クリスタ「記憶喪失?」アルミン「エレンに嫌われた」(147)




エレン「昔みたいにまたお前と寝たいなって思った」


アルミン「いきなり!?まぁ昔はよく泊まりに行って一緒に寝たもんね」


エレン「こうやって・・・な」抱き


アルミン「エ、エレン!?」


エレン「やっぱアルミンはあったけえな・・・安心するよ・・」



アルミン「ぼ、僕もだよ!エレン!!」


エレン「ミカサが来てか一緒に寝ることなくなったしな・・・」


アルミン「ミカサがエレンと寝るから、僕も遠慮してさ・・」


エレン「・・別に遠慮な・・・遠慮なんふぁ・・」


アルミン「どうしたの?」



―――――――――――――


ユミル「相変わらず可愛いな・・・」


クリスタ「私なんかが可愛いなんて、世の中みんなが可愛いってことだからね!」


ユミル「そうだなぁ。お前が世界一可愛いなぁ」


クリスタ「ね、話を聞いてた?」



ユミル「んー・・ぼちぼち訓練の時間だな」


クリスタ「あっ!じゃあ、行こっか!」


ユミル「おう!行こふぁ・・・」


クリスタ「ん・・?」


―――――――――――――


エレン/ユミル「くっしゅん!」バタッ

アルミン/クリスタ「エレン/ユミル!?」



―――――――――――――


アルミン「エレンが、くしゃみして倒れちゃった!?どうしよ・・そうだ!医務室!医務室に!!」アタフタ


エレン「んっ・・・」


アルミン「あ!!」


エレン「おおっと・・目眩がしちまったな・・・貧血か?」


アルミン「大丈夫!?」



エレン「あぁ・・・大丈夫だ。それより早く訓練に行こうな」


アルミン「よかった・・うん!そうだね・・行こっか」


エレン「って、お前いつの間にそこに居たんだ!?」


アルミン「え、何を言ってるのさ?」


エレン「クリスタどこ行っちまったんだよ!」



アルミン「クリスタ・・・?そういえば、そんな人、同じ訓練兵にいた気が・・」


エレン「見失っちまうなんて失態だ」ダッ!


アルミン「え・・どこ行くの!?」


エレン「は?お前には関係ないだろ!」





アルミン「・・・ひどいよ・・エレン・・・・・」



―――――――――――――


ユミル「・・・・」クター


クリスタ「大丈夫!大丈夫!?ユミル!?」


ユミル「・・・・」


クリスタ「みゃ、脈は・・・ある!大丈夫!生きてる!」


ユミル「・・・・」


クリスタ「そ、そうだ!医務室に連れてかなきゃ!」


ユミル「・・・・」


クリスタ「んっ!んんーっ!おーもーたーいー!」グイグイ



【医務室】


クリスタ「ハァハァ・・・ユミルがこんなことになるなんて初めてだよ・・大丈夫かな・・・」


ユミル「んん・・・」


クリスタ「あっ・・大丈夫?」


ユミル「・・・あぁ。ちょっと目眩がして倒れちまった・・」


クリスタ「そっか!他に痛いとこない?」



ユミル「ん・・・大丈夫だ。ありがとな」ニコッ


クリスタ「え!?ど、どういたしまして」


ユミル「そういや・・お前は誰だ?」


クリスタ「頭ぶっちゃったの!?どうしよう!もしかして記憶喪失!?」アタフタ


ユミル「落ち着け」


クリスタ「私はクリスタよ!あなたの友達よ!」



ユミル「クリスタか・・・なんか聞いたことあるような、ないような名前だな・・」


クリスタ「終わった・・重症だ・・・」


ユミル「まっ、そんなこといっか。訓練行くか!」


クリスタ「ダメ!」


ユミル「は?どうしてだよ!?」


クリスタ「寝てなきゃダメだって!」



ユミル「大丈夫だっての!」


クリスタ「倒れたし記憶無いし、寝てなきゃダメなの!」


ユミル「お、おい・・」


クリスタ「絶対寝てなきゃダメだからね!?絶対の絶対の絶対だからね!心配なんだから・・・」


ユミル「お・・・・おう・・・分かったよ」


クリスタ「うん。じゃあ、私は行くからね」



―――――――――――――


エレン「どこだー!!」ダッダッ



サシャ「なんか叫んでますね?」


クリスタ「・・・あれって、よくユミルが話してる『死に急ぎ野郎』っていう・・・・えっと誰だっけ・・名前は覚えてないや・・・話したことないし・・・・」


サシャ「知らないんですか?あれはエレ
エレン「クリスタぁぁああ!!!」ダッダッ


クリスタ「えっ!?」



エレン「もう!どこ行ってたんだよ!心配したぞ!」抱き


クリスタ「ええぇぇぇ!?」


エレン「会いたかったぞ!大好きだぞ!心配させんなよ!」


クリスタ「ちょっ!ちょっと!!」


エレン「なんだよ!照れてんのか?可愛いじゃねえか!!」ギュー


クリスタ「ひゃぁぁあああ///」



エレン「もっと抱きつかせろ!もっと触らせろ!」


クリスタ「わかった!わかったから、その・・・離して!!」


エレン「なんだよ、つまんねーな」パッ


クリスタ「で、何かな?新手の告白かな?」アトズサリ


ライナー「おい・・・人は死んだらどこへ行くんだろうな・・」バキボキ


ミカサ「きっとエレンしかいない世界だよ・・・」バキボキ



アニ「なら死んでもいいかもね・・・」


ベルトルト「アニ・・・」


ジャン「・・あいつは地獄行きと牢獄行きのチケットを一気に手に入れたのか」


コニー「なんだ、あいつら付き合ってんのか?」


サシャ「まぁまぁ・・・クリスタにあんなことするなんて、バカですね。ラスボスがいないからって・・」



エレン「ど、どうしたんだよ。いつも通りだろ・・・」

ライナー「い!」

ミカサ「つ!」

アニ「も!」

ライミカアニ「通りだとぉぉお!?」


クリスタ「何を言ってんの!?やめて!!みんなが勘違いするじゃない!」


コニー「知ってるぞ!これが照れ隠しってやつだろ?」


ジャン「残念だが、流れ的に違う気がする・・・」




アルミン「はぁはぁ・・・」


ミカサ「あっ!アルミン!どうしよ・・・」


アルミン「ごめん。今はミカサに構ってる暇はないんだ!」


アルミン「ちょっと!こっちに来て!謝りたいんだ!」


エレン「は?おい!離せよ!こっちはクリスタと話したいんだよ!アルミンとなんて話す暇はねえんだよ!!」


アルミン「いいから!来てって言ってるでしょ!僕は話し合いたい!下心は別になくてね・・でも一緒にいたいってのは嘘じゃなくてね」グイ!


