上条「なんか御坂に話し掛けにくいんだ」(901)

時期としては戦争終わった後を想定して書いてるよ
進行速度がスロウリィだけど頑張るよ

期待する

―とある高校―

土御門、青ピ「……で?」

上条「いや、『で?』じゃなくてですね?上条さんが困っているんですよ?」

土御門「いったい何を言い出すかと思えばそんな事かにゃー」

青ピ「まったくや、カミやんが悩んでいるって言うからもっとオモロイ事かと思ったんだけどなー

   いつもの悩みみたいやから、相談乗る気にもならへんわー」

上条「んーま!友達がいのない連中です事!」

土御門「はぁ…、それで?」

上条「相談に乗ってくれるのか!?土御門!」ダキッ

土御門「うぎゃあぁぁぁ!抱きつくな!気持ち悪いにゃー!」

青ピ「カ、カカカカミやん!ついにあっちの方にまで守備範囲を伸ばしたんか!?さぶいぼ出来てまったやないか!」

上条「どこまで失礼なんだキミ達!上条さんが可哀そうだとは思わないのか!?」

土御門、青ピ「思わない」ブンブン


上条「……もうね、上条さんはキミ達を友達と呼んで良いのか疑いたくなってきましたよ…」

土御門「ほんの冗談だにゃー、そんなに落ち込むなよカミやん」

青ピ「せやせや、ボク等はいつでもカミやんの味方やで?」

上条「青髪ぃ、土御門ぉ」ウルウル

土御門、青ピ(女の子の話題以外でだけどな)

青ピ「んで?一体なんで常盤台の子と話しが出来なくなったくらいでカミやんが困るんや?」

土御門「そうだぜい、カミやんの回りには常盤台の子以外にもベランダ系シスターに破廉恥サムライ、空気巫女、1万人近くの妹、眼鏡巨乳、隠れ巨乳、巨乳シスター、ドSシスター、年上王女、更に最近ではミニスカ小悪魔にまでフラグを建てていて話し相手には事欠かない筈だにゃー」

青ピ「ちくしょー!憎しみで人を殺したい!!」

上条「バカ野郎!そんな形相で迫るんじゃねー!お、俺はただ…」


>>2
頑張るよ!


――ロシア回想

レッサー(この状況…………)

美琴「だから!私はアンタの助けに来てやったって、さっきから言ってるじゃない!」

上条「このおバカ!そういうのを余計な世話って言うんだよ!」

レッサー(とても面白い事になりそうです…ッ!)キュピーン

上条「だいたいなぁ!お前ココがどこかわかってるのか!?ロシアだぞ!?戦争してる国だぞ!?」

美琴「わかってるわよ、それくらい!だからこそアンタの助けに来たんじゃない!」

上条「はぁ…それでお前なんで俺がココにいるってわかったんだ?」

美琴「テレビに映ってるの見てよ」

上条「……どうやってココまで?」

美琴「爆撃機をハイジャックして」

上条「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

美琴「さっきより大きい溜め息つくんじゃないわよ!」


レッサー「この男を追って単身ロシアまでやって来るなんてストーカーもビックリの行動力ですね」ニヤニヤ

上条「ちょ、レ、レッサー!?」ビクゥッ

美琴「なによアンタ…私にケンカ売ってるの?」ビリビリィ

レッサー「いえいえ、そう言う訳ではなくてですね」


トコトコ(美琴の後ろに回り込むレッサー


レッサー「上条当麻に私の誘惑攻撃が効かない理由…それはコレにあると見ました!」グワシィッ

美琴「にゃああああああああ!!?あ、あ、アンタ!どこ触ってんのよ!?」

レッサー「どこってこの貧相な胸ですが?うわー、スカートの下は短パンですかー」クスッ

美琴「貧相って言うな!それと短パンの何が悪いって言うのよ!?動きやすいのよ!」

レッサー「悪いだなんて一言も言ってませんよ?ふーむふむふむ…」ジロジロ

早く続きがみたいわけよ

一応さげとくけど、さげないべき?


美琴「な、なによ…!今度は何しようって言うのよ!」ビクゥッ

レッサー「…どうやら、上条当麻は貧乳派のようですね。その上、色気ゼロな女性が好みと見ました」キリッ

上条、美琴「………は?」

レッサー「なるほど、コレでは私の誘惑攻撃が効かない筈です。年の割りにこの張った胸!そして色気全開の下着!まさに魅惑のえろぼでぃッ!」

上条、美琴「………」

レッサー「レッサー一生の不覚…!私に興味を持たないわけだ!」

上条「よーし、レッサーこっちこーい。今度はたっぷり1時間は説教してやる」

レッサー「ああ!嘘です冗談です!だからやめて、連れてかないでー!」ズルズル

美琴「はあ…話し戻すけど良い?」

レッサー「胸の話しですか?」

美琴「違うッ!アンタ!ある組織にも狙われてたのよ?」

>>7
さげてくね



上条「…へ?おいそれってどこの事だよ」

美琴「いま言ったってアンタ混乱するだけでしょ?だから今回の件が終わったら話すわよ」

上条(なら言わないで欲しかったんですが…)

美琴「まあ、ココに来る途中でぶっ潰しといたんだけどさ」

上条「なにもかもメチャクチャだなお前は…」

美琴「な、何よ!迷惑だったって言うの!?」

上条「俺の命を助けてくれた事には感謝する。けどよ、はっきり言って迷惑だ」

美琴「……………ッ!」

上条「なんで…なんで、俺なんかを追いかけてこんな所にまで来てんだよお前は…!」

美琴「な…私は!」

上条「悪い、言い過ぎた。俺、少し考え事あるからまた後でな」

レッサー(これは………)

美琴「私…迷惑だったんだ…アイツにとって…お荷物だったんだ…グスッ」

レッサー(重たい雰囲気になってしまいました…ッ!!!)ドヨーン


―回想終わり―


―とある高校―

上条(結局、あの後からはほとんど御坂と話ししてないし…

   本当は御坂が俺なんかを助けに来てくれて嬉しかったのに…御坂まで守れる自信がなくてアイツに辛く当たっちまった…

   フィアンマと戦う時も結構引いた位置にいたし、学園都市に帰る時も先に帰っちまうし…

   今にして思うと相当酷い事言っちまったよなぁ)


青ピ「カミやん、どうしたん?大きい方を2時間くらい我慢してます、って顔しとるで?」

土御門「にゃー。ダイの大冒険ってヤツかにゃー?」

青ピ「上手いでつっちー!キミ最高やー!」ギャハハハハハ

土御門「そんなの知ってるぜよー!」ニャハハハハハ

上条「下品な事言うんじゃねーよ!!」

上条(やっぱり御坂に会って…ちゃんと謝った方が良いよな……?)


―常盤台学生寮―

黒子(おかしいですの)

美琴「…………はぁ」

黒子(絶対におかしいですのよ、お姉さまあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!)ギリギリギリ

黒子「お、お姉さま?」

美琴「なーにー?黒子ー…」

黒子「なにやら元気がありませんが…なにかありましたの?」

美琴「帰って来た時も言ったけど、お願い。聞かないで」プイ

黒子「お姉さま……」

黒子(そうは仰られても凄く気になりますのおぉぉぉぉぉぉぉ!!)


―ファミレス―

黒子「――と言う訳ですの」

佐天「うーん、数日間無断外泊して帰って来たら元気がなかった、ですかー」

初春「うわー、白井さんから御坂さん関連でマトモな相談を受けてしまいましたー」ニパァー

黒子「初春!どう言う事ですの!?」

佐天「まーまー、2人共落ちついて下さいよー」

初春「そうですよ白井さん。常盤台の生徒なんですから深窓の令嬢のように振る舞わないとダメですよ?」

黒子「貴女にその様な事を言われたくありませんわあぁぁぁぁ!!!」

佐天「ちょ、ちょっと!?白井さん抑えてー!」アセアセ

黒子「ぜぇぜぇ…」

初春「白井さん、カルシウムちゃんと摂ってます?なんか最近怒りっぽいですよ?」

黒子「てめ、初春ゥア!!その花引き抜いて花壇に植えますわよおぉぉぉぉぉぉ!!」

佐天「し、白井さーん!どうか!どうか怒りを鎮めて下さーい」

黒子「ふしゅー…ふしゅー…」

佐天「そ、それで…御坂さんの事ですよね?」

黒子「こほん。そうですの……お姉さまは何やら思い詰められてるようで…いったいなにがお姉さまを苦しめているのか…」ハンカチチーン


佐天「くんくん…くんくんくん……」

初春「佐天さん?どうしたんですか鼻を利かせて」

佐天「匂う、匂いますよー。くんくん…」

黒子「何がですの?」

佐天「ズバリ!男の匂いです!」ズビシィ

黒子、初春「男の匂い?」

佐天「そう!数日間の無断外泊!帰って来た時には既に元気がない!怪しい…怪しいくらいに男の匂いがしますよー!」

初春「なんか随分と乙女チックな考えですねー」

黒子「バカらしい。お姉さまに限って殿方とのいざこざなdはあ゛あ゛あ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛!!!」ガターンッ

初春「みぎゃー!?どうしたんですか白井さん!急に奇声を発しながら立たないで下さいよー」

黒子(いましたの…!お姉さまと気軽に話す憎らしい殿方が…!あの凛々しいお姉さまのお顔を、恋する乙女のお顔に変えてしまった忌々しい殿方が…!)ブツブツ

佐天「あのー。し、白井さん?」

黒子(それではお姉さまが数日寮に戻らず学校にも来られなかったのも、帰って来てから元気がなかったのも……!?)ブツブツ

黒子「ふ、ふふふふふ……うふふふふふふふふふ……」ユラリ

初春、佐天「白井さん?」

黒子「あんの類人猿ぐああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあっぁぁぁぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁッッ!!!!」

初春、佐天「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃ!!」



今日も朝早いからもう寝るね
続きは夜になるかもしれないです

みんなありがとう、そしてただいま
初春は禁書の黒春と超電磁砲の白春が混ざっちゃって不安定なキャラになってしまいそうだぜ!
いまから書き溜めるから8時くらいまで待っててくだちい

遅くなってごめん





―とある高校―

上条「なんだろう、急に寒気が」ブルッ

小萌「上条ちゃーん!ちゃんと先生の話しを聞いてるんですかー?せっかくの上条ちゃんだけの特別補習なんですよー?」

上条「うわーい、やったぜチクチョー!なんで上条さんだけ補習なんですかー!?」

小萌「上条ちゃん!そう言うのは真面目な学生が言う台詞です!上条ちゃんは真面目なんですか?」

上条「……半月以上学校サボってた不真面目野郎です」

上条(まさか先生にイギリスでクーデターに巻き込まれたり、ロシアで戦争の元凶をぶん殴って来ましたー☆とか言えないもんなー)

小萌「わかってるじゃないですかー。上条ちゃんはただでさえ欠席が多いのに今回の無断欠席で単位が足りずに進級も危ないんですよー?」

上条「…不幸だ」

小萌「だからこうして放課後に特別補習してるんじゃないですかー。あ、土日祝日も補習ですからねー」

上条「………不幸だ」




―ファミレス―

佐天「つまり、そのカミジョーさんと言う人と御坂さんの2人で一緒に無断外泊をしたって事なんですか?」

初春「そして白井さんの話しを聞く限り、御坂さんはそのカミジョーさんの事を大好きなんですね!」

黒子「所々に不満な点がありますが私、そう睨んでいますの」

初春「けどそれって変じゃないですか?御坂さんは好きな人と一緒にいたのに、なんで落ち込んでいるんでしょう?」

黒子「あの類人猿が…あの類人猿が何かしたに決まってますの!」ギリギリギリ

佐天「うーん、これはカミジョーさんに御坂さんの事を聞いてみるしかありませんね!」

初春「御坂さんには聞かないんですか?」

佐天「甘いなー初春は。あの御坂さんがそう簡単に教えてくれる訳ないじゃん」

黒子「話しを聞くにしてもどの様にして場を設けるかも考えなくてはいけませんの」

佐天「そんなのここで聞いちゃえば良いじゃないですか」

初春「佐天さん、なにか考えがあるんですか?」

佐天「んふっふー、私に良い考えがある!!」


黒子「少し不安ですが…いったいどう言った考えですの?」

佐天「簡単ですよ。白井さんがカミジョーさんをここに連れて来て、御坂さんの事をどう思っているのか聞くんです」

佐天「もちろん、私達が一緒にいたらカミジョーさんも話しにくいと思いますから、私達は隠れて聞いてます!」

黒子「もの凄く大雑把な上に破廉恥な作戦ですのね。けど私、上条さんの通う高校もお住まいの寮の住所も知りませんのよ?」

佐天「そんなもん初春がパーっと調べてくれますよパーっと!」

初春「パーっと調べました!白井さん、ここがカミジョーさんの通う高校みたいですよー?」パソコンミセナガラ

黒子「初春…風紀委員の仕事以上に張り切ってるように見えるのですが気のせいですの?」

初春「気のせいです」キッパリ

黒子「あら、結構遠いんですのね。少々時間が掛かってしまいますわね」

佐天「善は急げですね!さあさあ白井さん、ちゃっちゃと行ってちゃっちゃとカミジョーさんを連れてきて下さいよー」

黒子「ちょ、佐天さん?なにをそんなに焦っていますの?それと何も上条さんをココに連れて来なくても会ったその場で聞いた方が速いのでは…」

佐天「落ちついて、たーっぷりと聞きたいじゃないですかぁ!」キラキラァッ

黒子(目が輝いてますの…きっと凄く気になっているんでしょうね)

黒子「わかりましたの…それでは少し空けますが、何かありましたら私の携帯に電話して下さいな」

佐天、初春「りょーかーい!」



黒子「……では」シュンッ

佐天「……………行ったね」

初春「行っちゃいましたね」

佐天「それじゃあ……御坂さんもここに呼んじゃおっか!」

初春「え、ええええええええ!?」

佐天「カミジョーさんの意見を聞くんだから、やっぱり御坂さんもいた方が良いじゃん!」

初春「それはそうかも知れませんが…御坂さんの目の前でカミジョーさんは本音を言ってくれるんでしょうか?」

佐天「だからこそ、御坂さんを先に呼んでおくんだよ、初春」

初春「御坂さんにどこか白井さんとカミジョーさんの声が届く場所に隠れてもらうんですか?」

佐天「そう!上手く行けばカミジョーさんの本音を聞けて、その上乙女な顔をする御坂さんも見れるかも知れない…まさに一石二鳥!」

初春「でもなんでこの事を白井さんに教えなかったんですか?」

佐天「白井さんに言ったら反対するに決まってるじゃん。カミジョーさんへの反応からしてさ」

初春「確かに想い人を横取りされた女性のような顔でしたね」

佐天「でしょでしょ?だからわざわざ白井さんに無理言ってカミジョーさんのお迎えを頼んだんだよ」

初春「事情はわかりました。私も乙女な顔した御坂さんを見てみたいですし」

佐天「乙女顔の御坂さんかぁ!あ~気になるな~」

初春「カミジョーさんもきっと素敵な方なんでしょうね~」

佐天「良し、それじゃ白井さんが戻ってくる前に御坂さんを呼んじゃおう!」

Prrrrrr…




―いつもの公園―

美琴(…………)


上条『俺の命を助けてくれた事には感謝する。けどよ、はっきり言って迷惑だ』


美琴(バカみたい…アイツの力になりたかったのに、アイツ自信に迷惑なんて言われてさ…)

美琴(アイツの敵も凄く強くて…私1人が増えたって大して変わりなかったのに…)


上条『なんで…なんで、俺なんかを追いかけてこんな所にまで来てんだよお前は…!』


美琴(ホント…バカみたい…)

ゲコゲコゲコゲコ…(携帯の音

美琴(電話……佐天さんから?)

ゲコゲk ピッ

美琴「もしもし?佐天さん?」

佐天『あ!御坂さん?いまどこにいるんですか?』

美琴「いまは公園の自販機の前だけど…どうかしたの?」




佐天『白井さんから聞きましたよ!最近元気ないって』

美琴(黒子……ダメだなぁ、私。後輩にまで心配かけさせちゃって…)

佐天『いま初春とJulianに来てるんですけど御坂さんも来ませんか?何か食べてお腹が膨れれば元気が出るかもしれませんよー?』

美琴「そうね。行こう…かなぁ」

佐天『さっすが御坂さん!話しが早くて助かります!』

美琴「ふふふ…なにそれ」

佐天『あー、いま笑いましたね!?』

美琴「ふふふ…ゴメンね、佐天さん!」

佐天『少し元気が出て来たみたいですね。良かったー』

美琴「佐天さん達にも迷惑かけちゃってたんだね。ホント、ダメな先輩でゴメンね」

佐天『ネガな話しはノーサンキューですよ!それより、Julianで楽しくお話ししましょうよ!』

美琴「そうね。それじゃ今から行くから少し待っててね」

佐天『はーい。なるべく早くお願いしますねー』ガチャッ

美琴(………ありがとね。佐天さん)




―とある高校の帰り道―

上条「うう…やっと終わりましたよぉ…」

黒子「もし、そこの殿方!」

上条「家に帰ってからも補習用のプリントやらなきゃならないなんて…インデックスの夕飯も作らないといけないし…」

黒子「え?あの、ちょ!」

上条「ああ!冷蔵庫の中もカラッポだった!スーパー寄ってかねえとなぁ…」

黒子「そこの殿方!貴方ですのよ!止まりなさいな!」

上条「不幸だ…仕方がないからとは言え不幸だ…」

黒子「待てって言ってるんですのよ、この類・人・猿があぁぁぁ!!」シュンッ

上条「…へ?あぶぅっ!」ゴシャァッ

黒子「ふぅふぅ…やっと止まりましたのね。コホン…御機嫌よう、上条さん」

上条「上条さんはドロップキックされてご機嫌じゃないんですが!?つーか早く退けよ!起き上がれないだろうが!」

黒子「それは私が重いと遠回しに仰ってるんですの?」メキメキメキ

上条「痛てててて!関節極めるな!そんな事、一言も言ってねーだろうが!」

黒子「ふんっ!レディーに対して『起き上がれない』だなんてデリカシーのない発言するからですの」



上条「でぇ?常盤台のお嬢様が上条さんみたいなどこにでもいる高校生になんの御用なんですか?」

黒子「あら、今日はいつになく卑屈ですのね」

上条「上条さんだってね、卑屈になりたい時だってあるんですよ?」

黒子「まあそれはさて置き」

上条「さて置かないで下さい!」

黒子「上条さん。いまから私と一緒にJulianまでご一緒していただけません?」

上条「常盤台の生徒からのデートのお誘いですか?」

黒子「ええ、常盤台の生徒とこんな手軽にデートが出来るんですのよ?良いお話でしょう?」

上条「悪いな、白井。上条さんはこれからスーパーで買い物して一刻も早く帰らなければならないのですよ」

黒子「んな!?なんで断るんですの?お嬢様で美人中学生のお誘いを蹴るだなんて…!」

上条「自分で美人とか言ってて空しくなんねーの!?つーかお前、お嬢様の前に『お転婆』付けるの忘れてるだろ!!」

黒子「ぐぅ…本来なら金属矢をその何も入ってない頭にテレポートして差し上げたい所ですが、お願いする側ですので我慢致しますわ」

上条「だいたい上条さんとファミレスに行ってどうするって言うんですか?」




黒子「それはJulianに着いてからお話ししますの。いまはただ私に付いて来てもらいたいんですの」

上条「白井、本当にごめん。俺、他にも半月近く学校を無断欠席しちまってさ、」

黒子(やはりお姉さまの無断欠席と無断外泊に関係がありそうですわね)

上条「補習のプリントなんかも寮でやらなきゃならないくらい出されてるんだ。いまもこのカバンの中にプリントの束が入っていましてね」

黒子「この鞄ですの?」シュンッ

上条「そうそう、このカ…バ…ン?あ、アレ?カバンは?」

黒子「あらあら…案外簡単な問題を習っていますのね」クスクス

上条「し、白井さん…?そのカバンは…?」

黒子「上条さんの鞄ですのよ?ついて来て下さらないなら仕方ありませんわね。私、Julianに戻ると致しますわ」シュンッ

上条「ちょ、おい!上条さんのカバン置いてけよ!」

黒子(少々強引ですが致しかたありませんのよ)シュンッ シュンッ

上条「白井ー!上条さんのカバン返してー!!」ダダダッ


弾丸が尽きましたのでここから地道に頑張って行きます
長い目で見てやってください orz

それじゃ1の内容で話し進めてくね
ご協力感謝します

もうちょっと書いてから投下するのでいましばらくお待ちを…

寝る前にちょっと書き溜めたの投下するよ!




―ファミレス―

店員「いらっしゃいませー」

美琴「えーと…佐天さん達は…」

佐天「あ、御坂さーん!こっちこっちー!」ブンブン

美琴「待たせてごめんね2人共。結構時間掛かっちゃったでしょ?」

初春「そんな事ないですよー。こちらこそ急にお呼びして迷惑じゃなかったですか?」

美琴「うーうん、誘ってくれてありがとね。丁度なにか甘いもの食べてストレス発散したかったのよ」

初春「このフルーツミルクプリンパフェとかどうですか?凄く美味しそうなんですよ!」

美琴「へぇ~、美味しそうね。それじゃコレにしようかな」

ピンポーン

美琴「追加の注文いいですか?」

店員「はいご注文の方どうぞー」

美琴「フルーツミルクプリンパフェを一つとドリンクバーで」




店員「フルーツミルクプリンパフェがお一つとドリンクバーですね。

   ドリンクバーはあちらになっております。ご自由にお使いくださーい」

美琴「ところで…黒子は来てないの?」

佐天「はい。白井さん今日は用事があるみたいで」

美琴「ふーん、風紀委員の仕事かな……って、それじゃ初春さんもここにいられないか」

初春「ええ。なんでも新しいバカ下着を買いに行ったみたいですよー」ニパァー

佐天(ちょ、初春!?)ブフゥー

美琴「はぁ…黒子のヤツ、またとんでもない下着買って来るんじゃないでしょうね…」

佐天「ハ、ハハハハハ…」アセタラー

店員「お待たせしましたー。こちらフルーツミルクプリンパフェになりますー。

   ご注文は以上でよろしかったでしょうかー?」

美琴「あ、来た来た!」

初春「わぁ…美味しそうですねぇ…」

美琴「初春さんも食べる?」

初春「良いんですか?バンザーイ!」ヒョイパク






佐天「こらこら初春ぅ?あまり御坂さんに迷惑掛けちゃダメだぞ?」

美琴「そんな事ないわよ?ほら、佐天さんもどうぞ?」

佐天「え?良いんですかー?それじゃー、お言葉に甘えてー」ヒョイパク

初春「ああぁぁぁ!それ私が貰おうと思ってイチゴなんですよ!?」

佐天「早い者勝ちなのだよ、初春くん。ワハハハハ!」

初春「うううぅぅぅぅ~」

美琴「ホラホラ、こっちにもあるからケンカしないの」

初春「え、でもそれじゃ御坂さんの分が…」

美琴「2人の楽しそうな顔見てるだけで私はお腹一杯になりそうだから大丈夫!

   さ!2人して食べちゃって?」

佐天「御坂さんゴチになりまーす!」

初春「なりまーす!」






(それから30分)

美琴「……でさぁ、婚后さんがねぇ!…」

佐天「あはは!婚后さんもホント、相変わらずみたいですねー」チラチラ

佐天(おっそーい!白井さーん、カミジョーさん連れて来るのに何十分掛かってるんですかー!?)


オホホホホ! コチラデシテヨー!
カエセー!


美琴「うん?いま黒子の声がしたような…」

初春(あの声は!佐天さん!)アイコンタクトー

佐天(わかってるよ、初春!)アイコンタクトー パート2

初春(戻ったか!)

佐天(戻ったかッ!)

初春、佐天(白井さんッ!)

佐天(カミジョーさん…どんな人なんだろう…やっぱりレベル4くらいの人なのかな)

初春(やっぱり素敵な王子様みたいな人なんでしょうか…)



黒子「おーほほほほほ!ホーラホラ、鞄はここですわよー!」シュンッ シュンッ

上条「グス…返せ!返せよぉ!上条さんのカバン返せよぉ!」ダダダッ


佐天「」

初春「」


ぐふぅ…今回の分はこれだけです
少なくて申し訳ない…
明日はもう少し書けるといいなー

では ノシ

うぎゃー、ごめん!
昨日今日とクローンウォーズの一挙放送見てたりしたからまだ区切りのいい所まで書けてないのよ
ただいまお酒パワーでブーストかけてるから10時頃までお待ちください

ちなみに上条さんの人気にビックリです

思ったより早く書けたので
酒って凄いですね、気分はホア・ジャイ
けど改めて読み返すと凄く恥ずいです




美琴(え、え?なんで?なんでアイツと黒子が一緒に…?)

佐天(あの人がカミジョーさん……?)

初春(あの人が素敵な王子様…?)

初春、佐天(凄い普通……)ガクーン


黒子「あら、上条さんがモタモタしてる間にJulianに着いてしまいましたわね」

上条「ぜぇ…ぜぇ…グス、ちくしょー。結局は白井の手の上で踊ってただけかよ…」

黒子「良いではありませんの。ジュースくらいでしたらご馳走しますわよ?」

上条「…それはさすがに情けないので自分で払います」

黒子「意外ですわ。後輩に奢られるのを嫌うタイプでしたのね」

上条「そうじゃねーよ。女の子に奢ってもらうのは上条さん的にアウトなんだよ」

黒子「ますます意外ですわ」

上条「ほっとけ!」

黒子(…っと、初春達は窓側の席に座ってましたわね。それでは…その隣の席にでも座りましょうか)







美琴(こ、こっちに来る!?ってなんで私隠れてるのよ!?)

佐天(さすが御坂さん、カミジョーさんと顔を合わせられないのかあっという間に隠れてしまいました)

初春(しかも凄い顔赤いです)

美琴「ね、ねぇ…?初春さんに佐天さん」ゴニョゴニョ

初春「なんですか御坂さん」ゴニョゴニョ

美琴「なんで2人共隠れてるの?」ゴニョゴニョ

佐天「いやー、御坂さんが隠れたので、私達も隠れないとダメかなーと思いまして」ゴニョゴニョ

初春(佐天さん…恐ろしい子!)



黒子「ここで構わないですわね?」

上条「ああ、それは構わねえけどよ…そろそろ上条さんをここまで連れて来た理由を教えてくれないか?」

黒子「聞きたい事があったのですが……意外とせっかちですのね」

上条「上条さんが忙しいって事、忘れてませんか!?」

黒子「忘れてましたの」

上条「お前、酷いな!」






黒子「まぁ良いでしょう。聞きたい事と言うのは他でもないお姉さまの事についてですの」

美琴(………!?)ビクンッ

佐天(うおー!いきなり本題キター!)ワクワク

初春(こっちまでドキドキしてきましたよー)ドキドキ

上条「御坂の事?」

黒子「最近のお姉さまはまったく元気がないんですの」

上条「…………」

黒子「上条さん、先ほど半月程学校を無断欠席していたと言いましたわね」

上条「……言ったな」

黒子「お姉さまも数日程学校を無断欠席し、寮にも戻らずに無断外泊されていましたの」

上条「……ふーん」

黒子「私思いましたの。お姉さまは上条さんを追ってどこかへ行っていたのではないかと」

上条「凄いな白井。まるで探偵みたいだ」

黒子「茶化さないで下さいまし。…話しを続けますの。そして追って行った上条さんと何かしらの問題を起こして元気を無くされているのではないか。私はそう考えてますの」

上条「………」

黒子「沈黙は肯定と採ってよろしいんですのね?」







上条「………なあ」

黒子「なんですの?」

上条「御坂の奴…元気なかったのか?」

黒子「ええ。それはもう」

上条「そっか…」

黒子「話せる所までで構いませんの。どうか私にお2人の間であった事を話して下さいまし」



美琴(黒子………)

初春(なんか思った以上に重い話しになりそうですね)

佐天(このまま聞いてて良いのかわからなくなってきたよ……聞くけど)



上条「白井、少しランクダウンさせた内容の話しでも良いか?」

黒子「別に構いませんの」

上条「ありがとな。んーとな」






上条「上条さんはちっとばかし不良達のデカイ抗争の真っ只中にいたんだ。」

黒子(不良達の抗争よりも上のランクの争い…?)

上条「その抗争の最中にさ、御坂が来たんだよ。助けに来てやったって言ってさ」

黒子(上条さんとお姉さまは乱雑開放事件と同等かそれ以上の大きな事件に係わっていた…?

   しかし学園都市でそのレベルの事件はここ数週間では起きてませんの…

   という事は上層部によって揉み消された事件か、『外』での事件…?)


上条「他のグループも俺を狙ってるからソイツ等を潰すついでに、俺を助けに来てやったって…

   そこで俺言っちまったんだよ。迷惑だって。なんでこんな所にまで来るんだって、

   それからは…もうそんなに話しをしなくなった。抗争も終わらせて御坂は先に帰っちまった」



黒子「……上条さんは前に私に言いましたわよね?『お姉さまとその周りの世界を守る』と」

上条「……ああ」

美琴(…………///)カァ…

佐天(うおおおおお!まさかの守る発言!?)

初春(ぬっふぇ)






黒子「まずはお礼をさせて頂きますわ。約束通りお姉さまを守っていただきありがとうございますの」

上条「………止せよ」

上条(実際、そんなんじゃねえんだ…)

黒子「けどお姉さまを悲しませた事は許しませんの」

上条「ああ。良くわかってる」

黒子「上条さんが何を思ってお姉さまに酷な発言をされたのかはわかりませんの。

   しかしお姉さまはレベル5の第3位。上条さんのお役に立つと思いますが…?」

上条「そんなの関係ないだろ…」

黒子「はい?」

上条「レベル5の3位だの、最強の電撃姫だの、周りがどんなに持ち上げたってな御坂がまだ14歳の女の子だって事に変わりはないだろ?」

黒子「………」

上条「危険な所だったんだ…簡単に人が死んでいって、向こうも死ぬ気で襲ってくる。

   いつもの路地裏の不良相手じゃないのに…そんな場所にアイツは来たんだ!アイツ自信が死ぬかも知れないのに、俺なんかを追って来たんだ…!

   俺の事なんか放っておけば良かったんだ…その方が余計な心配をしなくて済む分まだ気が楽だった。それなのに…」


美琴「放っておける訳ないでしょうが!」ガタンッ






上条「み…御坂!?」

黒子「お、お姉さま?なぜここに?」

初春「まずいですよぉ!御坂さん!」

佐天「イヤ…もうアウトかも…」



黒子「初春…佐天さん…事情を説明して下さいますの?」

初春「わた、私は悪くありませんよ?佐天さんがですね!」ワタワタ

佐天「う、初春!?裏切ったなー!」

黒子「安心して下さいな。事情はお2人から平等にお聞きしますので」ガシィ

初春、佐天「ごめんなさあぁぁぁぁい!」シュンッ



美琴「さっきから聞いてればアンタは!私の心配ばかりして!」

上条「え、あ、いや、その、御坂さん?」

美琴「私だって…私だってアンタの事が凄く心配したんだから……だからあそこに行ったんだから!

   あんな危険な所でアンタが死ぬんじゃないかって、死ななくても捕まって何かの実験に使われるんじゃないかって、

   そう思ったらいても立ってもいられなくなって…だから、少しでもアンタの力になって助けられたらって思って行ったのに…なのに…グスッ」





上条「……み、さか?」

美琴「迷惑だとか…ヒグゥ……言うなぁっ!…グスッ…」ポロポロ

上条「あ……ぅ…」

上条(バカか俺は…自分の不甲斐なさを棚に上げて……御坂にこんな顔までさせて……)

上条「悪い……」

上条(違う。そうじゃない。御坂に言いたい事は別にあるだろ)

美琴「謝って欲しくて…グスッ…こんな話ししてるんじゃないわよぉ…!」

上条「御坂……正直な話しな。お前がロシアまで追いかけて来た時はさ、嬉しくもあったんだ」

美琴「なによ…グスッ、同情でもしてくれてるの?」

上条「いや、そうじゃなくてだな…」

美琴「私の事を迷惑だとか言っておいて…グスッ、都合の良い時は嬉しかったって言うの…?」

上条「御坂…俺の話しを聞いてくれ」

美琴「ふざけないでよ!そんな同情心から出た上っ面だけの台詞を言われたって全然嬉しくなんかないのよ!」

上条「違う…違うんだ、御坂」

美琴「違う?なにが違うって言うの!?アンタはあの時、私に迷惑だってハッキリ言ったじゃない!それがアンタの本心なんでしょ!?」

美琴「そんなに迷惑だったらもう私なんかに構わなければ良いじゃない!」






上条「………御坂」

美琴「あ…………………~~ッ!!」ダッ

上条「御坂、待ってくれ!」ガシッ

美琴「…ッ!離せ……!」

上条「嫌だ。絶対に離さねえ」

美琴「なんでよ!私の事なんか放っておけば良いじゃない!」

上条「御坂さんが上条さんの事を放っておけなかったみたいにな、上条さんもそんな状態の御坂さんを放ってなんかおけないんですよ」

美琴「……なによそれ」

上条「それにな…お前がちゃんと俺の話しを聞いてくれるまでこの腕は離さないぜ」

美琴「……………」



(―5分後)

上条「ちょっとは落ちついたか?」

美琴「……うん」

上条「それじゃ…俺の話し、聞いてもらえるか?」

美琴「………うん」

上条「初めに言っとくけどな、さっきのセリフ。アレは同情でもなんでもない、俺の本心だからな?」

美琴「……ホント?」

上条(その上目遣いは反則だぞ御坂…!)

上条「ああ、ホントだ。って言ってもこの前に言った事もホントなんだけどな」

美琴「やっぱり…迷惑だった…?」ジワァ

上条「ロシアの時の敵、お前も見ただろ?フィアンマの奴を」

美琴「あのいけ好かない赤いパジャマ着てた奴?」

上条(赤いパジャマ…)

上条「俺さ、御坂と会う前にさフィアンマの奴に手も足も出ないまま負けちまったんだよ

   けどフィアンマを必ず倒して、インデックスを救い出すって決めてたんだけどさ…」


美琴「その後に私がアンタの所に行った…」

上条「ああ、御坂を見た時は嬉しかった。こんなバカな事を学園都市の外に出てまでやってる俺を助けに来てくれたんだからな。

   でも不安に思うようにもなっちまったんだ。自分自身を守る事しか出来なかった俺に御坂を守れるのか、

   もし守れずにお前を死なせちまったらどうすれば良いのか、ってさ」


美琴「生きてアンタの前にこうしているじゃない」

上条「そりゃ結果論だろ。あの時はそうは思えなかったんだよ…お前が死んじまったら美鈴さんや白井、

   さっきの友達だって悲しむ。そう思ってたらお前を一緒に戦わせるのが堪らなく嫌になったんだ」


美琴「それで私に迷惑だって言ったの?」




上条「ああ。俺、大バカだった。本当にお前に言いたかった事は別にあったのにな…」

美琴「………言いたかった事?」

上条「危険をかえりみずに俺を助ける為にあんな所まで来てくれてありがとな」

美琴「…………」

上条「お前が来てくれたからよ、ピリピリしてた上条さんもちょっとはリラックスでき……って、御坂!?」ギョッ

美琴「うぐっ…えっく……うええぇぇぇぇぇぇぇ……」ボロボロ

上条「ど、どうした?上条さんまた余計な事を言っちまったか!?」

美琴「ちがううぅぅぅ……うえぇぇぇぇぇん…」ボロボロ

上条「じゃあいったいどうしたって…」

美琴「なん゛でその゛セリフをあの時゛に゛言ってぐれ゛なかった゛よおぉぉぉぉぉぉ…」ボロボロ ポカポカ

上条「ちょ、御坂さん!叩かないで!結構痛いから叩かないで!」

美琴「バカバカァ……」ボロボロ ポカポカ

上条「いたっ!…痛いってっ!」

美琴「この゛大バカァ…!」ダキィッ

上条「―て、えええええええええええええ!!?みみみみ御坂サン!?///」ドキィッ

美琴「うっざい大バカ……グスッ、しばらくこのま゛までいざぜなさいよ…」

上条(み、御坂って良い匂いなんd…じゃねえぇぇ!ナニ考えてるんですか上条さんは!相手はまだ中学生だぞ中学生ああだけど未発達な胸が当たってちょっとイケナイ事態になってしまいそうですいやダメだ胸がダメダメそんな事したら胸がダメですよ上条さん御坂は上条さんを信頼して胸と身を預けて来てくれてるんですから胸とソレを裏切るなんて胸とか上条さんは許さないけど胸がー!)






(―更に5分後)

上条「もう…よろしいでしょうか…?」ゲッソリ

美琴「うん、急にあんな事してごめんね」スッ

上条「ああ…………その、落ちついたか?」

美琴「うん!あー、泣いたらスッキリした!」

上条「そいつは良かった。やっぱ御坂は笑ってる顔の方が良いぞ?」

美琴「………え?」ドキンッ

上条「うん?」

美琴(急になに言い出すのよコイツ…!こ、これじゃまるで漫画なんかで良くあるトキメキシーンじゃない!)ドキドキ

上条「どうした?顔が真っ赤だぞ?」コツン

美琴「…………………ッ!!!??」ボンッ

美琴(か、かかかかかかか顔近い!顔凄く近いー!!)

上条「うわ、大丈夫か?御坂。さっきよりも顔が赤いぞ?」





美琴「……ね、ねぇ!?」

美琴(声裏返っちゃったーーー!)

上条「うん?どうした?」

美琴「か、彼氏とか出来たら…ずっと笑顔でいられるのかな……?」ドキドキ

上条「…………は?」

美琴「……~~~ッ!!だから、私に彼氏が出来たら!ずっと笑っていられるのかな?って聞いたの!」

上条「あ、ああ、うん。その彼氏が御坂の好きな奴で、そいつと一緒にいて楽しいと思えるんだったらずっと笑顔でいられるんじゃないか…?」

美琴「う、うん…そうだよね。それで、ね…?」

上条「うん?」

美琴「私、ね…一緒にいて、楽しい、と、思える男の、人ってアンタ、しかいない、んだ…///」チラッ

上条(…………!)

