京介「一発殴らせろ」桐乃「は?」 (86)

桐乃「通報するわ」

京介「そうか…わるかった。」

桐乃「このことはお父さんに報告させてもらうから」

京介「それだけは勘弁してくれ!おせんべいあげるから」

桐乃「??」

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桐乃「あんた…それで私が許すと思ってんの?」

京介「あやせはおせんべいで許してくれたぞ?」

桐乃「は?あ、あんた……なんでここであやせがでてくんのよ…あたしのいない所であやせと何してんの?」

京介「それは…その…えー///」

桐乃「……」

桐乃「おとーさーん」

京介「ちょっ!ちょっ!おまっ!マジで勘弁してくれ!おせんべいやるから!なっ?なっ?」

桐乃「おとーさーん」

ドタドタ

大介「どうした桐乃…ん…?京介になにかされたのか」

桐乃「こいつが…わたしをぶん殴るって…!」

京介「……」

大介「それは本当なのか…京介」

京介「俺は…」

京介「俺はただ…おせんべいを食べてもらいたかっただけで…」

大介「といってるが桐乃」

桐乃「はあ?まじありえない。さっき確かに「一発殴らせろ」っていったし!」

大介「桐乃…京介は確かにせんべいの袋を持っているぞ…」

桐乃「…ちがっ!こいつせんべいやるから許してくれっていったんだよ!」

大介「なぜ せんべいである必要がある」

桐乃「それは……」

大介「桐乃…せんべいを食いたくないくらいで夜中に大声をだすんじゃない…」すたすた

桐乃「……」

京介「桐乃……」

桐乃「……は?」

京介「おせんべい 食ってくれるか?」

桐乃「は?マジキモいんですけど…こんな気持ち悪いもん食えるか!」

京介「そ、そんな」ふるふる

京介「俺は桐乃におせんべいを食って貰いたかっただけなのに…」

桐乃「……それとあたしを殴るのになんの関係があるの?」

京介「機嫌を直してもらうっていうシチュエーションが欲しかったんだよ!」

桐乃「は、はあ??つーかなんでそんなにせんべいを私に食べさせることに執着しているわけ?」

京介「お前じゃなきゃだめなんだ…」

桐乃「えっ」

京介「俺が持ってきたおせんべいを食べるのはお前じゃなきゃ駄目なんだ…」

桐乃「……キモっ」

京介「どうしても食ってくれないのか?」

桐乃「はあ?いまさっき暴力をふるおうとした奴が渡そうとした菓子なんて食えるか!」

京介「…どうしてもか?」

桐乃「キモい!ウザい!」

京介「なら仕方ないな」スッ

桐乃「?!」

京介「フン」バキッ

桐乃「は?」

京介「食べやすいように割ってやったぞ おせんべい」

桐乃「…………で?」

京介「食えよ」

桐乃「やだ」

京介「食え」

桐乃「やだっつってんだろ」

京介「食えええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!」

桐乃「ちょっと何大声だして…逆ギレしてんじゃないわよ!」

京介「食え…桐乃」ハアハア

桐乃「……」

京介「食わねば……殴る!」ふーふー

桐乃「今行ったよね!殴るって!」

京介「食っても殴る!」ふーーふーー

桐乃「お、おとー」ドゴッ「かはっ…」

京介「ふうすっきりした」

桐乃「あんた…ほんとに…ぐ…」

京介「おや まだ息があるか……」

桐乃「うう……」

京介「とりあえず俺の部屋に運ぼう」

京介の部屋

京介「さて…」

ラブリーマイエンジェルあやせたん

トルルルルルトルルルルルルルル

あやせ『なんですかお兄さんこんな夜中に』

京介「聞いてくれあやせ…俺は桐乃をぶん殴った」

あやせ『え…』

京介「おせんべいは食ってくれなかったが、腹パンはしてやったぜ」

あやせ『…』

京介「あやせ聞いてるか」

あやせ『桐乃は…』

京介「俺の部屋で寝てるよ。」

あやせ『………』ガチャ ツーツーツー

京介「さて…と」

どうすっかな

京介「俺の武器は…桐乃のノートパソコンと…おせんべいか…」

京介「ふむ…これであやせを封じることができるか…」

桐乃「う…うう……」

京介「お、起きたか…」

桐乃「た、たすけ…」

京介「おせんべい、食べるなら許してやってもいいぞ」

桐乃「食べる…食べるから…」

京介「そうか、じゃあ口開けろ。さっき割った奴入れてやるから」

桐乃「あが……」

京介「よーし、いい子だ」かさかさ

桐乃「んぐっ…」

京介「よっし入ったな。まだ噛むなよ」

桐乃「…」

京介「ふん!!」ドゴッ

桐乃「ゴハッ!!!」ブシャー!!

京介「ふん きたねえ花火だ」

桐乃「………」ピクピク

京介「しばらく眠っててもらおうか。これから俺は戦争しなきゃいけないからな…」

京介(さあ あやせ いつでも来い!)

