えて来た茜のエースが……」

茜「《ガントレット・シューター》…!っく!(ここまで、熱さを共に分かち合いながら戦ってくれてありがとうございました…」

麗奈「…ターンエンドよ。どう?ここまでアタシに妨害を喰らいながらもアンタを支えて来てくれたエースを失った感想は?」

茜「…」

麗奈「アンタの場に残っているモンスターでは精霊との繋がりをくれたこの《No.》とその効果で特殊召喚された《影武者狸トークン》すら破壊する事は出来ない。」

麗奈「それにアンタの場にあるのは対して意味の無くなった《炎舞‐「天キ」》と、《ピンポイント・ガード》と共に序盤に伏せられていたカードその1枚。」

麗奈「今までの状況から見るに《ピンポイント・ガード》以上に発動条件がアンタには扱いづらいカードのようだし…手札もわずか1枚」

多分言いたいのはナイトの方だよね?
(おジャマナイト→レベル5 おジャマキング→レベル6)

麗奈「こんな状況では、もうアンタにはこのレイナ様の前で指を加えて立ち尽くしているしかないハズよ。どう考えたってこれで、正真正銘アンタの終わりよ!」

アストラル「この状況はハッキリ行って絶望的だ…」

アストラル「これが…恐らく、茜の最後のターン……!」

モバP「分かってる。でも…アイツならきっとその手につかめるハズだ!」

茜「(何とか…《レイレイ》と《マンティコア》は繋ぎ止める事が出来た…。後は、あのカードさえ引く事が出来れば…)」

>>647
そうです。《ナイト》です…ご指摘ありがとうございます。
うっかりしてました。

茜「いや…、引くんだ!何としても!これはプロデューサーに任されたデュエル負ける事は許されない!」

茜「それに…今一度、教わった“諦めず…信じれば必ずデッキは答えてくれる”って事を活かせばきっと思いは届くと信じて!」

??????「その通りよ。信じてさえいればきっとアンタのデッキも必ず答えてくれる」

??????「アンタバカっぽさそうだったけど実は物わかりがよかったのね!」

茜「えっ…」

バトラスク「遅くなり申し訳ございません。マドルチェ・バトラスク只今お嬢様の使いで参上致しました。」

??????「むっ…ここのようだな。トゥアッ!!」

メッセンジェラート「こ、ここは…。」

モバP「これは…一振りで裂いて出来た時空間の裂け目からメッセンジェラートが戻って来やがった。それに…アイツらは、一体!!?」

アストラル「恐らく彼らが…あの……」

麗奈「これは…次から次に一体、どういうこと…なのよ?」

メッセンジェラート「あ、貴女はシューバリエ殿!」

シューバリエ「如何にも…ケガは無いか?郵便配達屋」

メッセンジェラート「ええ…。何とか…それにしても、どうしてあなた方が!!」

バトラスク「王女様から頼まれてな。使いに向かわせたメッセンジェラートが帰って来ないとの報告を受けて駆け付けた次第だ」

??????「まさか、近頃噂になってる『No.』を所有している娘にあたるなんてね。ほんっとアンタってついてないわね」

バトラスク「そう言うなマジョネーヌ。私が見る限り、あれからはそこまでの危険性は感じられない…今危険なのは、邪悪な気を纏った“黒き翼を持つ闇の守護者”の方だ」

マジョネーヌ「それもそうね。あんなのが彼女に取り憑かれてたら被害が増すだけだし」

バトラスク「いつも姫に被害を加えているお前が言うか」

マジョネーヌ「うっさいわね!アイツの数少ない頼みだから聞いてやってんの!情に流されたわけじゃないんだからねっ!」

??????「まぁまぁ二人とも落ち着いてー」

バトラスク&マジョネーヌ「マーマメイド…お前(アンタ)は黙ってろ(なさい)!」

マーマメイド「」シューン

アストラル「彼らが…お菓子の王国で王女に使える者たち…」

バトラスク「そう。流石…記憶のピースとなる『No.』を集めているだけあるな……アストラル?」

かな子「(アストラル…?誰だろ…それ……)」

アストラル「キミは…いや、君たちは私の事を知っているのか?」

バトラスク「…どうだろうな?アストラル…君はそれを知って今のままの自分でいられると思っているのか?」

アストラル「そうだな…私は自分の過去は知りたい。だが…確かに、誰かに教えてもらうのはキミの言うように違うような気がする。私とした事が焦り過ぎたようだ」

バトラスク「物わかりがよくて助かる…。」

バトラスク「私達は…今は、あれを抑える為に彼女のサポートだ!!」

マーマメイド「ラジャー♪」

シューバリエ「茜よ…どうかお力を受け取って下さい」

茜「マドルチェの皆さん…これは……?」

マジョネーヌ「アタシらなりにアンタに託そうっての」

バトラスク「それはプディンセス姫から茜…君をサポートする為に与えられた力だ」

茜「手に光が集まって…」

メッセンジェラート「想いが何重にも重なれば必ずそれはデッキでもアナタの為に答えてくれるハズです。」

アストラル「マドルチェ一同の力が光に集まっている…というのか」

茜「感じる…甘い香りだけじゃない。この人達の温もりを…。私は、プロデューサーだけじゃない…こんなにも支えられているんだ」

茜「受け取りました。この力…使わせていただきます!ドローォーーー!!」

バトラスク「“マドルティック・ドロー”と言ったところか…」

マジョネーヌ「アンタの痛いドロー名は誰も聞いてないっての!黙ってなさい。」

バトラスク「良い響きだと思ったのだがな…」

茜「(思い…届きましたよ!マドルチェの皆さんっ!)これで、準備は整いました…ラストラン行きますよっ!!」

茜「私は墓地の炎属性モンスター《孤炎星ロシシン》と《熱血獣王ベアーマン》2体を選択し、除外する事で《焔征竜-ブラスター》を手札から特殊召喚します。」

効果モンスター(制限カード)
星7/炎属性/ドラゴン族/攻2800/守1800
自分の手札・墓地からこのカード以外のドラゴン族
または炎属性のモンスターを合計2体除外して発動できる。
このカードを手札・墓地から特殊召喚する。
特殊召喚したこのカードは相手のエンドフェイズ時に持ち主の手札に戻る。
また、このカードと炎属性モンスター1体を手札から墓地へ捨てる事で、
フィールド上のカード1枚を選択して破壊する。
このカードが除外された場合、
デッキからドラゴン族・炎属性モンスター1体を手札に加える事ができる。
「焔征竜-ブラスター」の効果は1ターンに1度しか使用できない。

モバP「すげー強そうなカード…あんなカード持ってやがったのか。茜の奴」

アストラル「だがこれでも《影武者狸トークン》とは互角…いや、違う!《カントリー》によって攻撃力が入れ替わって今の《ブラスター》の攻撃力は」

《焔征竜-ブラスター》攻2800→1700

茜「(ん…?このデッキには《レドックス》が入ってた気がしましたが…マドルチェの人達の力の影響で書き換わった…とでも言うのでしょうか?)」

モバP「これじゃ…茜は、ここで負けちまうのかよ!」

アストラル「落ち着け。駆け付けた彼らの顔を見て見ろ」

モバP「え…こんな状況だってのに焦りを見せていない?」

モバP「何でアンタ達はそう平然としてられるんだ!?今の茜を見て見ろよ!」

ここまで

麗奈の持ってる恨みが具現化し《終焉の守護者アドレウス》を呼び覚ましてしまった。
その力によって、ここまで茜を支えて来たエースモンスターが無残にも散ってしまう。
そんな中、茜のラストドロー時にメッセンジェラートと茜を助ける為に駆け付けたマドルチェの精霊達の
力を受け取った事により《ブラスター》をドローし、麗奈との最後の戦いを開始しようとしていた。

いいところで切りましたが午後にも出来たら投下したいと思います。
今まで未消化だった伏線も何とか消化出来ていけてるハズ。
でも、まだ後もうちょっと最後まで仕上げるのに時間かかりそう…

予定通りいよいよ完結です

デュエルの最後に次回のあさんと一緒に出て来るアイドルを安価で決めたいと思いますので
最後までご覧ください。(そのアイドルはデュエルはしないと思います)

モバP「アンタ達の力を借りてドローしたカードですら…今の麗奈に遠く及ばなかった事を痛感して、今にも心が折れてしまいそうだってのがアイツの挙動で伝わってきてるじゃねーか!」

モバP「足が震えてる…それが証拠だ。それなのに、アンタ達は!!」

バトラスク「…君はどこを見ているんだ。彼女は確かに足が震えているかもしれない…だが、それは負けるのが怖くてじゃない。今の彼女の顔を見て見ろ」

モバP「えっ…顔だって?あっ…アイツ!!」

バトラスク「アドレウスを従えた麗奈の前に、彼女の全身全霊を賭けた一手が通じず、それが歯が立たなくても…圧倒的な差を見せつけられているというのに」

モバP「笑っていやがる…」

バトラスク「そう。…彼女は諦めていない。」

バトラスク「それ所か、強い強敵を前にしていると言うのに、まるでこのデュエルに僅かな可能性が残ってると信じて…二度と無いであろうこんな戦いを体に浸み込ませ経験しているようだ」

モバP「っと言う事は、あれは…武者震いって奴か……茜の奴驚かせやがるよ。全く!」

アストラル「成長しているように見えてやはりこういう所は変わっていないな。…だからこそ、彼女の本質はそこにあるのだと私は考える」

モバP「やっぱりアイツは“何事にも臆せず、熱く闘志を燃やしながら全力で挑んでなきゃ”らしくねーな!茜…最後は俺にお前の思ってる通りにやれ!らしく決めろっ!」

茜「(確かにこの状況は絶望的…なのかもしれない」

茜「…でも、私にはこの状況を打破する最後の手札が残されている。今まで使える場面は何度と来た…それでも、後半の効果に賭けたかった…)今、全ての召喚条件が整った…、今こそこのモンスターを召喚する時っ!」

茜「《レイレイ》、《マンティコア》、そして今…特殊召喚した《ブラスター》をリリース!現れろ!獣を司るの神王…《神獣王バルバロス》!!」

効果モンスター
星8/地属性/獣戦士族/攻3000/守1200
このカードはリリースなしで通常召喚できる。
この方法で通常召喚したこのカードの元々の攻撃力は1900になる。
また、このカードはモンスター3体をリリースして召喚できる。
この方法で召喚に成功した時、相手フィールド上のカードを全て破壊する。

かな子「あ、アドバンス召喚って…プロデューサーが最初に説明してくれてた……」

モバP「ああ。こいつは《ベアーマン》と同じ類のモンスターだ。」

モバP「只、あいつと違うのは…リリースして召喚される事で3体を失うデメリットを相手モンスター全てを破壊する事が出来るメリットに変えてくれるって事だがな…」

アストラル「これで勝利のピースは全て整った…効果で麗奈に取り憑いている禍々しい力を消し去れ!!」

麗奈「なっ何だってのよっ!後から現れてアタシの邪魔ばっかりして!?」

バトラスク「私達はプディンセス姫に従う“護衛兵”だ。覚えておけ!」

麗奈「どいつもこいつも私のシナリオ通りにいかない事ばっかりしてくれちゃって!特にプロデューサーやかな子…アンタたちはアタシの気持ちを分かろうとしないってのに!」

モバP「ごめんな…俺も、悪かったって思ってる。もっと早くにお前の想いに気づいてあげる事が出来てさえいればこんな事にならずにすんだ」

かな子「アタシもマドルチェの皆さんからデッキを受け取った時、私なんかよりもっと受け取る対象となる人が一杯居るだろうと思って断ろうとした判明…心の奥底では『精霊さんに選ばれすぎ』って思って躊躇なく受け取ろうとしてたのかもしれない。」