エレン「お、おい!!何を言って」ズリ~



【訓練後】


クリスタ「な、なんなの!あの人は!!」


ライナー「あいつは今日の夜にでも抹殺しよう」


サシャ「・・・そういえば、ユミルはどこ行ったんですか?」


クリスタ「調子が悪くて寝て
ユミル「ごめんな、クリスタ。来ちまったわ」


クリスタ「あっ!大丈夫なの?」



ユミル「大丈夫だ。って、ずっと言ってんだろ?心配ありがとな」ニコッ


ライナー「おい!誰だ!この綺麗なお姉さんは!?」


ジャン「知らん!ミカサ以下ではあるが、なんか心にグッとくるもんがあるな!」


コニー「は?こいつはユミ
ライナー「んなわけねえだろ!別人だ!」


ジャン「そうだぞ!ちょっと髪型と顔と背丈が似てるだけで、別人だ!そばかすが、こんな屈託のない笑顔をするわけないだろ!」


クリスタ「ねぇ。それ以上、酷いこというと私が怒るよ?」



ユミル「何を言ってんだよ?さっきから・・・」


ライナー「そういえばな、さっき糞死に急ぎ野郎がクリスタに抱き着いてたぞ?」


ユミル「は?」


ジャン「いいのか?殺しに行かんでも?」


ユミル「???意味が分からんぞ?」


ライナー「クリスタが男と抱き着いて良いのかって、ことだよ!!」


ユミル「別にいいだろ?」


クリスタ「え・・・」

一旦おち
つたない文でしたら、さーせん



クリスタ「え・・・アルミン?って・・誰だっけ・・・・」


ユミル「そっか。クリスタは話したこともないのか・・」


ライナー「アルミンなら、屋上向かってたな・・・泣きながら」


ユミル「そ、そうなのか!?なんで、あいつ泣いてるんだよ・・やっぱ嫌で・・・・」


クリスタ「アルミンと話してるとこ見たことないんだけど・・・知り合いなの?」


ユミル「当然だ・・・親友だからな!」

みすった!>>28はスルーで



ユミル「クリスタの自由に縛りを付けたら悪いだろ」


ジャン「お、おい・・・」


クリスタ「やっぱりまだ・・」


ライナー「頭ぶったのか!?」


ユミル「は?まぁいいや。アルミンを見なかったか?」



クリスタ「え・・・アルミン?って・・誰だっけ・・・・」


ユミル「そっか。クリスタは話したこともないのか・・」


ライナー「アルミンなら、屋上向かってたな・・・泣きながら」


ユミル「そ、そうなのか!?なんで、あいつ泣いてるんだよ・・やっぱ嫌で・・・・」


クリスタ「アルミンと話してるとこ見たことないんだけど・・・知り合いなの?」


ユミル「当然だ・・・親友だからな!」



ライナー「は?いつからそんな」


クリスタ「・・・しん・・・・ゆ・・う」


ユミル「そうだ!」


クリスタ「あの・・・・私は・・?」


ユミル「ん、友達だろ?」


クリスタ「そ・・そっかぁ・・・・そうだよね・・」


ユミル「・・・だがな、お前は優しい・・」


クリスタ「・・・・」



ユミル「倒れてるとこを助けてくれた。心配までしてくれた」


クリスタ「当然だよ・・」


ユミル「別に御前のことは嫌いじゃないからな。クリスタは本当に良い奴だ」


クリスタ「うん・・・」


ユミル「そうだな・・・クリスタがなりたいと望むなら、なってやってもいいぞ」


クリスタ「え・・・」



ユミル「すまん・・上からだったな。よし・・・言い方を変えよう」



ユミル「クリスタさえ良ければ、親友になってくれないか?」


クリスタ「は、はい!喜んで!!」


ユミル「よし!今日から改めて親友だな」頭ポンッ


クリスタ「うん!良かった!(頭に手を・・・元のユミルに戻りつつある!)」



―――――――――――――



エレン「アルミンのやつ、意味も分からず謝りにきて・・・。時間を食っちまったな・・」


ミカサ「ちょっと待って・・」


エレン「なんだ・・?」


ミカサ「どうしたの・・・なんか変・・」


エレン「おかしくもないし、おかしかったとしても、お前には関係ねえだろ」



ミカサ「どうして・・・家族でしょ!」


エレン「は?意味不明だし、馴れ馴れしいんだよ」


ミカサ「・・・・」


エレン「用が無いなら、もう行くからな」




ミカサ「待っ・・・エレ・・・・・馴れ馴れしい・・か」



【食堂】



エレン「ここにもクリスタはいねえか・・」


サシャ「あっ!変態さんじゃないですか!」


エレン「誰がいつ、どこでそんな汚名を受けることになった」


サシャ「そりゃクリスタに、あんなことすれば当然そう呼ばれるでしょう」


エレン「は?毎日やってるだろ」



サシャ「ま、毎日!?クリスタズルイ・・」


エレン「はぁ・・・お前も頭大丈夫か?」オデコ ピタ


サシャ「は、はい!?(近いッ!!)あ、あああっあ頭は悪いとはよく言われますが!別に故障などはしてないかと///」


エレン「そうだ・・今日は水汲み手伝ってやるよ」


サシャ「えぇ!?わ、悪いです!」


エレン「特別だ」



サシャ「やってくれるというのなら、別に『一緒に』やってもいいですがー」チラチラ


エレン「なんだよ?『一緒に』を強調して・・・」


サシャ「ま、前から少しは気にはなっていたのですよ・・はい・・・//」


エレン「ん?」


サシャ「たまにパンくれたりしてくれましたし・・・」



エレン「そういえば、食欲ない時あげたりしたな・・」


サシャ「その気があるのなら、私もそう捉えますからね?」


エレン「は?どの気なんだよ・・・(つか、前にも手伝ってあげたことあるだろ・・)」


サシャ「じゃあ、行きましょうか!」



―――――――――――――


ユミル「おい!アルミン!」