……ファンファンファンファン

京介「……ん?」

ピンポーン

警察「警察でーす!開けて下さーい!」

京介「なん…だと…」

大介「なんだ なんの騒ぎだ!」ドタドタ

京介「くそ、あやせのやつ…容赦ねえな!くそっ」

桐乃「…………」

京介(窓から抜け出したはいいが、一刻もはやく隠れる場所をさがさにゃー)

桐乃「………」

京介「くそっ 重いなこいつ!」

京介(とりあえず…公園にいくか…)

公園

京介「ふう…」ドサッ

桐乃「ぐっ……」

京介「くそ…ノートパソコン置いてきちまった…俺の武器はおせんべい二枚か…」

トルルルルル ラブリーマイエンジェルあやせたん

京介「はい」

あやせ『約束通り桐乃を倒したみたいですね。』

京介「ああ…これから俺はどこへ行けばいいんだ?」

あやせ『どこもいかなくていいです。わたしもう既にお兄さんの側にいますから…』

京介「は?…ってうわ!!」

あやせ「こんばんは おにーさん」


京介「ほら、約束通り桐乃を倒してきたぞ」

桐乃「………が…」

あやせ「へえ、お兄さんもやるときはやるんですね」

京介「まあな。日頃の鬱憤もついでに晴らさせてもらった。」

あやせ「くすくす」

京介「なあ…そっちはどうなんだよ」

あやせ「心配いりません。加奈子ならここに ほら」

ゴロン

京介「げ、原型止めてないっていうか 首だけじゃねーか!!!」

あやせ「べつに倒したのには違いないでしょ?」

京介「くそっ ほんともう後戻りできないんだな……」

あやせ「はい おにーさん」

京介「くそ…桐乃わりーな…」

あやせ「お兄さん 感傷にひたっている場合ではありません。」

京介「そうだったな。」

あやせ「ええ、警察を呼んだのはあなたに踏ん切りをつけさせるためだったんです。恨まないでください」

京介「ま、わかっちゃいたさ。これから起こることを知ったらどーでもいいことさ」

あやせ「ふふ」

京介「で、さっそくやるのか?」

あやせ「はい、桐乃をここに寝かせて下さい」

京介「よっこらせ」桐乃「……う…う…」

あやせ「さてと…」

あやせ「穢土転生の術!」ニン!

桐乃「!?」

桐乃「いやあああああああああああああああああああ!!!」

京介「すまねえ すまねえ桐乃……」

>>18
何に転生する?

おりしかじり虫

しゅーーーーー

おりしかじり虫「……ん?」

あやせ「……あ…あれ?」

京介「どうしたんだよ。伝説のかじり屋 おしりかじり虫を転生するんじゃなかったのかよ…」

あやせ「ひ、一文字間違えてしまったんです!!」

おりしかじり虫「せやかて工藤」

あやせ「やかましい!」ドカッ!!

おりしかじり虫「がはっ…………」

あやせ「しかたありません…次の生け贄を探しにいきましょう。」

>>20誰を生け贄にする?

>>22誰を生け贄にする?

黒猫

京介「黒猫なんてどうだ?」

あやせ「いいですね。お兄さんの元彼女の厨ニ病邪気眼女なら生け贄にふさわしいです」

京介「おっし。まだ終電に間に合う。急いで黒猫んちに行くぞ」

あやせ「ええ……」

京介(すまねえ…桐乃……)

五更家

黒猫「……zzz」

珠希「おねーさま 起きて下さい」

黒猫「…ん 珠希 今何時だと思ってるの?早く寝なさい」

珠希「お姉様にお客さまです」

黒猫「闇からの使者……ですって?」

京介「よう」

黒猫「にいさん!どうしてこんな時間にわたしの家に…」

京介「>>26

>>28よろ

何も言わず俺について来てくれ

京介「何も言わずに俺について来てくれ」

黒猫「こんな時間に勝手に家に入ってきてそれはないでしょう?」

京介「頼む…黒猫」

黒猫「解ったわ…」

珠希「姉様…お出かけですか?」

黒猫「大丈夫、すぐ戻ってくるから。安心して寝ていなさい」ニコ

珠希「はいです!」

京介「……」



黒猫「…あなたは…」

あやせ「お久しぶりです」

黒猫「いったいどういうことなの兄さん」

京介「>>30

問答無用

京介「問答無用 お前は俺に従っていればいい ところで黒猫 おせんべいくうか?」

黒猫「茶化さないでにいさん。どうして貴方が深夜の私の家にスーパービッチ二号と一緒に来ているの?」

京介「おせんべい 食べてくれたら全部話してやるよ」

黒猫「おせんべい?」

京介「ああ、おせんべいだ。おいしいぞほらほら」

黒猫「やれやれ私も舐められたものね。私の右手に宿る闇の炎が溢れ出す前に夜王の言伝をおっしゃいなさい」

京介「食わなければぶんなぐる」

黒猫「…」

黒猫「…わかったわ 食べるわ」

京介「…そうか じゃあ割っといてやるよ フン!」パキッ

黒猫「あら、気が利くのね。」

京介「さ、俺の自慢のおせんべいだ。たんと食ってくれ」

黒猫「ねえ 兄さん 一つお願いしてもいいかしら」

京介「ん、なんだ?」

黒猫「せっかく割ってもらったのだから、兄さんも半分くらい食べてくれないかしら。わたしあまりお腹が空いてないのよ」

京介「え、えっと」

黒猫「駄目?」うるうる

京介「う……い、いいけど」

あやせ(…………)

黒猫「ほら兄さん」

京介「え、え?え?」

黒猫「言わせる気?ほら…あ、あーんして…」

京介(ま、まずい…俺がおせんべいを食べる訳にはいかない…!)

京介(あ、あやせ…フォローしてくれ…!)

あやせ「フン!!」ヴォン!!

黒猫・京介「グハッ!!」

黒猫「な、なにをするの…スーパービッチ」

あやせ「おにいさん、何をちんたらしてるんですか。ぶち殺しますよ!はやくこの女を半殺しにしてください!!」

黒猫「えっえっ」

京介「っと言われてもだな…こんな美味しいシーン滅多に」

あやせ「うるさい!しねええええええええ!!」ドガッ!!