かな子「あの時…プロデューサーさんから受け取る事を進められてなかったら、私…きっと後者を選んでたかもしれない。」

モバP「かな子…」

かな子「でも、麗奈ちゃんから光ちゃんとの戦いで負けて、精霊のイエローさんと出会い…決意を新たにこれまでどんな想いで光ちゃんと戦って来たのか…を聞いて分かったんです。私には、軽々しく受け取っていい物じゃなかったんだって」

マジョネーヌ「はぁ~!?アンタ、この後に及んで何言ってんの!?」

マジョレーヌ「アタシらはアンタを説得する為にも来たのよ!プディンの言う通りに従わないつもり…アンタ、それが何を意味してるのか分かってんの!!?」

バトラスク「黙ってろ…」

マジョレーヌ「バトラスク…アンタも分かってるでしょ。プディンの意思は“マドルチェ”一同の意志ってこと…」

かな子「だから私はこの子達の想いに応えつつ、この子達一人一人と向き合って行こうって」

マジョレーヌ「はぁ!?」

かな子「この子達は私の事を知っていても、私はこの子達の事を何も知らない。だから向き合う事で一人一人と繋がり合う事が出来る」

かな子「そしたらきっと麗奈ちゃんのように精霊の姿形が見えなくても繋がり合えたように私達も繋がり合えるって思ったから」

バトラスク「面白い少女だな…プディンセス姫が偉く気に入られていたわけだ」

麗奈「今さら…生半可な気持ちで受け取ってた事を認めて、精霊と改めて向き合って行くって言っても遅いってのよ。もう、アタシには帰る場所なんて…」

光『あるさ。帰ろ?』

麗奈「光…?」ポロポロ

光『きっと上手くやり直せるさ!今度こそはお互いの実力のみで正々堂々勝負しような!』ニッ

麗奈「…うん。」ポロポロ

茜「《神獣王バルバロス》降臨!その効果により相手モンスターを焼き払え!重心の威圧!!」

アドレウス「ウォー……」

マーマメイド「き、消えましたね…」

シューバリエ「『No.』の方も消えたか。これでやっと…いや!?まだ一体居るぞ」

《ガチガチガンテツ》守2000

モバP「そうか。アイツはエクシーズ素材を取り除く事でフィールドに留まるんだったな…」

アストラル「《おジャマ・カントリー》が破壊され守備力が復活しているな…これでは、まだ勝ててはいない」

麗奈「こ、この状況は…一体?」

モバP「正気に戻ったってのか!?」

麗奈「あれ…?何だか記憶があやふやだわ…そうだわ。アイツは…アタシの下僕は一体どこに行ったってのよ…?」

モバP「お前の愛する下僕はエクシーズ素材となって墓地に送られたよ。」

麗奈「ああ…。アタシが《ガチガチガンテツ》の効果を使ったのね…」

麗奈「ごめんね…イエロー?」

アストラル「(凛と同じで『No.』と…そして、《アドレウス》を使った時の記憶の一部だけが抜けているのか?)」

麗奈「最初はアンタ達に仲間外れにされて精霊側に認められて友情の証となるデッキを貰えてたって知っただけで怒り狂ってデュエルを始めてたってのに、何だか不思議な気分だわ」

麗奈「今はもう…そんな感情を抱いていないのにね。アタシ…」

麗奈「もしかして、これは…アンタのおかげなの茜?」

茜「いや…自分だけではありません。私の支えになってくれたここにいる皆さんのおかげです……」クラッ

モバP「だっ!大丈夫かっ!茜!!思えばお前には無理をさせてばっかだった…麗奈は戻って来た!デュエルはちゅう」

茜「まだ…です。まだ、決着が着いてません…麗奈さん!バトルです!」

モバP「お前…」

アストラル「どうやら茜はあんな状態になっても最後までこのデュエルをやり切りたいようだ。」

モバP「茜には負けたよ…お前は、ホンットにデュエルバカだっ!!」

麗奈「決着を付けたいっての?あたしもよッ!こんな所で中断されてたまるもんですか!!」

麗奈「《バルバロス》…それが、アタシの壁となるモンスターを破壊したのは分かる。でも、もう一歩足りなかったわね…」

麗奈「《ガチガチガンテツ》はもう一つ素材がある。アンタのその攻撃では倒しきれないのよ?」


茜「それはどうでしょうか?」

茜「最後の最後まで…残していたのはこういう機会を狙う為。通常魔法《H-ヒートハート》!」

通常魔法
自分フィールド上に表側表示で存在するモンスター1体を選択して発動する。
選択したモンスターの攻撃力は500ポイントアップする。
そのカードが守備表示モンスターを攻撃した時、
その守備力を攻撃力が越えていれば、
その数値だけ相手ライフに戦闘ダメージを与える。
この効果は発動ターンのエンドフェイズまで続く。

茜「皆さんの熱い思いと共に、私の溢れるような熱い闘志が最後に重なって麗奈さんに届くと信じて最初から伏せていたんですよ」

麗奈「最初から…こうなる事を願ってたわけね。完敗だわ…」

茜「《バルバロス》で麗奈さんに最後の一撃!“トルネード・シェイパー”!!」

麗奈LP500→-1000

茜 Winner

これにてvs麗奈編終了です

長かった…一時期は、グダグダになりもう半分諦めて無理やり終わらせようとしてましたが
何とかいい結末を迎えられたと思います
vs麗奈戦を見てくれた皆様、アイディアを下さった皆様ここまでご覧いただきありがとうございました。

そして、次回よりリクエスト通りvsのあ編序章が始まる予定です。
始まるにあたって以前別のスレでリクエストのあったモバP宅訪問のエピソードを書きたいと思います

その際、今まで主要キャラとして出て来ている凛、かな子、茜、麗奈、そして今から登場する予定のあるのあさん以外のキャラから
約2、3名程登場させたいと思いますので安価下↓7位までアイドル名をお願いしたいと思います

ハッキリしたデュエル内容等が決まってないので当分はまた投稿が空くと思われます。
その間に感想やリクエスト等があればどしどし書いて構いませんのでどうかこれからもよろしくお願い致します。

レナさん→ギャンブルデッキ
(所持No.ラッキーストライプ・クレイジーボックス)
七海→シャークデッキ(所持No.・シャーク所持No.全部勿論CNo.も)
穂乃香→おもちゃ箱エクシーズ(精霊プリンセスコロン)
クラリス→紋章獣(所持No.・ゲノムヘリター・コートオブアームズ・ブレインコート、CNo.69&リミテッド所持)
相葉夕美→被ったが植物(No.87出せる構築)

書き始めてみたが、のあさん登場までまだまだかかりそうだ…
一応、デュエル終了後のエピソードの粗方は書けたんだが…
まだアストラルが「No.」回収に移ってない状況なんだよね
回収の件が終わったら、かな子のマドルチェのデッキの件が残ってるし
モバPのデッキの調整もせにゃならんし収拾するのが大変だ~

一応、現状報告でした。

今週中には『No.』の回収の件まで行ければいいと思ってます

のあ編序章始まります

只、前レス通り麗奈戦後のエピソードが長く続く為結構戦いまで行くのに時間がかかります
ご了承下さい。
それでよければどうぞ

麗奈「負けたのね…アタシ。でも…く、悔いはないわ……」

麗奈「(一つ…心残りがあるとすれば、デュエルを始めたきっかけが今思えばあんな些細な出来事じゃなくて、普通に茜とはこんな戦いをしたかったってとこ…かしら…ね?)」フラッ

麗奈「(プロデューサー…かな子、それに茜……アタシのせいで迷惑かけちゃってごめん)」バタッ

モバP「れ、麗奈がっ!!」タッタッタッタ

イエロー「レイナサマ!お、おいらダケじゃアノ人を支エてあげるコトが出来ないィーどうすればァイイノーヨーー!!!」

茜「かっ勝った…!勝ちましたよ…プロデュー……」フラッ

モバP「う、うおっとっと…」ガシッ

茜「ぷ、ぷろでゅーさー…?」

モバP「麗奈の所まで間に合わない…っく!ま、間に合えー!!」

シャー(天井のスプリンクラーが作動した)

モバP「(こ、こんな時に…し、視界が……)れ、麗奈はっ!?」

マーマメイド「…っとっと。ふぅー…何とか間に合いました。間一髪でしたね」

イエロー「よ、良かったァ~…ほんっと、この人はおいらタチに心配ばかりカケルんだから…グスン……」

マジョレーヌ「どうやらあっちも無事のようね。もうあの子は心に闇を抱えていないわ…だから安心なさい」

モバP「ハァーハァー…ふっ二人とも無事なんだな…。」

アストラル「一先ず二人とも無事は確認出来たか…これでキミも安心だろ?」

かな子「終わったんですね…何もかも……あっ(戦いに夢中になりすぎてて事務所内の事をあまり気にしてなかったせいか部屋が大変な事になってます……こ、これは……)」

マーマメイド「後から私が後片付け致しますのでお気になさらずとも結構ですよぉ」

シューヴァリエ「彼女に任せておけば大抵の事は大丈夫だ。部屋の事は心配しなくてもいい」

かな子「ホッ…」

モバP「全く…誰が、こんなになるまで俺の頼みを聞いてくれって言ったよ……」

茜「ですね…ハハッ……」

アストラル「…。」

モバP「まぁ、こうして麗奈を無事正気に戻して、麗奈と一緒にお前も俺の元に戻って来てくれただけでも良かった……あん時はどうなるかと思ってたからな……!」ポロポロ

茜「男性、である…プロデューサーがな、泣かれては……あなたが支えになるハズの私達に、し、示しが…つ、つきません…よ………」

モバP「あっ…だな。すまんな俺が弱い所見せてた。これじゃお前らに示しがつかないわな…」

モバP「だが、これだけは言わせてくれ…茜、無理させてすまん。俺がお前に麗奈がどうしてああなったかきちんと説明していれば、今回のデュエルでお前がこんな傷を受けずに済んだかもしれないってのに…」

モバP「お前達には…後で、きちんと今回の件について説明の場を用意する。だから…今は、もうそれ以上気にすんな。休んどけ!」

茜「はい…そうします……。や、約束…ですよ……」グッタリ

モバP「(最後に…俺達の為に戦ってくれてありがとな。茜…)」

茜「」スヤー

マジョレーヌ「アンタ…どんだけあかねだっけ?その子の事が心配だったのよ?」

モバP「そりゃ心配するのは当然だろ。あんな危険な戦いに関係の無い茜を俺が巻き込んじまったわけだからな…」

マジョレーヌ「それ位見れば分かるけど…カードに取りつかれてた方の子の心配まで普通する?その茜を瀕死にまでしたのはそいつよ」

モバP「確かに…麗奈は茜を傷つけた。…だが、それはアイツが『No.』…いや、アドレウスの影響を受けていたから取った行動だ。」

モバP「それによ…俺が、麗奈の気持ちに気づいてやる事が出来ず構ってやれてなかったのがアイツの恨みを買うことになっちまった事の発端なんだから。咎められねーよ」

マジョレーヌ「…。」

バトラスク「…人の心と言うのはピュアなものだ。その時々によって気持ちは変化していく。」

バトラスク「嬉しい時は気持ちが高鳴り、悲しい時は落ち込んだりする。人間も精霊もみな感情を持つ者は同じだ」

アストラル「(感情…か)」

バトラスク「だが…何らかの影響で、気持ちが不安定になっていくことがある。それは、彼女のように除け者にされていると感じたり、自分がライバルに劣っていると感じた時がそうだ」

