エレン「俺が同期の女をレイプしてアヘ顔ダブルピースさせる話」(59)

※半年以上前、進撃の巨人をSSでしか知らなかった頃に書いた奴を回収して書き直した。

 キャラ崩壊? 何それ美味しいの? なノリで行く。

~訓練兵団・自主訓練室~


ミカサ「ふぅ………春にしては日差しが強い日」

アルミン「もう夏もすぐそこ、って感じだね。ますます訓練がキツくなりそうだなあ」アハハ

ミカサ「アルミン、貴方も自主練? 既に汗だくみたいだけれど」

アルミン「そうなんだけど、ほんの十キロ走っただけでもうヘトヘトでさ………ちょっと休憩にしようかと思って」

ミカサ「そう…………そういえばそろそろお昼時だし、エレンを呼んで来よう」

アルミン「男子寮に行くの? だったら僕も一緒に行くよ。読みたい本があるから、ついでに取ってこないと」

ミカサ「アルミンは相変わらず本の虫」フフ

アルミン「ミカサこそ、エレンにべったりだね」ハハ


 ガラッ


エレン「ダラダラした休日みたいなレスの使い方してんじゃねえよこのカスが!! とっととスレタイ通りに俺にレイプされてアヘ顔ダブルピース晒さんかい!!」ボキィイイン

ミカサ「」

アルミン「」


 エレン・イェーガー。主人公である。

 その下半身は剥き出しのズル剥け有頂天であった。


エレン「世界は残酷なんだ。物語はレイプに始まりレイプに終わる。これはそういう世界だ。覚悟を決めて服を脱げ、さあ早く」コーホー

ミカサ(なんという、男気(マンダム)ッ………)

アルミン(こやつは気が狂っておる)


 目が血走り、呼吸は荒く、全身にはうっすらと汗が浮かんでいる。

 股間にそびえたつ益荒男の象徴は、およそ18cm級の業物である。

 本日のエレン・イェーガーは絶好調であった。


エレン「毎日がエブリディってか?」

ミカサ「え、エレッ、え? な、なに?」

アルミン「急展開すぎて何が何だか分からないのだけれど、どうしたのエレン? 頭打っておかしくなった? それともクスリ打っておかしくなった? 薬ダメゼッタイ」

エレン「思春期なんだよッ! こちとらよッ! 花を見て勃っちまうようなお年頃なんだよ!!」

ミカサ「どうしてお花で!?」

エレン「逆立ちして股おっぴろげてる女みたいに見えるだろ!」

ミカサ(わからん)

アルミン(わかる)

エレン「ふざけんな! こちとらもううんざりなんだよ、駆逐最優先のちょっと頭の弱い朴念仁を演じるのはよ」


アルミン「うん、エレン。落ち着くんだ。ちょっと頭が弱いどころか、君の脳内、強火で煮立ったシチューみたいな感じにグツグツしてやしないか?」

ミカサ「落ち着いて、エレン。今あなたは少し混乱しているだけ。冷静になって話し合おう。大丈夫、昔からあなたはやれば出来る子だって言われていたのだから、きっと……」

エレン「犯れば妊娠(でき)るなんてこと知ってんだよ!!」

アルミン「エレン、君は疲れているんだ。一緒に食堂に行こう。お茶でも飲んで、一度リラックスして話し合うんだ。いいね?」

エレン「ミカサにズブリとやってからな。心配するな、俺は初めてだからよ。きっとスピーディに事は終わる」

アルミン「ダメだこいつ根本的にワカッてない」

エレン「ワカッてないのはお前の方だ、アルミン!!」


 ビシリとアルミンを指さしてカッコいい顔をする幼馴染がそこにいた。

 だがフルチンだった。デカい。少し敗北感を感じたアルミンであった。

 一方のミカサはエレンをなだめる素振りを見せつつも、視線はエレンの股間に一点集中していた。ミカサはムッツリであった。


エレン「幼馴染が! それもひいき目なしに美人の! 同い年の! 幼馴染が! 自分をかいがいしく世話する幼馴染が! 無防備にいつ抱いてもいいのよってオーラ出してりゃそりゃ我慢だって限界だわ!!」

ミカサ「嬉しい、エレン。ならば早速二人の愛を確かめるために、今度の休日にデートして、美味しいご飯を食べて、ロマンチックな場所で優しいキスをした後に、ムーディなブルースをBGMに二人連れ添ってホテル街へフェードアウトしよう」

アルミン「それにしてもこのミカサ、ノリノリである」


エレン「だが断る」

ミカサ「何故?」

アルミン「そ、そうだよエレン。ミカサの条件を飲めばレイプなんてしなくても和姦が成立するんだ。そのプランでいいじゃないか。無理に事を荒立ててどうなるっていうんだい?」


 この異常な空気に飲まれたのか、アルミンの弁舌もどこか精彩を欠いていた。というより、根本的に間違っていた。


エレン「お前みたいな屈強な女を力づくでレイプして泣かせるのは男の生きがいなんだよ!」

アルミン「やめるんだエレン! 君の悪人面に性格面が追いついてきている!」

ミカサ「エレンは乱暴にする方が好みなの?」

エレン「大好きだ」


 その笑みは、巨人を初めて討伐したときのそれよりも輝いていたという。


アルミン「ミカサ、言葉を選んで遠まわしに言うけれど…………君の家族は気が狂っているのかい? 助けた方がいいんじゃないかと思うんだけど、どうか」

ミカサ「そうは言うけれどアルミン。貴方の親友がイカレトンチキになってるこの現状をどうすれば打破できるのか、私には考えもつかない。策を」

アルミン「昔から言うだろう。この世に馬鹿とキチ○イにつける薬も処置もないんだ。手遅れだ、もはや」

ミカサ「なんたること」


アルミン「だけど、僕の親友が犯罪者になることは避けたいんだ。ましてやミカサ、君が相手なら尚更だ」

ミカサ「えっ、それって………」ドキッ

アルミン「世間体的に。親友が親友レイプして片やお縄、片やボテ腹とか、両方の親友である僕に対する風当たりを考えると、考えるだけでゾッとする。だからこんなバカなことはやめるんだ、エレン。金を払えばソープでそういうプレイもできる」