京介「ぎゃああああああああ」

黒猫「あ、あなた達…なにが目的なの…警察呼ぶわよ…」

あやせ「…」

日向「何何何?!高坂君修羅場?!なにこの状況?!ねえねえ」ばたばた

珠希「……」

黒猫「あ、あなた達、家の中にいなさい!」

あやせ「あらあら…かわいい妹さんがいるんですね…でももうお別れです。」

黒猫(くっ 何なの?この禍々しいオーラは…)

あやせ「…」スっ

黒猫(消えた!?)

日向「あ、あれ…るりねえの恋敵が消えた?!おっかしいなあって、え…」

あやせ「動くな」

黒猫「日向!」 珠希「ひっ」日向「包丁?!え、え、これヤバい感じ?!」

あやせ「さあて」

あやせ「黒猫さん…でしたっけ。」

黒猫「…」

あやせ「この子の事を思うなら…」

黒猫「わたしは何をすればいいの…?…なんでもするから日向を離しなさい!」

日向「ひっく…るりねえ…」

あやせ「>>35

キタキタ踊りをしなさい

あやせ「キタキタ踊りをしなさい」

京介(あやせの奴、黒猫がぜったいにやらなそうなことをあえて…)

黒猫「…わかったわ」

日向「るりねえ…」

ヒーラリヒラヒラ……ヒヒラリラー…

京介(黒猫…顔真っ赤だ、かなり怒ってるな)

黒猫「…踊ったわよ。さあ日向を離して」

あやせ「…」グサッ

京介「ハッ?」 黒猫・珠希「」日向「あ…」

あやせ「離すと思ったんですか?」

日向「たま……る……にげ…」

あやせ「ふん!」ブシャーーーーーーー!!

京介(日向ちゃんの鮮血が…)

黒猫「う、うあああ ああああああああああああああああ」

珠希「>>37

綺麗だなー(現実逃避)

珠希「ほわー綺麗ですーくすくす」

あやせ「次はあなたです」ニッコリ

黒猫「止めて!珠希逃げて!」ガシッ!

京介(速い!黒猫のやつ、あやせに掴み掛かりやがった)

珠希「おねえちゃん。動かなくなっちゃいました キャハハ」

あやせ「な、何をしてるんですお兄さん!この妹さんを始末してください!!」

京介「えっ俺?」

あやせ「他に誰がやるっていうんですか!わたしは黒猫さんで精一杯なんです!」

黒猫「よくも!よくも日向を~~!!」

京介「し、しかしだな…いくらなんでもこんなに小さい子を始末って」

あやせ「はやくして下さい!!ぶち殺しますよ!バレたら後が無いんです!」

京介「わかった…わかったよ…」

珠希「おねえちゃん冷たくなってきちゃいました。お兄ちゃん…」

京介「>>39

チンすれば治るから

京介「チ、チンすれば治るからさ!」

珠希「そうなんですか~てっきりお姉ちゃん死んじゃったのかと」

京介「そ、そう大丈夫だから。ちょっと俺と隅っこにいこうな」

珠希「はいです!」

京介「う…」(やれるのか?)

珠希「…」

京介「とりあえずおせんべい 食うか?」

珠希「はいです♪」

京介(すまん黒猫…)

珠希「わーい ぱくっ もぐもぐ おいしいです♪」

京介「ごめんな…珠希ちゃん……本当 ごめんな……」

珠希「う…」パタッ

京介「…麻酔入りだ」

京介(さてどうする)>>41

日向の横に寝かせる

あやせ「ぐぬぬぬぬ」

黒猫「よくも!よくも!!」

珠希「すう…すう…」

京介「…ばれないようにっと」そろそろ

京介(こんな小さい子までまきこむなんてこと俺にはできん!このまま眠っててくれよ…)

あやせ「ちょっとお兄さん!始末したのならこっちを手伝ってください!」

黒猫「よくも、よくも日向を~!」ぐぐぐ

京介「く、黒猫…」(あやせが押されている…)

京介(どうする)
>>43

黒猫に謝りながら、羽交い絞めにして動きを封じる

京介「すまん黒猫!」ガシッ

黒猫「な、何をするの兄さん!あいつは日向を!」

京介「…」

黒猫「にいさんまで」ふるふる

あやせ「ふー ふー 手こずらせてくれましたね黒猫さん。わたしに恥をかかせたこと思い知らせてあげます」

京介「お、おい 穢土転生するんじゃないのか」

あやせ「だからこの女を>>45に転生してやるんです!!」

メルル

黒猫「な、なにを言ってるの?は、はなして」

あやせ「穢土転生の術!」

黒猫「いやああああああああああああああああ」

しゅーーーーーーーーー

京介・あやせ「………」

???「はあ!はあ!はあ!あ、あれ…どうなってンだよ…たしかあたし…あやせに首を…ってうわあああああああああああ!!!」

京介「これって加奈子だよな」

あやせ「…メルルのコスプレをした加奈子ですね」

加奈子「うわああああああ、こっちくんなああああ!!」

京介「おいまてって あやせぇ どうすんだよ…」

あやせ「…まあ、いいんです。実際加奈子を殺したのは穢土転生でよみがえらせる必要があったためですし」

京介「はあ…よくわかんねー」(黒猫すまん…)

加奈子「ひい!こっちくるな…」

あやせ「かーなーこ?」ニン!