上条「そ、それは……光栄で、す」

美琴「…………」ドキドキ

上条「…………」ドキドキ

初春、佐天「…………」ドキドキ






美琴「う、ううううううううううううう初春さんに佐天さん!?」ビクゥ

佐天「あぁん!御坂さんにカミジョーさーん、続けてて下さいよー」

初春「御坂さんのあんな顔、初めて見てました……ぬふぇえぇぇぇぇ~」ボシュゥン

上条「さっき白井に連れてかれた御坂のお友達さん…?」

初春「は、はいぃ!御坂さんのお友達させてもらっています風紀委員の初春飾利です!柵川中学1年です!」

佐天「はいは~い!同じく柵川中学の佐天涙子っで~す!ちなみにレベル0の無能力者で~す!」

上条「こ、これはご丁寧にどうも。俺は上条当麻。ご覧の通り普通の高校1年です」

上条「えーと…それでですね?…いつ戻ってこられたんでせう?」

佐天「えーっとですね、『俺、大バカだった。本当にお前に言いたかった事は別にあったのにな…(低い声で)』って所からです」

上条(随分と前じゃねえか!)

美琴「あ、あぅあ……?あ……?」

初春「声をかけようと思ったんですよ?けど凄いピンク空間を作ってましたので声をかけ辛かったんですよー」





美琴「ピィ、ピピピピピピピピピピピピンキュ、ク空間!?」

初春「はい、それはもう誰にも気付かず、誰も近づけずって感じで」

佐天「と言いますか他のお客さんもいるのに良く恥ずかしくありませんねー」

上条、美琴「――――他の客?」

佐天「はい、周りにいる他のお客さんです。あ!店員さんもですね!」

上条、美琴「――――周り?」

客1「甘酸っぺー…」
客2「おいあの子、常盤台の生徒だよな」
店員「店内で騒ぐのは止めてくださいって言ってるのに…」
客3「やってしまいましたねウニ頭。よくも自分の御坂さんを…」ブツブツ

上条、美琴「――――あ」

上条(ぎゃあぁぁぁぁぁ!!そう言えばここファミレスでしたー!!)

美琴(こ、こんなに大勢の前で泣いたり!アイツに抱きついたり!?)

美琴「ふ、ふ、ふ………」プルプル

上条「あ、あのー、御坂さん?どうかしましたか…?」ヒクヒク

美琴「………ふにゃー」ビリビリビリ

上条「やっぱりかよ、こんちくしょおぉぉぉぉぉぉ!!!」パギンッ


今回はこれで終了っす…
文才ないので所々変でスンマセン orz

では、また ノシ

感想どうもです

区切りのいい所まで書けたのでボチボチ行きます

やば…ageてしまった



(取りあえず外に出た)

店員「ありがとうございましたー」

佐天「いや~、一時はどうなるかと思いましたよー」

初春「突然ビリビリするんですもんねー。ビックリしちゃいました」

美琴「うう…2人ともごめんね」シュン…

上条「お前なぁ…上条さんがいなかったら大惨事ですよ?」

美琴「だからごめんってば…」

佐天「まぁまぁ、上条さん。お店と私達も幸い無事だったんですし、もう良いじゃないですか」

佐天(可愛い御坂さんも見る事が出来ましたしね)

初春「そうですよー」

初春(けどどうして御坂さんの能力が突然消えたんでしょうか?)

美琴「そう言えば…ねえ2人とも?黒子は一緒じゃなかったの?」

佐天「白井さんならあそこに……」

上条、美琴「………うん?」フリムキー



黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!お姉さまが、黒子のお姉さまがあぁぁぁ!!」ガンガンガンガンガンガンガンッ



上条「」

美琴「」






黒子「お姉さまに抱きついて良いムード作ったりしやがってえぇぇぇぇぇ!あんの類っ人っ猿っがあぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」ガンガンガンガンガンガンガンッ

佐天「さっきまではもう少し控えめだったんですけどねぇ。なんか悪化しちゃったみたいですね…アハハハ……」

初春「白井さんの事はこの際ほっときましょう。こちらに戻ってくるまで他人のふりです」

美琴「ははは、はははははぁ…」

美琴(初春さんって、黒子にたいして時々黒い事を言うのよね…)

佐天「今はそんな事より!御坂さん、ちょっとこっちに来てくださーい」チョイチョイ

初春「あ!上条さんはちょっと待っててくださいね!こっちに来ないでくださいね?絶対ですよ!?」

上条「あ、ああ…」



美琴「ど、どうしたの?初春さんに佐天さん」

佐天「御坂さん、まさかこのまま上条さんとは別れて帰ろう、だなんて思ってませんよね?」

美琴「え…え?そ、そう思ってたけど…ダメだったかな…?」

佐天「ダメですよー!もっとガンガン攻めないとー!」

美琴「ガンガンて…」

初春「恋は奥手になったら負けですよ。ドシドシ押していかないとダメなんです!」

初春(……って、ネットの書き込みに書いてありましたもんね!)

美琴「ドシドシ…」






初春「上条さんは御坂さんにとって白馬に乗った王子さまなんですよね?だったら強気に行かないとダメですよ!」

美琴「おおおおおおおおおおお王子さまぁ!?ア、アアアアイツがぁ!?」

初春「あれ?違うんですか?」

美琴「な、ないない!そんなことないから!」

佐天「それじゃ御坂さんにとって上条さんってどう言う存在なんですか?」

美琴「あ、アイツ…?アイツは…その、私の電撃も全部防ぐし…私のことをいつも無視するし…で、でも困ってた時に…助けてくれて、そ、それに私の事を一人の女の子として見てくれる、し…///」ボソボソ

佐天(うわー、完全に惚気話しだよー)

初春「はぁ…照れた顔の御坂さん。凄く可愛いです…」

美琴「ううぅ……」

佐天「初春!ここは一つ…」

初春「ええ!私達が御坂さんのキューピットになりましょう!」

佐天「御坂さん!」

美琴「な、なに?佐天さん」

佐天「先ほどの上条さんの反応見るに、アレは脈アリです…!」

初春「脈アリです…!」

美琴「みみみみみ脈アリ?ほ、ホントに?」

初春「ええ!間違いないです!」






佐天「ここで一気にたたみ掛けてデートの約束でもしてしまいましょう!」

美琴「デート!?」

佐天「初めは軽めのジャブも兼ねてショッピングです!」

初春「そして回数をこなして行き、最後には…」

佐天「……おおっと!ここから先は未成年の私達の口から言えません!」

美琴「え……なななななぁ!?」

初春「御坂さん御坂さん。顔、凄い緩んじゃってますよ?」

美琴「ご、ごめん」

佐天「それじゃ早速、今度の土曜日にショッピングデートでも!」

美琴「土曜!?なんか急すぎない?もうちょっと準備してからの方が…」

佐天「あまあぁぁぁぁぁい!」クワッ

美琴「ひぃっ!」

初春「佐天さん、ビックリしますから急に大声上げないでくださいよ~」

佐天「御坂さん!恋は戦い何ですよ!?誰かに先を越されてしまってからじゃ遅いんですよ!?」

美琴「誰かに…越されてからじゃ…」

佐天「やるなら今ですよ、御坂さん!今が勝負の時なんです!」

美琴「佐天さん…わかった。私、言って来る!」タッタッタ…



佐天「それで良いんです御坂さん。恋する乙女はイケイケゴーゴーであるべきなんです」

初春「なんか変に悟ってますけど佐天さんて恋愛経験豊富なんですか?」

佐天「うん?少女漫画の受け売りだよ?」

初春「ですよね~」






美琴「おおおお待たせぇ~」ギクシャク

上条「おう、もう話しは良いのか?」

美琴「う、うん。それでさ、アンタに話しがあるんだけど…」ギクシャク

上条「どうした?」

初春(御坂さん、頑張ってください!)

佐天(イケー!押せ押せー!)

美琴「あ、あああああああああああ明後日の土曜に私の買い物につ、つつつつつ付き合いなさい!」

上条「あ、悪い。俺当分休みの日も補習で遊べないんだわ」

美琴「」

初春「」

佐天「」

初春、佐天(ええええええええ!?)

佐天(な、なにソレー!聞いてないよー!?)

初春(せっかく御坂さんが勇気を振り絞って言ったのに…上条さんの事情にまで頭が回りませんでした…)

佐天(ぐぬぬぬ…御坂さん。この試練をどう乗り越える?)





上条「あー、補習の後で良いんだったら上条さんはオーケーなんですが…そしたら御坂に迷惑が掛かるもんな」

美琴「……………ぃ、ぃぃょ」

上条「え?」

美琴「アンタの補習の後で、も良い、から…」カァーッ

上条「うん?そうか?悪いな。上条さんも忙しくてな」

上条「補習は夕方まで掛かっちまうからさ、御坂が買い物したい場所で待ち合わせにしないか?」

美琴「う、うん!それ、で良い…///」

上条「それで?どこに買い物に行くんだ?」

美琴「セ、セブンスミスト…で」

上条「セブンスミスト?なにを買いに行くんだ?」

美琴「べ、別に良いでしょ、そんなモン!明後日になったらわかる事なんだから!」

上条「急に怒鳴ったり、忙しい人ですね。御坂さんは」

美琴「う、ううううっさい!」

上条「はいはい、上条さんはもう何も言いませんよー」ヒラヒラ

美琴「あ、アンタは~…!」

上条「あー!もうこんな時間じゃねーか!悪い、御坂!俺もう行くわ!」

美琴「え、あ、うん……ま、またね」

上条「おう!それじゃ明後日にな!」ダッ




美琴「明後日…デートの約束…出来た、んだ…///」カァーッ

初春「御坂さん、凄いじゃないですかー!」

佐天「一時はどうなる事かと思いましたけど、まさか夕方デートだなんて!」

美琴(ゆ、夕方…デート…もしかしたら……その後に夕飯を一緒食べたり…ホ、ホホホホホホテルなんかに行っちゃったり…!?)

佐天「御坂さん良かったですね!デートの約束が出来て!」

初春「バンザーイ!白井さんもきっと喜んでますよ!」

美琴「2人とも…ありがとね」

佐天「いえいえ。こちらとしましても御坂さんの可愛い一面が見れましたし!」

初春「御坂さんの力になれて良かったです!」

美琴「本当にありがとう。そうだ!ねえ初春さん、佐天さん」

佐天「どうしたんですか?御坂さん」

美琴「明後日の午前中、時間出来たから一緒に遊びに行かない?春上さんも誘ってさ」

初春「え…良いんですか?午後から上条さんとデートなのに」

美琴「アイツと買い物に行くのは夕方からだし、それまでは暇になっちゃうから」

美琴「それに2人には今回、お世話になったし」

初春「3人ですよ。御坂さん」

美琴「3人?」

佐天「白井さんが私達に相談してくれなかったら、今回の作戦はなかったですから!」

美琴「そうだね……」

美琴(黒子も……ありがとうね)

黒子「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!お姉さま゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ガンゴンガンゴン ブシューッ

初春「いまはあんなのですけど!最初は凄い心配してたんですよ?いまはあんなのですけど!!」

美琴「そ、それじゃ、土曜の昼間はみんなで遊ぼっか!」

初春、佐天「はいっ!!」

ごめん、今日はここまで

デートまでまだ当分掛かりそうなのよ

感想どもです
初春はなんか自分的に書き易いキャラですね

あ、そろそろ書き込んで行きます


―スーパー―

上条「結構遅くなっちまったな。インデックス…怒ってるだろうなぁ。

   今日は肉でも買ってインデックスの機嫌でも取るとしますか。

   お…この鳥胸肉、100グラム38円か」



打ち止め「あ!あの人だ!ってミサカはミサカは見覚えのあるウニ頭を指さしてみる!」

一方「あァ?」ギロッ

上条「ん?よお、一方通行に打ち止め。2人とも夕飯の買い出しか?」

打ち止め「そうだよ!今晩はすき焼きなの!ってミサカはミサカははしゃいでみたり!」

一方「騒ぐなうぜェ。ハッ…そっちは随分と質素な肉を買ってンだなァ?」

上条「ぐ……どうせ上条さん家は貧乏ですよ!今日買うお肉だって安物の鳥肉ですよ!」

一方「そっかそっかァ…おい打ち止めァ。『アレ』、見せてやれェ」ニヤニヤ

打ち止め「は~い!ってミサカはミサカはあなたの持つ買い物カゴを漁ってみたり!」ガサゴソガサゴソ


ビッガアァァァァァァァァァッ!!!


上条「うお!ま、眩しい!そ…『ソレ』はまさか…!?」




一方「おォよ…100グラム2100円、黒毛和牛霜降りすき焼き用だァ」

打ち止め「頭が高い!ひかよろ~!ってミサカはミサカはお肉を高々と掲げてみる!」


ビッガアァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!


上条「は、ははああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」


ズザザザァーーッ!


一方「いや、まァなンだ…マジで土下座してンじゃねェよ」

打ち止め「可哀そうに。きっと値段の高い物買ってる人見ると腰が低くなっちゃうのね。ってミサカはミサカはあの人に同情してみる」

上条「上条さん家だってね!余裕ある時は牛肉買ったりするんですよ!?」

一方「ほォ…あのシスターを養ってるのに、ンなもン買える余裕がまだあるのか」

上条「全てインデックスさんのブラックホールに吸い込まれてしまうんですけどね」

一方「そいつァ、ご愁傷様だ」




打ち止め「ねぇねぇ!このカミナンのカード入りポテチ買っても良い?ってミサカはミサカは有無を言わさずカゴに入れてみたり!」ガサゴソ

一方「勝手に入れてンじゃねェよ。さっさと戻して来い」

打ち止め「あとハバネロとじゃがりことカントリーマアムも入れとくね!ってミサカはミサカは出来る女を猛烈アピール!」ガサゴソ

一方「人の話し聞いてましたかあァァァァ!?」

打ち止め「あれ?あなたはジョロキアの方が好きだったっけ?」

一方「なァンで俺の好みの話題になってるンですかねェ?―――おいコラ、その箱はなンのつもりだ」

打ち止め「カミナンのポテチだよ!ってミサカはミサカはあなたに大人買いを要求してみたり」

上条(箱買いだと!?な、なんて贅沢な事を平然と…!)

一方「てめェ…その大量のポテチ、誰が片付けると思ってンですかァ?」


打ち止め「あなたとヨミカワとヨシカワ」


一方「ざっけンなあァァァァッ!なァンでお前が欲しくて買った菓子の処理を俺等がやらなきゃなンねェンだよォォォォォォ!?」

打ち止め「ミサカはカミナンのカードが欲しいんだモン☆、ってミサカはミサカは真実をドヤ顔で語ってみる」

一方「うっぜェェェェェェェェェェェェェ!『モン☆』じゃねェンだよクソガキィィィィ!!」

打ち止め「大丈夫だよ!」

一方「………あァ?」

打ち止め「今回はミサカも食べるの手伝うよ!ってミサカはミサカはあなたの力になりたいのってあなたに衝撃告白してみたり!」





一方「一つ言っとくぞ。もしウソならてめェの集めたカードは全部捨てるぞ」

打ち止め「――ッ!?す、捨てちゃダメー!ってミサカはミサカは一生懸命集めてるんだからってあなたにすがり付いてみる!!」

一方「そうならねェように必死に食おうぜェ…ギャハアハハァ!」

打ち止め「良いもん!一日に2袋くらい食べちゃうもん!ってミサカはミサカはムキになってみる!」

一方「ハッ…食いすぎてブクブク太ったりすンなよォ?」

打ち止め「れでぃにそんな事言うなんて信じられない!ってミサカはミサカは憤慨してみたり!」

一方「レディだァ?そンなモンがどこにいンだよォ?」キョロキョロ

打ち止め「ムキー!ってミサカは!ミサカはぁ!」ジタンダ ジタンダ


上条「おいおい、一方通行。ちょっと言いすぎだぞ。

   なあ打ち止め。食い切れなくなったら上条さん家にもその菓子分けてくれないか?」


打ち止め「え?でも他所さまに迷惑掛けちゃダメだってヨミカワに言われてるから…ってミサカはミサカは残念に思ってみたり」

上条「ウチには良く食べるヤツがいるから気にしなくて良いぞ?それに知らない関係でもないんだ。気にするなよ」

打ち止め「ホント!?やっぱりあなたはあの人と違うのね!ってミサカはミサカはあの人との違いに感動してみる!」





一方「あめェな三下は。そンなだからシスターはいつまでもお前におンぶにだっこなンだよォ」

上条「ぐぅ…返す言葉も御座いません」

一方「おら、クソガキ。買うンだったらお前が箱持て」

打ち止め「え……買っていいの?ってミサカはミサカはあなたに尋ねてみたり」

一方「ダメっだつっても駄々こねるだけだろォが。…ったくメンドクセーったらねェよなァ」

打ち止め「ありがとう!ってミサカはミサカはあなたに抱きついてみたり!」ダキィッ

一方「あーうぜェうぜェ……三下ァ。悪ィが先に行くぜェ」

上条「ああ、そうしてやれ」

一方「じゃあなァ……行くぞォクソガキィ!」スタスタ

打ち止め「うん!ってミサカはミサカはあなたの背中を追いかける!」タタタッ


上条「一方通行!!」

一方「………あァ?」

上条「いつでも力になるから!待ってるからな!」b ビシィッ

一方「あァ…頼りにしてるぜェ、ヒーロー?」d ビシィッ



店員「お次のお客様どうぞー」

一方「エコバッグあるから袋はいらねェ」

店員「13520円になりまーす」

一方「カードで頼む」

店員「ありがとうございましたー」





―とある高校の寮―

上条(あの2人、なんだかんだで仲良いよなぁ。打ち止めも良い子だし…)



一方『あめェな三下は。そンなだからシスターはいつまでもお前におンぶにだっこなンだよォ』



上条(俺も少しくらいインデックスにキツくした方が良いのか?良いよな?良いですよね?の三段活用!

   インデックスは居候!部屋の主は上条さん!今日こそはインデックスにどちらが上かわからせてやりますの事よー!)


上条「インデックスー!上条さんが帰ったぞー!夕飯の準備は出来てるんだろうなー!」


ガチャッ!


禁書「とぉぉぉうまあぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」ガブリ

上条「んぎゃああああああああぁぁぁ!ごめんなさい!帰りが遅くなってごめんなさい!」ガブガブ

禁書「おなか空いたんだよ!すっごくすっごく空いたんだよ!!」ガルルルルル




上条「おおお落ちついて下さいインデックスさん!今日は肉を!肉を買って参りました!」


ピタッ


禁書「……なんのお肉?」

上条「鳥の胸肉でございます」ササー

禁書「わーい♪おにく、おにく、おっにっくー♪」

上条(はぁ…なんとか怒りを鎮めることが出来た…)


上条「ああ、そうそう。土曜日はちょっと帰りが遅くなるから小萌先生の所で夕飯ご馳走になってくれ」

禁書「どうして?どようびって学校はお休みだったはずかも」

上条「上条さんは補習があるのです。その後に用事がありますので夕飯には帰って来れそうもないんですよ」


禁書「ねえ、とうま」

上条「なんだ、インデックス」

禁書「用事ってなんなの?」

上条「ちょっとした買い物に付き合うだけだよ」

禁書「誰と行くのかな?私は敬虔なるシスターであるから一応話しは聞いてあげるんだよ」

上条「御坂と」

禁書「やっぱりとうまはとうまなんだね!!」ガプゥッ

上条「インデックスさん。話しを聞いてくれるんじゃなかったんですか?」ガブガブ

禁書「ソレはソレ、コレはコレなんだよ!」ガブガブ

上条「ふ、不幸…だ」ブシュー




禁書「ごめんね、とうま」

上条「気にすんなって。上条さんは慣れっこですよ」

禁書「ううぅぅぅぅ…」

上条「はぁ…」ペシン

禁書「あう!反省するから叩かないでほしかったかも…」サスサス

上条「反省するのは良いけどさ、いつまでも引きずるなよな?」

禁書「うん………」

上条「上条さんだって別に怒ってません。だからインデックスもいい加減に元気出せ」

禁書「―――――うん!!」

上条「さて………と、今から夕飯作るからな。もう少し我慢しててくれよ?」

禁書「うん!テレビ見て待ってるんだよ!あ、とうま!机の上を片付けて欲しいかも!」

上条「はいはい、わかりましたよ」ガタガタ

禁書「それと今日は塩こしょうじゃなくて、たまには別の味付けしで食べたい気分かも!」

上条「ハイハイ、わかりましたよー」






上条「…………アレ?」



昨日今日で書き溜めた分終了です
打ち止めの喋り方が少し難しくてあまり書けませんでした…

明日にはデート当日の話しを書ければいいなあと思う次第です
ではー

ぎゃあああああああああ!カナミンだったか!
激しく後悔中…orz

ビックリマンチョコ食いすぎて虫歯になったのも良い思い出
ってわけで続き行くよー


(デート当日)


―第7学区の公園―

佐天「あれー。まだ御坂さん達来てないみたいだね」キョロキョロ

初春「集合時間までまだ少しありますし…私達が早く来すぎたのかも知れません」

佐天「春上さんも来れれば良かったのにねー」

初春「春上さんには春上さんの用事がありますからね。また今度、一緒に遊びましょう」


佐天「そう言えばさぁ、月曜日に転校生が来るんだよね」

初春「はい。14学区からの転校生ですよ」

佐天「14学区って言うと…海外の留学生なんかが集まってる所だよね?うひゃー、日本語話せない人だったらどうしよー」

初春「仲良くなれるか凄く心配ですよね」

佐天「ふっふーん。ビクビクしなくてもさ、お近づきの印しに初春のパンツでも見せて上げれば…!」ワキワキ

初春「ヤですよ!パンツ見せて友好関係築き上げるなんて絶対にヤです!」

佐天「え~。相手が男の子だったら初春のパンツの魅力にイチコロなのにー」

初春「別にイチコロにしなくても良いです!」





美琴「2人共、お待たせ!」

黒子「遅れて申し訳ありませんですの」

佐天「いえいえ。私達も少し前に着いたばかりですから」

美琴「そう言えば春上さんは?」

初春「今日は枝先さん達と一緒に遊ぶみたいです。また誘って欲しいって言ってました」

美琴「そっか。今度は春上さんが遊べる時にみんなで遊びたいね」

黒子「それで今日はどこへ行きますの?いつものように大した品物が揃っていない洋服店(セブンスミスト)を見て回りますの?」

佐天「やだなぁ~白井さん。それは御坂さんの夕がt」


ガシィッ


美琴「そうね、今日は映画でも見に行こっか」

佐天「みひゃははん、ほうひはんふぇふふぁ?」モゴモゴ

美琴「ごめん、佐天さん。実は黒子にはまだ…デ、デデデデデデデデートのことは言ってないの」ゴニョゴニョ

佐天「ひぇー!?…ぷはぁ、だ、だってあの時に一緒に聞いてたじゃないですか」ゴニョゴニョ

美琴「どうも自分の世界に入り込んでたみたいであの時の記憶がスッポリ抜け落ちてるみたいなの」ゴニョゴニョ

佐天「そう言えばあの時の白井さんは御坂さんと上条さんのピンクワールド見て発狂してましたもんね…」ゴニョゴニョ

美琴「そういう訳だから佐天さん。セブンスミストに関する話題はなしの方向でお願いね」ゴニョゴニョ

佐天「りょうかーい」ゴニョゴニョ






黒子「お姉さまと佐天さん。いったいなにをお話しになられてるのでしょうか?」

初春「さぁ?でもきっといつもお世話になってるある人へのサプライズプレゼントの話しとかじゃないですか」

黒子「さ、サプライズ?お姉さまが…いったい誰にサプライズを!?」

初春「私の予想では白井さんと見ています。だって白井さんほど御坂さんに尽くしてる人なんていませんから!」

黒子「こ、この黒子にサプライズを!?」キラキラァ

初春「白井さんは気付いてないフリをしていて上げてくださいね?そのほうが御坂さんも喜ぶと思いますから」ニパァー

黒子「もちろんですの!お、お姉さまのサプライズ……ぐふ、ぐへへ…ぐへへへへへへへ…」ジュルリッ

初春(白井さんはこれで良しですね。恋する乙女を救うキューピットとして御坂さんの邪魔をさせる訳にはいきません…!)キラーン

黒子「ぐふふふへ…ぐふふほほほへへへははははぁ………」ダラダラ

初春「…………」






佐天「いや~お待たせしちゃったみたいでごめんなさい~」

黒子「ジュル………こほん。か、構いませんの」

初春「ずいぶんと長居をしてしまいましたね。そろそろ行きましょうか」

美琴「そうね。でもなんの映画見るの?」

佐天「ちょっと待ってくださいね。いま携帯で調べますから」

黒子「なにか私好みの映画が上映されてればいいんですけど…」

美琴「アンタの好みの映画なんて却下よ却下」

黒子「なぜですのお姉さま!?」

美琴「どうせ官能系のエ、エエエッチな映画なんでしょ!?そんなの…見れる訳ないじゃない!」

佐天「あ、出ました。読み上げますねー」



 アリス イン デンジャーゾーン

 アイロンマン2

 恋話~揺れる谷間に恋焦がれ~

 フロッグウォーズ~EPⅡ:ゲコ太大戦~




佐天「いま移動するとなると時間的にこの中のどれかですね」

美琴(ゲコ太…大戦…!?)ゴクリ

初春「はいはいはいはーい!私、アリス イン デンジャーゾーンが良いです!」

佐天「え~、私はアイロンマン2がいいなー。主演のレナード・ダウナー2世が凄くカッコイイんだよ」

黒子「お2人とも幼稚ですのね。私は恋話は推しますわ。濃厚かつエロティック、それでいて濡れ場まであるのに年齢制限ありませんの」

初春「し、白井さん破廉恥です!///」

黒子「初春が無知なだけですの」

初春「白井さんは無恥すぎます!このムチムチー、ムチムチのおなかー!」

黒子「誰がムチムチですのごるぁぁぁぁ!その花だけ飛ばしてゴミ箱にぶち込んでやりますの!」

初春「そんなああああああああああ!!!」

佐天「御坂さんはなにか見たいのあります?」

美琴「え!?わ、私?私はねぇ~、そうだな~なにが良いかな~」

佐天「御坂さんは…もしかしてフロッグウォーズ見たいんですか?」

美琴「え、え~…そそうだな~それも良いかな~?でもこっちの映画も良いな~?」

佐天(すっごい無理してるー)

黒子(思いっきり目が泳いでますの)

初春(いくらなんでもわかり易すぎますよ、御坂さん)

佐天「それじゃジャンケンです!ジャンケンで勝った人が見たかった映画を見ることにしましょう」

黒子「そうですわね。ここでいつまでも決めあぐねてる訳にもいきませんの」

初春「はい、それで構いません!御坂さんは……?」

美琴「う、うん。私もそれでいいわ…」

美琴(勝てばゲコ太……勝てばゲコ太……)

佐天「それじゃ行きますよ~…」

4人「ジャーンケーン、ポン!」



―とある高校―

上条「うだー…やる気でねー…」グデー

小萌「上条ちゃん、そう言う事は先生に聞こえないように言って欲しいのです」

上条「先生、ごめん。だってさ…せっかくの休みなのに補習ですよ?上条さんのテンションだだ下がりですよー」

小萌「でもでも!上条ちゃん休みの日も補習を受けないと進級できないですよ?」

上条「うう…改めて言われると凄くへこむ…」

小萌「長期間学校をサボったりするからいけないのです。どうせまた女の子のトラブルに巻き込まれていたんでしょう?」

上条「先生!上条さんをジゴロみたいに言うのやめて下さい!」

小萌「え!?違うんですか?」

上条「上条さんは紳士です!ジェントル・カミジョーです!」

小萌「上条ちゃん、言葉に重みがありませんよ?風が吹けばユラユラとどこまでも飛んで行ってしまいそうなくらいに…」

上条「そんな事はありません!上条さんの言葉は重かったぜ、って一部の人から言われてるくらいです!」

小萌「さ、バカな事は言ってないで補習を続けますよー」

上条「先生、無視しないでー!」


ここまでです
それと美琴たちの見に行った映画、どれにするか決めてないけどどれが良いかな

①アリス イン デンジャーゾーン

②アイロンマン2

③恋話~揺れる谷間に恋焦がれ~

④フロッグウォーズ~EPⅡ:ゲコ太大戦~

>>160よろしく

おk 明日までに書いとくよ!

荒地のババアに精気吸い取られて来たよ!
という訳で投下



―第7学区シネマ―

美琴「休みの日ともなるとさすがに混んでるわねー」

佐天「ですね。昨日から上映されてるポケモン サンアンドムーンなんて15時の回まで満席でしたよ」

初春「うちの学校でも男子がやってましたね」

黒子「そろそろ行きません?もうすぐで始まってしまいますの」

美琴「ねぇ…本当に見るの?」

黒子「もちろんですの。先程のジャンケン、私の渾身のパーが勝利を初春からもぎ取ったのですから」

初春「うう…あそこでチョキを出してたら勝てたのに…」

佐天「まぁまぁ、終わったことをいつまで言ってても仕方ないよ。さ、はやく行こう!」

美琴「えーと、恋話はどこのスクリーンでやるんだっけ」

黒子「恋話は第8スクリーンですの。突き当たりを右に曲がって左手の階段を下りて、そこから右に進んだ一番奥ですわね」


初春「なんか凄く人目のつきにくい所にあるんですけど……」

黒子「気のせいですの」

初春「気のせいじゃないですよ!?あそこに入ってく人、私達以外にいないじゃないですか!」

黒子「ごちゃごちゃ言ってないでさっさと行くですの」シュンッ

初春「そんな事に能力をつk」

佐天「あ、白井さんと初春、行っちゃった」

美琴「私達も行こっか」

佐天「そうしましょ~」


キングクリムゾン!上映シーンを全て消し飛ばした



黒子「はぁ……想像以上でしたの…」ウットリ

美琴「………………」ドヨーン

初春「あははぁ……女の人が[ピーーー]で[ピーーー]なんてして[らめぇぇっ!]なことまで……」ブツブツ

佐天「う、初春ー?戻って来ーい」ヒラヒラ

黒子「お姉さまと初春には刺激が強かったようですが、佐天さんは平気でして?」

佐天「あはは…初春や御坂さん程じゃないですけど、実はちょっとドキドキしてたんですよねー」

黒子「そう言った風には見えなかったので少し意外ですの」

佐天「いやー、映画のまんまとは言いませんから私もドラマチックな恋愛がしたいですね」

初春「!」ピクン

黒子「あら、佐天さんもそういう事に興味あるんですのね」

佐天「そりゃーありますよー。女の子ですから!白井さんはないんですか?」

黒子「私はもうドラマチックな出会いを経験済みですの。そう…お姉さまとの運命的出会いこそが……!」ダキィッ

美琴「沈んだ私なら簡単に懐を許すと思ったら大間違いよ!この……は・な・れ・ろ~~~~~!!!」グギギギ

黒子「ああぁぁぁあぁん、お姉さまの愛が痛い…!」

初春「………」

佐天「あはは、2人とも相変わらずですねぇ…うん?初春、どったの?もう大丈夫?」

初春「…あ、はい。大丈夫ですよー」

佐天「むふふふぅ。初春はあの映画で濡れ濡れになっちゃったのかなー?」ピラーン

初春「みぎゃああああ!スカートめくろうとしないで下さいよー!!!」

佐天「あはは!ごめんごめん」

初春「んもう…!」




黒子「あら、もう2時を過ぎてしまいましたの。少し遅くなりましたがお昼にしません?」

佐天「良いですねー。夕飯もありますし軽く食べてきましょうか」

美琴「それじゃクレープでも食べに行こうか」

初春「賛成でーす!最近はじめたトッピングを選べるサービスを堪能したいです!」

黒子「あら。それは嬉しいですわね」

美琴「黒子でもそれくらいで喜ぶんだ?」

黒子「ええ。最近ではチョコだの生クリームだの…カロリーの高いモノを必ず入れるのであまり食べたくありませんでしたの」

美琴「え?そんな高かったっけ?」キョトン

初春「いつも食べてますけど気にしませんでした」キョトン

佐天「私はちゃんと食べる分のカロリーと脂質を計算をしてたからなぁ」

黒子「ぐぐぐ…私、ダイエット中で自分の欲望と戦ってますのに…」

美琴「さ、早いとこ行きましょ。時間を無駄には出来ないわ」

黒子「ああんっ!お姉さま、黒子に構ってくださいませ!」ダキィッ

美琴「ええい!引っ付くな!自分の欲望と戦ってるんじゃないのかアンタは!?」

黒子「食欲限定ですの!この溢れ出るお姉さまへの思い…抑える事なんて出来ませんの!」

美琴「こんのバカ黒子ぉ!!」ビリビリ

黒子「はああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ…!」パタンキュー

美琴「さあ初春さん佐天さん行こ!」

佐天「あ、待ってくださいよ御坂さーん!」

初春「うーん。白井さんをここに放置する訳にもいかないですよね…よいしょっと」ズルズルズルズル

黒子「ぐへへへ……お姉さま…」




―黄泉川のマンション―

一方「…………………」

黄泉川「おおー、サイズはピッタリじゃん」

一方「くだらねェ…なンだっていまさら学校なンかに行かなきゃならねェンだよ」

黄泉川「一方通行、お前まだ16なのに学校へ行ってないらしいじゃん。なら教師として不登校生徒をほっとく訳にもいかないじゃん」

一方「だったら書類通りに長点上機にでも行かせりゃ良いだろォが…なンだって名前も知らねェ様な三流の高校なンですかァ?」

黄泉川「確かに能力値的にもウチの学校は下から数えた方が早いくらいの高校じゃん。でもウチの生徒はみんな面白い子ばかりじゃんよ?」

一方「…………っち…」


ガチャ


打ち止め「わぁ…しましま以外着てるあなた見るのって結構新鮮かも、ってミサカはミサカは学生服を着たあなたに見惚れてみたり」パリポリパリポリ

一方「おいクソガキィ…菓子食いながら喋ンじゃねェ」ゲシッ

打ち止め「ぶふぉ…!?あなたこそポテチ食べてる時に叩かないで欲しいの、ってミサカはミサカはポテチを口に運びながら抗議してみる」パリポリパリポリ

黄泉川「こらこら打ち止め。床がポテチの食べカスで凄い事になってるじゃん。後で私と掃除をするじゃんよ?」

打ち止め「はーい!ってミサカはミサカは聞き分けの良い子になってみる!」パリポリパリポリ




一方「つーかお前、菓子の食い過ぎじゃねェのか?」

打ち止め「そんな事ないもん。今日はまだ3袋目だもん!ってミサカはミサカはまだまだこれからなんだぜ?って意思を示してみる」パリポリパリポリ

一方「食いすぎなンだよクソバカ!俺だって今日はまだ1袋の途中なのになンでガキのお前が3袋もさっさと片付けてンだ」

打ち止め「あ、いま3袋目終了したよ!ってミサカはミサカは未知への領域の4袋目へ手を伸ばしてみる!」ガサガサ

一方「明らかな暴食してンじゃねェ!」

黄泉川「ダメじゃん打ち止め。そんなに食べたら夕飯食べる前にお腹いっぱいになっちゃうじゃんよ」

打ち止め「もう開けちゃったから、これはこの人と一緒に食べるね!ってミサカはミサカはあなたに泣き付いてみる!」

一方「俺まで巻き込ンでンじゃねェ!食いたいなら勝手に食ってろォ!」

打ち止め「あの人は助けてくれるって言ってくれたのに、あなたは助けてくれないのね。

     ってミサカはミサカは悲しい思いを胸に抱いて1人で寂しく部屋の隅っこで食べてみる」パリポリ


一方「………」

打ち止め「あなたと一緒に食べたかったな。ってミサカはミサカはやり切れない思いも抱えてみる」パリポリパリポリ

一方「~~~~~ッ!わかりましたよォ!クソッタレがァ!」バリボリバリボリ

黄泉川「なんだかんだ言って一方通行は打ち止めに甘いじゃん」




―クレープ屋前―

初春「っぷぅ…お腹いっぱいです」サスサス

佐天「そりゃトッピング全部乗せなんて食べればお腹もいっぱいになるよ」

黒子「なぜですの…なぜあれだけ食べて見た目に変化が見られませんの?」

美琴「アンタはアンタでバナナとイチゴジャムのトッピングだけなのに少しお腹がd」

黒子「仰らないでくださいのおぉぉぉ!!」

美琴「そんなに気にする事ないと思うんだけどなぁ…」

佐天「御坂さん御坂さん」チョイチョイ

美琴「うん?」

佐天「そろそろセブンスミストに行った方が良いんじゃないですか?」

美琴「え…?もうそんな時間?…うわ、もう4時回ってる…!」

初春「結構話し込んじゃいましたからねー」

佐天「それと御坂さん。上条さんの前でくらい素直になってみたらどうですか?
  