ミカサ「今日ほどアルミンの友達をやめたいとこれほどまでに強く思ったことはない」


エレン「っていうかアルミン! もはや性別を偽っているとしか思えない容姿のおまえでもいいぞ! 悪くない………いや、いい! むしろスゴくいいッ! 分かったら涙目でこう言うんだ――――いやっ、やめてっ、乱暴にしないで! と! さあ!!」


アルミン「おっと、妙案が浮かんだよ。ここはもう、なんだ。ミカサが素直に股を開いて唇を噛みしめつつ時折「エレン……ぅぐ」って切なげに呟いて涙をこぼしていれば、元のエレンに戻るんじゃあないかと思う次第なんだけれども。むしろそれ一択。さあ、ハリー」

ミカサ「嫌。レイプはされるよりするほうが理想。まして初めてで、相手がエレンなら尚更のこと。アルミンこそ指名が入っているし、何より親友の精神がピンチなのだから、尻の穴の一つ二つ差し出すぐらいの剛毅さを見せてほしい。ほら、早く。今すぐ」

アルミン「いやだよ、僕にそっちのケはないんだ。初めてから最後までセックスの相手は女の子がいいよ。だから覚悟を決めてさっさと脱ぎなよミカサ。エレンに全身真っ白にデコレーションしてもらった挙句に『家族が増えるよ! やったなミカサ!』とか言われて喜んで咽び泣きなよ、ほら」

ミカサ「私だって嫌。私はこれでも年頃の女の子。初体験は同意の上で夜景の見える素敵なモーテルがいい。ので、アルミンこそ菊門ガバガバになるまでキメセクしてアヘミンになるといい。さあ」

アルミン「エレンの童貞が僕のケツミンに奪われてもいいっていうのかい? っていうか僕は処女失いたくないんだけど。むしろ一生処女でいたいんだけど」

ミカサ「大丈夫。心の処女さえ守っていればビッチじゃないって、有名な人が言っていた。それに私は名実ともに寛容と言われている。衆道は男のたしなみだとお母さんも言っていた。男同士はノーカン」

アルミン「ふざけんなこのクソ腹筋が! テメェの無駄に固くて狭くてギッチギッチ音しそうな膣でエレンのナニ咥えて食いちぎれよ! 僕の処女どうしてくれんだ!」

ミカサ「こちらの台詞だ性別不詳の金色モヤシが。ここぞという時以外には回らないオツムしか能がないおまえが、こういう時に体を張らずにどうするというのか」


 フッザケンナコノビヂグゾガァアアア
 ホザケフタナリクサレドチビガァアアア
 ギャーーーブオーーーギャーーーー
 ドッタンバッタン


エレン「…………」


エレン「……………なんて醜いヤツらなんだ。こんな奴らが俺の家族? 親友? 失望した。次に行こう」スタスタ


 エレンはまだ登り始めたばかりだ。

 果てしなく続く、このレイプ道を。


 続く。

※おつかレイプ。

 フーーーーー、スッとしたぜ。俺はチと豆腐っぽいメンタルの持ち主でな。

 リアルの激務でトチ狂いそうになると、「私は神だ」と狂ったふりをして有休をとり、キチSSを書いて頭を冷静にすることにしているのだ。(スッキリ)


 SS投下してるところが何故か存在しない扱いになっていることに気づいて、急遽こちらに投下させてもらいました。

 続きはそのうち。

 いずれリンボで。

~食堂~


エレン「おーい、サシャ。パンいるか?」

サシャ「えっ!? パァンくれるんですか! ありがとうございまふ」モフモフ

エレン「だがタダってわけにゃあいかねえな。そうだな……おまえの下の口にもぶっとい肉棒食わせてやるよ。ほら、服を脱げ」

サシャ「はい、どうぞ。前でも後ろでもお好きな方をお好きな時にお好きなだけお好きなタイミングで出してくださいね」ヌギヌギ

エレン「早ッ! 展開早ッ! そして慎みがねえ!!」

サシャ「えぇ? しないんです……か?」チラッ

エレン(罠ぞ。こは罠ぞ。ここで飛びかかってズブリとやるのは容易。だが、それはレイプとは違う。和姦だ。もう契約が成立してしまっている)

サシャ「ホントに、いいんですか? 私、処女ですよ………?」ウルッ

エレン(こちらに剥き出しのケツを向けながら、涙目、しかもやや上目づかいで切なげな表情を織り込んできた………誘い。誘いぞ。あれは誘い)

サシャ「エレンなら………いいんです、よ? 恥ずかしいけど………私)ウルウル

エレン(――――いかぬ。餌付けによる売春は悪手。こは生粋の狩人! このままレイプに突入しても、あれやこれやで和姦となって、十年後にキングクリムゾンして子供に囲まれて幸せに暮らしました、的なオチが待つ)


サシャ「エレンの、その、お、おっきくて、私の小さいここじゃ受けられないかもしれませんけど………頑張りますから。でも、あまり痛くしないでくださいね……」ニコリ

エレン(魔性! この女は魔性ぞ! い、いかぬ。このままこいつを犯しても、待っているのは生ぬるいハッピーエンドのみ!!)クワッ


エレン「ク、クソッ! ここにも俺の望むレイプの形はないというのか!!」ダッ


サシャ「ふふ、逃げましたか………修行して出直して来てくださいね」フフフ

サシャ「しかしパァンうめぇえええええええええええ!! うんめぇえええええええ!!」ガッツガッツ


 サシャに完全敗北したエレン。

 だが挫けない。おまえの目指すレイプ道は、まだ先にある。

 美しき道、駆け抜けるからこそ華と言う。

 犯せ、エレン! アヘらせろ、エレン!