加奈子「ビクッ!う、動けない」

あやせ「この>>47という命令が描かれたお札をつけたクナイを頭に突き刺せば穢土転生の完成です♪」

京介(おれもびっくりしたよ、あやせが伝説の三忍の大蛇丸の末裔だって知ったときは…)

絶対服従

あやせ「…」ザシュ ザシュザシュグチャア

加奈子「あっ あっ あっ」びくびくびくん

京介「…も、もっとやさしくやってやってもいいんじゃ…」

あやせ「お兄さんはだまっててください。これは加奈子のお仕置きもかねているです」

加奈子「…」ぷしゅー

あやせ「これで加奈子はわたしの奴隷です。」

加奈子「あやせ様~なんなりとご命令しちゃってくれヨ~」

京介「はは、ははは口調はいつもの加奈子なのな」

あやせ「余計な犠牲者がでてしまったけれど、とりあえず一歩ですね…」

京介「…ああ」

あやせ「桐乃のためにも…完成させなければなりません。エクストリームメルルを!!」

京介「スーパーメルル??!」

あやせ「穢土転生された加奈子に柱間細胞を組み込むことで完成するスーパーメルル…さらに伝説のかじり屋おしりかじり虫のもとで仙道を極めることでエクストリームメルルに昇華するんです」

京介「それが…俺たちの唯一にして最後の手札なんだな…」

あやせ「いままでだまってて申し訳ありませんでした。」

京介「いや…それでこの戦いが終わるなら…構わないぜ」キリッ

あやせ「おにいさん…」

京介「次は柱間細胞だな 所在は解っているのか」

あやせ「候補はしぼりましたが…確実には…」

加奈子「あのよ~」

京介「加奈子いま忙しいんだ。黙っててくれ」

加奈子「いや最後まで聞けヨ!加奈子~柱間細胞ならよ~どこにあるか知ってるぜ?」

京介「なに?」

あやせ「本当なの加奈子?!」

加奈子「まあな 柱間細胞なら>>49が持ってるゼ」



今日の夜またくるよ。 おやすみ

姉貴

京介「加奈子の姉貴が柱間細胞を…?」

加奈子「加奈子の姉貴ってさーマンガ家なんよ~それで~マンガの取材でどっかの研究所にいったときに貰ったらしいゼ」

京介「おいおい。そんな簡単にくれるもんなのか」

加奈子「なんか簡単に作れるってんでノリノリで分けてもらったらしいゼ。」

京介「まじかよ」

加奈子「でもよーなんかその研究所。iPod細胞とか言うのに喧嘩うってー結構干されてるらしいゼ。」

あやせ「iPS細胞ね…ってそれってSTA…」

京介「まあとりあえず加奈子んち行くか?」

あやせ「そうですね」

加奈子ん家

彼方「加奈ちゃんおかえりー」

加奈子「おう ただいま~」

京介「し、失礼します…」

彼方「あれあれあれ~ うわーうわー 加奈ちゃんの 彼氏だ~♪」

京介「ちょ ちが」

加奈子「おい!あやせ様と相談して、そういう設定でいくっていったべ?」こそこそ

京介「すまん…つい」(ハー 加奈子と俺が ありえねーだろ)

彼方「ところでー加奈ちゃん白目が黒いけど大丈夫?」

加奈子「え?あ、あーなんか頭からひっくりかえっちまってヨ。心配すんなヨ」

彼方「ふうーん。京介くん ちゃんと加奈ちゃんエスコートしてあげてよ~?」

京介「任せてくださいよ。加奈子は俺の大切な彼女ですから、もう二度とケガなんてさせませんよ!」(ちっくしょーなんでこんなガキと…)

加奈子「へへへー京介///」

京介(チッ)「あ、すいません彼方さん。お手洗いかりてもいいですかね」

彼方「うん いいよ 加奈ちゃん案内してあげて~」

加奈子「へいへい 京介ぇ~便所こっちだぜ~」

京介「…」

加奈子「きししし、京介~なんなら本当に加奈子の彼氏にしてやってもいいゼ?」

京介「おい、そんなことより柱間細胞はどうすんだよ」

加奈子「あ?加奈子の方が先に質問してんですけど?はやく答えろヨ ヘタレ」

京介「…」イラッ

加奈子「こんな可愛い加奈子様の~彼氏になれるんだゼ~。ありがたく受けんのが男だロ」

京介「>>52

いいよ

京介「いいよ。俺ロリコンだから」

加奈子「え…い、いいのかよ。ってロリコンって加奈子みたいな淑女を捕まえてそれはねえーんじゃねえの///」

京介「加奈子…俺は本気だぜ。」

加奈子「…でもヨ。加奈子の頭に、呪印つきのクナイはいってんじゃん…どーせ京介と付き合ってもあやせ様に邪魔されんヨ…」

京介「安心しろ加奈子!誰にも俺たちの恋路を邪魔させたりしねえ!俺に任せとけ!」

加奈子「京介ぇ…」ウルウル

京介「すこし我慢してろ」ズブッ!

加奈子「あっ、あっ、///」ピクピク


京介「オラー」ずぶグチャー!

加奈子「げええー」びくん!

京介「ハアハア…やったぞ加奈子。お前を縛る呪印つきのクナイがとれたぜ!」

加奈子「はあはあ…ありがとよ京介。くっそーあやせのやつ。あたしを殺して穢土転生として利用するなんて許せねえ…!」

加奈子「ゼッテー倍返しにしてやんぜ」

京介「しかしだな加奈子…お前勝算はあるのか?あの…あやせだぜ」

加奈子「……」

加奈子「……」ガクガクブルブル

京介(めちゃくちゃビビってるじゃねーかこいつ…かわいいなあ)

彼方「加奈ちゃーん なんか遅いけど大丈夫ー」

加奈子「あ、ああ姉貴…京介のやつデケえの出しやがってよ」

彼方「別に加奈ちゃんトイレの前で待ってなくてもいいじゃん。」

加奈子「い、いやーそれが京介のやつぶりぶりぶりぶりすげー音でよ~彼女の家に来たんだから少しは遠慮しろってんだよなー」

京介(はあー??)