アルミン「んっ・・・ぐずっ・・」


ユミル「なんで泣いてんだよ!」


アルミン「だってエレンに嫌われちゃったから・・・って、どうしてユ
ユミル「誰がそんなこと決めた」


アルミン「え・・・エレンが・・」


ユミル「・・・・お前の勘違いだ!」



アルミン「そんなことないって!というか、どうして君が僕なんかに、そんな・・」


ユミル「泣いてる奴がいたら、助けるに決まっているだろ!」


アルミン「!!」


ユミル「嫌ってねえよ!絶対に」


アルミン「そ、そうかなぁ・・・」


ユミル「なら、なんだ?証拠でもあれば良いのか?」



アルミン「・・・・そりゃまぁ・・あれば、いいけどさぁ・・・・というか、これは僕とエレンの問題だから、君に
ユミル「落ち着け・・」抱き


アルミン「・・・・ぇ・・」


ユミル「大丈夫だ。親友を信じろ!離れるわけねえだろ・・・」


アルミン「う、うん・・」


ユミル「そんな弱い人間だったのかよ・・・お前は」


アルミン「違う・・・」



ユミル「ならよし、これが証拠だ!って聞いてるのか?」


アルミン「確かめなくちゃ・・・」


ユミル「おい!」


アルミン「伝えなくちゃ・・」


ユミル「だから・・って、どこに行くんだ!?」



―――――――――――――


アルミンとユミルが屋上にいる頃


ミーナ「やっ!」


エレン「よう!」


サシャ「邪魔ですか・・」


エレン「何の用だ?お前から話しかけるなんて珍しい・・・」


ミーナ「あえ?私はよく話すほうだと思っていたのになぁ・・・」



エレン「早くしろ、何の用だ!?」


ミーナ「えーっと・・話しかけるのに用件は必要かな・・・」


エレン「暇なんだな・・」


ミーナ「いいじゃん!話したかったんだから!」


エレン「妙に近いぞ・・お前」


ミーナ「ご、ごめん!近かったか・・・」


サシャ「ねえ、早く行きましょうよ!」



エレン「お前はいつから人に命令できる人間になったんだ」頭ポスッ


サシャ「痛っ・・・」


ミーナ「なんか、今日のエレン口が悪い・・・」


エレン「は?エレン・・・?」


ミーナ「それにエレンはそんな簡単に人を叩く人じゃないよ!もっともっと優しいよ!!」


エレン「・・・」体ペタペタ


ミーナ「エレンはね!って、え・・・どうしたの?」



エレン(察し)「・・・・・ほほう。非現実的だが、そういうことか・・。だから、クリスタとかミカサとかアルミンがなぁ・・・・」


ミーナ「だ、だいじょうぶ・・・?ごめんね!言い過ぎたかな・・・嫌いにならないで・・」


エレン「すまなかったな。わた・・俺はお前の反応を見て楽しみたかったんだ」ニヤッ


ミーナ「楽しみたかった・・・?」


エレン「お前の反応が、つい可愛くてな・・」頭ナデナデ


ミーナ「そ、そうだったのぉ・・もう・・・それならそうと言ってよね・・まったく!まったくもうだよ!まったく//」



サシャ「ちょっと!エレン!私を放置しないでください!」


内心ユミル(やべぇ・・・こりゃ面白くなりそうだな。別に私の体じゃねえし問題起きても、私自身には問題ねえし・・)


エレン「なんだよ・・ヤキモチか?可愛いなぁ・・サシャは」ニヤッ


サシャ「・・・そうです//悪いですか・・・」


内心ユミル(多分、私とエレンの心が入れ替わったんだろう。そして、まだ私とエレンのことは話に上がってないから、エレンは気付いてないんだろうな・・・)


サシャ「・・・エレン・・?」



内心ユミル(問題としては、私とエレンの遭遇、エレンが私の体で風呂とトイレ入ることだ。今夜にはバレるか・・・。それまで遊んどくか・・)


エレン「お前らが望むのなら、今夜俺とどうだ?」


ミーナ「ふぇ///は、はれんちだよ・・・」


サシャ「エ、エレンはそんな人じゃないです!でも、そんなエレンもいいです・・・//」


内心ユミル(へぇ。サシャはなかなか鋭いじゃねえか・・・)


エレン「ん、嫌なら良いんだが・・・?」ニヤニヤ



サシャ「私達はまだ若いんですし・・それはまだ早いかと」


ミーナ「私は良いよ・・・//」


サシャ「!?」


ミーナ「エレンが、ほほほ・・ほし・・・ほしいから・・・・///」


内心ユミル(やばい!みんな、訓練の合間の裏ではこんなことやってんのかや?つか、エレンってモテるんだな・・・・初めて知ったわ。腹筋女にしか好かれてないと思ってたわ・・)



エレン「俺は素直な奴は好きだぜ・・」抱き


ミーナ「ひゃっ・・・そ、それじゃ!わたわた私はもう行くからね///」逃げ


エレン「おう!またな・・」


サシャ「・・・!!」ギュー


エレン「・・・ん?サシャ・・・」


サシャ「ミーナは、凄いです・・」



エレン「お前は素直になれないのか?」


サシャ「・・・素直・・・・」


エレン「・・・・どうした・・急に真面目な顔になって・・・?」


サシャ「『素直』ですか・・」


エレン「・・・は?」


サシャ「私の本当を知らないのに・・・ですか?」


エレン「お、おい・・・何が言いたい」



サシャ「私のすべて・・・」


エレン「おい!お前は何かを隠しているのか!?」


サシャ「隠してるっていうか・・なんでしょうね・・・悩みです。ミーナを見てたら心が苦しくなったといいますかね・・・・」


エレン「俺のことか?」


サシャ「いいえ・・違います。けど、今日は1つエレンに対しての悩みも発生しちゃいましたけど」ニコッ


内心ユミル(まさか、こいつの口から『悩み』なんて単語が出てくるなんてな・・・。というか、最後の意味深な言葉はなんだよ!)



