モバP「誰しも人類は宇宙へのロマンを抱いている」
モバP「アポロ計画、ボイジャーに、はやぶさ……」
モバP「今日までに様々な調査がなされてきた……」
モバP「これらは人類の技術発展に寄与し、時に文化的活動にも影響を与えた」
モバP「そして我がシンデレラプロは……」
モバP「ウサミン星からいくつもの資料を持ち帰る事に成功したのだ!!」
ちひろ「まさか勝手に入ったんですか……菜々ちゃんの部屋に」
モバP「まあ、正直なところ今度のバラエティの下見ですよ」
ちひろ「バラエティ?」
モバP「そうですよ、自宅にカメラが入るやつです。よくあるでしょう?」
モバP「ウチのウサミン星人は絶対にぼろ出しますからね」
モバP「事前にチェックは必要かなと」
ちひろ(ボロって、既に手遅れなんじゃ……)
ちひろ「それで、見られたらまずいようなものはあったんですか?」
モバP「見たいですか?」
ちひろ「……それは…見たいですよ」
ちひろ「でも、せめて菜々ちゃんには言った方が…」
モバP「ちゃんと呼んでありますよ」
モバP「菜々ー!」
菜々「はーい!呼ばれて飛び出てじゃじゃじゃじゃーん!」
菜々「みんなのアイドル、ウサミンですよぉっ!」
モバP「よし、菜々これからミーティングを始める……」
モバP「議題は…これについてだ!!」
菜々「……え?」
ちひろ「……卒アル…ですよね?」
モバP「ええ、見ての通り卒業アルバムです」
菜々「」
モバP「しかも小学、中学そして『高校』の卒アルです」
菜々「」
菜々「ちょっとまってくださいよ!!」
菜々「何でそれがここにあるんですか!?」
モバP「まだまだあるぞ」
菜々「その白い袋はなんですか!?」
モバP「だから」
モバP「ま だ あ る ん だ よ」
ちひろ(Pさんすごいいい顔してるなぁ……)
モバP「まぁ、まずはアルバムからだけどな」
パラッ
菜々「や、やめてーーーー!!」
あ、年齢抜けてた(すっとぼけ)
モバP「まずは小学校からだな」
ちひろ「これ就学旅行ですよね」(写真の色あせ具合に時代を感じるなぁ…)
モバP「ミッ○ーの隣でいつものポーズ決めてますね」
菜々「ナ、ナナは、ウサミン星人ですからね、あああ、あたりまえじゃないですか」
グググ……
ちひろ(必死に取り返そうとしてるけど全然届いてない……かわいい…)
モバP「ははは菜々は昔から可愛いんだな」
菜々「かか、返してくださいよぉう……!!」
モバP「とりあえず一通り見ていえることは……」
ちひろ「菜々ちゃn…こほん」
ちひろ「安部さんは可愛いということですね」
モバP「ええ、菜々…こほん」
モバP「安部さんはかわいいです」
菜々「二人ともいつも通りよんでくださいよッ!!」
モバP・ちひろ「安部さんは可愛いですね」
ちひろ「Pさん、そろそろ中高の卒アルも見ませんか?」
モバP「いいですね」
菜々「だから、止めてくださいってば!!」
モバP「きらり!!」
きらり「にょわっ!!」
モバP「ホールド!!」
きらり「にょわー!!」
ガシッ
菜々「いやーー!!」
モバP「さて次行きましょうか」
ちひろ「中学・高校は放送部だったんですねー」
モバP「安部さんは声優アイドルを目指してますからね」
モバP「この頃から頑張ってたんでしょうね」
ちひろ「…?