バトラスク「そうなると今まで信頼していた者でさえ敵対心を抱くようになり、少しづつ距離を置くようになって…気づいたら周りには誰も居なくなり一人になってしまう…そういう事があり得るわけだ」

モバP「わ、分かってやれて無かった自分が悪いんだ…」

かな子「プロデューサー…」

バトラスク「人も精霊も完璧な者は存在しない。事前に気づいてやるなんて不可能だ。」

バトラスク「だが…今回の事によって、お前も彼女の“想い”って奴を理解した…そうだろ?」

モバP「ああ…そのつもりだ」

バトラスク「だったら…その想いを受け入れ彼女と接して行ってやれ。それがお前の務めのハズだろ?」

モバP「…だけど、そうして接して行っても、また今回と同じようにアイツが心に闇を抱えたら!!?」

バトラスク「そうしたらお前がまた彼女と向き合えばいいだけの話だろ?それが何度続いても諦めず何度も向き合えばいずれ彼女は……」

バトラスク「今までのようにお前や彼女達の邪魔ばかりしてプロデューサーとしてイライラしてくる事もあるだろうが、お前のピンチの時には必ず助けに来るような、お前に対して裏表の無い…そんな“アイドル”って奴になれるんじゃないか」

モバP「そんなヒーローみたいな麗奈はいらんな…。」

バトラスク「えっ」

モバP「大体、ヒーロー系アイドルは光で間に合ってるし…」

モバP「只…あんがとな。励ましてくれて。…俺も今まで以上にアイツの事分かってみようと思う」

モバP「今度はアイツの思ってる事を見抜いてやるようになってやらんと…な!」

こんな所で次回に続く

バトラスクさん何か「とんだロマンチストだな!」ってカイトに言われそうなキャラになってしまった
後悔はしてない
次回は”『No.64』回収エピソード”か”かな子マドルチェ使いになる”のどちらかを投下する予定

でも、まだストック溜まってないので次回は今週の土、日か来週あたりになるハズだ。間違いない

何とか書いて行ったら
『No.』回収エピソード直前までになりました。
それでもよろしければ投下したいと思います。

モバP「それにしても…この状況どうするよ?」

煙がようやく窓を開けた事により晴れ…プロデューサーがあたりをを見渡すと
机や書類、ボード等があれこれ散らばった事務室の姿がそこにあった

モバP「このままじゃ帰って来たらちひろさんにどやされるだろうってのに」

モバP…これ、収拾付かねーぞ。どうすりゃいいんだ……」

マーマメイド「そんな時の為に私の出番ですね。私、これでもプディンセス姫の元でメイドをしております」

マーマメイド「これ位朝飯前ですよー」

モバP「な、何ッ!?それを先に行ってくれよ!掃除が出来る人が一人居るだけで大部助かるからよ!!」

かな子「頼ってばかりじゃダメだと思いますよ…プロデューサー?」

モバP「ん…?」

かな子「私達も出来る限りマーマメイドさんの手伝いをするべきです」

かな子「だって、この場所は私達が築き上げて来た一人一人の想い出が眠る大切なプロダクションなんですよ?そんな所を事務所とは関係の無いマーマメイドさん一人に任せてしまってはいけないと思います」

モバP「かな子…」

モバP「よしっ!俺らも彼女の手伝いをしよう!他に仕事に出て頑張ってるアイツらに事務所のこんな風景を見せたくないしなっ!!」

かな子「はいっ!」

マーマメイド「ここは…お二方には大切な場所なんですね」

モバP「ああ。ここで、色んな出会いがあったし、対立もした…中には、挫折もした奴だっている…」

モバP「トレーナーさんと色んな鍛錬をしていってユニット結成やCDデビュー…それに、念願のシンデレラガールに輝いた奴までいるんだ」

モバP「そんな子達の思い出の場でもあり、オレとアイツらとの思い出の場でもある…そんな場所を誰が守ってやんだよ?」

バトラスク「それは誰でもないキミだろうな…プロデューサーとやらは彼女達をサポートするのが務め。言わばコンバットバトラーのようなものだろうから」

かな子「コンバットバトラー?」

モバP「執事って事だよ」

かな子「へ~」

かな子「でもプロデューサーさんが執事って言えてるかも」

モバP「はっ?俺が…執事?んなアホなっ……」

かな子「アイドルである私達の身の回りのサポートしてくれてますよね?」

モバP「あ、あれは…言動や挙動に心配な奴らが多くいるから…放送とかサイン会とかでやらかさないか心配になってだな…遂色々と手を出してしまうだけであって……」

かな子「それを傍から見れば私達のサポートをしてるって言うんですよ…」

モバP「見えてたか…」ガックシ

モバP「ウチのプロダクションの中にもお嬢様なアイドルは結構居るからその子達をプロデュースしてる時は結構気を遣うから執事風になってしまってたかもしれんのは自覚あったが…」

かな子「(でもプロデューサーのそういう所に多分皆さん感謝してると思いますよ)」

かな子「これからもこれまでの姿のままで私達のプロデュースお願いしますね♪」

モバP「…お、おう?」

サッサッサ(掃除中)

モバP「…にしても、まさかここまで事務所が荒れるとはな……」タンタン(書類揃え)

かな子「スプリンクラーまで作動してましたからね…クション!」フキフキ

モバP「だ、大丈夫かっ?」

かな子「へ、平気ですっ…」

モバP「えっいや…風邪とか引いたら困るだろうから気を付けと…かねー…と………お、おまっ…」

かな子「えっ…へ!?えーーーーー!!!!」

マジョレーヌ「何アンタかな子の事ジロジロ見てんのよっ!!」

モバP「す、すまん…。まさか…す、透けてるとは思ってなかったもんだから」オロオロ

マジョレーヌ「当たり前でしょーよ!その機械で服が濡れてんだからっそれ位察しなさいよねっ!!」プンプン

モバP「ご、ゴメン。あ、あっち向いて掃除するから…」

モバP「その間、衣装ルームに行って借りれる服でもあったらそれを替えで借りて着ていいからそれ着て身だしなみを整えて戻ってこいっ…」

かな子「ふぇ…?は、はいーっ!!!」タッタッタッ

モバP「はぁー…しまった。悪気は無かったんだがなー……」

マジョレーヌ「アンタ…デリカシー無さすぎっ!!」

モバP「ああ。良く言われるよ…」

モバP「それにしても、かな子の言う通りスプリンクラーまで作動するとは一体あの戦いはどうなっていたんだ?」

モバP「(これじゃまるで…)」

アストラル「前の戦いでデュエルディスクを付けてキミが戦っていた時は周囲に危害は加えなかったように見えたが…」

モバP「そりゃ“ソリッドビジョン”だったからだろーよ」

アストラル「“ソリッドビジョン”?」

モバP「立体的な映像を作り出すシステムって言えば分かるか」

??「分かるわ」

モバP「…」

モバP「絶対…あの人、近くにいるよね?」

モバP「コホン。話を戻すがお前はそのシステムに心当たりはあるか?」

アストラル「いや…そのシステムには心当たりはない。…只、渋谷凛が使用していたD・ゲイザーと言うのには少しだが心辺りがあるような感覚を感じる」

モバP「ああ…あれか。…拡張する現実空間って意味らしいが、あれは俺はあんま知らないんだよな」

アストラル「(なぜ…私はあれに見覚えがあると思った?それに、立体映像で作り出したものだというなら…この場は、ここまで被害を受けていないハズだと言うのに……。)これではまるで…」

アストラル「カードが”実体化した”とでも言うような…っ!?」

バトラスク「…。」

次回に続きます。
『No.』回収エピソード…どうも上手く出来上がらないのでもうちょっとかかるかもしれませんねぇ

ってなわけでさらばだ。歴戦のデュエリストたちよ。(かな子の透けた服をモバP視点で想像しながら)

モバP「!?」

イエロー「?」

モバP「…お、お前もそう思うか……?」

アストラル「ああ」コクリ

モバP「た、確かに、そーだよな…!」

モバP「ソリッドビジョンもARビジョンもデュエル中に立体的な映像を作り出す似たようなシステムを採用しているハズなのに、このデュエル中に何らかの影響でそのシステムが暴走し本来ならあり得ないハズの実体化と言う現象を引き起こしてしまっていた…。」

アストラル「この惨状の爪痕が、あの時起きた衝撃のひどさを物語っている」

モバP「これはバトラスクの言う通り…アドレウスの影響なのか…それとも、アストラルの記憶のピース『No.64』の影響なのか……」

アストラル「私には…どちらが実体化したダメージを発生させる影響を及ぼしたのか分からない…。」

アストラル「それよりも、何故…このような現象が発生したのか、今の私では事件の真相を掴む事すら出来ない。」

モバP「アストラル…?」

アストラル「(これが分かれば…私の失われた記憶の一部と何らかの関係性を見出す事が出来るのだろうか?)」

アストラル「彼女に眠る『No.』…あれがあれば未だ解けない謎を導き出し、私の記憶もまた…呼び覚まされるハズだ。その為の回収を今から行おうと思う」

モバP「まっまさか…お前、麗奈の『No.』を回収するって言うんじゃねーだろうな!?」

アストラル「そうだが…それがどうした」

モバP「それがどうしたっじゃねーよ!お前もデュエルを見てたからわかっだろ!?」

モバP「あれはアイツが精霊と接する事が出来るようになったきっかけのようなもんじゃねーか。それなのに…そうだと分かっててそれを奪うだなんて」

アストラル「奪う…?キミは何を勘違いしているんだ。忘れたんじゃないだろうな?これはバラバラになった私の記憶の一部だと言う事を」

モバP「ッグ!!だ、だけどよぉー!!!」

アストラル「キミが何と言おうと私の考えは変わらない。イエロー…キミもそう思うだろ?」

イエロー「な、何…アンタ?えっ何…すんノ?」

アストラル「案ずるな。彼女に眠る私の記憶のピースを回収させてもらうだけだ」

イエロー「で、でもそれッテ…私とレイナサマとの繋ガリを表したカード…よネ?そ、それを…レイナサマの気絶中に了承無しに奪い取るナンテ、ひ、ヒドイじゃないノ!」

アストラル「何とでも言え。」

イエロー「ヤッヤメテヨー!レイナサマと出来たわずかな絆ヲ断ち切らないデ!!」

アストラル「…キミも元々は別の誰かの元に居たものなら分かるハズだ。元有るモノは元の場所へ戻るべきだと言う事がな」

イエロー「ヒィ」

モバP「させねーよ!」

アストラル「何故だ…なぜキミはイエローを守る?キミは麗奈を助ける事が出来た。それで君の願いは叶えられたハズだ?なのになぜ…」

モバP「分かんねーよ…!!…でもな、やっと麗奈とイエロー…お互いが認め合って出来た繋がりってもんを…そう易々と他人が断ち切るもんじゃねーんだよ!」

モバP「どっちが実体化の影響を及ぼしたのかは俺には分かんねー…けど、それが分かったからと言って何だ?」

モバP「この戦いで実体化したダメージを負った茜や麗奈が傷つく前に戻るのか?それに、麗奈が俺達の話を盗み聞きして戦いを挑んだ“事実”が無くなるってのか?どちらもノーだろ…!?」

アストラル「…」

モバP「それはお前の散らばった『No.』にも言える事だ。…避けようとしてもそれはいずれやってくる。これは回避する事の出来ない運命づけられた定めなんだよ!」

アストラル「…私が記憶を失いキミと共に記憶を取り戻す事になったのも、キミの言うその避けようのない定められたレールの上の出来事なのだとしても…なお!私は……!」

アストラル「“記憶を取り戻したい”…!!」

午前中はここまで。午後からの分では意外な人が現れるかもしれませんよ?