エレン「あのさ・・・俺で良かったら聞いてやるよ」


サシャ「秘密ですよ・・・?特別ですから・・・」


エレン「お、おう・・」



サシャ「ユミルとクリスタと私の関係性です・・まぁ友達であるかどうかみたいなことです」


エレン「!?」



――――――――――――



ユミル「アルミンのやつ、どっか走って行っちまったし・・・どこへ・・ん?」


ミカサ「・・・・・」ズーン


ユミル「そんなとこで、あからさまに落ち込んでんじゃねえよ」


ミカサ「あなたには関係ない・・」


ユミル「あなたって・・。はぁ・・・何かあったのか?」



ミカサ「・・・エレンに嫌われた」


ユミル「誰かが裏で俺が嫌われるように、しむいてるのか・・?アルミンといいミカサといい・・・・」ボソボソ


ミカサ「聞こえない・・何を言ってるの・・・?」


ユミル「ん・・気にするな。それより、誰がそんなこと決めつけたんだ?」


ミカサ「エレンが・・」


内心エレン(どうせ勘違いだろ・・・昔からこいつは多かったもんな。アルミンと手を繋いでただけで、付き合ってるだの、なんだの言ってきたしな・・・)



ユミル「多分勘違いだろ?」


ミカサ「私って馴れ馴れしい・・・のかな・・?」


ユミル「あー。そりゃ少しな。近すぎるんだよな」


ミカサ「でも、それはエレンのためを思って」


ユミル「なぁ、ありがた迷惑って言葉は知ってるか?」


ミカサ「うん・・・」



ユミル「親切と思ってしてることも相手にとっては嫌なことだってある。お前だって、人から何もかもを押し付けられたりしたら、イライラするだろ?」


ミカサ「・・うん・・・」


ユミル「なら、もう分かっただろ?これから自分がどうしていくか?」


ミカサ「うん!」


ユミル「それにな、お前は嫌われてなんかないぞ。被害妄想も甚だしいぞ」



ミカサ「・・・うん・・」


ユミル「元気出せっての!そうだ、アルミン見なかったか?」


ミカサ「見てない・・」


ユミル「そうか・・。じゃあ探しに行ってくる!じゃあな、ミカサ!お前は身も心も強いんだから、そんなんで負けるんじゃねえぞ!分かったなー!」




ミカサ「・・・・・エレン・・?」



――――――――――――


「ちょっと!・・ちょっと待って!」

「だってなー、あいつが男と抱き着いてもいいと公認してくれんだしな・・」

「私は認めてないよ!」

「まぁ・・本心はどうなんだろうな?」

「いやいや!心の底から嫌がってるに決まってキャァァ!!」



―――――――――――――



エレン「つ、つまりお前は、ユミルとクリスタから友達として見られてるのか困ってるのか・・・?」


サシャ「はい・・・私の立場が二人より一つしたみたい立場なので・・クリスタは気にかけてくれてますが・・」


エレン「はぁ・・・お前はそんなことで悩んでいたのかよ・・」


サシャ「エレンに何が分かるのですか!素直に言葉にして伝えれないこの気持ちが!素直に言ったら離れてしまうかもしれないっていうこの複雑な気持ちが・・・わかりますか!?」



エレン「わかるよ・・」ギュー


サシャ「は、はい!?」


エレン「なんか悪かったな・・・」


サシャ「何がですか・・!?」


エレン「お前は友達が出来た事がないのか・・?」


サシャ「そ、そうですけど!悪いですか」


エレン「友達ってのはなぁ・・・お互いをからかいあったりするもんなんだよ・・」


サシャ「でもでも・・」



エレン「そうだな。ちょっとやり過ぎてたかもしんねえな・・・悪い・・」


サシャ「どうして・・・エレンが謝って・・」


エレン「お前の気持ちを察してやれなくて悪かった・・・」





サシャ「あなた・・・・ユミル・・ですか?」


エレン「はは、バレちったか?」


サシャ「・・・・・」



エレン「ごめんな。私とお前は友達だからな?安心しろ」


サシャ「ユ、ユミル!!」ギュー!


エレン「お、おい・・強すぎだって!」


サシャ「ちょっと状況が分かりませんが、ユミルなら問題ないです。エレンに抱き着きたい放題、エレンの匂い鍵たい放題ハァハァハァ・・・」顔ウズメ


エレン「おーまーえーなー!折角の感動ムードぶち壊しやがって・・・顔を離せ・・って!?」


サシャ「えへへ・・グズッ・・・嬉しいです・・嬉しいです・・幸せです・・ンッ・・・」


エレン「はぁ・・・汚ねえぞ。これで顔を拭けって・・」



サシャ「あ、ありがとうです・・・」


エレン「まっ、エレンのハンカチだから、エレンにちゃんと返すんだぞ?」


サシャ「はい!」


エレン「エレンと話せる機会ができたな」ニコッ


サシャ「ユミルは優しいですね」


エレン「ば、ばか!調子乗ってんじゃねーよ!と、友達なら当然のことだろ・・・//」


内心ユミル(私だって、お前とクリスタが初めて友達と呼べるやつなんだからな・・・。友達といえば・・・・・そうだ。アルミンとミカサをどうしようか・・・。って!私はエレンの体で遊ぶんじゃなかったのか!?何を慰めに行こうなんて考えて・・・・)



サシャ「どうしました?ユミル・・頭を抱えて?」


エレン「ごめんな、私がユミルってことは伏せといてくれ。バレたら色々面倒だから・・」


サシャ「は、はい?いいですけど・・」


エレン「あと、水汲み手伝えなくなるが悪い!」


サシャ「そうですか」


エレン「行きたいとこがあるんだ!それはまた今度手伝ってやるから」

一旦おち
設定無理あるとこは、さーせん
それでは!