   男の人って普段見せない姿に弱いって漫画にも書いてありましたよ…?」


美琴「え…あ、ええええええ!」

佐天「応援してますよ?」b ビシィッ




美琴「あ…ありがとう。え、えと…それじゃ私……」

黒子「あら、お姉さま。どこか行かれますの?私もご一緒しますの」

美琴「黒子!?」

佐天「し、白井さん!?」

初春「ダメですよ、白井さん。サプラーイズの為の買い物なのかもしれません」ゴニョゴニョ

黒子「申し訳ありませんのお姉さま。私、用事がありましたのでご一緒出来ませんでしたの」

美琴、佐天「ホッ……」

美琴「そ、それじゃ私、そろそろ行くね?」

佐天「御坂さん!頑張ってくださいね」

初春「ファイトですよ~」

美琴「う、うん。ありがとね~」タタタッ


黒子「頑張るっ、て…なにを頑張るんですの?」

初春「多分誰かに送るためのプレゼントを買いに行ったんですよ」

黒子「―――!!そうですのね…」

黒子(お姉さまが私のために…!ああ…ついに黒子の愛が届いたんですのね!)ジーン

初春「………………………」

佐天「私達はどうしよっか?」

初春「完全下校時刻までまだ時間ありますし、もう少し遊んで行きましょう」

黒子「私もご一緒しますの。2人がちゃんと下校時刻通りに帰るか見届けますわ」

初春「私だって風紀委員なんですから、ちゃんと守りますよ」

黒子「念の為、ですの」

初春「ううう…」

佐天「それじゃゲーセンにでも行きますかー!」


今日はここまでです
ではまたー

遅れてすんません
今回の分イキます



―セブンスミスト前―

美琴(アイツは…まだ来てないんだ…ちょっと早く来すぎちゃったかな?

   ………………い、いけない…緊張してきた!もし本当にホホホホホホテルなんかに行っちゃったら!?)




(美琴脳内)

美琴『見て!夜景が凄く綺麗…』

上条『ああ、ホントに綺麗だな』

美琴『ちょっと…夜景見てないのに適当な事言わないでよ』

上条『悪い。綺麗な人がいるもんでな。そっち見てた』

美琴『――んな!?こ、この最低野郎!私って彼女がいながら…!』

上条『落ち着けよ。俺が見てたのは、美琴…お前だ』イケメン

美琴『な、ななな!///』ポンッ

上条『お前以外の女になんて興味ねえよ…』イケメン

美琴「うん…私も当麻以外の男の人なんてどうでもいい…///」

上条『美琴…愛してる…』イケメン

美琴『当麻………///』

チュッ

美琴『ん……ふっ…ぁあ………うく…』

チュルッ チュク…

美琴『ぷぁ…んっ……んく…』

プチュ…ペチャ…ニュチ…





美琴「―――って、なんて想像してんのよ私はあぁぁぁぁぁ!!!」

美琴(映画が悪いのよ…恋話なんてみたからこんな想像するんだわ!そうに決まってる!……で、でも本当にそうなったら…)

美琴「でへ…でへへへへへ……///」テレテレ



「なんだあの子…」
「近づかない方が良さそうだな」
「いやー寒くなってくると変な子が出るなー」
「超スケベな事考えてそうな人ですね…公衆の面前で超あんな顔するなんて、麦野でもしませんよ」



美琴「こ、こほん…それにしてもアイツ遅いわねー。なにやってるのかしらー///」

美琴(……てアレ?私……アイツと集合時間とか決めてたっけ……?)




―とある高校の帰り道―

上条「疲れた……今日はもう帰って眠ってしまいたい……」

上条(……って訳にもいかねえよな。御坂の買い物に付き合うって言っちまったし…

   そう言えば御坂とは何度か買い物に行ったりしてるけど、ヘンテコな理由なしの買い物って今回が初めてだよな…)


上条「ま、御坂が楽しんでくれれば上条さんは構いませんしね。っと……いま何時だ?」


パカッ


上条「げ…もうこんな時間か。やばいな…案外補習に時間掛かっちまった…御坂のヤツ怒ってないかな…

   と言うか何時に会うかちゃんと決めてなかったしな。なるべく急いだほうg」


Prrrrrrr…


上条「噂をすれば…ってヤツか?」


Prr…ピッ


上条「はいもしもし。上条さんですよー」

美琴『遅い!アンタいったいどんだけ人を待たせんのよ!』

上条「ああ…その、悪いな。いまから行くからもう少し待っててくれ」

美琴『ちょっと!もうすk』ピッ

上条「はぁ……仕方ねえ、走るか」




―セブンスミスト前―

美琴「き、切りやがった…」プルプルプル

美琴(なんなのよアイツ!今日のデート楽しみにしてたの私だけだっての!?)

チャラ男「あれー?キミ可愛いね?どうしたの?彼氏にデートすっぽかされたとか?」


美琴「あ゛ぁ!?」ギロ


チャラ男「ひいぃぃぃ!ごめんなさい!」ダッ

美琴(…ったく、ビビるぐらいなら話しかけんじゃないわよ)イライラ


打ち止め「あー!お姉さま発けーん!ってミサカはミサカはお姉さまに向かって駆け寄ってみる」

美琴「あら打ち止めじゃない。こんな所でなにしてるの?」

打ち止め「あの人の買い物に付き合ってるの!ってミサカはミサカは自ら面倒な用事を買って出てみたり!」

一方「面倒だったらとっとと帰れェ…」ゲシッ

美琴「一方通行……」

一方「よォ、超電磁砲。こンな場所で会うなンざ奇遇だなァ?」

美琴「いったいその子と一緒に何しに来たのよ…?」

一方「さっきガキが言っただろォが。ただの買いもンだよ買いもン」

打ち止め「この人の服を見に来たんだよ!」





美琴「服…買い物…?一方通行…が?」

一方「なンだよなンだよなンですかァ?俺が服買いに来ちゃイケねェって言うンですかァ!?」

美琴「誰もそんな事言ってないでしょ!確かに意外ではあったけど…」

打ち止め「『ファッションセンター しましま』ってしましま服売ってるブランド店なんだよ!ってミサカはミサカはこの人の独特のセンスについていけなかったり!」

一方「うるせェ!オラ、ガキ。さっさと行くぞォ」

打ち止め「お姉さまも一緒に行こうよ!ってミサカはミサカは自己主張してみたり!」

美琴「あ、その…ごめんね、打ち止め。私ちょっと人を待ってるから…」

一方「…………………」

打ち止め「えー…ってミサカはミサカは体全体を使ってガッカリしてみる」

美琴「う……ホントにごめんね?」

一方「オラ、いつまでも喚いてンじゃねェよクソガキ。早く帰って来いって黄泉川に言われてンだろォが」

打ち止め「うう~…仕方ないことなのねってミサカはミサカは涙堪えてお姉さまを見送ってみる」

一方「見送るのは超電磁砲だクソガキ…………じゃあな。せいぜいヒーローと楽しむンだな」

美琴「………んな!あ、アンタ気付いてたの!?///」

一方「知ってるヤツが見たらわかるンじゃねェのか?」

打ち止め「それじゃお姉さま、まったねー!ってミサカはミサカは力の限り手を振ってみたり!」ブンブン!

美琴「ま、またね~………………………」

美琴(そんなにわかりやすかったのかな?………はあ、早く来なさいよあのバカ)




―小萌のアパート―

ピンポ~ン♪


禁書「こもえー。来たんだよー」


ガチャ


結標「ダレ?新聞ならお断りよ?」


バタン


禁書「ちょっとー!閉めないでほしいかも!」ドンドンドンドン


ガチャ


結標「ダレよもう…あら、あなたは?」

結標(シスター…?12学区の生徒かしら?)

禁書「私の名前はねインデックスって言うんだよ?」

結標「そう。それで?インデックスはここに何しに来たの?」

禁書「むぅ…あなたの名前、教えてほしいかも!」




結標「あなたに名前を教えて私になんの得があるって言うの?」

禁書「う~…私は名前教えたのに…」ウルウル

結標「はぁ……結標よ。結標 淡希」

禁書「あわき……?」

結標「ええ、そうよ。よろしくね、インデックス」

禁書「ねえ、あわきー」

結標「なによ」

禁書「こもえはいないの?」

結標「小萌は特別補習の生徒がいるって朝に張りきって出てったわよ。そろそろ帰ってくるんじゃないかしら」

禁書「その生徒ってきっと、とうまなんだよ!」

結標「そう…あなたの知り合いだったの」

禁書「でも困ったんだよ。こもえがいないとご飯食べられないかも…」

結標「あなた、ここへ何しに来たの?」

禁書「あのね。とうまは短髪と買い物に行くから夜遅くなるんだよ。だから今日はこもえのお世話になりに来たの」

結標「…あなた、その『とうま』くんと同棲してるの?」

禁書「うん!一緒に暮らしてるんだよ!」

結標(………なんか色々とありそうね。探るのは止めときましょ)




結標「ま、良いわ。寒くなってきたし上がんなさい」

禁書「いいの?」

結標「構わないわよ。さ…上がっちゃって?」

禁書「わーい!お邪魔しまーす!」

結標「近所迷惑になるからあまり騒がないでね」

禁書「あわき、お腹空いたかも。なにか欲しいんだよ」

結標「……ちょっとは遠慮とかしたらどうなの?」

禁書「なんで?」キョトン

結標「はぁ…確かこの上に裂きイカが…あ、あった」ヒョイ

禁書「ありがとう。そして頂きます」モグモグ


ごっくん


禁書「ごちそうさまでした」

結標「いくらなんでも食べるの早すぎない!?」

禁書「お腹空いてたからなんだよ」


ガチャ


小萌「結標ちゃんただいまー。今日はお客様が来るので豪華に焼肉ですよー」

結標「あ、小萌お帰りなさい」

禁書「おにく!?ねえこもえ、おにくなの!?」

小萌「シスターちゃん来てたんですかー。上条ちゃんから事情は聞いてますです。今日はゆっくりしていって下さいねー」

禁書「わーい♪おにく、おにく!」

結標「つ、疲れるわ…なんか疲れるわ、この子」



今回はここまでです
次回からはやっとデートが書けそう…
ではまたー

どうも
デート編はっじまるよ~!




上条「悪い御坂、遅れt……ってうぉ!なんだこの焦げた人達は!」

美琴「遅い……いったいどれだけ待たせれば気が済むのよ」バチバチィ

上条「悪い悪い…で、この方々は…?」

美琴「ナ………れた…よ」ボソボソ

上条「……はい?」

美琴「だから!ナンパされたって言ってるの!」

上条「えーと…じゃあこの方々(勇者達)は…」

美琴「ナンパしてきた奴らよ…ほ、ホントに嫌だったんだからね…」

上条「あー…その、本当に悪かった。言い訳はしない。上条さんが遅れたせいです」

美琴「い、いいわよもう。ほら…これ以上時間を無駄にしたくないし早く行くわよ」スタスタ

上条「おう。ところで今日は何を買いに来たんだ?」スタスタ

美琴「…………」ピタ

上条「御坂?どうかしたのか?」





美琴(ど、どうしよう…。勢いで誘っちゃったけど買いたい物なんて特になかった……)

上条「おーい。御坂さーん?」

美琴「えっと…実はね?買いたい物とかまだ決めてないの…」

上条「えーっと…はい?上条さんはてっきり誘ってきた時には買う物決まってたのかと思いましたよ?」

美琴「ご、ごめん…ホントは…こういう風に遊びたかったの…」

上条「こういう風?」

美琴「こうやって…アンタと罰ゲームとかじゃない、ちゃんとしたショッピング…とか…」シュン…

上条「…………」

上条(なんて顔してんだよ、お前…)

美琴「……ごめんね?…嫌、だったよね?その…今日はもう止めよっか…こんなんじゃアンタも楽しくないだろうし…さ」

上条(俺もお前のそんな顔が見たくてここに来た訳じゃないんだけどな……)

上条「あー…嫌って訳じゃねえよ?少しビックリはしたけどな…」

美琴「ホントに…?」

上条「それにさ、買う物決めてないんだったらコレから決めれば良いじゃねえか」

美琴「う、うん……」

上条「ほら行こうぜ。もしかしたら歩いてる内に欲しいモンでも見つかるかもしれないだろ?」

美琴「―――うん!」





上条「へー、服以外にも色々置いてあるんだな」

美琴「ここの店のターゲットは女性層が大半だからn…!」ピタ

上条「なんだよ、急に止まったりして」

美琴「……」ジー…

上条「アクセサリーショップ?ここにするのか?」

美琴「え…う、うん。ちょっと除いてって良い?」

上条「御坂が見たい所を探してるんだ。異論はねえよ」


ガチャ


店員「いらっしゃいませ」

上条「アクセサリーって種類がたくさんあるなぁ」

美琴「…………」キョロキョロ

上条「うん?あそこにいるのは…」





浜面「どうだ?滝壺。サイズは合ってたか?」

滝壺「…うん。ピッタリだよ」

浜面「本当はもっと高価なの買ってやりたかったんだけどよ…それはもう少し待っててくれな」ポリポリ

滝壺「ううぅん…はまづら、ありがと」ギュ…

浜面「あー…なんだ。俺の見立て通り凄く似合ってるぜ///」

滝壺「私、はまづらが選んで買ってくれた指輪、大事にするね」

浜面「指輪を大事にしてくれるのはありがたいけどよ、俺は滝壺の身体の方が心配だぜ」

滝壺「大丈夫。最近は落ち着いてるよ」

浜面「そうか…でも無理は禁物だからな?」

滝壺「うん」コクン

上条「おーい、浜面に滝壺ー。ロシアぶりー」

浜面「ゲ……上条…と、御坂ちゃん?」

美琴「えっと……お2人ともお久しぶりです」ペコ

浜面「2人が一緒にいるって事は…」

滝壺「かみじょうと仲直りできたの?」

美琴「う、うん。おかげさまで…」

滝壺「良かったね、みさか」

美琴「滝壺さん…ありがとう」






上条「なんだ?3人でなんの話ししてんだ?上条さんにも教えてよ」

浜面「鈍感ヤローには教えねえよ」

上条「…?まあいいや。ところで2人はこんな所でなにやってるんだ?」

滝壺「はまづらが指輪買ってくれた」

美琴(滝壺さん、凄く幸せそう……こ、コイツも買ってくれたりとかしないかなぁ…)

上条「へぇ…熱々だな2人とも。いいなぁ…俺も恋人欲しいなぁ」

美琴「――っ!?あ、アンタねぇ!」ビリビリィ

浜面「隣に常盤台のお嬢様がいるのにそんなセリフを吐けるお前はなんなの!?」

滝壺「大丈夫だよみさか。私はそんなみさかを応援してる」

美琴「あー…うん。ありがと」

浜面「滝壺。あまり遅くなると身体に悪いからそろそろ帰ろうぜ」

滝壺「うん。遅くなりすぎるときぬはたにも怒られちゃうもんね」

浜面「主に怒られるの俺なんだけどな。

   それじゃあな上条、御坂ちゃん。俺達はもう行くぜ」


上条「ああ、滝壺の調子が良い時にでも遊ぼうぜ」

滝壺「…楽しみにしてる」


キヌハタニ アイスデモ カッテイッテヤルカ

ワタシ イチゴノ アイスガイイ


美琴(指輪……良いなぁ…)ポォー…




上条「………うん?どうかしたのか?」

美琴「な、なんでもない!ぜんっぜん!なんでもない!///」

上条「そうか…?」

美琴(だいたい!付き合ってもいないのに指輪とか!……ダメなんだから!そんなの絶対!)

上条「お、このヘアピンとか御坂に似合うんじゃないか?」

美琴「え?ど、どのヘアピン…?」キョロキョロ

上条「これだよこれ。この☆と三日月型のヤツ」

美琴「このゴールド(☆)とシルバー(三日月)の…?」

上条「おお。それそれ」

美琴「………ねえ」

上条「なんだ?」

美琴「アンタはこのヘアピンが私に似合うと思って…そ、その、薦めてくれてる…の?」

上条「だからそう言ってるだろ」

美琴「え…あ、うん…」

上条「さっきからどうしたんだよ御坂」

美琴(アイツが…似合うって薦めてくれた…!?ウソじゃないよね?夢じゃないよね!?

   け、けどコレ付けて『やっぱ変だ』なんて言われたらどうしよう…い、いやいくらアイツでもそんなデリカシーのない事…)


スミマセン コレクダサーイ


美琴(言うかもしれないよね…。あー!どうしよう…もう。確かにあのヘアピン可愛かったけど…

   あれ?それじゃこの梅の花のヘアピンは似合わないって言ってるのかな?…………気に入ってたのに……)


1200エンニ ナリマース


美琴(―――って、別にアイツがそんな事言った訳じゃないのに、なにを勝手に落ち込んでるのよ私はー!)




上条「ほら、御坂」ヒョイ

美琴「え?……え?」ポスンッ

上条「御坂センセーには常日ごろからお世話になってるからな。上条さんからの心ばかりの贈り物ですのことよ?」

美琴「中身は……?」

上条「さっきのヘアピン」

美琴「え……あ、ああぅ、えと、その…」

上条「あー…余計な事しちまったか?無理に受け取ってくれなくても構わねえんだけど…」

美琴「そ、そんな事ない!………その、ありがと…///」

上条「良いって良いって、気にすんな。そんなに高くもなかったし」

美琴(なんでそう言うぶち壊しな事を言うんだアンタはー!!)

上条「うん?それ以外のが良かったか?だったら変えてもらってくるぞ」

美琴「こ、コレで良い!コレが良い!」ギュッ

上条「そうか。気に入ってもらえたようで上条さんも良かったです」

美琴(コイツが…私にくれたモノ…)ドキドキ

上条「まだ見てくか?」

美琴「……………」フルフル

上条「それじゃ他の所を見て回るか」

美琴「…………うん///」


ガチャ


店員「ありがとうございましたー」


今回はここまでっす
浜面と滝壺は出そうかどうか迷ってましたが出す事にしました
このSS内ではキャッキャウフフしてます。争いもありません……多分
この2人、帰って来て大丈夫なのかどうかはわかりません


             /)
           ///)

          /,.=゙''"/
   /     i f ,.r='"-‐'つ____   細けぇ事はいいんだよ!!
  /      /   _,.-‐'~/⌒  ⌒\
    /   ,i   ,二ニ⊃( ●). (●)\
   /    ノ    il゙フ::::::⌒(__人__)⌒::::: \
      ,イ「ト、  ,!,!|     |r┬-|     |

     / iトヾヽ_/ィ"\      `ー'´     /

どうもデート編の続き行きます
ちなみに上条×美琴で進めていく予定
時々寄り道するけど




上条「で、次に目に付いたのがコレですか」

美琴「う…良いでしょ、別に。凄く可愛いじゃない、ゲコ太のパジャマ(冬仕様)」

上条「上条さんには良くわかりませんがね…」

美琴「ゲコ太……可愛いのに」シュン…

上条「…で、それ買うのか?」

美琴「うーん…買っちゃおうかなぁ……うん?」

上条「なんだ?良いの見つかったのか?」

美琴「ね、ねぇ!ちょ、ちょっと……コレ!」グイッ

上条「おい引っ張るなよ……あん?」


当店限定企画
ケロヨン・ぴょん子パジャマセットを男女ペアのお客様にお買い上げいただくと、もれなくケロヨン&ぴょん子の人形をプレゼント致します
数に限りがございますのでお早めにお求め下さい


上条「…………えー…まさか、御坂さん……?」

美琴「コレ!買うわ!」

上条「待て御坂!まさか上条さんにもコレを買えと申しますか!?」

美琴「アンタはお金払わなくて良いわ!私がお金払うから!」

上条「いやそれはさすがにお前に悪いだろ…」

美琴「ごちゃごちゃうっさい!行くわよ!」グイグイ

上条「……ふ、不幸だ」





美琴「ふんふふ~ん、ふ~ふんふふ~ん♪」

上条(なんて気の抜けた顔してるんだコイツは…)

美琴「ふふんふ~ん、えへへへ~♪」スリスリ

上条(………まぁ本人が満足してるなら別に良いか)

美琴「あ、そうそう。はいこれ。アンタのね」スッ

上条「あの…御坂さん?この差し出して来たモノはいったい……?」

美琴「ケロヨンのパジャマ」

上条「…どうしろと?」

美琴「着るに決まってるじゃない」

上条「……誰が?」

美琴「アンタが」

上条「………えー」ドヨーン





美琴「なによそのあからさまにイヤな態度!」

上条「だって上条さん高校生ですよ!?キャラモノの寝巻きには少なからず抵抗があるわ!」

美琴「誰かに見せるって訳じゃないんだから別にいいじゃない」

上条「ああ……うん、それも…そ、うなんですが…」

上条(ウチにはインデックスさんがいるんですよ…)

美琴「それともアンタ、そんっなに私とペ、ペペピェペアのパジャマ着るのがイヤだっての!?」

上条「なんでそうなるんですか!?つーかこういうのって恋人同士とかで着るもんじゃねえの?」

美琴「そ、そんなの気にしなくても別に良いじゃない…」

上条「上条さんは気になるんですけど?」

美琴「………………あ、アンタは…」ドキドキ

上条「うん?」

美琴「アンタは…わた、しみたい、なのが…恋、人だと……イヤな、の?///」ドキドキ

上条「………!?」

上条(な、なんだ…?今日の御坂なんか変だぞ!?こいつなんか悪いモン食ったんじゃないだろうな!?)

美琴「……どう、なの?」

上条「あー…っとな……」ポリポリ

美琴「…………」ドキドキ

上条「…………」ポリポリ

打ち止め「……………」ジーッ





上条「ぎゃあああああああああ!!座敷わらしがぁあああああああ!!」ビクゥッ

美琴「ら、打ち止め!?帰ったんじゃなかったの!?」

打ち止め「あ、ミサカの事は気にしなくて良いから続けてー!ってミサカはミサカはドラマの一場面を見ているようだったのに急に現実に戻された事を残念に思ってみる!」

一方「クソガキィ!1人でフラフラと歩き回るンじゃねェよ!」フラフラ

上条「一方通行!?――てなんだソレ。凄い荷物だな」

一方「よォ…三下ァ。最近良く会うなァ?」フラフラ

上条「だな。お前も買い物か?」

一方「まァな。最近あの店行ってなかったからよォ…結構新しいのが増えてたもンでつい買い過ぎちまった…」フラフラ

美琴「いったいどれだけ買ったのよ」

一方「HEROシリーズのニューモデルを10着くらいだ」

上条「……HEROシリーズ?」

一方「『しましま』じゃ大きく分けて二つのシリーズを扱ってンだよ。

   一つはVILLIANシリーズ。こっちは黒地を主体にした服で統一されてンだ。俺が三下に初めて殴られた時に着てたのもこっちだ」

上条(ああ、アレってシリーズ化される程、買う人いたんだ)

一方「もう一つがこのHEROシリーズだァ。こっちは白地主体で統一されてンだ。俺がいま着てるのがそうだ」

美琴(ソレ…ブランドモノだったんだ……)

一方「そン中でも俺はULTORAタイプのヤツを愛用してンだわ。コイツがまたカッコヨクてよォ…」

打ち止め(いつもよりもあなたの顔が活き活きしてるのは気のせいじゃなかったのねってミサカはミサカは心の中で少し引いてみたり)

一方「――へッ、柄にもなく喋りすぎたなァ」

上条、美琴、打ち止め(ほんとだよ)





一方「もうこンな時間かァ…それじゃ俺等ァそろそろ行くとするわ」フラフラ

上条「あ、ああ…気をつけてな」

美琴「打ち止めも気をつけて帰るのよ?」

打ち止め「うん!お姉さまも頑張ってね!ってミサカはミサカはお姉さまを応援してみる!」


ミサカ モ モッテアゲル! ッテ ミサカハ ミサカハ アナタノフクロヲウバッテミタリ!
アブネェダロォガ! イチバン チイサイフクロニ シヤガレ!


美琴「……行っちゃったね」

上条「さて、俺達も他の所をに行くか?」

美琴「ちょっと待ちなさい!」

上条「な…なんでしょうか御坂さん」

美琴「何事もなかったかのように話し進めんな!このケロヨンパジャマ!アンタが持ってなさい!」

上条「御坂さん、しかしでs」

美琴「い・い・わ・ね?」

上条「ラジャラジャ…」





美琴「それと!」

上条「まだなんかあるんかよ?」

美琴「さ…さっきの返事!ちゃんと聞かせなさいよ!」

上条「さっき………?」


―美琴『アンタは…わた、しみたい、なのが…恋、人だと……イヤな、の?///』


上条「あー……」

美琴「ど、どうなのよ!」

上条「さぁ…次はどこに行こうか」

美琴「無視すんじゃないわよ」ガシィ

上条「御坂さん?なんで上条さんの腕を掴んでるんでせう?」

美琴「アンタが無視して勝手に話し進めるからよ」グイーッ

上条「ちょ…お、おい!そんなに腕を引っ張るなよ!」

美琴「だったらちゃんと答えなさいよ!それまで絶対に離さないんだから!」グイーッ

上条「うおおおおおお!御坂さん、なにをそんなに張り切ってるんですかぁぁぁ!?」





美琴「アンタこそ、さっさと言っちゃいなさいよ!減るもんじゃないし良いでしょ!?」グイーーーッ

上条「だあああっ!もう!イヤじゃねえよ!」

美琴「え?」パッ

上条「どわああああああああああぁぁぁぁぁぁぁ!!」ゴロゴロゴロゴロ ゴシャァン

美琴「――って、あああ!」

上条「痛ててて…急に手を離すなよなぁ」

美琴「う…ご、ごめん。ね、ねぇ…それよりもさっきなんて言ったの?」

上条「だーかーらー!別にイヤじゃねえって言ったんですよ!」

美琴「そ、それって…つまり、その……え?………え?」

上条「あー!それにしても上条さんお腹が空いて来たましたよー!」

美琴「サラリと話題を変えるんじゃないわよ!」

上条「お、ここのなんて良心的な価格で懐に優しいな」

美琴「ア・ン・タはぁ~~~~!!!」ビリビリバチィ

上条「み、御坂さん!?ここ、ここ店内ですよ!?」

美琴「無視すんなゴラアァァァァァ!!!」

上条「ぎゃああああああああああああああああ!!?」パギィン



上条「ぜぇぜぇ……も、もう…気は済んだか……?」

美琴「こ、この!……はぁはぁ…な、に……防いでんっ………のよ……はぁはぁ……このぉ!」キュルル~…



上条「」

美琴「」




上条「……………えーっと」

美琴「……………」プルプル

上条「か、可愛い虫さんでしたね」

美琴「他に気の利いたこと言えんのかアンタはあぁぁぁぁ!!」

上条「上条さんにどうしろと!?」

美琴(はぁ……コイツに期待する事、自体が間違ってるのかなぁ…)

上条「それより次はどこ行くんだ?もう6時回ってるぞ?」

美琴「あ、もう6時過ぎてたんだ。それじゃどこかに食べに行く?」

上条「上条さんは構いませんが、どこに行くんだ?言っとくけど高すぎる所はなしだぞ?」

美琴「良いわよ私が奢ったげるから」

上条「それだけは勘弁してください。上条さん、これ以上情けない事できませんよ」

美琴「じゃあアンタが決めてよ」

上条「俺が決めても良いのか?」

美琴「変な所じゃなきゃどこでも良いわよ」

上条「それじゃセブンスミストの近くにあるラーメン屋にでも行くか」

美琴「ラーメンか……懐かしいなぁ」

上条「うん?なんだしばらく食ってなかったのか?」

美琴「常盤台じゃまず出ないもの。外で食べようにも周りの目が気になって食べれなかったのよ」

上条「そうか。それじゃラーメン屋はやめた方が良さそうだな」

美琴「あー良いの良いの。久しぶりに食べたいし」

上条「けど周りが気になるんじゃないか?」

美琴「そりゃ少しはね。けどアンタと一緒にいる間だけは超電磁砲としてじゃなくて御坂美琴って1人の女としていたいのよ…」

上条「そっか……そんじゃ食いに行くか!上条さんの奢りですよ!」

美琴「良い事を聞いたわ。それじゃ煮玉子も付けて貰おうかしら」

上条「………お手柔らかに頼むな」

>>235
ULTRAじゃないかな?

今回はここまでです
一通さんがどんどんヒーローオタクみたいになっていく…
ではまたー

>>241
マジか マジだ
バカみたいな凡ミスしてしまって申し訳ありません…

ども。今回の分いきます



―ラーメン屋・竜虎乃軒―

上条「意外と空いてるみたいだな。これならすぐに注文も来そうだ」

美琴「ね、ねえ…ラーメンってこんなに安かったっけ?どれも1000円越えないじゃない…」

上条「これが普通です!これが庶民なんです!」

美琴「う……そ、そうなの…」

美琴(ラーメンって醤油と塩くらいしか知らなかったけど他にもたくさん種類あったのねー…)

上条「よし、俺は『ドラゴンラーメンセット』と『タイガー炒飯』にしよう」

美琴「ちょっと…セットメニューにはライス付いてるのに、なんで炒飯まで頼むのよ」

上条「上条さんは良く食うんでな。それにライスと炒飯を混ぜると少し豪華な気分になるんですよ…」ホワァ…

美琴「だったら炒飯を2杯分頼めば良いじゃない」

上条「マリーアントワネットみたいな事を言うんじゃありません!炒飯2杯頼むのとライスじゃ値段が違うんですよ!」

美琴「たかが250円の差でしょ?」

上条「ぐぅ……さすがはお嬢様。全てが破格の値段に見えてるようだな」

美琴「わ、悪かったわね…」

上条「んで?お前はなにを食べるんだ?なに頼んでも良いぞ?」

美琴「んー…それじゃ『重ね当て・塩』にしようかな…」

上条「普通の塩ラーメンだぞ?それで良いのか?」

美琴「これで良いわ!さ、早くオーダー済ませちゃってよ」

上条「はいよ。すみませーん!『ドラゴンラーメンセット』と『タイガー炒飯』、それと『重ね当て・塩』を一つずつお願いしまーす!」

おやじ「あいよ!」

美琴「ちょ…あれでいいの?伝票とか持って来たりしてないけど…」

上条「ああ、大丈夫大丈夫。それより水飲もうぜ水。持ってくるから待ってろ」

美琴「み、水も自分で持ってくるの!?」

上条「おしぼりもな、ホレ」コト




美琴「あ…ありがと…」

上条「そんな緊張しなくても良いと思うけどな」

美琴「え?そ、そんなに緊張してた?」

上条「ああ、すげーピリピリしてた」

美琴「そうなのか、な…」

上条「そんなに肩に力入れんなって…」

美琴「…うん」

上条「そりゃお嬢様としての体面も気になるかもしれないけどな…」

美琴「……うん」

上条「お前も言ったように俺の前じゃ普通の女の子でいれば良いじゃねえか」

美琴「普通で…い、れる…かな?」

上条「さっきの買い物の時も大丈夫だったんだ。自分に自信持てよ?」

美琴「………うん」

上条「なにか悩んでたりしてもさ…俺も相談に乗るし、俺に手伝える事があったら手だって貸すぞ」

美琴「うん…グズッ……あ゛り゛がど……」

上条「ってなんで泣くんですか!?」

美琴「グス……アンタのせいじゃない…」

上条「また!?また上条さんなんかやっちまいましたか!?」

美琴「そうよ…私をこん゛なに泣き虫になったの…グシュ……アンタのせいなんだから……」

上条「あー…その悪い」

美琴「謝んな、バカ……」





おやじ「はいよ。『ドラゴンラーメンセット』と『タイガー炒飯』に『重ね当て・塩』お待ち」ゴトゴト

上条「お、おっと…来た来た。さあ、食おうぜ御坂。泣きながら飯を食ったって美味しくないぞ?」

美琴「グス……うん…」グシグシ

上条「ほら小皿」コト

美琴「…?なんに使うの?」

上条「セットの餃子。一緒に食おうぜ?」

美琴「アンタが頼んだのでしょ?食べて良いの?」

上条「1人で食っても寂しいからな。遠慮すんなって」

美琴「うん…それじゃ…貰うね」

上条「さて、と…それじゃ……」

上条、美琴「いただきます」





―小萌のアパート―


ジュ~ッ


禁書「はふはふはふ…!」バクバクバク

結標「こらインデックス!それまだ生じゃないの!」

禁書「待ちきれないかも!」バクバク

小萌「シスターちゃんは本当に良く食べますねー」

結標「さっきからお肉ばっかり食べて…女の子なんだからそんなにがっついたら駄目じゃないの…」オクチフキフキ

禁書「むぐむぐ……ありがとうなんだよ、あわき!」

結標「はい、野菜も食べなきゃ栄養が片寄るわよ?」ヒョイ

禁書「うわぁ…お野菜こんなに食べても良いの!?」

小萌「全然構わないのですよー。シスターちゃん1人増えた程度でこの豪華絢爛焼肉セットは揺るがないのです!」

禁書「ねぇねぇ、ごはんまだなのかな?」モグモグ

結標「直ぐに炊けるからもう少し待ってなさい」

禁書「早くして欲しいかも。やきにくと言ったら白いごはんなんだよ」モグモグ


ピーーッ ご飯が炊けました





小萌「あ、炊けたみたいですよー」

結標「いまよそって来るから待っててね?」

禁書「自分でよそうから大丈夫なんだよ。あわきとこもえの分も一緒によそって来るんだよ!」スクッ

結標「そう?こぼさない様に気をつけなさいよ?」

小萌「シスターちゃーん。私はビール飲んでますから後で良いですよー」

禁書「わかったんだよ!」


ペタペタ ペタペタ


禁書「よそって来たんだよ!」

結標「あら、結構な量をよそって来てくれたのね」

小萌「山盛りですねー」

禁書「ご、ごめんなさいなんだよ…」

結標「大丈夫よ。他の食べる量を調整するから」

禁書「大変になったら私が食べるんだよ!はふはふ…」バクバク

小萌「本当に凄い食べっぷりですねー」

禁書「うおォん!私はまるで人間火力発電所なんだよ!」バクバクバクバク


今回はここまでです
いつもよりも少なめですみません
しかし食べるだけで終わってしまった…

ぐふぅ…最近風邪気味のせいで昨日は書き込めずに申し訳ありませんでした
今日は1日休んでましたので昼間から書いてた分をボチボチいきます




上条「ふう…お腹いっぱいですよー」

美琴「アンタって結構食べるのね」

上条「オトコノコだからな。外食の時くらいガッツリ食べたいんですよ」

美琴「ぷっ…なにそれ」

上条「いやいや、笑い事じゃなくてですね。上条さん家のエンゲル係数は絶賛上昇中でしてね。おかげで大した飯にあり付けないんですよ」

美琴「変なのエンゲル係数押し上げてるくらいだから、それなりに沢山食べてると思ったんだけど」

上条「ええ、食べてますよ」

上条(インデックスがな)

美琴「ますますわからなくなって来たわ」

上条「まあ、その…なんだ。あんま気にしないでください」

美琴「ふーん…まあ良いわ。で!も!」ズイッ

上条「な、なんだよ…」

美琴「いつか本当の事をアンタに話してもらうからね?」

上条「……ああ。わかったよ」

美琴「フフフ…楽しみに待っててあげるわ」





上条「さて…と。そろそろ帰るか?」

美琴「もう?まだ門限まで多少は時間あるわよ?」

上条「ここから常盤台まで結構時間掛かるからな。移動してる間に門限の時間になっちまうだろ」

美琴「そんなの大丈夫よ。ちょっとくらい遅れても黒子がどうにかしてくれるわ」

上条「それだと白井に迷惑掛からないか?」

美琴「あの子には後でお礼するから問題ないわよ」

上条「そうなのか?なら別に構わないけどよ、あまり遅くなりすぎるのは無しだからな」

美琴「う、うん。そ、それ、じゃあさ…」

上条「どこか行きたい所あるのか?」

美琴「…………………」コクン

上条「どこなんだ?」

美琴「あ、あそこ…行こ」ユビサシー

上条「うーん?」フリムキー


 なんか高そうなホテル


上条「…………」

美琴「…………」ドキドキ





美琴(な、なんで黙るのよ!なんか私が思いっきり滑ってるみたいじゃない!!)ドキドキ

上条「御坂……お前………その……」

美琴「な!なに!?」ドキドキ

美琴(『変なヤツ』って思われてないかな…軽蔑されたらどうしよう…いやだ、嫌われたくない…)ドキドキ


上条「あのホテルの高級バイキングに行きたいのか?」


美琴「……………は?」

上条「いやー上条さんもね。気にはなっていたんですよ。あのホテルのバイキング、TVでも話題になってたし。

   一度は行ってみたいなぁ、なんて思ってた時もあったんです。けどウチってそんな金ないからさー。

   食べに行くのなんて夢のまた夢だったんだよな。もしかして今日、その夢が叶っちゃったり!?なんて思ってたりしt」


美琴「さっき夕食済ませたばかりなのに、バイキングなんて行く訳ないでしょうがあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!!」ビリビリドカーン

上条「ぬわああああああああああ!」パギィン

美琴「はぁ…はぁ…!」

上条「ち、違いましたか…?」

美琴「あったりまえでしょうが!私はそんなに食い意地張ってないわよ!」

上条「ハァ…じゃあいったいなんなんだよ…」





美琴「~~~~~ッ!!も、もういいわよ!」スタスタ

上条「おーい、どこ行くんだ?」

美琴「帰る!」スタスタ

上条「ちょ、待てって」スタスタ

美琴「付いてくんな、バカ!」

上条「あのなぁ、女の子が1人で夜道歩くのは危険だぞ?せめてバスで帰れよ」

美琴「アンタ、私をなめてんの?誰が来ようが返り討ちよ」

上条「そうは言っても、心配なんですが…」

美琴「だったらどうするっての?心やさしいアンタが寮までエスコートしてくれるって言うのかしら?」

上条「え…うん、まあ。そんな感じ?」

美琴「……本気で言ってんの?」

上条「やっぱダメだったか?」

美琴「ダメって言ってもアンタ着いて来る気でしょ?」

上条「お前が嫌なら無理には着いてかねえよ」

美琴(なんでそこで『絶対に着いてく』とか言ってくれないのよアンタは…)





上条「えー…っと、それじゃあ…気をつけて帰れよ?」

美琴「なに勝手に帰ろうとしてんのよ」ガシィ

上条「いやだって、俺が一緒だと御坂に迷惑かかるみたいだから…」

美琴「誰もそんな事、言ってないじゃない」

上条「そ、それじゃあ…どうすれば…?」

美琴「アンタが寮まで、お…送って行ってくれるんでしょ?だったらそうすれば良いじゃない」

上条「………良いのか?」

美琴「ぃぃっ…ぃ…………ょ」ボソボソ

上条「…うん?」

美琴「だから!寮まで送ってけって言ってんのよ!!!」

上条「は、はぃ!」ビクゥ

美琴「ま、まったく!…何度も言わせんじゃないわよ!このバカ!」

上条「照れたり怒ったり忙しいですね御坂さん」

美琴「なんか言った?」ギロッ

上条「イイエ ナニモ」

美琴「そ。じゃあエスコートよろしく頼むわよ?」

上条「あいよ。お嬢様」





―柵川中学女子寮―

初春「ふぅ…やっぱり2人だと宿題もはかどりますね」

春上「ここの問題、難しくて解けないの」

初春「どこですか?……ああ、ここはですねー」


ピンポーン♪


春上「お客さんなの?」

初春「こんな時間に誰なんでしょう?」


ピンポーピポピポピポピポピポピンポーン♪


春上「チャイムのリズムが凄く良いの」

初春「はいはーい!いま行きますよー!」


ガチャ


佐天「おーっす!初春ー!」





初春「佐天さん?こんな時間にどうしたんですか?」

佐天「いや~、1人だと宿題が、はかどらなくてね~。一緒にやろうかと…」

初春「私達もいまやってた所ですよー」

佐天「お!グッドタイミングじゃん!それじゃ私も混ぜてよ」ズイズイ

初春「…ってもう上がってるじゃないですかー!」

佐天「春上さん、お邪魔しまーす!」

春上「いらっしゃいなの、佐天さん」

初春「はぁ…飲み物はファンタで良いですか?」

佐天「ヨロシク~」

春上「佐天さん、今日は一緒に遊べなくてごめんなの」

佐天「あ~、良いよ良いよ気にしなくて。それより枝先さん達は元気してた?」

春上「うん。絆理ちゃん達、最近は軽めの運動も出来るようになったの」

佐天「へえ~、それじゃみんなで遊べるようになる日も近いね!」

春上「御坂さんや白井さん達も呼んで一緒に遊びたいの」

佐天「そうだね~。早く枝先さん達とも遊びたいな~」

初春「佐天さん宿題しに来たんじゃないんですか?なんかそんな雰囲気には見えないんですけど」

佐天「良いじゃん初春ー。それに宿題よりも転校生の方が気になって仕方ないんだよねー」





春上「転校生…とっても楽しみなの」

初春「春上さんまで!?うう…確かにどんな人か気になりますけど…」

佐天「なんてったって外国人だもんね。女の子だったらビバリーさんみたいなボインな人が来るのかな」

初春「あんなデカい人、そんなにいるわけないですよ!」

春上「もしかしたら男の子かもしれないの」

初春「うーん、なんか外国の男性って怖いイメージが付きまとってしまいます…」

佐天「映画なんかで出てくるようなハンサムな人だといいね~」

初春「映画…ハンサム…と言う事は……」



(初春脳内)

大圄「良し!転校生を紹介する。入ってきなさい」


パカラッ パカラッ パカラッ
ヒヒーンッ


転校生「おはよう!今日からこの柵川中学でみんなと勉学を共にすることになった転校生だ!よろしく!」サワヤカー

女生徒「きゃあああああああああああああああああ!!」キラキラァ

転校生「ははは!可愛らしい少女達だね。僕の白馬に乗せてあげたい!」サワヤカー

女生徒「きゃあああああああああああああああああ!!」キラキラァ

大圄「転校生の席は初春の隣だ。初春!転校生が困っていたら手助け頼むぞ?」

初春「は、はいぃ!」


パカラッ パカラッ


転校生「よろしく花の似合う可憐な少女よ…」サワヤカー

初春「は、はい!!///」



佐天「あーっははははははは!……く、くひひひひひひひ!お、お腹痛ひぃ~~~~………」

初春「んな!ななななんで笑うんですかー!?」

佐天「だ、だって…プッ…!くくくく……う、馬に乗って教室入って来る転校生なんて…くくくっ!いないよ~…」

春上「初春さん可愛いの…」

初春「い、良いじゃないですかー!だいたい!佐天さんはどんな人が来ると思ってるんですか!?///」

佐天「え、私?うーん、そうだなー」


(佐天脳内)

大圄「良し!転校生を紹介する。入ってきなさい」


パラララララララッ! パンパンパンッ! ドカーンッ!!
ガシャーンッ!ゴロゴロゴロゴロ…


転校生「ひぇあー…ただ転校するだけの簡単な仕事なのによぉ…なんだってテロリストのクソ野郎共が出てくんだよぉ…まったくついてねえぜ」

女生徒「きゃあああああああああああああああああ!!」キラキラァ

転校生「落ぉち着けよぉ…子猫ちゃん達。いま外は危ねえ…大人しくハウスしてなぁ」

女生徒「きゃあああああああああああああああああ!!」キラキラァ

大圄「転校生の席は佐天の隣だ。佐天!転校生が困っていたら手助け頼むぞ?」

佐天「ちーーっす!」


パララララララララッ!
アブネー フセロフセロー!
ドカーンッ!