彼方「きゃははは、京介くんぱねえー!さっすが加奈ちゃんの彼氏だね☆」

加奈子「な、なんだよそれー///」

京介(へっ…すこしからかうつもりで言ったんだが、別にこいつの彼氏もわるくねーかもしれないな…)

京介「おい…それより加奈子 柱間細胞」

加奈子「もう別によくねー?京介ぇ加奈子と付き合うんだろ?もうあやせの言うこと聞かなくていいし」

京介「しかしだなぁ」(そうか、加奈子は俺たちがなんのために行動してるのか知らないんだっけな)

京介「加奈子、生身であやせに敵うと思ってんのか?」

加奈子「……」ガクガクブルブル

京介「それみろ、なんにせよ。柱間細胞でパワーアップすることは俺たちにとって必要不可欠なんだよ」

彼方「んでー今日は彼氏の紹介だったのー」

加奈子「んー、実はそれだけじゃなくってヨ」かくかくしかじか

彼方「柱間 細胞」ピク

京介(彼方さんの顔つきが変わった…)

彼方「加奈ちゃんが柱間細胞に興味もつなんて意外だなーんーまあいいけど」

彼方「柱間細胞ならわたしの部屋で培養してるよ。少し持ってきてあげるからちょっと待ってて☆」

加奈子「ありがとよ 姉貴!」

京介(やけにスムーズだな…いやな予感がする…)

彼方の部屋
彼方「えーっと 培養装置っと」

???「…………」

彼方「?…なんか気配が…」

???「…………」ガタっ!

彼方「!!」

???=>>57

フェイト

フェイト「なのは…」

彼方「あ、こちら失職して次元の闇に意識を飲まれたフェイトさん!」

フェイト「なのはは恋人だ…」

彼方「ちょっと邪魔だからどいててネ☆」ガサガサ

フェイト「やりなおしたい…」

彼方「よいしょっと タッパーでいいよネ☆」

フェイト「………」

彼方「じゃねー☆」バタン

フェイト「グスッ…」

彼方「柱間細胞持ってきたよ~」

加奈子「おう ありがとな 姉貴」

彼方「いいのいいの~☆加奈ちゃんがどんなプレイしてるかなんてあたし気にしないんだからね☆」

加奈子「ちょっ姉貴 加奈子達まだ付き合い始めたばっかで、そこまで…」

彼方「またまたてれちゃって~」

京介「はは、はははは」

彼方「で、まじめな話 柱間細胞を何に使うのかな?」

京介「ギクっ!ええーえーっとですね~」(まずいぞ、加奈子をスーパーメルルにするなんていったら、変に怪しまれちまう…ここはなんとかごまかさなければ)

京介「>>60

首になったって設定で
>>62

フェイトは桐乃の妹空を盗作した奴だよ

京介「彼方さん、これは俺達の愛の障害に打ち勝つためなんです」

彼方「……」

加奈子(京介…///)

彼方「あわ、あわわわ…加奈ちゃんたち一体どんなマニアックなプレイを企ててるの~☆」

彼方「でもプライベートのことだから、聞かないどいてあげるね☆」

京介「あ、ありがとうございます!」



京介(さて……とりあえず加奈子に柱間細胞を組み込むか)

加奈子「京介ぇーとりあえずよーあやせに見つかんねえよおにしねーとなー」

京介「そうだな」(俺たちの恋路を邪魔する奴はたとえあやせであろうと容赦せん!)

あやせ「おにーさん」

京介・加奈子「ひいっ!」

京介「あ、あ、あ、あやせさん いつからそこに…」

あやせ「それよりお兄さん、ポケットの中みてみてください」

京介「え…」ガサ「なっ、これって盗聴器??!」

加奈子「お、おいってことは全部聞かれてたってことかヨ?!」

あやせ「かーなーこ?」ニッコリ

加奈子「ひいい!」

京介(くそっ時間がない!どうする!)

京介「加奈子ッ!>>66

京介「加奈子ッ!コレをもってあやせのところに走れ!」

加奈子「や、やだよ!なんであたしが」

京介「大丈夫だ! 俺を信じろ」

加奈子「し、知らないからな!ちくしょー」たたたった

あやせ「な、何をする気です!」

京介「俺が立った今、加奈子に託したもの…!それは!!」

京介「起爆札だ!」

加奈子・あやせ「えっ」

ボコーーーーーーーーーーーーーーン!!!!

あやせ「」ぷすぷす

京介「あやせ悪く思うなよ」

あやせ「」ドロン!