設定は面白いのにテンポ悪すぎ
裁定ミスとか効果の勘違いとか誰にでもあるから仕様がないと思う、だけど一つのデュエルを書き直し過ぎ
同じデュエルを一、二回書き直すくらいならいいけど、何回も書き直すんだったら「間違えたのでこのss内ではこういう効果(裁定)にします」で突き抜けて欲しい

>>734
貴重な意見ありがとうございます。
やはりデュエルを作る上でどうしてもミスが出てしまい見ている方から指摘してもらわないと気づかないって事も多々あるので、見栄えを良くするためにも書き直し、書き直しってしてきましたがやっぱり1回のデュエルだけでも300以上のレスを使ってしまってましたから以降は意見を基に書き直しを極力控えたいと思います。

アストラル「…私が記憶を失いキミと共に記憶を取り戻す事になったのも、キミの言うその避けようのない定められたレールの上の出来事なのだとしても…なお!私は……!」

アストラル「私が、何故…記憶を失ってしまったのか…その、“真実”を知りたいだけなんだ…!!」

モバP「お前……」

バトラスク「やはり、取り戻したいか…君の散らばった記憶のピースである『No.』を…」

モバP&アストラル「!?」

バトラスク「それもそうだろうな。自分が誰の元で生まれたのかも分からない。」

バトラスク「自分が何者であるかも分からない…」

バトラスク「そんな状態だと言うのに…何故、今、自分は記憶を無くし、彼の元で『No.』を持ち現れたのか……。」

バトラスク「それがどうしても気になるのだろう?」

アストラル「…」

モバP「(思えばそうだ…。アイツが俺の前に現れた時からアストラルの記憶はピースとして100枚に分かれ散らばってしまっていた。)」

モバP「(ようは俺が始めてこいつと会った時から大半の記憶が無くなっていたってのに、こいつはあまり感情を表に出さず平然としてるもんだから…。)」

モバP「(そんなアイツを見て、『記憶が無くなっても記憶が無くなった事位、コイツに取ってはそれはどうでもいいことなんだな』と解釈して深く詮索しなかった。)」

モバP「(でも、実際は違った…)」

モバP「俺は…お前と共にいる内に少しずつだがお前の事を理解して行けてた気でいたが、それは理解したつもりでいた俺の自己満足だったんだな…」

アストラル「…」

モバP「くっ…晶葉の忠告をちひろさんから聞いて、俺が真っ先に考えたのは『アイツらは大丈夫だろうか?』って事だった。」

モバP「俺、アイツらの事だけ見えてて、身近にいるお前の事を後回しにして軽い気持ちでしか考えられなかったんだな…そんな俺が情けねーよ…」

マジョレーヌ「それはしょうがないんじゃない?誰でも、優先すべき事はあるわ」

シューヴァリエ「貴方にとっては今までプロデュースしてきた彼女達が優先になるのは仕方のないことだと思われますが」

モバP「だが…そうだとしても!身近に居て、共に記憶を取り戻して行こうと約束までした
関係だってのに……」

モバP「あの時の俺は目の前に居るアストラルのことよりもライブやロケ、イベントで確認のとれないウチの子達が散らばったカードによって心が闇に染まってしまっていないかの方が気がかりでしかなかった…。」

モバP「見えないモノに囚われていた…。俺にはまず真っ先に心配しなきゃいけねー奴が居たんだ。」

モバP「それは…お前だったんだよな……」

アストラル「!?」

モバP「すまない。真っ先に気づくべきだった。俺が頼りないせいで、お前の支えになってやる事が出来なくて…」

モバP「こんな俺でも、お前の力に慣れるか分かんねーが改めてお前の力になりたい…また、俺と共に戦ってくれるか?」

アストラル「…少し、少しだが…やっと、キミと私の気持ちが重なる事が出来た気がする。

アストラル「いいだろう。キミの力をもう一度借りるとしよう。」

モバP「ああ!力になれるか分かんねーが…これからは何度だってお前に俺の力が必要とあれば力を貸してやるぜ!」

アストラル「ようやく…私達はこれで繋がる事が出来る。」

モバP「そうだな。俺達は…もう一人一人じゃない。これから紡いで行こう。二人で一人の運命共同体として!」

ピカァー←モバPのエクストラデッキが突如として光り出した

モバP「エクストラデッキが光って…」

アストラル「これは…」

バトラスク「二人の関係が新たになる事により、その『No.』がキミたちに歩むべき道を示したのであろう…」

モバP「これは…エクストラデッキのカード枚数がいつの間にか増えてるぞっ!このモンスターは…《C.No.39 希望皇ホープレイ》……?」

アストラル「これは私達が改めて信頼する関係に至った事によって生まれたモンスター…なのだろうな。」

モバP「エクストラデッキがいつの間にか増えてるなんて…もう、驚かんぞ……」


バトラスク「アストラル…君はもう一人じゃない。君たちはもう固い絆で結ばれた」

アストラル「(私はもう一人では無いのだな…今は、共に分かろうとしてくれている者が居る……)」

バトラスク「それを君は新たに手にした。」

バトラスク「これから君は彼と共に記憶を取り戻す為に地道に彼のプロデュースするアイドル達と戦っていかなければならないのだろう。」

バトラスク「それはキミにとっても想像以上にツライ戦いになるかもしれない」

モバP「…だろうな」

バトラスク「…只、忘れるな。困難な壁を乗り越えて行くからこそ得られるものも多いハズだ。」

アストラル「それは…」

バトラスク「戦いを通して得られるもの。それは…もしかすると、もう君はすでに目にしているものかもしれないな」

ここまで

Q.デュエルしてない時にエクストラデッキにいつの間にか追加されていたカードをデュエル中使用するのは可能ですか?
A.調整中。


ほんとはのあ戦ででもデュエル中に覚醒させたかったけど、モバPとアストラルのギクシャクした関係がようやく改善した事もあり…ここで覚醒させる事にしました。
続きが気になりますが次回は土日のどちらかに投下しようと思います。

長らく待たせたな!俺が>>1だ。

今日から3日間を使って投下して行こうと思います。

アストラル「…私が記憶を失いキミと共に記憶を取り戻す事になったのも、キミの言うその避けようのない定められたレールの上の出来事なのだとしたとしても…なお!私は……!」

アストラル「私が、何故…記憶を失ってしまったのか…その、“真実”を知りたいだけなんだ…!!」

モバP「お前……」

バトラスク「やはり、取り戻したいか…君の散らばった記憶のピースである『No.』を…」

モバP&アストラル「!?」

バトラスク「それもそうだろうな。自分が誰の元で生まれたのかも分からない。」

バトラスク「自分が何者であるかも分からない…」

バトラスク「そんな状態だと言うのに…何故、今、自分は記憶を無くし、彼の元で『No.』を持ち現れたのか……。」

バトラスク「それがどうしても気になるのだろう?」

アストラル「…」

モバP「(思えばそうだ…。アイツが俺の前に現れた時からアストラルの記憶はピースとして100枚に分かれ散らばってしまっていた。)」

モバP「(ようは俺が始めてこいつと会った時から大半の記憶が無くなっていたってのに、こいつそんな事気にしてないって位あまり感情を表面に出さず平然としてるもんだから…。)」

モバP「(そんなアイツを見て、『記憶が無くなっても記憶が無くなった事位、コイツに取ってはどうでもいいことなんだな』と解釈して深く詮索しなかった。)」

モバP「(でも、実際は違った…)」

モバP「俺は…お前と共にいる内に少しずつだがお前の事を理解して行けてた気でいたが、それは理解したつもりでいた俺の自己満足だったんだな…」

アストラル「…」

モバP「くっ…晶葉の忠告をちひろさんから聞いて、俺が真っ先に考えたのは『アイツらは大丈夫だろうか?』って事だった。」

モバP「俺、アイツらの事だけ見えてて、身近にいるお前の事を後回しにして軽い気持ちでしか考えられなかったんだな…そんな俺が情けねーよ…」

マジョレーヌ「それはしょうがないんじゃない?誰でも、優先すべき事はあるわ」

シューヴァリエ「貴方にとっては今までプロデュースしてきた彼女達が優先になるのは仕方のないことだと思われますが」

モバP「だが…そうだとしても!身近に居て、共に記憶を取り戻して行こうと約束までした
関係だってのに……」

モバP「あの時の俺は目の前に居るアストラルのことよりもライブやロケ、イベントで確認のとれないウチの子達が散らばったカードによって心が闇に染まってしまっていないかの方が気がかりでしかなかった…。」

モバP「見えないモノに囚われていた…。俺にはまず真っ先に心配しなきゃいけねー奴が居たんだ。」

モバP「それは…お前だったんだよな……」

アストラル「!?」

モバP「すまない。真っ先に気づくべきだった。俺が頼りないせいで、お前の支えになってやる事が出来なくて…」

モバP「こんな俺でも、お前の力に慣れるか分かんねーが改めてお前の力になりたい…また、俺と共に戦ってくれるか?」

アストラル「…少し、少しだが…やっと、キミと私の気持ちが重なる事が出来た気がする。

アストラル「いいだろう。キミの力をもう一度借りるとしよう。」

モバP「ああ!構わねぇーよ。」

アストラル「ようやく…私達はこれで繋がる事が出来る。」

モバP「そうだな。俺達は…もう一人一人じゃない。これから紡いで行こう。二人で一人の運命共同体として!」

カァー

モバP「エクストラデッキが光って…」

アストラル「これは…」

バトラスク「二人の関係が新たになる事により、その『No.』がキミたちに歩むべき道を示したのであろう…」

モバP「これは…エクストラデッキのカード枚数がいつの間にか増えてるぞっ!このモンスターは…《C.No.39 希望皇ホープレイ》……?」

アストラル「これは私達が改めて信頼する関係に至った事によって生まれたモンスター…なのだろうな。」

バトラスク「アストラル…君はもう一人じゃない。君たちはもう固い絆で結ばれた」

アストラル「(私はもう一人では無いのだな…今は、共に分かろうとしてくれている者が居る……)」

バトラスク「それを君は新たに手にした。これから君は彼と共に記憶を取り戻す為に地道に彼のプロデュースするアイドル達と戦っていかなければならないのだろう。」

バトラスク「それはキミにとっても想像以上にツライ戦いになるかもしれない」

モバP「…だろうな」

バトラスク「…只、忘れるな。困難な壁を乗り越えて行くからこそ得られるものも多いハズだ。」

アストラル「それは…」

バトラスク「戦いを通して得られるもの。それは…もしかすると、もう君はすでに目にしているものかもしれないな」


こうして、モバPとアストラルのギクシャクした関係がようやく改善し…二人に絆が芽生えた事により、
《希望皇ホープ》が《ホープレイ》へと覚醒を果たした。

そして…約2ヶ月の時を経て、物語は再び動き出す。

アストラル「(バトラスクの言わんとしているは何となくだが私にも理解できる…。恐らくは…。)」

イエロー「なっ何ヨッ!?」

アストラル「…。ここからは今までのように昔の記憶に拘っていると倒せないであろう強敵も出てくる可能性がある。」

アストラル「記憶が無くとも…これからの人生、また新たな記憶を彼と共に紡いで行けばいい話なのだから…」

アストラル「(そうと分かった上で…今の私に出来る事は……)」

イエロー「渡さないワッ!レイナサマはアタイが守るンだからァ~」スカッ

イエロー「ンッ…ッテ、あララぁ~?」

イエロー「(す、透けちゃうノぉー?)」

麗奈「」←横たわった麗奈

アストラル「彼女とイエローの中に芽生えた…“それ”は、やはり君と私の中に今、芽生え始めようとしている“絆”と呼ばれるモノなのだろうか?」

モバP「…?」

マジョレーヌ「ちょっ!ちょっと、アストラルが彼女の前に言ったわよ!?あのままじゃ…またっ!!」

バトラスク「心配するな…。あいつはもう今までのアイツじゃない」

マジョレーヌ「それは…どういう意味よっ?」

バトラスク「見れば分かる」

マジョレーヌ「…?」

モバP「…そうだなぁ。口では喧嘩していても、お互いの本心が眼と目で語り合う事が出来るようになったってんなら…それは“絆”で繋がる事が出来たって言う証なんじゃないか?」