転校生「よろしくなぁ子猫ちゃん。へ…今日はド派手なクラッカーでも鳴らすとすっかぁ?」


ドッガーンッ!!


佐天「よろしく転校生!」




初春「なんでウチの学校が戦場になってるんですかー!?」

佐天「え?その方が楽しそうじゃん?」

初春「だいたい何ですかその転校生!なんで中学生なのにバツイチみたいなんですか!?」

春上「まるでニューヨーク市警みたいなの」

佐天「おおー、2人ともわかってるー!」

初春「はぁ…もう。ところで春上さんはどんな転校生が来てくれると嬉しいですか?」

春上「うーん…なの」





(春上脳内)

大圄「良し!転校生を紹介する。入ってきなさい」


ズンッ ズンッ ズンッ


転校生「こんにちわ!今日から君達のクラスメイトになるマシュマロm」


初春「もう人じゃないじゃないですかー!」

春上「美味しそうなの」チュルリ…

佐天「うおー!そう来るか…春上さんも中々やるね~」

春上「えっへん…なの」

初春「私だけ!?真剣に考えてたのって私だけなんですか!?」

佐天「なんにしても転校生、楽しみだねえ」

春上「一緒にいて楽しい人だと嬉しいの」

初春「無視しないで下さいよぉぉぉぉぉ!」


明日か明後日くらいにはデート編終わらせられそうです
ではまた~

予想は控えようぜ、期待ならいいと思うが
というわけでホテルに無理やり連れ込む美琴ワクテカ

妄想転校生は誰?
春上さんのはマシュマロマンてわかるんだけど

美琴は本気でホテルに誘ってるんじゃなくて上条さんの反応みるためにカマかけたのかな?
「滑ってるみたいじゃない」って言ってるし。

色々と予想していただきどうもです
転校生は日曜か月曜には出せるようにしたいです

>>291
ごめんよ…上条さんの勘違いでホテル行きはオジャンになったんや…

>>292
佐天のイメージではジョンマクレーンです
初春はテキトー

>>293
割りと本気で誘ってました。深く考えないで書いてたもんで誤解を招くような感じになってごめん

今日も10時頃に書くよー

テンプレ通りの(頭が春な)王子様だろう

>>296
そんな感じ。初春妄想は考えなくても簡単に思い浮かぶもんで凄い楽だった

という訳で今日の分




―常盤台寮の近辺―

上条「…………」スタスタ

美琴「…………」スタスタ

上条(な、なんですかこの気まずい雰囲気は…)

美琴「……………」スタスタ

上条(御坂のヤツ…なにを怒ってんだ…?)

美琴「……………」スタスタ


美琴(ああぁぁぁぁぁ、もおぉぉぉぉぉぉぉっ! せっっかっくコイツに寮まで送ってもらってるのに緊張してなにも喋れない!

   ダメ…ダメよ美琴!貴重な時間をこんな事に使ってちゃダメ!なにか…なにか話さないと…)


上条「…………ぉぃ…おい、御坂」

美琴「…え?……あ、なに?」

上条「もう寮の前まで来たぞ?」

美琴「……………ぁ」

美琴(もう……着いちゃったんだ…)





上条「歩き通しだったから少し疲れたか?」

美琴「ううぅん、平気…」

上条「そうか?あんま無理すんなよ?」

美琴「平気よ。……今日はありがと。買い物付き合ってくれて…」

上条「こっちこそ買い物に誘ってくれてありがとな。上条さん、女の子とああいった所に行くの初めてだからドキドキしましたよ」

美琴「ふ、ふん…!そう言う割にはいつもと変わってなかったみたいだけど?」

上条「いやいや、内心ではドキドキしっ放しでしたよ?」

美琴「そっかそっか…」

美琴(私の事、女の子って意識してくれてたんだ…)

上条「それとパジャマもありがとな」

美琴「いい?絶対に着るのよ?」

上条「ま、まぁ…気が向いたらな」





美琴「ハァ……まあ良いわ。そ、そそそ、それと!こ、このヘアピン…ありがと」

上条「ハハ…これでお相子だな」

美琴「そ、その…私…これ大事にする…から」ギュッ

上条「それ、きっと御坂に似合うと思うからさ。いつか付けたとこ見せてくれよな?」

美琴「……う、うん…///」

美琴(なんでアンタはそんな歯の浮くようなセリフを真顔で言えんのよー!)

上条「さてと…それじゃ上条さんはそろそろ帰るとしますよ」

美琴「………ね、ねえ!」

上条「うん?」

美琴「今日はアンタと過ごせて凄く楽しかった!

   だ、だから…その……ま、また一緒に買い物…に付き…合って、ほしいんだ、けど…」モジモジ

上条「………!」ドキッ

美琴「ど、どうなのよ!?行くの!?行かないの!?」

上条「あ、そ、その悪い。急な事だもんでビックリした…」

美琴「そ…それで?返事は?」

上条「ああ…うん。俺も、御坂と一緒に、回って楽し、かった…だから…俺、で良ければ…また付き合、うぞ…」

美琴「…あ、うん…うん!」

上条「じゃあ今度こそ俺行くからな!」

美琴「そ、その…お、お休み!」

上条「あ、ああ。お休み…!」ダッ





美琴「アイツ、本当に足速いわね…もう見えないわ…」

美琴(また買い物の約束が出来た……ヤダコレ…夢じゃないよね…?)

美琴「でへ…でへへへへ…」


寮監「面白い…またしても寮の前で逢い引きか、御坂」

美琴「りょ、寮監!?いつからそこに…?」

寮監「お前が大声であの少年を引き止めていた辺りだな。ああ…それと」


寮監「お前の声は私以外の者にも届いていたぞ?」


美琴「…………え?」


生徒1「あのお方と御坂お姉さまの関係が気になります…」
生徒2「いまの殿方は夏休みに御坂さまが会われていた方では?」
生徒3「先ほどの御坂さまの顔……とても可愛らしかったですわ…」
黒子「お、お、お、お姉さまああぁぁぁぁぁぁぁ!!?なぜですの!黒子へのサプラーイズ パーティーのプレゼントを買いに行かれてたのではなかったんですのぉぉぉ!?」


寮監「――と、言う訳だ。いやぁ…良かったなぁ御坂」ズイッ

美琴「えーと…寮監?」タジッ

寮監「私も若い内にお前のような出会いをしてみたかったよ…」ギラン

美琴「りょ、りょう…監?」タジタジッ

寮監「さぁ、今日あった出来事を私達に聞かせてくれ…なに就寝時間など気にするな…今日は特別だよ、特別…」ガシィ

美琴「は…ははは…ははははぁ……」ズルズル



―美琴『その後、私は寮監と寮生に代わる代わる質問攻めにあい、解放された時はすでに朝日が昇り始めていました…』―


今日はここまでです
明日にはデート編終わりそうです
ではまたー

一人称「上条さん」ってのが多い気がしたが…
気のせい?

確かに上条は自分の事を「上条さん」って言う事もあるけど、ちょっと多いかな?

寮監良いよね、首コキャされる僅かな時間で良いから胸の感触味わいたい

>>314>>315
ごめんね、これから気をつけるよ

結構早く書けたから今から書き込むよ




―とある高校の寮―


ガチャッ


上条「ただいま…ってインデックスはまだ帰ってきてないのか」


バタン


上条「はぁ……」



――美琴『ご、ごめん…ホントは…こういう風に遊びたかったの…』

――上条『こういう風?』

――美琴『こうやって…アンタと罰ゲームとかじゃない、ちゃんとしたショッピング…とか…』



上条「―――!!」ドキンッ



――美琴『アンタは…わた、しみたい、なのが…恋、人だと……イヤな、の?///』






上条(なんなんだよ、いったい………)ドキドキ



――上条『なにか悩んでたりしてもさ…俺も相談に乗るし、俺に手伝える事があったら手だって貸すぞ』

――美琴『うん…グズッ……あ゛り゛がど……』

――上条『ってなんで泣くんですか!?』

――美琴『グス……アンタのせいじゃない…』

――上条『また!?また上条さんなんかやっちまいましたか!?』

――美琴『そうよ…私をこん゛なに泣き虫になったの…グシュ……アンタのせいなんだから……』



上条(なんで御坂の事を考えるとこんなに胸が苦しくなんだよ…)

上条「……うん?そう言えばあいつ…」



――美琴『あ、あそこ…行こ』

――上条『うーん?』


―― なんか高そうなホテル


――上条『…………』

――美琴『…………』



上条「あ………な、なに考えてんだあいつ…!まだ中学生だろうが!」





上条(い、いや落ち着け…なにも御坂が本当にそう考えてたとは決まってねえだろうが!クソッ…俺の方こそなに考えてんだよ…!!)



――美琴『………ね、ねえ!』

――上条『うん?』

――美琴『今日はアンタと過ごせて凄く楽しかった!

     だ、だから…その……ま、また一緒に買い物…に付き…合って、ほしいんだ、けど…』



上条(………あいつは…御坂は……俺にとって……)



――美琴『そ、その…お、お休み!』



上条「だぁー………わかんねえ」グダー

上条(なんなんだよ……なにもわかんねえよ……)

上条「でも…………イヤって訳でもないんだよなぁ……」



一応これでデート編終わりっす
早ければ今日の11時くらいには次の書き込みに来ますね
では~

まあ上条さんですからね
それじゃ区切り良い所まで書けたので行きます
ちなみに超強引展開です




(デートの2週間前)

―ロンドン・ランベス区―

土御門『なんだと…?』

ステイル「聞こえなかったか?僕を学園都市で暮らせるように手配してほしいんだ」

土御門『なんの為に?』

ステイル「なんだって良いだろう」

土御門『スパイでも始めるつもりか?』

ステイル「まさか。それは君の勤めだ。僕には向いてないよ」


土御門『………禁書目録か?』


ステイル「インデックスの為?バカな、彼女個人の為だけに動くだなんてあり得ないね」


土御門『………本当に?』


ステイル「ほ、本当だとも」





土御門『…………本当かにゃー?』


ステイル「…………………ああー!もう!そうだよ!あんな事があったんだ。上条当麻だけに任せるだなんて出きる訳ないだろ!?」

土御門『やっと素直になったにゃー』

ステイル「ぐっ…君も人が悪いな土御門。最初からわかってたんだろう?」

土御門『お前の考えそうな事だぜい』

ステイル「それで…僕の学園都市への居留は可能なのか?」

土御門『海外からの留学生と言う事でなら可能だにゃー』

ステイル「ほぅ…留学生を受け入れる施設でもあるのかい?」

土御門『多くの留学生は14学区に集まっているぜい。文化圏によって移住ブロックが分かれてるから簡単になじめるはずにゃー』

ステイル「それは彼女の住んでいる学区とは近いのか?」

土御門『いんや、かなり離れているぜい』

ステイル「それじゃダメなんだ。彼女の住む学区と同じ学区内には出来ないのか?」

土御門『無茶言うにゃー。だいたい学園都市で暮らすって事は能力開発を受けるって事だぜい?どういう意味かわかってるよな?』

ステイル「無論だ。能力開発とやらを受けると魔術の使用に危険が伴うんだろ?」





土御門『そうだ。禁書目録を守る為に様々な代償を払って手に入れた力なんだろう? その全てを手放す事がお前に出来るのか?』

ステイル「手放す気などないさ」

土御門『だったら諦めるんだな』

ステイル「勘違いしてもらっては困る。僕は諦めた訳でもない」

土御門『……なにか考えがあるのか?』

ステイル「まあね。……ところで土御門」

土御門『なんだ』

ステイル「確か君は学園都市の上層部に顔が利くんだったね?」

土御門『まあ、仕事柄な………っておい。お前、まさか……能力開発を受けずに学園都市で暮らす気か?』

ステイル「勘が鋭くて助かるよ。その為にも君には動いてもらうが構わないだろ?土御門」

土御門『……俺がなんの見返りもなしにそんな面倒な事をすると思ってるのか?』

ステイル「イギリス皇室御用達の高品質のメイド服でどうだ?」

土御門『数日は掛かるから待ってろ』キリッ

ステイル「良い返事を期待しているよ、土御門」

土御門『任せるにゃー』


ガチャリ


ステイル「…………ふぅ」シュボッ

ステイル(僕が行ったところで変わりはないだろう…ただ、それでも…それで少しでも彼女の笑顔を見れるなら僕は…)





(数日後)

土御門『いよお、なんとかなりそうだぜい』

ステイル「それは本当か?」

土御門『少し面倒だけどにゃー』

ステイル「面倒、とは?」

土御門『上層部に掛け合った結果お前を書類上、14学区のステイトスクールの生徒にする事が出来たぜい。

    そこから更にお前には転校生として7学区へ行ってもらう。と言う形で落ち着いたんだにゃー』

ステイル「自分から頼んどいてアレだが、良く上の連中が許可したな」

土御門『実はな…今回のお前の学園都市居留の件、統括理事長も絡んでいる』

ステイル「あの狸が?」

土御門『ああ』




ステイル「…いったいなにを企んでいる?」

土御門『お前を番犬にする気だろうにゃー』

ステイル「どう言う事だ?」

土御門『ようはお前の学園都市の居留と能力開発のパスを黙認する代わりに、侵入して来た魔術師の相手をしろ。って事だにゃー』

ステイル「…前とあまり変わらない気がするんだが?」

土御門『だにゃー。けど前までと明らかに違う所があるぜい』

ステイル「危機感…かい?」

土御門『そうだ。0930事件以来、科学サイドと魔術サイドの間に大きな溝が出来ちまったからな』

ステイル「なるほど。そんな時に学園都市で魔術師に問題を起こされたりでもしたら…」

土御門『ああ…亀裂が広がっちまう。お前にはそうなる前に対処してもらう』

ステイル「魔術師の問題は魔術師の手で…か」

土御門『俺も裏の仕事で忙しいからな。正直助かるんだが、お前はどうだ?』

ステイル「臨むところだ。あの狸に踊らされてる気もするが彼女の為だ。侵入者の相手、僕が引き受けよう」

土御門『って言っても本当に来るのか、わかんないんだけどにゃー』

ステイル「ここまで持ち上げといて結局それか!」

土御門『そうカリカリするな。せっかく転校先の中学まで手配してやったんだからにゃー』

ステイル「随分と用意周到だな。はじめからこうなる事がわかっていたんじゃないのか?」

土御門『どうだかにゃー』

ステイル「はぁ…もういい。それで…どこに行けば良い?」

土御門『第7学区の柵川中学だにゃー』


ここまでです
はい、と言う訳で転校生はすているさんじゅうよんさいです
別の人を期待してた方は申し訳ありませんでした

ステイルが柵川中学に転入か
連立方程式を思い出す

柵川中学は2mを受け入れられる施設が整ってるんだろうか
椅子とか机が小さすぎて苦労しそう

ども、トイストーリ-2見てたら遅れた
いまから書き込むよ!
ちなみにステイルは誰とフラグ建てさせようかまだ悩み中です

>>341
見てきたけど凄く面白かった。ちょっと参考にさせて貰おうかな…

>>347
座りにくそうな姿勢で授業をうけるステイルとな?




(転校5日前)

神裂「準備は整いましたか?」

ステイル「ああ。全て片付いたよ。君も忙しいのに色々と押し付ける形になってしまってすまないね」

神裂「気にしないで下さい。それよりもせっかく学生として学園都市に行くんですから少しは表の世界で楽しんでみてはどうですか?」

ステイル「まさか。僕には似合わない世界だよ」

神裂「………まあ良いでしょう。それより最大主教には許可は採ったのですか?」

ステイル「採りに行ったら思いっきり駄々こねられたよ」

神裂「あ、あの人は……」

ステイル「お土産を送ってやる、って言ったら認めてくれたけどね」

神裂「あのクソ上司は………ま、まあ良いでしょう。向こうに着いたらインデックスと上条当麻によろしくと伝えてください」

ステイル「土御門には良いのかい?」

神裂「あのアホの事は気にしなくても結構。むしろするな」

ステイル「また遊ばれたのかい?」

神裂「………聞かないで下さい」

ステイル「わかった……それじゃあ僕はそろそろ行くよ」





アンジェレネ「ステイル神父!ちょ、ちょっと待ってくださーい!」トテトテ


ステイル「うん?君は…シスター・アンジェレネか」

アンジェレネ「はぁはぁ……なんとか、間に合いましたぁ…」

神裂「どうしたと言うのですか?そんなに慌てて…」

アンジェレネ「は、はい!実は、その……ですね…」モジモジ

神裂「――!」

神裂(こ、この反応は…まさか…アンジェレネはステイルの事を…!?)

アンジェレネ「え~っと…ですねぇ……」モジモジ

神裂(いけません、アンジェレネ!ステイルには意中の女性がー!)

ステイル「なんだい?僕も急いでいるんでね、用件があるのなら早く言ってくれないか?」イラッ

神裂(ステイルー!?あなたもそんなにキツく言わなくても良いじゃないですかー!)

アンジェレネ「は、はい!すぅーはぁーすぅーはぁー……よ、良し!す、ステイル神父!」ドキドキ

ステイル「なにかな?」

神裂(……………私はここにいて良いのでしょうか?)ドキドキ


アンジェレネ「日本に行ったらワガーシーをたくさん買って来てください!!」

神裂「え?」

アンジェレネ「え?」





ステイル「……和菓子、と言っても沢山あるだろう。どんなのが良いんだい?」

アンジェレネ「あ、はい!ちょっと待ってくださいね」


カタログペラペラ


アンジェレネ「このヤツーハシと言うのとダイフックーと、ドーラヤキー。あとヨカーンとモナーカとですね…」

ステイル「随分と欲しい物があるんだね?」

アンジェレネ「は、はい!本当はもっとあったんですけど、昨日徹夜して絞り込みました!」


ルチア「なにやら熱心に学んでいるかと思えばそういう事だったのですか…シスター・アンジェレネ」


アンジェレネ「げぇーっ!シスター・ルチア!!」

ルチア「あなたにはまだ規律と信仰が足りていないようですね」ギロリ

アンジェレネ「あ…あ…?」ブルブル

ルチア「この欲望塗れの禁書はこちらで預からせていただきます」ヒョイ

アンジェレネ「ああー!か、返してください!私のスイーツカタログ(アジア版)返してください!!」





アニェーゼ「まあ良いじゃねーですか。シスター・ルチア」

アンジェレネ(シスター・アニェーゼ~~~!!)パァ~

ルチア「シスター・アニェーゼ!?彼女を甘やかす発言は控えてください!」

アニェーゼ「私等もステイル神父にお土産の要求をしに来たんじゃねーですか。お菓子くらい大目に見ちまいましょう」

ルチア「そ、それは…そうですが」

アンジェレネ「シスター・アニェーゼ達もお土産を?」

ステイル「君等もか…はぁ…いったいなにを僕に頼むつもりだ」

ルチア「はい、こちらのモノなんですが…」


カタログペラペラ


アニェーゼ「コレです。学園都市を徘徊する鉄で出来た使い魔です」

アンジェレネ「うわぁ…凄いカッコイイですね。掃除も勝手にやってくれるって書いてありますよ!」

神裂(この子も女子寮へ来てくれれば、きっと楽しい毎日になるのでしょうね…)

ルチア「ええ。この使い魔に掃除を任せれば、私達の仕事も多少は楽になるかと…」

ステイル「君達…それは使い魔ではなく清掃ロボ、つまり科学の産物だ」

アンジェレネ「ひえー!機械で使い魔を造ったんですか!凄いなぁ…」

ルチア「恐るべし学園都市」

アニェーゼ「ますます欲しくなっちまいました」






ステイル「それ、400万円くらいするらしいよ」

アニェーゼ「頼みましたよステイル神父」

ステイル「買う訳ないだろう。こんなブリキ」

神裂「酷いですステイル!この子達だって頑張っているのにブリキだなんて!」

アニェーゼ「そーだ、そーだー!」

ステイル「神裂、君までなにを言ってるんだ。このブリキで出来たドラム缶を庇うだなんて」

神裂「う……ですが…」

アニェーゼ「良いじゃねーですかー。私等も欲しいですよー」

ステイル「買わない。絶対に買わない」

アニェーゼ「買って来てくださいよー。欲しいんですよー」

ステイル「頼むな、せがむな、すがるな、求めるな」

アニェーゼ「ううむ…ステイル神父にはこの手の方法は通用しませんか」

ステイル「もう十分だろ?僕はそろそろ行かせてもらうよ」

アンジェレネ「あ……」

ステイル「…はぁ、和菓子はなんとかして送る。ソレで良いだろ?」

アンジェレネ「…!は、はい!ありがとうございます!」ペコリ

アニェーゼ「清掃ロボも本当にありがとうございます」ペコリ

ステイル「買わないっつってんだろ!!!」






(月曜日・ステイルの朝)


―柵川中学男子寮―

ステイル「………恐ろしいほどに学生服が似合わないな」

ステイル(な、なにを落ち込んでいるんだ僕は。ガラじゃない…本当にガラじゃない…)


Prrrrrrrrrrrr


ステイル「電話………?でも誰から…この寮へ入ったのは5日前。それまで1本の電話も掛かってこなかったのに、このタイミングで…?」

ステイル(良いだろう…そっちの誘いに乗ってやる)


Prrrrrr…ピッ


ステイル「―――誰だ」

土御門『おっはー!元気かにゃー?』


ガチャ


ステイル(柵川中学の位置は確認済み… ペンも持った。学生手帳もある。タバコもポケットに入れた………一応カードも持っていくか)スチャ





Prrrrrrrrrrrr


ステイル「………」


Prrrrrr…ピッ


ステイル「…もしもし」

土御門『切るなよ!こっちはお前の緊張ほぐしてやろうとしてたのに勝手に切るなよ!』

ステイル「すまなかったね、土御門。いま忙しいから切って良いかい?」

土御門『断り入れて切ろうとするな!』

ステイル「朝から元気だな君は。それで?なんの用だい?」

土御門『用って程のもんでもないにゃー。初めての表の生活に緊張してないかと思って電話しただけぜよ』

ステイル「それはそれは、余計な上にデカい世話だったね。生憎と僕は十分にリラックスしているよ」

土御門『そうかにゃー。てっきり鏡の前に立ちながら『学生服似合ってないな』とか言って落ち込んでるのかと思ったぜい』

ステイル「ははは…そんな訳ないだろ」ダラダラ

土御門『だよにゃー。ついでに学校の場所を何度もチェックしたり、筆記用具持ったか確かめたり

    学生証の確認したりなんてしてる訳ないよにゃー。ハハハハハハ!』






ステイル「は、はは……そ、そうだね」ダラダラダラダラ

土御門『ああ、そうそう。学園都市でのお前は発火能力のレベル3って事になってるからにゃー

    不良共に魔術を使って痛めつけて、風紀委員(ジャッジメント)や警備員(アンチスキル)に目をつけられたりするなよ?』


ステイル「審判者(ジャッジメント)?この科学だらけの都市にも審判者(ジャッジメント)がいたのか」

土御門『違う、風紀委員(ジャッジメント)だ』

ステイル「だから審判者(ジャッジメント)だろ?わかっているよ」

土御門『はぁ…もういい』

ステイル「君はいったい何を言っているんだ?」

土御門『あー…気にしなくても良いにゃー。どうせ言っても混乱するだけだからにゃー』

ステイル「ならもう用はないな?そろそろ切らせてもらうぞ」

土御門『待て待て、一言だけ言わせろ』

ステイル「………なんだ」

土御門『仮初めの学園生活に浸かりすぎて呆けるなよ?』

ステイル「そんな事、僕にはあり得ないね」


ガチャ


ステイル(時間は……7時22分…)

ステイル「さて…行くか」





(月曜日・上条の朝)


AM07:28


―とある高校の寮―

上条「………」ボー…

上条(だ、ダメだ……御坂の事を考えると他の事に集中できねえ…

   昨日の補習の内容も覚えてねえし、この2日間は全然眠れなかった……はぁ……)


禁書「とうま…大丈夫?元気ないんだよ?」

上条「ん、ああ…安心しろインデックス。上条さんはなんともありませんの事よ」

禁書「目の下にクマ作ってる状態で言われても説得力ないんだよ」

上条「いやホントになんでもねえから。心配かけてゴメンなインデックス」

上条(えーい!いまは頭切り替えろ!まずは飯だ飯!)

禁書「………わかったんだよ。それじゃもう聞かないかも」






上条「さて、と。それじゃ朝飯の支度するかー!」

禁書「もうして置いたんだよ、とうま」

上条「な、ん……だと…?」

禁書「食パンもテーブルに出しておいたんだよ!」

上条「サンキュー、インデックス。しかし良く朝飯の支度が出来たな。上条さん驚きましたよ」

禁書「土曜日にこもえの家でめだまやきの作り方を教わったんだよ!」

上条「へぇ~、小萌先生に習ったのか」

禁書「こもえの家みたいにてっぱんじゃないから上手く出来なかったけど食べて欲しいかも…」ゴチャー

上条「これはまた芸術的な形ですね、インデックスさん…」

禁書「ううぅ…」シュン…

上条「けどまあ、腹に入ればなんでも一緒だもんな。いただきます」パクッ

禁書「あ!ず、ずるいんだよ!私もいただきます!」バクン

上条「………」バリボリバリ

上条(こ、これは…炭を食ってるような感じだな…)

禁書「………」ガリゴリガリ

禁書(美味しいんだよ…なんか硬いおせんべえみたいかも)






上条「な、なかなかの味だな……」ゴクン

禁書「うん!私もビックリかも!今度また作るね!」ゴキュン

上条「ははは…は、む、無理しすぎるなよ…?」

禁書「大丈夫なんだよ!――あ、ねえとうま。がっこう行かなくてもいいの?」

上条「え…?―ってもうこんな時間かよ!悪いインデックス、俺もう行くわ!」

禁書「あ…と、とうま!お昼ごはんはどうするの!?」

上条「そうだった……今日は昼飯作ってる時間ねえしな…

   仕方ねえ。ほら、2000円。コレで適当に済ませてくれ!」


禁書「お外に出ても良いの?」

上条「お前も一日中部屋の中じゃ退屈だろ?たまには出かけて来いよ」

禁書「でも一緒に行ってくれる人がいないんだよ…」

上条「スフィンクス連れてきゃ良いだろ?」

スフィンクス「にゃー」
      (ご主人!自分のこと忘れてなかったんですね!)

禁書「そうだったんだよ!すっかり忘れてたかも!」

スフィンクス「に、にゃー」
      (お、お嬢さんは相変わらず厳しいぜ…)

上条「それじゃ行って来る。出かける時は鍵を忘れるなよ?」

禁書「わかってるかも!いってらっしゃ~い!」


今回はここまでです
思いのほかステイル引越し編が長引いてしまって申し訳ないっす
ではまたー

どうも
ステイルの服装センスについてですが、どうしましょう?
後々の展開であまりに地味だからとか言う理由で柵川中学生sに学ランのしたに着る服や髪型いじられる話しとか書こうかな…

あ、それといまから書き込みます


(月曜日・一方通行の朝)

―黄泉川のアパート―

AM06:31

一方「………」Zzz…


ガチャ


打ち止め「おっはよー!ってミサカはミサカはあなたに向かって目覚めのフライングボディアタック!」ドゴォッ

一方「…あ!……があぁぁぁぁ!!」ビクゥン!

打ち止め「起きたー?ってミサカはミサカは新妻気分であなたに聞いててみたり!」

一方「こ、の……」プルプル

打ち止め「うん?」

一方「なにしやがンだァ!こンのクソガキがァ!!」ゴンッ

打ち止め「へぶぅ!?」

一方「ちっ………まだ7時にもなってねェじゃねェか。こんな朝っぱらに起こすンじゃねェ…」

打ち止め「ちょっとー! あなた今日から学校行くんでしょー!? ってミサカはミサカは二度寝しようとするあなたを無理矢理起こしてみたり!」

一方「風邪ひいたから休む」

打ち止め「うわ!ミサカ以上に子供的な発言してる!ってミサカはミサカはあなたの情けなさに驚愕してみる!」

一方「へェへェ…存分に驚いてろよ…」


ガチャ


黄泉川「打ち止めー。一方通行起きたじゃん?」

一方「………ちっ」

打ち止め「あ!ヨミカワ良い所に来てくれたね!ってミサカはミサカは援軍に感謝してみる!」




黄泉川「なんだまだ起きないじゃん?」

打ち止め「駄々こねて起きようとしないのってミサカはミサカは年頃の息子を持った母親の気持ちになってみる」

黄泉川「ダメじゃん一方通行。もう転校の手続きも済ませたんだし学校行くじゃん」

打ち止め「学校行ったらきっと友達たくさん出来て楽しいよ!ってミサカはミサカはあなたをその気にさせようと頑張ってみたり!」

黄泉川「そうじゃん。お前が転校するクラスはうちの学校でもとっておきの馬鹿共がいる楽しいクラスじゃん!」

打ち止め「うわー凄く楽しそう! ミサカも行ってみたーいってミサカはミサカは大げさなリアクションをとってみる!」

一方「ったく、わかったわかったわかりましたよォ。行きます行きますよォ。だから黙れ」ムクッ

黄泉川「お、やっと起きたじゃん?学生服はそこにあるから着替えたら朝食にするじゃん」

一方「わかったからお前等出てけェ」

打ち止め「早く来てね!ってミサカはミサカはお腹ペコペコなのよって遠回しに言っててみる」


バタン


一方「………」





一方(この俺が普通のガッコーにねェ…)

一方「ま、行くだけ行ってみっかァ?」


打ち止め「ねえねえヨミカワ。ヨシカワはどうしてるの?」

黄泉川「昨日、夜晩くまでTVの通販見てたみたいでまだ寝てるじゃん」

打ち止め「どんどんダメ人間になって行っちゃうね…ってミサカはミサカはヨシカワの未来を心配してみる」

黄泉川「桔梗は昔っから自分にも甘いからねえ、半分諦めてるじゃん」




(月曜日・美琴の朝)

―常盤台寮―

AM07:18

美琴「………」ドキドキ

美琴(ヘアピン…こ、こんな感じで良いかな…?)

黒子「あら、お姉さま。いつもの髪留めとは違う物を、お身につけてらっしゃるのですね」

美琴「え…あ、うん。たまには他のも付けてみようかと思ってね~…」

黒子「でもその髪留め…お姉さまのご趣味とは若干違いますのね」

美琴「あー…気分よ! そう、気分!」

黒子「むぅ…」

黒子(やはり変ですの…3日前に私がお姉さまの私物を漁った時にはあの様な髪留めはなかったはず…

   と、言う事はごく最近にお買いになられた…? でも3日前はお出かけになりませんでしたし…

   と言うことは、一昨日の初春と佐天さんと映画を見に行った後のお買い物で……? …………あの、類人猿と?)






美琴「黒子?どうかした?」

黒子(買い物……類人猿……髪留め……)


カチリ(なにかが噛みあう音


黒子「はああァァァァァァァァァァァァァァんっ!!」

美琴「なっ……急に大声出さないでよ! ビックリするじゃない!」

黒子「お、お、お姉さま…? その髪留めは…」ワナワナ

美琴「へ…? これ……?」

黒子「もももももももしやその髪留め…あの類人猿からの……?」ワナワナ

美琴「え……そ、その…///」モジモジ

黒子「なんですのその反応はあァァァァァァァァァァァァァァァ!!??」キシャー


バァン!


寮監「白井! うるさいぞ!」




黒子「黙れですの、この行き遅れあァァァァァァァァァァァッ!!!」キシャー!

美琴「ば……黒子!!」アセアセ


ブチン


黒子「…………はっ!!」ゾワッ

美琴「ひっ…」ゾワッ

黒子(ぬかりましたのー! あまりの出来事につい本音をー!)

寮監「――白井」

黒子「で、ですの!」ビシー!


寮監「私は嬉しい。実に嬉しいよ」ツカツカ


黒子「お、おほほほほ……寮監さまに喜んでいただけて黒子感激ですの! 笑いも止まりませんわ!」ダラダラ


寮監「この私にそんなセリフを面と向かって吐ける生徒がまだ居てくれた事が本当に嬉しい」ピタリ


黒子「…お、おほ…ほ……」ダラダラダラダラ


寮監「どうした? なにをそんなに脅えている?」


寮監「 わ ら え よ。 し ら い 」


ゴキンッ グシャッ ゴシュリッ メキャッ メメタァッ 


黒子「ぎゃあァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!」

美琴「く、黒子おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッ!!!」



今回はこれで終了です
それと明日から金曜日まで兄の結婚式でグアムに行ってくるのでしばらくお休みです
金曜日は体力が残っていれば帰ってきてから書きますんで
ではまたー

なんと書き手は女性か!?

戻ってきたら妹王女の話題で持ちきりだったでござる!

>>388
その幻想をぶち壊す!