 続く。


エレン「おのれぇ………よもや、よもやサシャがあれほどの使い手であったとは、正直予想外」グヌヌ

エレン(くそ………こうなったら手垢の付きまくった安い手段でイヤだが、クリスタを人質にとってユミルレイプとしゃれ込むか)


 エレン・イェーガー、この主人公は学習しない。

 故に強い。

 幼き頃から、彼は珍しい類の人間であった。

「ただいまんこ、略してまんこ」などという言語道断な挨拶を全力で流行らせようとした男である。

 思考回路からして、凡百の民草とはかけ離れた少年であった。

 ましてや、彼は今十五歳―――――度を過ぎた思春期であることも一因と言えよう。

 その証跡とばかりに、未だ彼の男根は萎えてはいなかった。

 幽鬼の如き異様な足運びで、エレンはクリスタを探すため、訓練場を練り歩くのであった。


エレン「よう、ハンナ。ちょっと受精しないか。手間は取らせねえよ。ちょっと交尾するだけでいいんだ」ニコリ

ハンナ「…………」

エレン「おいおい、人がにこやかに挨拶してるっていうのに無視はひでえな。ところでクリスタ見なかったか? これからレイプするんだが」

ハンナ「――――――」スタスタスタスタ

エレン「なんだよ。無視するなんてひでえな」


 背を向けて立ち去るハンナは内心で叫び声を上げた。

 ――――おまえが言うな、と。

 酷いのは彼の格好から言動から何から何まですべてであった。

 下半身をあらわにしたエレン・イェーガーの姿は、多くの訓練兵の目にするところとなったが、誰もが見て見ぬふりをした。

 その内心は似たようなものだ。

 ―――――関わりたくないでござる、絶対に関わりたくないでござる。

 この場にジャンがいないことが幸いした。二人は犬猿の仲で、出会えば何らかのトラブルを発生させるのである。

 さておき、程なくして、エレンは目的の人物の片割れを発見した。

 すらりと伸びた背筋に、首の後ろで束ねられた黒髪―――――ユミルの後姿である。


ユミル「す、たぁ………くり、すたぁ………」


 このころのユミルは時に曖昧であり、対峙する者は、相応の覚悟を要した。

 いつの頃からであろうか。ユミルは心の平衡を失い始め、精神に失調を来していた。

 訓練時には正気に戻っているが、本日のような休養日にはこの有様である。


ユミル「く、くりすたぁ………」ビクンビクン


 呻くように最愛の女を呼ぶユミルの瞳は焦点を失い、精神は夢か現かも判然としない状態である。

 彼女の履いた下履きの股間部分をぐっしょりと濡らす液体は、小便である。


エレン「ってまてよオイ曖昧すぎんだろコイツだけ違う時間生きてんぞマジで具体的には80年ぐらい」

ユミル「て、天使ぃ………」ダラダラ

エレン「レイプ後みたいなもんじゃねーか、つかアレはレイプされて不覚にも達してしまった時の女の顔じゃねーか………俺の出る幕がねーよ、既にアヘ顔ダブルピースしてんじゃねーか」

ユミル「ぴぃす……ぴぃす……」エヘッエヘヘッ

エレン「やべえ、すげえ物悲しい気分になってきた」ブワッ


エレン(つーか話通じるのかアレ。首尾よくクリスタを人質に取った途端に魔神モード入って『流れ星』放ってきそうじゃねえか。俺が無惨無惨な目に合う結末しか見えないんだけどマジで)

エレン(かといって、ユミル自身をレイプしようにも………)チラッ


ユミル「ひす、とりあぁ………」アヘアヘェ


エレン(FXで有り金全部溶かしたヤツの顔よりひでえ…………あんな常時レイプ目女をレイプしたところで、俺の望む達成感は得られそうにない)


ユミル「ぃ、いくぅ…………」フラフラ


 うわ言を呟きながら、ユミルはふらふらとした足取りで宿舎の中へと入っていった。


エレン(行ったか………そのまま逝ってもいいのよ?)

エレン(とにもかくにも予定変更だ。クリスタを浚って、有無を言わさずレイプ……よし、この方向性でイこう)ズギュゥゥウン


 エレン・イェーガー。主人公である。その股間は剛直であった。


クリスタ「~♪」テクテク

エレン「あ、クリスタだ。即レイプ」ババッ


エレン「イヤーーーッ!」


 有無を言わさずエレンのスリケン=アタックが放たれる。

 一方エレンに背を向ける形で相対していたクリスタは、首を傾けるという最小限の動きのみでスリケンを回避。ワザマエ!

 突然のアンブッシュに慌てふためくこともなく、クリスタは優雅そのものの所作でくるりと振り返り、


クリスタ「ドーモ、エレン=サン。クリスタです」


 アイサツ! ニンジャのイクサにおける絶対の礼儀!