―――――――――――――


エレン「おい、ミカサ・・」


ミカサ「あなたは誰なの?あなたはエレンじゃない」


エレン「おおっと・・お前にはわかってたのか」


ミカサ「あなたはエレンの皮をかぶった別人」


エレン「はいはい、ご名答。私はユミルだよ」


ミカサ「で、ユミルがエレンなんでしょ?」



エレン「まぁ多分な。よく分かったな」


ミカサ「私は家族だから・・・」


エレン「ふーん・・まぁ一応言っとくな?」


ミカサ「何を・・?」


エレン「悪かった。ごめんな・・」


ミカサ「いいよ。分かった・・・許してほしかったら、私に抱き着いて?」


エレン「私は行かなきゃならないとこがある!じゃあな!」


ミカサ「待って・・・うぅん。まぁいっか・・しつこいのは嫌われちゃうし・・」



―――――――――――――


エレン「アルミン!俺・・・私はお前に言いたいことがあるんだ!」


アルミン「わ、私・・?」


エレン「そうだ。私はエレンじゃない。だから、お前に失礼なことをしたかもしれない、いや!した!」


アルミン「・・・・・・そっかぁ。納得ができたよ」


エレン「そうか。それでお前に謝っておきたい・・・ごめんな、傷付けちまって・・」ウワメヅカイ


アルミン「ぐはっ!」



エレン「おい!どうした!?」


アルミン「エ、エレンでも・・・そんな顔ができるんだね・・」


エレン「私が謝るなんて行為は超超ちょーレアなんだからな・・・変だったか・・?」


アルミン「全然!大丈夫!」タラー


エレン「お前・・・・さっきの謝罪全部をダメにしてる気がするぞ・・・」


アルミン「さっきピーナッツ食べ過ぎちゃったからかな・・・」


『あはははははははっ!!』


アルミン「え!?」


エレン「おい!声のするとこに行くぞ!!」


アルミン「うん!」



―――――――――――――


クリスタ「ひっ!!は、離してよ!嫌だって!」


ライナー「そんな照れ隠しはよせって」グイ


クリスタ「・・・照れ隠しじゃないよぉ・・・グズッ・・」


ライナー「はは、ツンデレか?いいねぇ」


クリスタ「た、助けて!!誰か助けてよ!!」



ライナー「そういうプレイか?ハァハァ・・」


ユミル「へぇ。なかなか面白そうなことしてるじゃねえか」


ライナー「ユミル!?」


ユミル「なんだ?お前は俺の言った通りにクリスタに抱き着いたと・・・そういうことか?」


ライナー「あ、あぁ。そうだぞ?もう誰も止めるやつもいないからな(俺・・・?)」


ユミル「へぇ、お前はクリスタのことどう思ってる?」


ライナー「好きだ」



ユミル「クリスタはお前のことどう思ってるんだろうな?」


ライナー「両想いだろ」


ユミル「へぇ・・・なかなか面白いこというじゃないか。傑作だな」


ライナー「なんだと!?」


ユミル「あはっ」


ライナー「!?」


ユミル「あはははははははっ!!」


ライナー「何が面白いんだよ!?」


ユミル「あの・・・クリスタを見てお前はまだその事が言えるのか・・?」



ライナー「は?」


クリスタ「ヒグッ・・ヒグッ・・・・」ビクビク


ユミル「お前の目は節穴か?」


ライナー「嬉し泣きだ」


ユミル「あはははっ!ライナー?」


ライナー「なんだ?」


ユミル「・・・・・・ごめんって、言えば許すぞ・・?」


ライナー「は?なんで俺が謝らなグハぁッ!!!


