ーーーー映画上映終了ーーーー
映画が終わると、館内に照明がつく。
さやか「あぁ~グスッいい映画だったねヒグッ」
さやか「ま、まさかヒグッあの二人…死んじゃうなんてええぇえ」ウウェーン
杏子「あ、ああそうだったなっ」
そんなに泣くことないだろ…
さやか「ウエーンウエーン」
杏子「なぁもう泣き止もうぜ、周りの目もあるしよ…」
さやか「だってぇ、ウエーンウエーン」
さやか「あんまりだぁぁぁぁ」
さやか「ふぅ、すっきりしたぜ」
杏子「ジョジョかよオイ!」
私、佐倉杏子は自分は日本舞踊並に興味のない映画をみていた。
しかもこの『美樹さやか』と、
皆は意外なカップリングだと思うだろう。
だっていっつもケンケンしあってる仲だもんな
なんでこの私が、学生にとってはフリーダムタイムである休日の午後に、
まあっっったく興味の無い映画を、
しかも犬猿の仲でもトップクラスのさやかと映画を見ているのかと言うと…
ある日、私は見滝原をふ~らふらしていると
ほむら「杏子、ちょっといいかしら」
おっと、意外な人物に話かけられたものだ。
杏子「ん?いいけど…なんか用か?」
ほむら「今度ま、魔法少女みんなで映画を見ようと思っているの」
ほむら「くっく、詳しい話はそこの喫茶店で」
なんだ?まだ行くともいってないのに
それに今日のコイツ、なんか変だ。
ほむら「さぁ行きましょう」
私達は喫茶店に入った。
何故に喫茶店?と思っていると
ほむら「もう皆集まってるわ」
そう言った。
ほむら「確か私達の席は…あそこね」
そこは窓際のテーブル席だった。
そこにまどかが座ってたので
杏子「おーい」
と手をふるとまどかが返してくれた。
ん、そういや誰が来るんだ?それをほむらに訪ねると…
ほむら「ああ、え~とまどかと私とあなたと」
ほむら「あと」
ほむら「『美樹さやか』ね」
なん…だと…
杏子「まさかさやかもか?!」
杏子「どう言うことだオイ、ちょっと前ケンカ(『バカの敵』の時のはなし)したばっかだろ?!」
ほむら「仲直りの意味合いもかねてよ」
ほむら「味方は多い方がいいでしょ」
確かにそうだし、悪い奴じゃあ無いんだが…
ほむら「じゃあ明日の朝、10:30駅前集合ね」
ほむら「美樹さやかと顔合わせたくないんでしょ、皆には言っておくから」
ほむら「もう帰っていいわ」
杏子「来た意味なしかい!」
と、いうことで映画に行くことがきまった。
-----テレパシー-----
ほむら『まどか、これで第一次作戦終了よ』
まどか『やったねほむらちゃん!』ティヒヒ
そして映画当日
杏子「はぁ?!?!ほむらとまどかがドタキャン?!」
私は携帯に向かって怒った
ほむら『そうなの…急に二人共急用がはいっちゃって』
ほむら『だから二人でi』杏子「はああああ?!」
ほむら『しょうがないじゃない…チケットもったいないから絶対行ってね。じゃ』ピッ
ツーーツーー
切りやがった…
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ほむら「これで作戦終了よまどか」
ほむら「二人で映画に行かせて闇に乗じてイチャコラさせる作戦!」
ほむら「あとは思いっきりイチャつきなさい!」
まどか「あの…やっぱりさやかちゃんと杏子ちゃん仲良くできなさそうなんだけど…」
ほむら「なぁに言ってるのよまどかちゃん、杏子は『ツンデレ』よ『ツンデレ』」オホホ
まどか「ほむらちゃんキャラ変わってるけどなるほどだよ!」
ほむら「さあ、尾行するわよ」
ドタキャンコールからしばらくすると、青髪を揺らしやって来た
さやか「おまたせ!」
杏子「お、イヤまっ、待ってなんかないぜよ」
クソ噛んだ!
うわ、ヤバイ、ちょう恥ずかしい。
4人だからテンパることないと思ってたけど…
ふ、ふたりって…
さやか「ん~?頬をそんなに染めて、どぉ~したのかな?」
うわ、コイツ気ついてやがる!!
私がちょう恥ずかしがってることに!!!
杏子「そそそんなことないって、行こうぞ///」
また噛んだ!!
さやか「はぁ~面白かった~」
さやか「いや~あれは泣けた、久々に泣いたわ~」
杏子「いや、いくら泣ける映画でも…お前泣きすぎ」
さやか「えへへ」
さやか「さあ、じゃあそろそろ映画館出ようか」
そう言って二人は映画館を離れた。
外はもう12時で、急な明るさの変化に目が痛い。
街は皆お昼ご飯時だった。
さやか「う~ん流石にそのまま帰るのもアレだし、メシでも食べますか!」
杏子「おお、キタ!」
さやか「じゃあいつもの喫茶店でいいよね」
いつもの喫茶店と言うのは昨日のほむらと行き、そして帰されたあの喫茶店だ。
二人はそこに向かった
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