いまから続き書きますんでいま暫らくお待ちをー

うい、ぼちぼち書くよー


―柵川中学通学路―


AM07:42


佐天「うーいーはーるー!おーっはよー!」バサァッ

初春「ひゃあああああ!さ、佐天さん、スカートめくるのいい加減に止めて下さいよー!」

佐天「えー…良いじゃん別にー」

初春「良くないです!」

佐天「ホラホラァ…男子共の目が初春のスカートにばっちり釘付けだよ~」

初春「うう……本当に止めてくださいよぉ…」

佐天「ごめんごめん。後でジュース奢るから機嫌直してよ」

初春「いちごおでんでお願いしますよ?」

佐天「あの不味そうなのね。オーケー、まっかしといてー。……っと、そう言えば春上さんは一緒じゃないんだね」

初春「はい、春上さんは日直当番だから先に行きました」

佐天「そっかー。春上さんも真面目だねー」

初春「いやいや、それが普通だと思いますよ?佐天さん」




佐天「日直ってメンドーなんだよねー。日誌書いたり黒板消したりさぁ」

初春「男子も手伝ってくれると良いんですけどね…」

佐天「あいつ等、休み時間になると遊びに行っちゃうもんねー」

初春「……春上さん、ちゃんとやれてるでしょうか」

佐天「心配ないって!何度もやってるんだしさ。大変そうだったら私等も手伝えば良いんだし」

初春「……そう、ですね。そうですよね!」

佐天「さ、そうと決まれば役割分担でも決めちゃおうか」

初春「はい。けど平等にお願いしますね?」

佐天「じゃあ私は、授業前にチョーク揃える係りってことでー」

初春「勝手に決めないでくださいよー!」




―とある高校―

AM07:49

黄泉川「ここが今日からお前の通う学校じゃん!」バァーン!

一方「前にも見てンだろォが…相変わらずなンの特徴もねェ、普っ通の校舎だなァ」

黄泉川「そこがまた良いじゃんよ。ここでなら夕方に川原で殴り合って『お前中々やるじゃねえか。お前こそ』みたいな体験だって可能じゃん」

一方「役に立たねェ昭和なコメント、アリガトーゴザイマスー」

黄泉川「いやいや本当じゃんよ。今日からお前が通うクラスに行けばわかるじゃん」

一方「そンな時代遅れな奴が実際にいンのかァ?」

黄泉川「ちょっとした問題児集団の1人だけど根は良い奴じゃん」

一方「はっはァ。だからってこの俺と仲良しこよしちゃンになれるとは思えねェけどなァ?」

黄泉川「お前の方から『友達になって』って言えば万事解決じゃん」

一方「笑えねェなァ。俺がそンなタマに見えンかよ?」

黄泉川「何事もチャレンジじゃんよ」

一方「アホくせェ…」



小萌「黄泉川先生、おはようなのですよー」

黄泉川「おー、月詠センセもおはようじゃん」

小萌「あれ…? そっちの子は前に見た事あるですよー?」

一方「あァ……あン時の不可思議生物か」

小萌「先生なにも不可思議なんかじゃないですよー! ちゃんとした大人ですよー!」

一方「あ……ありえねェ…」ヨロヨロ

小萌「こらー! 失礼なこと言わないでくださーい! って黄泉川先生もまた笑ってるだけなんですかー!?」

黄泉川「いやーごめんじゃん、月詠センセ」

小萌「んもう! ――それで、その子が黄泉川先生の言ってたドラ息子ちゃんなのですか?」

黄泉川「そうじゃんよ。こいつが今日から月詠センセのクラスに入る一方 通行(ひとかた みちゆき)じゃん」

一方「………おい。通行くンてなァ、どこのどいつだ」ボソボソ

黄泉川「いくらなんでも一方通行(アクセラレータ)のままじゃマズイじゃん。そこで私が前から温めてた偽名を使うと良いじゃん」ボソボソ




一方「余計な事すンじゃねェよ。バレたって構わねェだろォが」ボソボソ

黄泉川「それだと他の生徒に怖がられて友達出来ないじゃん?」ボソボソ

一方「それが余計だっつってンだよォ。俺の周りにグズ共が群がればそンだけグズ共にも危険が及ぶンだぜ? そこンとこわかってンのかァ?」ボソボソ

黄泉川「なにかあればお前が守ってくれるじゃんよ?」ボソボソ

一方「俺をあてにすンじゃねェよ」ボソボソ


小萌「もしも~し! 内緒話しは済みましたかー?」

黄泉川「話しはここまで。ま、上手くやるじゃん」ボソボソ

一方「あ……おい!」

黄泉川「いや~、待たせてごめんじゃん。それじゃ、うちのドラ息子をよろしく頼むじゃん」バンバンッ

一方「痛ェな! 叩くンじゃねェよ!」

小萌「こらー! 先生にそんな言葉使いしちゃダメなのですよー!」プンスカ

黄泉川「それじゃ頑張るじゃんよ、一方~」

一方「その名前で呼ぶンじゃねェェェェェェェッ!!」




―柵川中学校―

AM07:54

ステイル(さて……学校へ着いたは良いが…)


生徒1「なんだあの赤毛は…」ボソボソ
生徒2「高校生か?なんで中学にいるんだよ」ボソボソ
生徒1「ここの生徒を痛めつけに来たのかも…」ボソボソ
生徒2「こえぇ…目は会わせないようにしようぜ」ボソボソ

生徒3「あまり近付かない方が良いよ…なにされるかわからないもの…」ボソボソ
生徒4「その方が良いよね……風紀委員にも連絡しとこうか?」ボソボソ
生徒3「それが良いわよ」ボソボソ



ステイル(あまり良い印象を持たれてはないみたいだね…まあ良い。

      それより先ずは職員室とやらに行くんだったな。……しかし肝心の場所がわからないぞ。…誰かに聞くか)





ステイル「おい、そこの君」

生徒1「うわぁ!こっち来たぁ!」ダダダッ

ステイル「なにも逃げる事ないだろうに……そっちの君…」

生徒2「ご、ごめんなさい!日直なので先に行かせてください!」ダダダッ



ステイル「………」ポツーン

ステイル(くっ……なんなんだこの国の男は!少しは紳士の振る舞いを見せたらどうなんだ!?)


ドンッ ポスンッ


ステイル(……うん?なにかぶつかったな…)

春上「痛いの……」

ステイル(ぶつかって来たのはこの子か?)

春上「ごめんなさいなの。ボーっとしてたら当たっちゃったの」

春上(おっきくて怪獣みたいなの)




ステイル「いや気にしなくて良いよ。こんな校庭のど真ん中で考え事をしていた僕に非があるんだ。君の方こそ怪我はなかったかい?」

春上「平気なの」

春上(良かったの…おっきいけど優しそうな人なの)

ステイル「それは良かった。さあお手をどうぞ、お嬢さん」スッ

春上「どうもありがとうなの…よいしょっと…」スクッ

ステイル「それじゃ僕は失礼するよ。職員室を探さなきゃならないからね」

春上「職員室……探してるの?」

ステイル「ああ…そうだが…」

春上「私…案内するの」

ステイル「それは非常に助かるのだが…構わないのかい?」

春上「気にしなくても良いの。困ってる人を助けるのは当然なの」

ステイル(断る事も出来るが…彼女の善意を無下に扱うのは英国紳士として恥ずべき行為だな)

ステイル「それでは道案内を頼むよ。リトルレディ」

春上「任せてほしいの」


初春「風紀委員です!春上さんから離れてください!」


ステイル「………うん?」



今日はここまでです………
……

あ、あれー…ステイルを紳士っぽく書こうとしたら軟派な男になってしまったぞ

乙!
ステイルwww
あと春上って誰だっけ?

お兄様のご結婚おめでとうございますなんだよ!
グアムからの帰国にssお疲れ様でしたなんだよ!

次はいつ来れるんだよ?

>>423
ありがとー。明日も書くよー

>>422

              ,. ≦⌒`: `:_ :..  ̄ ミ: .、
              / . : : : /´ : : : \:. : \: .\
             / . : : :/:,ィ/{: :{: : : : ヽ丶: : :ヽ: : \
            /. : /: :/:/ i ハ: 、: : : : : : : : : : : '. : : .ヽ
          ′:/ /:i: ′| : 小. ヽ:i ヽ:.i: :i : : : :「i>、 ハ
         |:|: :|.:i..´「「ヽ{: ! |: :\廴 } | |: : : |:`.<i\i

         |:{: :|_j,≦ミ トト{、_´「「:`:ト|: :|: : : :.|: : : ヽ ヽ.
           /イ:|《 ん::.iヽ   _≧ミjLj! :l: :| : :|:i: : : :.ト : ヽ
            |! :{ |' ヒ:ツ     ´ん::.fiy ト}: :| : :| i: : lハ i:}
            |l:∧{ ´        ヒ::ツ,j}、/ /:}: , }: :|:. :|  }:リ

           |l:{ ヽ   ′     `^ ´ノィ :/ /: .: :| :|  |:}
           l込             ノ: / /: .:::′i:. :′ノ′
         ∧ {ヽ. o ⌒Y (_`j   /イ: /}: .:::: : :j: :′
           ヽ:.:.\        . ィ:フ/:/ .::/ :/}/
           八:ト、:`:...┬ ≦´  {イノ}:/:イ/: //′
              ヽトト}      乂 ノ' /フイ
         r‐vー-イムイ    o‘’/⌒廴 _
      ノ⌒'⌒乙、_ /ー8 、 rーo' フ′   ,メ了てィ

      {        }、8 。o≦イ    / (`,. -《
      | ___   厂{:フニミ:..、    ∧ _ノ`/  ,ハ
     i´      ` くノ「ト、   >::〉 _ノ rチ /.    {
     /`ヽ.  ノ^ヽ/:ノ |::iヽ彡イ<_厂}/  ノ ′ |
.    //` ーくくノ二¨'`ヽ.|::「ん'⌒ー´j:::/′,/ /  |
    i' / ,二フ/´--    }.!::{____ノi::j! /   ′  {
    {  / _ノノ ,n     |:}:::!-―― /:ノノ    ′   ∧
   ∧  〈| ‘‐'/{     { L」     /:/′  /   / }
   / iヽ. l   / ∧     V    {:::{〉――廴__ .イ



>>427
何か打ち止めがケータイ小説書くSS思い出すんだけど

制服着てても生徒に見えないどころか不審者に見えるステイルかわいそwwww

>>419
春上×ステイルか
新しいな

ひとかたktkr

あれはよかったな。同じ作者さんかな?
あのときはリアルタイムで見れなかった。

期待

>>430
あの大きさでは致し方ないのである

>>429 >>433
詳細を…詳細ををををををををおおおおおおお!

ちなみに、ひとかたネタは今回が初なんで、変な所あったら指摘ヨロです

今日の分はもうちょっと待ってて下しあ

>>432
あ、それも良いかも

うい。ぼちぼち書くよー


(数分前)

佐天「じゃあ、私は授業前にチョークを出す係りで…」

初春「なんでどんどん楽なのになってるんですかー!」

佐天「良いじゃん。初春には机の整理って重要な役割があるんだからー」

初春「いつ決まったんですか!?」

佐天「大丈夫、初春には頭の花があるじゃん! 花の触手でビシュンビシュンッ!って感じで動かせば整理も簡単に…」

初春「へ、変な設定をつけないでください!」



生徒3「あ…そこのあなた!」

初春「……はい?」

生徒4「あなた風紀委員だよね?」

初春「はい。そうですけど……」

生徒4「いま校庭に高校生ぐらいの不良がいて困ってるの…」

生徒3「男子生徒に突っ掛かったりしてたよね」

生徒4「うん…怖かったぁ…」





生徒5「お、おい! 女子が赤毛の不良にぶつかって、いちゃもんつけられてるぞ!」

生徒6「あの子…隣のクラスの春上って子じゃないか!?」

初春「…!?」

佐天「は、春上さんが!?」

初春「佐天さん…。私の鞄を持っててください」

佐天「あ…ちょ、初春!?」

初春「止めないでください佐天さん」

佐天「でも相手は高校生の不良なんでしょ!? いくら初春が風紀委員だからって1人じゃ無理だよ!」

初春「わかっています。でもこうしてる今も春上さんが困ってるかも知れないんです…だから…」

佐天「初春………わかった。だけど、無理しちゃ駄目だよ?」

初春「……はい!」ダッ

初春(必ず助けますから待っててください、春上さん…)

佐天「…………」

佐天(私も…私も力になるんだ!)ダッ





初春(―――いました!)


春上「職員室……探してるの?」
ステイル「ああ…そうだが…」
春上「私…案内するの」


初春(長身で赤毛の不良…報告にあったのはあの人で間違いなさそうです。

   それにしてもいったいなにを話してるんでしょう? ……いえ、いまはそんな事よりも春上さんを助けるのが先決です)



初春「風紀委員です! 春上さんから離れてください!」


ステイル「………うん?」

春上「初春さん…?」

ステイル「知り合いなのかい?」

春上「お友達なの」

ステイル(なにか誤解しているようだが……ここは敵意のない事を示して誤解を解くか)

ステイル「そうか。君も審判者(ジャッジメント)なんだね? 僕の知人にも何人かいてね… 大変な仕事だろう?」ズイ

初春「動かないで下さい! ここは中学校ですよ? 高校生のあなたが許可なく立ち入って良い場所ではありません!」タジ

初春(あーん! 耳にたくさんピアスしてます! この人、相当なワルです! 怖いよー!)





ステイル「尋問なんかも疲れるだろう? 中々吐かないヤツがいて」

初春「そ、それはそうですが…精神誠意もって話せば…」

ステイル「それでも吐かないヤツはいる。そう言う時はどうすれば良いかわかるかい?」

初春「………読心能力者の人に頼みます」

ステイル「違うね。答えは拷問だ」


初春「………………………え?」クラッ


ステイル「例えば水攻め。口の中に大量の水を流し込むんだ。すると胃袋が膨れ上がってね。腹をを揺すって水を吐かすのさ。

      そしてまた水を流し込む。これを何度か繰り返すと血の混ざった水を吐き出すようになってね。あまりの苦痛にのたうち回るんだ。

      しかも、いくら苦しみ抜いた所でそれはくり返される。死なないように注意されて行われ、自白するまで止められることはないのさ。

      その結果、ほとんどの人間は一時的に苦痛を逃れたいがために簡単に秘密を漏らしてしまう」ペラペラ




ザザーーーーーッ(人の波が引く音




初春(な、にを…言ってるんですか……? この人…なんなんですか…?)クラクラ




ステイル「簡単だろ?」ニコォッ

ステイル(良し。もう一押しで誤解が解けそうだぞ)

初春(それを……春上さんにしようとしてるんですか…?)

初春「させません」ボソ

ステイル「他にも………なにか言ったかい?」

初春「私の友達を傷つける事は絶対にさせません! 」

ステイル「…………え?」

初春「それにそんな乱暴な方法! ひ、酷いです! あ、あなたには……良心が…ない、んですかぁ!?」ポロポロ

ステイル(………困ったぞ。どう言う訳か泣かせてしまった)




ステイル「あー…少し落ち着いてくれないか?」ポリポリ

佐天「私の友達にぃ…」

ステイル「うん……?」

佐天「手を出すなあああああああああっ!!!」ブンッ



グワァラゴワガキーン!



ステイル「ごっがっああああ!!!?」


ズッシャー ゴロゴロゴロゴロ ゴツン


初春「さ、佐天さん!?」

佐天「逃げるよ! 2人共!」ガシッ ガシッ

春上「…え?……え?」

初春「ちょ、いまのはさすがに…」

佐天「話しは後! アイツが起き上がってくる前に教室に逃げ込もう!」ドギューンッ

初春「あわわわ…!佐天さん、そんなに腕引っ張らないでくださーい!」

春上「体が浮いてるの。フワフワしてて楽しいの」









ステイル「………」ポツーン






ステイル「くっ………なんだったんだいまの子は…?」フラフラ

ステイル(防御術式が間にあって軽傷ですんだか……まだ少し頭がフラつくな)

ステイル「人の頭を思いっきり殴って逃げやがって………いてててて…」フラフラ

大圄「キミ! どうした、体調が優れないのか?」

ステイル(……誰だ? この学校の教師か?)

ステイル「いえ、問題ありません。……それよりお尋ねしたい事があるのですが…」

大圄「なにかな? 」

ステイル「職員室の場所を教えていただきたいのですが」



今回はここまでっす
ステイルが酷い事になってしまった。反省はしていない

たくさんの感想どうもです
あとドカベン知ってる人いてくれて嬉しかったり

今回はその頃の一方くん編です


―とある高校―

AM08:16

上条「ふぅ……今日は走らなくても間にあったな」

上条(今日は御坂とは会わなかったな…。……いつもならイヤでも会うんだけどな……はぁ)

上条「い、いやいや。御坂と会ったってどうせビリビリィッ! ってされるだけだろ。うん。

    いまは授業と補習の事だけ考えよう。うん。そうしよう」


ガラッ


上条「おいーっす!」

青ピ「カーミやーん! おっはー!!」

姫神「おはよう。上条くん。」

吹寄「相も変わらず朝から無駄に元気ね」ムッスー

上条「あれ? 土御門は?」キョロキョロ

青ピ「つっちーならまだ来てへんでー」

上条「珍しいな。いつもはもう来てるのに」





吹寄「ほっとけばその内来るでしょ? それより上条!」ズイッ

上条「な、なんでしょうか吹寄さん」


吹寄「土曜日に一緒にいた常盤台の子は誰なの?」ギロリ


生徒達『なんだとおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!?』ガタッ

上条「んな! ど、どうしてそれを!?」

吹寄「隣のクラスの子に聞いたんだけど…否定しない所をみると本当みたいね」

上条「ふ、吹寄! 俺をハメやがったな!?」

吹寄「うっさいこの旗男! 貴様はいったい何人の女性にフラグを建てれば気が済むの!」

上条「フラグとか訳わかんねえ事言うな!」

青ピ「カミやーん… またか? またなんか!? またカミやんばっかり『あっは~ん』で『うっふ~ん』な事になってるんか!?」

上条「バ、バカ野郎! そんな訳ねえだろ!」

青ピ「……………あれ? カミやんなんかいつもと反応違わへん?」

上条「…は?」

青ピ「いつもやと、もっと平然と『そんな素敵展開が俺に舞い降りる訳ないだろ。はあ、それにしても彼女が欲しい』とか言っとるやん」

上条「…………そうか?」

青ピ「せやでー。カミやん、なーんか変やでー?」

上条「…………」

上条(変…? 俺が……変?)

青ピ「なーんてなー! カミやん、気にしすぎやでー! もっと人生気楽にいこー?」






上条「あ……ああ」


ガラッ


土御門「皆の衆、おっはー!」

青ピ「つっちーおっはー!」

姫神「おっはー。」

吹寄「何年前の挨拶よ、それ」

上条「……………」

土御門「んー? いったいなんの話ししてたんかにゃー?」

青ピ「カミやんが常盤台の女の子とイチャイチャしとったって話しやー」

上条「い、イチャイチャなんてしてませんー!」

土御門「またかにゃー! テメェ、いい加減にしろにゃー! なんて子かもついでに教えるにゃー!」

上条「誰だって良いだろうが! 上条さんは黙秘権を行使します!」

土御門「カミやんに人権なんてないんだぜい!」

青ピ「皆のものー! カミやんの退路を塞ぐんや!」


男子生徒『おおッ!』ドドドドドド


上条「ぐ……こんな時ばかり結束しやがって…!」




吹寄「それで? 常盤台のなんて子と買い物してたの? ここまで来たからには言っちゃいなさい」

青ピ「さっさと吐いたら楽になれるでぇ…? カミやーん?」

上条「……………御坂」ボソ

姫神「御坂? 常盤台の御坂さん?」

吹寄「常盤台の御坂って……超電磁砲?」

上条「……………………はい」コクン


【審議中】

         
    ∧,,∧  ∧,,∧
 ∧ (´・ω・) (・ω・`) ∧∧   

( ´・ω) U) ( つと ノ(ω・` )   
| U (  ´・) (・`  ) と ノ   

 u-u (l    ) (   ノu-u
     `u-u'. `u-u'  





上条「お、おい…なに話してんだよお前等…」





【結果発表】
パッ   パッ   パッ    パッ   パッ    パッ

 [死刑]  [死刑]  [死刑]  [死刑]  [死刑]  [死刑] 
  ∥∧∧  ∥∧∧ ∥∧,,∧ ∥∧,,∧ ∥∧∧  ∥,∧∧
  ∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)∩・ω・`)

   (    ). (    ). (    ) (    ) (    ) (    )
   `u-u´  `u-u´   `u-u´  `u-u´  `u-u´  `u-u





上条「いくらなんでも短絡的すぎませんか!?」





青ピ「やかましいわい! よりによって超電磁砲やて!?」

吹寄「上条当麻! やはり貴様とは一生わかり合えないみたいね!」

上条「ひ、姫神! 助けて!」

姫神「この魔法のステッキを。上条くんに。」バチバチッ

土御門(むぅ…てっきり本命ねーちんで対抗で禁書目録と五和だと思ってたんだが、ここでまさかの伏兵登場にゃー)ニヤニヤ

上条「土御門! ニヤニヤしてないで助けてくれー!」

土御門「面白そうだからイヤだにゃー」

上条「面白そう!? お前はこの状況見て面白そうに見えんの!?」

土御門「まあ自業自得だにゃー。大人しく殴られてろ」

上条「不幸だー!」



ガラッ



小萌「はーい、席につくですよー」





上条「お、こ、小萌先生が来たぞ! ほ、ほら! 早く散りなさい! 嫉妬に狂った野犬共!」

男子生徒『ちぃ…命拾いしたな…』ゾロゾロ

小萌「えー。出席を取る前に皆さんにビッグニュースですー。今日から姫神ちゃんに続いて2人目の転校生ちゃん登場ですー」


男子生徒「先生! 転校生は女ですか!?」
女子生徒「今度こそ男ですよね!?」


小萌「今回はー…えーとー…」ペラペラ

上条「どうしたんだ? 先生」

土御門「案外、見た目は女だけど実は男ですー。みたいな奴だもんで戸惑っている、とかかにゃー?」

上条(なんだろう…嫌な予感がする…)

小萌「あ…! はい! 今回は男の子ですー。おめでとう子猫ちゃん達、残念でした野郎どもー」


男子生徒「Noooooooooooooooooooooo!!」
女子生徒「いよっしゃあぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」





上条(い…いや…前だって姫神だったんだ…今回だって地味な奴に決まってる!)

小萌「それじゃー顔見せ行きますー。転校生ちゃん、どうぞー」

上条(さて…どんな奴かな…)

青ピ(ショタっ子でも来ぃへんかな~)

土御門(転校生か…ステイル…コレ以上バカやるなよ?)

姫神(うふふ。また転校生。私のアンデンティティが失われていく。うふふふ)

吹寄(これ以上馬鹿が増えない事を祈ってるわ…)


ガラッ カツンカツン


一方「どォもォ。一方 通行(ひとかた みちゆき)でェす」


上条「」

土御門「」

上条「はああああああああああああああああああ!!?」ガタッ





一方「あァ…?…………………げェ…」

一方(うるせェのがいると思ったらなンで三下がいンですかァ? しかも土御門までセットかよクソがァ!)

小萌「あれー? 上条ちゃんは一方ちゃんとはお友達なんですかー?」

上条「え…ああ……まあ……はい」

小萌「それじゃあ一方ちゃんは上条ちゃんのお隣の席に座ってもらいますー」

上条「………えー」ドヨーン

小萌「仲良くするですよー?」


カツン カツン


一方「世話ンなるぜェ? …上条くゥン」

上条「………この幻想をぶち壊したい」ドヨーン

一方「クカカカカカッ! まァよろしく頼むわァ!」

土御門(すげー楽しそうだぜい…)

小萌「それじゃあ出席とるですよー」




今回はここで終わりっす
ステイル側とチョコチョコとバトンタッチ形式で進んでてわかり難かったりしたらごめんね
ではまた~

つっちーが遅れたのはステイルの騒ぎを一部始終ストーキングしていたからと脳内補完

うい、遅れてすんません

いまから書き込むよー


―柵川中学・職員室―

AM08:11

大圄「まさか君が転校してくる生徒だったとはね…それにしても君は背が高いなー」

ステイル「はぁ…」

大圄「頭のケガは大丈夫かな?」

ステイル「はい。まだ多少は痛みますが授業に差し支えはありません」

大圄「そうか。それは良かった。しかし君も去年は大変だったみたいだね」

ステイル「………は?」

大圄「度重なる体調の悪化でほぼ1年近くの休学。周りの友達が進学する中で君1人はもう一度、1年からのスタートだ。

    こっちへ転校して来たのも向こうの生徒と上手く馴染めなくなってしまったのが原因だろう? 辛かったね」ポンッ


ステイル「………え?」





ステイル(な、なにが…どうなっている?)

大圄「…すまないね。余り触れられたくなかったかな? だが安心して欲しい。

    ここの生徒は皆友達思いの子ばかりだ。君もすぐに馴染む事が出来るよ」


ステイル「は………はぁ」

大圄「……少し待っててくれ、HRと1時限目の支度をしてくる」

ステイル「………」

ステイル(…………ど、どういうことだ…)


Prrrrrrrrr Prrrrrrr…ピッ


ステイル「なんだ」

土御門『やっほー。学校生活満喫してるかにゃー?』

ステイル「ああ……なんと言うか出鼻を挫かれた感じだよ」

土御門『…どういう事かにゃー』

ステイル「それが、かくかくしかじか…」

土御門『まるまるうまうま、って事かにゃー』





ステイル「ああ…審判者の話題で友好を深めようと考えたんだが…」

土御門『この間抜け。さっそくポカしやがったのか』

ステイル「な…! 馬鹿な。僕は注意深く行動していたぞ!?」

土御門『良いかステイル。この都市で言うジャッジメントってのは審判者の事じゃあない。風紀委員の総称だ』

ステイル「………………は? ふ、うき…いいん?」

土御門『まあ名前の通り、主に学校内の事件を管轄とする学生だけの組織だ。たまに校外でも学区内で活動してるがな』

ステイル「それじゃ……拷問は…? 」

土御門『ねえよ、そんなもん』

ステイル「なら僕がした事は…」

土御門『ただ無駄に怖がらせただけだな』

ステイル「………な、なんて事だ」ガクーン

土御門『おーい、電話越しでも、しょげてるのがわかるぞ』

ステイル「当たり前だ…違和感なくあくまで普通の中学生を装って潜入するつもりだったんだぞ…」

土御門(だったらちゃんとコッチの事を調べととけよ…)




土御門『ま、やっちまった事をいつまでも引きずっても仕方ねえ。テメエでなんとかするんだな』

ステイル「君に言われるまでもない。もとよりそのつもりだ」

土御門『………ああ、そうそう。聞くの忘れちまってたけどよ…』

ステイル「なんだ…?」

土御門『学校でなーんか違和感、感じなかったかにゃー?』

ステイル「違和感……? そんなものは………いや、そう言えば…

      さっきこの学校の教師に妙な事を言われた…ような気がする」


土御門『ほう……聞かせて欲しいにゃー』

ステイル「……大した事じゃないんだが…1年間の休学がどうとか言ってたな」

土御門『……いやっほう! 大成功にゃー!!』

ステイル「は………?」

土御門『苦労したんだぜい。お前の学園都市での経歴を考えるのを…』

ステイル「……僕の経歴?」

土御門『さすがにお前の経歴をそのまま載せる訳にもいかなかったからにゃー。ちょいっと修正させてもらったぜい?』





ステイル「………参考までに最近の経歴を教えて欲しいのだが、どのように?」

土御門『えーーゴホンッ……』



土御門『ボクはステイル=マグヌス、14歳! レベル3の発火能力者!

     本当は中学2年なんだけど体が弱くて1年近く休学してたからもう一度、1年生からのスタートだ!

     初めの内は荒んでてタバコやピアスに刺青なんかしていた僕だけど、このままでは駄目だと気付いたんだ!

     11月から新天地、第7学区の柵川中学への転校も決まり、いまは遅れを取り戻す為に必死に勉強中!

     半端な時期の転校で不安だけど心機一転ガンバルゾー!!!』



土御門『―――ってとこかにゃー』

ステイル「よし、君の部屋のFAXにルーンを印したカードをプリントして大量に送ってやる」

土御門『どんな嫌がらせぜよ』





ステイル「……………いや、終わった事をいつまで引きずっても仕方ないんだったね。わかった。その内容、使わせてもらう」

土御門『お、なにか思いついたかにゃー?』

ステイル「まあね。助言感謝するよ……………少し話し込んでしまったようだ。一端切る」

土御門『おーおー。これ以上ポカすんなよ?』

ステイル「善処するよ」


ピッ


ステイル「…………ふぅ」

ステイル(いくつかの材料は手に入った…後は上手く…上手く誤魔化すだけだッ!!!)





(数分後)

大圄「ごめんよ、待たせてしまったね」

ステイル「いえ、構いませんよ」

大圄「それでは行こうか。君のクラスへ」





今回はここまでです
>>478さんに近い事言われてちょっとドキっとしちゃったんだぜ

ではまたー

上条さんと美琴のからみ切望

>>496
一番苦手な科目は団体行動でした

>>499
        先 <はい二人組作ってー

  ○○     ○○              ○○
              ○○       ○○


       ○○       ○  ●

     ○○

----------------------------------------------

        先

  ○○     ○○              ○○
              ○○       ○○
       せんせーやろーぜ

        ̄ ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄
       ○○  ○        ●

     ○○
このほうが来るものがある

ども、昨日は書けなくてごめんね
土御門は普段にゃーにゃー言ってるけど、いざと言う時には決める所とかカッコイイよね

>>498>>500
上条なら…上条なら手を差し伸べてくれる!!

>>494
もうちょっと待っててね

そいじゃ書くよ


AM08:27

佐天「えー! それじゃあいつ、春上さんになにかしようとしてた訳じゃなかったの!?」

春上「うん。私の事、心配してくれてたの」

初春「………でも、あの人なんか怖かったです」

佐天「うんうん! 急に拷問がどうとか話し出すんだもんね」

初春「あの人は…この学校になんの用があったんでしょう…?」

春上「職員室を探してるって言ってたの」

佐天「職員室を? 実は停学明けの不良だったりとか…?」

初春「うーん。あんな人、リストで見た覚えはないんですが…」

佐天「なんにせよ、もう会いたくないなぁ」

初春「私もですよー…」

春上「でも、凄く良い人だったの」

初春「は、春上さん! 騙されちゃダメですよ?」

佐天「そうだよ! きっと優しい風に装って春上さんを暗がりに連れてって[ピーーー]したり、あんな体勢で[ピーーー]したり、最後には[らめぇぇっ!]して写真撮られて脅されたり!」

春上「…………????」キョトン

初春「さ、佐天さん!? 女の子がそんな事言っちゃダメです!!///」アセアセ






春上「ねえ…初春さん」

初春「な、なんですか? 春上さん」

春上「[ピーーー]とか[ピーーー]とか[らめぇぇっ!]ってなんなの?」

初春「…………」クラクラ

佐天「あのね、春上さん。[ピーーー]とか[ピーーー]とか[らめぇぇっ!]って言うのはね……」

初春「佐天さあぁぁぁぁぁぁぁんっ!!」グオー

佐天「じょ、冗談だって。やだな~初春。そんな怖い顔しないでよ~」

初春「冗談に聞こえませんでしたよ!」

春上(……………海外のオイシイお菓子の名前なの?)


ガラッ


アケミ「みんなー! ニュース、ニュース!」




佐天「あれ? アケミ達だ」

むーちゃん「いま職員室行ったんだけどさ! なんと! 転校生見ちゃいましたー!!」

アケミ「喜べ女子諸君! そして嘆け野郎共! 転校生はイケメンの男だー!」


男生徒「Booooooooooooo! Booooooooooooooooooo!」
女生徒「やったあああああああああああああっ!!」


佐天「へぇ~、転校生は男の子かぁ」

初春「聞きました? かっこいい男子って言ってましたよ!」

春上「怖い人だったらイヤなの」

佐天「イケメンって立場を利用して女の子をたぶらかす様な奴だったら私達が守ったげるから大丈夫だよ」

初春「そうですよー。なにも心配する事なんてないです!」

春上「2人とも…ありがとうなの」

佐天「ねえねえマコちん。転校生ってどんな奴だった?」

マコちん「えーっとねぇ…背が高くて…」

初春「さすが外国の人ですね」

マコちん「色白で…」

春上「お人形さんみたいなの」

マコちん「それに髪の毛が赤かったよ」

佐天「うひゃー、派手だねぇ…………」


初春、佐天「…………うん?」


春上「……???」





キーンコーンカーンコーン


生徒1「先生が来るぞ! 席に着け!」


ガタガタ


初春(うーん、それっぽい人を見た気がします…)

佐天(いやいや…まさかね…? どう見ても高校生くらいだったし?)

春上(お昼まで、あと4時間なの……………)


ガラッ


大圄「よーし、全員揃ってるなー。それじゃホームルームを始めるぞー」

むーちゃん「先生! 転校生の紹介まだですか!?」ガタッ

大圄「気が早いな。まあ良い。それじゃ転校生紹介と行くか。あーついでに言っとくと転校生は男子だからな」


男生徒「もう知ってまーーーーーーす」
女生徒「きゃああああああああああああああ!!」


大圄「それじゃ紹介するが…詳しい自己紹介は休み時間に聞くように。さあ転校生、入ってきなさい」


ガラッ


ステイル「………」スタスタ


佐天「いいいいいいいいいいいいいいいい!!?」ガタンッ

初春「ええええええええええええええええ!!!」ガタンッ

春上「………ぁ」





大圄「うん? なんだ、知り合いだったか?」

佐天「いえいえいえいえいえいえ!」ブンブンブンブン

佐天(え? マジでマジで? マジであの大きさで中学生だったの?)

初春(ど、どうしよう…きっとさっきの腹いせに例の拷問を私達に……!!?)ガタガタ

春上(良かったの……さっきの人だったの)

大圄「まあ良い。第14学区から転校してきたステイル=マグヌスくんだ」

ステイル「ステイル=マグヌスです。よろしく」ペコ

大圄「この通り、日本語もペラペラだ! 仲良くしてあげるように!」


クラス勢「はーい」
生徒2「でけー、バスケとか出来るかな?」
生徒3「すごーい、バンドとかやってそう…」


初春「……!?」ピクン


生徒4「けどちょっと顔怖くないか? 刺青みたいなのしてるぜ?」
生徒5「耳にもピアスしてるし…大丈夫なのかな」


大圄「さて…それでマグヌスくんの席だが…すまないんだが最後列の席でも良いかい?」

ステイル「ええ、構いません」

佐天「……げ」 ← 最後列

大圄「すまないね。……それでは…」キョロキョロ


佐天(来んなー! こっち来んなー!! なるべく遠くに行ってー!!)


大圄「佐天の隣が空いてるな。マグヌスくん、彼女の隣の席にしなさい」





もうステイルはそこで幸せになればいい

マグヌス君って別にあだ名でもなんでもないのに違和感あるな


佐天(うわーい、大圄空気読んでよー☆)


ステイル「わかりました」スタスタ

ステイル(さてどこの席だ…?)

春上「こっちなの」

初春「は、春上さん!?」ギョッ

佐天(ちょ、春上さーん! どうしてそんなに積極的に行動してるの!?)ギョギョッ

ステイル「おや……君達はさっきの…同じクラスとは奇遇だね。これも神の思し召しってやつかな?」

初春「あ、あははははははは…」ヒクヒク

春上「言ってること良くわからないけど、多分そうなの」

佐天(あれ……なんか私、バレてない? もしかしてあの時、顔見られてなかった?)

ステイル「それで…サテンと言うのは君達のどちらかの名前で良いのかい?」

春上「違うの。私の名前は春上 衿衣なの」

ステイル「そうか。…それじゃ君が……サテンなのかな?」

初春「いえ! わわわ私は初春 飾利って言います!」ギクシャク






ステイル「ああ…そうなのか」

佐天(そうだ……絶対にバレてない。はぁ~良かった~。

    そうだよね~こんなイケメンくんがそこら辺の石ころみたいな私を一々覚えてる訳ないよね~。あー心配して損した)ホッ

ステイル「それでは…サテンさんと言うのは…?」キョロキョロ

佐天「おーい、転校生。こっちこっち! 私が佐天だよ!」ガタッ ブンブン

ステイル「そうか、君がサテンか」

佐天「よろしく! なにかわからない事とかあったら気兼ねなく聞きたまえ!」ニコォッ
    (涙子…変に怖がっちゃ駄目…自然に、石ころのように自然に…)


ステイル「ありがとう。とても助かるよ」

佐天(セーーフッ! バレてなかった! ヤッホー!!)ドンチャンドンチャン











ステイル「それとさっきはよくもやってくれたな、この野郎」ニコォッ











佐天「」

佐天(いえ~い、涙子ばれちゃった☆ うわああぁぁぁぁぁぁぁぁん! 私の人生完っ全に終了ー!!)





\(^o^)/オワタ

とりあえず、ここまでっす
あと今日中に上条サイドを書ければ、書きますねー

>>507
禁書さん「!?」

>>508
確かにマグヌスって呼ぶ人いないからなんか変でしたね

初春→佐天×ステイル←春上
こうですか

佐天さん水責め確定か・・・

乙!佐天さんオワタwwww

>>514
ローションプレイとな

ステイルwwwww

これはいいステイル
gj

というかステイル毛ほども悪くないよなww

佐天さん、春上がなにされると思ったんだwww

ステイルが紳士すぎるwwwwww

>>511>>515
まだだ!まだ終わらんよ!

>>513
なんというカオス

>>514>>516
エロエロよー!

>>517>>518>>519>>521
ここでのステイルくんは基本ツッコミになりつつあります
それ以外のところでは紳士だよ!

>>520
そりゃ……ナニさ

いまから、その頃の一通さん編行きます


―とある高校―

AM08:32

生徒1「すご~い、髪白~い」キャイキャイ

一方「……」

一方(なンですかァ、こいつらはァ!)