 不意撃たれたことに一言の文句もなくオジギする彼女の姿は奥ゆかしいことこの上なく、エレンの剛直はますます反りを誇示するように固く膨張した。


エレン「ドーモ、クリスタ=サン。エレンです」


 エレンもまたアイサツと共にオジギした。


クリスタ「いきなりのアンブッシュに、その格好………何の用?」

エレン「知れたこと。お前をレイプする」

クリスタ「レイプ!? レイプナンデ!?」


エレン「恨むならば、整った容姿に生まれた己が美貌を恨むがいい。実際ゴッデスめいた」

クリスタ「アイエッ………アイエエエエエッ!!」ジョバー


 クリスタは実際グレーターヤクザめいたエレンの恐ろしさにしめやかに失禁せざるを得なかった。

 エレン・イェーガーは主人公でありながら、特筆した才能というものがない。

 だが、数百名入る訓練兵団の中で、腐っても上位五指に入るほどの実力者なのだ。腐っても。

 むしろ成績に比例するように、上位五名はどいつもこいつもクズばかりである。実際汚職めいて。

 それなりの実力者たるクリスタ一人では太刀打ちできないことは歴然たる事実。おおブッダ! なんと世界は残酷なのか!

 クリスタは地面にへたり込み、小柄な体をより小さく縮こませて震えていた。その胸はなかなかに豊満であった。

 舌なめずりと共にクリスタを手籠めにしようと近づいていくエレン。その矢先、エレンの足元から閃光が迸る!


エレン「ヌワッ! センコウ=ダマか!?」

クリスタ「ッ! い、今だッ!!」


 エレンがひるんだ一瞬のスキをついて、クリスタは疾走し、宿舎の窓を破って飛び込んだ。


エレン「グヌヌ、メクラマシ=ジツか………誰かは知らぬが、愉快な真似をしてくれる」グヌヌ


クリスタ「サヨナラ!」


 立ち上がり、宿舎の壊れた窓を見る。

 床を蹴り抜ける音が遠く聞こえる。クリスタはあれでなかなかスジが良く、逃げ足が実際ハヤイ。

 今から追っても追いつけるかは微妙だった。最悪ユミルと合流でもされれば、エレンに勝ち目はない。

 明日の朝には竹光を咥えさせられたエレンの生首が食堂のテーブルの上に並ぶことになるだろう。


エレン「一旦、勝負は預けるぞ、クリスタ=サン。いずれ子宮姦カマしてやるからな」ペッ


 勝利をつかみそこなったエレン。だが、希望の光が見えてきた。

 因果の果てに巡り合う雌の肉壁を思い描き、エレンは眠る。

 懲役か、処刑か。彼の明日はどっちだ。


 続く。

※冷静になって考えたんだけど


 昨日の俺は冷静じゃなかった。今は本来投下してたスレ復活してるし、そっち書き溜めていればよかったんだ。

 全くどうかしてるぜ。


 あ、次回完結です。


 クリスタを取り逃がした後、エレンは全く懲りずに、引き続き同期レイプを遂行しようとしていた――――かに見えた。

 否、否であった。エレンには強い目的意識があった。まるで学習しないことに定評のあるこの主人公が、初めて反省を行ったのである。

 それもすべてはレイプ成就という、本人にとってはかなり本気で崇高だと思っている満願のためにである。気が違っている。

 クリスタとの一戦を通じて何か思うことがあったのか、エレンは上着を脱ぎ捨てた。

 靴も脱ぎ、靴下も脱ぐ。これでエレンの身を包み隠すものは何一つない。


エレン「クリスタを取り逃がしたるは、俺の未熟が招いたこと。次なる獲物には、不退転の覚悟を以って対峙すべし」


 全身の素肌を外気にさらすことで、エレンは己の五感をより研ぎ澄ませる、というそれっぽい口実で性的興奮を促していた。

 だが、それは意外にも功を奏していた。

 裸になること――――それは無防備になるということ。されどそれは、己の全てをさらけ出し、強引に我を通さんとする意志の強さを示すことに他ならぬ。

 女を犯したいという一念をより強化し、いかなる強固な処女膜であろうとも、肉体の物理限界を突破してブチ破らんとする、まさに不退転の決意であった。

 見よ、エレンの股間の一物は天を貫かんとばかりに屹立している。

 実際立派であった。しかし、アルミンは後にエレンへ忠告する。

 仮にこんな姿を天国にいるエレンの母が見たら泣くであろう、と。

 エレンにはよく理解できなかったが、きっと感動のあまりに泣き出すという意味だろう、とエレンは前向きに解釈した。


エレン「母さん………俺、こんなに立派になったよ」ビンビン


 エレン・イェーガー。少年向け漫画の主人公である。

 エレンは天国の母に祈りを捧げた後、次なる獲物を求めて訓練場を再び徘徊しはじめた。

 市街へは出ない。下半身が丸出しのまま市内をうろつけば、五分と待たずに駐屯兵団に捕縛されるからだ。

 この頭がひどく残念な主人公であるエレンにも、必要最低限の常識は備わっていた。全裸は罪である。

 エレンにとってはこのままパーティ会場へ駆けつけられるほど素敵な一張羅であるが、世間はそう見てはくれないことを知っているからだ。ショッギョムッジョ。

 しかしエレンに焦りはない。五年前のシガンシナ区崩壊に伴い、訓練兵には女性も多くいる。

 レイプチャンスはいくらでも存在するのだ。


 そうして辿り着いた先は、対人格闘術演習場。

 休養日である本日、訓練に勤しむ存在は皆無と思われたが――――エレンはあえてそこを選んだ。

 何故ならば、そこに行けば『彼女』がいる可能性が高いのだ。

 そして、いた。

 目当ての人物は、巨漢の男と格闘術の訓練に励んでいる。



アニ「わたーしの特技は蹴り殺すー♪ つよいぞー♪ つよいぞー♪」ビュオッ、シュバッ

ライナー「ぐっ、がっ!」ゲボォッ


 否、格闘術の訓練という名目の、特に理由のない暴力であった。 


アニ「ライーナーの巨体も軽々とー♪ つよいぞー♪ つよいぞー♪」バシュッ、ビシュッ

ライナー「あ、アニ、も………や、やめっ、ぎっ!?」ドボォッ


エレン(ビューティフォー……フニクリ・フニクラのリズムに合わせて滅多打ちとは)