アストラル「そうか…。」

アストラル「(私は今まで孤独だった…しかし、彼のおかげでようやく私は一人じゃないと実感出来る“繋がり”と呼べるような存在が出来る事が出来た。)

アストラル「(しかし…まだその繋がりは浅いのも事実。ふとしたきっかけで関係性が崩れる事もあれば、この繋がりが相手によって惑わされ繋がりを断ち切られたりされる事もあるのだろう…。

     もし、そうなってしまったら…)」

アストラル「(脆く崩れてしまうのだろうな…。)」

アストラル「(だが…もし、そのような事がこの先あったとしても、今の私なら断言できる。

それでも、これからのデュエルを通し、彼と共に積み重ねていく事で、私とキミがそういった繋がりを共に感じ見出して行けるという事がな…)」

モバP「…どうしたよ?」

アストラル「…今の私達では“絆”と呼ぶには相応しいとは言い切れない関係性だ。それは分かるか?」

モバP「お、おう…」

アストラル「このままの関係を続けたまま、『No.』を持った君たち事務所の者たちが来るまで一日、一日…と、何もしていなければ、

いずれ私達の持つ絆を利用し断ち切らんとする者が現れる…それは、何としても避けたい……!」

モバP「そうだよな…そんな時、どうすればいいんだろうか……うーむ」

アストラル「君は…ここまで言っても私が言わんとしている事が分からんか……。」

モバP「…へ?」

マジョレーヌ「アタシでも分かるわよぉー」ジト目

アストラル「身近に参考にさせてもらえる者が居るだろう。」

モバP「あっ…あー!!!!」

アストラル「これでやっと気づいたか…相変わらず、君と言う奴は……」

モバP「で、でも…そうしたら!お前の記憶を取り戻す事が…そ、それでもいいのかよ?」

アストラル「考えが変わった。今、ここで回収してしまうと『No.』と共に『No.』に関わる全ての記憶…

つまり、私達が戦った出来事も彼女の記憶から抹消されてしまうからな…」

モバP「アストラル…お前……」

アストラル「まっまだ彼女には聞きたい事があるのでな。それだけだ」

モバP「ったく、お前は嘘が下手くそなんだから」ハァー

アストラル「う、嘘ではないっ!私も彼女の事を見習って行く事で、人間味のある関係と言うのを学んでいかなければと思っただけの事だっ」プイッ

モバP「(分かりやすっ)」

イエロー「何だかよく分からないケド…そのオイラたちの繋がりを回収されずに済んだッテ事よネ?」

イエロー「ハァ~緊張が解けて疲れがどっと出て来たワァ~~」

アストラル「今回は見送ったが…だが、いずれ…君のパートナーとの繋がりを生み出したカードは私の手で回収させてもらう事になるだろう」

イエロー「エッ!?」

アストラル「その時までに君はキミで彼女を守れるように強く精進するんだな。」

アストラル「只、さっきも言ったように…今回の戦いで君たちの関係性に私としては大きく興味を持った。」

アストラル「出来れば、君たちの関係性を失わず私の一部だけを回収できるようになってから、また改めて回収させてもらう事にする。」

イエロー「ホッ」

バトラスク「フッ…これで一件落着のようだな。」

マジョレーヌ「まだ私達の要件が残ってるけどね…」

バトラスク「あっ…そうだったな。」

マジョレーヌ「忘れてたんかい…」

シューヴァリエ「執事兵殿はそういう所は相変わらずでございますね…ハハッ」

かな子「ただいま戻りましたぁ~」

モバP「おっお帰り…って…えっ」

奈緒「すっごい荒れてんなぁ~どうしたらこうなったんだよ?」ヒョコッ

蘭子「我が城が秩序と混沌となる空間になっておる(事務室が大変な事にっ)」アワアワ

悠貴「かな子さんがオロオロするわけだ…んっあれ?そちらの方達って?」

モバP「…(あーもう!次から次へと……俺を少し位休ませてくれー!!)」

アストラル「フフッ」

to be continue 次回明後日予定

人居るかな…?何とかストックが溜まったので投下したいのだが

良かった一安心。なら投下してこうか。

>>772終了直後からです。>>773の方のは改めて書き代えを行いましたので正式にはこちらからとなります。ご了承下さい。


コンコン ガチャッ

かな子「ただいま戻りましたぁ~」

モバP「おっお帰り…って…えっ」

まゆ「Pさん。貴方のまゆが戻りましたよぉ」ヒョコッ

奈緒「貴方のって何だ。貴方のって…ハァー。別にこの人はまゆだけのプロデューサーじゃねーだろーによ」

まゆ「そうですけど。いいじゃないですかっ言う位」ムスッ

モバP「あっあっ…」ガタガタガタガタ

奈緒「それにしても―――すっごい荒れてんなぁ~」

まゆ「スプリンクラーが作動したんですね…室内が水浸しになってるのはその影響でしょうかぁ?」

まゆ「いやだ服がびしょびしょじゃないですかぁー。風邪とかにならないように代えの服を取りに行って来ましょうかぁ?」

モバP「い、いや…今は別に気にもなってないから……心配すんな。」

まゆ「そうですかぁ。まぁ深くは問いませんが…程ほどにしといて下さいねぇ。心配するんですからぁ」


悠貴「ふぅーん。成程。事務所内がこういった惨状だったからなるべくそれを私達に知られない用にしていたわけだ…」

奈緒「どうしたらこうなったんだよ?」

モバP「なっ何故だろうなー(棒)」

モバP「(お前らあいつらに見られない内に隠れろ。俺が引き付けとくから)」

バトラスク「(すまない。助かる…)」

悠貴「(でも、かな子さんってそういう時、行動に出やすいのもあって逆に怪しかったから何か隠してるだろうってすぐに分かったんですけど)」

悠貴「…んっ?あれ…そちらの方達って?」


モバP「(ぐっ…気づかれたか……)」

バトラスク「」

マジョレーヌ「」ポンッ

バトラスク「あっ図ったなっ!マジョレーヌぅ~!!」

メッセンジェラート「ええっと…こういう時はマジョレーヌさんのようにぬいぐるみに化けるのが最善なんですよねっ?」

メッセンジェラート「で、でも、今から化けても意味が~」オロオロ


モバP「あーもう…!次から次へと……」

モバP「(俺を少し位ゆっくり休ませてくれー!!)」

アストラル「フフッ」

シューヴァリエ「私とした事が…もう隠し通す事は出来まい。」

シューヴァリエ「だが、いい機会だ。キミも、もう自分の手に負えず、彼女達に話し力を借りようと思っていた所なのだろう?」

モバP「…ちひろさんの話を聞いた時、ほんとは彼女達のプロデューサーである俺だけにしか出来ない事だと思って1人で彼女達を

救おうと考えてた……。でも、違ったんだ。」

モバP「始めから俺だけの力でアイツらの心を取り戻すのは無理な話だったんだ。」

モバP「最初のデュエルではそこに現れたアストラルの力を借りられなければ俺は負けていたし。今のデュエルで、麗奈に俺が挑んでいたら…確実に負けていただろうから」

シューヴァリエ「…」

モバP「それをとうして俺は俺だけの力じゃない。ここにいる皆の力を借りる事で取りつかれた奴らの心を取り戻していこうと決める事が出来たんだ。」

アストラル「(どうやら私の思った通りキミは仕事柄か何もかも一人で背負い込んでしまう癖があるようだな。)」

アストラル「(それは彼女達をずっと支えて来ているキミだからこそ取ろうとした判断だったんだろうが…今回はキミが経験して来たどれもを覆すような予想し得ない状況だ。)」

アストラル「(今までのように見えないレールの上をガムシャラに進んでいてはいずれ彼女達を救い出せたとしてもキミが『No.』に飲み込まれてしまっていた可能性もあった。)」

アストラル「(しかし…今、彼は自分の無力さに気づき気持ちを入れ替えようと決意した。)」

アストラル「キミが決意してくれた事で…私も、ようやくキミの力になれそうだ」

モバP「なっ何だよ。急に」

アストラル「シューヴァリエの言う通り。話すぞ。私の事やマドルチェ達精霊の事、今まで戦って来た取りつかれた者達の事、
そして我々を繋ぐ『No.』と言う存在についてをな」

モバP「お、おう。」

モバP「…だけどよ、当初は麗奈に取りついた『No.』の回収に協力してくれた茜と…マドルチェの精霊達からデッキを受け取ったかな子だけ明かす予定だったってーのに、まさか…ここまでアストラルの事やお前らマドルチェの精霊達の事を話さないといけない奴が増えるとは思ってなかったがな……」

奈緒「…ん?」


俺はここに来たかな子、奈緒、まゆ、悠貴に『No.』関連とアストラルについて今日知り得た事を知
ってる限りの事を説明した


奈緒「か、カワイイぃ~!!」

マジョレーヌ「なっ何すんのよー」←ぬいぐるみ化が解けた

まゆ「そうですか…Pさんの大体の事情は分かりました。」

悠貴「つまり今、プロデューサーさんはこのプロダクションに所属しているアイドルである彼女達の心の隙間を狙って取り憑いたであろう『No.』と呼ばれるカードを回収していってるって事ですよね?」

モバP「まー説明が大雑把になったが概ねそんなとこだな…」

奈緒「まさか、それが凛に取り憑いてたとはな…近くに居たのに気づいてやる事が出来なかった。…ありがとな。Pさん。凛を助けてくれて」

モバP「感謝される言われはねーよ。プロデューサーとして担当アイドルを助けるって言うあたり前の事をしたまでだからな。」

奈緒「だとしても、凛が覚えてない以上…アタシが代わりにお礼をしたいんだよ。」

悠貴「…そんな事、普通のプロデューサーなら出来ないですしね。凛さんと深い付き合いのある奈緒さんですら気づくことは出来なかったのにそれを気づいてくれたんですから。」