生徒2「肌も白いし凄くスベスベしてる~」キャイキャイ

一方「………」

一方(俺を見せ物かなンかと勘違いしてンのかァ!?)ギロォッ

生徒3「きゃー! 目は赤いよー!」キャイキャイ

一方「…………」プルプルプル

一方(お、落ち着けェ…こいつ等は一般の生徒だ…敵意もねェただの生徒だ…こンぐれェでキレてンじゃねェよ……)

吹寄「ほらほら一列に並んで! そこ! 横入りしてないでちゃんと後ろに回りなさい!」


ワイワイ キャイキャイ




上条「凄い人気だなー」ボーゼン

青ピ「ぐぎぎぎ…羨ましいなぁ…ほんま羨ましいなぁ」ゴゴゴゴゴ

姫神「私の時は。あんなに人来なかった。うふふ」ドヨーン

上条「けどあれじゃまるで動物園にウサギを見に来た女子高生って感じだな」

土御門「にゃー。それよりも寝ている白熊の前で騒ぎまくる女子高生ってのがシックリくるぜい」

青ピ「委員長もここぞとばかりに張り切っとるな~」

上条「ああ。おでこDXになってるな。…………つーかそろそろ止めた方がいい気がするんだが…」



生徒10「きゃー! 腕、細ーい。女の子みたーい!」キャイキャイ

一方「……………………………」プルプルプルプルプルプル

一方(俺は………冷静…………オレ………クール…………………オレサマ…………オマエ………マルカジリ……)

生徒11「ほっぺもプニプニしてる~。か~わ~い~い~」キャイキャイ

吹寄「こら生徒11さん! お触りはNGよ!」


プッツン


一方「うっぜえェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェェッ!!」ガターン

上条「やっぱこうなったか」





生徒達「きゃー! 一方くんが怒ったー! かっこいい~!」キャイキャイ

一方「人の事ォ、動物でも見るよな目で見やがってよォォォォ!! 上等だァ…だったら動物らしくテメェ等襲ってグチャグチャの挽き肉にして食ってやるぜェッ!!」

生徒達「私から食べてー! 一方くーん!」キャイキャイ

一方「げひゃあひゃァ! 纏めてギタギタのズタズタにしてやンよォ!」スッ

上条「おいおい、一方。少し落ち着けって…」ガシッ

一方「退いてろウニ野郎! 頭かち割ってミソすすられてェのかァ!?」


上条「ウニって言われました……」トボトボ


土御門「カミやん、なんか情けないぜよ」

青ピ「それくらいの事で落ち込むなんてカミやんらしくないでー。元気出してーな」

一方「おらァ! 邪魔な野郎はいなくなったぜェ…! おいでェ、子猫ちゃァン!!」スッ

吹寄「一方、落ち着きなさい」ガシッ

一方「うっせェよ、デコ助! あのガキの笑顔だけじゃ止まンねェンだよォォォォォォ!!」

吹寄「落ち着けって………言ってんの!」

ガッコォンッ

一方「!!?―――が、っは…!?」ヨロヨロ

一方(な…ンだ…? あり得ねェ…コイツのデコは鈍器かァ!?)

一方「……て、テメェ…頭に、軽量装甲板でも仕込ン…で、ンのかァ?」ヨロヨロ

吹寄「生憎と自前よ」フンスッ

一方「恐れ…いる、ぜェ……」ヨロヨロ


バタンッ


土御門(能力使ってないとはいえ、あの一方通行に頭突きとは…委員長は肝が据わってるぜよ)

上条「ひ、ひいぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!」


今回はここまでっす
明日から通常通りに書けるように頑張ります
ではまたー

なんだ…このお凸な流れは…!
と言うわけで書くよー
ちょっと時間過ぎてるような気がするけどきっと気のせいだよね


―柵川中学―

AM08:42


 拝啓、お父様、お母様、弟様。

木の葉も一枚一枚枯れ落ち、日だまりが恋しい今日この頃。

今年は例年になく冷え込む秋になりました。皆様、お健やかにお過ごしでいらっしゃいますか?

私、佐天 涙子はアグレッシブかつデンジャラスな出来事が日々起こる中、クラスの方々と楽しくも可笑しな毎日を過ごしています。




ステイル「君はさっきから何を言ってるんだ?」

佐天「わぎょおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!?」ビックゥ

初春「わー! 佐天さん急に大声出さないでください!」ビックゥ

春上「ビックリしたの」ビックゥ

佐天「お、乙女の独り言を聞くなんて何考えてるんだよ!!」

ステイル「君の言う乙女とは地を唸らせる程の咆哮(バインドボイス)を上げる人間を指すのか? 一つ言わせて貰おう、それは既にアマゾネスだマヌケ」キーン




佐天「ま、マヌケ!? なんで初対面の人間にそこまで言えるのさ!」ムキー

ステイル「君とは既に校庭で会っているだろ。いや、中々のスイングだったよ?」ジトー

佐天「う……そ、それはゴメンってば…」シュン

初春「ま、待ってください!」

ステイル「うん…? 君は確か…」



初春「実は…かくかくしかじか…」

ステイル「まるまるうまうま…だったと?」



初春「はい…と言う訳でして…佐天さんは私達を守る為にですね……?」

ステイル「…………」

ステイル(まぁ………確かに、あの状況では明らかに僕の責任か………)




佐天「うう……や、やっぱ許してくれないよね…? 思いっきり殴っちゃったもんね…」シュン

春上「佐天さんは悪くないの。私が2人に心配かけたせいなの」シュン

初春「2人とも悪くありません! 私がちゃんと確認しなかったせいなんです!」

ステイル(………仲のいい子達だな………僕はそんな彼女達を苦しめてしまったのか…やれやれ、とんだ紳士だな)

佐天「転校生くん! 初春と春上さんはなんの関係もないの! だから2人は見逃してあげて!」ペコー

春上「そんなの駄目なの。佐天さんはなにも悪くないの…ボーっとしてた私が一番悪いの…」ジワァ

初春「春上さんも悪くなんてありません! 私の…私の早とちりで……」グスッ

ステイル「あー……君達? なんか人の事を血も涙もなく極悪非道の限りを尽くす冷血漢かなにかと勘違いしてないか?」

佐天「………え?」

ステイル「元を正せば僕が君達を怖がらせる発言をしたのが原因だ」

初春「…………」

ステイル「僕の不必要な発言で君達に大変な迷惑を掛けた。本当に申し訳ない」ペコリ

佐天「…………」




初春「あ、あの、顔を上げてください! クラスの皆も見てますし…///」

春上「そうなの。私達、気にしてないの」

佐天「ねえねえ」チョイチョイ

ステイル「………?」

佐天「キミって結構マジメくん?」

ステイル「………………は?」

佐天「あ、変な風にとらないでね? 正直、そこまで真剣に謝られるとは思わなかったもんでねー」タハハー

ステイル「…君は僕をどういう風に見ていたんだ?」

佐天「うーん、拷問趣味で残虐非道、無慈悲で残酷で冷酷にして非情なアブナイ人?」サラッ

ステイル「…………全てを忘れてしまいたい」ドヨーン

佐天「でもまあ謝ってくれたんだもんね! うん、良いよー。許したげるー」エッヘン

ステイル「…………………」

ステイル(な、なんて調子の良い女なんだ…)




佐天「それじゃ誤解も解けた事だし、改めて自己紹介だね!

    私は佐天 涙子。キミのお隣さんだからわかんない事あったら、わかる範囲で答えるよん!」

ステイル「期待しないでいるよ」

初春「わ、私は初春 飾利っていいます。この学校の風紀委員をやってます。なにか困った事があったら気軽に声を掛けてくださいね?」

ステイル「もしもの時は声を掛ける。まず、ないだろうけどね」

春上「春上 衿衣なの。嫌いな食べ物あったら、私も食べるの手伝うの」

ステイル「…………あ、ああ。生憎と好き嫌いは少ない方でね。問題ないよ」

佐天、初春上「………」ジトー

ステイル「な、なにかな……?」

佐天「いやー、私達3人は自己紹介したんだからさー…」

初春「あなたの自己紹介をちゃんと聞きたいと言いますか…」

ステイル「さっきしたじゃないか」

春上「もっと知りたいの」

佐天「そうそう。因みに名前だけ喋って終わりはなしだからね」

ステイル「……なにを言えば良い?」

佐天「好きな女性のタイプとかさー、そう言うちょっとした事でも良いんだけど?」





ステイル「………なんで僕がそんな事を……」ヤレヤレ

佐天「さ、張りきって言ってみようー!」

初春上「言ってみよー」

ステイル「聞いてないのか? 聞いてないだろ!? と言うか聞く気ないだろ!」

佐天「ほらほらー。ノロノロしてると休み時間終わっちゃうよ?」

ステイル「それは好都合だな。終わるまでだんまりを決め込むとしよう」

佐天「うわー。女の子にだけ言わせといて自分は逃げるんだー」

ステイル「君等が勝手に喋っただけだろう」

佐天「ちなみにだんまりでいた場合は大圄に頼んで1時限目の授業は丸々キミへの質問コーナーにさせて貰うけど、それでも良いの?」

ステイル「…………わかった…言えば良いんだろ!?」

佐天、初春上「わぁーー」パチパチ

ステイル「あー………うんんっ! す、ステイル=マグヌス…だ。

      尊敬する女性は…え、エリザベス一世で、好きな女性のタイプは聖女マルタ。

      至らない所が多々あるかもしれないけど、よ…よろしく頼むよ……………こ、これで良いだろう!?」

ステイル(く、屈辱だ……なんでこの僕がこんな事を言わされなければならない…!)

佐天「あははは! え、エリザベス一世だって…! く、くひひひ…誰それ~~~……キミってお笑の才能、あ、あるん…プクク…じゃない?」バンバン





初春「さ、佐天さん、笑っちゃいけません! きっと本人は大真面目で言ったのかもしれません!」

佐天「あーははははははははは! そ、その方が面白い~~~~~~!!」バンバンバン


クラスメート『ドッ』


ステイル「…………///」

春上「大丈夫なの」チョイチョイ

ステイル「……なにがだ?」ドヨーン

春上「私もそういうの言えるの。………コホン」


春上「タバコを吸う人があるスポーツをしてたの」


ステイル「……………………その心は?」

春上「相撲かー(スモーカー)、なの」エッヘン

ステイル「………………」

佐天「あははははははは! お、お腹痛ひー……!!」バンバンバンバン

初春「だから笑っちゃいけませんってばー!!」

春上「相撲かー」

ステイル「…………………………」

ステイル(や、やり辛い………)




今回はここまでっす
それではまたー

ども長い間放置してごめんね
高熱と腹痛のダブルコンボでちょっと寝込んでました
炎症値が高いみたいでそれを抑える点滴と薬でいまは楽になったんで続き書いてくるね
予定は8時~9時頃で

大丈夫かよ
無理するなよ

>>580
高熱と腹痛のダブルはやばいよな
俺も死にそうになったことがある
無理せず頑張ってくれ

>>581
ありがとね 無理しない程度に進めるよ!

>>582
ほんまキツかったです
少しずつ頑張るっす


ちょっと間を空けちゃったから色々と忘れてる人もいるかも知れないので、
先ずはこのスレで出てきた人物の簡単な紹介でもー


人物紹介1


上条さん フラグ建築士。美琴さんと喧嘩してたけど仲直りしたり、一緒に買い物したり。
      最近は訳のわかんない感情にちょっと戸惑いつつも、補習に明け暮れている。



美琴さん ビリビリ。ロシアから帰ってきてから元気なかったけど黒子ちゃん達のおかげで上条さんと仲直り。
      デート(と言い張る)でペアのパジャマ買ったり、上条さんにヘアピン買ってもらったり。



禁書さん 元気いっぱいの歩くブラックホール。ご飯を食べる時は救われていないとダメと主張。
      上条さんの手伝いとか時々するようになった。良い子。上条さんに昼食代2千円貰ってる。



一方さん 上条さんの高校に転校して来た。現在、吹寄の頭突きによってダウン中。
      ロリコン。
      違いますゥ。守りたいヤツが偶然ガキだっただけですゥ。声掛けて来たのがババアだったらババア守りますゥ(本人談)



土御門くん シスコン軍曹。上条さんの悩みを聞いてたような気もする。
       ステイルの転校手続きして上げたり、変な設定を考えたりしてる足長お兄さん。



青ピ 青い大木。ショタもバッチコイ。



吹寄さん 吹寄おでこDX。対カミジョー属性らしい。
      一方さんを自慢のおでこによる一撃でダウンさせる。



姫神秋沙ちゃん。 とある原石の吸血殺し(仮)のヒロイン。絶世の美少女。クラスのマドンナ。
          この子は。将来有望。期待出来る。うふふふ。まさにダイヤの原石ね。



黒子ちゃん 美琴さんを心配したりと一途だけどなんか報われない子。同性愛はいかんぞ。非生産的な。
       いま現在は自身の発した言葉により寮監の逆鱗に触れ、首とか色んな所が大変な事になっている。




キタ!

くどいようだけど無理はしないでね


人物紹介2

ステイルくん 禁書さんが気になって学園都市の学校に転校して来たストーカーと言う名の紳士。

         異文化交流により、佐天さんのフルスイングで吹っ飛んで地面を転がった後に校舎に頭をぶつけた。
         誤解は解けたけど柵川3人娘に圧されっぱなし。



初春さん 腹黒くなったり、ツッコミ役になったりと忙しい子。
       転校して来たステイルにビビってたけど必死に打ち解けようとしている。



佐天さん スカートめくりの達人。刺繍出来たりご飯作れたりと家事スキルのレベルは5。
       転校して来たステイルくんを変質者と勘違いして教科書の沢山入った鞄を叩きつける。ステイルくんの隣の席。



春上さん なの。ご飯食べる時にほっぺに食べかすくっ付けちゃう子。精神感応のレベル2。
       ステイルくんにちょっと懐いてる。駄洒落で場を和ませようとした。



打ち止めちゃん カナミンのポテチに付いて来るカード(全253枚)をコンプする為に日々ポテチを買いに走る暴走ガール。
          大抵のポテチは芳川さんと黄泉川さんと一方さんに食べてもらう。最近は自分でも食べるようになった。



結標さん あわきん。ショタコンらしい。しかし禁書さんのお口を拭いてあげたりとお姉さんらしい一面も。



海原くん 少し出てきた人。その正体は謎の全身皮被り戦士アステカイザー。



小萌先生 アグネス「アウト」。一方さんが転校して来たことで新たに問題の種が増えてちょっと喜んでる。






人物紹介3

黄泉川先生 一方さんと打ち止めちゃんと芳川さんの保護者。一方さんを転校させた張本人。おっぱいが大きい。



芳川さん 他人に甘く、自分にも甘い人。夜中の通販番組に夢中で完全に夜行性に。 



寮監さん 未婚超人。レベル5すら震撼させる人。



浜面くん 現在は滝壺さんと絹旗ちゃんと一緒に暮らしてる。滝壺さんに指輪買ったりしてた。



滝壺さん 体の調子も落ち着いてる。現在の暮らしには大変満足している。



絹旗ちゃん 超パンツ。今後出番あるかも。



ランベス女子寮の皆さん ステイルくんのお土産待ち。二軍留置所じゃねーです。



スフィンクス 最近まで空気のように禁書さんの傍にいた。



>>585
うい。気をつけるんだぜ!

それじゃ本編いきます


―とある高校・保健室―

AM08:52

一方「…………あァ?」パチッ

上条「よお、目は覚めたか?」

一方「三下かァ? 俺は…確か……あのデコ助に…」ムクッ

上条「ビックリしたぜ? まさか気絶するなんてなー」

一方「ちっ……まだ頭がガンガンしやがる…」クラクラ

上条「ははは…吹寄の頭突きは効くだろ?」

一方「ありゃ既に鈍器だろ。強能力者(レベル3)程度の相手ならやり様によっては勝てるンじゃねェの?」

上条「や、やだなぁ…怖い事言うなよー」タラリ

一方「………………」ニタァ

上条「無言で笑わないでくれます!?」




一方「なァにビビってンだよ。テメェならあのデコ助押さえ付ける事くらい朝飯前だろォが」

上条「いやいや、上条さんは紳士ですよ!? 女の子に乱暴なんてしません!」

一方「ほゥ……」

上条「……ぃゃ…例外もいますけど……それでも普通の子に…乱暴は…………してないよね?」

一方「知るか。俺に聞くンじゃねェよ」

上条「えー! そっちから話し振って来たのにー!?」

一方「あンま声あげンな。頭に響くンだよ」

上条「……な、ぐ………はぁ。わかったよ…」



一方「……………」チックタック チックタック

上条「……………」チックタック チックタック

一方「…………」チックタック チックタック

上条「…………」チックタック チックタック ボーンボーン




一方「………」チックタック チックタック

上条「………」チックタック チックタック

一方「……」チックタック チックタック

上条「……」チックタック チックタック



一方「………おい三下」

上条「うん? どうした? 喉が渇いたか?」

一方「ちげェっつの。最後まで人の話し聞け…」

上条「わかったから早く話せよ」

一方「超電磁砲との逢瀬は楽しかったかよ?」

上条「…………は?」

一方「……悪ィ、テメェのポンコツ頭に合わせて言ってやるンだったな。要はデートだよ、デ・ェ・ト」

上条「……誰が?」

一方「テメェ」

上条「………誰と?」

一方「超電磁砲」

上条「…………なにしてたって?」

一方「なンべンも言わすンじゃねェよ……テメェが超電磁砲とデートしてたっつってンですよォ」




上条「………わ、悪い。言ってる事が良くわかんねえんだけど……え?」

上条(デート? 俺と御坂が?)

上条「な、なんか勘違いしてないか? 俺と御坂は別にそう言う関係じゃ…」

一方「ここまで来るといっそ清々しィなオイ」

上条「だ、だいたいな。俺と御坂がいつデートしたって言うんだよ! 偽のデートだったらあるけどよ…」

一方「はァ…テメェは一昨日の事もスッキリ忘れる程の鳥頭かよ…」

上条「は? 一昨日……? 一昨日ってーと……」

上条(御坂の買い物に付き合った日だよな………………あ、あれ…? て事は…)



――美琴『ご、ごめん…ホントは…こういう風に遊びたかったの…』

――美琴『こうやって…アンタとショッピングしたり…とか…』



上条(あ…な………!)








上条(あ れ っ て デ ー ト だ っ た の か ! ?)












一方「…………」

上条(い、いや本当に俺と買い物をしたかっただけかも知れないだろ…?)

一方「おい」

上条(あれ? だけどそれって一般的にはデートって言うような言わないような…あれ? あれー?)

一方「おい三下」

上条「はいぃ!」ビクゥン!

一方「なァにどもってやがンだよォ…」

上条「う…… お、お前が急にデートとか言うから…」

一方(……あァ? 意識してンのか? ハッ………やりゃァ出来ンじゃねェか、超電磁砲)ニヤッ

上条「は、はい、おしまい! この話しはココで終わりです!」パンッ





一方「へいへい………おい、それよりいま何時だ?」

上条「ん? あ、ああ。もう1限目の授業始まってるな。ま、上条さんも1限目はサボりますよ。お前が心配だしな」

一方「サボりとか悪党みてェなマネすンじゃねェよ、テメェは」

上条「いくらなんでも拡大表現し過ぎじゃありませんか?」

一方「うるせェ………俺の目の前でテメェ(ヒーロー)がサボリ(悪党のマネごと)とか許さねェぞ…」ユラリ

上条「なに言ってんの、お前!?」

一方「うるァ! さっさと教室戻ってシコシコと勉学に勤しんでこいやァァァァァッ!!」カチッ

上条「わ、わかったよ! わかったから保健室で能力使うなよ! …………それじゃあ、行くけどあんま無理すんなよ?」

一方「わァってるっつゥの。2限目から出っから安心しろォ」フリフリ

上条「おう、それじゃ先に行ってるな」


ガラッ  ピシャンッ


一方「………さァてと…朝早くにガキに起こされたかンなァ。ちィっと寝るか…」






一方「…………」Zzz…

一方「………」Zzz…

一方「……」ピタッ

一方(……誰か来ンな…)


スタスタ


一方(…にしても誰だ? この足運び…一般人じゃねェのは明白だ)


ガラッ


土御門「やっほー、元気かにゃー?」

一方「……テメェの面見たら吐き気してきた」

土御門「開口一番に出るセリフがそれかよ」

一方「これでもまだ言葉に気ィ使ってるつもりだぜ?」





土御門「もう良いにゃー。……しかし驚いたぜい。まさかお前が転校してくるとは夢にも思わなかったぜよ」

一方「奇遇だなァ。俺もだ」

土御門「…で、どうだったかにゃー? うちのクラスの連中は」

一方「糞みてェにうるせェ連中ばかりだな」

土御門「素直じゃないにゃー。聞いたぜい? 女子の注目の的だったそうじゃないかにゃー」

一方「うるさくて敵わねェンだよ…こっちは静かにさせて欲しいンだっつゥの」

土御門「そんな事言ってー。本当は女子を独り占め出来て嬉しかったんじゃないかにゃー!? コノコノー!」ツンツン

一方「うわァ…まじうぜェ」イラッ

土御門「けど悪い気はしなかっただろ?」

一方「……………まァな」

土御門「やっぱ女子達とくんずほぐれつの大乱交でお楽しみか、コノヤロー!!」ツンツンツンツン

一方「オーケィ……校庭に生えてる程よい高さの木に突き刺してモズの早贄みてェにしてやる」

土御門「落ち着くぜよ一方通行。あ、いまは一方って言った方が良かったかにゃー?」

一方「…………好きに呼べ」

土御門「じゃあセロr」 カチッ 「……一方通行。こう言う学校ってのも中々楽しいだろ? 特別クラス(研究施設)とはまた違ってな」






一方「にしては濃すぎンだよ。テメェと三下が同じクラスなンて聞いてねェぞ」

土御門「言ってないからにゃー。それに俺もお前とカミやんがあそこまで仲良いなんて予想外だったぜい」

一方「テメェは眼科に行って来い。アレのどこが仲良しこよしに見えンだよ」

土御門「お前はそう思ってなくても、カミやんはお前の事も友達だと思ってると思うけどにゃー」

一方「……アホくせェ」

土御門「ほんと素直じゃないにゃー」

一方「………おィ、土御門」

土御門「なにかにゃー?」

一方「ここは、本当に三流のガッコーか?」

土御門「突然なにを言い出すにゃー。うちの高校は最高でもレベル2の能力者しか集まらない三流も三流のド三流学校だぜい。あ、第一位のお前がいるからランク上がってるかにゃー?」

土御門(他にも元・霧が丘の生徒や親船最中の親族なんかもいるけどにゃー)

一方「にしては不自然すぎンだろォが。テメェと三下、果ては俺まで同じクラスだァ?

    レベル5の転校手続きは上層部の連中の許可申請が必要なンだろォ? なンだって俺をこンな三流ガッコーに入れる事を許可したンだよ?」





土御門「詳しい事はわからないけどにゃー…多分お前とカミやんの2人を監視する為なンじゃないかにゃー?」

一方「……監視だァ?」ピクン

土御門「お前もカミやんもロシアじゃ大活躍だったからにゃー。

     上の連中も野放しに出来ないと考えてお前をこの学校に放り込んで、カミやんと一緒に監視しやすくしたんじゃないかにゃー?」


一方「つーと、アレかァ? 俺はまたしても上層部のクソッタレ共の思惑通りに動いてたってことですかァ?」

土御門「ま、そういう事になるか?」

一方「…笑えねェなァ…クソが。今頃ベッドの上で女に向かって腰振りながらほくそ笑ンでンだろォぜェ…!!」ビキビキ

土御門「落ち着け、一方通行。これはあくまで推測だ」

一方「推測だろォが知ったこっちゃねェよ。こっちはあのクソ共に良い様に引っ掻き回されてイラついてンだ…皮剥いで吊し上げるだけじゃ気がすまねェンだっつの」

土御門「おいおい。ここは神聖な学び舎だぜい? 物騒な事言わn」


ガラガラ


小萌「一方ちゃーん。具合はどうですかー?」





小萌「………って、土御門ちゃん? こんな所でなにしてるんですかー? 授業はとっくに始まってるですよー」キョトン

土御門「か、カミやんから一方くんが保健室に運ばれたって聞いたもんで心配して見に来たとこだぜい」タハハー

小萌「むむ。友達を気遣うのは良い事ですがいまは授業中なのですー。担当の先生に怒られますよー?」

土御門「すぐに戻るから大丈夫ぜよ。それより先生はなんで一方がここにいるって知ってるのかにゃー?」

小萌「えへへ………実は先生もさっき上条ちゃんに聞いたんですよー」

一方(三下ァ… 余計な事言ってンじゃねえェェェェェェェッ!!!)

土御門「そ、それでなにしに一方くんに合いに?」

小萌「一方ちゃんの教科書が揃ったのでそれを伝えに来たのですー」

一方「教科書だァ? ンなモン、ケツ拭く以外に使い道ねェだろ? いらねェよ」

土御門(腐っても学園都市第一位だからにゃー。いまさら勉強なんてする必要ないってか)

小萌「むー。ダメなのですー。先生の生徒になった以上は特例は許しませーん!」

一方「ちっ……わかりましたよォ。受け取りに行きますよォ…」ムクッ

小萌「あ、一方ちゃんはまだ休んでてください。教科書は先生が運んでおきますからー」

土御門「いやいや! 小萌先生にそんな重たい物持たせられないぜい。 ここはこの土御門が!」




小萌「土御門ちゃん、頼んでも良いんですかー?」

土御門「任せて欲しいぜよ。それじゃ行ってくるぜい!」

一方「待てよ。俺も行く」スクッ

小萌「ひ、一方ちゃん? 杖ついてるのに、教科書持ったら危ないですよー」アワアワ

一方「甘ったれてばかりは性に合わねェンでな、コレが」

小萌「…わかりました。でも先生も手伝いますからね? 生徒だけに任せる訳にはいかないのです!」

一方「どォぞ御勝手に」ヒラヒラ

土御門「ヒューヒュー! 一方くんカッコいいにゃー」

一方「次に下ンねェ事喋ったらその口、針金で縫い付けンぞ」

土御門「一方くんはおっかないにゃー、ツッチー悲しいぜい…シクシク」

一方「ツッチーくゥゥン。日本語理解してンのかなァ? それともその耳って飾り? その不良品の耳引き千切って新しい耳を捻じ込ンでやろォかァ!?」

小萌「コラー! 2人共、早く行きますよー。1時限目の授業が終わっちゃいますー」

土御門「はーい、だにゃー☆」タタタッ

一方「チィッ…」スタスタ





ここまでっす
続きはまた後日。次回からちょっと時間飛びます
ではまたー

エツァリお兄ちゃんはアソコの皮を切って護符を造れば……!

遅れてごめんね。いまから書くよ


―第7学区・とあるアパート―

AM11:22

絹旗「あー暇ですねー」ダラダラ

浜面「…………」カタログ ペラペラ

滝壺「…………」ウトウト

絹旗「ひーまー。ひまひまひまひま、超暇でーす」ダラダラダラダラ

浜面「…………」カタログ ペラペラ

滝壺「…………」Zzz…

絹旗「はまづらー、超暇ー」アタマ ゲシゲシ

浜面「昨日借りて来たDVDでも見れば良いじゃねえか。あと、滝壺寝てんだから騒ぐな」

絹旗「それは昨日の内に見ちゃいましたよ。超大した事ない作品でガッカリですよ」ゲシゲシゲシゲシ

浜面「痛ぇ! て、てめぇ絹旗! 人の頭をなんだと思ってんだ!? 蹴る為にあるんじゃねえぞ!」

絹旗「怒鳴らないで下さい。超うるさいです。滝壺さんが起きちゃいますよ」

浜面「…………おっと」

滝壺「…………」Zzz…

浜面「……ほっ」




キター!

待ってたよ!


絹旗「なに柄にもない顔してんですか。超キモイですよ。それとなんか面白いことして下さい」

浜面「………俺になにしろってんだよ」

絹旗「ここに包丁があります」ゴソゴソ シャキーン

浜面「待て!」

絹旗「話しの腰を超折られました……なんですかバカ面」

浜面「まさか投げた包丁を俺に口でキャッチしろとか曲芸師みたいな事をさせるんじゃないだろうな?」

絹旗「まさか。浜面にそんなマネ出来るなんて超思ってませんよ」ヤレヤレ

浜面「若干引っかかる所もあるがその通りだ。ははは……いやー、心配しすぎだよな」


絹旗「今からこの包丁を超投げますから、お尻で挟むようにキャッチして下さい」


浜面「無理いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」




>>620
ごめんね。ちょっと煮詰まってたのよな


絹旗「やる前から無理とかさすがは浜面。超チキンですね」

浜面「て言うかなに!? お前は俺ならケツでその凶器止められると思ってんの!?」

絹旗「出来る出来ないよりも、超面白そうですので」ワクワク

浜面「面白くねえよ! 下手したらケツの割れ目が増えるぞ! あれか? 括約筋を活躍させてどうにかしろとか、そんなのか!?」

絹旗「うわ……超寒いギャグまで織り交ぜて来ましたよ。超シラケました」

滝壺「う………ん?」ムク

絹旗「あーあ……浜面が超大声出すから滝壺さん起きちゃったじゃないですか…」

浜面「俺のせい? ねえ今のって俺のせいなの!?」

滝壺「むー……?」ボケー

浜面「あ、ごめんな滝壺。起こしちまったか?」

滝壺「大丈夫だよ、はまづら。少し寝たらスッキリした」スッキリ

浜面「そ、そうか? なら良いんだけどよ」




絹旗「あー……それにしても暇ですね」ダラダラ

浜面「お前はそればっかだな」

絹旗「浜面は結局真剣尻刃取りしてくれませんし」

浜面「しねえよ! ………ったく。仕方ねえなあ」ヨッコイショ

滝壺「はまづら? 上着、着てるけどどっか出掛けるの?」

浜面「おお。絹旗が暇だ暇だとうるせえからな。映画観につれてく」

絹旗「さすが浜面です。でも表通りの超流行の映画は絶対に観ません」

浜面「はいはーい。いつもの映画館な。………滝壺も来るか?」

滝壺「ついて行っても良いの?」キョトン

絹旗「ええ、むしろ一緒に来てください。2人でいると浜面にナニされるか超わかりませんから」

浜面「ナニもしねえよ! 俺は滝壺一筋なの! 浮気なんてしないの!」

絹旗「…と、言う男には気を付けて下さいね。影でコソコソ別の女と会ってるかも……」

浜面「滝壺に変な事を吹き込むんじゃねえ!」

滝壺「はまづら」

浜面「滝壺、お前からも絹旗に言ってやってくれよ。俺は浮気なんてしない硬派な男だ、って」

滝壺「大丈夫。私はそんなはまづらを信じてるから」





浜面「お、おう! 大船に乗ったつもりでいてくれ!」

滝壺「うん。わかった」

絹旗「滝壺さーん、浜面ー。超早くー」ブンブン

滝壺「きぬはたが呼んでる。はまづら、いこ?」

浜面「そうだな。絹旗の奴、ほっとくとドンドン先行っちまうからな」

滝壺「ねえ、はまづら……手、繋ご?」

浜面「あ、ああ。そうだな///」テヲ ギュ

滝壺「はまづらの手、暖かいね」テヲ ギュ

浜面「///」テレテレ

絹旗「むー…なんか超蚊帳の外って感じがします」ムスー

浜面「き、絹旗! 先に行ってたんじゃないのかよ!」

絹旗「浜面ばかりずるいです。私も滝壺さんと超手を繋ぎたいんです」ムッスー テヲ ギュッ





浜面「ばっ…! それだと滝壺の両手塞がっちまうだろ!」

絹旗「じゃあ浜面がその手を超離して下さい」テヲ ギュー

浜面「バカ言え。離すのはお前だ」テヲ ギュー


浜面、絹旗『(超)ぐぬぬぬぬぬ………!!』ヒバナ バチバチ


滝壺「私ははまづらときぬはたの2人と手を繋いで歩きたいな」

浜面「そ、そうか…?」

絹旗「滝壺さんがそう言うのでしたらそうします」

滝壺「いこ? 2人共。お昼になっちゃうよ?」

浜面「そうだな。うん。どこかで昼を買ってから行くか」

絹旗「映画館の近くに超コンビニがあります。そこが良いでしょう」

浜面「よし、それじゃ行くか」

滝壺、絹旗「おー」





―黄泉川のアパート―


AM12:00


いいんだよ美少年隊『おひーる休みはドキドキウォッチン、あっちこっちそっちどっちいいんだーよー』テレッテッテッテ


芳川「……ふう。少し寝すぎたかしら?」クビ コキコキ

打ち止め「あー! ヨシカワ、やっと起きたの!? ってミサカはミサカは『いいんだよ』見ながら憤慨してみる!」

芳川「おはよう、打ち止め」

打ち止め「もうこんにちわの時間だよってミサカはミサカは訂正してみる」

芳川「もうそんな時間なの。それじゃお昼にしようかしら」

打ち止め「もうお昼の準備はしてあるのってミサカはミサカは立派な主婦を演じてみたり!」

芳川「ありがとうね。あら……? 今日はいつものお昼に比べて可愛らしい作りの料理が多いわね」




打ち止め「今日はね! ミサカもご飯作るの手伝ったんだよ! ってミサカはミサカは胸を張る!」エッヘン

芳川「あら、偉いじゃないの。なにを作ったのかしら?」

打ち止め「このニンジンと肉団子! あと玉子焼きだよ!」

芳川「凄いじゃないの、打ち止め。良く出来たわね」アタマ ナデナデ

打ち止め「えへへ…ってミサカはミサカは褒められてちょっとこそばゆかったり。

      あ! それとあの人のお弁当にはもう1つ、とっておきのモノ入れてあるんだ!」

芳川「そう言えば一方通行は今日から学校だったわね」

打ち止め「ねえねえヨシカワ。学校のお昼の時間って何時ごろなの?」

芳川「そうね……30分頃からじゃないかしら? なにを入れて上げたの?」

打ち止め「だめだめ、教えな~い。ってミサカはミサカは黙秘権を行使してみる!」ムフフン

打ち止め(あの人、ビックリするだろうな~ってミサカはミサカは少しドキドキしてみる)




―第7学区・地下街―

AM12:08

禁書「ふふんふふーん♪」スタスタ

禁書「なに食べようかなー。 2000円しかないから慎重に使わないと…」キョロキョロ


ザワザワ


禁書「―――なんかあそこの人だかりから美味しそうな匂いがするんだよ」クンクン トコトコ




挑戦者「もっくもっく……ごくん、おかわり!」ガチャン

観客1「すげー…4杯も食っちまったぞ」

観客2「けどペース遅いんじゃないか?」

禁書「ねえねえ。何してるのかな?」





観客1「うん? 気になるのかい? お譲ちゃん」

禁書「凄く美味しそうな匂いなんだよ! 私も食べたいかも!」

観客2「ははは! いまやってるのは大食いだよ! お譲ちゃんは止めときな!」ハハハッ

禁書「大食い?」キョトン

観客1「ああ、カツ丼10杯を30分で完食したら1万円進呈っていう大食いチャレンジ企画だ」

禁書「い、1万円!? 1万円ってあの1万円!? ラーメンだっていっぱい食べられる、あの1万円!?」

観客2「おお! ラーメン以外にもステーキだって食えるあの1万円だ!」

禁書「ご飯を食べられる上にお金まで貰えるなんて……コレは凄いんだよ!」ゴキュン…

観客1「お、おい。見ろ!」

観客2「ああ!」

挑戦者「ごふー…ごふー…」プルプル

禁書「おはしが止まっちゃったんだよ!」





観客1「こりゃ無理かー?」

観客2「顔も脂汗でスゲー事になってるぞ」

挑戦者「ぐ、ぐおおおおお~~~~!!!」ガツガツ ゴクゴク タベカス ボトボト

禁書(き、汚い食べ方なんだよ! あれじゃ料理が可哀そうかも!)

挑戦者「お、おひゃわり……」フーフー

観客1「おおー! やるなあの柔道部!」

観客2「けどよ………」

挑戦者「ふーふー……」ゴトッ


Pipipipipipipipi!