この写真はどうしたんでしょうか?」
モバP「髪は下ろして、左腕に包帯ですか…?これは…」
ちひろ「おろした前髪で片目は隠れてますね」
ちひろ「手にしたノートも真っ黒の表紙」
モバP・ちひろ(どこかで見たぞ、この感じ…)
モバP「安部さん、つかぬ事をお聞きしますが……」
モバP「闇に飲まれた経験はおありでしょうか……?」
菜々「え…あ…」///
菜々「そそそ、そんなの一時期の気の迷いに決まってるじゃないですか!!いまだにエイラだの、邪王○眼だのいってるわけがないですよ!!何歳だと思ってるんですか!?」
ちひろ(もうツッコンだら負けな気がします)
カコーン
蘭子「」
菜々「ら、蘭子ちゃん!?」
http://i.imgur.com/FY9FdNO.jpg
http://i.imgur.com/2tv6l4V.jpg
諸星きらり(17)
http://i.imgur.com/0D3GEsK.jpg
http://i.imgur.com/n9mm7T8.jpg
神崎蘭子(14)
菜々「蘭子ちゃん、今のは……違うんで…」
蘭子「……」ぷるぷる
蘭子「…」
菜々「…?」
蘭子「我が魂の至る道へと共に歩まん者と…思うていたのに…(菜々さんはこっち側の人だと思っていたのに)」
蘭子「闇に…飲まれよ……!!」
ダッ
菜々「あ……」
ちひろ(たぶんいつもとは違う意味の「やみのま」なんだろうな)
ちひろ「…Pさん?」
モバP「…はい。フォローしておきます…」
ポパピプペ
ーーーーーーーーーーー
モバP「とりあえず、三船さんが慰めてくれるそうです。俺も後でフォローしておきます」
ちひろ「そうしてくださいよ?」
菜々「そんなもの持ってくるからですよっ!もう」ぷんぷん
モバP「安部さん…忘れていませんか?」
菜々「…何をですか?」
モバP「俺は『まだある』といいましたよね?」
モバP「次はこれだ!!」
バッ
. |__ ________
い そ |: : Y´ : : : : : : ノ^´
. |-=¬冖¬=<__彡イ
け れ . ・ |....................................∠
・ |.............../ハ..................`ヽ
な 以. ・ |...j..... l/ V........ !...........
/./l|..|..| |...八..|..|........
い 上 ././ |八| |/ リ|..|........|
___/У ∩ 三三 ∩ lノ!ノ.....|
...人............ 八 |i| ニニ |i| l|.....}...ノ
. ........\l\lトi ∪ -- ∪ j...,勹
....\Y´ |...八 ノイ.....|
. .......{L i|....... } __ }.....|
. \|乂..|....lハj ヽ ノ ノ..|从
`|....ト ____ イ....ノ
.人ノ^¨^`ソ L ノ^¨}/
._/´¨^¨ヽ `ViViV´ ,ノ¨j
___/ニ7ー<⌒\し}u{ ノ⌒^{
>>53
すみませんでした
ちょっとお客さん来るんで遅れます
ちひろ「これは…」
菜々「だーーー!!ダメです!!それ以上は絶対ダメです!!」
モバP「スウェットとジャージ、それから靴下です」
モバP「ちなみにこれが家の様子でした」
ちひろ「脱ぎ散らかってますね」
モバP「ええ、だらしがないです」
モバP「ちなみにこれらの部屋着もゴムが弱ってたり、くったりしています」
モバP「近隣住民の目撃情報によれば近所のコンビニまでこの格好で行くそうです」
モバP「そしてこんなものも見つかっています」
ちひろ「割烹着ですね」
モバP「はい、エプロンではなく割烹着です」
モバP「お向かいさんの情報によれば部屋の掃除をするときは大体これなんだそうです」
モバP「ちなみにお隣の奥様の情報によれば、ご飯時にたずねたときもこれをきてご飯を作っているらしいです」
モバP「たいてい下はスウェットみたいですが」
ちひろ「この桶はなんですか?」
モバP「ウサミン星特産のぬか漬けです」
モバP「しっかりしてそうでだらしない、でもしっかりしてるのがウサミン星人です」
菜々「だって…お漬物って買うと…高いですし…」
菜々「割烹着も、糠床も田舎のお母さんが持っていけって……」
モバP「安部さんの実家って田舎なんですか?」
菜々「ち、ちがいますよ!?ウサミン星は自然でいっぱいなんです!」
菜々「それに自然も物も大切にするから…割烹着だってウサミン星ではポピュラーな……」
モバP「物を大事にですか…だからパンツが少しずり落ちてるんですね?」
菜々「外に出るときは、きちんとしたのはいてますよ!!」バッ
ちひろ(それは口に出す事ではないのでは……)
モバP「ちなみにゴミ箱からはこんなものも見つかっています」
ちひろ「写真からみるに発泡酒ですね、しかも結構な量です」
モバP「ついでに楓さんが『菜々ちゃんの家にはよく行きます、二人で飲むのも楽しいですよ』って言ってました」
菜々「ちょっと、楓さん!?何さらっとばらしてるんですか!?」
モバP「焼き鳥屋で地酒奢ったら一発だったよ」
モバP「そろそろ時間も時間だし、これで最後にしようか……」
菜々(せめて、あのノートだけは……あのノートだけは……)
モバP「最後は…これだー!!」
バッ
菜々「いやぁぁぁぁぁぁああ!!!」
ちひろ「設定…資料集ですか……?」
モバP「……そう」
モバP「ウサミン星『設定』資料集です」
モバP「ちなみに全52巻あります」
http://i.imgur.com/iieahly.jpg
http://i.imgur.com/q0zr3Vs.jpg
三船美優(26)
http://i.imgur.com/0px7q4n.jpg
http://i.imgur.com/i3vMaBf.jpg
高垣楓(25)
モバP「ぱらぱらとめくりはしましたが中身は読んでいません」
モバP「でもみっちりと字が並び、所々に絵が書かれていて凄まじい練られ方してますよ、きっと」
ちひろ「でしょうね…」
ちひろ「この写真はなんでしょうか?」
モバP「1~48巻ですね、流石に全部は持って来れなかったので」
ちひろ「この一巻の黒いノート見覚えがありませんか?」
モバP「あれ?どこかでみましたね……」
お前らさっきから設定設定ってなんの話をしてるんだ?