 巨漢の男、ライナー・ブラウンを今まさに蹴り殺さんとしている女性こそが、エレンの次なるターゲットであった。

 名をアニ・レオンハート。

 どこからどう見ても乙女である。その胸はそれなりに豊満であった。


アニ「トドーメーを刺すまで止まらないー♪ つよいぞー♪ つよいぞー♪」ドゴンッ、ゴズッ

ライナー「ぎゃっ、や、やめっ、あぐっ、やめで、ぶげっ………」ゲブッ、ゴフゥッ

アニ「蹴ろうー♪ 蹴ろうー♪ 力強くー♪ 蹴ろうー♪ 蹴ろうー♪ より鋭くー♪」ドゴムドゴムッ

ライナー「げっ、ぐへえっ、が………あ……」ガクガクブルブル


エレン(………倒れたところを滅多打ちか。全弾急所狙いとかもう殺す気だなアレ)


アニ「あなたも♪ あなたも♪ あなたも♪ あなたも♪ あなたもー♪」グシャッ、グチッ

ライナー「げ、ひっ………がっ、ああっ………」ビクンビクン

アニ「皆で蹴ろう♪ 息絶えるまで♪」ベチャッ、グチュッ

ライナー「………、………」ピク、ピクン


エレン(痙攣? 死後硬直? どっちだろう。この距離じゃ分からん)


アニ「えい、えい、えい、えい」グジュッ、グチッ

ライナー「」

エレン(まだ蹴ってやがる………ライナーの股間に何か恨みでもあんのか)

エレン(しかしなんて容赦のない蹴りだ。ライナーの子孫が終了なのは確定的に明らかだ)

エレン(あれが俺の剥き出しでズル剥けの股間にヒットしたら………)ゾクッ

エレン(考えるだけでナニの斜度が上がってくる………/////)ムクムク


 エレンにはいささかのM気質があった。


エレン(だが潰されるのは困る。まだ未使用なんだ。未使用のまま廃棄処理だけは………俺はリヴァイ兵長のように、一生童貞として生き続ける覚悟はない)


 リヴァイはEDであった。


エレン(…………やめよう。アニは駄目だ。ああいう気の強い女をボッコボコに殴りながらレイプするのは男の本懐だが、それは可能であったらの話だ)

エレン(別に候補はいくらでもいる。そうだ、何も同期にターゲットを限定することはない……)


 意外ッ! ここに来てエレン、怖気づく!


 エレンがトボトボと実際負け犬めいて訓練場から立ち去ろうとしたその時、不思議なことが起こった。


カルラ(エレン………エレン………私よ。母さんよ。私の声が聞こえる?)

エレン(!? か、母さん!? 母さんなのか!?)

カルラ(そうよ、母さんよ。天国からあなたの脳内に直接話しかけているの………)

エレン(な、なんだって?!)

カルラ(エレン…………あなたの行いを、母さんはずっと天国から見ていたわ。その…………立派になったわね)チラッ

エレン(照れるぜ)ビンビン

カルラ(あなたに言えることはただ一つよ。グリシャを逆レイプして見事にあなたを授かった、先達者からのアドバイス)

エレン(俺の出生の秘密がいま明らかに)


 似た者親子であった。


カルラ(エレン…………諦めたら、そこでレイプ終了ですよ)

エレン(か、カーサン………!!)

カルラ(私に言えるのはそれだけ………大丈夫、できるわ。貴方は私の、愛する息子ですもの………)


エレン(か、カーサン!? カーサン!!)


 その言葉を最後に、カルラからの脳内通信は途絶えた。

 思わぬ母との会話を噛みしめるようにしばし俯いていたエレンであったが、気づけばエレンの脚は再び訓練場の中央――――アニのいる場へと向かっていた。

 エレンの心に、再びレイプの意志の炎が灯ったのである。


エレン(ふっ………何を臆することがある)


 エレンは自嘲するように口元をゆがめた。


エレン(そうだとも、俺はいったい何を勘違いしていた)

エレン(レイプにリスクはつきものだ。だが、それは『成功』を前提にしてのリスクではない)

エレン(何を日和っていたのだ。『失敗』するという可能性は――――返り討ちに合うという可能性とて、リスクだ)


エレン(昨今のレイプ漫画の生ぬるさと言ったら、まったく嘆かわしい………)

エレン(無抵抗でか弱い乙女を一方的な力で蹂躙する………たやすい)

エレン(都合のよいお薬と酒を併用してのキメセクアヘ顔ダブルピース………ぬるい)

エレン(弱みを握って恐喝し、自ら股を開かせる…………女々しい)

エレン(レイプとは、もっと原始的で、シンプルなものだ。ところでヒストリア・レイスってヒストリア・レイプって言い換えると凄く卑猥)


 エレン、大したことのない頭を使って、何やら持論をのたまっているが、要はレイプは最高ということである。


エレン(爪を立て、牙を剥き、必死で己が貞操を守らんと半狂乱になって抵抗する女を、無理やりに手籠めにする―――――良い)

エレン(標的は暫定四位、アニ・レオンハート。比類なき格闘術の使い手。相手にとって不足なし)

エレン(気を抜けばこちらの肉棒を食いちぎらんとするほどの猛者)

エレン(それでこそ、だ)


エレン(――――だからこそ、レイプしがいがあるではないか)


 悪鬼の如き笑みであった。さながら悪魔の末裔めいた。


エレン(いつからだ………主人公というだけで女性キャラから理由なき愛情を向けられるようになったのは)

エレン(いつからだ………そんな女たちに対してなあなあの態度を取ったり、それっぽい言葉に「え? なんだって?」と難聴を装うようになったのは)

エレン(難しいからあきらめる?)

エレン(勝てないと思うからあきらめる?)