おやぢ「ほい時間切れです。……全部で5杯、結構頑張りましたねーお客さん」ニヤニヤ

挑戦者「ぐ……ほら、代金だ!」パシンッ

おやぢ「へい、確かに!」ニヤニヤ

挑戦者「ううう…は、腹が……」フラフラ

禁書「………」





おやぢ「さあさあ! カツ丼10杯、他に誰か挑戦する学生はいないのかい!?」ニヤニヤ

観客1「そんなにいる訳ねーだろ。あの店主、調子に乗りやがって…」

観客2「なんでも学生の苦しむ顔を見るのが生き甲斐なんだってよ…」

おやぢ「ほらほら! 文句言ってないで誰か名乗り出たらどうですか!」ニヤニヤ


禁書「私! 私が食べるんだよ!」テノバシ ピョンピョン


観客1「な、お譲ちゃんがか!?」

おやぢ「ほほう…勇敢なお嬢さんだ」ニヤニヤ

観客2「止めときなって! あの店主の思う壺だよ…?」

禁書「大丈夫なんだよ!」スタスタ

おやぢ「良いのかい? べそ掻いても知らないよー? 食べれなかったら、食べた分だけの料金貰うからねー?」ニヤニヤ

禁書「くどいんだよ! 早く用意して欲しいかも!」キッ

おやぢ「良ーし、わかった! ちょっと待ってな」ニヤニヤ ジュ~ シュワワ

禁書「………お、美味しそうなんだよ」ゴキュン

おやぢ「うちは味も自慢だからね。良し出来た!」ゴトッ

禁書「うわぁ……」

おやぢ「それじゃ行くよ? 準備は良いかい?」ニヤニヤ

禁書「いつでも良いんだよ」

おやぢ「よーい……始め!」カチッ





(数十分後)

観客1「ば、バカな……」

観客2「う、ウソだろ…?」

ゴトンッ

禁書「ぷぅ……これで10杯なんだよ」

おやぢ「に……24分で…10杯完食……?」ガタガタ

観客1「しかもなんて綺麗な喰い方なんだ…ご飯粒一つ残ってねぇ…」

観客2「ああ…その上、ペースを落とさずに喰べちまった…」

おやぢ「………負けたぜ、譲ちゃん」フッ

禁書「オジサンのカツ丼美味しかったかも!」ニッコリ

おやぢ「へ……お譲ちゃんには敵わねえな……ほら、1万円だ! 持ってけ!」バンッ




おやぢは犠牲になったのだ……
インデックスの空腹、その犠牲にな…


禁書「ありがとうなんだよ!!」


観衆「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


禁書「あ、ねえねえオジサン」クイクイ

おやぢ「うん? どうした? お譲ちゃん」

禁書「このお金でてんどん、いっぱい喰べさせてくれると嬉しいな!」ニッコリ




おやぢ、観客1、観客2『が……な……』








         ナ ゝ   ナ ゝ /    十_"    ー;=‐         |! |!
          cト    cト /^、_ノ  | 、.__ つ  (.__    ̄ ̄ ̄ ̄   ・ ・
ミミ:::;,!      u       `゙"~´   ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ  ゞヾ  ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/   ゙̄`ー-.、     u  ;,,;   j   ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\   ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/    J   ゙`ー、   " ;, ;;; ,;; ゙  u ヾi    ,,./ , ,、ヾヾ   | '-- 、..,,ヽ  j  ! | Nヾ|
'"       _,,.. -─ゝ.、   ;, " ;;   _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ  | 、  .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
  j    /   ,.- 、  ヾヽ、 ;; ;; _,-<  //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─--  エィ' (. 7 /
      :    ' ・丿   ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、  i     u  ヾ``ー' イ
       \_    _,,......::   ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... '  u ゙l´.i・j.冫,イ゙l  / ``-、..- ノ :u l
   u      ̄ ̄  彡"   、ヾ ̄``ミ::.l  u   j  i、`ー' .i / /、._    `'y   /
              u      `ヽ  ゙:l   ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_   ̄ ー/ u /
           _,,..,,_    ,.ィ、  /   |  /__   ``- 、_    l l  ``ーt、_ /  /
  ゙   u  ,./´ "  ``- 、_J r'´  u 丿 .l,... `ー一''/   ノ  ト 、,,_____ ゙/ /
        ./__        ー7    /、 l   '゙ ヽ/  ,. '"  \`ー--- ",.::く、
       /;;;''"  ̄ ̄ ───/  ゙  ,::'  \ヾニ==='"/ `- 、   ゙ー┬ '´ / \..,,__
、      .i:⌒`─-、_,....    l   /     `ー┬一'      ヽ    :l  /  , ' `ソヽ
ヾヽ     l      `  `ヽ、 l  ./  ヽ      l         )  ,; /   ,'    '^i
          おやぢ                観客1          観客2   








>>634
やめろォ!

今回はここまでっす
次回からまた上条サイドとステイルサイドに戻りますんで…

ではまたー

上条「そうか!インデックスを大食い大会に出せば食費が浮くぞ!」
インデックス「出入り禁止になったんだよ」
上条「」

アンジェレネ「わ、私には胃袋が2つあるんです」
フードファイター懐かしいね。

これから書き込みます。ラストに安価あり。


―とある高校―

AM12:30

キーンコーンカーンコーン

小萌「はーい。授業はここまでなのですー」トントン

青ピ「飯や! 飯の時間やー!」ガターンッ

一方「やァ……っとメシかぁ…あァ、だりィ」クビ ゴキゴキ

上条「お前授業中、ずっと寝てたじゃねえか」

一方「暇だったンでな」アクビ クァー

上条「……テストで赤点とっても知らねえぞ?」

一方「誰の心配してンだテメェ。あンな問題、小坊ン時にやったっつの」





上条「上条さんのオツムは小学生の一方以下ですか…」ハハハ…

一方「………」

上条「………」ハ、ハハ…

一方「まァお前にゃその右手があンだろ? それで良いじゃねェか」ポンッ

上条「そこは否定してくれると嬉しかったです、ハイ」ドヨーン

一方「ウダウダ言っても仕方ねェ。テメェは前向きに生きろよ。あァそれが良い。そうしろ」

上条「なんかもうマトモに相手するのメンドーになってきてねえか?」

一方「察しが良くて助かるぜ、合格点だ三下」

上条「やっほー! 合格とか言われるの久しぶりなのに全然嬉しくねえ不思議!」

一方「それよりメシ食おうぜ。適当な時間にメシ食えねェってのも結構つれェンだな」イソイソ

上条「もう聞いてねえし。………はぁ…なんか買って来る…………」ガタ






一方「ンだよ、三下。飯持って来なかったンかよォ?」ゲラゲラ

上条「朝飯を作ってる余裕なくてな。一方は弁当持ってきたのか?」

一方「クソガキが無理矢理持たせやがってよォ…」ブツブツ

上条「クソガキ…? ああ打ち止めか。へ~、良いな~。弁当作ってくれる人がいて」

一方「あのシスターに作ってもらえよォ」

上条「インデックスに? ああ……もう少し料理を教えてからだな、うん」ダラダラ

上条(今朝の目玉焼きを見るに難しい料理もそうとう練習しないと無理っぽかったもんなぁ)

一方「あのガキでも出来ンだ。どォって事ねェと思うけどなァ…」パカ


――ビッガアァァァァァァ!


上条「……こ、これは!」

一方「あ、あンのガキィ……!」ビキィ






青ピ「なんやの? ヒーくんの弁当、美味そ   ヒョコッ   うな、ん……か」

土御門「どうしたにゃー? なんか面白  ヒョコッ  い…事で、も…………」

吹寄「ほう。ムグムグ。一方は弁当持   ヒョコッ  …………」

姫神「……。  ヒョコッ  …………!!」


上青土吹姫『弁当がハートマーク、…だと!?』


一方「うぜェ……ハモンな」

吹寄「このニンジン… 花の形してるわ!」

姫神「この肉団子。大きさも程よくてタレもちゃんと絡まってる。」

青ピ「ぢぐじょぉぉぉぉぉっ! ヒーくんはすでに弁当作ってくれる彼女持ちかいな!」

土御門「ふ、ふん! 舞夏の作ってくれた弁当の方が凄いんだにゃー!」ババーン

上条「そのお粥しか入ってないタッパーが?」

土御門「うるさいぜい、カミやん。これには事情があるんだにゃー」

上条「昨日なにか騒いでたけど、それが原因か?」





土御門「ぐず…! うるさいぜよ! ちくしょう……せっかく手に入れた高品質のメイド服がぁ…」メソメソ

上条(ああ……また馬鹿な事したんだな)

一方「うっせェンだよ、テメェ等! 飯食う邪魔だ!」ヒョイ パクッ


青ピ、土御門「ああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」


青ピ「な、なんてことするんやー!」

土御門「ひ、一口でハートマークを半分も食いやがったぜい!」

一方「………」モグモグ

一方「……」ゴクン


一方「…甘。…マズゥ…」ウゲェ…


ブチッ


青ピ「あー、あかんわぁ。こりゃ久々にキレちまったわぁ」ゴゴゴ

土御門「気が合うにゃー。俺もだ」ゴゴゴ





上条「2人とも落ち着けって。なにをそんなに怒ってんだよ」


土御門「その余裕な態度が余計にムカつくぜよ!」

青ピ「この際や! カミやんも一緒に砂にしたる!」


ポカポカポカポカ


上条「ば…なにしやがる! 醜い嫉妬を俺にぶつけるんじゃねえ!!」

土御門「問答無用だにゃー! 食らえ、メイドロップキック!」キュゴッ

上条「そんなただのドロップキックを食らう上条さんではありませんの事よー!」ヒョイ

一方「……ゥォッ!」ゴスン


ドグワシャァ~ンッ


上条、青ピ、土御門「あ」





一方「………」ヨロヨロ

上条「えーっと……一方?」ダラダラ









一方「……………………死ンでも、文句はねェよなァ?」ビキリッ










青ピ「い、いややな~。本の遊びやないか~」

一方「あァ…そうだァ。俺がする事も遊びだから気にすンな」

土御門「お、落ち着くにゃー。新聞沙汰は勘弁にゃー」




一方「…………」





一方「一面に載るぐれェに愉快な死体(オブジェ)にしてやンよォ、クッソ野郎共がァッッ!!!」カチ





ゴッバアァァァァァァァァッ!!!


上条「ぎゃああああああああ! よ、止せ! ここは教室ですよー!?」

青ピ「うぎゃあああああ! 机や教科書が吹っ飛んでるー!?」

土御門「ば、止めろ一方! せめてこのタッパーだけでも安全な場所に置かせてくれにゃー!」

一方「ンな暇を与えると思ってンですかァ!? ノゥに決まってンだろォがよォォォォ!」

青ピ「なんか吹っ飛んでる! なんかロッカーとかボクとか吹っ飛んでるー!」

土御門「ぎにゃーーー! 舞夏のお粥がー!? て、テメェ、コロス!!」

一方「くかかきけかかかくくくこかかか! 来いよォ、ハグしてやンぜェ!? つゥゥゥち御門くゥゥゥゥゥゥゥゥンッ!!」



ドッバアァァァァァァァァァァッ!!!





上条「て、テメェ! 大概にしろよこの野郎! 」

一方「そりゃァお互い様だろォが、クッソ野郎がァ!」

上条「その腐った性根を殴り直してやる! 熱血スポ根ドラマの如くー!」キエー

一方「げひゃひゃひゃひゃひゃっ! 三度目の正直だァ! 今度こそグチャグチャの肉塊にトランスフォームさせてやっからよォ!」チェリャー

上条「二度あることは三度あるんだよ! もっかい派手に転がりやがれ!」



ドッバアァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!!!






姫神「……バカ。プラス1。」

吹寄「結局は一方もあっち(3バカ)側だったか。うーん……これからはスクエアフォース(4バカ)って呼んだ方がいいのかしら」







―柵川中学・食堂―

AM12:38

ステイル「なんだ………この息もつまりそうな場所は」

佐天「なにって食堂だよ? 前の学校には無かったの?」

ステイル「あ、ああ。キャンティーンか。 もちろんあったさ。ただ余り利用しなかったもんでね」アセアセ

春上「キャンディー……?」キョトン

佐天「なにそれー?」キョトン

ステイル「君達で言う食堂って所かな」

佐天「ふ~ん。出てくる料理なんかも違うの?」

ステイル「スコッチエッグやフィッシュアンドチップスなんかが馴染み深かったかな」

春上「美味しそうなの…」ジュルリ

佐天「うわぁ……なんか外国って感じだねー」





初春「てぃ、ティータイムなんかもあったんですか!?」ズイ ワクワク

ステイル「ああ。3時に夕食までのつなぎとしてあったよ。まあ言ってみればおやつってヤツかな」

初春「はあ~……きっと優雅な光景なんでしょうね~…」ポワー

ステイル(夢を見るのは自由、とは良く言ったものだ……)

佐天「ねえねえー。早く食券買って並ぼうよー」ブスー

春上「お腹がペコちゃんなの」オナカ サスサス

初春「あ、そうですね。すみません」テヘテヘ

佐天「私は日替わり給食のBランチにしようかなー」

春上「親子丼、食べたいの」

初春「今日の私は野菜炒め給食の気分です」

ステイル「その前に席の確保をした方が良いんじゃないかい? ほとんど埋まっているぞ」

佐天「げ…ホントだ。…あ、あそこ! あそこ席が4つ空いてるよ!」

春上「はやく座らないと場所を取られちゃうの」

初春「では二手に別れましょう。2人が4人分の食券を買って並び、もう2人が席を確保して待つ。といった感じで良いですか?」

佐天「うん、それで良いよー」

春上「私も賛成なの」





ステイル「なら僕は並ぶ側につこう」

佐天「ほへ? 良いの? 並ぶのって結構大変だよ?」

ステイル「なら尚の事だ。君達は席に座って世間話しに華を咲かせていると良い」

佐天「おー。ステイルくんは紳士だねー。ウチの男子にも見習って欲しいよ」

初春「待ってください。いくらステイルくんが男の子でも1人で4人分運ぶのは大変ですよ?」

佐天「それもそうだねー」

春上「私達も手伝うの」

ステイル「しかしだな……」

佐天「それにステイルくんは食券の買い方とかわかる? 食べたい物とか決めてあるのかな?」

初春「私達が一緒に行って使い方を教授しますよ?」

春上「頑張るの。えいえいおー、なの」

ステイル「………わかった。そこまで言うのなら…」



①:佐天に一緒に並んでもらう(親子丼を食べる

②:初春に一緒に並んでもらう(日替わり給食のBランチを食べる

③:春上に一緒に並んでもらう(野菜炒め給食を食べる



>>670


春上「スクエアじゃなくてテトラのほうがいいと思うの」

むしろデルタ4th

>>1 閣下っ!
個人的には「スクエア・フォース」より
「バカルテット」っていう名前の方が良いと思いますじぇい

(※)
バカ + カルテット(四重奏)
= バカルテット(バカ四重奏)

みんな色んな名称考えてくれてありがとうなんだぜ

上条「デルタへようこそ!」
うん、この上条さんならスキルアウトくらいグチャグチャに出来そうだ!

あ、あと、続き書きます


ステイル「佐天、君に頼むとするよ」

佐天「はいはーい。頼まれたよー」

初春「それじゃ私と春上さんは席の確保をしておきますね」

春上「こっちは任せてほしいの」

佐天「任せたよ~。それじゃ行って来るね~」テヲ フリフリ

初春上「いってらっしゃーい」テヲ フリフリ



佐天「さて、まずは食券買おっか!」

ステイル「かなりの数のメニューが揃えてあるんだね」

佐天「えーっと日替わりのBに、野菜炒め給食…それと親子丼っと……キミはどれにするの?」パネル ポチポチポチ

ステイル(パスタもあるのか……だが折角だ。今日は日本食で決めよう)

ステイル「オヤコドンで頼む」

佐天「ぷっ」

ステイル「なぜ急に笑い出すんだ?」

佐天「くくく……オヤコドンって…なんかの怪獣みたいな言い方するんだもん…ぷくく…」

ステイル「……」

佐天「そ、それじゃ買うね? お、オヤコドン……ブッフー!!」パネル ポチ

ステイル「君は本当に失礼な女だな」

佐天「ご、ごめんね? ふぅ……それじゃ食券を買った事だし次は並ぼっか」





佐天「さっきよりも並んでる人も減ってるみたいだね。良かったー」

ステイル「それでもまだ相当込み合ってるように見えるんだが?」

佐天「こんなの少ない方だよ? いつもはこの倍はいるもん」

ステイル「聞いただけで目まいがしそうだ…」

佐天「それはそうと…ねぇねぇ」カタヲ チョイチョイ

ステイル「今度はなんだ?」ハァ…

佐天「新しいクラスは慣れた?」

ステイル「さすがに質問攻めは疲れたけどね……

      不思議と3時限目くらいになると慣れてきたよ。人間様ってのはどんな環境でも数時間すれば適応するもんだね」





佐天「あはは! けどちょっと安心したかな。ステイルくんって『馴れ合うつもりなんてないんだぜ!』

    ってオーラバシバシ出してたしさ。誰も近寄らないでいたら、どうしようかと思っちゃったもん」

ステイル「……良くわからないな。それがどういった経緯で君が安心する事に繋がるんだ」

佐天「なんでって、そりゃお隣さんだから心配になるじゃん。それにさ…友達が1人で寂しそうにしてる所なんて見たくないし?」

ステイル「友…達?」

佐天「うん。光栄に思いたまえ! 私や初春達とここまで仲の良い男の子第1号はキミだー!」ユビサシ ビシィ

ステイル「………」

ステイル(くだらない。合ったばかりの、良く知りもしない人間を友達? 山盛りの砂糖の上から更に蜂蜜をぶちまけたような甘い戯言だね。―――反吐が出る)

佐天「もしもーし、どったの? ただいまフリーズ中?」

ステイル「…いや。なんでもないよ」

佐天「そう? なら良いんだけど。それより次は私達の番だよ」

ステイル「そうか。結構早かったね」

佐天「そうだね。さ、食券渡して横で待ってよ?」




佐天「はーい、2人共お待たせー」

初春「うう…遅いですよー」

佐天「今日はいつもに比べて早かったんだから文句言わないの。ほい、野菜炒め給食」ゴトン

初春「わーい! 味噌汁の具の油揚げが多いです!」

春上「佐天さんもステイルくんもお疲れ様なの」

ステイル「どうも。ほらオヤコドンだ」ゴトン

春上「どうもなの」

初春「あれ? ステイルくんも親子丼なんですか?」

ステイル「ああ。響きが如何にも日本食といった感じだったのでね」

初春「けど、ステイルくんってお箸とか使えるんですか?」

ステイル「…………あ」

春上「スプーンに取り換えてもらうといいの」

ステイル「ああ、そうさせt……」ガタ

佐天「ストーップ!」





ステイル「急になんだ君は」

佐天「この際だからお箸をちゃんと使えるように特訓しよ?」

ステイル「なぜそんな事をする必要がある」

佐天「だってここ日本だよ? 日本にいる以上はお箸くらい使えなきゃ笑われちゃうよ?」

ステイル「随分と偏ったモノの考えだね。日本にいるからといって、お箸が使えなくてもなんの問題もない筈だが?

      現に、君達もカレーを食べる時はスプーンを使うだろう? カレーとオヤコドン、具材が違うだけで下は同じライスだ。

      つまり、スプーンを使ってオヤコドンを食べた所でなんの問題もない。笑われることもね」

佐天「ふ……甘いねステイルくん」

ステイル「……なんだと?」ピクン

佐天「確かにカレーライスを食べる時は私もスプーンを使うよ? けどね……」



佐天「カレー丼を食べる時にスプーンを使った事なんてなあぁぁぁぁぁぁい!!!」ユビサシ ビシィ



ステイル「か、カレー…ドン……だと?」

佐天「ふふん、日本独自の文化が生んだカレー丼の存在までは知らなかったみたいだね」ニヤリ






ステイル「ま、まさか…君達もカレードンを食べる時は……?」プルプル

初春上「お箸です(なの)」

ステイル「な、なんて事だ…」ガクーン

佐天「大丈夫だよ、ステイルくん」ポンッ

ステイル「………」

佐天「私達で箸の使い方を教えるからさ、ね?」

初春「そうです! ですから諦めないで下さい!」

春上「1人で駄目なら2人で、2人でも無理なら3人で、3人でも不可能だったら4人で、なの」

ステイル「ふ、ふふふ…」

佐天「ど、どうしたの?」

ステイル「僕とした事が…なにを怖気づいていたんだ。相手はただの棒切れ2本。臆する事なんてない…!!」

佐天「おお! それじゃあステイルくん…!」

ステイル「教えろ。お箸の使用法を!」キリッ




佐天「…っと。そうそう、そんな感じ。上手い上手い!」

ステイル「ふう…遅れてすまないね2人共。それじゃそろそろ食べるとしよう」

佐天「その持ち方、忘れないようにね?」

ステイル「ああ、問題ないね。いまならビーンズすらも掴めそうだ」

初春「それじゃ食べましょうか」

佐天、初春、春上、ステイル「いただきます(なの)」

佐天「う~ん、今日のBランチの牡蠣フライ。凄く美味し~」ホクホク

初春「野菜炒めもタマネギとキャベツがシャキシャキしていて最高です」ホクホク

春上「親子丼のトロトロ具合が絶妙なの」ホクホク

ステイル「………」プルプル ポロ

初春「春上さん。口にご飯粒が付いてますよ」オクチ フキフキ

ステイル「…………」プルプル ポロ





春上「ありがとうなの初春さん」モグモグ

佐天「初春は本当に面倒見が良いねー。良ーし、ご褒美にこのパセリをあげよう!」

ステイル「……………」プルプル ポロ

初春「ヤですよ! 私だって我慢して食べてるんですから!」

春上「パセリ、苦いけど美味しいの」モシャモシャ

佐天「ありがとね、春上さん。お礼に牡蠣フライを一個どうぞ」ヒョイ

ステイル「…………………」ガッ ドンブリモチナガラ ナガシコムヨウニ

佐天「このバカチンがあぁぁぁ!」ハリセン スパーン!

ステイル「ブフォ!? ゴホッゴホッ…な、なにをするんだ!」

佐天「折角持ち方を教えたのに、なんでグー持ちで流し込もうとしてるのさ!」プンスカ

ステイル「し、仕方ないだろ!? 中々上手くいかないんだ!」

初春「あ、あのう…素直にスプーンに取り換えてもらったほうが…」

ステイル「僕が一度決めた事だ。このままお箸で行く!」

春上「ふぁいと、なの」

ステイル「…………………………」プルプル ポロ

佐天、初春、春上「……」





ステイル「……だあぁぁぁぁ! この棒切れめえぇぇぇぇ!」

佐天「もう! 仕方ないなぁ。どんぶり貸して! ……今日だけだかんね?」ジトー

ステイル「なんの話しだ…」


佐天「はい、あーん」


ステイル「いや、意味がわからない」

佐天「だって、スプーンが嫌なんでしょ? それに全然進歩なさそうだし。ステイルくんの食べ方よりもコッチのがきっと早いよ?」フフン

ステイル「そ、それはそうかも知れないが…」

佐天「昼休みだってもう時間ないし。ここは腹を括っちゃいなよ、男の子!」

ステイル「…わ、わかった………………………………あーん///」

佐天「ほい」ヒョイ

ステイル「んぐ。……むぐ…むぐ……」






佐天「やっと食べる事の出来た親子丼はどう?」

ステイル「………美味しいよ///」

佐天「おーおー、照れちゃって。ういやつじゃのう」ニヤニヤ

初春「佐天さんなんか凄く良い笑顔してますね」

佐天「初春もやってみなよ」ドンブリ ワリバシ ワタス

ステイル「!?」

初春「え、えええええええええええ!?」

佐天「ぷくくく…ステイルくんてカッコつけてるように見えて、結構ウブなんだよ? やってみなって」

初春「で、では……///」

ステイル「き、君達?」

初春「ス、ススシュシュシュッシュシュシュテイルくん!///」

初春(ああぁ…同年代の男の子に、恋人でもないのにこんな事をしてしまうなんて!)

初春「あ、あ、あーん…///」ギクシャクギクシャク

佐天「~~~~~~~~~~ッッッ!!!」ワライヲ コラエルノニ ヒッシ

ステイル「…………あーん」パク

初春「ぬ、ぬっふぇえぇぇぇぇぇぇぇぇ~~///」ボシュー





佐天「ひ~、可笑しかったぁ。さ、次は春上さんだよ」ドンブリ ワタス

春上「私もなの?」

ステイル(もう勘弁してくれ……)

佐天「ささ! 行ってみよう! やってみよう!」

春上「えーっと……不束者ですがよろしくお願いします、なの」ペコリ

ステイル「その使い方は色々と誤解を招くからやめてくれ……」ゲッソリ

春上「では行きます、なの。……あーんなの」

ステイル(どうにでもなれだ……)

ステイル「あーん……むぐ…むぐ」

春上「すぐに飲み込んじゃ駄目なの。30回は噛んでからなの」

ステイル「むぐむぐ……ごくん」





初春「…はっ! ここは誰! 私はどこですか!?」ガバッ

佐天「変な混乱しないでよ初春。……………あれ? 初春、なんで両手にお箸を2人分持ってるの?」

初春「え? ステイルくんのお箸と私のお箸ですけど……」

春上「…………」パクパク モグモグ

佐天「あ、あれー? それじゃあ春上さんがステイルくんに使ったお箸って?」

春上「……」モグモグ ゴッキュン


春上「私のなの」


佐天「う、うおー! まさかの関節キス!? ステイルくん、キミはいったいどこのラッキーボーイなんだー!?」

初春「春上さんと…ステイルくんが…関節キス…?ぬ、ぬ、ぬっふぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ~…」ドバシュー

春上「………?」キョトン

ステイル(もう…帰りたい。帰って今日と言う日を永遠に忘れてしまいたい)ドンヨリ





今回はここまでです
変なテンションで書いてたので大変な事になってしまいました
反省はしていない

ではまたー

じゃあ一方さん殴りに行くのは俺…?

みんな、生きてたらまた会おうな

>>700 よ! 早まるな!
俺も一緒に逝くじぇい。
まず勝利する鍵はは、打ち止めだな
だから打ち止めと喧嘩させたら
ションボリしてる打ち止めを慰めて
にゃ(な)んと仲間にするんだ!
ただ…この確率が低く、かなり
くだらない作戦内容で
なんとかなるか
いろいろ不安だじぇい(無理矢理だな)

どうも
ごめんね、ちょっと軽いスランプだったわさ

今から書くよー


―常盤台中学・保健室―

PM14:36

黒子「はぁ…はぁ…あ…ぅぅぅん!」

美琴「どう? ここがいいの?」

黒子「あ………お姉さま…も、もう少し…下…ですの……!」

美琴「こ、ここ…?」


黒子「あぁっ!」


美琴「ご、ごめん! …痛かった?」

黒子「平気ですの……それより続きを…」

美琴「う、うん…えーっと……ここ?」

黒子「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっ!!」ビクゥン

美琴「こ……ここも違った?」

黒子「そこですの! そこが良いですの!」ハァハァ

美琴「じゃあ……いくよ?」

黒子「ええ……お願い、しますの…」ゴクリ





ビリビリィッ


黒子「あ…ああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……ぁぁぁぁぁんんんんっ!!」ビクビクゥン


黒子「お、お姉さまの電気マッサージ……しゅ、しゅごひ……あああっ! は、ぅぅぅぅぅんんんっ!」ビクンビクン

美琴「………そのR-18な声どうにかなんない訳?」ビリビリ

黒子「あ、あまりに気持ちよくて、つい…」

美琴「ここ一応、校内なんだからね。他の生徒や先生に変な目で見られたらどうすんのよ…」ビリビリ

黒子「お姉さまとなら…勘違いされてもおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっっ!!」ビクンビクン

美琴「こんなもんでどう?」

黒子「はぁ…はぁ……く、首以外はなんとか元に戻りましたの…」ヨロヨロ ギゴガゴゴ…

美琴「首の角度とか凄いわね。思いっきり仰け反ってて見下されてる気分だわ…」

黒子「も、申し訳ありませんの……動かす事が出来なくて……」ギゴガゴゴ…

美琴「無理すんじゃないの」ポンッ アタマ ニ テヲノセル

黒子「むぎゅっ」




美琴「さて…と。それじゃ先に行ってるけど…少し帰り遅れるかもしれないから、そん時は寮監にヨロシクー」

黒子「ど、どこに行かれるんですの! もしやまたあの殿方と密会を!?」ハワワ…

美琴「みっみっかい!? ち、違うわよ! 手持ちのコインが少なくなってきたからゲーセンに寄って補充のついでに遊んでくるだけよ!///」

黒子「そ、そうですの…ならよろしいのですが…」

美琴「アンタは今日も風紀委員のパトロールだっけ?」

黒子「そうでしたの。そろそろ支度をしなくては…」ギゴガゴゴ…

美琴「今日ぐらい個法先輩に頼んで休ませてもらえば?」

黒子「そう言う訳にもいきませんの。任された以上はキッチリこなしてこその風紀委員ですので」

美琴「そ。ならなにも言わないわ。けど無茶だけはすんじゃないわよ?」

黒子「わかってますの。お姉さまこそ完全下校時刻になったら寮にお戻りになってくださいですの」

美琴「わかってるっつーの。そんじゃお先にー」


ガラガラ ピシッ


美琴(あ、そう言えば今日は○ャンプの発売日だったっけ。ゲーセン行く前にコンビニよってこっと)スタスタ




―黄泉川のアパート―

PM14:51

TV『泣いてなんかいらーれなーい もう本当の恋はしなーい』


打ち止め「口づ~けは~頬に~……ってミサカはミサカは『口づけ』の名曲っぷりに感動してみる」パリポリ パリポリ


打ち止め「けどミホの人生も波乱万丈ねってミサカはミサカはポテチを食べながらホロリと涙を流してみたり」ホロリ パリポリ パリポリ


打ち止め「親子二代にわたって同じ女性を愛してしまうなんて運命って皮肉ねってミサカはミサカはこの脚本を考えた人を大絶賛」パリポリ パリポリ パリ…


打ち止め「あ、ポテチなくなっちゃった。やっぱり昼ドラを見ながら食べてると、あっという間になくなっちゃうねってミサカはミサカは昼下がりの主婦の気分になってみる」


芳川「………」Zzz

打ち止め「ヨシカワは寝ちゃってて起きないし、録画してあった昼ドラも見終わっちゃったし…つまんないなーってミサカはミサカはソファに背中を預けてみたり」ポスン




打ち止め「…」

打ち止め「……」

打ち止め「………」

打ち止め「…………」

打ち止め「あーもう!」ヒョイ ソファ カラ オリル

芳川「………」Zzz

打ち止め「ヨシカワー、ちょっと出かけて来るねーってミサカはミサカは外出の準備」ゴソゴソ

芳川「………」Zzz

打ち止め「ポテチも持てるだけリュックに入れて……」ゴソゴソ

芳川「………」Zzz

打ち止め「それじゃあ行ってきまーすってミサカはミサカはヨシカワにちゃんと声を掛けたからね?って再確認!」


ガチャッ パタン


芳川「………」Zzz



―とある高校―

PM15:12

小萌「それでは皆さん、気をつけて帰るですよー?」

土御門「あー、やっと終わったにゃー」セノビー

青ピ「なぁなぁ、この後ゲーセン行かへん?」

土御門「最近ご無沙汰だったからにゃー。久しぶりに行ってみるか」

青ピ「カミやんは……補習だから無理やったなー」ケラケラ

上条「えーえー、そーですよー。上条さんはこれから補習ですよー」ブッスー

小萌「あ、上条ちゃーん」

上条「はいはいわかってますとも。不肖上条当麻、今日もマンツーマンで頑張らせていただきますよー」ブッスー

小萌「違いますよー。先生、今日は大学で講義がありますので補習は中止なのですー」

上条「ほ、ホントに? ホントに今日は補習無し?」パァー

小萌「はい。ですから今日の分はお家に帰ってからちゃんとやってくださいね?」




上条「ひゃっほー! 土御門ー、青髪ー! 今日は俺もご一緒しますよー!」ドンチャンドンチャン

小萌「か、上条ちゃーん? お家に帰ってからちゃんと宿題やって下さいねー? 先生、明日ちゃんとチェックしますからねー?」

上条「そうだ、一方。お前も一緒に来いよ! ゲーセンでお前の歓迎会だー!」

一方「うぜェ、たりィ、ねみィ、帰る」ガタ

上条「えー、一緒にガンシューとかやってみたかったんだけどなー」

一方「…………」

上条「………駄目?」

一方「駄目じゃ、ねェ」

土御門(即答だにゃー)

上条「それじゃ行こうぜ、野郎共! 今日は遊びまくりますよー!」ウオー!

一方「へっ………俺の銃さばき見てビビンじゃねェぞォ?」テレテレ

土御門「カミやん、テンションが高いにゃー」

青ピ「補習ないのがそんなに嬉しいんかな? 小萌センセの補習がなくなるなんてボクにしてみれば地獄そのものやわぁ…」

上条「だーははー! いざゲーセンへー!」ドドドドドド…





小萌「ひぐっ………先生の補習って…ぐしゅっ……そんなに受けててつまらないんですか…?

    上条ちゃんの為と思って…ひっく……頑張ってるのに、……そんなに…嫌なんですか……?」ポロポロ


姫神「小萌。泣かないで。」

吹寄「先生、任せて下さい。あのバカ共は完全下校時刻までには必ず寮に帰しますので。上条当麻にも補習の件はキッチリ報告しときます」

小萌「姫神ちゃん…吹寄ちゃん…」

姫神「だから。心配しないで。大学の補習に行って。」

小萌「………」オメメ グシグシ

小萌「わかりました。オバカちゃん達の事は2人に任せますです。でもミイラ取りちゃんがミイラちゃんになっちゃダメですよー?」





吹寄「あいつ等の扱いは心得てます。安心してください」

姫神「餅は餅屋ー。」

吹寄「さあ行くわよ姫神さん。あのバカルテット共を見失っちゃうわ!」

姫神「…? 名前。スクエアフォースじゃなかったの…?」

吹寄「うーん。なんか色々と良いフレーズが浮び上がってきてね。他にも色々と試してみるわ。>>676さんのとか>>677さんのとかも!」

姫神「わからない。吹寄さんがなにを言ってるのかわからない。」

吹寄「さ、グズグズしてらんないわ! 行くわよ!」ダダダ…

姫神「わからない。なにも。わからない。」ダダダ…


小萌「………」


小萌「Good luck 子猫ちゃん達ー」b サムズアップ ビシィ





―第7学区・繁華街―

PM15:15

禁書「ふふふん♪ ふふふん♪ ふっふんふ~ん♪」スタスタ

禁書「お腹いっぱい食べれたし、お金も貰っちゃったし…今日は良い日なんだよ」スタスタ

結標「あら、インデックスじゃない。こんな所でなにをしてるの?」

禁書「あ…あわきー」トテトテ

結標「どうしたの? 嬉しそうな顔して。なにか良い事でもあったのかしら?」

禁書「あのねあのね! ごはんいっぱい食べてお金も貰えて『らっきーでい』なんだよ!」オメメ キラキラー

結標「う、うん………………うん?」

禁書「ほらー!」オカネ ミセルー

結標「そ、そのお金…あなたが自分で稼いだの?」

禁書「うん! 凄いんだよ! ごはんをたくさん食べただけでこんなにお金くれたんだよ!」

結標「あ、ああ……えーっと、大喰いって言うんだっけ? 時間内に店側が定めた数を食べることが出来たら報酬としてお金が貰えるって言う…」

結標(にしても…良くお腹膨れないわねー。なんか羨ましいなぁ)





禁書「……あわき? どうかしたの?」キョトン

結標「あ、ううぅん。なんでもない、なんでもないの!」

禁書「あわき、ちょっと変かも」

結標「そ、そんな事ないわよ? そうだわ。これから私と一緒に遊びに行かない?」

禁書「遊びに? 良いの?」

結標「ええ。行きたい所とかある? 連れて行ってあげるわよ?」

禁書「げーむせんたー! げーむせんたーに行きたい!」

結標「ゲームセンターね。少し歩くけど面白いゲームの入ってる所を知ってるの。そこで良い?」

禁書「うん!」

結標「それじゃ行きましょ?」

禁書「わーい、げーむせんたー!」トテテ



4バカの名称勝手に使って申し訳ありませんでした。
今回はここまでです。なんか誤字が多くてすみません

ではまた

>>725
作者さんありがとう!
以前に書き込みした>>678のバカルテットが使われたじぇい(歓喜)
しかも あわきん(結標)が登場したじぇい!オレ得のバーゲンセール(≧ω≦)

(トリつけたらどうですかね?IDみたいなヤツ)

>>728
おまえ
生きてスレ<ここ>から
帰れると思うなよ

ぶち殺すぞ 人間<ヒューマン>!!

夏「先に言っておくけど俺のせいにするなよ」

夏休み「同上」

>>734
アーカードww有名名言wwww
『はじめまして「マクスウェル」
        ・・・・・・
    そして さようならだ』

そこの何人か このスレの空気を悪くしないでくれよorz 荒らすなや。>>728 は、喜びのあまり調子に乗りすぎた感はあるけど、
基本的に「じぇい」が個性的なだけでしょ?
まさかカルテットが採用された事に嫉妬してるが?