悠貴「…奈緒さんの気持ちを受け取って下さい」

モバP「悠貴、奈緒…お前ら……」

モバP「分かった…。その気持ちだけ受け取っておくよ」

奈緒「Pさん!!」


まゆ「(欲望や野望…そういった感情があの人達から生まれた事によって、『No.』がアイドル達の心の中にぽっかり空いてしまった隙間を利用し、憎む相手(凛さんや麗奈さんはPさん、かな子さん、そして茜さん)に戦いを挑ませたってわけですか)」

奈緒「それで後ろに居るのが…そのアストラルって精霊なんだな?」

モバP「う、うん…って、えっ!?なっ奈緒…こ、こいつの事見えんのか!!?」

奈緒「ん…見えるけど、それがどうしたってんだよPさん?」

悠貴「私も見えてますよ?それが何か?」

モバP「驚いたな…精霊はまだしも、こいつのような特殊な精霊?が見える奴が現れるとは…」

アストラル「今までちひろに凛、かな子、そして、茜に麗奈も私の存在をデュエル中に確認する事が出来なかった事を考えると…」

アストラル「今、私の存在が彼女達に確認出来るようになったのはキミと私とが改めて繋がる事で生まれたそのカードのおかげとも見えるな。」

モバP「こ、こいつか…?」


《C.No.39 希望皇ホープ》

奈緒「それがPさんが言ってた“アストラルとの繋がりを表したカード”って奴!?みたいみたい!まじかで見せてくれよっ!」

モバP「これは記憶の無いコイツにとって新たに出来た俺との繋がりの証なんだ。」

モバP「だからそう簡単に見せてやる事は「いいだろう。彼女達に見せてやってくれ」…って、えっ?」

アストラル「いいと言ったんだ。君の言った通り新たな繋がりを得るために彼女達には知って欲しいんだ。私の事を」

モバP「…わーたよ。ほれっ」

奈緒「あ、ありがとっ。えっと…何て、言えばいいんだっけ?」

アストラル「アストラルでいい。これから彼と共によろしくしてくれると助かる」

まゆ「佐久間まゆです。よろしくお願いしますねぇ。アストラルさぁ~ん」

悠貴「乙倉悠貴です。よ、よろしくお願いします。えっとアストラルさん」

奈緒「奈緒って言うんだ。これからよろしく。って、あれっ」スッ

まゆ「目視できるからって握手は出来ないんですねぇ。」

アストラル「どうやらそのようだ。」

悠貴「やはり霊体だからでしょうか?でも、幽霊って感じはしないんですけどね」

アストラル「幽霊とは何だ?いつ発動する」

悠貴「うわっ!?び、ビックリしたぁー」

奈緒「こ、怖いって!!」


モバP「ハァ…何か疲れがドッと増した気がする……」

かな子「あ、あの…ぷ、プロデューサーさんっ!」

モバP「ん…?」

かな子「今までの話を聞いてて思ったんです。今日…最初に会った時何か…私に隠し事してましたよね……?」

かな子「もしかして…あれって―――――」



To be continued

こんな感じに久しぶりに投下したら仕上がった。
果たして設定とか覚えてくれてる人はいるのだろうか…?

とりあえず次の戦いに向けて着々と話を溜めている所とだけ言っときます。
今からあの方とのこのスレでのラストバトルを書き始める所なので戦いを投下するのは当分さきっぽいかも
出来れば年末までには終わらせたいよね。
それまでに一応書きたい事は書き終わってるのでちょくちょく投下しに来たいと思ってます。
(最近はどうしても時間が空く事が無く投下する事が困難な事もありますが多めに見て下さい)


それではまた次回…アデュー!

まゆ「佐久間まゆです。よろしくお願いしますねぇ。アストラルさぁ~ん」

悠貴「乙倉悠貴です。よ、よろしくお願いします。えっとアストラルさん」

奈緒「奈緒って言うんだ。これからよろしく。って、あれっ」スッ

まゆ「目視できるからって握手は出来ないんですねぇ。」

アストラル「どうやらそのようだ。」

悠貴「やはり霊体だからでしょうか?でも、幽霊って感じはしないんですけどね」

アストラル「やはり幽霊と言うのか私のようなものは…。彼からはモンスターとしてしか例えられなかったがやはり気になるな。それは、一体何だ?いつ発動する」ジー


悠貴「うわっ!?び、ビックリしたぁー」

奈緒「こ、怖いって!!」


モバP「ハァ…ごたごたあったがやっと一段落か。何か疲れがドッと増した気がする……」

かな子「あ、あの…ぷ、プロデューサーさんっ!」

モバP「ん…?」

かな子「今までの話を聞いてて思ったんです。今日、事務所で最初にプロデューサーに会った時…何かに向かってブツブツとしゃべってましたよね?」

モバP「あっ…」

アストラル「あの時か―――」

~回想~
かな子視点で彼女が事務所に来た所まで遡る

かな子「あのー…ってあれ?今日珍しく事務所内で誰も見かけないなー…もしかして、私日程間違えたっ?」

モバP「…それが本当なら、ウチの事務所にはそれがうじゃうじゃいるんだよ…」

?????「なに、それは本当か!?」

かな子「うぅ~…ん?こ、この声って…プロデューサーさん?(誰と話してるんだろ)」←聞こえない

モバP「ああ。…困ったな」


かな子「(ま、いーか。)ぷろでゅーさーさぁーん!」

かな子「何が、困ったんですかー?」

モバP「何がって…か、かな子!?どうしてここにっ」


かな子「そ、そんなにビックリしなくてもいいじゃないですか!!」プンプンッ

モバP「いやいや、スマンスマン。考え事をしててだな」

かな子「お仕事の事ですか?何かぶつぶつしゃべっていましたが…」


モバP「いや、あの……そうだ!そうそう!仕事の事だよ!!」

かな子「何か私に隠してるようであやしい気がします…」ムッムッムッ


モバP「気のせいだ!気のせい!!」アセアセ

………
……


かな子「でも、あの時はプロデューサーさんに誤魔化されてしまったから、私もホントに私たちの事を考えて必死にスケジュールを
決めてくれているんだろうと…思い、疲れているプロデューサーに甘いモノでもとケーキをお出ししようとしました。」

かな子「ですが、その後から茜さんが続けて帰って来たので、茜さんから道端で拾った不思議なカードの話を聞きながら、
後から来る子達の為に作ったケーキをお出ししようとしていたらケーキがデッキに変わっているという奇妙な出来事に出くわしてしまい…」

モバP「…」

かな子「それは私が日頃から何気なく作って食べていた事が、精霊世界でのお菓子の国の住人…”マドルチェ”さん達にとって大事な…”生活する為のエネルギー”になっていたらしくて」

かな子「そのお礼としてティアラミス王女様の使いのメッセンジェラートさんから贈り物として、ケーキをマドルチェ達の感謝の詰まったデッキに書き換え受け取ってほしいと現れて…それを差し出して来ました。」

メッセンジェラート「…」

かな子「唐突に言われ、それを受け取る資格が私にあるのかな?って躊躇っていたら、私達の前に麗奈ちゃんが現れ」

麗奈「」グッタリ

かな子「それを取り上げて、メッセンジェラートさんを閉じ込めてデュエルを挑んで来ました。それを受け入れてくれたのが茜ちゃんでした。」

茜「スヤー」グッスリ

かな子「私は、プロデューサーやかな子さんみたいにデッキを持ってデュエルしてたわけでもないので、麗奈さんと戦っている状況でも分からない事ばかりで決闘を受けたのが私じゃなくて良かったと心の底で思ってました。」

かな子「でも、デュエルが進むに連れ麗奈さんの気持ちが鮮明に伝わって来始め、茜さんも傷つきながらも必死に彼女の気持ちを呼び覚まそうと一生懸命トライしていく姿を見ていく内に、何で私こんな所にいるんだろうと思い始めていました。」

かな子「本当は茜さんの代わりに私があの場に立っていたハズなのだろうに…って」

バトラスク「…」

かな子「…そう分かってしまっても、始まった戦いは止められない。戦いが終わるまでもう私には何もする事は出来ませんでした…。」

かな子「そんなデュエルの最中、私の中である異変が起こっていたんです。」

かな子「それは…精霊さん達と接した影響からか、私の視界で段々と他の精霊さんが見えるようになって来たんです。」

モバP「それじゃ…まさかっ!お、お前っ…」

かな子「はい。どうやら私の目でもアストラルさんの存在をデュエルの終盤以降から捉えれるようになったみたいです。」

アストラル「やはりか。デュエルの終盤以降から何だか見られているような感覚を感じていたわけはキミだったか」

かな子「す、すいません!」ペコリ

アストラル「顔を上げろ。私は気にしてはいない」

かな子「…はい。」

アストラル「それと…君はもう少し気づかれにくいように周りに気を配った方がいい。」

モバP「あっ…へ?」

アストラル「君が何かを隠している時は行動や言動でバレやすいと言う事だ!」

モバP「あっそーでした。スンマセン…」ショボーン

かな子「プロデューサーさんの説明を受けてやっと確信を持てました。あの時から時々誰かに向かって喋っていたように見えたのは、私の見間違いじゃなくてそちらのアストラルさんと話されていたって事ですね…。」

モバP「ああ…。そうだ。ホント黙っててすまんかった。」

かな子「これで、今日出会ってからのプロデューサーさんに対するモヤモヤが晴れて気持ちが楽になりました。」


アストラル「(あの時、君はこの事をアイドルである彼女達に知られまいと咄嗟に嘘を付いた。その結果、かな子の感情に不信感を抱かせてしまった。そして、それだけに留まらず彼女はこんなにまで思い詰めてしまっていた)」


かな子「あの時は…はぐらかされてしまいましたが、やっぱりあの時以前から、仕事の事とは別の”『No.』カード”や”アストラル”さんの事で問題を抱えていたんですね」


かな子「困っている事があったら何で…私に相談してくれなかったんですかっ!!?」


プロデューサーに対して非力なばかりに何もできなかったかな子の悲しい叫びが響く
To be continued

ここまでにします。
それにしても誰だよ!投下するスピードを上げるって言ったの?これじゃいつも通りじゃないか

↑僕だ!←ブルーノ!お前だったのか!
※ここまでテンプレ


すんません。ほんと色々あって最近投下スピード遅くなってます。
最近は他のスレも同時に進め始めたから特に…ね?

投下スピード早めると言ったけどやっぱり一か月に一回更新するのがやっとかもしれません。
ほんとこの調子だったらいつになったら『No.』回収できるのやら

とりあえず今後の事も考えてレス数を少なくし、その分投下量をそのレスに詰め込みましたがどうでしょうか?
これなら1000スレまで何とか繋げれるかと思います。


そして、次回はかな子の悲痛な叫びの回となります。何も役に立てなかったと内に秘める彼女の思いとは…?こうご期待!