ユミル「まぁもちろん。謝っても5分の4殺しはするつもりだったがな」ニコッ



ユミル「俺はな、クリスタが男と抱き合ってもいいとは言ったがな、無理矢理抱き着いても良いとは言ってねえぞ・・・糞野郎・・」


クリスタ「ひぐっ・・ひぐっ・・・・」


ユミル「はぁ・・・お前はもう泣くなよ・・」


クリスタ「怖かったよ・・私、何も出来なかった・・・ライナーの力が強くて何も出来なかった・・私、兵士なのに強くない」


ユミル「大丈夫だ。これからは俺がずっと守ってやるから・・・親友だろ・・?」


クリスタ「でも・・・」


ユミル「はいはい、ライナーみたいな屈強な男はみんな強いもんなんだよ。女は男に敵わない。それは、どうしようもない・・・仕方のない事実だ」



クリスタ「・・・・・・」


ユミル「普通に考えても無理だろ?」


クリスタ「うん・・」


ユミル「そんな男から女を守れるのは、男だけだ!俺が守ってやる!クリスタの親友としてな」


クリスタ「あ、ありがと!・・・・ねぇ・・ユミル?」


ユミル「おう!・・・・って、は?ユミル・・?」


クリスタ「・・・・記憶喪失ではないよね」



ユミル「そうだが?普通に昨日何をしてたかとか誰が誰だかとか覚えてるしな。で、それがどうかしたのか?」


クリスタ「・・・ユミルじゃないよね。自分のこと俺って言うし・・」


ユミル「ユミルって何だ?人の名前か・・?」


クリスタ「じゃあ・・誰な

「「エレン/クリスタ!!」」



ユミル「おぉ!アルミン!!と・・・え?」


エレン「なんだ?そこの転がってる糞みたいなゴリラは?」



ユミル「お、俺ぇぇぇえええ!!??」


エレン「うるせえな。お前はまだ気付いてなかったのかよ・・・」


ユミル「まさか・・残像か!?」


エレン「そうさ、残像だ!」


アルミン「ユミルも乗らなくて良いって・・・」


エレン「クリスタぁぁああ!!会いたかったぞー!!今日は1日離れ離れだったからなぁ!」


クリスタ「ちょっちょっと!?えぇ!?」


エレン「なんだよ!もっとほっぺた触らせてくれよ!それがなきゃ私は生きていけないんだよー!」



ユミル「お、おい!俺の残像よ!やめてくれ!俺が営倉行きに・・」


アルミン「はぁ・・・ユミル。いや、エレンだよ?」


ユミル「なんだよ、アルミン?」


クリスタ「え・・・エレン・・?」


アルミン「ユミルの言った通りだ・・・」


ユミル「だから何だって?」


アルミン「君は自分の身体がどうなっているのか分かる?」


ユミル「どうもなってねえだろ。もしかして、俺が筋肉がついたのをアルミンは分かったのか!?すげえな・・・」



アルミン「ごめん、僕はそんな高性能じゃないから」


ユミル「じゃあ、なんだよ?」


アルミン「今の君の体はユミルだよ?」


ユミル「ははは、冗談が過ぎるぞ。もっと面白いこと言えよ。さっきのライナー以上にな」ナデナデ


アルミン「んん///そうだね・・・エレンもユミルもそんな身長変わらないし、話し方も似てるから、皆も自分ですらも気付かなかったんだ」


ユミル「お、おい!これは、マジなのか・・・?」


アルミン「まじだよ」



ユミル「おい、残像!お前が、えーっと・・・誰だっけ?ユ、ユ・・・」


アルミン「ユミルね」


ユミル「そうだ。お前がユミルなのか!?」


エレン「そうだぞ?死に急ぎ野郎」


クリスタ「やーめーてーってば!てか、ユミルなら最初からユミルって言ってよね!」


エレン「最初は私も気付いてなかったんだよ!あの時ミーナが・・・」


クリスタ「あの時ミーナが?」


エレン「ミーナ・・・」



アルミン「ミーナがどうしたの?」


エレン「私の貞操がふぇ・・・」


ユミル「ミーナがどうふぁ・・・」


アルミン「え?」


エレン/ユミル「ふぁっくしょーん!!」バタッ


アルミン「エレン!?」


クリスタ「ユミル!?」


ユミル「アルミン!どうにかならないか!?このままだと私はミーナに!!」スクッ

キャラおかしい点は主が悪いです
一応ミカサは、控え目な性格として書いてます
エレンから、そのようなことを仄めかすことを言われたので



アルミン「え・・・どうにかって」


ユミル「って、あっ!戻ってるじゃねえかぁ♪」


エレン「・・・・」バタンキュー


クリスタ「だ、だいじょうぶ!?エ・・・エレン!!」


エレン「んんっ・・あ。大丈夫だぞ・・クリスタ」肩に手を・・


クリスタ「・・・うん・・」ビクッ


エレン「あっ!ごめんな・・・俺が怖いか・・?」



クリスタ「そ、そんなことないよ!」


エレン「無理しなくて良いぞ・・・?俺の身体で散々ユミルって奴が好き勝手にやったらしいからな」


ユミル「おっ・・わ、わりいな」


エレン「俺はお前が怖がってる姿なんて見
クリスタ「大丈夫だから!」抱き


エレン「お、おい・・」


アルミン「あ・・・」


ユミル「コノヤロ・・・」


エレン「大丈夫なのか・・?」



クリスタ「大丈夫・・・大丈夫だから・・」ギュー


ユミル「エレン、この後私のとこに来てもいいぞ?私の優しさと怒りと憎しみと嫉妬を込めたこの腕でエレンを」


エレン「おい!怖いぞ・・」


アルミン「ク、クリスタ!!エレンは僕のものだから・・・」


ユミル「おっと・・そういう感じか・・・」


クリスタ「エレンは約束してくれた!私を守ってくれるって!私の大事な親友だって!」


ユミル「は、はぁ!?何があったんだよ!!」



エレン「なんか流れでな・・」


アルミン「何を言っているのさ!エレンの親友は僕だけに許された唯一の配置だよ!」


クリスタ「ふーんだ!エレンから約束してくれたんだもん!」


ユミル「ちょっとクリスタ!親友は私がいるから」


クリスタ「なに?ユミルは私を守ってくれたわけ?大事なエレンの身体でユミルは私を人前で辱めただけだよね?」


ユミル「うぅ・・・」


クリスタ「なーんて、嘘だよ♪からかい合うのも親友なら当然でしょ」


おわり


設定、キャラ崩壊など問題が有りましたら本当に申し訳ありませんでした

読んでいただいた方ありがとうございました

一応、エレミナの話は書いた方が良いでしょうかね
ただの甘々で修羅場展開になるだけなので承知しかねますが

エレミナ書き溜めました

ただの甘々胸糞になるので
ご了承の上



エレン「何の用だ?」


ミーナ「え・・・・」


エレン「もう夜だぞ・・?」


ミーナ「エレン・・・?」


エレン「なんだよ」


ミーナ「今日は一緒に寝てくれるんじゃないの・・・?」


エレン「ん、聞き間違いか。もう1回言ってくれ」


ミーナ「私と一夜を過ごすんでしょ・・・?」


エレン「・・・・。・・・ちょっと外に出ないか・・?」