うい、お待たせ
最近遅れ気味でごめんね

そいじゃ書き込んでくねー


―柵川中学・通学路―

PM15:24

佐天「日直の仕事が思ったよりも早く片付いて良かったね、春上さん」スタスタ

春上「3人が手伝ってくれたおかげなの。本当にありがとうなの」スタスタ

初春「良いんですよ。私達は好きで手伝ったんですから」スタスタ

佐天「け・ど、……意外だったな~」スタスタ クルッ ステイル ノ ホウヲムク

ステイル「…………なんだ」スタスタ

佐天「いやー、まさか日直の手伝いまでしてくれるとは思わなくってさー」スタスタ

ステイル「…………」スタスタ

佐天「もしかして―――私達の事を好きになっちゃったとか!?」スタスタ ユビサシ ビシィ

初春「な…! そ、そんなの困ります!///」スタスタ




初春「ま、まままだお互いの事も全然知らないのに! そ、そうです! まずはお友達から…!///」スタスタ アセアセ

春上「初春さん、顔真っ赤なの。可愛いの」スタスタ ニコニコ

ステイル「他意はない。ただ君達だけでは効率が悪いと思っただけさ。それに………」スタスタ

佐天「…それに?」スタスタ

ステイル「君達に恋愛感情なんてこれっぽっちも持ち合わせてなどいない」スタスタ キッパリ

初春「うう…ホッとする反面、女性として魅力がないのかと言われてるようで、少し悲しいです…」スタスタ ドヨーン


『石や~きいも~、おいも!』ノロノロ ハシル ヤタイ


春上「あ………」フラフラ ヤタイ ニ ムカウ

佐天「うーん、そんな事ないと思うよ? 今日のパンツも可愛いし」スタスタ ガバーッ

初春「ひゃああああああ! だ、だからめくらないでくださいって今朝も言ったじゃないですか~!///」スカート オサエル カオマッカ

初春「は………っ!!」ステイル ミル

ステイル「………」

初春「み、見ました……?///」ジロッ カオマッカ

ステイル「……安心しろ」フゥ…

初春「ホッ……良かった。見てないんですね…」ムネ ヲ ナデオロス

ステイル「僕はそんな幼稚な花柄の下着で劣情を催すような変態じゃない」キリッ

初春「」




佐天「ん~。ステイルくんにしてみれば初春のパンツもまだまだお子様の域を出てないのかー」フムフム

初春「びええぇぇーーん! 男の子にパンツ見られた上にバカにされたー!」マンガ ノ ヨウナ リョウノ ナミダ

佐天「おお、よしよし。だいじょーぶだいじょーぶ。初春のパンツの良さは私が知ってるからね」アタマ ナデナデ

初春「元はと言えば佐天さんのせいじゃないですかー!」ポカポカ

ステイル(やれやれ……騒がしい事この上ないな…………うん?)キョロキョロ

ステイル「おい、1人いないぞ」

初春「あれ…春上さん、どこに行ったんでしょう?」キョロキョロ

佐天「あ、あそこ!」ヤタイ ヲ ユビサシ

ステイル、初春「うん?」ヤタイ ヲ ミル



「はい、どうぞ。熱いから気をつけて食べてね」ホカホカ ヤキイモ ワタス

春上「ありがとうなの」ホクホクガオ ウケトル



ステイル「1人だけマイペースだな、あの子は…」ハァ…




佐天「あ、戻ってくるみたいだよ」

春上「もぐもぐ………んっく……お待たせなの」スタスタ クチイッパイ ニ ヤキイモ ホオバル

初春「春上さん? 焼いもの食べかすが口の周りに付いてますよ」オクチフキフキ

春上「もっきゅもっきゅ…………ごっきゅん…ありがとうなの、初春さん」オクチフキフキ サレル

ステイル「…………」イラッ

初春「言ってるそばからまた付いてますよ? 動かないでくださいね?」オクチフキフキ

春上「んぐんぐ………ごめんなの」オクチフキフキ サレル

ステイル「…………」イライラッ

佐天「うん? どうしたのステイルくん。なんか怖い顔してるよ?」カオ ノゾキコミ

ステイル「別に」スタスタ

佐天「あ、あれー? どこ行くの?」

ステイル「今日は必要以上に疲れた。悪いけど先に帰らせてもらうよ」スタスタ

佐天「えー。もう帰っちゃうのー? もう少し遊んでこうよー」グイー ウデヒッパル




ステイル「あのね……誰のせいでこんなに疲r」


「うわー。あなたっておっきいねー」


ステイル「うん?」アタリ ミマワス


「すごーい、近くで見るとあの人よりも視覚的に迫力があるかも」


ステイル「さっきからなんだ…疲れで幻聴まで聞こえるようになってしまったか…?」

佐天「違うよステイルくん。足元足元」アシモト ユビサス

ステイル「………む?」アシモト ミル

打ち止め「あ、気付いてくれたってミサカはミサカは未知との遭遇に胸を躍らせてみる」

ステイル「………なんだ?…このホビットモドキは」ジトー

初春「アホ毛ちゃん? アホ毛ちゃんじゃないですか!」

打ち止め「あ、花のお姉ちゃんだ!ってミサカはミサカは思わぬ再開に喜んでみたり!」





佐天「初春の知り合いなの?」

初春「あ、はい。前に少し…」

佐天「それにしても可愛い子だねー。ねえねえ。キミはどこから来たのかな?」シャガミコム

打ち止め「あっちだよってミサカはミサカはヨミカワのウチの方角をを指さしてみたり」

佐天「そうなんだ~。お母さんと来たの?」

打ち止め「1人で来たのってミサカはミサカはここまで来るのも長かったぜって感慨にふけってみる」

初春「こんな所でなにしてるんですか? 迷子なっちゃいましたか?」シャガミコム

打ち止め「家にいても暇だから遊びに来たのってミサカはミサカは状況説明!」

ステイル「良いタイミングだ。良かったね、君」シャガミコム デモ デカイ

打ち止め「ほへ?」

ステイル「このお姉さん方はいま暇を持て余していてね。遊び相手を探していた所だ」サテン ウイハル ハルウエ ユビサス




佐天「ちょ……ステイルくん!?」ギョッ

ステイル「――と、言うわけだ。僕の代わりも見つかった事だし今度こそ僕は帰らせてもらう」スクッ タチアガル

初春「わ、私達、売られてしまいました!」ギョギョッ

ステイル「人聞きの悪いことを言うな」ハァ…

春上「ステイルくん……一緒に来ないの?」ウルウル ヤキイモ ホオバル

ステイル「かしましい空気は僕に合わないんでね。ま、女性4人で楽しんでくると良い。そう言う訳で……」スタスタ チラッ サテン ミル

佐天「………うん?」ナンカ ナットク イカナイ


ステイル「Bad luck. Scarecroww.(お気の毒に、カカシ君♪)」サワヤカ エガオ


佐天「むっきー! 訳しやすい分、言い方が余計に腹立つー!」アタマ ガシガシ プンスカ

ステイル「ははは! それじゃお先に失礼…す、る……よ……?」

ステイル(う、うん……? 片足が鉛のように重い…)カタアシ ミル

打ち止め「………」ブラーン カタアシ ニ シガミツイテル




ステイル「………何のつもりだ、ホビット娘」カタアシ ブラブラ ユラス

打ち止め「おっきいお兄ちゃんも一緒に遊ぼうよってミサカはミサカは誘ってみる」ギュ カタアシ ニ イッショウケンメイ シガミツク

ステイル「悪いが僕は疲れてるんだ。さあ、わかったら足から離れてくれ」カタアシ ブラブラ ユラス

打ち止め「ええ~…遊ぼうよ~ってミサカはミサカは木登りならぬ人登りを始める」ヨジヨジ ステイル ニ ノボッテク

ステイル「こ、こら! やめろ! うまくバランスがとれないだろ!」

打ち止め「あ~そ~ぼ~よ~」ヨジヨジ セナカ マデ ノボッタ

ステイル「ええぇぇぇぇい! 君はホビットではなくグレムリンの類か!?」カタ ノ アタリマデ ノボラレル

打ち止め「頂上に到着ーってミサカはミサカは中々の眺めですなぁと感動してみる」ヨジヨジ カタグルマ ノ タイセイ

ステイル「ぐ……はぁ…はぁ……お、おも…い……」フラフラ

打ち止め「レディに対して失礼ねってミサカはミサカは大激怒!」プリプリ グイグイ カミヒッパル

ステイル「いたっ! こ、こら! 髪を引っ張るんじゃない!」

佐天「あはは! 良い気味~。私達に全部押し付けようとするからそうなるんだよ~」ケラケラ

初春「そうですよね~。私達を売ろうとしてましたもんね~」クスクス

春上「2人とも仲良くて羨ましいの」ニコニコ ヤキイモ ホオバル

ステイル「君にはこれが仲睦まじい光景に見えるのか!?」ラストオーダー ノ オモチャ ジョウタイ





打ち止め「わーい♪ 高ーい、気持ちいいー♪」グイグイ カミヒッパル

ステイル「君も髪の毛を引っ張るな!」

佐天「少なくてもその子は楽しんでるみたいだね」ニヤニヤ

初春「こういう時ってなんて言うんでしたっけ?」ニヨニヨ

春上「さっきステイルくんが言ってたの」ニコニコ ヤキイモ ホオバル

佐天「あーそうだっけねー。えーっと…こうだっけ?」


佐天、初春、春上『ばっどらっく すけあくろう(お気の毒に、カカシ君♪)』ニコヤカ エガオ


ステイル「ぐ…! 人の台詞を猿マネして……!」プルプル

打ち止め「……あ! ねえねえ、あそこに行こ!」グキッ ステイル ノ クビマワス

ステイル「ふぐっ」ムリヤリ クビ マワサレル




初春「あそこは…ゲームセンターですね」

佐天「確か最近、新作を入荷したんだよね」

春上「モグラさん…また見たいの」

打ち止め「ねえねえ行こうよ、ねえーってミサカはミサカは可愛らしくお願いしてみる」グイグイ カミヒッパル

ステイル「あのね……人の髪ってのはデリケートなんだ。だからあまり引っ張ったりしないでくれるかな…?」ヒクヒク

佐天「そうだね。なにか面白いゲームもありそうだし行こっか。“5人”で!」

ステイル「お、おい。僕はまだ行くだなんて……」

初春「そうですね。思いっきり楽しみましょう。“5人”で!」

ステイル「いや、だから……」

春上「“5人”で遊べるゲームがあると嬉しいの」

ステイル「………わかったよ。ついて行けば良いんだろ…」ドンヨリ

佐天「そうこなくっちゃ!」バンバンッ ステイル ノ セナカ タタク

打ち止め「うわーい! しゅつげきだー、ナポリタンX!ってミサカはミサカは髪を操縦桿のように扱ってみたり!」グイグイ カミヒッパル

ステイル「だから引っ張んなっつってんだろおおおおおおおおおおおおおおおお!!」





―第7学区・とあるコンビニ―

PM15:34

美琴「……」マンガペラペラ

美琴「………」マンガペラペラ

美琴「…………」マンガペラペラ

美琴「……………」マンガペラペラ パタン マンガトジル

美琴(うー……ん! はぁ~今週の密室探偵も面白かったなー)セノビー

美琴(つーか狩人×狩人はまた長期休載かぁ……楽しみにしてんだから早く続き描いてよ…)

美琴(……っと、もうこんな時間か。ゲーセン行くのすっかり忘れてたわ)スタスタ

美琴(にしても……今朝はアイツに会えなかったなぁ…ま、黒子があんな状態だったから仕方ないんだけどね…)デモ ガッカリ

美琴(もし会ってたら黒子を学校まで運ぶの手伝ってくれる、よね……なんだかんだ言ってアイツ、女の子に優しいし)





美琴(………)イラッ マエガミ バチバチ

美琴「―――にょわっ!?」ビックリ

店員「………?」ナンダ?

美琴(へ、変な声出ちゃったー!!///)カオマッカ

美琴(うう~…は、恥ずかしい…ここにアイツがいなくて助かったわ…)スタスタ

美琴(さ……さっさとゲーセンに行ってメダル補充とレースゲームかガンシューでもやって帰ろ…)スタスタ

店員「あざーしたー」

店員(週刊誌くらい買ってくれよ…)


美琴の読んでた漫画「…………」ボロボロ ニ ナルマデ ヨゴサレチャッタ…


ガー(ドアの開く音)


美琴「……きゃっ」ドン ダレカ ニ ブツカッテ タオレソウニナル

「おっと…」ハシッ ミコト ノ テ ヲ ニギル





ども、ここまでです
次の書き込みは明日か明後日を目処に頑張ります

ではまたー

後方のアックアがアップしました

後方のアーックアがアップを始めました

待たせてゴメンね
今から書き込みます

>>793>>794
…勃てよ、ヒーロー
勃てェェェェェェええええええええええええええええッッッ!!!


―第7学区・繁華街―

PM15:30

吹寄「…と言う訳でゲーセンに行くのは構わないけどちゃんと寮に帰ってからそのプリントやってくるように」ドッサリ プリント

上条「不幸だ……」ドンヨリ

吹寄「返事をしなさいよ貴様!」ウガー

上条「はいはーい、わかってますよー。帰ったらちゃんとやりますよー」グッタリ

土御門「ホント浮き沈みが激しいにゃーカミやん」

一方「今日は止めにすっかァ? テメェのオツムじゃその量を今日中に終わらせンのは辛いンじゃねェの?」

上条「いや…今日は遊ぶ…遊んで遊んでプリントは夜になってからやります」セッカク ホシュウナイシ

青ピ「まるで夏休みに入ったばっかの小学生みたいや」

吹寄「わかったわ。けど! 私と姫神さんも一緒に行くからそのつもりで」

姫神「………。」コクン




上条「な、なぜ…?」

吹寄「貴様等デルタforceだけだと、どうせ完全下校時刻過ぎても遊び呆けるでしょ」

姫神(……。また…。名前が変わった…。)

上条「酷い! 吹寄さんてば上条さん達の事を信じてないのね!」

吹寄「常、日ごろから貴様等の行動を見てればわかるだけよ」フンス

土御門「大当たりだぜい」ニャハハ

青ピ「せやなー。きっとゲーセンの後はカラオケコースだと思うで?」ケラケラ

一方「止せよ…ただでさえうぜェのが帰り待ってンだ。遅れたりしたら手がつけらンねェっつの…」

青ピ「……え? 同棲しとんの?」

一方「ンな大したモンじゃねェだろ…」ハァ…

青ピ「ぢぃぐじょおおおおおぉぉぉぉぉ!!! 朝もエプロン姿の彼女に起こしてもらってるんか!? 寝る時も『寂しいから一緒に寝て』とかも言われとるんか!? どうなんよ!?」チ ノ ナミダ




一方「ンなのクソうるせェだけだろォが……大げさなンだよテメェは」ヤレヤレ

青ピ「こ、このリア充! 裏切り者ぉぉぉぉぉ!!」

吹寄「うっさいわよ青髪。………上条当麻、貴様さっきからなにをコソコソしてるの」

上条「うん? …あー悪い、金が少し足りないみたいだ。ちょっとコンビニで軍資金調達してくる」コンビニ ユビサス

吹寄「仕方ないわね。ほら、待ってて上げるからさっさと下ろしてきなさい」ヤレヤレ…

上条「いや、結構並んでるみたいだから先に行っててくれて構わねえよ」

土御門「そうさせてもらうにゃー。カミやん、ゲーセンの場所はわかるよな?」

上条「いつも使ってる所だろ?」

青ピ「あそこ最近、人気格ゲーの新台を入荷したみたいやからなー」ワクワク

上条「そっか。それじゃちょっと多めに金を下ろすかな」スタスタ

一方「あンま待たせンじゃねェぞ? 三下ァ」ガンシュー…

上条「ああ、下ろしたらすぐに行くからなー」テ フリフリ




上条(うーん…3000円くらい下ろしてくか?)スタスタ

上条(いや…他にどこか寄るかもしれねえからな…5000円にしとくか)スタスタ

上条(………今日の上条さんって結構贅沢だな。ゲーセンで5000円…)スタスタ ドキドキ

上条(ゆ、夢にまで見た1回1000円のUFOキャッチャーも出来るんじゃ………!?)スタスタ ゴクリ

上条(だ、駄目だ! そんなもったいない使い方出来るか!)スタスタ

上条(あークソ! 考えてても始まらねえ! さっさと金を下ろしてみんなを追いかけよう…)スタスタ


ガー(ドアの開く音)


美琴「……きゃっ」ドン ダレカ ニ ブツカル

上条「おっと…」ハシッ ダレカ ノ テ ヲ ニギル

上条「大丈…夫、か……………ってみ、御坂?」ドキッ

美琴「いつつつ……誰よも、う……………っ!?!」ドキッ





上条「………」ドキドキ

美琴「………」ドキドキ





上条(だあぁぁぁぁぁ! なんでこのタイミングで御坂とバッタリ会っちまうんだよぉぉぉぉ)ドキドキ

美琴(う、うそ……こ、これって夢? 今さっきまでアイツの事考えてて…そしたらアイツがここにいて…)ドキドキ

上条(まだ心の準備が出来てねえっつーの! いったいどう接すりゃ良いんだよチキショー!)ドキドキ

美琴(ゆ、夢、じゃない… あわわわわ………ど、どうしよう……突然すぎて、なに喋って良いかわからない…)ドキドキ オロオロ

上条(落ち着け上条当麻。いつも通り。いつも通りで良いんだ。そう普通に…ふっ通に…)ドキドキ

美琴(落ち着くのよ私。いつもみたいに話し掛ければ良いんだから…そうあくまで自然に…自然に…)ドキドキ


上条、美琴(―――良し!)グッ カクゴキメル



(この間、わずか2秒)




上条、美琴『こんな所d』イキピッタリ



上条、美琴『………』


上条、美琴(か、かぶったー!?)ガビーン






上条(ぎゃあああああ! なんで思うように話し進まねえんだよ! あーもう不幸だー!)

美琴(か、被っちゃった…あ、アアアアイツと……言葉がかぶっちゃった!///)ドキドキ


上条、美琴『………』ドキドキ ソワソワ



上条、美琴『その……』イキピッタリ



上条、美琴(またかぶったー!?)ガビビーン


上条(なんですか!? 今日はいったいどうなってんですかー!?)

美琴(あ…あう……//////)ドキドキ

上条、美琴『………………』ドキドキ ソワソワ

上条(あー……ど、どうすれば良いんでせう? この状況)

美琴「………………て///」ボソ

上条「…う、うん? なんか言ったか?」

美琴「~~~~っ!!! だから! 手、離してって言ってんの!!//////」ドキドキ

上条「……は? ……手?」テ ヲ ミル

上条「………」ミコト ノ テ ギュッ





上条「………」

美琴「………///」ドキドキ


上条「だあああああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!」パッ テ ハナス


美琴(あ………)シュン…

上条「ち、違う! 違うんだ御坂! これはだな! お前が転んだら危ないなーと思ったからこそですね!?」アセアセ

美琴「な、なに焦ってんのよ。手を握ったくらいで……こ、こんなの握手と同じじゃない///」ドキドキ

上条「は、ははは…そ、そうだよな~。別にそんな焦るような事じゃなかったよな~…」

美琴「……で。アンタ、こんな所でなにしてるの? 補習あるとか言ってたけど、こんな所で油売ってて良いわけ?」ドキドキ

上条「今日は中止だ。これから学校の奴等とゲーセンに行こうと思ったんだけどよ、金が心許ないから少し下ろしに来た」

美琴「え? ゲーセン? それってこの先にある内部と外部両方のゲームが置いてある所?」

上条「おお良く知ってるな。そうそうそこだよ」

美琴「そ、そうなの……」

上条「さて…と、そんじゃ下ろしてくっか」スタスタ

美琴「ちょろっと待ちなさい!」

上条「うん? どした?」キョトン

美琴「わ、私もこれからそこに用があんの///」ドキドキ

上条「そ、そっか……気をつけて行けよ?」スタスタ

美琴「あ……うん………って、待てやゴラアァァァァァァァァァっ!!!」ビリビリィッ

上条「ぎゃあああああああああああああああ!!」パギィン






美琴「はぁはぁ………」

上条「ば、バッカ野郎! ここ店ん中だぞ!? なに考えてんだお前!」

美琴「う、うっさい! アンタが悪いんでしょ!?」

上条「えええぇぇぇ!? 上条さんが悪いんですか!?」ガーン

美琴「そ、そうよ! アンタのせいなんだから!」フンス

上条「……じゃあどうしろってんだよ……一緒にゲーセン行こうぜ! とか言って欲しかったのか?」ハァ

美琴「う………それは……その……///」ゴニョゴニョ モジモジ

上条「はぁ……ちょっと待ってろ」スタスタ

美琴「え…?」

上条「一緒にゲーセン行くんだろ? だから金下ろすの待ってろ、って事」

美琴「………あ、うん…///」

上条「………」スタスタ

上条(なんだろうな……御坂との会話ってこんなに落ち着くもんだったか? なんつーか……うーん………)スタスタ



上条(ダメだ…やっぱわかんねえ……はぁ……なんなんだよコレー………)スタスタ ゲンナリ



今回はここまでです
デルタforce考えてくださった方ありがとうございます
次も出来るだけ早く書けるようにがんばります
ではまたー

大根の乱…
まさに大根乱(ダイコンラン)ってかwwww

…しばらく反省してるorz

>>820
ドサクサ妖精とは懐かしい。

>>821
ドサクサ妖精?
そんなものは さっぱり知らんな。

(遠くから何か聞こえる)
?「はあ~、さっぱり、さっぱり」

ども、おはようございます
長い間放置しちゃっててごめんね
この夏は体調が優れなくて腹痛と高熱、下血で大変だった>>1です
前の検査結果でクローン病とか言う病気と診断されちゃったんだよ
今日の10時から入院が決まってるので今から書けた分を投下するよ


上条(結局、5000円も下ろしてしまった…)ワナワナ ゴクリ

上条(ま、まあ足りないよりはマシだもんな、うん)コクコク

上条「……っと、ついでにジャン○買ってくかな」スタスタ



―コンビニの外―

美琴「………」カベ ニ モタレカカル

美琴(一昨日に続いて今日もアイツと……)ドキドキ

美琴(……って、アイツの友達も一緒なんだからデートっで訳ないじゃないの!)

美琴(はぁ~……)

美琴(アイツ……ヘアピンの事なんにも言わなかったわね)


――上条『それ、きっと御坂に似合うと思うからさ。いつか付けたとこ見せてくれよな?』


美琴(なによ……結局、気付いてないじゃない……)ションボリ…


ガー(ドアの開く音)


美琴(あ……出て来た…)




上条「ふ、不幸だ……」ドヨーン

美琴「……なんかあったの?」

上条「………これだよ」ガサゴソ マンガ トリダス

美琴「うっわ……なにこのジャン○。表紙がボロボロじゃない」ウゲ…


美琴(……ってアレ? これどこかで見たような………)


美琴「………ねえ。ちょっとそのジャン○貸してくんない?」

上条「うん…? なんだよ急に」ホレ ワタス

美琴「ありがと。…………」マンガ ペラペラ

上条「御坂さーん。どうしたんですかー?」

美琴「………やっぱり」マンガ トジル

上条「なにがやっぱりなんだよ?」

美琴「このジャン○、さっきまで私が立ち読みしてたやつだわ」

上条「ど、どうすればこんなボロボロになるまで読めるんですか……?」

美琴「どうすればって……普通に3回くらい読み返しただけよ?」キョトン

上条「御坂さん御坂さん。普通に3回読んだくらいじゃこんなになりませんよ?」ボロボロ

美琴「一々うっさいわねー。文句言うぐらいなら、それとは別の買えば良かったじゃない」ムッスー




上条「ふ、不幸だ……」ドヨーン

美琴「……なんかあったの?」

上条「………これだよ」ガサゴソ マンガ トリダス

美琴「うっわ……なにこのジャン○。表紙がボロボロじゃない」ウゲ…


美琴(……ってアレ? これどこかで見たような………)


美琴「………ねえ。ちょっとそのジャン○貸してくんない?」

上条「うん…? なんだよ急に」ホレ ワタス

美琴「ありがと。…………」マンガ ペラペラ

上条「御坂さーん。どうしたんですかー?」

美琴「………やっぱり」マンガ トジル

上条「なにがやっぱりなんだよ?」

美琴「このジャン○、さっきまで私が立ち読みしてたやつだわ」

上条「ど、どうすればこんなボロボロになるまで読めるんですか……?」

美琴「どうすればって……普通に3回くらい読み返しただけよ?」キョトン

上条「御坂さん御坂さん。普通に3回読んだくらいじゃこんなになりませんよ?」ボロボロ

美琴「いちいちうっさいわねー。文句言うぐらいなら、それとは別の買えば良かったじゃない」ムッスー




上条「もうこれしか置いてなかったんだよ。つーかなんで御坂さんが怒ってるんですか!? 普通、逆じゃねえの!?」

美琴「う……そ、そりゃ私だって悪いとは思ってるわよ…」タジ…

上条「少しでも悪いと思ってんなら、これからは立ち読みなんか止めて買ってやれよ。その方が店員さんも喜ぶぞー」

美琴「寮に置く場所なんてないわよ。それに寮監にバレると怖いし……あ!」ピコーン

上条「……うん?」メ ゴシゴシ

上条(いま御坂の頭上にド派手にピカピカ発光する豆電球が見えたような……?)

美琴「ね、ねぇ。アンタにもちょろっと協力してほしいんだけど…」

上条「……内容にもよるけどな」

美琴「あー、大丈夫大丈夫。大した事じゃないから」

上条「それで…上条さんになにを手伝えと?」

美琴「私が買った漫画をアンタの寮に置かせなさい」ユビサシ ビシィ

上条「そりゃ構わねえけどよ……なんで俺の寮なんだ? 初春さんや佐天さんに頼めば良いじゃねえか」

美琴「あ、あの子達に頼める訳ないじゃない! 私にだって、その……プライドってもんがね…」ゴニョゴニョ

上条「漫画立ち読みしてる事を知られたくねえの?」

美琴「………」コクン ウナズク

上条「はぁ…わかったよ。上条さんの部屋で良ければ好きなだけ置いてくれ」

美琴「……ほ、ほんとに!?」

上条「ああ。けど御坂だけに漫画買わせる訳にもいかねえ。ジャン○は俺と御坂で1週おきに買う事にしないか?」

美琴「え……良いの……?」

上条「構わねえよ。俺だって読むんだから」

美琴「私…水曜日にも読みたい漫画が2冊あるのよ? 他にも木曜日や毎月10日と27日にも…」

上条「そっちも協力して買ってけば良いだろ?」




美琴「う、うん……」

美琴(初めはコイツの寮の場所を知る為の口実だったのに………あ、あれ? って言うことは…)

上条「水曜はサン○ーのほう頼んで良いか? 俺はマ○ジン買うから」

美琴(も、もしかしたら場所以外にも……へ、部屋の中まで招待されちゃったり…!?)

上条「おーい御坂さーん? 聞いてますかー?」ノゾキコミ

美琴(そこで漫画を一緒に読んでそのまま夕飯を食べたり、お、おおおお泊りなんて事にも!!?///)カオマッカ

上条「お、おい御坂、大丈夫か!?」ズイッ

美琴「ほへ? …………………!!?///」

美琴(か、かお……顔、ちかい……///)

美琴「……あ…う…/////」カオマッカ

上条「風邪でもひいてるのか!? 顔がとんでもなく赤いぞ!?」オデコ コツン

美琴「!!!???//////////」ボンッ カオマッカ

上条「とりあえず今日はもう帰った方が良い。ゲーセンはまた今度にしよう」シャガミコム

美琴「………//////////」カオマッカ

上条「ほら寮まで贈ってくから背中に乗れよ」オンブ バッチコイ

美琴「………//////////」カオマッカ バチンッ

上条「………御坂?」

美琴「ふにゃー…//////////////」バチバチバチバチンッ

上条「なんでえぇぇぇぇぇぇぇ!?」パギィン




―第7学区・とある映画通り―

PM15:36

絹旗「はぁ……超満足です」ルンルン

浜面「………ありえねぇ…。あそこの展開って普通、主人公が死んでBADENDで終了だろ……?」ドンヨリ

絹旗「ポップコーン超ゲットです。浜面ゴチになりました」バケット デカモリ

浜面「ぐっ………大体なんだよ! 暇だから地球に寄った宇宙人が暇つぶし感覚で助けてくれるって!? デカデカと『大作ホラー、ここに参上!』って書いてあんのになんでSFバトル繰り広げんだよ!!」ウガー!

絹旗「あの展開は超度肝を抜かれました。なんて事ない普通の超C級ホラー映画かと思ってましたからね…うん、超奥深い」

浜面「タイトルからして変だろ! ロードオブザパイレーツトレジャーの金曜日ってなんだよ!? 『とりあえずメジャー作品の名前をジャンジャン付けとこうぜ』って製作側の思惑がヒシヒシと伝わってくるぞ!!」

絹旗「そう言ったタイトル名を楽しむのもB級映画の超醍醐味ですよ」

浜面「しかもエンドロール後になんか黒幕みたいな奴が出てきて意味不明な単語を連発するしよ! あれで続ける気かよ!」

絹旗「ああ、それでしたら本国でも超不人気だった為に製作中止になりましたよ?」

浜面「良かった……つまらないと感じるのは万国共通だったんだ」ホッ

絹旗「超良くありません。あそこまで面白い映画が製作中止とか超ガッカリですよ」ブッスー




滝壺「私も映画好きだな」オメメ ゴシゴシ

絹旗「浜面、超ザマァみろです! 滝壺さんがいれば百人力ですよ!」フフン

浜面「いやいや滝壺さん? あなた開始2分で俺にもたれ掛かってぐっすり寝てたじゃないですか?」ガビーン

滝壺「うん。映画って初めて観たけど凄く気持ち良く眠れるんだね……また来たいな」

絹旗「それじゃあ映画が超好きって言うのは内容ではなく………?」

滝壺「? ごめんね、きぬはた。内容までは覚えてないの」アクビ クアァ…

絹旗「そ、そうですか……いえ超謝らないでください。確かにあの程よい暗さは眠気を超促進させますから……」ガクーン

浜面「ま、その内まったく関係ない監督とスタッフでキャストを一新して2とか言って製作するんじゃないか?」

絹旗「むむ……。ソレはソレで超オイシイですね」

滝壺「……ねえきぬはた」

絹旗「なんですか? 滝壺さん」

滝壺「そのポップコーン、凄く良い匂いするね」

絹旗「超キャラメル味ですからね」

浜面「その特大ポップコーン、まだ半分以上残ってるな。さすがに食い切れなかったか」

絹旗「端からこれだけの量を館内で全部食べる気なんて超ありませんよ。残りは帰ってからDVDのお供で食べます」ムッフー

浜面「………太るぞ」ボソ




絹旗「なんか言いましたか浜面」ギロッ

浜面「いーや、なんも? 気のせいじゃねーの?」ドキリッ

絹旗「そうですか……」

浜面(危ねえ危ねえ…変に機嫌を損ねると怖いからなー)ホッ

絹旗「―――超聞こえてんですよアホ面」グギュ…

浜面「ちょ、そんな力いっぱいに拳握らないでー!」アセアセ

絹旗「誰が!」ドゴンッ

浜面「ぎゃあ!」ヒョイッ

絹旗「太るですか!?」ガゴンッ

浜面「ひい!」ヒョイッ

絹旗「超! 逃げんなあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ゴギンッ バガンッ ズガンッ

浜面「ば、バカー! 逃げなきゃ死ぬだろうがあぁぁ!!」カサカサカサカサ

絹旗「ちっ…しぶといですね。まるで超ゴキブリです」

浜面「誰がゴキブリか!」カサカサ



結標「なんか騒がしいわね~」スタスタ

禁書「なんか良い匂いがするんだよ…」スタスタ クンクン






絹旗「―――む?」ピクン

結標「――あら?」ジッ…

禁書「あわき、この人たちから良い匂いするかも!」

絹旗「………」ジッ…

結標(この子達は確か…『アイテム』の構成員だったわね。周りの空気からして今日はフリーって所かしら?)

絹旗(この女は『グループ』の空間移動の……。名前は確か結標淡希、でしたか。………隣にいるシスターはデータにありませんでしたが…いまはプライベート?)

浜面「ど、どうしたよ絹旗。あの子、お前の知り合いか?」オズオズ

滝壺「多分……暗部の人だよ」ボソ

浜面「暗部の? まさかまた俺を狙ってきたってのか………?」スッ

結標「物騒な玩具出さないでくれるかしら? こっちはオフを満喫してる最中なの。邪魔すんだったらコンクリの中に飛ばすわよ?」ギロッ

浜面「……………」グッ

絹旗「……滝壺さん、ポップコーンお願いします」スッ ワタス

滝壺「きぬはた?」サッ ウケトル

絹旗「2人は超下がっていてください。私が話しをつけますので…」

滝壺「きぬはた………無茶しちゃダメだよ?」

絹旗「ええ、超任せといてください」




絹旗「…………」ズイッ ペターン

結標「…………」ズイッ タユーン


浜面「くそ…! 戦力差は圧倒的じゃねえか! 絹旗…どうすんだよ!」ワクワク ドキドキ

滝壺「はまづら、黙って」ホッペ ムギュー

浜面「いひゃいいひゃい。ほへんははい、はひふほはん」ギリギリ

絹旗「『グループ』の超無駄出し女がこんな所で油売ってて良いんですか? いえ…その格好から察するに売ってるのは春の間違いでしたか」フンッ

結標(……ちょう…無駄出しぃ!?)ビキッ

結標「今日はオフだって言ったのが聞こえなかったのかしら? 『アイテム』のマセガキ。ここを通ったのだって偶然。それとあなた凄くうるさかったわよ? ゴジラかと思ったわ」フフンッ

絹旗(ご、ゴジラ!? ……仕事で邪魔してきたら超コロス!)ビキッ

絹旗「へえ~そうですか。そっちこそ何時ヨーロッパから日本に来たんですか? ザルドンさん。ああ、隣にいるシスターは大事な食料ですか」フフフンッ

結標(ザルドン!? この私がザルドン!?)ビキビキッ

結標「口だけは達者ね。ついでだからあの歌を聞かせてよ『ゴジラ ゴジラ ゴジラがやってきた』ってアホみたいな歌詞のヤツ」フフフフンッ

絹旗(アホ、みたい…? こ、これだからあの歌の魅力がわからない超ババアは……!!)ビキビキッ



結標、絹旗『(超)ぐぬぬぬぬぬぬぬ………………!!!!』ヒバナ バチバチ



浜面「ちょ、ちょっとー!? 話しをつけるんじゃなかったのかー!? 明らかにヒートアップしてますよー!」アセアセ

結標、絹旗『うっさい黙ってろ!!』

浜面「はい」キリッ




禁書「あっさりヘタレたんだよ」ビックリ

滝壺「大丈夫。私はそんなヘタレなはまづらを応援している」ニコ…

浜面「うん、ありがとうな滝壺……ところでチビッ子。お前なにナチュラルに話し掛けて来てんの?」ドンヨリ

禁書「………なんで? ダメなのかな?」キョトン

浜面「いや、ダメじゃねーけどよ…つかさっきからなに見てんだ?」

禁書「………」ジー オメメ キラキラー

滝壺「これ(ポップコーン)、欲しいの……?」

禁書「………」コックン ウナズク

滝壺「ちょっとで良い? これきぬはたのだからたくさんあげられないの」

禁書「うん! うん! うん!」コクン コクン コクン

滝壺「ん……」スッ バケット ワタス

禁書「ありがとう。そしていただきます」サッ バケット ウケトル

禁書「あーーーーーーーーーーーーーーーんっ」ザー ナガシコム

浜面、滝壺「」

禁書「むっく……むぐむぐむぐ…………ごっきゅん」ケップ…




禁書「ごちそうさまでした、なんだよ」ニパァ

浜面「な、な、なにしてんじゃあぁぁぁぁ!」ウガー!

禁書「なにを怒ってるの?」キョトン

滝壺「全部、食べちゃった……」シュン…

禁書「あまりの美味しさに我を忘れてしまったんだよ…」オソロシイ

絹旗「なにやら外野が超うるさいんです…け、……ど…」ポップコーン ジー

結標「ちょ……インデックス! あなたまだ食べ足りないの!? ここに来るまでたこ焼きとアイスクリームと白いたい焼き食べたじゃない!」ビックリ

禁書「すっごく甘くて美味しかったかも!」ニパァ

絹旗「DVDのお供が私の娯楽が夜のビッグイベントが幸せなひと時が」ブツブツブツブツ

滝壺「きぬはたごめんね……あの子あまりにも食べたそうだったから…」ショボン…

絹旗「い、いえ……超気にしないで下さい滝壺さん。あのシスターも喜んで食べてたみたいですし…それは…少し、残念ではありますが…」ゴニョゴニョ

禁書「あなたがポップコーンの人?」

絹旗「ええ、そうですけど………私になにか?」

禁書「美味しいポップコーンありがとうなんだよ!」ペコリ

絹旗「………はぁ。もう怒る気にもなれません」ガックリ

結標「悪かったわね。あなたのお菓子食べちゃって…」

絹旗「もう良いです。なんかこのシスター見てたら毒気超抜かれてしまいました…」




禁書「むむ違うかも。私の名前はねインデックスって言うんだよ?」

絹旗「イン…デ…ックス…?」

滝壺「変わった名前だね……」

浜面「どう考えても偽名だろ……」

禁書「あなた達の名前も教えて欲しいかも!」ニコニコ

絹旗「絹旗 最愛です。歳は……あなたよりも上だと…超思います」フンス

滝壺「滝壺 理后………よろしくね?」

浜面「まあ順当に行けば俺も言わなきゃなんねえよな。俺は浜面 仕上」

禁書「さいあいと、りこう。それとしあげだね! ねえねえ、さいあい!」グイグイ テ ヒッパル

絹旗「なんですか。言っときますがポップコーンはもうないですからね?」

禁書「3人も一緒にげーむせんたーに行こ?」ニコニコ

絹旗「ゲームセンター、ですか…」

絹旗(そう言えば久しく行ってませんでしたね)

浜面「ゲーセンって……ここの通りを抜けた所のか?」

結標「そうよ。ここって近道に良いから通ろうとしてたの。そしたら…」

絹旗「私達と超バッタリ会った。と……」

結標「そう言うこと。本当にオフだったんだからね?」フゥ…




滝壺「………ねえ、はまづら」クイ テ ヒッパル

浜面「滝壺? どうかしたのか?」

滝壺「……ゲームセンター、行きたいな…」ウワメヅカイ

浜面「俺や絹旗は良いけど……お前、体は大丈夫なのか?」

滝壺「うん。今日はちょっと調子良いか平気だよ」

浜面「………そうだな。熱もなさそうだし…」オデコ コツン

滝壺「はまづらのおでこ…気持ち良い…」トロン…

浜面「うん、大丈夫そうだな。それじゃゲーセンに寄ってくか?」

禁書「わーい♪ みんなでげーむせんたー!」ピョコンピョコン

結標「こーら。はしゃぎ過ぎない!」メッ!

禁書「う………ごめんなさい」ショボン…

結標「わかれば良いの。ほら、落ち込まない」アタマ ナデナデ

禁書「うん…! えへへ~…」テレテレ

浜面「それじゃボチボチ行くか?」

結標「そうね。完全下校時刻になる前に行きましょ」





絹旗「もちろんお金は浜面持ちですよね?」

浜面「ったく………しゃーねーな。今回だけだぞ?」

絹旗「さすがです浜面。いえ、超浜面!」イエーイ

浜面「現金なヤツ」ボソッ

絹旗「なんか言いましたか、クソ面」ギロッ

浜面「言ってません。なんにも言ってません!」

禁書「げーむせんたー楽しみだね、あわき、りこう」ルンルン

滝壺「そうだね。なんか可愛いのあると良いな…」ポワポワ…

結標「そうね。こんな大勢で行くの何年ぶりかしら」シンミリ

浜面、絹旗『(超)ババくさぁ……』ウワァ

結標「うん、コンクリの中に飛ぶか、上空800mまで飛ぶか選ばせてあげる☆」

浜面「出来れば女湯に」キリッ

結標、絹旗『(超)ぶっ飛べ!』

浜面「ぎえぴいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」



ここまでです
それじゃ病院に行って来るんだよ
退院いつになるかわかんないけど、退院しだい続き書くよ!
ではー

俺「クローン病って何?おいしいの?」
お前ら「ggrksg」

俺「…ね、ねぇ!クローン病って」
>>1「dmrksg」
俺「」


ググった
頑張ってほしいんだよ!

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