モバP「そ、それは…」

かな子「私にはデュエル出来る技量が無いから、プロデューサーの力になって上げる事が出来なくても…それでも、どんな事情があるのか話を聞いてあげる事位は出来ていたかもしれないのにっ」グスン

モバP「お、お前……」


モバP「あ、あの時はだな…『No.』に取り憑かれた凛とデュエルした直後だったし、デュエル中にアストラルも現れて、欲望や野望を持った奴に『No.』は取り憑きやすいって事を教えられて」

モバP「その条件に合う場はここしかないって晶葉に言われ、こいつの記憶のピースである『No.』を取り付かれたであろうウチのアイドル達から約100枚も集めないと行けないって情報を一気に聞かされた直後だったから…」

悠貴「状況すら飲み込めてない状態の中、一気にそんな話聞かされたら流石のプロデューサーでも動揺しますよね…」

まゆ「それ以前にその条件にあったアイドルがウチに居た事とぉ200人程居るウチのアイドルの約半分がそういった欲望を持っていた為に取りつかれた可能性があると知ったらあいた口が塞がらなかったでしょうからねぇ」

奈緒「凛に取り憑いてたっていう『No.』の原因に関しちゃ…まー何となく分からんでもないんだけどさ…」(目逸らし)

モバP「凛は…まー…うん……。」

まゆ「凛ちゃんは自分の力で想う人を振り向かせる事が出来ず、突然目の前に現れて貴女を惑わした…”心の闇”に手を伸ばし力を得てそれで思いを伝えようとしましたか。」

まゆ「プロデューサーを前々から思っていた凛ちゃんらしいですね。」

まゆ「(ですが…まゆ的には、それは自分の本心で伝えてるわけではないと思いますよ?)」


かな子「プロデューサーが私達に負担を掛けまいとしてくれるのは私としては嬉しいです。けど、だからと言ってプロデューサー一人にこの件を任せようと思う私でもありません。そう…私は、あの戦いを見て決めました!」

モバP「か、かな子…それは、どういう……?」

かな子「お菓子の国の妖精さん達…私へのお菓子の国からのお礼としてそのプディンセス…?王女様に渡すように言われたデッキ頂いてもよろしいでしょうか?」

メッセンジェラート「うっ…受け取って貰えるんですねっ!やったー」

マジョレーヌ「やっと受け取る気になったのね。これで、やっと役目を果たしてプディンの元に戻れるわ」

バトラスク「それでいいのか?君は…」

かな子「はい。」

かな子「麗奈ちゃんとイエローさん達…そして、プロデューサーとアストラルさんのような
方達の繋がりが共に戦う事によって芽生えて行くのを見てて私思ったんです…。」

かな子「精霊と私達…お互い立場は違えど、交し合う事できっとお互いを理解し繋がり合える事が出来るんだって」

かな子「私は、プロデューサーの力になりたい…でも、今の私じゃ…デュエルも出来ないから着いて行ってもプロデューサーさんの足手まといになるのが目に見えてしまってきっとお役に立てないだろうから」

かな子「だから私も、あなた達が私へのお礼として渡してくれたデッキを受け取る事で、あなた達と気持ちを通じ合わせプロデューサーと共に戦いたいんです…。」

かな子「プロデューサーの力になる為には力を付けなければいけない…だから、私の力にな
って共に戦ってもらえませんか?」

マジョレーヌ「やれやれね…」

かな子「私の我儘なお願い…聞いてもらえますか?」

バトラスク「本当にそれでいいんだな…。踏み込んだらもう後戻りは出来ないんだぞ。覚悟は出来ているか?」

かな子「正直…この先どんな相手が挑んで来るか予想も付かなくて恐いけど…。麗奈ちゃんとの戦いで私の代わりになって必死に傷つきながらも戦ってくれた茜さんを見て、守られているままの今の自分じゃダメだと思ったんです。だっだから…!!」

モバP「かな子…お前、そんな風に思って……」

アストラル「彼女も成長していたと言うわけだな。」


バトラスク「もういい。言わなくともお前の気持ちは既に私たちに届いている。」

かな子「って事は…?」

マジョレーヌ「承知したっての。分かった!!?」

かな子「あっありがとうございますっ!」

バトラスク「私達も出来る限り、キミを…そして、呪縛に囚われた彼女達を守り、救う為に戦っていく。その為には、キミの力が必要だ。共に戦おう」

かな子「はっはい!」

バトラスク「だからこそ彼女達と渡り合えるようにキミを鍛えていかなくてはならない。これから忙しくなるぞ」

マーマメイド「ですねー。」

バトラスク「これからは私たちはプディンに仕えると同時にキミの為に戦う衛兵となる」

バトラスク「私たちにとってはキミが主となるわけだ。」

かな子「あっ主なんて…そんな~」

マジョレーヌ「ちょっ主って何よッバトラスク!そんな話聞いてないわよっ!私に指図していいのはあくまでプディンだけなんだからn……」

マーマメイド「見事なテンプレツンデレですねー何だか微笑ましいです。」ニコニコ

マジョレーヌ「何笑ってんのよ!?私は断じてツンデレじゃないわよ!マーマメイド…あ、後で覚えときなさいよっ!!」

かな子の決意編終了。ここまで

マーマメイド「何だか賑やかになって来ましたね」ニコッ

シューヴァリエ「…ああ。だな。」

バトラスク「(プディンセス姫よ…この子は、キミが思ってた以上の考えを持った娘だったよ)」


モバP「そういや…かな子に渡すハズのデッキは?」

マジョレーヌ「あっ」

アストラル「そういえばあの時、麗奈に取られてしまったのだったな…ん?あれはあの後、どこに行ったんだ?」

メッセンジェラート「ご心配なく。麗奈さんが闇の呪縛から解き放たれた事によって私が出て来れたように」

メッセンジェラート「私の手元にデッキの方も無事に戻ってまいりましたよ。」

奈緒「そのデッキって…もしかしてだけど、やっぱりアンタたちと関係のある【マドルチェ】なのかっ!?」

メッセンジェラート「ええ。いかにも」

悠貴「私あまりデュエルモンスターズの事をあまりよく知らないんですが…マドルチェってどんな戦い方をするんですか?」

マジョレーヌ「それについてh」


バトラスク「今日は色々有り過ぎたからそれはまた日を改めて説明しよう。」

バトラスク「流石に私も今回は疲れてしまってだな…説明する気力が正直無いんだ。」

マジョレーヌ「たっ確かに…」

バトラスク「それに今説明しなくてもこれから私達はかな子に仕えるんだ。

バトラスク「いつも傍にいられるから話す機会はいつでもあるだろうしな」

まゆ「そうですねぇ」

メッセンジェラート「えっと…ササッ かな子さん。こちらを受け取って下さい!」

かな子「あっありがとうございます。」

かな子「(こ、これが私とこれから共に戦って行くこの子達の思いが込められた【マドルチェ】デッキ…)」

かな子「(甘い雰囲気が漂って優しい気持ちになりそう)」


マーマメイド「一通り説明も終わりましたね。それじゃ後は、マスターになるかな子さんが私達の手の甲にチューをしてくれたら

マーマメイド「契約が完了して終わりだね!」

年明けしてしまった。誰だ。年末までにのあさん登場まで行くって行った奴…あ、俺だ。

次回チュー回

半年以上も物語が進展せず読者さんにはご迷惑をおかけしました。
長らくお待たせしました。書き溜め完了です。
ようやく話が進展するところまで書きます。今日更新予定なので出来ればご覧頂ければと思ってます。

それでは投下します。

かな子「えっチューゥ!!?」

バトラスク「は…?」

マジョレーヌ「何言ってんの…嫌に決まってんじゃない!ちょっマーマメイド何よその笑みは?

マジョレーヌ「こ、怖いんだけど…や、やらないって言ったらやらないわよぉー!!!」バタバタ

モバP「キスって…。それはデッキをかな子に授ける為に必要な儀式か何かか…?」

アストラル「彼らなりの主従関係を表す行いなんだろう。」

モバP「――のわりには、当の本人たちですら知り渡ってない儀式みたいだがな」

悠貴「せ、接吻って必要なんでしょうか?」オロオロ

まゆ「モノは誰かを愛してるのと同じ考えです。その人の為なら自分を犠牲にしてでも支えになってあげれると感じらたから、

あの人達は恥ずかしくてもそれを証明する為に誓いのキスをするって決めたんでしょう。そうのは相場が決まってるんですよぉ」

悠貴「(…ほ、本当なんだろうか…?)」

奈緒「ちゅって…。唇と唇…重ね合って、キスするって事だろ!!?こんな皆が居る所でやるなよぉ。

見てるこっちも恥ずかしいからよぉ」アタフタ

マーマメイド「ほぇ?何を勘違いされてるんですか?」


マーマメイド「チューはチューでもキスの方じゃないですよ?」

かな子「ふぇ…?」

奈緒「なーんだ。主に仕える場所にキッ…キスをするだけなのか…(あたしはそれだけでも恥ずかしいけど)」


マーマメイド「何やら誤解を生んだようなのできちんと肯定しておきますが、別に唇と唇を重ね合ってキスをするわけじゃないんですからね?」

奈緒「ホッ」

バトラスク「それでも私は恥ずかしいのだがな…」

メッセンジェラート「私もですよぉ」

シューヴァリエ「チュッ」

シューヴァリエ「…全く、早くしないか。男ども二人。私も恥じらいがあったがしたんだぞ」ズキンズキン

マジョレーヌ「(に、逃げきれなかった…)あ、あんた達でラストなんだから早くしなさい!」

かな子「あっち向いてるんで…お願いします。」ドクンドクン

メッセンジェラート「あ、はい…」チュッ

バトラスク「もうここは…潔く流れに身を任せるしかないようだな。ハァ…」

ッテアンタナンテトコロニシヨウトシテンノヨ!?

オマエタチノヨウニメダツトコロニデキルカッ‼

アノーマダカカリソウナンデショウカ?ミンナニミラレルヨウナトコロデサレルトハズカシインデスガ…

アンタハオワルマデダマッテナサイ!

フェッ!?ソンナー!


アストラル「何だかここも賑やかになってきたな…。」

アストラル「(こうして見ていると思う…キミの周りには信頼できる関係にある者達がこんなに居たのかと)」

アストラル「キミは時間をかけて彼女達と巡り会いこういった繋がりを育んで来たのだな―――」

モバP「」スタスタスタ

モバP「よいしょっと…」ズシッ

アストラル「どこへ行く?」

モバP「…麗奈と茜をこのままにしておけないからな、二人を連れて仮眠室まで連れて行くだけだ。」

アストラル「なら、私も行こう。」



モバP「―――お前は、いいよ。」



アストラル「どうしてだ?」

モバP「仮眠室は事務所内にあるんだ。そう離れてない位置にある。お前とのリンクも途切れないだろうからよ。」

アストラル「そうなのだろうか…?試す価値があると言えばありそうだな。」

モバP「安心しろ。別に事務所を出て遠くまで行くわけじゃないんだ。それに危なくなったら引き返すしな。」

モバP「その後、屋上で外の空気でも吸ってから戻って来るからそれまでの間だけでいい。待っていてくれないか?」

モバP「それまでの間だがアイツらの事見ててやってくれるか?少し不安だからな。特に奈緒とまゆが」


アストラル「(そういえば、キミはここまで気持ちの整理無しで戦い、彼女達を見守って来たのだったな。)



アストラル「(ここでの気持ちの切り替えは必要だったな…それに)」

アストラル「そこまで距離も離れないのだったらリンクが途切れる心配は無いだろう。何となくだが分かり得ている。」

アストラル「後の事は任せろ。ゆっくり休んで来てくれ」

モバP「助かる」


ギーガシャン

仮眠室

麗奈「スゥー」

茜「うぅーぼ、ぼんばー……」

モバP「凛のようにすぐには目覚めないか…」

イエロー「アリガトね。これで目覚めてくれればいいのダケド」

イエロー「デモ、何で保健室に連れて行かなカッタノ?」

モバP「それも考えたがあっちはここの看護婦をしてもらってる清良さんが居てな。」

モバP「あの人、感が良いからこいつらのこの状態をどういって誤魔化せばいいか分からなかったってのもあるし」

モバP「(はっきり言って、誤魔化せる自信なかったし。うん。)