あやせ「まったくお兄さんはたいした奴です…」

京介「か、影分身…」

あやせ「本来 穢土転生というのはそうゆうふうに使うものだと言い伝えにあります。お兄さんなかなか忍者の才能があるんですね。」

あやせ「すこし見直しましたよ」

京介「あ、あやせ…これには深ーいわけがだな。」

あやせ「お に い さ ん」

京介「ヒイ!」

あやせ「しかし困りましたね。お兄さんがわたしを裏切るなんて…わたし少しがっかりしました…」

あやせ「わたしを失望させた責任…とってくれるんですよね」

京介「あ、ああ、あやせは少し勘違いしてるんじゃあないか?」

あやせ「勘違い?」

京介「あ、ああ、あくまでさっきまでのやりとりは柱間細胞を回収するためであって、けっして加奈子に情が移ったわけじゃない」

あやせ「…」

京介「騙すなら味方からってな?な?そのほうがてっとりばやく事が運びそうだって思ったんだよ ははは」

あやせ「そう、だったんですか」

京介「あ、ああ、男に二言はない」

あやせ「よかった…わたし こうなったらお兄さんを生け贄にしておしりかじり虫を穢土転生しなければならないと思って、それがすごく嫌だったんです」

京介「そ、そうかーはは、ははは」

加奈子「京介ぇー裏切るのか てめー」しゅー

京介「さ、あやせ…加奈子に絶対服従の札を刺して、次の生け贄を探しにいこうぜ」(すまん 加奈子…こうするしかねーんだ)

あやせ「そうですね。…さーて かーなーこ ぶち殺しますね」ニンっ

加奈子「ひ、ひいいいいいいいいい」

あやせ「さて、次の生け贄ですが」

京介「なあ、俺たち本当に>>69と戦わなくっちゃなんねーのか?」

あやせ「いまさら何をいってるんです。>>69と戦うために桐乃や黒猫さんが犠牲になってるんですよ?」

加奈子「オイ!加奈子は犠牲じゃねーのかヨ!」

あやせ「うるさい」

加奈子「ウッ!」ビクッ

京介「とりあえず加奈子、次の行動に移る前にお前に柱間細胞を植え付けなければならないわけだが」

京介「えーとあやせ、どうすんだ?」

あやせ「あ、それならわたしに任せて下さい」

京介「あ、ああ このタッパーの中に入ってるらしいが」

あやせ「わかりました」

加奈子「あ、あやせ様~やさしく頼むぜ~」

あやせ「…………」

地味子

加奈子「ごはああああああああ」

あやせ「……」

京介「これで加奈子はスーパーメルルに…ってあやせ どうしたんだよ…うなかい顔してよ」

あやせ「こ、これは…柱間細胞ではありません」

京介「な、なに?!加奈子どういうことだ…!」

加奈子「し、しらねえヨ!加奈子なんも悪くないしってぎゃああああああ、体が!体が朽ちる」

京介「ああ、加奈子が…」

あやせ「消えていく」

京介「……そ、そんな…」

???「きょうちゃんごめんね。頑張ってるところ悪いんだけど…わたしが邪魔しちゃったんだ」

京介「ま…麻奈美?」

麻奈美「そのタッパーの中身は柱間細胞ならぬSTAP細胞いやただのネズミの死細胞だよ」

あやせ・京介「なんだってーーーー」

京介「どおりでくせーと思った!」

あやせ「ま、まずいですお兄さん…」

京介「あ、ああ…加奈子も消えちまった。これで打つ手なしかよ…畜生」

麻奈美「きょうちゃん わたし悲しいな。きょうちゃんがわたしと戦争しようだなんて」

あやせ「おねえさん。どういうつもりか知りませんけど、どうしてあなたは千葉全土を焼き払う計画を立てたんです…」

麻奈美「聞きたいことはそれだけ?あやせちゃん」ギン

あやせ「う…」びくっ

京介(あ、あやせが竦んだ?)

麻奈美「いいよ教えてあげる。わたしがうずまき一族の末裔である沙織ちゃんに輪廻眼を埋め込んで神羅天征で千葉をぶっ飛ばそうとしている理由」

京介「ごくり」

麻奈美「わたし、気づいちゃったんだよ どう頑張っても千葉県民は都民にはなれないってことに」

京介「そんな理由??!」

あやせ「た、たしかに」ブルブル

京介「納得しそうになってる!?」

麻奈美「こうなったら千葉を吹っ飛ばして、千葉県自体を消滅させるしかない。わかってくれないかな あやせちゃん きょうちゃん…」

京介「納得いかねーよ麻奈美」

麻奈美「駄目かな…きょうちゃん。」

京介「ああ、駄目だね…お前が恐怖してること…それは千葉をぶっ飛ばすことで解決することなのかよ!?千葉をぶっ飛ばしたら、お前は都民になれるとでも思ってんのか?」

京介「もしかしたら、一個とんで埼玉県民になっちまう可能性だってあるんだぞ!わかってんのか麻奈美!!」

麻奈美「そ、それだけは嫌!!絶対!!」

京介「だろ?!あんなださい名前の県民になんか俺だってなりたくない!お前の言ってることはリスクがデカすぎるんだ!!」

あやせ「おにいさん…さすがにそれはたまたま県民さんに失礼なのでは…??」

京介「お前が一番ひどいこと言ってねえか?」

麻奈美「そ、そうだけど…わ、わたしにはこの方法しか…もうないんだよ。」

麻奈美「きょうちゃん わかってよ もう千葉県民であるわたしの存在自体に絶えられないんだよう…」ぶるぶる

京介「ま、麻奈美?」

麻奈美「ごめんね?きょうちゃん 口寄せで沙織ちゃんよんで神羅天征してもらうね?」

京介「や、やめろー!!!」

麻奈美「口寄せの術」ドロン!