エレン(そんなんじゃねェだろ! 俺の望んだレイプとは! 得難き難敵を打倒した先の達成感にこそある!)


 エレンは走り出した。思いのほか屹立した男根と揺れる稲荷寿司がスレて邪魔だったが、そんなことはどうでもよかった。

 アニをレイプする。ただそれだけ。その願いだけを胸に、エレンは走るのだ。


エレン「俺の卑しき魂よぉぉおおおおお! この肉棒に載せてェエエエ!! 届けッ! アニの子宮へぇええええええええ!!」










 このあと、メチャクチャにリンチされた。



……
………

 しかしこの物語は終わらない。

 エレン・イェーガーはしぶとく生きていた。


エレン「チ、チクショーあのアマ、マジで金玉蹴りつぶしやがった………俺が巨人化能力者じゃなかったら子孫終了のお知らせだぞフザけんなクソが」ヨロヨロ


 股間も健在であった。潰されたばかりだというのに、ナニは未だ屹立したままである。精神的にも肉体的にも反省のない主人公であった。

 しかし実際、エレンは負け犬であった。

 兵舎裏の人通りのない場所をトボトボと歩く後姿の、なんと頼りないことか。

 未だ討伐数ゼロのままの股間が、悲しげにビンッと反り返った。

 そんな時だ、一人の少女が通りかかったのは。


エレン「あっ、女だ」

ミーナ「ひっ、性犯罪者!」


 ミーナ・カロライナである。その胸はキンタマの如くパンパンであった。


エレン「おいおい、人を変質者みたいに言うなよ。どこからどうみても爽やか駆逐系主人公じゃないか」

ミーナ「き、聞いたわよ………同期の子たちをレイプするために回ってるんだって? そ、そんな馬鹿なことはやめなさい!」

エレン「早耳だな。ところでお嬢さん、銭湯の帰りか? 石鹸のいい匂いがするな。俺に抱かれるために湯浴みしてきたと思い込むとかなりそそるわ」ムクムク

ミーナ「よ、寄らないで………こっち来ないでよぉ………」ガタガタ

エレン「まぁそんなに警戒するなよ。世間話でもしようぜ? そうだな、例えば―――――周囲に人の気配が全く無いことについて」

ミーナ「ちょ……何状況を冷静に分析してんの………やめてくれる………マジでシャレにならないんですけど………」ガタガタ


 飛んで火にいる夏の虫。レイプ魔の前の処女であった。


エレン「近くにはあまり使われていない物置小屋もある。もうすぐ夕飯時で人通りは皆無だ。そんなところでレイプ魔と女がバッタリ出会って二人きり。絶好のロケーションだと思わないか?」

ミーナ「テンプレすぎて自分の未来が手に取るようにわかる」


エレン「そしてオギノ式で診断したところ、本日はおまえの排卵日と見た」

ミーナ「なんで私の生理周期把握してんだコイツ」

エレン「俺は主人公だぞ? 女キャラの生理周期は全て把握していてしかるべきだ」

ミーナ「一応聞いておくけれど、なんで?」

エレン「ヤッた後にできちゃったエンドを避ける。あるいは意図的に狙うため」

ミーナ「最低だコイツ!!」

エレン「貞操置いてけ!! なあ、排卵日だ!! 排卵日だろう!? なあ排卵日だろうおまえ!?」

ミーナ「なんで知ってんのか分からないけど本能的に怖いよコイツゥウゥウウウウウ!!」

エレン「何故かSS内で有効活用されるケースが少ない俺の設定である『医者の息子』をナメるなよ」

ミーナ「怖いよ医者の息子! マジで医者の息子怖い!」

エレン「ではここで問題です。全裸のエレン・イェーガーと相対した実際アワレな生贄は、これからどうなるでしょう?」


①美少女は突如反撃のアイデアがひらめくがエレン・イェーガーに返り討ちにされてズブリ。

②仲間が来て助けてくれるが、エレン・イェーガーに返り討ちにされてズブリ。

③ズブリと犯される。現実は非情である。


エレン「どれでも選べどれかを選べ」

ミーナ「そんなクソゲーじみた選択肢なんぞお断りよ! 何選んでも同じとか選択肢ってレベルじゃないよ!」

エレン「じゃあどうすんだよ何しに来たんだよおまえ」イライラ

ミーナ「なんで逆ギレされてんの私……少なくとも貴方にレイプされるためじゃないわよ。そう―――――私はあなたを止めに来たの!」

エレン「えっ? 俺にレイプされに来たの?(難聴)」

ミーナ「鼓膜ダルッダルじゃないの貴方の耳? みんなに聞いたんだから! 女の子たちをレイプしようとエレンがギラついた目でこのあたりをうろついてるって!」

エレン「…………つまり俺にレイプされに来たってことじゃねえの?」

ミーナ「えっ」

エレン「そういうことじゃん。バカだな、どう考えてもそーなるだろ」

ミーナ「えっ」

エレン「まあ、おまえの言うことは正しいよ? 御覧の通り見事な紳士スタイルで、絶賛レイプ被害者募集中だ。納得してくれたか? 見物料はお前の処女膜でいいぞ。今ならなんと、無料で受精がついてくる」ワオ!