菜々「そうですよ……」
菜々「中学校から練りに練り上げ、来る日も来る日もねりねりしてましたよ……」
菜々「この……」
菜々「ウサミン星を……」
菜々「そして、この……」
菜々「……ウサミンを」
モバP「……な、菜々?」
菜々「こんな形でばれたのは予想外でした。でも、いいんですよ……」
菜々「普段は何とかごまかせてましたし、今日の今日まで隠せていました……」
菜々「でも……」
菜々「いずれはばれてしまうことです……」
モバP・ちひろ(我慢しろ……我慢しろ……!!本人は真剣なんだ……!!)
菜々「ばれてしまった以上は仕方がありません」
菜々「でも、これまで通りアイドルは続けます」
菜々「だから」
菜々「これからもプロデュースお願いしますねっ!!プロデューサー!!」
菜々「きらりちゃん!荷物お願いね!!」
きらり「にょ、にょわっ!」
菜々「Pさんまた明日!!」
きらり「ぴ、Pちゃん!また明日☆」
そういうと二人は事務所から走って出て行きました……
ウサミンアパート
菜々「やっぱり嘘って難しいなぁ」
菜々「気分もよくないし、通し続けるのも難しい」
菜々「Pさんにも、本当のことを知らないみんなにも悪い事してるって罪悪感はあったんですよ?」
菜々「でも、本当によかった…」
引き出し ガラガラ
菜々「こっちの設定ノートが見つからなくて」
菜々「Pさんにはもう少しの間、勘違いしていてもらいますよ?」
菜々「菜々が永遠の17歳だって……」
おしまい
__‐`'´''"'マ ____\ ー‐┐ |一
Z. __`ゝ \ ノ´ ⊂冖
∧ /| ゙仆斗┘リート=┬-、_ \ ー‐┐ ,/
/ ∨\/ | `L,.っ,ノ u }ノ ノ \ ,> ノ´ \
|__ 兀.!_// i | l、 く. ー‐┐ ー|ー
ー‐┐ ー|一ヽヽ / u' \ヽ‐'´ !| ト、 \ ,ノ´  ̄匚ノ
ノ´ ノ こ /_____, }j ハ、 ヽ ヽ,___/ / ー‐┐ ┼‐ヽヽ
ー‐┐ ニ|ニ. / ___ノ /\_,≧/ u 人. / ,ノ´ ノ こ
ノ´ ⊂冖 く {上rン´ ,厶../ / ヽヽ \ || ニ|ニ
ー‐┐ | /  ̄ ノ{こ, /,〃 !| \ ・・ ⊂冖
ノ´ l.__ノ \ ,.イ !l`T´ | / |:| / |
ー‐┐ ー‐;:‐ \ // l | |_| ∠.、 l.__ノ
ノ´ (_, / ヒ_ー--、_|ー、____,ノj┘ / ┼‐
ー‐┐ / / \ ̄\ー`トー-< / ノ こ
ノ´ \ \ \ ヽ \ ヽ  ̄ ̄|
| | 」z.___ > \. ヽ. ヽ l |/l /| ∧ /\
・・ /| (_, / ) lヽ ', l、 |/ | / V
┼‐ \ , イ、_,上ハ } 小 |/
ノ こ \ (乙≧='''"´ ,∠,__ノ/
┼‐ヽ / 厶乙iフ/
ノ ⊂ト く `¨¨¨´
\
とりあえず、きらりを便利屋的に使ってしまって申し訳ない
パッションPだし、きらり大好きです
きらりPの方々、すみませんでした
ウサミンは本当に17歳ってことで書いてみました。
あれだけボロ出すのって逆にロリババア演じてるんじゃないかなと
蛇足だったらすみません
最後にウサミン可愛い
はい
モバP「だりーな! だりーなかわいい!」
代行です、えいっ
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