沙織「……」

沙織「おやおや京介氏ではありませんか~」

京介「さ、沙織…お前 その眼…」

沙織「いやはや…麻奈美さんに寝首をかかれてしまいましてな~申し訳ありませぬ」

麻奈美「沙織ちゃん。取り込み中悪いんだけど、さっそく神羅天征してもらってもいいかな?」

京介「や、やめろォ!!麻奈美ェ!!」

あやせ「もう、おしまい…」ぶるぶる

京介はこの危機的状況の中、これまで関わってきた仲間達をことを感じた。
桐乃『人生相談があるの』
黒猫『にいさんにかけた呪いはまだとけてないわ』
あやせ『気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い』
加奈子『あのさ?京介ぇ 加奈子のマネージャーもいっかいやる気ない?』
おりしかじり虫『せやかて工藤』
大介『[ピーーー]』



京介「あやせ 人生相談があるんだ。」

あやせ「こ、こんなときになにをいいだすんです!千葉が 千葉が滅びるんですよ?!」

京介「いいから 俺を生け贄にして >>75を穢土転生するんだ!」

桐乃

あやせ「桐乃を??!」

京介「ああ!あいつなら麻奈美を!そして沙織をきっと止めてくれる!」

あやせ「しかし、それではお兄さんが…」

京介「俺のことはいいって、こんなこと頼めんのは穢土転生を使えるあやせだけなんだぜ」

あやせ「おにいさん…わ、わたし…むりです…だってわたし…おにいさんのこと…」

京介「すまねえな 俺が愛してるのは加奈子だけだから」

あやせ「このロリコンがあああああああああああああああああ!!!!」ニン

京介「ぐわああああああああああああああああ」しゅうううううううう

桐乃「…………」

桐乃「…は?あたし…京介に殴られて…あれ…あれ…」

あやせ「桐乃…!」

桐乃「あやせ?なんでここに…ってここどこよ?!」

あやせ「加奈子の家の近く だけど」

桐乃「え、えーっとあたし、状況がいまいちよくわかんないんだけど…」

あやせ「今、おねえさんが千葉県であることに絶望して沙織さんをけしかけて千葉を吹っ飛ばそうとしてるところなの!」

桐乃「えっえっ?確かに地味子と沙織はいるけど えっ えっ?」

あやせ「お兄さんは死んだ桐乃を生き返らせるために穢土転生の生け贄になったの!それで桐乃は生き返ったんだよ!!」

桐乃「え、京介が生け贄?つーか穢土転生って何?ちょっとあやせわかるように説明して?」

あやせ「うーーー 」(もう!お兄さん!なんで桐乃なんかを転生する必要があったんですか…)

麻奈美「桐乃ちゃんだーこんばんはー」

桐乃「…地味子…別にあいさつとかいらないし」

麻奈美「うん、でもこれできっとお別れだから。記念にって」

桐乃「は?あんたとはもうずっと前からお別れしてるんですけど…」

麻奈美「桐乃ちゃんはそうだったかもしれないけど わたしはそうは思っていなかったんだけどな…」

桐乃「チッ…うざっ」

麻奈美「あやせちゃんのいう通り、わたしはこれから千葉をぶっ壊すんだよー」

桐乃「は?なんか頭逝っちゃったの?んなことできるわけないじゃん。妄想乙」

麻奈美「わたしね きょうちゃんに説得されて今少しゆれてたんだけど、きょうちゃん 桐乃ちゃんを生き返らせるために生け贄になって死んじゃった。」

麻奈美「ずっとずっと大好きだったきょうちゃん…桐乃ちゃんのせいで…」ビキビキっ

桐乃「はあ?だからあたし生きてるし。あやせといい何いってんの?皆で集まってヤバい薬でもやってるんですかー?」

あやせ「桐乃…全部本当なんだよ?」

桐乃「そんなNARUTOみたいな話信じられるかっつーの 崖の上から少年ジャンプしてろっつーの」

あやせ「桐乃のバカ!!なんでわかってくれないの?お兄さん死んじゃったんだよ!!!」

桐乃「…」

桐乃「え……なにいってんの あやせ あいつがどうして死ぬの?」

麻奈美「ねえ あやせちゃん 話が進まないからもうぶっ放しちゃっていいかな?」

あやせ「待ってくださいお姉さん。いまいいところなんですから 桐乃聞いて!」

桐乃「……」

桐乃「話して あやせ 本当の事 京介はどこにいるの?」

あやせ「桐乃 お兄さんは桐乃の中にいるんだよ…」

桐乃「だから意味わかんないって!」

あやせ(桐乃…嘘つくけどごめんね)

あやせ「桐乃!最初から離すからよーく聞いて!」

あやせ「あの夜わたし達は仕事も終わって酔って浮かれていたの。そしたら加奈子がカラオケいこうって言い出してわたし達も同意した」

あやせ「カラオケにつくとすかさず加奈子が受付にビールを注文した「ねえちゃんビール三つ!」ってね。これがわたし達の過ちだった」

あやせ「そのカラオケで受付をやっていたのは家計に困ってやむなく夜のバイトをしていた五更日向ちゃんだったのよ!」

桐乃「ひ、日向ちゃんがどうしてここで?!」

あやせ「いいから聞いて!加奈子って見た目がガキじゃない。日向ちゃんはきっと自分とそんなにかわらないぐらいのガキがお酒を注文したと思って不振に思ったんでしょうね。店長に言って警察に通報したみたいなの」