ミーナ「単なる悲劇だよ!? そんなお得感満載な言い方に騙される人類がいてたまるか!!」


エレン「騙されようが騙されまいが、とっとと脱げよケツ突き出せよ。じっとしてればすぐに終わるんだよ」

ミーナ「なんでわがままを言う子供を言い聞かせるような言い方で人の貞操奪おうとしてんだよ!! 何か私に恨みでもあるの!?」

エレン「ああ? ねえよんなもん。たださっさと、終わらせたいんだよ。さっさと終わらせて、さっき言った医者の息子っつー設定を生かしたインテリ系エレンで、『エレンと同期達(♀)のいけない☆生殖検査』っていうSSを開始したいんだよ俺は」

ミーナ「ひでえクソスレだよ!! これも!! それも!!」

エレン「というわけで、手っ取り早く終わらせるぞ。大丈夫だ。泣いても叫んでも誰も来ないからな」ニコリ

ミーナ「や、やめて………こっちに来ないでよぉ………」ヒィイイ

エレン「泣き顔がそそるじゃないか……よろしい、ならばレイプだ」


 ミーナは悟った。


 ――――私は犯されて孕む。


 およそ十数秒後にはズブリと犯られ、十月十日後には破水イベントが発生する。

 そんな未来が簡単に幻視できた。ミーナの五感が捉える情報は、その未来を肯定していた。


ミーナ(いやだ………いやだ!! 本編であっさり巨人に喰われて散って、SSですらこんな扱いだなんて………!!)


 自身に待ち受ける悲劇を理解したミーナの脳は、その未来を理解しつつも否定していた。

 否定を肯定するためにミーナがとった行動は、ただひたすらに『考える』こと。

 何かがある。この状況を切り抜けられる何かが、確かにあるのだ。

 貞操への執着と、望まぬ妊娠への嫌悪が、ミーナの脳をかつてないほどに働かせた。

 目まぐるしく回転するミーナの思考回路が、導き出した答えは、




 およそ、常道であれば理解しがたき行動で示された。


ミーナ「ッ!!!」

エレン「ヌゥッ!?」


 ――――髪を結ぶ。


 それだけである。


 だが、効果は劇的であった。

 まさに己の服をはぎ取ろうと、胸元一センチ手前にまで伸ばされていたエレンの指先が止まる。

 その理由は、シンプルなものだった。



エレン「―――――なんだ、おまえミーナか」

ミーナ「気づいてなかったのか!!?」



 そう。エレンはミーナをミーナ・カロライナであると認識していなかった。

 エレンは、ミーナを髪型で認識していた。

 しかし銭湯帰りであるが故に、ミーナはおさげをほどいていた。それが悲劇の始まりであったのだ。


 そして、ここから本当の地獄が―――――ミーナにとっての地獄が始まった。


エレン「はァ………何しに来たんだよ、てめえ。萎えるわ。やってられねえ」

ミーナ「え?」


ミーナ「ちょ、ちょっと、待って? え、と。なんで、私がミーナって分かったら、やめたの?」

エレン「はあ? 言わなきゃ分かんねえのかよ、そんなこと」

ミーナ「わ、分からないわよ。分からないから聞いてるの」

エレン「何? レイプされてえの?」

ミーナ「嫌よ!! だけど、分からないから聞いてるの!!」


 この時、ミーナはこう考えていた。

 ひょっとしたら、ひょっとしたら、万に一つの可能性ではあったが、エレンはミーナのことが好きだから、レイプしないのではないかと。

 意外と純愛路線で、レイプは特に好みではない女の子だからこそ行おうとしていたのではないか、と。


 ――――とんだ誤解である。



エレン「やれやれ、知らねえのか、ミーナ? おまえのその頭が、巷でなんと言われているのか。どうして道をすれ違う子供が、おまえを指さして笑うのか」

ミーナ「え?」



 この世界は残酷なのだ。実際マッポーめいて。




エレン「おまえの髪型ってち○こみたいだ……いや、そのものだ」


エレン「すげえ気持ち悪いよ」


エレン「なあ、おまえち○こ相手に欲情するか? ち○こだぞ? 男でも女でもないち○こそのものだぞ?」


エレン「ふざけんなよ、この男根が」


ミーナ「」


エレン「なぁ、ミーナ。いや、マーラ」

ミーナ「」

エレン「お前がどんなつもりでその髪型にしてんのか知らねぇが、それ本当にチ○コヘッドだよ。多分……人類史上こんなに男性器に似た髪型した奴はいねぇよ」

エレン「本当に気持ち悪いよ。お前のいきり立った亀頭そのものの頭部を思い出すだけで………吐き気がしてくんだよ」

エレン「このでけぇ肉棒が」

ミーナ「」

エレン「時々視線を感じるだろ? アレはな、おまえのそのズル剥け黒光りをうらやむ男子の視線と、おまえをオカズにする奇特な変態女の視線だ。割合的には半々な」

エレン「事実ライナーはおまえをオカズにしてオナッていた。女をオカズに男がヌく。これだけ聞けばある意味健全だが、女がミーナとなれば単なるウホッに早変わりという不思議」

ミーナ「」

エレン「ウッソォォオオオ~~~~ンって顔しても、事実だぜ。時々男子から神のようにあがめられることがあっただろ。影では性欲の権化(物理)とか歩く男性器とか言われてるんだぜ、おまえ」