これ位しか俺にはしてやる事は出来ないんだ。すまない。後はお前の領域だ。」

イエロー「ウン。オイラ頑張ってみる!!」


モバP「お前の訴えが麗奈の心に届いたらきっと目覚める。その時は俺を呼んでくれ」

イエロー「その子ハ…?」



モバP「茜は…タフだから、すぐ目覚めるさ」

事務所内 仮眠室前廊下

モバP「…」スタスタスタ

??「二人とも死んだように眠っているようね。まるで、何か――あったように」


モバP「の、のあさん!?い、いつの間に…いつからこちらに来られてたんですか!!?」

のあ「今さっきよ」

モバP「(って事は、イエローとの会話はギリギリ聞かれてないか?聞かれてたら聞かれてたで俺が痛い奴に見られるだけだが…)」

のあ「貴方に次の仕事の予定について連絡を入れようと思ったのだけど何故か電波が入らなくて連絡をしようにも取りようがなかったから

態々ここまで来たのよ」

モバP「そうだったんすか…すんません。ちょっとこっち取り込んでて…」

のあ「…それは、二人が傷ついて横になっているのと関連性があるのかしら?」

モバP「えっ…あー……」


モバP「(ヤバい…そういう質問に対する返答内容を考えてなかった!のあさんは清良さんに続いて察しがいいからな。どう答えればのあさんに怪しまれずに済むんだ……?)」

のあ「…」ジー



モバP「これはですね…」メソラシ



のあ「いいわ。聞かないでおいてあげる。」



モバP「えっいいんですか…?」

のあ「ええ。貴方は私にとって信頼に値している存在だもの」

のあ「貴方が担当アイドルに手を出すような人だとは始めから思っていないわ」


モバP「そういう事を始めから考えるなんてめっちゃ疑ってるじゃないっすか!そういうのじゃないですからねっ」(焦)

のあ「冗談よ。貴方がいつもやろうとしてくれている事は決まって私達“アイドル”の事を思っての行動だものね。

何か深い訳があるんでしょう。私達に知らせないように…」


モバP「」ギクッ

モバP「(この人、何て鋭いんだ…。下手に嘘を付いていたとしてもすぐさま見透かされてしまっていた可能性の方が高かった)」

のあ「顔つきがあまりよろしくないわね。」

モバP「そ、それは…(見透かされてる位ならいっそ今までの出来事を素直に伝えるか…?

でも、これ以上アイドル達に知られて混乱を招くのはマズい気が……)」


のあ「時間あるかしら?私にちょっと…。付き合ってくれない?」

モバP「は、はい…?」

屋上

??「確か、この辺りだったハズなのだけれど…」

??「流石に…散らばったカードの位置を正確に見つけだすのは難しいわね。」

??「…フフッ。こんな所に。見つけt」


モバP「ちょっちょっと何故に屋上なんかにっ!!?」


??「人の気配っ!!?」サササッ


のあ「ここ、何度見ても美しいと思わない?」

モバP「あっ…いつの間にか、夜になってたのか……アイツ等の看病してたから気づかない訳だな」

モバP「綺麗…ですよね。空を見渡せるから正座も見えて眺めがいいし。」

モバP「でも、何でこんな所に俺を連れ出したりなんか…?」


のあ「私はね。貴方にスカウトされたあの時から比べるとスケジュールが一杯になって」

のあ「仕事と仕事の間に取れる一息が取りづらくなってから。最近はいつも夜にここに来て黄昏るようにしてるの」

モバP「のあさん…もしかして、今、貴方辛いんですか?」

モバP「だったら迷わず言って下さい。私のアイドルのスケジュールが取れていなかったばかりに…

苦に感じていたでしょう。不甲斐無い自分のせいですいません!」


のあ「いいえ。そういうのじゃないのよ…」

モバP「…?」



物陰

??「こんな夜中にまだ人が居たとはね…少し見誤ったかしら?これでは思うように探す事が出来ないわ…どうしたものか。」

??「…えっ?あの男から僅かながら反応を感じられる。あれは見間違いじゃなければ

アストラル世界の住人が憑り付いていた形跡だわ。これは…思わぬ収穫になりそうね。」ニヤッ



To be continued

何か久しぶりにこんなに書いた気がする。
話も何とか進めれたし。
これも最近書く暇が無くて、展開を勿体ぶって引き伸ばし引き伸ばしにしてた所為でツケが回って来たんだろうか?
反省します。
そしてようやく高峯のあさんの登場です。>>499の方長い間お待たせして申し訳ない。

彼女の後に屋上で何かを探していた謎の女性も現れ。役者は殆ど登場しました。
これで物語は一応のクライマックスに突入します。さて、今後の展開はどうなるか?

次回をお楽しみに

モバP「『そういうのじゃない』それはどういう…?」

のあ「まずは…貴方、頭をあげて頂戴。」

モバP「分かりました。…けど、貴女は、俺に何を伝えようとここに俺を呼んだんですか……?」


夜中 夜景:星 プロダクション屋上

のあ「いつもあの星々を見ている時に思うのよ。世界中の人が未来へ続く自分だけの道を見つけだし切り開いて行く…

そういった選択肢を乗り越えて皆生きて行ってるんだって」


のあ「貴方にもそういった事あるでしょ?」

モバP「…。」

のあ「私にも…あったの。私の行く末にも数々の枝分かれした道があった。

…けど、私は24になるまでそれを選ぶ事が出来なかった……。」



のあ「そんな時、貴方が私の前に現れ手を差し伸べてくれた。そのおかげで、私がアイドル候補生として選ばれ…

ここに辿り着けたんだって思えるの」



モバP「でも、それは貴女に“観客を魅力する可能性”があったから…」


のあ「貴方がそう思ったのなら…そうなのかもしれない。けど、当時の自分は

『星からしてみれば私のような人間はちっぽけな存在』だとしか思ってなかったのは事実なのよ」


のあ「だけれど、それでも『在り方によって星のように煌めいていける』って、貴方に教えられ思えるようになったから

今の私が居るの…それは貴方に分かってもらいたいの」

のあ「貴方に出会えて、スカウトされた…あの時の事を未だに感謝してるわ。」


のあ「…だから、この場を使ってこれだけは言っておこうと思って…その、ありがとう。」

モバP「のあ…さん。」ガシッ


のあ「こんな私を見つけてくれた貴方だからこそ、今でもプロダクションのアイドルとなり得る娘を見つけ出し、

私以外の子の為にも無理をして、いつもデスクワーク、外回り…等、色々とスケジュールを詰め込んでプロデュース業をしてるように見える

貴方を見てると私としてはとても心配になるの。」



モバP「えっ…」

のあ「貴方には出来ればこれ以上無理をしてほしくない。でも、そういうわけにはいかないのだろうというのも私は分かってるつもり…。」

のあ「だからここで少しでも休みを取れたら休んでほしいの…。お願い…」ダキッ


モバP「のあさん…そんな、俺なんかを抱きしめなくても……ファンに見られたらどうするつもりなんですか……。」

のあ「ここは…夜のプロダクションの屋上よ?それに、もし盗撮されていたとして私に批難されたとしても貴方を私が必ず庇って見せる」

モバP「………俺、そんなにまで心配かけてましたか?」


のあ「ええ。」



モバP「自分、鈍感なせいか全く気づいてませんでした…。」

モバP「…そうですね。なら、少しだけ…お言葉に甘えて肩お借りしてもいいですか?」

のあ「…ええ。」




モバP「のあさん…温かいですね……。」


モバP「今日は色々あってですね…。疲れました…出来ればちひろさんや貴女のような人に打ち明ければ少しは楽になるんでしょうが

のあさんのおっしゃる通り貴方達アイドルに迷惑をかけるわけにもいかないので……」

のあ「…そう。


そういった事は話したいと思える時に言えばいいわ。その時まで、私は待っているから」



モバP「はい…。あぁー…のあさんの温もりを感じる。担当アイドルにここまで心配されてたなんてプロデューサー失格だよ…俺」

モバP「目覚めたら俺もいつもの俺に戻ってると思うんで…明日、仕事の話します。見っとも無い所見せて申し訳ございません。」クタッ

モバP「スゥー」膝枕




のあ「貴方…頬にまで傷付けて…そんなになるまで、私なんかでは想像出来ないような比べ物にならない位大変な1日を過ごして来たのね……」ナデナデ


のあ「ほんとはずっと膝枕しててあげたいのだけれど、そうも言ってられないみたい…。

壁にもたれ掛かる形になって冷たいかもしれないけど…少しの間だけ我慢してて……」

モバP「うぅーん…Zzz……」



のあ「そこにいる貴方…隠れてないでそろそろ出て来たらどう?そこにいるのはここに来た時から分かってるわよ。」

??「(まさか、この私が気づかれていた?まさか…)」ギクッ

??「でも、幸いなことに気づかれているのは彼の方じゃないみたいね。なら、何とかなるわ。)」


ガサッ

??「気配を消していたつもりなのに…よくわかったわね。」

のあ「私これでも気配を感じ取って見破るのは得意な方なのよ。貴方…そんな所に隠れてずっと居たって事は、

プロデューサーがこんなに疲労してるのと、何か関係しているんじゃないかしら?」


??「彼の事は残念ながら知らないけれど…彼の周りに漂うアストラル世界のオーラに関しては研究材料としては申し分ないと思っていたわ。」

のあ「“アストラル世界”貴方…何を言ってるの……?」

??「貴方には知らない方がいい事よ。」スタスタ

のあ「貴方が何を言っているのか…私には分からないけれど、彼を狙ってる事は確かなようね……。 ギロッ

のあ「彼は渡さない。」



??「あくまで彼をこちらに引き渡さず、私の前に立ちはだかるというの?」

のあ「だとしたら貴方はどうするつもりなのかしら?」


??「(ここはビルの屋上で今は夜だから人目に付かないとはいえ…騒ぎになると面倒なのは確か)」

??「(カードの回収が目的だったとは言え、思わぬ収穫を得られそうなのも事実。ここは何としても引き下がるわけには行かないわ)」

??「ならこうしてみない?私が戦いに勝ったら彼を引き渡すというのは?」

のあ「その条件を私が呑むなら貴方が私に勝てば大人しく引き返すって事でいいのかしら?」

??「今日の所は…よ。これでいいかしら?」



のあ「(今…ようやく彼が取れた一時の眠り。その妨げになるような事を彼女にさせては行けない。)

ええ。それで、決闘条件は…?」

??「決まってるじゃない。」ガチャン


のあ「そう。それね…少なくともそれで私に勝てると侮って来られては困るわよ。」キーン

??&のあ「デュエル!!」




のあLP4000vs??LP4000

のあさんがモバPを狙う謎の少女と決闘を開始したとこまでいった所で

今日はここまで

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2013年11月04日 (月) 21:38:03   ID: SJA6d8Iz

書いてる奴が途中でごちゃごちゃコメ書くなっての
巻き戻しの書き込みの量も多いから、中身が薄いのに、スレ消費だけは激しくて読む気がなくなった

2 :  SS好きの774さん   2015年01月04日 (日) 13:03:27   ID: VNTFAun_

グラヴィローズの効果メインに打てたら強すぎだろ・・・

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