ミーナ「別にいいけど・・・?」






エレン「まぁここのベンチに座ってくれ・・・」


ミーナ「うん」


エレン「これ、あったかいココアだ。飲んでくれ・・・」


ミーナ「ありがとね」


エレン「・・・どういたしまして・・」


ミーナ「あったかいね・・・」


エレン「だな・・・」ゴクッ


ミーナ「・・・エレンと2人きり・・」ゴクッ



エレン「・・・んー・・」


ミーナ「ふぅ・・・」


エレン「俺のコーヒー失敗だったな・・・少し甘すぎる・・」


ミーナ「ちょっともらっていい・・・?」


エレン「いいぞ、ほら・・・」


ミーナ「んっ・・・」ゴクッ


エレン「甘すぎるだろ・・・?」



ミーナ「ほんとだ!でも、私は好きだよ・・・苦いより、甘すぎるほうが」


エレン「そういうもんなのか・・」


ミーナ「かっこつけてコーヒーなんて買うから失敗が起きるんだよ」


エレン「るせなー・・・いいだろ、ミーナの前なんだから・・」


ミーナ「も、もう・・そんな意味深な・・・///」


エレン「ふぅ・・・・」


ミーナ「ふぅ・・・」



エレン「なあ?」


ミーナ「何かな・・?」


エレン「・・・何か悩み事でもあるのか?」


ミーナ「・・・え・・・・・さっきまでのは前置き!?」


エレン「何か悩みがあるんだろ・・?いいさ、俺はお前の班長だ。なんでも聞いてやる」頭ポンッ


ミーナ「ちょっと・・・」


エレン「遠慮するなって・・・いつものことじゃねえか。お前が困った時だって、いつも俺はお前の味方だった。なら、今だってそうだ」


ミーナ「ごめん!エレンは何を言ってるの・・・?」



エレン「ん?・・・悩みがあるんだろ?で、俺とベッドで話したかったんだろ?でもな、あそこじゃアルミンとかに聞かれるかもしれないからさ」


ミーナ「違うよ・・・それはエレンが私と・・///」


エレン「私と・・・?」


ミーナ「・・・うぅん!違うよね・・・・エレンの反応からして違う・・エレンはわかってないんだね・・・・」


エレン「ん?どういうことだ・・・」


ミーナ「はぁ・・・私の勘違い・・・じゃあ、お言葉に甘えて、お悩み相談でも聞いてくれるかな?」


エレン「おう!いいぞ」



ミーナ「誰にも言わないでね・・・?」


エレン「誰にも言えないから、俺に相談してるんだろ」


ミーナ「う、うん・・・じゃあ言うね・・」


エレン「おう!なんでも言ってこい」




ミーナ「私は好きな人がいるの・・・」


エレン「・・・そ・・そうなのか・・」

ミーナ「えー、どうしたの?もしかして、ショックだった・・・・?」

エレン「・・・んなわけねえだろ・・・・ばか」



ミーナ「じゃあ、続けるね・・・私には好きな人がいて、その人は周りの人からモテモテなの・・・可愛い子に親友に・・人望もあって・・・」


エレン「へぇ・・・」


ミーナ「つまり、私の片想い・・・きっと叶わない片想い・・」


エレン「そいつはここで訓練兵してるやつか?」


ミーナ「そうだよ」


エレン「そんなやつがいたのか。俺、知らなかったな・・・」


ミーナ「エレンは知らなかったじゃなくて、興味ないだけでしょ?」



エレン「やっぱそう見えるか?」


ミーナ「うん」


エレン「だよな・・・実際にそうなんだよな・・・・そのせいで今日はライナーがクリスタを」


ミーナ「わ・た・し・の・は・な・し!!」


エレン「あっ・・・わりい・・」


ミーナ「それでね、私どうしたらいいかな?」


エレン「何をだ?」


ミーナ「その人と・・・好き同士になるには」



エレン「そいつはミーナのことどう思っているか分かるか?」


ミーナ「どうなんだろうね・・・・ただの仲間なのかな・・」


エレン「何かそいつにアピールしてみたらどうだ・・・?」


ミーナ「してるよ、毎日毎日・・・結局返されるのは、思わせぶりな態度だけ・・」


エレン「ヤな奴だな・・・せっかくこんな可愛いミーナが・・・・」


ミーナ「・・・・ふぇ・・///」


エレン「あっ、ごめんな!・・・変なこと言っちまって・・・・これはセクハラってやつだよな・・」アタフタ


ミーナ「いいって、いいって・・・・・・・・ほーら、思わせぶりな態度・・・」ボソッ



エレン「ん、何か言ったか・・・?」


ミーナ「んーん。なんでもないよ」


エレン「・・・そんなに好きなのか・・?」


ミーナ「うん。大好きだよ」


エレン「諦めるってのは・・・?」


ミーナ「ないよ。私は絶対に他の人を好きになることなんて出来ないくらい」


エレン「・・・・・・そうか・・」


ミーナ「うん」



エレン「ミーナはどうしてそいつを好きになったんだ?」


ミーナ「そうだなぁ・・・あれは訓練兵に入隊して2ヶ月程の時かな」


エレン「2ヶ月って・・・班編成がされる頃か」


ミーナ「そうだよ。そこで私は1人だったの。みんな男の子だったし・・・」


エレン「そうだな」


ミーナ「でも、1人の男の子が私に話しかけてきてくれたんだ。その後は班での訓練では一緒にやってくれたり、私のダメなとこを夜遅くまで練習に付き合ってくれたり・・・」


エレン(トーマスかミリウスかナック・・・そしてアルミンの誰かか・・・)



エレン「優しいやつだな・・・」


ミーナ「うん。でも決定的だったのはね・・・」


エレン「おう」


ミーナ「好きだと言われたからかな」


エレン「・・・?どういうことだ・・?そいつはミーナのこと仲間だって・・・」


ミーナ「その人は誰にでもそれを言っちゃうのかな・・・・友達として仲間として好きみたいな・・人の気も知らないでさ・・・・」


エレン「あっ!知ってるぞ、そういう奴のこと天然とか鈍感とかいうんだろ!?」


ミーナ「・・・・・・・・・。うん・・・それは置いといて。あれを言われたのは、私が訓練兵を辞めようって考えてた時のことなんだ」



エレン「あ、あぁ・・・そんなのあったな」


ミーナ「でも、その人から言われたんだ。『お前は何の為にここに来ている?』って」


エレン「多分・・・俺だったら、そいつと同じこと言ってたかもな・・」


ミーナ「忘れていたな・・・私が強くなって、お父さんやお母さんを巨人から守るんだって・・・・」


エレン「・・・」


ミーナ「そしたら、その人はね『お前がダメなら俺が支えてやる。俺はお前が好きだ。お前とずっと訓練して、一緒に強くなりたい。ミーナにはどっかに行ってほしくない』って・・・」


エレン「・・・なんか聞いたことある気が・・」



ミーナ「そしたら、私はもう・・・胸が凄く高まってね!私がその人と一緒にいていいんだって思えてね!そんな私を思ってくれてる人がいるんだ!って思えてね・・・・私はこの人のこと『尊敬』から『恋愛』へと変わったんだ」