ミーナ「」


エレン「けど、礼を言うぜ、ミーナ。おまえのその恥ずかしげもなく露わにされたデスペニスのおかげで、俺は冷静さを取り戻した」


 エレンは心から感謝を述べ、軽く笑った。


エレン「おまえのサイズじゃ、巨人ぐらいしかツッ込める相手もいねえ………そして巨人に生殖器はねえ。つまり、おまえは一生童貞だもんな」


 エレンは照れ臭そうに頬を掻いた。


エレン「年がら年中おっ立ってて、でもそれを解消できない苦しみと、おまえは常に戦っているんだもんな………」


 エレンは悲しみを押し殺すような沈痛な面持ちで、ミーナの肩を優しく叩いた。


ミーナ「」ポロポロ


 ミーナは、泣いていた。なぜ自分が涙を流しているのか、その理由すら分からない。

 ただ、悲しかった。

 ひたすらに悲しみだけがそこにあった。


エレン「ああ…………さっきはあんなこと言っちまったけど、ありがとな、ミーナ。実際、レイプなんてバカな真似をした……未遂で終わって良かったよ」

エレン「ここでお前に逢えなかったら、俺は今頃「男でもいいーーーー!!」と雄たけびを上げてベルトルトに襲い掛かっていたかもしれない」

エレン「『避妊するからーーーー!』なんてのたまいながら、コニーを掘っていたかもしれない」

エレン「おまえの頭に………亀頭に、心から感謝するぜ………これからみんなに謝ってくるよ………ボッコボコに殴られるのもいいかもな」ハハ


 爽やかな一陣の風を髣髴とさせる笑顔だった。

 エレンは服を着た。

 どこからどう見ても、夢と希望に溢れる、兵団の未来を担う訓練兵だった。

 18禁エロマンガの主人公から、エレンは無事に青少年向け王道漫画の主人公に戻ったのである。


エレン「レイプはダメ絶対。皆も妄想の範疇だけで止めておくんだゾ? 主人公との約束だ!」ニカッ

ミーナ「」ポロポロ

エレン「さて、それじゃあ―――――いっちょ、ミカサと和姦するか」


~完~



……
………


ミーナ「待てや……おい、コラ……何好き勝手にホザいた挙句に『完』にしてんだよ……おい……」ドドドドドドド


 その時、ミーナに異変が起こった。

 このままでなるものか。

 女としての全てを踏みにじったこの男を。


ミーナ「おまえ……今私の頭の事、なんつった?」ゴゴゴゴゴゴゴゴ


 吐き気を催す邪悪に他ならぬ、この主人公を生かして返すには、ミーナは大人になりきれなかった。

 率直に言えば、ミーナ・カロライナは、今―――――。



ミーナ「―――――ェエエエエエエエエエエエレェェエエエエン!!!」ダッ



 キレた。


エレン「人の名を! ずいぶんと気安く呼んでくれるじゃあないか。それに思いっきり握りしめている拳! いきり立つ亀頭ヘッド! 一体それでどうする気かな?」シュッタァァァン

ミーナ「決して許さないッ! 他の子たちに対する仕打ちのことではないッ! 彼女たちのことなど、もはやどうでもいいッ!」グォオオッ

エレン「ほほう! さてはトサカに来たのか、亀頭呼ばわりされたことがッ! そして鉄拳とチ○コアタックによる報復に出る事を考えたわけだッ!」クルッ、ピッ

ミーナ「黙れッ! 私を亀頭と呼ぶな! 二度とッ! 二度とだッ! さもなくばッ!」

エレン「さもなくば、なんだ? ン? 見苦しいぜ、マーラ! その亀頭のような頭はッ!」

ミーナ「また言ったなッ! 犯してやるッ! 犯してやるぞエレンッ! 私に対する侮辱がゆるせないッ!! エレンッ! 私は貴方がッ! 泣くまでッ!! 掘るのをやめないッ!!」

エレン「おおっと、勢い余って頭部から精液噴射なんてアンブッシュはやめてくれよ? このシャツはお気に入りの一張羅なんだ」クックック

ミーナ「じゃかあしいッ! 望み通り貴様のシャツを破り捨てて滅茶苦茶にレイプしてくれるわーーーーー!!」

エレン「ならばやってみせろッ! この主人公に対してッ!!」



ミーナ「マラマラマラマラマラマラマラマラマラマラァーーーーーーッ!!」ドゴドゴドゴドゴ

エレン「駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐駆逐ゥーーーーーーッ!!」バキバキバキバキバキ



……
………



……
………


エレン「やめてよね………総合成績五位の俺が本気になったら、プッツンした程度のミーナが敵うわけないだろ………」ギリギリギリギリ

ミーナ「ぐっ、は………ま、まさか、女相手に躊躇なくグーパンを鼻っ面にブチかますやろーだとは………」

エレン「紳士的な振る舞いを求める相手を間違っていやしねえか?」

ミーナ「か、返す言葉もない………」

エレン「ましてやち○こに対して情け容赦はしねえ。この汚らしい阿呆が」

ミーナ「ち、ちくしょう………」エグッエグッ

エレン「ところでおまえ、今のやり取りで髪留めがとれたせいで髪型が変わったが」

ミーナ「えっ、あ、ほんとだ」

エレン「髪ほどくと、ホント別人のような美少女だな」

ミーナ「えっ」ドキッ

エレン「やっぱレイプだな」

ミーナ「」


 おめでとう! エレン は レイパー に しんか した!


エレン「さて、と」ヌギヌギ

ミーナ「ちょッ………ちょっ、まっ………」ジタバタ

エレン「暴れんな………暴れんなよ………」ヌガシヌガシ

ミーナ「ギャーーーーーーー」

エレン「お? なんだ、結構いいオッパイしてんな。あそこもキレイだな。剃ってんのか?」ジーッ

ミーナ「ギャーーーギャーーーギャーーー!!」

エレン「よしっ、と、そんじゃま、いただきます」


 ズンッ


ミーナ「あっ、が…………あ、ああああああああああああああああああ」


 この後、滅茶苦茶レイプした。


……
………


………
……




ミーナ「…………」



 事が終わった後、ミーナは自分の部屋に戻り、二時間ねむった……。

 そして……目を覚ましてからしばらくして……。


 レイプされたこと、膣内射精されたこと、初めてなのにアヘ顔ダブルピースを晒してしまったこと………。

 それらを思い出し、自分が妊娠したことを確信し………。

 結局エレンにスレタイを達成させてしまったことを思い………。


 泣いた………。




~FIN~

※みーなちゃん、だいしょうり(棒)

 というわけで終わりです。

 なんかもう自分でもワケわかんなくなってた。

 みーなかわいいよ、みーな

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