あやせ「そしてそれがわたし達にとって最悪の自体に働いてしまったの…私たちを捕まえにやってきた警察は桐乃のお父さんだったのよ」

桐乃「ひえっ お、お、お父さん?!」

あやせ「このままじゃ桐乃が桐乃のお父さんに補導されちゃう…そう思った私は隙を伺って裏口から逃げることを提案したんだけど加奈子が…」

あやせ「こうなったらここで果てるが武士の定めとかいいだして、背後からビール瓶でお父様を殴って気絶させ、日向ちゃんを刺し殺したの…」

桐乃「は?はあああああああああああああ?日向ちゃん殺したって本当なの?それって それって殺人…」

あやせ「死体を放置したら不味いってことになって加奈子は遺体を処分するからって私達に桐乃のお父さんを任せて言ってしまった。」

あやせ「私たちはお父さんをどうするか考えてたんだけど、ここはお兄さんに相談しようってことになって」

あやせ「すぐにお兄さんを呼び出してお父さんを引きずって桐乃の家まで持って言ったんだよ覚えてない?」

桐乃「あのさ…ぜんぜん覚えてないんですけど っていうかそろそろ無理ありすぎない?」

あやせ「桐乃はもう出来上がっちゃってたから…ソーラン節踊ってたし」(いらいら)

桐乃「ソーラン節?」

あやせ「う、うん それで加奈子と加奈子ん家で待ち合わせしてたんだけど、加奈子遅くてお兄さんが様子を見にいったんだ」(あーもうめんどくさい)

あやせ「そ、そして五更家の姉妹を殺し終えた加奈子の鋭い眼差しに一目惚れしたお兄さんが、加奈子に求婚してそれを傍らでみていたお姉さんが発狂して沙織さんに相談して金に力で二人を抹殺したのよ!そしておにいさんという存在を失って千葉市に絶望したおねえさんと沙織さんが凶暴して千葉市を吹っ飛ばそうとしてるっていうことなの」

桐乃「ごめん あやせ もう後半無理あり過ぎて聞いてなかった」

あやせ「桐乃のばかーーーーーーー!!」

桐乃「あたし帰る」

麻奈美「いいの 桐乃ちゃん 千葉が消えちゃうんだよ?」

桐乃「は?だからありえないってんでしょ?あたし明日朝練あるから帰る」

麻奈美「本当に、いいの?」

桐乃「あんたたちのバカみたいな話に付き合ってられるかっつーの」

麻奈美「……」

桐乃「だいたい、シスコンのあいつがわたしを置いて殺されるっていうのがおかしいって」

桐乃「あいつはあたしのためだったらなーんでもしてくれる。あたしが相談したらなーんでも叶えてくれる」

桐乃「そんなアイツがあたしを置いて殺されるはずがない!」

あやせ「桐乃…」

桐乃「じゃ そういうことだから」

その日 京介とあやせの奮戦むなしく千葉は跡形もなく消え去ったという

荒野 見渡す限り続く荒野

ここがかつて東京の南に位置した千葉県であると信じるものはいない。

千葉なんてなかった。誰もがそう信じるようになった。

???「たしか…ここだった気がするんだけど」

旧高坂邸 かつてここには睦まじい兄妹が暮らしていたという

ここもまた千葉を襲った千葉メテオインパクトの影響で廃墟と化しているのだが…

???「いるんですよね?桐乃さん…」

桐乃「……」

桐乃「ブリジットちゃん 久しぶりだね…」

ブリジット「桐乃さん!」

久しぶりの再会に涙するブリジット。桐乃は胸に飛び込んできたブリジットを優しく包容する

桐乃「よく頑張ったね ブリジット…いやアルファ・オメガといった方がいいのかしら。ずっと貴方の活躍見てたよ」

ブリジット「ブリジットって呼んでください。」

桐乃「東京は地味子の手に落ちたのね…」

ブリジット「すみません。わたしが至らないばっかりに」

桐乃「加奈子もあやせも沙織の輪廻転生の後に地味子の手に落ちた…今はタナトスとダークウィッチメルルだったっけ。」

桐乃「かつて流行ったアニメと同じ名前になるなんて皮肉よね。残る千葉残党軍の戦力はブリジットちゃん 貴方だけか…」

ブリジット「…ぐすっ」

ブリジット「でも、でもあやせ様もかなかなちゃんも、洗脳さえとけば、きっとわたし達の味方になってくれるはず!わたしが頑張れば千葉は救われる!」

桐乃「ブリジット…話があるの」

ブリジット「えっ」

桐乃「このタッパーなんだけど…」パカっ

ブリジット「こ、これってまさか」

桐乃「そうよ これが伝説の柱間細胞いえ…STAP細胞と今はいうのかしら」

ブリジット「小保方先生が行方をくらます前に残したとされる伝説の細胞… 本当にあったんだ…」

桐乃「あまり気は進まないんだけど、これをあなたに託す。使うか使わないかは貴方しだいよブリジットちゃん」

ブリジット「ありがとうございます!」うるうる

ブリジット「あの…桐乃さん…」

桐乃「なに?」

ブリジット「よろしければ、私達のアジトに来ませんか?桐乃さんが純粋な千葉県民だと知ればみんな歓迎してくれると思いますし」

ブリジット「ちょっとは…」

桐乃「ちょっとはましになるって?」

ブリジット「え、えっと…」

桐乃「いいの、あたしはずっとここにいる。」

桐乃「待ってる奴がいるんだ」

ブリジットは思い出す。かつて喫茶店で桐乃と一緒にいた青年を。一見地味だが頼もしくやさいい好青年。

桐乃はずっと待ち続けている

桐乃「待ってるよ 京介」

おわり

次回予告

消滅した千葉を取り戻すため、一人戦う少女ブリジット・エヴァンス!
奮戦むなしく、ブリジットは消耗していく…
せまりくるかつての仲間。削られる精神…疲弊しきったブリジットは桐乃に託された禁忌のタッパーを開けようとするのだが
???「まだ、それを開くのは速いです」
彼女の前に現れたのは、殺されたはずの五更珠希だった!

次回 ほしくずウィッチメルル外伝Ω Distiny「墮天使再び」

なーんてね

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