エレン「・・・そうなのか・・・・・・そうなんだよな・・」


ミーナ「・・・・エレン?」




エレン「どうしてだろうな・・・・目のへんが・・・・・・すっげえ・・・熱いんだよな・・」


ミーナ「熱いって・・・エ、エレン泣いてるの・・・?」


エレン「はぁ・・・わかんねえな・・」ポロポロ


ミーナ「どうして泣いてるの!?」


エレン「俺はどうやらミーナが人を好きになっているっていう事実が・・・嫌なようだ・・」ポロポロ



エレン「ははは・・・ごめんな。なんか俺って、本当に気持ち悪いな・・・・」


ミーナ「・・・・」


エレン「ミーナが誰か男と一緒にいる姿を想像すると・・・なんかさ・・心が苦しくなるっていうかさ・・・・・切ないんだ・・」


ミーナ「エレン・・・」


エレン「いいさ、笑ってくれ・・・こんなバカで変な俺を」ニコッ


ミーナ「・・・・・」


エレン「さっ、ミーナの相談の続きをしようぜ」目ゴシゴシ


ミーナ「もし、私がその人と付き合ったらエレンはどう思う?」



エレン「さっきの続きか?忘れてくれ・・・」


ミーナ「いいから!」


エレン「応援するさ。そのための、この相談でもあるんだろ?・・・・でも」


ミーナ「でも・・・?」


エレン「ちょっと・・・・嫉妬するかもな・・」


ミーナ「私が他の人に取られるのが?」


エレン「・・そう思っちゃ・・・悪いか?」


ミーナ「・・・・エレンは、私のことどう思っているの・・・?」



エレン「俺の大切な班員・・・大事な仲間だ」


ミーナ「それ以上の関係性は・・・?」


エレン「・・・・そういうの考えたことないんだよな・・仲間を変な目で見たくないというか・・・」


ミーナ「そっか・・・」


エレン「でも・・・」




エレン「でも!俺はミーナを特別だと感じてる。同じ班員の奴らより、俺はミーナを特別に思ってる」


ミーナ「・・・///」



エレン「でも、この『特別』がなんなのか分からないんだよ・・・。誰にも渡したくないって、この気持ちが」


ミーナ「そ、それは・・・好
エレン「わかった!」



エレン「これは親子みたいな感情だ!」


ミーナ「え゛」


エレン「娘を嫁に出したくないっていう、父親の気持ち・・・そうだ!それだ!!」


ミーナ「・・・あれ?」


エレン「俺はミーナを大切にしていきたい・・・ずっと傍にいてほしい。ずっと俺の隣にいてほしい・・・愛しいんだ」



ミーナ「きゅ、急にそんな////」



エレン「そう、愛娘のように」キリッ


ミーナ「・・・・・」シラー


エレン「なんだよ・・・その目は?」


ミーナ「ココア冷えちゃったな・・・」


エレン「あっ。俺のコーヒーもだ・・・」


ミーナ「というか・・・寒い・・」


エレン「・・・・ほら、手を繋ごうぜ?」



ミーナ「もう・・いきなり・・・。エレンが分かんないよ・・//」ギュッ


エレン「俺の事、わかりたいのか?」ギュッ


ミーナ「うん・・・」


エレン「・・・・1つ秘密を教えてやる」


ミーナ「え?教えて!」





エレン「俺がミーナの好きな人になれたらいいな・・・って」


ミーナ「・・・・え・・」



エレン「な、なーんて・・・思ってたり、思ってなかったりな!娘に対してそれは、おかしいよな!あははっ」ニカッ


ミーナ「は、ははは!何、そのぎこちない笑顔・・・エレンらしくないな。それに娘扱いやめて」


エレン「あはは、冗談だって・・・・今のは、やっぱり忘れてくれ!」


ミーナ「・・・じゃ、じゃあ・・・・今だけはエレンの秘密にのっとって・・・」




ミーナ「・・・私がエレンのこと・・好きっていうことで・・・・」




ミーナ「エレンの望みを叶えてあげちゃおうかな・・///」抱き


エレン「は、はい・・・?」


ミーナ「好きだよ・・・エレン・・」ギュゥ


エレン「わわっ・・え・・・・そんなことしなくていいって」


ミーナ「いいのいいの・・・ほら、ぎゅーって♪」


エレン「ど、どう反応すればいいんだ・・」


ミーナ「・・・あっ・・エレンすごくドキドキしてる感じかな?」


エレン「えっ・・・」



ミーナ「心臓の音が凄く早くなってる」ギュッ


エレン「な、なんだよ・・恥ずかしいじゃねえか・・・・」


ミーナ「こんな私でドキドキしてくれるなんて・・・・嬉しいなぁ//」


エレン「そんなの!!当たり前じゃないか!」


ミーナ「そ、そっかぁ~・・・」目ソラシ


エレン「・・・ミーナ?」


ミーナ「エレン、目を瞑って・・?」


エレン「・・え?」



ミーナ「いいから!」


エレン「わ、わかった・・・?」


ミーナ「・・・・・・・」


エレン「・・・・・」


ミーナ「・・・・・・・」


エレン「・・・・ミ、ミーナ・・?」パチッ


ミーナ「・・・グズッ・・・・ッンン・・」ポロポロ

エレン「って、どうしたんだよ!?」


ミーナ「ごめんね・・ごめんね」ポロポロ

ミーナ(私ってホント・・・・悪い子だな・・こんなことしてキスにこじつけようだなんて・・・・何も気持ち伝えてないのに)



ミーナ「はい、ここまでね。どうだったか
エレン「・・・ミーナ・・」抱き


ミーナ「・・・ぇ・・・・」


エレン「・・ミーナ!」ギュゥ


ミーナ「ど、どうしたの・・・エレン?」


エレン「・・・・」ギュー


ミーナ「エ、エレ
エレン「はっ!・・・わ、悪かった!!」


ミーナ「え・・・・」


エレン「ごめんな!つい、こうしたくなっちまって・・」



ミーナ「つい?」


エレン「俺はなんてことを・・・」


ミーナ「エレン・・・聞いて」


エレン「本当に悪かった!!って、謝って済むことじゃねえよな・・好きな人がいるにも関わらずこんなことしちまって」


ミーナ「エレン!!」


エレン「なんだ?」


ミーナ「・・・私はエレンがいきなりそんなことするから驚いちゃっただけだから・・それに嫌じゃなかったし・・・」



エレン「でもお前には」

ミーナ「エレンが望むのなら、もっとしていいよ・・・?」


エレン「だから!」


ミーナ「エレンとなら私はいいよ!」


エレン「お前には好きな人が
ミーナ「やっぱまだ気付かないんだ・・・」


エレン「どういうことだ?」


ミーナ「いいよ・・・分かんないなら分からないで・・でもこれが答えだよ」



チュっ・・・・



エレン「・・・ッ!?」



ミーナ「ふぁ・・・こ、これが答えだよ///」


エレン「そ、そのな///俺はその愛人とかそんな微妙な立ち位置のような犯罪臭のする人間にはなりたくないわけでな!別にこれはミーナが嫌いだからという意味ではないぞ!?で、でもそんな不確実で不安定な関係はいかんぞ!あと、俺のファーストキスをそんな簡単に」アタフタ


ミーナ「ね?」


エレン「な、なんだ!?」


ミーナ「それが素なの・・?」


エレン「は?素って・・・?」


ミーナ「・・・・はぁ・・」


エレン「なんだよ、その溜め息は」



ミーナ「エレンのそれはある意味、病気の類だよ・・・」


エレン「えっ・・・」


ミーナ「私の片思いは叶ってるのか叶ってないのか分かんないや・・・」


エレン「俺に理解できるように言ってくれよ?」


ミーナ「この話は終了。・・・そろそろ部屋に戻る?」


エレン「そうだな、少し寒すふぁっ・・・ふぁ・・・・」


ミーナ「そうだふぇ・・・っ!」



エレン・ミーナ「はくしゅん!!」



ミーナ「よし、早く帰らんと明日辛いもんな!いくぞ」


エレン「う、うん!今日はありがとね」ニコッ




・・・・・・・。




「「あれ!?」」


おわり

ちょっと煩わしい感じの温かくなる話にしてみました
あんまり面白くなくてすみません
とりあえず、断言しといてやらないってのはいけないと思ったので話と関係ないとは思いながら書きました

それでは、また次回作で

書き忘れてました、

読んでいただいた方
ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

1 :  長船   2016年11月01日 (火) 17:43:00   ID: r455MCYR

高評価いけるね

2 :  養父   2016年11月01日 (火) 18:24:30   ID: r455MCYR

次回作のタイトルは?

3 :  八鹿   2016年11月01日 (火) 20:12:37   ID: r455MCYR

面白かったですよ

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